WO2007043288A1 - 加熱調理装置 - Google Patents

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Masaru Noda
Yukihiro Kitada
Kazuhiro Ueda
Jun Okamoto
Takumi Kawabata
Tatsuya Fuchizaki
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Sanyo Electric Co., Ltd.
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Abstract

 使用者が調理コースなどの加熱調理条件を設定しスタート操作を行うと(S11、S12)、主制御部は設定された運転コースの中で現時点以降の運転に誘導加熱を含むか否かを判定し(S13)、誘導加熱を含む場合には、不適性負荷検知処理を実行して調理庫内に不適性負荷が検知されればエラー報知を行う(S14~S16)。不適性負荷が検知されない場合及び現時点以降の運転に誘導加熱を含むない場合には、加熱動作を開始し(S17)、加熱終了の前に運転中断の指示があった場合にはS19からS12に戻る。したがって、運転を再スタートする際にも、その時点以降の運転に誘導加熱を含めば不適性負荷検知処理が実行される。これにより、誘導加熱と高周波加熱との同時加熱や交互加熱を行う加熱調理装置において、調理庫内に金属製スプーンなどの小物キッチン用具が置かれている場合の異常加熱を防止することができる。

Description

明 細 書
加熱調理装置
技術分野
[0001] 本発明は、略密閉可能な調理庫内に収納された食品を加熱調理するために高周 波加熱手段と誘導加熱手段とを併せ持つ複合型の加熱調理装置に関する。
背景技術
[0002] 電子レンジはマイクロ波により食品を直接高周波加熱するため、温め加熱などの高 速調理には非常に効果を発揮するものの、食品に焦げ目を付けることができず、焦 げ目付け調理には不向きであった。一方、近年普及が進んでいる誘導加熱 (IH)調 理器は誘導加熱により磁性金属製の鍋などを加熱して調理を行うため、焦げ目付け 調理や煮炊き調理などに最適である。そこで、上記のような高周波加熱による加熱調 理の欠点を補うために、誘導加熱調理を併用した複合型の加熱調理装置が従来より 知られている。
[0003] 例えば特許文献 1に記載の加熱調理装置では、略箱形状の調理庫の底面の下方 に誘導加熱コイルが配置され、該コイルから発生した磁束により調理庫底面上に載 置された調理皿を誘導加熱することができるようになつている。他方、調理庫の側面 の外方にはマグネトロンが配置され、該マグネトロン力 発生したマイクロ波が調理庫 側面に形成された給電口を経て調理庫内に供給され、それによつて調理皿上に置 かれた食品を高周波加熱することができるようになって 、る。この種の加熱調理装置 は、誘導加熱可能な構成の鍋やフライパンなどの容器内に収容された食品に対し、 焦げ目付け調理や煮込み調理を行うのに好適である。
[0004] よく知られているように、一般に単体の誘導加熱調理器は単に誘導加熱コイル等が 内蔵された載置台の上に容器を載せるだけであるが、複合型の加熱調理装置では 高周波加熱時にマイクロ波が周囲に漏洩しな 、ようにする必要があるために略密閉 可能な調理庫内に容器が収納される。そのため、どのような物が調理庫内に収容さ れているのかは一目ではわかりにくいことがある。もちろん、例えば調理庫の前面開 口を開閉するドアにガラス製の透視窓を設けておくことで、使用者が内部を覼くことは 可能である。
[0005] し力しながら、透視窓が水蒸気で曇ってしまったり或いは油跳ね等で汚れていたり すると調理庫の内部は見通しにくぐ加熱すべきでない小さなキッチン用具などは見 落とされ易い。例えばスプーン、フォークなどの金属製の小物のキッチン用具が調理 庫内に置き忘れられた状態で誘導加熱が実行されると、そうしたキッチン用具に誘導 電流が集中して流れて異常に熱くなり、使用者がそれを取り出そうとしたときに火傷 等のおそれがある。特に、調理開始後、その調理が終了するまでの間に、別の作業 を行うために使用者が加熱調理装置から離れることも多ぐ調理開始時に調理庫内 に小物のキッチン用具を置き忘れたことに気付力ないと、置き忘れた状態が長く続く ことになり、危険な状況になる可能性が高くなる。
[0006] 特許文献 1:特開 2004— 327260号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] 本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、 調理庫内への金属製小物キッチン用具等の置き忘れなど、不適性な被加熱物の加 熱を未然に防止することで、安全性を高めることができる加熱調理装置を提供するこ とである。
課題を解決するための手段
[0008] 上記課題を解決するために成された本発明に係る加熱調理装置は、
前面開口を有し、該前面開口力 食品を内部に収容可能な調理庫と、 前記前面開口を開閉する扉体と、
前記調理庫内の食品をマイクロ波加熱する高周波加熱手段と、
前記調理庫内に誘導加熱可能な容器が収容されているか又は誘導加熱に不適性 な被加熱物が収容されて ヽるかを判断するために加熱負荷検知を行う不適性負荷 検知手段と、
前記調理庫内の誘導加熱可能な前記容器を誘導加熱する誘導加熱手段と、 調理時間や加熱コースを含む加熱条件を設定するための操作手段と、 前記操作手段により設定された加熱条件に従って、前記高周波加熱手段及び前 記誘導加熱手段の駆動制御を行い前記食品の調理を実行する加熱制御手段と、 該加熱制御手段の指示に基づいて異常報知を行う異常報知手段と、
を備え、前記加熱制御手段は、前記加熱条件に従って前記高周波加熱手段と前 記誘導加熱手段との両方を駆動して調理を実行する際に、その調理開始時に前記 不適性負荷検知手段で加熱負荷検知を行い、その結果、不適性な被加熱物を検知 したときには調理を中断して前記異常報知手段による異常報知を行うことを特徴とし ている。
[0009] ここで「前記加熱条件に従って前記高周波加熱手段と前記誘導加熱手段との両方 を駆動して調理を実行する」とは、高周波加熱手段と誘導加熱手段とを同時並行的 に駆動する場合と、例えば両加熱手段を交互に駆動する等、時分割的に駆動する 場合とを含む。また、「不適性な被加熱物」とは、前述の小物のキッチン用具のほか、 セラミック製の土鍋など誘導加熱できな ヽ被加熱物や調理庫内に被加熱物が存在し て 、な 、無負荷状態も含む。
[0010] 本発明に係る加熱調理装置では、調理庫内に不適性な被加熱物が置かれた状態 でマイクロ波加熱と誘導加熱との両方を行うような調理コースが実行されようとすると、 加熱制御手段の制御の下に、調理開始時に不適性負荷検知手段により不適性な被 加熱物であると判断される。そして、この検知結果を受けて、加熱制御手段は調理を 中断し、例えば表示による報知、ブザー等の音声による報知等の異常報知手段によ り異常報知を行う。これにより、不適性な被加熱物が不所望に加熱されることを未然 に防止することができる。また、使用者は異常を速やかに認識し、調理庫内に置き忘 れた小物キッチン用具を取り出す等の適切な対処をとることができる。
[0011] なお、不適性負荷手段の具体的な構成の一例として、誘導加熱手段により短時間 誘導加熱を試みて、そのときにその駆動のための入力電力或いは入力電流を検知し 、これに基づ!/、て不適性な被加熱物である力否かを判定するものとすることができる 。即ち、例えば食品が収容されている容器がセラミック製或いはプラスチック製など誘 導加熱できな!、被加熱物であったり、上述したように小物のキッチン用具だけが調理 庫内に置かれていたりする場合、検知した入力電力又は入力電流が適性な被加熱 物に対して想定される値よりも小さくなるから、これにより不適性な被加熱物であると 判断することができる。この場合、不適性負荷検知のために一時的に誘導加熱手段 を作動させるが、これはもともと食品を加熱調理する目的ではないので、誘導加熱手 段による誘導加熱で調理が実行されたことには相当しな ヽ。
[0012] また本発明に係る加熱調理装置において、前記加熱制御手段は、調理開始後に まず前記高周波加熱手段によるマイクロ波加熱を行った後に前記誘導加熱手段によ る誘導加熱を行う場合、前記高周波加熱手段によるマイクロ波加熱の前に前記不適 性負荷検知手段による加熱負荷検知を行う構成とすることができる。
[0013] この構成では、実際に運転を開始又は再開するために使用者がスタートキーの操 作等を行った直後に不適性な被加熱物である力否かが判定されるので、使用者が当 該装置の近くに居る可能性がきわめて高ぐ容器が適切でないことやキッチン用具の 置き忘れなどを確実に使用者に知らせて迅速に適切な対処をとることが可能となる。 また、容器が誘導加熱に適したものでない場合に、マイクロ波加熱による調理が途中 まで進行することも防止できるので、中途半端な調理によって食味を損なうことも回避 できる。
[0014] また、本発明に係る加熱調理装置の一態様として、前記扉体の開閉を検知する扉 体開閉検知手段をさらに備え、前記加熱制御手段は、前記扉体開閉検知手段により 前記扉体の閉鎖状態を検知し前記操作手段により加熱条件の設定がなされた後に 、前記不適性負荷検知手段による加熱負荷検知を行う構成としてもよい。
[0015] この構成では、開放して 、た扉体を使用者が閉じ且つ加熱条件が決定して 、さえ すれば、スタートキーの操作等による調理開始の指示がなされていない状況でも、調 理庫内に不適性な被加熱物があるか否かが検知される。これにより、実際に調理を 開始する前に容器が適切でないことやキッチン用具の置き忘れなどを確実に使用者 に知らせて迅速に適切な対処をとることが可能となる。
[0016] さらにまた、上記構成の加熱調理装置にお!、ては、前記操作手段は前記加熱制御 手段に調理の実行開始指示を使用者が行うスタートキーを含み、前記加熱制御手段 は、前記スタートキーの操作に応じた調理実行開始後に前記扉体開閉検知手段で 前記扉体の開放状態を検知したとき、調理を中断し、その中断状態において前記扉 体開閉検知手段で前記扉体の閉鎖状態を検知したとき、その検知に応じた又は前 記スタートキーの操作に応じた調理の実行再開を行うものとし、且つ、その調理の実 行再開時に、前記不適性負荷検知手段による加熱負荷検知を行う構成としてもよい
[0017] この構成によれば、調理実行途中で容器内の食品を撹拌するため或いは調理状 況を確認するために使用者が扉体を開放したり、不適性な被加熱物を検知して調理 を中断したりした場合でも、使用者が所望の調理作業を行ったり、誘導加熱可能な容 器に食品を入れ替えたり、或いはキッチン用具を調理庫力 取り出して本来調理す べき食品を調理庫に収納したりした後に、速やかに当初の加熱条件の下での調理を 開始 (再開)することができる。
[0018] 本発明に係る加熱調理装置の一態様として、前記加熱制御手段は、調理を中断し た後、その調理を再開するまでの間、前記高周波加熱手段及び前記誘導加熱手段 の駆動を停止する構成とすることができる。
[0019] この構成によれば、調理が中断された状態ではマイクロ波加熱だけでなく誘導加熱 も停止されるので、例えばマイクロ波加熱と誘導加熱との同時実行や交互の実行等、 両者の組み合わせで始めて適切な調理が行われる場合に、誘導加熱のみによる片 寄った調理が進行してしまって食味を損なったり調理不良になったりすることを防止 することができる。
[0020] また、別の態様として、前記加熱制御手段は、調理を中断した後、その調理を再開 するまでの間、前記高周波加熱手段を停止し、前記誘導加熱手段の駆動を許可す る構成としてちよい。
[0021] この構成によれば、調理が中断された状態でも、容器が誘導加熱可能なものであり さえすれば誘導加熱を用いた調理を行うことができるので、食品の種類によっては十 分な加熱調理が期待できる。一方、扉体が開放されているときにはマイクロ波加熱は 禁止されるので、マイクロ波が周囲に撒き散らされることを防止することができる。
[0022] また上記構成では、前記加熱制御手段は、調理を中断した後、その調理を再開す るまでの間、前記誘導加熱手段を所定時間駆動する構成とすると好ましい。
[0023] これにより、マイクロ波加熱と誘導加熱との併用で調理を行う場合に、誘導加熱時 間を通常よりも長くすることで調理の仕上がりについてのマイクロ波加熱の停止の影 響をできるだけ軽減することができる。
[0024] 但し、上記のように調理が中断された状態で誘導加熱のみを実行したほうが良!、か 或いはマイクロ波加熱、誘導加熱ともに停止してしまったほうが良いのかは、調理対 象物の種類なども依存し、必ずしも一概には言えない。そこで、前記操作手段は、調 理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記誘導加熱手段の駆動を許可す る力否かを使用者が設定するための手段を含む構成とするとよい。
[0025] この構成によれば、使用者の経験、或いは食品の種類等に応じたマニュアルを参 考にすることで、調理が中断された状況でも場合によっては十分な加熱調理を遂行 することが可能となる。
発明の効果
[0026] 以上のように本発明に係る加熱調理装置によれば、使用者が調理庫内に金属製の スプーン、フォーク、ナイフ等のキッチン用具を置き忘れたり、セラミック製やプラスチ ック製など誘導加熱ができない被加熱物を調理庫内に収容したりして、調理の実行 を指示してしまっても、不適性な被加熱物として検知して調理動作を停止し、不所望 な加熱動作を未然に防止することができる。特に、調理庫内に置き忘れた金属製の スプーン、フォーク、ナイフ等のキッチン用具を取り出す際の火傷を防止でき、また誘 導加熱できない被加熱物が調理庫内に収容された状態であったり無負荷状態であ つたりしても、不適性な被加熱物として検知でき、調理時間の空費や食品に適さない 中途半端な調理が実行されることを防止するのにも有効である。
図面の簡単な説明
[0027] [図 1]本発明の一実施例による加熱調理装置においてドアを開放した状態の外観斜 視図。
[図 2]本実施例の加熱調理装置における要部の構成を示す概略縦断面図。
[図 3]本実施例の加熱調理装置の電気系ブロック構成図。
[図 4]本実施例の加熱調理装置で実行可能な運転の種類を示す模式図。
[図 5]ステージ運転の一例として 3ステージ運転の運転パターンを示す図。
[図 6]本実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート。
[図 7]別の実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート 圆 8]本実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート。 圆 9]別の実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート 圆 10]別の実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート 圆 11]別の実施例の加熱調理装置における特徴的な制御動作を示すフローチャート 符号の説明
1·· •筐体
2·· 'ドア
3·· '調理庫
4·· -導波管
5·· -マイクロ波拡散室
6·· '放射アンテナ
7·· -マグネトロン
8·· •誘導加熱コイル
10' …主制御部
11' …キー入力部
12' …表示部
13' …ブザー
14' …ドアスィッチ
15' …誘導加熱 (IH)駆動部
16' …高周波加熱 (EM)駆動部
17' …誘導加熱用インバータ回路
18' …高周波加熱用インバータ回路
19' …商用交流電源
20' …電源回路 201· ··電源スィッチ
202· ··ノイズフィルタ
203、 204· ··整流回路
21 · ··電流検出部
22· ··直流電源回路
23· ··アンテナ駆動モータ
24 · · ·ΕΜ冷却用ファンモータ
25· ··ΙΗ冷却用ファンモータ
26· ··コイル冷却用ファンモータ
27· ··負荷駆動部
30· ··容器
31 · ·· ロロ
発明を実施するための最良の形態
[0029] 以下、本発明の一実施例である加熱調理装置について図面を参照して説明する。
[0030] 図 1は本実施例の加熱調理装置においてドアを開放した状態の外観斜視図、図 2 は本実施例の加熱調理装置における要部の構成を示す概略側面縦断面図、図 3は 本実施例の加熱調理装置の電気系のブロック構成図である。
[0031] 図 1、図 2に示すように、この加熱調理装置は略直方体形状の筐体 1を有し、筐体 1 の内部には前面が開放された調理庫 3が形成されている。調理庫 3の前面開口は横 開き式のドア 2により開閉される。このドア 2の中央には調理庫 3内部を透視可能な耐 熱ガラス製の窓が設けられ、またドア 2の周囲には、ドア 2の閉鎖時に調理庫 3の前面 開口周囲枠部 3dと接触して調理庫 3内のマイクロ波が外部に漏洩するのを防止する マイクロ波漏洩防止構造が設けられている。また、ドア 2の閉鎖時に隠れない筐体 1 の前面上部に、複数の操作キーが配置された本発明における操作手段としてのキー 入力部 11とセグメント LCDなどによる表示部 12とを有する操作パネルが配設されて おり、調理者はキー入力部 11で各種の加熱調理条件や運転開始'停止などを指示 し、表示部 12にはそうした加熱調理条件や運転残り時間などが表示されるようになつ ている。 [0032] 図 2に示すように、ドア 2が閉鎖されると調理庫 3はほぼ密閉状態となる。調理庫 3内 には、図示するように、例えば内部に調理対象である食品 31が収容された容器 30が 収納される。本加熱調理装置では、食品 31を加熱調理するために、電子レンジ調理 のための高周波(マイクロ波)加熱手段と、容器 30を加熱して間接的に食品 31を調 理するための誘導加熱手段とが併設されている。
[0033] 即ち、高周波加熱手段として、調理庫 3の後面部 3aの後方にはマイクロ波を発生す るマグネトロン 7が設置され、マグネトロン 7で発生したマイクロ波は導波管 4内を通し て伝播し、調理庫 3の天面部 3bに設けられたマイクロ波拡散室 5にまで案内される。 マイクロ波拡散室 5内にはアンテナ駆動モータ 23により略水平面内で回転駆動され る放射アンテナ 6が設けられ、これによりマイクロ波は図 2中の点線矢印で示すように 調理庫 3内に拡散されながら放射される。このマイクロ波の作用によって食品 31はカロ 熱調理される。
[0034] 一方、誘導加熱手段として、調理庫 3の底面部 3cの下方には容器 30自体を誘導 加熱するための誘導加熱コイル 8が略水平面内に設置されており、後述するインバ ータ回路力 誘導加熱コイル 8に高周波電流が供給されると交番磁束が発生し、そ の磁束は底面部 3cを通過して調理庫 3内に侵入し、例えば磁性金属で形成された 容器 30の底部を横切る。すると、その交番磁束の誘導作用によって容器 30の底部 に渦電流が誘起され、ジュール熱により該容器 30は高温になり、その容器 30内に収 容されている食品 31は加熱調理される。
[0035] 図 3に示すように、制御の中心である主制御部 10は CPUを中心に構成されており 、主制御部 10には、キー入力部 11よりキー入力信号が、本発明における扉体開閉 検知手段に相当するドアスィッチ 14よりドア 2の開閉状態を認識するドア開放検知信 号が入力される。また、主制御部 10は、誘導加熱 (IH)駆動部 15を介して誘導加熱 用インバータ回路(IHインバータ回路) 17を駆動し、このインバータ回路 17の構成の 一部である誘導加熱コイル 8に高周波電流を供給する。また、主制御部 10は高周波 加熱 (EM)駆動部 16を介して高周波加熱用インバータ回路 (EMインバータ回路) 1 8を駆動し、駆動電力をマグネトロン 7に供給してマイクロ波を発生させる。
[0036] 電源回路 20は電源スィッチ 201、高周波加熱 Z誘導加熱に共通であるノイズフィ ルタ 202、誘導加熱及び高周波加熱にそれぞれ独立な整流回路 203、 204などを 含み、商用交流電源 19から供給される例えば 200Vの交流電力から変換された直 流電力を誘導加熱用インバータ回路 17及び高周波加熱用インバータ回路 18に供 給する。したがって、主制御部 10、誘導加熱駆動部 15、高周波加熱駆動部 16、誘 導加熱用インバータ回路 17、及び高周波加熱用インバータ回路 18が本発明におけ る加熱制御手段に相当する。電流検出部 21は電源回路 20においてノイズフィルタ 2 02から誘導加熱用の整流回路 203に供給される交流入力電流を検出し、その検出 値を主制御部 10に与える。主制御部 10はその機能として本発明における不適性負 荷検知手段としての不適性負荷検知部 102を有しており、上記電流検出値に基づい て後述するように不適性負荷検知処理を行う。
[0037] さらに、電源回路 20から直流電源回路 22を経て駆動電力を受ける主制御部 10は 、負荷駆動部 27を介して、アンテナ駆動モータ 23、 EM冷却用ファンモータ 24、 IH 冷却用ファンモータ 25、コイル冷却用ファンモータ 26の動作をそれぞれ制御し、また 表示部 12に対し調理コースの設定情報や運転状況などにつ 、ての表示制御信号を 出力して表示を行わせ、必要に応じてブザー 13を鳴動させる。 EM冷却用ファンモ ータ 24は高周波加熱用インバータ回路 18を冷却するためのものであり、 IH冷却用 ファンモータ 25は誘導加熱用インバータ回路 17を冷却するためのものであり、コイル 冷却用ファンモータ 26は誘導加熱コイル 8を冷却するためのものである。
[0038] 主制御部 10は運転プログラムが格納された ROM101を備えており、この運転プロ グラムを CPU上で実行する過程で、上記のような各種の入力信号により調理者の操 作や本機器の動作状態を監視しながら上記各部の動作を制御する。
[0039] 本実施例の加熱調理装置では、誘導加熱コイル 8とマグネトロン 7とを駆動するイン バータ回路 17、 18が独立に設けられているため、誘導加熱運転と高周波加熱運転 とを同時に行うことができ、それ以外に両者の交互の運転やそれぞれの単独の運転 も可能である。図 4は、本実施例の加熱調理装置で実行可能な運転の種類を示す模 式図である。 (a)に示す IH単独運転は運転開始から運転終了まで誘導加熱運転の みを実行するもので、 (b)に示す EM単独運転は運転開始から運転終了まで高周波 加熱運転のみを実行するものである。(c)に示すように IHZEM同時運転は運転開 始から運転終了まで誘導加熱と高周波加熱とを並行して実行するもので、 (d)に示 すように IHZEM交互運転は運転開始力 運転終了まで誘導加熱と高周波加熱と を交互に(時分割で)実行するものである。さらにまた、(e)に示すステージ運転では 、 1つのステージが上記の(a)〜(d)の中の 1つであり、複数のステージがそれぞれ予 め設定された時間ずつ順次実行されるものである。
[0040] 図 5はステージ運転の一例として 3ステージ運転の運転パターンを示す図である。
第 1ステージは、高周波(マイクロ波)加熱出力が 900W、誘導加熱出力が 1800Wの EM/IH同時運転で 20秒、弓 Iき続く第 2ステージは EM単独運転で高周波加熱出 力が 500Wで 30秒、そして最後の第 3ステージは IH単独運転でその誘導加熱出力 力 S1200Wで 20秒、の運転を実行する。
[0041] 上述のように様々なシーケンスによる加熱運転が可能である本実施例の加熱調理 装置における特徴的な制御動作について、図 6のフローチャートに従って説明する。
[0042] 加熱調理を行う際に、使用者がキー入力部 11により上述したような運転シーケンス の種類やそれに伴う加熱調理条件 (加熱出力、時間、温度など)を入力すると、主制 御部 10は入力された条件等を内部のメモリに保持する (ステップ Sl l)。なお、細か V、加熱調理条件を予めプリセットして例えば識別番号などを付与しておき、その識別 番号を指定することで加熱調理条件の入力に代えることもできる。
[0043] 次に使用者がキー入力部 11に設けられたスタートキーを押してスタート操作を行う と (ステップ S 12で Yes)、この操作を受けた主制御部 10は以降の運転に誘導加熱運 転 (IH運転)を含むか否かを判定する (ステップ S 13)。以降の運転に誘導加熱運転 を含まない場合には、そのまま加熱による調理を開始し、つまりは高周波加熱を行う ために高周波加熱駆動部 16を介してインバータ回路 18を動作させマグネトロン 7を 駆動させ、調理庫 3内にマイクロ波を供給し始める (ステップ S 17)。
[0044] 一方、ステップ S13で以降の運転に誘導加熱運転を含むと判定されると、次に主制 御部 10の不適性負荷検知部 102は不適性負荷検知処理を実行し、フォークやナイ フなどの小物のキッチン用具や誘導加熱できな 、容器などの不適性な被加熱物、即 ち不適性負荷が検知されたか否かを判定する (ステップ S 14、 S15) 0この不適性負 荷検知処理は具体的には加熱負荷検知であり、例えば誘導加熱駆動部 15によりィ ンバータ回路 17を動作させて誘導加熱コイル 8に高周波電流を流す。これにより、誘 導加熱コイル 8で磁束が発生するから、調理庫 3に通常想定される容器 (つまり誘導 加熱可能な適性な容器)が収容されている場合には該容器に渦電流が発生し、その ために電源回路 20からインバータ回路 17へ供給される入力電力は或る程度大きく なり、それに伴い整流回路 203に流れ込む交流電流も或る程度以上の値になる。
[0045] これに対し、調理庫 3内にセラミック製、プラスチック製などの誘導加熱できない容 器が収容されていたり、スプーン、フォーク等の小物のキッチン用具だけが収容され ている場合にはインバータ回路 17で消費される電力が小さいため、整流回路 203を 通してインバータ回路 17に流れ込む入力電流値は増加しない。そこで、電流検出部 21により入力電流を検出し、不適性負荷検知部 102で、その検出値が時間の経過と ともに増加せず所定の閾値以下であるか否かを判定し、所定の閾値以下である場合 には不適性負荷であると判断する。調理庫 3内に何も収容されない無負荷状態でも 当然、同様に不適性負荷であると判断される。
[0046] 不適性負荷が検知された場合には、主制御部 10は表示部 12に所定のエラー表示 を行うとともにブザー 13を所定時間鳴動させることでエラー報知を行い (ステップ S 16 )、ステップ S12に戻る。したがって、エラー報知がなされた場合には、これに気付い た使用者が再度スタート操作を行うまで加熱を開始せずに待機することとなる。
[0047] ステップ S 15で不適性負荷が検知されなければ、調理庫 3内には適切な食品 31と 容器 30とが収容されていると考えられるから、主制御部 10は使用者により設定され た調理コースに対応した運転シーケンスに従って、誘導加熱、高周波加熱のいずれ か一方又は両方による加熱運転を開始する (ステップ S 17)。
[0048] 加熱開始の後には、例えば所定の運転時間が終了する等、加熱終了である力否か を判定し (ステップ S 18)、未だ加熱終了でなければ次に、一時停止等の指示による 運転中断であるか否かを判定し (ステップ S 19)、運転中断でなければステップ S 18 に戻る。したがって、運転中断がなければ、加熱終了であると判定されるまで加熱運 転が継続されて、所定の運転が終了した時点 (ステップ S 18で Yes)で処理が終了す る。
[0049] もし加熱途中で運転中断となったときにはステップ S19から S12に戻り、使用者が 再びスタート操作を実行するまで待機する。したがって、加熱途中で一旦運転が中 断されると、再びスタート操作が行われた後に、それ以降の運転に誘導加熱を含め ば不適性負荷検知処理が再び実行される。これにより、運転中断中に使用者がドア 2を開けてその際に調理庫 3内にキッチン用具のみを残すような行為を行った場合や 、或 、は容器を交換してもその交換後の容器も誘導加熱できな 、ものであったような 場合でも、不適性負荷を運転再開後に検知してエラー報知を行うことができる。
[0050] 上記実施例によれば、運転開始や運転再開のためのスタート操作後に、それ以降 の運転に誘導加熱運転を含む場合に不適性負荷検知処理が実行され、不適性負 荷が検知されると調理動作を停止してエラー報知が実行されるので、不所望な加熱 動作を未然に防止することができる。特に、調理庫内に置き忘れた金属製のスプー ン、フォーク、ナイフ等のキッチン用具が加熱されて極端な高温となり、使用者がこれ を取り出そうとして触れて火傷などを引き起こすことを防止することができる。また、誘 導加熱ができな!/ヽ被加熱物 (容器)に食品を入れたまま誘導加熱を含む調理が終わ るのを待つといった不手際を回避することができる。さらにまた、加熱対象の食品を調 理庫 3内に入れ忘れたまま誘導加熱を含む調理が終わるのを待つといった不手際も 回避することができる。
[0051] 次に、制御動作が相違する他の実施例による加熱調理装置について、図 7のフロ 一チャートを参照して制御動作を説明する。
[0052] 上記ステップ Sl l、 S12と同様のステップ S21、 S22において、使用者がキー入力 部 11により加熱調理条件を入力し、その後にスタートキーを押してスタート操作を行 うと、この操作を受けた主制御部 10はその直後に実行しょうとするステージが誘導カロ 熱運転を含むものであるか否かを判定する (ステップ S23)。図 4 (a)〜(d)では加熱 運転は 1つのステージで構成されており、図 4 (e)のみが複数ステージを有するもの である。直後に実行するステージが誘導加熱運転を含まない場合には、そのままカロ 熱を開始し、つまりは高周波加熱を行うために高周波加熱駆動部 16を介してインバ ータ回路 18を動作させマグネトロン 7を駆動させる(ステップ S27)。
[0053] 一方、ステップ S23で直後に実行するステージが誘導加熱運転を含むものであると 判定されると、上記ステップ S14、 S15と同様に、不適性負荷検知処理を実行し不適 性負荷が検知された力否かを判定する (ステップ S24、 S25) 0不適性負荷が検知さ れた場合には、上記と同様に主制御部 10はエラー報知を行い (ステップ S26)、ステ ップ S22に戻る。したがって、エラー報知がなされた場合には、これに気付いた使用 者が再度スタート操作を行うまで加熱を開始せずに待機することとなる。
[0054] ステップ S25で不適性負荷が検知されなければ、設定された調理コースに対応し た運転シーケンスに従って、そのステージで決められた誘導加熱、高周波加熱のい ずれか一方又は両方を開始する (ステップ S27)。加熱開始の後には、例えばそのス テージに決められた所定の運転時間が終了する等、当該ステージの終了である力否 かを判定し (ステップ S28)、未だそのステージが終了していなければ次に、一時停 止等の指示による運転中断である力否かを判定し (ステップ S 29)、運転中断でなけ ればステップ S28に戻る。したがって、運転中断がなければステージ終了であると判 定されるまで加熱が継続されて、そのステージの運転が終了した時点 (ステップ S28 で Yes)で、引き続いて次のステージの設定が有るか否かが判定される(ステップ S30
) o
[0055] 上述したように次のステージが存在する可能性があるのはステージ運転の場合の みであり、ステージ運転でも最終段階のステージでは次のステージは存在しない。ス テツプ S30で次のステージが設定されていると判定された場合にはそのステージに 移行し (ステップ S31)ステップ S23に戻る。したがって、次のステージで定められた 加熱運転を実行する前にそのステージに誘導加熱を含むか否かが判定されることに なる。
[0056] 即ち、この実施例による加熱調理装置では、複数のステージで運転シーケンスが 構成される場合に、全体の運転の開始前ではなく各ステージの開始前に誘導加熱を 含むか否かがチェックされ、誘導加熱を含むステージである場合には不適性負荷検 知処理が実行される。
[0057] ところで、上記 2つの実施例の制御のステップ S 17、 S 27のように加熱が開始された 後に、使用者が調理状況を確認したり、或いは食品を追加したりするためにドア 2を 開放する場合があるが、そうした際に採り得る制御力 ^、くつか考えられる。図 8〜図 1 1を用いてそれらの制御について説明する。 [0058] まず図 8に示す一実施例の制御について説明する。使用者が、 IHZEM同時運転 、 IHZEM交互運転又は少なくとも 、ずれかを含むステージ運転を設定した上で (ス テツプ S41)、スタート操作を行うと (ステップ S42で Yes)、これを受けて主制御部 10 は決められた運転シーケンスに従って加熱を開始するとともに運転時間のカウントダ ゥンを開始する (ステップ S43)。その後、主制御部 10はドアスィッチ 14による検知信 号に基づいてドア 2が開放されたか否かを判定し (ステップ S44)、ドア 2が閉鎖状態 であれば、次に所定の運転時間が終了する等、加熱の終了である力否かを判定する (ステップ S45)。未だ加熱終了でなければステップ S44に戻る。
[0059] ステップ S44でドア 2が開放していると判定されると、高周波加熱のみを中断するよ うに高周波加熱駆動部 16を通してインバータ回路 18を停止させ、マグネトロン 7の発 振を停止させる (ステップ S46)。このとき IHZEM同時運転であれば誘導加熱は続 行し、 IHZEM交互運転であって誘導加熱中である場合にはその誘導加熱は続行 する。そして、高周波加熱を停止した場合であっても運転時間のカウントダウンは継 続して行い (ステップ S47)、ドアスィッチ 14による検知信号に基づいてドア 2が閉鎖 されその上でスタート操作が行われたことが認識されると (ステップ S48で Yes)、ステ ップ S43〖こ戻る。
[0060] 一方、ドア 2が開けた状態のままであったりドア 2が閉じられてもスタート操作が為さ れない場合には、加熱終了であるか否かを判定し (ステップ S49)、未だ加熱終了し ていなければステップ S48に戻る。したがって、ドア 2が開放された状態のままで誘導 加熱のみによる調理が進行しても、そのまま所定の運転時間が経過すると加熱終了 となる。
[0061] このようにこの実施例による加熱調理装置では、加熱途中でドア 2が開けられたとき にマグネトロン 7の発振は停止するので、周囲にマイクロ波が漏洩することを防止する ことができる。また、ドア 2が開かれても誘導加熱は実行されるので、誘導加熱のみで 或る程度の調理が可能であるような食品については、ドア 2が開かれて或る程度長い 時間そのままにされていたり或いは加熱終了までのその状態が続いたりした場合でも 、食味をそれほど損なわな!/、加熱調理が可能である。
[0062] 次に図 9に示す他の実施例の制御について説明する。図 9のフローチャートにおい てステップ S51〜S56は図 8のステップ S41〜S46と同じであるので説明を省略する 。図 8の制御と異なる点は、ステップ S56で高周波加熱のみを中断して誘導加熱を « 続した後に、運転時間のカウントダウンを停止することである (ステップ S57)。そして、 ドアスィッチ 14による検知信号に基づいてドア 2が閉鎖されその上でスタート操作が 行われたことが認識されると (ステップ S58で Yes)、ステップ S53に戻るから、高周波 加熱も再開可能な状態になるとともに運転時間のカウントダウンも再開される。
[0063] ドア 2を開けた状態のままであったりドア 2が閉じられてもスタート操作が為されない 場合には、誘導加熱のみは継続されるものの、所定時間(例えば 3〜5分程度)その ままの状態が続くと (ステップ S59で Yes)、誘導加熱も停止して運転を終了する。
[0064] この実施例では、例えば、 IHZEM同時加熱中にドア 2が開放されて高周波加熱 が停止している (誘導加熱のみが動作している)間は運転時間のカウントダウンが停 止されているので、ドア 2が閉じられてスタート操作が為されれば、当初設定した IH ZEM同時加熱の運転時間だけの運転が保証される。したがって、特に高周波加熱 が重要であるような加熱調理において加熱不足になることを回避できる。
[0065] 続いて図 10に示すさらに他の実施例の制御について説明する。図 10のフローチヤ ートにおいてステップ S61〜S65は図 8のステップ S41〜S45と同じであるので説明 を省略する。図 8の制御と異なる点は、ステップ S64でドア 2が開放していると判定さ れたときに、高周波加熱のみならず誘導加熱も運転を中断して (ステップ S66)、運転 時間のカウントダウンを停止することである (ステップ S67)。その後には、ドアスィッチ 14による検知信号に基づいてドア 2が閉鎖されたことが検知されその上でスタート操 作が行われるまで待機し (ステップ S68)、その操作が行われたならばステップ S63に 戻る。
[0066] したがって、この実施例では、ドア 2が開放している状態では加熱は完全に停止さ れ、ドア 2が閉められてスタート操作が為されれば、先のドア 2開放の直前の状態に 復帰して加熱運転を再開する。
[0067] 次に図 11に示すさらに他の実施例の制御について説明する。図 10のフローチヤ ートにおいてステップ S71、 S73〜S76は図 8のステップ S41〜45と同じであるので 説明を省略する。図 8の制御と異なる第 1の点は、ステップ S73のスタート操作の前に ドア開放時に運転を中断するか或いは運転を続行するかをキー入力部 11で選択す るという操作が加わることである。そして、ステップ S75でドア 2が開放していると判定 されると、ステップ S72にお 、てドア開放時の運転続行が選択された力否かを判定し (ステップ S77)、運転続行が選択されている場合には、図 8のステップ S46〜S49と 同じステップ S78〜S81の処理を実行する。
[0068] 即ち、まず誘導加熱は続行しながら高周波加熱のみを中断し (ステップ S78)、運 転時間のカウントダウンは継続して行う(ステップ S79)。そして、ドア 2が閉鎖されその 上でスタート操作が行われたことが認識されると (ステップ S80で Yes)、ステップ S74 に戻る。一方、ドア 2が開けた状態のままであったりドア 2が閉じられてもスタート操作 が為されない場合には、加熱終了である力否かを判定し (ステップ S81)、未だ加熱 終了していなければステップ S80に戻る。
[0069] ステップ S77で運転中断が選択されていると判定されると、図 10のステップ S66〜 S68と同じステップ S82〜S84の処理を実行する。即ち、高周波加熱のみならず誘 導加熱も運転を中断して (ステップ S82)、運転時間のカウントダウンを停止し (ステツ プ S83)、その後にドア 2が閉鎖されたことが検知されその上でスタート操作が行われ るまで待機し (ステップ S84)、その操作が行われたならばステップ S74に戻る。
[0070] 誘導加熱と高周波加熱との併用によって加熱調理を行うように設定されて!ヽる場合 、高周波加熱を中断し誘導加熱のみを続行した状態で適切な加熱調理が行えるか どうかは食品の種類等に依存するが、この実施例では、使用者が食品の種類等に応 じてドア開放時の運転の中断又は続行 (誘導加熱のみ)を適宜選択することができる
[0071] なお、図 8〜図 11にフローチャートを示した各実施例では、開放状態にあるドア 2を 使用者が閉じた後にスタート操作を行うと高周波加熱 (又は高周波加熱と誘導加熱 の両方)が再開されるようになっているが、スタート操作を行うことなくドア 2の閉鎖を 検知すると自動的にその直前に運転中断となっているものを再開するようにしてもよ い。
[0072] また、上記実施例はいずれも本発明の一例にすぎず、本発明の趣旨の範囲で適 宜、変形、修正又は追加などを行っても本発明に包含されることは明らかである。

Claims

請求の範囲
[1] 前面開口を有し、該前面開口力 食品を内部に収容可能な調理庫と、
前記前面開口を開閉する扉体と、
前記調理庫内の食品をマイクロ波加熱する高周波加熱手段と、
前記調理庫内に誘導加熱可能な容器が収容されているか又は誘導加熱に不適性 な被加熱物が収容されて ヽるかを判断するために加熱負荷検知を行う不適性負荷 検知手段と、
前記調理庫内の誘導加熱可能な前記容器を誘導加熱する誘導加熱手段と、 調理時間や加熱コースを含む加熱条件を設定するための操作手段と、 前記操作手段により設定された加熱条件に従って、前記高周波加熱手段及び前 記誘導加熱手段の駆動制御を行い前記食品の調理を実行する加熱制御手段と、 該加熱制御手段の指示に基づいて異常報知を行う異常報知手段と、
を備え、前記加熱制御手段は、前記加熱条件に従って前記高周波加熱手段と前 記誘導加熱手段との両方を駆動して調理を実行する際に、その調理開始時に前記 不適性負荷検知手段で加熱負荷検知を行い、その結果、不適性な被加熱物を検知 したときには調理を中断して前記異常報知手段による異常報知を行うことを特徴とす る加熱調理装置。
[2] 前記加熱制御手段は、調理開始後にまず前記高周波加熱手段によるマイクロ波加 熱を行った後に前記誘導加熱手段による誘導加熱を行う場合、前記高周波加熱手 段によるマイクロ波加熱の前に前記不適性負荷検知手段による加熱負荷検知を行う ことを特徴とする請求項 1に記載の加熱調理装置。
[3] 前記扉体の開閉を検知する扉体開閉検知手段をさらに備え、
前記加熱制御手段は、前記扉体開閉検知手段により前記扉体の閉鎖状態を検知 し前記操作手段により加熱条件の設定がなされた後に、前記不適性負荷検知手段 による加熱負荷検知を行うことを特徴とする請求項 1又は 2に記載の加熱調理装置。
[4] 前記操作手段は前記加熱制御手段に調理の実行開始指示を使用者が行うスター トキ一を含み、
前記加熱制御手段は、前記スタートキーの操作に応じた調理実行開始後に前記扉 体開閉検知手段で前記扉体の開放状態を検知したとき、調理を中断し、その中断状 態において前記扉体開閉検知手段で前記扉体の閉鎖状態を検知したとき、その検 知に応じた又は前記スタートキーの操作に応じた調理の実行再開を行うものとし、且 つ、その調理の実行再開時に、前記不適性負荷検知手段による加熱負荷検知を行 うことを特徴とする請求項 3に記載の加熱調理装置。
[5] 前記加熱制御手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記高 周波加熱手段及び前記誘導加熱手段の駆動を停止することを特徴とする請求項 4 に記載の加熱調理装置。
[6] 前記加熱制御手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記高 周波加熱手段を停止し、前記誘導加熱手段の駆動を許可することを特徴とする請求 項 4に記載の加熱調理装置。
[7] 前記加熱制御手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記誘 導加熱手段を所定時間駆動することを特徴とする請求項 6に記載の加熱調理装置。
[8] 前記操作手段は、調理を中断した後、その調理を再開するまでの間、前記誘導加 熱手段の駆動を許可するか否かを使用者が設定するための手段を含むことを特徴と する請求項 6又は 7に記載の加熱調理装置。
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