JP2002208979A - 制御方法及びそれを使った無線機 - Google Patents

制御方法及びそれを使った無線機

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JP2002208979A
JP2002208979A JP2001003332A JP2001003332A JP2002208979A JP 2002208979 A JP2002208979 A JP 2002208979A JP 2001003332 A JP2001003332 A JP 2001003332A JP 2001003332 A JP2001003332 A JP 2001003332A JP 2002208979 A JP2002208979 A JP 2002208979A
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quadrature
phase
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adder
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Hiroyuki Yamamoto
裕之 山本
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】送信部の経時変化、温度変化等による性能変化
に対して適時対応でき、カーテシアンループを安定に保
ち、かつ送受信切替のアンテナスイッチ動作によるキャ
リアオフ時漏洩電力の規定を満足させる無線機を提供す
る。 【解決手段】カーテシアンループによる電力増幅器歪み
補償方式を有するTDMA方式のディジタル無線機にお
いて、送信部のトレーニング機能を受信時に実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDMA(Time D
ivision Multiple Access)方式のディジタル無線機に
おけるバースト送信制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の無線機の送信機動作を、図2によ
って説明する。図2は従来のTDMA方式の無線機の送
信部の構成を示すブロック図である。ベースバンド信号
発生器1から出力されるベースバンド信号の同相成分
(I)と直交成分(Q)は、ローパスフィルタ(LP
F)2−1と2−2にそれぞれ与えられる。LPF2−
1に与えられたベースバンド信号の同相成分(I)は、
高調波成分を除去されて、加算器24−1と加算器24
−3を通り、ループフィルタ3−3に与えられる。同様
に、LPF2−2に与えられたベースバンド信号の直交
成分(Q)は、高調波成分を除去されて、加算器24−
2と加算器24−4を通り、ループフィルタ3−3に与
えられる。ループフィルタ3−3と3−4では、同相成
分(I)と直交成分(Q)それぞれのベースバンド信号
について、所望のループ特性となるような帯域制限がか
けられ、直交変調器4に与えられる。
【0003】直交変調器4は、ベースバンド信号の同相
成分(I′)と直交成分(Q′)、及びLO信号から、
所望の周波数帯に変調された被変調波信号を得て出力す
る。このLO信号は、基準信号発生器13が発生する信
号を基準信号として、PLL周波数シンセサイザ12で
LO信号を発生させ、直交変調器4に与えられる。
【0004】直交変調器4において所望の周波数に変換
され、直交変調された被変調波(変調信号)は、バンド
パスフィルタ(BPF)5に与えられる。BPF5で
は、直交変調器4の出力の不要成分を取除き、可変アッ
テネ−タ(ATT)6に与えられる。可変ATT6を通
った変調信号は、次に、電力増幅器(PA)7に与えら
れ、PA7によって、規定された出力レベルまで増幅さ
れ、更にローパスフィルタ(LPF)8に与えられて高
次成分を除去される。高次スプリアス成分が除去された
変調信号は、方向性結合器10、アイソレータ25とア
ンテナスイッチ26とを通り、アンテナ9から出力され
る。
【0005】この無線機は、カーテシアンループによる
負帰還リニアライザの構成となっている。即ち、方向性
結合器10によって、LPF8を介して与えられたPA
7の出力の一部が帰還しアッテネータ(ATT)11に
与えられる。ATT11では、入力された帰還信号の電
力レベルを適正な値に調整してから、可変ATT14に
与えられる。可変ATT14を通った帰還信号は、次
に、直交復調器15に入力され、直交復調器15により
同相成分(i)と直交成分(q)のベースバンド信号が
取り出され、アンプ16−1と16−2にそれぞれ与え
られる。アンプ16−1と16−2とによって、同相成
分(i)と直交成分(q)のベースバンド信号は所望の
信号レベルに増幅される。
【0006】増幅された帰還信号の同相成分(i)は、
スイッチ35−1を通って加算器24−1に与えられ、
直交成分(q)は、スイッチ35−2を通って加算器2
4−2に与えられる。加算器24−1では、ベースバン
ド信号発生器1から入力されたベースバンド信号の同相
成分(I)とこの帰還信号の同相成分(i)とが加算
(減算)され負帰還がかけられる。同様に、加算器24
−2では、ベースバンド信号発生器1から入力されたベ
ースバンド信号の直交成分(Q)とこの帰還信号の直交
成分(q)とが加算(減算)され負帰還がかけられる。
【0007】このような負帰還の構成においては、系を
安定させるために、ループフィルタ3−3と3−4の入
力端それぞれで、入力信号と帰還信号の位相差が180
度となる必要がある(加算の場合)。そこで、位相制御
器33で移相器18を制御して、入力信号と帰還信号の
位相差が180度となるように制御を行う。また、移動
体通信においては遠近問題の関係から、出力レベルを可
変(制御)することが要求される。そこで可変ATT6
と14とを同時に制御して、カーテシアンループのルー
プゲインを一定に保ち、ループの安定を図る。
【0008】次にトレーニング動作(DCトレーニング
及び位相トレーニング)を図2と図3によって説明す
る。図3は従来の無線機の送受信スロット動作及びトレ
ーニングタイミング動作を説明するための図である。横
軸は時間を表し、一番左側が無線機の電源をオン(O
N)した時間である。また、図3(a)は無線機の送受信
スロット(送受スロット)の状態を示し、TXは送信ス
ロット、RXは受信スロット、空白はこの無線機が使用
しないスロットである。図3(b)は、図3(a)の送受スロ
ットのどこでトレーニングを行なっているかを図解的に
示し、斜線部で示した時にトレーニングを行なっている
ことを示す。更に、図3(c)は、アンテナスイッチ切り
替えの動作を示す。
【0009】図3のおいて、トレーニング動作では、送
信スロットにリニアライザプリアンブル信号を先頭部に
挿入し、送信スロット毎、または時々トレーニングを実
行する。 (1)DCトレーニングは、送信ベースバンド信号の同
相成分と直交成分それぞれのDCオフセットを、それぞ
れのループ内のリファレンス電圧に合わせ、原点オフセ
ットが最適となる様に調整する。まず、可変ATT6と
14を、それぞれ最大減衰量となる様に設定し、スイッ
チ35−1と35−2を1側に設定する。次に、ベース
バンド信号発生器1から、リファレンス電圧に等しいD
C電圧を出力する。オフセット検出器23では、直交変
調器4に入力される同相成分(I′)と直交成分
(Q′)とをモニタし、それぞれの成分の電圧と、リフ
ァレンス電圧との差を検出し、検出した差の情報をオフ
セット制御器30に与える。オフセット制御器30で
は、オフセット検出器23に入力される同相成分
(I′)と直交成分(Q′)それぞれの値がリファレン
ス電圧と等しくなる様に、加算器24−3と24−4に
DC電圧を加算する。制御方法には2分法を用いて徐々
に電圧を収束させる手法、あるいは直接誤差電圧を補正
する方法がある。
【0010】(2)位相トレーニングは、負帰還におけ
る帰還信号の位相を、同相成分と直交成分それぞれにつ
いて、入力信号の位相と180度ずらす必要がある(加
算器24−1、24−2が減算器とするならば位相差は
0度)。まず、スイッチ35−1と35−2を2側し、
ループフィルタ3−3と3−4のゲインを1(または出
力信号が飽和しない様に)に設定する。ベースバンド信
号発生器1からは、リニアライザプリアンブル信号、例
えば、信号のマッピングに相当するI=1、Q=0の信
号を出力する。そして、位相検出器34では、ループの
位相が合っていると、I=−1、Q=0の信号が得られ
る。しかし位相ずれがある場合I、Qそれぞれに誤差電
圧を発生する。そこで位相制御器33で移相器18を制
御して位相検出器34に入力される信号がI=−1、Q
=0となる様制御する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記方法では、トレー
ニングを送信スロット時に行っている。このため、トレ
ーニング失敗時等では、送信特性の性能劣化、及びルー
プ不安定により発振状態となり不要スプリアス出力を行
うことがある。本発明はこれらの欠点を除去し送信特性
の劣化を防ぎ、安定した変調出力を得ることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の欠点を解決するた
めに、本発明の無線機は、受信時に送信のためのトレー
ニング機能(DCオフセット、位相調整、及びゲイン調
整)を実行し、ループ動作を安定に保ち性能の変動をな
くした。
【0013】即ち、本発明の無線機の制御方法は、送信
するために行う、DCオフセット調整、位相調整、ゲイ
ン調整の少なくともいずれかトレーニングを、受信時に
実行するものである。
【0014】即ち、本発明の無線機は、ベースバンド信
号の同相成分Iと直交成分Qから、帰還ベースバンド信
号の同相成分iと直交成分qとをそれぞれ減算した信号
を帯域制限を行うことで得られた変調信号を、搬送波を
用いて直交変調波を得る直交変調器と、直交変調波を増
幅する増幅器と、増幅器からの信号の一部を帰還し直交
復調し、ベースバンド信号の同相成分iと直交成分qを
出力する直交復調器と、DCオフセットの調整を行う加
算器と、加算器を制御するオフセット制御器と、搬送波
信号の位相の遅れ進みを調整する移相器と、移相器を制
御する位相制御器と、順方向部の信号の減衰量を可変す
る第1の可変アッテネ−タと、帰還部の信号の減衰量を
可変する第2の可変アッテネ−タとを有するTDMA方
式のディジタル無線機において、TDMA動作の受信時
に合わせて、送信部のトレーニング機能を実行するもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1によって、本発明の送信機動
作の一実施例を説明する。図1は、本発明のTDMA方
式の無線機の送信部の構成を示すブロック図である。ベ
ースバンド信号発生器1から出力されるベースバンド信
号の同相成分(I)と直交成分(Q)は、ローパスフィ
ルタ(LPF)2−1と2−2にそれぞれ与えられる。
LPF2−1に与えられたベースバンド信号の同相成分
(I)は、高調波成分を除去されて、加算器24−1と
加算器24−3を通り、ループフィルタ3−3に与えら
れる。同様に、LPF2−2に与えられたベースバンド
信号の直交成分(Q)は、高調波成分を除去されて、加
算器24−2と加算器24−4を通り、ループフィルタ
3−3に与えられる。ループフィルタ3−3と3−4で
は、同相成分(I)と直交成分(Q)それぞれのベース
バンド信号について、所望のループ特性となるような帯
域制限がかけられ、直交変調器4に与えられる。
【0016】直交変調器4は、ベースバンド信号の同相
成分(I′)と直交成分(Q′)、及びLO信号から、
所望の周波数帯に変調された被変調波信号を得て出力す
る。このLO信号は、基準信号発生器13が発生する信
号を基準信号として、PLL周波数シンセサイザ12で
LO信号を発生させ、直交変調器4に与えられる。
【0017】直交変調器4において所望の周波数に変換
され、直交変調された被変調波(変調信号)は、バンド
パスフィルタ(BPF)5に与えられる。BPF5で
は、直交変調器4の出力の不要成分を取除き、可変アッ
テネ−タ(ATT)6に与えられる。可変ATT6を通
った変調信号は、次に、電力増幅器(PA)7に与えら
れ、PA7によって、規定された出力レベルまで増幅さ
れ、更にローパスフィルタ(LPF)8に与えられて高
次成分を除去される。高次スプリアス成分が除去された
変調信号は、方向性結合器10、アイソレータ25とア
ンテナスイッチ26とを通り、アンテナ9から出力され
る。
【0018】この無線機は、カーテシアンループによる
負帰還リニアライザの構成となっている。即ち、方向性
結合器10によって、LPF8を介して与えられたPA
7の出力の一部が帰還しアッテネータ(ATT)11に
与えられる。ATT11では、入力された帰還信号の電
力レベルを適正な値に調整してから、可変ATT14に
与えられる。可変ATT14を通った帰還信号は、次
に、直交復調器15に入力され、直交復調器15により
同相成分(i)と直交成分(q)のベースバンド信号が
取り出され、アンプ16−1と16−2にそれぞれ与え
られる。アンプ16−1と16−2とによって、同相成
分(i)と直交成分(q)のベースバンド信号は所望の
信号レベルに増幅される。
【0019】増幅された帰還信号の同相成分(i)は、
加算器24−1に与えられ、直交成分(q)は、加算器
24−2に与えられる。加算器24−1では、ベースバ
ンド信号発生器1から入力されたベースバンド信号の同
相成分(I)とこの帰還信号の同相成分(i)とが加算
(減算)され負帰還がかけられる。同様に、加算器24
−2では、ベースバンド信号発生器1から入力されたベ
ースバンド信号の直交成分(Q)とこの帰還信号の直交
成分(q)とが加算(減算)され負帰還がかけられる。
【0020】このような負帰還の構成においては、系を
安定させるために、ループフィルタ3−3と3−4の入
力端それぞれで、入力信号と帰還信号の位相差が180
度となる必要がある(加算の場合)。そこで、位相制御
器33で移相器18を制御して、入力信号と帰還信号の
位相差が180度となるように制御を行う。また、移動
体通信においては遠近問題の関係から、出力レベルを可
変(制御)することが要求される。そこで、検波回路2
7は、方向性結合器10の信号レベルをモニタして、制
御部22に信号レベル値を与え、制御部22は制御信号
をATT制御器20に与え、ATT制御器20によって
可変ATT6と14とを同時に制御して、カーテシアン
ループのループゲインを一定に保ち、ループの安定を図
る。
【0021】次にトレーニング動作(DCトレーニン
グ、位相トレーニング)について、図1と図4を用いて
説明する。図4は、本発明の無線機の送受信スロット動
作及びトレーニングタイミング動作の一実施例を説明す
るための図である。横軸は時間を表し、一番左側が無線
機の電源をオン(ON)した時間である。また、図4
(a)は無線機の送受信スロット(送受スロット)の状態
を示し、TXは送信スロット、RXは受信スロット、I
dはこの無線機がアイドル状態のときのスロットであ
る。図4(b)は、図4(a)の送受スロットのどこでトレー
ニングを行なっているかを図解的に示す。更に、図4
(c)は、アンテナスイッチ切り替えの動作を示す。即
ち、図4(c)において、“送信側”とは、アイソレータ
25からの信号がアンテナ9を通って送信されるような
アンテナスイッチの切り替え状態を示し、“受信側”と
は、アンテナ9が受信した信号が、受信部側に与えられ
るようなアンテナスイッチの切り替え状態を示す。これ
によって、トレーニング状態では、送信部側からの信号
が、アンテナ9から出力されない。
【0022】図4において、無線機の送信部は、電源が
オン(ON)されることにより、マイコン等制御部のイ
ニシャライズが行なわれる。 (1)DCトレーニングは、まず、アンテナスイッチ2
6を受信部側に設定し、可変ATT6と14とを最大減
衰量となる様に設定する。次に、ベースバンド信号発生
器1からリファレンス電圧に等しいDC電圧を出力す
る。オフセット・位相検出器29では、直交変調器4に
入力されるベースバンド信号の同相成分(I′)と直交
成分(Q′)とをモニタし、同相成分(I′)と直交成
分(Q′)それぞれの電圧とリファレンス電圧との差を
検出し、検出した差の情報を制御器22に与える。制御
器22では、オフセット制御器19に制御信号を与え、
オフセット・位相検出器29に入力される同相成分
(I′)と直交成分(Q′)の値がリファレンス電圧と
等しくなる様に、オフセット制御器19から加算器24
−3と24−4とにそれぞれDC電圧を加算する。
【0023】(2)位相トレーニングは、DCトレーニ
ングと同様に、アンテナスイッチ26を受信部側に設定
する。次に、ベースバンド信号発生器1からは、例えば
信号のマッピングに相当する同相成分I=1と直交成分
Q=0の信号を出力する。オフセット・位相検出器29
では、ループの位相があっていると、同相成分I′=−
1と直交成分Q′=0の信号が得られる。しかし位相ず
れがある場合同相成分(I′)と直交成分(Q′)それ
ぞれに誤差電圧を発生するか、または、送信部の出力が
発振してしまう。そこで制御部22は、位相制御器17
に制御信号を与え、位相制御器17から移相器18を制
御させ、オフセット・位相検出器29に入力される信号
がI=−1、Q=0となるように制御する。なお、オフ
セット・位相検出器29は、リファレンス電圧との比較
により構成するためコンパレータで実現できる。
【0024】トレーニング終了後、送信開始前にアンテ
ナスイッチ26が送信側に切り替えられ次に送信波形が
出力される。TDMAでは、図4(a)のように、送信ス
ロットと受信スロットが時分割で交互に切り替えられ
る。そこで、受信時に前記と同様のDCトレーニング及
び位相トレーニング動作を実行する。更に、アイドル時
間でトレーニングを行わないことで、アイドル中の電源
を極力オフ(OFF)にすることができ、携帯機等の電
池容量の効率が向上する。
【0025】本発明では、TDMAの受信時間を用いて
トレーニングを行うことで送信機の経年変化、温度変化
による特性変動に対し適時対応できる。また、受信時に
トレーニングすることで、アンテナスイッチが受信部側
に接続されているため、帰還ループの発振によりスプリ
アスが発生してもアンテナ出力からスプリアスが放射さ
れることは無い。送信スロットの一部を使ってトレーニ
ングをする場合と比較すると、受信スロット全てを使用
できるので、トレーニング失敗時も再トレーニングの時
間の余裕は十分ある。またDC、位相トレーニングに限
らず送信部の調整を行うことができ送信機性能の安定が
図ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、TDMAのバースト送
信において、送信機性能の変動に対して適時対応がで
き、受信時にトレーニングを行うため、ループが発振し
てもアンテナから出力が放射されることは無い。そのた
め安定した送信出力が得られる。またアイドル時間でト
レーニングを行わないことで、アイドル中の電源を極力
OFFにすることができ、携帯機等の電池容量の効率が
向上することにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の無線機の送信部に一実施例の構成を
示すブロック図。
【図2】 従来の無線機の送信部の構成を示すブロック
図。
【図3】 従来の無線機の送受信スロット動作及びトレ
ーニングタイミング動作を説明するための図。
【図4】 本発明の無線機の送受信スロット動作及びト
レーニングタイミング動作を説明するための図。
【符号の説明】
1:ベースバンド信号発生器、 2−1,2−2,8:
ローパスフィルタ、3−1,3−2,3−3,3−4:
ループフィルタ、 4:直交変調器、 5:バンドパス
フィルタ、 6,14:可変アッテネ−タ、 7:電力
増幅器、 9:アンテナ、 10:方向性結合器、 1
1:アッテネ−タ、 12:PLL周波数シンセサイ
ザ、 13:基準信号発生器、 15:直交復調器、
16−1,16−2:アンプ、 17,33:位相制御
器、 18:移相器、 19,30:オフセット制御
器、 20,31:アッテネ−タ制御器、 21:スイ
ッチ制御器、 22:制御器、 25:アイソレータ、
26:アンテナスイッチ、27:検波回路、 24−
1,24−2,24−3,24−4:加算器、 29:
オフセット・位相検出器、 35−1,35−2:スイ
ッチ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信するための負帰還回路を備えたTD
    MA方式の無線機において、 送信するためのトレーニングを、受信時に実行すること
    を特徴とする制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御方法において、前記
    トレーニングは、DCオフセット調整、位相調整、ゲイ
    ン調整の少なくともいずれかであることを特徴とする制
    御方法。
  3. 【請求項3】 同相成分と直交成分のベースバンド信号
    を発生するベースバンド信号発生器と、 該ベースバンド信号を第1の加算器を介して入力し、所
    定の帯域制限を行なうループフィルタと、 該帯域制限された信号を直交変調する直交変調器と、 該直交変調された信号を増幅する増幅器と、 該増幅された信号を減衰する第1の可変アッテネータ
    と、 該減衰された信号の一部を分波する方向性結合器と、 該分波された信号を減衰する第2の可変アッテネータ
    と、 該減衰された信号を直交復調する直交復調器とを備え、 該直交復調された信号を前記第1の加算器に与え、前記
    ベースバンド信号を加算または減算することによって、
    前記増幅器の非線形歪みを補償するTDMA方式の無線
    機の受信時において、 ベースバンド信号発生器から、基準電圧を発生し、 前記ループフィルタの出力からDC電圧を検出する検出
    器と、 検出した該DC電圧に基いて制御電圧を発生する電圧制
    御器と、 前記第1の加算器と前記ループフィルタとの間に第2の
    加算器を有し、前記第1の加算器の出力信号に前記制御
    電圧を加算することによって、DCオフセット電圧を調
    整することを特徴とする無線機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の無線機において、 前記直交復調器に入力する基準周波数信号の位相を移相
    する位相器を備え、 前記検出器が検出したDC電圧に基づいて、受信時に、
    前記位相器の移相量を決定することを特徴とする無線
    機。
  5. 【請求項5】 ベースバンド信号の同相成分Iと直交成
    分Qから、帰還ベースバンド信号の同相成分iと直交成
    分qとをそれぞれ減算した信号を帯域制限を行うことで
    得られた変調信号を、搬送波を用いて直交変調波を得る
    直交変調器と、 該直交変調波を増幅する増幅器と、 該増幅器からの信号の一部を帰還し直交復調し、ベース
    バンド信号の同相成分iと直交成分qを出力する直交復
    調器と、 DCオフセットの調整を行う加算器と、 該加算器を制御するオフセット制御器と、 搬送波信号の位相の遅れ進みを調整する移相器と、 該移相器を制御する位相制御器と、 順方向部の信号の減衰量を可変する第1の可変アッテネ
    −タと、 帰還部の信号の減衰量を可変する第2の可変アッテネ−
    タとを有するTDMA方式のディジタル無線機におい
    て、 TDMA動作の受信時に合わせて、送信部のトレーニン
    グ機能を実行することを特徴とする無線機。
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Cited By (3)

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WO2005020455A1 (ja) * 2003-08-20 2005-03-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha 通信システムの質問器
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