WO2005093979A1 - 無線システムおよび無線通信装置 - Google Patents

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Katsumi Iizuka
Makoto Sasaki
Takashi Enoki
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Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
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Abstract

 受信信号に重畳された位相雑音を除去するとともに、受信無線部の系内で生じる位相雑音も除去する無線システムおよび無線通信装置。このシステムでは、無線送信装置(101)が、中心周波数にパイロット信号が載るように多重された多重信号を送信する。そして無線受信装置(151)が、受信信号をその受信信号と同一の周波数誤差と位相雑音とを持つパイロット信号で周波数乗算し、かつ、その受信信号を周波数変換する際に用いる局部発振信号に含まれる位相雑音についても同じ位相雑音を持つ信号を用いて周波数乗算する。そのため、受信信号に含まれる周波数誤差および位相雑音並びに受信系内における位相雑音を除去することができる。  

Description

無線システムおよび無線通信装置
技術分野
[0001] 本発明は、無線システムおよび無線通信装置に関し、特に位相雑音特性に優れた 無線システムおよび無線通信装置に関する。
背景技術
[0002] 従来より、位相雑音特性に優れた無線システムを提供するために様々な方策が採 られている。この従来の位相雑音特性に優れた無線システムの一例力 特許文献 1 に記載されている。この無線システムでは、位相雑音特性を改善するために、図 10 に示すローカル ·ノイズ'キャンセラを具備して 、る。
[0003] このローカル ·ノイズ ·キャンセラの動作を、図 10および図 11を参照して説明する。
図 11は、図 10に示すローカル ·ノイズ'キャンセラの各構成部分の周波数特性を示 す特性図である。
[0004] 入力信号は、図 11 Aに示すように、変調された IF信号 (BST— OFDM)とパイロット •キャリア (PILOT)とが多重化されており、入力位相雑音 (太斜め線部分)が重畳さ れているものとする。
[0005] ここで、入力パイロット 'キャリアの周波数を f 、入力信号の周波数を f とし、入力
PLT sig
位相雑音を Θ (t)とすると、 f および f には、入力位相雑音 Θ (t)が重畳されて 、る
PLT sig
ので、次のように示される。
f Z Θ (t)
PLT
f Z Θ (t)
sig
[0006] そして、入力信号 Aは、分配器 50で分配され、一方がパイロットブランチ、他方がシ グナルブランチへと出力される。パイロットブランチでは、分配器 50で分配された一 方の信号が、帯域通過フィルタ 51で帯域制限されて、パイロット 'キャリア成分のみが 通過して抽出され、更にリミタ増幅器 52でリミタ増幅される。
[0007] この時、帯域通過フィルタ 51からの出力信号 Bおよびリミタ増幅器 52からの出力信 号 Cの周波数特性は、図 l lB' Cに示すように、 IF信号成分は除去され、ノ ィロット · キャリア成分とそれに重畳された入力位相雑音 Θ (t)のみになる。
[0008] この時、帯域通過フィルタ 51では、遅延が発生し、この遅延時間を τ とすると、
BPF1
入力パイロット 'キャリア周波数 f には、 τ だけ遅延した入力位相雑音 0 (t— τ
PLT BPF1
)が重畳されているので、次のように示される。
BPF1
f Ζ Θ (t- τ )
PLT BPF1
[0009] 一方、シグナルブランチでは、局部発振器 60から局部発振信号 Dが出力される。こ こで、局部発振器 60から出力される局部発振信号 Dの周波数特性は、図 11Dに示 すように、局部発振周波数 (LO)の信号と、それに重畳された系内局発位相雑音で ある。
[0010] ここで、系内の局部発振信号周波数を f とし、系内の局部発振信号位相雑音を φ
LO
(t)とすると、系内の局部発振信号周波数 f には、系内の局部発振信号位相雑音 Φ
LO
(t)が重畳されているので、次のように示される。
f
LO )
[0011] そして、シグナルブランチでは、分配器 50から出力された信号が、周波数変換器 6 1において、局部発振器 60からの局部発振信号 Dで周波数変換されて信号 Eが出 力される。
[0012] ここで、周波数変 から出力される信号 Eの周波数特性は、図 11Eに示すよう に、入力信号 Aと局部発振信号 Dとの和成分と差成分とが存在する。よって、信号 E に含まれる各信号成分と重畳される位相雑音との関係は、次のようになる。
f -f Z Θ (t) φ (t)
PLT LO
f -f Z Θ (t) φ (t)
sig LO
f +f Z Θ (t) + (t)
PLT LO
f +f Z Θ (t) + (t)
sig LO
[0013] そして、周波数変換された信号 Eは、帯域通過フィルタ 62で差成分のみが通過す るように帯域制限されているので、帯域通過フィルタ 62から信号 Fとして出力され、信 号 Fの周波数特性は、図 11Fに示されるように、 Eにおける和成分が除去されて差成 分のみが存在する。
[0014] この時、帯域通過フィルタ 62では、遅延が発生し、この遅延時間を τ とすると、 抽出される差成分に重畳される位相雑音には、 て だけ遅延が発生し、信号 Fに含
BPF2
まれる各信号成分と重畳される位相雑音との関係は、次のようになる。
f f Z Θ (t- τ )- (t-τ )
PLT LO BPF2 BPF2
f f Z Θ (t- τ )- (t-τ )
sig LO BPF2 BPF2
[0015] そして、信号 Fは、遅延補正器 63で、パイロットブランチの帯域通過フィルタ 51にお ける遅延時間と等価になるように遅延が加えられ、信号 Gとして出力される。
[0016] ここで、帯域通過フィルタ 51の遅延時間 τ に対して、帯域通過フィルタ 62の遅
BPF1
延時間を τ とし、遅延補正器 63における遅延時間を Atとすると、
BPF2
τ = τ + At
BPFl BPF2
となるように、遅延補正器 63は、信号 Fに対して遅延 Atを加え、パイロットブランチ との遅延時間差を等価する。
[0017] その結果、信号 Gの周波数特性は変化せず、図 11Gに示されるようになり、信号 G に含まれる各信号成分と重畳される位相雑音との関係は、位相雑音に遅延 Atが加 わって次のようになる。
f f Ζ Θ (t-τ -Αί)-φ (t-τ -At)
PLT LO BPF2 BPF2
f f Z Θ (t- τ -Αί)~φ (t-τ -At)
sig LO BPF2 BPF2
[0018] そして、シグナルブランチの信号 Gと、上記のリミタ増幅器 52から出力されるノイロ ットブランチの信号 Cとが、周波数変換器 70で周波数変換されて、信号 Hとして出力 される。
[0019] ここで、周波数変^ ^70から出力される信号 Hの周波数特性は、図 11Hに示すよ うに、信号 Gと信号 Cとの和成分と差成分とが存在する。よって、信号 Hに含まれる各 信号成分と重畳される位相雑音との関係は、次のようになる。
f — (f -f )Ζ θ (t-τ )-{ Θ (t- τ -At)- (t- T -At)}
PLT PLT し O BPFl BPF2 BPF2
f -(f -f )Z Θ (t-τ )-{ Θ (t- τ -At)- (t- T -At)}
PLT sig し O BPFl BPF2 BPF2
f + (f -f )Z Θ (t-τ )+{ 0 (t- T -At)- (t- T -At)}
PLT PLT し O BPFl BPF2 BPF2
f + (f -f )Z Θ (t-τ )+{ 0 (t- T -At)- (t- T -At)}
PLT sig し O BPFl BPF2 BPF2
[0020] ここで、上記のように遅延補正器 63は、
τ = τ + At
BPFl BPF2 となるように、遅延 Δ tをカ卩えてシグナルブランチとパイロットブランチとの遅延時間 差を等価するので、式を整理すると次のようになる。
f Z (t- τ - A t)
BPF2
f (f — f ) Z (t— τ -A t)
LO sig PLT BPF2
2 X f f 2 X Θ (t- τ )- (t- τ -A t)
PLT LO BPF1 BPF2
f + (f f ) Z 2 X Θ (t- τ )- (t- τ A t)
PLT sig LO BPF1 BPF2
[0021] ここで、差成分に着目すると、出力信号成分の周波数は、入力信号の周波数に関 係なぐ系内の局部発振信号の周波数 (f )
LOであり、つまり一定である。また、パイロッ ト 'キャリアに着目した場合の信号のサイドバンドは、入出力で反転する。
[0022] また、出力信号の位相雑音は、入力された位相雑音 θ (X)がキャンセルされ、代わ りに系内の局部発振信号の位相雑音 Φ (X)となる。つまり、系内の局部発振信号の 位相雑音 φ (X)が十分小さければ、入力された信号の位相雑音は、十分軽減されて 出力されることがわかる。
[0023] そこで、周波数変 で周波数変換された信号 Hは、帯域通過フィルタ 71で、 差成分のみ、且つ信号成分のみが通過するように帯域制限されて信号 Iが出力され 、信号 Iの周波数特性は、図 111に示されるように、 Ηにおける和成分及び差成分内 のパイロット 'キャリア成分が除去されて差成分の信号成分のみが存在し、信号 Iに含 まれる信号成分と重畳される位相雑音との関係は、次のようになる。
f (f — f ) Ζ (t- τ -A t)
LO sig PLT BPF2
[0024] 上記ローカル ·ノイズ ·キャンセラの周波数同期及び雑音除去の原理により、例えば 入力信号に周波数偏差が生じていたとしても、局部発振器 60が発生する高い周波 数精度で高い安定度を持つ局部発振周波数に従う周波数の出力信号が得られるの で、入力信号の周波数偏差が解消できる。
[0025] また、出力信号の位相雑音は、入力信号に重畳されて 、た位相雑音 θ )がキヤ ンセルされて、代わりに系内の局部発振信号の位相雑音 φ (X)のみとなるので、系 内の局部発振信号の位相雑音 Φ (X)が十分小さければ、入力された信号の位相雑 音は、十分軽減されて出力される。
特許文献 1:特開 2002-152158号公報 発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0026] し力しながら、通信に高周波帯域の信号を用いる場合には局部発振部の発振周波 数も高くなるため、系内の局部発振部から生じる位相雑音も大きくなる。そのため、従 来の無線システムにおいては、系内の局部発振信号の位相雑音が残留するため、 系内の局部発振部力 生じる位相雑音により通信品質が劣化する問題があった。
[0027] 本発明の目的は、受信信号に重畳された位相雑音を除去するとともに、受信無線 部の系内で生じる位相雑音も除去する無線システムおよび無線通信装置を提供する ことである。
課題を解決するための手段
[0028] 本発明の無線システムは、中心周波数に信号が載らない変調信号と前記中心周波 数と同一の中心周波数を持つパイロット信号とを多重した無線信号を送信する送信 手段を具備する無線送信装置と、前記無線信号を受信するアンテナと、前記アンテ ナにて受信した受信信号を 2方向に分配する第 1の分配手段と、前記第 1の分配手 段により分配された一方の受信信号力 前記パイロット信号に対応する信号成分を 抽出する抽出手段と、局部発振信号発生手段からの局部発振信号を 2方向に分配 する第 2の分配手段と、抽出した前記パイロット信号に対応する信号成分を、前記第 2の分配手段により分配された一方の局部発振信号を用いて周波数変換する第 1の 周波数乗算手段と、前記第 1の分配手段により分配された他方の受信信号に遅延を 与える第 1の遅延付加手段と、前記第 1の周波数乗算手段にて周波数変換された前 記パイロット信号に対応する信号成分と前記第 1の遅延付加手段にて遅延が付加さ れた前記他方の受信信号とを周波数乗算する第 2の周波数乗算手段と、前記第 2の 分配手段により分配された他方の局部発振信号に遅延を与える第 2の遅延付加手 段と、前記第 2の周波数乗算手段にて周波数乗算された後の受信信号と前記第 2の 遅延付加手段にて遅延が付加された前記他方の局部発振信号とを周波数乗算し、 かつ、直交復調を行う直交復調手段とを具備する無線受信装置とを備える構成を採 る。
[0029] 本発明の無線受信装置は、中心周波数に信号が載らない変調信号と前記中心周 波数と同一の中心周波数を持つパイロット信号とが多重された無線信号を受信する アンテナと、前記アンテナにて受信した受信信号を 2方向に分配する第 1の分配手段 と、前記第 1の分配手段により分配された一方の受信信号力 前記パイロット信号に 対応する信号成分を抽出する抽出手段と、局部発振信号発生手段からの局部発振 信号を 2方向に分配する第 2の分配手段と、抽出した前記パイロット信号に対応する 信号成分を、前記第 2の分配手段により分配された一方の局部発振信号を用いて周 波数変換する第 1の周波数乗算手段と、前記第 1の分配手段により分配された他方 の受信信号に遅延を与える第 1の遅延付加手段と、前記第 1の周波数乗算手段にて 周波数変換された前記パイロット信号に対応する信号成分と前記第 1の遅延付加手 段にて遅延が付加された前記他方の受信信号とを周波数乗算する第 2の周波数乗 算手段と、前記第 2の分配手段により分配された他方の局部発振信号に遅延を与え る第 2の遅延付加手段と、前記第 2の周波数乗算手段にて周波数乗算された後の受 信信号と前記第 2の遅延付加手段にて遅延が付加された前記他方の局部発振信号 とを周波数乗算し、かつ、直交復調を行う直交復調手段とを具備する構成を採る。 発明の効果
[0030] 本発明によれば、受信信号に重畳された位相雑音を除去するとともに、受信無線 部の系内で生じる位相雑音も除去することにより、位相雑音特性を向上する無線シス テムおよび無線通信装置を提供することができる。
図面の簡単な説明
[0031] [図 1]実施の形態 1に係る無線システムの構成を示すブロック図
[図 2]無線システムにおける各信号の周波数特性を示す特性図
[図 3]実施の形態 2に係る無線システムの構成を示すブロック図
[図 4]実施の形態 3に係る無線システムの構成を示すブロック図
[図 5]実施の形態 4に係る無線システムの構成を示すブロック図
[図 6]実施の形態 5に係る無線システムの構成を示すブロック図
[図 7]実施の形態 6に係る無線システムの構成を示すブロック図
[図 8]実施の形態 7に係る無線システムの構成を示すブロック図
[図 9]実施の形態 8に係る無線システムの構成を示すブロック図 [図 10]従来の無線システムが備えるローカル'ノイズ'キャンセラの構成を示すブロッ ク図
[図 11]図 10のローカル ·ノイズ ·キャンセラの各構成部分の周波数特性を示す特性図 発明を実施するための最良の形態
[0032] 以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[0033] (実施の形態 1)
まず、本実施の形態に係る無線システムについて、図面を参照して説明する。
[0034] 図 1は、本実施の形態に係る無線システムの構成を示すブロック図である。図 1に示 すように、無線システム 100は、無線送信装置 101および無線受信装置 151を備え る。
[0035] この無線送信装置 101は、ベースバンド信号を生成する送信ベースバンド部 110と 、そのベースバンド信号に所定の処理を施して RF信号として送信する送信無線部 1 20とを有する。
[0036] この送信ベースバンド部 110では、変調信号発生部 111は、変調信号を発生し、パ ィロット信号合成部 112に与える。なお、この変調信号は、周波数軸上の中心周波数 部分に信号が載せられていないものであればどのような変調信号でもよぐ例えば、 OFDM信号やマルチキャリアの CDMA等でもよ!/ヽ。
[0037] このパイロット信号合成部 112は、変調信号発生部 111から受け取る変調信号と、 ノ ィロット信号発生部 113から受け取るノ ィロット信号とを合成し、送信無線部 120へ 与える。
[0038] 一方、送信無線部 120では、局部発振部 121は、局部発振信号を発生し直交変調 器 122に与える。
[0039] 直交変調器 122は、局部発振部 121からの局部発振信号を用いて、上記送信べ ースバンド部 110のパイロット信号合成部 112から出力された変調信号とパイロット信 号との合成信号を直交変調して、周波数乗算器 123に与える。
[0040] 周波数乗算器 123は、局部発振部 124から受け取る局部発振信号を用いて、直交 変調器 122において直交変調された信号を無線信号へと変換する。この無線信号 は、アンテナ 125を介して送信される。 [0041] 一方、無線受信装置 151は、受信無線部 165と、受信無線部 165からの信号を処 理する受信ベースバンド部 170を有する。
[0042] 受信無線部 165では、アンテナ 152は、無線送信装置 101から送信された無線信 号を受信する。この受信された無線信号は、増幅器 153で増幅された後、分配器 15
4に与えられる。
[0043] 分配器 154は、増幅器 153から受け取る信号を、変調信号ブランチおよびパイロッ トブランチと 、う 2つのルートに分配する。
[0044] パイロットブランチでは、バンドパスフィルタ 155は、分配器 154にて分配された信 号からパイロット信号成分のみを抽出する。この抽出されたパイロット信号成分は、増 幅器 156にて増幅された後、周波数乗算器 157に与えられる。
[0045] 周波数乗算器 157は、局部発振部 159の局部発振信号が分配器 158によって分 配された信号を用いて、増幅器 156にて増幅された信号を周波数乗算し、バンドパ スフィルタ 160に与える。
[0046] バンドパスフィルタ 160は、周波数乗算器 157より出力された信号力も所望の周波 数帯域の信号のみ抽出する。バンドパスフィルタ 160により抽出された信号は、周波 数乗算器 161に与えられる。
[0047] 一方、変調信号ブランチでは、遅延補正器 162は、パイロットブランチを通して周波 数乗算器 161へ到達する信号と同期するように、分配器 154から受け取る信号を遅 延させて周波数乗算器 161に与える。
[0048] 周波数乗算器 161は、遅延補正器 162からの出力信号をバンドパスフィルタ 160で 抽出された信号により、周波数乗算して直交復調器 163に出力する。
[0049] 遅延補正器 164は、局部発振部 159の局部発振信号が分配器 158によって分配 された信号に所定の遅延を施して、直交復調器 163に出力する。
[0050] 直交復調器 163は、周波数乗算器 161からの出力信号を遅延補正器 164からの 出力信号によって直交復調して受信ベースバンド部 170へ出力する。
[0051] 次いで、無線システム 100の動作を、図 1および図 2を参照して説明する。
[0052] 図 2は、無線システム 100における各信号の周波数特性を示す特性図である。なお
、図 2A— Hは、図 1において対応するアルファベットが付加された部分の信号の周 波数特性を示したものである。
[0053] 送信ベースバンド部 110から出力される変調信号とパイロット信号との合成信号 A は、図 2Aに示す周波数特性を持つ。なお、上述のとおり、ここでは、パイロット信号は 、変調信号の周波数軸上の中心に位置するようにされて!、る。
[0054] 合成信号 Aは、送信無線部 120で無線信号に周波数変換されて送信信号となり、 アンテナ 125から出力される。
[0055] 送信信号は、局部発振部 121の局部発振信号に含まれる位相雑音を Θ 、局部
IFTx 発振部 124の局部発振信号に含まれる位相雑音を Θ とし、送信信号の周波数を f
RFtx
、位相雑音を Θ とすると、次のように表される。
RF tx
f Ζ Θ (t)
RF
θ (ΐ)= θ (ΐ)+ θ (t)
tx RFtx IFtx
[0056] 無線受信装置 151で受信される受信信号 Bは、送信無線部 120で加えられた位相 雑音の他に、伝搬路での位相雑音や周波数誤差が加わるため、図 2Bに示す周波数 特性を持ち、受信時の周波数を f
RF '、位相雑音を 0
RFとすると、次のように表すことが できる。
f ' Θ (t)
RF RF
f
RF,=f +f
RF ,
θ (ί)= θ (ί)+ θ (t)
RF tx c
なお、伝搬路で生じた周波数誤差を 、伝搬路で生じた位相誤差を Θ eとする。
[0057] アンテナ 152で受信された無線信号 Bは、増幅器 153にて増幅され、分配器 154 で変調信号ブランチおよびパイロットブランチという 2方向に分配される。
[0058] ノ ィロットブランチでは、分配器 154にて分配された信号は、バンドパスフィルタ 15
5でノ ィロット信号成分 Cのみが抽出され、図 2Cに示す周波数特性を持つ。この抽 出されたパイロット信号成分 Cは、増幅器 156にて増幅された後、周波数乗算器 157 に与えられる。
[0059] 周波数乗算器 157は、局部発振部 159の局部発振信号が分配器 158によって分 配された信号を用いて、増幅器 156にて増幅された信号を周波数乗算し、バンドパ スフィルタ 160に与える。 [0060] バンドパスフィルタ 160は、周波数乗算器 157より出力された信号力も差成分のみ の信号である信号 Eを抽出する。バンドパスフィルタ 160により抽出された信号 Eは、 図 2Eに示す周波数特性を持ち、周波数乗算器 161に与えられる。
[0061] バンドパスフィルタ 160から周波数乗算器 161への入力信号 Eの周波数と位相雑 音は下記の式で与えられる。
(f '— f ) Ζ [ Θ (t+ τ )- θ (t+ τ ' )]
RF IF RF p IF IF
[0062] なお、局部発振部 159の局部発振信号の周波数を f 、位相誤差を Θ とし、また、
IF IF
分配器 158から周波数乗算器 157およびバンドパスフィルタ 160を通過して周波数 乗算器 161に入力されるまでに生じる遅延量を τ 'とし、分配器 154からバンドパス
IF
フィルタ 155、増幅器 156、周波数乗算器 157およびバンドパスフィルタ 160を通過 して周波数乗算器 161に入力されるまでに生じる遅延量を τ とする。
Ρ
[0063] 一方、変調信号ブランチでは、分配器 154で分配された信号は、遅延補正器 162 にて遅延量 τを施され、信号 Dとして周波数乗算器 161へ出力される。なお、遅延 補正器 162は、 τ が τ に等しくなるように遅延量を付加している。
s ρ
[0064] この信号 Dは、図 2Dに示す周波数特性を持ち、周波数と位相雑音は下記の式で 与えられる。
f ' Ζ Θ (t+ τ )
RF RF s
て = て
s p
[0065] 周波数乗算器 161は、信号 Dを、バンドパスフィルタ 160からの出力信号 Eを用い て周波数乗算し、信号 Fとして直交復調器 163に出力する。
[0066] この信号 Fは、図 2Fに示す周波数特性を持ち、周波数と位相は下記のようになる。
f ' Ζ Θ (t+ τ )- (f ' -f ) Ζ [ Θ (t+ τ )- Θ (t+ τ ' )]=f Z Θ (t+ τ ,)
RF RF s RF IF RF p IF IF IF IF IF
[0067] これは、信号 Fには、受信時に含まれて!/、た周波数誤差 fと位相雑音 Θ は除去さ
RF
れ、系内で生じた位相誤差 Θ のみが残って!/、ることを示して!/、る。
IF
[0068] 直交復調器 163は、信号 Fを、分配器 158にて分配された後に遅延補正器 164〖こ て遅延量 τ が施された信号 Gを用いて直交復調し、信号 Ηとして受信ベースバンド
IFp
部 170へ出力する。なお、遅延補正器 164は、分配器 158から周波数乗算器 157、 バンドパスフィルタ 160および周波数乗算器 161を通過して直交復調器 163に入力 されるまでに生じる遅延量を τ とすると、 τ とて が等しくなるように遅延を付加し
IFs IFp IFs
ている。
[0069] 遅延補正器 164の出力信号 Gは、図 2Gに示す周波数特性を持ち、次の式で表さ れる。
f Z Θ (t+ τ )
IF IF IFp
[0070] また、周波数乗算器 161の出力信号 Fは、上記のとおり、
f Z Θ (t+ τ ,)
IF IF IF
で表される。
[0071] ここで、 τ とて とが等しいことから、信号 Gと信号 Fとは、全く同一の周波数と位
IFp IFs
相雑音を持っている。そのため、周波数誤差と位相雑音を完全に除去することができ るので、信号 Hは、周波数誤差および位相雑音が完全に除去され、図 2Hに示す周 波数特性を持つ。この信号 Hは、直交復調後のベースバンド信号を示している。
[0072] 以上のように、無線送信装置 101は、送信信号の中心周波数にパイロット信号がの るように多重して送信し、無線受信装置 151は、受信信号と同じ周波数誤差と位相雑 音を持ったパイロット信号で周波数乗算を行い、かつ、系内で発生する位相雑音に 関しても同じ位相雑音を持った信号を用いて直交復調を行う。そのため、受信信号 に含まれる周波数誤差と位相誤差を除去することができるとともに、系内で発生する 位相誤差も完全に除去することができる。
[0073] なお、バンドパスフィルタ 155でパイロット信号成分を抽出する際、ノ ンドパスフィル タ 155の帯域外の位相雑音は抽出されな 、ため、送信無線部 120にお 、て抑圧す る必要がある。本実施の形態においては、局部発振部 121および局部発振部 124に より抑圧することが可能である。
[0074] 例えば、局部発振部 121および局部発振部 124を PLL周波数シンセサイザとして 構成することができる。この場合、 PLL周波数シンセサイザのループ帯域幅をバンド パスフィルタ 155の帯域幅以下に設計することで、バンドパスフィルタ 155の通過帯 域外に存在する局部発振部 121および局部発振部 124の位相雑音を抑圧すること が可能となり、局部発振部 121および局部発振部 124で発生する位相雑音を除去す ることがでさる。 [0075] このように実施の形態 1によれば、無線受信装置 151に、中心周波数に信号が載ら ない変調信号とその中心周波数と同一の中心周波数を持つパイロット信号とが多重 された無線信号を受信するアンテナ 152と、アンテナ 152にて受信した受信信号を 2 方向に分配する分配器 154と、分配器 154により分配された一方の受信信号から前 記パイロット信号に対応する信号成分を抽出するバンドパスフィルタ 155と、抽出した 前記パイロット信号に対応する信号成分を、局部発振部 159にて発生した局部発振 信号であって分配器 158により 2方向に分配した一方の局部発振信号を用いて周波 数変換する周波数乗算器 157と、分配器 154により分配された他方の受信信号に遅 延を与える遅延補正器 162と、周波数乗算器 157にて周波数変換された前記パイ口 ット信号に対応する信号成分と遅延補正器 162にて遅延が付加された前記他方の 受信信号とを周波数乗算する周波数乗算器 161と、分配器 158により 2方向に分配 された他方の局部発振信号に遅延を与える遅延補正器 164と、周波数乗算器 161 にて周波数乗算された後の受信信号と遅延補正器 164にて遅延が付加された前記 他方の局部発振信号とを周波数乗算し、かつ、直交復調を行う直交復調器 163とを 設けた。
[0076] こうすることにより、受信信号と同じ周波数誤差と位相雑音を持ったパイロット信号で 周波数乗算を行い、かつ、系内で発生する位相雑音に関しても同じ位相雑音を持つ た信号を用いて直交復調を行うので、受信信号に含まれる周波数誤差と位相誤差を 除去することができるとともに、系内で発生する位相誤差も完全に除去することができ る。
[0077] (実施の形態 2)
図 3は、本実施の形態 2に係る無線システムの構成を示すブロック図である。なお、 図 3に示す無線システム 300の無線受信装置 351は、実施の形態 1の無線システム 100の無線受信装置 151と比べて、分配器 154とバンドパスフィルタ 155との間に、 増幅器 353を追加した点のみが異なり、その他の構成は同様である。したがって、以 下では、同様の構成については説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
[0078] 本実施の形態では、変調信号ブランチとパイロット信号ブランチとを比較すると、パ ィロット信号ブランチではバンドパスフィルタ 155およびバンドパスフィルタ 160を有し ているため、 NF特性および弱電界時の CZN特性において、変調信号ブランチより 劣化していることに着目し、無線受信装置 351の受信無線部 352において、分配器 154とバンドパスフィルタ 155との間に、増幅器 353を追カロした。
[0079] 受信無線部 352では、ノ ィロットブランチにおいて、増幅器 353は、分配器 154で 分配された信号を増幅しバンドパスフィルタ 155に与える。
[0080] バンドパスフィルタ 155は、増幅器 353にて増幅された信号力もパイロット信号成分 のみを抽出する。
[0081] 以上のように、バンドパスフィルタ 155の前段に増幅器 353を追加することで、パイ ロットブランチの NF特性および弱電界時の CZN特性を改善することが可能となる。
[0082] このように実施の形態 2によれば、無線受信装置 351に、中心周波数に信号が載ら ない変調信号とその中心周波数と同一の中心周波数を持つパイロット信号とが多重 された無線信号を受信するアンテナ 152と、アンテナ 152にて受信した受信信号を 2 方向に分配する分配器 154と、分配器 154により分配された一方の受信信号から前 記パイロット信号に対応する信号成分を抽出するバンドパスフィルタ 155と、抽出した 前記パイロット信号に対応する信号成分を、局部発振部 159にて発生した局部発振 信号であって分配器 158により 2方向に分配した一方の局部発振信号を用いて周波 数変換する周波数乗算器 157と、分配器 154により分配された他方の受信信号に、 遅延を与える遅延補正器 162と、周波数乗算器 157にて周波数変換された前記パイ ロット信号に対応する信号成分と遅延補正器 162にて遅延が付加された前記他方の 受信信号とを周波数乗算する周波数乗算器 161と、分配器 158により 2方向に分配 された他方の局部発振信号に遅延を与える遅延補正器 164と、周波数乗算器 161 にて周波数乗算された後の受信信号と遅延補正器 164にて遅延が付加された前記 他方の局部発振信号とを周波数乗算し、かつ、直交復調を行う直交復調器 163とを 設けた。
[0083] さらに、無線受信装置 351は、分配器 154により分配された前記一方の信号を増 幅し、バンドパスフィルタ 155へ出力する増幅器 353を備える。
[0084] こうすることにより、ノ ィロットブランチを介して周波数乗算器 161に入力される信号
(信号 E)の NF特性および弱電界時の CZN特性を向上することができるため、位相 雑音特性をさらに向上することができる。
[0085] (実施の形態 3)
図 4は、本実施の形態 3に係る無線システムの構成を示すブロック図である。なお、 図 4に示す無線システム 400の無線受信装置 451は、実施の形態 1の無線システム 100の無線受信装置 151と比べて、増幅器 156の代わりに可変利得増幅器 453を 追加し、周波数乗算器 161と直交復調器 163との間に、可変利得増幅器 454を追カロ し、受信ベースバンド部 170の代わりに受信電力算出部 471を備えた受信ベースバ ンド部 470とした点のみが異なり、その他の構成は同様である。したがって、以下では 、同様の構成については説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
[0086] 受信電力算出部 471は、直交復調器 163から出力される信号 Hの電力力 受信信 号の電力を計算する。そして、受信ベースバンド部 470は、この計算結果に応じた制 御信号を可変利得増幅器 453および可変利得増幅器 454に与えて、その利得を制 御する。
[0087] こうすることで、制御信号を受けた可変利得増幅器 453は、周波数乗算器 157への 入力レベルを一定にし、可変利得増幅器 454は、直交復調器 163への入力レベル を一定にすることで、受信ベースバンド部 470への入力レベルを一定に保つことがで きる。
[0088] 以上のように、受信レベルが変化した際にも受信ベースバンド部への入力レベルを 一定に保つことができるため、広い受信レベルに対して動作する無線システムを実現 することができる。
[0089] このように実施の形態 3によれば、無線受信装置 451に、中心周波数に信号が載ら ない変調信号とその中心周波数と同一の中心周波数を持つパイロット信号とが多重 された無線信号を受信するアンテナ 152と、アンテナ 152にて受信した受信信号を 2 方向に分配する分配器 154と、分配器 154により分配された一方の受信信号から前 記パイロット信号に対応する信号成分を抽出するバンドパスフィルタ 155と、抽出した 前記パイロット信号に対応する信号成分を、局部発振部 159にて発生した局部発振 信号であって分配器 158により 2方向に分配した一方の局部発振信号を用いて周波 数変換する周波数乗算器 157と、分配器 154により分配された他方の受信信号に遅 延を与える遅延補正器 162と、周波数乗算器 157にて周波数変換された前記パイ口 ット信号に対応する信号成分と遅延補正器 162にて遅延が付加された前記他方の 受信信号とを周波数乗算する周波数乗算器 161と、分配器 158により 2方向に分配 された他方の局部発振信号に遅延を与える遅延補正器 164と、周波数乗算器 161 にて周波数乗算された後の受信信号と遅延補正器 164にて遅延が付加された前記 他方の局部発振信号とを周波数乗算し、かつ、直交復調を行う直交復調器 163とを 設けた。
[0090] さらに、無線受信装置 451は、直交復調器 163の出力信号の振幅に基づいて、前 記受信信号の受信電力値を算出する受信電力算出部 471と、周波数乗算器 157の 前段に配置され、バンドパスフィルタ 155が抽出した前記パイロット信号に対応する 信号成分を前記受信電力値に応じて増幅する可変利得増幅器 453と、直交復調器 163の前段に設けられ、周波数乗算器 161にて周波数乗算された後の信号を前記 受信電力値に応じて増幅する可変利得増幅 454とを備える。
[0091] こうすることにより、アンテナ 152にて受信する受信電力が変動しても、その受信電 力値に応じた増幅が可能となり、周波数乗算器 157への入力レベルおよび直交復調 器 163への入力レベルを一定にすることができるので、受信電力が変動しても、位相 雑音特性の劣化を防止することができる。
[0092] (実施の形態 4)
図 5は、本実施の形態 4に係る無線システムの構成を示すブロック図である。なお、 図 5に示す無線システム 500の無線受信装置 551は、実施の形態 3の無線システム 400の無線受信装置 451と比べて、遅延補正器 162の代わりに可変遅延補正器 55 3とし、遅延補正器 164の代わりに可変遅延補正器 554とし、受信ベースバンド部 47 0の代わりに受信電力算出部 471および遅延量算出部 571を備える受信ベースバン ド部 570とした点のみが異なり、その他の構成は同様である。したがって、以下では、 同様の構成については説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
[0093] 受信レベルに応じて利得を変化させる可変利得増幅器 453および可変利得増幅 器 454では、利得の変化と同時に、遅延量の変化も生じる。
[0094] そこで、遅延量算出部 571は、可変利得増幅器 453および可変利得増幅器 454の 利得を制御する受信電力算出部 471からの制御信号を用いて、可変遅延補正器 55 3および可変遅延補正器 554の遅延量を決定し、それぞれに制御信号を出力する。
[0095] 制御信号を受けた可変遅延補正器 553は、可変利得増幅器 453での遅延量の変 化を補正し、可変遅延補正器 554は、可変利得増幅器 454での遅延量の変化を補 正する。
[0096] 以上のように、受信レベルが変化した際にも受信ベースバンド部 570への入カレべ ルを一定に保つことができ、かつ、受信レベルの変化で生じた系内の遅延量の変化 に対しても補正することができるので、広 、受信レベルに対し安定して動作する無線 システムを実現することができる。
[0097] このように実施の形態 4によれば、無線受信装置 551に、中心周波数に信号が載ら ない変調信号とその中心周波数と同一の中心周波数を持つパイロット信号とが多重 された無線信号を受信するアンテナ 152と、アンテナ 152にて受信した受信信号を 2 方向に分配する分配器 154と、分配器 154により分配された一方の受信信号から前 記パイロット信号に対応する信号成分を抽出するバンドパスフィルタ 155と、抽出した 前記パイロット信号に対応する信号成分を、局部発振部 159にて発生した局部発振 信号であって分配器 158により 2方向に分配した一方の局部発振信号を用いて周波 数変換する周波数乗算器 157と、分配器 154により分配された他方の受信信号に、 遅延を与える可変遅延補正器 553と、周波数乗算器 157にて周波数変換された前 記パイロット信号に対応する信号成分と可変遅延補正器 553にて遅延が付加された 前記他方の受信信号とを周波数乗算する周波数乗算器 161と、分配器 158により 2 方向に分配された他方の局部発振信号に遅延を与える可変遅延補正器 554と、周 波数乗算器 161にて周波数乗算された後の受信信号と可変遅延補正器 554にて遅 延が付加された前記他方の局部発振信号とを周波数乗算し、かつ、直交復調を行う 直交復調器 163とを設けた。
[0098] さらに、無線受信装置 551は、直交復調器 163の出力信号の振幅に基づいて、前 記受信信号の受信電力値を算出する受信電力算出部 471と、前記受信電力値に基 づいて遅延量を算出する遅延量算出部 571を具備し、可変遅延補正器 553および 可変遅延補正器 554は、前記遅延量に基づ!/、て付加する遅延を変化させる。 [0099] こうすることにより、受信レベルの変化で生じた系内の遅延量の変化に対しても補 正することができるので、周波数乗算器 161および直交復調器 163における入力信 号の位相を合わせることができるので、位相雑音特性を向上することができる。
[0100] (実施の形態 5)
図 6は、本発明の実施の形態 5に係る無線システムの構成を示すブロック図である。 なお、図 6に示す無線システム 600の無線受信装置 651は、実施の形態 1の無線シ ステム 100の無線受信装置 151と比べて、直交復調器 163の代わりに周波数乗算器 653とし、受信ベースバンド部 170の代わりに受信ベースバンド部 670とした点のみ が異なり、その他の構成は同様である。したがって、以下では、同様の構成について は説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
[0101] 周波数乗算器 653は、周波数乗算器 161から出力された信号 Fと、遅延補正器 16 4にて遅延を施された信号 Gとを乗算して、受信ベースバンド部 670へ出力する。受 信ベースバンド部 670は、この信号を受信処理する。
[0102] このように、本実施の形態によれば、受信無線部 652では周波数乗算のみを行い、 受信ベースバンド部 670で直交復調を行うような方式にも対応でき、直交復調器で 生じる直交誤差による通信品質の劣化を抑えることができる。
[0103] (実施の形態 6)
図 7は、本発明の実施の形態 6に係る無線システムの構成を示すブロック図である。 なお、図 7に示す無線システム 700の無線受信装置 751は、実施の形態 1の無線シ ステム 100の無線受信装置 151と比べて、増幅器 153と分配器 154との間に、可変 利得増幅器 753を追加し、受信ベースバンド部 170の代わりに受信電力算出部 771 を備える受信ベースバンド部 770とした点のみが異なり、その他の構成は同様である 。したがって、以下では、同様の構成については説明を省略し、異なる点についての み説明する。
[0104] 受信電力算出部 771は、直交復調器 163から出力される信号 Hの電力力 受信信 号の電力を計算する。そして、受信ベースバンド部 770は、この計算結果に応じた制 御信号を可変利得増幅器 753に与えて、その利得を制御する。
[0105] 可変利得増幅器 753は、増幅器 153から出力される信号を、受信ベースバンド部 7 70より受け取る制御信号に基づいて増幅し、分配器 154への入力信号を一定レべ ルにする。
[0106] 以上のように、受信信号を分配器 154で分配する前に電力調整を行うため、受信 信号とパイロット信号とで別個に電力調整を行う必要がなぐ簡易な構成で広い受信 レベルに対して動作する無線システムを実現することができる。
[0107] なお、受信電力算出部 771と実施の形態 3および実施の形態 4の受信電力算出部 471とは、信号 Hの電力から受信信号の電力を計算するものであり、この計算結果の 出力する場所が異なるのみであるため、本実施の形態は、実施の形態 3および実施 の形態 4についても適用することができる。
[0108] このように実施の形態 6によれば、無線受信装置 751に、中心周波数に信号が載ら ない変調信号とその中心周波数と同一の中心周波数を持つパイロット信号とが多重 された無線信号を受信するアンテナ 152と、アンテナ 152にて受信した受信信号を 2 方向に分配する分配器 154と、分配器 154により分配された一方の受信信号から前 記パイロット信号に対応する信号成分を抽出するバンドパスフィルタ 155と、抽出した 前記パイロット信号に対応する信号成分を、局部発振部 159にて発生した局部発振 信号であって分配器 158により 2方向に分配した一方の局部発振信号を用いて周波 数変換する周波数乗算器 157と、分配器 154により分配された他方の受信信号に遅 延を与える遅延補正器 162と、周波数乗算器 157にて周波数変換された前記パイ口 ット信号に対応する信号成分と遅延補正器 162にて遅延が付加された前記他方の 受信信号とを周波数乗算する周波数乗算器 161と、分配器 158により 2方向に分配 された他方の局部発振信号に遅延を与える遅延補正器 164と、周波数乗算器 161 にて周波数乗算された後の受信信号と遅延補正器 164にて遅延が付加された前記 他方の局部発振信号とを周波数乗算し、かつ、直交復調を行う直交復調器 163とを 設けた。
[0109] さらに無線受信部 751は、直交復調器 163の出力信号の振幅に基づいて、前記受 信信号の受信電力値を算出する受信電力算出部 771と、分配器 154の前段に設け られ、前記受信信号を前記受信電力値に応じて増幅する可変利得増幅器 753とを 備える。 [0110] こうすること〖こより、受信信号を分配器 154で分配する前に電力調整を行うため、受 信信号とパイロット信号とで別個に電力調整を行う必要がなぐ簡易な構成で直交復 調器 163への入力レベルを一定にすることができる。
[0111] (実施の形態 7)
図 8は、本実施の形態 7に係る無線システムの構成を示すブロック図である。なお、 図 7に示す無線システム 800の無線受信装置 851は、実施の形態 1の無線システム 100の無線受信装置 151と比べて、直交復調器 163の後段に可変利得増幅器 853 と可変利得増幅器 854を追加し、受信ベースバンド部 170の代わりに受信電力算出 部 871を備えた受信ベースバンド部 870とした点のみが異なり、その他の構成は同 様である。したがって、以下では、同様の構成については説明を省略し、異なる点に ついてのみ説明する。
[0112] 受信ベースバンド部 870は、直交復調器 163から信号 Hを受け取り、受信電力演 算部 871にて、信号 Hの電力を計算する。そして、受信ベースバンド部 870は、この 計算結果に応じた制御信号を可変利得増幅器 853および可変利得増幅器 854に与 えて、それらの利得を制御する。こうすることで、広い範囲の受信レベル変動に対応 することが可能となる。
[0113] このように実施の形態 7によれば、無線受信装置 851に、中心周波数に信号が載ら ない変調信号とその中心周波数と同一の中心周波数を持つパイロット信号とが多重 された無線信号を受信するアンテナ 152と、アンテナ 152にて受信した受信信号を 2 方向に分配する分配器 154と、分配器 154により分配された一方の受信信号から前 記パイロット信号に対応する信号成分を抽出するバンドパスフィルタ 155と、抽出した 前記パイロット信号に対応する信号成分を、局部発振部 159にて発生した局部発振 信号であって分配器 158により 2方向に分配した一方の局部発振信号を用いて周波 数変換する周波数乗算器 157と、分配器 154により分配された他方の受信信号に遅 延を与える遅延補正器 162と、周波数乗算器 157にて周波数変換された前記パイ口 ット信号に対応する信号成分と遅延補正器 162にて遅延が付加された前記他方の 受信信号とを周波数乗算する周波数乗算器 161と、分配器 158により 2方向に分配 された他方の局部発振信号に遅延を与える遅延補正器 164と、周波数乗算器 161 にて周波数乗算された後の受信信号と遅延補正器 164にて遅延が付加された前記 他方の局部発振信号とを周波数乗算し、かつ、直交復調を行う直交復調器 163とを 設けた。
[0114] さらに無線受信装置 851は、直交復調器 163の出力信号の振幅に基づいて、前記 受信信号の受信電力値を算出する受信電力算出部 871と、直交復調部 163にて直 交復調された信号を前記受信電力値に応じて増幅する可変利得増幅部 853および 可変利得増幅部 854とを備える。
[0115] こうすることにより、受信電力が変動しても、位相雑音特性の劣化を防止することが できる。
[0116] (実施の形態 8)
図 9は、実施の形態 8に係る無線システムの構成を示すブロック図である。図 9に示 す無線システム 900の無線受信装置 951は、実施の形態 1の無線受信装置 151に 比べて、分配器 154の後段に帯域制限フィルタ 953を有する点で異なり、その他の 構成は同様である。したがって、以下では、同様の構成については説明を省略し、異 なる点についてのみ説明する。
[0117] ここで信号 Dのようにパイロット信号成分が中心周波数に載っている場合、 DCオフ セットが生じている可能性があり、受信特性が劣化するおそれがある。
[0118] そこで、帯域制限フィルタ 953は、分配器 154から受け取る信号から、パイロット信 号成分のみを除去するように設定されている。そのため、本実施の形態における遅 延補正器 162からの出力信号である信号 Dは、中心周波数領域にあるパイロット信 号成分に相当するピークがな 、状態となって 、る。
[0119] そして、周波数乗算器 161においては、中心周波数領域にあるパイロット信号成分 に相当するピークが除去されている信号 Dと、信号 Eとを掛け合わせて直交復調器 1 63に与える。こうすることにより、変調信号ブランチの帯域制限フィルタ 953により周 波数乗算器 161に入力される信号における中心周波数領域にあるパイロット信号成 分に相当するピークが除去されるため、その周波数乗算器 161に入力される信号に おける DCオフセットの影響を除去することができる。そのため、周波数乗算器 161か ら直交復調器 163へ入力される信号において歪みが発生するのを防止することがで きるので、受信特性を向上することができる。すなわち、 DCオフセットに起因して生じ る歪みの発生を防止することにより、受信特性を向上することができる。
[0120] このように実施の形態 8によれば、無線受信装置 951に、中心周波数に信号が載ら ない変調信号とその中心周波数と同一の中心周波数を持つパイロット信号とが多重 された無線信号を受信するアンテナ 152と、アンテナ 152にて受信した受信信号を 2 方向に分配する分配器 154と、分配器 154により分配された一方の受信信号から前 記パイロット信号に対応する信号成分を抽出するバンドパスフィルタ 155と、抽出した 前記パイロット信号に対応する信号成分を、局部発振部 159にて発生した局部発振 信号であって分配器 158により 2方向に分配した一方の局部発振信号を用いて周波 数変換する周波数乗算器 157と、分配器 154により分配された他方の受信信号に遅 延を与える遅延補正器 162と、周波数乗算器 157にて周波数変換された前記パイ口 ット信号に対応する信号成分と遅延補正器 162にて遅延が付加された前記他方の 受信信号とを周波数乗算する周波数乗算器 161と、分配器 158により 2方向に分配 された他方の局部発振信号に遅延を与える遅延補正器 164と、周波数乗算器 161 にて周波数乗算された後の受信信号と遅延補正器 164にて遅延が付加された前記 他方の局部発振信号とを周波数乗算し、かつ、直交復調を行う直交復調器 163とを 設けた。
[0121] さらに無線受信装置 951は、遅延付加器 162の前段に設けられ、分配器 154により 分配された前記他方の受信信号力 その中心周波数と同一の中心周波数を持つパ ィロット信号に対応する信号成分を取り除く制限帯域フィルタ 953を備える。
[0122] こうすることにより、帯域制限フィルタ 953により周波数乗算器 161に入力される信 号における中心周波数領域にあるノ ィロット信号成分に相当するピークが除去される ため、その周波数乗算器 161に入力される信号における DCオフセットの影響を除去 することができる。そのため、直交復調器 163へ入力される信号において歪みが発生 するのを防止することができるので、受信特性を向上することができる。なお、上記説 明においては分配器 154と遅延付加器 162との間に帯域制限フィルタ 953を設けた 力 これに限定されるものではなぐ遅延付加器 162と周波数乗算器 161との間に配 設しても同様の効果が得られる。 [0123] 本明細書は、 2004年 3月 25日出願の特願 2004— 089726に基づく。この内容は すべてここに含めておく。
産業上の利用可能性
[0124] 本発明無線システムおよび無線通信装置は、受信信号に重畳された位相雑音を 除去するとともに、受信無線部の系内で生じる位相雑音も除去することにより、位相 雑音特性を向上するものとして有用である。

Claims

請求の範囲
[1] 中心周波数に信号が載らない変調信号と前記中心周波数と同一の中心周波数を 持つパイロット信号とを多重した無線信号を送信する送信手段を具備する無線送信 装置と、
前記無線信号を受信するアンテナと、前記アンテナにて受信した受信信号を 2方向 に分配する第 1の分配手段と、前記第 1の分配手段により分配された一方の受信信 号から前記パイロット信号に対応する信号成分を抽出する抽出手段と、局部発振信 号発生手段からの局部発振信号を 2方向に分配する第 2の分配手段と、抽出した前 記パイロット信号に対応する信号成分を、前記第 2の分配手段により分配された一方 の局部発振信号を用いて周波数変換する第 1の周波数乗算手段と、前記第 1の分配 手段により分配された他方の受信信号に遅延を与える第 1の遅延付加手段と、前記 第 1の周波数乗算手段にて周波数変換された前記パイロット信号に対応する信号成 分と前記第 1の遅延付加手段にて遅延が付加された前記他方の受信信号とを周波 数乗算する第 2の周波数乗算手段と、前記第 2の分配手段により分配された他方の 局部発振信号に遅延を与える第 2の遅延付加手段と、前記第 2の周波数乗算手段に て周波数乗算された後の受信信号と前記第 2の遅延付加手段にて遅延が付加され た前記他方の局部発振信号とを周波数乗算し、かつ、直交復調を行う直交復調手段 と、を具備する無線受信装置と、
を備える無線システム。
[2] 中心周波数に信号が載らない変調信号と前記中心周波数と同一の中心周波数を 持つパイロット信号とが多重された無線信号を受信するアンテナと、
前記アンテナにて受信した受信信号を 2方向に分配する第 1の分配手段と、 前記第 1の分配手段により分配された一方の受信信号力 前記パイロット信号に対 応する信号成分を抽出する抽出手段と、
局部発振信号発生手段力 の局部発振信号を 2方向に分配する第 2の分配手段と 抽出した前記パイロット信号に対応する信号成分を、前記第 2の分配手段により分 配された一方の局部発振信号を用いて周波数変換する第 1の周波数乗算手段と、 前記第 1の分配手段により分配された他方の受信信号に遅延を与える第 1の遅延 付加手段と、
前記第 1の周波数乗算手段にて周波数変換された前記パイロット信号に対応する 信号成分と前記第 1の遅延付加手段にて遅延が付加された前記他方の受信信号と を周波数乗算する第 2の周波数乗算手段と、
前記第 2の分配手段により分配された他方の局部発振信号に遅延を与える第 2の 遅延付加手段と、
前記第 2の周波数乗算手段にて周波数乗算された後の受信信号と前記第 2の遅延 付加手段にて遅延が付加された前記他方の局部発振信号とを周波数乗算し、かつ 、直交復調を行う直交復調手段と、
を具備する無線受信装置。
[3] 前記第 1の分配手段により分配された前記一方の受信信号を増幅し、前記抽出手 段へ出力する増幅手段を具備する請求項 2記載の無線受信装置。
[4] 前記直交復調手段の出力信号の振幅に基づいて、前記受信信号の受信電力値を 算出する受信電力算出手段と、
前記第 1の周波数乗算手段の前段に配置され、前記抽出手段が抽出した前記パイ ロット信号に対応する信号成分を前記受信電力値に応じて増幅する第 1の可変利得 増幅手段と、
前記直交復調手段の前段に設けられ、前記第 2の周波数乗算手段にて周波数乗 算された後の信号を前記受信電力値に応じて増幅する第 2の可変利得増幅手段と、 を具備する請求項 2記載の無線受信装置。
[5] 前記直交復調手段の出力信号の振幅に基づいて、前記受信信号の受信電力値を 算出する受信電力算出手段と、
前記分配手段の前段に設けられ、前記受信信号を前記受信電力値に応じて増幅 する可変利得増幅手段と、
を具備する請求項 2記載の無線受信装置。
[6] 前記直交復調手段の出力信号の振幅に基づいて、前記受信信号の受信電力値を 算出する受信電力算出手段と、 前記受信電力値に基づいて遅延量を算出する遅延量算出手段を具備し、 前記第 1の遅延付加手段および前記第 2の遅延付加手段は、前記遅延量に基づ いて付加する遅延を変化させる請求項 2記載の無線受信装置。
[7] 前記直交復調手段を、前記第 2の周波数乗算手段の出力信号と前記第 2の遅延 付加手段の出力信号とを周波数乗算する他の周波数乗算手段とする請求項 2記載 の無線受信装置。
[8] 前記直交復調手段の出力信号の振幅に基づいて、前記受信信号の受信電力値を 算出する受信電力算出手段と、
直交復調手段にて直交復調された信号を前記受信電力値に応じて増幅する可変 利得増幅手段と、
を具備する請求項 2記載の無線受信装置。
[9] 前記第 1の遅延付加手段の前段に設けられ、前記第 1の分配手段により分配され た前記他方の受信信号力 その中心周波数と同一の中心周波数を持つパイロット信 号に対応する信号成分を取り除く制限帯域フィルタを具備する請求項 2記載の無線 受信装置。
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