JP7281367B2 - 飲食品評価装置および飲食品評価方法 - Google Patents
飲食品評価装置および飲食品評価方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7281367B2 JP7281367B2 JP2019154688A JP2019154688A JP7281367B2 JP 7281367 B2 JP7281367 B2 JP 7281367B2 JP 2019154688 A JP2019154688 A JP 2019154688A JP 2019154688 A JP2019154688 A JP 2019154688A JP 7281367 B2 JP7281367 B2 JP 7281367B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- food
- drink
- evaluation
- flavor
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
[飲食品評価装置の構成]
図1は、実施形態1の飲食品評価装置のブロック図である。飲食品評価装置100は、波形データ生成部20、パラメータ算出部30、官能評価データ記憶部40、相関関係解析部50、および評価式記憶部60を有する。
次に、飲食品評価装置100の概略の動作について説明する。図2は、飲食品評価方法の手順を示す図である。図2に示す飲食品評価方法の手順は、飲食品評価装置100の動作を示すものでもある。飲食品評価装置100は、この手順にしたがって動作する。なお、飲食品評価装置100を構成する各部分の動作は上述した通りであるので、飲食品評価方法の手順は簡単に説明する。
[飲食品評価装置の構成]
図12は、実施形態2の飲食品評価装置のブロック図である。飲食品評価装置300は、波形データ生成部20、パラメータ算出部30、評価式記憶部60、推定部70、および表示部80を有する。なお、実施形態1の飲食品評価装置100と同一の構成部材には同一の符号を付してある。
次に、飲食品評価装置300の概略の動作について説明する。図11は、飲食品評価方法の手順を示す図である。図11に示す飲食品評価方法の手順は、飲食品評価装置300の動作を示すものでもある。飲食品評価装置300は、この手順にしたがって動作する。なお、飲食品評価装置300を構成する各部分の動作は上述した通りであるので、飲食品評価方法の手順は簡単に説明する。
実施例1は、「バターらしさ」をターゲットとする飲食品の風味を、バターらしさとして、バターらしさの官能評価データ(バター風味への類似度)と嚥下筋の表面筋電位から得た波形データから算出したパラメータとの相関を解析し、評価式を得る実施例である。この実施例では、飲食品として、市販のマーガリンと、それに長谷川香料株式会社製のバターフレーバーを配合した賦香マーガリンを用いた。
TanH(x)=ex-e-x/ex+e-xである。
「ビールらしさ」=
実施例2は、ターゲットとする飲食品の風味を、ビールらしさとし、相関解析にオトガイ下部右側のデータを用いた以外は実施例1と同様にして、ビールらしさ官能評価スコアと嚥下筋の表面筋電位から得られるパラメータとの相関を解析し、評価式を得る実施例である。
TanH(x)=ex-e-x/ex+e-xである。
「ビールらしさ」=
20 波形データ生成部、
30 パラメータ算出部、
40 官能評価データ記憶部、
50 相関関係解析部、
60 評価式記憶部、
70 推定部、
80 表示部、
100、300 飲食品評価装置。
Claims (17)
- 被験者が飲食品を嚥下する時の嚥下筋の表面筋電位の変化から表面筋電位の波形データを生成する波形データ生成部と、
前記波形データ生成部が生成した波形データを解析して嚥下に関するパラメータを算出するパラメータ算出部と、
前記被験者が嚥下した飲食品の風味が、ターゲットとする飲食品の風味に対して、どの程度類似しているのかを示す官能評価データを、前記パラメータ算出部が算出したパラメータとともに記憶する官能評価データ記憶部と、
前記パラメータ算出部が算出したパラメータと前記官能評価データ記憶部が記憶している官能評価データとの相関関係を解析する相関関係解析部と、
前記相関関係解析部によって解析された前記パラメータと前記官能評価データとの相関関係の解析結果を、評価式として記憶する評価式記憶部と、
を有する、飲食品評価装置。 - 被験者が飲食品を嚥下する時の嚥下筋の表面筋電位の変化から表面筋電位の波形データを生成する波形データ生成部と、
前記波形データ生成部が生成した波形データを解析して嚥下に関するパラメータを算出するパラメータ算出部と、
前記パラメータと官能評価データとの相関関係の評価式を記憶する評価式記憶部と、
前記パラメータ算出部が算出したパラメータと前記評価式記憶部に記憶されている評価式とを用いて、前記被験者が嚥下した飲食品の風味が、前記被験者が嚥下したターゲットとする飲食品の風味に対して、どの程度類似していると感じるかを推定する推定部と、
を有する飲食品評価装置。 - 前記波形データ生成部は、
前記被験者が飲食品を嚥下する時の嚥下筋の表面筋電位の変化を、前記被験者のオトガイ下部および/または前頸部に装着された筋電位測定電極から取得する、請求項1または2に記載の飲食品評価装置。 - 前記パラメータ算出部は、前記波形データの時間的因子、量的因子、および周波数的因子のうちの少なくとも1つのパラメータを算出する、請求項1または2に記載の飲食品評価装置。
- 前記周波数的因子のパラメータは、パワースペクトルおよびパワースペクトル密度の少なくとも一方から得られ、
前記パワースペクトルおよびパワースペクトル密度は、前記波形データを、フーリエ変換またはウェーブレット変換することにより得る、請求項4に記載の飲食品評価装置。 - 前記パラメータ算出部は、画像化した前記波形データの各画素の明るさを数値化することによって、前記パラメータを算出する、請求項1または2に記載の飲食品評価装置。
- 前記官能評価データは、
前記被験者が嚥下した飲食品の風味が、前記被験者が嚥下したターゲットとする飲食品の風味に対して、どの程度類似しているのか、の類似の程度を複数段階で数値化したデータである、請求項1または2に記載の飲食品評価装置。 - 前記官能評価データにおける官能評価の内容は、
味覚、嗅覚および/または冷覚もしくは温覚によって感じられる感覚を含む風味に関するものである、請求項7に記載の飲食品評価装置。 - 前記官能評価データにおける官能評価の内容は、
特定物の風味への類似度、特定の部位の風味への類似度、特定の成分の風味への類似度、特定の加工法の風味への類似度、および、特定の印象を想起させる風味への類似度のうちの少なくともいずれか1つから選択される、請求項7に記載の飲食品評価装置。 - 前記特定物は、果物、野菜、畜産品、水産品を含む生鮮食料品、レトルト食品、冷凍食品を含む加工食品、調味料、または、飲料である、請求項9に記載の飲食品評価装置。
- 前記相関関係解析部は、
前記官能評価データ記憶部に記憶されている前記パラメータと類似の程度を複数段階で数値化した前記官能評価データとを対応付けることによって、前記パラメータと前記官能評価データとの相関関係を解析する、請求項1に記載の飲食品評価装置。 - 前記相関関係解析部は、前記官能評価データと前記パラメータとの相関関係の解析に、統計解析、または機械学習を用いる、請求項1に記載の飲食品評価装置。
- 前記統計解析は、多変量解析を含み、
前記機械学習は、回帰分析、木分析、ニューラルネットワークを用いた分析、ディープラーニングを用いた分析、ベイズ分析、クラスタリング分析、アンサンブル分析、アソシエーション分析、および、協調フィルタリング分析のいずれかを含む、請求項12に記載の飲食品評価装置。 - 前記評価式記憶部には、前記パラメータ算出部が算出した複数のパラメータから選択された前記官能評価データとの相関が高いパラメータと、前記官能評価データとの相関関係の前記評価式が記憶されている、請求項2に記載の飲食品評価装置。
- さらに、前記推定部が推定した類似度を、数値化して、またはマッピングとして表示する表示部を有する、請求項14に記載の飲食品評価装置。
- 被験者が飲食品を嚥下する時の嚥下筋の表面筋電位の変化から表面筋電位の波形データを生成する段階と、
生成した波形データを解析して嚥下に関するパラメータを算出する段階と、
前記被験者が嚥下した飲食品の風味が、ターゲットとする飲食品の風味に対して、どの程度類似しているのかを示す官能評価データを、算出したパラメータとともに記憶する段階と、
記憶されている官能評価データとパラメータとの相関関係を解析する段階と、
解析された前記パラメータと前記官能評価データとの相関関係の解析結果を、評価式として記憶する段階と、
を含む、飲食品評価方法。 - 被験者が飲食品を嚥下する時の嚥下筋の表面筋電位の変化から表面筋電位の波形データを生成する段階と、
生成した波形データを解析して嚥下に関するパラメータを算出する段階と、
算出されたパラメータと評価式とを用いて、前記被験者が嚥下した飲食品の風味が、前記被験者が嚥下したターゲットとする飲食品の風味に対して、どの程度類似していると感じるかを推定する段階と、
を含む飲食品評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019154688A JP7281367B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | 飲食品評価装置および飲食品評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019154688A JP7281367B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | 飲食品評価装置および飲食品評価方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021032770A JP2021032770A (ja) | 2021-03-01 |
JP7281367B2 true JP7281367B2 (ja) | 2023-05-25 |
Family
ID=74678486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019154688A Active JP7281367B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | 飲食品評価装置および飲食品評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7281367B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006095264A (ja) | 2004-08-05 | 2006-04-13 | Sapporo Breweries Ltd | 連続嚥下運動測定装置及び連続嚥下運動測定方法 |
JP2012139442A (ja) | 2011-01-04 | 2012-07-26 | Meiji Co Ltd | 食感の生理学的評価装置 |
JP2012161270A (ja) | 2011-02-04 | 2012-08-30 | Tablemark Co Ltd | 発酵食品の発酵感・熟成感増強剤 |
JP2013194128A (ja) | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Tablemark Co Ltd | 卵感を向上させる香気成分、および卵感増強剤 |
JP2017086322A (ja) | 2015-11-06 | 2017-05-25 | 国立大学法人東北大学 | 味覚評価診断装置、味覚評価診断装置の味覚評価診断方法 |
JP2017104465A (ja) | 2014-12-27 | 2017-06-15 | 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 | 飲食物の嚥下感覚の評価方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0731648B1 (fr) * | 1994-10-07 | 2003-03-26 | Firmenich Sa | Compositions aromatisantes et procede d'aromatisation |
-
2019
- 2019-08-27 JP JP2019154688A patent/JP7281367B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006095264A (ja) | 2004-08-05 | 2006-04-13 | Sapporo Breweries Ltd | 連続嚥下運動測定装置及び連続嚥下運動測定方法 |
JP2012139442A (ja) | 2011-01-04 | 2012-07-26 | Meiji Co Ltd | 食感の生理学的評価装置 |
JP2012161270A (ja) | 2011-02-04 | 2012-08-30 | Tablemark Co Ltd | 発酵食品の発酵感・熟成感増強剤 |
JP2013194128A (ja) | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Tablemark Co Ltd | 卵感を向上させる香気成分、および卵感増強剤 |
JP2017104465A (ja) | 2014-12-27 | 2017-06-15 | 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 | 飲食物の嚥下感覚の評価方法 |
JP2017086322A (ja) | 2015-11-06 | 2017-05-25 | 国立大学法人東北大学 | 味覚評価診断装置、味覚評価診断装置の味覚評価診断方法 |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
藤原聡ほか,嚥下感覚を改善する香りの開発~AIを活用した嚥下感覚の評価予測と嚥下マップTMの活用方法~,日本官能評価学会誌,2019年04月15日,Vol.23, No.1, p.44 |
藤原聡ほか,筋電位計測データを用いたフレーバーの評価方法~おいしさをUPする香りの開発と嚥下マップTMのご紹介~,日本味と匂学会誌第52回大会Proceeding集,2018年10月,pp.S47-S48 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021032770A (ja) | 2021-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7075804B2 (ja) | 飲食品の風味の好ましさの解析方法および予測方法 | |
Miller | The eating quality of meat: V Sensory evaluation of meat | |
Nguyen et al. | When the choice of the temporal method does make a difference: TCATA, TDS and TDS by modality for characterizing semi-solid foods | |
Frewer et al. | Food, people and society: a European perspective of consumers' food choices | |
Ross | Sensory science at the human–machine interface | |
JP4702860B2 (ja) | 嚥下感覚の簡易測定方法 | |
Luckett et al. | Crispness level of potato chips affects temporal dynamics of flavor perception and mastication patterns in adults of different age groups | |
Wilson et al. | Comparison of physical chewing measures to consumer typed Mouth Behavior | |
Helgesen et al. | Consumer purchase probability of dry fermented lamb sausages | |
JP7281367B2 (ja) | 飲食品評価装置および飲食品評価方法 | |
Moskowitz et al. | Psychophysical and psychometric approaches to sensory evaluation | |
Sprunt et al. | Swallow indicator methodology as an enhancement to combined time–intensity measurement of flavour release and electromyography for monitoring mastication | |
Di Monaco et al. | Temporal dominance of sensations and dynamic liking evaluation of polenta sticks | |
JP7195388B2 (ja) | 飲食品の風味の評価用システムおよび飲食品の風味の評価方法 | |
JP7207898B2 (ja) | 飲食品の嚥下感覚の解析方法および予測方法 | |
Hort et al. | Time‐dependent measures of perception: An introduction | |
Childs et al. | Sensory properties and consumer perception of wet and dry cheese sauces | |
ROUSSET et al. | An effective hedonic analysis tool: Weak/strong points | |
Booth | Flavour quality as cognitive psychology: the applied science of mental mechanisms relating flavour descriptions to chemical and physical stimulation patterns | |
Risvik | The Food and I sensory perception as revealed by multivariate methods | |
Agorastos et al. | Review of Mouthfeel Classification | |
Barylko-Pikielna et al. | Progress in sensory analysis and consumer studies of food | |
Van den Oever | Integrated sensory response (ISR) modeling: a new methodology to understand and predict sensory attributes in terms of physical properties | |
Mattei et al. | Olfaction and gustation in the flavor and fragrance industries | |
Napolitano et al. | Dynamic profile to optimize the addition of preservatives in dry-cured meat products |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220617 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230314 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230509 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230515 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7281367 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |