WO2005105410A1

WO2005105410A1 - 溶着装置

Info

Publication number: WO2005105410A1
Application number: PCT/JP2005/007986
Authority: WO
Inventors: Toyoshi Umebayashi; Kikuo Yoneoka
Original assignee: Zuiko Corporation
Priority date: 2004-04-30
Filing date: 2005-04-27
Publication date: 2005-11-10
Also published as: US7383865B2; JP4592690B2; WO2005105410A8; US20070251643A1; JPWO2005105410A1

Abstract

　本発明の溶着装置は、ウエブＷを溶着する装置であり、所定の軸線のまわりを回転するドラム２０と、前記ドラム２０の外周に設けられ、前記ドラム２０と共に回転する搬送部２２およびアンビル２１と、前記アンビル２１と協働して、振動エネルギーを前記重なり部分に与えるホーン１１と、前記アンビル２１と当接して、前記第１および第２ウエブを切断するカッタ３０と、前記アンビルと前記ホーンとの間の距離を測定するセンサ４０と、前記センサ４０により測定された前記アンビル２１と前記ホーン１１との間の距離に基づき、前記アンビル２１と前記ホーン１１との間の距離を制御する制御部と、を備える。前記アンビル２１と前記ホーン１１が、ウエブＷを溶着する際、前記カッタ３０による前記ウエブＷの切断が行われない。

Description

溶着装置

技術分野

[0001] 本発明は、複数枚のウェブを重ね合わせて形成されたシート状物に超音波振動を印カロしてウェブ同士の溶着を行う溶着装置に関する。

背景技術

[0002] 下記の特許文献 1の包装装置では、シーラとカツタとが互いに離れて配置されている。しかし、カツタとシーラとが離れていると、シーラとカツタとの間で位相のずれが生じ、そのため、シール領域と切断部位との位置関係の精度が低下する。

下記の特許文献 2の融着装置では、 1つのドラム上に円盤状の超音波ホーンとカツタとが設けられている。このため、ドラムの回転軸の方向に沿って、融着を行うことができない。また、特許文献 2は、超音波振動による溶着と、カツタによる切断とをタイミングをずらして行うことを開示してヽな、。

下記の特許文献 3の融着装置は、 1つのドラム上にヒートシーラとカツタとが設けられている。しかし、特許文献 3の装置は、超音波振動をシート状物に印加する装置ではない。

特許文献 1 :特開 2001— 151208号（0005, 0006, 07)

特許文献 2：実開平 6— 9927号（0020〜0022, 01)

特許文献 3 :特開平 4 6010号 (特許請求の範囲、第 3頁右上欄、第 1図）発明の開示

[0003] 本発明の目的は、溶着領域と切断部位との位置関係の精度が高ぐかつ、切断時の振動による超音波振動の印加の精度の低下を防止し得る溶着装置を提供することである。

[0004] 前記目的を達成するために、本発明のある溶着装置は、第 1ウェブおよび第 2ゥェブが重なり合う重なり部分を溶着する溶着装置であって、所定の軸線のまわりを回転するドラムと、前記ドラムの外周に設けられ、前記ドラムと共に回転し、前記第 1および第 2ウェブを保持しながら搬送する搬送部と、前記ドラムの外周に設けられ、前記ドラムと共に回転し、概ね前記軸線の方向に沿って延びるアンビルと、前記ドラムの外周に近接して設けられ、前記アンビルと協働して、振動エネルギーを前記重なり部分に与えるホーンと、前記ドラムの外周に近接して設けられ、前記アンビルと当接して、前記第 1および第 2ウェブを切断するカツタと、前記アンビルと前記ホーンとの間の距離を測定するセンサと、前記センサにより測定された前記アンビルと前記ホーンとの間の距離に基づき、前記ホーンと前記アンビルとの間の距離を制御する制御部と、を備える。本装置では、前記ホーンが、前記アンビルと協働して、前記第 1および第 2ゥェブに前記振動エネルギーを与える際、前記カツタによる前記第 1および第 2ウェブの切断が行われない。

[0005] 本溶着装置によれば、ホーンおよびカツタの双方力アンビルおよび搬送部が設けられた 1つのドラムの外周の近傍に配置されている。したがって、 1つのアンビル上で超音波振動をウェブに印加し、その後、当該アンビル上においてウェブを切断することができるこれにより、溶着領域と切断部位との位置関係の精度が向上する。

[0006] 超音波振動による溶着 (シール)では、機械振動を超音波によりホーン (振動具）に伝送し、熱可塑性のウェブを、加圧された状態で、ホーンとアンビルとの間を通過させることで、ウェブが摩擦熱により溶着される。そのため、ホーンによる溶着とカツタによる切断が同時に行われると、カツタがアンビルに当接 (衝突)する際に生じる振動で、ホーンとアンビルとの間隔（ギャップ）、すなわち、ホーンおよびアンビルの間の距離、が変化することが考えられる。また、上記振動により、上記間隔が変化する、変化しないに拘わらず、上記間隔を測定するセンサが誤動作することが考えられる。

そこで、本溶着装置では、カツタによる切断とホーンの超音波振動の印加による溶着とを同時に行わずに、時期をずらして行うことで、同一ドラム上で溶着および切断が行われても、超音波振動による溶着の信頼性が低下するのを防止している。

すなわち、本溶着装置は、切断時の振動により、ホーンとアンビルとの間の距離が変化して溶着に生じる不具合や、ホーンとアンビルとの間の距離を測定するためのセンサの誤動作を防止し得る。

なお、本溶着装置において、超音波振動の振動数 (周期）は限定されるものではないが、たとえば、 15,000〜20,000回 Z秒程度の振動を行うように設定されてもよい。 [0007] 本溶着装置において、前記アンビル力前記ホーンの振動を受ける第 1部および第 2部と、前記カツタを受ける第 3部を有し、該第 3部は前記第 1部と第 2部との間に位置し、前記第 1部、前記第 3部、前記第 2部が、その順番で、前記ドラムの周方向に沿って並んでいてもよい。

このように、第 1部、第 2部および第 3部を設けることにより、シート状物を確実に、 2 つの溶着領域の間において切断することができる。

しかし、本発明において、複数のウェブを含むシート状物における溶着位置と切断位置との関係は限定されず、溶着領域の端 (縁)が切断されてもよい。また、本発明においては、シート状物を切り離すことができるように切断してもよいが、シート状物の一部を切り抜いてもよい。

[0008] 本溶着装置において、前記アンビルの回転中心力前記第 1部までの距離と前記回転中心力も前記第 2部までの距離とが概ね同じであってもよい。これにより、ホーンとアンビルとのギャップのコントロールが容易になるので、溶着の信頼性が高くなる。

[0009] 本溶着装置において、前記アンビルの回転中心力前記第 1部および前記第 2部までの距離が、前記回転中心から前記第 3部までの距離よりも長くてもよい。

このように、距離が設定されていることで、第 3部においてウェブが融着されないから、該第 3部においてウェブが硬化しない。したがって、カツタは当該第 3部においてウェブを容易に切断することができる。

[0010] 本発明では、複数個の前記ホーンが設けられ、シート状物の同一箇所が前記複数個のホーンにより溶着されてもよ、。

シート状物がドラムと共に回転する場合、アンビル上のシート状物は、複数個のホーンに、順次、近接し加熱される。こうして、シート状物の同一箇所が複数のホーンにより溶着されるので、溶着に必要な時間を稼ぐことができる。そのため、シート状物の搬送速度を大きくすることができる。

し力し、本発明においては、ホーンの数は限定されるものではなぐホーンの数は 1 または複数でもよい。

[0011] 本発明においては、前記ホーンがアンビルに対向したときに前記超音波振動による溶着を可能とするために、複数個のアンビルがドラムの外周に等ピッチで設けられてもよい。この場合、前記超音波振動による溶着と前記カツタによる切断とが同時に行われないように、前記カツタローラに対する前記ホーンの配置角度が、前記複数のアンビル同士のピッチ角とは異なるようにしてもょ、。

[0012] このように、カツタローラ、ホーンおよびアンビルを配置することにより、アンビルにホーンが対向する溶着の際には、別のアンビルがカツタローラに対向しない。すなわち、溶着を行う際に切断が行われない。

[0013] ホーンとアンビルとの間にシート状物が挟さまれて、超音波振動によるエネルギーがシート状物に付加されると、複数枚のウェブ同士が熱融着される。そのため、ホーンとアンビルとの間隔は、数/ z m〜数 10 m程度の隙間となるようにするのが好ましい。したがって、アンビルはドラムの他の部分よりも径方向の外方に向って突出しているのが好ましい。なお、アンビルまたはホーンが超音波振動の印加時に互いに接近する構造を採用することもできる。

[0014] 前記ドラムには、シート状物を保持する複数の搬送部を設け、これら複数の搬送部の間にアンビルを設けてもよい。搬送部およびアンビルの数は一つでも複数個でもよい。

[0015] 本発明においては、シート状物は互いに重ね合わされた複数枚のウェブを含む中間品であり、前記溶着装置は、前記中間品を製品ごとに区画するために前記ウェブ同士を互いに接着してもよい。前記複数枚のウェブの間に吸収体のコアが配置されていてもよい。

本発明により生成される最終製品は、たとえば、使い捨てパンツ、ォムッや生理用品などの使、捨て着用物品であってもよ、。

図面の簡単な説明

[0016] [図 1]図 1は、本発明の溶着装置を含む加工装置の一実施例を示す概略レイアウト図である。

[図 2]図 2 (a)および図 2 (b)は、同溶着装置の動作を説明するための側面図である。

[図 3]図 3は、同溶着装置のアンビル、搬送部およびその近傍を示す概略側面図である。

[図 4]図 4 (a)はホーンおよびアンビルの制御機構を示す概略構成図、図 4 (b)はアンビルの変形例を示す概略断面図である。

[図 5]図 5は、シート状物の一例を示す平面図である。

符号の説明

[0017] 1:溶着装置

ll(lla, lib)：ホーン

20:ドラム

21:アンビル

22:搬送部

30:カツタローラ

40:計測部（センサ）

41:制御部

&1:第1部

a2:第 2部

a3:第 3部

C ：切断線

L

o:回転中心

W:シート状物

W1:第 1ウェブ

W2:第 2ウェブ

Ws:対象部位

発明を実施するための最良の形態

[0018] 本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利用されるべきものではない。本発明の範囲は請求の範囲によってのみ定まる。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。

[0019] 以下、本発明の実施例が図面に参照して説明される。

図 1は第 1実施例を示す。図 1に示すように、本溶着装置 1は、連続したシート状物 Wを搬送しながら、たとえば、図 5 (a)のシート状物 Wの溶着対象部位 Wsに超音波振動を与えて当該溶着対象部位 Wsのウェブ同士を熱融着させ、その後に該シート状物 Wを切断するものである。シート状物 Wは、たとえば中間品であってもよい。シート状物 Wは、互いに重ね合わされた第 1ウェブ W1および第 2ウェブ W2を備えており、 2枚のウェブ Wl , W2の重なり部分における所定の溶着対象部位 Wsが融着される。たとえば、図 5 (b)に示すように、中間品 Wは前記溶着対象部位 Wsである 2つの溶着領域において、ウェブ同士が互いに溶着 (接着）された後、前記 2つの溶着領域 Wsの間の切断線 C に沿しつて切断されて個々の製品（パンツゃォムッ）となる。

[0020] 図 1に示すように、着用物品の製造設備は、溶着装置 1にシート状物 Wを導入する導入ローラ 2と、溶着装置 1により溶着されたシート状物 Wを溶着装置 1から導出する導出ローラ 3と、該導出ローラ 3からシート状物 Wを受け取る搬送装置（図示せず)とを備えていてもよい。

[0021] 溶着装置 1は、シート状物 Wを受け取るドラム 20の外周に沿って、少なくとも 1つの超音波ゥエルダ 10およびカツタローラ 30を有する。前記超音波ゥエルダ 10および力ッタローラ 30はドラム 20の径方向の外方に配置されている。前記超音波ゥエルダ 10 およびカツタローラ 30はドラム 20の周方向に互いに離間して配置されている。前記超音波ゥエルダ 10は、各々、超音波発生手段（図示せず)およびホーン 1 1を備えている。ホーン 1 1は、ドラム 20の外周に近接して配置される。

[0022] 前記カツタローラ 30は、 1個または複数のカツタ 31を有する。カツタ 31の周速度は、ドラム 20の周速度と同程度であっても異なっていてもよい。カツタ 31はドラム 20の外周に近接することができるように設けられて、る。

[0023] 前記ドラム 20には複数のアンビル 21が等角度ピッチ /3で取り付けられている。一方、カツタローラ 30およびホーン 1 1は互いに角度 γだけ離間されている。前記角度 yは前記アンビル 21の取付ピッチ j8と異なっている。したがって、図 1のように、アンビル 21のうちの 1つがカツタローラ 30に接近した（対向した)位置にあるときには、他のアンビル 21のいずれもがホーン 1 1に対向していない。一方、図 2のように、アンビル 21のうちの 1つがホーン 1 1に対向しているときには、他のアンビル 21のいずれもがカツタローラ 30に対向して!/ヽな!、。

[0024] 図 1に示すように、溶着装置 1は、複数個の超音波ゥエルダ 10を備えていてもよい。各超音波ゥエルダ 10は、ドラム 20の径方向の外方に所定の角度ピッチ αで設けられていてもよい。前記ホーン 11のピッチ αとアンビル 21のピッチ βとは同一であってもよぐあるいは、互いに異なっていてもよい。

[0025] 前記ホーン 11の角度ピッチ αとアンビル 21の角度ピッチ βとを同一（ α = )に設定すると、複数の超音波ゥエルダ 10の作動を同一のタイミングに設定することができるから、制御が簡単になる。

[0026] 一方、前記ホーン 11の角度ピッチ aとアンビル 21の角度ピッチ 13とを互いに異なるように設定すると、前記各アンビル 21のうち 1つが前記超音波ゥエルダ 10のホーン 11のうちの 1つに近接対向している際には、他のアンビル 21が超音波ゥエルダ 10のホーン 11に近接対向していない。これにより、前記各超音波ゥエルダ 10が同時に溶着を行わな、ようにするができ、共振の発生を防止し得る。

[0027] 図 3に示すように、ドラム 20にはシート状物 W (ウェブ Wl, W2)を搬送する複数個の搬送部 22が設けられている。前記搬送部 22は、シート状物 Wを保持しながらドラム 20およびアンビル 21と共に回転し、シート状物 Wを導入ローラ 2から導出ローラ 3 まで搬送する。前記搬送部 22およびアンビル 21は、ドラム 20の周方向に交互に設けられている。

なお、搬送部 22は、バキュームを用いてシート状物 Wを吸着保持する、いわゆるパッドであるのが好ましい。ホーン 11がシート状物 Wの押さえ部材などに接触するのを防止するためである。

[0028] 前記アンビル 21は、互いに離間した搬送部 22の間に配置されている。前記アンビル 21は、図 2 (a) ,図 2 (b)に示すように、ドラム 20の回転に伴って、上流のホーン 11 aから下流のホーン l ibに順次接近する。図 3に示すように、アンビル 21は搬送部 22 よりも径方向の外方に突出しており、これにより、ホーン 11に接近することが可能である。

[0029] なお、搬送部 22には、シート状物 W内に設けた吸収体 Cが配置されるようにしてもよい。力かる場合には、搬送部 22の高さ（ドラム 20の回転中心 Oからの距離）は、ァンビル 21の高さ（回転中心 Oからの距離)よりも低く設定するのが好まし!/、。厚い吸収体 Cの部分がホーン 11に接触しな、ようにするためである。

[0030] また、搬送部 22の両端部には、搬送部 22の外周よりも径方向の外方に向って突出した枕部 22aが設けられていてもよい。アンビル 21と搬送部 22との段差によってシート状物 Wが折り曲げられ、破損するのを防止するためである。

[0031] 図 4 (a)に示すように、各アンビル 21が各ホーン 11に近接したときに、ホーン 11の超音波振動によるエネルギーがシート状物 Wの溶着対象部位 W (図 5)に付与され

T

て、該溶着対象部位 w が加熱される。

T

なお、図示を可能とするために、各図において、アンビル 21とホーン 11の先端との距離を実際よりも若干大きく図示して、る。

[0032] 超音波ホーン 11としては、たとえば、特表平 10— 513128号 (WOP96Z23645) に記載の超音波ホーンが用いられてもよい。周知のように、ホーン 11の表面には、たとえば、多数の凸部カもなるシールパターンが形成されていてもよい。また、ホーン 1 1の表面にシールパターンを形成する代わりに、アンビル 21の表面にシールパターンが形成されていてもよい。

[0033] 図 4 (a)に示すように、前記アンビル 21は、ホーン 11の振動を受ける第 1部 alおよび第 2部 a2と、カツタ 31 (図 1)を受ける第 3部 a3を有していてもよい。該第 3部 a3は前記第 1部 alおよび第 2部 a2との間に位置している。前記第 1部 al、第 3部 a3、第 2 部 a2と、その順番で前記ドラムの周方向に沿って並んでいる。前記ドラム 20 (図 1)の回転により、前記第 1部 al、第 3部 a3、第 2部 a2の順番でアンビル 21がホーン 11の前を通過する。

[0034] 図 3に示す回転中心 Oを中心に、ドラム 20と共にアンビル 21が回転運動する場合において、回転中心 O力前記第 1部 alまでの第 1距離 rlと、回転中心 O力前記第 2部 a2までの第 2距離 r2とは、概ね同じに設定されている。なお、全てのアンビル 2 1において、前記第 1距離 rlおよび第 2距離 r2は概ね同じ設定されている。

一方、前記第 1および第 2距離 rl, r2は、回転中心 O力前記第 3部 a3までの第 3 距離 r3よりも大きく設定されている。すなわち、カツタ 31を受ける前記第 3部 a3は、ホーン 11の振動を受ける前記第 1部 alおよび第 2部 a2よりも回転中心 Oに向って凹んでいる。すなわち、アンビル 21の先端部は略「凹」字型に形成されている。

[0035] このように、アンビル 21が第 1部 al、第 2部 a2および第 3部 a3を有しているので、第 1部 alおよび第 2部 a2によって、図 5 (a)の一対の溶着領域 Ws, Wsが溶着されると共に、溶着されていない非溶着領域 Wcが前記溶着領域 Ws, Wsの間に形成される

[0036] なお、図 4 (a)に示すように、前記第 1部 alおよび第 2部 a2の表面は、回転中心 0 ( 図 3)を中心とする円弧 Rに概ね合致する円弧状に形成されて、てもよ、。好ま、溶着を得るためである。

[0037] また、図 4 (b)に示すように、たとえば、アンビル 21を 3つの部材カもなる構成としてもよい。すなわち、第 3部 a3を有するアンビル本体 21cの両側に、別部材カもなる第 1 部 alおよび第 2部 a2を固定することでアンビル 21が形成されてもよい。

[0038] 本装置には、アンビル 21とホーン 11とが対向した状態において、該アンビル 21とホーン 11との間の距離を計測するためのセンサが設けられて、る。

前記センサとしては、たとえば、以下に説明するように、静電容量の測定により距離を測定する容量センサが用いられてもよ、。

[0039] 図 4 (a)に示すように、アンビル 21とホーン 11とは導電線により、計測部（センサ) 4 0を介して互いに接続されている。一方、該アンビル 21とホーン 11とは、所定の間隔で互ヽに対向した状態において、所定の静電容量を持つコンデンサ 40aを形成する

[0040] 前記計測部 40は、前記コンデンサ 40aの静電容量に応じた所定の物理量を測定し、該物理量力も前記アンビル 21とホーン 11との間の距離 (ギャップの大きさ）を算出する。前記物理量として、発振回路の周波数が計測されてもよいし、前記コンデンサ 40aの充電電圧や充電時間が計測されてもょヽ。

[0041] 前記計測部 40は、図示しないインターフェイスを介して制御部 41に接続されており、前記算出した前記距離を制御部 41に出力する。

[0042] 前記ホーン 11はゥエルダ 10を介してスライドベース 43に保持されて、回転中心 O に向力径方向に移動可能である。ホーン 11は該スライドベース 43と共に駆動部 42 により前記径方向に移動される。前記制御部 41は前記計測部 40から受信した測定距離の情報と所定の基準値とを比較して駆動部 42のモータを駆動制御する。すなわち、前記測定距離が前記基準値よりも大きいときは、前記ホーン 11がアンビル 21に近づくように駆動部 42のモータを駆動制御し、一方、前記距離が前記基準値よりも小さいときは、前記ホーン 11がアンビル 21から遠ざ力るように駆動部 42を駆動制御する。すなわち、制御部 41は、計測部 40からの距離の情報に基づいて前記間隔 (ギヤップ）が所定の基準値に近づくように駆動部 42を駆動制御する。なお、前記ホーン 11とアンビル 21との間隔が変化する要因としては、たとえば、シート状物との接触によるホーン 11の先端面の摩耗やホーン 11の振動などが挙げられる。

[0043] 前記センサとしては、前述の容量センサに代えて、他の種類のセンサが採用されてもよい。たとえば、アンビル 21とホーン 11との間の距離を光学式の距離センサにより計測するようにしてもよい。また、アンビル 21とホーン 11とに電圧を印加し、流れた電流を計測することにより、前記間隔を計測するようにしてもょ、。

[0044] つぎに、前記溶着装置の動作が説明される。

図 2 (a)のように、アンビル 21のうちの 1つのアンビル 21aが上流のホーン 11aに対向する位置までドラム 20が回転すると、上流のホーン 11aにより前記アンビル 21a上のシート状物 Wの所定の位置に溶着 W (図 5)が施され、溶着領域 Wsが形成される

T

。すなわち、アンビル 21aがホーン 11aを通過すると、図 5 (a)の非溶着領域 Wcをはさんだ両側に溶着領域 Wsが形成される。

[0045] その後、図 2 (b)のように、前記アンビル 21aが下流のホーン l ibに対向する位置までドラム 20が回転すると、上流のホーン 11aにより溶着された溶着領域 Wsに下流のホーン l ibにより前記アンビル 21a上において更に溶着（図 5)が施される。すなわち、アンビル 21aがホーン l ibを通過すると、図 5 (a)の非溶着領域 Wcをはさんだ両側に再び溶着 W が施される。図 2 (b)に示すシート状物 Wは一定のテンションで引つ

T

張られ、さらに、搬送部 22により保持されている。そのため、アンビル 21上でシート状物 Wがずれることがないため、シート状物 Wの同じ箇所を 2つのホーン 11a, l ibで溶着することができる。このため、ホーン 11aがシート状物 Wに行った溶着の強度が所定の値を満たさない場合であっても、ホーン l ibが同一箇所を溶着することにより、所定の溶着強度を得ることができる。上述した構成では、ホーンの数が 3以上であつても同様の効果が得られる。

[0046] 前記アンビル 21がホーン 11に近づいた際に、図 4の前記アンビル 21とホーン 11との間隔が計測部 40によって測定され、該測定値が制御部 41に送信される。制御部 41は当該測定値に基づき、ホーン 11とアンビル 21との間隔を所定の距離に保つように駆動部 42の制御を行う。

[0047] その後、図 1のように、前記アンビノレ 21がカツタローラ 30に対向すると（カツタ 31によりシート状物 Wの切断が可能な位置までドラム 20が回転すると）、カツタローラ 30のカツタ 31がアンビル 21の第 3部 a3に当接して、前記溶着された 2つの溶着領域 Ws の間の部位が切断される。この際、他のいずれのアンビル 21の第 1部 alおよび第 2 部 a2もホーン 11に対向して!/ヽな!、。

[0048] このように、アンビル 21およびホーン 11が、シート状物 W (第 1および第 2ウェブ W1 , W2)を溶着する際には、カツタ 31による切断が行われないので、該切断による振動でアンビル 21とホーン 11との間隔が変化するおそれがなくなる。また、ホーン 11とアンビル 21とが対向する溶着時に、アンビル 21とホーン 11との間隔が測定される際に、前記切断による振動が生じないから、計測部 40の測定の信頼性が高くなる。したがって、アンビル 21とホーン 11との間の距離を適切な所定の距離に保つことができるから、シート状物 Wに良好な溶着を施すことができる。

[0049] 前記カツタ 31により切断されたシート状物 Wは、導出ローラ 3に受け取られて下流へと搬送されていく。

[0050] 以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろうたとえば、いわゆる横流れまたは縦流れの着用物品に溶着を施してもよい。また、製品ごとの大きさに切断されたシート状物の一部を溶着してもよい。

したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲力定まる本発明の範囲内のものと解釈される。

産業上の利用可能性

[0051] 本発明は使い捨て着用物品の他に、建築用や医療用など種々の製品や中間品の溶着および切断を行う装置に適用できる。

Claims

請求の範囲

[1] 第 1ウェブおよび第 2ウェブが重なり合う重なり部分を溶着する溶着装置であって、所定の軸線のまわりを回転するドラムと、

前記ドラムの外周に設けられ、前記ドラムと共に回転し、前記第 1および第 2ウェブを保持しながら搬送する搬送部と、

前記ドラムの外周に設けられ、前記ドラムと共に回転し、概ね前記軸線の方向に沿つて延びるアンビルと、

前記ドラムの外周に近接して設けられ、前記アンビルと協働して、振動エネルギーを前記重なり部分に与えるホーンと、

前記ドラムの外周に近接して設けられ、前記アンビルと当接して、前記第 1および第 2ウェブを切断するカツタと、

前記アンビルと前記ホーンとの間の距離を測定するセンサと、

前記センサにより測定された前記アンビルと前記ホーンとの間の距離に基づき、前記アンビルと前記ホーンとの間の距離を制御する制御部と、を備え、

前記ホーンが、前記アンビルと協働して、前記振動エネルギーを前記第 1および第 2ウェブに与える際、前記カツタによる前記第 1および第 2ウェブの切断が行われない溶着装置。

[2] 前記アンビルが、前記ホーンの振動を受ける第 1部および第 2部と、前記カツタを受ける第 3部を有し、該第 3部は前記第 1部と第 2部との間に位置し、

前記第 1部、前記第 3部、前記第 2部が、その 1噴番で、前記ドラムの周方向に沿って並んで、る請求項 1に記載の溶着装置。

[3] 前記アンビルの回転中心から前記第 1部までの距離と前記回転中心から前記第 2 部までの距離とが概ね同じである、請求項 2に記載の溶着装置。

[4] 前記アンビルの回転中心から前記第 1部および前記第 2部までの距離が、前記回転中心から前記第 3部までの距離よりも長い、請求項 2もしくは 3に記載の溶着装置。

[5] 第 1ウェブおよび第 2ウェブが互いに重なり合う重なり部分を溶着する溶着装置であって、

回転可能であり、前記第 1および第 2ウェブを搬送する搬送部と、前記搬送部と共に回転し、回転軸方向に延びるアンビルと、前記アンビルと協働して、振動エネルギーを前記重なり部分に与えるホーンと、前記アンビルと前記ホーンとの間の距離を測定するセンサと、

前記センサ力もの情報に基づき、前記ホーンと前記アンビルとの間の距離を制御する制御部と、

前記第 1および第 2ウェブを切断するカツタとを備え、

前記アンビルおよび搬送部が、前記ホーンが配置されている位置から、前記カツタが配置されている位置に移動可能であり、

前記アンビルと前記ホーンが、前記第 1および第 2ウェブを溶着する際、前記カツタによる第 1および第 2ウェブの切断が行われない溶着装置。

3の例を表す図である。

[図 25]図 25 (a)力ら図 25 (d)は、 Renovate処理によるフレーム表示画面の遷移の第 4の例を表す図である。

[図 26]図 26は、本実施形態による Reload処理を表すフ口一チャートである。

[図 27]図 27 (a)力ら図 27 (f)は、 Reload処理によるフレーム表示画面の遷移を表す図である。

[図 28]図 28 (a)およぴ図 28 (b)は、図 27 (d)の全体表示の状態から元の子フレームの拡大表示には遷移しない場合の例を表す図である。

発明を実施するための最良の形態

[0073] 第 1の実施形態

以下、本発明の第 1の実施形態について説明する。図 1は、本発明の第 1の実施形態としてのフレーム表示を行なう機能を有する携帯電話 10の外観図、図 2は携帯電話 10のハードウェア構成を表すブロック図である。図 1の外観図に示すように、携帯電話 10の筐体の操作面側には、液晶ディスプレイ 111と、操作部とが設けられる。操作部には、ダイヤルボタン 114、方向指示キー 115、オンフックボタン 121、オフフックポタン 122が含まれる。また、操作面側上部には、スピーカ 119用の孔と、アンテナ 105とが設けられ、下部にはマイク 118用の孔が設けられる。本実施形態ではフレーム表示を行なう為の端末装置として携帯電話を一例として用いる力 S、以下で述べるフレーム表示の機能は携帯電話以外にも様々な端末装置上で実現することができる。

[0074] 図 2のブロック図について説明する。携帯電話 10は、全体を制御する CPU100を有する。 CPU100は、 ROM101、 RAM102、フラッシュメモリ 103、無線通信制御部 104、液晶ディスプレイ 111、入力インタフェース部 113、および音声制御部 117 に接続される。また、無線通信制御部 104にはアンテナ 105が、入力インタフェース部 113に操作部の各種キー力 S、さらに音声制御部 117にはマイク 118およぴスピー力 119が接続される。

[0075] ROM101は、 CPU100の実行する各種プログラムおよび固定的なデータを格納した不揮発性の読み出し専用メモリである。 RAM102は、 CPU100の作業領域およぴデータの一時記憶領域を提供する書き込み可能なメモリである。フラッシュメモリ 1

差替え用弒（親則