WO2006013797A1 - 連続嚥下運動測定装置及び連続嚥下運動測定方法 - Google Patents

連続嚥下運動測定装置及び連続嚥下運動測定方法 Download PDF

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Abstract

 嚥下運動測定装置は、縦方向に配列して支持された複数の圧力センサ111と、前記圧力センサを被検者の前頸部に当接して固定するための圧力センサ装着具130を備え、圧力センサ装着具130は、圧力センサを、食物の飲込み時における甲状軟骨の上下運動方向に沿って配列して支持するウレタンフォーム132と、ウレタンフォームを支持する圧力センサ固定具131と、前記圧力センサ固定具を被件者の前頸部に保持する保持バンド134を備える。

Description

明 細 書
連続嚥下運動測定装置及び連続嚥下運動測定方法
技術分野
[0001] 本発明は、人がビール等の飲料を飲み込むときに喉に生ずる嚥下運動の測定装 置及び嚥下運動を測定する方法に関する。
背景技術
[0002] 人が食物を飲み込む動作に関連して、食物の特性や人の嚥下運動の能力を評価 することを目的として実際の嚥下運動を測定する試みがなされてレ、る。
[0003] 嚥下運動、即ち、食物を飲み込む動作を検査'測定する方法としては、 VF法 (ビデ ォレントゲン検査法)や超音波検査法などの画像診断法がある。前者は、被験者に 造影剤を含む食品を飲み込んでもらい、口腔から咽頭、食道上部にかけての X線動 画像を記録し、観察する。後者は、超音波断層装置を用い、プローブを下顎から頸 部にかけて当て、口腔内器官の運動や声帯の内転運動などをリアルタイムで観察' 評価する。し力 ながら、これらの方法では、画像による直接の診断はできる力 嚥下 運動を定量化することが出来なレ、。従って、治療やリハビリテーションに利用する場 合、変化する症状に応じて治療方針を設定するために経時的かつ定量的に症状を 評価することが必要である力 そのような評価を行うことには利用出来なレ、。また、 X 線は治療目的以外に健常者には使用することができず、上記 X線を用いた検査'測 定方法を、例えば、飲料の飲み込み時における喉越し感ゃ食品の飲込み易さ等を 研究するための嚥下運動測定に利用することは出来ない。
[0004] 近年、この点に対処した嚥下運動測定方法として、複数の圧力センサを用いた検 出部を前頸部に貼り付け、嚥下時の喉頭の上下運動を定量的に測定する装置が開 発され、検討されている (例えば、非特許文献 1参照)。
[0005] 図 1は、食物を飲み込むときの喉頭運動、舌骨上筋群筋電図及び嚥下音を測定す るために開発された嚥下運動測定装置 1の構成図である。
[0006] この装置 1は、図示されるように、計測部 10と分析部 20により構成される。計測部 1 は圧力センサ 11、筋電位計電極 12、及びマイクロフォン 13を有し、圧力センサ 11は
差替え用紙 (規則 26) 歪アンプ 14、筋電位計電極 12は筋電計 15に、また、マイクロフォン 13はチャージァ ンプ 16に接続される。
[0007] 分析部 20は歪アンプ 14、筋電計 15及びチャージアンプ 16から出力されるアナ口 グ信号を夫々デジタル信号に変換する AZD変 21、 AZD変 21からの信 号を各種演算処理するパーソナルコンピュータ 22からなる。
[0008] このシステムは、喉頭の一部である甲状軟骨( 、わゆる「喉仏」)の上下運動を圧力 センサ 11により、舌骨上筋群筋活動を筋電位計電極 12により、また嚥下音をマイク 口フォン 13により、同時に測定するようにしたものである。
[0009] 圧力センサ 11は図 2に示すように、左右で対となるセンサを縦方向(上下方向)に 3 対、計 6個のセンサをウレタンホーム 11aに固定し、これをレジン基部 l ibに取り付け たものである。ウレタンホーム 11aにはこれを首に装着するときに固定できるように両 面テープ 11cを貼り付けている。また、レジン基部 libにはバンド lidが取り付けられ ており、これを用 V、てセンサが前頸部に位置するように頸部に装着する。
[0010] 筋電位計電極 (表面電極) 12は頸二腹筋前腹相当部に貼付し、不関電極 (基準電 極)は両耳朶に取り付けた。この筋電位計 12は物を飲み込むときにどの位筋肉に力 力 Sかかる力を計測することができる。計測する筋は舌骨上筋群である。
[0011] マイクロフォン 13は輪状軟骨の横に位置するように取付ける。
[0012] 図 3は圧力センサ 11の前頸部への取付け状態と嚥下運動の検出原理を説明する 図である。また、図 4は、圧力サンサ、筋電計電極及びマイクロフォンから得られる信 号波形を示す。
[0013] 圧力センサ 11は、図 3に示すように、 3対のセンサのうち一番下のセンサが甲状軟 骨の嚥下運動をして 、な 、通常の位置に位置するようにして取り付ける。
[0014] 図 3及び図 4を参照して食塊を口腔から咽頭に流しこもうとするときの嚥下運動を説 明する。
[0015] まず、舌を用いて食塊を口腔力も流し込もうとするとき、筋電計出力に現れるように 、舌骨上筋群が活動を開始する (pi)。それに続いて喉頭の一部である甲状軟骨が 上昇を開始する(図 3 ( )。それによつて、圧力センサ対 2の出力電圧が上昇し (p3) 、次に圧力センサ対 3が上昇する(p4)。喉頭の下方への運動時にはその逆を示し、 甲状軟骨がもとの位置に戻る(p7)。マイクロフォン力 得られる嚥下音は、出力波形 に見られるように、喉頭挙上開始後しばらくして開始する(p8)。
[0016] 以上のように、嚥下運動測定装置を使用し、食物を飲み込むときの嚥下運動を、咽 頭運動、舌骨上筋群筋電図、嚥下音を電気信号として取り出し、これを、例えば、食 物の種類によりどのような変化が生じる力、あるいは、飲み込む人によってどのような 差異が生じるか等の分析評価への利用可能性が期待されている。
非特許文献 1 :林 豊彦 他、「お粥の性状と嚥下動態の関係 咽頭運動,筋電図, 嚥下音の同時計測による評価一」、日本摂食 ·嚥下リハビリテーション研究会誌 6 (2) : 0-0, 2002
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0017] ところで、食物の中でも、ビール等の飲料では、飲み込む動作に伴って感じる喉越 し感、飲み込み易さ'ドリンカピリティーと 、つた感覚も商品の特性を評価するうえで 重要な評価項目である。例えば、「ビールは喉越しで味わう」と言われて 、るように喉 をゴクゴク鳴らしながら飲むビールは格別である。
[0018] このような飲み込み動作に伴う人の感覚を客観的に評価出来るかを検討するため、 本発明者らは、上記の嚥下運動測定装置を利用出来ないか検討した結果、上記測 定装置を改良してビール等の飲料を「ゴク、ゴク、ゴク 」と連続的に飲み込む時 の喉頭の運動(以下「連続嚥下運動」という)を測定できる装置を開発した。即ち、本 発明は上記測定装置の改良にあり、従来の測定装置が 1回の飲み込み動作を測定 対象にしていたのに対し、本発明では「ゴク、ゴク、ゴク' · · ·」という連続嚥下運動を 測定できるようにしたものである。
[0019] 本発明者らの研究によると、連続嚥下運動では、 1回の飲み込み動作と異なり喉頭 の上下運動の位置がより上方に移動しており、上記測定装置では喉頭の正確な運 動を測定出来ないことが確認された。また、上記従来の測定装置の検出部固定方法 では 1回の飲み込み動作で検出部の位置がずれてしまい、連続動作の測定が不可 能になるという問題を有していた。そこで、本発明では、検出部を改良して連続飲み 込み動作を測定可能とすると共に、検出部の被験者への固定方法を改良して連続 飲み込み動作によって検出部の取付位置がズレないようにしたことにある。
課題を解決するための手段
[0020] 本発明の連続嚥下運動測定装置は、食物の飲込み時における甲状軟骨の上下運 動方向に沿って配列された複数の圧力センサと、前記圧力センサを被検者の前頸部 に当接して固定するための圧力センサ装着具を備え、
前記圧力センサ装着具は、前記圧力センサを固定する固定手段と、前記固定手段 を支持する圧力センサ支持具と、前記圧力センサ支持具を被験者の前頸部に保持 する保持バンドを備えることを特徴とする。
[0021] 本発明の他の態様は、
食物の飲込み時における甲状軟骨の上下運動方向に沿って配列された複数の圧 力センサと、前記圧力センサを被検者の前頸部に当接して固定するための圧力セン サ装着具を備え、
前記圧力センサ装着具は、前記圧力センサを固定する固定手段と、前記固定手段 を支持する圧力センサ支持具と、前記圧力センサ支持具を被験者の前頸部に保持 する保持バンドを備えることを特徴とする連続嚥下運動測定装置であって、
前記嚥下運動測定装置は、被検者の舌骨上筋群の筋に作用する力を測定する筋 電位計電極と、嚥下音を測定するための振動ピックアップを更に備えた嚥下運動測 定装置である。
[0022] また、本発明の他の態様は、連続嚥下運動時において甲状軟骨が最上位位置近 傍に有ることを認識する圧力センサーを含む複数の圧力センサを支持し、当該圧力 センサーを甲状軟骨の上下運動方向に沿って配置する圧力センサ装着具を、前記 圧力センサの最下位のセンサが被検者の甲状軟骨の近傍に位置するよう前頸部に 当接させて装着する段階と、被検者が飲料を連続して飲むときの各圧力センサから の出力信号の変化を読み取る段階と、前記各圧力センサからの出力信号のピークの 周期に基づ!、て飲料を連続して飲み時の被検者の甲状軟骨の上下動を測定する連 続嚥下運動測定方法である。
[0023] 本発明の他の態様は、被検者の前頸部の頸二腹筋前腹相当部に筋電位測定用 表面電極を当接して固定する段階と、被検者が飲料を連続して飲む時の前記表面 電極から舌骨上筋群の運動により生じる電気信号を得る段階と、前記得られた電気 信号により舌骨上筋群筋の運動量の大きさを判定する段階と、からなる連続嚥下運 動測定方法である。
[0024] 本発明の他の態様は、被検者の前頸部の輪状軟骨の横に位置する部位に振動ピ ックアップを取り付ける段階と、
被検者が飲料を連続して飲む時の前記振動ピックアップ力 嚥下音を測定する段階 と、 前記嚥下音の測定値のピークの周期を測定する段階と、からなる連続嚥下運動 測定方法である。
[0025] 本発明の他の態様は、食物の飲込み時における甲状軟骨の上下運動方向に沿つ て配列された複数の反射型光センサと、前記センサを被検者の前頸部に所定間隔を 置いて固定するためのセンサ装着具を備え、前記センサ装着具は、前記光センサを 固定する固定板と、前記固定板を被験者の前頸部に保持する保持バンドを備えるこ とを特徴とする連続嚥下運動測定装置である。
[0026] 本発明の他の態様は、上記連続嚥下運動測定装置において、前記反射型光セン サは、赤外線発光ダイオードからなる発光素子と、赤外線検出フォトトランジスタから なる。
[0027] また、本発明の更なる他の態様は、反射型光センサーを支持し、当該光センサーを 甲状軟骨の上下運動方向に沿って配置する光センサ装着具を、前記光センサの最 下位のセンサが被験者の甲状軟骨の近傍に位置するよう前頸部に当接させて装着 する段階と、被験者が飲料を連続して飲むときの各光センサ力 の出力信号に基づ き前記光センサと前頸部表面との距離を把握する段階と、前記距離の最小となる部 位の位置の変化を読み取る段階と、前記最小となる部位の移動周期に基づ!/、て飲 料を連続して飲み時の被検者の甲状軟骨の上下動を測定する連続嚥下運動測定 方法である。
発明の効果
[0028] 本発明の連続嚥下運動測定装置及び連続嚥下運動測定方法によれば、連続飲 み込み動作を測定可能とすると共に、連続飲み込み動作によって検出部の取付位 置がずれることなぐ的確な嚥下運動の測定が可能となる。 [0029] また、本発明の連続嚥下運動測定装置を使用して飲料を連続的に飲むときの甲状 軟骨の運動、舌骨上筋群筋の運動及び嚥下音を的確に計測することが可能となり、 またこれらの計測データを被検者の嚥下運動の評価や診断に適用することにより被 検者の嚥下能力の診断や食物、飲料の評価や開発に資することができる。
[0030] また、反射型光センサを使用する連続嚥下運動測定装置によれば、光センサを使 用して非接触により嚥下運動を測定することにより、測定装置の頸部への装着によつ て生じる頸部を圧迫することがなくなり、より自然な状態で嚥下運動を測定することが 可能となる。また、各センサは固定板に取付け、喉頭部とは接触しないため、嚥下運 動に伴い、センサ自体が動くことはないため、センサの位置が安定し、高い精度で測 定が可能となる。
図面の簡単な説明
[0031] [図 1]従来の嚥下運動測定装置の構成図である。
[図 2]圧力センサを示す図である。
[図 3]圧力センサの前頸部への取付け状態と嚥下運動の検出原理を説明する図であ る。
[図 4]圧力サンサ、筋電位計表面電極 (筋電計)及びマイクロフォン力 得られる信号 波形を示す図である。
[図 5]本発明の実施形態に係る嚥下運動を測定する嚥下運動測定装置のブロック構 成図である。
[図 6]圧力センサ装着具を示す図である。
[図 7]圧力センサ装着具、筋電計、振動ピックアップを被検者に装着した状態を示す 図である。
[図 8]圧力センサが捉えた計測データを示す図である。
[図 9]筋電位計が捉えた計測データを示す図である。
[図 10]振動ピックアップが捉えた計測データを示す図である。
[図 11]嚥下運動と圧力センサの出力の関係を説明する図である。
[図 12]舌骨上筋群運動量と飲料の関係を示す図である。
[図 13]嚥下音時間周期と飲料の関係を示す図である。 [図 14]甲状軟骨の上下運動と飲料との関係を示す図である。
[図 15A]発泡性アルコール飲料の官能検査結果を示す図である。
[図 15B]発泡性アルコール飲料の官能検査結果を示す図である。
[図 16]舌骨上筋群活動量と発泡性アルコール飲料との関係を示す図である。
[図 17]嚥下音時間周期と発泡性アルコール飲料の関係を示す図である。
[図 18]甲状軟骨の上下運動と発泡性アルコール飲料との関係を示す図である。
[図 19]反射型光センサ使用した本発明の他の実施例に係る嚥下運動測定システム を示す図である。
[図 20]反射型光線センサの特性を説明する図である。
[図 21]反射型光センサの特性近似曲線を示す図である。
[図 22]反射型光センサの外観図である。
[図 23]反射型光センサをセンサ固定板に取付けた状態を示す図である。
[図 24]光センサ装着装置を示す図で、(a)は正面図を、(b)はセンサ取付部の部分 図である。
[図 25]光センサ装着装置を被験者に装着した状態を示す図である。
[図 26]光センサ装着装置を装着した場合の喉頭とセンサの位置関係を示す図である
[図 27]光センサの出力と嚥下運動の関係を示す図である。
符号の説明
100 嚥下運動測定装置
110 計測部
111 圧力センサ
112 筋電位計電極
113 振動ピックアップ
114、 115、 116 アンプ
120 分析部
121 AZD変
122 パーソナルコンピュータ 130 圧力センサ装着具
131 圧力センサ固定具
131a 顎載置台
131b センサ取付け部
132 ウレタンフォーム
133 両面接着テープ
200 嚥下運動測定システム
210 センサ部
211 発光素子
212 受光素子
220 コントロール制御部
230 データ処理部
250 光センサ装着装置
251 センサ固定板
253 ノ ッド、
発明を実施するための最良の形態
[0033] 以下、図面 5乃至図 13を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
[0034] 図 5は、本発明の実施形態に係る嚥下運動を測定する嚥下運動測定装置のブロッ ク構成図である。本実施形態の嚥下運動測定装置 100は基本的構成は図 1に示し た嚥下運動測定装置と同様であり、計測部 110と分析部 120から構成される。計測 部 110は圧力サンサ 111、小型生体電極 112、振動ピックアップ (マイクロフォン) 11 3を有し、夫々、増幅器 114, 115, 116へ接続され、分析部 120のアナログ/デジタ ル変^^ 121を介してパーソナルコンピュータ 122に入力される。
[0035] 筋電位計表面電極 112と振動ピックアップ 113は図 1の同じであり、 EMG表面電 極 112は頸二腹筋前腹相当部に貼付し、不関電極 (基準電極)は両耳朶に取り付け る。振動ピックアップ 113は、嚥下音を測定できるように、前頸部の輪状軟骨(図 7参 照)の横に位置するように貼り付ける。
[0036] 嚥下運動測定装置 100が嚥下運動測定装置 1と異なる点は、以下に述べるように 圧力センサ 110にある。図 6は圧力サンサを頸部に装着するための圧力センサ装着 具 130を示す。圧力センサ装着具 130は顎載置台 131aとセンサ取付け部 131bを有 するブラスティック製のセンサ固定具 131と、センサ取付け部 13 lbに固定されたウレ タンフォーム 132と、センサ固定部に取付けられた装着バンド 134を有する。ウレタン フォーム 132の前側表面の中央部には縦方向に 4個の圧力センサ si, s2, s3, s4が 固定されており、その両側には両面接着テープ 133が貼着されている。
[0037] 尚、顎載置台 131aはセンサ取付け部 131bに対し、軸 131cにより回動可能に軸支 されており、顎支持台 13 laの平面の角度を微調整ができるようにしている。
これは、甲状軟骨はそれが大きく突出している人からほとんど目立たないひとまで千 差万別であり、特に甲状軟骨の目立たない人の場合は、各センサの出力が明確に得 られない場合がある。そのような場合には頭を後ろに少し反らせて喉仏を前に突き出 すようにすると甲状軟骨が明確になる場合があり、当該状態を、連続嚥下運動中維 持するためにこの角度調整を用いる。 図 7は本発明により嚥下運動測定装置 100を 使用して嚥下運動を測定する場合に圧力センサ装着具 130及び筋電計 112、振動 ピックアップ 113を被検者に装着した状態を示す。
[0038] 図に示すように、圧力センサの前頸部への装着は、図 6に示した圧力センサ装着具 130を使用して行う力 ウレタンフォームに取付けられた圧力センサ si , s2, s3, s4を 前頸部にあてがう。この場合、最下位のセンサ siが甲状軟骨に位置するようにしてあ てがい、ウレタンフォームの前面の両面接着テープ 133にその位置で固定する。さら に、この状態で、装着バンド 134を使用して頸部に固定する。そして、被検者の顎を 顎載置台 131aに載せる。上述のように取り付けることにより、顎と首とで構成される角 度を固定することが出来る。これは、測定中に頭を動力してしまって、顎と首とで構成 する角度が変化すると、甲状軟骨と圧力センサの相対位置がズレてしまい、測定不 能となるからである。
また、顎と顎載置台 13 laとの間に適宜の厚さの低反発性のウレタンフォームを介在 させて顎の位置を調整する。また、図示のように、顎載置台 131aにゴムひもを取り付 け、耳に係合させるようにして顎載置台 131aの面を固定できるようにして 、る。
[0039] また、筋電計用の表面電極 112は頸二腹筋前腹相当部に貼付し、不関電極 (基準 電極)は両耳朶に取り付ける。また、振動ピックアップ 113は、輪状軟骨の横に位置 する部位の頸部に取り付ける。
(実験例)
以上のように各センサ、検出器を取り付けた状態で、被検者にサンプルとして巿販 の天然水を連続して度飲ませ、嚥下運動測定装置の計測の実験を実施した。図 8乃 至図 10は、圧力センサ、筋電位計、振動ピックアップが夫々捉えた計測データを示 す。尚、飲む時間は約 10秒である。
[0040] 図 8の圧力センサからの出力を見ると、 4個のセンサ si, s2, s3, s4の出力の変化 が周期的に現れることがわかる。これは、飲料を連続してゴクゴクと飲むときの咽頭( 甲状軟骨)の周期的に行われる上下動を表すものである。
[0041] 図 9は筋電位計力 の出力を示し、舌骨上筋群の運動が周期的に現われる。なお
、 2系列の信号が現れている力 これは、左右に取り付けた筋電位計からの 2系列の 信号を示し、同周期で現れるピークを示している。
[0042] 図 10は振動ピックアップ力もの出力波形を示し、同様に、嚥下音が周期的に検出 されている。
[0043] ここで、図 11及び前述の図 8を参照して、嚥下運動と圧力センサ si, s2, s3, s4の 出力の関係について説明する。
[0044] 物を飲み込むときの甲状軟骨の動きは、気管と食道の切り替えを行う蓋 (喉頭蓋)と 連動しており、物を飲み込む時には甲状軟骨は上がっていき (気管→食道)、その後 もとの位置に戻る (食道→気管)。甲状軟骨の動きは喉の皮膚の突起状態が変わる ので、皮膚に付けた圧力センサの出力により甲状軟骨の動きを検知することができる
[0045] 図 11は、縦方向に整列させた圧力センサ si, s2, s3, s4の出力を甲状軟骨の動き と関連させて模式的に示したものである。物の飲み込みの開始前では甲状軟骨の頂 部はセンサ siの位置にあり(図 11a)、 siの出力が最も高い状態にある。この時、甲 状軟骨の一部はセンサ s2にも対応しているため、 s2の出力も発生する力 そのレべ ルは siよりも低い。そして、飲み込むとき、甲状軟骨が上昇し(図 l ib)、センサ s2, s3 , s4に順次出力ピークが移動する。そして、連続してゴクゴク飲むとき (連続嚥下運動 )は、図 l ibの矢印の範囲で甲状軟骨が動く。この実施例では、連続嚥下運動時、 甲状軟骨はセンサ s2— s4間を移動しており、その移動に応じて各センサの出力ピー クが順次現れる。なお、上述した圧力センサ si— s4の出力変化は、検出器の甲状軟 骨に対する取付状態によっても異なるが、嚥下運動時における甲状軟骨の移動に応 じて各センサが順次出力ピークを発生する状況に変わりはない。
[0046] 以上の実験により、飲料を連続的に飲み込むときの嚥下運動を電気的に計測する ことが可能となることがわ力 た。本実施形態による嚥下運動測定装置おいては、圧 力センサは上述の構造の圧力センサ装着具 130に取り付けているため、連続して飲 み込む場合にしょうしても、各センサの位置がずれることがなぐ適確に信号の変化 を計測することができ、従って、嚥下運動を正確に計測することが可能となる。
[0047] 次に、上述の連続嚥下運動測定装置を使用して、飲料を連続的に飲込む時の甲 状軟骨、舌骨上筋群筋活動量及び嚥下音を測定し、当該測定結果を考察する。
[0048] 一般に飲料を飲む場合、例えば、飲料が水の場合、ジュースの場合、或 ヽはビー ルなど、その種類によって感じる喉越し、飲みやすさに違いがあることは誰しも感じる ことであるが、これを客観的に評価する手法は、未だ確率していない。本発明者らは 、上述の嚥下運動測定装置を利用して飲料の喉越し、飲込み易さ、ドリンカピリティ の客観的評価について考察した。
[0049] 先ず、飲料のサンプルとして、天然水、ジュース、ビールを選び、これを上述の本発 明による嚥下運動測定装置を使用して複数( 10名)の被検者に連続的に飲ませて甲 状軟骨上下動時間周期、舌骨上筋群筋活動量、嚥下音時間周期の計測データを得 て、その結果を分析した。
[0050] 先ず、筋電位計の計測値力もはビールを飲むときに筋肉にかかる力(舌骨上筋群 筋活動量)が分かる。図 12は各飲料の 10名の被検者の筋活動量の平均値を表した もので、このグラフ力も水の筋活動量の平均値はジュース、ビールより小さく、水とジ ユース、水とビールの間に有意差が認められた。つまり、水をゴクゴク飲むときより、ジ ユースやビール^むときの方が筋肉に力が力かっていることがわかる。
[0051] この舌骨上筋群筋活動量が小さ!、方が飲みやす!、と!、う意味付けを行うことができ 、この観点力もすれば、ビール、ジュースは水に比べて飲みにくいということがいえる 。一方、この飲みにくさは、舌骨上筋群筋の活発な運動を表すことになり、「スツキリ感
」や「のみごたえ感」の指標を確立する上で要素の 1つに成り得る可能性がある。
[0052] 次に、図 13は振動ピックアップ力も得られる嚥下音時間周期(図 10におけるピーク が現れる周期)の平均値を調べた結果である。水とジュース、水とビールとの間に有 意差が認められ、水をゴクゴク飲む時よりもジュース、ビールを飲む時の方が嚥下音 時間周期が短くなることが確認された。つまり、水よりもビール、ジュースを飲む時の 方が「ゴクゴク」と音がよく鳴ることが示唆された。
[0053] 飲料を連続的に飲む場合の、「ゴクゴク」という音が頻繁に発生することは、例えば、 「ビールは喉越しで味わう」といわれるように、喉をゴクゴク鳴らしながらビールを飲む」 感覚に通じるものであり、ビールの「喉越し感」を客観的に表すデータの 1つと成り得 る可能性が考えられる。
[0054] 図 14は、圧力センサ力 の計測データに基づいて得られる甲状軟骨上下時間周 期と飲料の種類との関係について調べた結果である。ここでは、水、ジュース、ビー ルにつ 、て、被検者 10名に「飲みやすさ」につ 、ての官能評価を行 、 (飲みやす ヽ 順に順位をつけてもらう)、その順位と甲状軟骨上下時間周期との関係を示したもの である。
[0055] 官能評価の順位は、 1位が水、 2位がジュース、 3位がビールとなった。この官能検 查の飲みやすさと甲状軟骨上下時間周期とを比較すると、 3位と評価された甲状軟 骨上下時間周期が最も長ぐ 1位、 2位のサンプルと有意差が認められた。したがって 、この甲状軟骨上下時間周期を飲料の「飲みやすさ」の指標を確立する上で要素の 1つに成り得る可能性がある。
[0056] 以上のように、本実施例による連続嚥下運動測定装置は、これを使用して、飲料を 連続的に飲むときの甲状軟骨の運動、舌骨上筋群筋の運動及び嚥下音を的確に計 測することが可能となり、またこれらの計測データを被検者の嚥下運動の評価や診断 に適用することにより被検者の嚥下能力の診断や食物、飲料の評価や開発に資する ことができる。
[0057] 上述の例は、飲料のサンプルとして、天然水、ジュース、ビールを選び、舌骨上筋 群筋の運動、嚥下音時間周期及び甲状軟骨上下時間周期について調べたものであ る力 次に、飲料のサンプルとして、発泡アルコール飲料を種類を変えて実施した実 験結果について説明する。発泡性アルコール飲料として、ビール A (飲料 A)、ビール B (飲料 B)、ビール様アルコール飲料 (飲料 C)をサンプルとして選び,先ず、各サン プルの特徴を官能検査によって判断することとした。
図 15A、図 15Bに、飲料 A, B, Cの各サンプルについて、被検者 10名について実施 した官能評価の結果を示す。即ち図 15Aに、各被検者によりそれぞれの飲料につい て、「喉越しのスッキリ感」、「喉越しの爽快感」、「ゴクゴク飲める」、「量が飲めそう」に ついて、評価してもらい、評価の方法として、—2点から +2点の段階で点をつけて評 価させたものである。また、図 15Bは、「飲みやすい」、「もう 1杯のみたい」及び「のみ ごたえがある」について、同様に評価させた結果である。
[0058] 当該図 15 (A)、図 15 (B)の官能検査結果より、各飲料の特徴を纏めると以下のと おりとなった。
飲料 Aについて:
官能検査結果によると、「喉越しのスッキリ感」、「喉越しの爽快感」、「ゴクゴク飲める 」、「飲み易い」の評価はマイナスである。一方、「飲み応えがある」についてはサンプ ルの中で最も高い評価である。即ち、発泡アルコール飲料の中では芳醇で濃厚なタ イブということが出来る。
[0059] 飲料 Bについて:
今回の 3つのサンプルの中では、「飲み易さ」、「喉越しのスッキリ感」、「喉越しの爽 快感」、「ゴクゴク飲める」等、飲み易さに関連する評価は飲料 Aよりも高い。しかしな がら「飲み応えがある」に関しては飲料 Aには及ばないものの飲料 Cよりは明らかに高 い評価である。即ち、飲み易さと飲み応えという相反する要素が適度にバランスした ものという特徴が明らかになった。
[0060] 飲料 Cについて:
「飲み易さ」、「喉越しのスッキリ感」、「喉越しの壮快感」、「ゴクゴク飲める」、「もう一 杯飲みたい」といった飲み易さに係る評価は 3サンプル中最も高い。一方、「飲み応 えがある」については飲料 A, Bに比べて低い評価であった。このことから、当該サン プルは、スッキリとした軽快感の高 ヽ飲み易!ヽ発泡アルコール飲料と!/ヽぅ特徴が明ら カゝになった。
次に上述のような夫々異なる特徴を有する各サンプルについて、官能検査に参加し た 10名の被検者における舌骨上筋群筋の運動、嚥下音時間周期及び甲状軟骨上 下時間周期について調べた。
[0061] 図 16は、各飲料 A、 B、 Cについての舌骨上筋群の運動量の平均値を表したもの である。当該グラフから、飲むに当たり、喉の筋肉の活動量が大きい順に、飲料 A, B , Cとなった。当該舌骨上筋群の運動量が大きいということは上記官能検査の項目で ある「飲み応えがある」あるいは逆に「飲み易さ」との関連性が予測され、上記官能検 查結果である飲料 Aの「飲み応えがある」 t 、う評価と飲料じの「飲み易さ」 t 、う評価 と本舌骨上筋群の運動量との関連性には興味深いものがあることが分力つた。
[0062] 図 17は、振動ピックアップ力 得られる嚥下音時間周期の平均値を調べたものであ る。この嚥下音時間周期は、図 13において説明したように、嚥下音時間周期の短い 方力 飲料を飲むときに喉をスムースに流れることを示し、「飲み易い」ことが予測され る。当該測定テーターを見ると、飲料 A, B, Cの各データには大きな差はないが、「 飲み応えがある」飲料 Aが大きぐ上記官能検査で最も「飲み易い」と評価された飲料 Cが最も小さい値となった当該データーとは関連性が有るものと推測される。
[0063] 図 18は、圧力センサの計測データに基づいて得られた甲状軟骨上下時間周期に ついて調べた結果である。グラフに示されるように、飲料 C (ビール様アルコール飲料 )の周期が最も短ぐ飲料 Bとの差は小さいが、飲料 Aが最も長い値となった。当該デ 一ターは喉仏の動きのスムースさを評価出来ることが予想されており、当該時間周期 が短!、ほど喉を飲料がスムーズに流れる状況であることが推察され、上記官能検査 の結果である「飲み応えがある」飲料 A (ビール)の周期が最も長ぐ「飲み易い」と評 価された飲料 Cの周期が最も短 、と 、う当該データーとの関連性にっ 、ては興味深 いものがある。
[0064] 以上のように、従来、飲料の「飲み応え」、「喉越し感」、「飲みやすさ」など、感覚的 に捉えた飲料の評価方法を数値データとして客観的に表す指標の 1つと成り得る可 能性があり、飲料の開発や飲料の品質表示の指標として利用できる可能性がある。
[0065] なお、上記実施形態の連続嚥下運動測定装置は、嚥下運動における喉仏の動き を複数の圧力センサを使用してピックアップした例について述べたものである力 次 に、圧力センサに代えて非接触センサである小型の反射型光センサを用いて嚥下運 動の喉仏の動きを測定する第 2の実施例について述べる。
[0066] 先ず、図 19により本実施例で使用する反射型光センサを使用する嚥下運動測定 システムについて説明する。
[0067] 嚥下運動測定システムは反射型光センサ力 なるセンサ部 210と、コントロール回 路部 220と、データ処理部 230により構成される。本システムは、下記に示すように、 コントロール回路部のパルス発生回路からの出力パルスに応じて光センサより光を発 生し、反射面で反射した光を光センサの受光部にて検知し、その光の強度を電圧検 出回路で検出'増幅し、 AZD変換器を介してパーソナルコンピュータに入力し、そ の検出電圧力もセンサ—反射面力もの距離を算出、表示'分析するものである。
[0068] センサ部 210は発光素子 11と受光素子 212を備え、発光素子により発光した光を 被測定部位に照射し、測定部位により反射した光を受光素子で受光するように構成 したものである。尚、本実施例では発光素子として赤外線発光ダイオード (LED)が 使用される。
[0069] コントロール回路部 220はパルス発生回路 221と検出回路 222を有する。パルス発 生回路 221無安定マルチバイブレータで矩形波を発生し、それを単安定マルチバイ ブレータで入力することにより周期 10ms、幅 0. 1msの周期パルスを発生するように したもので、このパルスでミラ一定電流回路を駆動し、発光素子 (LED)を発光させる
[0070] 検出回路 222は受光素子 (フォトトランジスタ)の出力電圧を検出電圧検出回路か らなり、サンプルホールド回路と、ノイズ成分を除去するローパスフィルタ (LPF)と、検 出電圧を増幅する非反転増幅回路力 構成されて 、る。
[0071] サンプルホールド回路は、駆動パルスが 1のとき、フォトトランジスタ出力をサンプル し、 0のときホールドする。その信号から 1次の LPFによるサンプルパルとノイズ成分を 除去する。尚、そのカットオフ周波数は 140Hzとした。
[0072] データ処理部 230は、 AZD変^ ^231とパーソナルコンピュータ 232を有する。
[0073] 検出回路で検出された出力電圧は、データ処理部 230に送られ、 AZD変換器 23 1を介してパーソナルコンピュータ 232に送られ処理される。
[0074] 図 20、図 21は、本実施例で用いる反射型光線センサ 210の特性を調べた実験結 果を示す。図 20のグラフはセンサと反射面と距離を変化させたとき、距離とセンサの 出力電圧の関係を示したものである。グラフ力もわ力るように、出力電圧は、距離が離 れるに従い、始めは急速に低下する力 それ以上では増加する。出力は距離が lm m付近で最小となった。
[0075] 当該出力電圧特性から、センサ反射面間距離測定に適した特性は、センサ反射面 間距離対出力電圧特性の安定した変化部分、即ち、センサ反射面間距離が lmm未 満の出力電圧特性、あるいはセンサ反射面間距離が 5mm以上 15mm以下の場合の 出力電圧特性を利用することが適切であることがわかる。本発明に係る測定の場合、 光センサを後述するように前頸部に装着して、非接触で嚥下運動を測定するもので あり、しかも、甲状軟骨の高さを考慮すると、上記前者の出力電圧特性を利用するこ とは不可能であることが解る。
従って、本実施例の場合、センサ—甲状軟骨間距離を最低約 5mmとし、図 20の出 力電圧特性の、センサ反射面間距離が 5mm以上 15mm以下の安定した特性部分 を用いること〖こする。この状態を想定して、センサー反射面の距離を 5mm以上、 15 mm以下の部分についての出力電圧特性を図 21に示す。図 21は、横軸に出力電 圧、縦軸にセンサ—反射面間の距離として示した特性曲線である。
[0076] 次に、上述の光センサを人間の喉頭部に装着して測定するための嚥下運動測定 装置について説明する。
[0077] 図 22は、本実施例で使用する反射型光センサ 210を示す図で、発光素子と受光 素子の電極に接続される配線と共に示されて 、る。
[0078] 図 23は、図 22に示される光センサを前頸部に装着するための光センサ装着具 25 0のセンサ固定板 251を示す。
[0079] 図 24は光センサ装着具 250全体を示し、光センサ装着具 250は、センサ固定板 2 51とこれに整列して装着される反射型光センサ 210と、センサ固定板 251を前頸部 に固定するためのバンド 252からなる。センサ固定板 251は撓みのない硬質のもの が使用される。センサ固定板 251には、光センサ 210の両側に柔軟性を持つプラス チック力もなるパッド 253が取り付けられる。このパッド 253は光センサ装着具 250を 喉頭部に装着したとき、光センサ 210を喉頭部表面から一定の間隔を保持する、即 ち、非接触の状態にすると共に、喉頭部に安定した状態で装着するためのものであ る。また、パッド 253には光センサ列に沿って遮光用ウレタンフォーム 254が固定され ており、光センサ 251への外光の進入を防ぐようにしている。
[0080] 本実施例においては、光センサ 210は 12個使用される。各光センサ 210は図 19で 説明したように、コントロール回路部 220からの配線が接続され、受光素子 212で受 光した得られた出力電圧はデータ処理部に送られる。
[0081] 図 25は図 24で示した光センサ装着具 250を実際に被験者の前頸部に装着した状 態を示す。尚、センサ装着具 250の喉頭部への装着に際しては、図 26に示すように 、光センサ 210の列が丁度、喉頭部の位置に整列するようにし、 12個の光りセンサの 最下部が、喉頭部の略近傍に位置するようにして装着される。そして、この場合、前 述のように、光センサと甲状軟骨との間隔は通常の状態で、 5mmの間隔が生じるよう に設定される。
[0082] この状態で、先に説明した実施例と同様に、飲料を連続してごくごくと飲ませ、各光 センサの出力値を観察した。尚、図 26 (a)は嚥下前の喉頭部の位置を、(b)、(c)は 嚥下後の喉頭部の位置が上昇した状態を示して 、る。
[0083] 図 27は、飲料を連続して飲ませたときの 12個の光センサの出力の変化を経時的に 示したもので((a)〜 (b) )である。図中、(a)は飲み込み開始前の状態で、矢印で示 す位置でセンサと反射面、即ち前頸部との距離が最も小さいことを示しており、このこ とは、この部分に喉頭部が位置して 、ることを示して 、る。
[0084] 次に、 (b)は飲み込み開始後の状態を示すもので、センサと喉頭部との最も接近す る箇所が矢印の位置に移動している。即ち、喉頭部が飲み込むにつれて、上方に移 動した結果を示していると見るこができる。更に(c)は飲み込み開始後、喉頭部が最 も上方に位置している状態が計測されている。更に、飲料を連続して飲むときは、図 25の (b)〜(c)の変化が繰り返し観察されることとなる。
[0085] 以上の測定結果から、本実施例の反射型光センサを使用した嚥下運動測定装置 によって、前述の圧力センサを使用する嚥下運動測定装置と同様に、被験者の嚥下 運動の能力や評価を行うことが可能となる。
[0086] 本実施例においては、光センサを使用して非接触により嚥下運動を測定することに より、測定装置の頸部への装着によって生じる頸部を圧迫することがなくなり、より自 然な状態で嚥下運動を測定することが可能となる。また、各センサは固定板に取付け 、喉頭部とは接触しないため、嚥下運動に伴い、センサ自体が動くことはないため、 センサの位置が安定し、高 、精度で測定が可能となる。
[0087] 尚、上述の光センサによる嚥下運動測定装置も、前述の実施例と同様に、筋電位 計や、振動ピックの検出手段を併用して使用できることは言うまでもない。また、上記 個々の検査手段の内、いずれか 1つを備えた連続嚥下運動測定装置であっても、本 発明の主旨を逸脱するものでない。

Claims

請求の範囲
[1] 食物の飲込み時における甲状軟骨の上下運動方向に沿って配列された複数の圧 力センサと、前記圧力センサを被検者の前頸部に当接して固定するための圧力セン サ装着具を備え、
前記圧力センサ装着具は、前記圧力センサを固定する固定手段と、前記固定手段 を支持する圧力センサ支持具と、前記圧力センサ支持具を被験者の前頸部に保持 する保持バンドを備えることを特徴とする連続嚥下運動測定装置。
[2] 前記複数の圧力センサーの内、最上位に位置する圧力センサーは、連続嚥下運 動時における甲状軟骨の上限位置あるいは上限位置近傍に位置することを認識す るものであることを特徴とする請求項 1に記載の連続嚥下運動測定装置。
[3] 前記圧力センサ固定具は被検者の顎を載置する顎載置台と圧力センサを支持す るウレタンフォームを固定するセンサ取付け部を有する請求項 1に記載の連続嚥下 運動測定装置。
[4] 食物の飲込み時における甲状軟骨の上下運動方向に沿って配列された複数の圧 力センサと、前記圧力センサを被検者の前頸部に当接して固定するための圧力セン サ装着具を備え、
前記圧力センサ装着具は、前記圧力センサを固定する固定手段と、前記固定手段 を支持する圧力センサ支持具と、前記圧力センサ支持具を被験者の前頸部に保持 する保持バンドを備えることを特徴とする連続嚥下運動測定装置であって、
前記嚥下運動測定装置は、被検者の舌骨上筋群の筋に作用する力を測定する筋 電位計電極と、嚥下音を測定するための振動ピックアップをさらに備える連続嚥下運 動測定装置。
[5] 連続嚥下運動時において甲状軟骨が上限位置あるいは上限位置近傍に有ること を認識する圧力センサーを含む複数の圧力センサを支持し、当該圧力センサーを甲 状軟骨の上下運動方向に沿って配置する圧力センサ装着具を、前記圧力センサの 最下位のセンサが被検者の甲状軟骨の近傍に位置するよう前頸部に当接させて装 着する段階と、被検者が飲料を連続して飲むときの各圧力センサ力 の出力信号の 変化を読み取る段階と、前記各圧力センサからの出力信号のピークの周期に基づ 、 て飲料を連続して飲み時の被検者の甲状軟骨の上下動を測定する連続嚥下運動測 定方法。
[6] 被検者の前頸部の頸二腹筋前腹相当部に筋電位測定用表面電極を当接して固 定する段階と、被検者が飲料を連続して飲む時の前記表面電極から舌骨上筋群の 運動により生じる電気信号を得る段階と、前記得られた電気信号により舌骨上筋群 筋の運動量の大きさを判定する段階と、からなる連続嚥下運動測定方法。
[7] 被検者の前頸部の輪状軟骨の横に位置する部位に振動ピックアップを取り付ける 段階と、
被検者が飲料を連続して飲む時の前記振動ピックアップ力 嚥下音を測定する段階 と、 前記嚥下音の測定値のピークの周期を測定する段階と、からなる連続嚥下運動 測定方法。
[8] 食物の飲込み時における甲状軟骨の上下運動方向に沿って配列された複数の反 射型光センサと、前記センサを被検者の前頸部に所定間隔を置いて固定するための センサ装着具を備え、
前記センサ装着具は、前記光センサを固定する固定板と、前記固定板を被験者の 前頸部に保持する保持バンドを備えることを特徴とする連続嚥下運動測定装置。
[9] 前記反射型光センサは、赤外線発光ダイオードからなる発光素子と、赤外線検出 フォトトランジスタ力もなる請求項 8に記載の連続嚥下運動測定装置。
[10] 前記固定板に配列して固定された光センサは、配列方向両側に沿って、装着部位 との間に所定間隔を設け、且つ外光を遮断するパッドを有している請求項 8に記載の 連続嚥下運動測定装置。
[11] 反射型光センサーを支持し、当該光センサーを甲状軟骨の上下運動方向に沿って 配置する光センサ装着具を、前記光センサの最下位のセンサが被験者の甲状軟骨 の近傍に位置するよう前頸部に当接させて装着する段階と、被験者が飲料を連続し て飲むときの各光センサからの出力信号に基づき前記光センサと前頸部表面との距 離を把握する段階と、前記距離の最小となる部位の位置の変化を読み取る段階と、 前記最小となる部位の移動周期に基づ 、て飲料を連続して飲み時の被検者の甲状 軟骨の上下動を測定する連続嚥下運動測定方法。
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