JP2008098275A - キャパシタ - Google Patents

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Abstract

【課題】巻回型の素子と、巻回素子の両端面において、第1の極、第2の極それぞれに相当する外部取り出し電極部材とが接続されたキャパシタであって、巻回素子が外部取り出し電極部材に確実に接続固定され、かつ、低内部抵抗であるキャパシタを提供する。
【解決手段】巻回素子101の集電体105、106は、それぞれ、領域118、123では、巻回素子101の巻き軸104と反対方向に向かって曲がり、領域119、124では、巻回素子101の巻き軸104方向に向かって曲がり、端面115、120を構成する。集電体105と蓋材103とは、端面115において接続され、キャパシタの第1の極をなし、集電体106と有底筒状容器102とは、端面120において接続され、キャパシタの第2の極をなす。
【選択図】図1

Description

本発明はキャパシタ、特に、正極に相当する電極体と、負極に相当する電極体と、両電極体間に配設されるセパレータとで構成される巻回素子を有するキャパシタに関する。
近年、自動車駆動用電源等への用途を目的とした大容量、高出力のキャパシタが脚光を浴び、開発が進められている。この種のキャパシタは、電気を充電及び放電するものであり、その構造については、例えば、特許文献1に示すような蓄電装置が知られている。この蓄電装置は、正・負の電極体と、これらの電極体間を絶縁するためのセパレータからなる巻回素子を搭載するものであり、この巻回素子の軸方向端部にそれぞれ配置された正・負の集電部材が各電極体にそれぞれ接続され、これらが、有底円筒状の容器内に収納されて前記容器内に電解液が充填され、更に前記容器の開口が蓋材で密封された構造である。
正・負の電極体は、帯状の電極箔の両面に分極性電極を有するものであるが、それら電極箔の軸方向端部は、正極側が一方側に、負極側が他方側に突出しており、その突出端縁には、分極性電極は無い。ここで、分極性電極を有する領域や、分極性電極の無い領域は、帯状電極箔の長手方向の間で一定の幅寸法となるように構成される。そして、前記した巻回素子は、前記電極箔のうちの、前記した分極性電極の無い領域の一部が折れ曲がった状態で正極用集電部材や負極用集電部材と接触し、例えば溶接などの工法により、前記集電部材に接続される。
図20(a)は、従来の円筒型構造のキャパシタを示すもので、巻回素子の軸方向に平行な断面図である。また、図20(b),(c),(e),(f)は、前記従来の円筒型構造のキャパシタを構成する巻回素子を示す断面図であり、図20(d)は、前記巻回素子を構成する帯状電極体の片極を示すものである。図20(c),(f)は、それぞれ図20(b),(e)で示した巻回素子の電極体の集電体2023及び2025の付近を拡大したものを示し、図20(b),(c)は巻回素子の巻き取り直後の状態を、図20(e),(f)は、巻回素子の電極体の集電体2023及び2025を曲げ倒した状態を示す。図20(f)で示すように、それぞれ第1の領域2021及び第2の領域2022に位置する電極体の集電体2023及び2025を曲げ倒し、図20(a)で示すように、正極用部材である蓋材2003、負極用部材である有底筒状容器2002と接触させた状態の下で、例えば溶接により接続し、それぞれ第1の極、第2の極を構成する。続いて、電解液(図示せず)を孔2011より注入し、栓状部材2012で孔2011を塞ぎ、キャパシタが完成する。
このようにして形成される円筒型構造のキャパシタは、用途により要求される内部抵抗値を満足するために、該キャパシタを構成する各部位、即ち、正極用部材である蓋材、負極用部材である有底筒状容器、電解液、巻回素子、及び前記蓋材あるいは有底筒状容器と前記巻回素子との接続部に関し、可能な限り抵抗を低くする必要がある。例えば特許文献1のような従来の構成の下で低抵抗化を図るための一つの手段として、電極体を構成する集電体における分極性電極の無い領域の幅方向寸法を低減することにより集電体の平面積を低減して、巻回素子を低抵抗化することが有効であると考えられる。ところが、従来の構成の巻回素子において上記のような寸法低減を行うと、蓋材あるいは有底筒状容器と巻回素子との接続領域を確保するために、巻回素子の電極体の集電部を曲げ倒すことにより、巻回素子の両端において、蓋材あるいは有底筒状容器と巻回素子のセパレータ端との距離が接近してしまう。このため、巻回素子を構成する電極体の集電部と蓋材あるいは有底筒状容器とを接続するための溶接により、上記セパレータ端が焼損し、正極用電極体と負極用電極体との絶縁がなされない虞れがある。
また、上記のような形態で形成された円筒型構造のキャパシタにおいては、正極と負極が確実に絶縁されていることに加え、キャパシタを搭載する電子機器が振動条件下にあっても巻回素子が蓋材や有底筒状容器から外れないことが要求される。このため、蓋材や有底筒状容器の中心部に突起を設け、巻回素子の巻き軸に差し込んで組み付けることにより、巻回素子の中心と有底筒状容器の中心とを一致させ、巻回素子と有底筒状容器との間に一定の隙間を設けて、巻回素子を固定することが好ましい。ところが、特許文献1に記載の従来の円筒構造型のキャパシタにおいては、図20(a),(e),(f)に示すように、電極体の集電体2023及び2025が巻回素子2017の巻き軸2020に向かう方向、即ち芯方向に曲げ倒しているため、巻回素子の巻き軸2020の開放端が前記電極体の集電部で塞がれてしまう。このことにより、蓋材2003や有底筒状容器2002の中心部に突起を設けて、これらの突起を巻回素子2001の巻き軸2004に差し込むと、電極体の集電体2023及び2025の一部を破壊してしまうため、蓋材2003や有底筒状容器2002の中心部に突起を設けることができず、従って巻回素子2001の中心を有底筒状容器2002の中心と一致させつつ巻回素子2001を固定させることができないという問題がある。
巻回素子の低抵抗化の観点では、例えば特許文献2で提案されているキャパシタが有効である。図21(a)〜(d)は、このキャパシタの構成を示すものであり、図21(a)は、このキャパシタにおける巻回素子を形成する前の状態における電極体及びセパレータを示し、図21(b)は、巻回素子の両端の集電部を圧接した状態を示す。また、図21(c)は、特許文献2で提案されているキャパシタにおける電極体の平面図であり、図21(d)は、特許文献1に提案されているキャパシタにおける電極体の平面図である。特許文献2に記載されているキャパシタは、長手方向の一方の辺縁に該長手方向の一端から他端にかけて幅の拡がる拡幅部2104を有する集電体2103及び前記拡幅部2104を除いて前記集電体2103上に形成された分極性電極2105からなる正極側電極体2101と、長手方向の一方の辺縁に該長手方向の一端から他端にかけて幅の拡がる拡幅部2107を有する集電体2106及び前記拡幅部2107を除いて前記集電体2106上に形成された分極性電極2108からなる負極側電極体2102とを、前記長手方向の一端を中央側として、セパレータ2109、2110を介して巻回し、この巻回素子2111の両端において、正極側拡幅部2104及び負極側拡幅部2107をそれぞれ束ねて圧接して集電体2112、2113とし、それぞれ端子2114、2115に接続するもので、前記正極側拡幅部2104の幅及び前記負極側拡幅部2107の幅は、前記正極側電極体2101及び前記負極側電極体2102の幅方向に対し、互いに反対側に拡がった構成となっている。
このような特許文献2に記載の構成によれば、図21(c)に示すように、電極体2116は、長手方向の寸法M、分極性電極2118の幅方向寸法λであり、長手方向の一端の寸法はH1+λ、長手方向の他端の寸法はH2+λであるので、集電体2117の平面積S0cは、
Figure 2008098275
である。ここで、H1<H2である。一方、特許文献1に記載の構成によれば、図21(d)に示すように、電極体2119は、長手方向の寸法M、分極性電極2121の幅方向寸法λであり、長手方向の一端の寸法及び他端の寸法はH2+λであるので、集電体2120の平面積S0dは、M(H2+λ)である。これらより、S0cとS0dの差S0c−S0dは
Figure 2008098275
となり、上記したようにH1<H2であるので、S0c<S0dとなり、特許文献2に記載の従来のキャパシタにおける集電体の方が平面積が小さくなる。詳細は後述するが、図6に示すように、集電体は平面積が小さくなると低抵抗となる。よって、特許文献2に記載の従来のキャパシタにおける巻回素子の電極体は、特許文献1に記載の従来のキャパシタにおける巻回素子の電極体よりも低抵抗となる。また、図21(b)に示したように、巻回素子の内周側において、集電体を構成する電極体の辺縁部の突出が抑えられると共に、電極体の集電体と蓄電装置の外部端子との接続が確実なものになる。
しかし、特許文献2に記載の従来のキャパシタにおいても、図21(b)から明らかなように、特許文献1に記載の従来のキャパシタ同様、電極体の集電体が巻回素子の巻き軸部分を塞ぐような構成となっているため、蓋材や有底筒状容器の中央部に突起を設けて、巻回素子の巻き軸を固定することができず、従って、キャパシタにおいて、正極と負極とを確実に絶縁することや、振動環境下における信頼性を確保することが困難であるという問題が生じる。
特開平10−294102号公報 特開2002−56886号公報
本発明の目的は、巻回型の素子と、巻回素子の両端面において、第1の極、第2の極それぞれに相当する外部取り出し電極部材とが接続されたキャパシタであって、巻回素子が外部取り出し電極部材に確実に接続固定され、かつ、低内部抵抗であるキャパシタを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のキャパシタは、
第1の集電体と前記第1の集電体の両面に局所的に具備される第1の分極性電極とで構成された第1の電極体、第2の集電体と前記第2の集電体の両面に局所的に具備される第2の分極性電極とで構成された第2の電極体、及び前記第1の電極体と前記第2の電極体との間に介在した第1のセパレータ及び第2のセパレータとからなる巻回素子と、有底筒状容器と、前記有底筒状容器に設けられた環状溝と、蓋材と、巻き軸と、第1の環状絶縁部材と、第2の環状絶縁部材と、前記蓋材に設けられた孔と、前記蓋材に設けられた孔を止栓する栓状部材と、電解液とからなり、
前記巻回素子における前記第1の電極体と、前記蓋材とが、前記第1の集電体の一部からなる第1の端面にて接続されて第1の極をなし、
前記巻回素子における前記第2の電極体と、前記有底筒状容器とが、前記第2の集電体の一部からなる第2の端面にて接続されて第2の極をなしたキャパシタであって、
前記巻回素子の前記第1の集電体の前記巻回素子の最内周部と最外周部との間に境界部を有し、前記最内周部と前記境界部との区間に第1の領域を、前記境界部と前記最外周部との区間に第2の領域を備え、
前記巻回素子の前記第2の集電体の前記巻回素子の最内周部と最外周部との間に境界部を有し、前記最内周部と前記境界部との区間に第1の領域を、前記境界部と前記最外周部との区間に第2の領域を備え、
前記第1または第2の端面の前記第1の領域における、前記第1または第2の分極性電極が存在しない前記第1または第2の集電体の一部は前記巻回素子の外周側方向に傾いて圧接され、
前記第1または第2の端面の前記第2の領域における、前記第1または第2の分極性電極が存在しない前記第1または第2の集電体の一部は前記巻回素子の芯側方向に傾いて圧接されていることを特徴とする。
請求項2に記載のキャパシタは、請求項1に記載のキャパシタにおいて、前記第1の電極体または前記第2の電極体は、長手方向について、第1の端部となる一端と、第2の端部となる他端と、前記第1の端部と前記第2の端部との中間領域に境界部とを備え、
前記第1または第2の集電体において、前記第1の端部と前記第2の端部との間の一定領域の両面に長方形状に前記第1または第2の分極性電極を相対して形成する領域と、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域とを具備し、
前記第1の端部と前記第2の端部との区間において、前記第1または第2の集電体の幅方向の寸法は、前記境界部で最小であり、かつ、前記第1の端部または前記第2の端部の少なくとも一方で最大であることを特徴とする。
請求項3に記載のキャパシタは、請求項1に記載のキャパシタにおいて、前記第1の電極体または前記第2の電極体は、長手方向について、第1の端部となる一端と、第2の端部となる他端と、前記第1の端部と前記第2の端部との中間領域に第1の境界部と第2の境界部とを備え、
前記第1または第2の集電体において、前記第1の端部と前記第2の端部との間の一定領域の両面に長方形状に前記第1または第2の分極性電極を相対して形成する領域と、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域とを具備し、
前記第1の端部と前記第2の端部との区間において、前記第1または第2の集電体の幅方向の寸法は、前記第1の境界部及び第2の境界部との区間で最小であり、かつ、前記第1の端部または前記第2の端部の少なくとも一方で最大であることを特徴とする。
請求項4に記載のキャパシタは、請求項1に記載のキャパシタにおいて、
前記第1の電極体または前記第2の電極体は、長手方向について、第1の端部となる一端と、第2の端部となる他端と、前記第1の端部と前記第2の端部との中間領域に第1の境界部と第2の境界部とを備え、
前記第1または第2の集電体において、前記第1の端部と前記第2の端部との間の一定領域の両面に長方形状に前記第1または第2の分極性電極を相対して形成する領域と、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域とを具備し、
前記第1の端部と前記第2の端部との区間において、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域の幅方向の寸法は、前記第1の境界部及び第2の境界部との区間で最小であり、かつ、前記第1の境界部の前後と前記第2の境界部の前後において、前記第1または第2の集電体の幅方向の寸法は、前記第1の境界部及び第2の境界部との区間における寸法に対し一定量増分し、かつ、前記第1の端部または前記第2の端部の少なくとも一方で最大であることを特徴とする。
請求項5に記載のキャパシタは、第1の集電体と前記第1の集電体の両面に局所的に具備される第1の分極性電極とで構成された第1の電極体、第2の集電体と前記第2の集電体の両面に局所的に具備される第2の分極性電極とで構成された第2の電極体、及び前記第1の電極体と前記第2の電極体との間に介在した第1のセパレータ及び第2のセパレータとからなる巻回素子と、有底筒状容器と、前記有底筒状容器に設けられた環状溝と、蓋材と、巻き軸と、第1の環状絶縁部材と、第2の環状絶縁部材と、前記蓋材に設けられた孔と、前記蓋材に設けられた孔を止栓する栓状部材と、電解液とからなり、
前記巻回素子における前記第1の電極体と、前記蓋材とが、前記第1の集電体の一部からなる第1の端面にて接続されて第1の極をなし、
前記巻回素子における前記第2の電極体と、前記有底筒状容器とが、前記第2の集電体の一部からなる第2の端面にて接続されて第2の極をなしたキャパシタであって、
前記巻回素子の前記第1の集電体の前記巻回素子の最内周部と最外周部の区間との間に異なる第1の境界部及び第2の境界部とを有し、前記最内周部と前記第1の境界部との区間に第1の領域を、前記第1の境界部と前記第2の境界部との区間に第2の領域を、前記第2の境界部と前記最外周部との区間に第3の領域を備え、
前記巻回素子の前記第2の集電体の前記巻回素子の最内周部と最外周部の区間との間に異なる第1の境界部及び第2の境界部とを有し、前記最内周部と前記第1の境界部との区間に第1の領域を、前記第1の境界部と前記第2の境界部との区間に第2の領域を、前記第2の境界部と前記最外周部との区間に第3の領域を備え、
前記第1または第2の端面の前記第1の領域における、前記第1または第2の分極性電極が存在しない前記第1または第2の集電体の一部は前記巻回素子の外周側方向に傾いて圧接され、
前記第1または第2の端面の前記第3の領域における、前記第1または第2の分極性電極が存在しない前記第1または第2の集電体の一部は前記巻回素子の芯側方向に傾いて圧接されていることを特徴とする。
請求項6に記載のキャパシタは、請求項5に記載のキャパシタにおいて、前記第1の電極体または前記第2の電極体は、長手方向について、第1の端部となる一端と、第2の端部となる他端と、前記第1の端部と前記第2の端部との中間領域に第1の境界部と第2の境界部とを備え、
前記第1または第2の集電体において、前記第1の端部と前記第2の端部との間の一定領域の両面に長方形状に前記第1または第2の分極性電極を相対して形成する領域と、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域とを具備し、
前記第1の端部と前記第2の端部との区間において、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域の幅方向の寸法は、前記第1の境界部及び第2の境界部との区間で最小であり、かつ、前記第1の端部または前記第2の端部の少なくとも一方で最大であることを特徴とする。
請求項7に記載のキャパシタは、請求項5に記載のキャパシタにおいて、前記第1の電極体または前記第2の電極体は、長手方向について、第1の端部となる一端と、第2の端部となる他端と、前記第1の端部と前記第2の端部との中間領域に第1の境界部と第2の境界部とを備え、
前記第1または第2の集電体において、前記第1の端部と前記第2の端部との間の一定領域の両面に長方形状に前記第1または第2の分極性電極を相対して形成する領域と、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域とを具備し、
前記第1の端部と前記第2の端部との区間において、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域の幅方向の寸法は、前記第1の境界部及び第2の境界部との区間で最小であり、かつ、前記第1の境界部の前後もしくは前記第2の境界部の前後の少なくとも一方において、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域の幅方向の寸法は、前記前記第1の境界部及び第2の境界部との区間における寸法に対し一定量増分し、かつ、前記第1の端部または前記第2の端部の少なくとも一方で最大であることを特徴とする。
請求項8に記載のキャパシタは、請求項1または請求項5に記載のキャパシタにおいて、
前記蓋材は、前記巻回素子との接続側面において、中心部に突起を有することを特徴とする。
請求項9に記載のキャパシタは、請求項1または請求項5に記載のキャパシタにおいて、
前記有底筒状容器は、底面の中心部において、内部側に突起を有することを特徴とする。
請求項10に記載のキャパシタは、請求項1または請求項5に記載のキャパシタにおいて、前記第1の電極体の第1の境界位置及び前記第2の電極体の第2の境界位置は、前記第1のセパレータ端及び前記第2のセパレータ端に対し0.6〜1.0mm突き出していることを特徴とする。
本発明のキャパシタによれば、少なくとも、キャパシタの一方の極となる蓋材と、キャパシタの他方の極となる有底筒状容器と、電極体とセパレータからなる巻回素子とで構成されたキャパシタであって、巻回素子の端面における電極体の集電部について、巻回素子の最内周部と最外周部との間に境界部を設け、巻回素子の最内周部と前記境界部の区間の電極体の集電体は巻回素子の最外周側に曲げ倒し、巻回素子の前記境界部と最外周部の区間の電極体の集電体は巻回素子の最内周側に曲げ倒した状態で、蓋材や有底筒状容器と接続された構成としているため、蓋材や有底筒状容器の中央部に突起を設け、この突起により巻回素子の巻き軸を固定でき、かつ、一方の極に相当する電極体と、他方の極に相当する有底筒状容器とが接触することなく、巻回素子を保持でき、キャパシタの両極の絶縁が確実になされ、振動環境下での信頼性が確保できる。また、本発明のキャパシタによれば、巻回素子を構成する電極体は、長手方向について、一端と他端との間に境界部を有し、この境界部において、分極性電極の無い領域の幅方向の寸法を最小とし、かつ、前記一端または他端の少なくとも一方で最大となるようにしたため、電極体を構成する集電体の平面積を小さくでき、電極体の低抵抗化が実現でき、キャパシタの内部抵抗を低減することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるキャパシタを示すもので、巻回素子の巻き軸を通る巻回素子の巻き軸に平行な断面図である。図2(a),(b)はキャパシタの巻回素子を構成する電極体の平面図であり、キャパシタの各極に相当する電極体について、それぞれ巻回する前の状態を示すものである。図3(a)〜(d)は巻回素子を示すもので、図3(a)は巻回途中の状態を示す斜視図、図3(b)は巻回素子の構成要素の位置関係を示す断面図、図3(c)は巻回が完了した状態を示す斜視図、図3(d)は第1の極側から見た巻回素子端面の平面図、及び巻回素子の巻き軸の中心を通り巻回素子の巻き軸に平行で、かつ、後述する境界部を通る断面図である。図4(a),(c)は巻回素子の巻き軸を通る巻回素子の巻き軸に平行な断面図であり、図4(b),(d)は巻回素子の集電部の端面付近を拡大した図である。また、図4(a),(b)は、巻回直後の巻回素子を、図4(c),(d)は、巻回素子の集電部の端面を折り曲げた状態を示すものである。図5は本発明の実施の形態1のキャパシタの巻回素子を構成する電極体と、従来のキャパシタの巻回素子を構成する電極体とを比較した平面図及び要部断面図であり、ここで図示した電極体は、第1の極、第2の極の区別なく、一方の極の電極体を示すものとする。
図1に示すように、キャパシタは、巻回素子101を金属製の有底筒状容器102に収納し、金属製の蓋材103で塞いだ形態である。蓋材103は、断面がL字状の環状絶縁部材パッキン108や、シール部材であり、断面が矩形の環状絶縁部材角リング109により、有底筒状容器102と絶縁されている。
ここで、巻回素子101は、図3(a)〜(d)に示すように、第1の極(例えば正極)となる電極体302と、第1のセパレータ308と、第2の極(例えば負極)となる電極体305と、第2のセパレータ309とを、巻き軸311を中心に巻回して形成される。第1の極となる電極体302は、集電体303と分極性電極304とからなり、分極性電極304は集電体303の両面において互いに対向するように配置される。また、第2の極となる電極体305は、集電体306と分極性電極307とからなり、分極性電極307は集電体306の両面において互いに対向するように配置される。図3(b)に示すように、第1のセパレータ308や第2のセパレータ309は、分極性電極304、307とを完全に覆うために、分極性電極304、307の端部よりもはみ出して配設される。尚、図1に示すキャパシタにおいては、駆動用電解液が有底筒状容器102、巻回素子101、蓋材103間に含浸保持されているがここでは図示しない。
図2に示すように、第1の極となる電極体201は、長手方向において、幅方向の寸法が異なっている。即ち、長手方向の一端204と他端205との区間において、分極性電極203の幅方向の寸法は一定値l1であるが、集電体202の幅方向の寸法は一定ではなく、長手方向の一端204においてはl1+γ1、他端205においてはl1+β1なる寸法を有し、両端の間に、該区間での幅方向寸法が最小値となる部分、即ち、l1+α1となる部分206が設けられている。第2の極となる電極体209も同様で、長手方向の一端212と他端213との区間において、分極性電極211の幅方向の寸法は一定値l2であるが、集電体210の幅方向の寸法は一定ではなく、長手方向の一端212においてはl2+γ2、他端213においてはl2+β2なる寸法を有し、両端の間に、該区間での幅方向寸法が最小値となる部分、即ち、l2+α2となる部分214が設けられている。ここで、上記した寸法α1、β1、γ1、及び、α2、β2、γ2については、α1<γ1<β1、及び、α2<γ2<β2という大小関係があると共に、次のような条件を満たすものである。即ち、寸法α1、α2は、電極体201や209を用いて巻回素子を形成し、キャパシタの蓋材や有底筒状容器と接続する際の溶接によって、セパレータが焼損しないような寸法の最小値である。また、寸法β1は、少なくともα1より大きい値であり、寸法β2は、少なくともα2より大きい値であればよいが、電極体を形成する際の条件により決まる。例えば、1枚の電極箔シートからなるべく多数の電極体を切り出す場合、電極体において分極性電極領域の幅方向寸法は一定であるため、分極性電極の存在しない集電体領域の寸法をなるべく小さくすることになるが、このような事情により限定される該寸法の最小値である。更に、γ1は、α1とβ1との間に存在する値であり、γ2は、α2とβ2との間に存在する値である。
これらの条件を満たすような寸法を有する電極体201、209は、それぞれ一端204、212を巻き始め側、即ち巻回素子の芯部に位置するように配置し、かつ、分極性電極203、211が対向するように配置し、更に、他端205、213が巻き終わり側、即ち、巻回素子の最外周部にくるようにして巻回素子を形成する。
上記のようにして形成された巻回素子においては、図3(c),(d)に示すように、電極体302の集電体303、及び電極体305の集電体306の寸法は、領域315、320では巻回素子の芯部から外周側に向かって徐々に小さくなり、領域316、321では巻回素子の外周側に向かって徐々に大きくなっている。
図4に示すように、巻回素子401の電極体の集電体402、403の端面は、領域ごとに曲げ倒す方向を変える。即ち、第1の極となる電極体の集電体402群における第1の領域405に属する集電体411、第2の極となる電極体の集電体403群における第1の領域407に属する集電体415は、集電部端面を巻回素子401の外周側に向かって曲げ倒し、第1の極となる電極体の集電体402群における第2の領域406に属する集電体412、第2の極となる電極体の集電体403群における第2の領域408に属する集電体416は、集電部端面を巻回素子の芯側に向かって曲げ倒す。また、境界部413、417については、曲げ倒ししない。
以上のようにして電極体の集電体端面を曲げ倒した巻回素子を搭載したキャパシタは、図1に示すように、第1の極となる第1の電極体における集電体105や、第2の極となる第2の電極体における集電体106は、領域118、123において、巻回素子101の芯部から外周部方向に向かって曲げ倒され、また、領域119、124においては、巻回素子101の外周部から芯部方向に向かって曲げ倒され、更に、境界部117、122においては、曲げ倒しされない状態で、端面115、120において、それぞれ蓋材103、有底筒状容器102と溶接接続されている。従って、集電体105や106が、蓋材103中央部に設けられた突起113や有底筒状容器102中央部に設けられた突起114により破壊されることなく、かつ、集電体105が有底筒状容器102に接触することなく、巻回素子101は、蓋材103や有底筒状容器102の中央部に固定される。よって、キャパシタの第1の極、第2の極の間の絶縁が確実になされると共に、巻回素子の固定が確実になされ、振動環境下での信頼性が得られる。
更に、図5(b−1)に示すように、本発明の実施の形態1におけるキャパシタの電極体509は、Wなる長手方向寸法を有し、分極性電極領域511の幅方向の寸法は、長手方向の位置によらず一定値lであるが、集電体510の幅方向の寸法が長手方向の位置により異なる。即ち、一端512においてl+γなる寸法を有し、領域515では、一端512から境界位置514に向かって徐々に寸法が減少し、一端512からの距離kの境界位置514ではl+αなる寸法を有し、領域516では、境界位置514から他端513に向かって徐々に寸法が増加し、他端513においてl+βなる寸法を有する。ここで、一端512からの距離kについては、0<k<Wが成り立つ。また、集電体510の幅方向寸法については、α<γ<βなる大小関係となっている。尚、寸法α、β、γについては、それぞれ、前記したα1、β1、γ1、及び、α2、β2、γ2と同様の規定がなされるものである。
また、図5(b−2)は、図5(b−1)に示す電極体509の任意位置517における電極体509の厚み方向に平行な断面を表す。電極体509は、厚みtの集電体518と、集電体518の両面において、それぞれ厚みu、vとなるように形成された分極性電極519からなり、幅方向寸法がLbである。
上記した電極体509を用いることの有効性を、従来のキャパシタの電極体との比較を示す図、及び、導電体における電圧、電流、抵抗の関係を示す図を用いて以下で説明する。
図5(a−1)は従来のキャパシタの電極体の平面図である。また、図5(a−2)は、図5(a−1)で示す電極体501の任意位置506における、電極体501の厚み方向に平行な断面を示す。電極体501と図5(b−1)に示す電極体509は、共に同じ構成要素、即ち、集電体や分極性電極の材質や厚みが共通である。図5(a−1)に示す電極体501の任意位置506における電極体501の厚み方向に平行な断面の形態は、図5(a−2)に示す通りであり、電極体501は、厚みtの集電体507と、集電体507の両面において、それぞれ厚みu、vとなるように形成された分極性電極508からなり、幅方向寸法がLaである。
電極体501において、分極性電極503の幅方向の寸法は、長手方向の位置によらず一定値lであり、電極体509の分極性電極511と等しいが、集電体502の幅方向の寸法は、一端504から他端505に向かって増加するような構成となっている。即ち、一端504での該寸法は最小値α、他端505での該寸法は最大値βである。上記したような電極体501の集電体502の平面積Saは、
Figure 2008098275
である。一方、電極体509の集電体510の平面積Sbは、
Figure 2008098275
である。ここで、SaとSbとの差Sa−Sbは、
Figure 2008098275
であり、k、β、γに関しては、上記したように、k>0、β>γであるので、Sa−Sb>0、即ちSa>Sbである。
一方、図6は、材質が一様であり、一定の寸法からなる直方体状の導電体において、一定電圧を印加した場合に流れる電流と抵抗の関係を示す。図6において、導電体は、場所に依存しない一定の体積抵抗率ρを有するものであり、この導電体において、厚みt、幅Wからなり、距離Lだけ離れた面間に一定電圧Vを印加し、前記面間に電流Iが流れる場合、導電体の抵抗Rは、
Figure 2008098275
であり、体積抵抗率ρと抵抗Rとの関係は、
Figure 2008098275
である。よって、
Figure 2008098275
となる。もし、ここで、厚みtと幅Wが一定であるとすると、抵抗Rは距離Lに依存する。あるいは、
Figure 2008098275
となるので、抵抗Rは、LとWの積、即ち導電体の平面積LWに比例する。
上記したように、図5(a−1)で示した従来のキャパシタの電極体501における集電体502の平面積Saと、図5(b−1)で示した本発明のキャパシタの電極体509における集電体510の平面積Sbとを比較すると、Sa>Sbであり、本発明のキャパシタの電極体における集電体の平面積の方が小さいので、集電体507よりも集電体518の方が抵抗が低い。即ち、本発明のキャパシタの電極体509のような構成とすることにより、従来のキャパシタの電極体501よりも低抵抗化することが可能となる。
尚、図2において、電極体の各部位の寸法は、第1の極の電極体201と第2の極の電極体209とで、それぞれ同一箇所に相当する寸法を、例えばW1とW2などのように表記したが、これらは、キャパシタの目標性能に応じた設定をすることができる。即ち、例えばW1とW2は互いに等しい値でもよく、あるいは異なる値でもよい。l1とl2、k1とk2、α1とα2、β1とβ2、γ1とγ2に関しても同様である。また、電極体201、209の巻回に際しては、巻き始め位置にて一端204、212を一致させてもよいし、あるいは一致させなくてもよい。また、巻き終わり位置にて他端205、213を一致させてもよいし、あるいは一致させなくてもよい。これらは、キャパシタの目標性能に応じて設定できる。
また、図4において、集電体412が第1のセパレータ419及び第2のセパレータ420から突き出す寸法Λ1、集電体416が第1のセパレータ419及び第2のセパレータ420から突き出す寸法Λ2は、0.6〜1.0mmとすることが好ましい。このような寸法とすることで、巻回素子401を、図1に示すような有底筒状容器102や蓋材103と例えば溶接により接続する際、セパレータ419、420が焼損することなく、かつ、一定の深さ方向寸法を有する有底筒状容器102に対し、分極性電極414、418の寸法を最大限に設定できるので、大容量のキャパシタが得られる。
また、図5において、分極性電極519の厚みを、集電体518の両側でそれぞれu、vと表記したが、上記と同様の理由により、uとvは互いに等しい値でもよく、あるいは異なる値でもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図1、図4及び図7〜図9を参照しながら説明する。実施の形態2におけるキャパシタにおいては、電極体の構成が実施の形態1とは異なる。但し、実施の形態1と同様の構成も含むものであり、これに関しては、図1、図4で示した形態と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分を説明する。
図7(a),(b)はキャパシタの巻回素子を構成する電極体の平面図であり、キャパシタの各極に相当する電極体について、それぞれ巻回する前の状態を示すものである。図8(a)〜(d)は巻回素子を示すもので、図8(a)は巻回途中の状態を示す斜視図、図8(b)は巻回素子の構成要素の位置関係を示す断面図、図8(c)は巻回が完了した状態を示す斜視図、図8(d)は第1の極側から見た巻回素子端面の平面図、及び巻回素子の巻き軸の中心を通り巻回素子の巻き軸に平行で、かつ、後述する境界部を通る断面図である。図9はキャパシタの巻回素子を構成する電極体の平面図及び要部断面図であり、一方の極のみの図示である。
図7に示すように、第1の極となる電極体701は、長手方向において、幅方向の寸法が異なっている。即ち、長手方向の一端704と他端705との区間において、分極性電極703の幅方向の寸法は一定値l1であるが、集電体702の幅方向の寸法が一定ではない領域がある。即ち、長手方向の一端704においてはl1+γ1、他端705においてはl1+β1なる寸法を有し、電極体701の第1の領域708では、一端704からの距離がk1−p1の位置にある電極体701の第1の境界706に向かって幅方向寸法は徐々に減少し、電極体701における第1の境界706と、一端704からの距離がk1+p1の位置にある電極体701の第2の境界707との区間である、電極体701の第2の領域709においては、幅方向の寸法は最小値l1+α1となっており、更に、電極体701における第3の領域710においては、電極体701の第2の境界707から他端705に向かって幅方向寸法が徐々に増大している。前記実施の形態1と異なるのは、上記したように、電極体の長手方向において、幅方向の寸法が最小となる区間を設けたところである。該区間の長さは図7に示すように、2×p1即ち2p1である。また、k1、p1、W1については、0<p1<k1<W1や、p1<W1−k1が成り立っている。
第2の極となる電極体711も同様で、長手方向の一端714と他端715との区間において、分極性電極713の幅方向の寸法は一定値l2であるが、集電体712の幅方向の寸法が一定ではない領域がある。即ち、長手方向の一端714においてはl2+γ2、他端715においてはl2+β2なる寸法を有し、電極体711の第1の領域718では、一端714からの距離がk2−p2の位置にある電極体711の第1の境界716に向かって幅方向寸法は徐々に減少し、電極体711における第1の境界716と、一端714からの距離がk2+p2の位置にある電極体711の第2の境界717との区間である、電極体711の第2の領域719においては、幅方向の寸法は最小値l2+α2となっており、更に、電極体711における第3の領域720においては、電極体711の第2の境界717から他端715に向かって幅方向寸法が徐々に増大している。前記実施の形態1と異なるのは、上記したように、電極体の長手方向において、幅方向の寸法が最小となる区間を設けたところである。該区間の長さは図7に示すように、2×p2即ち2p2である。また、k2、p2、W2については、0<p2<k2<W2や、p2<W2−k2が成り立っている。
更に、上記した寸法α1、β1、γ1、及び、α2、β2、γ2については、α1<γ1<β1、及び、α2<γ2<β2という大小関係があると共に、実施の形態1と同様な条件を満たすものである。
これらの電極体701、711は、それぞれ一端704、714を巻き始め側、即ち巻回素子の芯部に位置するように配置し、かつ、分極性電極703、713が対向するように配置し、更に、他端705、715が巻き終わり側、即ち、巻回素子の最外周部にくるようにして巻回素子を形成する。
上記のようにして形成された巻回素子においては、図8(c),(d)に示すように、電極体802の集電体803、及び電極体805の集電体806の寸法は、領域816、823では巻回素子の芯部から外周側に向かって徐々に小さくなり、領域817、824では最小値のまま一定であり、領域818、825では巻回素子の外周側に向かって徐々に大きくなっている。
実施の形態1において記したが、実施の形態2においても、図4に示すように、巻回素子401の電極体の集電体402、403の端面は、領域ごとに曲げ倒す方向を変える。即ち、第1の極となる電極体の集電体402群における第1の領域405に属する集電体411、第2の極となる電極体の集電体403群における第1の領域407に属する集電体415は、集電体端面を巻回素子401の外周側に向かって曲げ倒し、第1の極となる電極体の集電体402群における第2の領域406に属する集電体412、第2の極となる電極体の集電体403群における第2の領域408に属する集電体416は、集電部端面を巻回素子の芯側に向かって曲げ倒す。また、境界部413、417については、曲げ倒ししない。
以上のようにして電極体の集電体端面を曲げ倒した巻回素子を搭載したキャパシタは、実施の形態2においても、図1に示すように、第1の極となる第1の電極体における集電体105や、第2の極となる第2の電極体における集電体106は、領域118、123において、巻回素子101の芯部から外周部方向に向かって曲げ倒され、また、領域119、124においては、巻回素子101の外周部から芯部方向に向かって曲げ倒され、更に、境界部117、122においては、曲げ倒しされない状態で、端面115、120において、それぞれ蓋材103、有底筒状容器102と溶接接続されている。従って、集電体105や106が、蓋材103中央部に設けられた突起113や有底筒状容器102中央部に設けられた突起114により破壊されることなく、かつ、集電体105が有底筒状容器102に接触することなく、巻回素子101は、蓋材103や有底筒状容器102の中央部に固定される。よって、キャパシタの第1の極、第2の極の間の絶縁が確実になされると共に、巻回素子の固定が確実になされ、振動環境下での信頼性が得られる。
更に、図9(a)に示すように、本発明の実施の形態2におけるキャパシタの電極体901は、Wなる長手方向寸法を有し、分極性電極領域903の幅方向の寸法は、長手方向の位置によらず一定値lであるが、集電体902の幅方向の寸法が長手方向の位置により異なる。即ち、一端904においてl+γなる寸法を有し、領域908では、一端904から境界位置905に向かって徐々に寸法が減少し、一端904からの距離k−pに位置する境界905と、一端904からの距離k+pに位置する境界906までの区間である領域909ではl+αなる寸法を有し、領域910では、境界位置906から他端907に向かって徐々に寸法が増加し、他端907においてl+βなる寸法を有する。ここで、寸法k、p、Wについては、0<p<k<Wや、p<W−kが成り立つ。また、集電体902の幅方向寸法については、α<γ<βなる大小関係となっている。尚、寸法α、β、γについては、実施の形態1と同様に、それぞれ、前記したα1、β1、γ1、及び、α2、β2、γ2と同様の規定がなされるものである。
また、図9(b)は、図9(a)に示す電極体901の任意位置911における電極体901の厚み方向に平行な断面を表す。電極体901は、厚みtの集電体912と、集電体912の両面において、それぞれ厚みu、vとなるように形成された分極性電極913からなり、幅方向寸法がLである。
上記した電極体901を用いることの有効性を、実施の形態1との比較により説明する。図5で示したように、実施の形態1のキャパシタにおける電極体509の集電体510の平面積Sbは、
Figure 2008098275
である。一方、図9で示した電極体901の集電体902の平面積Scは、
Figure 2008098275
である。ここで、SbとScとの差Sb−Scは、
Figure 2008098275
であり、p、α、β、γに関しては、上記したように、p>0、β>γ>αであるので、Sb−Sc>0、即ちSb>Scである。よって、本発明の実施の形態2のようなキャパシタの電極体の構成とすることにより、実施の形態1よりも更に集電体の平面積が小さくなるので、図6で示すように集電体が更に低抵抗となり、キャパシタの内部抵抗を更に低減することが可能となる。
尚、図7において、電極体の各部位の寸法は、第1の極の電極体701と第2の極の電極体711とで、それぞれ同一箇所に相当する寸法を、例えばW1とW2などのように表記したが、これらは、キャパシタの目標性能に応じた設定をすることができる。即ち、例えばW1とW2は互いに等しい値でもよく、あるいは異なる値でもよい。l1とl2、k1とk2、p1とp2、α1とα2、β1とβ2、γ1とγ2に関しても同様である。また、電極体701、711の巻回に際しては、巻き始め位置にて一端704、714を一致させてもよいし、あるいは一致させなくてもよい。また、巻き終わり位置にて他端705、715を一致させてもよいし、あるいは一致させなくてもよい。これらは、キャパシタの目標性能に応じて設定できる。
また、実施の形態1と同様に、実施の形態2についても、図4における集電体412が第1のセパレータ419及び第2のセパレータ420から突き出す寸法Λ1、集電体416が第1のセパレータ419及び第2のセパレータ420から突き出す寸法Λ2は、0.6〜1.0mmとすることが好ましい。このような寸法とすることで、巻回素子401を、図1に示すような有底筒状容器102や蓋材103と例えば溶接により接続する際、セパレータ419、420が焼損することなく、かつ、一定の深さ方向寸法を有する有底筒状容器102に対し、分極性電極414、418の寸法を最大限に設定できるので、大容量のキャパシタが得られる。
また、図9において、分極性電極913の厚みを、集電体912の両側でそれぞれu、vと表記したが、上記と同様の理由により、uとvは互いに等しい値でもよく、あるいは異なる値でもよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図10〜図14を参照しながら説明する。
図10は本発明の実施の形態3におけるキャパシタを示すもので、巻回素子の巻き軸を通る巻回素子の巻き軸に平行な断面図である。図11(a),(b)はキャパシタの巻回素子を構成する電極体の平面図であり、キャパシタの各極に相当する電極体について、それぞれ巻回する前の状態を示すものである。図12(a)〜(d)は巻回素子を示すもので、図12(a)は巻回途中の状態を示す斜視図、図12(b)は巻回素子の構成要素の位置関係を示す断面図、図12(c)は巻回が完了した状態を示す斜視図、図12(d)は第1の極側から見た巻回素子端面の平面図、及び巻回素子の巻き軸の中心を通り巻回素子の巻き軸に平行で、かつ、後述する境界部を通る断面図である。図13(a),(c)は巻回素子の巻き軸を通る巻回素子の巻き軸に平行な断面図であり、図13(b),(d)は、巻回素子の集電部の端面付近を拡大した図である。また、図13(a),(b)は、巻回直後の巻回素子を、図13(c),(d)は、巻回素子の集電部の端面を折り曲げた状態を示すものである。図14はキャパシタの巻回素子を構成する電極体の平面図及び要部断面図であり、一方の極のみの図示である。
図10に示すように、キャパシタは、巻回素子1001を金属製の有底筒状容器1002に収納し、金属製の蓋材1003で塞いだ形態である。蓋材1003は、断面がL字状の環状絶縁部材パッキン1008や、シール部材であり断面が矩形の環状絶縁部材角リング1009により、有底筒状容器1002と絶縁されている。
ここで、巻回素子1001は、図12(a)〜(d)に示すように、第1の極(例えば正極)となる電極体1202と、第1のセパレータ1208と、第2の極(例えば負極)となる電極体1205と、第2のセパレータ1209とを、巻き軸1211を中心に巻回して形成される。第1の極となる電極体1202は、集電体1203と分極性電極1204とからなり、分極性電極1204は集電体1203の両面において互いに対向するように配置される。また、第2の極となる電極体1205は、集電体1206と分極性電極1207とからなり、分極性電極1207は集電体1206の両面において互いに対向するように配置される。図12(b)に示すように、第1のセパレータ1208や第2のセパレータ1209は、分極性電極1204、1207とを完全に覆うために、分極性電極1204、1207の端部よりもはみ出して配設される。尚、図10に示すキャパシタでは、駆動用電解液が有底筒状容器1002、巻回素子1001、蓋材1003間に含浸保持されているが、ここでは図示しない。
図11に示すように、第1の極となる電極体1101は、長手方向において、幅方向の寸法が異なっている。即ち、長手方向の一端1104と他端1105との区間において、分極性電極1103の幅方向の寸法は一定値l1であるが、集電体1102の幅方向の寸法が一定ではない領域がある。即ち、長手方向の一端1104においてはl1+γ1、他端1105においてはl1+β1なる寸法を有し、電極体1101の第1の領域1108では、一端1104からの距離がk1−q1の位置にある電極体1101の第1の境界1106に向かって幅方向寸法は徐々に減少し、電極体1101における第1の境界1106と、一端1104からの距離がk1+q1の位置にある電極体1101の第2の境界1107との区間である、電極体1101の第2の領域1109においては、幅方向の寸法は最小値l1+α1となっており、更に、電極体1101における第3の領域1110においては、電極体1101の第2の境界1107から他端1105に向かって幅方向寸法が徐々に増大している。前記実施の形態1と異なるのは、上記したように、電極体の長手方向において、幅方向の寸法が最小となる区間を設けたところであり、前記実施の形態2と異なるのは、q1>p1として第1、第2の境界位置を変えたところであり、該区間長は2q1>2p1である。また、k1、q1、W1については、0<q1<k1<W1や、q1<W1−k1が成り立っている。
第2の極となる電極体1111も同様で、長手方向の一端1114と他端1115との区間において、分極性電極1113の幅方向の寸法は一定値l2であるが、集電体1112の幅方向の寸法が一定ではない領域がある。即ち、長手方向の一端1114においてはl2+γ2、他端1115においてはl2+β2なる寸法を有し、電極体1111の第1の領域1118では、一端1114からの距離がk2−q2の位置にある電極体1111の第1の境界1116に向かって幅方向寸法は徐々に減少し、電極体1111における第1の境界1116と、一端1114からの距離がk2+q2の位置にある電極体1111の第2の境界1117との区間である、電極体1111の第2の領域1119においては、幅方向の寸法は最小値l2+α2となっており、更に、電極体1111における第3の領域1120においては、電極体1111の第2の境界1117から他端1115に向かって幅方向寸法が徐々に増大している。前記実施の形態1と異なるのは、上記したように、電極体の長手方向において、幅方向の寸法が最小となる区間を設けたところであり、前記実施の形態2と異なるのは、q2>p2として第1、第2の境界位置を変えたところであり、該区間長は2q2>2p2である。また、k2、q2、W2については、0<q2<k2<W2や、q2<W2−k2が成り立っている。
更に、上記した寸法α1、β1、γ1、及び、α2、β2、γ2については、α1<γ1<β1、及び、α2<γ2<β2という大小関係があると共に、実施の形態1と同様な条件を満たすものである。
これらの電極体1101、1111は、それぞれ一端1104、1114を巻き始め側、即ち巻回素子の芯部に位置するように配置し、かつ、分極性電極1103、1113が対向するように配置し、更に、他端1105、1115が巻き終わり側、即ち、巻回素子の最外周部にくるようにして巻回素子を形成する。
上記のようにして形成された巻回素子においては、図12(c),(d)に示すように、電極体1202の集電体1203、及び電極体1205の集電体1206の寸法は、領域1216、1223では巻回素子の芯部から外周側に向かって徐々に小さくなり、領域1217、1224では最小値のまま一定であり、領域1218、1225では巻回素子の外周側に向かって徐々に大きくなっている。実施の形態2と異なるのは、領域1217、1224を長くしたところである。図12においては、領域1217、1224は、巻回素子の1周を超える長さとしている。
図13に示すように、巻回素子1301の電極体の集電体1302、1303の端面は、領域ごとに曲げ倒す方向を変える。即ち、第1の極となる電極体の集電体1302群における第1の領域1305に属する集電体1313、第2の極となる電極体の集電体1303群における第1の領域1308に属する集電体1319は、集電体端面を巻回素子1301の外周側に向かって曲げ倒し、第1の極となる電極体の集電体1302群における第3の領域1307に属する集電体1315、第2の極となる電極体の集電体1303群における第3の領域1310に属する集電体1321は、集電体端面を巻回素子の芯側に向かって曲げ倒す。また、第1の極となる電極体の集電体1302群における第2の領域1306に属する集電体1314、第2の極となる電極体の集電体1303群における第2の領域1309に属する集電体1320は、曲げ倒ししない。
以上のようにして電極体の集電体端面を曲げ倒した巻回素子を搭載したキャパシタは、図10に示すように、第1の極となる第1の電極体における集電体1005や、第2の極となる第2の電極体における集電体1006は、領域1019、1026において、巻回素子1001の芯部から外周部方向に向かって曲げ倒され、また、領域1021、1028においては、巻回素子1001の外周部から芯部方向に向かって曲げ倒され、更に、領域1020、1027においては、曲げ倒しされない状態で、端面1015、1022において、それぞれ蓋材1003、有底筒状容器1002と溶接接続されている。従って、集電体1005や1006が、蓋材1003中央部に設けられた突起1013や有底筒状容器1002中央部に設けられた突起1014により破壊されることなく、かつ、集電体1005が有底筒状容器1002に接触することなく、巻回素子1001は、蓋材1003や有底筒状容器1002の中央部に固定される。よって、キャパシタの第1の極、第2の極の間の絶縁が確実になされると共に、巻回素子の固定が確実になされ、振動環境下での信頼性が得られる。
更に、図14(a)に示すように、本発明の実施の形態3におけるキャパシタの電極体1401は、Wなる長手方向寸法を有し、分極性電極領域1403の幅方向の寸法は、長手方向の位置によらず一定値lであるが、集電体1402の幅方向の寸法が長手方向の位置により異なる。即ち、一端1404においてl+γなる寸法を有し、領域1408では、一端1404から境界位置1405に向かって徐々に寸法が減少し、一端1404からの距離k−qに位置する境界1405と、一端1404からの距離k+qに位置する境界1406までの区間である領域1409ではl+αなる寸法を有し、領域1410では、境界位置1406から他端1407に向かって徐々に寸法が増加し、他端1407においてl+βなる寸法を有する。ここで、寸法k、q、Wについては、0<q<k<Wや、q<W−kが成り立つ。また、集電体1402の幅方向寸法については、α<γ<βなる大小関係となっている。尚、寸法α、β、γについては、実施の形態1、2と同様に、それぞれ、前記したα1、β1、γ1、及び、α2、β2、γ2と同様の規定がなされるものである。
また、図14(b)は、図14(a)に示す電極体1401の任意位置1411における電極体1401の厚み方向に平行な断面を表す。電極体1401は、厚みtの集電体1412と、集電体1412の両面において、それぞれ厚みu、vとなるように形成された分極性電極1413からなり、幅方向寸法がLである。
上記した電極体1401を用いることの有効性を、実施の形態1、及び実施の形態2との比較により説明する。
図5に示すように、実施の形態1のキャパシタに関しては、電極体509の集電体510の平面積Sbは、
Figure 2008098275
である。また、図9に示すように、実施の形態2のキャパシタに関しては、電極体901の集電体902の平面積Scは、
Figure 2008098275
であり、Sb>Scである。一方、図14に示した電極体1401の集電体1402の平面積Sdは、
Figure 2008098275
である。ここで、ScとSdとの差Sc−Sdは、
Figure 2008098275
であり、p、q、α、β、γに関しては、上記したように、q>p>0、β>γ>αであるので、Sc−Sd>0、即ちSc>Sdである。
よって、本発明の実施の形態3のようなキャパシタの電極体の構成とすることにより、実施の形態1、2よりも更に集電体の平面積が小さくなるので、図6で示すように、集電体が更に低抵抗となり、キャパシタの内部抵抗を更に低減することが可能となる。
尚、図11において、電極体の各部位の寸法は、第1の極の電極体1101と第2の極の電極体1111とで、それぞれ同一箇所に相当する寸法を、例えばW1とW2などのように表記したが、これらは、キャパシタの目標性能に応じた設定をすることができる。即ち、例えばW1とW2は互いに等しい値でもよく、あるいは異なる値でもよい。l1とl2、k1とk2、q1とq2、α1とα2、β1とβ2、γ1とγ2に関しても同様である。また、電極体1101、1111の巻回に際しては、巻き始め位置にて一端1104、1114を一致させてもよいし、あるいは一致させなくてもよい。また、巻き終わり位置にて他端1105、1115を一致させてもよいし、あるいは一致させなくてもよい。これらは、キャパシタの目標性能に応じて設定できる。
また、図13における集電体1314が第1のセパレータ1325及び第2のセパレータ1326から突き出す寸法Λ1、集電体1320が第1のセパレータ1325及び第2のセパレータ1326から突き出す寸法Λ2は、0.6〜1.0mmとすることが好ましい。このような寸法とすることで、巻回素子1301を、図10に示すような有底筒状容器1002や蓋材1003と例えば溶接により接続する際、セパレータ1325、1326が焼損することなく、かつ、一定の深さ方向寸法を有する有底筒状容器1002に対し、分極性電極1318、1324の寸法を最大限に設定できるので、大容量のキャパシタが得られる。
また、図14において、分極性電極1413の厚みを、集電体1412の両側でそれぞれu、vと表記したが、上記と同様の理由により、uとvは互いに等しい値でもよく、あるいは異なる値でもよい。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4について、図15〜図19を参照しながら説明する。実施の形態4におけるキャパシタにおいては、電極体の構成が実施の形態3とは異なる。
図15は本発明の実施の形態4におけるキャパシタを示すもので、巻回素子の巻き軸を通る巻回素子の巻き軸に平行な断面図である。図16(a),(b)はキャパシタの巻回素子を構成する電極体の平面図であり、キャパシタの各極に相当する電極体について、それぞれ巻回する前の状態を示すものである。図17(a)〜(d)は巻回素子を示すもので、図17(a)は巻回途中の状態を示す斜視図、図17(b)は巻回素子の構成要素の位置関係を示す断面図、図17(c)は巻回が完了した状態を示す斜視図、図17(d)は第1の極側から見た巻回素子端面の平面図、及び巻回素子の巻き軸の中心を通り巻回素子の巻き軸に平行で、かつ、後述する境界部を通る断面図である。図18(a),(c)は巻回素子の巻き軸を通る巻回素子の巻き軸に平行な断面図であり、図18(b),(d)は巻回素子の集電部の端面付近を拡大した図である。また、図18(a),(b)は巻回直後の巻回素子を、図18(c),(d)は、巻回素子の集電部の端面を折り曲げた状態を表すものである。図19はキャパシタの巻回素子を構成する電極体の平面図及び要部断面図であり、一方の極のみの図示である。
図15に示すように、キャパシタは、巻回素子1501を金属製の有底筒状容器1502に収納し、金属製の蓋材1503で塞いだ形態である。蓋材1503は、断面がL字状の環状絶縁部材パッキン1508や、シール部材であり断面が矩形の環状絶縁部材角リング1509により、有底筒状容器1502と絶縁されている。
ここで、巻回素子1501は、図17(a)〜(d)に示すように、第1の極(例えば正極)となる電極体1702と、第1のセパレータ1708と、第2の極(例えば負極)となる電極体1705と、第2のセパレータ1709とを、巻き軸1711を中心に巻回して形成される。第1の極となる電極体1702は、集電体1703と分極性電極1704とからなり、分極性電極1704は集電体1703の両面において互いに対向するように配置される。また、第2の極となる電極体1705は、集電体1706と分極性電極1707とからなり、分極性電極1707は集電体1706の両面において互いに対向するように配置される。図17(b)に示すように、第1のセパレータ1708や第2のセパレータ1709は、分極性電極1704、1707とを完全に覆うために、分極性電極1704、1707の端部よりもはみ出して配設される。尚、図15に示すキャパシタでは、駆動用電解液が有底筒状容器1502、巻回素子1501、蓋材1503間に含浸保持されているが、ここでは図示しない。
図16に示すように、第1の極となる電極体1601は、長手方向において、幅方向の寸法が異なっている。即ち、長手方向の一端1604と他端1605との区間において、分極性電極1603の幅方向の寸法は一定値l1であるが、集電体1602の幅方向の寸法が一定ではない領域がある。即ち、長手方向の一端1604においてはl1+γ1、他端1605においてはl1+β1なる寸法を有し、電極体1601の第1の領域1608では、一端1604からの距離がk1−s1の位置にある電極体1601の第1の境界1606に向かって幅方向寸法は徐々に減少し、電極体1601における第1の境界1606において、幅方向寸法がl1+α1+ε1となるが、同時にステップ1611にてε1だけ減少して幅方向寸法が最小値l1+α1となる。そして、電極体1601における第1の境界1606と、一端1604からの距離がk1+s1の位置にある電極体1601の第2の境界1607との区間である、電極体1601の第2の領域1609においては、幅方向の寸法は最小値l1+α1となっているが、電極体1601における第2の境界1607において、ステップ1612にてδ1だけ増加して幅方向寸法がl1+α1+δ1となる。更に、電極体1601における第3の領域1610においては、電極体1601の第2の境界1607から他端1605に向かって幅方向寸法が徐々に増大している。前記実施の形態1と異なるのは、上記したように、電極体の長手方向において、幅方向の寸法が最小となる区間を設けたところであり、前記実施の形態2及び実施の形態3と異なるのは、s1>q1>p1として第1、第2の境界位置を変えたところであり、該区間長は2s1>2q1>2p1である。また、前記第1、第2の境界位置において、幅方向寸法がステップ状にそれぞれε1、δ1だけ変動するところである。k1、s1、W1については、0<s1<k1<W1や、s1<W1−k1が成り立っている。
第2の極となる電極体1613も同様で、長手方向の一端1616と他端1617との区間において、分極性電極1615の幅方向の寸法は一定値l2であるが、集電体1614の幅方向の寸法が一定ではない領域がある。即ち、長手方向の一端1616においてはl2+γ2、他端1617においてはl2+β2なる寸法を有し、電極体1613の第1の領域1620では、一端1616からの距離がk2−s2の位置にある電極体1613の第1の境界1618に向かって幅方向寸法は徐々に減少し、電極体1613における第1の境界1618において、幅方向寸法がl2+α2+ε2となるが、同時にステップ1623にてε2だけ減少して幅方向寸法が最小値l2+α2となる。そして、電極体1613における第1の境界1618と、一端1616からの距離がk2+s2の位置にある電極体1613の第2の境界1619との区間である、電極体1613の第2の領域1621においては、幅方向の寸法は最小値l2+α2となっているが、電極体1613における第2の境界1619において、ステップ1624にてδ2だけ増加して幅方向寸法がl2+α2+δ2となる。
更に、電極体1613における第3の領域1622においては、電極体1613の第2の境界1619から他端1617に向かって幅方向寸法が徐々に増大している。前記実施の形態1と異なるのは、上記したように、電極体の長手方向において、幅方向の寸法が最小となる区間を設けたところであり、前記実施の形態2及び実施の形態3と異なるのは、s2>q2>p2として第1、第2の境界位置を変えたところであり、該区間長は2s2>2q2>2p2である。また、前記第1、第2の境界位置において、幅方向寸法がステップ状にそれぞれε2、δ2だけ変動するところである。
上記した寸法α1、β1、γ1、及び、α2、β2、γ2については、α1<γ1<β1、及び、α2<γ2<β2という大小関係があると共に、実施の形態1、2、3と同様な条件を満たすものである。
k1、s1、W1については、0<s1<k1<W1や、s1<W1−k1が成り立っている。また、α1+ε1<γ1や、α1+δ1<β1が成り立っている。一方、k2、s2、W2については、0<s2<k2<W2や、s2<W2−k2が成り立っている。また、α2+ε2<γ2や、α2+δ2<β2が成り立っている。
これらの電極体1601、1613は、それぞれ一端1604、1616を巻き始め側、即ち巻回素子の芯部に位置するように配置し、かつ、分極性電極1603、1615が対向するように配置し、更に、他端1605、1617が巻き終わり側、即ち、巻回素子の最外周部にくるようにして巻回素子を形成する。
上記のようにして形成された巻回素子においては、図17(c),(d)に示すように、電極体1702の集電体1703、及び電極体1705の集電体1706の寸法は、領域1716、1723では巻回素子の芯部から外周側に向かって徐々に小さくなり、領域1717、1724では最小値のまま一定であり、領域1718、1725では巻回素子の外周側に向かって徐々に大きくなっている。実施の形態3と異なるのは、前記領域1717、1724をより長くしたところである。図17においては、巻回素子の1周半を超える長さとしている。
図18に示すように、巻回素子1801の電極体の集電体1802、1803の端面は、領域ごとに曲げ倒す方向を変える。即ち、第1の極となる電極体の集電体1802群における第1の領域1805に属する集電体1813、第2の極となる電極体の集電体1803群における第1の領域1808に属する集電体1819は、集電体端面を巻回素子1801の外周側に向かって曲げ倒し、第1の極となる電極体の集電体1802群における第3の領域1807に属する集電体1815、第2の極となる電極体の集電体1803群における第3の領域1810に属する集電体1821は、集電体端面を巻回素子の芯側に向かって曲げ倒す。また、第1の極となる電極体の集電体1802群における第2の領域1806に属する集電体1814、第2の極となる電極体の集電体1803群における第2の領域1809に属する集電体1820は、曲げ倒ししない。
以上のようにして電極体の集電体端面を曲げ倒した巻回素子を搭載したキャパシタは、図15に示すように、第1の極となる第1の電極体における集電体1505や、第2の極となる第2の電極体における集電体1506は、領域1519、1526において、巻回素子1501の芯部から外周部方向に向かって曲げ倒され、また、領域1521、1528においては、巻回素子1501の外周部から芯部方向に向かって曲げ倒され、更に、領域1520、1527においては、曲げ倒しされない状態で、端面1515、1522において、それぞれ蓋材1503、有底筒状容器1502と溶接接続されている。従って、集電体1505や1506が、蓋材1503中央部に設けられた突起1513や有底筒状容器1502中央部に設けられた突起1514により破壊されることなく、かつ、集電体1505が有底筒状容器1502に接触することなく、巻回素子1501は、蓋材1503や有底筒状容器1502の中央部に固定される。よって、キャパシタの第1の極、第2の極の間の絶縁が確実になされると共に、巻回素子の固定が確実になされ、振動環境下での信頼性が得られる。
更に、図19(a)に示すように、本発明の実施の形態4におけるキャパシタの電極体1901は、Wなる長手方向寸法を有し、分極性電極領域1903の幅方向の寸法は、長手方向の位置によらず一定値lであるが、集電体1902の幅方向の寸法が長手方向の位置により異なる。即ち、一端1904においてl+γなる寸法を有し、領域1908では、一端1904から境界1905に向かって徐々に寸法が減少し、一端1904からの距離k−sに位置する境界1905ではl+α+εなる寸法となるが、同時にステップ1911にてεだけ減少して幅方向寸法が最小値l+αとなる。そして、境界位置1905と、一端1904からの距離k+sに位置する境界1906までの区間である領域1909ではl+αなる寸法を有し、境界1906において、ステップ1912にてδだけ増加して幅方向寸法がl+α+δとなる。更に、領域1910では、境界位置1906から他端1907に向かって徐々に寸法が増加し、他端1907においてl+βなる寸法を有する。ここで、寸法k、s、Wについては、0<s<k<Wや、s<W−kが成り立つ。また、集電体1902の幅方向寸法については、α<γ<βなる大小関係となっている。尚、寸法α、β、γについては、実施の形態1と同様に、それぞれ、前記したα1、β1、γ1、及び、α2、β2、γ2と同様の規定がなされるものである。これに加えて、α+ε<γや、α+δ<βが成り立っている。
また、図19(b)は、図19(a)に示す電極体1901の任意位置1913における電極体1901の厚み方向に平行な断面を表す。電極体1901は、厚みtの集電体1914と、集電体1914の両面において、それぞれ厚みu、vとなるように形成された分極性電極1915からなり、幅方向寸法がLである。更に、図19(c)は実施の形態3における電極体を示し、図19(d)は実施の形態4における電極体を示す。
上記した電極体1901を用いることの有効性を、実施の形態1、実施の形態2、及び実施の形態3との比較により説明する。
図5に示すように、実施の形態1のキャパシタに関しては、電極体509の集電体510の平面積Sbは、
Figure 2008098275
である。また、図9で示すように、実施の形態2のキャパシタに関しては、電極体901の集電体902の平面積Scは、
Figure 2008098275
である。更に、図14に示すように、実施の形態3のキャパシタに関しては、電極体1401の集電体1402の平面積Sdは、
Figure 2008098275
である。これらSb、Sc、Sdについては、前記したように、Sb>Sc>Sdであり、実施の形態1、2、3の各々のキャパシタにおける電極体の集電体の平面積を比較すると、実施の形態3の場合が最小である。一方、図19(c),(d)に示すように、実施の形態4のキャパシタにおける電極体1918の集電体1919は、実施の形態3における電極体1916の集電体1917に対し、領域1920及び1921の分の差異がある。領域1920の平面積は、
Figure 2008098275
であり、領域1921の平面積は
Figure 2008098275
である。前記したように、実施の形態3における電極体1916の集電体1917の平面積Sdは、
Figure 2008098275
となる。これに対し、実施の形態4における電極体1918の集電体1919の平面積Seは、
Figure 2008098275
である。SdとSeとの差Sd−Seは、
Figure 2008098275
であり、s、q、ε、δに関しては、上記したように、s>q>0、ε>0、δ>0であるので、Sd−Se>0、即ち、Sd>Seである。
よって、本発明の実施の形態4のようなキャパシタの電極体の構成とすることにより、実施の形態1、2、及び3よりも更に集電体の平面積が小さくなるので、図6で示すように、集電体が更に低抵抗となり、キャパシタの内部抵抗を更に低減することが可能となる。
尚、図16において、電極体の各部位の寸法は、第1の極の電極体1601と第2の極の電極体1613とで、それぞれ同一箇所に相当する寸法を、例えばW1とW2などのように表記したが、これらは、キャパシタの目標性能に応じた設定をすることができる。即ち、例えばW1とW2は互いに等しい値でもよく、あるいは異なる値でもよい。l1とl2、k1とk2、s1とs2、α1とα2、β1とβ2、γ1とγ2、ε1とε2、δ1とδ2に関しても同様である。また、電極体1601、1613の巻回に際しては、巻き始め位置にて一端1604、1616を一致させてもよいし、あるいは一致させなくてもよい。また、巻き終わり位置にて他端1605、1617を一致させてもよいし、あるいは一致させなくてもよい。これらは、キャパシタの目標性能に応じて設定できる。
また、図18における集電体1814が第1のセパレータ1825及び第2のセパレータ1826から突き出す寸法Λ1、集電体1820が第1のセパレータ1825及び第2のセパレータ1826から突き出す寸法Λ2は、0.6〜1.0mmとすることが好ましい。このような寸法とすることで、巻回素子1801を、図15に示すような有底筒状容器1502や蓋材1503と例えば溶接により接続する際、セパレータ1825、1826が焼損することなく、かつ、一定の深さ方向寸法を有する有底筒状容器1502に対し、分極性電極1818、1824の寸法を最大限に設定できるので、大容量のキャパシタが得られる。
また、図19において、分極性電極1915の厚みを、集電体1914の両側でそれぞれu、vと表記したが、上記と同様の理由により、uとvは互いに等しい値でもよく、あるいは異なる値でもよい。
本発明の実施の形態において使用する主な部材については、以下に示す材料が好ましい。
まず、集電体105、106、202、210、303、306、402、403、409、410、507、518、702、712、803、806、902、912、1005、1006、1102、1112、1203、1206、1302、1303、1311、1312、1402、1412、1505、1506、1602、1614、1703、1706、1802、1803、1811、1812、1902、1914、1917、1919には、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、鋳鉄、ステンレス鋼、銅、ニッケル、チタン、タンタル、モネル、ハステロイ等を用いることが好ましい。集電体の厚みに制限は無いが、通常10〜100μm程度である。長さや幅に関しては、キャパシタの形状や性能に応じて適宜設定することが可能である。尚、集電体の表面が粗面化されていると、集電体と分極性電極との密着性が向上するので、より好ましい。
また、分極性電極203、211、304、307、414、418、511、519、703、713、804、807、1103、1113、1204、1207、1318、1324、1403、1413、1603、1615、1704、1707、1818、1824、1903、1915には、比表面積の大きい炭素材料、即ち、例えば、活性炭粉末、ポリアセン等を主成分とし、これに導電性物質としてのカーボンブラック、カーボンウィスカー等を、結合剤としてポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、カルボキシメチルセルロース等を加え、アルコール等の液体潤滑剤の存在下で混練し、ロール圧延等によりシート状に成形し、乾燥したものを、上記した集電体の片面または両面に熱圧着するか、導電性接着剤等を介して接合することにより形成される。分極性電極の厚みは、通常、10〜100μm程度であるが、キャパシタの形状や性能に応じて適宜設定することが可能である。
セパレータ308、309、419、420、808、809、1208、1209、1325、1326、1708、1709、1825、1826には、イオンを透過する多孔質セパレータ、例えば、微孔性ポリエチレンフィルム、微孔性ポリプロピレンフィルム、ポリエチレン不織布、ポリプロピレン不織布、ガラス繊維混抄不織布、ガラスマットフィルタ、セルロース系不織布、レーヨン系不織布等を用いることが好ましい。セパレータの厚みは、通常、10〜100μm程度であるが、キャパシタの形状や性能に応じて適宜設定することが可能である。
有底筒状容器102、1002、1502や蓋材103、1003、1503は、上記した集電体と同じ材料を用いることが好ましい。
電解液は、水溶液系でも有機溶媒系でもよい。水溶液系のものとしては、硫酸水溶液、硫酸ナトリウム水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、水酸化アンモニウム水溶液、塩化カリウム水溶液、炭酸カリウム水溶液等が好ましい。また、有機溶媒系のものとしては、一般式R1234+やR1234+(ここで、R1、R2、R3、R4は同じでも異なっていてもよい炭素数1〜6程度のアルキル基を示す)で表される、四級アンモニウムイオンや四級ホスホニウムイオン等のBF4塩、ClO4塩もしくはPF6塩、並びに、LiBF4、LiClO4、NaPF6もしくはLiPF6等の塩の、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、スルホラン、1,2−ジメトキシエタン、ニトロメタン、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジエチルメチルカーボネート、ジメチルエチルカーボネート等の一種以上の有機溶媒の溶液が好ましい。
巻き軸104、311、404、811、1004、1211、1304、1504、1711、1804には、巻回作業時に大きな回転駆動力をかけることができるように、巻回作業時に金属製の治具を挿入するが、巻回作業終了後に前記金属製軸を抜き取り、巻回素子の巻き軸部分を中空化して両電極間の短絡を防止することが好ましい。
環状絶縁部材パッキン108、1008、1508は、各々、蓋材103、1003、1503を保持し、かつ、各々、有底筒状容器102、1002、1502との絶縁がなされ、また、耐熱性や更には前記したような電解液に対する耐性を有するような、例えばポリフェニレンサルファイドなどの樹脂部材を用いることが好ましい。
環状絶縁部材角リング109、1009、1509は、各々、有底筒状容器102、1002、1502の開放端からなる環状カール部110、1010、1510を食い込ませて封口するが、高温下あるいは低温下でも封止力を維持でき、また、各々、有底筒状容器102、1002、1502と蓋材103、1003、1503とを絶縁でき、更にはガス透過性が低い、例えばブチルゴムなどのようなシーリング材を用いることが好ましい。
本発明のキャパシタによれば、少なくとも、キャパシタの一方の極となる蓋材と、キャパシタの他方の極となる有底筒状容器と、電極体とセパレータからなる巻回素子とで構成されたキャパシタであって、巻回素子の端面における電極体の集電部について、巻回素子の最内周部と最外周部との間に境界部を設け、巻回素子の最内周部と前記境界部の区間の電極体の集電部は巻回素子の最外周側に曲げ倒し、巻回素子の前記境界部と最外周部の区間の電極体の集電部は巻回素子の最内周側に曲げ倒した状態で、蓋材や有底筒状容器と接続された構成としているため、蓋材や有底筒状容器の中央部に突起を設け、この突起により巻回素子の巻き軸を固定でき、かつ、一方の極に相当する電極体と、他方の極に相当する有底筒状容器とが接触することなく、巻回素子を保持でき、キャパシタの両極の絶縁が確実になされ、振動環境下での信頼性が確保できる。また、本発明のキャパシタによれば、巻回素子を構成する電極体は、長手方向について、一端と他端との間に境界部を有し、この境界部において、分極性電極の無い領域の幅方向の寸法を最小とし、かつ、前記一端または他端の少なくとも一方で最大となるようにしたため、電極体を構成する集電体の平面積を小さくでき、電極体の低抵抗化が実現でき、キャパシタの内部抵抗を低減することが可能となる。
本発明に係る第1の実施の形態におけるキャパシタの断面図 本発明に係る第1の実施の形態におけるキャパシタを構成する電極体を示す平面図 本発明に係る第1の実施の形態におけるキャパシタを構成する巻回素子の要部斜視図、要部平面図及び要部断面図 本発明に係る第1の実施の形態におけるキャパシタを構成する巻回素子の要部断面図 本発明に係る第1の実施の形態におけるキャパシタを構成する電極体を示す平面図及び要部断面図 導電性材料における電圧と電流と抵抗の関係を示す模式図 本発明に係る第2の実施の形態におけるキャパシタを構成する電極体を示す平面図 本発明に係る第2の実施の形態におけるキャパシタを構成する巻回素子の要部斜視図、要部平面図及び要部断面図 本発明に係る第2の実施の形態におけるキャパシタを構成する電極体を示す平面図及び要部断面図 本発明に係る第3の実施の形態におけるキャパシタの断面図 本発明に係る第3の実施の形態におけるキャパシタを構成する電極体を示す平面図 本発明に係る第3の実施の形態におけるキャパシタを構成する巻回素子の要部斜視図、要部平面図及び要部断面図 本発明に係る第3の実施の形態におけるキャパシタを構成する電極体を示す断面図 本発明に係る第3の実施の形態におけるキャパシタを構成する電極体を示す平面図及び要部断面図 本発明に係る第4の実施の形態におけるキャパシタの断面図 本発明に係る第4の実施の形態におけるキャパシタを構成する電極体を示す平面図 本発明に係る第4の実施の形態におけるキャパシタを構成する巻回素子の要部斜視図、要部平面図及び要部断面図 本発明に係る第4の実施の形態におけるキャパシタを構成する巻回素子の要部断面図 本発明に係る第4の実施の形態におけるキャパシタを構成する電極体を示す平面図及び要部断面図 従来のキャパシタの断面図、該キャパシタを構成する電極体の平面図、該キャパシタを構成する巻回素子の要部断面図 従来のキャパシタを構成する電極体の斜視図、平面図、該キャパシタを構成する巻回素子の要部断面図
符号の説明
101 巻回素子
102 金属製有底筒状容器
103 金属製蓋材
104 巻き軸
105 第1の極となる第1の電極体における集電体
106 第2の極となる第2の電極体における集電体
107 有底筒状容器の側壁の一部に入れた環状溝
108 第1の環状絶縁部材(パッキン)
109 第2の環状絶縁部材(角リング)
110 有底筒状容器102の開放端からなる環状カール部
111 蓋材103に設けられた孔
112 栓状部材
113 蓋材103の一部をなす突起
114 有底筒状容器102の底部の一部をなす突起
115 第1の電極体における集電体105の端面
116 蓋材103と電極体105との溶接領域
117 集電体105群における境界部
118 集電体105群における第1の領域
119 集電体105群における第2の領域
120 第2の電極体における集電体106の端面
121 有底筒状容器102と電極体106との溶接領域
122 集電体106群における境界部
123 集電体106群における第1の領域
124 集電体106群における第2の領域
201 第1の極となる電極体
202 第1の極となる電極体201の集電体
203 第1の極となる電極体201における分極性電極
204 電極体201の一端(巻き始め側端即ち素子の芯部)
205 電極体201の他端(巻き終わり側端即ち素子の最外周部)
206 電極体201における境界部
207 電極体201における第1の領域
208 電極体201における第2の領域
209 第2の極となる電極体
210 第2の極となる電極体209の集電体
211 第2の極となる電極体209における分極性電極
212 電極体209の一端(巻き始め側端即ち素子の芯部)
213 電極体209の他端(巻き終わり側端即ち素子の最外周部)
214 電極体209における境界部
215 電極体209における第1の領域
216 電極体209における第2の領域
301 巻回素子
302 第1の極となる電極体
303 第1の極となる電極体302の集電体
304 第1の極となる電極体302における分極性電極
305 第2の極となる電極体
306 第2の極となる電極体305の集電体
307 第2の極となる電極体305における分極性電極
308 第1のセパレータ
309 第2のセパレータ
310 巻き留めテープ
311 巻き軸
312 第1の極となる電極体302の巻き始め
313 第1の極となる電極体302の巻き終わり
314 第1の極となる電極体の集電体303群における境界部
315 第1の極となる電極体の集電体303群における第1の領域
316 第1の極となる電極体の集電体303群における第2の領域
317 第2の極となる電極体305の巻き始め
318 第2の極となる電極体305の巻き終わり
319 第2の極となる電極体の集電体306群における境界部
320 第2の極となる電極体の集電体306群における第1の領域
321 第2の極となる電極体の集電体306群における第2の領域
322 第1の極となる電極体の分極性電極端及び第2の極となる電極体の分極性電極端
323 断面
401 巻回素子
402 第1の極となる電極体の集電体
403 第2の極となる電極体の集電体
404 巻き軸
405 第1の極となる電極体の集電体402群における第1の領域
406 第1の極となる電極体の集電体402群における第2の領域
407 第2の極となる電極体の集電体403群における第1の領域
408 第2の極となる電極体の集電体403群における第2の領域
409 第1の極となる電極体の集電体
410 第2の極となる電極体の集電体
411 第1の極側の第1の領域の電極体の集電体
412 第1の極側の第2の領域の電極体の集電体
413 第1の極側の第1の領域と第2の領域の境界部
414 第1の極となる電極体における分極性電極
415 第2の極側の第1の領域の電極体の集電体
416 第2の極側の第2の領域の電極体の集電体
417 第1の極側の第1の領域と第2の領域の境界部
418 第2の極となる電極体における分極性電極
419 第1のセパレータ
420 第2のセパレータ
421 分極性電極414、418の対向部
501 従来のキャパシタにおける巻回素子を構成する一つの極の電極体
502 電極体501における集電体
503 電極体501における分極性電極領域
504 電極体501の一端(巻回素子の芯側)
505 電極体501の他端(巻回素子の外周側)
506 電極体501における任意位置
507 電極体501を構成する集電体
508 電極体501を構成する分極性電極
509 本発明のキャパシタにおける巻回素子を構成する一つの極の電極体
510 電極体509における分極性電極の無い集電体領域
511 電極体509における分極性電極領域
512 電極体509の一端(巻回素子の芯側)
513 電極体509の他端(巻回素子の外周側)
514 境界位置
515 第1の領域
516 第2の領域
517 電極体509における任意位置
518 電極体509を構成する集電体
519 電極体509を構成する分極性電極
701 第1の極となる電極体
702 第1の極となる電極体701の集電体
703 第1の極となる電極体701における分極性電極
704 電極体701の一端(巻き始め側端即ち素子の芯部)
705 電極体701の他端(巻き終わり側端即ち素子の最外周部)
706 電極体701における第1の境界
707 電極体701における第2の境界
708 電極体701における第1の領域
709 電極体701における第2の領域
710 電極体701における第3の領域
711 第2の極となる電極体
712 第2の極となる電極体711の集電体
713 第2の極となる電極体711における分極性電極
714 電極体711の一端(巻き始め側端即ち素子の芯部)
715 電極体711の他端(巻き終わり側端即ち素子の最外周部)
716 電極体711における第1の境界
717 電極体711における第2の境界
718 電極体711における第1の領域
719 電極体711における第2の領域
720 電極体711における第3の領域
801 巻回素子
802 第1の極となる電極体
803 第1の極となる電極体802の集電体
804 第1の極となる電極体802における分極性電極
805 第2の極となる電極体
806 第2の極となる電極体805の集電体
807 第2の極となる電極体805における分極性電極
808 第1のセパレータ
809 第2のセパレータ
810 巻き留めテープ
811 巻き軸
812 第1の極となる電極体802の巻き始め
813 第1の極となる電極体802の巻き終わり
814 第1の極となる電極体の集電体803群における第1の境界部
815 第1の極となる電極体の集電体803群における第2の境界部
816 第1の極となる電極体の集電体803群における第1の領域
817 第1の極となる電極体の集電体803群における第2の領域
818 第1の極となる電極体の集電体803群における第3の領域
819 第2の極となる電極体805の巻き始め
820 第2の極となる電極体805の巻き終わり
821 第2の極となる電極体の集電体806群における第1の境界部
822 第2の極となる電極体の集電体806群における第2の境界部
823 第2の極となる電極体の集電体806群における第1の領域
824 第2の極となる電極体の集電体806群における第2の領域
825 第2の極となる電極体の集電体806群における第3の領域
826 第1の極となる電極体の分極性電極端及び第2の極となる電極体の分極性電極端
827 断面
901 巻回素子を構成する一つの極の電極体
902 電極体901における集電体
903 電極体901における分極性電極
904 電極体901の一端(巻回素子の芯側)
905 第1の境界位置
906 第2の境界位置
907 電極体901の他端(巻回素子の外周側)
908 第1の領域
909 第2の領域
910 第3の領域
911 電極体901における任意位置
912 電極体901を構成する集電体
913 電極体901を構成する分極性電極
1001 巻回素子
1002 金属製有底筒状容器
1003 金属製蓋材
1004 巻き軸
1005 第1の極となる第1の電極体における集電体
1006 第2の極となる第2の電極体における集電体
1007 有底筒状容器の側壁の一部に入れた環状溝
1008 第1の環状絶縁部材(パッキン)
1009 第2の環状絶縁部材(角リング)
1010 有底筒状容器1002の開放端からなる環状カール部
1011 蓋材1003に設けられた孔
1012 栓状部材
1013 蓋材1003の一部をなす突起
1014 有底筒状容器1002の底部の一部をなす突起
1015 第1の電極体における集電体1005の端面
1016 蓋材1003と電極体1005との溶接領域
1017 集電体1005群における第1の境界部
1018 集電体1005群における第2の境界部
1019 集電体1005群における第1の領域
1020 集電体1005群における第2の領域
1021 集電体1005群における第3の領域
1022 第2の電極体における集電体1006の端面
1023 有底筒状容器1002と電極体1006との溶接領域
1024 集電体1006群における第1の境界部
1025 集電体1006群における第2の境界部
1026 集電体1006群における第1の領域
1027 集電体1006群における第2の領域
1028 集電体1006群における第3の領域
1101 第1の極となる電極体
1102 第1の極となる電極体1101の集電体
1103 第1の極となる電極体1101における分極性電極
1104 電極体1101の一端(巻き始め側端即ち素子の芯部)
1105 電極体1101の他端(巻き終わり側端即ち素子の最外周部)
1106 電極体1101における第1の境界
1107 電極体1101における第2の境界
1108 電極体1101における第1の領域
1109 電極体1101における第2の領域
1110 電極体1101における第3の領域
1111 第2の極となる電極体
1112 第2の極となる電極体1111の集電体
1113 第2の極となる電極体1111における分極性電極
1114 電極体1111の一端(巻き始め側端即ち素子の芯部)
1115 電極体1111の他端(巻き終わり側端即ち素子の最外周部)
1116 電極体1111における第1の境界
1117 電極体1111における第2の境界
1118 電極体1111における第1の領域
1119 電極体1111における第2の領域
1120 電極体1111における第3の領域
1201 巻回素子
1202 第1の極となる電極体
1203 第1の極となる電極体1202の集電体
1204 第1の極となる電極体1202における分極性電極
1205 第2の極となる電極体
1206 第2の極となる電極体1205の集電体
1207 第2の極となる電極体1205における分極性電極
1208 第1のセパレータ
1209 第2のセパレータ
1210 巻き留めテープ
1211 巻き軸
1212 第1の極となる電極体1202の巻き始め
1213 第1の極となる電極体1202の巻き終わり
1214 第1の極となる電極体の集電体1203群における第1の境界部
1215 第1の極となる電極体の集電体1203群における第2の境界部
1216 第1の極となる電極体の集電体1203群における第1の領域
1217 第1の極となる電極体の集電体1203群における第2の領域
1218 第1の極となる電極体の集電体1203群における第3の領域
1219 第2の極となる電極体1205の巻き始め
1220 第2の極となる電極体1205の巻き終わり
1221 第2の極となる電極体の集電体1206群における第1の境界部
1222 第2の極となる電極体の集電体1206群における第2の境界部
1223 第2の極となる電極体の集電体1206群における第1の領域
1224 第2の極となる電極体の集電体1206群における第2の領域
1225 第2の極となる電極体の集電体1206群における第3の領域
1226 第1の極となる電極体の分極性電極端及び第2の極となる電極体の分極性電極端
1301 巻回素子
1302 第1の極となる電極体の集電体
1303 第2の極となる電極体の集電体
1304 巻き軸
1305 第1の極となる電極体の集電体1302群における第1の領域
1306 第1の極となる電極体の集電体1302群における第2の領域
1307 第1の極となる電極体の集電体1302群における第3の領域
1308 第2の極となる電極体の集電体1303群における第1の領域
1309 第2の極となる電極体の集電体1303群における第2の領域
1310 第2の極となる電極体の集電体1303群における第3の領域
1311 第1の極となる電極体の集電体
1312 第2の極となる電極体の集電体
1313 第1の極側の第1の領域の電極体の集電体
1314 第1の極側の第2の領域の電極体の集電体
1315 第1の極側の第3の領域の電極体の集電体
1316 第1の極側の第1の領域と第2の領域の境界部
1317 第1の極側の第2の領域と第3の領域の境界部
1318 第1の極となる電極体における分極性電極
1319 第2の極側の第1の領域の電極体の集電体
1320 第2の極側の第2の領域の電極体の集電体
1321 第2の極側の第3の領域の電極体の集電体
1322 第2の極側の第1の領域と第2の領域の境界部
1323 第2の極側の第2の領域と第3の領域の境界部
1324 第2の極となる電極体における分極性電極
1325 第1のセパレータ
1326 第2のセパレータ
1327 分極性電極1318、1324の対向部
1401 巻回素子を構成する一つの極の電極体
1402 電極体1401における集電体
1403 電極体1401における分極性電極
1404 電極体1401の一端(巻回素子の芯側)
1405 第1の境界位置
1406 第2の境界位置
1407 電極体1401の他端(巻回素子の外周側)
1408 第1の領域
1409 第2の領域
1410 第3の領域
1411 電極体1401における任意位置
1412 電極体1401を構成する集電体
1413 電極体1401を構成する分極性電極
1501 巻回素子
1502 金属製有底筒状容器
1503 金属製蓋材
1504 巻き軸
1505 第1の極となる第1の電極体における集電体
1506 第2の極となる第2の電極体における集電体
1507 有底筒状容器の側壁の一部に入れた環状溝
1508 第1の環状絶縁部材(パッキン)
1509 第2の環状絶縁部材(角リング)
1510 有底筒状容器1502の開放端からなる環状カール部
1511 蓋材1503に設けられた孔
1512 栓状部材
1513 蓋材1503の一部をなす突起
1514 有底筒状容器1502の底部の一部をなす突起
1515 第1の電極体における集電体1505の端面
1516 蓋材1503と電極体1505との溶接領域
1517 集電体1505群における第1の境界部
1518 集電体1505群における第2の境界部
1519 集電体1505群における第1の領域
1520 集電体1505群における第2の領域
1521 集電体1505群における第3の領域
1522 第2の電極体における集電体1506の端面
1523 有底筒状容器1502と電極体1506との溶接領域
1524 集電体1506群における第1の境界部
1525 集電体1506群における第2の境界部
1526 集電体1506群における第1の領域
1527 集電体1506群における第2の領域
1528 集電体1506群における第3の領域
1601 第1の極となる電極体
1602 第1の極となる電極体1601の集電体
1603 第1の極となる電極体1601における分極性電極
1604 電極体1601の一端(巻き始め側端即ち素子の芯部)
1605 電極体1601の他端(巻き終わり側端即ち素子の最外周部)
1606 電極体1601における第1の境界
1607 電極体1601における第2の境界
1608 電極体1601における第1の領域
1609 電極体1601における第2の領域
1610 電極体1601における第3の領域
1611 電極体1601の第1の境界でのステップ
1612 電極体1601の第2の境界でのステップ
1613 第2の極となる電極体
1614 第2の極となる電極体1613の集電体
1615 第2の極となる電極体1613における分極性電極
1616 電極体1613の一端(巻き始め側端即ち素子の芯部)
1617 電極体1613の他端(巻き終わり側端即ち素子の最外周部)
1618 電極体1613における第1の境界
1619 電極体1613における第2の境界
1620 電極体1613における第1の領域
1621 電極体1613における第2の領域
1622 電極体1613における第3の領域
1623 電極体1613の第1の境界でのステップ
1624 電極体1613の第2の境界でのステップ
1701 巻回素子
1702 第1の極となる電極体
1703 第1の極となる電極体1702の集電体
1704 第1の極となる電極体1702における分極性電極
1705 第2の極となる電極体
1706 第2の極となる電極体1705の集電体
1707 第2の極となる電極体1705における分極性電極
1708 第1のセパレータ
1709 第2のセパレータ
1710 巻き留めテープ
1711 巻き軸
1712 第1の極となる電極体1702の巻き始め
1713 第1の極となる電極体1702の巻き終わり
1714 第1の極となる電極体の集電体1703群における第1の境界部
1715 第1の極となる電極体の集電体1703群における第2の境界部
1716 第1の極となる電極体の集電体1703群における第1の領域
1717 第1の極となる電極体の集電体1703群における第2の領域
1718 第1の極となる電極体の集電体1703群における第3の領域
1719 第2の極となる電極体1705の巻き始め
1720 第2の極となる電極体1705の巻き終わり
1721 第2の極となる電極体の集電体1706群における第1の境界部
1722 第2の極となる電極体の集電体1706群における第2の境界部
1723 第2の極となる電極体の集電体1706群における第1の領域
1724 第2の極となる電極体の集電体1706群における第2の領域
1725 第2の極となる電極体の集電体1706群における第3の領域
1726 第1の極となる電極体の分極性電極端及び第2の極となる電極体の分極性電極端
1801 巻回素子
1802 第1の極となる電極体の集電体
1803 第2の極となる電極体の集電体
1804 巻き軸
1805 第1の極となる電極体の集電体1802群における第1の領域
1806 第1の極となる電極体の集電体1802群における第2の領域
1807 第1の極となる電極体の集電体1802群における第3の領域
1808 第2の極となる電極体の集電体1803群における第1の領域
1809 第2の極となる電極体の集電体1803群における第2の領域
1810 第2の極となる電極体の集電体1803群における第3の領域
1811 第1の極となる電極体の集電体
1812 第2の極となる電極体の集電体
1813 第1の極側の第1の領域の電極体の集電体
1814 第1の極側の第2の領域の電極体の集電体
1815 第1の極側の第3の領域の電極体の集電体
1816 第1の極側の第1の領域と第2の領域の境界部
1817 第1の極側の第2の領域と第3の領域の境界部
1818 第1の極となる電極体における分極性電極
1819 第2の極側の第1の領域の電極体の集電体
1820 第2の極側の第2の領域の電極体の集電体
1821 第2の極側の第3の領域の電極体の集電体
1822 第2の極側の第1の領域と第2の領域の境界部
1823 第2の極側の第2の領域と第3の領域の境界部
1824 第2の極となる電極体における分極性電極
1825 第1のセパレータ
1826 第2のセパレータ
1827 分極性電極1818、1824の対向部
1901 巻回素子を構成する一つの極の電極体
1902 電極体1901における集電体
1903 電極体1901における分極性電極
1904 電極体1901の一端(巻回素子の芯側)
1905 第1の境界位置
1906 第2の境界位置
1907 電極体1901の他端(巻回素子の外周側)
1908 第1の領域
1909 第2の領域
1910 第3の領域
1911 第1のステップ
1912 第2のステップ
1913 電極体1901における任意位置
1914 電極体1901を構成する集電体
1915 電極体1901を構成する分極性電極
1916 実施の形態3における電極体
1917 電極体1916における集電体
1918 実施の形態4における電極体
1919 電極体1918における集電体
1920 集電体1917と集電体1919との差異領域1
1921 集電体1917と集電体1919との差異領域2
2001 巻回素子
2002 有底筒状容器
2003 蓋材
2004 巻き軸
2005 第1の電極体における集電体
2006 第2の電極体における集電体
2007 有底筒状容器の側壁の一部に入れた環状溝
2008 第1の環状絶縁部材
2009 第2の環状絶縁部材
2010 有底筒状容器2002の開放端からなる環状カール部
2011 蓋材2003に設けられた孔
2012 栓状部材
2013 第1の電極体における集電体2005の端面
2014 蓋材2003と電極体2005との溶接領域
2015 第2の電極体における集電体2006の端面
2016 有底筒状容器2002と電極体2006との溶接領域
2017 巻回素子
2018 第1の極となる電極体の集電体
2019 第2の極となる電極体の集電体
2020 巻き軸
2021 第1の極となる電極体の集電体2002からなる第1の領域
2022 第2の極となる電極体の集電体2003からなる第2の領域
2023 第1の極となる電極体の集電体
2024 第1の極となる電極体における分極性電極
2025 第2の極となる電極体の集電体
2026 第2の極となる電極体における分極性電極
2027 第1のセパレータ
2028 第2のセパレータ
2029 分極性電極2008、2010の対向部
2030 巻回素子を構成する一つの極の電極体
2031 分極性電極の無い集電部領域
2032 分極性電極領域
2033 電極体の一端(巻回素子の芯側)
2034 電極体の一端(巻回素子の外周側)
2101 正極側電極体
2102 負極側電極体
2103 正極側電極体2101における集電体
2104 正極側集電体2103の拡幅部
2105 正極側電極体2101における分極性電極
2106 負極側電極体2102における集電体
2107 負極側集電体2106の拡幅部
2108 負極側電極体2102における分極性電極
2109 セパレータ
2110 セパレータ
2111 巻回素子
2112 正極側集電体
2113 負極側集電体
2114 正極側集電端子
2115 負極側集電端子
2116 従来のキャパシタの電極体(特許文献2)
2117 電極体2116における集電体
2118 電極体2116における分極性電極
2119 従来のキャパシタの電極体(特許文献1)
2120 電極体2119における集電体
2121 電極体2119における分極性電極

Claims (10)

  1. 第1の集電体と前記第1の集電体の両面に局所的に具備される第1の分極性電極とで構成された第1の電極体、第2の集電体と前記第2の集電体の両面に局所的に具備される第2の分極性電極とで構成された第2の電極体、及び前記第1の電極体と前記第2の電極体との間に介在した第1のセパレータ及び第2のセパレータとからなる巻回素子と、有底筒状容器と、前記有底筒状容器に設けられた環状溝と、蓋材と、巻き軸と、第1の環状絶縁部材と、第2の環状絶縁部材と、前記蓋材に設けられた孔と、前記蓋材に設けられた孔を止栓する栓状部材と、電解液とからなり、
    前記巻回素子における前記第1の電極体と、前記蓋材とが、前記第1の集電体の一部からなる第1の端面にて接続されて第1の極をなし、
    前記巻回素子における前記第2の電極体と、前記有底筒状容器とが、前記第2の集電体の一部からなる第2の端面にて接続されて第2の極をなしたキャパシタであって、
    前記巻回素子の前記第1の集電体の最内周部と最外周部との間に境界部を有し、前記最内周部と前記境界部との区間に第1の領域を、前記境界部と前記最外周部との区間に第2の領域を備え、
    前記巻回素子の前記第2の集電体の最内周部と最外周部との間に境界部を有し、前記最内周部と前記境界部との区間に第1の領域を、前記境界部と前記最外周部との区間に第2の領域を備え、
    前記第1または第2の端面の前記第1の領域における、前記第1または第2の分極性電極が存在しない前記第1または第2の集電体の一部は前記巻回素子の外周側方向に傾いて圧接され、
    前記第1または第2の端面の前記第2の領域における、前記第1または第2の分極性電極が存在しない前記第1または第2の集電体の一部は前記巻回素子の芯側方向に傾いて圧接されていることを特徴とするキャパシタ。
  2. 前記第1の電極体または前記第2の電極体は、長手方向について、第1の端部となる一端と、第2の端部となる他端と、前記第1の端部と前記第2の端部との中間領域に境界部とを備え、
    前記第1または第2の集電体において、前記第1の端部と前記第2の端部との間の一定領域の両面に長方形状に前記第1または第2の分極性電極を相対して形成する領域と、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域とを具備し、
    前記第1の端部と前記第2の端部との区間において、前記第1または第2の集電体の幅方向の寸法は、前記境界部で最小であり、かつ、前記第1の端部または前記第2の端部の少なくとも一方で最大であることを特徴とする請求項1に記載のキャパシタ。
  3. 前記第1の電極体または前記第2の電極体は、長手方向について、第1の端部となる一端と、第2の端部となる他端と、前記第1の端部と前記第2の端部との中間領域に第1の境界部と第2の境界部とを備え、
    前記第1または第2の集電体において、前記第1の端部と前記第2の端部との間の一定領域の両面に長方形状に前記第1または第2の分極性電極を相対して形成する領域と、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域とを具備し、
    前記第1の端部と前記第2の端部との区間において、前記第1または第2の集電体の幅方向の寸法は、前記第1の境界部及び第2の境界部との区間で最小であり、かつ、前記第1の端部または前記第2の端部の少なくとも一方で最大であることを特徴とする請求項1に記載のキャパシタ。
  4. 前記第1の電極体または前記第2の電極体は、長手方向について、第1の端部となる一端と、第2の端部となる他端と、前記第1の端部と前記第2の端部との中間領域に第1の境界部と第2の境界部とを備え、
    前記第1または第2の集電体において、前記第1の端部と前記第2の端部との間の一定領域の両面に長方形状に前記第1または第2の分極性電極を相対して形成する領域と、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域とを具備し、
    前記第1の端部と前記第2の端部との区間において、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域の幅方向の寸法は、前記第1の境界部及び第2の境界部との区間で最小であり、かつ、前記第1の境界部の前後と前記第2の境界部の前後において、前記第1または第2の集電体の幅方向の寸法は、前記第1の境界部及び第2の境界部との区間における寸法に対し一定量増分し、かつ、前記第1の端部または前記第2の端部の少なくとも一方で最大であることを特徴とする請求項1に記載のキャパシタ。
  5. 第1の集電体と前記第1の集電体の両面に局所的に具備される第1の分極性電極とで構成された第1の電極体、第2の集電体と前記第2の集電体の両面に局所的に具備される第2の分極性電極とで構成された第2の電極体、及び前記第1の電極体と前記第2の電極体との間に介在した第1のセパレータ及び第2のセパレータとからなる巻回素子と、有底筒状容器と、前記有底筒状容器に設けられた環状溝と、蓋材と、巻き軸と、第1の環状絶縁部材と、第2の環状絶縁部材と、前記蓋材に設けられた孔と、前記蓋材に設けられた孔を止栓する栓状部材と、電解液とからなり、
    前記巻回素子における前記第1の電極体と、前記蓋材とが、前記第1の集電体の一部からなる第1の端面にて接続されて第1の極をなし、
    前記巻回素子における前記第2の電極体と、前記有底筒状容器とが、前記第2の集電体の一部からなる第2の端面にて接続されて第2の極をなしたキャパシタであって、
    前記巻回素子の前記第1の集電体の最内周部と最外周部の区間との間に異なる第1の境界部及び第2の境界部とを有し、前記最内周部と前記第1の境界部との区間に第1の領域を、前記第1の境界部と前記第2の境界部との区間に第2の領域を、前記第2の境界部と前記最外周部との区間に第3の領域を備え、
    前記巻回素子の前記第2の集電体の前記巻回素子の最内周部と最外周部の区間との間に異なる第1の境界部及び第2の境界部とを有し、前記最内周部と前記第1の境界部との区間に第1の領域を、前記第1の境界部と前記第2の境界部との区間に第2の領域を、前記第2の境界部と前記最外周部との区間に第3の領域を備え、
    前記第1または第2の端面の前記第1の領域における、前記第1または第2の分極性電極が存在しない前記第1または第2の集電体の一部は前記巻回素子の外周側方向に傾いて圧接され、
    前記第1または第2の端面の前記第3の領域における、前記第1または第2の分極性電極が存在しない前記第1または第2の集電体の一部は前記巻回素子の芯側方向に傾いて圧接されていることを特徴とするキャパシタ。
  6. 前記第1の電極体または前記第2の電極体は、長手方向について、第1の端部となる一端と、第2の端部となる他端と、前記第1の端部と前記第2の端部との中間領域に第1の境界部と第2の境界部とを備え、
    前記第1または第2の集電体において、前記第1の端部と前記第2の端部との間の一定領域の両面に長方形状に前記第1または第2の分極性電極を相対して形成する領域と、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域とを具備し、
    前記第1の端部と前記第2の端部との区間において、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域の幅方向の寸法は、前記第1の境界部及び第2の境界部との区間で最小であり、かつ、前記第1の端部または前記第2の端部の少なくとも一方で最大であることを特徴とする請求項5に記載のキャパシタ。
  7. 前記第1の電極体または前記第2の電極体は、長手方向について、第1の端部となる一端と、第2の端部となる他端と、前記第1の端部と前記第2の端部との中間領域に第1の境界部と第2の境界部とを備え、
    前記第1または第2の集電体において、前記第1の端部と前記第2の端部との間の一定領域の両面に長方形状に前記第1または第2の分極性電極を相対して形成する領域と、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域とを具備し、
    前記第1の端部と前記第2の端部との区間において、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域の幅方向の寸法は、前記第1の境界部及び第2の境界部との区間で最小であり、かつ、前記第1の境界部の前後もしくは前記第2の境界部の前後の少なくとも一方において、前記第1または第2の分極性電極を形成しない領域の幅方向の寸法は、前記第1の境界部及び第2の境界部との区間における寸法に対し一定量増分し、かつ、前記第1の端部または前記第2の端部の少なくとも一方で最大であることを特徴とする請求項5に記載のキャパシタ。
  8. 前記蓋材は、前記巻回素子との接続側面において、中心部に突起を有することを特徴とする請求項1または請求項5に記載のキャパシタ。
  9. 前記有底筒状容器は、底面の中心部において、内部側に突起を有することを特徴とする請求項1または請求項5に記載のキャパシタ。
  10. 前記第1の電極体の第1の境界位置及び前記第2の電極体の第2の境界位置は、前記第1のセパレータ端及び前記第2のセパレータ端に対し0.6〜1.0mm突き出していることを特徴とする請求項1または請求項5に記載のキャパシタ。
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