JP2008079062A - 伝送システム - Google Patents

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Michinori Naito
通範 内藤
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Taiko Denki Co Ltd
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Abstract

【課題】イコライザやトラップを調整することなく、伝送信号の周波数特性を適正に補正することのできる伝送システムを提供する。
【解決手段】一側に送信端1Aを他側に受信端1Bをそれぞれ有する第1の同軸ケーブル1と、一側に送信端2Aを他側に受信端2Bをそれぞれ有するとともに、特性インピーダンスが第1の同軸ケーブル1の特性インピーダンスに等しい第2の同軸ケーブル2とを備え、第1の同軸ケーブル1と第2の同軸ケーブル2とは受信部側で芯線3,4が互いに連結され、第1の同軸ケーブル1の送信端1Aは同軸ケーブル1の特性インピーダンスで送信装置5に接続され、第2の同軸ケーブル2の送信端2Aは同軸ケーブル2の特性インピーダンスで終端され、芯線3,4の連結点Cに、第1・第2の同軸ケーブル1,2の各特性インピーダンスよりも大きな入力インピーダンスを有する受信装置6が接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は伝送システムに係り、特に伝送線路における周波数特性を容易に補正することのできる伝送システムに関する。
一般に有線伝送システムにおいては、送信装置と受信装置とが伝送線路(例えば、同軸ケーブル)で結ばれ、送信装置からの伝送信号が同軸ケーブルを介して受信装置に伝送されるよう構成されている。このような有線伝送システムには、伝送信号の減衰を補償するために、同軸ケーブルの複数箇所に増幅器が設置される(例えば、特許文献1参照)。
ところで、同軸ケーブルの伝送損失は伝送信号の周波数の平方根に比例して大きくなる。また、この伝送損失をL(Inductor),C(Capacitor),R(Resistor)の各固定定数素子を用いて補正することは簡単ではない。
上記特許文献1では、各増幅器内に設けられたイコライザ及びトラップを可変とし、各増幅器間の距離に応じてイコライザ及びトラップを調整することで、伝送信号の周波数特性を補正している。
実開平5−65116号公報
しかしながら、各増幅器間の距離に応じてイコライザ及びトラップを調整しなければならず、特に、送信装置から受信装置までの距離が長く、同軸ケーブル上に多数の増幅器が存在する場合は、イコライザ及びトラップを調整して伝送信号の周波数特性を適正に補正することは大変である。
本発明の課題は、イコライザやトラップを調整することなく、伝送信号の周波数特性を適正に補正することのできる伝送システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、一側に送信端を他側に受信端をそれぞれ有する第1の伝送線路と、一側に送信端を他側に受信端をそれぞれ有するとともに、特性インピーダンスが前記第1の伝送線路の特性インピーダンスに等しい第2の伝送線路とを備え、前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路とは受信端で互いに連結され、前記第1の伝送線路の送信端は該伝送線路の特性インピーダンスで送信装置に接続され、前記第2の伝送線路の送信端は該伝送線路の特性インピーダンスで終端され、前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路との連結点に、前記第1・第2の伝送線路の各特性インピーダンスよりも大きな入力インピーダンスを有する受信装置が接続されたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、一側に送信端を他側に受信端をそれぞれ有する第1の伝送線路と、前記第1の伝送線路の受信端に連結され、特性インピーダンスが前記第1の伝送線路の特性インピーダンスに等しい第2の伝送線路とを備え、前記第1の伝送線路の送信端は該伝送線路の特性インピーダンスで送信装置に接続され、前記第2の伝送線路は、受信端に対して反対側の自由端が該伝送線路の特性インピーダンスで終端され、前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路との連結点に、前記第1・第2の伝送線路の各特性インピーダンスよりも大きな入力インピーダンスを有する受信装置が接続されたことを特徴としている。
上記各構成によれば、第1の伝送線路によって伝送信号が伝送されるとともに、第2の伝送線路によって周波数特性が補正される。
請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路は並設されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2において、前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路は長さが同じであることを特徴としている。
本発明によれば、イコライザやトラップを調整することなく、伝送信号の周波数特性を適正に補正することのできる伝送システムを実現することができる。
以下、本発明の実施例について図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る伝送システムの全体構成図である。この伝送システムは、一側の送信端1Aが送信部に、他側の受信端1Bが受信部にそれぞれ配設された第1の同軸ケーブル(第1の伝送線路)1と、一側の送信端2Aが送信部に、他側の受信端2Bが受信部にそれぞれ配設された第2の同軸ケーブル(第2の伝送線路)2とを備えている。
ここで、第1の同軸ケーブル1及び第2の同軸ケーブル2は並設され、それぞれの特性インピーダンスZ0は互いに等しく設定されている。また、第1の同軸ケーブル1及び第2の同軸ケーブル2は長さが互いに等しく設定されている。
第1の同軸ケーブル1は中心に芯線3を、芯線3の外側に外皮(図示省略)をそれぞれ有し、また、第2の同軸ケーブル2は中心に芯線4を、芯線4の外側に外皮(図示省略)をそれぞれ有している。そして、第1の同軸ケーブル1及び第2の同軸ケーブル2は、それぞれの受信端1B,2Bにおいて、芯線3と芯線4とが互いに連結されている。なお、第1の同軸ケーブル1の前記外皮は、送信端1A及び受信端1Bにおいて接地されている。同様に、第2の同軸ケーブル2の前記外皮は、送信端2A及び受信端2Bにおいて接地されている。
また、第1の同軸ケーブル1の芯線3は、送信端1A側において、同軸ケーブル1の特性インピーダンスZ0で送信装置5に接続されている。具体的には、第1の同軸ケーブル1の芯線3は、抵抗R1を介して送信装置5の一側端子に接続され、この送信装置5の他側端子は接地されている。送信装置5は交流信号を出力する。
さらに、第2の同軸ケーブル2の芯線4は、送信端2A側において、同軸ケーブル2の特性インピーダンスZ0で終端されている。具体的には、第2の同軸ケーブル2の芯線4は、抵抗R2を介して接地されている。
また、本実施例においては、第1の同軸ケーブル1の芯線3と第2の同軸ケーブル2の芯線4との連結点Cに、第1・第2の同軸ケーブル1,2の特性インピーダンスZ0よりも大きな入力インピーダンスを有する受信装置6が接続される。なお、受信装置6の入力インピーダンスは、第1・第2の同軸ケーブル1,2の各受信端1B,2B側における周波数特性をユーザが所望する周波数特性とする大きさに設定されている。
次に、本実施例における伝送システムの作用について説明する。
伝送部の同軸ケーブル1,2としては同じ規格のケーブルが用いられている。送信装置5の出力は同軸ケーブル1の特性インピーダンスZ0で整合されているのでR1=Z0であり、また同軸ケーブル2の送信部側での終端抵抗は、同様に特性インピーダンスZ0で整合されているのでR2=Z0である。
受信部側での同軸ケーブル1,2の接続、つまり連結点Cを含む部分における芯線3と芯線4の長さは、伝送部の長さに対して十分に短く、この部分の特性インピーダンスの乱れはシステム全体に影響しないように設定されている。
上記条件では、同軸ケーブル1,2の損失の周波数特性は各芯線3,4を流れる電流の表皮効果によって生じるものが支配的となり、そのときの芯線3,4の抵抗Rは、
R=k*(L/r)*√f ・・・・・・(1)
で近似できる。ここで、Lは同軸ケーブルの長さ、rは芯線の半径、fは周波数、kは定数である。
第1の同軸ケーブル1の長さをLaとすると、第1の同軸ケーブル1の抵抗Raは、
Ra=k*(La/r)*√f ・・・・・・(2)
となり、また、第2の同軸ケーブル2の長さをLbとすると、第2の同軸ケーブル2の抵抗Rbは、
Rb=k*(Lb/r)*√f ・・・・・・(3)
となる。
そして、芯線の抵抗Rが上記(1)式で近似できることから、送信部での電圧V1と受信部での電圧V2との比V2/V1は、
V2/V1=(Rb+R2)/(Ra+R1+Rb+R2) ・・・・・・(4)
である。
今、送信部から受信部へ信号を伝送する際、同種類の2本の同軸ケーブル1,2を設置し、図1のように結線すれば、Ra=Rb、またR1=R2=Z0であるから、上記(4)式より、V2/V1=1/2となる。つまり、周波数特性を持たない伝送線路を実現できることになる。
受信装置6においてV2の入力は無限大の終端を想定しているが、実際には、特性インピーダンスZ0の3倍から10倍以上のインピーダンスで終端されれば伝送特性への影響は少ない。
本実施例によれば、第1の同軸ケーブル1によって伝送信号が伝送されるとともに、第2の同軸ケーブル2によって周波数特性を適正に補正することができる。
図2は実施例2を示している。本実施例では、第2の同軸ケーブル2全体が受信部側に配設されている。そして、受信端2Bに対して反対側の自由端2C側において、第2の同軸ケーブル2の芯線4は、同軸ケーブル2の特性インピーダンスZ0で終端されている。具体的には、第2の同軸ケーブル2の芯線4は、抵抗R2を介して接地されている。なお、実際には、第2の同軸ケーブル2は受信部側にコイル状に巻かれて設置されることになる。他の構成は実施例1の場合と同様である。
本実施例の場合も、V2/V1=1/2となり、周波数特性を持たない伝送線路を実現することができる。
なお、上記実施例1及び実施例2では、第1の伝送線路として第1の同軸ケーブル1が、第2の伝送線路として第2の同軸ケーブル2がそれぞれ配設された伝送システムの一例を示したが、第1・第2の伝送線路としてツイストペアケーブルを配設することもできる。さらに、本発明はストリップライン等にも適用できる。
また、特性インピーダンスZ0が同じであれば、第1の同軸ケーブル1の長さと第2の同軸ケーブル2の長さが異なっていてもよい。
実施例1による伝送システムの全体構成図である。 実施例2による伝送システムの全体構成図である。
符号の説明
1 第1の同軸ケーブル(第1の伝送線路)
1A 送信端
1B 受信端
2 第2の同軸ケーブル(第2の伝送線路)
2A 送信端
2B 受信端
2C 自由端
3,4 芯線
5 送信装置
6 受信装置

Claims (4)

  1. 一側に送信端を他側に受信端をそれぞれ有する第1の伝送線路と、一側に送信端を他側に受信端をそれぞれ有するとともに、特性インピーダンスが前記第1の伝送線路の特性インピーダンスに等しい第2の伝送線路とを備え、
    前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路とは受信端で互いに連結され、前記第1の伝送線路の送信端は該伝送線路の特性インピーダンスで送信装置に接続され、前記第2の伝送線路の送信端は該伝送線路の特性インピーダンスで終端され、
    前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路との連結点に、前記第1・第2の伝送線路の各特性インピーダンスよりも大きな入力インピーダンスを有する受信装置が接続されたことを特徴とする伝送システム。
  2. 一側に送信端を他側に受信端をそれぞれ有する第1の伝送線路と、前記第1の伝送線路の受信端に連結され、特性インピーダンスが前記第1の伝送線路の特性インピーダンスに等しい第2の伝送線路とを備え、
    前記第1の伝送線路の送信端は該伝送線路の特性インピーダンスで送信装置に接続され、前記第2の伝送線路は、受信端に対して反対側の自由端が該伝送線路の特性インピーダンスで終端され、
    前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路との連結点に、前記第1・第2の伝送線路の各特性インピーダンスよりも大きな入力インピーダンスを有する受信装置が接続されたことを特徴とする伝送システム。
  3. 前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路は並設されていることを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  4. 前記第1の伝送線路と前記第2の伝送線路は長さが同じであることを特徴とする請求項1又は2に記載の伝送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010239326A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Oki Electric Cable Co Ltd 反射特性利用による高速・長距離伝送システムおよびイコライザ

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