WO2012144597A1 - インクジェットヘッド - Google Patents

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Abstract

高密度に配線電極を配置することができ、チャネルの高密度化にも容易に対応可能なインクジェットヘッドを提供することを目的とし、駆動チャネルとダミーチャネルとが交互に配置されてなるヘッドチップ1と、配線基板3とを有するインクジェットヘッドであって、配線基板3は、駆動チャネルの開口部に対応する位置のみにインク供給用の貫通穴がそれぞれ形成されていると共に、チャネル列に対応する複数の貫通穴の列のうち、少なくとも1つの貫通穴の列における隣接する貫通穴の間には、少なくとも1本の配線電極が通ってヘッドチップの側方へ張り出した配線基板の端部まで延びており、貫通穴の間を通る少なくとも1本の配線電極は、ダミーチャネルの開口部とは非接触であり、且つ、インク吐出方向から見てダミーチャネルの開口部に重なっていることを特徴とする。

Description

インクジェットヘッド
 本発明はインクジェットヘッドに関し、詳しくは、駆動チャネルとダミーチャネルとが交互に配置されたヘッドチップを有し、チャネルの高密度化を図り得るインクジェットヘッドに関する。
 チャネルを区画する駆動壁に形成された駆動電極に所定電圧の駆動信号を印加することにより駆動壁をせん断変形させ、そのとき発生する圧力を利用してチャネル内のインクをノズルから吐出させるようにしたせん断モード型のインクジェットヘッドとして、前面及び後面にそれぞれチャネルの開口部が配置されたいわゆるハーモニカ型のヘッドチップを有するものが知られている。
 ハーモニカ型のヘッドチップは、駆動電極がチャネル内に臨んでいて外部に露出していないため、如何にして各駆動電極と駆動回路との電気的接続を行うかが課題である。ヘッドチップに複数並設されるチャネル列のうち、外側に位置するチャネル列は、ヘッドチップの後面を利用して各チャネルからヘッドチップの端部にかけて駆動電極と導通する接続電極を形成することで、このヘッドチップの端部においてFPC等との電気的接続を行うことが容易である。しかし、内側に位置するチャネル列の駆動電極に対する駆動信号の印加もヘッドチップの端部から行なおうとする場合、各駆動電極と導通する接続電極を外側のチャネル列を越えてヘッドチップの端部まで形成しなくてはならないという問題がある。
 従来、このような問題を解決するため、特許文献1には、4列のチャネル列を、チャネルのピッチを1/4ずつずらして配置すると共に、各チャネル内の駆動電極をヘッドチップの後面側の開口部の周辺に露出することでそれぞれ電気的接点を形成し、このヘッドチップの後面に対し、片面に配線電極を形成したフレキシブル基板を、配線電極形成面をヘッドチップの後面に対面させ、該後面の全面を覆うように接合することで、全てのチャネル列の各駆動電極に対し、ヘッドチップの一側方から駆動信号を印加できるようにすることが開示されている。
 このフレキシブル基板には、各チャネルに対応する位置に貫通穴が形成され、この貫通穴を通して各チャネルへのインク供給を可能としている。同一チャネル列における隣接する貫通穴の間には、それよりも内側に位置するチャネル列の電気的接点と電気的に接続される配線電極が形成される。特許文献1では、4列のチャネル列相互でピッチを1/4ずつずらすことで、チャネル間には、最大で3本分の配線電極が通ることになる。各配線電極は隣接する貫通穴の間を通るため、インク吐出方向に沿う方向から見た場合、駆動壁の幅(厚み)の範囲内に収まるように配設される。
 ところで、せん断モード型のインクジェットヘッドには、チャネル列内の各チャネルを、インク吐出を行う駆動チャネルとインク吐出を行わないダミーチャネルとに分け、これらを交互に配置することによってチャネル列を構成した独立駆動タイプのヘッドチップを有するインクジェットヘッドがある。駆動チャネルとダミーチャネルとを交互に配置することにより、全ての駆動チャネルから同時にインクを吐出することが可能である。
 特許文献2には、このような独立駆動タイプのハーモニカ型のヘッドチップの後面に、各チャネル内の駆動電極と導通する接続電極を形成し、複数並設されるチャネル列のうちの内側に位置するチャネル列の接続電極を、ヘッドチップの後面において、片面に配線電極を形成したフレキシブル基板を該配線電極の幅と同幅の細幅状に用いて、外側のチャネル列を越えてヘッドチップの端部まで引き出すことが開示されている。
 配線電極を形成したフレキシブル基板は、外側のチャネル列を越える際、ダミーチャネルの後面側の開口部を塞ぐように設けられている。フレキシブル基板は、配線電極形成面と反対側の面をヘッドチップの後面に対面させているため、ダミーチャネルの開口部内やその近傍に露出している駆動電極や接続電極とのショートを引き起こすことが防止される。しかも、ダミーチャネルの後面側の開口部を塞ぐようにフレキシブル基板を設けるので、チャネルの高密度化にも対応し易い利点がある。
特開2002-178509号公報 特開2008-143167号公報
 通常、ハーモニカ型のヘッドチップは、後面側から各チャネルにインクが供給される。このため、特許文献2に記載のようにヘッドチップの後面側に配線電極が露出していると、配線電極がインクと直に接触してしまい、電極の腐食の問題がある。
 電極がインクと直に接触することを回避する場合、一般に、電極表面に保護膜を形成することが知られているが、使用するインクによっては保護膜を浸透してしまう可能性があり、電極の腐食を回避する観点からは依然解決すべき課題を有している。
 特許文献1に記載のように、配線電極がヘッドチップの後面と対向するように配置する場合、配線電極がインクと直に接触することを防ぐことができるが、チャネル列を越えて配線される配線電極は、インク吐出方向に沿う方向から見た場合、チャネル間の駆動壁上を通るようにしているため、チャネルが高密度になるにつれて駆動壁の幅が狭小となり、高密度化を図り難いという問題がある。
 すなわち、特許文献1に記載の技術では、チャネルが高密度になって配線電極を通過させるべきチャネル間のスペース(駆動壁の幅)が狭小となるにつれ、配線電極をより細幅に形成しなくてはならなくなる。しかし、配線電極を細幅にすると電気抵抗の増大化を招く結果となり、細幅化にも自ずと限界がある。
 そこで、本発明は、複数のチャネル列を有する独立駆動タイプのハーモニカ型ヘッドチップの後面に対して、配線電極を有する基板を該配線電極がヘッドチップの後面側となるように接合しても、高密度に配線電極を配置することができ、チャネルの高密度化にも容易に対応可能なインクジェットヘッドを提供することを課題とする。
 本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
 上記課題は、以下の各発明によって解決される。
1.チャネルと圧電素子からなる駆動壁とが交互に配置されると共に前記チャネル内に臨む前記駆動壁に駆動電極が形成されたチャネル列が複数並設され、前面及び後面にそれぞれ前記チャネルの開口部が配置され、該後面に、前記チャネル内の前記駆動電極と導通する接続電極がそれぞれ形成され、前記チャネル列がインク吐出を行う駆動チャネルとインク吐出を行わないダミーチャネルとが交互に配置されて構成されてなるヘッドチップと、
 前記ヘッドチップの後面に対して複数の前記チャネル列を覆うと共に該ヘッドチップの側方へ張り出すように接合される配線基板とを有し、
 前記配線基板における前記ヘッドチップと接合される側の面に形成された配線電極を前記接続電極と電気的に接続させることによって、該接続電極の各々を前記配線基板の端部まで電気的に引き出し、前記配線電極及び前記接続電極を介して前記駆動電極に電圧を印加することによって、前記駆動チャネル内のインクをノズルから吐出させるインクジェットヘッドであって、
 前記配線基板は、前記駆動チャネルの開口部に対応する位置のみにインク供給用の貫通穴がそれぞれ形成されていると共に、前記チャネル列に対応する複数の前記貫通穴の列のうち、少なくとも1つの前記貫通穴の列における隣接する該貫通穴の間には、少なくとも1本の前記配線電極が通って前記ヘッドチップの前記側方へ張り出した前記配線基板の端部まで延びており、
 前記貫通穴の間を通る少なくとも1本の前記配線電極は、前記ダミーチャネルの開口部とは非接触であり、且つ、インク吐出方向から見て前記ダミーチャネルの開口部に重なっていることを特徴とするインクジェットヘッド。
2.前記配線基板は、ガラス、シリコン、セラミックスのいずれかからなることを特徴とする前記1記載のインクジェットヘッド。
3.前記ヘッドチップは、A列及びB列の2列のチャネル列を有し、
 一つのA列の前記貫通穴の間には、前記B列のチャネル列の前記接続電極と電気的に接続する前記配線電極のうち、該B列の前記駆動チャネルに対応する1本の前記配線電極と、該駆動チャネルに隣接するB列の前記ダミーチャネルに対応する1本の前記配線電極の合計2本の前記配線電極が通っていることを特徴とする前記1又は2記載のインクジェットヘッド。
4.前記ヘッドチップは、A列、B列及びC列の3列のチャネル列を有し、
 一つのB列の前記貫通穴の間には、前記C列のチャネル列の前記接続電極と電気的に接続する前記配線電極のうち、該C列の前記駆動チャネルに対応する1本の前記配線電極と、該駆動チャネルに隣接するC列の前記ダミーチャネルに対応する1本の前記配線電極の合計2本の前記配線電極が通っており、
 一つのA列の前記貫通穴の間には、前記B列のチャネル列の前記接続電極と電気的に接続する前記配線電極のうち、該B列の前記駆動チャネルに対応する1本の前記配線電極と、該駆動チャネルに隣接するB列の前記ダミーチャネルに対応する1本の前記配線電極の2本と、前記C列の前記駆動チャネルに対応する1本の前記配線電極と、該駆動チャネルに隣接するC列の前記ダミーチャネルに対応する1本の前記配線電極の2本との合計4本の前記配線電極が通っていることを特徴とする前記1又は2記載のインクジェットヘッド。
 本発明によれば、複数のチャネル列を有する独立駆動タイプのハーモニカ型ヘッドチップの後面に対して、配線電極を有する基板を該配線電極がヘッドチップの後面側となるように接合しても、高密度に配線電極を配置することができ、チャネルの高密度化にも容易に対応可能なインクジェットヘッドを提供することができる。
本発明に係るインクジェットヘッドの分解斜視図 本発明に係るヘッドチップの部分背面図 ヘッドチップと配線基板との接合状態を示す部分背面図 図3の(iv)-(iv)線に沿う断面図 図3の(v)-(v)線に沿う断面図 3列のチャネル列を備えたヘッドチップと配線基板との接合状態を示す部分背面図 図6の(vii)-(vii)線に沿う断面図 比較例を示すインクジェットヘッドの部分断面図
 本発明におけるヘッドチップは、チャネルと圧電素子からなる駆動壁とが交互に配置されてなるチャネル列を複数平行に有している。ヘッドチップは、前面及び後面にそれぞれチャネルの開口部が対向して配置される。各チャネルは、後面の開口部(チャネルの入口)から前面の開口部(チャネルの出口)にかけて断面形状が変化しないストレート状に形成され、各チャネル内に臨む駆動壁の表面には駆動電極が形成される。
 このようなヘッドチップは、六面体からなるいわゆるせん断モード型のハーモニカ型ヘッドチップであり、駆動壁両面の各駆動電極に所定電圧の駆動信号を印加することによって該駆動壁をせん断変形させることによって、チャネル内に供給されたインクに吐出のための圧力変化を与え、ヘッドチップの前面に配置されたノズルからインク滴として吐出させる。
 本発明では、このような六面体のハーモニカ型のヘッドチップにおいて、ノズルが配置されてインクが吐出される側の面を「前面」、その反対側の面を「後面」と定義する。また、ヘッドチップの前面又は後面と平行な方向であって該ヘッドチップから離れる方向をヘッドチップの「側方」と定義する。
 本発明におけるチャネル列は、駆動チャネルとダミーチャネルとが交互に配置される独立駆動型のヘッドチップである。ヘッドチップの後面には、駆動チャネル及びダミーチャネル内の各駆動電極と導通する接続電極がそれぞれ個別に形成され、対応する駆動チャネル又はダミーチャネルと同ピッチでヘッドチップの後面に配列される。
 駆動チャネルとは、画像記録時に画像データに応じてノズルからインク吐出を行うチャネルであり、ダミーチャネルとは、画像データに関わらず、常にインク吐出を行わないチャネルである。ダミーチャネルはインク吐出を行う必要がないため、一般にインクが充填されないか、ノズルプレートにダミーチャネルに対応するノズルが形成されない。
 ヘッドチップの後面に接着剤によって接合される配線基板は、ヘッドチップと駆動回路との間をつなぐ中間配線部材である。好ましくは、ヘッドチップと駆動回路からの電気配線部材との間を中継し、該電気配線部材との電気的接続の容易化を図る。この配線基板は、各駆動電極をそれに対応する接続電極を介してヘッドチップのチャネル列と直交する側方に電気的に引き出す。
 本発明における配線基板は、ヘッドチップの後面に対して、該後面に開口する全てのチャネル列を覆うと共に、端部が該ヘッドチップにおけるチャネル列と直交する側方へ張り出すように接合される。
 この配線基板は、ヘッドチップの駆動チャネルに対応する位置のみに、該駆動チャネル内にインク供給を可能とするための貫通穴を有している。従って、ダミーチャネルの後面側の開口部は、この配線基板によって塞がれる。
 なお、この開口部とは、ダミーチャネルがヘッドチップの後面と面一状に開口している部分をいう。
 配線基板のヘッドチップと接合される側の面(以下、表面という。)には、ヘッドチップの後面に配列される各接続電極とそれぞれ電気的に接続される配線電極が形成される。この配線基板がヘッドチップの後面と接合された状態で、配線電極の各々は、その一端が、対応する接続電極と電気的に接続され、他端が、ヘッドチップの側方へ張り出した配線基板の端部まで延びている。
 ヘッドチップのチャネル列に対応する配線基板の複数の貫通穴の列のうち、少なくとも1つの貫通穴の列における隣接する該貫通穴の間には、少なくとも1本の配線電極が通っている。この貫通穴の間を通る配線電極は、他のチャネル列の接続電極と電気的に接続される配線電極である。
 この貫通穴の間を通る少なくとも1本の配線電極は、配線基板がヘッドチップの後面に接着剤を介して接合された状態で、ダミーチャネルの開口部とは非接触となっており、且つ、インク吐出方向から見て、ダミーチャネルの開口部に重なっている。すなわち、この貫通穴の間を通る配線電極は、当該配線電極が導通すべき接続電極と接触する以外、ヘッドチップの後面には接触していない。
 これにより、配線電極がヘッドチップの後面側となるように配線基板をヘッドチップの後面全面に対して接合しても、配線電極は対応するチャネルの接続電極以外、ヘッドチップの後面に接触することはないため、クロストーク及びショートの発生を防止できる。しかも、貫通穴の間を通る少なくとも1本の配線電極はダミーチャネルの開口部上を通るため、チャネル間のスペースが狭小であっても、ダミーチャネルの開口部上を含む隣接する貫通穴の間のスペースを全て利用することができるため、配線電極を殊更細幅にしなくても高密度な配線が可能であり、チャネルの高密度化にも対応できる。
 このようなインクジェットヘッドには、ヘッドチップの側方へ張り出した配線基板の端部に、配線電極と電気的に接続される配線を有する電気配線部材が接合される。電気配線部材は駆動回路とつながっており、配線基板の配線電極及び接続電極を介して駆動電極に駆動回路からの電圧が印加される。これにより駆動チャネル内のインクをノズルから吐出させることができる。電気配線部材としては、フレキシブルプリント基板(以下、FPCという。)が好ましく用いられる。
 本発明における配線基板は、基板材料がガラス、シリコン、セラミックスのいずれかであることが好ましい。これらを用いた場合、同じ厚みの樹脂材料に比べて剛性が高く、それだけ配線基板を薄くすることができ、貫通穴の流路抵抗を抑えることができる。
 以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
 図1はインクジェットヘッドの分解斜視図、図2はそのヘッドチップの部分背面図である。
 図中、1はせん断モード型のハーモニカ型ヘッドチップ、2はノズルプレート、3は配線基板、4はFPCである。
 このヘッドチップ1は、A列、B列の2列のチャネル列を有している。ここでは、図2中の下側のチャネル列をA列、上側のチャネル列をB列とする。各チャネル列は、それぞれ駆動チャネル11A、11Bとダミーチャネル12A、12Bとが交互に配置されている。駆動チャネル11A、11Bと隣接するダミーチャネル12A、12Bとの間は圧電素子からなる駆動壁13A、13Bとなっている。各駆動チャネル11A、11Bと各ダミーチャネル12A、12Bは、ヘッドチップ1の前面1aと後面1bとにそれぞれ開口しており、その内面には駆動電極14がめっき、蒸着又はスパッタリング等によってそれぞれ密着形成されている。
 なお、ヘッドチップ1は、A列のチャネル列の駆動チャネル11A及びダミーチャネル12Aと、B列のチャネル列の駆動チャネル11B及びダミーチャネル12Bとが互いに1ピッチずつずれて配置されている。すなわち、ヘッドチップ1の後面1bと平行且つチャネル列と直交する方向に沿って見た場合、A列の駆動チャネル11AとB列のダミーチャネル12Bとが同一直線上に位置し、A列のダミーチャネル12AとB列の駆動チャネル11Bとが同一直線上に位置している。
 ヘッドチップ1の後面1bには、駆動チャネル11A、11B及びダミーチャネル12A、12Bの各駆動電極14と導通する接続電極15A、15Bがめっき、蒸着又はスパッタリング等によってそれぞれ形成されている。各接続電極15A、15Bの一端は、対応する駆動チャネル11A、11B又はダミーチャネル12A、12B内の駆動電極14と導通している。他端は、A列の駆動チャネル11A及びダミーチャネル12Aに対応する各接続電極15Aにおいては、各チャネル11A、12A内からヘッドチップ1の一方の端縁1c(図2中の下端縁)にかけて形成されているが、B列の駆動チャネル11B及びダミーチャネル12Bに対応する各接続電極15Bにおいては、各チャネル11B、12B内からA列側に向けて延び、該A列のチャネル列の手前までにかけて形成されている。従って、接続電極15A、15Bのいずれも、各チャネル11A、11B、12A、12Bから同一方向(端縁1c方向)に向けて延びている。
 ノズルプレート2は、ヘッドチップ1の前面1aに接着剤によって接合されている。ノズルプレート2には、各駆動チャネル11A、11Bに対応する位置のみにノズル21が開設されている。
 配線基板3は、ヘッドチップ1の後面1bの外形形状よりも大判な平板状の基板である。配線基板3には、ヘッドチップ1の後面1bに接合した際、撓み難いことが好ましく、ガラス、シリコン、セラミックスが好ましく用いられる。本実施形態ではガラス基板を用いた。
 ヘッドチップ1の後面1bと接合する接合領域(図1中の一点鎖線で示される領域)31内には、ヘッドチップ1の後面1bに開口する駆動チャネル11A、11Bに対応する位置のみに、不図示の共通インク室から各駆動チャネル11A、11B内にインクを供給するための貫通穴32A、32Bが個別に開設されている。貫通穴32A、32Bの開口面積は、駆動チャネル11A、11Bの開口面積と同一又はやや大きく形成されている。
 配線基板3の厚みは、貫通穴32A、32Bの流路抵抗を抑えつつ、適度な剛性を確保する観点から、0.3mm~0.8mmとすることが好ましい。
 また、配線基板3の表面には、ヘッドチップ1の後面1bに配列されている各接続電極15A、15Bと1対1に対応して電気的に接続される配線電極33A、33Bが、配線基板3の表面上においてヘッドチップ1のチャネル列と交叉する方向に延びるように、めっき、蒸着又はスパッタリング等によって形成されている。
 A列の各チャネル11A、12Aから引き出される接続電極15Aに対応する各配線電極33Aは、一端が、接合領域31内のA列の各チャネル11A、12Aに対応する近傍に位置し、他端が、該接合領域31からヘッドチップ1のチャネル列と直交する側方に向けて延び、接合領域31からはみ出して配線基板3の端部3aに至っている。
 一方、B列の各チャネル11B、12Bから引き出される接続電極15Bに対応する各配線電極33Bは、一端が、接合領域31内のB列の各チャネル11B、12Bに対応する近傍に位置し、他端が、配線電極33Aと同一方向に向けて延び、A列において隣接する貫通穴32Aの間を通って、接合領域31からはみ出して配線基板3の端部3aに至り、配線電極33Aと交互になるように配列されている。
 配線基板3は、各配線電極33A、33Bが対応するヘッドチップ1の各接続電極15A、15Bと電気的に接続するように位置合わせされ、接着剤によって該ヘッドチップ1の後面1bに貼り合わされている。接着剤としては、導電性粒子を含む異方性導電性接着剤を使用することもできるが、ショート防止の確実性を高めるためにも、導電性粒子を含まない接着剤を使用することが好ましい。
 次に、図3~図5を用いてA列の貫通穴32A、32A間を通る配線電極33Bの詳細について更に説明する。
 図3は、ヘッドチップ1の後面1bに配線基板3を接合した状態を該配線基板3の背面側から見た部分背面図、図4は、図3中の(iv)-(iv)線に沿う断面図、図5は図3の(v)-(v)線に沿う断面図である。
 B列の各接続電極15Bと導通する配線電極は、B列の駆動チャネル11Bの接続電極15Bと電気的に接続される配線電極33Bと、B列のダミーチャネル12Bの接続電極15Bと電気的に接続される配線電極33Bとからなる。これら配線電極33B、33Bは、A列において隣接する貫通穴32A、32Aの間を通って、配線基板3の端部3aまで延びている。配線基板3の表面におけるA列の貫通穴32A、32A間には、B列において隣接する1つの駆動チャネル11Bの接続電極15Bと電気的に接続する1本の配線電極33Bと、1つのダミーチャネル12Bの接続電極15Bに対して電気的に接続する1本の配線電極33Bとの合計2本が配置されている。
 一端がB列のダミーチャネル12Bの接続電極15Bと電気的に接続する配線電極33Bは、他端側が該接続電極15Bとの接続部位からA列の貫通穴32A、32A間に向けて配線基板3の表面上で屈曲し、該貫通穴32A、32A間に位置するA列のダミーチャネル12Aの開口部120Aの縁部121a上に一部被さるように該開口部120A上を通過した後、該ダミーチャネル12Aの接続電極15Aと接触しないように、A列の隣接する接続電極15A、15A間に向けて配線基板3の表面上で屈曲し、該接続電極15A、15Aと電気的に接続される配線電極33A、33Aと並列するように端部3aまで延びている。
 また、一端がB列の駆動チャネル11Bの接続電極15Bと電気的に接続する配線電極33Bは、他端側が該接続電極15Bとの接続部位からA列の貫通穴32A、32A間に位置するA列のダミーチャネル12Aの開口部120A上の、前記配線電極33Bが被さっている縁部121aと対向する縁部121b上に一部被さるように該開口部120A上を通過した後、該ダミーチャネル12Aの接続電極15Aと接触しないように、A列の隣接する接続電極15A、15A間に向けて配線基板3の表面上で前記配線電極33Bと反対側に屈曲し、該接続電極15A、15Aと電気的に接続される配線電極33A、33Aと並列するように端部3aまで延びている。
 なお、ダミーチャネル12Aの開口部120Aの縁部121a、121bとは、ダミーチャネル12Aの開口部120Aの周縁を形成する4つの辺縁のうち、対向する駆動壁13にそれぞれ形成されている駆動電極14の開口側の辺縁の部分のことである。
 このように、本発明に係るインクジェットヘッドは、ヘッドチップ1の最外側に位置するA列のチャネル列を跨ぐように、それに隣接するB列のチャネル列に対応する配線電極33B、33Bが、A列の貫通穴32A、32A間を通過する際、ヘッドチップ1の後面1bにおけるA列の駆動壁13A、13A上のスペース内だけでなく、このスペースからダミーチャネル12Aの開口部120A内に向けて、図4に示すように、はみ出し量cの分だけ一部はみ出している。そして、各配線電極33B、33Bは、インク吐出方向(図4の上から下方向)に見た場合、ダミーチャネル12Aの開口部120Aの縁部121a、121b上に一部重なるように配置されている。
 これら配線電極33B、33Bは、いずれも配線基板3の表面に密着形成されているため、ダミーチャネル12Aの開口部120A、すなわちヘッドチップ1の後面1bとは接触していない。ヘッドチップ1と配線基板3との間には、図4、図5に示すように、接続電極15A、15Bの厚み+配線電極33A、33Bの厚みに相当する隙間Sが形成されているため、配線電極33B、33Bの表面は、接続電極15Bとの接続部位以外の部位では、ヘッドチップ1の後面1bに対して、接続電極15A、15Bの厚みに相当する距離だけ離間している。配線電極33B、33Bの表面とヘッドチップ1の後面1bとの間は、接着剤50が満たされることで絶縁されている。従って、配線電極33B、33Bは、開口部120A上と重なるように配置されても、該開口部120Aに露出している駆動電極14と接触することはなく、クロストークやショートのおそれはない。
 また、各配線電極33B、33Bの配線スペースは、駆動壁13Aの厚み分のスペースに限られず、貫通穴32A、32A間に亘る広い面積を利用することができるため、各配線電極33B、33Bを幅広に形成することができる。従って、配線電極33B、33Bの電気抵抗の増大化を抑制することができる。
 なお、A列のダミーチャネル12Aの開口部120A上を通過する各配線電極33B、33Bは、該ダミーチャネル12Aの開口部120Aと重なるように配線された後、該ダミーチャネル12Aの接続電極15Aとは接触しないように、該接続電極15Aの部位を避けるように屈曲し、配線基板3の端部3aにおいて配線電極33Aと並列している。
 以上の実施形態では、ヘッドチップ1にA列、B列の2列のチャネル列を備えるものを例示したが、チャネル列数は3列以上であってもよい。
 図6、図7に、A列、B列及びC列の3列のチャネル列を備えるヘッドチップ1’を用いたインクジェットヘッドについて説明する。
 図6は、ヘッドチップ1’の後面1bに配線基板3’を接合した状態を該配線基板3’の背面側から見た部分背面図、図7は、図6中の(vii)-(vii)線に沿う断面図である。なお、このヘッドチップ1’において、A列及びB列の各チャネル列は、以上説明した2列のチャネル列を備えるヘッドチップ1と同一構成であるため、ここでの説明は省略する。また、図3、図4と同一符号の部位は同一構成の部位であるため詳細な説明は省略する。
 C列のチャネル列は、駆動チャネル11Cとダミーチャネル12Cの配列ピッチが、A列のチャネルの駆動チャネル11Aとダミーチャネル12Aの配列ピッチと同一となるように配列されている。
 この実施形態において、配線基板3’のB列において隣接する貫通穴32B、32B間を通過する2本の配線電極33C、すなわち、C列の駆動チャネル11Cの接続電極15Cと電気的に接続する配線電極33C、及び、C列のダミーチャネル12Cの接続電極15Cと電気的に接続する配線電極33Cは、B列のダミーチャネル12Bの開口部120B上と重なるように通過しており、上述した2列のチャネル列の実施形態におけるA列の貫通穴32A、32A間を通過する配線電極33B、33Bと同一構成となっている。この場合、符号中のAはBに、BはCに読み替えられる。
 一方、A列における貫通穴32A、32A間では、B列の各接続電極15Bと電気的に接続する配線電極33B、33Bと、C列の各接続電極15Cと電気的に接続する配線電極33C、33Cの合計4本が配置されている。
 このとき、図7に示すように、内側に位置する配線電極33B、33Cは、インク吐出方向から見た場合、A列のダミーチャネル12Aの開口部120Aと重なるように該開口部120A内に配置され、外側に位置する配線電極33B、33Cは、それぞれ駆動壁13Aの厚みの範囲内に配置されている。各配線電極33B、33B、33C、33Cは、いずれもヘッドチップ1の後面1bとは非接触であり、該後面1bとの間には接着剤50が満たされている。
 このように、本発明によれば、貫通穴32A、32A間の全スペースを利用することで、合計4本の配線電極33B、33B、33C、33Cを配置することも可能であり、高密度化にも対応可能である。
 なお、図1~図5に示す2列のチャネル列を有するヘッドチップ1は、配線基板3表面の配線電極33A、33Bの引き出し方向をヘッドチップを挟んで両端側となるように構成することで、該ヘッドチップ1を2つ並列させて4列のチャネル列を有するヘッドチップとすることができる。また、図6、図7に示す3列のチャネル列を有するヘッドチップ1’の場合は、同様にして6列のチャネル列を有するヘッドチップとすることができる。
 2列のチャネル列を備えたヘッドチップにおいて、図3~図5に示したように配線基板表面の配線電極を形成した場合(本発明)と、図8に示したように、隣接する貫通穴間の2本の配線電極がダミーチャネルの開口部と重ならないように、駆動壁上にそれぞれ形成した場合(比較例)とで、配線可能となるチャネル密度について検証した。
 チャネル密度が180dpi(dot per inch)の場合、表1に示すように、駆動壁厚:59μm、チャネル幅:82μm、貫通穴の幅:102μmとなる。
 ここで、加工精度やヘッドチップと配線基板との貼り合わせ位置精度を考慮すると、比較例の場合、配線電極と近接する貫通穴との距離a1と、該配線電極とダミーチャネルの開口部との距離a2は、それぞれ20μm以上を確保する必要がある。この場合、各配線電極の幅は最大でも9μmとなってしまう。20μm以下の幅となる配線は製造難易度が高く、また、仮に製造できたとしても、配線幅に比例して配線厚みを薄くしなければいけないので、電気抵抗の上昇で、駆動電圧の上昇等のインク吐出に悪影響を及ぼすことが予想される。
 従って、この比較例の場合では、実用可能な配線幅を実現するには、表1に示すように120dpi程度までのチャネル密度が限界となる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 これに対し、本発明の場合、表2に示すように、180dpiのチャネル密度としても、配線電極の幅は最大46μmとすることができ、図4中の距離bの1/3が配線電極を通過させ得る幅となる。
 2列のチャネル列の場合は、300dpiとしても22μmの配線幅を確保することが可能となり、比較例よりも高密度化を図ることができることがわかる。
 また、本発明の場合は、3列のチャネル列としても、距離bは1/7が配線電極を通過可能となり、180dpiのチャネル密度であれば実現可能である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 1、1’:ヘッドチップ
  1a:前面
  1b:後面
  1c:端縁
  11A、11B、11C:駆動チャネル
  12A、12B、12C:ダミーチャネル
  120A、120B:開口部
  121a、121b:縁部
  13A、13B:駆動壁
  14:駆動電極
  15A、15B:接続電極
 2:ノズルプレート
  21:ノズル
 3、3’:配線基板
  3a:端部
  31:接合領域
  32A、32B、32C:貫通穴
  33A、33B、33B、33B、33C、33C:配線電極
 4:FPC
 50:接着剤
 

Claims (4)

  1.  チャネルと圧電素子からなる駆動壁とが交互に配置されると共に前記チャネル内に臨む前記駆動壁に駆動電極が形成されたチャネル列が複数並設され、前面及び後面にそれぞれ前記チャネルの開口部が配置され、該後面に、前記チャネル内の前記駆動電極と導通する接続電極がそれぞれ形成され、前記チャネル列がインク吐出を行う駆動チャネルとインク吐出を行わないダミーチャネルとが交互に配置されて構成されてなるヘッドチップと、
     前記ヘッドチップの後面に対して複数の前記チャネル列を覆うと共に該ヘッドチップの側方へ張り出すように接合される配線基板とを有し、
     前記配線基板における前記ヘッドチップと接合される側の面に形成された配線電極を前記接続電極と電気的に接続させることによって、該接続電極の各々を前記配線基板の端部まで電気的に引き出し、前記配線電極及び前記接続電極を介して前記駆動電極に電圧を印加することによって、前記駆動チャネル内のインクをノズルから吐出させるインクジェットヘッドであって、
     前記配線基板は、前記駆動チャネルの開口部に対応する位置のみにインク供給用の貫通穴がそれぞれ形成されていると共に、前記チャネル列に対応する複数の前記貫通穴の列のうち、少なくとも1つの前記貫通穴の列における隣接する該貫通穴の間には、少なくとも1本の前記配線電極が通って前記ヘッドチップの前記側方へ張り出した前記配線基板の端部まで延びており、
     前記貫通穴の間を通る少なくとも1本の前記配線電極は、前記ダミーチャネルの開口部とは非接触であり、且つ、インク吐出方向から見て前記ダミーチャネルの開口部に重なっていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2.  前記配線基板は、ガラス、シリコン、セラミックスのいずれかからなることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3.  前記ヘッドチップは、A列及びB列の2列のチャネル列を有し、
     一つのA列の前記貫通穴の間には、前記B列のチャネル列の前記接続電極と電気的に接続する前記配線電極のうち、該B列の前記駆動チャネルに対応する1本の前記配線電極と、該駆動チャネルに隣接するB列の前記ダミーチャネルに対応する1本の前記配線電極の合計2本の前記配線電極が通っていることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェットヘッド。
  4.  前記ヘッドチップは、A列、B列及びC列の3列のチャネル列を有し、
     一つのB列の前記貫通穴の間には、前記C列のチャネル列の前記接続電極と電気的に接続する前記配線電極のうち、該C列の前記駆動チャネルに対応する1本の前記配線電極と、該駆動チャネルに隣接するC列の前記ダミーチャネルに対応する1本の前記配線電極の合計2本の前記配線電極が通っており、
     一つのA列の前記貫通穴の間には、前記B列のチャネル列の前記接続電極と電気的に接続する前記配線電極のうち、該B列の前記駆動チャネルに対応する1本の前記配線電極と、該駆動チャネルに隣接するB列の前記ダミーチャネルに対応する1本の前記配線電極の2本と、前記C列の前記駆動チャネルに対応する1本の前記配線電極と、該駆動チャネルに隣接するC列の前記ダミーチャネルに対応する1本の前記配線電極の2本との合計4本の前記配線電極が通っていることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェットヘッド。
     
     
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