WO2016158983A1 - 産業用マガジンラック - Google Patents

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亮二 齋藤
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Abstract

 小型かつ大容量にして板状部材の脱落を確実に防止でき、かつ平面サイズが異なる各種の板状部材を収納可能な産業用マガジンラックを提供する。第1側板(3A)と、第1天板(4A)と、第1底板(5A)とを一体に組み合わせて、断面コの字形の第1ハーフ(6)とする。また、第2側板(3B)と、第2天板(4B)と、第2底板(5B)とを一体に組み合わせて、断面コの字形の第2ハーフ(7)とする。これら第1及び第2のハーフ(6、7)をスライド可能に組み合わせて、ラック本体(8)を構成する。ラック本体(8)の端部に、第1及び第2のストッパ部材(20A、20B)をスライド自在に取り付けると共に、第1底板(5A)及び第2底板(5B)の厚みの範囲内に、ストッパ部材(20A、20B)を下向きに付勢するばね部材(25)を配置する。

Description

産業用マガジンラック
 本発明は、プリント配線基板、液晶基板、ディスク基板及び半導体ウエハ等の板状部材を収納保持する産業用マガジンラックに関する。
 産業用マガジンラックは、製品の製造ラインにおいて、基板材料である板状部材の搬送に使用される。例えば、プリント配線基板に所要の電子回路部品が実装された実装基板を製造する製造ラインにおいては、プリント配線基板の製造工程と電子回路部品の実装工程とを繋ぐ搬送ベース上に産業用マガジンラックを設置する。そして、プリント配線基板の製造工程にて製造された複数枚のプリント配線基板を空の産業用マガジンラック内に順次収納した後、この産業用マガジンラックを電子回路部品の実装工程に移送する。電子回路部品の実装工程においては、産業用マガジンラック内に収納されたプリント配線基板を1枚ずつ取り出して電子回路部品の実装を行い、製造された実装基板を再度産業用マガジンラック内に収納する。実装基板が収納された産業用マガジンラックは、作業者によって搬送ベースから取り外され、所要の保管場所に移送される。
 このように、産業用マガジンラックは、作業者により搬送ベースから取り外されて他の場所まで移送されることがあるので、その際には産業用マガジンラックを水平に保つことが事実上困難であり、収納された板状部材が産業用マガジンラックから突出したり、最悪の場合には産業用マガジンラックから脱落するといった不都合を生じやすい。そのため、作業者は産業用マガジンラックの搬送を慎重に行わなくてはならず、板状部材が産業用マガジンラックから突出した場合には、突出した板状部材を産業用マガジンラック内の所定位置まで戻す作業が必要になるので、作業性が低下する。また、収納された板状部材が産業用マガジンラックから脱落した場合には、その板状部材が不良品となるので、良品の歩留まりが低下する。
 このような不都合の発生を未然に防止するため、従来、開口部にストッパ機構を備えた種々の産業用マガジンラックが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載のリードフレームケースは、相対向する2つの面に積層状に形成された横溝を有するケース本体と、ケース本体の開放面にスライド可能に設けられたストッパと、ケース本体を構成する天板の内面とストッパの上端との間に配置されたスプリングとを有する。そして、ケース本体を台上から持ち上げたときには、スプリングの弾性力によりストッパが下方に移動して、横溝内に収納されたリードフレームの飛び出しが防止されると共に、ストッパの下端部がケース本体の下面よりも下方に移動する。また、ケース本体を台上に置いたときには、ケース本体の下面より下方に突出したストッパの下端部が台面で押されるので、スプリングの弾性力に抗してストッパが上方に移動し、横溝内に収納されたリードフレームの取出しが可能になる。本構造によれば、リードフレームの搬送時には自動的にストッパ機構が働き、ケース本体を台上に置いた場合には自動的にストッパ機構が解除されるので、手動でストッパ機構を開閉する場合に比べて、作業性を改善できると共に、ストッパ機構の開閉忘れに伴う不都合の発生を回避することができる。
特開平3-62530号公報
 しかしながら、特許文献1に記載のリードフレームケースは、ケース本体を構成する天板の内面とストッパの上端との間にスプリングを配置する構成であるので、該部にスプリングを備えず、かつ全高が等しい産業用マガジンラックに比べて、ケース本体内への板状部材の収納数が少なくなる。また、ケース本体内への板状部材の収納数を同等とした場合には、ケース本体の全高が他種の産業用マガジンラックに比べて大きくなる。リードフレームケース等の産業用マガジンラックには、作業性を高めるため、1つのケース本体内に多数の板状部材を収納することが求められる。また、この種の産業用マガジンラックは、何段にも積み重ねられた状態で使用され又は保管されるので、数mm単位の僅かな差であっても全高の小さいものが求められる。このようなことから、特許文献1に記載のリードフレームケースは、実用に供することが難しく、改善の余地がある。
 さらに、特許文献1に記載のリードフレームケースは、天板と底板と左右の側板が一体に形成されたケース本体の開口面に枠形のストッパを配置してなるので、幅寸法又は直径が同一の板状部材の収納にしか適用できず、幅寸法又は直径が異なる各種の板状部材の収納するためには、横幅が異なる各種のリードフレームケースを用意しなくてはならないという問題もある。横幅が異なる各種のリードフレームケース(産業用マガジンラック)を用意することは、購入コストがかさむばかりでなく、複雑な保管管理が必要になるなど、工場全体の生産性を阻害する原因ともなる。
 本発明は、このような従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、小型かつ大容量にして板状部材の脱落を確実に防止でき、かつ平面サイズが異なる各種の板状部材を収納可能な産業用マガジンラックを提供することにある。
 本発明は、このような技術的課題を解決するため、対向に配置された2枚の側板と、前記2枚の側板の上端部を連結する天板と、前記2枚の側板の下端部を連結する底板をもって箱形に形成されたラック本体と、前記2枚の側板の内面にそれぞれ形成された複数条のガイドリブと、前記2枚の側板の相対向する位置に形成された前記ガイドリブによって区画される板状部材挿入空間と、前記ラック本体を台上から持ち上げたときには自動的に前記挿入空間を遮蔽し、前記ラック本体を台上に置いたときには自動的に前記板状部材挿入空間を開放するストッパ部材と、前記ストッパ部材を常時一方向に付勢するばね部材と、を備えた産業用マガジンラックにおいて、前記ストッパ部材は、前記板状部材挿入空間の遮閉位置と前記板状部材挿入空間の開放位置との間で摺動するように一方の前記側板の端部に取り付けられ、前記ばね部材は前記底板の厚みの範囲内に配置されていて、前記ストッパ部材を常時下向きに付勢しており、前記ラック本体を台上から持ち上げたときには、前記ばね部材の弾性力により、前記ストッパ部材の内辺を前記板状部材挿入空間の遮蔽位置まで移動すると共に、前記ストッパ部材の下端部を前記ラック本体の下面よりも下方に突出させ、前記ラック本体を台上に置いたときには、前記ばね部材の弾性力に抗して、前記ストッパ部材の内辺を前記板状部材挿入空間の開放位置まで移動すると共に、前記ストッパ部材の下端部を前記ラック本体の下面位置まで押し上げることを特徴とする。
 本構成によると、ラック本体を構成する底板の厚みの範囲内にばね部材を配置するので、ばね部材を付設したことによるラック本体の大型化を防止できる。また、当該ばね部材の弾性力により、ラック本体を台上から持ち上げたときに自動的に板状部材挿入空間を遮蔽するようにしたので、搬送時における板状部材の脱落を確実に予防できる。さらに、ラック本体を台上に置いたときには、ばね部材の弾性力に抗して自動的に板状部材挿入空間を開放するようにしたので、ラック本体からの板状部材の取出し及びラック本体内への板状部材の収納を確実に行うことができる。
 また本発明は、前記構成の産業用マガジンラックにおいて、前記ストッパ部材は、前記側板への取付部に、当該取付部の長さ方向に対して同一方向に傾斜する複数の長孔を有し、前記一方の側板の端部は、前記複数の長孔に個別に貫通される複数の係合ピンを有し、前記ストッパ部材は、前記長孔内に前記係合ピンを貫通することによって前記一方の側板の端部に摺動可能に取り付けられ、前記ラック本体を台上から持ち上げたときには、前記ばね部材の弾性力により、前記ストッパ部材が前記係合ピンに案内されて斜め下方に移動し、前記ストッパ部材の内辺が前記板状部材挿入空間を遮蔽すると共に、前記ストッパ部材の下端部が前記ラック本体の下面よりも下方に突出され、前記ラック本体を台上に置いたときには、前記ばね部材の弾性力に抗して、前記ストッパ部材が前記係合ピンに案内されて斜め上方に移動し、前記ストッパ部材の内辺が前記板状部材挿入空間の開放位置まで移動すると共に、前記ストッパ部材の下端部が前記ラック本体の下面位置まで移動することを特徴とする。
 本構成によると、ストッパ部材に開設された長孔内にラック本体に取り付けられた係合ピンを貫通するだけで、ストッパ部材に所要の動作を行わせることができるので、ストッパ部材を備えた産業用マガジンラックを低コストに実施できる。
 また本発明は、前記構成の産業用マガジンラックにおいて、前記ストッパ部材の内辺の長さ方向に、凹部と凸部を所定のピッチで交互に形成し、前記ラック本体を台上に置くことにより、前記ストッパ部材の下端部が前記ラック本体の下面位置まで押し上げられたとき、前記凹部に対応する前記板状部材挿入空間は開放状態となり、前記凸部に対応する前記挿入空間は遮蔽状態のまま維持されることを特徴とする。
 ラック本体の側板に形成されるガイドリブは、通常、多数の板状部材を効率的に搬送できるようにするため、可能な限り小さなピッチで形成される。従って、電子回路部品が実装された後の実装基板の搬送時には、実装された電子回路部品の干渉を防止するため、1乃至複数個分の板状部材挿入空間を隔てて、実装基板を飛び飛びに収納する必要がある。この場合において、ラック本体を台上に置いたときに、ストッパ部材の内辺が板状部材挿入空間の開放位置まで一律に移動してしまうと、作業者は目視により実装基板を収納すべき板状部材挿入空間を確認しながら作業を行わなくてはならないので、作業性が著しく悪いものになる。また、実装基板専用の産業用マガジンラックを用意すると、工場の設備コストが高価になるし、工場内での産業用マガジンラックの管理及び運用が複雑になる。そこで、本構成のように、ストッパ部材として内辺に凹部と凸部が交互に形成されたものを用いると、ラック本体を台上に置いたときに、凹部に対応する板状部材挿入空間のみを開放状態とすることができるので、実装基板の収納を容易なものにでき、電子回路部品の干渉も確実に防止できる。また、凹部と凸部の形成ピッチが異なる各種のストッパ部材を用意することにより、総厚が異なる各種の実装基板の収納に適用できる。
 また本発明は、前記構成の産業用マガジンラックにおいて、前記ラック本体は、内面に前記ガイドリブが形成された第1側板と、前記第1側板の上端部に着脱可能に固定され、前記第1側板より直角に張り出された第1天板と、前記第1側板の下端部に着脱可能に固定され、前記第1側板より直角に張り出されて前記第1天板と対向に配置された第1底板をもって正面形状がコの字形に形成された第1ハーフと、内面に前記ガイドリブが形成された第2側板と、前記第2側板の上端部に着脱可能に固定され、前記第2側板より直角に張り出された第2天板と、前記第2側板の下端部に着脱可能に固定され、前記第2側板より直角に張り出されて前記第2天板と対向に配置された第2底板をもって正面形状がコの字形に形成された第2ハーフとの組み合わせからなり、前記第1天板と前記第2天板、及び、前記第1底板と前記第2底板は、スライド自在に組み合わされ、前記第1天板と前記第2天板、及び、前記第1底板と前記第2底板をスライド可能な範囲で、前記第1側板と前記第2側板の間隔を調整できるように構成されていることを特徴とする。
 本構成によると、第1ハーフと第2ハーフをスライドさせることにより、ラック本体の幅寸法を適宜調整できるので、1種類の産業用マガジンラックを幅寸法又は直径が異なる各種の板状部材の収納に適用することができ、工場の設備コストを低減できると共に、工場内での産業用マガジンラックの管理及び運用を容易化できる。また、第1及び第2のハーフを、それぞれ側板と天板と底板の組み合わせをもって構成すると、第1ハーフの天板を第2ハーフの底板として使用し、第1ハーフの底板を第2ハーフの天板として使用することにより、各部材の共通化を図ることができるので、少ない部品点数で幅寸法を調整可能な産業用マガジンラックを作製でき、この種の産業用マガジンラックの低コスト化を図ることができる。
 また本発明は、前記構成の産業用マガジンラックにおいて、前記第1ハーフと前記第2ハーフは、ねじ止めされて前記ラック本体となり、ねじを緩めた状態で、前記第1天板と前記第2天板、及び、前記第1底板と前記第2底板をスライドさせることにより、前記第1側板と前記第2側板の間隔を調整できることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の産業用マガジンラック。
 本構成によると、第1ハーフと第2ハーフをねじ止めによって一体化するので、産業用マガジンラックのサイズ変更を容易に行うことができ、産業用マガジンラックを用いる作業の作業効率を高めることができる。
 本発明に係る産業用マガジンラックは、ラック本体を構成する底板の厚みの範囲内にばね部材を配置するので、ばね部材を設けたことによるラック本体の大型化を防止できる。よって、より多数個の産業用マガジンラックを積み重ねて使用又は保管することが可能になり、製品である板状部材の生産性を向上できると共に、保管スペースの省スペース化を図ることができる。
実施の形態に係る産業用マガジンラックの拡幅状態の斜視図である。 実施の形態に係る産業用マガジンラックの拡幅状態の正面図である。 実施の形態に係る産業用マガジンラックの縮幅状態の斜視図である。 実施の形態に係る産業用マガジンラックの縮幅状態の正面図である。 実施の形態に係る産業用マガジンラックの側面図である。 実施の形態に係る産業用マガジンラックの縮幅状態の平面図である。 図6のA-A断面図である。 実施の形態に係る産業用マガジンラックの縮幅状態の底面図である。 実施の形態に係る第1天板の平面図及び側面図である。 実施の形態に係る第2天板の平面図及び側面図である。 実施の形態に係るストッパ部材の一部破断した正面図である。 実施の形態に係るばね部材の配置を示す産業用マガジンラックの要部断面図である。 上下2段に積み重ねられた実施の形態に係る産業上マガジンラックを台上から持ち上げた状態の正面図及びA部詳細図である。 上下2段に積み重ねられた実施の形態に係る産業上マガジンラックを台上に置いた状態の正面図及びA部詳細図である。 実施の形態に係る脱落防止部材の説明図である。
 以下、本発明に係る産業用マガジンラックの実施の形態を、図を用いて説明する。なお、以下に記載する実施の形態は、本発明を具体化する際の一例を示すものであり、本発明の範囲をその記載の範囲に限定するものではない。従って、本発明は、実施の形態に種々の変更を加えて実施することができる。
 実施の形態に係る産業用マガジンラック1は、図1及び図2に示すように、内面に第1ガイドリブ2Aが形成された第1側板3Aと、第1側板3Aの上端部に着脱可能に固定され、第1側板3Aより直角に張り出された第1天板4Aと、第1側板3Aの下端部に着脱可能に固定され、第1側板3Aより直角に張り出されて第1天板4Aと対向に配置された第1底板5Aをもって正面形状がコの字形に形成された第1ハーフ6と、内面に第2ガイドリブ2Bが形成された第2側板3Bと、第2側板3Bの上端部に着脱可能に固定され、第2側板3Bより直角に張り出された第2天板4Bと、第2側板3Bの下端部に着脱可能に固定され、第2側板3Bより直角に張り出されて第2天板4Bと対向に配置された第2底板5Bをもって正面形状がコの字形に形成された第2ハーフ7とを組み合わせて、プリント配線基板等の板状部材を収納可能な箱形のラック本体8を構成している。第1及び第2側板3A、3B、第1及び第2天板4A、4B、及び第1及び第2底板5A、5Bは、それぞれポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂などのプラスチック材料をもって形成される。また、第1側板3Aと第2側板3B、第1天板4Aと第2底板5B、及び第1底板5Aと第2天板4Bは、同一部材をもって構成される。このようにすると、ラック本体8の構成部材を共用化できるので、所要の産業用マガジンラックを安価に実施できる。
 第1側板3Aの内面には、図2及び図7に示すように、複数の第1ガイドリブ2Aが所要の間隔を隔てて上下方向に平行に突設されている。また、第1側板3Aの外面には、図1及び図5に示すように、所要の部分に一定高さの補強リブ11Aが形成されると共に、上辺及び下辺に沿う部分には、複数個の円筒状のボス12Aが形成されている。なお、図示は省略するが、ボス12Aの中心部には、ボルト貫通孔が開設されている。第2側板3Bも、これと同様に構成される。したがって、第1ハーフ6と第2ハーフ7とを一体に組み合わせて、第1及び第2側板3A、3Bを対向に配置すると、図2に示すように、第1側板3Aに形成された各第1ガイドリブ2Aと、第2側板3Bに形成された各第2ガイドリブ2Bとが対向に配置され、上下に隣接して第1側板3Aに形成された2個の第1ガイドリブ2Aと、これと対向して第2側板3Bに形成された2個の第2ガイドリブ2Bとによって板状部材挿入空間13が区画される。板状部材挿入空間13内に挿入された板状部材は、その外周部が下側の第1及び第2ガイドリブ2A、2Bによって保持される。実施の形態に係る第1及び第2側板3A、3Bは、外面の所要部分に一定高さの補強リブ11Aを形成したので、高い剛性を有し、耐久性に優れると共に、成形時の変形及びその後の経時変形を小さなものにすることができて、ラック本体8に対する板状部材の出し入れを長期間にわたって容易かつ確実なものにできる。
 また、第1側板3Aの上面の左右両端部には、図1~図7に示すように、複数の産業用マガジンラック1を積み重ねて使用又は保存する場合に、上下の産業用マガジンラック1の位置決めを行うための第1位置決め突起14Aが上向きに突設されている。また、第2側板3Bの上面にも、これと同様の第2位置決め突起14Bが上向きに突設されている。一方、第1側板3Aの下面の左右両端部には、図8に示すように、第1位置決め突起14Aを受け入れるための第1嵌合凹部15Aが形成されている。また、第2側板3Bの下面にも、これと同様の第2嵌合凹部15Bが形成されている。2個の産業用マガジンラック1を積み重ねる場合に、上段の産業用マガジンラック1の下面に形成された第1及び第2嵌合凹部15A、15B内に、下段の産業用マガジンラック1の上面に形成された第1及び第2位置決め突起14A、14Bをそれぞれ嵌入することにより、図11及び図12に示すように、2個の産業用マガジンラック1を整列して積み重ねることができる。3個以上の産業用マガジンラック1を積み重ねる場合も同様である。このように、本例の産業用マガジンラック1は、複数個を整列して積み重ねることができるので、一度に多数の板状部材を搬送できて板状部材の搬送作業を効率化できると共に、小さなスペースに多数個を収納可能で保管スペースを省スペース化できる。
 さらに、第1側板3Aの一端部には、図1、図3、図6及び図7に示すように、第1ガイドリブ2Aの端部との間に所要の間隔を隔てて、第1ストッパ保持部16Aが設けられている。これと同様に、第2側板3Bの一端部にも、第2ガイドリブ2Bの端部との間に所要の間隔を隔てて、第2ストッパ保持部16Bが設けられている。第1ガイドリブ2Aの端部と第1ストッパ保持部16Aとの間、及び、第2ガイドリブ2Bの端部と第2ストッパ保持部16Bとの間には、それぞれ第1及び第2ストッパ部材20A、20Bが摺動自在に配置される。
 第1及び第2ストッパ部材20A、20Bは、金属材料、プラスチック材料又は紙材等をもって、第1及び第2側板3A、3Bの高さ寸法とほぼ等しい長さ寸法を有する平板状に形成されており、図11(a)、(b)に示すように、長さ方向の適所に、長さ方向に対して同一方向に傾斜する複数の長孔21が開設されている。これらの各長孔21内には、図1及び図3に例示するように、第1ストッパ保持部16Aの外方から貫通されて先端が第2側板3Bに固定された保持ピン22が挿通される。従って、第1及び第2ストッパ部材20A、20Bは、図11(a)、(b)に示すように、上向きの力を受けたとき、保持ピン22に案内されて矢印イの方向に移動すると共に、下向きの力を受けたときには、保持ピン22に案内されて矢印ロの方向に移動する。本構成によると、簡単な構成で第1及び第2ストッパ部材20A、20Bに所要の動作を行わせることができるので、ストッパ部材20A、20Bを備えた産業用マガジンラック1を低コストに実施できる。
 図11(a)に記載のストッパ部材20A、20Bは、内辺(ラック本体8の内側に向けられる辺)に凹部23と凸部24が交互に形成されており、外力を受けてストッパ部材20A、20Bが矢印イの方向に移動した場合には、凹部23に対応する板状部材挿入空間13のみが開放状態となり、凸部24に対応する板状部材挿入空間13については遮蔽状態となる。また、外力を受けてストッパ部材20A、20Bが矢印ロの方向に移動した場合には、全ての板状部材挿入空間13が遮蔽状態となる。従って、電子回路部品が実装された実装基板の収納が可能になる。なお、凸部24の幅wを変更することにより、総厚が異なる各種の実装基板に対応できる。図11(b)に記載のストッパ部材20A、20Bは、内辺に凹部23及び凸部24が形成されておらず、外力を受けてストッパ部材20A、20Bが矢印イの方向に移動した場合には、全ての板状部材挿入空間13が開放状態となり、外力を受けてストッパ部材20A、20Bが矢印ロの方向に移動した場合には、全ての板状部材挿入空間13が遮閉状態となる。
 第1及び第2ストッパ部材20A、20Bは、図12(a)、(b)に示すように、第1及び第2底板5A、5Bとの間に張り渡されたばね部材25によって常時下向きに付勢される。ばね部材25は、図12(a)に示すように、ストッパ部材20A、20Bが所定の位置まで押し上げられた状態でも、また、ストッパ部材20A、20Bが所定の位置まで押し下げられた状態でも、常に底板5A、5Bの厚みの範囲内にあるように取付位置が調整される。このようにすると、ばね部材25を付設したことによるラック本体8の大型化を防止できる。
 第1天板4Aは、図9(a)、(b)に示すように、外板31と、外板31の一側辺部から外板31の内面側に折り返された保持片32と、外板31の長さ方向の両端部から保持片32の配設側に折り返された側片33を有しており、これら外板31と保持片32と側片33とから構成される空間内に、第2天板4Bを挿入できるようになっている。外板31の長さ方向の中央部と両端部には、外板31の幅方向に延びる長溝34が形成され、各長溝34の底部には、第1天板4Aと第2天板4Bを締結するボルト35(図6~図8参照)の挿通孔36が開設される。また、外板31の各長溝34の間には、開口部37が開設されており、各開口部37内には、ハンドル取付部38が設けられている。さらにハンドル取付部38には、ハンドル取付用の複数個のねじ孔39が形成されている。ハンドル40は、図1、図3及び図6に示すように、その両端に貫通されたねじ40aをねじ孔39に締結することにより、第1天板4Aに取り付けられる。また、第1天板4Aの長さ方向の端部には、第1脱落防止部材41Aの上端部を回転可能に保持するための第1保持部42Aが一体に形成されている。第1保持部42Aには、第1脱落防止部材41Aの上端部を回転可能に保持する保持孔43が開設されると共に、保持孔43の両側部分には、第1脱落防止部材41Aを板状部材挿入空間13の開放位置及び遮閉位置に安定に保持する第1及び第2動作規制部44、45(図2参照)が形成される。第2底板5Bもこれと同様の構成を有しており、第1天板4Aを表裏及び前後反転して第2側板3Bの下端部に固定することにより、第2底板5Bとして用いられる。第2底板5Bの端部に形成された保持部を、便宜上、第2保持部42Bという。なお、図示は省略するが、第1天板4A(第2底板5B)の端部には、第1側板3A及び第2側板3Bに形成されたボス12Aと対応する位置に、図示しないねじ孔が開設される。
 これに対して、第2天板4Bは、図10(a)、(b)に示すように、長さ方向の断面形状が、第1天板4Aの外板31と保持片32と側片33とから構成される空間内に挿入可能な波形に形成された波板51と、その一方の端辺に固定された端板52と、波板51の長さ方向の端部に形成された第2保持部42Bとから構成されている。波板51の先端側には、第1天板4Aに開設されたボルト挿通孔36に連通するねじ孔53が形成され、波板51の上面の端板52寄りの部分には、第1天板4Aに対して第2天板4Bを隙間なく挿入するための複数本の隙間調整リブ54が形成されている。第2天板4Bは、第1天板4Aの開口端より、外板31と保持片32と側片33とによって構成される空間内にスライド可能に挿入される。また、第2天板4Bの端部には、第2脱落防止部材41Bの上端部を回転可能に保持するための第2保持部42Bが一体に形成されている。第1底板5Aもこれと同様の構成を有しており、第2天板4Bを表裏及び前後反転して第1側板3Aの下端部に固定することにより、第1底板5Aとして用いられる。第1底板5Aの端部に形成された保持部を、便宜上、第1保持部42Aという。なお、図示は省略するが、第2天板4B(第1底板5A)の端部には、第1側板3A及び第2側板3Bに形成されたボス12Aと対応する位置に、図示しないねじ孔が開設される。第1天板4Aと第2天板4Bとは、図6及び図7に示すように、ボルト挿通孔36を貫通させたボルト35をねじ孔53に螺合することにより一体に組み立てられる。また、第1底板5Aと第2底板5Bも、これと同様に、図8に示すように、ボルト挿通孔36を貫通させたボルト35をねじ孔53に螺合することにより一体に組み立てられる。
 第1天板4A及び第1底板5Aは、図5に示すように、第1側板3Aの外面より挿通されたボルト17を、第1天板4A及び第1底板5Aの端部に開設された図示しないねじ孔に螺合することにより、第1側板3Aと一体に組み立てられ、第1ハーフ6となる。また、第2天板4B及び第2底板5Bは、第2側板3Bの外面より挿通されたボルトを、第2天板4B及び第2底板5Bの端部に開設された図示しないねじ孔に螺合することにより、第2側板3Bと一体に組み立てられ、第2ハーフ7となる。
 第1ハーフ6と第2ハーフ7の組立に際しては、ボルト35を緩めた状態で、第1天板4A及び第2底板5Bの内部空間内に第2天板4B及び第1底板5Aを挿入する。次いで、第1天板4Aと第2天板4B及び第1底板5Aと第2底板5Bを互いにスライドさせて、第1側板3Aと第2側板3Bの間隔を調整した後、図6及び図8に示すように、ねじ孔53に螺合されたボルト35を締め付ける。これにより、ラック本体8が構成される。ボルト35の締め付け後は、図7に示すように、第1天板4Aの上面に形成された長溝34内に目隠し板55を着脱自在に嵌入する。これにより、ラック本体8内への塵埃の侵入を防止又は抑制することができる。また、ラック本体8の中央部にハンドル40が取り付けられるように、ハンドル40の取付位置を調整する。これにより、ハンドル40を持って産業用マガジンラック1を持ち上げたとき、常に産業用マガジンラック1が水平に持ち上げられるので、産業用マガジンラック1の取扱いを容易なものにできると共に、ラック本体8内に収納された板状部材の動揺を防止できる。また、産業用マガジンラック1を片手で持ち上げることができるので、搬送作業の作業性を高めることができる。
 ラック本体8の第1側板3Aと第2側板3Bの間隔は、第1天板4Aと第2天板4B及び第1底板5Aと第2底板5Bをスライド可能な範囲で調整できる。これにより、直径又は幅サイズが異なる各種の板状部材の収納が可能になるので、産業用マガジンラック1の利便性を高めることができ、工場の設備コストを低減できると共に、工場内での産業用マガジンラックの管理及び運用を容易化できる。
 実施の形態に係る産業用マガジンラック1は、第1及び第2側板3A、3Bの端部にばね部材25によって常時下向きに付勢された第1及び第2ストッパ部材20A、20Bを配置したので、ラック本体8を持ち上げた状態では、図12(b)に示すように、ストッパ部材20A、20Bの下端部が第1及び第2底板5A、5Bの下面より下方に突出する。この状態では、ストッパ部材20A、20Bの内辺が板状部材挿入空間13内に移動し、ラック本体8からの板状部材の脱落が自動的に防止される。これに対して、持ち上げられていたラック本体8を所要の台上に置くと、台部からの反力により図12(a)に示すように、ストッパ部材20A、20Bが押し上げられ、ストッパ部材20A、20Bの内辺が自動的に板状部材挿入空間13外に移動する。これにより、ラック本体8内からの板状部材の取り出し、及び、ラック本体8内への板状部材の収納が可能になる。実施の形態に係る産業用マガジンラック1は、ばね部材25は常に第1及び第2底板5A、5Bの厚みの範囲内にあるように配置したので、ばね部材25を付設したことによるラック本体8の大型化を防止できる。
 なお、産業用マガジンラック1を2段に積み重ねた場合にも、第1及び第2ストッパ部材20A、20Bは、板状部材挿入空間13を自動的に開閉する。即ち、図14(a)に示すように、産業用マガジンラック1を台Tの上に置いたとき、図14(b)に示すように、下段の産業用マガジンラック1のストッパ部材20A、20Bは、台Tに押されてその上端部がラック本体8の上面近くにまで上昇されている。従って、下段の産業用マガジンラック1の板状部材挿入空間13は開放状態となる。この下段の産業用マガジンラック1の上に他の産業用マガジンラック1を積み重ねると、図14(b)に示すように、上段の産業用マガジンラック1に備えられたストッパ部材20A、20Bの下端部が、下段の産業用マガジンラック1に備えられたストッパ部材20A、20Bの上端部と当接し、上方に押し上げられる。よって、この上段の産業用マガジンラック1の板状部材挿入空間13も開放状態となる。
 この状態から、図13(a)に示すように、2段に積み重ねられた産業用マガジンラック1を同時に台T上から持ち上げると、各産業用マガジンラック1に備えられたストッパ部材20A、20Bがばね部材25の弾性力によって下方に移動するので、各産業用マガジンラック1の板状部材挿入空間13が遮閉状態となる。この状態においては、図13(a)に示すように、下段の産業用マガジンラック1の下面より下方に、下段の産業用マガジンラック1に備えられたストッパ部材20A、20Bの下端部が突出すると共に、図13(b)に示すように、上段の産業用マガジンラック1に備えられたストッパ部材20A、20Bの下端部が下段の産業用マガジンラック1の上面より下方に入り込む。
 さらに、積み重ねられた上下2段の産業用マガジンラック1を台T上に置くと、図14(a)、(b)に示すように、下段の産業用マガジンラック1に備えられたストッパ部材20A、20Bの上端部によって、上段の産業用マガジンラック1に備えられたストッパ部材20A、20Bの下端部が押し上げられ、各産業用マガジンラック1の板状部材挿入空間13が同時に開放状態となる。
 第1及び第2脱落防止部材35A、35Bは、アルミニウムなどの金属棒をもって形成されており、図15に示すように、同軸上に配置された上下の回転軸61と、各回転軸61から水平方向に折り曲げられて対向に配置された上下の水平片62と、上下の水平片62を繋ぐ垂直片63とをもって構成されている。第1脱落防止部材41Aは、上下の回転軸61を第1保持部42Aに開設された保持孔内に挿入することにより、回転可能に保持される。第1脱落防止部材41Aは、図15に示すように、上下の水平片62を第1保持部42Aに形成された第1動作規制部44に係合することにより、板状部材挿入空間13の開放位置に安定に保持される。また、水平片62と第1動作規制部44との係合を解除し、図15に矢印ハで示すように回転して、上下の水平片62を第2動作規制部45に係合することにより、板状部材挿入空間13の遮閉位置に安定に保持される。水平片62は、板状部材挿入空間13内に収納された板状部材の脱落を防止可能であって、図13に示すように産業用マガジンラック1の横幅を最小とした場合にも、第1及び第2脱落防止部材41A、41Bの垂直片63が互いに重なり合わない長さに形成される。また、垂直片63は、全ての板状部材挿入空間13に対向可能な長さに形成される。第2脱落防止部材41Bもこれと同様であって、第2保持部42Bに回転可能に保持され、板状部材挿入空間13の開放位置と遮閉位置とに安定に保持される。図13の例では、産業用マガジンラック1の横幅を最小とした場合において、第1及び第2脱落防止部材41A、41Bの水平片62を第2動作規制部45に係合したとき、第1及び第2脱落防止部材41A、41Bの垂直片63が、図13(a)に示すように、板状部材挿入空間13の略中央部に位置付けられるようになっている。このようにすると、横幅を最小とした産業用マガジンラック1の板状部材挿入空間13内にディスク基板などの円形部材を収納した場合に、ラック本体8からの円形部材の飛び出しを防止することができる。勿論、第1及び第2脱落防止部材41A、41Bの水平片62を第2動作規制部45に係合したときの垂直片63の位置は、水平片62の長さを変更することによって、板状部材挿入空間13の略中央部だけでなく、任意の位置に位置付けることができる。
 なお、本発明の要旨は、ストッパ部材20A、20Bを下向きに付勢するばね部材25の取付位置を底板5A、5Bの厚みの範囲内に規制したことにあるのであって、他の部分の構成については適宜変更することができる。例えば、脱落防止部材35A、35Bについては、その取り付けを省略することもできる。また、上述した実施の形態においては、第1側板3Aに第1天板4Aと、第1天板4Aとは構成が異なる第1底板5Aを固定し、第2側板3Bに第2天板4Bと、第2天板4Bとは構成が異なる第2底板5Bを固定したが、これとは異なり、第1側板3Aに第1天板4Aと、第1天板4Aと同一構成の第2底板5Bを固定し、第2側板3Bに第2天板4Bと、第2天板4Bと同一構成の第1底板5Aを固定することもできる。
 本発明は、プリント配線基板、液晶基板、ディスク基板及び半導体ウエハ等を収納保持する搬送器具に利用できる。
 1…産業用マガジンラック、2A…第1ガイドリブ、2B…第2ガイドリブ、3A…第1側板、3B…第2側板、4A…第1天板、4B…第2天板、5A…第1底板、5B…第2底板、6…第1ハーフ、7…第2ハーフ、8…ラック本体、11A…補強リブ、12A…ボス、13…板状部材挿入空間、14A…第1位置決め突起、14B…第2位置決め突起、15A…第1嵌合凹部、15B…第2嵌合凹部、16A…第1ストッパ保持部、16B…第2ストッパ保持部、17…ボルト、20A…第1ストッパ部材、20B…第2ストッパ部材、21…長孔、22…保持ピン、23…凹部、24…凸部、25…ばね部材、31…外板、32…保持片、33…側片、34…長溝34、35…ボルト、36…ボルト挿通孔、37…開口部、38…ハンドル取付部、39…ねじ孔、40…ハンドル、40a…ねじ、41A…第1脱落防止部材、41B…第2脱落防止部材、42A…第1保持部、42B…第2保持部、43…保持孔、44…第1動作規制部、45…第2動作規制部、51…波板、52…端板、53…ねじ孔、54…隙間調整リブ、55…目隠し板、61…回転軸、62…水平片、63…垂直片。
 

Claims (5)

  1.  対向に配置された2枚の側板と、前記2枚の側板の上端部を連結する天板と、前記2枚の側板の下端部を連結する底板をもって箱形に形成されたラック本体と、前記2枚の側板の内面にそれぞれ形成された複数条のガイドリブと、前記2枚の側板の相対向する位置に形成された前記ガイドリブによって区画される板状部材挿入空間と、前記ラック本体を台上から持ち上げたときには自動的に前記板状部材挿入空間を遮蔽し、前記ラック本体を台上に置いたときには自動的に前記板状部材挿入空間を開放するストッパ部材と、前記ストッパ部材を常時一方向に付勢するばね部材と、を備えた産業用マガジンラックにおいて、
     前記ストッパ部材は、前記板状部材挿入空間の遮閉位置と前記板状部材挿入空間の開放位置との間で摺動するように一方の前記側板の端部に取り付けられ、前記ばね部材は前記底板の厚みの範囲内に配置されていて、前記ストッパ部材を常時下向きに付勢しており、前記ラック本体を台上から持ち上げたときには、前記ばね部材の弾性力により、前記ストッパ部材の内辺を前記板状部材挿入空間の遮蔽位置まで移動すると共に、前記ストッパ部材の下端部を前記ラック本体の下面よりも下方に突出させ、前記ラック本体を台上に置いたときには、前記ばね部材の弾性力に抗して、前記ストッパ部材の内辺を前記板状部材挿入空間の開放位置まで移動すると共に、前記ストッパ部材の下端部を前記ラック本体の下面位置まで押し上げることを特徴とする産業用マガジンラック。
  2.  前記ストッパ部材は、前記側板への取付部に、当該取付部の長さ方向に対して傾斜する長孔を有し、前記一方の側板の端部は、前記長孔に貫通される係合ピンを有し、前記ストッパ部材は、前記長孔内に前記係合ピンを貫通することによって前記一方の側板の端部に摺動可能に取り付けられ、前記ラック本体を台上から持ち上げたときには、前記ばね部材の弾性力により、前記ストッパ部材が前記係合ピンに案内されて斜め下方に移動し、前記ストッパ部材の内辺が前記板状部材挿入空間を遮蔽すると共に、前記ストッパ部材の下端部が前記ラック本体の下面よりも下方に突出され、前記ラック本体を台上に置いたときには、前記ばね部材の弾性力に抗して、前記ストッパ部材が前記係合ピンに案内されて斜め上方に移動し、前記ストッパ部材の内辺が前記板状部材挿入空間の開放位置まで移動すると共に、前記ストッパ部材の下端部が前記ラック本体の下面位置まで移動することを特徴とする請求項1に記載の産業用マガジンラック。
  3.  前記ストッパ部材の内辺の長さ方向に、凹部と凸部を所定のピッチで交互に形成し、前記ラック本体を台上に置くことにより、前記ストッパ部材の下端部が前記ラック本体の下面位置まで押し上げられたとき、前記凹部に対応する前記板状部材挿入空間は開放状態となり、前記凸部に対応する前記板状部材挿入空間は遮蔽状態のまま維持されることを特徴とする請求項1に記載の産業用マガジンラック。
  4.  前記ラック本体は、内面に前記ガイドリブが形成された第1側板と、前記第1側板の上端部に着脱可能に固定され、前記第1側板より直角に張り出された第1天板と、前記第1側板の下端部に着脱可能に固定され、前記第1側板より直角に張り出されて前記第1天板と対向に配置された第1底板をもって正面形状がコの字形に形成された第1ハーフと、内面に前記ガイドリブが形成された第2側板と、前記第2側板の上端部に着脱可能に固定され、前記第2側板より直角に張り出された第2天板と、前記第2側板の下端部に着脱可能に固定され、前記第2側板より直角に張り出されて前記第2天板と対向に配置された第2底板をもって正面形状がコの字形に形成された第2ハーフとの組み合わせからなり、前記第1天板と前記第2天板、及び、前記第1底板と前記第2底板は、スライド自在に組み合わされ、前記第1天板と前記第2天板、及び、前記第1底板と前記第2底板をスライド可能な範囲で、前記第1側板と前記第2側板の間隔を調整できるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の産業用マガジンラック。
  5.  前記第1ハーフと前記第2ハーフは、ねじ止めされて前記ラック本体となり、ねじを緩めた状態で、前記第1天板と前記第2天板、及び、前記第1底板と前記第2底板をスライドさせることにより、前記第1側板と前記第2側板の間隔を調整できることを特徴とする請求項4に記載の産業用マガジンラック。
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