JP2010097466A - 販売管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タッチパネル機能を備えたディスプレイを用いる場合における操作者の操作性を向上することができる販売管理装置を提供することである。
【解決手段】 パネルフレームM2は、操作画面基本構造M0において、メインフレームM1に表示される編集対象シートM4の入力エリアM4bへの入力操作を補助するための補助操作パネルM5〜M7を表示するためのフレームであり、メインフレームM1と重なり合うことのない非重畳状態をもって操作画面基本構造M0上に設けられている。しかも、このパネルフレームM2は、メインフレームM1と分離不能なものであり、当該メインフレームM1と一体化されて操作画面基本構造M0上に設けられている。また、パネルフレームM2は、操作画面基本構造M0が右利き操作者用の場合、そのメインフレームM1における当該操作者の利腕側の側部、即ち、メインフレームM1の右横部分に並置された状態で表示される。
【選択図】 図5(a)

Description

本発明は、パーソナルコンピュータ等の汎用型コンピュータと所定のプログラムとが協働することによって実現され、伝票などの販売管理書類を作成する機能とその販売管理書類を管理する機能とを備えている販売管理装置に関するものである。
例えば、納品書、入金伝票、請求書などの販売管理用の書類を作成し、それらの管理を行うための各種処理を実行するための機能を有するパーソナルコンピュータ用のアプリケーションプログラムについては、近年において種々のものが提案されているが、いずれもキーボードやマウスなどの入力機器の使用を前提として構築されており、パーソナルコンピュータ自体や、そのキーボード又はマウスなどの操作に不慣れな者が、導入当初から簡単に使用することができるものではなかった。
そこで、本願出願人は、パーソナルコンピュータ自体やキーボードやマウスの操作に不慣れな者でも導入当初から簡単に使用できる販売管理装置についての開発を行うとともに、更に、かかる販売管理装置をより幅広く消費者の利用に資するため、下記特許文献1に記載されるような会計処理用に特化された専用機ではなく、より低コストで導入可能なパーソナルコンピュータ等の汎用型コンピュータを用いて販売管理装置を構築することを目的としてきた。
その結果、本願出願人は、パーソナルコンピュータ等の汎用型コンピュータの入力機器としてタッチパネル機能を有するディスプレイを用いることで、導入当初から誰でも比較的容易に操作ができ且つ低コストで導入可能な販売管理装置を開発するに至った。
特開2002−230466号公報
しかしながら、従来のキーボード及びマウス等の入力機器の使用を前提とした販売管理用のアプリケーションプログラムを実行させることで、パーソナルコンピュータを販売管理装置として機能させる場合には、上記したタッチパネル型のディスプレイを入力機器としたときに、操作者がディスプレイを介してタッチ操作し辛く、マウスを使用する場合に比べて、むしろ操作性が低下してしまう等の種々の問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、タッチパネル機能を備えたディスプレイを用いる場合における操作者の操作性を向上することができる販売管理装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1の販売管理装置は、パーソナルコンピュータ等の汎用型コンピュータと所定のプログラムとが協働することによって実現され、伝票などの販売管理書類を作成する機能とその販売管理書類を管理する機能とを備えており、入力操作機能としてのタッチパネル機能と各種情報が表示される表示機能とを有しているディスプレイに表示され、販売管理書類を作成するために必要となる各種情報を入力するための入力用シートとして編集対象シートを有している操作画面を備えており、その操作画面の基本構造は、前記編集対象シートが表示される領域として形成されるメインフレームと、そのメインフレームに表示される前記編集対象シートの入力エリアへの入力操作を補助するための補助操作パネルを前記操作画面内に表示させる領域であって、そのメインフレームよりも表示面積が小さく、かつ、そのメインフレームにおける操作者の利腕側の側部に当該メインフレームと非重畳状態にて並置表示され、前記メインフレームと分離不能に一体化されてるパネルフレームとを備えている。
請求項2の販売管理装置は、請求項1の販売管理装置において、前記メインフレームに表示される前記編集対象シートは、各種文字を用いて入力可能な汎用型入力エリアと、数量や金額や日付などを入力可能な特殊型入力エリアとを備えており、前記パネルフレームに表示される前記補助操作パネルは、前記汎用型入力エリアへ入力されるべき入力候補情報を一覧表示して選択させる候補一覧パネルと、前記特殊型入力エリアへ数値を入力するための数字キーを有する数値操作パネルとを備えており、前記パネルフレームの表示は、前記編集対象シートにおいてカーソルが前記汎用型入力エリアから前記特殊型入力エリアへ移動した場合に前記候補一覧パネルから前記数値操作パネルに切り替えられ、かつ、前記編集対象シートにおいてカーソルが前記特殊型入力エリアから前記汎用型入力エリアへ移動した場合に前記数値操作パネルから前記候補一覧パネルに切り替えられるものである。
本発明の販売管理装置によれば、パーソナルコンピュータ等の汎用型コンピュータがハードウェア資源として用いられるので、販売管理用に特化された専用機に比べて、極めて低コストで当該販売管理装置を導入することができるという効果がある。また、入力機器としてタッチパネル機能を有するディスプレイを用いているので、ディスプレイに表示される操作画面を操作者が指先等で触れるタッチ操作のみによって、その操作がなされるように構成されるので、パーソナルコンピュータ等の汎用型コンピュータのキーボードやマウスなどの操作に不慣れな者でも簡単に操作できるという効果がある。
特に、補助操作パネルが表示されるパネルフレームは、操作画面のメインフレームにおける操作者の利腕側の側部、例えば、操作者の利腕が右腕である場合にメインフレームの右横部分に並置された状態で表示されるので、パネルフレーム内の補助操作パネルを操作する腕が、メインフレーム内の編集対象シート上に覆い被さって操作者の視界を遮断することを防止できるという効果がある。
しかも、上記のようにメインフレームとパネルフレームとの位置関係を設定することで、編集対象シートと補助操作パネルとが常に互いに一定の位置関係を保ちつつ、同一操作画面内に非重畳状態で表示されるので、編集対象シートと補助操作パネルとを画面上で前後に表示切替させることによる編集対象シートの視認性が阻害されることもなく、操作者の目のちらつき感を軽減でき、操作者の視線移動距離を低減するとともに、表示切替に伴う視覚的負担を軽減することができるという効果がある。
さらに、編集対象シートが表示されるメインフレームは、補助操作パネルが表示されるパネルフレームに比べて表示面積が大きく形成されるので、編集対象シートの表示面積をディスプレイ上に十分に確保でき、かかる編集対象シートの視認性を向上できるという効果がある。この結果、編集対象シートは、パネルフレームに表示される補助操作パネルに比べて十分に大きく表示されるので、編集対象シートと補助操作パネルとを一瞥しただけで瞬時に区別でき、操作に不慣れな者が操作に迷い戸惑うことを防止できるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例である販売管理装置1におけるハードウェア資源の構成図である。図1に示すように、販売管理装置1は、主に、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)2とプリンタ3とを備えている。
[ハードウェア資源]
PC2は、汎用型コンピュータの一種であり、コンピュータ本体4と、ディスプレイ5とを備えている。コンピュータ本体4は、主として、CPU11と、ROM12と、RAM13と、RTC14と、バス15と、入出力回路16と、大容量の補助記憶装置であるハードディスク(以下「HD」という。)17とを内蔵したものである。また、ディスプレイ5は、入力操作機能としてのタッチパネル機能と各種情報が表示される表示機能とを備えたタッチパネルタイプの表示機器である。
CPU11は、PC2の各部に対する各種制御処理と各種データの演算処理とを行う中央処理装置であり、後述する販売管理プログラム12a、タッチパネルドライバその他の各種プログラム(ソフトウェア)を実行するものである。ROM12は、BIOS(Basic-Input/Output-System)などの基本プログラムが記憶され、EEPROM(フラッシュメモリを含む。)等のデータ書換可能な不揮発性メモリで構成されている。
RAM13は、PC2のメインメモリとして機能し、各種演算処理や制御処理におけるワークエリアとして用いられるものであって、DRAM等のデータ書換可能な揮発性メモリで構成されている。RTC14(Real-Time-Clock)は、暦上の年(和暦元号を含む。)、月及び日並びに時刻によって特定される現在時刻の計時を行うICであり、PC2が電源オフの場合でもバッテリー(図示せず。)からの給電を受けて計時可能に構成されている。
バス15は、アドレスバス、データバス及びコントロールバスで構成され、CPU11、ROM12、RAM13及びRTC14を相互に接続し、更に、入出力回路16とも接続されている。入出力回路16は、HD17及びディスプレイ5とそれぞれ接続され、販売管理装置1により作成される各種書類等を印刷するためのプリンタ3とも接続されている。
HD17には、PC2用の基本OS(図示せず。)に加えて、販売管理プログラム12a、タッチパネルドライバその他の各種アプリケーションプログラム、販売管理装置1による各種処理で用いられる後述する取引先データ90(図9(a)参照。)や商品データ91(図9(b)参照。)などの各種データ、及び、販売管理装置1により作成される納品書(以下「売上伝票」ともいう。)や入金伝票などの各種データが記憶管理される。
[ソフトウェア]
販売管理プログラム12aは、PC2によって実行されるアプリケーションプログラムであり、この販売管理プログラム12aとPC2とが協働することによって、図2に示されている販売管理装置1における複数の機能ユニット21〜25が実現されて、本実施例に係る販売管理装置1が構築される。
[販売管理装置]
図2は、販売管理装置1の構成を説明するブロック図である。図2に示すように、販売管理装置1は、上記PC2及び販売管理プログラム12aの協働によって実現される機能ユニット21〜25として、主に、起動終了処理ユニット21と、PC電源オフ処理ユニット22と、メニュー処理ユニット23と、伝票処理ユニット24と、その伝票処理ユニット24により用いられる全てのデータを記憶するための記憶ユニット25とを備えている。
この販売管理装置1は、PC2のディスプレイ5に表示される各種操作画面を操作者が指先等(タッチペンのペン先等を含む。)で触れる操作(以下「タッチ操作」という。)のみによって、その操作がなされるように構成されている。よって、PC2のキーボードやマウスなどの操作に不慣れな者でも簡単に操作できるようになっている。なお、以下の説明で用いる「クリック」や「ダブルクリック」などの操作は、特に説明しない限り、タッチ操作によるものである。
ここで、販売管理装置1の各機能ユニット21〜25について以下のとおり説明する。
[起動終了処理ユニットとPC電源オフ処理ユニット]
起動終了処理ユニット21は、販売管理プログラム12aの起動処理及び終了処理、即ち、販売管理装置1の起動処理及び終了処理を実行するための機能ユニットである。PC電源オフ処理ユニット22は、販売管理装置1のハードウェアであるPC2自体の電源をオフするための処理(以下「PC電源オフ処理」という。)を実行するための機能ユニットである。
[メニュー処理ユニット]
また、メニュー処理ユニット23は、メニュー画面40(図3(b)参照。)をディスプレイ5に表示し、そのメニュー画面40を介して、操作者に対して当該販売管理装置1で実現可能な複数の機能の中から、その操作者が求めている機能を選択させるための機能ユニットである。
[伝票処理ユニット]
伝票処理ユニット24は、例えば、納品書、入金伝票、請求書、総勘定元帳や売掛金元帳などの元帳、売掛金管理表などの各種管理表その他これらに類する販売管理用の書類(以下単に「販売管理書類」という。)を作成し、それらの管理を行うための各種処理を実行するための機能ユニットであり、例えば、下記する売上伝票処理、入金伝票処理、請求書発行処理、元帳管理処理、管理表処理、マスタ保守処理、送付物発行処理、及び、印刷処理を実行するためのものである。
この伝票処理ユニット24により実行される上記処理の詳細は、以下のとおりである。
売上伝票処理は、後述する売上伝票入力画面50(図6参照。)をディスプレイ5に表示し、これを介して納品書を作成し、その作成された納品書を管理するための処理である。入金伝票処理は、後述する入金伝票入力画面60(図7(a)参照。)をディスプレイ5に表示し、これを介して入金伝票を作成し、その作成された入金伝票を管理するための処理である。
請求書発行処理は、入金伝票入力画面60を介した入金伝票処理の結果に基づいて作成される請求書を印刷するため、後述する請求書印刷画面70(図7(b)参照。)をディスプレイ5に表示し、これを介して請求書を発行(印刷)するための指令を印刷処理に与える処理である。
元帳管理処理は、総勘定元帳や売掛金元帳など各種元帳を生成するための処理である。管理表処理は、売掛金管理表などの各種管理表を生成するための処理である。マスタ保守処理は、後述する取引先マスタメンテナンス画面80(図8参照。)を含む各種マスタメンテナンス画面をディスプレイ5に表示し、これを介して販売管理装置1で使用する各種の基本データを作成し、これらを管理するための処理である。
送付物発行処理は、送り状(宅配便用送り状を含む。)、ダイレクトメール(以下「DM」と略記する。)用の宛名ラベル、年賀状その他のこれに類する送付物(以下単に「送付物」という。)を作成し、かかる送付物を印刷するための指令を印刷処理に与える処理である。また、印刷処理は、伝票処理ユニット24による各処理において作成される各種伝票、各種元帳、各種管理表、送付物などを、プリンタ3によって印刷用紙に印刷するための処理である。
次に、図3から図12を参照して、販売管理装置1の各機能ユニット21〜25に関する機能や動作について更に詳しく説明する。
〔デスクトップ画面〕
図3(a)は、デスクトップ画面30の一例を示した図である。このデスクトップ画面30は、PC2の基本OSによってディスプレイ5に表示される画面であり、図3(a)に示すように、販売管理プログラム12aの起動用アイコン31が配設されている。この販売管理プログラム12aの起動用アイコン31は、これがダブルクリックされることにより販売管理プログラム12aを起動実行させる起動ボタンとして機能するものである。
つまり、販売管理装置1は、この起動用アイコン31がダブルクリックされて販売管理プログラム12aがPC2にて起動されることで構築される。このとき、販売管理装置1の起動処理は、起動終了処理ユニット21によって行われる。
〔起動終了処理ユニット〕
起動終了処理ユニット21は、図3(a)に示されている販売管理プログラム12aの起動用アイコン31がダブルクリックされることを契機に、販売管理装置1の起動処理を実行するものである。また、起動終了処理ユニット21は、後述するメニュー画面40のプログラム終了ボタン41f(図3(b)参照。)がクリックされることを契機に、販売管理装置1の終了処理、即ち、販売管理プログラム12aの終了処理を実行するものでもある。
<起動処理>
起動処理では、メニュー処理ユニット23および伝票処理ユニット24の双方を起動することによって、メニュー画面40(図3(b)参照。)及び売上伝票入力画面50(図6参照。)の双方をディスプレイ5に表示させるという一連の処理が実行される。しかも、かかる場合に、起動処理は、売上伝票入力画面50をメニュー画面40よりも手前側に表示させる。
このため、操作者は、売上伝票入力画面50に対する操作を、販売管理装置1が起動された後即座に開始することができる。つまり、販売管理プログラム12aが起動される度ごとに、メニュー画面40から売上伝票入力画面50を起動するための操作を行う必要がないので、結果、操作者のタッチ操作の回数が軽減されるのである。
<終了処理>
一方、終了処理では、ディスプレイ5上に表示されている販売管理装置1のメニュー画面40が消去されることで閉じられるとともに、販売管理プログラム12aが終了させられて、PC2のディスプレイ5上にデスクトップ画面30が表示させられる。
[メニュー処理ユニット]
メニュー処理ユニット23は、操作者に対して販売管理装置1で使用したい機能や処理を選択させるため、図3(b)に示されているメニュー画面40をディスプレイ5に表示し、このメニュー画面40を介してなされるタッチ操作を通じて、販売管理装置1における他の機能ユニット21,22,24に対して起動指令を出力ものである。
ここで、販売管理装置1は、上記した起動終了処理ユニット21、PC電源オフ処理ユニット22、メニュー処理ユニット23及び伝票処理ユニット24によって、売上処理機能、請求処理機能、元帳・管理表機能、マスタ保守機能、送付物発行機能、終了機能、及び、PC電源オフ機能からなる合計7種類の機能が実現可能となっている。また、これらの7種類の機能(以下「メイン機能」という。)は、それぞれより具体的な詳細処理から構成されている。
例えば、売上処理機能は、売上伝票処理と定期売上登録処理とから、請求処理機能は、入金入力処理と定期売上計上処理と請求一覧表処理と売上明細表処理と締処理と請求書印刷処理とから、マスタ保守機能は、取引先マスタメンテナンス処理と商品マスタメンテナンス処理と担当者マスタメンテナンス処理と取引先分類マスタメンテナンス処理と商品分類マスタメンテナンス処理とから、それぞれ構成されている。
なお、上記した7種類のメイン機能のうち、終了機能は上記したように起動終了処理ユニット21により実現され、PC電源オフ機能はPC電源オフ処理ユニット22により実現され、これらを除く残りの5種類のメイン機能についてはいずれも伝票処理ユニット24によって実現されるようになっている。
<メニュー画面>
図3(b)、図4(a)及び図4(b)は、メニュー画面40の一例を示した図であり、図3(b)は、複数の機能選択ボタン41の中から売上ボタン41aがクリックされた場合に表示されるものであり、図4(a)は、複数の機能選択ボタン41の中から請求ボタン41bがクリックされた場合に表示されるものであり、図4(b)は、複数の機能選択ボタン41の中からマスタ保守ボタンがクリックされた場合に表示されるものである。
図3(b)に示すように、メニュー画面40は、メニュー処理ユニット23によってディスプレイ5に表示される操作画面の一つであり、ディスプレイ5の略全面に表示される。また、このメニュー画面40は、上記した複数の機能ユニット21〜25により実現される複数のメイン機能の中から特定のメイン機能を選択するために複数の機能選択ボタン41と、その機能選択ボタン41により選択されたメイン機能に属する詳細処理の中から特定の詳細処理を選択するために複数の処理選択ボタン42とをディスプレイ5に表示するようになっている。
<機能選択ボタン>
複数の機能選択ボタン41は、メニュー画面40の左端部分に縦一列に配置されており、上記した売上処理機能と、請求処理機能と、元帳・管理表機能と、マスタ保守機能と、送付物発行機能と、終了機能と、PC電源オフ機能とをそれぞれ実行するため、各メイン機能に対応つけられた売上ボタン41aと、請求ボタン41bと、元帳・管理表ボタン41cと、マスタ保守ボタン41dと、送付物発行ボタン41eと、プログラム終了ボタン41fと、PC電源オフボタン41gとを備えている。
<処理選択ボタン>
複数の処理選択ボタン42は、メニュー画面40の右端部分に縦一列に配置されており、上記した複数の機能選択ボタン41(41a〜41g)の中から特定の機能選択ボタン41がクリックされた場合に、そのクリックされた機能選択ボタン41に対応するメイン機能に属する詳細処理を選択するためのものが切替表示されるようになっている。
例えば、売上ボタン41aがクリックされた場合、複数の処理選択ボタン42の表示は、図3(b)に示すように、上記した売上伝票処理と定期売上登録処理とにそれぞれ対応した納品書発行ボタン42aと定期売上登録ボタン42bとに切り替えられる。ここで、納品書発行ボタン42aは、上記した売上伝票処理を実行するための操作ボタンであり、これがクリックされることで伝票処理ユニット24が起動され、これによって売上伝票入力画面50(図6参照。)がディスプレイ5に表示され、売上伝票処理が開始される。
なお、このメニュー処理ユニット23によれば、メニュー画面40の初期表示状態のとき、複数の処理選択ボタン42には、納品書発行ボタン42aと、定期売上登録ボタン42bとが表示される。これは、メニュー画面40の初期表示時において納品書発行ボタン42aを即座にクリック可能とするためである。納品書発行ボタン42aのクリックによって実行される売上伝票処理は、販売管理装置1の中でも最も使用頻度が高く、かかる売上伝票処理の実行に至るまでの操作者のメニュー画面40へのタッチ回数の削減することで操作者の負担を軽減するためである。
また、例えば、請求ボタン41bがクリックされた場合、複数の処理選択ボタン42の表示は、図4(a)に示すように、上記した入金入力処理と、定期売上計上処理と、請求一覧表処理と、売上明細表処理と、締処理と、請求書印刷処理とをそれぞれ実行するため、これら各詳細処理に対応した入金入力ボタン42cと、定期売上計上ボタン42dと、請求一覧表ボタン42eと、売上明細表ボタン42fと、締処理ボタン42gと、請求書印刷ボタン42hとに切り替えられる。
ここで、入金入力ボタン42cは、上記した入金入力処理を実行するための操作ボタンであり、これがクリックされることで起動される伝票処理ユニット24によって、入金伝票入力画面60(図7(a)参照。)がディスプレイ5に表示され、入金伝票処理が開始される。また、請求書印刷ボタン42hは、上記した請求書印刷処理を実行するための操作ボタンであり、これがクリックされることで起動される伝票処理ユニット24によって、請求書印刷画面70(図7(b)参照。)がディスプレイ5に表示され、請求書印刷処理が開始される。
また、例えば、マスタ保守ボタン41dがクリックされた場合、複数の処理選択ボタン42の表示は、図4(b)に示すように、上記した取引先マスタメンテナンス処理と、商品マスタメンテナンス処理と、担当者マスタメンテナンス処理と、取引先分類マスタメンテナンス処理と、商品分類マスタメンテナンス処理とをそれぞれ実行するため、これら各詳細処理に対応した取引先ボタン42iと、商品ボタン42jと、担当者ボタン42kと、取引先分類ボタン42mと、商品分類ボタン42nとに切り替えられる。
ここで、取引先ボタン42iは、上記した取引先マスタメンテナンス処理を実行するための操作ボタンであり、これがクリックされることで伝票処理ユニット24が起動されて、かかる伝票処理ユニット24によって取引先マスタメンテナンス画面80(図8参照。)がディスプレイ5に表示され、取引先マスタメンテナンス処理が開始される。
更に、PC電源オフボタン41gがクリックされた場合、処理選択ボタン42の切替表示はなされずに、PC電源オフ処理ユニット22によるPC電源オフ処理が実行される。このPC電源オフ処理は、メニュー画面40に設けられるPC電源オフボタン41gを介してPC2の基本OSの電源オフ処理を実行するための処理である。よって、販売管理装置1の操作者は、PC2の電源をオフするために、一々PC2の基本OS用の電源オフボタンを操作して電源オフ処理を実行せずとも、メニュー画面40の電源オフボタンをタッチすることでPC2の電源をオフさせることができる。
また、このPC電源オフボタン41gがタッチ操作されると、かかるタッチ操作の直前までに販売管理装置1へ入力された各種のデータが記憶ユニット25へ強制的に保存されるデータバックアップ処理が自動的に実行される。しかも、このデータバックアップ処理は、その要否を操作者に確認することなく、強制的かつ自動的に実行されるので、操作者がデータバックアップ処理の要否を一々選択する煩雑さが解消されている。
[伝票処理ユニット]
伝票処理ユニット24は、上記したメニュー画面40の機能選択ボタン41及び処理選択ボタン42を介して選択される特定のメイン機能に属する特定の詳細処理の操作が、図5に示されている操作画面の基本構造(以下「操作画面基本構造」という。)M0を有する操作画面を介して行われるようになっている。
図5は、伝票処理ユニット24において用いられる操作画面基本構造M0を示した図であり、図5(a)は、操作画面基本構造M0のパネルフレームM2に候補一覧パネルM5及び検索操作パネルM6を表示した状態を示した図であり、図5(b)は、操作画面基本構造M0のパネルフレームM2に数値操作パネルM7を表示した状態を示した図である。なお、図5に示されている操作画面基本構造M0は、操作者の利腕が右腕である場合のもの、即ち、右利き操作者用のものである。
なお、図6から図8は、この操作画面基本構造M0を有する操作画面の一例であり、図6は、売上伝票入力画面50の一例を示した図であって、特に、図6(a)は、候補一覧パネルM5に入力候補情報として取引先データ90が表示された状態を示した図であり、図6(b)は、候補一覧パネルM5に入力候補情報として商品データ91が表示された状態を示した図である。
さらに、図7(a)は、入金伝票入力画面60の一例を示した図であり、図7(b)は、請求書印刷画面70の一例を示した図であり、図8は、取引先マスタメンテナンス画面80の一例を示した図であり、図9は、操作画面基本構造M0の候補一覧パネルM5に表示される取引先データ90(図9(a)参照。)及び商品データ91(図9(b)参照。)の構造を概念的に例示したものである。
<操作画面基本構造>
図5に示すように、操作画面基本構造M0は、伝票処理ユニット24による上記した各詳細処理において、ディスプレイ5に表示される操作画面50,60,70,80等の基礎構造となる画面構成であり、主として、メインフレームM1と、パネルフレームM2と、ツールボタンM3とを備えている。
なお、ここからハードコピーボタンM8(ソフトキーボード100,110,120に関する説明の手前)までの説明は、特に言及しない限り、図5に基づくものであり、その補足として図6から図8を適宜参照している。
<メインフレーム>
メインフレームM1は、後述する編集対象シートM4を表示するためのフレーム(領域)であり、他のパネルフレームM2及びツールボタンM3に比べて、操作画面基本構造M0の全体面積に占める表示面積が大きく形成されている。このため、メインフレームM1は、その横幅がパネルフレームM2より大きく、かつ、その縦幅がツールボタンM3の縦幅より大きくされている。
具体的には、メインフレームM1の横幅は、基本画像構造の横幅の略70%〜80%の範囲を占めており、メインフレームM1の縦幅は、売上伝票入力画面50の縦幅の略70%〜90%の範囲を占める大きさとされている。
このように、メインフレームM1はディスプレイ5上に十分な表示面積が確保されるので、かかるメインフレームM1内に編集対象シートM4を可能な限り大きく表示することができ、編集対象シートM4の視認性を向上させることができる。
しかも、編集対象シートM4を十分大きく表示できることで、パネルフレームM2に表示される後述の補助操作パネルM5〜M7に比べて、編集対象シートM4を十分に大きく表示することができ、かかる編集対象シートM4と後述の補助操作パネルM5〜M7とを一瞥しただけで瞬時に区別することができ、操作者の作業負担を軽減できる。
<編集対象シート>
ここで、編集対象シートM4は、伝票処理ユニット24を介して作成される上記した各種の販売管理書類、送付物その他の書類を作成するためにメインフレームM1上に表示される入力用シートであり、メインフレームM1の表示範囲の略全体を占める表示面積となるように、操作者が視認可能な十分に大きなサイズで表示される。
この編集対象シートM4は、伝票処理ユニット24により実行される詳細処理に応じて個々に異なっており、例えば、売上伝票処理の場合には納品書シート51(図6参照。)が、入金入力処理の場合には入金伝票入力シート61(図7(a)参照。)が、請求書印刷処理の場合には請求書印刷シート71(図7(b)参照。)が、取引先マスタメンテナンス処理の場合には取引先マスタメンテナンスシート81(図8参照。)が、それぞれ用いられる。
また、編集対象シートM4は、かかる編集対象シートM4の基礎及び背景となるベース画像M4aと、このベース画像M4a上に配設され文字や数値などの各種情報が入力される1又は2以上の入力欄(以下「入力エリア」という。)M4bと、その入力エリアM4bに入力された情報に基づいた情報が補足表示される表示欄(以下「補助表示エリア」という。)M4cとを備えている。なお、必要に応じて、編集対象シートM4には、チェックボックスM4dが表示されるようにもなっている。
<ベース画像>
ベース画像M4aは、編集対象シートM4の種類に応じて個々に異なっており、例えば、納品書シート51(図6参照。)の場合は実際の納品書のデジタル画像である実納品書画像51aが、入金伝票入力シート61(図7(a)参照。)、請求書印刷シート71(図7(b)参照。)及び取引先マスタメンテナンスシート81(図8参照。)の場合は単色背景画像61a,71a,81aが、それぞれ用いられる。
ここで、ベース画像M4aは、例えば、編集対象シートM4が納品書、請求書、元帳、宅配便用の送付状、年賀状などのように定型的な実物が存在するシートである場合、上記した実納品書画像51aのように、実際の納品書、請求書、元帳、宅配便用の送付状、年賀状をスキャナー機器等により読み取ったデジタル画像で形成される。
このベース画像M4aとなるデジタル画像は、記憶ユニット25に記憶保持されており、伝票処理ユニット24によって、かかるデジタル画像がベース画像M4aとしてメインフレームM1に表示されるようになっている。このため、編集対象シートM4を作成する場合に、操作者に対して恰も実際の書類を作成しているかのような印象を付与することができる。
なお、このような実際の納品書、請求書、元帳、宅配便用の送付状、年賀状のデジタル画像を用いたベース画像M4aは、伝票処理ユニット24による印刷処理におけるこれらの書類の印刷プレビュー表示においても用いられる(図示せず。)。
<入力エリア>
入力エリアM4bは、そこにカーソルCRが存在する場合に、その背景色がカーソルCR不在の場合とは異なる色彩、特に、操作者の注意を喚起する色彩に変更されるようになっている。例えば、カーソルCR不在のときの入力エリアM4bの背景色が白色である場合、カーソルCRが存在する入力エリアM4bの背景色は黄色に変更される。よって、操作者がカーソルCRを見失っても、かかる入力エリアM4bの背景色の変更によって、自己が情報を入力しようとする入力エリアM4bを容易に見つけ出すことができる。
なお、補助表示エリアM4cの背景色は、全ての入力エリアM4bの背景色と異なる色彩に設定されており、かかる背景色によって、補助表示エリアM4cであることが操作者が容易に判別できるようになっている。例えば、補助表示エリアM4cの背景色は、上記したカーソルCRの存否を問わず入力エリアM4bの背景色と異なる薄緑色などの色彩が採用されている。
また、入力エリアM4bは、大きく3種類の属性に分類されるものである。具体的には、平仮名、片仮名、英数字及び記号などの各種文字を用いて入力可能な汎用タイプと、数量や金額などの数値(郵便番号中の「−」等の一部の記号を含む。)のみが入力可能な数値タイプと、年月日(和暦元号を含む。)からなる日付データが入力可能な日付タイプとに分類される。なお、以下、汎用タイプの入力エリアM4bを「汎用入力エリアM4b1」、数値タイプの入力エリアM4bを「数値入力エリアM4b2」、日付タイプの入力エリアM4bを「日付入力エリアM4b3」という。
また、各入力エリアM4bへの入力処理では、伝票処理ユニット24によって、カーソルCRが存在する入力エリアM4bに所定の入力情報が設定表示されると、その入力エリアM4bの次に配置される入力エリアM4bにカーソルCRが自動的に移動されるようになっている。これによって、操作者のタッチ操作の手間が軽減されるからである。
<補助表示エリア>
補助表示エリアM4cの各々は、それぞれ所定の入力エリアM4bと関連づけられており、その結果、伝票処理ユニット24では、任意の補助表示エリアM4cがクリックされると、その補助表示エリアM4cに関連づけられた入力エリアM4bにカーソルCRが移動され、かつ、その入力エリアM4bへ入力されるべき入力情報を選択するための候補一覧パネルM5がパネルフレームM2に表示されるようになっている。
例えば、取引先マスタメンテナンス画面80の取引先マスタメンテナンスシート81(図8参照。)には、取引先の業種分類番号を入力するために「取引先分類」の表記が左横に付された汎用入力エリアM4b1として取引先分類入力エリア81bが設けられ、この取引先分類入力エリア81bは、その右横に補助表示エリアM4cとして隣接配置され取引先の業種名が表示される取引先業種名表示エリア81cと関連づけられている。
よって、操作者が取引先分類入力エリア81b自体又はその右横に隣接配置される取引先業種名表示エリア81cをクリックすれば、その取引先分類入力エリア81bにカーソルCRが移動され、かつ、その取引先分類を選択するため文字情報(下記する入力候補情報に相当する。)が候補一覧パネルM5に一覧表示されるのである。
<チェックボックス>
チェックボックスM4dは、編集対象シートM4の必須要素ではないが、必要に応じて配置表示される要素である。例えば、チェックボックスM4dは、取引先マスタメンテナンス画面80(図8参照。)に配置表示される。
この取引先マスタメンテナンス画面80では、メインフレームM1内の編集対象シートM4として取引先マスタメンテナンスシート81が表示されており、この取引先マスタメンテナンスシート81上にチェックボックスM4dとして、当該シート81によって作成される取引先が請求先となるのか否かを指定するための請求先チェックボックス81dと、取引先が納品先となるのか否かを指定するための納品先チェックボックス81eとが、それぞれ設けられている。
これらの各チェックボックス81d,81eによれば、取引先を請求先又は納品先として指定する場合には、各ボックス81d,81eの内部に略レ字状のチェックマークが表示される。
ここで、各チェックボックス81d,81eは、そのチェックボックス81d,81e自体、又は、その右横に表示される「請求先」又は「納品先」の説明表記M4eがクリックすることによって、チェックマークの表示及び消去が行われるようになっている。チェックボックス81d,81eの表示サイズが小さくてクリックし難いので、これによってタッチ操作時における指先の感知範囲を拡大できるのである。
<パネルフレーム>
パネルフレームM2は、メインフレームM1に表示される編集対象シートM4の入力エリアM4bへの入力操作を補助するための操作パネル(以下「補助操作パネル」という。)M5〜M7を表示するためのフレームであり、メインフレームM1と重なり合うことのない非重畳状態をもって操作画面基本構造M0上に設けられている。しかも、このパネルフレームM2は、メインフレームM1と分離不能なものであり、当該メインフレームM1と一体化されて操作画面基本構造M0上に設けられている。
また、パネルフレームM2は、操作画面基本構造M0が右利き操作者用の場合、図5に示すように、そのメインフレームM1における当該操作者の利腕側の側部、即ち、メインフレームM1の右横部分に並設配置(並置)された状態で表示されるようになっている。よって、かかるパネルフレームM2内の補助操作パネルM5〜M7を操作する右腕が、メインフレームM1内の編集対象シートM4上に覆い被さって操作者の視界を遮断することが防止される。
また、上記のようにメインフレームM1とパネルフレームM2との位置関係を設定することで、編集対象シートM4と補助操作パネルM5〜M7とが常に互いに一定の位置関係を保ちつつ、同一画面内に非重畳状態で表示されるので、編集対象シートM4と補助操作パネルM5〜M7とをディスプレイ5上で前後に表示切替させることによる編集対象シートM4の視認性が阻害されることもなく、操作者の目のちらつき感を軽減でき、操作者の視線移動距離を低減するとともに、表示切替に伴う視覚的負担を軽減することができる。
なお、左利き操作者用の操作画面基本構造M0の場合は、かかるパネルフレームM2を、メインフレームM1における操作者の利腕側の側部、即ち、メインフレームM1における左横部分に並設配置される。さすれば、パネルフレームM2内の補助操作パネルM5〜M7を操作する左腕が、メインフレームM1内の編集対象シートM4上に覆い被さって操作者の視界を遮断することが防止されるからである。
<補助操作パネル>
補助操作パネルM5〜M7には、主として、候補一覧パネルM5と、検索操作パネルM6と、数値操作パネルM7とがある。例えば、編集対象シートM4の汎用入力エリアM4b1にカーソルCRが存在する場合、パネルフレームM2には候補一覧パネルM5と検索操作パネルM6とが表示される一方、編集対象シートM4の数値入力エリアM4b2又は日付入力エリアM4b3にカーソルCRが存在する場合、パネルフレームM2には数値操作パネルM7が表示されるようになっている。
これらの3種類の補助操作パネルM5〜M7は、メインフレームM1に表示されている編集対象シートM4においてカーソルCRが存在している入力エリアM4bの属性(タイプ)に応じて、伝票処理ユニット24によりパネルフレームM2上で切替表示されるようになっている。なお、かかる切替表示において、伝票処理ユニット24は、補助操作パネルM5〜M7の表示切替手段として機能する。
例えば、カーソルCRが汎用入力エリアM4b1から数値入力エリアM4b2又は日付入力エリアM4b3へ移動した場合、パネルフレームM2に表示される補助操作パネルは、伝票処理ユニット24によって、候補一覧パネルM5及び検索操作パネルM6から数値操作パネルM7へと切り替えられるようになっている。
逆に、カーソルCRが数値入力エリアM4b2又は日付入力エリアM4b3から汎用入力エリアM4b1へ移動した場合、伝票処理ユニット24によって、パネルフレームM2に表示される補助操作パネルは、数値操作パネルM7から候補一覧パネルM5及び検索操作パネルM6へと切り替えられるようになっている。
つまり、このようにカーソルCRが存在する編集対象シートM4の入力エリアM4bの属性に応じてパネルフレームM2内に表示される補助操作パネルM5〜M7を切替表示することで、カーソールが存在する入力エリアM4bへの入力操作に必要な補助操作パネルのみが表示され、逆に、当該入力操作に不要な補助操作パネルが非表示となっているのである。
よって、操作者が不要な補助操作パネルを誤操作することを防止でき、かつ、カーソルCRが移動する度ごとに、操作者が複数の補助操作パネルM5〜M7の中からどの補助操作パネルを使用すべきかを判断する手間も排除され、操作者の作業負担が軽減される。
<候補一覧パネルと入力候補情報>
候補一覧パネルM5は、編集対象シートM4の汎用入力エリアM4b1に対応する入力候補情報を一覧形式で複数表示可能に形成されており、その複数の入力候補情報の中から任意の入力候補情報を1つクリックすることで、汎用入力エリアM4b1へ入力されるべき入力情報を選択するための補助操作パネルである。また、入力候補情報とは、編集対象シートM4に設けられる入力エリアM4bに入力されるべき候補となる文字情報を意味している。
この候補一覧パネルM5は、当該候補一覧パネルM5に表示される入力候補情報の内容が、メインフレームM1に表示されている編集対象シートM4にてカーソルCRが存在する汎用入力エリアM4b1の入力情報特性に応じて、切替表示されるようになっている。
<入力情報特性>
ここで、汎用入力エリアM4b1の入力情報特性とは、上記した編集対象シートM4の汎用入力エリアM4b1へ入力されるべき情報の性質を意味するものであり、汎用入力エリアM4b1毎にそれぞれ特定の入力情報特性が予め設定されている。
例えば、メインフレームM1に表示される編集対象シートM4が納品書シート51ならば(図6参照。)、かかる納品書シート51中の「伝票区分」表記の右横にある汎用入力エリアM4b1である伝票区分入力エリア51bには伝票区分を表す数値(伝票区分数)が、「伝票区分」表記の直下にある汎用入力エリアM4b1である取引先コード入力エリア51cには取引先コードが、「品名」表記の直下にある各汎用入力エリアM4b1である商品名入力エリア51dには商品名が、それぞれ入力情報特性として予め設定されている。
つまり、編集対象シートM4が納品書シート51である場合、パネルフレームM2に表示される候補一覧パネルM5には、カーソルCRが取引先コード入力エリア51cにあれば入力候補情報として取引先データ90が表示され(図6(a)参照。)、又、カーソルCRが商品名入力エリア51dにあれば入力候補情報として商品データ91が表示される(図6(b)参照。)。
そこで、図9を参照して、取引先データ90及び商品データ91について、以下に説明する。
<取引先データの候補一覧パネルへの表示態様>
取引先データ90は、各取引先毎に、その取引先に関する主要情報をまとめたデータであって、取引先マスタメンテナンス処理によって作成管理されるものである。
この取引先データ90は、例えば、当該取引先に関する、名称、締日、電話番号、自社担当者名、業種を表す番号である業種分類番号、業種名、自社管理用コード、及び、称呼(片仮名表記)並びにその取引先が請求先か否か、及び、取引先が納品先か否かなどの各種情報を含んでおり、これらの各種情報が候補一覧パネルM5の横幅方向に羅列表示されるものである(図9(a)参照。)。
また、この取引先データ90は、主に、編集対象シートM4の汎用入力エリアM4b1のうち、カーソルCRが存在するものの入力情報特性が取引先コードである場合に、記憶ユニット25から読み出され、その汎用入力エリアM4b1に対する入力候補情報として、候補一覧パネルM5に表示される。
例えば、編集対象シートM4が納品書シート51であって、売上伝票入力画面50上の取引先コード入力エリア51cにカーソルCRが存在する場合(図6(a)参照。)に、取引先データ90が候補一覧パネルM5に表示される。そして、任意の取引先データ90がクリックされると、この取引先データ90に記録されている自社管理用コードが取引先コードとして納品書シート51の取引先コード入力エリア51cに設定表示される。
このとき、表示直後の候補一覧パネルM5内には、取引先データ90のうち取引先の名称のみが縦方向に一覧表示される(図6(a)参照。)。余分な情報を表示せずに取引先名称のみを表示させることで入力操作時の操作者の判断負担が軽減されるからである。
<商品データ91の候補一覧パネルM5への表示態様>
商品データ91は、各商品毎に、その商品に関する主要情報をまとめたデータであって、商品マスタメンテナンス処理によって作成管理されるものである。
この商品データ91は、例えば、当該商品の商品名、単位、単価、原価、商品分類、自社管理用コード、及び、称呼(片仮名表記)などの各種の情報を含んでおり、これらの各種情報が候補一覧パネルM5の横幅方向に羅列表示されるものである(図9(b)参照。)。
また、この商品データ91は、主に、編集対象シートM4の汎用入力エリアM4b1のうち、カーソルCRが存在するものの入力情報特性が商品名である場合に、記憶ユニット25から読み出され、その汎用入力エリアM4b1に対する入力候補情報として、候補一覧パネルM5に表示される。
例えば、編集対象シートM4が納品書シート51であって、売上伝票入力画面50上の商品名入力エリア51dにカーソルCRが存在する場合(図6(b)参照。)に、商品データ91が候補一覧パネルM5に表示される。そして、任意の商品データ91がクリックされると、この商品データ91に記録されている商品名が納品書シート51の商品名入力エリア51dに設定表示される。
このとき、表示直後の候補一覧パネルM5内には、商品データ91のうち商品名のみが縦方向に一覧表示された状態とされる(図6(b)参照。)。余分な情報を表示せずに商品名のみを表示させることで入力操作時の操作者の判断負担が軽減されるからである。
とはいえ、候補一覧パネルM5内に表示される取引先データ90や商品データ91に含まれる個々の情報を、取引先マスタメンテナンス画面80や商品マスタメンテナンス画面を開かずにチェックしたい場合もある。
<横スクロールバー>
そこで、図5に示すように、候補一覧パネルM5の下端部分には横スクロールバーM5aが配設されている。よって、候補一覧パネルM5に表示される各入力候補情報が上記した取引先データ90や商品データ91などように多数の情報を横方向に羅列したものであって、各入力候補情報の表示内容が候補一覧パネルM5の横幅を超える場合でも、これを横スクロールバーM5aをタッチ操作して横方向(画面左右方向)にスクロール表示させることによって、これらを表示できるようになっている。
<縦スクロールバー>
しかも、候補一覧パネルM5には、その右端部分に縦スクロールバーM5bが配設されている。この縦スクロールバーM5bは、複数の入力候補情報の表示行数が候補一覧パネルM5の縦幅を超える場合に全ての入力候補情報を表示させるためのものであり、かかる縦スクロールバーM5bをタッチ操作することで、全ての入力候補情報が縦方向(画面上下方向)にスクロール表示されるようになっている。
このように、候補一覧パネルM5の縦スクロールバーM5bは、操作者の利腕側となる右端部分に配設されるので、縦スクロールバーM5bの操作時に候補一覧パネルM5に操作者の利腕である右腕が覆い被さることがなく、候補一覧パネルM5内の入力候補情報が見え辛くなることが回避される。
また、この縦スクロールバーM5bの横幅は、横スクロールバーM5aの縦幅より大きくされており、ディスプレイ5をタッチ操作する際の指先の接触部分の横幅と略等しく又はそれ以上とされている。これは、ディスプレイ5の操作時の指先の接触部分が縦幅に比べて横幅が大きくなることから、縦スクロールバーM5bの操作性を向上させ、かつ、縦スクロールバーM5bの操作時に誤った入力候補情報を選択するようなタッチ誤動作を防止するためである。
また、候補一覧パネルM5内に表示される各入力候補情報の表示行の高さ(縦幅)は、通常のマウスポインタにより操作される場合に採用される表示行の高さより大きくされており、ディスプレイ5をタッチ操作する際の指先の接触部分の縦幅と略等しく又はそれ以上とされている。誤った入力候補情報を選択するようなタッチ誤動作を防止するためである。
なお、左利き操作者用の操作画面基本構造M0の場合にパネルフレームM2をメインフレームM1の左横部分に並設配置する場合には、候補一覧パネルM5の縦スクロールバーM5bは、操作者の利腕側となる左端部分に配設するようにすると良い。さすれば、縦スクロールバーM5bの操作時に候補一覧パネルM5に操作者の左腕が覆い被さることがなく、候補一覧パネルM5内の入力候補情報が見え辛くなることが回避されるからである。
ところで、候補一覧パネルM5に表示される入力候補情報の種類は、上記した取引先データ90及び商品データ91に必ずしも限定されるものではなく、これらの他にも汎用入力エリアM4b1の入力情報特性に応じた種々の文字情報(データ)を入力候補情報として表示することができるようになっている。
例えば、上記した納品書シート51の伝票区分入力エリア51b(図6参照。)にカーソルCRが存在する場合は、区分数と伝票区分名とからなる伝票区分データが、入力候補情報として候補一覧パネルM5に表示される。ここで、伝票区分データは、伝票区分を表す「1」、「3」、「5」及び「6」の区分数と、これら各区分数に対応する伝票区分の内容を表す「売掛」、「現金売上」、「定期売掛」及び「定期現金売上」の伝票区分名とからなっている。
そして、任意の伝票区分データが一覧候補パネルの中から一つ選択されると、その選択された区分数が伝票区分入力エリア51bへ設定表示され、かつ、その区分数に対応する伝票区分名が当該伝票区分入力エリア51bの右横に設けられる補助表示エリアM4cに表示されるのである。
また、例えば、請求書印刷画面70のメインフレームM1に請求書印刷シート71が表示される場合(図7(b)参照)、そこには汎用入力エリアM4b1として「締日」の表記が付された締日入力エリア71bが設けられ、かかる締日入力エリア71bにカーソルCRが存在する場合、入力候補一覧パネルM5には「締日」の入力候補として「10日」、「20日」及び「末日」が一覧表示され、締日入力エリア71bには、これらのいずれかが入力可能な状態とされる。
ここで、例えば、入力候補一覧パネルM5中の「末日」がクリックされると、締日入力エリア71bには、「末日」を示す文字(数値)として「31」が設定表示される。なお、候補一覧パネルM5に表示される「末日」は、暦上の月の末日を意味するものである。
また、このように締日入力エリア71bに「31」が設定された場合、現在時刻が属する月の末日が、伝票処理ユニット24によって演算され、当該締日入力エリア71bの次に請求書印刷画面70上に配置される「請求締日」の表記が付された日付入力エリアM4b3である請求締日入力エリア71cに自動的に設定表示されるようになっている。
例えば、現在時刻が「平成20年6月15日」の日付の場合は、この現在時刻が属する月は「6月」であり、その月の末日は「30日」となるので、請求締日入力エリア71cには「平成20年6月31日」ではなく、「平成20年6月30日」が自動的に設定表示されることとなる。
<検索操作パネル>
検索操作パネルM6は、操作者が使いたい入力候補情報を記憶ユニット25から検索し、その検索結果を候補一覧パネルM5に表示させるために操作される補助操作パネルである。この検索操作パネルM6には、候補一覧パネルM5に表示させる入力候補情報を選別するために、合計10種類の平仮名キーM6aと、分類キーM6bと、全表示キーM6cと、他表示キーM6dとが設けられている。
ここで、平仮名キーM6aは、入力候補情報の称呼の語頭音に基づいて入力候補情報をあ行からわ行までの音声グループに分けて検索抽出するための操作キーであり、あ行からわ行の音声グループを区別するための「あ」〜「わ」の表記が付されている。分類キーM6bは、取引先分類や商品分類などの各種分類に基づいて入力候補情報を検索抽出するための操作キーであり、「分類」の表記が付されている。
また、全表示キーM6cは、入力候補情報の全てを一括表示するための操作キーであり、「全」の表記が付されており、他表示キーM6dは、上記平仮名キーM6a及び分類キーM6bでは検索抽出できないアルファベットや各種記号で表記されている入力候補情報を検索抽出するための操作キーであり、「他」の表記が付されている。
さらに、検索操作パネルM6は、候補一覧パネルM5と一緒(同時)にパネルフレームM2に表示されるものであり、候補一覧パネルM5の下側部分に並べて表示される。よって、候補一覧パネルM5に表示される入力候補情報を絞り込むための検索を実行する場合に、検索操作用の別の操作画面が開かれて候補一覧パネルM5上に重畳表示されることもなく、かかる画面切り替えに伴う操作者の目のちらつきを防止することができる。
なお、上記したように、検索操作パネルM6は、原則として、候補一覧パネルM5と一緒に表示されるものである。しかし、候補一覧パネルM5に表示される入力候補情報が検索操作パネルM6を用いて検索する必要がないようなものである場合、例えば、図7(b)に示すように、候補一覧パネルM5に締日等が表示される場合には、候補一覧パネルM5と一緒にパネルフレームM2に表示されないこともある。
しかも、検索操作パネルM6は、候補一覧パネルM5の下側部分に並置表示されるので、かかる検索操作パネルM6のタッチ操作時には、操作者の腕が候補一覧パネルM5に覆い被さることがなく、候補一覧パネルM5が見え辛くなることが回避される。
<数値操作パネル>
数値操作パネルM7は、メインフレームM1に表示される編集対象シートM4の数値入力エリアM4b2及び日付入力エリアM4b3へ数値を入力して設定表示させるために操作される補助操作パネルである。
この数値操作パネルM7には、「1」〜「9」、「0」、「00」及び「000」の数値を入力するための数字キーM7aと、、小数点「.」、ハイフン「−」を入力するための記号キーM7bと、入力した数値を全消去するための全消去キーM7cと、入力した数字や記号を1文字ずつ消去するための一字消去キーM7d、アンドゥー操作をするためのアンドゥーキーM7eと、入力内容を決定して編集対象シートM4の数値入力エリアM4b2又は日付入力エリアM4b3に設定表示するための実行キーM7fとが設けられている。
なお、図5(b)では、数値操作パネルM7の数字キーM7aには「0」〜「9」、「00」及び「000」の表記が、記号キーM7bには「.」及び「−」の表記が、全消去キーM7cには「クリア」の表記が、一字消去キーM7dには「1文字消去」の表記が、アンドゥーキーM7eには「元に戻す」の表記が、実行キーM7fには「OK」の表記が、それぞれ付されている。
この数値操作パネルM7は、メインフレームM1に表示される編集対象シートM4において、カーソルCRが存在する入力エリアM4bが数値入力エリアM4b2である場合及び日付入力エリアM4b3である場合に、上記した候補一覧パネルM5及び検索操作パネルM6に代えて、伝票処理ユニット24によってパネルフレームM2内に表示される。よって、操作者は、編集対象シートM4においてカーソルCRが存在する入力エリアM4bが、数値入力エリアM4b2又は日付入力エリアM4b3に切り替わったことを、この数値操作パネルM7の表示をもって確認することができる。なお、数値入力エリアM4b2には、郵便番号の入力エリアM4bも含まれる。
また、数値操作パネルM7は、パネルフレームM2の下側部分に配置表示されるので、かかる数値操作パネルM7がパネルフレームM2の上側部分に配置される場合に比べて、タッチ操作時において操作者は腕を高く上げる必要がなく、操作者の身体的負担が軽減される。さらに、この数値操作パネルM7の実行キーM7fがクリックされると、伝票処理ユニット24によって、編集対象シートM4中のカーソルCR位置が次の入力エリアM4bへ自動的に移動されるようになっている。このため、数値操作パネルM7を操作した後、操作者が編集対象シートM4の入力エリアM4bを手動で変更する手間が省かれ、操作者のタッチ操作が軽減される。
<ツールボタン>
ツールボタンM3は、操作画面基本構造M0のメインフレームM1に表示される編集対象シートM4への入力操作時に用いられる各種ツール機能を選択するための操作ボタンである。このツールボタンM3は、上記したメインフレームM1及びパネルフレームM2の下側部分であって、操作画面基本構造M0の下端部に横一列状に複数配置されており、その各ツールボタンM3の内側部分には、当該ツールボタンM3が実行しようとするツール機能を示す表記が付されている。
これらのツールボタンM3の一部を例示すると、伝票処理ユニット24によって記憶ユニット25に記憶される伝票の検索を行うためのボタンであって「F1伝票検索」の表記が付されたもの、編集対象シートM4介して作成された伝票を記憶ユニット25へ記憶して登録するためのボタンであって「F5登録」の表記が付されたもの等がある(図6(a)参照。)。
また、各ツールボタンM3は、その種類(内容)毎に色彩が統一されており、かかる色彩によって各ツールボタンM3の種類(内容)を容易に識別できるようにされている。例えば、後述する詳細処理終了ボタンM3dは、どの種類の操作画面であっても常に紫色の色彩が付されるようにされている。
さらに、ツールボタンM3は、メインフレームM1内に表示される編集対象シートM4の種類に応じて切り替え表示されるようになっており、例えば、納品書シート51や入金伝票入金シートなどの伝票入力用の編集対象シートM4がメインフレームM1に表示される場合(図6及び図7(a)参照。)と、請求書印刷シート71などの印刷用の編集対象シートM4がメインフレームM1に表示される場合(図7(b)参照。)と、取引先マスタメンテナンスシート81などのマスタ保守用の編集対象シートM4がメインフレームM1に表示される場合(図8参照。)とでは、それぞれ異なった内容となっている。
ただし、いずれの種類の編集対象シートM4がメインフレームM1に表示される場合においても、ツールボタンM3のうち、クリアボタンM3aと、実行ボタンM3bと、キャンセルボタンM3cと、詳細処理終了ボタンM3dとは必ず特定位置に配置表示されるようになっている。操作者の利便性に配慮したものである。
例えば、編集対象シートM4の種類に関わらず、クリアボタンM3aは、ツールボタンM3群の左から4番目の「F4」の表記が付された位置に、実行ボタンM3bは、ツールボタンM3群の左から5番目の「F5」の表記が付された位置に、キャンセルボタンM3cは、ツールボタンM3群の左から11番目の「F11」の表記が付された位置に、詳細処理終了ボタンM3dは、ツールボタンM3群の左から12番目の「F12」の表記が付された位置に、常に配置表示される。
ただし、ここで言うところの、実行ボタンM3bとは、例えば、売上伝票入力画面50(図6参照。)や入金伝票入力画面60(図7(a)参照。)などの伝票入力用の操作画面の場合は「F5登録」の表記が付されたボタンが、請求書印刷画面70(図7(b)参照。)などの印刷用の操作画面の場合は「F5プレビュー」の表記が付されたボタンが、取引先マスタメンテナンス画面80(図8参照。)などのマスタ保守用の操作画面の場合は「F5登録」の表記が付されたボタンが、それぞれ該当する。
また、図示は省略するものの、これらの他にも、実行ボタンM3bとしては、売上伝票入力画面50や入金伝票入力画面60などの「F5伝票検索」の表記が付されたボタンをクリックすることにより実行される伝票検索処理用の操作画面に設けられる「F5検索開始」の表記が付されたボタン、定期売上計上処理や締処理を実行するための操作画面における「F5実行」の表記が付されたボタン、元帳・管理表機能に属する元表印刷処理を実行するための操作画面における「F5元帳準備」の表記が付されたボタンが、それぞれ該当することとなる。
<ハードコピーボタン>
ハードコピーボタンM8は、ハードコピーを実行するための操作ボタンであり、ツールボタンM3の右端より更に右側にあたる操作画面基本構造M0の右下隅部分に配置されている。また、このハードコピーボタンM8も、上記した詳細処理終了ボタンM3dと同趣旨から、操作画面基本構造M0内の常に右下端に表示されるようになっている。
このハードコピーボタンM8によれば、編集対象シートM4の内容をプリンタ3により直接印刷することができるので、操作者の利便性を向上できる。例えば、編集対象シートM4の処理中に販売管理プログラム12aが応答不能な状態になった場合には、その作成中の編集対象シートM4の内容をプリンタ3によって印刷用紙に印刷して緊急回避するもできる。
<ソフトキーボード>
図10は、汎用入力エリアM4b1用のソフトキーボード(以下「汎用キーボード」という。)100が上記した操作画面50の前面に重畳表示された状態を示した図である。また、図11は、汎用キーボード100の一例を示した図であり、図11(a)は平仮名用のものであり、図11(b)は片仮名用のものであり、図11(c)は英数字用のものであり、図11(d)は記号用のものである。さらに、図12(a)は、数値入力エリアM4b2用のソフトキーボード(以下「数値キーボード」という。)110の一例を示した図であり、図12(b)は、日付入力エリアM4b3用のソフトキーボード(以下「日付キーボード」という。)120の一例を示した図である。
図10に示すように、図11に示した汎用キーボード100は、編集対象シートM4の汎用入力エリアM4b1がダブルクリックされることで、操作画面基本構造M0を有する操作画面50の前面に重畳表示されるようになっている。
なお、図12(a)に示した数値キーボード110については編集対象シートM4の数値入力エリアM4b2が、図12(b)に示した日付キーボード120については編集対象シートM4の日付入力エリアM4b3が、それぞれダブルクリックされることで操作画面基本構造M0を有する操作画面60,70,80の前面に重畳表示されるようになっている。
このように入力エリアM4bをダブルクリックすることにより各ソフトキーボード100,110,120が表示されるので、例えば、ソフトキーボード表示用のボタンを操作画面上に設けるような場合のように、ソフトキーボードを表示させたい時に入力エリアM4bから視線を外してソフトキーボード表示用のボタンを探す必要がなく、その分、視線の移動量が軽減されて操作者の作業負担を軽減することができる。
図11(a)から図11(d)に示すように、汎用キーボード100は、平仮名用、片仮名用、英数字用および記号用の4種類に切り替え可能に構成されており、これらの切替操作は、当該キーボードの右下部分に横一列に表示されている「ひらなが」、「カタカナ」、「英数字」及び「記号」の表記が付された切替キー101がクリックされることによって行われる。
図11(a)及び図11(b)に示すように、平仮名用及び片仮名用の汎用キーボード100は、文字キー102が50音順に配列されており、また、図11(c)に示すように、英数字用の汎用キーボード100は、文字キー102がアルファベット順の配列とされており、いずれも操作者の利便性に配慮がなされている。
また、平仮名用及び片仮名用の汎用キーボード100については、更に、大文字用の文字キー102と小文字用の文字キー102とが一緒に配列表記されており、大文字又は小文字の切り替えに伴って汎用キーボード100が切替表示されることを防止し、操作者の目のちらつきを防止するようになっている。
図11及び図12(a)に示される汎用キーボード100及び数値キーボード110には、編集対象シートM4の入力エリアM4bへ入力させる文字情報を、予め推敲するための編集フレーム103,113が最上部に設けられており、汎用キーボード100及び数値キーボード110の文字キー102,112をタッチ操作することで選択された文字は、一旦、編集フレーム103,113内に表示されるようになっている。
このため、文字キー102,112の操作によって入力された文字列を、編集フレーム103,113内で任意の内容となるように推敲することができる。また、編集フレーム103,113は、操作画面50,60,70,80における編集対象シートM4の入力エリアM4bに比べて、表示される文字のサイズが大きく拡大表示されるようになっている。
特に、汎用キーボード100には、変換キー104と確定キー105とが設けられており、故に、編集フレーム103に表示されている文字列を変換キー104をクリックすることで所望の漢字等に変換でき、その変換内容に問題がなければ確定キー105をクリックすることで編集フレーム103内の文字列の変換を確定させることができるようになっている。
図12(b)に示される日付キーボード120は、日付が月毎のカレンダー(暦)形式で表記されるようになっており、かかる日付キーボード120が起動表示された直後には、現在時刻が属する月のカレンダー121が表示され、そのカレンダー121上における現在時刻が属する日(図中では、カレンダー121上の「8日」(四角で枠取りされた日付)に相当する。)の背景色が他の部分背景色とは異なる色彩に変更表示されるようになっている。
また、日付キーボード120の上部には、当該キーボードに現在表示されている年及び月を表示する年月表示エリア122が設けられており、この両脇には前月を表示させるためにタッチ操作される前月キー123と、翌月を表示させるためにタッチ操作される翌月キー124とが配置されている。さらに、この日付キーボード120には、現在時刻が属する日(今日)を表示させるためにクリックされる今日キー125も配置されている。
図11及び図12に示した各ソフトキーボード100,110,120には、操作画面50,60,70,80における編集フレーム103,113内に表示されている文字列、又は、カレンダー121にて指定された日付を、編集対象シートM4の入力エリアM4bであってカーソルCRが存在するものへ転送する処理を実行するための転送ボタン106,116,126が配置表示されている。
この転送ボタン106,116,126には、「OK」の表記が付されており、この転送ボタン106,116,126がクリックされると、ソフトキーボード100,110,120が消去されて、その編集フレーム103,113内に表示されていた文字列やカレンダー121にて指定された日付が、当該ソフトキーボード100,110,120を起動表示させる際にダブルクリックされた操作画面50,60,70,80の入力エリアM4b内に転送されて設定表示され、その後、カーソルCRが次の入力エリアM4bへと自動的に移動されるようになっている。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
本実施例では、図5を参照して、操作者の利腕が右腕である場合における操作画面基本構造M0として主に説明し、その変形例として文章のみによって操作者の利腕が左腕である場合における操作画面基本構造について説明した。しかしながら、販売管理装置が具備すべき操作画面基本構造は、必ずしも右利き用又は左利き用のいずれか一方のみに限定されるものではなく、例えば、操作者の利腕に応じて、右利き用のものと左利き用のものとを切替表示することができるようにしても良い。
具体的には、メニュー画面の機能選択ボタンの中にシステム設定用の操作ボタンとしてシステム設定ボタンを設け、そのシステム設定ボタンがクリックされた場合に、ディスプレイにシステム設定画面を表示させて、このシステム設定画面を操作することによって右利き用の操作画面基本構造と左利き用の操作画面基本構造とのいずれを使用するかを設定するようにし、かかる設定に基づいて各操作画面に用いられる操作画面基本構造を切り替えるようにするのである。
なお、かかる場合に、操作画面基本構造の切替手段としては、上記した伝票処理ユニットが機能することとなる。
本発明の一実施例である販売管理装置におけるハードウェア資源の構成図である。 販売管理装置の構成を説明するブロック図である。 (a)は、デスクトップ画面の一例を示した図であり、(b)は、メニュー画面の一例を示した図であって複数の機能選択ボタンの中から売上ボタンがクリックされた場合に表示されるものである。 (a)は、メニュー画面の一例を示した図であって複数の機能選択ボタンの中から請求ボタンがクリックされた場合に表示されるものであり、(b)は、メニュー画面の一例を示した図であって複数の機能選択ボタンの中からマスタ保守ボタンがクリックされた場合に表示されるものである。 伝票処理ユニットの操作画面基本構造を示した図であり、候補一覧パネル及び検索操作パネルを表示した状態を示した図である。 伝票処理ユニットの操作画面基本構造を示した図であり、数値操作パネルを表示した状態を示した図である。 売上伝票入力画面の一例を示した図であって、候補一覧パネルに入力候補情報として取引先データが表示された状態を示した図である。 売上伝票入力画面の一例を示した図であって、候補一覧パネルに入力候補情報として商品データが表示された状態を示した図である。 入金伝票入力画面の一例を示した図である。 請求書印刷画面の一例を示した図である。 取引先マスタメンテナンス画面の一例を示した図である。 (a)は、操作画面基本構造の候補一覧パネルに表示される取引先データの構造を、(b)は、操作画面基本構造の候補一覧パネルに表示される商品データの構造を、それぞれ概念的に例示したものである。 汎用キーボードが操作画面の前面に重畳表示された状態を示した図である。 汎用キーボードの一例を示した図であり、平仮名用のものを示した図である。 汎用キーボードの一例を示した図であり、片仮名用のものを示した図である。 汎用キーボードの一例を示した図であり、英数字用のものを示した図である。 汎用キーボードの一例を示した図であり、記号用のものを示した図である。 (a)は、数値キーボードの一例を示した図であり、(b)は、日付キーボードの一例を示した図である。
符号の説明
1 販売管理装置
2 パーソナルコンピュータ(PC)(汎用型コンピュータ)
5 ディスプレイ
12a 販売管理プログラム(所定のプログラム)
50 売上伝票入力画面(操作画面)
60 入金伝票入力画面(操作画面)
70 請求書印刷画面(操作画面)
80 取引先マスタメンテナンス画面(操作画面)
M0 操作画面基本構造(操作画面の基本構造)
M1 メインフレーム
M2 パネルフレーム
M4 編集対象シート
M4b 入力エリア
M4b1 汎用タイプの入力エリア(汎用入力エリア)(汎用型入力エリア)
M4b2 数値タイプの入力エリア(数値入力エリア)(特殊型入力エリアの一部)
M4b3 日付タイプの入力エリア(日付入力エリア)(特殊型入力エリアの一部)
M5 候補一覧パネル(候補一覧パネル、補助操作パネルの一部)
M6 検索操作パネル(補助操作パネルの一部)
M7 数値操作パネル(数値操作パネル、補助操作パネルの一部)
M7a 数字キー

Claims (2)

  1. パーソナルコンピュータ等の汎用型コンピュータと所定のプログラムとが協働することによって実現され、伝票などの販売管理書類を作成する機能とその販売管理書類を管理する機能とを備えている販売管理装置において、
    入力操作機能としてのタッチパネル機能と各種情報が表示される表示機能とを有しているディスプレイに表示され、販売管理書類を作成するために必要となる各種情報を入力するための入力用シートとして編集対象シートを有している操作画面を備えており、
    その操作画面の基本構造は、前記編集対象シートが表示される領域として形成されるメインフレームと、
    そのメインフレームに表示される前記編集対象シートの入力エリアへの入力操作を補助するための補助操作パネルを前記操作画面内に表示させる領域であって、そのメインフレームよりも表示面積が小さく、かつ、そのメインフレームにおける操作者の利腕側の側部に当該メインフレームと非重畳状態にて並置表示され、前記メインフレームと分離不能に一体化されてるパネルフレームとを備えていることを特徴とする販売管理装置。
  2. 前記メインフレームに表示される前記編集対象シートは、各種文字を用いて入力可能な汎用型入力エリアと、数量や金額や日付などを入力可能な特殊型入力エリアとを備えており、
    前記パネルフレームに表示される前記補助操作パネルは、前記汎用型入力エリアへ入力されるべき入力候補情報を一覧表示して選択させる候補一覧パネルと、前記特殊型入力エリアへ数値を入力するための数字キーを有する数値操作パネルとを備えており、
    前記パネルフレームの表示は、前記編集対象シートにおいてカーソルが前記汎用型入力エリアから前記特殊型入力エリアへ移動した場合に前記候補一覧パネルから前記数値操作パネルに切り替えられ、かつ、前記編集対象シートにおいてカーソルが前記特殊型入力エリアから前記汎用型入力エリアへ移動した場合に前記数値操作パネルから前記候補一覧パネルに切り替えられるものであることを特徴とする請求項1記載の販売管理装置。
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