WO2016051907A1 - リチウムイオン二次電池 - Google Patents

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Abstract

 本発明は、電池容量を低下させることなく、ガス発生により、ガス排出弁を効率よく作動させ、安全性を向上させることを課題とする。上記課題を解決する本発明のリチウムイオン二次電池(100)は、正極電極(34)と負極電極(32)との間にセパレータ(33、35)を介して巻回した捲回群(3)と、捲回群(3)を収容する電池容器(1)と、電池容器(1)に充填される電解液とを有するリチウムイオン二次電池(100)であって、捲回群(3)は、正極電位を帯びた導体上に正極合剤層(34a)とガス発生層(50)とを有しており、ガス発生層(50)は、所定の電位以上で電解液と反応してガスを発生させることを特徴とする。

Description

リチウムイオン二次電池
 本発明は、電池ケースの内圧が規定値を越えると作動するガス開放弁または電流遮断機構のいずれかを有し、且つある規定以上の電極電位になるとガスが発生するガス発生剤からなる層を備えた密閉型電池およびこのような密閉型電池の製造方法に関する。
 近年、電気自動車等の動力源として、正極電極と負極電極との間にセパレータを介在させ、これらを捲回して作製した捲回群を備えたエネルギー密度の高いリチウムイオン二次電池の開発が進められている。また高エネルギー化の一方で、安全性の両立が要求されている。本技術分野の背景技術として、特許文献1には、密閉型電池が過充電とされた場合にガスを発生する第1ガス発生剤を正極活物質層に担持させる技術が記載されている。
特開2013-152810号公報
 しかしながら、特許文献1の方法では、正極活物質層(正極合剤層)にガス発生剤を担持させるため、正極の活物質が占有する比率が低下し、電池容量の体積効率が低下する。
 本発明では、電池容量を低下させることなく、ガス発生により、ガス排出弁を効率よく作動させ、安全性を向上させることを課題とする。
 上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
 本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、電池缶内部で、正極電位を有する導体上で、負極電極と一部対向している位置に、正極合剤層とガス発生層とを設け、かつガス発生層が電解液に接触していることを特徴とする。
 本発明によれば、ガス発生層を正極合剤層外に配置することで、正極合剤層において正極活物質が占有する比率を低下させることなく、ガス発生剤を設置することができる。したがって、電池容量の体積効率を低下させることなく、従来技術と同等以上の安全性の高い電池を提供することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
角形二次電池の外観斜視図。 角形二次電池の分解斜視図。 捲回群の斜視図。 負極電極の構成を説明する図。 実施例1における正極電極の構成を説明する図。 実施例1における捲回群の断面を模式的に示す図。 実施例2における正極電極の構成を説明する図。 実施例3における捲回群の断面図を模式的に示す図。 実施例4におけるガス発生部品の正面図。 実施例4におけるガス発生部品と正極電極と負極電極とセパレータを重ねて並べた捲回前の状態を模式的に示す配置図。 実施例5における角形二次電池の分解斜視図。 実施例6における正極電極の正面図。
 以下、実施例について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施例では、リチウムイオン二次電池の例として、扁平捲回式の角形二次電池に適用した場合について説明するが、かかる構成に限定されるものではなく、例えば複数枚の正極電極と負極電極を交互に積層した積層式等、他の形式のリチウムイオン二次電池にも適用することができる。
[実施例1]
 図1は、角形二次電池の外観斜視図、図2は、角形二次電池の分解斜視図である。
 角形二次電池100は、電池缶1および電池蓋6を備える。電池缶1は、相対的に面積の大きい一対の対向する幅広側面1bと相対的に面積の小さい一対の対向する幅狭側面1cとを有する側面と底面1dを有し、その上方に開口部1aを有する。
 電池缶1内には、捲回群3が収納され、電池缶1の開口部1aが電池蓋6によって封止されている。電池蓋6は略矩形平板状であって、電池缶1の上方開口部1aを塞ぐように溶接されて電池缶1が封止されている。電池蓋6には、正極外部端子14と、負極外部端子12が設けられている。正極外部端子14と負極外部端子12を介して捲回群3に充電され、また外部負荷に電力が供給される。
 電池蓋6には、ガス排出弁10が一体的に設けられ、電池容器内の圧力が予め設定された値以上まで上昇すると、ガス排出弁10が開いて内部からガスが排出され、電池容器内の圧力が低減される。これによって、角形二次電池100の安全性が確保される。
 電池缶1内には、絶縁保護フィルム2を介して捲回群3が収容されている。捲回群3は、扁平形状に捲回されているため、断面半円形状の互いに対向する一対の湾曲部と、これら一対の湾曲部の間に連続して形成される平面部とを有している。捲回群3は、捲回軸方向が電池缶1の横幅方向に沿うように、一方の湾曲部側から電池缶1内に挿入され、他方の湾曲部側が上部開口側に配置される。
 捲回群3の正極金属箔露出部34bは、正極集電板44を介して電池蓋6に設けられた正極外部端子14と電気的に接続されている。また、捲回群3の負極金属箔露出部32bは、負極集電板24を介して電池蓋6に設けられた負極外部端子12と電気的に接続されている。これにより、正極集電板44および負極集電板24を介して捲回群3から外部負荷へ電力が供給され、正極集電板44および負極集電板24を介して捲回群3へ外部発電電力が供給され充電される。
 正極集電板44と負極集電板24、及び、正極外部端子14と負極外部端子12を、それぞれ電池蓋6から電気的に絶縁するために、ガスケット5および絶縁板7が電池蓋6に設けられている。
 正極外部端子14および正極集電板44の形成素材としては、例えばアルミニウム合金が挙げられ、負極外部端子12および負極集電板24の形成素材としては、例えば銅合金が挙げられる。また、絶縁板7およびガスケット5の形成素材としては、例えばポリブチレンテレフタレートやポリフェニレンサルファイド、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂等の絶縁性を有する樹脂材が挙げられる。
 電池蓋6には、電池容器内に電解液を注入するための注液口9が穿設されており、この注液口9は、電解液を電池容器内に注入した後に注液栓11によって封止される。注液栓11は、レーザ溶接により電池蓋6に接合されて注液口9を封止し、角形二次電池100を密閉する。電池容器内に充填される電解液としては、例えばエチレンカーボネート等の炭酸エステル系の有機溶媒に6フッ化リン酸リチウム(LiPF)等のリチウム塩が溶解された非水電解液を適用することができる。
 正極接続部14a、負極接続部12aは、正極外部端子14、負極外部端子12の下面からそれぞれ突出して先端が電池蓋6の正極側貫通孔46、負極側貫通孔26に挿入可能な円柱形状を有している。正極接続部14a、負極接続部12aは、電池蓋6を貫通して正極集電板44、負極集電板24の正極集電板基部41、負極集電板基部21よりも電池缶1の内部側に突出しており、先端が“かしめ”られて、正極外部端子14、負極外部端子12と、正極集電板44、負極集電板24を電池蓋6に一体に固定している。正極外部端子14、負極外部端子12と電池蓋6との間には、ガスケット5が介在されており、正極集電板44、負極集電板24と電池蓋6との間には、絶縁板7が介在されている。
 正極集電板44、負極集電板24は、電池蓋6の下面に対向して配置される矩形板状の正極集電板基部41、負極集電板基部21と、正極集電板基部41、負極集電板基部21の側端で折曲されて、電池缶1の幅広面に沿って底面側に向かって延出し、捲回群3の正極金属箔露出部34b、負極金属箔露出部32bに対向して重ね合わされた状態で接続される正極側接続端部42、負極側接続端部22を有している。正極集電板基部41、負極集電板基部21には、正極接続部14a、負極接続部12aが挿通される正極側開口穴43、負極側開口穴23がそれぞれ形成されている。
 捲回群3の扁平面に沿う方向でかつ捲回群3の捲回軸方向に直交する方向を中心軸方向として前記捲回群3の周囲には絶縁保護フィルム2が巻き付けられている。絶縁保護フィルム2は、例えばPP(ポリプロピレン)などの合成樹脂製の一枚のシートまたは複数のフィルム部材からなり、捲回群3の扁平面と平行な方向でかつ捲回軸方向に直交する方向を巻き付け中心として少なくとも1周以上巻き付けられる長さを有している。
 図3は、捲回群の一部を展開した状態を示す分解斜視図である。
 捲回群3は、負極電極32と正極電極34を間にセパレータ33、35を介して扁平状に捲回することによって構成されている。捲回群3は、最外周の電極が負極電極32であり、さらにその外側にセパレータ33、35が捲回される。セパレータ33、35は、正極電極34と負極電極32との間を絶縁する役割を有している。
 負極電極32の負極合剤層32aは、正極電極34の正極合剤層34aよりも幅方向に大きく、正極合剤層34aは、必ず負極合剤層32aの間に挟まれるように構成されている。正極金属箔露出部34b、負極金属箔露出部32bは、平面部分で束ねられて溶接等により接続される。尚、セパレータ33、35は幅方向で負極合剤層32aよりも広いが、正極金属箔露出部34b、負極金属箔露出部32bで端部の金属箔面が露出する位置に捲回されるため、束ねて溶接する場合の支障にはならない。また、必要に応じて、捲回群3の最内周に軸芯を配置することも可能である。軸芯としては例えば、正極金属箔、負極金属箔、セパレータ33、35のいずれよりも曲げ剛性の高い樹脂シートを捲回して構成したものを用いることができる。
 図4は、負極電極の構成を説明する図であり、図4(a)は、負極電極の正面図、図4(b)は、図4(a)のA-A’線断面図である。
 負極電極32は、負極集電体である負極金属箔の両面に負極活物質を含む負極合剤を塗工した負極合剤層32aが設けられている。そして、負極金属箔の幅方向他方側の端部には、負極合剤が塗布されていない負極金属箔露出部32bが設けられている。負極金属箔露出部32bは、負極金属箔の金属面が露出した領域であり、捲回軸方向の他方側の位置に配置されるように捲回される。
 負極電極32に関しては、負極活物質として非晶質炭素粉末100重量部に対して、結着剤として10重量部のポリフッ化ビニリデン(以下、PVDFという。)を添加し、これに分散溶媒としてN-メチルピロリドン(以下、NMPという。)を添加、混練した負極合剤を作製した。この負極合剤を厚さ10μmの銅箔(負極金属箔)の両面に溶接部である負極金属箔露出部32b(負極未塗工部)を残して塗布した。その後、乾燥、プレス、裁断工程を経て、銅箔を含まない負極活物質塗布部の厚さ70μmの負極電極32を得た。
 尚、本実施形態では、負極活物質に非晶質炭素を用いる場合について例示したが、これに限定されるものではなく、リチウムイオンを挿入、脱離可能な天然黒鉛や、人造の各種黒鉛材、コークスなどの炭素質材料やSiやSnなどの化合物(例えば、SiO、TiSi等)、またはそれの複合材料でもよく、その粒子形状においても、鱗片状、球状、繊維状、塊状等、特に制限されるものではない。
 また、負極電極における塗工部の結着材としてPVDFを用いる場合について例示したが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ブチルゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、多硫化ゴム、ニトロセルロース、シアノエチルセルロース、各種ラテックス、アクリロニトリル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、フッ化プロピレン、フッ化クロロプレン、アクリル系樹脂などの重合体およびこれらの混合体などを用いることができる。
 また、負極電極における塗工部の分散溶媒としてNMPを用いる場合について例示したが、これに限られたものではなく、例えばHOの溶媒に、増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(CMC)を添加したものを用いてもよい。
 図5は、実施例1における正極電極の構成を説明する図であり、図5(a)は、正極電極の正面図、図5(b)は、図5(a)のA-A’線断面図である。
 正極電極34は、正極集電体である正極金属箔の両面に正極合剤を塗布した正極合剤層34aを有し、正極金属箔の幅方向一方側の端部には、正極合剤を塗布しない正極金属箔露出部34bが設けられている。正極金属箔露出部34bは、正極金属箔の金属面が露出した領域であり、捲回軸方向の一方側の位置に配置されるように捲回される。
 そして、本実施例では、正極金属箔露出部34bに、ガス発生層50を配置した。ガス発生層50と正極合剤層34aは、導体である正極金属箔に設けられており、互いに接触している。ガス発生層50は、正極合剤層34aと同等の厚さを有しており、正極合剤層34aの端部に沿って一定幅で正極電極34の長手方向に亘って延在するように設けられている。ガス発生層50は、予め設定された電位以上で電解液と反応してガスを発生させるガス発生合剤を正極金属箔露出部34bに塗布することによって形成されている。
 図6は、実施例1における捲回群の断面図である。
 負極電極32は、正極合剤層34aと対向しかつ正極合剤層34aよりも幅広の負極合剤層32aを有している。ガス発生層50は、少なくとも一部が負極電極32の負極合剤層32aと対向している。ガス発生層50の塗工幅は、図6に示すように捲回群3内で、ガス発生層50に対向する負極合剤層32aの塗工端部とガス発生層50の塗工端部とが同じ位置となる幅とした。
 正極電極34に関しては、正極活物質としてマンガン酸リチウム(化学式LiMn)100重量部に対し、導電材として10重量部の鱗片状黒鉛と、結着剤として10重量部のPVDFとを添加し、これに分散溶媒としてNMPを添加、混練してスラリ状の正極合剤を作製した。このスラリ状の正極合剤を厚さ20μmのアルミニウム箔(正極金属箔)の両面に溶接部である正極金属箔露出部34b(正極未塗工部)を残して塗布した。その後、乾燥、プレス、裁断工程を経て、アルミニウム箔を含まない正極合剤層34aの厚さ90μmの正極電極31を得た。
 ガス発生層50を構成するガス発生合剤は、正極合剤と同時に塗布してもよく、また、正極合剤を塗布して所定時間乾燥させた後に塗布してもよく、乾燥後に正極合剤と共にプレスしてガス発生層50を形成しても良い。
 また、本実施例では、正極活物質にマンガン酸リチウムを用いる場合について例示したが、スピネル結晶構造を有する他のマンガン酸リチウムや一部を金属元素で置換又はドープしたリチウムマンガン複合酸化物や層状結晶構造を有すコバルト酸リチウムやチタン酸リチウムやこれらの一部を金属元素で置換またはドープしたリチウム-金属複合酸化物を用いるようにしてもよい。
 また、本実施例では、正極合剤における結着材としてPVDFを用いる場合について例示したが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ブチルゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、多硫化ゴム、ニトロセルロース、シアノエチルセルロース、各種ラテックス、アクリロニトリル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、フッ化プロピレン、フッ化クロロプレン、アクリル系樹脂などの重合体およびこれらの混合体などを用いることができる。
 次に、本実施例におけるガス発生層50について説明する。ガス発生層50は、ガス発生剤として炭酸リチウム、導電剤としてアセチレンブラック、結着剤としてPVDFを含む。これに分散溶媒としてNMPを添加、混練してスラリ状のガス発生合剤を作製し、目的の箇所に塗布後乾燥して、分散溶媒を蒸発させることで、ガス発生層50を形成する。
 ガス発生剤である炭酸リチウムは、正極電極34の電極電位が予め設定された電位以上(例えば、最大使用電圧4.2Vにおいて動作開始電圧4.3V以上)になると、電解液と反応して分解反応が起こり、炭酸ガスを発生させる。したがって、ガス発生剤の分解反応には、電解液に接触している必要がある。電池が過充電状態になったときに、ガス発生剤による発生ガスにより、電池内部の内圧を早く上昇させ、ガス排出弁10の作動を早めることを所望とする。
 本実施例では、ガス発生層50の組成比を変化させて作製した電池の過充電試験を実施し、ガス発生剤の分解によって、ガス排出弁10が作動する時の充電状態(SOC)を測定した。ガス発生層50の組成は、ガス発生の必要量に対する炭酸リチウム100重量部に対して、導電剤のアセチレンブラックの量を変化させた。また、バインダであるPVDFの量は、アセチレンブラックの量に応じて、結着可能な量を配合した。
 表1は、ガス発生層の組成について検討を行った実施例及び比較例とその効果を示すものである。尚、効果比較のため、表1に示す比較例1は、図5および図6中のガス発生剤を配置しないもの(ガス発生層50が無いもの)を作製した。効果の指標には、ガス排出弁が作動した時点におけるSOCを用いた。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 表1の結果から、比較例1に対して、実施例1-1~1-6は、いずれも早い段階、すなわち、SOCが低い段階で、ガス排出弁10が作動していることから、ガス発生層50の効果が認められる。また、実施例1-1に示すように、導電剤を有していない場合でも、ガス発生層50の効果が確認できた。
 特に、実施例1-3の場合、すなわち、ガス発生剤に導電剤を30重量部以上混合している場合、他の実施例に対して、比較的早い段階でガス排出弁10が作動している。従って、ガス発生剤に導電剤を30重量部以上混合することが望ましいことがわかった。これは、ガス発生剤である炭酸リチウムに効率的に正極電位を伝搬することができたためであり、分解反応が促進されたことにより、所望とする早い段階(本仕様の電池ではSOC170%以下を目標としている。)でガスが発生したからであると考えられる。
 尚、本実施形態では、ガス発生剤として、炭酸リチウムを用いたが、これに限定されるものではなく、蓚酸リチウムを用いても良い。また、本検討で使用した炭酸リチウムは、中心粒径(d50)が2~3μmのものを用いたが、これに限定されるわけではない。但し、効率よくガス発生させるためには、比表面積が大きいほうが効果的と考えられるので、中心粒径が大きいものは好ましくないと考えられる。炭酸リチウムの大きさは、下限が導電剤と同等以上の大きさを有しており、上限がガス発生層50の層厚よりも小さく、より好ましくは、層厚の1/3以下の厚さを有している。導電剤は、例えば0.1~0.3μmの大きさを有するものを用いている。上述の実施例では、導電剤としてアセチレンブラックを用いたが、これに限定されるものではなく、例えば鱗片状黒鉛やその他の炭素材料を用いても良い。
 本実施例によれば、ガス発生層50を正極合剤層34aの外に配置することで、正極合剤層34aにおいて正極活物質が占有する比率を低下させることなく、ガス発生剤を設置することができる。したがって、電池容量の体積効率を低下させることなく、従来技術と同等以上の安全性の高い電池を提供することができる。
[実施例2]
 図7は、実施例2における正極電極の構成を説明する図であり、図7(a)は、正極電極の正面図、図7(b)は、図7(a)のA-A’線断面図である。なお、実施例1と同様の構成には同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
 本実施例において特徴的なことは、正極電極134のガス発生層50と正極合剤層134aとの間に隙間134cを設けたことである。正極電極134は、正極金属箔の上に正極合剤層134aとガス発生層50を有している。ガス発生層50は、正極合剤層134aの端部との間に隙間134cを有して設けられている。本実施例では、隙間134cは、約1mm程度の大きさを有している。
 上記した構成を有する正極電極134を用いて、実施例1と同様の方法で電池を作製した。表2は、本実施例と実施例1-3について過充電時にガス排出弁10が作動したSOCを比較した結果を示すものである。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 表2に示す結果より、いずれも所望としているガスが発生し、ガス排出弁10が作動している。しかし、本実施例ではSOCが169%で作動しているのに対し、実施例1-3ではSOCが163%で作動しており、本実施例より実施例1-3の方がガス排出弁10の作動が早いことがわかる。これは、ガス発生層50が正極合剤層34aと接触している方が、ガス発生層50の正極電位を感受する面積が増えるため、ガスが早期に発生したと推察される。このことから、ガス発生層50は、正極合剤層34aに接触している実施例1に示す構造のほうが好ましいが、正極合剤層134aとガス発生層50との間に隙間134cを設けた本実施例の構造でも一定以上の効果があり、十分に実用性があることがわかった。
[実施例3]
 図8は、実施例3における捲回群3の断面図である。なお、上述の各実施例と同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
 本実施例において特徴的なことは、正極電極234におけるガス発生層50の塗工幅を、実施例1のものよりも広くして、ガス発生層50の幅方向の端部がガス発生層50に対向する負極合剤層32aの端部よりも幅方向に突出する大きさにしたことである。
 ガス発生層50は、実施例1と同様に、正極合剤層34aの端部に接触した状態で正極金属箔の長手方向に沿って一定幅で延在するように設けられている。ガス発生層50は、一方の端部が正極合剤34aの端部に接触して配置され、他方の端部が負極合剤層32aの端部よりも幅方向に突出した位置でかつセパレータ33、35の端部よりも引っ込んだ位置に配置されている。すなわち、ガス発生層50の塗工幅は、図8に示すように、ガス発生層50が対向する負極合剤層32aの塗工端部よりも幅方向に突出し、且つ、その間に介在するセパレータ33、35の端部からは、はみ出さない幅に設定されている。ただし、正極電極234全体におけるガス発生合剤の塗工量は、実施例1と同じとしているため、ガス発生層50の厚さは正極合剤層34aの厚さよりも薄くなっている。
 上記した構成を有する正極電極234を用いて、実施例1と同様の方法で電池を作製した。表3は、本実施例と実施例1-3について過充電時にガス排出弁10が作動したSOCを比較した結果を示すものである。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000003
 表3に示す結果より、いずれも所望としているガスが発生し、ガス排出弁10が作動した。また、本実施例の方がガス排出弁10の作動するタイミングが若干遅かったが、特段大きな差は無く、誤差の範囲であると考えられる。
 表4は、本実施例と実施例1-3について加熱時における電圧低下開始温度を比較した結果を示すものである。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000004
 表4に示す結果より、本実施例の方が実施例1-3に比べ、電圧低下が開始した温度が高いことが分かる。これは例えば実施例1-3の場合、電池内部が高温になることによってセパレータ33,35の熱収縮が発生し、一定以上収縮することにより負極合剤層32aの塗工端部と正極金属箔露出部34bが直接接触して短絡するため、電圧が低下するからである。
 一方、本実施例では、負極合剤層32aの塗工端部に対向する位置にガス発生層50が配置されているため、導電剤を介して短絡はするものの、直接接触による短絡を回避できる。したがって、実施例1-3よりは電圧低下のタイミングが若干遅くなったと考えられる。従って、ガス発生層50の幅としては、ガス発生層50が対向する負極合剤層32aの塗工端部よりも広く、且つ、その間に介在するセパレータ33,35からは、はみ出さない幅が好ましいと考えられる。
[実施例4]
 本実施例では、前記実施例1~3と異なり、ガス発生層50をアルミニウム箔上に塗布したガス発生部品150を別途用意し、捲回群3の最内周に配置する構成を有する。
 図9は、ガス発生部品の正面図である。
 ガス発生部品150は、金属箔にガス発生合剤を塗工することにより形成されたガス発生層50と金属箔露出部150bとを有する。金属箔露出部150bは、ガス発生層50の幅方向一方側に設けられている。ガス発生層50の塗工幅は、正極合剤層34aの塗工幅と同じであり、金属箔露出部150bの幅は、正極金属箔露出部34bの幅と同じである。
 図10は、ガス発生部品と正極電極と負極電極とセパレータを重ねて並べた捲回前の状態を模式的に示す配置図である。
 ガス発生部品150の金属箔露出部150bと正極金属箔露出部34bとが同一面上に配置されるように、ガス発生部品150を捲回群3の最内周に配置することで、正極金属箔露出部34bが平面部分で束ねられて溶接等により接続される際に、金属箔露出部150bも同時に接続される。これにより、ガス発生部品150は、正極電極34と同じ電位を持つ。
 表5は、本実施例と実施例1-3と比較例1のそれぞれについて過充電時にガス排出弁10が作動したSOCを比較した結果を示すものである。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000005
 表5に示す結果から、本実施例は、実施例1-3に比べると、ガス排出弁10が作動したSOCが高くなっており、作動するタイミングが遅延している。これは、実施例2と同様に、実施例1-3よりはガス発生層50が正極電位を感受する面積が狭いため、ガス発生反応が遅くなったことによると推察される。しかし、ガス発生層50を配置しない比較例1と比べると、本実施例はSOC170%で作動しており、ガス排出弁10の作動が早くなっている。したがって、本実施例の構成でも十分に実用性があることがわかる。
[実施例5]
 図11は、実施例5における角形二次電池の分解斜視図である。
 本実施例において特徴的なことは、実施例4のガス発生部品150を、捲回群3の最外周に配置したことである。
 本実施例では、比較例1の正極電極を有する捲回群3を作製し、実施例4と同様にガス発生部品150を準備し、捲回群3の正極金属箔露出部34bとガス発生部品150の金属箔露出部150bが接続されるように、ガス発生部品150を捲回群3の最外周に配置し、電池を作製した。
 表6は、本実施例と実施例1-3と比較例のそれぞれについて過充電時にガス排出弁10が作動したSOCを比較した結果を示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000006
 表6に示す結果から、実施例4と同様に、比較例に比べると、ガス排出弁10が作動したSOCが遅延している。これは、実施例2と同様に、実施例1-3よりはガス発生層50が正極電位を感受する面積が狭いため、ガス発生反応が遅くなったことによると推察される。しかし、ガス発生層50を配置しない比較例1と比べると、本実施例はSOC168%で作動しており、ガス排出弁10の作動が早くなっている。したがって、本実施例の構成でも十分に実用性があることがわかる。
[実施例6]
 図12は、実施例6における正極電極の正面図である。
 本実施例において特徴的なことは、正極電極234の長手方向両端部にガス発生層50を設けたことである。
 正極電極234は、正極金属箔の上に正極合剤層34aとガス発生層50を有している。ガス発生層50は、正極金属箔の長手方向両端部において正極合剤層34aと同じ塗布幅でかつ所望の量を有するように所定範囲に亘って設けられている。上記した構成を有する正極電極234を用いて、実施例1と同様の方法で電池を作製した。
 表7は、本実施例と実施例1-3と比較例の過充電時にガス排出弁10が作動したSOCを比較した結果を示すものである。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000007
 表7に示す結果より、実施例4および実施例5と同様に、実施例1-3に比べると、ガス排出弁10が作動したSOCが遅延している。これは、実施例2と同様に、ガス発生層50が正極電位を感受する面積が狭いため、ガス発生反応が遅くなったことによると推察される。しかし、ガス発生層50を配置しない比較例1と比べると、本実施例はSOC167%で作動しており、ガス排出弁10の作動が早くなっている。したがって、本実施例の構成でも十分に実用性があることがわかる。
 尚、本実施例では、正極電極34の長手方向両端部にガス発生層50を配置したが、これに限定されるわけではなく、前記実施例4および5の結果から、必要量のガス発生剤が配置できれば、少なくとも一方の端部に配置する場合でも所望の効果が期待できると考えられる。
 以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1   電池缶
3   捲回群
6   電池蓋
10   ガス排出弁
12   負極外部端子
14   正極外部端子
32   負極電極
32a  負極合剤層
32b  負極金属箔露出部
33   セパレータ
34、134、234 正極電極
34a、134a   正極合剤層
34b、134b   正極金属箔露出部
35   セパレータ
50   ガス発生層
100  扁平捲回形二次電池
150  ガス発生部品
150b  金属箔露出部

Claims (10)

  1.  正極電極と負極電極との間にセパレータを介して巻回した捲回群と、該捲回群を収容する電池容器と、該電池容器に充填される電解液とを有するリチウムイオン二次電池であって、
     前記捲回群は、正極電位を帯びた導体上に正極合剤層とガス発生層とを有し、
     該ガス発生層は、所定の電位以上で前記電解液と反応してガスを発生させることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
  2.  前記負極電極は、前記正極合剤層と対向しかつ前記正極合剤層よりも幅広の負極合剤層を有しており、
     前記ガス発生層は、少なくとも一部が前記負極電極の負極合剤層と対向していることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
  3.  前記ガス発生層と前記正極合剤層は、前記導体である正極金属箔に設けられており、互いに接触していることを特徴とする請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池。
  4.  前記ガス発生層と前記正極合剤層は、前記導体である正極金属箔に設けられており、互いの間に隙間を有して設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池。
  5.  前記ガス発生層は、一方の端部が前記正極合剤層の端部に接触して配置され、他方の端部が前記負極合剤層の端部よりも幅方向に突出した位置でかつ前記セパレータの端部よりも引っ込んだ位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のリチウムイオン二次電池。
  6.  前記捲回群は、金属箔にガス発生合剤を塗工することにより形成されたガス発生層と金属箔露出部を有するガス発生部品を有しており、該ガス発生部品の金属箔露出部と前記正極電極の金属箔露出部とが接続されていることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
  7.  前記ガス発生部品は、前記捲回群の最内周に配置されていることを特徴とする請求項6に記載のリチウムイオン二次電池。
  8.  前記ガス発生部品は、前記捲回群の最外周に配置されていることを特徴とする請求項6に記載のリチウムイオン二次電池。
  9.  前記ガス発生層は、前記正極電極の長手方向の少なくとも一方の端部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
  10.  前記ガス発生層は、導電剤を含有することを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
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