明 細 書
植物抽出物を含有する粒剤の製造方法
技術分野
[0001] 本発明は粒剤の製造方法、特に植物抽出物を含有する散剤、顆粒剤または細粒 剤の製造方法に関する。さらに本発明は、当該製造方法によって得られる粒剤、並 びに当該粒剤を利用した各種の製剤に関する。
背景技術
[0002] 一般に、医薬品分野にぉ ヽて粒剤 (散剤、顆粒剤及び細粒剤を含む)の製造に使 用される造粒操作には、主に「押出し造粒法」、「流動層造粒法」、及び「攪拌造粒法 」の 3つがある。中でも最も汎用されている「押出し造粒法」は、通常、図 1のフローチ ヤートに示すように、調合、混合、練合、製粒、乾燥、調粒、及び篩過という工程を経 て行われる。
[0003] これらの工程のうち、練合の際に用いられる練合液には、通常溶媒として水が使用 される力 使用される水が少量であるため(通常、混合末に対して数%である)、練合 物全体に均一に分散せず、また水の粘性が強いこともあって、製粒時に製粒機 (造 粒機)に対する抵抗が経時的に増大したり、発熱したりするという問題がある。この傾 向が強い場合には、製粒機が稼働しなくなったり、製粒機の円筒 (または円板)が破 損して生産停止に至るケースも発生する。このため、水の粘性を低下させて、水の分 散性をよくするための方法として、水にエタノールを添加した混合液を練合液として 使用する方法が提案されている (非特許文献 1参照)。
非特許文献 1 : PHARM TECH JAPAN, Vol.l6,No.6, May,2000, pp.40- 49 発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0004] 本発明者らは、押出し造粒法を用いて、植物の抽出エキスなどのように粘性の高い 原料を用いて粒状化する場合には、練合液として前述する水とエタノールの混液を 使用した場合であっても、練合時並びに製粒時の粘度及び機械抵抗の増大を解消 することができな 、と 、う問題があることを見 、だした。
[0005] 本発明の目的は、押出し造粒法を用いた、植物の抽出物を原料として含有する粒 剤の製造にお!、て、練合時や製粒時の粘度及び機械抵抗の増大を解消する方法を 提供することである。また、本発明は、練合時や製粒時の粘度及び機械抵抗の増大 を解消することによって、植物抽出物を含有する粒剤を効率よく製造する方法を提供 することを目的とするものである。さらに本発明は、カゝかる方法によって得られる粒剤 、並びに当該粒剤を利用して調製される各種形態の製剤を提供することを目的とす る。
課題を解決するための手段
[0006] 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討して ヽたところ、練合に使用する練 合液として水、エタノール及びメントールを使用することによって、原料として粘性の ある植物抽出物を用いた場合であっても、練合時における経時的な増粘が抑制され て、所望の大きさを有する粒剤が安定に且つ連続して効率よく製粒できることを見 、 だした。
[0007] 本発明は、力かる知見に基づいて開発されたものであり、下記の態様を有するもの である:
項 1.植物抽出物を含む混合末に、練合液として水、エタノール及びメントールを添 カロして練合した後、押出し造粒により製粒する工程を有する植物抽出物含有粒剤の 製造方法。
項 2. 練合液として、水、及びメントールを含有するエタノールを用いることを特徴と する項 1記載の植物抽出物含有粒剤の製造方法。
項 3. 植物抽出物が、ァカメガシヮ、ウイキヨウ、ゥャク、エイジッ、ェゾゥコギ、ェンゴ サク、ェンメイソゥ、ォゥゴン、ォゥバタ、ォゥヒ、ォゥレン、オンジ、ガジュッ、カンゾゥ、 キキヨウ、キジッ、キヨウニン、クコシ、ケィヒ、ゲンチアナ、ゲンノショウコ、コゥジン、コ ゥボタ、ゴミン、サイコ、サイシン、サンキライ、サンザシ、サンシシ、サンショウ、ジォゥ 、シャタヤク、シャゼンソゥ、ジユウャク、ショウキヨウ、セネガ、センキユウ、センブリ、ソ ウジュッ、ソヨウ、ダイォゥ、タイソゥ、チンピ、トウキ、トコン、ナンテンジッ、ニンジン、 バタモンドウ、ビヤクジュッ、ボタンピ、ホップ、マオゥ、モッコゥ、ョクイ-ン、リュウタン 、及びロートコンよりなる群力 選択される少なくとも 1つの植物性生薬の抽出物であ
る、項 1または 2に記載する植物抽出物含有粒剤の製造方法。
項 4. 植物抽出物が、シャクャクの抽出物である、項 1または 2に記載する植物抽出 物含有粒剤の製造方法。
項 5. 項 1乃至 4のいずれかに記載する方法によって製造される植物抽出物含有粒 剤。
項 6. ァカメガシヮ、ウイキヨウ、ゥャク、エイジッ、ェゾゥコギ、ェンゴサク、ェンメイソ ゥ、ォゥゴン、ォゥバタ、ォゥヒ、ォゥレン、オンジ、ガジュッ、カンゾゥ、キキヨウ、キジッ 、キヨウニン、クコシ、ケィヒ、ゲンチアナ、ゲンノショウコ、コゥジン、コゥボタ、ゴミン、サ ィコ、サンキライ、サンザシ、サイシン、サンシシ、サンショウ、ジォゥ、シャクャク、シャ ゼンソゥ、ジユウャク、ショウキヨウ、セネガ、センキユウ、センブリ、ソウジュッ、ソヨウ、 ダイォゥ、タイソゥ、チンピ、トウキ、トコン、ナンテンジッ、ニンジン、ノ クモンドウ、ビヤ クジュッ、ボタンピ、ホップ、マオゥ、モッコゥ、ョクイニン、リュウタン及びロートコンより なる群力 選択される少なくとも 1つの植物性生薬の抽出物を少なくとも 2重量%の割 合で含み、かつ適正水分量が 0.5— 10重量%である植物抽出物含有粒剤。
項 7. シャクャクの抽出物を少なくとも 2重量%の割合で含む混合末、水、エタノー ル、及びメントールを原料として用いて調製される、適正水分量が 0.5— 10重量%で ある植物抽出物含有粒剤。
項 8. 項 5乃至 7のいずれかに記載される植物抽出物含有粒剤を内部に含むカブ セル剤、または被膜粒剤。
項 9. 項 5乃至 7のいずれかに記載される植物抽出物含有粒剤を用いて調製される 錠剤。
[0008] 以下に、本発明を詳細に説明する。
(1)植物抽出物含有粒剤の製造方法、及びそれによつて得られる粒剤
本発明は、植物抽出物を含有する粒剤の、押出し造粒による製造方法を提供する ものである。
[0009] なお、ここで本発明が対象とする粒剤には、散剤、顆粒剤、細粒剤及びドライシロッ プ剤が含まれる。好ましくは顆粒剤及び細粒剤である。
[0010] また本発明の粒剤には、それがそのまま粒状 (例えば、顆粒状若しくは細粒状)の
製剤として使用されるもの(「製剤」そのものとしての使用)の他、糖衣粒剤や腸溶性 粒剤などのように糖やその他のコーティング剤によって表面が被覆されてなる被膜粒 剤の核粒子として使用されるもの(「被膜粒剤」の核粒子としての使用:製被膜用粒剤 )、カプセル基材に充填するための原料粒剤として使用されるもの(「カプセル製剤の 原料」としての使用:製カプセル用粒剤)、及び錠剤の製造 (例えば湿式顆粒圧縮法 )にお ヽて原料顆粒として使用されるもの(「錠剤の原料」としての使用:製錠用粒剤) が含まれる。
[0011] 粒剤を、製剤、特に顆粒剤として用いる場合は、最終的に調製される粒剤が、 10号
(1700 m)、 12号(1400 μ m)及び 42号(355 μ m)ふる!/、を用いて下記の粒度試験を 行った場合に、 10号(1700 m)ふるいを全量通過し、 12号(1400 m)ふるいの残留 分が全量の 5%以下であり、かつ 42号(355 m)ふるいの通過量が全量の 15%以下 であることが好ましい。より好ましくは、 10号(1700 m)ふるい及び 12号(1400 m)ふ る!、を全量通過し、かつ 42号(355 μ m)ふる!/、の通過量が全量の 5%以下であるよう な粒剤である。特に好ましくは、さらに 30号 (500 m)ふるいを用いて粒度試験を行つ た場合に、 30号(500 m)ふるいの残留分が全量のほぼ 100% (すなわち、 30号(500 μ m)ふるい通過量がほぼ 0)となるような粒剤である。
[0012] また粒剤を、特に散剤として用いる場合は、最終的に調製される粒剤が、 18号 (850 μ m)、 30号(500 μ m)及び 200号(75 μ m)ふる!/、を用いて下記の粒度試験を行った 場合に、 18号(850 μ m)ふる!/ヽを全量通過し、 30号(500 μ m)ふる!/ヽの残留分が全量 の 5%以下であることが好まし!/、(なお、この場合、 200号(75 μ m)ふる!/、を通過するも のが全量の 10%以下の粒剤は細粒と称することができる)。より好ましくは、散剤につ Vヽては 18号(850 μ m)ふる!/、及び 30号(500 μ m)ふる!/、を全量通過するような粒剤で あり、細粒にっ ヽては 18号(850 μ m)ふる!/ヽ及び 30号(500 μ m)ふる!/ヽを全量通過し 、かつ 200号(75 μ m)ふるいの通過量が全量の 5%以下であるような粒剤である。
[0013] <粒度試験 > (日本薬局方、製剤総則「7.顆粒剤」より)
本剤 (顆粒剤の場合は 20.0g、散剤の場合は lO.Og)を正確に量り、前記のふるい及 び受器を重ね合わせた用器の上段のふるいに入れ、上蓋をした後、 3分間水平に揺 り動かしながら時々軽くたた!/、てふるった後、各々のふる 、及び受器の残留物の重
量を量る。ただし、この試験に用いるふるいの枠の内径は 75mmとする。
[0014] また本発明で用いる植物抽出物は、特に医薬用途、食品用途、化粧料用途または 飼料用途の成分として使用されるものであって、本発明の方法によって好適に粒剤と してカ卩ェされるものであれば、特に制限されな!、。
[0015] 力かる植物抽出物の好適な例として、ァカメガシヮ、ウイキヨウ、ゥャク、エイジッ、ェ ゾゥコギ、ェンゴサク、ェンメイソゥ、ォゥゴン、ォゥバタ、ォゥヒ、ォゥレン、オンジ、ガ ジュッ、カンゾゥ、キキヨウ、キジッ、キヨウニン、クコシ、ケィヒ、ゲンチアナ、ゲンノショ ゥコ、コゥジン、コゥボタ、ゴミン、サイコ、サイシン、サンキライ、サンザシ、サンシシ、 サンショウ、ジォゥ、シャタヤク、シャゼンソゥ、ジユウャク、ショウキヨウ、セネガ、センキ ユウ、センブリ、ソウジュッ、ソヨウ、ダイォゥ、タイソゥ、チンピ、トウキ、トコン、ナンテン ジッ、ニンジン、バタモンドウ、ビヤクジュッ、ボタンピ、ホップ、マオゥ、モッコゥ、ョクイ ニン、リュウタン、またはロートコンといった植物性生薬の抽出物を挙げることができる 。なお、本発明において植物抽出物は、一種の植物抽出物を単独で使用してよいし 、 2以上の植物抽出物を組み合わせて使用することもできる。
[0016] ここでァカメガシヮは、トウダイグサ科 (Euphorbiaceae)の落葉喬木、ァカメガシヮ( Mallotus japonicus (Thunb.) Muell. Arg.)の榭皮であり、生薬(日本薬局方)として 健胃や整腸の用途、及び胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療改善用途に使用される。な お、ァカメガシヮは、生薬名(日本薬局方)であるとともに植物名でもある。
[0017] ウイキヨゥ(茴香)は、セリ科(Umbelliferae)の多年性草本、ウイキヨゥ(Foeniculum vulgare Muller)の果実であり、生薬(日本薬局方)として主に芳香性健胃の用途に 使用される。なお、ウイキヨゥは生薬名(日本薬局方)であるとともに植物名でもある。
[0018] ゥャクは、タスノキ科(Lauraceae )の常緑の低木、テンダイゥャク(Lindera
strychnifolia (Sieb. et Zucc.) F. Vill.)の根であり、生薬(日本薬局方外生薬規格 )として芳香性健胃ゃ鎮痛の用途、並びに興奮、腹痛、反胃吐食、小便頻繁、及び 頭痛の改善治療用途に使用される。
[0019] エイジッは、バラ科のノイバラ(Rosa multiflora Tbunberg)またはその他近縁植物( Rosaceae)の偽果 (花床、果柄及びがく付属体などを含む:玉営実)又は果実 (真正 の堅果)であり、生薬(日本薬局方)として主に瀉下薬の用途に使用される。
[0020] ェゾゥコギは、ゥコギ科の落葉灌木、ェゾゥコギ(Acanthopanax senticosus Harms (Eleutherococcus senticocus Maxim))の根皮であり、「五カ卩皮(ゴカヒ)」とも称され て主に抗疲労、抗ストレス、血行促進などの用途に使用される。
[0021] ェンゴサク(延胡索)は、ケシ科のェンゴサク(Corydalis turtschaninovii Besser forma yanhusuo Y.H/ Chou et C.C. Hsu,ノ 3;たはての近縁植物 (Papaveranceae )の塊茎であり、生薬(日本薬局方)として主に鎮痛鎮痙薬(胃腸薬)の用途に使用さ れる。安中散の主薬である。
[0022] ェンメイソゥ(延命草)は、シソ科のヒキォコシ(Plectranthus japonicus Koidzumi)ま たはクロノくナヒキォコシ (Plectranthus tricharpus Maximowicz (Labiatae))の地上部 であり、生薬(日本薬局方外生薬規格)として主に苦味健胃の用途に使用される。ま た抗腫瘍作用、血管拡張作用、細菌繁殖抑制作用、及び血行促進作用が知られて いる。
[0023] ォゥゴンは、シソ科(Labiatae)のコガネバナ(Scutellaria baicalensis Georgi)の周 皮を除いた根であり、生薬(日本薬局方)として主に健胃薬の用途に使用される。
[0024] ォゥバタ(黄柏)は、ミカン科(Rutaceae)のキハダ(Phellodendoron amurense
Ruprecht)またはその他同族植物(Rutaceae)の周皮を除!、た榭皮であり、生薬(日本 薬局方)として主に健胃薬ゃ止瀉薬の用途に使用される。
[0025] ォゥヒ(桜皮)は、バラ科(Rosaceae)のャマザクラ Prumus jamasakura Sieboid又は その他近縁植物(Rosaceae)のコルク皮(周皮)を除 、た榭皮であり、生薬(日本薬局 方外生薬規定)として、鎮咳ゃ去痰、食中毒などの解毒剤などの用途に使用される。
[0026] ォゥレン(黄連)は、キンポゥゲ科のキクバオウレン(Coptis japonica Makino)また はその他の同属植物(Ranunculaceae)の根を除 、た根茎であり、生薬(日本薬局方) として主に健胃薬ゃ止瀉薬の用途に使用される。
[0027] オンジ(遠志)は、ヒメハギ科(Polygalaceae)のイトヒメハギ(Polygala tenuifolia
Willdenow)の根であり、生薬(日本薬局方)として主に去痰薬の用途に使用される。
[0028] ガジュッは、ショウガ科(Zing¾eraceae)のクルクマ属に属するガジュッ(Curcuma zedoaria Roscoe)の根茎であり、生薬(日本薬局方)として主に健胃薬の用途に使用 される。なお、ガジュッは、生薬名(日本薬局方)であると同時に植物名である。
[0029] カンゾゥ(甘草)は、マメ科(Leguminosae)の Glycyrrhiza uralensis
Fischer, Glycyrrhiza glabra Linne又はその他同属植物の根及びストロンであり(とき には周皮を除く:皮去りカンゾゥ)、生薬(日本薬局方)として主に鎮痛鎮痙薬 (胃腸薬 )、去痰薬の用途に使用される。
[0030] キキヨウ(桔梗)は、キキヨウ科(Campanulaceae)キキヨゥ属(Platycodon A. DC)の キキヨウ(Platycodon grandiflorum A. DC.)の根であり、生薬(日本薬局方)として主 に去痰薬の用途に使用される。なお、キキヨウは生薬名(日本薬局方)であると同時 に植物名である。
[0031] キジッ(枳実)は、ミカン科(Rutaceae)のダイダイ(Citrus aurantium L. var.
daidai Makino)、ナツミカン(Citrus natsudaidai Hayata)、又は近縁植物の未熟果 実をそのまま、又はそれを半分に横切りしたものであり、生薬(日本薬局方)として主 に健胃薬の用途に使用される。
[0032] キヨウ-ン(杏仁)は、バラ科(Rosaceae)のホンアンズ (Prunus armeniaca L.)、アン ズ(Prunus armeniaca L. var. ansu Maximowicz)又はその他近縁植物の種子で あり、生薬(日本薬局方)として主に去痰薬の用途に使用される。
[0033] クコシは、ナス科(Solanaceae)のクコ(Lycium chinense Miller)又は Lycium
barbarum しの果実であり、生薬(日本薬局方外生薬規格)として主に補肝腎 '生精 血 ·明目の用途に使用される。
[0034] ケィヒ(桂皮)は、タスノキ科(Lauraceae)の Cinnamomum cassia Blume 又はその 他同属植物の榭皮、又は周皮の一部を除いたものであり、生薬(日本薬局方)として 主に健胃薬の用途に使用される。
[0035] ゲンチアナは、リンドウ科(Gentianaceae)のゲンチアナ(Gentiana lutea LINNE)の 根または根茎であり、生薬(日本薬局方)として主に健胃薬の用途に使用される。な お、ゲンチアナは生薬名(日本薬局方)でもあると同時に、植物名である。
[0036] ゲンノショウコは、フゥロソゥ科 (Geraniaceae)の多年草、ゲンノショウコ(Geranium thunbergii Sieb. et Zuc )の地上部であり、生薬(日本薬局方)として主に整腸薬、 止瀉薬の用途に使用される。なお、ゲンノショウコは生薬名(日本薬局方)であると同 時に植物名である。
[0037] コゥジン(紅参)は、ゥコギ科 (Araliaceae)のォタネ-ンジン (Panax Ginseng C. A.
Meyer)の根を蒸して乾燥したものであり、生薬(日本薬局方)として主に健胃薬、保健 強壮薬の用途に使用される。
[0038] コゥボタ(厚朴)は、モクレン科(Magnoliaceae)のホウノキ Magnolia obovata
Thunberg, Magnolia officinalis Rehder et Wilson 又【ま Magnolia officinalis
Rehder et Wilson var. biloba Rehder et Wilson (Magnoliaceae)の樹皮で toり、 生薬(日本薬局方)として主に健胃薬、鎮痛鎮痙薬(胃腸薬)の用途に使用される。
[0039] ゴミン(五味子)は、マツブサ科 (Schisandraceae)のチョウセンゴミシ Schisandra
chinensis Baillonの果実であり、生薬(日本薬局方)として使用される。強壮剤などの 用途の他、抗酸化作用や肝臓保護作用等が知られている。
[0040] サイコ(柴胡)は、セリ科(Umbelliferae)のミシマサイコ Bupleurum falcatum L. 又 はその変種 (Umbelliferae)の根であり、生薬(日本薬局方)として使用される。その解 熱作用から小柴胡湯の主薬として使用される他、自律神経失調症によく処方される「 柴胡加竜骨牡蛎湯」に配合して用いられる。
[0041] サイシン(細辛)は、ゥマノスズクサ科 (Aristolochiaceae)のウスパサイシン Asiasarum sieboldi F. Maekawa又はケィリンサインン Asiasarum heterotropoides F.
Maekawa var.mandshuricum F. Maekawaの根及び根 であり、生薬 (日本薬局方) として使用される。解熱作用、抗菌作用、鎮痛作用、及び鎮静作用が知られている。
[0042] サンキラィ(山帰来)は、ユリ科(Liliaceae)のサンキラィ (Snilax glabra Roxburgh) の塊茎であり、生薬(日本薬局方)として使用される。なお、サンキラィは、植物名であ るとともに生薬名(日本薬局方)でもある。
[0043] サンザシ(山査子)は、バラ科 (Rosaceae)のサンザシ Crataegus cuneata Siebold et
Zuccarini又【¾才才^サンサンし rataegus pinnatinda Bunge var. major N. E.
Brownの偽果をそのまま、または横切りしたものであり、生薬(日本薬局方外生薬規定
)として消化不良の改善の用途に使用される。なお、サンザシは、生薬名(日本薬局 方外生薬規定)であると同時に植物名である。
[0044] サンシシは、ァカネ科(Rubiaceae)のクチナシ Gardenia jasminoides Ellis又はその 他近縁植物の果実であり、生薬(日本薬局方)として使用される。精神不安や充血、
吐血、血尿、下血、黄疽などを伴う疾病に、消炎、止血、解熱、鎮痛薬として配合され る。
[0045] サンショウは、ミカン科(Rutaceae)のサンショウ Zanthoxylum piperitum De
Candolle又はその他同属植物の成熟果皮で、果皮力 分離した種子をできるだけ除 いたものであり、生薬(日本薬局方)として主として健胃薬や駆虫薬の用途に使用さ れる。なお、サンショウは生薬名(日本薬局方)であるとともに植物名でもある。
[0046] ジォゥ(地黄)は、ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)のァカャジォゥ Rehmannia glutinosa Liboschitz var. purpurea
glutinosa Liboschitz の根又はそれを蒸したものであり、生薬(日本薬局方)として主として保健強壮薬の用 途に使用される。
[0047] シャクャク(芍薬)は、ボタン科(Paeoniaceae)のシャクャク Paeonia lactiflora Pallas 又はその他近縁植物の根であり、生薬(日本薬局方)として主として鎮痛鎮痙薬 (胃 腸薬)、婦人薬、冷え症用薬、風邪薬などの用途に使用される。なお、シャクャクは、 生薬名(日本薬局方)でもあるとともに植物名でもある。
[0048] シャゼンソゥ(車前草)は、ォォバコ科(Plantaginaceae)のォォバコ Plantago asiatica
L.の花機の全草であり、生薬(日本薬局方)として主として去痰薬の用途に使用さ れる。
[0049] ジユウャク(十薬)は、ドクダミ科(Sauruaceae)のドクダミ Houttuynia cordata
Thunbergの花期の地上部であり、生薬(日本薬局方)として主として便通薬として、ま たは慢性皮膚疾患に利尿 '消炎の目的で用いられる。
[0050] ショウキヨウ(乾生姜)は、ショウガ科(Zingiberaceae)のショウガ Zingiber officinale
Roscoeの根茎であり、生薬(日本薬局方)として主として健胃薬の用途で用いられる。
[0051] セネガは、ヒメハギ科のセネガ Polygala senega L. 又はヒロハセネガ Polygala senega し var latifolia Torrer et uray (Polygalaceae)の根で &)り、生薬 (日本薬 局方)として主として去痰の用途で用いられる。なお、セネガは、生薬名(日本薬局方
)であるとどもに植物名でもある。
[0052] センキユウは、セリ科(Umbelliferae)のセンキユウ Cnidium officinale Makinoの根茎 を、通例、湯通ししたものであり、生薬(日本薬局方)として主として婦人薬や冷え症
用薬の用途で用いられる。なお、センキユウは、生薬名(日本薬局方)であるとともに 植物名でもある。
[0053] センブリは、リンドウ科(Gentianaceae)のセンブリ(Swertia japonica Makino)の開 花期の全草であり、生薬(日本薬局方)として主として苦味健胃薬や整腸薬の用途で 用いられる。なお、センプリは、生薬名(日本薬局方)であるとともに植物名である。
[0054] ソウジュッは、キク科(Compositae)のホソバオケラ Atractylodes lancea De
Candolle又は Atractylodes chinensis Koidzumiの根茎であり、生薬(日本薬局方)と して主に健胃薬の用途に使用される。
[0055] ソヨウは、シソ科(Labiatae)のシソ Perilla frutescens Britton var. acuta Kudo又 はその他近縁植物の葉および枝先であり、生薬(日本薬局方)として主に健胃薬の 用途に使用される。
[0056] ダイォゥ(大黄)は、タデ科(Polygonaceae)の Rheum palmatum L., Rheum
tanguticum Maximowicz, Rheum officinale Baillon, Rheum coreanum NaKai又 ίま それらの種間雑種の通例、根茎であり、生薬(日本薬局方)として主に健胃薬ゃ瀉下 薬の用途に使用される。
[0057] タイソゥは、クロウメモドキ科(Rhamnaceae)のナツメ Zizyphus jujuba Miller var. inermis Rehder又はその他の近縁植物の果実であり、生薬(日本薬局方)として、風 邪薬、鎮痛鎮痙薬、健胃消化薬、及び止瀉整腸薬などの処方に配合して用いられる
[0058] チンピは、ミカン科(Rutaceae)ゥンシユウミカン Citrus unshiu Markovich又はその 他近縁植物の成熟した果皮であり、生薬(日本薬局方)として主に健胃薬の用途に 使用される。
[0059] トウキ(当帰)は、セリ科(Umbelliferae)のトウキ Angelica acutiloba Kitagawa又はそ の他近縁植物の根で通例、湯通ししたものであり、生薬(日本薬局方)として、婦人薬 、冷え症用薬、保健強壮薬、精神神経用薬及び尿路疾患用薬などの処方に配合し て用いられる。
[0060] トコン ίま、 Cephaehs ipecacuanha (Broterol) A. Richard又 ίま Cephaeiis acuminata Karsten (Rubiaceae)の根及び根茎であり、生薬(日本薬局方)として主に去痰薬に使
用される。
[0061] ナンテンジッ(南天実)は、メギ科のシロナンテン Nandina domestica Thumb, var.
leucocar pa Makino 3;た ナン" 7"ン Nandina domestica Thumb.の果夹 り、 生薬(日本薬局方外生薬規格)として主に鎮咳薬に使用される。
[0062] ニンジンは、ゥコギ科(Araliaceae)のォタネ-ンジン Panax ginseng
C.A.Meyer(Panax schinseng Nees)の細根を除いた根又はこれを軽く湯通ししたも のであり、生薬(日本薬局方)として主に保健強壮薬や健胃薬に使用される。
[0063] バタモンドウ(麦門冬)は、ユリ科(Liliaceae)のジヤノヒゲ Ophiopogon japonicus
Ker-Gawler又はその他同属植物の根の膨大部であり、生薬(日本薬局方)として主 に鎮咳去痰薬に配合して用いられる。
[0064] ビヤクジュッは、キク科 (Compositae)のオケラ Atractylodes japonica Koidzumi ex
Kitamura又はォォバナオケラ Atractylodes ovata De Candolleの根茎であり、生 薬(日本薬局方)として主に健胃薬に用いられる。
[0065] ボタンピ(牡丹皮)は、ボタン科(Paeoniaceae)のボタン Paeonia sullruticosa
Andrews (Paeonia moutan Sims)の根皮であり、生薬(日本薬局方)として主に婦人 薬に配合して用いられる。
[0066] ホップは、クヮ科(Moraceae)の蔓性のツル性多年生植物ホップ(Humulus lupulus
Linn.)であり、その成熟前の雌花穂 (Hops)は古来より、苦味健胃、利尿、抗不眠、 抗ノイローゼ、鎮静、通経などを用途とした薬草として用いられている。
[0067] マオゥは、マオゥ科(Ephedraceae)の Ephedra sinica Stapf又はその他同属植物の 地上茎であり、生薬(日本薬局方)として主に鎮咳去痰薬に用いられる。
[0068] モッコゥは、キク科(Compositae)の Saussurea lappa Clarkeの根であり、生薬(日本 薬局方)として主に健胃薬に用いられる。
[0069] ョクイ-ン ίま、ィ不科 (Gramineae)ノヽトム3 rし oix lacryma-jobi し var. ma-yuen
Stapfの種皮を除 ヽた種子であり、生薬(日本薬局方)として主に!/ヽぼや肌荒れを治療 改善するための内服用薬に用いられる。
[0070] リュウタンは、リンドウ科(Gentianaceae)のトゥリンドウ Gentiana scabra Bunge又は その他同属植物の根及び根茎であり、生薬(日本薬局方)として主に健胃薬に用いら
れる。
[0071] ロートコンは、ハシリドコロ Scopolia japonica Maximowicz又はその他同属植物(
Solanaceae)の根茎及び根であり、生薬(日本薬局方)として主に鎮痛 '鎮痙薬に用い られる。
[0072] 本発明で用いられる植物抽出物は、植物の全体またはその一部(例えば、地上部 、葉、花、茎、木質部、榭皮、木皮部、根、根茎、根皮、種子など)を抽出溶媒にて抽 出することによって得ることができる。また、植物抽出物が上記の植物性生薬に由来 する場合は、当該生薬を抽出溶媒にて抽出することによって得ることができる。抽出 に供する植物(全部または一部)は、そのまま (生)若しくは生の破砕物または粉砕物 であってもよいし、また乾燥後、必要に応じて破砕若しくは粉砕したものであってもよ い。
[0073] 抽出溶媒としては、水、有機溶媒、または水と有機溶媒の混合溶媒 (含水有機溶媒 )を挙げることができる。好ましくは水、または含水有機溶媒である。
[0074] ここで有機溶媒としては上記目的に適うものであれば特に制限されず、低級脂肪族 アルコールおよび極性溶媒を広く用いることができる。より具体的には低級脂肪族ァ ルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール及びイソプロピルアルコール 、ブタノール等の炭素数 1一 6、好ましくは炭素数 1一 4のアルコール;極性溶媒として は、アセトン、酢酸ェチル、酢酸メチル等が使用される。好ましくはメタノール、ェタノ ール、プロパノール及びイソプロピルアルコール等の低級脂肪族アルコール及びァ セトンであり、より好ましくはヒトに経口的に適用できる観点力もエタノールである。
[0075] なお、これらの有機溶媒は単独で用いてもよぐ二種以上を組み合わせて使用する こともできる。水と有機溶媒との混合割合も、特に制限されず、慣用に従うことができ る。
[0076] 抽出方法も、制限されることなぐ植物の抽出に一般に用いられる方法を採用する ことができる。制限はされないが、例えば溶媒中に植物 (そのまま若しくは破砕'粉砕 物、又はそれらの乾燥物)を冷浸、温浸等によって浸漬する方法、加温し攪拌しなが ら抽出する方法 (加熱環流法を含む)、またはバーコレーシヨン法等を挙げることがで きる。
[0077] 抽出後、ろ過または遠心分離等の慣用方法によって固液分離して固形物を除去す る。得られる抽出液は、本発明の抽出物としてそのまま使用されてもよいし、また必要 に応じて、濃縮または乾固されてもよい。濃縮の程度は特に制限されないが、局方規 格または生薬規格に適合するように調整することが好ましい。例えば、シャクャクを例 とすると、シャクャク抽出物中に、その特異成分であるぺォ-フロリンが 2%以上の割 合で含まれるように、調整することが好ましい。
[0078] 本発明の方法は、植物抽出物含有粒剤を押出し造粒法によって製造する方法で あって、その練合工程に使用する練合液として、水、エタノール及びメントールを用い ることを特徴とするものである。なお、ここでメントールは特に制限されず、 1体及び d体 の!、ずれでもよ!/、。好ましくは 1 メントールである。
[0079] 以下、本発明の方法を、慣用の押出し造粒法のフローチャートを示す図 1を参照し ながら説明する。なお、本発明の方法は、前述するように練合工程に使用する練合 液として水、エタノール及びメントールを用いることを特徴とするものであり、その限り において、押出し造粒法における他の工程やその具体的な操作はなんら制限される ものではない。すなわち、図 1は本発明の説明のために便宜上使用される図にすぎ ず、本発明の方法は、図 1に記載の押出し造粒法に制限されることなぐ広く押出し 造粒法に適用できる方法である。
[0080] (1)「調合」及び「混合」工程
前述する植物抽出物(図 1の「薬物」に相当)と他の原料成分 (図 1の「他の原料」に 相当)とを調合して調合末とした後、練合機等により所定時間混合して混合末を調製 する工程である。
[0081] なお、ここで植物抽出物と組み合わせて用いられる他の原料成分としては、医薬品 製剤に通常使用される担体や添加剤を挙げることができる。また、配合する植物抽出 物の効果を妨げないことを限度として他の薬物を配合することもできる。なお、ここで 配合する原料成分は、粉末状に調製されて!ヽることが好ま ヽ。
[0082] この場合、上記調合末または混合末中の植物抽出物の含有割合は、特に制限され ないが、通常、調合末または混合末 100g中に、植物抽出物が 0.1— 50gの範囲、より 好ましくは 1一 30gの範囲、より好ましくは 2— 20gの範囲を挙げることができる。なお、
植物抽出物 lgは、原料植物の種類によっても異なるが、通常原料植物の 0.01— 60g
、好ましくは 0.02— 50g、より好ましくは 2— 40gに相当する。
[0083] 当該工程において植物抽出物と他の原料成分との調合または混合は、水を配合し て行うこともできる。この際に使用する水には、後述する練合液の一部を使用すること ができる。調合または混合に使用する水の割合としては、後述する練合液として使用 する水量より少なければ特に制限されない。通常、練合液として使用する水の 5割以 下、好ましくは 1一 5割の範囲で用いることができる。
[0084] 担体や添加剤としては、ドウモロコシデンプン、バレイショデンプン、白糖、乳糖、タ ルク、カオリン、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、及び結晶セルロース等の賦形剤; ステアリン酸マグネシウムゃステアリン酸カルシウム等の滑沢剤;カルボキシメチルセ ルロースカルシウムや低置換度ヒドロキシメチルセルロース等の崩壊剤:ヒドロキシプ 口ピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビュルピロリドン、ゼラチ ン、セルロース高分子、アクリル酸系高分子、メチルセルロース、アラビアゴム、及び ポリビュルアルコール等の結合剤;その他、ミネラル類、ビタミン類、アミノ酸類、甘味 剤、着香剤、着色剤、矯味剤、抗酸化剤、吸着剤、防腐剤、湿潤剤、及び帯電防止 剤等を挙げることができる。
[0085] 他の薬物としては、制限されないが、中枢神経刺激薬、抗ヒスタミン'抗アレルギー 薬、副交感神経遮断薬、交感神経興奮薬 (血管収縮薬)、消炎酵素、抗炎症薬、生 薬、鎮咳薬、去痰薬、喀痰溶解薬、鎮暈薬、解熱鎮痛薬、制酸剤、粘膜修復剤、整 腸剤、健胃剤、消化剤、鎮痛鎮痙剤、止瀉剤等が例示される。
[0086] 具体的には、中枢神経刺激薬としては、カフェイン類が例示され、具体的には無水 カフェイン、カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン等が挙げられる。抗ヒスタミン' 抗アレルギー薬としては、塩酸イソチペンジル、塩酸プロメタジン、メチレンジサリチル 酸プロメタジン、カルビノキサミン、ァステミゾール、フマル酸クレマスチン、メキタジン 、マレイン酸クロルフエ-ラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、 タン-ン酸ジフェンヒドラミン、ジフェンヒドラミン、イブジラスト、アンレキサノクス、シプ 口へプタジン、フマル酸ケトチフェン、酒石酸ァリメマジン、トラ-ラスト、ぺミロラスト力 リウム、塩酸ァゼラスチン、ォキサトミド、フマル酸ェメダスチン、塩酸ェピナスチン等
又はそれらの塩類が挙げられる。
[0087] 副交感神経遮断薬としては、ダッラエキス、ベラドンナアルカロイド、ベラドンナ総ァ ルカロイド、ベラドンナエキス、ロートエキス、ヨウ化イソプロノ ミド等が挙げられる。交 感神経興奮薬としては、塩酸フエ-ルプロパノールァミン、塩酸フエ-レフリン、塩酸 メチルエフェドリン、塩酸エフェドリン、塩酸メトキシフエナミン、ノルェピネフリン、硝酸 ナファゾリン、ジャイロメタゾリン、ミドドリン、メトキサミン、テトラハイドロゾリン等又はそ れらの塩類が挙げられる。
[0088] 鎮咳薬としては、臭化水素酸デキストロメトルファン、デキストロメトルファン、塩酸ノ スカピン、ノス力ピン、塩酸メチルエフェドリン、塩酸フエ-ルプロパノールァミン、塩酸 メトキシフエナミン等が挙げられる。去痰薬としては、塩酸ブロムへキシン、塩酸アンプ ロキソール等が挙げられる。解熱鎮痛薬としては、アスピリン、アスピリンアルミニウム 、ァセトァミノフェン、ェテンザミド、サリチルアミド、イブプロフェン、フエナセチン、ジク 口フエナクナトリウム、プラノプロフェン等が挙げられる。制酸剤としては、シメチジン、 ラ-チジン、及びファモチジン等の H受容体拮抗薬;メタケイ酸アルミン酸マグネシゥ
2
ム、合成ヒドロタルサイト、酸化マグネシウム、水酸ィ匕アルミニウム、炭酸水素ナトリウム
、及び炭酸カルシウム等の無機塩類等が挙げられる。
[0089] なお、以上の薬物は例示にすぎず、本発明の目的の範囲で適宜選択調整すること ができる。
[0090] (2)「練合」工程
前述の (1)「調合」及び「混合」工程で得られた混合末を練合する工程である。この練 合は、上記で調製した混合末に練合液を加え、練合機等を用いてこの混合物を練合
(混練)すること〖こよって実施することができる。
[0091] 練合液としては、水、エタノール及びメントールを用いる。なお、練合液として使用 する水の量は、混合末 100重量部に対して 5— 30重量部の範囲力 選択することがで きる。好ましくは 10— 18重量部、より好ましくは 12— 16重量部である。当該水の一部は
、前述するように練合工程の前工程である調合または混合工程で、使用することもで きる。
[0092] また練合液として使用するエタノールの量は、上記練合液に使用する水の割合に
基づいて定めることができる。通常、水 100重量部に対するエタノールの割合として、
1一 100重量部を挙げることができる。好ましくは 5— 50重量部、より好ましくは 10— 30 重量部である。また、また練合液として使用するメントールの量は、上記練合液に使 用するエタノールの割合に基づいて定めることができる。通常、エタノール loo重量部 に対するメントールの割合として、 1一 50重量部を挙げることができる。好ましくは 3— 30重量部、より好ましくは 5— 20重量部である。
[0093] 練合液は、かかる 3成分を含有する混合液として用いられてもよいし、また、各々別 個に、または 1成分と 2成分とを別個に、練合液として用いることもできる。好ましくは、 メントールはエタノールに配合し、メントール含有エタノールとして用いられる。すなわ ち、練合液として、水、及びメントール含有エタノールの 2種類を用いることが望ましい 。この場合、混合末への添加の順番は、特に制限されない。
[0094] なお、練合工程は、練合液が混合末全体に行き渡り、均一になった時点で終了す ることがでさる。
[0095] (3)「製粒」工程
前述の (2)「練合」工程で得られた練合物を製粒機 (造粒機)に 、れて製粒 (造粒)す る工程である。製粒は「押出し造粒」機構によってなされるものであればよぐ製粒機( 造粒機)の種類は問わない。例えば、スクリューの回転によって円板上のパンチング 板力も練合物を強制的に押出す方式の所謂「押出し造粒機」も、また押出し羽根の 回転によって円筒状のパンチング板力 練合物を押出す方式の「製粒機」も、いずれ も基本的には練合物をパンチング板カも押出す機構を有するため、本発明において 製粒機 (造粒機)として使用することができる。
[0096] パンチング板の孔径は、調製する粒剤の粒度に応じて適宜選択することができる。
通常 0.3— 2mm、好ましくは 0.5— 1.5mmの範囲力 選択することができる。
[0097] なお、「製粒」工程で採用される製粒条件は、当業界の技術常識に基づいて適宜 選択調整することができる。
[0098] (4)「乾燥」工程
前述の (3)「製粒」工程で得られた生粒剤を乾燥する工程である。乾燥工程は、具体 的には、上記工程で得られた生粒剤を複数枚のトレーに広げて、通気乾燥機で行う
方法や流動層乾燥機を使用する方法で行うことができる。但し、この方法に限定され ない。
[0099] (5)「調粒」及び「篩過」工程
前述の (4)「乾燥」工程で得られた乾燥粒剤の粒子径を整える工程である。調粒ェ 程は、具体的には、上記工程で得られた乾燥粒剤をスピードミルなどの解砕機で調 粒し、所望の粒度域にある粒子を篩過機で集めることによって実施することができる。
[0100] 上記の一連の工程で得られた粒剤は、そのまま製剤 (散剤、細粒剤、顆粒剤または ドライシロップ剤)として使用することもできるし、カプセル基材に充填されて硬カプセ ル剤を調製するための「製カプセル用粒剤」として、また錠剤を調製するための核錠 子(「製錠用粒剤」)として使用することができる。さらに、上記の粒剤は、糖を始めと する各種のコーティング剤によってコーティングされてなる被膜粒剤の核粒子(「製被 膜用粒剤」)として使用することもできる。
[0101] ゆえに、本発明は、上記の方法によって調製される植物抽出物含有粒剤を、散剤、 顆粒剤、細粒剤またはドライシロップ等の製剤そのものとして提供するとともに、それ を内部に充填してなるカプセル製剤、植物抽出物含有粒剤を核錠子として更なるェ 程を経て調製される錠剤、及び植物抽出物含有粒剤を核として周囲が各種のコーテ イング剤で被覆されてなる被膜粒剤を提供するものである。
[0102] なお、ここでコーティング剤としては、ゼラチン、糖(白糖)、及び各種フィルム (水溶 性フィルム、腸溶性フィルム、徐放性フィルム)などを挙げることができる。ここでコー ティング剤として糖(白糖)、水溶性フィルム、腸溶性フィルム、及び徐放性フィルムを 用いて被覆されてなる被膜粒剤は、それぞれ糖衣粒剤、水溶性粒剤、腸溶性粒剤、 及び徐放性粒剤と称される。
[0103] なお、カプセル製剤の調製方法及びそれに使用するカプセル基材の種類、並びに 被膜粒剤の調製方法及びそれに使用するコーティング剤の種類は、当業者の技術 常識に従うことができる (例えば、「医薬品の開発第 11卷」製剤の単位操作と機械、廣 川書店:「医薬品の開発第 12卷」製剤素材 I、廣川書店、第 198— 227頁など)。
[0104] また植物抽出物含有粒剤を核錠子とする錠剤は、常法に従って、植物抽出物に、 賦形剤、結合材、崩壊剤及びその他の添加剤を加えて均等に混和した混合末を、上
記方法によって顆粒状 (粒剤)とした後に、滑沢剤を加えて圧縮成型することによって 製造することができる (顆粒圧縮法、間接圧縮法)。
[0105] (2)植物抽出物含有粒剤
本発明はまた、前述する植物抽出物を少なくとも 2重量%の割合で含み、且つ適正 水分量が 0.5— 10重量%である植物抽出物含有粒剤を提供する。
[0106] ここで植物抽出物としては、前述するァカメガシヮ、ウイキヨウ、ゥャク、エイジッ、ェ ゾゥコギ、ェンゴサク、ェンメイソゥ、ォゥゴン、ォゥバタ、ォゥヒ、ォゥレン、オンジ、ガ ジュッ、カンゾゥ、キキヨウ、キジッ、キヨウニン、クコシ、ケィヒ、ゲンチアナ、ゲンノショ ゥコ、コゥジン、コゥボタ、ゴミン、サイコ、サイシン、サンキライ、サンザシ、サンシシ、 サンショウ、ジォゥ、シャタヤク、シャゼンソゥ、ジユウャク、ショウキヨウ、セネガ、センキ ユウ、センブリ、ソウジュッ、ソヨウ、ダイォゥ、タイソゥ、チンピ、トウキ、トコン、ナンテン ジッ、ニンジン、バタモンドウ、ビヤクジュッ、ボタンピ、ホップ、マオゥ、モッコゥ、ョクイ ニン、リュウタン、またはロートコンといった植物性生薬の抽出物を挙げることができる 。なお、ここで植物抽出物は、一種の植物抽出物を単独で使用してよいし、 2以上の 植物抽出物を組み合わせて使用することもできる。
[0107] 上記の植物抽出物含有粒剤は、植物抽出物を前述するように 2重量%以上含むも のであるが、好ましくは 2— 20重量%、より好ましくは 4一 18重量%、さらに好ましくは 6— 16重量%の割合で含んでいることが望ましい。なお、植物抽出物 lgは、原料植 物の種類によっても異なる力 通常原料植物 0.01— 60g、好ましくは 0.02— 50g、よ り好ましくは 2— 40gに相当する。
[0108] 植物抽出物含有粒剤の適正水分量とは、粒剤に付着している水及び結晶水の量 を意味し、具体的には日本薬局方に規定されるカールフィッシャー法により測定する ことができる。本発明の植物抽出物含有粒剤は、前述するように適正水分量が 0.5— 10重量%の範囲にあるものである力 好ましくは 1一 8重量%、より好ましくは 1.5— 6 重量%の範囲である。力かる適正水分量は、植物抽出物含有粒剤に含まれる植物 抽出物 1重量部に対する割合に換算すると、 0.025— 5重量部、好ましくは 0.05— 2 重量部、より好ましくは 0.1— 1重量部の範囲にあることが望ま 、。
[0109] 上記の植物抽出物含有粒剤は、上記組成を有するものである限り、植物抽出物の
ほか、医薬品製剤に通常使用される担体や添加剤が配合されていてもよい。また配 合する植物抽出物の効果を妨げないことを限度として他の薬物を含むこともできる。 具体的な担体及び添加剤、並びに他の薬物については、前述するものを同様に用 いることがでさる。
[0110] 上記本発明の植物抽出物含有粒剤は、上記構成力 なるものが調製できる方法で ある限り、その製造方法を特に制限するものではない。例えば、(1)で前述する押出 し造粒法で得られるものであっても、他の製粒法で得られるものであってもよい。製粒 法は大きくわけて湿式造粒法と乾式造粒法に類別できるが、好ましくは湿式造粒法( 例えば、押出し造粒法、流動層造粒法、攪拌造粒法などが含まれる)を挙げることが できる。この場合、植物抽出物を含む混合末を練合するために用いる練合液として、 制限はされないが、前述する練合液、すなわち水、エタノール及びメントール力ゝらな る練合液を用いることが望ましい。力かる練合液を用いる場合、各成分は前述の割合 で用いることができる。
[0111] また、本発明は、植物抽出物を少なくとも 2重量%の割合で含む混合末、水、ェタノ ール、及びメントールを原料として用いて調製される、適正水分量が 0.5— 10重量% である植物抽出物含有粒剤を提供する。
[0112] かかる植物抽出物としては、前述する植物性生薬の抽出物を挙げることができるが 、好ましくはシャクャクの抽出物である。
[0113] ここで混合末には、上記植物抽出物のほか、医薬品製剤に通常使用される担体や 添加剤を挙げることができる。また配合する植物抽出物の効果を妨げないことを限度 として他の薬物を配合することができる。具体的な担体及び添加剤、並びに他の薬 物については、(1)で前述するものを同様に用いることができる。混合末中に含まれ る植物抽出物の割合は、上記の通り、少なくとも 2重量%であればよいが、好ましくは 2— 20重量%、より好ましくは 4一 18重量%、さらに好ましくは 6— 16重量%である。 なお、植物抽出物 lgは、前述するように、通常原料植物 0.01— 60g、好ましくは 0.0 2— 50g、より好ましくは 2— 40gに相当する。
[0114] 調製に用いる水の割合としては、特に制限されないが上記混合末 100重量部に対 して 5— 30重量部の範囲力も選択することができる。好ましくは 10— 18重量部、より
好ましくは 12— 16重量部である。またエタノールの使用量は、特に制限されないが、 上記水の使用量 100重量部に対して 1一 100重量部を挙げることができる。好ましく は 5— 50重量部、より好ましくは 10— 30重量部である。さらに、メントールの使用量 は、制限はされないが、上記エタノール使用量 100重量部に対して 1一 50重量部を 挙げることができる。好ましくは 3— 30重量部、より好ましくは 5— 20重量部である。
[0115] 本発明の植物抽出物含有粒剤は、最終的に適正水分量が 0.5— 10重量%の範囲 にあればよい。好ましくは 1一 8重量%、より好ましくは 1.5— 6重量%である。
[0116] 以上説明する本発明の植物抽出物含有粒剤は、そのまま製剤 (散剤、細粒剤、顆 粒剤またはドライシロップ剤)として使用されるものであっても、カプセル基材に充填さ れて硬カプセル剤を調製するための「製カプセル用粒剤」として、また錠剤を調製す るための核錠子(「製錠用粒剤」)として使用されるものであってもよい。さらに、上記 の粒剤は、糖を始めとする各種のコ一ティング剤によってコ一ティングされてなる被膜 粒剤の核粒子(「製被膜用粒剤」 )として使用されるものであってもよ!、。
[0117] ゆえに、本発明は、上記の方法によって調製される植物抽出物含有粒剤を、散剤、 顆粒剤、細粒剤またはドライシロップ等の製剤そのものとして提供するとともに、それ を内部に充填してなるカプセル製剤、植物抽出物含有粒剤を核錠子として更なるェ 程を経て調製される錠剤、及び植物抽出物含有粒剤を核として周囲が各種のコーテ イング剤で被覆されてなる被膜粒剤を提供するものである。
発明の効果
[0118] 水、エタノール及びメントールの 3成分を練合液として用いて練合を行う本発明の押 出し造粒法によれば、原料として粘性のある植物抽出物を含有する場合であっても、 通常、練合時や製粒 (造粒)時において生じる混合末の経時的な増粘を抑制するこ とができ、その結果、連続的に、しかも安定して、所望の粒度を有する粒剤を調製す ることがでさる。
図面の簡単な説明
[0119] [図 1]慣用の押出し造粒法のフローチャートを示す図である。
[図 2]本発明の試験例で使用した押出し造粒法のフローチャートを示す図である。 発明を実施するための最良の形態
[0120] 以下、試験例及び実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例 などに限定されるものではない。
[0121] 試験例 1
下記の処方力もなる顆粒剤を、図 2に示すフローチャートに従って押出し造粒法に より作成した。なお、下記のシャクャク抽出物としては、シャクャク(芍薬根)の乾燥物 の粗切物を水で抽出し、抽出液を濃縮して得られた軟エキス (シャクャク抽出物 lgは 、シャクャク (根) 4gに相当する)を用いた。
<処方 >
シャクャク抽出物 0.325 kg ( 6.5%)
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 1.000 (20.0%)
乳糖 3.675 (73.5%)
合 計 5.000 kg (100.0%) o
[0122] 具体的には、先ず、シャクャク抽出物 0.325kg (シャクャク (根)の乾燥物に換算して 1.3kg)に予め水(表 1の「水(前添加)」に相当)を添加して水溶液とし、これをメタケイ 酸アルミン酸マグネシウム(粉体) 1kgの中に滴下して、バーティカルダラ-ユレ一ター ( (株)パウレット社製)を用いて 15秒間混合した。次 、でこれに乳糖 (粉体)を 3.675 kg添加してさらにバーティカルダラ-ユレ一ター( (株)パウレット社製)を用いて 1分間 混合した(以上、「混合」)。得られた混合末に、表 1に記載する処方からなる練合液を 滴下した。なお、試験体 4及び 5については、水とエタノールを別個に滴下し、試験体 5につ!/、てメントールは予めエタノールと混合してメントール含有エタノールとして用 いた。
[0123] バーティカルダラ-ユレ一ター((株)バウレット社製)を用いて、これを、さらに 1分間 練合した(「練合」)。次いで、得られた練合物を孔径 lmmのパンチング板を備えたバ スケット造粒機 ( (株)菊水製作所製)に移して、製粒した (以上、「製粒」 )。そして得ら れた生顆粒を流動層乾燥機にて乾燥して(「乾燥」工程)、得られた乾燥顆粒を、篩 で篩過し、顆粒を得た。
[0124] なお、図 2に示す練合段階で練合度を、乾燥後に粒度を、さらに篩過後に仮比重、 得率、及び粉化率を、それぞれ下記の方法に従って求めた。
[0125] '練合度:
練合物の塊 100gを 840 mの篩上に置いて手で 40回タッピングして、残存した量 (x g)をパーセント (x%)として算出する。
[0126] ' :
乾燥顆粒 20gを、 12号 [1400 μ m]、 18号 [850 μ m]、 30号 [500 μ m]、 42号 [355 μ m]、 60号 [250 μ m]、 83号 [180 μ m]、 100号 [150 μ m]、 140号 [106 μ m]ふる!/、(各ふる!/ヽ直 径 75mm)及び受器を重ね合わせた用器の上段のふるいに入れ、振盪器で 5分間ふ るって、各ふるいの上に残留した乾燥顆粒の量 (g)を測定する。 30号 [500 /z m]及び 42号 [355 μ m]ふるいの上に残留した乾燥顆粒の総量 (g)を各ふるい及び受器に残 留した乾燥顆粒の総量 (約 20g)で割ってパーセントを算出し、下記の基準に従って 評価する。
◎ : 75%以上 100%以下、〇: 50%以上 75%未満、△ : 25%以上 50%未満、
X : 0%以上 25%未満。
[0127] 'MbY :
上記粒度の測定により 30号 [500 m]のふるいに残留した乾燥顆粒を lOOmL容量の 容器にとり、その量 (重量と容積)を測定し、比重 (g/mL)を算出する。
[0128] ·得率:
生成した全乾燥顆粒を、 18号 [850 μ m]、 30号 [500 μ m]、 42号 [355 μ m]ふるい(各 ふる 、直径 30cm)及び受器を重ね合わせた用器の上段のふる!/、に入れ、振盪器で 5 分間ふるって、各ふるいの上に残留した乾燥顆粒の量 (g)を測定する。 30号 [500 m ]及び 42号 [355 μ m]ふる 、の上に残留した乾燥顆粒の総量 (kg)を、原料の重量 (kg) で割って、パーセントを算出する。
[0129] '粉化率
30号 [500 m]ふるいに残留した乾燥顆粒 100gを回転式強度試験器により 10分間 回転して摩耗させた後、 500 mのふるい上に残存した量を求め、パーセント表示す る。
[0130] さらに、下記の基準に従って、各試験体について造粒性を評価した。
[0131] '造粒性
〇:整粒機が途中でストップしな!/ヽ。
[0132] Δ:始めは製粒できた力 途中で整粒機がストップした
X:まったく製粒できな力つた。
[0133] 結果を表 1に示す。
[0134] [表
¾議2
表 2の処方力もなる顆粒剤を、試験例 1と同様に、図 2に示すフローチャートに従つ て押出し造粒法により作成した。そして、試験例 1と同様にして、各試験体の造粒性 を評価し、また粒度(%)と得率 (%)を求めた。結果を表 2に合わせて示す。
[表 2]
P T/JP2004/013895
24
以上、試験例 1と試験例 2の結果から、練合液として、水に加えて、卜メントールとェ
タノールの混合液を用いることによって、練合時や製粒時の増粘が抑制でき、所望の 粒度を有する顆粒が製造できることがわ力つた。
処方例 1 力ぜ薬 (細粒剤) 1日量 (g)
塩酸メチルエフヱドリン 0.6
マレイン酸クロノレフエ二ラミン 0.0075
ノス力ピン 0.048
ァセトァミノフェン 0.45
ェテンザミド 0.75
カフェイン 0.075
カンゾゥエキス 0.4 (原生薬換算 1.6g)
キキヨウエキス 0.2 (原生薬換算 0.8g)
, 糖 残 部
口 Pi 5.0 g0
処方例 2 胃腸薬 (散剤) 1日量 (g)
炭酸水素ナトリウム 2.0
酸化マグネシウム 0.6
センブリエキス 0.3 (原生薬換算 1.2g)
ゲンチアナエキス 0.3 (原生薬換算 1.5g)
¾. 糖 残 部
合 計 4.0 g0