WO2011027609A1 - 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置 - Google Patents

Abstract

本発明の照明装置１２は、複数の光源１７が実装される第１基板２０ａ及び第２基板２０ｂが、それぞれ所定の配置向きでシャーシ１４の第１基板配置部３０ａ及び第２基板配置部３０ｂに配置されるものとされており、前記第１基板２０ａには、前記第１基板配置部３０ａに設けられたシャーシ側第１組付部３２ａと互いに組み付けられる第１基板側組付部３１ａが設けられ、前記第２基板２０ｂには、前記第２基板配置部３０ｂに設けられたシャーシ側第２組付部３２ｂと互いに組み付けられる第２基板側組付部３１ｂが設けられており、前記第１基板２０ａを、前記第２基板配置部３０ｂに配置した際、前記第１基板側組付部３１ａは前記シャーシ側第２組付部３２ｂに対して組付不能となることを特徴とする。

Description

照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置

　本発明は、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。

　例えば、液晶テレビなどの液晶表示装置に用いる液晶パネルは、自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要とする。このバックライト装置は、液晶パネルの裏側（表示面とは反対側）に設置されるものが周知であり、多数個の光源（例えばＬＥＤ）を備える。

　かかるバックライト装置においては、青色ＬＥＤ、赤色ＬＥＤ、緑色ＬＥＤなどの複数色のＬＥＤを組み合わせることで白色光を得る構成が知られている。しかしながら、各色のＬＥＤは、冷陰極管のような他の光源に比べて、色度、輝度ともにばらつきが大きいため、当該ＬＥＤを無作為に配置した場合、色ムラや輝度ムラが生じる原因になり得る。そこで、光源としてＬＥＤを用いつつ、色ムラや輝度ムラを抑制することが可能な装置として特許文献１に記載の装置が知られている。この装置では、例えば１つの赤色ＬＥＤと、１つの青色ＬＥＤと、２つの緑色ＬＥＤとから白色光を発するユニットが形成されており、複数のユニットが配線基板に並んで設けられることにより光源装置が構成されている。ここで、各光源装置には、色度又は輝度の異なる第１の緑色ＬＥＤ及び第２の緑色ＬＥＤがそれぞれジグザグ状に配列されており、一の光源装置と、これと隣接する他の光源装置とが互いに１８０度反転して配置されている。これにより、光源装置の並び方向において、第１の緑色ＬＥＤと第２の緑色ＬＥＤとが互いに隣り合うことになるため、隣接する光源装置において平均的な緑色の色度又は輝度を得ることができ、色ムラや輝度ムラを抑制することが可能とされている。

特開２００８－１３０８４１号公報

（発明が解決しようとする課題）
　上述したように、特許文献１に記載の装置においては、色ムラや輝度ムラを抑制するために、ＬＥＤの配置態様が異なった（より具体的にはＬＥＤの配列が１８０度反転した）光源装置同士を隣接させることが重要とされている。しかしながら、光源装置を実装する際には、当該光源装置の配置方向や配列順序を間違える場合も生じ得る。この場合、隣接する光源装置同士の間において、第１の緑色ＬＥＤ同士あるいは第２の緑色ＬＥＤ同士が互いに隣り合う形となることも生じ得る。その結果、平均的な緑色の色度又は輝度を得られないばかりでなく、領域ごとの色度又は輝度の差異がより一層強調され、顕著な色ムラや輝度ムラに繋がり得る。

　本発明は、上記のような事情に基づいてなされたものであって、簡便な構成により、光源を実装した基板の配置間違いを防止可能な照明装置を提供することを目的としている。また、本発明は、そのような照明装置を備えた表示装置、さらに、そのような表示装置を備えたテレビ受信装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）
　上記課題を解決するために、本発明の照明装置は、複数の光源が実装される第１基板及び第２基板と、前記第１基板及び前記第２基板が配置されるシャーシと、を備え、前記シャーシは、前記第１基板を配置可能な第１基板配置部と、前記第２基板を配置可能な第２基板配置部と、有し、前記第１基板及び前記第２基板は、それぞれ所定の配置向きで前記第１基板配置部及び前記第２基板配置部に配置されるものとされており、前記第１基板には、当該第１基板を前記第１基板配置部に配置した際、前記第１基板配置部に設けられたシャーシ側第１組付部と互いに組み付けられる第１基板側組付部が設けられ、前記第２基板には、当該第２基板を前記第２基板配置部に配置した際、前記第２基板配置部に設けられたシャーシ側第２組付部と互いに組み付けられる第２基板側組付部が設けられており、前記第１基板を、前記所定の配置向きにて前記第２基板配置部に配置した際、前記第１基板側組付部は前記シャーシ側第２組付部に対して組付不能となることを特徴とする。

　このような構成によれば、第１基板の第１基板側組付部をシャーシのシャーシ側第１組付部に組み付けることにより、第１基板をシャーシに適正に配置することができる。また、第２基板の第２基板側組付部をシャーシのシャーシ側第２組付部に組み付けることにより、第２基板をシャーシに適正に配置することができる。ここで、仮に、シャーシに対して第２基板が配置されるべき位置（第２基板配置部）に第１基板を配置しようとした場合には、第１基板側組付部がシャーシ側第２組付部に対して組付不能となっているため、第１基板をシャーシに配置することができない。このように、シャーシのうち第１基板が配置されるべき位置（第１基板配置部）には第１基板しか配置することができず、シャーシのうち第２基板が配置されるべき位置（第２基板配置部）には第２基板しか配置することができない構成とされているため、第１基板と第２基板とを間違えて配置することを確実に防止することが可能となる。

　また、本発明に係る照明装置は、前記第１基板と前記第２基板とをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、前記第１基板側組付部と前記第２基板側組付部とは互いに重畳しない位置に設けられているものとすることができる。
　このような構成によれば、第１基板側組付部がシャーシ側第２組付部に対して一層確実に組付不能となるため、基板配置の間違いを確実に防止することが可能となる。

　前記第１基板及び前記第２基板は平面視略矩形状をなし、前記第１基板側組付部は、前記第１基板における対向する２辺の中点を結ぶ第１中心線と交わらない位置に設けられており、前記第２基板側組付部は、前記第２基板における対向する２辺の中点を結ぶ第２中心線と交わらない位置に設けられているものとすることができる。
　このような構成によれば、第１基板及び第２基板をシャーシに配置する場合に、当該第１基板あるいは第２基板の中央部を把持して、第１基板側組付部あるいは第２基板側組付部を視認しながら配置することが可能となるため、配置作業の確実性及び作業効率を向上させることが可能となる。

　前記第１基板側組付部と前記第１中心線との間の距離Ｒ１と、前記第２基板側組付部と前記第２中心線との間の距離Ｒ２とは、互いに異なっているものとすることができる。
　このような構成によれば、仮に第１基板を第２基板配置部に配置しようとした場合に、第１基板側組付部とシャーシ側第２組付部との間に位置ずれが生じるため、両者を組み付けることができず、基板の配置間違いを防止することが可能となる。

　前記第１基板及び前記第２基板は長手状をなし、前記第１基板側組付部及び前記第２基板側組付部は、それぞれ前記第１基板及び前記第２基板における長手方向の端部に設けられているものとすることができる。
　このような構成によれば、第１基板あるいは第２基板の中央部をより把持し易くなり、第１基板側組付部あるいは第２基板側組付部を視認しながら配置することが可能となるため、配置作業の確実性及び作業効率を向上させることが可能となる。

　前記第１基板及び前記第２基板は平面視略矩形状をなし、前記第１基板側組付部及び前記第２基板側組付部は、それぞれ前記第１基板及び前記第２基板の角部に設けられているものとすることができる。
　このような構成によれば、第１基板及び第２基板上の光源や配線の配置にほとんど影響を与えることなく、第１基板側組付部及び第２基板側組付部を設けることが可能となる。さらに、第１基板及び第２基板をシャーシに配置する際に、角部は視認し易いため、第１基板側組付部とシャーシ側第１組付部、あるいは第２基板側組付部とシャーシ側第２組付部とを組み付けることが容易となり、配置作業の確実性及び作業効率をより一層向上させることが可能となる。

　前記第１基板側組付部と前記第２基板側組付部とは、前記第１基板と前記第２基板とをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、互いに対角線上に位置するように設けられているものとすることができる。
　このような構成によれば、第１基板側組付部と第２基板側組付部とが互いに可能な限り最も離れた位置に設けられることとなるため、両者を容易に見分けることができ、第１基板と第２基板との取り違いを防止することが可能となる。

　前記第１基板側組付部と前記第２基板側組付部とは、前記第１基板と前記第２基板とをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、互いに当該第１基板と当該第２基板との重畳する長辺上に設けられているものとすることができる。
　このような構成によれば、仮に第１基板を１８０度反転させて第２基板配置部に配置しようとした場合に、第１基板側組付部とシャーシ側第２組付部とが第１基板に対して異なる辺側に配されることとなるため、両者を組み付けることができず、基板配置の間違いを確実に防止することが可能となる。

　前記第１基板側組付部及び前記第２基板側組付部は、それぞれ前記第１基板及び前記第２基板が切り欠かれた切欠部とされ、前記シャーシ側第１組付部及び前記シャーシ側第２組付部は、それぞれ前記シャーシから前記第１基板及び前記第２基板に向けて突出し、前記切欠部に嵌合可能な突起部とされるものとすることができる。
　あるいは、前記シャーシ側第１組付部及び前記シャーシ側第２組付部は、それぞれ前記シャーシが切り欠かれた切欠部とされ、前記第１基板側組付部及び前記第２基板側組付部は、それぞれ前記シャーシに向けて突出し、前記切欠部に嵌合可能な突起部とされるものとすることができる。
　このように第１基板側組付部及び第２基板側組付部と、シャーシ側第１組付部及びシャーシ側第２組付部とを、切欠部と突起部との組合せという簡便な構成とすることにより、各組付部の形成に掛かる労力を小さくすることが可能となる。

　また、前記複数の光源の各々は、その色調に応じてＣＩＥ１９３１座標において一辺が座標距離０．０１の四角形をなす２つ以上の色調ランクにそれぞれ区分され、前記シャーシ内には、異なる前記色調ランクに属する前記光源が混在しており、前記第１基板と前記第２基板との間で、前記光源の前記色調ランクの配置態様が異なるものとすることができる。

　このように、各光源をＣＩＥ１９３１座標において一辺が座標距離０．０１の四角形をなす色調ランクに区分し、異なる色調ランクに属する光源を混在して使用する構成とすることにより、同一の色調ランクの光源のみを使用する場合に比べて、光源の採用可能な範囲が広がり、コスト削減に寄与することが可能となる。ここで、ＣＩＥ１９３１座標において一辺が座標距離０．０１の四角形をなす範囲とは、光源の色調のムラが視認されない範囲を示す。
　ところで、このように色調ランクの異なる光源を混在させる場合には、色ムラの発生を抑制するために、同一の色調ランクに属する光源を分散して配置することが望ましい。その分散手段として、例えば第１基板と第２基板との間で、光源の色調ランクの配置態様が異なる構成とすることが有効である。この場合、第１基板と第２基板とを交互に配置することにより、同一の色調ランクに属する光源が偏って配置されることが生じ難く、色ムラの発生を抑制することが可能となる。一方で、第１基板あるいは第２基板の配置位置を間違えると、同一の色調ランクに属する光源が偏って、色ムラを発生する場合がある。しかしながら、本発明によれば、第１基板と第２基板とを間違えて配置することを防止することができるため、色調ランクの配置態様の異なる第１基板と第２基板とを確実に設計通りに配置することができ、色ムラの発生を抑制することが可能となる。

　前記光源は、その隣り合うもの同士が、前記第１基板及び前記第２基板上において、互いに同一の前記色調ランク、又は隣接する２つの前記色調ランクに属するものとすることができる。
　この場合、基板上において隣り合う光源の色調が互いに大きく異なることがないため、色ムラの発生を抑制することが可能となる。

　前記第１基板と前記第２基板とは、隣り合って並列配置されており、前記第１基板及び前記第２基板の並列方向において隣り合う前記光源は、互いに同一の前記色調ランク、又は隣接する２つの前記色調ランクに属するものとすることができる。
　このような構成によれば、第１基板及び第２基板の並列方向において、隣り合う光源の色調が互いに大きく異なることがないため、色ムラの発生を抑制することが可能となる。

　前記第１基板及び前記第２基板は長手状をなし、前記複数の光源は、前記第１基板及び前記第２基板の長手方向に沿って直線上に配置されているものとすることができる。
　この場合、第１基板及び第２基板の配置態様により光源の設置態様が一義的に決まるため、光源の配置の設計が容易となる。

　前記第１基板及び前記第２基板は長手状をなし、前記複数の光源は、前記第１基板及び前記第２基板の長手方向に沿って複数列に並んで配置されているものとすることができる。
　このような構成によれば、光源の数に対して設置する基板の数を低減することができ、部品点数の削減、及び作業効率の増大を実現することが可能となる。

　前記第１基板及び前記第２基板は長手状をなし、前記第１基板及び前記第２基板はその長手方向に沿って複数配置され、隣り合う前記第１基板及び前記第２基板同士はコネクタにより接続されているものとすることができる。
　このような構成によれば、例えば長さの異なる、言い換えれば配置された光源の個数が異なる基板を数種類用意しておくことにより、照明装置のサイズ（長さ）が異なる場合にも、基板同士をコネクタにより連結することで種々のサイズに対応することができる。したがって、照明装置のサイズごとにそれぞれ基板を用意する必要がなく、コスト削減に寄与することが可能となる。

　前記コネクタは、互いに嵌合する第１コネクタと第２コネクタとからなり、前記第１コネクタ及び前記第２コネクタのうち少なくとも一方は、前記第１基板あるいは前記第２基板の長手方向の端部より外側に延設されているものとすることができる。
　このような構成によれば、隣り合う基板を第１コネクタと第２コネクタとで接続する際に、第１コネクタ及び第２コネクタのうち少なくとも一方が基板の外側に延設されているため、第１コネクタと第２コネクタとの嵌合を円滑に行うことが可能となる。

　前記コネクタは、アイボリー又は白色を呈するものとすることができる。
　この場合、コネクタは比較的光反射率が高いものとなるため、当該コネクタにおいて光を吸収し難く、当該コネクタの配置部分において輝度の低下が生じることを抑制することが可能となる。

　前記第１基板及び前記第２基板は長手状をなす一方、前記シャーシは平面視矩形状とされ、前記第１基板及び前記第２基板は、その長手方向が前記シャーシの長辺方向と一致する形で配置されているものとすることができる。
　このような構成によれば、シャーシの短辺方向と基板の長手方向とを一致させる場合に比べて基板の数を減少させることが可能となる。したがって、例えば光源の点灯・消灯を制御する制御ユニットの数を減少させることができるため、低コスト化を実現することが可能となる。

　前記光源は、発光ダイオードとすることができる。
　この場合、光源の長寿命化並びに低消費電力化などを図ることが可能となる。

　前記光源は、青色発光チップに、黄色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光する発光ダイオードとすることができる。
　また、前記光源は、青色発光チップに、緑色及び赤色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光する発光ダイオードとすることができる。
　あるいは、前記光源は、青色発光チップに、緑色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布するとともに、赤色チップを組み合わせることにより白色発光する発光ダイオードとすることができる。
　さらには、前記光源は、青色、緑色、及び赤色の発光チップを組み合わせることにより白色発光する発光ダイオードとすることができる。
　このような白色発光する発光ダイオードを用いる場合、白色の中でも例えば青味がかったりすることで色調にばらつきが生じ易い。したがって、色ムラの発生を抑制するためには、光源の配置態様、言い換えれば第１基板及び第２基板の配置態様が重要となる。そこで、本発明の構成を適用することにより、基板の配置間違いを防止することができるため、設計通りの基板配置態様が確実に確保され、色ムラの発生を抑制することが可能となる。

　また、前記光源は、紫外光発光チップと蛍光体とからなるものとすることができる。
　あるいは、前記光源は、紫外光発光チップと、青色、緑色、及び赤色の領域に発光ピークを持つ蛍光体とからなるものとすることができる。
　このような光源においても、色調にばらつきが生じ易いものの、本発明の構成を適用することにより、基板（光源）の配置間違いを防止することができるため、確実に設計通り色調を分散させることができ、色ムラの発生を抑制することが可能となる。

　前記光源は、電気的に直列に接続されているものとすることができる。
　これにより、各光源に供給される電流を同一とすることができ、各光源からの発光量を均一化することができるため、当該照明装置の照明面における輝度均一性を向上させることが可能となる。

　前記第１基板及び前記第２基板には、前記光源を覆う形で、当該光源からの光を拡散可能な拡散レンズが取り付けられているものとすることができる。
　この場合、拡散レンズによって光が拡散されるため、隣り合う光源同士の間隔を大きくした場合にも、ランプイメージが発生し難い。したがって、配置する光源数を削減することで低コスト化しつつ、ほぼ均一な輝度分布を得ることが可能となる。また、このような拡散レンズを設けることにより、各光源の光を混色することができるため、色ムラの低減効果を得ることが可能となる。

　前記拡散レンズは、光を拡散可能な光拡散部材とすることができる。
　この場合、拡散レンズにより良好な光の拡散を行うことが可能となる。

　前記拡散レンズは、前記第１基板側及び前記第２基板側の面に表面粗し処理が施されているものとすることができる。
　このように、拡散レンズに例えばシボ処理等の表面粗し処理を行うことにより、より一層良好な光の拡散を行うことが可能となる。

　次に、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、上述した照明装置と、当該照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルと、を備えることを特徴とする。
　このような表示装置によると、照明装置において基板の配置間違いを防止することができるため、当該表示装置においても設計通りの良好な表示品質を得ることが可能となる。

　前記表示パネルとしては液晶パネルを例示することができる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えばテレビやパソコンのディスプレイ等に適用でき、特に大型画面用として好適である。

　また、本発明のテレビ受信装置は、上記表示装置を備えることを特徴とする。
　このようなテレビ受信装置によると、表示ムラのない視認性に優れた装置を提供することが可能となる。

（発明の効果）
　本発明の照明装置によると、光源を実装した基板の配置間違いを防止することが可能となる。また、本発明の表示装置によると、そのような照明装置を備えてなるため、設計通りの良好な表示品質を得ることが可能となる。また、本発明のテレビ受信装置によると、そのような表示装置を備えてなるため、表示ムラのない視認性に優れた装置を提供することが可能となる。

本発明の実施形態１に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図 テレビ受信装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図 液晶表示装置の長辺方向に沿った断面構成を示す断面図 液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図 シャーシにおけるＬＥＤ基板の配置態様を示す平面図 ＬＥＤ基板に取り付けられた部材の構成を示す要部拡大断面図 ＬＥＤ基板に取り付けられた部材の構成を示す要部拡大平面図 シャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様を示す拡大平面図 シャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様を示す断面図 シャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様の一変形例を示す平面図 図１０におけるシャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様を示す断面図 シャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様の異なる一変形例を示す拡大平面図 ＣＩＥ（国際照明委員会）による１９３１年策定の色度図 図１２における色調ランクの区分を示す要部拡大図 本発明の実施形態２に係る照明装置のＬＥＤ基板における各色調ランクのＬＥＤの配置態様を説明する模式図 ＬＥＤ基板における各色調ランクのＬＥＤの異なる配置態様を説明する模式図 ＬＥＤ基板における各色調ランクのＬＥＤのさらに異なる配置態様を説明する模式図 ＬＥＤの異なる配置態様を説明する模式図 シャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様の異なる一変形例を示す拡大平面図 シャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様の一変形例を示す拡大平面図 ＬＥＤ基板に設けられた切欠部の構成の一変形例を示す拡大平面図 ＬＥＤ基板に設けられた切欠部の構成の異なる一変形例を示す拡大平面図 ＬＥＤ基板に設けられた切欠部の構成のさらに異なる一変形例を示す拡大平面図 ＬＥＤ基板における切欠部の配置態様の変形例を示す拡大平面図 ＬＥＤ基板における切欠部の配置態様の異なる一変形例を示す拡大平面図

＜実施形態１＞
　本発明の実施形態１を図１ないし図９によって説明する。
　まず、液晶表示装置１０を備えたテレビ受信装置ＴＶの構成について説明する。
　本実施形態に係るテレビ受信装置ＴＶは、図１に示すように、液晶表示装置１０と、当該液晶表示装置１０を挟むようにして収容する表裏両キャビネットＣａ，Ｃｂと、電源Ｐと、チューナーＴと、スタンドＳとを備えて構成される。液晶表示装置（表示装置）１０は、全体として横長の方形を成し、縦置き状態で収容されている。この液晶表示装置１０は、図２に示すように、表示パネルである液晶パネル１１と、外部光源であるバックライト装置（照明装置）１２とを備え、これらが枠状のベゼル１３などにより一体的に保持されるようになっている。

　次に、液晶表示装置１０を構成する液晶パネル１１及びバックライト装置１２について説明する（図２ないし図４参照）。
　液晶パネル（表示パネル）１１は、一対のガラス基板が所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両ガラス基板間に液晶が封入された構成とされる。一方のガラス基板には、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子（例えばＴＦＴ）と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられ、他方のガラス基板には、Ｒ（赤色），Ｇ（緑色），Ｂ（青色）等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。なお、両基板の外側には偏光板が配されている。

　バックライト装置１２は、図２に示すように、光出射面側（液晶パネル１１側）に開口した略箱型をなすシャーシ１４と、シャーシ１４の開口部を覆うようにして配される光学シート群１５（拡散板１５ａと、拡散板１５ａと液晶パネル１１との間に配される複数の光学シート１５ｂ）と、シャーシ１４の外縁に沿って配され拡散板１５ａの外縁部をシャーシ１４との間で挟んで保持するフレーム１６とを備える。さらに、シャーシ１４内には、発光ダイオード（光源、以下ＬＥＤと称する）１７が配置されている。なお、当該バックライト装置１２においては、ＬＥＤ１７よりも拡散板１５ａ側が光出射側となっている。

　シャーシ１４は、金属製とされ、液晶パネル１１と同様に矩形状をなす底板１４ａと、底板１４ａの各辺の外端から立ち上がる側板１４ｂと、各側板１４ｂの立ち上がり端から外向きに張り出す受け板１４ｃとを有し、全体として表側に向けて開口した浅い略箱型をなしている。図３及び図４に示すように、シャーシ１４の受け板１４ｃには、フレーム１６が載置されており、当該受け板１４ｃとフレーム１６との間で後述する反射シート１８及び光学シート群１５の外縁部が挟持されている。さらに、フレーム１６の上面には、取付孔１６ａが穿設されており、ネジ１９等によりベゼル１３、フレーム１６、及びシャーシ１４等を一体化することが可能とされている。

　シャーシ１４の開口部側には拡散板１５ａ及び光学シート１５ｂとからなる光学シート群１５が配設されている。拡散板１５ａは、合成樹脂製の板状部材に光散乱粒子が分散配合されてなり、点状の光源たるＬＥＤ１７から出射される点状の光を拡散する機能を有する。拡散板１５ａの外縁部は上記したようにシャーシ１４の受け板１４ｃ上に載置されており、上下方向の強固な拘束力を受けないものとされている。

　拡散板１５ａ上に配される光学シート１５ｂは、拡散板１５ａに比して板厚が薄いシート状をなしており、２枚が積層して配されている。光学シート１５ｂの具体的な種類としては、例えば拡散シート、レンズシート、反射型偏光シートなどがあり、これらの中から適宜選択して使用することが可能である。この光学シート１５ｂは、ＬＥＤ１７から出射され、拡散板１５ａを通過した光を面状の光とする機能を有する。当該光学シート１５ｂの上面側には液晶パネル１１が設置されている。

　一方、シャーシ１４の底板１４ａ及び側板１４ｂの内面側には、そのほぼ全体を覆う形で反射シート１８が配設されている。反射シート１８は、合成樹脂製とされ、その表面が光反射性に優れた白色とされている。この反射シート１８のうち、後述する拡散レンズ２１と対応する位置には、孔部１８ａが形成されている。したがって、反射シート１８によりシャーシ１４の底板１４ａ全体が覆われるものの、この孔部１８ａを通じて、拡散レンズ２１は、光学シート群１５側へ露出する構成となっている。また、反射シート１８は、底板１４ａの縁部において斜めに立ち上がり、側板１４ｂの内面側を覆う構成となっており、その外縁部がシャーシ１４の受け板１４ｃに載置されている。この反射シート１８により、ＬＥＤ１７から出射された光を拡散板１５ａ側に反射させることが可能となっている。

　さらに、シャーシ１４の底板１４ａの内面側には、ＬＥＤ１７及び拡散レンズ２１が取り付けられたＬＥＤ基板２０（第１ＬＥＤ基板２０ａ、第２ＬＥＤ基板２０ｂ）が設置されている。ＬＥＤ基板２０は、矩形状をなす合成樹脂製であり、その表面に銅箔などの金属膜からなる配線パターンが形成された構成とされる。ＬＥＤ基板２０は、図５に示すように、長手状の板状部材とされ、その長手方向がシャーシ１４の長辺方向（Ｘ軸方向）と一致する形で配置されている。より詳細には、シャーシ１４の長辺方向に沿って、３つのＬＥＤ基板２０，２０，２０同士がその長手方向を同じくした形で配置され、互いにコネクタ２２により電気的・物理的に接続されている。さらに、シャーシ１４の短辺方向（Ｙ軸方向）にみると、直列に接続された３つのＬＥＤ基板２０，２０，２０が９列並列配置されている。これらＬＥＤ基板２０には、図示しない外部の制御ユニットが接続されていて、当該制御ユニットからＬＥＤ１７の点灯に必要な電力が供給されるとともにＬＥＤ１７の駆動制御が可能となっている。

　隣り合うＬＥＤ基板２０を接続するコネクタ２２は、光反射性に優れた白色とされる。コネクタ２２は、図５中、相対的に左側に位置するＬＥＤ基板２０に取り付けられた第１コネクタ２２ａと、相対的に右側に位置するＬＥＤ基板２０に取り付けられた第２コネクタ２２ｂとからなる。ここで、第１コネクタ２２ａは、ＬＥＤ基板２０の長手方向の端部より外側に延設されており、当該第１コネクタ２２ａと第２コネクタ２２ｂとが互いに嵌合されることによりＬＥＤ基板２０，２０同士の接続が完了する。

　各ＬＥＤ基板２０には、６個のＬＥＤ１７が、当該ＬＥＤ基板２０の長手方向に沿って直線上に（一列に）配置されている。より詳細には、６個のＬＥＤ１７は、各ＬＥＤ基板２０上に等間隔で表面実装されている。これらＬＥＤ１７は、青色を単色発光する青色発光チップに、黄色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布することで白色発光するものとされている。各ＬＥＤ１７は、ＬＥＤ基板２０に形成された配線パターンにより電気的に直列に接続されている。なお、ＬＥＤ１７は、例えば青色発光チップに、緑色及び赤色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するものとしてもよい。また、ＬＥＤ１７は、青色発光チップに、緑色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布するとともに、赤色チップを組み合わせることにより白色発光するものとしてもよい。さらには、ＬＥＤ１７は、青色、緑色、及び赤色の発光チップを組み合わせることにより白色発光するものとしてもよい。

　次に、ＬＥＤ基板２０に取り付けられた拡散レンズ２１等の各部材について図６及び図７を用いて説明する。図６はＬＥＤ基板に取り付けられた部材の構成を示す要部拡大断面図、図７はＬＥＤ基板に取り付けられた部材の構成を示す要部拡大平面図である。
　ＬＥＤ基板２０には、図６に示すように、各々のＬＥＤ１７を覆う形で略半円球状の拡散レンズ２１が取り付けられている。拡散レンズ２１は、光拡散性に優れた光拡散部材とされ、例えばアクリルなどの合成樹脂製とされる。拡散レンズ２１の下面の周縁部には、３つの脚部２３が突設されている。図７に示すように、３つの脚部２３は、拡散レンズ２１の周縁部に沿ってほぼ等間隔（約１２０度間隔）で配置されており、例えば、接着剤や熱硬化性樹脂でＬＥＤ基板２０の表面に固定されている。拡散レンズ２１の下面（ＬＥＤ１７及びＬＥＤ基板２０と対向する面）のうちＬＥＤ１７と平面視重畳する部位には上方側に窪んだ状態の略円錐形の入射凹部２１ａが形成されており、この入射凹部２１ａにＬＥＤ１７からの光が入射される。当該拡散レンズ２１の下面には、シボ処理等の表面粗し処理が施されている。一方、拡散レンズ２１の上面（拡散板１５ａと対向する面）には、中央部（ＬＥＤ１７と平面視重畳する部位）に下方側へ窪んだ状態の凹部２１ｂが形成され、２つの緩やかな円弧が連なった形の出射面２１ｃが形成されている。ＬＥＤ１７から出射された光は、空気層と入射凹部２１ａ、及び出射面２１ｃと空気層との間で屈折することにより、面状に拡散され、広角の範囲に亘って出射面２１ｃから拡散板１５ａ側へ照射される。

　上記したＬＥＤ基板２０は、リベット２４によりシャーシ１４の底板１４ａに固定されている。リベット２４は、円盤状の押え部２４ａと、当該押え部２４ａから下方側へ突出する係止部２４ｂとを有する。ＬＥＤ基板２０には、係止部２４ｂを挿通するための挿通孔２０ｃが穿設されており、またシャーシ１４の底板１４ａには、当該挿通孔２０ｃと連通する取付孔１４ｄが穿設されている。リベット２４の係止部２４ｂの先端部は弾性変形可能な幅広部となっており、挿通孔２０ｃ及び取付孔１４ｄに挿通された後、シャーシ１４の底板１４ａの裏面側に係止可能となっている。これにより、リベット２４は、押え部２４ａでＬＥＤ基板２０を押えつつ、当該ＬＥＤ基板２０を底板１４ａに固定可能となっている。

　また、図２に示すように、リベット２４のうち、シャーシ１４の底板１４ａの中央部付近に位置するリベット２４の表面には、支持ピン２５が突設されている。支持ピン２５は、先細りする円錐形とされており、拡散板１５ａが下方側へ撓んだ際に、当該拡散板１５ａと支持ピン２５の先端とが点接触することにより、拡散板１５ａを下方から支持することが可能となっている。また、この支持ピン２５を把持することにより、リベット２４の取り扱いが容易になるという機能も有している。

　ところで、ＬＥＤ基板２０は、図５に示すように、シャーシ１４の短辺方向（Ｙ軸方向）に沿って並列配置されている。本実施形態では、ＬＥＤ基板２０を、光源の配置態様や色調の配置態様などに基づいて、第１ＬＥＤ基板２０ａと第２ＬＥＤ基板２０ｂとに区分しており、それぞれシャーシに対して配置する位置が定められている。
　以下、シャーシ１４に対する第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂの配置態様について図８及び図９を用いて説明する。図８はシャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様を示す拡大平面図、図９はシャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様を示す断面図である。

　本実施形態では、図８に示すように、シャーシ１４において、最も上段にある第１行は、第１ＬＥＤ基板配置部３０ａとされ、当該第１ＬＥＤ基板配置部３０ａにはＬＥＤ基板２０のうち第１ＬＥＤ基板２０ａが配置される。また、当該第１ＬＥＤ基板配置部３０ａの下方にある第２行は、第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂとされ、当該第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂにはＬＥＤ基板２０のうち第２ＬＥＤ基板２０ｂが配置されている。さらに、第３行は第１ＬＥＤ基板配置部３０ａとされて第１ＬＥＤ基板２０ａが配置され、第４行は第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂとされて第２ＬＥＤ基板２０ｂが配置されており、以下この配列が繰り返されている。

　第１ＬＥＤ基板２０ａには、長手方向の端部、より詳細には図８の配置向きにおいて左下角部に矩形状に切り欠かれた第１ＬＥＤ基板側切欠部（第１基板側組付部）３１ａが形成されている。一方、第２ＬＥＤ基板２０ｂには、図８の配置向きにおいて右上角部に矩形状に切り欠かれた第２ＬＥＤ基板側切欠部（第２基板側組付部）３１ｂが形成されている。すなわち、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａと第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂとは、それぞれ第１ＬＥＤ基板２０ａと第２ＬＥＤ基板２０ｂとをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、互いに対角線上に位置するように設けられている。したがって、第１ＬＥＤ基板２０ａと第２ＬＥＤ基板２０ｂとをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａと第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂとは、互いに重畳しない位置に形成されていることとなる。

　一方、これら第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂが配置されるシャーシ１４の第１ＬＥＤ基板配置部３０ａ及び第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂには、それぞれシャーシ側第１突起部（シャーシ側第１組付部）３２ａ及びシャーシ側第２突起部（シャーシ側第２組付部）３２ｂが形成されている。より詳細には、シャーシ側第１突起部３２ａは、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａと重畳する位置に形成されており、シャーシ側第２突起部３２ｂは、第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂと重畳する位置に形成されている。これらシャーシ側第１突起部３２ａ及びシャーシ側第２突起部３２ｂは、シャーシ１４を板金加工することで、図９に示すように、それぞれ第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂ側に向けて突出する構成となっている。なお、本実施形態では、各シャーシ側突起部３２ａ，３２ｂは、シャーシ１４を板金加工することで、第１ＬＥＤ基板２０ａ又は第２ＬＥＤ基板２０ｂ側に突出させた構成としたが、例えば別途金属又は樹脂等からなる部材を用意してシャーシ１４の底板１４ａに取り付ける構成としてもよい。

　上記各構成により、第１ＬＥＤ基板２０ａをシャーシ１４に対して正規の位置（すなわち第１ＬＥＤ基板配置部３０ａ）に配置しようとした場合には、シャーシ側第１突起部３２ａが第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａに嵌合して（図９参照）、第１ＬＥＤ基板２０ａを第１ＬＥＤ基板配置部３０ａに配置することができる。また、第２ＬＥＤ基板２０ｂをシャーシ１４に対して正規の位置（すなわち第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂ）に配置しようとした場合には、シャーシ側第２突起部３２ｂが第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂに嵌合して、第２ＬＥＤ基板２０ａを第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂに配置することができる。
　一方、仮に第１ＬＥＤ基板２０ａを第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂに配置しようとした場合には、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａとシャーシ側第２突起部３２ｂとが相対的に位置ずれした状態となる。したがって、シャーシ側第２突起部３２ｂは、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａに嵌合させることができず、第１ＬＥＤ基板２０ａのうち第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａが設けられていない角部と干渉することとなるため、第１ＬＥＤ基板２０ａを第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂに配置することは不可能とされている。

　以上説明したように、本実施形態に係るバックライト装置１２において、第１ＬＥＤ基板２０ａには、当該第１ＬＥＤ基板２０ａを所定の配置向きで第１ＬＥＤ基板配置部３０ａに配置した際、第１ＬＥＤ基板配置部３０ａに設けられたシャーシ側第１突起部３２ａと互いに組み付けられる第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａが設けられ、第２ＬＥＤ基板２０ｂには、当該第２ＬＥＤ基板２０ｂを所定の配置向きで第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂに配置した際、第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂに設けられたシャーシ側第２突起部３２ｂと互いに組み付けられる第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂが設けられている。そして、仮に第１ＬＥＤ基板２０ａを所定の配置向きにて第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂに配置しようとすると、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａとシャーシ側第２突起部３２ｂとを組み付けることが不可能となっている。

　このような構成によれば、第１ＬＥＤ基板２０ａの第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａをシャーシ１４のシャーシ側第１突起部３２ａに組み付けることにより第１ＬＥＤ基板２０ａをシャーシ１４に適正に配置することができる。また、第２ＬＥＤ基板２０ｂの第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂをシャーシ１４のシャーシ側第２突起部３２ｂに組み付けることにより第２ＬＥＤ基板２０ｂをシャーシ１４に適正に配置することができる。ここで、仮に、第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂに第１ＬＥＤ基板２０ａを配置しようとした場合には、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａがシャーシ側第２突起部３２ｂに対して組付不能となっているため、第１ＬＥＤ基板２０ａをシャーシ１４に配置することができないものとなる。このように、シャーシ１４のうち第１ＬＥＤ基板２０ａが配置されるべき位置（第１ＬＥＤ基板配置部３０ａ）には第１ＬＥＤ基板２０ａしか配置することができず、シャーシ１４のうち第２ＬＥＤ基板２０ｂが配置されるべき位置（第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂ）には第２ＬＥＤ基板２０ｂしか配置することができない構成とされているため、第１ＬＥＤ基板２０ａと第２ＬＥＤ基板２０ｂとを間違えて配置することを確実に防止することが可能となる。

　また、本実施形態では、第１ＬＥＤ基板２０ａと第２ＬＥＤ基板２０ｂとをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａと第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂとは互いに重畳しない位置に設けられている。このような構成によれば、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａがシャーシ側第２突起部３２ｂに対して一層確実に組付不能となるため、基板配置の間違いを確実に防止することが可能となる。

　また、第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂは長手状をなし、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａ及び第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂは、それぞれ第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂにおける長手方向の端部に設けられている。このような構成によれば、第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂをシャーシ１４に配置する場合に、当該第１ＬＥＤ基板２０ａあるいは第２ＬＥＤ基板２０ｂの中央部を把持して、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａあるいは第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂを視認しながら配置することが可能となるため、配置作業の確実性及び作業効率を向上させることが可能となる。

　また、第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂは平面視矩形状をなし、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａ及び第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂは、それぞれ第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂの角部に設けられている。このような構成によれば、第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂ上のＬＥＤ１７や配線の配置にほとんど影響を与えることなく、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａ及び第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂを設けることが可能となる。さらに、第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂをシャーシ１４に配置する際に、角部は視認し易いため、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａとシャーシ側第１突起部３２ａ、あるいは第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂとシャーシ側第２突起部３２ｂとを組み付けることが容易となり、配置作業の確実性及び作業効率をより一層向上させることが可能となる。

　また、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａと第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂとは、第１ＬＥＤ基板２０ａと第２ＬＥＤ基板２０ｂとをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、互いに対角線上に位置するように設けられている。このような構成によれば、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａと第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂとが互いに可能な限り最も離れた位置に設けられることとなるため、両者を容易に見分けることができ、第１ＬＥＤ基板２０ａと第２ＬＥＤ基板２０ｂとの取り違いを防止することが可能となる。

　また、本実施形態では、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａ及び第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂと、シャーシ側第１突起部３２ａ及びシャーシ側第２突起部３２ｂとが組み付けられるという簡便な構成とされているため、各組付部の形成に掛かる労力を小さくすることが可能となる。

　また、本実施形態では、複数のＬＥＤ１７は、第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂの長手方向に沿って直線上に配置されている。この場合、第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂの配置態様によりＬＥＤ１７の設置態様が一義的に決まるため、ＬＥＤ１７の配置の設計が容易となる。

　また、本実施形態では、第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂはその長手方向に沿って複数配置され、隣り合う第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂ同士はコネクタ２２により接続されている。このような構成によれば、例えば長さの異なる、言い換えれば配置されたＬＥＤ１７の個数が異なるＬＥＤ基板２０を数種類用意しておくことにより、バックライト装置１２のサイズ（長さ）が異なる場合にも、ＬＥＤ基板２０同士をコネクタ２２により連結することで種々のサイズに対応することができる。したがって、バックライト装置１２のサイズごとにそれぞれＬＥＤ基板２０を用意する必要がなく、コスト削減に寄与することが可能となる。

　また、コネクタ２２は、互いに嵌合する第１コネクタ２２ａと第２コネクタ２２ｂとからなり、第１コネクタ２２ａは、第１ＬＥＤ基板２０ａあるいは第２ＬＥＤ基板２０ｂの長手方向の端部より外側に延設されている。このような構成によれば、隣り合う第１ＬＥＤ基板２０ａ，２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂ，２０ｂを第１コネクタ２２ａと第２コネクタ２２ｂとで接続する際に、第１コネクタ２２ａがＬＥＤ基板２０ａ，２０ｂの外側に延設されているため、第１コネクタ２２ａと第２コネクタ２２ｂとの嵌合を円滑に行うことが可能となる。

　また、コネクタ２２は、白色を呈するものとされており、比較的光反射率が高いものとなるため、当該コネクタ２２において光を吸収し難く、当該コネクタ２２の配置部分において輝度の低下が生じることを抑制することが可能となる。

　また、本実施形態では、シャーシ１４は平面視矩形状とされ、第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂは、その長手方向がシャーシ１４の長辺方向と一致する形で配置されている。このような構成によれば、シャーシ１４の短辺方向とＬＥＤ基板２０ａ，２０ｂの長手方向とを一致させる場合に比べてＬＥＤ基板２０ａ，２０ｂの数を減少させることが可能となる。したがって、例えばＬＥＤ１７の点灯・消灯を制御する制御ユニットの数を減少させることができるため、低コスト化を実現することが可能となる。

　また、本実施形態では、光源としてＬＥＤ１７を採用しているため、光源の長寿命化及び低消費電力化などを図ることが可能となる。

　特に、光源として青色発光チップに、黄色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するＬＥＤ１７を採用している。このような白色発光するＬＥＤ１７を用いる場合、白色の中でも例えば青味がかったりすることで色調にばらつきが生じ易い。したがって、色ムラの発生を抑制するためには、ＬＥＤ１７の配置態様、言い換えれば第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂの配置態様が重要となる。そこで、本実施形態の構成を適用することにより、ＬＥＤ基板２０ａ，２０ｂの配置間違いを防止することができるため、設計通りの基板配置が確実に確保され、色ムラの発生を抑制することが可能となる。

　また、複数のＬＥＤ１７は、電気的に直列に接続されている。これにより、各ＬＥＤ１７に供給される電流を同一とすることができ、各ＬＥＤ１７からの発光量を均一化することができるため、当該バックライト装置１２の照明面における輝度均一性を向上させることが可能となる。

　また、本実施形態では、第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂには、ＬＥＤ１７を覆う形で、当該ＬＥＤ１７からの光を拡散可能な拡散レンズ２１が取り付けられている。この場合、拡散レンズ２１によって光が拡散されるため、隣り合うＬＥＤ１７同士の間隔を大きくした場合にも、ランプイメージが発生し難い。したがって、配置するＬＥＤ１７の数を削減することで低コスト化しつつ、ほぼ均一な輝度分布を得ることが可能となる。また、このような拡散レンズ２１を設けることにより、各ＬＥＤ１７の光を混色することができるため、色ムラの低減効果を得ることが可能となる。

　また、拡散レンズ２１は、光を拡散可能な光拡散部材とされているため、良好な光の拡散を行うことが可能となる。

　また、拡散レンズ２１は、第１ＬＥＤ基板２０ａ側及び第２ＬＥＤ基板２０ｂ側の面に表面粗し処理が施されているため、より一層良好な光の拡散を行うことが可能となる。

　以上、本発明の実施形態１を示したが、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、例えば以下に示す種々の変形例を採用することができる。なお、以下の各変形例において、上記実施形態と同一の構成要素・構成部材については同一の符号を付して説明を省略している。

［実施形態１の変形例１］
　第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂと、シャーシ１４との組付構成の一変形例として、図１０及び図１１に示すものを採用することができる。図１０はシャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様の一変形例を示す平面図、図１１は図１０におけるシャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様を示す断面図である。
　図１１に示すように、第１ＬＥＤ基板２０ａの左下角部（図１０参照）には、シャーシ１４側に向けて突出する第１ＬＥＤ基板側突起部３３ａが一体形成されている。また、第２ＬＥＤ基板２０ｂの右上角部（図１０参照）には、シャーシ１４側に向けて突出する第２ＬＥＤ基板側突起部３３ｂが一体形成されている。第１ＬＥＤ基板側突起部３３ａ及び第２基板側突起部３３ｂは、円筒形状とされ、その高さはシャーシ１４の底板１４ａの厚さとほぼ同一となっている。これら第１ＬＥＤ基板側突起部３３ａと第２ＬＥＤ基板側突起部３３ｂとは、第１ＬＥＤ基板２０ａと第２ＬＥＤ基板２０ｂとを配置向きを保持しつつ重ねたときに、互いに重畳しない位置に形成されている。なお、本例では、第１ＬＥＤ基板側突起部３３ａ及び第２ＬＥＤ基板側突起部３３ｂは、各ＬＥＤ基板２０ａ，２０ｂを加工する際に一体形成されるものとしたが、例えば別途部材を用意して各ＬＥＤ基板２０ａ，２０ｂに取り付ける構成としてもよい。

　一方、シャーシ１４の第１ＬＥＤ基板配置部３０ａには、第１ＬＥＤ基板側突起部３３ａと重畳する位置にシャーシ側第１切欠部３４ａが形成されている。また、シャーシ１４の第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂには、第２ＬＥＤ基板側突起部３３ｂと重畳する位置にシャーシ側第２切欠部３４ｂが形成されている。シャーシ側第１切欠部３４ａ及びシャーシ側第２切欠部３４ｂは、円形断面を有し、シャーシ１４の底板１４ａを貫通する形で形成されている。シャーシ側第１切欠部３４ａには、第１ＬＥＤ基板２０ａを第１ＬＥＤ基板配置部３０ａに配置した場合に、第１ＬＥＤ基板側突起部３３ａが嵌め込まれる構成となっている。また、シャーシ側第２切欠部３４ｂには、第２ＬＥＤ基板２０ｂを第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂに配置した場合に、第２ＬＥＤ基板側突起部３３ｂが嵌め込まれる構成となっている。なお、第１ＬＥＤ基板側突起部３３ａとシャーシ側第２切欠部３４ｂ、並びに第２ＬＥＤ基板側突起部３３ｂとシャーシ側第１切欠部３４ａとは、互いに位置が対応しないため組付不能となっている。

　このように両基板２０ａ，２０ｂにそれぞれ突起部３３ａ，３３ｂを形成し、シャーシ１４に切欠部３４ａ，３４ｂを形成した構成とした場合にも、両者を組み付けることが可能となる。ここで、本例では、第１ＬＥＤ基板側突起部３３ａと第２ＬＥＤ基板側突起部３３ｂとは、第１ＬＥＤ基板２０ａと第２ＬＥＤ基板２０ｂとを配置向きを保持しつつ重ねたときに、互いに重畳しない位置に形成されている。したがって、第１ＬＥＤ基板側突起部３３ａをシャーシ側第２切欠部３４ｂに嵌め込むことができないため、誤って第１ＬＥＤ基板２０ａを第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂに配置することを防止することが可能となっている。

［実施形態１の変形例２］
　第１ＬＥＤ基板２０ａ及び第２ＬＥＤ基板２０ｂと、シャーシ１４との組付構成の一変形例として、図１２に示すものを採用することができる。図１２はシャーシに対するＬＥＤ基板の配置態様の一変形例を示す平面図である。
　図１２に示すように、第１ＬＥＤ基板２０ａの左下角部には、当該第１ＬＥＤ基板２０ａの主面方向に沿って鉤型をなす第１ＬＥＤ基板側係止部３５ａが形成されている。また、第２ＬＥＤ基板２０ｂの右上角部には、当該第２ＬＥＤ基板２０ｂの主面方向に沿って鉤型をなす第２ＬＥＤ基板側係止部３５ｂが形成されている。これら第１ＬＥＤ基板側係止部３５ａと第２ＬＥＤ基板側係止部３５ｂとは、第１ＬＥＤ基板２０ａと第２ＬＥＤ基板２０ｂとを配置向きを保持しつつ重ねたときに、互いに重畳しない位置に形成されている。

　一方、シャーシ１４の第１ＬＥＤ基板配置部３０ａには、第１ＬＥＤ基板２０ａの第１ＬＥＤ基板側係止部３５ａと近接する位置にシャーシ側第１係止部３６ａが形成されている。シャーシ側第１係止部３６ａは、第１ＬＥＤ基板側係止部３５ａ側に向いた鉤型をなしており、第１ＬＥＤ基板２０ａを第１ＬＥＤ基板配置部３０ａに配置した場合に、第１ＬＥＤ基板側係止部３５ａと互いに係止される構成となっている。また、シャーシ１４の第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂには、第２ＬＥＤ基板２０ｂの第２ＬＥＤ基板側係止部３５ｂと近接する位置にシャーシ側第２係止部３６ｂが形成されている。シャーシ側第２係止部３６ｂは、第２ＬＥＤ基板側係止部３５ｂ側に向いた鉤型をなしており、第２ＬＥＤ基板２０ａを第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂに配置した場合に、第２ＬＥＤ基板側係止部３５ｂと互いに係止される構成となっている。なお、第１ＬＥＤ基板側係止部３５ａとシャーシ側第２係止部３６ｂ、並びに第２ＬＥＤ基板側係止部３５ｂとシャーシ側第１係止部３６ａとは、互いに位置が対応しないため組付不能となっている。

　このように両基板２０ａ，２０ｂにそれぞれ係止部３５ａ，３５ｂを形成し、シャーシ１４に係止部３６ａ，３６ｂを形成した構成とした場合にも、両者を組み付けることが可能となる。ここで、本例では、第１ＬＥＤ基板側係止部３５ａと第２基板側係止部３５ｂとは、第１ＬＥＤ基板２０ａと第２ＬＥＤ基板２０ｂとを配置向きを保持しつつ重ねたときに、互いに重畳しない位置に形成されている。したがって、第１ＬＥＤ基板側係止部３５ａをシャーシ側第２係止部３６ｂに係止することができないため、誤って第１ＬＥＤ基板２０ａを第２ＬＥＤ基板配置部３０ｂに配置することを防止することが可能となっている。

＜実施形態２＞
　次に、本発明の実施形態２を図１３から図１５を用いて説明する。この実施形態２では、各ＬＥＤ基板におけるＬＥＤの色調について説明し、その他は前記実施形態１と同様である。前記実施形態１と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。
　ＬＥＤ基板２０（２０ｄ，２０ｅ）に実装される白色発光するＬＥＤ１７は、全て同一色調の白色となるわけではなく、白色内において色調のムラ（ばらつき）がある。そこで、本実施形態では、色調ランクに応じてＬＥＤ１７の配置態様を決定しており、まずは各ＬＥＤ１７の色調ランクについて、図１３及び図１４を用いて説明する。図１３はＣＩＥ（国際照明委員会）による１９３１年策定の色度図、図１４は図１３における色調ランクの区分を示す要部拡大図である。
　本実施形態における各々のＬＥＤ１７の色調は、図１３のＣＩＥ１９３１座標内における実線で囲まれた使用領域Ｒの範囲内でばらついている。本実施形態では、当該使用領域Ｒを、図１４に示すように、それぞれ各辺の長さが座標距離０．０１となる四角形で囲まれた色調ランクＡ，Ｂ，Ｃの３つに区分する。より詳細には、使用領域Ｒの中央部が色調ランクＡとされる。当該色調ランクＡが色調の本来の狙い値であり、最も多くのＬＥＤ１７が属している。また、色調ランクＡの斜め下方が色調ランクＢとされ、色調ランクＡの斜め上方が色調ランクＣとされており、それぞれ色調が狙い値からばらついたＬＥＤ１７が属している。このように、色調ランクＡと色調ランクＢとが隣接する２つの色調ランクであり、また、色調ランクＡと色調ランクＣともまた隣接する２つの色調ランクとなっている。言い換えれば、色調ランクＢと色調ランクＣとは、隣り合わない色調ランクといえる。なお、座標距離０．０１の四角形で囲まれたそれぞれの色調ランクＡ，Ｂ，Ｃは、同一の色調ランク内に属するＬＥＤ１７において、色調のムラが視認されない範囲となっている。

　次に、第１ＬＥＤ基板２０ｄ及び第２ＬＥＤ基板２０ｅに配置されたＬＥＤ１７の色調ランクの配置態様について、図１５を用いて説明する。図１５は、ＬＥＤ基板における各色調ランクのＬＥＤの配置態様を説明する模式図である。
　まず、第１ＬＥＤ基板２０ｄ及び第２ＬＥＤ基板２０ｅの配置態様について説明する。図１５に示すように、最も上方にある第１行には、３つの第１ＬＥＤ基板２０ｄがコネクタ２２により直列に連結されている。各第１ＬＥＤ基板２０ｄの左下角部には第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａが形成されており、第１ＬＥＤ基板２０ｄをシャーシ１４に対して正規の位置に配置すると、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａにシャーシ側第１突起部３２ａが嵌合する構成となっている。また、第１行の下方にある第２行には、３つの第２ＬＥＤ基板２０ｅがコネクタ２２により直列に連結されている。各第２ＬＥＤ基板２０ｅの右上角部には第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂが形成されており、第２ＬＥＤ基板２０ｅをシャーシ１４に対して正規の位置に配置すると、第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂにシャーシ側第２突起部３２ｂが嵌合する構成となっている。なお、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａとシャーシ側第２突起部３２ｂ、並びに第２ＬＥＤ基板側切欠部３１ｂとシャーシ側第１突起部３２ａとは、互いに位置が対応しないため組付不能となっている。

　続いて、各ＬＥＤ基板２０ｄ，２０ｅのＬＥＤ１７の色調ランクの配置態様について説明する。まず、行方向（Ｘ軸方向、シャーシ１４の長辺方向、第１ＬＥＤ基板２０ｄ及び第２ＬＥＤ基板２０ｅの長手方向）に着目すると、第１ＬＥＤ基板２０ｄは、図中左から順に配置されたＬＥＤ１７の色調ランクがＡ，Ｂ，Ａ，Ｂ、Ａ，Ｃとなっている。したがって、第１ＬＥＤ基板２０ｄにおいて隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する２つの色調ランク（ＡとＢ、あるいはＡとＣ）に属するものとなっている。

　一方、第２ＬＥＤ基板２０ｅは、図中左から順に配置されたＬＥＤ１７の色調ランクが第１ＬＥＤ基板２０ｄとは逆順にＣ，Ａ，Ｂ，Ａ，Ｂ，Ａとなっている。このように、第２ＬＥＤ基板２０ｅにおいて隣り合うＬＥＤ１７，１７同士もまた、隣接する２つの色調ランク（ＡとＢ、あるいはＡとＣ）に属するものとなっている。さらに、第３行には第１ＬＥＤ基板２０ｄが配置され、第４行には第２ＬＥＤ基板２０ｅが配置されており、以下、このような配列が繰り返されている。

　さらに、Ｘ軸方向において、第１行で直列に連結された第１ＬＥＤ基板２０ｄ，２０ｄ同士の間において、隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する色調ランク（ＡとＣ）に属するものとなっている。また、第２行で直列に連結された第２ＬＥＤ基板２０ｅ，２０ｅ同士の間において、隣り合うＬＥＤ１７，１７同士もまた、隣接する色調ランク（ＡとＣ）に属するものとなっている。このように、Ｘ軸方向において隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、全て隣接する２つの色調ランク（ＡとＣ）に属するものとなっている。言い換えれば、Ｘ軸方向においては、２つ以上離れた色調ランク（ＢとＣ）に属するＬＥＤ１７は、隣り合わない構成となっている。

　また、ＬＥＤ１７の配置を列方向（Ｙ軸方向、シャーシ１４の短辺方向、第１ＬＥＤ基板２０ｄと第２ＬＥＤ基板２０ｅとの並列方向）について着目した場合には、図中左端の第１列のＬＥＤ１７は色調ランクがＡ，Ｃ，Ａ，Ｃ・・・と配置され、第２列は色調ランクがＢ，Ａ，Ｂ，Ａ・・・と配置され、第３列は色調ランクがＡ，Ｂ，Ａ，Ｂ・・・と配置されている。このように、並列配置された第１ＬＥＤ基板２０ｄと第２ＬＥＤ基板２０ｅとの間、つまり列方向（Ｙ軸方向）においても、隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する２つの色調ランク（ＡとＢ、あるいはＡとＣ）に属するものとなっている。言い換えれば、Ｙ軸方向においても、２つ以上離れた色調ランク（ＢとＣ）に属するＬＥＤ１７は、隣り合わない構成となっている。

　なお、本実施形態では、第１行の右端の第１ＬＥＤ基板２０ｄと第２行の右端の第２ＬＥＤ基板２０ｅとが配線２６により電気的に接続されている。これにより、第１行の左端の第１ＬＥＤ基板２０ｄから駆動電力を入力することにより、第１行の第１ＬＥＤ基板２０ｄ上及び第２行の第２ＬＥＤ基板２０ｅ上の各ＬＥＤ１７を１つの制御ユニットで点灯することが可能となっている。

　以上説明したように、本実施形態によれば、複数のＬＥＤ１７の各々は、その色調に応じてＣＩＥ１９３１座標において一辺が座標距離０．０１の四角形をなす３つの色調ランクＡ，Ｂ，Ｃにそれぞれ区分されており、第１ＬＥＤ基板２０ｄと第２ＬＥＤ基板２０ｅとの間で、ＬＥＤ１７の色調ランクの配置態様が異なる構成となっている。
　例えば、同一の色調ランクのＬＥＤ１７のみを使用する場合には、所定数のＬＥＤ１７を確保するために必要以上にＬＥＤ１７を生産しなければならず、また使用できないＬＥＤ１７が生じ得るため、コストの増大に繋がる。しかしながら、本実施形態のように、異なる色調ランクＡ，Ｂ，Ｃに属するＬＥＤ１７を混在して使用することにより、同一の色調ランクのＬＥＤ１７のみを使用する場合に比して、広範囲の色調ランクのＬＥＤ１７を採用することができ、コスト削減に寄与することが可能となる。また、異なる色調ランクＡ，Ｂ，Ｃに属するＬＥＤ１７を混在させることで、色調が全体として平均化され、ほぼ均一な色調の照明光を得ることが可能となる。

　ところで、本実施形態では、同一の色調ランクに属するＬＥＤ１７を分散して配置するために、第１ＬＥＤ基板２０ｄと第２ＬＥＤ基板２０ｅとの間で、ＬＥＤ１７の色調ランクの配置態様が異なる構成としている。この場合、第１ＬＥＤ基板２０ｄと第２ＬＥＤ基板２０ｅとを交互に配置することにより、同一の色調ランクに属するＬＥＤ１７が偏って配置されることが生じ難く、色ムラの発生を抑制することが可能となる。一方で、第１ＬＥＤ基板２０ｄあるいは第２ＬＥＤ基板２０ｅの配置位置を間違えると、同一の色調ランクに属するＬＥＤ１７が偏って、色ムラを発生する場合がある。しかしながら、本実施形態では、仮に第１ＬＥＤ基板２０ｄを、第２ＬＥＤ基板２０ｅを配置すべき位置に配置しようとしても、第１ＬＥＤ基板側切欠部３１ａとシャーシ側第２突起部３２ｂとが相対的に位置ずれしていて両者を組み付けることができず、誤って第１ＬＥＤ基板２０ｄを配置することを防止することが可能な構成となっている。したがって、上記のように第１ＬＥＤ基板２０ｄと第２ＬＥＤ基板２０ｅとの間で色調の配置態様が異なる場合にも、両ＬＥＤ基板２０ｄ，２０ｅを確実に設計通りの正規の位置に配置することができ、色ムラの発生を抑制することが可能となる。

　また、本実施形態では、ＬＥＤ１７は、その隣り合うもの同士が、第１ＬＥＤ基板２０ｄ及び第２ＬＥＤ基板２０ｅ上において、互いに隣接する色調ランクＡと色調ランクＢ、あるいは色調ランクＡと色調ランクＣに属する構成となっている。したがって、隣り合うＬＥＤ１７の色調が大きく異なることがないため、色調ムラの発生を抑制することが可能となる。

　また、第１ＬＥＤ基板２０ｄと第２ＬＥＤ基板２０ｅとは、隣り合って並列配置されており、当該第１ＬＥＤ基板２０ｄ及び第２ＬＥＤ基板２０ｅの並列方向において隣り合うＬＥＤ１７は、互いに隣接する色調ランクＡと色調ランクＢ、あるいは色調ランクＡと色調ランクＣに属する構成となっている。このような構成によれば、第１ＬＥＤ基板２０ｄ及び第２ＬＥＤ基板２０ｅの並列方向において、隣り合うＬＥＤ１７の色調が互いに大きく異なることがないため、色調ムラの発生を抑制することが可能となる。

　以上、本発明の実施形態２を示したが、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、例えば以下に示す種々の変形例を採用することができる。なお、以下の各変形例において、上記実施形態と同一の構成要素・構成部材については同一の符号を付して説明を省略している。

［実施形態２の変形例１］
　ＬＥＤ１７の配置態様の一変形例として、図１６に示すものを採用することができる。図１６はＬＥＤ基板における各色調ランクのＬＥＤの異なる配置態様を説明する模式図である。
　図１６において、Ｘ軸方向（行方向、第１ＬＥＤ基板２０ｆ及び第２ＬＥＤ基板２０ｇの長手方向）に着目すると、最も上方にある第１行には、３つの第１ＬＥＤ基板２０ｆがコネクタ２２により電気的・物理的に接続されている。第１ＬＥＤ基板２０ｆは、図中左から順に配置されたＬＥＤ１７の色調ランクがＡ，Ｃ，Ａ，Ｃ，Ａ，Ｃとなっている。したがって、第１ＬＥＤ基板２０ｆにおいて隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する色調ランク（ＡとＣ）に属するものとなっている。また、第２行には、３つの第２ＬＥＤ基板２０ｇがコネクタ２２により電気的・物理的に接続されている。第２ＬＥＤ基板２０ｇは、図中左から順に配置されたＬＥＤ１７の色調ランクがＢ，Ａ，Ｂ，Ａ，Ｂ，Ａとなっている。したがって、第２ＬＥＤ基板２０ｇにおいて隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する色調ランク（ＡとＢ）に属するものとなっている。
　また、ＬＥＤ１７の配置を列方向（Ｙ軸方向）について着目した場合には、図中左端の第１列のＬＥＤ１７は色調ランクがＡ，Ｂ，Ａ，Ｂ・・・とされ、第２列は色調ランクがＣ，Ａ，Ｃ，Ａ・・・とされ、以下同様の配列が繰り返される構成となっている。したがって、並列配置された第１ＬＥＤ基板２０ｆと第２ＬＥＤ基板２０ｇとの間、つまり列方向（Ｙ軸方向）においても、隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する２つの色調ランク（ＡとＢ、あるいはＡとＣ）に属するものとなっている。

　このような構成によれば、列方向及び行方向に隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する２つの色調ランク（ＡとＢ、あるいはＡとＣ）に属するものとなっているため、互いに色調が大きく異なることがなく、色調ムラの発生を抑制することが可能となる。

［実施形態２の変形例２］
　ＬＥＤ１７の配置態様の一変形例として、図１７に示すものを採用することができる。図１７はＬＥＤ基板における各色調ランクのＬＥＤのさらに異なる配置態様を説明する模式図である。
　図１７において、Ｘ軸方向（行方向、第１ＬＥＤ基板２０ｈ及び第２ＬＥＤ基板２０ｊの長手方向）に着目すると、最も上方にある第１行には、３つの第１ＬＥＤ基板２０ｈがコネクタ２２により電気的・物理的に接続されている。第１ＬＥＤ基板２０ｈには、図中左から順にＬＥＤ１７の色調ランクがＡ，Ｂ，Ａ，Ａ，Ａ，Ｃとされている。したがって、第１ＬＥＤ基板２０ｈにおいて隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、同一の色調ランク（ＡとＡ）又は隣接する２つの色調ランク（ＡとＢ、あるいはＡとＣ）に属するものとなっている。また、第２行には、３つの第２ＬＥＤ基板２０ｊがコネクタ２２により電気的・物理的に接続されている。第２ＬＥＤ基板２０ｊは、図中左から順に配置されたＬＥＤ１７の色調ランクがＢ，Ａ，Ａ，Ａ，Ｃ，Ａとなっている。したがって、第２ＬＥＤ基板２０ｊにおいて隣り合うＬＥＤ１７，１７同士もまた、同一の色調ランク（ＡとＡ）又は隣接する２つの色調ランク（ＡとＢ、あるいはＡとＣ）に属するものとなっている。

　また、ＬＥＤ１７の配置を列方向（Ｙ軸方向、シャーシ１４の短辺方向、第１ＬＥＤ基板２０ｈと第２ＬＥＤ基板２０ｊとの並列方向）について着目した場合には、図中左端の第１列のＬＥＤ１７は色調ランクがＡ，Ｂ，Ａ，Ｂ・・・と配置され、第２列は色調ランクがＢ，Ａ，Ｂ，Ａ・・・と配置され、第３列は色調ランクがＡ，Ａ，Ａ，Ａ・・・と配置されている。このように、並列配置された第１ＬＥＤ基板２０ｈと第２ＬＥＤ基板２０ｊとの間、つまり列方向（Ｙ軸方向）においても、隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、同一の色調ランク（ＡとＡ）又は隣接する２つの色調ランク（ＡとＢ、あるいはＡとＣ）に属するものとなっている。

　このような構成によれば、列方向及び行方向に隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、同一の色調ランクＡ、あるいは隣接する２つの色調ランク（ＡとＢ、あるいはＡとＣ）に属するものとなっているため、互いに色調が大きく異なることがなく、色調ムラの発生を抑制することが可能となる。特に、本例の構成は、色調の狙い値である色調ランクＡに属するＬＥＤ１７の数が、他の色調ランクＢ，Ｃに属するＬＥＤ１７の数に比べて著しく多い場合に好適である。

［実施形態２の変形例３］
　ＬＥＤ１７の配置態様の異なる一変形例として、図１８に示すものを採用することができる。図１８はＬＥＤの異なる配置態様を説明する模式図である。
　図１８に示すように、Ｘ軸方向（行方向、第１ＬＥＤ基板２０ｋ及び第２ＬＥＤ基板２０ｍの長手方向）に着目すると、３つの第１ＬＥＤ基板２０ｋがコネクタ２２により電気的・物理的に接続されている。第１ＬＥＤ基板２０ｋには、ＬＥＤ１７がＸ軸方向（第１ＬＥＤ基板２０ｋの長手方向）に沿って２列に並んでおり、各列のＬＥＤ１７は電気的に直列に接続されている。第１ＬＥＤ基板２０ｋの第１行は、図中左から順にＬＥＤ１７の色調ランクがＡ，Ｂ，Ａ，Ｂ，Ａ，Ｂとされている。したがって、第１ＬＥＤ基板２０ｋの第１行において隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する色調ランク（ＡとＢ）に属するものとなっている。また、第１ＬＥＤ基板２０ｋの第２行は、図中左から順にＬＥＤ１７の色調ランクがＣ，Ａ，Ｃ，Ａ，Ｃ，Ａとされている。したがって、第１ＬＥＤ基板２０ｋの第２行において隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する色調ランク（ＡとＣ）に属するものとなっている。

　また、第１ＬＥＤ基板２０ｋ群の下方には、３つの第２ＬＥＤ基板２０ｍがコネクタ２２により電気的・物理的に接続されている。第２ＬＥＤ基板２０ｍにもまた、ＬＥＤ１７がＸ軸方向（第２ＬＥＤ基板２０ｍの長手方向）に沿って２列に並んでおり、各列のＬＥＤ１７は電気的に直列に接続されている。第２ＬＥＤ基板２０ｍの第１行は、図中左から順にＬＥＤ１７の色調ランクがＡ，Ｃ，Ａ，Ｃ，Ａ，Ｃとされている。したがって、第２ＬＥＤ基板２０ｍの第１行において隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する色調ランク（ＡとＣ）に属するものとなっている。また、第２ＬＥＤ基板２０ｍの第２行は、図中左から順にＬＥＤ１７の色調ランクがＢ，Ａ，Ｂ，Ａ，Ｂ，Ａとされている。したがって、第２ＬＥＤ基板２０ｍの第２行において隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する色調ランク（ＡとＢ）に属するものとなっている。

　一方、ＬＥＤ１７の配置を列方向（Ｙ軸方向、シャーシ１４の短辺方向、第１ＬＥＤ基板２０ｋと第２ＬＥＤ基板２０ｍとの並列方向）について着目した場合には、図中左端の第１列のＬＥＤ１７は色調ランクがＡ，Ｃ，Ａ，Ｂ・・・と配置され、第２列は色調ランクがＢ，Ａ，Ｃ，Ａ・・・と配置され、以下この配列が繰り返されている。このように、並列配置された第１ＬＥＤ基板２０ｋと第２ＬＥＤ基板２０ｍとの間、つまり列方向（Ｙ軸方向）においても、隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する２つの色調ランク（ＡとＢ、あるいはＡとＣ）に属するものとなっている。

　このような構成によれば、列方向及び行方向に隣り合うＬＥＤ１７，１７同士は、隣接する２つの色調ランク（ＡとＢ、あるいはＡとＣ）に属するものとなっているため、互いに色調が大きく異なることがなく、色調ムラの発生を抑制することが可能となる。特に、本例によれば、ＬＥＤ１７は、第１ＬＥＤ基板２０ｋ及び第２ＬＥＤ基板２０ｍの長手方向に沿って複数列（ここでは２列）に並んで配置されているため、ＬＥＤ１７の数に対して設置するＬＥＤ基板２０ｋ，２０ｍの数を低減することができ、部品点数の削減、および作業効率の増大を実現することが可能となる。

＜他の実施形態＞
　以上、本発明の実施形態について示したが、本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。

（１）上記した実施形態では、第１ＬＥＤ基板と第２ＬＥＤ基板とをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、第１ＬＥＤ基板側切欠部と第２ＬＥＤ基板側切欠部とは互いに重畳しない位置に設けられている。しかしながら、第１ＬＥＤ基板側切欠部とシャーシ側第２突起部、あるいは第２ＬＥＤ基板側切欠部とシャーシ側第１突起部とが、例えば互いに大きさが異なるなど構造的に組付不能な構成とされていれば、それぞれの部材の相対的な形成位置は限定されるものではない。

（２）上記した実施形態では、第１ＬＥＤ基板側切欠部と第２ＬＥＤ基板側切欠部とを、第１ＬＥＤ基板と第２ＬＥＤ基板とをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、互いに対角線上に位置するように設けているが、例えば図１９に示すように、それぞれを互いに重畳する短辺上の異なる角部に設ける構成としてもよい。あるいは、図２０に示すように、第１ＬＥＤ基板側切欠部と第２ＬＥＤ基板側切欠部とを、互いに重畳する長辺上の異なる角部に設ける構成としてもよい。この場合、誤って第１ＬＥＤ基板を１８０度反転させて第２ＬＥＤ基板配置部に配置しようとした場合にも、第１ＬＥＤ基板側切欠部とシャーシ側第２突起部とを組み付けることができず、基板の配置間違いを確実に防止することが可能となる。

（３）上記した実施形態では、第１ＬＥＤ基板及び第２ＬＥＤ基板の端部、より詳しくは角部に切欠部などの組付部を設ける構成としたが、第１ＬＥＤ基板及び第２ＬＥＤ基板の配置作業等に支障を及ぼさない範囲であれば、組付部を形成する位置は任意である。

（４）上記した実施形態では、シャーシとＬＥＤ基板との組付部の構成として、切欠部と突起部との組合せ、あるいは係止部同士の組合せからなる構成を例示したが、ＬＥＤ基板とシャーシとが互いに組付可能であれば、それぞれの組付部は任意の形状とすることができる。また、切欠部の形状は、図２１に例示の三角形状や、図２２に例示の円弧状、図２３に例示の逆円弧状などを採用することができる。

（５）切欠部（組付部）の異なる配置態様として、例えば図２４に示すように、第１ＬＥＤ基板における対向する長辺の中点を結ぶ第１中心線Ｃ１と第１ＬＥＤ基板側切欠部との間の距離Ｒ１と、第２ＬＥＤ基板における対向する長辺の中点を結ぶ第２中心線と第２ＬＥＤ基板側切欠部との間の距離Ｒ２とが、互いに異なる構成としてもよい。この場合、第１ＬＥＤ基板側切欠部及び第２ＬＥＤ基板側切欠部は、それぞれのＬＥＤ基板の中心線Ｃ１，Ｃ２と交わらない位置に設けられている。
　また、図２５に示すように、第１ＬＥＤ基板における対向する短辺の中点を結ぶ第１中心線Ｃ１と第１ＬＥＤ基板側切欠部との間の距離Ｒ１と、第２ＬＥＤ基板における対向する短辺の中点を結ぶ第２中心線Ｃ２と第２ＬＥＤ基板側切欠部との間の距離Ｒ２とが、互いに異なる構成としてもよい。この場合、第１ＬＥＤ基板側切欠部及び第２ＬＥＤ基板側切欠部は、それぞれのＬＥＤ基板の中心線Ｃ１，Ｃ２と交わらない位置に設けられている。
　上記した構成においても、仮に第１ＬＥＤ基板を第２ＬＥＤ基板配置部に配置しようとした場合に、第１ＬＥＤ基板側切欠部とシャーシ側第２突起部とが位置ずれを生じるため、両者を組み付けることができず、基板配置の間違いを確実に防止することが可能となる。

（６）上記した実施形態では、シャーシの長辺方向（Ｘ軸方向）に、３つのＬＥＤ基板を連結した構成を例示したが、ＬＥＤ基板の数は２つ以下でもよく、また４つ以上でもよい。また、１つのＬＥＤ基板に配置するＬＥＤの数も６つに限られることなく、任意の数とすることができる。

（７）上記した実施形態では、シャーシの長辺方向（Ｘ軸方向）において、同一のＬＥＤの色調配列をもつＬＥＤ基板同士を連結する構成としたが、異なる色調配列をもつＬＥＤ基板を互いに連結する構成としてもよい。

（８）上記した実施形態では、白色発光するＬＥＤを例示したが、発色光は白色に限られるものではなく、任意の色とすることができる。

（９）上記した実施形態では、各ＬＥＤを縦横方向に格子状に整列配置する構成を例示したが、例えば各ＬＥＤを六方最密状に、すなわち隣り合うＬＥＤの間の距離が全て均等となるように配置したり、各ＬＥＤが互い違いに配置したりしてもよい。

（１０）上記した実施形態では、色調ランクを３つに区分した場合を例示したが、色調ランクの区分数はこれに限られるものではなく、２つや４つ以上に区分した場合も本発明に含まれる。

（１１）上記した実施形態では、光源として、青色発光チップに、黄色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するＬＥＤを例示したが、例えば波長３８０ｎｍ付近に発光ピークを有する紫外光発光チップと、当該紫外光を吸収し蛍光を発する蛍光体とで構成する光源としてもよい。このとき、蛍光体として、青色、緑色、及び赤色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を用いることで、白色光を得ることができる。このような構成による白色光は広い可視光範囲に亘りなだらかなスペクトルが得られ演色性に優れる。ここで、蛍光体の配分量のばらつき等により、色ムラが生じる場合があるが、本発明の構成により色調の均一化が可能である。これにより、演色性に優れかつ色ムラの抑制された照明装置を得ることが可能となる。

（１２）上記した実施形態では、ＬＥＤを覆う形で拡散レンズを配置する構成を例示したが、拡散レンズは必ずしも配置する必要はない。この場合、ＬＥＤを密に配置することにより、点状のランプイメージの発生を抑制することが可能となる。

（１３）上記した実施形態では、光源としてＬＥＤを用いたものを例示したが、ＬＥＤ以外の光源を用いたものであってもよい。

（１４）上記した実施形態では、光学シート群として拡散板と、拡散シートやレンズシートや反射型偏光シートとを組み合わせた構成を例示したが、例えば光学シートとして２枚の拡散板を積層する構成を採用することもできる。

（１５）上記した実施形態では、コネクタは白色を呈するものとしたが、光反射性に優れたものであればよく、例えばアイボリーを呈する材料にて形成したものでもよい。

１０…液晶表示装置（表示装置）、１１…液晶パネル（表示パネル）、１２…バックライト装置（照明装置）、１４…シャーシ、１７…ＬＥＤ（光源、発光ダイオード）、２０ａ…第１ＬＥＤ基板（第１基板）、２０ｂ…第２ＬＥＤ基板（第２基板）、２１…拡散レンズ、２２…コネクタ、２２ａ…第１コネクタ、２２ｂ…第２コネクタ、３０ａ…第１ＬＥＤ基板配置部（第１基板配置部）、３０ｂ…第２ＬＥＤ基板配置部（第２基板配置部）、３１ａ…第１ＬＥＤ基板側切欠部（第１基板側組付部）、３１ｂ…第２ＬＥＤ基板側切欠部（第２基板側組付部）、３２ａ…シャーシ側第１突起部（シャーシ側第１組付部）、３２ｂ…シャーシ側第２突起部（シャーシ側第２組付部）、Ａ，Ｂ，Ｃ…色調ランク、Ｃ１…第１中心線、Ｃ２…第２中心線、ＴＶ…テレビ受信装置

Claims (33)

1. 　複数の光源が実装される第１基板及び第２基板と、
   　前記第１基板及び前記第２基板が配置されるシャーシと、を備え、
   　前記シャーシは、前記第１基板を配置可能な第１基板配置部と、前記第２基板を配置可能な第２基板配置部と、有し、
   　前記第１基板及び前記第２基板は、それぞれ所定の配置向きで前記第１基板配置部及び前記第２基板配置部に配置されるものとされており、
   　前記第１基板には、当該第１基板を前記第１基板配置部に配置した際、前記第１基板配置部に設けられたシャーシ側第１組付部と互いに組み付けられる第１基板側組付部が設けられ、
   　前記第２基板には、当該第２基板を前記第２基板配置部に配置した際、前記第２基板配置部に設けられたシャーシ側第２組付部と互いに組み付けられる第２基板側組付部が設けられており、
   　前記第１基板を、前記所定の配置向きにて前記第２基板配置部に配置した際、前記第１基板側組付部は前記シャーシ側第２組付部に対して組付不能となることを特徴とする照明装置。
2. 　前記第１基板と前記第２基板とをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、前記第１基板側組付部と前記第２基板側組付部とは互いに重畳しない位置に設けられていることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
3. 　前記第１基板及び前記第２基板は平面視略矩形状をなし、
   　前記第１基板側組付部は、前記第１基板における対向する２辺の中点を結ぶ第１中心線と交わらない位置に設けられており、
   　前記第２基板側組付部は、前記第２基板における対向する２辺の中点を結ぶ第２中心線と交わらない位置に設けられていることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の照明装置。
4. 　前記第１基板側組付部と前記第１中心線との間の距離Ｒ１と、前記第２基板側組付部と前記第２中心線との間の距離Ｒ２とは、互いに異なっていることを特徴とする請求項３に記載の照明装置。
5. 　前記第１基板及び前記第２基板は長手状をなし、
   　前記第１基板側組付部及び前記第２基板側組付部は、それぞれ前記第１基板及び前記第２基板における長手方向の端部に設けられていることを特徴とする請求項１から請求項５のいずれか１項に記載の照明装置。
6. 　前記第１基板及び前記第２基板は平面視略矩形状をなし、
   　前記第１基板側組付部及び前記第２基板側組付部は、それぞれ前記第１基板及び前記第２基板の角部に設けられていることを特徴とする請求項１から請求項５のいずれか１項に記載の照明装置。
7. 　前記第１基板側組付部と前記第２基板側組付部とは、前記第１基板と前記第２基板とをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、互いに対角線上に位置するように設けられていることを特徴とする請求項６に記載の照明装置。
8. 　前記第１基板側組付部と前記第２基板側組付部とは、前記第１基板と前記第２基板とをこれらの配置向きを保持しつつ重ねたときに、互いに当該第１基板と当該第２基板との重畳する長辺上に設けられていることを特徴とする請求項６に記載の照明装置。
9. 　前記第１基板側組付部及び前記第２基板側組付部は、それぞれ前記第１基板及び前記第２基板が切り欠かれた切欠部とされ、
   　前記シャーシ側第１組付部及び前記シャーシ側第２組付部は、それぞれ前記シャーシから前記第１基板及び前記第２基板に向けて突出し、前記切欠部に嵌合可能な突起部とされることを特徴とする請求項１から請求項８のいずれか１項に記載の照明装置。
10. 　前記シャーシ側第１組付部及び前記シャーシ側第２組付部は、それぞれ前記シャーシが切り欠かれた切欠部とされ、
    　前記第１基板側組付部及び前記第２基板側組付部は、それぞれ前記シャーシに向けて突出し、前記切欠部に嵌合可能な突起部とされることを特徴とする請求項１から請求項８のいずれか１項に記載の照明装置。
11. 　前記複数の光源の各々は、その色調に応じてＣＩＥ１９３１座標において一辺が座標距離０．０１の四角形をなす２つ以上の色調ランクにそれぞれ区分され、
    　前記シャーシ内には、異なる前記色調ランクに属する前記光源が混在しており、
    　前記第１基板と前記第２基板との間で、前記光源の前記色調ランクの配置態様が異なることを特徴とする請求項１から請求項１０のいずれか１項に記載の照明装置。
12. 　前記光源は、その隣り合うもの同士が、前記第１基板及び前記第２基板上において、互いに同一の前記色調ランク、又は隣接する２つの前記色調ランクに属することを特徴とする請求項１１に記載の照明装置。
13. 　前記第１基板と前記第２基板とは、隣り合って並列配置されており、前記第１基板及び前記第２基板の並列方向において隣り合う前記光源は、互いに同一の前記色調ランク、又は隣接する２つの前記色調ランクに属することを特徴とする請求項１１又は請求項１２に記載の照明装置。
14. 　前記第１基板及び前記第２基板は長手状をなし、
    　前記複数の光源は、前記第１基板及び前記第２基板の長手方向に沿って直線上に配置されていることを特徴とする請求項１から請求項１３のいずれか１項に記載の照明装置。
15. 　前記第１基板及び前記第２基板は長手状をなし、
    　前記複数の光源は、前記第１基板及び前記第２基板の長手方向に沿って複数列に並んで配置されていることを特徴とする請求項１から請求項１３のいずれか１項に記載の照明装置。
16. 　前記第１基板及び前記第２基板は長手状をなし、
    　前記第１基板及び前記第２基板はその長手方向に沿って複数配置され、隣り合う前記第１基板及び前記第２基板同士はコネクタにより接続されていることを特徴とする請求項１から請求項１５のいずれか１項に記載の照明装置。
17. 　前記コネクタは、互いに嵌合する第１コネクタと第２コネクタとからなり、
    　前記第１コネクタ及び前記第２コネクタのうち少なくとも一方は、前記第１基板あるいは前記第２基板の長手方向の端部より外側に延設されていることを特徴とする請求項１６に記載の照明装置。
18. 　前記コネクタは、アイボリー又は白色を呈することを特徴とする請求項１６又は請求項１７に記載の照明装置。
19. 　前記第１基板及び前記第２基板は長手状をなす一方、
    　前記シャーシは平面視矩形状とされ、
    　前記第１基板及び前記第２基板は、その長手方向が前記シャーシの長辺方向と一致する形で配置されていることを特徴とする請求項１から請求項１８のいずれか１項に記載の照明装置。
20. 　前記光源は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項１から請求項１９のいずれか１項に記載の照明装置。
21. 　前記光源は、青色発光チップに、黄色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光する発光ダイオードであることを特徴とする請求項１から請求項２０のいずれか１項に記載の照明装置。
22. 　前記光源は、青色発光チップに、緑色及び赤色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光する発光ダイオードであることを特徴とする請求項１から請求項２０のいずれか１項に記載の照明装置。
23. 　前記光源は、青色発光チップに、緑色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布するとともに、赤色チップを組み合わせることにより白色発光する発光ダイオードであることを特徴とする請求項１から請求項２０のいずれか１項に記載の照明装置。
24. 　前記光源は、青色、緑色、及び赤色の発光チップを組み合わせることにより白色発光する発光ダイオードであることを特徴とする請求項１から請求項２０のいずれか１項に記載の照明装置。
25. 　前記光源は、紫外光発光チップと蛍光体とからなることを特徴とする請求項１から請求項２０のいずれか１項に記載の照明装置。
26. 　前記光源は、紫外光発光チップと、青色、緑色、及び赤色の領域に発光ピークを持つ蛍光体とからなることを特徴とする請求項１から請求項２０のいずれか１項に記載の照明装置。
27. 　前記光源は、電気的に直列に接続されていることを特徴とする請求項１から請求項２６のいずれか１項に記載の照明装置。
28. 　前記第１基板及び前記第２基板には、前記光源を覆う形で、当該光源からの光を拡散可能な拡散レンズが取り付けられていることを特徴とする請求項１から請求項２７のいずれか１項に記載の照明装置。
29. 　前記拡散レンズは、光を拡散可能な光拡散部材であることを特徴とする請求項２８に記載の照明装置。
30. 　前記拡散レンズは、前記第１基板側及び前記第２基板側の面に表面粗し処理が施されていることを特徴とする請求項２８又は請求項２９に記載の照明装置。
31. 　請求項１から請求項３０のいずれか１項に記載の照明装置と、
    　前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルと、を備えることを特徴とする表示装置。
32. 　前記表示パネルが液晶を用いた液晶パネルであることを特徴とする請求項３１に記載の表示装置。
33. 　請求項３１又は請求項３２に記載された表示装置を備えることを特徴とするテレビ受信装置。

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