WO2016042827A1

WO2016042827A1 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

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Publication number: WO2016042827A1
Application number: PCT/JP2015/062436
Authority: WO
Inventors: 正人北田; 理石井
Original assignee: 日本電気株式会社
Priority date: 2014-09-16
Filing date: 2015-04-23
Publication date: 2016-03-24
Also published as: US20170192673A1; CN106687909A

Abstract

　注目する画面が見づらくならないようにキーボード画像を表示する。情報処理装置であって、第１および第２表示フレームを画面上に上下に並べて配置し、前記第１および第２表示フレーム内に情報を表示しつつ、編集操作用のキーボード画像を表示する表示手段と、前記第１表示フレームが注目フレームである場合に、前記第１表示フレームとキーボード画像とが重ならないように、前記第１表示フレームと前記キーボード画像とを配置する表示制御手段と、を備えた。

Description

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

　本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。

　上記技術分野において、特許文献１には、フリックジェスチャによってソフトキーボードを移動させる技術が開示されている。特許文献２には、スクロール用のアイコンを表示画面の下側に偏った領域に配置する技術が開示されている（図８参照）。

国際公開第２０１２／０６１６２８号特開２０１２－０１８６９７号公報

　しかしながら、上記文献に記載の技術では、注目する画面が見づらくならないようにキーボード画像を配置することができなかった。

　本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。

　上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
　第１および第２表示フレームを画面上に上下に並べて配置し、前記第１および第２表示フレーム内に情報を表示しつつ、編集操作用のキーボード画像を表示する表示手段と、
　前記第１表示フレームが注目フレームである場合に、前記第１表示フレームとキーボード画像とが重ならないように、前記第１表示フレームと前記キーボード画像とを配置する表示制御手段と、
　を備えた。

　上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、
　第１および第２表示フレームを画面上に上下に並べて配置し、前記第１および第２表示フレーム内に情報を表示しつつ、編集操作用のキーボード画像を表示する表示ステップと、
　前記第１表示フレームが注目フレームである場合に、前記第１表示フレームとキーボード画像とが重ならないように、前記第１表示フレームと前記キーボード画像とを配置する表示制御ステップと、
　を含む。

　上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理プログラムは、
　第１および第２表示フレームを画面上に上下に並べて配置し、前記第１および第２表示フレーム内に情報を表示しつつ、編集操作用のキーボード画像を表示する表示ステップと、
　前記第１表示フレームが注目フレームである場合に、前記第１表示フレームとキーボード画像とが重ならないように、前記第１表示フレームと前記キーボード画像とを配置する表示制御ステップと、
　をコンピュータに実行させる。

　本発明によれば、注目する画面が見づらくならないようにキーボード画像を表示することができる。

本発明の第１実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理装置の画面入替処理の動作の概要を示す図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理装置の表示フレーム情報の構成を示す図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理装置のキーボード画像テーブルの構成を示す図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理装置の移動判定テーブルの構成を示す図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理装置の画面操作処理手順を示すフローチャートである。本発明の第２実施形態に係る情報処理装置の表示フレームの移動処理手順を示すフローチャートである。本発明の第３実施形態に係る情報処理装置のキーボード画像表示動作の概要を示す図である。本発明の第３実施形態に係る情報処理装置のキーボード画像テーブルの構成を示す図である。本発明の第３実施形態に係る情報処理装置のキーボード画像表示の処理手順を示すフローチャートである。本発明の第４実施形態に係る情報処理装置の画面入替処理の動作の概要を示す図である。本発明の第４実施形態に係る情報処理装置の画面操作処理手順を示すフローチャートである。本発明の第４実施形態に係る情報処理装置の表示フレームの移動処理手順を示すフローチャートである。本発明の第５実施形態に係る情報処理装置の画面入替処理の動作の概要を示す図である。本発明の第５実施形態に係る情報処理装置の表示フレームの移動処理手順を示すフローチャートである。本発明の第６実施形態に係る情報処理装置の３画面表示の場合の画面入替処理の動作の概要を示す図である。

　以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して、例示的に詳しく説明記載する。ただし、以下の実施の形態に記載されている、構成、数値、処理の流れ、機能要素などは一例に過ぎず、その変形や変更は自由であって、本発明の技術範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。

　［第１実施形態］
　本発明の第１実施形態としての情報処理装置１００について、図１を用いて説明する。情報処理装置１００は、第１表示フレームにキーボード画像が重ならないように第１表示フレームとキーボード画像とを配置する装置である。図１に示すように、情報処理装置１００は、表示部１０１と表示制御部１０２とを含む。表示部１０１は、第１および第２表示フレームを画面上に上下に並べて配置し、第１および第２表示フレーム内に情報を表示しつつ、編集操作用のキーボード画像を表示する。表示制御部１０２は、第１表示フレームが注目フレームである場合に、第１表示フレームとキーボード画像とが重ならないように、第１表示フレームとキーボード画像とを配置する。

　本実施形態によれば、注目する画面が見づらくならないようにキーボード画像を表示することができる。

　［第２実施形態］
　次に本発明の第２実施形態に係る情報処理装置２００について、図２を用いて説明する。図２は、本実施形態に係る情報処理装置２００の動作の概要を説明するための図である。縦置き状態の情報処理装置２００の表示画面２１０の上側には、画面Ａ２０１が表示され、下側には画面Ｂ２０２が表示されている。下側に表示された画面Ｂ２０２に文字などを入力するために、編集操作用のキーボード画像２０３を表示すると、キーボード画像２０３が画面Ｂの上に重なって表示され、画面Ｂ２０２に表示されている情報などが隠れてしまう。つまり、この場合、キーボード画像２０３の存在により、ユーザが注目している画面Ｂ２０２が見づらくなる。よって、画面Ａ２０１の配置位置と画面Ｂ２０２の配置位置とを入れ替えて、画面Ｂ２０２とキーボード画像２０３とが重ならないように画面Ｂ２０２を移動して、画面Ｂ２０２が表示画面２１０の上側の位置に配置されるようにする。すなわち、キーボード画像２０３は所定の位置に表示したまま画面Ｂ２０２をキーボード画像２０３が表示されていない位置に移動する。

　図３は、本実施形態に係る情報処理装置２００の機能構成を示すブロック図である。情報処理装置２００は、ディスプレイパネルを有する表示部３０１とタッチパネルを有する操作部３０２とによる表示画面２１０を備える。また、情報処理装置２００は、表示制御部３０３と表示データ生成部３０４とアプリ実行指示判定部３０５とアプリケーション実行部３０６とを備える。

　アプリ実行指示判定部３０５は、操作部３０２におけるアプリケーション実行指示を判定して、アプリケーション実行指示の場合にアプリケーション実行部３０６でアプリケーションを起動し実行する。表示データ生成部３０４は、実行するアプリケーションに従う表示データを生成する。表示制御部３０３は、表示フレーム情報３３０を有し、アプリケーションの実行により生成された表示データを表示フレームに割り当てて、表示部３０１に表示させる。

　さらに、情報処理装置２００は、表示フレーム入替判定部３０７とキーボード画像要否判定部３０８とを備える。表示フレーム入替判定部３０７は、移動判定テーブル３７０を有し、注目フレームにキーボード画像が重なって表示されるかを判定して、表示制御部３０３へ通知する。キーボード画像要否判定部３０８は、アプリに対して操作指示があった場合に、キーボード画像２０３の表示が必要か否かを判定する。キーボード画像要否判定部３０８は、例えば、文書編集アプリの起動操作や動画閲覧アプリの起動操作、インターネット閲覧用アプリの検索バーをタップする操作などに基づいてキーボード画像の要否を判定する。キーボード画像２０３の表示が必要であれば、表示制御部３０３は、表示部３０１の所定の位置にキーボード画像２０３を表示する。

　図４Ａは、表示フレーム情報３３０の構成を示す図である。表示フレーム情報３３０は、表示制御部３０３によって、アプリケーションに関連した表示情報を画面に配置するために使用される。表示フレーム情報４１０は、表示フレームの移動前の表示フレーム情報であり、表示フレーム情報４２０は、表示フレームの移動後の表示フレーム情報である。表示フレーム属性４１２、４２２と表示フレーム位置４１３、４２３と表示フレームサイズ４１４、４２４と表示フレーム内容４１５、４２５と表示フレーム入替フラグ４１６、４２６とを、表示フレームＩＤ４１１、４２１に関連付けて記憶する。表示制御部３０３は、表示フレーム情報３３０に基づいて表示フレームの位置を移動する。表示フレーム入替フラグが「１」の場合に表示フレームの移動を行ない、「０」の場合には移動は行なわない。

　図４Ｂは、キーボード画像テーブル３８０の構成を示す図である。キーボード画像テーブル３８０は、表示制御部３０３によって、キーボード画像２０３を画面に配置するために使用される。キーボード画像２０３の表示位置３８２および表示サイズ３８３を、表示位置ＩＤ３８１に関連付けて記憶する。キーボード画像２０３の表示位置は、キーボード画像テーブル３８０に基づいて決定される。表示制御部３０３は、キーボード画像テーブル３８０を参照して、キーボード画像２０３が表示されない位置に注目フレームを表示する。

　図５は、移動判定テーブル３７０の構成を示す図である。移動判定テーブル３７０は、表示フレーム入替判定部３０７によって、表示フレームの入れ替えの要否を判定するために使用される。表示フレーム入替判定部３０７は、注目フレームの表示位置とキーボード画像の表示位置とから両者が重なるか否かを判定する。両者が重なる場合には、注目フレームの入替フラグ５０３がＯＮになり、注目フレームが移動する。

　図６は、本実施形態に係る情報処理装置２００のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置２００は、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　Ｕｎｉｔ）６１０、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ　Ｏｎｌｙ　Ｍｅｍｏｒｙ）６２０およびＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ　Ａｃｃｅｓｓ　Ｍｅｍｏｒｙ）６４０を備えている。さらに、情報処理装置２００は、通信制御部６３０とストレージ６５０と入出力インタフェース６６０を備えている。

　ＣＰＵ６１０は、演算処理用のプロセッサであり、プログラムを実行することにより情報処理装置２００の各機能構成部を実現する。なお、ＣＰＵ６１０は１つに限定されず、複数であってもよく、また、画像処理用のＧＰＵ（Ｇｒａｐｈｉｃｓ　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　Ｕｎｉｔ）を含んでもよい。ＲＯＭ６２０は、リードオンリメモリであり、ファームウェアなどのプログラムを記憶する。通信制御部６３０は、ネットワークを介して他の装置と通信する。また、通信制御部６３０は、ＣＰＵ６１０とは独立したＣＰＵを備えて、ＲＡＭ６４０に送受信データを書き込みまたは読み出ししてもよい。さらに、入出力インターフェース６６０は、ＣＰＵ６１０とは独立したＣＰＵを備えて、ＲＡＭ６４０に入出力データを書き込みまたは読み出ししてもよい。

　ＲＡＭ６４０は、ＣＰＵ６１０が一時記憶用のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。ＲＡＭ６４０には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域がある。このようなデータとして、ＲＡＭ６４０は、表示フレーム情報３３０や移動判定テーブル３７０、キーボード画像テーブル３８０、入出力データ６４１、送受信データ６４２などを記憶する。表示フレーム情報３３０は、表示フレームの定義とアプリケーションとの関連とを記憶する。移動判定テーブル３７０は、表示フレームの入れ替えの要否を判定するためのテーブルである。入出力データ６４１は、入出力インターフェース６６０を介して入出力する、表示部３０１や操作部３０２などとの間の転送データである。送受信データ６４２は、通信制御部６３０を介して送受信するデータである。

　ストレージ６５０は、本実施形態の実現に必要なプログラムやデータベースなどを記憶する記憶デバイスである。ストレージ６５０は、アプリケーション格納部６５１と表示フレームフォーマット６５２と表示フレーム移動アルゴリズム６５３とを格納する。ストレージ６５０は、さらに、情報処理装置制御プログラム６５４とアプリ実行制御モジュール６５５と表示フレーム制御モジュール６５６とを格納する。

　情報処理装置制御プログラム６５４は、情報処理装置２００の全体の動作を制御するためのプログラムである。アプリ実行制御モジュール６５５は、アプリケーション格納部６５１に格納されたアプリケーションを実行するモジュールである。表示フレーム制御モジュール６５６は、アプリケーションの実行に従って生成された表示情報を割り当てた表示フレームの表示部３０１への配置を制御するモジュールである。

　入出力インターフェース６６０は、入出力機器などと入出力データをやり取りするインターフェースである。入出力インターフェース６６０には、表示部３０１や操作部３０２、ハードウェアキーを含む入力部６６１、音声入出力部６６２などが接続される。なお、図６に示したＲＡＭ６４０やストレージ６５０には、情報処理装置２００が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関するプログラムやデータは図示されていない。

　図７は、本実施形態に係る情報処理装置２００の画面操作処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、ＣＰＵ６１０がＲＡＭ６４０を使用して実行し、情報処理装置２００の各機能構成部を実現する。

　情報処理装置２００は、ステップＳ７１１において、表示画面上のアプリケーションの実行操作がされたか否かを判定する。アプリケーションの実行操作がされた場合、情報処理装置２００は、ステップＳ７１３において、指示されたアプリケーションを実行する。次に、情報処理装置２００は、ステップＳ７１５において、アプリケーションの実行に関連する表示データを生成する。そして、情報処理装置２００は、ステップＳ７１７において、生成した表示データを割り当てられている表示フレーム内に表示すべく表示フレームに渡す。

　アプリケーションの実行操作でない場合、情報処理装置２００は、ステップＳ７２１において、実行中のアプリケーションを終了する操作がされたか否かを判定する。実行中のアプリケーションを終了する操作がされた場合、情報処理装置２００は、ステップＳ７２３において、指示されたアプリケーションを終了する。

　アプリケーションの実行操作および終了操作でない場合、情報処理装置２００は、ステップＳ７３１において、キーボード画像の表示操作がされたか否かを判定する。キーボード画像の表示操作である場合、情報処理装置２００は、ステップＳ７３３において、キーボード画像の表示を指示する。

　アプリケーションの実行操作および終了操作でなく、キーボード画像の表示操作でもない場合、情報処理装置２００は、ステップＳ７４１において、指示操作された他の処理を行なう。

　図８は、本実施形態に係る情報処理装置２００の表示フレームの移動処理手順を示すフローチャートである。情報処理装置２００は、ステップＳ８１１において、図７のステップＳ７１７の処理により表示フレーム用のデータを受けたか否かを判定する。表示フレーム用のデータを受けた場合、情報処理装置２００は、ステップＳ８１３において、表示フレームを生成する。次に、情報処理装置２００は、ステップＳ８１５において、生成した表示フレームに受けた表示データを設定する。そして、情報処理装置２００は、ステップＳ８１７において、表示画面を分割して表示フレームの表示データを表示する。なお、上記ステップＳ８１３～Ｓ８１７においては、表示画面を分割する手順を示した。あらかじめ分割画面が複数の表示フレームによって生成されている場合は、表示データをアプリケーションに対応して表示フレームに割り当てることになり、ステップＳ８１３の表示フレームの生成は必要でない。

　表示フレーム用のデータを受けない場合、情報処理装置２００は、ステップＳ８２１において、図７のステップＳ７２３の処理によりアプリケーション終了の指示を受けたか否かを判定する。アプリケーション終了の指示を受けた場合、情報処理装置２００は、ステップＳ８２３において、表示データを表示していた表示フレームを消去する。そして、情報処理装置２００は、ステップＳ８２５において、表示画面を再配置する。なお、上述のように、分割画面があらかじめ設定されている場合は、開いた表示フレームに再配置するのみであり、ステップＳ８２３の表示フレームの消去は必要でない。

　表示フレーム用のデータを受けておらず、アプリケーション終了の指示を受けてもいない場合、情報処理装置２００は、ステップＳ８３１において、図７のステップＳ７３３の処理によりキーボード画像の表示指示を受けたか否かを判定する。キーボード画像の表示指示を受けた場合、情報処理装置２００は、ステップＳ８３３において、キーボード画像を表示する位置を取得する。次に、情報処理装置２００は、ステップＳ８３５において、キーボードによる入力の対象となるキーボード入力フレームの位置を取得する。そして、情報処理装置２００は、ステップＳ８３７において、ステップＳ８３３の処理により取得したキーボード画像の表示位置とステップＳ８３５の処理により取得したキーボード入力フレームの位置とが重なるか否かを判定する。キーボード画像の表示位置とキーボード入力フレームの位置とが重なる場合、情報処理装置２００は、ステップＳ８３９において、キーボード入力フレームの位置を移動する。また、キーボード画像の表示位置とキーボード入力フレームの位置とが重ならない場合、情報処理装置２００は、キーボード画像とキーボード入力フレームとをそのまま表示する。

　本実施形態によれば、キーボード画像は所定の位置に表示したまま表示フレームを移動することにより、注目する画面が見づらくならないようにキーボード画像を表示することができる。

　［第３実施形態］
　次に本発明の第３実施形態に係る情報処理装置９００について、図９乃至図１１を用いて説明する。図９は、本実施形態に係る情報処理装置９００の動作の概要を説明するための図である。本実施形態に係る情報処理装置９００は、上記第２実施形態と比べると、注目フレームを移動せずに、キーボード画像を注目フレームに重ならない位置に表示する点で異なる。その他の構成および動作は、第２実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。

　縦置き状態の情報処理装置９００の表示画面９１０の上側には画面Ａ９０１が表示され、下側には画面Ｂ９０２が表示されている。ここで、例えば、画面Ｂ９０２が注目しているフレームである場合、キーボード画像９０３を表示画面９１０の下側に表示したのでは、キーボード画像により注目している画面Ｂ９０２が隠される。したがって、画面Ｂ９０２とキーボード画像９０３とが重なって表示されないように、キーボード画像９０３を表示画面９１０の上側に表示する。つまり、注目している画面Ｂ９０２の表示されている領域以外の領域にキーボード画像９０３が表示される。これにより、画面Ｂ９０２の表示位置を変えることなくキーボード画像９０３を画面Ｂ９０２に重ならない位置に表示することができる。

　図１０は、キーボード画像テーブル１０８０の構成を示す図である。キーボード画像テーブル１０８０は、表示制御部３０３によって、キーボード画像９０３を表示画面９１０に配置するために使用される。キーボード画像９０３の表示位置１０８２および表示サイズ１０８３を、表示位置ＩＤ１０８１に関連付けて記憶する。キーボード画像９０３の表示位置は、キーボード画像テーブル３８０に基づいて決定される。注目している画像Ｂ９０２およびキーボード画像９０３の表示位置がともにＦ０１の表示位置ＩＤ１０８１に設定されている場合、キーボード画像９０３の表示位置を画像Ｂ９０２の表示されていないＦ０２の表示位置ＩＤ１０８１に表示する。

　図１１は、本実施形態に係る情報処理装置９００のキーボード画像表示の処理手順を示すフローチャートである。なお、図８と同様のステップには同じステップ番号を付けて説明を省略する。表示フレーム用のデータを受けておらず、アプリケーション終了の指示を受けてもいない場合、情報処理装置９００は、ステップＳ１１３３において、キーボード入力フレームの位置を取得する。次に、情報処理装置９００は、ステップＳ１１３５において、キーボード画像９０３をキーボード入力フレームに重ならない位置に表示する。

　本実施形態によれば、表示フレームの位置を変えることなくキーボード画像を表示フレームに重ならない位置に表示するので、注目する画面が見づらくならないようにキーボード画像を表示することができる。

　［第４実施形態］
　次に本発明の第４実施形態に係る情報処理装置１２００について、図１２乃至図１４を用いて説明する。図１２は、本実施形態に係る情報処理装置１２００の動作の概要を説明するための図である。本実施形態に係る情報処理装置１２００は、上記第２実施形態と比べると、操作中の表示フレームやアクティブな表示フレームなどを表示画面の上側に表示する点で異なる。その他の構成および動作は、第２実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。

　横置き状態の情報処理装置１２００において、表示画面１２１０の左側に画面Ａ１２０１が表示され、右側に画面Ｂ１２０２が表示されている。右側に表示されている画面Ｂ１２０２に注目している場合、情報処理装置１２００を時計回りに回転させて縦置き状態にする。このまま縦置き状態にした場合には、表示画面１２１０の上側に画面Ａ１２０１が表示され、下側に注目している画面Ｂ１２０２が表示される。ここで、キーボード画像は、表示画面１２１０の下側に表示されるように設定されている。そうすると、画面Ｂ１２０２が下側に表示された状態で、キーボード画像が表示されると、キーボード画像が画面Ｂ１２０２に重なって表示され、画面Ｂ１２０２が隠れてしまう。この場合、キーボード画像の表示される位置が分かっているので、情報処理装置１２００を縦置き状態にした場合に、あらかじめ注目している画像Ｂ１２０２を表示画面１２１０の上側に表示する。これにより、画面Ｂ１２０２とキーボード画像１２０３とが重なることがない。

　図１３は、本実施形態に係る情報処理装置１２００の画面操作処理手順を示すフローチャートである。なお、図７と同様のステップには同じステップ番号を付けて説明を省略する。アプリケーションの実行操作および終了操作でない場合、情報処理装置１２００は、ステップＳ１３３１において、ディスプレイが縦置き状態に変更されたか否かを判定する。ディスプレイが縦置き状態に変更された場合、情報処理装置１２００は、ステップＳ１３３３において、縦表示を指示する。

　図１４は、本実施形態に係る情報処理装置１２００の表示フレームの移動処理手順を示すフローチャートである。なお、図８と同様のステップには同じステップ番号を付けて説明を省略する。表示フレーム用のデータを受けておらず、アプリケーション終了の指示を受けてもいない場合、情報処理装置１２００は、ステップＳ１４３１において、図１３のステップＳ１３３３の処理により縦表示指示を受けたか否かを判定する。縦表示指示を受けた場合、情報処理装置１２００は、ステップＳ１４３３において、キーボード画像の表示位置を取得する。次に、情報処理装置１２００は、ステップＳ１４３５において、注目フレームをキーボード画像が表示される位置とは異なる位置へあらかじめ表示する。

　本実施形態によれば、注目フレームをキーボード画像が表示される位置とは異なる位置へあらかじめ表示するので、注目する画面が見づらくならないようにキーボード画像を表示することができる。

　［第５実施形態］
　次に本発明の第５実施形態に係る情報処理装置１５００について、図１５および図１６を用いて説明する。図１５は、本実施形態に係る情報処理装置１５００の動作の概要を説明するための図である。本実施形態に係る情報処理装置１５００は、上記第２実施形態と比べると、キーボード画像を表示するタイミングで注目していない表示フレームを非表示とする点で異なる。その他の構成および動作は、第２実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。

　情報処理装置１５００の表示画面１５１０には、注目しているフレームである画面Ａ１５０１が表示画面１５１０の上側に表示され、画面Ａ１５０１に重ならない位置にキーボード画像１５０３が表示されている。これは、表示画面１５１０の下側の画面１５０２には、画面Ｂが表示されていたが、画面Ｂは注目していない表示フレームなので、キーボード画像１５０３を表示するタイミングで画面Ｂを非表示としたものである。

　なお、本実施形態では、注目していない表示フレームを非表示とする例で説明したが、本実施形態が適用されるのはこれに限定されない。例えば、注目している画面Ａ１５０１が動画や画像を表示している表示フレームである場合には、これらの表示フレームを上側に表示して、その他の表示フレームを非表示などにしてもよい。すなわち、この場合、画面Ａ１５０１以外の表示フレームは注目していない表示フレームに該当する。また、注目フレームが、キーボード画像に対する操作によって表示が変化する表示フレームである場合やキーボード画像を表示する前に操作していた表示フレームである場合にも適用することもできる。

　図１６は、本実施形態に係る情報処理装置１５００の表示フレームの移動処理手順を示すフローチャートである。なお、図８と同様のステップには同じステップ番号を付けて説明を省略する。表示フレーム用のデータを受けておらず、アプリケーション終了の指示を受けてもいない場合、情報処理装置１５００は、ステップＳ１６３３において、注目していない表示フレームの位置を取得する。次に、情報処理装置１５００は、ステップＳ１６３５において、キーボード画像１５０３を表示するタイミングで注目していない表示フレームを非表示とする。

　本実施形態によれば、注目しているフレームおよびキーボード画像を表示し、注目していない表示フレームは非表示とするので、注目する画面が見づらくならないようにキーボード画像を表示することができる。

　［第６実施形態］
　次に本発明の第６実施形態に係る情報処理装置１７００について、図１７を用いて説明する。図１７は、本実施形態に係る情報処理装置１７００の動作の概要を説明するための図である。本実施形態に係る情報処理装置１７００は、上記第２実施形態と比べると、３画面表示である点で異なる。その他の構成および動作は、第２実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。

　情報処理装置１７００の表示画面１７１０の下側には注目しているフレームである画像Ａ１７０１が表示されている。また、表示画面１７１０の左上には、画面Ｂ１７０２が表示され、右上には画面Ｃ１７０３が表示されている。画面Ｂ１７０２および画面Ｃ１７０３は、注目していないフレームである（上の図）。キーボード画像１７０４を用いて注目フレームである画面Ａ１７０１に入力などの操作を行なう場合、表示画面１７１０の上側に画面Ａ１７０１を表示し、下側にキーボード画像１７０４を表示する（下の図）。この場合、注目していない表示フレームである画面Ｂ１７０２および画面Ｃ１７０３を非表示としてもよいし、画面Ｂ１７０２および画面Ｃ１７０３を表示画面１７１０の下側に表示して両画面に重ねるようにキーボード画像１７０４を表示してもよい。

　本実施形態によれば、３画面表示であっても注目する画面が見づらくならないようにキーボード画像を表示することができる。

　［他の実施形態］
　以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。

　また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるＷＷＷ(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体（non-transitory computer readable medium）は本発明の範疇に含まれる。

　この出願は、２０１４年９月１６日に出願された日本出願特願２０１４－１８８３０２を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims

　第１および第２表示フレームを画面上に上下に並べて配置し、前記第１および第２表示フレーム内に情報を表示しつつ、編集操作用のキーボード画像を表示する表示手段と、
　前記第１表示フレームが注目フレームである場合に、前記第１表示フレームとキーボード画像とが重ならないように、前記第１表示フレームと前記キーボード画像とを配置する表示制御手段と、
　を備えた情報処理装置。
　前記表示制御手段は、前記キーボード画像を所定の位置に表示し、前記第１表示フレームを前記キーボード画像に重ならない位置に移動する請求項１に記載の情報処理装置。
　前記表示制御手段は、前記第１表示フレームの位置を変えることなく、前記キーボード画像を前記第１表示フレームに重ならない位置に表示する請求項１に記載の情報処理装置。
　前記表示制御手段は、前記キーボード画像を表示するタイミングで前記第２表示フレームを非表示とする請求項１に記載の情報処理装置。
　前記注目フレームは、前記キーボード画像に対する操作によって表示が変化する表示フレームである請求項１乃至４のいずれか１項に記載の情報処理装置。
　前記注目フレームは、動画または画像を表示している表示フレームである請求項１乃至５のいずれか１項に記載の情報処理装置。
　前記注目フレームは、前記キーボード画像を表示する前に操作していた表示フレームである請求項１乃至６のいずれか１項に記載の情報処理装置。
　第１および第２表示フレームを画面上に上下に並べて配置し、前記第１および第２表示フレーム内に情報を表示しつつ、編集操作用のキーボード画像を表示する表示ステップと、
　前記第１表示フレームが注目フレームである場合に、前記第１表示フレームとキーボード画像とが重ならないように、前記第１表示フレームと前記キーボード画像とを配置する表示制御ステップと、
　を含む情報処理方法。
　第１および第２表示フレームを画面上に上下に並べて配置し、前記第１および第２表示フレーム内に情報を表示しつつ、編集操作用のキーボード画像を表示する表示ステップと、
　前記第１表示フレームが注目フレームである場合に、前記第１表示フレームとキーボード画像とが重ならないように、前記第１表示フレームと前記キーボード画像とを配置する表示制御ステップと、
　をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。