WO2012144017A1 - 伝送媒体 - Google Patents

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    • H01B11/00Communication cables or conductors
    • H01B11/005Quad constructions

Abstract

 従来の伝送媒体よりも優れた信号、電力の伝送特性を備えた伝送媒体を作製する。 本発明の伝送媒体は、第1,第2の伝送線を相互に離間させて平行に配置し、第3~第6の伝送線を、第1,第2の伝送線に対して交互に絡ませつつ、且つ第3~第6の伝送線による交差部を形成しつつ、長手方向に巻回し、更に、第3,第5の伝送線、第4,第6の伝送線を両端においてそれぞれ共通接続することにより構成される。第4の伝送媒体は第3の伝送媒体に対して、第6の伝送媒体は第5の伝送媒体に対して、それぞれ重畳的に巻回される。また、第3,第4の伝送線による第1又は第2の伝送線に対する絡み部と、第5,第6の伝送線による第1又は第2の伝送線に対する絡み部と、は第1,第2の伝送線の長手方向においてそれぞれ交互に形成されている。

Description

伝送媒体
 本発明は、信号や電力を伝送するための伝送媒体に関する。
 一般に、同軸ケーブルや導線等の伝送路を介して信号や電力を伝送するに際しては、伝送路のもつ抵抗成分やインダクタンス成分に起因して当該信号や電力を担う電圧が減衰し、また遅延するために、受信側において信号が劣化(信号強度の低下、位相のずれ)すること、及び受電側において電力損失が生じることを避けられない。かかる減衰や遅延を最小限にし、伝送特性が最良となるように伝送路を設計することは、通信品質の向上やエネルギーの有効利用という観点から見て重要な課題である。
 この課題を解決するべく、本発明者は、伝送時の減衰及び遅延が極めて小さく、それゆえ信号劣化及び電力損失が従来に比して格段に小さい伝送媒体を提案した(特許文献1。以下、当該特許文献1に記載の発明を「先の特許発明」と呼ぶ。)。
 上記提案に係る伝送媒体とは、図11に示すように、相互に離間されて実質的に平行に配置された第1、第2の導線(ライン#1,#2)に対し、その長手方向へと第3の導線(ライン#3)を交互に絡ませつつ巻回し、更に当該巻回された第3の導線がなす形状とは対称的な形状をなすよう、第1、第2の導線に対してその長手方向へと第4の導線(ライン#4)を交互に絡ませつつ巻回してなる伝送媒体であって、このような伝送媒体を用いることにより従来に比べて信号の減衰及び遅延を大幅に低減できることが、実験によって示されていた。また、このような伝送媒体の特性を理論的に説明するためのモデルとしては、ライン#1又は#2の一方と、ライン#3と、ライン#4と、により形成される三角形状の経路を流れる渦電流により発生する、当該三角形状の経路により囲まれる面に対して垂直な磁場により起電力が誘導され、当該起電力により電流が流れるというモデルが提唱されていた。
日本国特許第4335974号明細書
 本発明者は、上記先の特許発明に係る伝送媒体よりも更に優れた特性を備える伝送媒体を得ることを新たな課題とし、様々な構成の伝送媒体を設計、試作することにより研究を続けた。その結果、上記伝送媒体よりも電圧の減衰及び遅延が更に小さい伝送媒体を作製することに成功した。
 本発明の伝送媒体は、相互に離間されて平行に配置される、第1,第2の伝送線と、第1,第2の伝送線の長手方向へと、第1,第2の伝送線に対して交互に絡みつつ巻回されてなる、第3の伝送線と、第1,第2の伝送線の長手方向へと、第1,第2の伝送線に対して交互に絡みつつ、第3の伝送線に対して重畳的に巻回されてなる、第4の伝送線と、第1,第2の伝送線の長手方向へと、第1,第2の伝送線に対して交互に絡みつつ、且つ、第1,第2の伝送線間に挟まれる領域内に、第3,第4の伝送線と交差する交差部を形成しつつ、巻回されてなる第5の伝送線と、第1,第2の伝送線の長手方向へと、第1,第2の伝送線に対して交互に絡みつつ、且つ、第1,第2の伝送線間に挟まれる領域内に、第3,第4の伝送線と交差する交差部を形成しつつ、第5の伝送線に対して重畳的に巻回されてなる第6の伝送線とを有し、第3,第4の伝送線による第1の伝送線に対する絡み部と、第5,第6の伝送線による第1の伝送線に対する絡み部と、は第1の伝送線の長手方向においてそれぞれ交互に形成され、第3,第4の伝送線による第2の伝送線に対する絡み部と、第5,第6の伝送線による第2の伝送線に対する絡み部と、は第2の伝送線の長手方向においてそれぞれ交互に形成され、第3の伝送線及び第5の伝送線が入力端側と出力端側において共通接続され、第4の伝送線及び第6の伝送線が入力端側と出力端側において共通接続されていることを特徴とする。
 本発明によれば、信号や電力を伝送する際の減衰及び遅延を、先の特許発明に係る伝送媒体を用いた伝送時の減衰及び遅延よりも更に低減させることができる。一例として、後に実験データを用いて説明するとおり、本発明の一実施形態である伝送媒体を用いれば、同等な導電材料を用いて作製された上記先の特許発明に係る伝送媒体を用いた伝送に比べて、信号の遅延を13%程度低減させることが可能となる。
 なお、上記記載中、「平行に配置される」とは、第1,第2の伝送線が各々の全長に亘って完全に平行な位置関係を保っている、ということを必ずしも意味するものではなく、実質的に平行に配置されている、という程度の意味で用いられている。各伝送線を所望の形状に成形する際、及び両伝送線を所望の位置関係に配置する際の製造技術上の限界等に応じて、上記第1,第2の伝送線における実際の位置関係は変わりうる。なお、後述の実施例において説明する実験を行うにあたっては、ファンクションジェネレータとオシロスコープとを本発明の伝送媒体によって接続するに際して、当該伝送媒体を両機器の各接続端子においてのみ固定していた。すなわち、上記伝送媒体はその両端以外では特に固定されておらず、第1,第2の伝送線における平行な位置関係も完全には保たれていなかったのであるが、後述のとおり、このような態様で用いた場合であっても、本発明の伝送媒体においては伝送特性が先の特許発明より向上していることが示された。
 また、上記記載中、「第3の伝送線に対して重畳的に巻回されてなる、(第4の伝送線)」とは、第3,第4の伝送線が各々の全長に亘って完全に重なり合った位置関係を保っている、ということを必ずしも意味するわけではなく、これら伝送線の巻回される経路が実質的に重複している、という程度の意味で用いられている。各伝送線を巻回する際の製造技術上の限界や、使用時における伝送媒体の設置条件等に応じて、上記第3,第4の伝送線における実際の位置関係は変わりうる。この点は、「第5の伝送線に対して重畳的に巻回されてなる、(第6の伝送線)」との記載においても同様である。既に述べたとおり、後述の実施例において説明する実験を行うにあたって上記伝送媒体はその両端以外では特に固定されておらず、第3,第4の伝送線間、及び第5,第6の伝送線間においても部分的なねじれ関係等が生じていたと考えられるが、このような態様で用いた場合であっても、本発明の伝送媒体においては伝送特性が先の特許発明より向上していることが示された。
 本発明の伝送媒体において、交差部は、第3,第4の伝送線の組と、第5,第6の伝送線の組と、のうち一方が他方の上方に位置して交差するよう形成され、上方に位置する伝送線組は、上方に位置する伝送線組上で交差部から離れる両方向のそれぞれについて交差部に最も近い各絡み部において、離れる両方向に進むに従い第1又は第2の伝送線の下方から上方へと廻り込むよう、第1及び第2の伝送線のそれぞれへと絡み、下方に位置する伝送線組は、下方に位置する伝送線組上で交差部から離れる両方向のそれぞれについて交差部に最も近い各絡み部において、離れる両方向に進むに従い第1又は第2の伝送線の上方から下方へと廻り込むよう、第1及び第2の伝送線のそれぞれへと絡むことが好ましい。
 上記のとおり交差部及び絡み部が形成されるよう、本発明の伝送媒体を構成すれば、第3,第4の伝送線組は、第5,第6の伝送線組と第1,第2の伝送線組とによって上方及び下方から挟まれ、また第5,第6の伝送線組は、第3,第4の伝送線組と第1,第2の伝送線組とによって上方及び下方から挟まれることとなる。ここで、第1,第2の伝送線が各絡み部において第3~第6の伝送線のいずれかにより上方及び下方から挟まれていることも考慮すれば、上記構成の伝送媒体においては、第1~第6の全ての伝送線が絡み部又は交差部において自己以外の伝送線により上方及び下方から挟まれることとなり、各伝送線が強く固定される。これにより、長手方向への引張り等、全体形状を変化させる外力への耐久性が向上する。なお、上記記載における「上方」、「下方」とは、第1の伝送線と第2の伝送線とを含む面に対して垂直な2方向のうち任意に選択された一方、及びその他方をいう。
 本発明の伝送媒体においては、第3~第6の伝送線の長さを等しく構成することが好ましい。
 このような構成をとることにより、共通接続された第3の伝送線と第5の伝送線からなる伝送路と、同じく共通接続された第4の伝送線と第6の伝送線からなる伝送路と、の形状及びサイズを同一にすることが可能となるため、これら両伝送路のインピーダンスを整合させることにより伝送特性を向上させることができる。
 なお、上記記載中、「長さを等しく構成する」とは、第3~第6の伝送線全ての長さを完全に等しく構成する、ということを必ずしも意味するものではなく、実質的に等しい、という程度の意味で用いられている。第1,第2の伝送線における「平行」な位置関係と同様に、各伝送線を所望の長さに成形する際の製造技術上の限界等に応じて、上記第3~第6の伝送線の長さにおける実際の関係は変わりうる。しかしながら、上記両伝送路におけるインピーダンス整合という観点からは、第3~第6の各伝送線における長さのばらつきを可能な限り排除することが好ましい。
 また、本発明は、上記本発明の伝送媒体における、共通接続された第1の伝送線と第2の伝送線の両端を、基準電位点に接続し、共通接続された第3の伝送線と第5の伝送線の一端を、信号又は電力源における一方の端子に接続し、共通接続された第3の伝送線と第5の伝送線の他端を、受信器における一方の端子に接続し、共通接続された第4の伝送線と第6の伝送線の一端を、信号又は電力源における他方の端子に接続し、共通接続された第4の伝送線と第6の伝送線の他端を、受信器における他方の端子に接続することにより、第3~第6の伝送線を伝送経路として、信号又は電力源から受信器へと信号又は電力を伝送する方法を提供する。
 上記方法は、本発明の伝送媒体を用いた信号、又は電力伝送の典型的な一態様である。後述の実施例において説明するとおり、上記態様で伝送を行うことにより、先の特許発明に係る伝送媒体を用いた伝送に比べて減衰及び遅延を更に低減させることが可能となる。なお、本発明の伝送媒体による伝送は、金属線等から形成された本発明の伝送媒体を用いて電流を流すこと等による電力伝送であってもよいし、あるいは、光ファイバーケーブル等、任意の通信線を用いて本発明の伝送媒体を形成した上で通信信号を伝送することにより、本発明の伝送方法を実施することもできる。
 本発明の伝送媒体を用いれば、従来よりも減衰及び遅延を抑えつつ信号及び電力を伝送することができる。これにより、従来よりも高品質での電気通信や低損失での電力伝送が可能となる。
本発明の、第1の実施形態に係る伝送媒体の一部の平面図である。 本発明の一実施形態に係る伝送媒体の簡素化された構成を示した上で、更に各伝送線同士の共通接続、及び使用時における各端子等への接続の状態を示した概略図である。 本発明の、第2の実施形態に係る伝送媒体の一部の平面図である。 本発明の、第3の実施形態に係る伝送媒体の一部の平面図である。 本発明の伝送媒体について行った伝送特性の測定実験における、ファンクションジェネレータと、オシロスコープの各チャンネルと、の接続態様を示した概略構成図である。 ファンクションジェネレータからオシロスコープへと方形波信号を入力したときにオシロスコープで観測された波形図である。なお、オシロスコープの第1チャンネル(CH1)には全長1mの同軸ケーブル(JIS規格1.5D-2Vに準拠。後述の全ての同軸ケーブルについても同様。)を介して上記方形波信号が入力されており、第2チャンネル(CH2)においても同様に、全長1mの同軸ケーブルを介して上記方形波信号が入力されている。 ファンクションジェネレータからオシロスコープへと方形波信号を入力したときにオシロスコープで観測された波形図である。なお、オシロスコープの第1チャンネル(CH1)には全長1mの同軸ケーブルを介して上記方形波信号が入力されており、第2チャンネル(CH2)においては、全長5mの市販ケーブル(AWG20規格に準拠)2本から作製したツイストペア線を介して上記方形波信号が入力されている。 ファンクションジェネレータからオシロスコープへと方形波信号を入力したときにオシロスコープで観測された波形図である。なお、オシロスコープの第1チャンネル(CH1)には全長1mの同軸ケーブルを介して上記方形波信号が入力されており、第2チャンネル(CH2)においては、全長5mの同軸ケーブルを介して上記方形波信号が入力されている。 ファンクションジェネレータからオシロスコープへと方形波信号を入力したときにオシロスコープで観測された波形図である。なお、オシロスコープの第1チャンネル(CH1)には全長1mの同軸ケーブルを介して上記方形波信号が入力されており、第2チャンネル(CH2)においては、上記先の特許発明に係る全長5mの伝送媒体を介して上記方形波信号が入力されている。 ファンクションジェネレータからオシロスコープへと方形波信号を入力したときにオシロスコープで観測された波形図である。なお、オシロスコープの第1チャンネル(CH1)には全長1mの同軸ケーブルを介して上記方形波信号が入力されており、第2チャンネル(CH2)においては、本発明に係る全長5mの伝送媒体を介して上記方形波信号が入力されている。 先の特許発明に係る伝送媒体の一部の平面図である。
 これより図面を用いて、本発明に係る伝送媒体の構成、及び伝送方法を説明する。ただし、本発明に係る伝送媒体の具体的構成、及び伝送方法の具体的実施手順が、以下に実施例として示される特定の構成、手順へと限定されるわけではなく、それらは本発明の範囲内で適宜変更可能である。一例として、本発明の伝送媒体において形成される絡み部、交差部の数は任意であるし、本発明の伝送方法による信号又は電力伝送も、方形波電圧信号によるこれらの伝送に限らず任意の態様で行ってよい。なお、これら複数の添付図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。
 本発明に係る伝送媒体の構成
 図1は、本発明の第1の実施形態に係る伝送媒体1の、両端を含まない一部分を描いた平面図である。
 伝送媒体1は、所定の間隔Wを置いて平行に配置された、直線状の第1,第2の伝送線(ライン♯1,♯2)と、これらライン#1,#2の長手方向へと当該ライン#1,#2に対して交互に絡みつつ巻回された、第3~第6の伝送線(ライン#3~#6)とを具備している。ここにおいて、ライン#4は、ライン#3が巻回された経路とほぼ同一の経路上で当該ライン#3に対して重畳的に巻回されており、同様にライン#6は、ライン#5が巻回された経路とほぼ同一の経路上で当該ライン#5に対して重畳的に巻回されている。また、ライン#3,#4が巻回された経路が描く曲線と、ライン#5,#6が巻回された経路が描く曲線とは、ライン#1,#2間の中心線に対してほぼ対称の関係にある。
 図1中、絡み位置P0~P6は、ライン#3~#6のいずれかによってライン#1又は#2に対する絡み部が形成される、上記ライン#1,#2の長手方向での位置を示す。図1から明らかなとおり、ライン#1,#2のそれぞれについて見れば、ライン#3,#4による絡み部と、ライン#5,#6による絡み部と、が長手方向において交互に、且つ所定の間隔Sを置いてほぼ等間隔に形成されている。また、図1中、交差位置C1~C6は、ライン#3,#4とライン#5,#6とが互いに交差する交差部の位置を示す。
 図2は、上記伝送媒体1の全体構成を簡素化して示し、更に各伝送線同士の共通接続の状態、及び使用時における伝送媒体1の各端子等への接続の状態を示した概略図である。
 本発明の伝送媒体1において、ライン#1とライン#2,ライン#3とライン#5、及びライン#4とライン#6は、その両端側にてそれぞれ共通接続されている。典型的な使用態様においては、ライン#1とライン#2の両端が、アース等、任意の基準電位点へと接続される一方、ライン#3,#5は第1の伝送路#11として、ライン#4,#6は第2の伝送路#22として、それぞれ入出力機器の各端子間に接続されて電気信号の伝送を担う。ただし、ライン#1とライン#2を共通接続すること、及び、共通接続されたライン#1とライン#2を基準電位点へと接続することは必須ではない。使用態様の一例として、音響用アンプとスピーカとのHOT側端子間を第1の伝送路#11で接続し、当該各機器のCOLD側端子間を第2の伝送路#22で接続すれば、伝送媒体1を音響用スピーカケーブルとして用いることができる。
 なお、ライン♯1~♯6の一例としては、銅、アルミ等、任意の導電材料からなる導電性線材を任意の絶縁膜で被覆してなる導線が用いられる。ただし、各ラインを接触させずに伝送媒体1を構成するならば、上記絶縁膜による被覆は不要である。また、後述の実験においては、ライン♯1,♯2間の離隔距離Wを約3.5mmとし、ライン♯3~♯6によって形成される各絡み部の位置間隔Sを約5mmとして形成された伝送媒体1を用いたが、これら寸法も伝送媒体1の用途等に応じて適宜変更可能である。
 また、図1に示される伝送媒体1においては、ライン#1~#6の各々を強く固定することにより伝送媒体全体としての外力に対する耐久性を向上させるよう、各絡み部、及び各交差部の形成態様が選択されている。
 具体的に、交差位置C1~C6に形成される各交差部において、ライン#3,#4はライン#5,#6の下方(本実施形態においては、紙面奥側)に位置しているが、一方で絡み位置P0~P6に形成される各絡み部において、当該下方に位置するライン#3,#4は、交差部から離れる両方向に進むに従いライン#1又はライン#2の上方(本実施形態においては、紙面手前側)から下方へと廻り込むよう、ライン#1,#2に対して絡みついている。これにより、ライン#3,#4は、交差部において自己の上方に位置するライン#5,#6と、絡み部において自己が上方から絡みつくライン#1,#2と、により上方及び下方から挟まれることとなり、強く固定される。
 同様に、ライン#5,#6は、交差部において自己の下方に位置するライン#3,#4と、絡み部において自己が下方から絡みつく#1,#2と、により下方及び上方から挟まれて強く固定される。
 また、ライン#1,#2も、それぞれ各絡み部においてライン#3,#4、又はライン#5,#6により上方及び下方から挟まれており、強く固定される。このように、図1に示される伝送媒体1においては、絡み部又は交差部において全てのライン#1~#6が自己以外のラインにより上方及び下方から挟まれることとなるため、各ラインが強く固定されることによって外力への耐久性が向上する。
 ただし、本発明の伝送媒体において、各絡み部、及び各交差部を図1に示されるとおりの形成態様で形成することは必須ではない。図3、図4に示されるとおりの態様を初めとする任意の態様で各絡み部、及び各交差部を形成することにより、本発明の伝送媒体を構成することができる。
 本発明に係る伝送媒体の伝送特性
 図1、図2に示される構成の伝送媒体1について、その伝送特性の測定実験を行った。測定実験は、ファンクションジェネレータから出力される方形波信号を、オシロスコープの第1チャンネル(CH1)に対しては全長1mの同軸ケーブルを介して入力し、一方で第2チャンネル(CH2)に対しては本発明に係る全長5mの伝送媒体1を介して入力し、両チャンネルにおいて観測される波形を比較することにより行われた。さらに、CH2への入力に用いる伝送媒体を、従来技術により与えられる比較例としてのさまざまな伝送媒体へと変更しつつ同様の実験を行い、各比較例において測定された伝送特性と本発明の伝送媒体1において測定された伝送特性とを比較した。
 図5に、上記伝送特性の測定実験における、ファンクションジェネレータ10(Hewlett Packard社製の8116A)と、オシロスコープ20(Tektronix社製のTDS420A)のチャンネルCH1,CH2と、の接続態様を示す。ただし、図5において各伝送路の長さは正確に反映されていない。
 ファンクションジェネレータ10の出力端子とオシロスコープ20のCH1入力端子とは、全長1mの同軸ケーブル30(JIS規格1.5D-2Vに準拠。後述の全ての同軸ケーブルについても同様。)によって接続されている。ファンクションジェネレータ10の出力端子とオシロスコープ20のCH2入力端子とは、図5を用いて既に説明したとおりの接続態様で、本発明の伝送媒体1により接続されている。なお、両チャンネルにおいては、50Ωのインピーダンス整合用(終端用)の抵抗が接続されている。
 本測定実験に用いた伝送媒体1を作製するにあたり、ライン#1~#6としては、いずれも線径(芯線)0.35mmφ、線外径(絶縁被覆を含む)0.4mmφの銅線を用いた。ライン#1,#2は全長5m(共通接続部を除く)に切断され、間隔(図1中、W)約3.5mmで平行に配置されている。またライン#3~#6は、絡み位置の間隔(図1中、S)が約5mmとなるよう、ライン#1,#2に対して交互に絡みつつ巻回された上で、共通接続部を形成するための余裕をもって切断されている(単純な幾何学的計算によれば、ライン#3~#6の全長は共通接続部を除いて約6.1mである。)。
 また、比較例として用いた伝送媒体は、以下のとおりである。
 (比較例1)
  全長1mの同軸ケーブル
 (比較例2)
  全長5mの市販ケーブル(AWG20規格に準拠)2本から作製したツイストペア線
 (比較例3)
  全長5mの同軸ケーブル
 (比較例4)
  図11に示される構成の、先の特許発明に係る全長5mの伝送媒体
 なお、比較例4の伝送媒体に用いられた各ライン#1~#4のサイズ(全長を含む)及び特性は、本発明の伝送媒体1に用いられたライン#1~#6のうち、ライン#1~#4のサイズ、特性と同一である。ライン#1,#2の間隔W、及び絡み位置の間隔Sも、本発明の伝送媒体1と比較例4の伝送媒体とにおいて互いに等しい。また、比較例4の伝送媒体を用いて測定実験を行う際には、ライン#3,#4の両端側を共通接続して第1の伝送路#11を形成し、ライン#1,#2の両端側を共通接続して第2の伝送路#22を形成し、これら伝送路を、本発明の伝送媒体1を用いた接続と同様にファンクションジェネレータ10の出力端子とオシロスコープのCH2入力端子との間に接続した上で、方形波信号を観測した。
 CH2に接続する伝送媒体として、比較例1~4、及び本発明の伝送媒体1のうちいずれか一つを用い、ファンクションジェネレータ10からオシロスコープ20の各チャンネルへと、振幅300mV、デューティ比50%、1MHzの方形波信号を入力してその波形を観測した。それぞれの伝送媒体を用いた構成において各チャンネルで観測された方形波信号の波形図を、図6~図10に示す。
 図6は、CH2において比較例1の同軸ケーブルを用いたときに観測された、各チャンネルでの波形図である。
 グラフの横軸は時刻を、縦軸は電圧を、それぞれ表す。また、CH1における波形との比較を容易にするため、CH2における波形は縦軸下方向に一定のオフセットを設けて表示されている。CH1とCH2への入力は同一の同軸ケーブルを介して行われており、両チャンネルにおける波形はほぼ同一である。CH1の電圧が中間値(CH1における電圧の最高値と最低値との平均値)をとる時刻と、CH2の電圧が中間値(CH2における電圧の最高値と最低値との平均値)をとる時刻と、の差として、CH1に対するCH2の遅延時間を定義すれば、遅延時間はほぼゼロであると計算される。これにより、両チャンネル間においてはファンクションジェネレータ10との接続に用いる伝送媒体以外の要素に起因する相対的な信号遅延がほぼ生じていないことがわかる。
 図7は、CH2において比較例2のツイストペア線を用いたときに観測された、各チャンネルでの波形図である。両チャンネル間で相対的な信号遅延が生じていることが、グラフから読み取れる。また、両チャンネルにおいて観測された波形は方形よりも乱れているが、これは伝送路のインピーダンスがチャンネル間で整合していないことによるものであると推定される。図6の場合と同様の定義を用いれば、CH1に対するCH2の遅延時間は101nsと計算される。
 図8は、CH2において比較例3の同軸ケーブル(全長5m)を用いたときに観測された、各チャンネルでの波形図である。両チャンネル間で相対的な信号遅延が生じていることが、グラフから読み取れる。図6の場合と同様の定義を用いれば、CH1に対するCH2の遅延時間は47.6nsと計算される。
 図9は、CH2において先の特許発明に係る比較例4の伝送媒体を用いたときに観測された、各チャンネルでの波形図である。両チャンネル間で相対的な信号遅延が生じていることが、グラフから読み取れる。図6の場合と同様の定義を用いれば、CH1に対するCH2の遅延時間は46.8nsと計算される。
 図10は、CH2において本発明の伝送媒体1を用いたときに観測された、各チャンネルでの波形図である。両チャンネル間で相対的な信号遅延が生じていることが、グラフから読み取れる。図6の場合と同様の定義を用いれば、CH1に対するCH2の遅延時間は40.8nsと計算され、比較例4の伝送媒体を用いたときに比べて遅延時間が13%程度短くなったことがわかる。また、図10に示される、本発明の伝送媒体1を用いたときにCH2で観測された方形波信号のパルス高さは、図9に示される、比較例4の伝送媒体を用いたときにCH2で観測された方形波信号のパルス高さと比較して20mVほど高い。したがって、本発明の伝送媒体1を用いて伝送を行うことにより、先の特許発明の伝送媒体を用いた伝送に比べて方形波信号の減衰を更に低減できることがわかる。さらに、パルスの立ち上がり時間も、先の特許発明に係る比較例4の伝送媒体を用いたときには20ns程度であったのに対して、本発明の伝送媒体1を用いたときには12ns程度に短縮されていることが、図9及び図10から読み取れる。
 以上のとおり、本発明の伝送媒体1は各種従来技術の伝送媒体よりも優れた伝送特性を備え、特に先の特許発明に係る伝送媒体に比べて減衰及び遅延を更に低減させうるものであることが測定実験により示された。
 本発明の伝送媒体を、任意の信号、又は電力を伝送するための媒体として利用することができる。一例として、本発明の伝送媒体により音響用アンプとスピーカとのHOT側端子間、COLD側端子間をそれぞれ接続して音響システムを構築すれば、機器間における信号の減衰及び遅延を低減させることにより、従来に比べて大幅な音質向上を達成することが可能となる。
 1          伝送媒体
 #1~#6      伝送線
 #11,#22    伝送路
 10         ファンクションジェネレータ
 20         オシロスコープ
 30         同軸ケーブル

Claims (4)

  1.  相互に離間されて平行に配置される、第1,第2の伝送線と、
     前記第1,第2の伝送線の長手方向へと、該第1,第2の伝送線に対して交互に絡みつつ巻回されてなる、第3の伝送線と、
     前記第1,第2の伝送線の長手方向へと、該第1,第2の伝送線に対して交互に絡みつつ、前記第3の伝送線に対して重畳的に巻回されてなる、第4の伝送線と、
     前記第1,第2の伝送線の長手方向へと、該第1,第2の伝送線に対して交互に絡みつつ、且つ、前記第1,第2の伝送線間に挟まれる領域内に、前記第3,第4の伝送線と交差する交差部を形成しつつ、巻回されてなる第5の伝送線と、
     前記第1,第2の伝送線の長手方向へと、該第1,第2の伝送線に対して交互に絡みつつ、且つ、前記第1,第2の伝送線間に挟まれる領域内に、前記第3,第4の伝送線と交差する交差部を形成しつつ、前記第5の伝送線に対して重畳的に巻回されてなる第6の伝送線と
     を有し、
     前記第3,第4の伝送線による前記第1の伝送線に対する絡み部と、前記第5,第6の伝送線による前記第1の伝送線に対する絡み部と、は前記第1の伝送線の長手方向においてそれぞれ交互に形成され、
     前記第3,第4の伝送線による前記第2の伝送線に対する絡み部と、前記第5,第6の伝送線による前記第2の伝送線に対する絡み部と、は前記第2の伝送線の長手方向においてそれぞれ交互に形成され、
     前記第3の伝送線及び前記第5の伝送線が入力端側と出力端側において共通接続され、前記第4の伝送線及び前記第6の伝送線が入力端側と出力端側において共通接続されている
     ことを特徴とする、伝送媒体。
  2.  前記交差部は、前記第3,第4の伝送線の組と、前記第5,第6の伝送線の組と、のうち一方が他方の上方に位置して交差するよう形成され、
     上方に位置する伝送線組は、該上方に位置する伝送線組上で該交差部から離れる両方向のそれぞれについて該交差部に最も近い各絡み部において、該離れる両方向に進むに従い前記第1又は前記第2の伝送線の下方から上方へと廻り込むよう、該第1及び第2の伝送線のそれぞれへと絡み、
     下方に位置する伝送線組は、該下方に位置する伝送線組上で該交差部から離れる両方向のそれぞれについて該交差部に最も近い各絡み部において、該離れる両方向に進むに従い前記第1又は前記第2の伝送線の上方から下方へと廻り込むよう、該第1及び第2の伝送線のそれぞれへと絡む
     ことを特徴とする、請求項1に記載の伝送媒体。
  3.  前記第3~第6の伝送線の長さが等しいことを特徴とする、請求項1又は2に記載の伝送媒体。
  4.  請求項1乃至3のいずれか一項に記載の伝送媒体における、
     共通接続された前記第1の伝送線と前記第2の伝送線の両端を、基準電位点に接続し、
     共通接続された前記第3の伝送線と前記第5の伝送線の一端を、信号又は電力源における一方の端子に接続し、共通接続された該第3の伝送線と該第5の伝送線の他端を、受信器における一方の端子に接続し、
     共通接続された前記第4の伝送線と前記第6の伝送線の一端を、信号又は電力源における他方の端子に接続し、共通接続された該第4の伝送線と該第6の伝送線の他端を、受信器における他方の端子に接続する
     ことにより、前記第3~第6の伝送線を伝送経路として、前記信号又は電力源から前記受信器へと信号又は電力を伝送する、方法。
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