WO2009151030A1 - 制御弁及びこの制御弁を備えた空調機 - Google Patents

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Abstract

 四方弁(12)は、内部に弁室(30)を有する弁ハウジング(14)と、弁室(30)の内面に開口する接続開口(62,64,66)と、摺動位置に応じて接続開口(62,64,66)間の連通を制御するスライド弁要素(24)と、スライド弁要素(24)を駆動する駆動機構と、を備える。該 駆動機構は、内部にシリンダボア(86)を規定するスリーブ(80)と、該シリンダボア内に摺動可能に嵌め込まれたピストン(78)と、該ピストンを前記スライド弁要素に連結する弁ロッド(76)と、前記ピストンを摺動させるパイロット圧の供給を受けるパイロット圧室(88)と、前記スリーブを前記弁ハウジング内に支持し、前記スリーブの外周面と前記弁ハウジングの内周面との間に隙間を確保するOリング(94)と、を備える。

Description

制御弁及びこの制御弁を備えた空調機
 本発明は、制御弁に関し、より詳しくは、空調機の冷媒循環経路に組み込まれる制御弁及びこの制御弁を備えた空調機に関する。
 一般的な空調機は、その冷媒循環経路中に組み込まれた制御弁を含み、この制御弁には、例えば、四方弁が使用されている。この四方弁の切り換えは、冷媒循環経路内の冷媒の流れ方向を変更させ、これにより、空調機は冷房運転及び暖房運転の一方を実施する。
 ここで、四方弁の1つの形態は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1の四方弁は、中空のシリンダを有し、このシリンダ内にはブラケットが配設されている。このブラケットの両端には、ピストンがそれぞれ接続され、これらピストンはシリンダ内にて摺動可能である。そして、ブラケットにはスライド弁要素が取り付けられている。一方、シリンダにはその内部に連通する4本の配管が取り付けられている。
 上述のピストン、ブラケット及びスライド弁要素は一緒にシリンダ内を往復し、スライド弁要素のスライド位置に基づき、前記配管相互の接続が切り換えられることで、これにより、冷媒の流れ方向が変更される。
特開2000-234824号公報
 ところで、上述の四方弁のシリンダはピストンを摺動可能に収容するシリンダボアを有し、このシリンダボアの加工には、ピストンの円滑な摺動を確保するうえで、その内径寸法や真円度及び同心度に関して高い精度が要求される。また、シリンダ内にピストンを組み込む際にも、高度な組立精度、つまり、作業員の高い熟練性が要求され、四方弁の組立作業は容易ではない。
 一方、シリンダへの各配管の取り付けはろう付け又は溶接によって行われているが、これらのろう付けや溶接はシリンダに局部的に熱を加える。このため、シリンダが高精度に加工されているにも拘わらず、シリンダへの配管の取り付け時、シリンダを熱変形させてしまう虞がある。特に、上述の熱変形は、シリンダの肉厚の薄い部分に起こり易い。詳しくは、ピストンの摺動を案内するシリンダボアの周壁部分、即ち、ガイド周壁は、配管が接続される他の周壁部分に比べて肉厚が薄いため、上述の熱変形は、前記ガイド周壁に顕著に表れてしまう。
 このようなガイド周壁の熱変形は、ピストンの円滑な動きを阻害し、四方弁の切り換え動作を不安定にする虞がある。
 一般的に、上述の四方弁、即ち、そのシリンダやスライド弁要素の材料には、加工性や熱伝導性に優れた銅が使用されている。
 一方、近年、脱フロンの要請から冷媒としてアンモニアの使用が望まれている。
 しかしながら、銅は、耐アンモニア性が低いため、アンモニア冷媒を使用する冷媒循環経路に銅製の四方弁を組み込むことはできない。
 そこで、冷媒がアンモニア冷媒である場合には、耐アンモニア性に優れるアルミニウムやステンレス鋼製の四方弁を使用することが考えられる。
 しかしながら、アルミニウムやステンレス鋼は銅に比べて熱伝導率が低いため、アルミニウムやステンレス鋼製のシリンダは、前述した熱変形をより顕著に受けてしまう。
 本発明の目的は、簡単な構造を有するとともに、組立作業が容易であり、しかも、前述の熱変形がその切り換え動作に悪影響を及ぼすことのない制御弁、また、この制御弁を備えた空調機を提供することにある。
 上記目的を達成するために、本発明の制御弁は、中空の筒形状をなす弁ハウジングであって、その内部に規定された弁室及びこの弁室を囲む外周壁を有する、弁ハウジングと、前記外周壁に取り付けられ、前記弁室の内面に開口する開口をそれぞれ有した複数のポート部材と、前記弁室内に設けられ、前記弁室の内面上を前記弁ハウジングの軸線方向に摺動可能なスライド弁要素であって、摺動位置に応じて前記ポート部材の前記開口間の連通を制御するスライド弁要素と、前記弁ハウジング内にて前記弁室に隣接して配置され、前記スライド弁要素を駆動する駆動機構とを備え、前記駆動機構は、前記弁ハウジングの軸線に沿って配置され、内部にシリンダボアを規定するスリーブと、前記シリンダボア内に摺動可能に嵌め込まれ、前記スライド弁要素に連結された可動部材と、前記可動部材を摺動させるアクチュエータと、前記弁ハウジングに対して前記スリーブを支持し且つ前記スリーブの傾動を許容する支持装置とを含む。
 この制御弁によれば、支持装置が弁ハウジングとスリーブとの間に存在して弁ハウジング内にてスリーブを支持し、スリーブの外周面と弁ハウジングの内周面との間に隙間を確保するので、この隙間によりスリーブと弁ハウジングとが干渉することが防止される。このようにスリーブと弁ハウジングとが干渉しなければ、弁ハウジングの外周壁が熱影響により変形したとしてもこの変形がシリンダボアの部分にまで影響を及ぼすことは有効に防止することができる。また、弁ハウジングの加工精度が比較的低くても、スリーブの加工精度が要求精度を満足していれば、スリーブのシリンダボア内を摺動する可動部材の移動を阻害することはない。更に、この隙間を形成するために弁ハウジング内の寸法に余裕をもたせているため、制御弁の組立作業においても、弁ハウジングの中に可動部材を簡単に収めることができ、組立作業に熟練は要さない。
 具体的には、前記スリーブは、前記弁室に向けて開口した開口端と、前記開口端に対向する端壁とを含み、前記支持装置は、前記弁ハウジングの内面に対して前記スリーブの前記端壁側を支持させる支持点と、前記弁ハウジングと前記スリーブとの間に前記スリーブの前記開口端から前記支持点に亘って確保された環状の隙間とを含む構成とすることが好ましい。
 この制御弁によれば、スリーブが端壁側のみで支持されるので、スリーブは、その開口端側が弁ハウジングに対し偏心する傾きを許容した状態で設置することができる。そのため、弁ハウジングが僅かに湾曲していたとしても、可動部材の摺動方向の軸線と、スリーブの軸線とを一致させることができる。
 また、前記支持装置は、前記支持点に配置された環状のシール部材を更に含む構成とすることが好ましい。
 この制御弁によれば、環状のシール部材により、スリーブを確実に支持でき、気密性も保てる。
 また、前記支持装置は、前記スリーブにおける前記端壁側の外周面に形成され、前記シール部材を保持する保持溝を更に含む構成とすることが好ましく、より好ましくは、前記スリーブは、前記端壁側の外周面に形成された環状の膨出部を有し、前記保持溝は、前記膨出部の外周面に形成されている構成とする。
 この制御弁によれば、弁ハウジングの内周面とスリーブの外周面との間に容易に隙間を確保することができる。また、スリーブにシール部材を組み付けてから弁ハウジング内に組み込めるため、制御弁の組立が容易となる。
 また、前記制御弁は、3個以上の前記ポート部材を備えていることが好ましく、より好ましくは、前記ポート部材の1つは、前記弁室内に流体を導入させる導入口を有した導入ポート部材であり、前記ポート部材の残りは、前記スライド弁要素により前記流体の流れ方向を切り替えるために用いられ、前記弁室に開口する接続開口をそれぞれ有した切替ポート部材であり、前記導入口と前記接続開口とは前記弁ハウジングの周方向に互いに離間して配置されている一方、前記接続開口同士は前記弁ハウジングの長手軸線に沿って並んで配置されており、前記駆動機構は前記弁室の両側にそれぞれ配置され、これら駆動機構は、前記接続開口間の接続を制御すべく前記スライド弁要素を前記長手軸線に沿い互いに逆向きに移動させる構成とする。
 この制御弁によれば、ポート部材の数だけ流体の方向制御を行うことができる。
 具体的には、前記制御弁は、前記接続開口を3個備えた四方弁であって、前記スライド弁要素は、中央の接続開口と残りの一方の接続開口とを接続する第1切換え位置と、前記中央の接続開口と残りの他方の接続開口とを接続する第2切換え位置とを有する構成とする。
 この制御弁によれば、熱変形の影響を受けにくい四方弁を比較的簡単な構成により得ることができる。
 また、前記残りの接続開口を有する2つのサイドポート部材は、前記中央の接続開口を有する中央ポート部材の軸線に対して傾斜され、前記サイドポート部材の前記接続開口は前記中央ポートの前記接続開口に近接して位置付けられている構成とすることが好ましい。
 この制御弁によれば、流体の圧損を低減することができる。
 また、前記可動部材は、前記シリンダボア内に配置されたピストンと、前記ピストンに連結されているピストンロッドであって、前記スライド弁要素が取り付けられたピストンロッドとを有する構成とすることが好ましい。
 この制御弁によれば、ピストンの往復運動によりスライド弁要素を駆動することができる。
 また、前記アクチュエータは、前記スリーブの端壁内に形成されたパイロット圧室を含み、このパイロット圧室は前記シリンダボア内に臨み、前記ピストンを駆動するためのパイロット圧の供給を受ける構成とすることが好ましい。
 この制御弁によれば、パイロット圧によりピストンを駆動することができ、比較的シンプルな構成でスライド弁要素の位置の切り換えを行うことができる。
 また、前記ポート部材は、前記弁ハウジングの前記外周壁に熱負荷を加える取り付け手段によって前記弁ハウジングに取り付けられている構成とすることが好ましい。
 この制御弁によれば、ポート部材を比較的簡単に弁ハウジングに取り付けることができる。本発明の制御弁は、熱負荷により弁ハウジングが熱変形を起こしたとしても、その影響によりスライド弁要素の駆動が阻害されるということを有効に防止できる構造を有しているので、熱負荷を加える取り付け法を採用することができる。
 一方、本発明の空調機は、冷媒の循環経路と、前記循環経路に組み込まれ、前記循環経路内を流れる冷媒の流れ方向を切り換える上述した制御弁とを備えている。
 具体的には、前記循環経路の高圧部分と前記パイロット圧室のうち、選択された1つとを接続するパイロット圧供給回路を更に備える構成とすることが好ましい。
 この空調機によれば、組み込まれる制御弁の加工精度をあまり高める必要はないので空調機全体として製造コスト削減が図れ、しかも、スライド弁要素の駆動に用いるパイロット圧を冷媒循環経路の高圧経路より供給するので、空調機全体としての構成をシンプルにすることができる。
 本発明の制御弁によれば、スリーブの外周面と弁ハウジングの内周面との間に隙間が確保されているので、組立作業が容易であり、熱変形による寸法精度の低下の影響を受けない制御弁を簡単な構成で得ることができる。このため、制御弁全体としての製造効率の向上及び製造コストの削減を図ることができる。
 一方、本発明の空調機によれば、上記した制御弁を備えているので、空調機全体としての製造効率の向上及び製造コストの削減を図ることができる。
一実施形態の四方弁を示した断面図である。 図1中の円A内を拡大して示した断面図である。 図2中のIII-III線に沿う断面図である。 図2中のIV-IV線に沿う断面図である。
 図1は、一実施形態の空調機2を示す。
 この空調機2は冷媒循環経路Pを備え、この冷媒循環経路Pには、圧縮機4、室外熱交換器6、膨張弁8、室内熱交換器10及び制御弁としての四方弁12等が組み込まれている。なお、空調機2は、冷媒としてアンモニアを使用する。このため、四方弁12及び冷媒循環経路P等のアンモニア冷媒と接する空調機2内の機器や配管は、耐アンモニア性に優れるアルミニウムから形成されている。ここで、アルミニウムには、純アルミニウム及びアルミニウム合金を含む。
 四方弁12は、弁ハウジング14と、弁ハウジング14の外周壁に取り付けられた複数のポート部材16,18,20,22と、これらポート部材間の連通を制御するスライド弁要素24と、スライド弁要素24を駆動する駆動源とを含む。
 弁ハウジング14は、円筒状且つ中空のハウジングボディ26と、ハウジングボディ26の両端を塞ぐ端板28とを有する。ハウジングボディ26はその内部に弁室30を規定し、この弁室30はハウジングボディ26の長手軸線の方向でみてハウジングボディ26の中央部分に配置されている。詳しくは、ハウジングボディ26の外周壁は前記中央部分に肉厚部32,34を有し、これら肉厚部32,34は、ハウジングボディ26の一直径方向に互いに対向し、ハウジングボディ26の内周面から弁室30内に向けて突出している。それ故、肉厚部32,34はハウジングボディ26における外周壁の他の部位よりも厚く、また、図1から明らかなように肉厚部32の肉厚が肉厚部34の肉厚よりも厚いことに留意すべきである。更に、肉厚部32,34は、ハウジングボディ26の直径方向に関して互いに対向する面を有し、これらの面は平坦面に形成され、ハウジングボディ26の長手軸線と平行である。
 肉厚部32には3つの貫通孔36,38,40が形成され、これら貫通孔はハウジングボディ26の長手軸線に沿って並んでいる。図1から明らかなように、肉厚部32の中央に位置する貫通孔36は、肉厚部32内をハウジングボディ26の長手軸線と直交する方向に延び、肉厚部32の平坦面に開口した内端を有する。これに対し、貫通孔36の両側に位置付けられた貫通孔38,40は、肉厚部32内を中央の貫通孔36の軸線に対し、所定角度で傾斜した状態で延び、肉厚部32の平坦面に開口した内端をそれぞれ有する。貫通孔36,38,40の内端はハウジングボディ26の長手軸線に沿う同一の直線上に配置され、貫通孔38,40の内端は貫通孔36の内端に近接して位置付けられている。
 一方、肉厚部34には、入力ポートのための1つの貫通孔42が形成されている。この貫通孔42は、肉厚部34内をハウジングボディ26の長手軸線と直交する方向に延び、肉厚部34の平坦面にて開口した内端を有する。図1から明らかなように、貫通孔42の内端及び貫通孔36の内端は、ハウジングボディ26の長手軸線の方向に互いにずらして位置付けられている。
 前述したように肉厚部32は肉厚部34よりも肉厚である。それ故、肉厚部32に3つの貫通孔36,38,40が形成されても、肉厚部32は充分な強度を維持する。
 ハウジングボディ26の両端部内は収容室44としてそれぞれ形成され、これら収容室44は弁室30を両側から挟み込んでいる。各収容室44は弁室30と連通し、且つ、円形の横断面を有する。ハウジングボディ26の両端面には複数のねじ孔46が形成され、これらねじ孔46はハウジングボディ26の周方向に均等な間隔を存して配置されている。
 前述した2つの端板28は円形をなし、中央に取付孔48を有する。取付孔48は対応する端板28を貫通している。図2からより明らかなように、各端板28の内面には円形の突出部50が形成されており、取付孔48の内端は突出部50の内端面にて開口している。また、端板28は、その周縁部に複数のボルト挿通孔52を有し、これらボルト挿通孔52は前述したねじ孔46のそれぞれと合致可能に配置されている。更に、各端板28とハウジングボディ26の対応する側の端面との間にはガスケット54が挟み込まれている。そして、各端板28は、ボルト56がボルト挿通孔52を通じてねじ孔46にねじ込まれることにより、ハウジングボディ26に固定されている。
 図1から明らかなように、前述した貫通孔42,36,38,40内には管状のポート部材16,18,20,22がそれぞれ差し込まれており、これらポート部材は前述した弁室30に開口した開口端を有する。より詳しくは、ボート部材16,18,20,22の開口端は肉厚部32,34の平坦面と面一に位置付けられている。
 具体的には、ポート部材16は、貫通孔42に差し込まれ、ろう付けにより肉厚部34に固定されている。ポート部材16の開口端は導入口60として使用され、ボート部材16は入力ポートとして機能する。
 ポート部材18は、貫通孔36に差し込まれ、ろう付けにより肉厚部32に固定されている。ポート部材18の開口端は中央の接続開口(導出口62)として使用され、ポート部材18は出力ポートとして機能する。
 ポート部材20は、貫通孔38に挿通され、ろう付けにより肉厚部32に固定されている。ポート部材20の開口端は室外熱交換器側の接続開口64として使用され、ポート部材20は弁室30に対する冷媒の流れの向きを切り換えるための切換ポートとして機能する。
 ポート部材22は、貫通孔40に差し込まれ、ろう付けにより肉厚部32に固定されている。ポート部材22の開口端は室内熱交換器側の接続開口66として使用され、弁室30に対する冷媒の流れの向きを切り換えるための切換ポートとして機能する。
 図1に示されているように、上述したポート部材16、即ち、入力ポートは、冷媒循環経路Pの高圧部分P1を介して圧縮機4の吐出ポートに接続されている。一方、ポート部材18、即ち、出力ポートは、冷媒循環経路Pの低圧部分P2を介して圧縮機4の吸込みポートに接続されている。ポート部材20,22は、冷媒循環経路Pの切換部分P3を介して相互に接続されており、前述したこの室外熱交換器6、膨脹弁8及び室内熱交換器10は切換部分P3にポート部材20側から順次組み込まれている。
 前述したスライド弁要素24は弁室30内に配置されている。このスライド弁要素24は弁室30、即ち、ハウジングボディ26の長手軸線に沿い駆動源によって往復動される。なお、駆動源については後述する。
 スライド弁要素24は、弁ボディ68を含む。
 弁ボディ68は平坦な摺動面72を有し、この摺動面72は肉厚部32の平坦面に密接し、肉厚部32の平坦面上をスライド可能である。摺動面72はその中央に凹部74を有し、この凹部74はハウジングボディ26の長手軸線に沿って延びる円弧状の溝によって形成されている。凹部74は、前述した導出口62及び選択された1つの接続開口(64又は66)をカバーする大きさ、即ち、長さを有する。それ故、図1でみて、スライド弁要素24が弁室30の右側に位置付けられているとき、即ち、四方弁が冷房位置に切換えられているとき、スライド弁要素24の凹部74は、導出口62と室内交換器側の接続開口66とを互いに連通させる。逆に、スライド弁要素24が弁室30の左側に位置付けられているとき、即ち、四方弁が暖房位置に切換えられているとき、スライド弁要素24の凹部74は導出口62と室外熱交換器側の接続開口64とを互いに連通させる。
 ここで、前述したように、凹部74は円弧状の溝から形成され、そして、接続開口64,66を提供する前述した切換ポートが斜めに配置されているので、冷媒は凹部74を円滑に通過できる。即ち、凹部74は、四方弁内を通過する冷媒の流れにとって大きな抵抗にならないことに留意すべきである。
 弁ボディ68はその摺動面72とは反対側に取付け部70を有し、この取付け部70にて、スライド弁要素24の弁ロッド76に取付けられている。この弁ロッド76はハウジングボディ26内に同心、即ち、ハウジングボディ26の長手軸線上に配置され、弁室30を貫通して延びている。
 それ故、弁ロッド76の両端は、収容室44内にそれぞれ突出し、前述した駆動源に連結されている。詳しくは、駆動源は各収容室44内にそれぞれ配置された駆動機構を含み、これら駆動機構が弁ロッド76の両端にそれぞれ連結されている。駆動機構は対称な構造を有しているので、以下には一方の駆動機構に着目して、その詳細を説明する。
 図2から明らかなように、駆動機構はスリーブ88を含み、このスリーブ88は収容室44内に同心にして配置されている。スリーブ80は弁室30側に位置した開口端82と、端板28側に位置した端壁84を有し、その内部にシリンダボア86を規定する。このシリンダボア86は、スリーブ80と同軸的に形成されている。
 開口端82は前述した肉厚部32,34に当接され、そして、端壁84は前述した端板28の突出部50に当接されている。また、端壁84はその外周面に円形の膨出部90が形成され、この膨出部90はスリーブ80の外径よりも僅かに大きな外径を有する。膨出部90の外周面には周溝92が形成され、この周溝92内にOリング94が配置されている。従って、スリーブ80はOリング94を介して収容室44の内周面、即ち、ハウジングボディ26に支持されている。図3に示されるように、Oリング94は膨出部90の外周面と収容室44の内周面との間の間隙を気密に塞いでいる。
 スリーブ80は開口端82から端壁84に亘って延びる周壁96を有する。図4に示されるように、周壁96の外周面と収容室44の内周面との間には環状の隙間98が確保されている。
 スリーブ80のシリンダボア86内にはピストン78が摺動自在に嵌め込まれており、このピストン78は前述した弁ロッド76の一端に連結されている。本実施形態の場合、弁ロッド76は左右の駆動機構のピストン78に共通のピストンロッドを兼用している。
 ピストン78はカップ形状をなし、弁室30側に向けて開口されているシリンダボア86内にはピストン78と端壁84との間に圧力室が形成されている。それ故、端壁84と対向するピストン78の面は受圧面として形成されている。ピストン78の受圧面に圧力が加えられたとき、ピストン78は弁ロッド76を伴い、弁室30側に向けてシリンダボア86内を摺動する。
 前述したようにピストン78は収容室44内ではなく、スリーブ80のシリンダボア86内に配置され、しかも、ハウジングボディ26とスリーブ80との間には環状の隙間98が確保されている。それ故、ハウジングボディ26に前述したポート部材16又はポート部材22がろう付けされたとき、ハウジングボディ26の外周壁がポート部材16,22の近傍の部位にて熱変形を受け、図4に示されるように収容室44に歪みが発生することがある。しかしながら、収容室44の歪みは、この後、収容室44内へのスリーブ80の挿入に何ら影響を及ぼさない。ハウジングボディ26とスリーブ80との間には前述した環状の隙間98が確保されているので、この隙間98は収容室44の歪みを許容する。それ故、スリーブ80は収容室44の内周面に引っ掛かることなく、収容室44内に挿入でき、収容室44内の正規の位置に配置される。従って、収容室44の歪みが四方弁の組立を不能にすることはなく、四方弁の組立後、ピストン78はスリーブ80のシリンダボア86内を円滑に摺動することができる。
 更に、スリーブ80はその端壁84の外周面のみにOリング94を有する。それ故、収容室44内にスリーブ80がその開口端を先頭にして挿入されたとき、収容室44の内周面に対するOリング94の摺動距離は短く、Oリング94が損傷することはない。
 駆動機構はピストン78を駆動するパイロット圧型のアクチュエータを備えており、以下、このアクチュエータについて説明する。
 アクチュエータはパイロット圧室88を含み、このパイロット圧室88はスリーブ80の端壁84を貫通する貫通孔によって形成されている。
 そして、パイロット圧室88はパイロット圧供給装置に接続されており、このパイロット圧供給装置は、左右の駆動機構のパイロット圧室88に共用される。
 より詳しくは、パイロット圧供給装置は、一対の管状のポート部材58を備えている。これらポート部材58は弁ハウジング14の取付孔48にそれぞれ挿通され、例えば、ろう付けにより端板28に固定されている。なお、図1及び図2から明らかなように、ポート部材58の内端は、対応する側のパイロット圧室88内に位置付けられている。なお、図1中、右側及び左側のポート部材58には、参照符号58R,58Lもまた併せて付されている。
 ポート部材58Rからはパイロット配管P5が延び、このパイロット配管P5は電磁弁100に接続されている。より詳しくは、電磁弁100は4ポート2位置の方向切換弁であり、パイロット配管P5は電磁弁100のポート101に接続されている。
 電磁弁100のポート102からはパイロット配管P6が延び、このパイロット配管P6はポート部材58Lに接続されている。電磁弁100のポート103からはパイロット配管P7が延び、このパイロット配管P7は前述したポート部材16に接続されている。電磁弁100のポート104からはパイロット配管P8が延び、このパイロット配管P8は前述したポート部材18に接続されている。
 電磁弁100が図1に示された冷房位置に切換えられているとき、ポート101とポート104とが互いに連通し、ポート102とポート103とが互いに連通する。これに対し、電磁弁100が冷房位置から暖房位置に切換えられたとき、ポート101とポート103とが互いに連通し、ポート102とポート104とが互いに連通する。
 上述したパイロット配管P5~P8のレイアウトから明らかなように、ポート103には、圧縮機4から吐出された冷媒の高い圧力、即ち、吐出圧が供給され、そして、ポート104には、圧縮機4に吸込まれる冷媒の低い圧力、即ち、吸入圧が供給される。それ故、ポート101及びポート102には電磁弁100の切換え位置に応じて、吐出圧又は吸入圧が供給されることから、左右のパイロット圧室88は対応するポート部材58を通じて、吐出圧又は吸入圧の供給を受けることができる。
 即ち、電磁弁100が冷房位置に切り換えられているとき、左側のパイロット圧室88には吐出圧が供給され、これに対し、右側のパイロット圧室88には吸入圧が供給される。この場合、ピストン78及び弁ロッド76は、吐出圧と吸入圧との圧力差により右側に移動される。即ち、スライド弁要素24は右側に移動し、導出口62と室内熱交換器側の接続開口66とはスライド弁要素24の凹部74を通じて互いに連通する。
 一方、電磁弁100が暖房位置に切り換えられているとき、右側のパイロット圧室88には吐出圧が供給され、左側のパイロット圧室88には吸入圧が供給される。この場合、ピストン78及び弁ロッド76、即ち、スライド弁要素24は左側に移動され、導出口62と室外熱交換器側の接続開口64とはスライド弁要素24の凹部74を通じて互いに連通する。このように、電磁弁100の切換え操作により、四方弁12のスライド弁要素24は往復動され、前述した冷媒循環経路P(P1~P3)を流れる冷媒の流れ方向を制御する。
 具体的には、空調機2に冷房運転を実施させる場合、電磁弁100は冷房位置に切換えられる。それ故、スライド弁要素24は図1中右側に位置付けられ、ポート部材18,22が互いに接続される一方、ポート部材16,20が弁室30を通じて互いに接続される。この場合、圧縮機4から吐出された高温高圧の気相冷媒は室外熱交換器6に供給される。気相冷媒が室外熱交換器6を通過する際、気相冷媒は冷却されて液化し、そして、液相冷媒が室外熱交換器6から膨張弁8に供給され、この膨脹弁8にて減圧され、室内熱交換器10内に流入する。この室内熱交換器10内にて、液相冷媒は室内熱交換器10を通過する空気の熱を奪いながら蒸発し、低圧の気相冷媒となる。この後、低圧の気相冷媒は、四方弁12内を通過して流れ、圧縮機4に向かう。この後、空調機は上述のサイクルを繰り返し、冷房運転を実施する。
 一方、空調機2に暖房運転を実施させる場合、電磁弁100は暖房位置に切換えられ、四方弁12のスライド弁要素24は図1中左側に位置付けられる。この場合、ポート部材18,20がスライド弁要素24を介して互いに接続され、ポート部材16,22が弁室30を通じて互いに接続される。それ故、冷媒循環経路P内の冷媒の流れ方向が前述した冷房運転の場合とは逆になり、圧縮機4からの高温高圧の気相冷媒は室内熱交換器10に供給される。この室内熱交換器10内にて、気相冷媒は室内熱交換器10を通過する空気に放熱して凝縮し、液相冷媒となる。この結果、室内空気は暖められる。液相冷媒は室内熱交換器10から膨張弁8に供給され、この膨脹弁8にて減圧され、低温低圧の液相冷媒となる。この後、液相冷媒は、室外熱交換器6を経て低圧の気相冷媒となり、この気相冷媒は、四方弁12を経て圧縮機4に向かう。この後、空調機は上述のサイクルを繰り返し、暖房運転を実施する。
 本発明は上述した一実施形態に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
 例えば、四方弁12及び配管P等は、アルミニウムに表面処理を施した材料、あるいは、ステンレス鋼等の耐アンモニア性に優れた材料によっても形成可能である。ここで、具体的には、アルミニウムの表面に無電解Ni-P-SiCの被膜をめっきにより形成することが考えられる。この無電解Ni-P-SiCめっきの被膜は、自己潤滑性、耐摩耗性、耐食性に優れ、高い硬度を有する。特に、被膜が熱処理された場合、被膜は更に高い硬度を有することができる。
 四方弁12は、スリーブ80の端壁84と端板28の突出部50との間に常時確保された僅かな間隔を含むことができる。この場合、スリーブ80は収容室44の内周面にOリング94のみを介して支持されているだけであるので、収容室4内にてスリーブ80の傾きが許容される。それ故、ハウジングボディ26が前述した熱変形に起因して全体的に湾曲しても、ハウジングボディ26の歪みに拘わらず、スリーブ80の傾きはピストン78及び弁ロッド76の軸線と、スリーブ80の軸線との一致を可能にし、スリーブ80内でのピストン78の円滑な摺動を保証する。
 また、Oリング94は、ハウジングボディ26に配置されてもよく、この場合、ハウジングボディ26の内周面に保持溝が形成され、この保持溝にOリングが保持される。
 また、四方弁は、アンモニア冷媒以外の他の冷媒が流れる冷媒循環経路にも適用できる。
 更に、本発明の制御弁は、四方弁以外に、開閉弁や三方弁等の他の弁にも適用でき、しかも、空調機以外の機器にも組込み可能である。
2             空調機
4             圧縮機
6             室外熱交換器
8             膨張弁
10            室内熱交換器
12            四方弁
14            弁ハウジング
16,18,20,22   ポート部材
24            スライド弁要素
26            ハウジングボディ
28            端板
30            弁室
32,34         肉厚部
36,38,40,42   貫通孔
44            収容室
76            弁ロッド
78            ピストン
80            スリーブ
94            Oリング
96            周壁
98            隙間
100           電磁弁

Claims (14)

  1.  中空の筒形状をなす弁ハウジングであって、その内部に規定された弁室及びこの弁室を囲む外周壁を有する、弁ハウジングと、
     前記外周壁に取り付けられ、前記弁室の内面に開口する開口をそれぞれ有した複数のポート部材と、
     前記弁室内に設けられ、前記弁室の内面上を前記弁ハウジングの軸線方向に摺動可能なスライド弁要素であって、摺動位置に応じて前記ポート部材の前記開口間の連通を制御するスライド弁要素と、
     前記弁ハウジング内にて前記弁室に隣接して配置され、前記スライド弁要素を駆動する駆動機構とを備え、
     前記駆動機構は、
     前記弁ハウジングの軸線に沿って配置され、内部にシリンダボアを規定するスリーブと、
     前記シリンダボア内に摺動可能に嵌め込まれ、前記スライド弁要素に連結された可動部材と、
     前記可動部材を摺動させるアクチュエータと、
     前記弁ハウジングに対して前記スリーブを支持し且つ前記スリーブの傾動を許容する支持装置と
    を含む、
    制御弁。
  2.  前記スリーブは、
     前記弁室に向けて開口した開口端と、
     前記開口端に対向する端壁とを含み、
     前記支持装置は、
     前記弁ハウジングの内面に対して前記スリーブの前記端壁側を支持させる支持点と、
     前記弁ハウジングと前記スリーブとの間に前記スリーブの前記開口端から前記支持点に亘って確保された環状の隙間とを含む、請求項1に記載の制御弁。
  3.  前記支持装置は、前記支持点に配置された環状のシール部材を更に含む、請求項2に記載の制御弁。
  4.  前記支持装置は、前記スリーブにおける前記端壁側の外周面に形成され、前記シール部材を保持する保持溝を更に含む、請求項3に記載の制御弁。
  5.  前記スリーブは、前記端壁側の外周面に形成された環状の膨出部を有し、前記保持溝は、前記膨出部の外周面に形成されている、請求項4に記載の制御弁。
  6.  前記制御弁は、3個以上の前記ポート部材を備えている、請求項5に記載の制御弁。
  7.  前記ポート部材の1つは、前記弁室内に流体を導入させる導入口を有した導入ポート部材であり、
     前記ポート部材の残りは、前記スライド弁要素により前記流体の流れ方向を切り替えるために用いられ、前記弁室に開口する接続開口をそれぞれ有した切替ポート部材であり、
     前記導入口と前記接続開口とは前記弁ハウジングの周方向に互いに離間して配置されている一方、前記接続開口同士は前記弁ハウジングの長手軸線に沿って並んで配置されており、
     前記駆動機構は前記弁室の両側にそれぞれ配置され、これら駆動機構は、前記接続開口間の接続を制御すべく前記スライド弁要素を前記長手軸線に沿い互いに逆向きに移動させる、請求項6に記載の制御弁。
  8.  前記制御弁は、前記接続開口を3個備えた四方弁であって、
     前記スライド弁要素は、中央の接続開口と残りの一方の接続開口とを接続する第1切換え位置と、前記中央の接続開口と残りの他方の接続開口とを接続する第2切換え位置とを有する、請求項7に記載の制御弁。
  9.  前記残りの接続開口を有する2つのサイドポート部材は、前記中央の接続開口を有する中央ポート部材の軸線に対して傾斜され、前記サイドポート部材の前記接続開口は前記中央ポートの前記接続開口に近接して位置付けられている、請求項8に記載の制御弁。
  10.  前記可動部材は、前記シリンダボア内に配置されたピストンと、前記ピストンに連結されているピストンロッドであって、前記スライド弁要素が取り付けられたピストンロッドとを有する、請求項9に記載の制御弁。
  11.  前記アクチュエータは、前記スリーブの端壁内に形成されたパイロット圧室を含み、このパイロット圧室は前記シリンダボア内に臨み、前記ピストンを駆動するためのパイロット圧の供給を受ける、請求項10に記載の制御弁。
  12.  前記ポート部材は、前記弁ハウジングの前記外周壁に熱負荷を加える取り付け手段によって前記弁ハウジングに取り付けられている、請求項11に記載の制御弁。
  13.  冷媒の循環経路と、
     前記循環経路に組み込まれ、前記循環経路内を流れる冷媒の流れ方向を切り換える請求項12に記載の制御弁と
    を備えた、空調機。
  14.  前記循環経路の高圧部分と前記パイロット圧室のうち、選択された1つとを接続するパイロット圧供給回路を更に備える、請求項13に記載の空調機。
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