WO2006001117A1 - GaAs基板の洗浄方法、GaAs基板の製造方法、エピタキシャル基板の製造方法、およびGaAsウエーハ - Google Patents

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Abstract

 洗浄後の析出異物の数が少ないGaAs基板の洗浄方法を提供する。この洗浄方法は、酸洗浄工程(S11)と、純水リンス工程(S12)と、スピン乾燥工程(S13)とから構成されている。まず、表面を鏡面研磨されたGaAs基板を、酸性の洗浄液に浸漬することにより酸洗浄工程を行う(S11)。酸洗浄工程において、洗浄時間は30秒未満である。次に、洗浄されたGaAs基板に付いた洗浄液を純水により洗い流す純水リンス工程を行う(S12)。続いて、純水が付いたGaAs基板を乾燥させるスピン乾燥工程を行う(S13)。これにより洗浄後の析出異物の数が少ないGaAs基板が提供される。

Description

GaAs基板の洗浄方法、 GaAs基板の製造方法、ェピタキシャル基板の 製造方法、および GaAsゥエーハ
技術分野
[0001] 本発明は、 GaAs基板の洗浄方法、 GaAsゥエーハの製造方法、ェピタキシャル基 板の製造方法、および GaAsゥエーハに関する。
背景技術
[0002] 特許文献 1には、洗浄方法が記載されて!、る。この方法では、 GaAs基板をフッ酸 中に 10分間浸漬して、基板表面から自然酸ィ匕膜ごと不純物を除去し、次いで純水 中で基板をリンスする。 GaAs基板の製造における洗浄工程では、塩酸、フッ酸等の 酸洗浄液によって、 GaAs基板表面の有機物や金属等を除去する処理がなされて ヽ る。
[0003] 特許文献 2には、 GaAs半導体結晶基板の洗浄方法が記載されている。この方法 の洗浄工程では、基板の表面の有機物および金属を除去する処理の後に、酸性溶 液を用いて基板の酸ィ匕膜をエッチングする。この後に、アルカリ水溶液を用いて基板 を洗浄した後に、基板を超純水で洗浄する。この後に、基板の乾燥を行なう。この方 法によれば、析出物等の異物を完全に除去することができる。
特許文献 1:特開平 10— 79363号公報
特許文献 2:特開 2000— 340535号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0004] しかし、このような酸洗浄を実施すると、洗浄後の時間の経過とともに、 GaAs基板 表面に析出異物が発生してしまう。このような析出異物がある GaAs基板上にェピタ キシャル膜を形成すると、この析出異物によりェピタキシャル膜に欠陥が増力!]してしま うという問題があった。このような欠陥は、ェピタキシャル膜の品質を損なうものである
[0005] 本発明は、斯かる実情に鑑み、洗浄後の析出異物の数が少ない GaAs基板の洗浄 方法を提供しょうとするものである。
[0006] また、本発明は、洗浄後の析出異物の数が少ない GaAs基板の製造方法、該 GaA s基板を用いてェピタキシャル基板を製造する方法、洗浄後の析出異物の数が少な Vヽ GaAs基板を洗浄する方法および GaAs基板を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0007] 本発明は、 GaAs基板の洗浄方法であって、酸性溶液による 30秒未満の洗浄を G aAs基板に行う酸洗浄工程を含むことを特徴とする。この構成であれば、酸洗浄工程 の洗浄時間が 30秒未満であるので、洗浄後の GaAs基板上の析出異物の数が少な い。
[0008] 本発明の別の態様は、 GaAs基板の洗浄方法であって、それぞれの工程ごとに異 なる酸性溶液による洗浄を GaAs基板に行う複数の酸洗浄工程を含み、複数の酸洗 浄工程における洗浄時間の全合計時間が 30秒未満であることを特徴とする。
[0009] この構成であれば、それぞれ異なる酸性溶液による複数の酸洗浄工程を行うので、 それぞれの酸性溶液の特性に応じた酸洗浄を行うことができる。さらに、複数の酸洗 浄工程における洗浄時間の全合計時間を 30秒未満とするので、洗浄後の GaAs基 板上の析出異物の数が少な 、。
[0010] 本発明の別の態様は、 GaAs基板の洗浄方法であって、(a)アルカリ性溶液による 洗浄を GaAs基板に行うアルカリ洗浄工程と、 (b)アルカリ洗浄工程後に酸性溶液に よる洗浄を GaAs基板に行う酸洗浄工程とを含み、アルカリ洗浄工程は、 GaAs基板 に超音波を印加しつつ洗浄を行い、酸洗浄工程の洗浄時間は、 30秒未満であること を特徴とする。
[0011] この構成であれば、超音波を GaAs基板に印加するアルカリ洗浄を行うので、 GaA s基板に付着したパーティクルをより効果的に除去できる。さら〖こ、洗浄時間が 30秒 未満の酸洗浄工程を行うので、アルカリ洗浄により生じた基板表面の荒れが改善さ れ、また洗浄後の GaAs基板上の析出異物の数が少な 、。
[0012] 本発明の別の態様は、 GaAs基板の洗浄方法であって、(a)酸性溶液による洗浄を GaAs基板に行う第 1酸洗浄工程と、(b)第 1酸洗浄工程後にアルカリ性溶液による 洗浄を GaAs基板に行うアルカリ洗浄工程と、 (c)アルカリ洗浄工程後に酸性溶液に よる洗浄を GaAs基板に行う第 2酸洗浄工程とを含み、第 2酸洗浄工程の洗浄時間 は 30秒未満であることを特徴とする。
[0013] この構成であれば、第 1酸洗浄工程を行うので、 GaAs基板上の金属不純物、有機 物や自然酸ィ匕膜等を除去できる。また、第 1酸洗浄工程の後にアルカリ洗浄工程を 行うので、第 1酸洗浄による異物の析出を抑制できる。そして、アルカリ洗浄後に 30 秒未満の酸洗浄を行うので、アルカリ洗浄で生じた基板表面の荒れが改善され、ま た洗浄後の GaAs基板上の析出異物の数が少な 、。
[0014] 好適には、アルカリ洗浄工程は、 GaAs基板に超音波を印加しつつ洗浄を行う。こ の構成であれば、超音波を印加するアルカリ洗浄により、基板に付着したパーテイク ルをより効果的に除去することができる。
[0015] 酸洗浄工程で洗浄液として用いる酸性溶液は、硝酸、フッ酸、塩酸、リン酸、硫酸、 酢酸、炭酸、乳酸、ギ酸、クェン酸、リンゴ酸およびフタル酸の少なくともいずれかを 含むものとできる。
[0016] アルカリ洗浄工程で洗浄液として用いるアルカリ性溶液は、アンモニア、ェチルヒド ロキシル、 2—エトキシェチルァミン、トリエタノールァミン、ジエタノールァミン、ェチル ァミン、トリメチルァミン、ジェチルァミン、ジメチルァミン、エタノールァミン、トリメチル アンモ-ゥムヒドロキシド、テトラエチルアンモ-ゥムヒドロキシド、およびテトラメチルァ ンモ-ゥムヒドロキシドの少なくともいずれかを含むものとできる。
[0017] 本発明の更なる別の態様は、 GaAsウェハを作製するために GaAs基板を洗浄する 方法である。この方法は、 30秒未満の時間で酸性溶液を用いて GaAs基板を処理す る工程を含む。この方法によれば、酸処理工程の処理時間が 30秒未満であるので、 処理後の GaAs基板上の析出物の数が少な 、。
[0018] 本発明の更なる別の態様は、 GaAsゥエーハを作製するために GaAs基板を洗浄 する方法である。この方法は、複数の酸性溶液を用いて GaAs基板を処理する工程 を含み、前記複数の酸性溶液のうちの一の酸性溶液は、前記複数の酸性溶液のうち の他の酸性溶液と異なり、前記 GaAs基板が前記酸性溶液を用いて処理された総時 間が 30秒未満である。この方法によれば、それぞれの酸性溶液の特性に応じた酸処 理を行うことができる。複数の酸処理における処理時間の全合計時間が 30秒未満で あるので、処理後の GaAs基板上の析出異物の数が少な 、。
[0019] 本発明の更なる別の態様は、 GaAsゥエーハを作製するために GaAs基板を洗浄 する方法である。この方法は、アルカリ性溶液を用いて GaAs基板を処理する工程と 、アルカリ性溶液を用いて GaAs基板を処理した後に、 30秒未満の時間だけ酸性溶 液を用いて前記 GaAs基板を処理する工程とを含み、アルカリ性溶液を用いて GaAs 基板を処理する工程は、超音波を印加しつつアルカリ性溶液に GaAs基板を浸すェ 程を含む。この方法によれば、超音波が印加されたアルカリ性溶液を用いて GaAs基 板を処理するので、 GaAs基板に付着したパーティクルをより効果的に除去できる。さ らに、 30秒未満の洗浄時間で酸処理を行うので、アルカリ洗浄により生じた基板表面 の荒れが改善され、また洗浄後の GaAs基板上の析出物の数も少な 、。
[0020] 本発明の更なる別の態様は、 GaAsゥエーハを作製するために GaAs基板を洗浄 する方法である。この方法は、第 1の酸性溶液を用いて GaAs基板を処理する工程と 、酸性溶液を用いて GaAs基板を処理した後に、アルカリ性溶液を用いて前記 GaAs 基板を処理する工程と、アルカリ性溶液を用いて前記 GaAs基板を処理した後に、 3 0秒未満の期間で第 2の酸性溶液を用いて前記 GaAs基板を処理する工程とを含む 。この方法によれば、第 1の酸性溶液による処理により、 GaAs基板上の金属不純物 、有機物や自然酸ィ匕膜等を除去できる。また、アルカリ性溶液を用いる処理により、 先の酸処理による析出物の発生数を低減できる。第 2の酸性溶液を用いる処理によ り、アルカリ洗浄で生じた基板表面の荒れが改善され、また洗浄後の GaAs基板上の 析出異物の数が少ない。好適には、アルカリ性溶液を用いる処理において、アルカリ 性溶液に超音波を印加しつつ GaAs基板の洗浄を行うことが好ま ヽ。超音波を印 加するアルカリ洗浄により、基板に付着したパーティクルをより効果的に除去すること ができる。
[0021] 本発明に係る更なる別の側面は、 GaAsウェハを作製するために GaAs基板を洗浄 する方法である。この方法は、酸性溶液を用いて GaAs基板を処理する工程を含み、 前記酸性溶液は、 6. 4以下の水素イオン濃度 (PH)を有する。この処理された GaAs 基板を用いるェピタキシャル成長にぉ 、て、くもりの少な ヽェピタキシャル膜を安定し て作製可能な GaAs基板を提供できる。 [0022] 本発明に係る更なる別の側面は、 GaAsゥエーハを作製するために GaAs基板を洗 浄する方法である。この方法は、酸性溶液を用いて GaAs基板を処理する工程を含 み、前記酸性溶液は、フッ化水素酸および過酸化水素水を含む混合溶液であり、前 記混合溶液の前記フッ化水素酸の濃度が 5. Owt%以下である。くもりの少ないェピ タキシャル膜を安定して成長可能な GaAs基板を提供できると共に、表面の析出異 物の数が少なくなる。
[0023] 本発明に係る更なる別の側面では、酸性溶液を用いて GaAs基板を処理するに先 だって、アルカリ性溶液を用いて前記 GaAs基板を処理する工程を更に含むことがで きる。このとき、微粒子除去作用が大きいアルカリ性溶液と組み合わせることができ、 GaAs基板の表面の清浄度が更に向上する。
[0024] アルカリ洗浄工程で洗浄液として用いるアルカリ性溶液として、以下のものが例示さ れる。アルカリ性溶液は、アンモニア、ェチルヒドロキシル、 2—エトキシェチルァミン、 トリエタノールァミン、ジエタノールァミン、ェチルァミン、トリメチルァミン、ジェチルァ ミン、ジメチルァミン、エタノールァミン、トリメチルアンモ-ゥムヒドロキシド、テトラエチ ルアンモ-ゥムヒドロキシド、およびテトラメチルアンモ-ゥムヒドロキシドの少なくとも V、ずれかを含むことができる。
[0025] 酸洗浄工程で洗浄液として用いる酸性溶液として、以下のものが例示される。用い ることができる。酸性溶液は、硝酸、フッ酸、塩酸、リン酸、硫酸、酢酸、炭酸、乳酸、 ギ酸、クェン酸、リンゴ酸およびフタル酸の少なくともいずれかを含むことができる。
[0026] 本発明の別の態様は、 GaAsゥエーハの製造方法であって、 GaAs単結晶インゴッ トをスライスして作成された GaAsスライスの表面を研磨して GaAs基板を形成するェ 程と、本発明に係る洗浄または処理を研磨された GaAs基板に行う工程を含むことを 特徴とする。この構成によれば、析出異物の数が少ない GaAs基板を製造することが できる。
[0027] 本発明の別の態様は、ェピタキシャル基板の製造方法であって、本発明に係る方 法または処理を行う工程と、 GaAsゥエーハにェピタキシャル膜を形成する工程とを 含むことを特徴とする。この構成によれば、ェピタキシャル膜の欠陥が少ないェピタキ シャル基板を製造することができる。 [0028] 本発明の別の態様は、洗浄された主面を有する GaAs基板である。この GaAs基板 の前記主面は、 XPSの強度評価による Ga (3d)ピークと As (3d)ピークとの面積比が 0. 59以上である特性を有する。本発明に係る GaAs基板では、前記主面上の 0. 4 m以上の析出物が 15個 Z12. 57inch2以下である。 GaAs基板を用いると、欠陥 数が少ないェピタキシャル膜が安定して得られる。
[0029] 本発明の別の態様は、洗浄された主面を有する GaAsゥエーハであって、前記主 面は 0. 21nm以下の表面粗さを有する。また、本発明の別の態様は、洗浄された主 面を有する GaAsゥエーハである。この GaAsゥエーハの前記主面は、 XPSの強度評 価による Ga (3d)ピークと As (3d)ピークとの面積比が 1. 5以下である。このゥエーハ を用いるェピタキシャル成長では、くもりの少な ヽェピタキシャル膜を安定して作製可 能な GaAsゥエーハを提供できる。上記の GaAsゥエーハにお!/、て前記主面上の析 出物が 1. 2個 Zcm2以下であることができる。この GaAsゥエーハを用いると、くもりが 少なく且つ欠陥数が少ないェピタキシャル膜を安定して形成できる。
発明の効果
[0030] 本発明による GaAs基板の洗浄方法、 GaAsゥエーハの製造方法およびェピタキシ ャル基板の製造方法によれば、洗浄後の析出異物の数が少な 、。
[0031] また、本発明によれば、洗浄後の析出異物の数が少ない GaAsゥエーハを用いて ェピタキシャル基板を製造する方法が提供され、洗浄後の析出異物の数が少な 、G aAs基板を洗浄する方法および GaAsゥエーハが提供される。
図面の簡単な説明
[0032] 本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して 進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らか になる。
[図 1]本発明の第 1実施形態に係る GaAs基板の洗浄方法を示すフロー図である。
[図 2]本発明の第 2実施形態に係る GaAs基板の洗浄方法を示すフロー図である。
[図 3]本発明の第 3実施形態に係る GaAs基板の洗浄方法を示すフロー図である。
[図 4]本発明の第 4実施形態に係る GaAs基板の洗浄方法を示すフロー図である。
[図 5]本発明の第 5実施形態に係る GaAs基板の洗浄方法を示すフロー図である。 [図 6]エリア (a)は本発明の第 6実施形態に係る GaAsゥエーハの製造方法を示すフ ロー図である。エリア (b)は本実施形態に係る GaAsゥエーハの製造方法によって作 製された GaAsゥエーハを示す図面である。
[図 7]エリア (a)は本発明の第 7実施形態に係るェピタキシャル基板の製造方法を示 すフロー図である。エリア (b)は本実施形態に係る GaAsゥエーハの製造方法によつ て作製されたェピタキシャル基板を示す図面である。
[図 8]GaAs基板に発生した析出異物数とェピタキシャル膜の欠陥数との関係を示す 図である。
[図 9]X線光電子分光測定における Ga3dピークおよび As3dピークの面積強度比と、 析出異物数との関係を示す図である。
[図 10]酸洗浄時間と析出異物数との関係を示す図である。
[図 11]ェピタキシャル層表面のヘイズと GaAs基板の表面粗さの関係を示す図面で ある。
[図 12]X線光電子分光 (XPS)測定結果を示す図面である。
[図 13]各溶液により処理された基板の表面粗さと溶液の水素イオン濃度 (PH)との関 係を示す図面である。
[図 14]析出物の密度とフッ化水素酸の濃度との関係を示す図面である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
(第 1実施形態)
図 1は、本発明の第 1実施形態に係る GaAs基板の洗浄方法を示すフロー図であ る。図 1に示す本実施形態に係る洗浄方法は、おおまかには、酸洗浄工程 (S11)と 、純水リンス工程 (S12)と、スピン乾燥工程 (S 13)とを有する。本実施形態の洗浄方 法では、まず、工程 S11において、表面を鏡面研磨された GaAs基板を酸性の洗浄 液に浸漬することにより酸洗浄工程を行う。この酸洗浄工程においては、例えば、多 数の GaAs基板をゥエーハキャリアに保持する。そして、ゥエーハキャリアに保持され た GaAs基板を洗浄槽内の洗浄液に浸漬することにより、洗浄を行う。酸洗浄工程で 用いる洗浄液は、例えば、硝酸、フッ酸、塩酸、リン酸、硫酸、酢酸、炭酸、乳酸、ギ 酸、クェン酸、リンゴ酸およびフタル酸のいずれかを含むことができる。あるいは、上 記酸の混合液を洗浄液として用いることもできる。この酸洗浄工程において、 GaAs 基板を洗浄する洗浄時間は 30秒未満である。洗浄時間が 30秒未満なので、析出異 物の発生は最小限に抑えられる。析出異物の発生をより効果的に抑えるために、酸 洗浄工程の洗浄時間は 20秒以下がより好ましい。また、 GaAs基板に付着した金属 不純物や有機物をより効果的に除去するために、酸洗浄工程の洗浄時間は 10秒以 上がより好ましい。
[0034] 次に、工程 S12では、洗浄された GaAs基板に付いた洗浄液を純水により洗い流 す純水リンス工程を行う。この純水リンス工程は、上記酸洗浄工程と同様に、ゥエー ハキャリアに保持された GaAs基板を洗浄槽内の純水に浸漬することにより、 GaAs 基板に付いた洗浄液を洗い流す。なお、この純水リンス工程では、洗浄槽中の純水 を循環させることちできる。
[0035] 工程 S 13では GaAs基板を乾燥させる乾燥工程を行う。乾燥工程では、 GaAs基板 を回転させて遠心力で水を吹き飛ばすことにより、 GaAsを乾燥させる。乾燥工程に より、乾燥された GaAs基板が得られる。なお、乾燥方法としては、スピン乾燥の他、 例えば、真空乾燥、温風乾燥、 IPA (イソプロピルアルコール)蒸気乾燥、マランゴ- 乾燥、ロタゴ-乾燥により行うことができる。
[0036] 以上述べたように本実施形態に係る洗浄方法では、酸洗浄工程にお!ヽて酸性溶 液を用いた 30秒未満の洗浄を行う。ゆえに、洗浄後の GaAs基板上の析出異物の数 が少ない。
[0037] (第 2実施形態)
図 2は、本発明の第 2実施形態に係る GaAs基板の洗浄方法を示すフロー図であ る。本実施形態においては、それぞれ異なる酸性溶液による複数の酸洗浄工程を含 む点が、前述の第 1実施形態と異なる。本実施形態の洗浄方法では、まず、塩酸洗 浄工程 S21においては、塩酸を洗浄液として用いて GaAs基板を洗浄する。純水リン ス工程 S22において、塩酸洗浄工程後の GaAs基板から塩酸を洗い流す。フッ酸洗 浄工程 S 23では、フッ酸を洗浄液として用いて GaAs基板を洗浄する。純水リンスェ 程 S 24では、フッ酸洗浄工程後の GaAs基板力ゝらフッ酸を洗い流す。スピン乾燥工程 S25では、 GaAs基板を乾燥させる。この塩酸洗浄工程とフッ酸洗浄工程の洗浄時 間の全合計時間は、 30秒未満とされる。より好適には、これら複数の酸洗浄工程の 洗浄時間の全合計時間は、 10秒〜 20秒とされる。洗浄時間の全合計時間が 10秒 以上であれば、 GaAs基板に付着した金属不純物や有機物をより効果的に除去でき る。洗浄時間の全合計時間が 20秒以下であれば、析出異物の発生をより効果的に 抑えることができる。ゆえに、複数の酸洗浄工程を行った場合においても、洗浄後の 析出異物の数が少ない GaAs基板とすることができる。
[0038] GaAs基板の洗浄においては、洗浄の方法によって、洗浄後の基板表面の状態が 異なる。洗浄後の基板表面の品質に対する要求は、後に形成されるェピタキシャル 層の態様に応じて異なる。洗浄後の基板表面の品質は、洗浄液の組成を変えること により変更することができるが、一種類の洗浄液を用いる酸洗浄を一回だけ行うだけ では、洗浄後に所望の状態の基板表面を得ることができない場合がある。その場合 でも、本実施形態のように、それぞれ異なる酸性溶液を組み合わせて複数の酸洗浄 を行う工程により、洗浄後に所望の状態の基板表面を得ることができる。図 2の例で は、塩酸洗浄工程とフッ酸洗浄工程の 2つの酸洗浄工程を行っている力 本実施形 態は、これに限定されず 3つ以上の酸洗浄工程を行うこともできる。また、それぞれの 酸洗浄工程で洗浄液として用いられる酸性溶液も、第 1実施形態にお!、て記載され た、種々のエツチャントを選択することができる。
[0039] (第 3実施形態)
本実施形態の洗浄方法では、図 3に示されるように、まず、工程 S31では、 GaAs 基板に超音波を印加しつつアルカリ性溶液による洗浄を行うアルカリ洗浄工程を行う (S31)。このアルカリ洗浄工程では、前述の酸洗浄工程や純水リンス工程と同様に、 ゥエーハキャリアに保持した GaAs基板を洗浄槽のアルカリ性溶液に浸漬することに より行う。アルカリ性溶液は、アンモニア、ェチルヒドロキシル、 2—エトキシェチルアミ ン、トリエタノールァミン、ジエタノールァミン、ェチルァミン、トリメチルァミン、ジェチ ルァミン、ジメチルァミン、エタノールァミン、トリメチルアンモ-ゥムヒドロキシド、テトラ ェチルアンモ-ゥムヒドロキシド、およびテトラメチルアンモ-ゥムヒドロキシドの少なく ともいずれかを含むアルカリ性溶液とできる。あるいは、アルカリ性溶液を、これらの 混合液とすることができる。
[0040] アルカリ洗浄工程の後、純水リンス工程 S32を行 、、 GaAs基板に付 、たアルカリ 性溶液を洗い流す。引き続いて、塩酸洗浄工程 S33では第 1実施形態と同様に洗浄 時間が 30秒未満の塩酸洗浄を行い、純水リンス工程 S34を行い、乾燥工程 S35を 行う。本実施形態の洗浄方法では、最初に超音波印加アルカリ洗浄工程を行うこと により、 GaAs基板に付着したパーティクルを効果的に除去することができる。さら〖こ、 洗浄時間が 30秒未満の酸洗浄工程を行うことにより、超音波印加アルカリ洗浄工程 で生じた GaAs基板表面の荒れを改善でき、かつ洗浄後の GaAs基板上の析出異物 の数が少ない。超音波の GaAs基板への印加は、例えば、洗浄槽に設置された超音 波振動子を用いて 20〜40kHzの超音波を発生させることにより、行うことができる。
[0041] (第 4実施形態)
図 4は、本発明の第 4実施形態に係る GaAs基板の洗浄方法を示すフロー図であ る。本実施形態においては、酸性溶液による第 1酸洗浄工程を行い、第 1酸洗浄ェ 程後にアルカリ洗浄工程を行い、アルカリ洗浄工程後に第 2酸洗浄工程を行い、この 第 2洗浄工程の洗浄時間が 30秒未満である。本実施形態では、まず、硫酸エツチン グ工程 S41において、第 1酸洗浄のために硫酸をエッチング液として用いる。この硫 酸エッチング工程の洗浄時間は特に限定されることはなぐ 30秒以上の時間の洗浄 を行うことができる。これにより、例えば、 GaAs基板表面に形成された自然酸化膜を 完全に除去した 、ような場合や、 30秒以下では金属不純物や有機物の除去が不十 分な場合、長時間の酸洗浄を行い、自然酸化膜の除去や、金属不純物、有機物の 除去ができる。この硫酸エッチング工程は、洗浄時間が 30秒未満に限定されない以 外は、第 1実施形態の酸洗浄工程と同様に行うことができる。
[0042] 純水リンス工程 S42において GaAs基板力 硫酸を洗い流した後、アルカリ洗浄ェ 程 S43では、 GaAs基板のアルカリ洗浄を行う。このアルカリ洗浄工程は、 GaAs基板 に超音波を印カロしない以外は、第 3実施形態の超音波印加アルカリ洗浄工程と同様 に行うことができる。このアルカリ洗浄工程を行うことにより、アルカリ洗浄工程の前に 、洗浄時間が 30秒以上の酸洗浄が行われたとしても、その酸洗浄工程による異物の 析出を抑制することができる。 [0043] 純水リンス工程 S44において GaAs基板からアルカリ性溶液を洗い流した後、フッ 酸洗浄工程 S45において、第 2酸洗浄のために GaAs基板のフッ酸洗浄を行う。この フッ酸洗浄工程は、第 1実施形態の酸洗浄工程と同様に、 30秒未満の洗浄を行う。 第 2酸洗浄により、アルカリ洗浄工程で生じた GaAs基板表面の荒れを改善しつつ、 洗浄後の析出異物の数が少ない GaAs基板とすることができる。
[0044] そして、純水リンス工程 S46において GaAs基板力もフッ酸を洗い流した後、乾燥 工程 S47において、 GaAs基板を乾燥させる。
[0045] 本実施形態に係る洗浄方法では、第 1酸洗浄工程と第 2酸洗浄工程との間にアル カリ洗浄工程を行うので、第 1酸洗浄工程による異物の析出を抑制することができる。 その後に、第 2酸洗浄工程において、洗浄時間が 30秒未満の酸洗浄を行うので、ァ ルカリ洗浄工程で生じた GaAs基板表面の荒れを改善しつつ、洗浄後の析出異物の 数を少なくできる。
[0046] (第 5実施形態)
図 5は、本発明の第 5実施形態に係る GaAs基板の洗浄方法を示すフロー図であ る。本実施形態では、アルカリ洗浄工程において、 GaAs基板に超音波を印加しつ つアルカリ洗浄を行う点が、第 4実施形態の洗浄方法と異なる。本実施形態では、硫 酸エッチング工程 S 51、純水リンス工程 S 52を第 4実施形態の工程 S41および工程 S42と同様〖こ行う。この後に、アルカリ洗浄工程 S53で GaAs基板に超音波を印加し つつ、 GaAs基板のアルカリ洗浄を行う。このアルカリ洗浄工程は第 3実施形態にお けるアルカリ洗浄工程と同様に行うことができる。そして第 4実施形態の工程 S44とェ 程 S45と同様〖こ、それぞれ、純水リンス工程 S54、洗浄時間が 30秒未満のフッ酸洗 浄工程 S55を行う。その後に第 4実施形態の工程 S46と工程 S47と同様に、工程 S5 6で純水リンス工程、および工程 S57で乾燥工程を行う。工程 S53では基板に超音 波を印加しつつ、 GaAs基板のアルカリ洗浄を行うので、第 4実施形態のアルカリ洗 浄工程の異物の析出を抑制する作用にカ卩えて、 GaAs基板に付着したパーティクル を効果的に除去できる。また、酸洗浄工程 S55における洗浄時間が 30秒未満である ので、アルカリ洗浄工程で生じた GaAs基板表面の荒れを改善しつつ、洗浄後の析 出異物の数を少なくできる。 [0047] (第 6実施形態)
図 6のエリア (a)は、本発明の第 6実施形態に係る GaAsゥエーハの製造方法を示 すフロー図である。本実施形態においては、 GaAsゥエーハを製造するために、以上 説明した本発明の洗浄方法を行う。本実施形態では、まず、スライス工程 S61では、 GaAs単結晶インゴットをスライスして GaAsスライスを形成する。スライス工程 S61で は、内周刃スライサ、外周刃スライサ、ワイヤソ一等により、 GaAs単結晶インゴットを ゥエーハ形状に加工して GaAsスライスを作製する。鏡面研磨工程 S62では、 GaAs スライスの表面を鏡面研磨する。この鏡面研磨工程は、例えばメカノケミカルポリシン グ (CMP)装置により行うことができる。洗浄工程 S63では、第 1実施形態ないし第 5 実施形態のいずれか〖こ係る洗浄方法を行い、図 6のエリア (b)に示される GaAsゥェ ーハ Wが完成する。該洗浄方法により、金属不純物、有機物、パーティクルが除去さ れ、析出異物が少な 、GaAsゥエーハを製造することができる。
[0048] (第 7実施形態)
図 7のエリア (a)は、本発明の第 7実施形態に係るェピタキシャル基板の製造方法 を示すフロー図である。本実施形態においては、第 6実施形態と同様に、スライスェ 程 S71、鏡面研磨工程 S72、および洗浄工程 S73を行う。ェピタキシャル膜工程 S7 4では、図 7のエリア(b)に示されるように、洗浄された GaAsゥエーハ W上にェピタキ シャル膜 Fを形成する。このェピタキシャル膜形成工程では、分子線ェピタキシ (MB E)法または有機金属化合物気相成長(MOVPE)法によりェピタキシャル膜 Fを形成 することが好ましい。本実施形態では、工程 S73で析出異物の少ない GaAsゥエー ハ Wが得られるので、その GaAsゥエーハ Wの表面にェピタキシャル膜 Fを形成する ことにより、ェピタキシャル膜 Fの欠陥を少なくできる。
[0049] 図 8は、 GaAs基板に発生した析出異物数とェピタキシャル膜の欠陥数との関係を 示す図である。図 8の横軸はェピタキシャル成長前におけるサイズ 0. 4 m以上の析 出異物数を示し、図 8の縦軸はェピタキシャル膜におけるサイズ 1 μ m以上の欠陥数 を示す。これらのデータを得る目的で、半絶縁性の直径 4インチ (約 10cm)の GaAs 基板を、フッ酸 0. 5重量%、塩酸 1. 0重量%、および過酸化水素水 0. 1重量%との 混合液によって、種々の洗浄時間で洗浄し、純水リンス後にスピン乾燥した。その後 、乾燥した GaAs基板を 1日放置した後、サイズ 0. 4 m以上の析出異物を鏡面検 查装置にて測定した。さらに MBE法により、膜厚 1 μ mのアンドープ GaAs膜をェピ タキシャル成長した。そして、鏡面検査装置にてェピタキシャル膜上のサイズ 1. Ο μ m以上の欠陥を測定した。
[0050] 次に、半絶縁性の 4インチ GaAsにお 、て、 X線光電子分光 (XPS)測定を行った。
この測定では上記と同様の酸洗浄と析出異物の測定を行った後、 X線源に A1K aを 用い、光電子の取り出し角度を基板表面に対して 10° とする条件で行い、 Ga3dピ ークおよび As3dピークの面積強度比を求めた。図 9は、 X線光電子分光測定におけ る Ga3dピーク面積強度 ZAs3dピーク面積強度と、析出異物数との関係を示す図で ある。図 9の横軸は Ga3dピークおよび As3dピークの面積強度比を示し、図 9の縦軸 は析出異物数を示す。図 9より、 Ga3dピーク面積強度 ZAs3dピーク面積強度が 0. 59以上であれば、析出異物数が 15個以下であることが判る。この結果は、 XPS測定 での Ga3dピーク面積強度 ZAs3dピーク面積強度より、析出異物数を算出すること ができることを示している。
[0051] さらに、半絶縁性の 4インチ GaAs基板において、洗浄時間を 10〜120秒の間で変 ィ匕させて上記の酸洗浄を行った。また、鏡面検査装置により析出異物の測定を行つ た。図 10は、酸洗浄時間と析出異物数との関係を示す図である。図 10より、酸洗浄 時間が 30秒未満のものは、析出異物が 15個 Z4インチ基板以下に少なくなることが 判る。また、酸洗浄時間が 30秒未満の GaAs基板に対して、 XPS測定により Ga3dピ ーク面積強度 ZAs3dピーク面積強度を求めた。その結果、面積強度比は 0. 59以 上となり、析出異物数が 15個 Z4インチ基板以下である。
[0052] 本発明の GaAs基板の洗浄方法および GaAs基板の製造方法は、上記した実施の 形態に限定されるものではなぐ本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変 更をカ卩ぇ得ることは勿論である。
[0053] (第 8実施形態)
上記の実施の形態に示された洗浄法を用いて、例えば、 4インチの半絶縁性 Ga As基板の処理を行う。酸性溶液およびアルカリ性溶液と!/、つた溶液に GaAs基板の 全体を浸して、 GaAs基板の処理を行う。この処理により、 GaAs基板の表面が洗浄さ れる。この後に、純水に GaAs基板の全体を浸して、 GaAs基板のリンス処理を行う。 リンス処理後に遠心乾燥器を用いて、 GaAs基板を乾燥する。一実施例では、上記 の溶液としてフッ酸水、水素水、炭酸水、過酸化水素水、アンモニア水、及びこれら の混合溶液を用いることができる。また、この溶液を用いる処理において、メガソ-ッ ク超音波と 、つた超音波を溶液に印加しながら、 GaAs基板の処理を行うことができ る。これら一連の処理がされた GaAs基板上にェピタキシャル成長された半導体膜の 表面のヘイズを測定する。ェピタキシャル成長では、例えば分子線エピタキシー法で 1 μ m以下の GaAs膜が形成される。測定は、鏡面検査装置を用いて行われる。また 、これら一連の処理がされた別の GaAs基板の表面粗さ Raを原子間顕微鏡 (AFM) にて測定している。この測定において、プロープとして Si短針を用い、 l /z m角の視 野を 125以上の回数で走査して画像を生成した後に、該画像を平坦ィ匕処理したデ ータを用いて表面粗さ Raを求める。
[0054] 図 11は、ェピタキシャル層表面のヘイズと GaAs基板の表面粗さの関係を示す図 面である。基板の表面が粗 、ほどその上に成長したェピタキシャル層表面のヘイズ が大きくなる。このため、洗浄完了後の基板の表面粗さは 0. 21nm以下であることが 好ましい。
[0055] (第 9実施形態)
上記の実施の形態に示された洗浄法を用いて、 GaAs基板の処理を行う。酸性溶 液およびアルカリ性溶液といった溶液を用いて、例えば、 4インチの半絶縁性 GaAs 基板の処理を行う。この洗浄後に、純水を用いて GaAs基板のリンス処理を行う。リン ス処理後に遠心乾燥器を用いて、 GaAs基板を乾燥する。一実施例では、上記の溶 液としてフッ酸水、水素水、炭酸水、過酸化水素水、アンモニア水、及びこれらの混 合溶液を用いることができる。また、この溶液を用いる処理において、溶液にメガソ- ック超音波を印加しながら、 GaAs基板の処理を行うことができる。これら一連の処理 力 Sされた一の GaAs基板の表面粗さ Raを原子間顕微鏡 (AFM)にて測定する。この 測定は、第 8実施形態に記載された方法と同様に行うことができる。この表面粗さ Ra の測定の後に、 X線光電子分光 (XPS)測定を行い、 Ga3dピークおよび As3dピーク の面積強度比を求める。図 12は、 X線光電子分光 (XPS)測定結果を示す図面であ る。この測定では、例えば、基板表面に対して 10度の光電子の取り出し角度で X線 源として Α1Κ αを用い X線光電子分光測定を行う。この強度比は、(Ga3dピーク面積 強度) Z(As3dピーク面積強度)によって規定される(以下、 "GaZAs"として参照さ れる)。 GaZAsが低いほど表面が平坦であり、表面粗さが 0. 21nm以下のとき GaZ Asは 1. 5以下である。この結果によれば、 GaAs基板の洗浄終了後の基板表面にお いて、 GaZAsは 1. 5以下であるのが好ましい。
[0056] (第 10実施形態)
上記の実施の形態に示された洗浄法を用いて、 GaAs基板の処理を行う。いくつ 力の 4インチの絶縁性 GaAs基板を準備する。これらの基板を様々な水素イオン濃度( PH)の溶液を用いて上記の洗浄法に従って処理する。図 13は、各溶液により処理さ れた基板の表面粗さと溶液の水素イオン濃度との関係を示す。水素イオン濃度が低 いほど、すなわち酸性が高いほど、酸洗浄後の基板の表面の平坦性が優れる。表面 粗さが 0. 21nm以下のとき、 PHは 6. 4以下である。これ故に、洗浄工程における最 終の酸洗浄では、洗浄液の PHは 6. 4以下であることが好ましい。
[0057] (第 11実施形態)
上記の実施の形態に示された洗浄法を用いて、 GaAs基板の処理を行う。 3イン チの絶縁性 GaAs基板を準備する。この GaAs基板の全体を、フッ化水素酸水と過酸 化水素水との混合溶液に 10秒間浸し、この後に、 GaAs基板の全体を純水に浸す。 純水リンス後に、遠心乾燥器を用いて GaAs基板を乾燥する。フッ化水素酸の濃度 は、例えば、 0. 1〜: LOwt%である。この処理された GaAs基板の表面を鐘面検査装 置を用いて観察して、 0. 4 m以上の析出異物の数をカウントする。図 14は、析出 異物の密度(lcm2当たり)とフッ化水素酸の濃度との関係を示す図面である。フツイ匕 水素酸の濃度が 5. Owt%以下であるとき、析出異物密度が少なぐ例えば 1. 2個 Z cm2以下である。 1. 2個 /cm2以下の析出異物密度を示す GaAs基板の表面粗さお よび GaZAsを測定する。表面粗さは 0. 21nm以下であり、また GaZ As比は 1. 5以 下である。すなわち、洗浄工程における最終の酸洗浄においてフッ化水素酸水と過 酸化水素水との混合溶液を用いる場合、 0. 21nmの表面粗さおよび 1. 5以下の Ga ZAs比を示す GaAs基板を得るためには、フッ化水素酸濃度を 5. ることが好ましい。
[0058] 特開 2000— 340535号公報では酸洗浄後に基板表面に発生する折出異物を除 去するために、酸洗浄後にアルカリ洗浄を追加している。しかし、アルカリ洗浄を実施 すると GaAs表面が荒れる傾向になり、ェピタキシャル成長後のェピタキシャル層表 面のくもりが増加する。さらに、アルカリ洗浄を行うと、洗浄コストが増大する。この方 法によれば、仮にアルカリ洗浄を行わない場合でも、更にくもりが少なく且つ欠陥数 が少ないェピタキシャル膜を安定して作製できる。また、特開平 11— 219924号公 報には、暗所で GaAs基板を酸洗浄することが記載されているけれども、暗所での酸 性溶液の取り扱いは注意を要する。この方法では、暗所等の特別な環境は不要であ る。
[0059] 微粒子の除去のためにはアルカリ性溶液が効果的であるので、ゥエーハ製造プロ セス中において、以下の実施例では、上記の酸洗浄を使用している。
[0060] (実施例 1)
セラミックス製研磨板にワックスを用いて GaAsスライスを貼り付けた後に、塩素系 研磨剤で研磨布を用いて GaAsスライスを研磨して GaAs基板を形成する。塩素系研 磨剤は、例えば、塩素ィ匕イソシァヌール酸、リン酸ソーダ、炭酸ソーダ、硫酸ソーダの 混合物の水溶液からなる。また研磨布は、例えばウレタンのスエードである。この GaA s基板の全体を純水に浸す。研磨板カゝら GaAs基板を剥離したのち、バッチ式洗浄装 置を用いて、洗浄のために GaAs基板をアルコール等の有機溶液に浸して、また洗 浄のために GaAs基板の全体をアルカリ性溶液に浸す。この後に、水洗のために Ga As基板の全体を純水に浸す。水洗された GaAs基板をアルコールを用いた蒸気乾 燥で乾燥する。その後、 GaAs基板の平坦度を測定した後、バッチ式洗浄装置を用 いて、本実施の形態に係る酸洗浄と純水リンスを実施する。この後に、処理された Ga As基板をアルコールの蒸気乾燥法で乾燥して、 GaAsゥエーハを作製した。
[0061] (実施例 2)
研磨機を用いて GaAsスライスを研磨する。この研磨機は、上軸に吸着プレートを 備えている。 GaAs基板を吸着プレートに吸着して、塩素系研磨剤でウレタンのスェ ード研磨布を用いて研磨をする。塩素系研磨剤は、例えば、塩素化イソシァヌール酸 、リン酸ソーダ、炭酸ソーダ、硫酸ソーダの混合物の水溶液力もなることが好ましい。 研磨後、 GaAs基板を純水に浸して水洗した後に、アルカリ洗浄のためにバッチ式洗 浄装置を用いて GaAs基板の全体をアルカリ性溶液に浸す。このあと、水洗のために GaAs基板の全体を純水に浸す。この後に、回転式乾燥装置を用いて GaAs基板を 乾燥する。 GaAs基板の表面を検査した後に、 1枚ずつ GaAs基板を回転式洗浄装 置に取り付けて、酸洗浄のために GaAs基板の全体を酸性溶液に浸す。リンスのため に GaAs基板の全体を純水に浸した後に、 GaAs基板を遠心式乾燥器で乾燥して G aAsゥエーハを作製した。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきた力 本発明は、そ のような原理力 逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当 業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定 されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全 ての修正および変更に権利を請求する。

Claims

請求の範囲
[1] GaAs基板の洗浄方法であって、
酸性溶液による 30秒未満の洗浄を GaAs基板に行う酸洗浄工程を含むことを特徴 とする GaAs基板の洗浄方法。
[2] GaAs基板の洗浄方法であって、
それぞれの工程ごとに異なる酸性溶液による洗浄を GaAs基板に行う複数の酸洗 浄工程を含み、
前記複数の酸洗浄工程における洗浄時間の全合計時間が 30秒未満であることを 特徴とする GaAs基板の洗浄方法。
[3] GaAs基板の洗浄方法であって、
アルカリ性溶液による洗浄を GaAs基板に行うアルカリ洗浄工程と、
前記アルカリ洗浄工程後に酸性溶液による洗浄を前記 GaAs基板に行う酸洗浄ェ 程と
を含み、
前記アルカリ洗浄工程では、前記 GaAs基板に超音波を印加しつつ洗浄を行 ヽ、 前記酸洗浄工程の洗浄時間は 30秒未満である、ことを特徴とする GaAs基板の洗 浄方法。
[4] GaAs基板の洗浄方法であって、
酸性溶液による洗浄を GaAs基板に行う第 1酸洗浄工程と、
前記第 1酸洗浄工程後にアルカリ性溶液による洗浄を前記 GaAs基板に行うアル力 リ洗浄工程と、
前記アルカリ洗浄工程後に酸性溶液による洗浄を前記 GaAs基板に行う第 2酸洗 浄工程と
を含み、
前記第 2酸洗浄工程の洗浄時間は 30秒未満である、ことを特徴とする GaAs基板 の洗浄方法。
[5] 前記アルカリ洗浄工程では、 GaAs基板に超音波を印加しつつ洗浄を行うことを特 徴とする請求項 4に記載の GaAs基板の洗浄方法。
[6] 前記アルカリ性溶液は、アンモニア、ェチルヒドロキシル、 2—エトキシェチルァミン
、トリエタノールァミン、ジエタノールァミン、ェチルァミン、トリメチルァミン、ジェチル ァミン、ジメチルァミン、エタノールァミン、トリメチルアンモ-ゥムヒドロキシド、テトラエ チルアンモ-ゥムヒドロキシド、およびテトラメチルアンモ-ゥムヒドロキシドの少なくと も!、ずれかを含むことを特徴とする請求項 3な 、し請求項 5の 、ずれか 1項に記載の GaAs基板の洗浄方法。
[7] 前記酸性溶液は、硝酸、フッ酸、塩酸、リン酸、硫酸、酢酸、炭酸、乳酸、ギ酸、タエ ン酸、リンゴ酸およびフタル酸の少なくとも!/ヽずれかを含むことを特徴とする請求項 1 な 、し請求項 6の 、ずれか 1項に記載の GaAs基板の洗浄方法。
[8] GaAsゥエーハの製造方法であって、
GaAs単結晶インゴットをスライスして作成された GaAsスライスの表面を研磨して G aAs基板を形成する工程と、
請求項 1な!、し請求項 7の 、ずれか 1項に記載の洗浄方法を前記研磨された GaA s基板に行う工程と
を含むことを特徴とする GaAsゥエーハの製造方法。
[9] ェピタキシャル基板の製造方法であって、
請求項 1ないし請求項 7のいずれか 1項に記載の洗浄方法を行う工程と、 前記洗浄した GaAs基板にェピタキシャル膜を形成するェピタキシャル膜形成工程 と
を含むことを特徴とするェピタキシャル基板の製造方法。
[10] GaAsゥエーハを作製するために GaAs基板を洗浄する方法であって、
30秒未満の時間だけ酸性溶液を用いて GaAs基板の表面を処理する工程を含む ことを特徴とする方法。
[11] GaAsゥエーハを作製するために GaAs基板を洗浄する方法であって、
複数の酸性溶液を用 、て GaAs基板の表面を処理する工程を
含み、
前記複数の酸性溶液のうちの一の酸性溶液は、前記複数の酸性溶液のうちの他の 酸性溶液と異なり、 前記 GaAs基板が前記酸性溶液によって処理された総時間が 30秒未満である、こ とを特徴とする方法。
[12] GaAsゥエーハを作製するために GaAs基板を洗浄する方法であって、
アルカリ性溶液を用いて GaAs基板を処理する工程と、
アルカリ性溶液を用いて GaAs基板を処理した後に、 30秒未満の時間だけ酸性溶 液を用 ヽて前記 GaAs基板を処理する工程と
を含み、
アルカリ性溶液を用いて前記 GaAs基板を処理する工程は、超音波を印加しつつ アルカリ性溶液に GaAs基板を浸す工程を含む、ことを特徴とする方法。
[13] GaAsゥエーハを作製するために GaAs基板を洗浄する方法であって、
酸性溶液を用いて GaAs基板を処理する工程と、
酸性溶液を用いて GaAs基板を処理した後に、アルカリ性溶液を用いて前記 GaAs 基板を処理する工程と、
アルカリ性溶液を用いて前記 GaAs基板を処理した後に、 30秒未満の時間だけ酸 性溶液を用 ヽて前記 GaAs基板を処理する工程と
を含む、ことを特徴とする方法。
[14] アルカリ性溶液を用いて前記 GaAs基板を処理する工程は、前記アルカリ性溶液に 超音波を印加しつつアルカリ性溶液に前記 GaAs基板を浸す工程を含む、ことを特 徴とする請求項 13に記載の方法。
[15] GaAsゥエーハを作製するために GaAs基板を洗浄する方法であって、
酸性溶液を用 V、て GaAs基板を処理する工程を
含み、
前記酸性溶液は、 6. 4以下の水素イオン濃度 (PH)を有する、ことを特徴とする方 法。
[16] GaAsウェハを作製するために該 GaAs基板を洗浄する方法であって、
酸性溶液を用いて GaAs基板を処理する工程を含み、
前記酸性溶液は、フッ化水素酸および過酸化水素水を含む混合溶液であり、 前記混合溶液の前記フッ化水素酸の濃度が 5. Owt%以下である、ことを特徴とす る方法。
[17] 酸性溶液を用いて GaAs基板を処理するに先だって、アルカリ性溶液を用いて前 記 GaAs基板を処理する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項 15または請求項 16に記載された方法。
[18] 前記アルカリ性溶液は、アンモニア、ェチルヒドロキシル、 2—エトキシェチルァミン 、トリエタノールァミン、ジエタノールァミン、ェチルァミン、トリメチルァミン、ジェチル ァミン、ジメチルァミン、エタノールァミン、トリメチルアンモ-ゥムヒドロキシド、テトラエ チルアンモ-ゥムヒドロキシド、およびテトラメチルアンモ-ゥムヒドロキシドの少なくと もいずれかを含むことを特徴とする請求項 12ないし請求項 14および請求項 17のい ずれか 1項に記載の方法。
[19] 前記酸性溶液は、硝酸、フッ酸、塩酸、リン酸、硫酸、酢酸、炭酸、乳酸、ギ酸、タエ ン酸、リンゴ酸およびフタル酸の少なくとも!/ヽずれかを含むことを特徴とする請求項 1 0な!、し請求項 18の!、ずれか 1項に記載の方法。
[20] GaAsウェハを製造する方法であって、
GaAs単結晶体をスライスして作成された GaAsスライスの表面を研磨して GaAs基 板を形成する工程と、
請求項 10な 、し請求項 19の 、ずれか 1項に記載の方法で GaAs基板を処理して GaAsゥエーハを作製する工程と
を含むことを特徴とする方法。
[21] ェピタキシャル基板を製造する方法であって、
請求項 10な 、し請求項 19の 、ずれか 1項に記載の方法で GaAs基板を処理して GaAsゥエーハを作製する工程と、
前記 GaAsゥエーハ上に一または複数のェピタキシャル膜を形成する工程と を含むことを特徴とする方法。
[22] 洗浄された主面を有する GaAsウェハであって、
前記主面は、 XPSの強度評価による Ga (3d)ピークと As (3d)ピークとの面積比が 0. 59以上である特性を有することを特徴とする GaAsゥエーハ。
[23] 前記主面上の 0. 4 μ m以上の析出異物が 15個 Z12. 57inch2以下である、ことを 特徴とする請求項 22に記載された GaAsゥエーハ。
[24] 洗浄された主面を有する GaAsウェハであって、
前記主面は 0. 21nm以下の表面粗さを有することを特徴とする GaAsゥエーハ。
[25] 洗浄された主面を有する GaAsウェハであって、
前記主面は、 XPSの強度評価による Ga (3d)ピークと As (3d)ピークとの面積比が 1. 5以下である特性を有することを特徴とする GaAsゥエーハ。
[26] 前記主面上の析出異物が 1. 2個 Zcm2以下である、ことを特徴とする請求項 24ま たは請求項 25に記載された GaAsゥエーハ。
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