JP2020006958A - 支持部材、及び載置台 - Google Patents

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英昭 渡邉
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英昭 渡邉
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Abstract

【課題】複数種類の被載置物を支持可能な支持部材、及び載置台を提供すること。【解決手段】支持部材70は、載置面11から延出した軸部52を備えるパレット本体20に固定される。支持部材70は、載置面11に載置された基部72と、基部72に形成され、それぞれ軸部52を配置可能な複数の湾曲した溝部71と、基部72に設けられ、載置面11に載置された荷物1の一部を支持する支持部76と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、荷物等の被載置物を支持する支持部材、及び載置台に関する。
パレット(載置台)の載置面上に荷物(被載置物)を載置し、これらを、フォークリフトを用いて搬送することが行われている。また、荷物を載置面に固定する固定構造を有するパレットが知られている。
この固定構造は、載置面に設置された複数の支持部材によって荷物を支持し、この複数の支持部材を載置面に設けられた溝部に、ボルトとナットとにより固定することによって、荷物をパレットに固定する。
ボルトは、その頭部が溝部内に配置され、その軸部を載置面上に配置する。支持部材は、2つの孔を有しており、それぞれが、隣接する2つの溝部のそれぞれに対向する。2つのボルトのそれぞれの軸部は、支持部材の2つの孔のそれぞれに通される。支持部材は、軸部52に螺合されたナットとパレットとの間に挟持されることにより、パレットに固定される。支持部材は、2つのボルトが挿通されることで、載置面に対する回転が規制される(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4080694号公報
上述した、2つのボルトにより載置面に固定される支持部材には、以下の問題があった。すなわち、支持部材が載置面に対して回転が規制されることにより、載置面に対する支
持部材の姿勢が固定されることとなる。この為、支持部材は、特定の荷物のみを支持可能に構成される必要がある。すなわち、支持部材は、載置面に対して1つの姿勢のみをとる為、特定の荷物のみを支持可能となる。
この為、複数種類の荷物をパレットに固定する為には、荷物ごとに応じた支持部材を準備する必要がある。しかしながら、複数種類の支持部材を準備することにより、準備に係るコストが高くなり、さらに、使用しない支持部材を保管する為の保管場所を確保が必要となる。
そこで、本発明は、複数種類の被載置物を支持可能な支持部材、及び載置台を提供することを目的とする。
本発明の一態様として、支持部材は、載置面から延出した軸部を備える載置台に固定される支持部材である。前記支持部材は、前記載置面に載置された基部と、前記基部に形成され、それぞれ前記軸部を配置可能な複数の湾曲した溝部と、前記基部に設けられ、前記載置面に載置された被載置物の一部を支持する支持部と、を備える。
本発明の別の態様として、載置台は、載置面を有する載置台本体と、前記載置面から延出した軸部と、前記載置面に載置された基部、前記基部に形成され、それぞれ前記軸部を配置可能な複数の湾曲した溝部、及び、前記基部に設けられ、前記載置面に載置された被載置物の一部を支持する支持部を具備した支持部材と、前記軸部に螺合するナットと、を備える。
本発明によれば、複数種類の被載置物を支持可能な支持部材、及び載置台を提供できる。
本発明の一実施形態に係るパレットを概略的に示す斜視図。 一実施形態に係るパレットを示す平面図。 一実施形態に係るパレットを示す側面図。 一実施形態に係るパレットに用いられる支持部材の、パレットの載置面に対する姿勢を説明する図。 一実施形態に係る支持部材の変形例を示す平面図。 一実施形態に係る支持部材の別の変形例を示す平面図。 一実施形態に係る支持部材のさらに別の変形例を示す平面図。
本発明の一実施形態に係るパレット(載置台)10を、図1乃至図7を用いて説明する。図1は、パレット10に荷物1が載置され、支持部材70により荷物1が支持された状態を概略的に示す斜視図である。なお、図1では、荷物1は2点鎖線で示されている。
図2は、パレット10に他の荷物1が載置され、支持部材70により荷物1が支持された状態を概略的に示す平面図である。図3は、パレット10の要部を示す側面図である。図4は、パレット10の載置面11に対する支持部材70の姿勢の変化を説明する図である。
パレット10は、その載置面11に荷物(被載置物)1を載置可能に、かつ、載置された荷物1を支持部材70によって支持可能に構成されている。本実施形態では、荷物1は、一例として、下端縁から周方向に延出するフランジ2を有している。なお、荷物1の形状は、これに限定されるものではない。
図1及び図2に示すように、パレット10は、複数の溝部40を有するパレット本体20と、溝部40内に頭部51が配置されるとともに軸部52をパレット本体20の載置面11の開口を通して外部に配置する複数のボルト50と、ボルト50の軸部52に螺合可能な複数のナット60と、ボルト50及びナット60によりパレット本体20の載置面11に固定され、荷物1を支持可能な複数の支持部材70と、を有している。
本実施形態では、パレット本体20の溝部40が開口する面を上面として上下方向Vを設定する。パレット本体20の上面は、荷物1が載置される載置面11である。また、溝部40の延びる方向L及び上下方向Vに直交する方向を、幅方向Wとする。
パレット本体20は、一例として、基部21と、基部21に固定された複数の溝部ユニット30と、を有している。基部21は、例えば底面及び上面が平面に構成されている。また、基部21は、フォークリフトの爪部が挿入可能に構成された孔22を2つ有している。
溝部ユニット30は、本実施形態では5つ用いられている。溝部ユニット30は、基部21上に、幅方向Wに並んで固定されている。図3に示すように、溝部ユニット30は、載置面11を構成する上壁部32、上面31に開口する、一方向に延びた複数の溝部40、及び、上壁部32に連続して形成され、複数の溝部40を挟んで両側に配置された一対の側壁部33を有している。
溝部ユニット30は、例えば、1枚の金属製の板部材に対してロールフォーミングを施すことにより形成されており、この一枚の板部材から、上壁部32、溝部40、及び、側壁部33が一体に形成されている。
溝部ユニット30は、一方向に延びる形状に構成される。溝部40は、溝部ユニット30の長手方向L1の一端から他端まで、直線状に延びている。本実施形態では、溝部ユニット30の長手方向L1と溝部40の延びる方向Lとは平行である。複数の溝部40は、互いに平行に配置されている。溝部40は、例えば2つ形成されている。溝部40は、その内部に、ボルト50の頭部51を収容可能に形成されている。
溝部40は、底壁部41と、底壁部41の延びる方向Lに沿う縁に連続して形成された2つの側壁部43と、により構成されている。また、溝部40は、第1の収容部R1、及び、第2の収容部R2を有している。第1の収容部R1は、溝部40の下方部分を構成している。第2の収容部R2は、第1の収容部R1よりも上方部分を構成している。
側壁部43は、底壁部41とともに第1の収容部R1を形成する第1の収容部形成部44と、第2の収容部R2を形成する第2の収容部形成部45と、を有している。
第1の収容部形成部44は、底壁部41に連続しており、第1の収容部R1の内部空間
を規定する。第1の収容部形成部44は、底壁部41から上方に所定の高さまで延び、その上端部が、幅方向内側に屈曲している。
第2の収容部形成部45は、第1の収容部形成部44に連続して形成されている。また、第2の収容部形成部45は、上壁部32に連続して形成されている。
第1の収容部R1の幅W1、すなわち、2つの第1の収容部形成部44間の幅方向Wの長さは、第2の収容部R2の幅W2、すなわち、2つの第2の収容部形成部45間の幅方向Wの長さよりも長い。なお、第1の収容部R1の幅方向の中心と、第2の収容部R2の幅方向の中心は、幅方向に一致している。
ボルト50は、溝部40内に配置可能な頭部51と、雄ねじが形成された軸部52と、を有している。なお、ボルト50は、溝部40内に、軸部52の先端を上端する姿勢で配置される。本実施形態では、ボルト50の上下については、ボルト50が溝部40内に配置された姿勢に基づいて、設定する。
頭部51は、凸型状に形成されている。頭部51は、具体的には、第1の収容部R1内に収容可能に形成された第1の頭部55と、第1の頭部55上に形成され、その少なくとも一部が第2の収容部R2内に収容可能に形成された第2の頭部56と、を有している。
第1の頭部55は、第2の収容部R2の幅W2より長く、かつ、第1の収容部R1の幅W1以下の長さを有する第1の長さL1、及び、第2の収容部R2の幅W2以下の長さを有する第2の長さL2を有する形状に構成される。第1の頭部55は、具体的には一方向に長い形状を有しており、長手方向の長さが第1の長さL1であり、短手方向の長さがL2となる形状に構成されている。第1の頭部55は、例えば直方体状に構成される。なお、第1の頭部55の角部は、第1の頭部55が第1の収容部R1内で軸部52の軸線回りに回転可能となるように、面取りされてもよい。
また、第1の頭部55の第1の長さL1は、第1の頭部55を、短手方向が幅方向Wに平行となる姿勢から、長手方向が幅方向Wに平行となる姿勢まで回転可能な長さである。なお、図3に示す2つのボルト50の一方の第1の頭部55は、長手方向が幅方向Wに平行な姿勢である。他方のボルト50の第1の頭部55は、短手方向が幅方向Wに平行な姿勢である。
また、第1の頭部55は、第1の頭部55が第1の収容部R1を超えない高さを有している。換言すると、第1の頭部55は、第2の収容部R2内に配置されない高さを有している。
第2の頭部56は、第1の頭部55が第1の収容部R1の底壁部41上に配置された状
態において、少なくとも上部が第2の収容部R2内に配置可能な大きさを有している。ま
た、第2の頭部56は、第2の収容部R2内で軸部52の軸線回りに回転可能に形成され
ている。第2の頭部56は、一例として、直方体状に形成されており、第2の頭部56の4つの側面は、それぞれ、第1の頭部55の4つの側面と平行に構成される。なお、第2の頭部56の角部は、第2の頭部56を第2の収容部R2内で軸部52の軸線回りに回転可能とするべく面取りされてもよい。
また、第2の頭部56の、互いに対向する2つの側面間の距離は、第2の収容部R2の幅W2より若干小さい。第2の頭部56の高さとなる第2の高さH2は、第2の頭部56の上面57が、溝部ユニット30の上面31と面一となる高さ、または、上面57が上面31よりも低くなる高さを有している。
このように構成された頭部51は、第1の頭部55がその長手方向が幅方向Wに平行となる姿勢であると、第1の頭部55が、第1の収容部R1の上面に当接することにより、溝部40からの抜けが防止される。さらに、第2の頭部56の4つの側面の対向する2つの面間の長さが、幅W2より若干短い長さであることにより、頭部51が溝部40内で幅方向Wに大きく移動すること、換言するとがたつきが防止される。
軸部52は、第2の頭部56の上面57から上方に延出している。軸部52は、その軸線が第1の頭部55の中心及び第2の頭部56の中心を通る。
支持部材70は、図1、図2、及び図4に示すように、ボルト50の軸部52を配置可能な複数の溝部71が形成された基部72と、荷物1の一部を支持可能に形成された支持部76とを有している。なお、図4では、支持部76の一部は省略されて示されている。支持部材70は、例えば、金属製の板部材に対して曲げ加工を施すことにより形成されており、基部72及び支持部76が一体に形成されている。
基部72は、一例として、矩形の板状に構成される。基部72は、上面74に、ナット60を設置可能に形成されている。基部72は、ナット60が所定の締め付けトルクで締め付けられると、ナット60を用いて溝部ユニット30の上面31との間に挟持されることにより、パレット本体20に対して固定される。基部72の下面73は、平面に形成されている。なお、図3に示すように、ナット60と基部72との間に、ワッシャ80を介装してもよい。
溝部71は、基部72を基部72の厚み方向に貫通している。溝部71は、本実施形態では一例として2つ設けられている。溝部71は、それぞれ、湾曲した形状に構成されている。溝部71は、本実施形態では、一例として同じ曲率を有する円弧状に構成されている。すなわち、2つの溝部71は、同形状でかつ同じ向きとなる姿勢に構成される。
溝部71は、両端71aを結ぶ線L3が、例えば基部72の1つの縁部75に平行となる形状に構成されている。なお、縁部75は、基部72と支持部76との境界となる部分である。
さらに、2つの溝部71は、以下のように構成されている。すなわち、一方の溝部71は、隣接する2つの溝部40の一方に設置されたボルト50の軸部52の一部を配置し、かつ、他方の溝部71は他方の溝部40に設置されたボルト50の軸部52を配置可能に構成される。
溝部71のそれぞれは、ボルト50の軸部52を溝部71内で、溝部71の延出方向に移動可能に構成される。
2つの溝部71のそれぞれは、一方の溝部71に一方のボルト50の軸部52の一部が配置され、かつ、他方の溝部71に他方のボルト50の軸部52の一部が配置された状態で、それぞれの溝部71内で軸部52を溝部71に沿って移動することで、支持部材70を載置面11に対する基準位置P1から所定角度回転可能に構成される。本実施形態では、一例として、2つの溝部71は、支持部材70が基準位置P1から180度回転可能に形成されている。なお、基準位置P1は、2つの溝部71が並ぶ方向が、溝部40の延びる方向Lと平行となる位置である。
この点について、図4を用いて説明する。図4の(a)は、支持部材70が基準位置P1にある状態を示している。図4の(b)は、基準位置P1から45度回転した状態を示している。図4の(c)は、基準位置P1から90度回転した状態を示している。図4の(d)は、基準位置P1から270度回転した状態を示している。図4の(e)は、基準位置P1から180度回転した状態を示している。
なお、本実施形態では、支持部材70の2つの溝部71は、基準位置P1から180度以上回転可能に形成されている。
本実施形態では、2つの溝部71は、具体的には、これらを達成可能とする曲率、及び長さを有している。このように構成された2つの溝部71は、曲率中心を縁部75側に配置し、かつ、平行に配置されている。
なお、支持部材70が基準位置P1にある状態において、2つの溝部71が2つの溝部40にまたがる長さを有することにより、ボルト50を入れ替えることが可能となる。そして、ボルト50を入れ替えることによって、図4に示す回転方向とは逆方向に180度回転可能となる。この点について、具体的に説明する。
図4に示す構成では、支持部材70は、縁部75に近い溝部71に、当該溝部71から縁部75向かう方向を前方向としたときに右側の溝部40に設置されたボルト50の軸部52が配置され、他方の溝部71に、左側の溝部40に設置されたボルト50の軸部52が配置されている。
そして、縁部75に近い溝部71に配置された軸部52は、当該溝部71の幅方向中心より右側に位置し、他方の溝部71に配置された軸部52は、幅方向中心より左側に位置する。この為、縁部75に近い溝部71に配置された軸部52は、左側への移動代が大きく、他方の溝部71に配置された軸部52は、右側への移動代が大きい。この為、図4では、支持部材70は、基準位置P1から時計回りの方向に沿って180度回転可能となる。
これに対して、縁部75に近い溝部71に、溝部71から縁部75へ向かう方向を前方向としたときに左側となる溝部40に設置されたボルト50の軸部52を配置し、他方の溝部71に、右側となる溝部40に設置されたボルト50の軸部52を配置すると、支持部材70は、基準位置P1から、時計回り方向に対して反対方向に180度回転可能となる。
このように、支持部材70は、溝部71に配置するボルト50を入れ替えることにより、両方向に180度ずつ(本実施形態では180度以上)回転可能となることから、基準位置P1から360度回転可能となる。
図1及び図2に示すように、支持部76は、本実施形態では、一例として、荷物1のフランジ2を載置面11との間に挟持可能に構成されている。支持部76は、具体的には、基部72の縁部75から上方に延出する縦壁部77と、縦壁部77から上下方向に交差する方向、一例として水平方向に延出する挟持部78と、を有している。支持部材70が載置面11に設置された状態での載置面11から挟持部78の底面までの高さは、荷物1のフランジ2の厚みと同じ、または略同じに設定されている。
支持部材70は、載置面11と挟持部78との間に荷物1のフランジ2を配置した状態でボルト50及びナット60で締結されることで、フランジ2を固定する。フランジ2を固定することは、荷物1の一部を支持することの一例である。
なお、支持部76は、挟持部78と載置面11との間に荷物1の一部を挟持することで荷物を支持する構成に限定されない。支持部76は、他の例では、荷物1の一部を収容するくぼみであってもよい。
次に、パレット10に荷物1を固定する作業について、その一例を説明する。まず、作業者等により、荷物1がパレット10の載置面11上に載置される。次に、作業者は、パレット本体20における、支持部材70を固定する位置を決定する。
支持部材70を固定する位置が決定されると、次に、作業者は、当該位置に支持部材70を固定するべく、ボルト50の頭部51を溝部40内に配置する。ボルト50は、頭部51を下として、第1の頭部55が第2の収容部R2を通る姿勢で、溝部40内に挿入される。具体的には、ボルト50の第1の頭部55の短手方向を、幅方向Wに平行とする姿勢で、頭部51を、溝部40内に挿入する。
第1の頭部55が、溝部40の底壁部41の上面42上に設置されることにより、ボルト50の軸部52の軸線が上下方向Vに平行となる。また、第1の頭部55、及び、第2の頭部56の一部が第1の収容部R1内に配置され、第2の頭部56の一部が第2の収容部R2内に配置される。
作業者は、次に、支持部材70を取り付ける。支持部材70は、溝部71内にボルト50の軸部52を配置するように、取り付けられる。支持部材70が取り付けられると、作業者は、次に、ワッシャ80を軸部52に通す。なお、ワッシャ80を用いない場合は、この工程は不要となる。
作業者は、軸部52にワッシャ80を設置すると、次に、支持部材70を、荷物1を支持するに適した位置に移動する。具体的には、作業者は、支持部材70を溝部40に沿って移動し、支持部材70を載置面11に対して回転する。
なお、図1は、4つの支持部材70が用いられ、かつ、4つの支持部材70のそれぞれが、基準位置P1で荷物1を支持している状態を示している。図2は、4つの支持部材70が用いられ、かつ、4つの支持部材70のそれぞれが、基準位置P1から45度回転された位置で荷物1を支持している状態を示している。
作業者は、使用する支持部材70がそれぞれ荷物1を支持する位置に移動すると、次に、ボルト50を軸部52回りに回転させて、第1の頭部55の長手方向を幅方向Wに平行な姿勢にする。第1の頭部55の長手方向が幅方向Wに平行となることにより、ボルト50が溝部40から抜け止めされる。
作業者は、ボルト50を回転すると、ナット60を軸部52に螺合して所定の締め付けトルクで締め付ける。ナット60が所定の締め付けトルクで締め付けられることにより、支持部材70は、荷物1を支持する位置に固定される。支持部材70が固定されることにより、荷物1がパレット10に固定されることとなる。
このように形成されたパレット10では、支持部材70は、複数の湾曲した溝部71を有することにより、載置面11に対して回転可能に構成される。この為、支持部材70を、荷物1の支持に適した位置に配置することが可能となる。この位置は、載置面11に対する回転位置である。
このように、支持部材70は、荷物1に応じて、支持に適した位置で荷物1を支持することが可能となることから、支持部材70は、位置を変更することにより、様々な種類の荷物1を支持することが可能となる。このように、1種類の支持部材70で複数種類の荷物1を支持可能となる。
さらに、支持部材70は、一例として2つの溝部71を有している。この為、支持部材70を載置面11に対して回転可能としつつ、少ない溝部71を有する構成となるので、比較的簡単に製造できる。さらに、支持部材70を2つのボルト50によりパレット本体20に固定するので、支持部材70のパレット本体20への固定強度を高くできる。
なお、本発明は上述の形態に限定されない。例えば、2つの溝部71は、同じ曲率を有する円弧状に構成されたがこれに限定されない。すなわち、支持部材70が有する複数の溝部71は、全て同じ曲率を有する円弧状に形成されることに限定されない。例えば、複数の溝部71のうち少なくとも1つが他の溝部71に対して異なる曲率を有する円弧状に形成されてもよい。この例としては、図5に示す変形例のように、支持部材70が2つの溝部71を有する場合、これら2つの溝部71のそれぞれの曲率は異なっていてもよい。なお、図5では、支持部76は、一部が省略されて示されている。
また、本実施形態では、支持部材70は、複数の溝部71の一例として、2つの溝部71を有している。しかしながら、溝部71の数は、2つに限定されない。図6に示す変形例のように、支持部材70は、3つの溝部71を有してもよい。
また、本実施形態では、複数の溝部71は、支持部76側に曲率中心を配置する円弧状に構成されたがこれに限定されない。他の例では、図7に示す変形例のように、溝部71は、基部72の、縁部75と相対する縁部79側に曲率中心を配置する円弧状に構成されてもよい。
また、本実施形態では、溝部71は、円弧状に構成されたが、これに限定されない。溝部71は、支持部材70を載置面11に対して回転可能とする湾曲した形状の溝部に構成されればよい。溝部71は、正円(半径が一定の円)の円弧の一部であってもよいし、楕円の円弧の一部であってもよいし、または、弓形状に形成されてもよい。本発明では、支持部材70を載置面11に対して回転可能とする湾曲状の溝部は、これらを含むが、これらにのみ限定されるものではない。
また、本実施形態では、2つの溝部71は、ボルト50を入れ替えることで、360度回転可能に構成されたが、支持部材70の載置面11に対する基準位置P1からの回転角度は、360度に限定されない。
例えば、パレット10に載置する荷物1の形状が特定の数種類に限定される場合は、溝部71は、これら特定の数種類の荷物1を支持するのに適した位置の範囲で回転可能に構成されればよい。
また、本実施形態では、基部72は矩形の板状に構成されたが、これに限定されない。基部72は、例えば円形や、多角形に構成されてもよい。
また、本実施形態では、パレット10は、溝部40を有する溝部ユニット30を基部21に固定することにより構成された。しかしながら、溝部40は、溝部ユニット30により構成されることに限定されない。
また、本実施形態では、ボルト50は、第1の頭部55をその短手方向が幅方向に平行となる姿勢であるときに、溝部40に沿って移動可能に構成された。しかしながら、ボルト50は、載置面11に対して移動可能であることに限定されない。他の例では、パレット10は、載置面11に対して軸部52が固定された構成であってもよい。
また、本実施形態では、ボルト50の頭部51は、第1の頭部55と第2の頭部56とを有しているが、他の例では、第2の頭部56を有していなくてもよい。
また、本実施形態では、溝部40は、第1の収容部R1と第2の収容部R2とを有しているが、これに限定されない。他の例では、第2の収容部R2に代えて、第1の頭部55と当接することによりボルト50が溝部40から抜けることを防止する抜け止め部があればよい。
また、本実施形態では、載置台の一例として、荷物の搬送に用いられるパレット等のパ
レット10が用いられた。他の例では、載置台は、例えば、コンテナの底壁部であっても
よい。コンテナの底壁部は、荷物が載置される載置台の一例である。また、載置台は、搬
送に用いられるパレット以外の台であってもよい。
また、本実施形態では、荷物1は、その下端面が載置面11に載置された状態、すなわち接触した状態で、支持部材70に支持された。しかしながら、荷物1が載置面11に載置されることは、荷物1が載置面11に接触した状態が生じることに限定されない。
例えば、支持部材70が、荷物1の下端が載置されることによって荷物1を支持する構成を有する場合は、荷物1は、載置面11に接触しない場合が生じる。本発明でいう、荷物1が載置面11に載置されるとは、荷物1が載置面11に接触することに限定されない。本発明でいう、荷物1が載置面11に載置されるとは、荷物1が載置面11に接触する状態が生じる載置、及び、荷物1が載置面11に接触せず、支持部材70を介して載置される場合も含む。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…荷物(被載置物)、10…パレット(載置台)、11…載置面、20…パレット本体(載置台本体)、30…溝部ユニット、40…溝部(ボルト用溝部)、50…ボルト、51…頭部、52…軸部、55…第1の頭部、56…第2の頭部、60…ナット、70…支持部材、71…溝部、72…基部、76…支持部、77…縦壁部、78…挟持部。

Claims (5)

  1. 載置面から延出した軸部を備える載置台に固定される支持部材であって、
    前記載置面に載置された基部と、
    前記基部に形成され、それぞれ前記軸部を配置可能な複数の湾曲した溝部と、
    前記基部に設けられ、前記載置面に載置された被載置物の一部を支持する支持部と、
    を具備した支持部材。
  2. 前記複数の溝部は、2つ形成される
    請求項1に記載の支持部材。
  3. 前記複数の溝部は、これら複数の溝部の2つに前記軸部が配置された状態で、前記載置面に対して前記基部を180度回転可能に構成される
    請求項1に記載の支持部材。
  4. 載置面を有する載置台本体と、
    前記載置面から延出した軸部と、
    前記載置面に載置された基部、前記基部に形成され、それぞれ前記軸部を配置可能な複数の湾曲した溝部、及び、前記基部に設けられ、前記載置面に載置された被載置物の一部を支持する支持部を具備した支持部材と、
    前記軸部に螺合するナットと、
    を具備する載置台。
  5. それぞれ前記軸部を備える複数のボルトをさらに具備し、
    前記載置台本体は、それぞれ前記ボルトの頭部を移動可能に配置するボルト用溝部が形成される
    請求項4に記載の載置台。
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