JP2002185267A - 電力増幅器 - Google Patents

電力増幅器

Info

Publication number
JP2002185267A
JP2002185267A JP2000385105A JP2000385105A JP2002185267A JP 2002185267 A JP2002185267 A JP 2002185267A JP 2000385105 A JP2000385105 A JP 2000385105A JP 2000385105 A JP2000385105 A JP 2000385105A JP 2002185267 A JP2002185267 A JP 2002185267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
input
distortion
output
power amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000385105A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumito Tomaru
史人 都丸
Takuya Takahashi
卓也 高橋
Hiroki Sato
広樹 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2000385105A priority Critical patent/JP2002185267A/ja
Publication of JP2002185267A publication Critical patent/JP2002185267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】必要に応じてキャリア数を増減するようなシス
テムにおいても、キャリア数、出力電力に関わらず常に
最適な歪み補償動作を行う共通増幅器を実現する。 【解決手段】パイロット信号を、複数のRF信号の周波
数関係から相互変調歪が発生すべき周波数に挿入し、増
幅器に入力されるRF信号の波数によりパイロット信号
の挿入・非挿入を制御するようにすることで、増幅すべ
きキャリアが、状況に応じてオン/オフされるような場
合でも、歪み補償を行うための基準信号が常に存在する
ため、常に最適な歪み補償を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線または有線ま
たはそれらを組合せて、音声、データ等の伝送を行うた
めの通信装置に関わるものであり、特に電力増幅器に関
わる。
【0002】
【従来の技術】図3によって従来技術を説明する。図3
は、従来の電力増幅器の構成を示すブロック図である。
入力端子1を介して入力された音声やデータ等の情報を
含む変調信号は、送信装置3に与えられる。送信装置3
は所定の変調方式で変調された周波数の異なる高周波信
号(以下、RF信号)を生成して、合成器5に与える。
また、入力端子2を介して入力された音声やデータ等の
情報を含む変調信号は、送信装置4に与えられる。送信
装置4は所定の変調方式で変調された周波数の異なる高
周波信号(以下、RF信号)を生成して、合成器5に与
える。ここでは、例えば、π/4シフトQPSK変調方
式の変調を行う。
【0003】合成器5は、入力されたこれら2つのRF
信号を合成し、分波器6に与える。分波器6は入力され
た信号を2つに分波し、分波された一方の信号を加算器
8に与え、分波された他方の信号を遅延素子9に与え
る。また、加算器8には別に、パイロット信号発生器7
で生成されたパイロット信号が与えられる。そして加算
器8はこれら入力された信号を加算して、ベクトル調整
器10を介して主増幅器11に与える。主増幅器11
は、出力端子19において所定の送信電力で出力される
ように、入力された信号を増幅する。主増幅器11から
出力される信号には、入力信号であるRF信号と、加算
器8で加算されたパイロット信号の増幅された成分と、
更に、主増幅器11が有する非線形性によって生じた相
互変調歪成分が含まれる。
【0004】この相互変調歪成分は妨害波となるため、
図3に示した構成のフィードフォワード方式(以下、F
F方式と称する)による歪補償がなされる。以下、この
歪補償について説明する。分波器6で分波され、遅延素
子9に入力された信号には、主増幅器11側で生じる歪
成分とパイロット信号が含まれていない。遅延素子9
は、主増幅器11側の経路で生じる遅延量と同じ遅延
を、入力された無歪の信号に施し、減算器12に与え
る。
【0005】一方、主増幅器11の出力信号は、方向性
結合器14に与えられる。方向性結合器14は入力され
た信号を分波し、分波された一方の信号を遅延素子15
に与え、分波された他方の信号を減算器12に与える。
減算器12の出力信号は、ベクトル調整器13と歪抽出
制御部20とに与えられる。減算器12は、主増幅器1
1から分波された出力信号から、遅延素子9から入力さ
れた信号を減算する。従って、減算器出力12の出力に
は、歪み成分とパイロット信号のみが出力されることに
なる。このとき、減算器12に入力される各々のRF信
号の振幅と位相がそれぞれ一致していないとRF信号が
十分抑圧できなくなってしまうため、歪抽出制御部20
は、減算器12の出力電力をモニタし、更にその電力が
最小となるようにベクトル調整器10に制御信号を与
え、ベクトル調整器10に入力される信号の位相と振幅
を調整する。
【0006】次に減算器12の出力信号は、ベクトル調
整器13を介して誤差増幅器16に与えられ増幅され
る。誤差増幅器16は入力された信号を増幅して方向性
結合器17に与える。 一方、遅延素子15では、ベク
トル調整器13や誤差増幅器16側で生じる遅延量と同
じ遅延を入力された主信号に施し、方向性結合器17に
与える。方向性結合器17は、遅延素子15出力である
主信号に含まれる歪み成分に対し、誤差増幅器16の出
力を同振幅かつ逆位相で合成することによって、歪成分
の相殺を行なう。この時、パイロット信号成分も歪み成
分と同様に、抑圧され相殺される。方向性結合器17の
出力信号は、方向性結合器18に与えられ、方向性結合
器18は入力された信号を2つに分波する。分波された
一方の信号は出力端子19を介して送信され、他方の信
号はバンドパスフィルタ(BPF)25に与えられる。
【0007】誤差増幅器16の出力の振幅と位相を極力
正確に合せるために、方向性結合器18で分波してBP
F25に与えられた信号は、BPF25によってパイロ
ット信号のみを抽出し、その信号強度が最小となるよう
に歪補償制御部21に制御信号を与える。歪補償制御部
21は入力された制御信号に基づいて、ベクトル調整器
13を調整して位相と振幅を調整する。
【0008】電力増幅器で増幅されるRF信号、相互変
調歪み、及びパイロット信号の周波数関係を図5に示
す。図5は、主増幅器11の出力側におけるRF信号、
相互変調歪み、及びパイロット信号の周波数の相対的関
係を示すスペクトル図である。f1は入力端子1から与
えられる変調信号、f2は入力端子2から与えられる変
調信号、Pはパイロット信号、IMD3dは低域側の相互
変調歪み、IMD3uは高域側の相互変調歪みである。ま
たf1<f2とする。
【0009】パイロット信号を用いないで、FF方式の
歪補償を行う電力増幅器としては、例えば、平成9年度
特許公開番号第153828号公報に示されるものがあ
る。以下この従来例について、図4を用いて説明する。
図4は、パイロット信号を用い従来の電力増幅器の構成
を示すブロック図である。変調データ入力端子1、2か
ら分波器6までと、主増幅器11から方向性結合器1
4、遅延素子15を経て出力端子19に至る系、及び、
遅延素子9、減算器12、ベクトル調整器13、誤差増
幅器16を経て出力端子19に至る系については図3と
同様の動作となるので、ここでは説明しない。
【0010】図4の従来例では、複数のキャリアを共通
増幅することによって生じる相互変調歪みの電力を方向
性結合器18から分波して、検波器22によって検出
し、検出された信号を歪補償制御部21に与える。歪補
償制御部21は、検出された信号に基づいて、歪除去に
関わるベクトル調整器13の調整を行う。本従来例のR
F信号と相互変調歪みとの周波数関係を図8に示し、こ
の図を用いて歪除去動作について説明する。図8は、主
増幅器11の出力側におけるRF信号と相互変調歪みの
周波数の相対的関係を示すスペクトル図である。非線形
性を有する主増幅器11に複数のRF信号を入力する
と、図8に示すような、相互変調による歪みが発生す
る。例えば、2つのRF信号f1、f2を電力増幅器に入
力したとすると、その相互変調歪みは、Nを正整数とす
ると、 相互変調歪み(IM3d)=N×f1−(N−1)×f
2 、 及び、 相互変調歪み(IM3u)=N×f2−(N−1)×f1 で表される。本従来例では、このうち3次歪み(N=
2)、即ち、(2×f1−f2)、(2×f2−f1)につ
いてのみ着目する。検波器24は、方向性結合器18が
分配した信号を与えられて、3次歪み成分についてのみ
検波する。その検波レベルが最小となるように歪補償制
御部21を介してベクトル調整器13を調整し、歪み除
去を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には、
パイロット信号を用いる方法では、実際に発生した歪み
信号と異なる信号を用いて制御を行うため、必ずしも最
適な制御がなされない欠点がある。例えば、誤差増幅器
の特性劣化のため、帯域特性に変化が生じると、パイロ
ット信号については十分抑圧されるものの、歪み成分そ
のものの抑圧ができないという現象が生じる欠点があ
る。また、パイロット信号を用いないで相互変調歪みを
検出する方法では、入力されるキャリア数が必要に応じ
て増減するようなシステムで、入力されるRF信号が減
少して1波となったような場合、相互変調歪みが生じな
いため、制御不能となる欠点がある。本発明は、上記の
ような欠点を除去し、必要に応じてキャリア数を増減す
るようなシステムにおいても、キャリア数、出力電力に
関わらず常に最適な歪み補償動作を行う共通増幅器を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電力増幅器は、パイロット信号を、複数
のRF信号の周波数関係から相互変調歪が発生すべき周
波数に挿入し、増幅器に入力されるRF信号の波数によ
りパイロット信号の挿入するか否かを制御するようにし
たものである。
【0013】即ち、本発明の電力増幅器は、複数の変調
信号を入力する入力手段と、入力した複数の変調信号を
規定の送信電力まで共通増幅する主増幅器を少なくとも
備え、主増幅器の非線形性により発生する歪み成分を相
殺するためのフィードフォワード方式の歪補償機能を有
する電力増幅器であって、複数の変調信号を共通増幅す
ることによって発生する相互変調歪みを検出する歪み検
出手段を備え、歪み検出手段によって検出した相互変調
歪みを減少させることによって主増幅器の非線形性によ
り発生する歪み成分を相殺する電力増幅器において、相
互変調歪みの発生すべき周波数のパイロット信号を発生
する手段と、パイロット信号を、主増幅器から増幅する
以前の信号に挿入する手段とを有し、入力する複数の変
調信号の少なくともいずれか1つが入力されない場合に
は、パイロット信号を検出し、検出したパイロット信号
を減少させることによって主増幅器の非線形性により発
生する歪み成分を相殺するものである。
【0014】また本発明の電力増幅器は、入力する複数
の変調信号の入力の有無を検出する手段と、入力の有無
をに基づいてパイロット信号を挿入するか否かを切り替
えるものである。あるいは更に、また本発明の電力増幅
器は、歪み検出手段に周波数シンセサイザを有し、周波
数シンセサイザによってパイロット信号を生成するもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1に
よって説明する。図1は本発明の電力増幅器の構成を示
すブロック図である。本実施例では、共通増幅波数を最
大2波とし、変調方式にはπ/4シフトQPSK変調方
式を用いる。図1において、音声やデータ等の情報を含
む変調信号を入力するための一方の入力端子1は、送信
装置3と接続され、音声やデータ等の情報を含む変調信
号を入力するための他方の入力端子2は、送信装置4と
接続される。送信装置3の出力と送信装置4の出力はそ
れぞれ合成器5に接続され、合成器5の出力は分波器6
に接続される。分波器6の出力は加算器8と遅延素子9
とに接続される。そして遅延素子9の出力は減算器12
に接続される。加算器8の出力はベクトル調整器10に
接続され、ベクトル調整器10の出力は主増幅器11に
接続される。そして主増幅器11の出力は方向性結合器
14に接続される。また、パイロット信号生成部は加算
器8に接続される。方向性結合器14の出力は遅延素子
15と減算器12とに接続され、遅延素子15の出力は
方向性結合器17に接続される。方向性結合器17の出
力は方向性結合器18に接続され、方向性結合器18の
出力は出力端子19と検波器22とに接続される。減算
器12の出力は、歪抽出制御部20とベクトル調整器1
3とに接続され、ベクトル調整器13の出力は誤差増幅
器16に接続される。そして誤差増幅器16の出力は方
向性結合器17に接続される。そして、歪抽出制御部2
0の出力はベクトル調整器10に接続される。また検波
器22の出力は歪補償制御部21に接続され、歪補償制
御部21の出力はベクトル調整器13に接続される。
以下、この動作について説明する。
【0016】入力端子1と2とから入力されたデータ
(変調信号)により、送信装置3と4とでは、変調され
た周波数の異なるRF信号が生成され、合成器5で合成
される。合成された信号は分波器6に与えられて分波さ
れ、一方は加算器8に、もう一方は遅延素子9に与えら
れる。加算器8では、パイロット信号生成部7で生成さ
れたパイロット信号が加算され、ベクトル調整器10で
適当な振幅と位相の調整がなされた信号が主増幅器11
に与えられ、出力端子19で所定の出力電力となるよう
に増幅される。
【0017】この時、主増幅器11の非線形性によっ
て、相互変調歪みが発生する。この時の、主増幅器11
の出力におけるRF信号、相互変調歪み、及びパイロッ
ト信号の周波数関係を図6に示す。図6は主増幅器11
の出力側におけるRF信号、相互変調歪み、及びパイロ
ット信号の周波数の相対的関係を示すスペクトル図であ
る。f1は入力端子1から与えられる変調信号、f2は入
力端子2から与えられる変調信号、Pはパイロット信
号、IMD3dは低域側の相互変調歪み、IMD3uは高域
側の相互変調歪みである。またf1<f2とする。
【0018】歪み信号を抽出するために分波器で分波さ
れた、もう一方の出力に主増幅器11側の経路と同じ遅
延量を遅延素子9で与えられ、減算器12で、方向性結
合器14で分配された相互変調歪を有する信号から減ず
る。この時、減算器出力の帯域内の全電力が最小となる
ように、歪抽出制御部20ではベクトル調整器10を制
御する。減算器12で抽出された歪成分は、ベクトル調
整器13で適当な振幅、位相の調整がなされた後、誤差
増幅器16で増幅され、方向性結合器17に与えられ、
遅延素子15の系から入力された信号の歪み成分に対し
逆相で加算し、歪み成分の相殺を行う。
【0019】送信装置3と送信装置4とから、同時にR
F信号が入力されている場合には、相互変調歪が発生す
るため、方向性結合器17で、抑圧されきれずに出力さ
れる歪成分の残留値を求め、その値が最小となるように
ベクトル調整器13を調整する。送信装置4からRF信
号が出力されず、送信装置3からのRF信号のみの場合
には、相互変調歪が生成されないが、2波入力時に相互
変調歪が発生すべき周波数、例えば(2×f1−f2)と
なる周波数にパイロット信号を挿入する。これによっ
て、この挿入されたパイロット信号を相互変調歪みとみ
なし、制御することができ、最適な歪み補償が可能とな
る。
【0020】本発明の他の実施例について、図2を用い
て説明する。図2は本発明の電力増幅器の構成を示すブ
ロック図である。図2の実施例は、図1の実施例に、入
力端子23と制御部24とを追加したものである。即
ち、制御信号を入力するための入力端子23は制御部2
4に接続し、制御部24の一方の出力はパイロット信号
生成部7に接続され、他方の出力は送信装置3に接続さ
れる。それ以外の接続は図1の実施例と同じである。図
2における動作について説明する。入力端子1と2から
出力端子19に至るまでの系、及び制御部20と21の
動作は前述の図1の実施例と同様であるので、ここでは
省略する。周波数多重接続を用いたシステムなどでは、
割り当てられた複数の周波数を、常に使用せず、通話要
求の増減等、必要に応じ、RF信号の増減を行う場合が
ある。図2では、例えば、送信装置3のみをオン/オフ
するものとして説明する。通話要求が多い場合には、送
信装置3に対し、制御部24からRF信号の送信要求が
なされるとともに、パイロット信号生成部7に対して
は、パイロット信号停止要求を出す。ベクトル調整器1
3を制御する歪補償制御部21は方向性結合器18で分
配された信号に含まれる残留歪量を検波器22で検出し
た結果により、ベクトル調整器13を制御する。通話要
求が減り、送信装置4のみのRF信号だけでチャネルが
確保されるような場合には、制御部24が送信装置3に
信号停止要求を出すとともに、パイロット信号生成部7
に、パイロット信号の発信要求を出す。このパイロット
信号を、2波入力時の相互変調歪の代わりとして、歪補
償動作の制御を行う。また、検波器の構成として周波数
シンセサイザを用い、周波数変換を行う機能を持つ場
合、この周波数シンセサイザにより、パイロット信号を
生成することもできる。
【0021】次に、図7を用いて、本発明の応用例につ
いて説明する。図7は、本発明の一応用例の構成を示す
ブロック図である。音声やデータを入力または出力する
ための入出力端子30は、変調部31に接続され、変調
部31の出力は周波数変換部33に接続され、周波数変
換部33の第1の出力は送信装置34に接続され、送信
装置34の出力は電力増幅器36に接続される。そし
て、電力増幅器36の出力はアンテナ37に接続され
る。またアンテナ37は受信装置35、受信装置43、
及び受信装置49と接続されている。受信装置35の出
力は周波数変換部33に接続され、周波数変換部33の
第2の出力は復調部32に接続され、復調部32の出力
は入出力端子30に接続される。同様に、音声やデータ
を入力または出力するための他方の入出力端子38は、
変調部39に接続され、変調部39の出力は周波数変換
部41に接続され、周波数変換部41の第1の出力は送
信装置42に接続され、送信装置42の出力は電力増幅
器36に接続される。 また受信装置43の出力は周波
数変換部41に接続され、周波数変換部41の第2の出
力は復調部40に接続され、復調部40の出力は入出力
端子38に接続される。次に、通信制御部44の出力
は、変調部45に接続され、変調部45の出力は周波数
変換部47に接続され、周波数変換部47の第1の出力
は送信装置48に接続され、送信装置48の出力は電力
増幅器36に接続される。 また受信装置49の出力は
周波数変換部47に接続され、周波数変換部47の第2
の出力は復調部46に接続され、復調部46の出力は通
信制御部44に接続される。
【0022】以下、この動作について説明する。図7に
おいて、入出力端子30から入力された音声あるいはデ
ータ(以下、“音声等”と称する)信号は、変調部31
に与えられる。変調部31は、入力された音声等信号に
所定の変調を行い、周波数変換部33に与える。周波数
変換部33は入力された音声等信号を無線周波数帯の信
号に周波数変換して送信装置34を介して電力増幅器3
6に与える。同様に、別の入出力端子38から入力され
た音声等信号もまた、同様の処理を経て、電力増幅器3
6に与えられるが、周波数変換された後の無線周波数
は、それぞれ異なる周波数を用いる。更に、通信制御部
44が生成する制御信号が、音声等と同様の処理を経
て、さらに異なる周波数で電力増幅器36に与えられ
る。電力増幅器36は、入力された信号を所定の送信電
力まで増幅し、増幅された信号は、アンテナ37を介し
て、他の無線局へ送信される。
【0023】他の無線局から送信された信号は、アンテ
ナ37を介して、受信装置35、43、及び49に与え
られる。受信装置35に入力された信号は、周波数変換
部33に与えられ、周波数変換され、復調部32に与え
られる。復調部32は入力された信号を復調して、入出
力端子30に音声等信号を与える。同様に、受信装置4
3に入力された信号もまた、同様の処理がなされて、入
出力端子38に音声等信号が与えられる。更に、受信装
置49に入力された信号もまた、同様の処理がなされ
て、通信制御部44に信号が与えられる。
【0024】このようにして通信がなされるが、通信の
開始、終了、あるいは、各無線局に対するチャネル(周
波数)の割り当て等については、通信制御部44が、他
の無線局とのデータの送受、通信キャリア(RF信号)
の監視等を行い、通信回線の制御を行う。この時、通信
制御部44は、必要に応じて、音声等のRF信号のオン
/オフの切り替えをするため、電力増幅部36で増幅さ
れる信号は複数キャリアの場合もあれば、制御チャネル
のみ送信している場合もある。複数キャリアを増幅して
いるときは、相互変調歪のレベルをもとに歪補償制御を
行い、制御チャネルのみの場合には、相互変調歪が発生
しないため、パイロットキャリアを挿入し、制御パラメ
ータが不適切にならないようにする。
【0025】上記の実施例では、入力する変調信号の最
大数は2波であったが、それ以上でも良い。また、上記
実施例では、相互変調歪みの一例として三次歪みを挙げ
ているが、それ以外でも良い。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、1つの電力増幅器で、
複数キャリアを増幅し、なおかつ増幅すべきキャリアの
オン/オフが、状況に応じて切り替えられるような場合
でも、歪み補償を行うための基準信号が常に存在するた
め、常に最適な歪み補償を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電力増幅器の一実施例の構成を示す
ブロック図。
【図2】 本発明の電力増幅器の一実施例の構成を示す
ブロック図。
【図3】 従来の電力増幅器の構成を示すブロック図。
【図4】 従来の電力増幅器の構成を示すブロック図。
【図5】 電力増幅器における各信号の周波数関係を示
す図。
【図6】 電力増幅器における各信号の周波数関係を示
す図。
【図7】 本発明の一応用例の構成を示すブロック図。
【図8】 電力増幅器における各信号の周波数関係を示
す図。
【符号の説明】
1,2:入力端子、 3,4:送信装置、 5:合成
器、 6:分波器、 7:パイロット信号生成部、
8:加算器、 9,15:遅延素子、 10:ベクトル
調整器、 11:主増幅器、 12:減算器、 13:
ベクトル調整器、14:方向性結合器、 16:誤差増
幅器、 17,18:方向性結合器、 19:出力端
子、 20:歪抽出制御部、 21:歪補償制御部、
22:検波器、 23:入力端子、 24:制御部、
25:BPF、 30,38:入出力端子、 31,3
9,45:変調部、 32,40,46:復調部 、3
3,41,47:周波数変換部、 34,42,48:
送信装置、 35,43,49:受信装置、 36:電
力増幅器、 37:アンテナ、 44:通信制御部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA21 FA08 FA13 FA19 GN02 GN05 GN07 HN03 KA15 KA16 KA23 KA26 KA55 MA14 SA14 TA01 TA03 5K060 BB07 CC04 HH06 KK03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変調信号を入力する入力手段と、
    入力した該複数の変調信号を規定の送信電力まで共通増
    幅する主増幅器を少なくとも備え、該主増幅器の非線形
    性により発生する歪み成分を相殺するためのフィードフ
    ォワード方式の歪補償機能を有する電力増幅器であっ
    て、 前記複数の変調信号を共通増幅することによって発生す
    る相互変調歪みを検出する歪み検出手段を備え、 該歪み検出手段によって検出した該相互変調歪みを減少
    させることによって前記主増幅器の非線形性により発生
    する歪み成分を相殺する電力増幅器において、 前記相互変調歪みの発生すべき周波数のパイロット信号
    を発生する手段と、 該パイロット信号を、前記主増幅器から増幅する以前の
    信号に、挿入する手段とを有し、 前記入力する複数の変調信号の少なくともいずれか1つ
    が入力されない場合には、該パイロット信号を検出し、
    検出した該パイロット信号を減少させることによって前
    記主増幅器の非線形性により発生する歪み成分を相殺す
    ることを特徴とする電力増幅器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電力増幅器において、 前記入力する複数の変調信号の入力の有無を検出する手
    段と、 該入力の有無をに基づいて、前記パイロット信号を挿入
    するか否かを切り替えることを特徴とする電力増幅器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の電力増幅器において、 前記歪み検出手段に周波数シンセサイザを有し、 該周波数シンセサイザによって、パイロット信号を生成
    することを特徴とする電力増幅器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の電力増幅器を用いることを特徴とする無線通信装置。
JP2000385105A 2000-12-19 2000-12-19 電力増幅器 Pending JP2002185267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000385105A JP2002185267A (ja) 2000-12-19 2000-12-19 電力増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000385105A JP2002185267A (ja) 2000-12-19 2000-12-19 電力増幅器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002185267A true JP2002185267A (ja) 2002-06-28

Family

ID=18852431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000385105A Pending JP2002185267A (ja) 2000-12-19 2000-12-19 電力増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002185267A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016063241A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 富士通株式会社 無線通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016063241A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 富士通株式会社 無線通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4102375B2 (ja) 無線送信装置および無線受信装置
EP1293039B1 (en) High linearity multicarrier rf amplifier
US20120224653A1 (en) Composite power amplifier, transmitter, and composite-power-amplifier control method
EP2830273B1 (en) Device and method for communications correction
US6700441B1 (en) Method and apparatus for reduction of distortion in a feed forward amplifier
US20080233878A1 (en) Radio System and Radio Communication Device
US6363120B1 (en) Apparatus and method for extending the dynamic range of a mixer using feed forward distortion reduction
JP2002538712A (ja) 周波数多重トランシーバー及び漏話の消去方法
JP2004356835A (ja) 送信装置および受信装置
JP2007295331A (ja) 無線基地局装置
JP3662138B2 (ja) 増幅器
JP2000244382A (ja) 中継装置
JP2002185267A (ja) 電力増幅器
US20030058043A1 (en) Distortion compensation amplifier
US20030162502A1 (en) Radio frequency (rf) Transceiver
JP2743868B2 (ja) Fdd方式の送信機
JPH05268117A (ja) 送信電力制御方式
JPH10290125A (ja) 電力増幅器
JP2002208979A (ja) 制御方法及びそれを使った無線機
KR101740922B1 (ko) 누설된 송신단 신호를 제거하기 위한 디지털 장치 및 방법
KR100375315B1 (ko) 왜곡을 감소시키는 믹서
JP3616375B2 (ja) 多元接続通信装置
JP2002521951A (ja) 線形化回路の設定方法
JPH03254236A (ja) マイクロ波多重無線送信装置
JP2878458B2 (ja) ブースタ装置