WO2008026321A1

WO2008026321A1 - Composition de colorant capillaire en emballage unique

Info

Publication number: WO2008026321A1
Application number: PCT/JP2007/000940
Authority: WO
Inventors: Noboru Chiba; Hiroko Okabe
Original assignee: Kao Corporation
Priority date: 2006-09-01
Filing date: 2007-08-31
Publication date: 2008-03-06
Also published as: EP2065030B1; EP2065030A4; JP2008056621A; JP5132109B2; US20100017971A1; EP2065030A1; US7901465B2

Description

明細書

一剤式染毛剤組成物

技術分野

[0001 ] 本発明は、一剤式の水中油型染毛剤組成物に関する。

背景技術

[0002] これまで、直接染料を用いて毛髪に染料を浸透させ、髪に色をつける、 _ 剤式の染毛剤組成物、いわゆるヘアマニキュアに関する技術が開発されてきた。しかし、染料の分子サイズが大きいことから、染料が容易に毛髪中に浸透せず、染色性や色の持続性の点において満足できるものではなかつた。

[0003] この問題を解決すべく、毛髪への浸透を促進させる溶剤を配合することにより、染色性や色の持続性の大幅な向上が図られている（特許文献 1 ) 。しかし、そのような溶剤を配合すると、毛髪と皮膚の構造上の違いから、毛髪より皮膚の方が染料に対し染まり易くなるという問題が発生した。

[0004] この問題を解決すべく、浸透促進剤として特定の有機溶剤と共に、炭化水素油及びポリエーテル変性シリコーンを併用した染毛剤組成物の提案がなされている（特許文献 2 ) 。これにより、皮膚着色は若干低減されたものの十分に満足いくレベルではなかった。また、特許文献 2中に示されている組成物は油中水型乳化物であるため、すすぎ時の感触においても十分満足できるものではない。さらに、エアゾール式染毛剤にすると、皮膚着色低減効果が得られにくくなるという問題もある。

[0005] 一方、特定のラクトン化合物を使用し、皮膚着色を低減した染毛剤組成物が提案されている（特許文献 3 ) 。この技術によれば、すすぎ時の感触を損なわずに、皮膚着色を低減することができるが、色の持続性が十分でなく、かつ、ラクトン化合物特有の二オイの影響で調香が非常に難しいという問題があった。

[0006] 特許文献 1 ：特開平 2-91015号公報

特許文献 2：特開 2002-205927号公報特許文献 3：特開 2006-63015号公報

発明の開示

[0007] 本発明は、成分 (A)、（B)、（G)及び (D)

(A)直接染料

(B)炭化水素油

(0 HLB 7以上であるポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン (D)芳香族アルコール

を含有し、成分 (B)と成分 (G)の含有質量比が、（B) / (G) =0. 05〜10である一剤式水中油型染毛剤組成物を提供するものである。

[0008] また本発明は、上記染毛剤組成物及び (F)噴射剤からなるエアゾール式染毛剤組成物を提供するものである。

発明を実施するための形態

[0009] 本発明は、頭皮や肌に着色が生じにくく、染毛直後の染色性及び色の持続性に優れ、かつ、すすぎ時から乾燥後までの毛髪の感触に優れ、二オイも良好な染毛剤組成物に関する。

[0010] 本発明者は、直接染料に炭化水素油、一定値以上の HLB値を有するポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン及び芳香族アルコールを一定比率で併用し、水中油型とすることにより、上記課題が解決されることを見出した。

[001 1 ] 成分 (A)の直接染料としては、ニトロ染料、アントラキノン染料、酸性染料

、油溶性染料、塩基性染料等が挙げられる。

[0012] ニトロ染料としては、 HG青 2、 HG橙 1、 HG赤 1、 HG赤 3、 HG黄 2、 HG黄 4等が挙げられる。

[0013] アントラキノン染料としては、 1 -ァミノ _4 -メチルァミノアントラキノン、 1 , 4-ジァミノアントラキノン等が挙げられる。

[0014] 酸性染料としては、赤色 2号、赤色 3号、赤色 102号、赤色 104号、赤色 105 号、赤色 106号、赤色 201号、赤色 227号、赤色 230号、赤色 232号、赤色 401号、赤色 502号、赤色 503号、赤色 504号、赤色 506号、橙色 205号、橙 206号、橙色 207号、黄色 4号、黄色 5号、黄色 202号、黄色 203号、黄色 402号、黄色 403 号、黄色 406号、黄色 407号、緑色 3号、緑色 201号、緑色 204号、緑色 205号、緑色 401号、緑色 402号、青色 1号、青色 2号、青色 202号、青色 205号、紫色 4 01号、黒色 401号、ァシッドブル _ 1、ァシッドブル _ 3、ァシッドブル _62 、アシッドブラック 52、アシッドブラウン 13、アシッドグリーン 50、ァシッドオレンジ 6、ァシッドレツド 14、ァシッドレツド 35、ァシッドレツド 73、ァシッドレツド 184、プリリアントブラック 1等が挙げられる。

[0015] 油溶性染料としては、赤色 215号、赤色 218号、赤色 225号、橙色 201号、橙色 206号、黄色 201号、黄色 204号、緑色 202号、紫色 201号、赤色 501号、赤色 5 05号、橙色 403号、黄色 404号、黄色 405号、青色 403号等が挙げられる。油溶性染料は、例えば、カラ一リンス、カラ一トリートメント等に用いられる。

[001 6] 塩基性染料としては、ベ一シックブル一 6、ベ一シックブル一 7、ベ一シックブゾレー 9、ベーシックブゾレー 26、ベーシックブゾレー 41、ベーシックブゾレ _99、ベ一シックブラウン 4、ベ一シックブラウン 1 6、ベ一シックブラウン 1 7、ベーシックグリーン 1、ベーシックレッド 2、ベーシックレッド 12、ベーシックレッド 22、ベ一シックレツ卜 51、へ一シックレツト /6、ベ一シック/ヽィォレット 1、ベ一シックバイオレット 3、ベ一シックバイオレット 10、ベ —シック/くィォレット 14、ベ一シック/くィォレット 57、ベ一シックイエロ一 5 7、ベ一シックイエロ一 87、ベ一シックオレンジ 31等が挙げられる。

[001 7] これらのうち、酸性染料が好ましく、更には黄色 4号、黄色 203号、黄色 40 3号、橙色 205号、緑色 3号、緑色 201号、緑色 204号、赤色 2号、赤色 104号、赤色 106号、赤色 201号、赤色 227号、青色 1号、青色 205号、紫色 401号、黒色 401号が好ましい。

[0018] 上記直接染料は、 1種以上を使用することができ、本発明の染毛剤組成物中の含有量は、 0. 005〜5質量％、更には 0. 01〜 2質量％が好ましい。

[001 9] 成分 (B)の炭化水素油とは、室温で流動性を有する炭化水素をいい、具体的には、スクワレン、スクヮラン、流動イソパラフィン、軽質流動イソバラフイン、重質流動イソパラフィン、ひ -ォレフィンオリゴマー、流動パラフィン、シクロパラフィン、ワセリン（ペトロラタム）、パラフィンワックス、ミッロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、セレシンワックス、カルナゥバロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、マイクロクリスタリンワックス、モクロウ等が挙げられる。炭化水素油の炭素数は、 1 6〜44、更には 18〜40、更には 20〜36、更には炭素数 30が好ましい。炭素数 30の炭化水素油としては、スクヮラン、スクヮレン及びスクヮレンの部分水素添加物が含まれる。炭化水素油は、 1種以上を使用でき、本発明の染毛剤組成物中の含有量は、頭皮や肌に対する着色抑制効果の点、及び良好な感触の点から、 0. 05〜20質量％、更には 0. 1〜10 質量％、更には 0. 1〜6質量％が好ましい。

[0020] 成分 (G)の HLB 7以上のポリォキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサンは、ジメチルポリシロキサンの主鎖にポリオキシアルキレン基、好ましくはポリオキシエチレン基が結合したものであり、 HLBが 10〜18、更には HLBが 12 〜1 6、更には HLBが 13〜15であるものが好ましい。本明細書における HLBは、以下のように定義される。

HLB= E / 5 ( Eは分子中に含まれるポリオキシエチレン部分の質量％)

[0021 ] 具体的には、シリコーン KF601 1、同 KF6012、同 KF6013、同 KF351 A、同 KF352 A、同 KF615A (以上、信越化学工業社）、シリコーン SH3746、同 SH3771 G、同 S H3749 (以上、東レ .ダウコ一ニング社）等が挙げられる。

[0022] 成分 (G)のポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサンは、 1種以上を使用でき、本発明の染毛剤組成物中の含有量は、塗布時の感触、系の安定性、及び洗い落ちの点から、 0. 001〜30質量％、更には 0. 01〜10質量％、更には 0. 1〜2質量％が好ましい。

[0023] 成分 (B)と成分 (G)の質量比は、皮膚着色低減効果とすすぎ時の感触の観点から、 0. 05〜10とされ、更には 0. 05〜7. 5、更には 0. 05〜 5が好ましい。

[0024] 本発明の染毛剤組成物には、直接染料の毛髪への浸透を促進し染色性を向上するため、成分 ( として、芳香族アルコールを含有させる。芳香族アルコ —ルの具体例としては、ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フエネチルアルコール、 P-ァニシルアルコール、 P-メチルベンジルアルコール、フエノキシエタノール、 2-ベンジルォキシエタノール等が挙げられる。中でも、 2_ベンジルォキシエタノール、ベンジルアルコール、フエノキシェタノ —ルが好ましく、更には 2-ベンジルォキシェタノ一ルが好ましい。

[0025] これら成分 (D)の芳香族アルコールは、本発明の染毛剤組成物中に 0. 1〜50 質量％、更には 1〜30質量％、更には 5〜20質量％含有させるのが好ましい

[0026] 更に、成分 (D)の溶解性を高めるために、成分 (E)として、低級アルコール又はポリオ一ルを含有させることができる。具体的には、炭素数 2〜4のもの、例えば、エタノール、 2_プロパノール、 1 _プロパノール、 1 -ブタノ一ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、 1 , 3-ブチレングリコール、グリセリン等が挙げられる。こららの低級アルコール又はポリオールは 2種以上を併用することもでき、またその含有量は、全成分中の 0. 1〜30質量％、更には 0. 1〜15質量％が好ましい。

[0027] 染毛直後の染色性及び色の持続性を高めるためには、成分 (D)を高濃度に配合することが好ましい。一方で、成分 (D)は水に溶けにくいため、保存後の安定性の観点から、成分 (D)と成分 (E)の含有質量比が、（D) / (E) = 1 . 25以下、更には 1 . 1以下、更には 1以下となるように調整するのが好ましい。

[0028] 更に本発明の染毛剤組成物には、安定性や、塗布時の伸ばしやすさなどの剤としての使用性向上のため、ァニオン性又はノニオン性の水溶性高分子を配合することが好ましい。ァニオン性高分子としては、キサンタンガム、ゥエランガム、ラポールガム、ジエランガム、力ルポキシビ二ルポリマ一、グァ一ガム、アクリル酸メタクリル酸エステル共重合体、メチルビニルェ一テル/無水マレイン酸共重合体の 1 , 9-デカジェンによる部分架橋物等が挙げられ、ノニオン性高分子としては、ポリエチレングリコール、ヒドロキシェチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン .酢酸ビニル共重合体が挙げられ、キサンタンガム、ラポールガムがより好ましい。これら水溶性高分子は 1種以上を使用でき、本発明の染毛剤組成物中に 0. 01〜10 質量％、更には 0. 1〜5質量％、更には 0. 5〜 3質量％含有させるのが好ましい。

[0029] 本発明の染毛剤組成物の pHは、成分 (A)の直接染料として酸性染料を用いる場合を例に挙げれば、染色の均一さ及び手肌への刺激抑制の観点から、水で 1 0質量倍に希釈したとき、 2〜 5であるのが好ましく、更には 2〜4. 5、更には 2. 5〜4が好ましい。 pH調整剤としては、有機酸、無機酸及びそれらの塩を使用でき、有機酸及びその塩が好ましい。有機酸としては、クェン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン酸、酪酸、シユウ酸等が挙げられ、無機酸としては、リン酸、硫酸、硝酸等が挙げられる。また、これらの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニゥム塩、アルカノ一ルァミン塩（例えばトリエタノールアミン塩）等が挙げられる。 pH調整剤は 1種以上を使用でき、その使用量は 0. 01〜10質量％、更には 0. 1〜7質量％、更には 1〜5質量％が好ましい。

[0030] 本発明の染毛剤組成物には、毛髪のコンディショニング効果を向上させるため、エステル油、成分 (G)以外のシリコーン誘導体、高級アルコール、脂肪酸等を含有させることができる。エステル油としては、パルミチン酸イソプ口ピル、ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸グリセリル等が挙げられる。シリコーン誘導体としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフヱニルポリシロキサン、ァミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ステアリルアルコ一ル、ォレイルアルコール、ベへニルアルコール等が挙げられる。脂肪酸としては、ラウリン酸、ステアリン酸、ォレイン酸、ベヘン酸等が挙げられる。これらは 1種以上を使用でき、各含有量は、 0. 1〜20質量％、更には 0. 5〜10 質量％、更には 1〜 5質量％が好ましい。本発明の染毛剤組成物は、以上の各成分を配合し、残部を水性媒体とすることにより調製される。

[0031 ] 本発明の染毛剤組成物は、そのまま使用することもできるが、液化ガス又は圧縮ガスなどの噴射剤を組み合わせ、エアゾール状染毛剤として使用することもできる。噴射剤としては、通常のエアゾール化粧料で使用される公知の液化ガス又は圧縮ガスでよく、例えば液化天然ガス（LPG) 、ジメチルェ一テル（DME) 、イソペンタン、これらの混合物が挙げられる。これらの噴射剤は、高い起泡性と適度な噴射速度を得るため、エアゾール状染毛剤に 1〜20 質量％、更には 3〜15質量％配合することが好ましい。また、充填後のエアゾ一ル缶の内圧が 0. 3〜0. 7MPa (25°C) となるように調節することが好ましい。なお、エアゾール状染毛剤とする場合、前に挙げた噴射剤以外の成分の含有量は、原液（噴射剤を除く全組成）中の濃度を示す。

実施例

[0032] 実施例 1及び比較例 1〜 3

表 1に示す組成の一剤式の水中油型染毛剤組成物を調製し、「毛髪染色性」、「皮膚着色性」及び「毛髪の滑らかさ」について評価を行った。

[0033] (評価方法）

■ 「毛髪の染色性」

染毛剤組成物 1 gを白い山羊毛（1 g ) のトレスに均一に塗布した後、 30 °C15分間放置した。その後、 40°Cのお湯ですすぎ、シャンプー（ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム配合； pH 7 ) で 2回洗浄し、リンス処理（ステアリルトリメチルアンモニゥムクロライド配合； pH 5 ) を 1回行った後、乾燥させた。測色機（色彩色差計 GR-400/ミノルタ製）にて測色し、表 1に示した（染毛直後）。

その後、更に、シャンプー 2回洗浄リンス処理 1回を 1セットとする工程を 10セット行った後、乾燥させた。測色機にて測色し、表 1に示した（洗髪 1 0回後）。

本明細書において、毛髪染色性及び次項で示す皮膚着色性は、以下の式で定義された Lab表色系の色差 Δ Εで示す。 Δ Εが大きい程、毛髪染色性や次に示す皮膚着色性が大きいことを表す。なお、 Δ Εの数値が 2以上異なる測定対象同士では、目視ではつきりとした違いが認識できることが広く知られている。

△ Ε = 〔 ( Δ L ) ²+ ( Δ a ) ²+ ( Δ b ) ²〕

[0034] ■ 「皮膚着色性」ヒト上腕部 1 cm²あたり 1 gの染毛剤組成物を均一に塗布した後、 30°Cで 15 分間放置した。その後お湯ですすぎ、シャンプーで 2回洗浄し、測色機にて測色した。

皮膚着色の程度について、専門パネラー 10名により下記基準に従って評価し、表 1にその結果を示した。また、皮膚着色が気にならないと回答した人数も示した。

[0035] ©：皮膚着色が気にならないと答えた人が 6人以上

〇：皮膚着色が気にならないと答えた人が 4〜5人

△：皮膚着色が気にならないと答えた人が 3人以下

[0036] ■ 「乾燥後の毛髪の滑らかさ」

日本人女性の未処理毛で作製した長さ約 15cm、重さ 5 gの評価用トレスに、染毛剤組成物を 2. 5 gずつ塗布した後、上述と同様に、お湯ですすぎ、シャンプー洗浄、リンス処理、及びドライヤー乾燥を行った。すすぎ時及びドラィヤー乾燥時の毛髪の滑らかさについて、専門パネラー 10名により下記基準に従って評価し、表 1にその結果を示した。また、滑らかと回答した人数も示した。

[0037] ©：滑らかと答えた人が 6人以上

〇：滑らかと答えた人が 4〜5人

△：滑らかと答えた人が 3人以下

[0038] [表 1 ]

実施例比較例

(質量％)

1 1 2 3

(A) 黒色 401号 0.3 0.3 0.3 0.3

(D) 2-ベンジルォキシエタノール 7.5 ― 7.5 7.5

7· -力プロラクトン - 7.5 - -

(B) スクヮラン 5.0 5.0 0.1 5.0

(C) ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン *¹ 1.5 - 10.0 0.2 ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン *² - 1.5 - -

(E) 95%エタノール 10.0 キサンタンガム 2.0

乳酸（90%) 3.0

水酸化ナトリウム PH3に調整（10倍希釈時）香料 0.1

精製水パランス

(B)/ (C) 3.3 0.01 25 染毛直後 53.1 52.9 53.0 51 .9 毛髪染色性（厶巳）

洗髪 10回後 46.5 43.9 45.5 44.4

12.1 15.7 30.1 16.1 皮膚着色性（Δ Ε)

評 ◎ △ Δ △ 価 8 5 4 5 すすぎ時

8 7 6 5 ドライヤー乾燥時 ◎ © ◎ 〇

*1： KF601 KHLB14.5 信越化学工業社)

*2 : KF6015 (HLB4.5 信越化学工業社）

[0039] 実施例 2及び比較例 4〜 5

表 2に示す配合組成の一剤式の水中油型染毛剤組成物を製造し、「毛髪染色性」、「皮膚着色性」及び「毛髪の滑らかさ」について、前記と同様の方法及び基準に従って、評価を行った。

[0040] ほ 2]

実施例比較例

(質量％)

2 4 5

(A) 黒色 401号 0.3 0.3 0.3

(D) 2-ベンジルォキシエタノール 7.5 7.5 7.5

(B) スクヮラン 3.0 3.0 3.0

(O ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン *¹ 1.5 - - ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシ口キサゾ ² - 1.5 - ポリオキシエチレンラウリルェ一テル *³ - 1.5

(E) 95%エタノール 10.0 キサンタンガム 2.0

乳酸（90%) 3.0

水酸化ナトリウム pH3に調整（10倍希釈時）香料 0.1 精製水バランス

(B)/ (C) 2.0 - 染毛直後 55.2 54.1 55.0 毛髪染色性（Δ Ε)

洗髪 10回後 47.6 46.4 45.1

1 1.3 20.4 32.4 皮膚着色性（Δ Ε)

評 ◎ Δ Δ 価 8 3 4 すすぎ時

毛髪の滑らかさ ◎ △ 〇

8 7 4 ドライヤー乾燥時 ◎ ◎ 〇

*1： KF601 KHLB 14.5 信越化学工業社)

*2 : KF6015 (HLB4.5 信越化学工業社）

*3 :エマール 20GM (HLB13.6 花王社）

[0041 ] 実施例 3及び比較例 6

表 3に示す配合組成の一剤式水中油型染毛剤（原液）を製造し、噴射剤として LPGを用いてエアゾール式染毛剤とした。「毛髪染色性」、「皮膚着色性」及び「毛髪の滑らかさ」について、前記と同様の方法及び基準に従って評価をャ了った。

[0042] [表 3] 実施例比較例

(質量％)

3 6

(A) 黒色 401号 0.3 0.3

(D) 2-ベンジルォキシエタノール 7.5 7.5

(B) スクヮラン 5.0 5.0

(C) ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン " 1.5 - ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン *² ― 1.5

(E) 95%エタノール 10.0 原液キサンタンガム 2.0 乳酸 (90<¼) 3.0 水酸化ナトリウム PH3に調整（10倍希釈時）香料 0.1 精製水バランス

口 100 100

(B)/(C) 3.3

原液 93 93 噴射剤（LPG) 7 7

100 100 染毛直後 52.9 51.2 毛髪染色性（ΔΕ)

洗髪 10回後 46.3 44.0

12.8 18.3 皮膚着色性（ΔΕ)

評価 ◎ △

8 4 すすぎ時

8 6 ドライヤー乾燥時

© ◎

*1 :KF6011(HLB14.5 信越化学工業社)

*2:KF6015(HLB4.5 信越化学工業社）

[0043] 以下に示す一剤式水中油型染毛剤組成物はいずれも、毛髪の染色性及び感触が良好であり、かつ頭皮や肌に対する着色はほとんど見られなかった。

[0044] 実施例 4

(質量％) 橙色 205号 0.4

黒色 401号 0.2

紫色 401号 0.1

エタノール 10.0

2-ベンジルォキシエタノール 5.0

メチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体の

1,9 -デカジエンによる部分架橋物 3.0 スクヮラン 3.0

ポリエチレングリコール（Mw200万） 0.03 ポリエチレングリコ一ル（Mw2万） 1.0 ポリォキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン *⁴ 2.0 乳酸（90%) 5.0 水酸化ナトリウム pH 3に調整（10倍希釈時) 香料 0.3 精製水バランス合計 100.0 *4 ：シリコーン KF6012 (信越化学工業社）

[0045] 実施例 5

(質量％) 橙色 205号 0.2 黒色 401号 0.1 赤色 227号 0.2 エタノール 5.0 フエノキシエタノール 1.0 ゥエランガム 2.0 スクヮラン 1.0 ポリォキシアルキレン変性ジメチルポリシ口キサン *⁵ 2.0 クェン酸（50%) 4.0 水酸化ナトリウム pH3に調整（10倍希釈時) 香料 0.3 精製水バランス合計 100.0 *5 ：シリコーン SH3746 (東レ 'ダウコ一ニング社）

[0046] 実施例 6

(質量％) 橙色 205号 0.2 黒色 401号 0.1 赤色 227号 0.2 エタノール 10.0

2-ベンジルォキシエタノール 5.0 キサンタンガム 2.0 スクヮラン 3.0 ポリォキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン 2.0 乳酸 4.0 水酸化ナトリウム pH3に調整（10倍希釈時）香料 0.3 精製水バランス合計 100.0

*1 ：シリコーン KF6011 (信越化学工業社）

Claims

請求の範囲

[1 ] 成分 (A)、（B)、（G)及び (D)

(A)直接染料

(B)炭化水素油

を含有し、成分 (B)と成分 (G)の含有質量比が、（B) / (G) =0. 05〜10である一剤式水中油型染毛剤組成物。

[2] 成分（B)力スクヮラン、スクワレン及びスクワレンの部分水素添加物から選ばれるものである請求項 1記載の一剤式水中油型染毛剤組成物。

[3] 更に、成分 (E)として低級アルコール又はポリオールを含有する請求項 1又は 2記載の一剤式水中油型染毛剤組成物。

[4] 成分 (D)と成分 (E)の含有質量比が、（D) / (E) = 1 . 25以下である請求項 3記載の一剤式水中油型染毛剤組成物。

[5] 請求項 1〜 4のいずれかに記載の一剤式水中油型染毛剤組成物及び (F)噴射剤からなるエアゾール式染毛剤組成物。