WO2010131295A1 - キャパシタ - Google Patents

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    • HELECTRICITY
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Definitions

  • a lower protruding wall 3B protruding between the case 1 and the flange portion 2D of the terminal plate 2 and the current collecting plate 7B is formed on the lower surface of the sealing rubber 3.
  • the lower protruding wall 3B is also provided in the entire periphery of the lower surface of the sealing rubber 3, that is, in a ring shape.
  • the depth Gd of the groove 2E is 0.5 mm, and the deviation ⁇ W between the center line in the width direction of the groove 2E and the center line in the width direction of the lateral groove drawing portion 1A is 0.3 mm.
  • the shape of the boundary portion 2F is R0.5.
  • the preferable size of R varies depending on the height of the sealing rubber 3 and the terminal plate 2, but is preferably in the range of R0.05 to R2.

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Abstract

 キャパシタはキャパシタ素子と、電解液と、有底筒状の金属製のケースと、金属製の端子板と、封口ゴムとを有する。端子板は本体部と、この本体部の外周面からケースに向かって突出するように設けられたフランジ部とを有する。封口ゴムは端子板のフランジ部に当接するとともに、端子板の本体部の外周面とケースの側面との間に介在し、ケースを封止している。封口ゴムは、ケースの側面の外側から絞り加工が施されることで、端子板の本体部の外周面とケースとの間で圧縮されている。そして端子板の本体部の外周面の、封口ゴムが当接する箇所にはリング状の溝が設けられ、封口ゴムがこの溝内に突出している。

Description

キャパシタ
 本発明は各種電子機器や車載用等に使用されるキャパシタに関する。特に電解液を用いるキャパシタの封口構造に関する。
 図8は従来の電気二重層キャパシタの封口部分の構造を示す一部断面図である。このキャパシタでは、略円筒形状のキャパシタ素子(図示せず)と、このキャパシタ素子を収容する金属製で有底円筒形のケース11と、端子板12と、封口ゴム13とを有する。
 キャパシタ素子の一方の電極は端子板12に接続されている。他方の電極はケース11の底面に接続されている。すなわちケース11は端子の一方として機能する。
 端子板12の外周面の下端周縁には、水平方向にフランジ部12Dが設けられている。絶縁性のゴムからなるリング状の封口ゴム13は、フランジ部12Dに当接して位置決めするように端子板12の外周面に嵌め込まれている。そして封口ゴム13はケース11の側面に設けられた横溝絞り加工部11Aによって、ケース11の側面の外側から端子板12の外周面との間で圧縮されている。これによってケース11の開口部が封止され、気密性が確保されているとともに、ケース11と端子板12との間が絶縁されている。
 さらに、ケース11の開口部の端部をケース11の内径側へ巻き込むように加工(一般にカーリング加工と呼ばれている)して形成された断面円弧状のカール部11Cによって封口ゴム13が圧接、保持されている。
 このようにこのコンデンサでは、ケース11の外周面の絞り加工により圧縮する封口ゴム13の外周面の面積を大きくすると共に圧縮量を増大させることができる。そのため、封止性能を高めて信頼性を向上させることができる。また、封口ゴム13の形状を簡素化して作製を容易にすることができる(例えば、特許文献1)。
 上述の構成では、端子板12の外周面とケース11の側面に設けられた横溝絞り加工部11Aとの間で封口ゴム13を圧縮することで封口状態が保たれている。しかしながら端子板12の外周面にわずかなキズや打痕があった場合、このキズの箇所から電解液が漏れることがある。このようなキズや打痕は、端子板12をプレス加工で作製する際の金型の傷みや、多数の端子板12をまとめて搬送する場合などに生じる可能性がある。したがって上述のような封口構造において漏液に対する信頼性をさらに高める必要がある。
特開2007-189184号公報
 本発明のキャパシタはキャパシタ素子と、電解液と、有底筒状の金属製のケースと、金属製の端子板と、封口ゴムとを有する。キャパシタ素子は第1の電極と、第2の電極と、これらの間に介在し、第1の電極と第2の電極との接触を防ぐセパレータとで構成されている。電解液はキャパシタ素子に含浸している。ケースはキャパシタ素子と電解液とを収容し、第1電極に接続されている。端子板は本体部と、この本体部の外周面からケースに向かって突出するように設けられたフランジ部とを有する。端子板は第2電極に接続されている。封口ゴムは端子板のフランジ部に当接するとともに、端子板の本体部の外周面とケースの側面との間に介在し、ケースを封止している。封口ゴムは、ケースの側面の外側から絞り加工が施されることで、端子板の本体部の外周面とケースとの間で圧縮されている。そして端子板の本体部の外周面の、封口ゴムが当接する箇所にはリング状の溝が設けられ、封口ゴムが溝内に突出している。
 この構成によって、端子板の外周面にキズや打痕があっても、これらのない溝内の面で封口ゴムが圧縮され、確実にケースの封口状態を保つことができる。そのため電解液を用いたキャパシタの、漏液に対する信頼性を高めることができる。
図1は本発明の実施の形態による電気二重層キャパシタの外観を示す上面図である。 図2は図1に示す電気二重層キャパシタの正面図である。 図3は図1に示す電気二重層キャパシタにおけるキャパシタ素子の分解斜視図である。 図4は図3に示すキャパシタ素子を示す概略断面図である。 図5は図3に示すキャパシタ素子の展開図である。 図6は図1に示す電気二重層キャパシタの封口部分の一部断面図である。 図7は図6の拡大図である。 図8は従来のキャパシタの封口部分の一部断面図である。
 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明では本発明によるキャパシタとして電気二重層キャパシタを例に説明するが、電解コンデンサのように電解液を用いる円筒形の他のキャパシタにも本発明は適用可能である。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
 (実施の形態)
 図1、図2はそれぞれ、本発明の実施の形態による電気二重層キャパシタの外観を示した上面図と正面図である。図3、図4、図5はそれぞれ、本発明の実施の形態による電気二重層キャパシタのキャパシタ素子を示す分解斜視図、概略断面図、展開図である。図6は本発明の実施の形態による電気二重層キャパシタの封口部分の一部断面図であり、図7はその拡大図である。このキャパシタは、キャパシタ素子10と、キャパシタ素子に含浸した電解液(図示せず)と、有底筒状の金属製のケース1と、金属製の端子板2と、封口ゴム3とを有する。
 キャパシタ素子10は図5に示すように、第1の電極と第2の電極とこれらの間に介在するセパレータ26とで構成されている。第1の電極は集電体27Aと、その両面に形成された分極性電極層25Aで構成され、第2の電極は集電体27Bと、その両面に形成された分極性電極層25Bで構成されている。セパレータ26は第1の電極と第2の電極との接触を防いでいる。キャパシタ素子10は第1、第2の電極とセパレータ26とをそれらの長尺方向に巻回することによって形成されている。
 図5に示すように、第1の電極、第2の電極にはそれぞれ、分極性電極層25A、25Bが形成されずに集電体27A、27Bが露出している部分(集電体露出部)が長尺方向に沿った片側に設けられている。そして巻回後にこの集電体露出部が互いに反対側になるように第1の電極、第2の電極は配置される。また集電体露出部の端部が露出するようにセパレータ26の幅が設定されている。このようにしてキャパシタ素子10の両端には集電体27A、27Bが露出した端部21A、21Bがそれぞれ形成されている。
 図3、図4に示すように、端部21A、21Bには円板状の金属製の集電板7A、7Bがそれぞれレーザー溶接等により接合されている。
 図1に示すように、アルミニウムなど金属製の端子板2は本体部2Cと、本体部2Cの上面に圧力調節弁2Aと端子部2Bとを有する。圧力調節弁2Aはケース1内の圧力を調整する。すなわちケース1内の圧力が所定の値より大きくなると開放されて内部のガスを放出させる。これにより上昇した内圧を低下させる。
 外部機器へ電気的に引き出すことを可能にする端子部2Bは、ケース1の上端より高い平面を形成している。これによって必要に応じて端子部2Bに接続バーなどを取り付けることができる。なお、端子部2Bは図1において1箇所にのみ設けられているが、複数設けてもよい。
 図6に示すように、端子板2は本体部2Cの下端周縁に水平方向に設けられたフランジ部2Dをさらに有する。フランジ部2Dはケース1に収納されているキャパシタ素子10の端部21Bに接合された集電板7Bにレーザー溶接等で接合されている。一方、集電板7Aはケース1の内底面にレーザー溶接等で接合されている。
 以上のようにケース1はキャパシタ素子10と電解液とを収容し、第1電極に電気的に接続されている。一方、端子板2は第2電極に電気的に接続されている。またケース1の外周面には封止のための横溝絞り加工部1Aとキャパシタ素子10の位置決めのための横溝絞り加工部1Bとが施されている。
 次に、本発明の特徴となる封口部分について、主として図6、図7を参照して説明する。なおこれらの図では理解を容易にするために、ケース1と封口ゴム3のみ断面図で示し、端子板2は正面図で示している。
 リング状の封口ゴム3はブチルゴム(イソブチレンイソプレンゴム)などの絶縁性のゴムで形成されている。封口ゴム3は、端子板2のフランジ部2Dに当接して位置決めするように端子板2の外周面に嵌め込まれている。集電板7Bとフランジ部2Dとを接合した後に、封口ゴム3は端子板2の外周面に嵌め込まれる。
 この状態で端子板2、封口ゴム3とともにキャパシタ素子10をケース1に収容する。そして、図2に示すようにケース1の側面を絞り加工して横溝絞り加工部1Bを形成する。さらに集電板7Aとケース1の内底面とを接合する。その後、圧力調節弁2Aを取り付ける孔(図示せず)から電解液を注入し、ケース1の側面を絞り加工して横溝絞り加工部1Aを形成する。結果的にフランジ部2Dは端子板2の本体部2Cの外周面からケース1に向かって突出した構成になる。
 封口ゴム3はケース1の側面に設けられた横溝絞り加工部1Aによって、ケース1の側面の外側から端子板2の本体部2Cの外周面とケース1の側面との間で圧縮されている。これによってケース1の開口部が封止され、気密性が確保されている。このようにケース1の外側から横溝絞り加工部1Aで絞ることによって封口ゴム3と端子板2の外周部分との間の封止能力が高まる。そのため、ケース1内部の電解液の漏液を抑止することができる。また、端子板2は封口ゴム3の肉厚によって金属ケース1と接触することがないので、絶縁リングを用いなくても封口ゴム3によってケース1と端子板2との間を絶縁することができる。
 さらに、ケース1の開口部の端部をケース1の内径側へ巻き込むように加工(一般にカーリング加工と呼ばれている)して断面円弧状のカール部1Cを形成することが好ましい。カール部1Cは封口ゴム3をケース1の内方へ圧接、保持するため、さらに気密性を高めることができる。
 また、封口ゴム3の上面には端子板2とカール部1Cとの間に突出した上部突出壁3Aが形成されていることが好ましい。上部突出壁3Aは封口ゴム3の上面全周、すなわち、リング状に設けられている。
 端子板2上に水分の付着した場合、カール部1Cと端子板2とはそれぞれ正負極と接続されているので、短絡してしまう場合がある。このような場合、上部突出壁3Aが絶縁する障壁となり、ケース1と端子板2の短絡を防ぐことができ、異常使用時にも安全性を向上させることができる。
 また、封口ゴム3の下面にケース1と端子板2のフランジ部2Dおよび集電板7Bとの間に突出した下部突出壁3Bが形成されていることが好ましい。下部突出壁3Bも封口ゴム3の下面全周、すなわち、リング状に設けられている。
 ケース1の横方向から無理な圧力を受けて、ケース1が異常変形したりすると、封口ゴム3の位置決めのために設けられたフランジ部2Dやそれに接合された集電板7Bがケース1と短絡してしまう場合がある。このような場合、下部突出壁3Bが絶縁する障壁となり、ケース1と端子板2の短絡を防ぐことができ、異常使用時にも安全性を向上させることができる。
 さらに端子板2の本体部2Cの外周面の、封口ゴム3が当接する箇所にはリング状の溝2Eが設けられている。図7に示すように封口ゴム3は溝2E内に突出している。封口ゴム3の、溝2E内に突出している部分は、溝2E内の壁面に押し当てられている。そのため、本体部2Cの外周面にキズや打痕があっても、これらが通常は生じない溝2E内の壁面と、ケース1の横溝絞り加工部1Aとの間で封口ゴム3が漏液経路を塞ぐ。すなわちキズや打痕のない溝2E内の面で封口ゴム3が圧縮され、確実にケース1の封口状態を保つことができる。そのため電解液を用いたキャパシタの、漏液に対する信頼性を高めることができる。
 次に、溝2E、横溝絞り加工部1A、封口ゴム3の好ましい寸法設計について説明する。
 まず溝2Eの幅Gwaはケース1の絞り加工が施された部分である横溝絞り加工部1Aの幅W1より小さいことが好ましい。このようにすることで溝2Eの幅方向全体に対し確実に封口ゴム3が押し付けられるため、確実にケース1の封口状態を保つことができる。
 また、溝2Eの幅方向の中心線と横溝絞り加工部1Aの幅方向の中心線とがずれていることが好ましい。封口ゴム3には圧縮されることで封止反力部3Cが形成されるが、この構成では封止反力部3Cが溝2Eと本体部2Cの外周面との上下の境界部2Fの一方に押し付けられる。そのため、境界部2Fの一方の面に確実に封口ゴム3が押し付けられ、より確実にケース1の封口状態を保つことができる。
 さらに、横溝絞り加工部1Aの中心線の延長が溝2Eの幅の範囲内にあることがさらに好ましい。中心線のずれ寸法をこのように制限することでより確実に境界部2Fの一方の面に確実に封口ゴム3が押し付けられる。
 なお、封口ゴム3は、その素材の経年劣化により硬度と圧縮永久歪が徐々に低下し、常温常湿の条件下で10年後には初期値の約半分の値になる。特に、自動車用部品としては10年を経ても漏液しないことが求められる。
 この要求に応えるため、封口ゴム3の硬度と圧縮永久歪の劣化後にも封止反力部3Cが境界部2Fの一方に押し付けられているように、横溝絞り加工部1Aの幅W1が設定されていることが好ましい。
 さらに境界部2Fが溝2E内へ突出する曲面形状であることが好ましい。境界部2Fに封口ゴム3が押し付けられることで実質的にキャパシタの密閉状態を保つ。そのためこの部分が曲面で形成されていることで封口ゴム3がより確実に圧縮応力が作用するとともに、封口ゴム3が切れるような突出した応力が作用しない。
 また、たとえ溝2Eを横切るように大きなキズ(溝)がついても、そのキズが及ぶ範囲よりも深い位置で境界部2Fの面に封口ゴム3が押し当てられることが好ましい。すなわち、溝2Eの深さは、溝2Eを横切る方向のキズの深さより深い位置で境界部2Fの面に封口ゴム3が押し当てられる程度の深さであることが好ましい。現実的にはキズや打痕の深さは50μm以下であるので、封口ゴム3と境界部2Fとで形成される封止部が50μmより深い位置に形成されることが好ましい。
 以上のような条件を満たす寸法の一例を示す。ここで本体部2Cの外径は26.7mm、ケース1の外径は35mm、ケース1の厚みは0.7mmである。また封口ゴム3の外径は33.4mm、内径は26.7mmである。封口ゴム3の材質はブチルゴム(硬度90 IRHD規格)である。このとき、横溝絞り加工部1Aの幅W1は3mm、横溝深さdは0.6mm、封止反力部3Cの幅W2は1.9mm、溝2Eの幅Gwaは2mm、溝2Eの最も深い位置の幅Gwbは1mmとする。溝2Eの深さGdは0.5mm、溝2Eの幅方向の中心線と横溝絞り加工部1Aの幅方向の中心線とのずれΔWは0.3mmとする。また境界部2Fの形状はR0.5である。このRの好ましい大きさは封口ゴム3と端子板2の高さによって異なるが、R0.05からR2の範囲が好ましい。
 また、横溝絞り加工部1Aの幅W1は溝2Eの幅Gwaの1.2倍以上、1.6倍以下であることが好ましい。1.2倍未満では封口ゴム3が本体部2Cの外周面との上下の境界部2Fのへの押し付けが弱くなる。1.6倍を超えると、本体部2Cの外周面にキズや打痕があったときの漏液に対する信頼性が低下する。
 また、横溝深さdはケース1の厚みとほぼ同等もしくは若干少なくするのが好ましい。さらに封口ゴム3の硬度を90(IRHD規格)にすることにより、封口ゴム3の圧縮された応力が封止反力部3Cに集中し、より確実な封口状態を保つことができる。
 なお、集電板7A、7Bを用いず、ケース1の内底面に端部21Aを直接接合し、フランジ部2Dに端部21Bを直接接合してもよい。この場合、接合を容易かつ確実にするため、ケース1の底面および端子板2に、内面側へ突出する接合部を設けることが好ましい。そしてこの接合部において外部からレーザー溶接等の手段によってキャパシタ素子10とケース1および端子板2を機械的かつ電気的に接合することができる。しかしながらキャパシタ素子10に集電板7A、7Bを接合することが好ましい。集電板7A、7Bを接合した状態で、接合状態の不良が無いか充分に検査確認できる。また、集電板7A、7Bをケース1に接合する際に、接合作業が容易に行える。このことにより、接合に関わる信頼性を大きく向上させることができる。
 以上のように、本発明にかかるキャパシタは、耐漏液信頼性に優れる。そのため、電子機器へ適用できるとともに、自動車用など、幅広い用途に利用可能である。
 1  ケース
 1A,1B  横溝絞り加工部
 1C  カール部
 2  端子板
 2A  圧力調節弁
 2B  端子部
 2C  本体部
 2D  フランジ部
 2E  溝
 2F  境界部
 3  封口ゴム
 3A  上部突出壁
 3B  下部突出壁
 3C  封止反力部
 7A,7B  集電板
 10  キャパシタ素子
 21A,21B  端部
 25A,25B  分極性電極層
 26  セパレータ
 27A,27B  集電体

Claims (5)

  1. 第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在し、前記第1の電極と前記第2の電極との接触を防ぐセパレータとで構成されたキャパシタ素子と、
    前記キャパシタ素子に含浸した電解液と、
    前記キャパシタ素子と前記電解液とを収容し、前記第1電極に接続された有底筒状の金属製のケースと、
    本体部と、前記本体部の外周面から前記ケースに向かって突出するように設けられたフランジ部とを有し、前記第2電極に接続された金属製の端子板と、
    前記端子板のフランジ部に当接するとともに、前記端子板の前記本体部の前記外周面と前記ケースの側面との間に介在し、前記ケースを封止する封口ゴムと、を備え、
    前記封口ゴムを前記端子板の前記本体部の前記外周面と前記ケースの間で圧縮するように前記ケースの側面の外側から絞り加工が施されて横溝絞り加工部が形成されたキャパシタであって、
    前記端子板の前記本体部の前記外周面の、前記封口ゴムが当接する箇所にリング状の溝を設け、前記封口ゴムを前記溝内に突出させたことを特徴とするキャパシタ。
  2. 前記溝の幅は、前記横溝絞り加工部の幅より小さい、
    請求項1記載のキャパシタ。
  3. 前記封口ゴムには圧縮されることで封止反力部が形成され、前記溝の中心線と前記横溝絞り加工部の幅方向の中心線とがずれていることで、前記封止反力部が前記溝と前記前記端子板の前記本体部の前記外周面との上下の境界部の一方に押し付けられている、
    請求項1記載のキャパシタ。
  4. 前記横溝絞り加工部の幅方向の中心線の延長が前記溝の幅の範囲内にある、
    請求項3記載のキャパシタ。
  5. 前記溝と前記端子板の前記本体部の前記外周面との上下の境界部が前記溝内へ突出する曲面形状である、
    請求項1記載のキャパシタ。
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