WO2005064577A1

WO2005064577A1 - 表示装置

Info

Publication number: WO2005064577A1
Application number: PCT/JP2004/018873
Authority: WO
Inventors: Kohei Murayama; Hideyuki Suzuki; Satoru Mizushima
Original assignee: Nippon Seiki Co., Ltd.
Priority date: 2003-12-25
Filing date: 2004-12-17
Publication date: 2005-07-14

Abstract

　容易に放熱部品を設けることが可能な表示装置を提供するものであり、表示機器である液晶表示装置２と、この液晶表示装置２の背後に位置する回路基板３と、液晶表示装置２と回路基板２とを収納するケース４とからなる表示装置１において、ケース４の背面側に露出する放熱部材５を設け、この放熱部材５に液晶表示装置２に接触する延長形成部１９を形成するとともに、回路基板３に回避部８を設け、この回避部８を介して延長形成部１９を液晶表示装置２に接触したものである。

Description

明細書

表示装置

技術分野

[0001] 本発明は、例えば自動車に搭載される表示装置に関し、特に、放熱構造を備えた表示装置に関する。

背景技術

[0002] 従来の表示装置、特に、防水性や防塵性を必要とする、例えば、 2輪車や建設機械などの外部に露出する表示装置は、指針式計器を収納したケースに通気孔を設け、前記ケース内に導入した外気で、前記ケース内の温度の上昇を抑えていた（例えば、特許文献 1参照)。

特許文献 1：特開平 10 - 38624号公報

[0003] しかし、近年の表示装置は、表示する情報の種類の増加にともない、指針式計器に代わって、あるいは、指針式計器に加えて液晶表示装置などの表示機器が前記ケース内に収納されることとなる。この液晶表示装置は、光源として冷陰極管（CCT)などの発熱部品を備えているために、従来の表示装置の放熱構造では、前記ケース内の温度の上昇を抑えることができなレ、とレ、う問題があった。

[0004] そこで、前記ケースの外部に露出する放熱部材を表示機器に設けたものが提案されている（例えば、特許文献 2参照）。

特許文献 2：特開 2003 - 104086号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] しかし、通常の表示装置では、液晶表示装置などの表示機器は、前記ケースの背面側ではなく前面側に設けられるので前記ケースの背面とは距離があり、さらに、液晶表示装置などの表示機器と前記ケースの背面との間には、液晶表示装置や他の機器などを制御する回路が実装された回路基板などが設けられており、放熱部材を設けにくいものであった。また、光源として冷陰極管を使用する場合には、回路基板に冷陰極管を駆動するためにインバータなどの回路基板を備えることとなり、さらに、表示装置内の温度上昇を抑えに《なるという問題点があった。

[0006] そこで、本発明は、この点に鑑みてなされたもので、その主な目的は、容易に放熱部品を設けることが可能な表示装置を提供するものである。

課題を解決するための手段

[0007] 本発明は前記目的を達成するため、表示機器と、この表示機器を駆動する回路基板と、前記表示機器と前記回路基板とを収納するケースとからなる表示装置にぉレ、て、

前記ケースに設けた開口を覆う放熱部材を設け、

この放熱部材に前記開口を介して前記表示機器に接触する延長形成部を設け、前記回路基板に前記延長形成部が貫通する回避部を設け、

前記回路基板を前記表示機器の背後に位置させた

ものである。

[0008] また、表示機器と、この表示機器を駆動する回路基板と、前記表示機器と前記回路基板とを収納するケースとからなる表示装置において、

前記ケースに設けた開口を覆う放熱部材を設け、

この放熱部材に前記開口を介して前記表示機器に接触する延長形成部を設け、前記延長形成部を前記回路基板の下方に設け、

前記回路基板を前記表示機器の表示面に対してほぼ垂直方向に設けたものである。

[0009] また、前記回路基板に発熱部品を設け、この発熱部品に放熱部品を設け、前記放熱部品に接触する延長部を前記放熱部材に設けたものである。

[0010] また、前記延長形成部が円柱形状としたものである。

[0011] また、前記放熱部材と前記ケースとの間に防水部材を設けたものである。

[0012] また、前記表示機器と前記延長形成部との間に弾性を有する熱伝導性のよい熱伝達弾性部材を設けたものである。

[0013] また、前記放熱部品と前記延長部との間に弾性を有する熱伝導性のよい熱伝達弾性部材を設けたものである。

[0014] また、前記開口の開口面積を減らす遮蔽部を前記開口に設けたものである。発明の効果

[0015] 以上、本発明によれば、初期の目的を達成することができ、容易に放熱部品を設けることが可能な表示装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

[0016] [図 1]本発明の第 1実施例の表示装置の正面図。

[図 2]同実施例の表示装置の背面図。

[図 3]図 1中 A— A線の断面図。

[図 4]図 2中 B— B線の断面図。

[図 5]本発明の第 2実施例の表示装置の正面図。

[図 6]同実施例の表示装置の背面図。

[図 7]図 5中 C一 C線の断面図。

[図 8]図 6中 D—D線の断面図。

発明を実施するための最良の形態

[0017] 本発明の表示装置 1は、表示機器である液晶表示装置 2と、この液晶表示装置 2を駆動する回路基板 3と、液晶表示装置 2と回路基板 3とを収納するケース 4とからなる表示装置 1において、ケース 4に設けた開口 13を覆う放熱部材 5を設け、この放熱部材 5に開口 13を介して液晶表示装置 2に接触する延長形成部 19を設け、回路基板 3に延長形成部 19が貫通する回避部 8を設け、回路基板 3を液晶表示装置 2の背後に位置させたものである。このように構成したことによって、容易に放熱部品を設けることが可能な表示装置を提供することができる。

[0018] また、表示機器である液晶表示装置 32と、この液晶表示装置 32を駆動する回路基板 33と、液晶表示装置 32と回路基板 33とを収納するケース 34とからなる表示装置 3 1において、ケース 34に設けた開口 43を覆う放熱部材 35を設け、この放熱部材 35 に開口 43を介して液晶表示装置 32に接触する延長形成部 49を設け、延長形成部 49を回路基板 33の下方に設け、回路基板 33を液晶表示装置 32の表示面に対してほぼ垂直方向に設けたものである。このように構成したことによって、容易に放熱部材を設けることが可能であり、かつ良好な放熱を行うことが可能な表示装置を提供すること力 Sできる。また、液晶表示装置 32などの表示機器の表示面方向のサイズの増大を抑えることができ J、型の表示装置を提供することが可能である。

[0019] また、回路基板 3に発熱部品である電子部品 6を設け、この電子部品 6に放熱部品 7を設け、放熱部品 7に接触する延長部 20を放熱部材 5に設けたものである。このように構成したことによって、回路基板 3に実装した発熱部品 6の放熱も同時に行うことが可能である。

[0020] また、延長形成部 19、 49が円柱形状である。このように構成したことによって、延長形成部 19、 49の表面積を小さくすることができ、ケース 4、 34内での放熱を抑制し、熱伝導性を良好にすることが可能である。

[0021] また、放熱部材 5、 35とケース 4、 34との間に防水部材として Oリング 16、 46を設けたものである。このように構成したことによって、放熱部材 35とケース 34との間から水や埃が進入することを防止することが可能である。

[0022] また、液晶表示装置 2、 32と延長形成部 19、 49との間に弾性を有する熱伝導性のよい熱伝達弾性部材 21、 50を設けたものである。このように構成したことによって、液晶表示装置 2、 32と延長形成部 19、 49との間の熱の伝達を良好に行うことができ、放熱部材 5、 35での放熱を良好に行うことができる。また、液晶表示装置 2、 32と延長形成部 19、 49との間の間隔が、部品の精度によってばらつきが生じたとしても、弾性を有する熱伝達部材 20、 50を設けたことによって、前記部品間のばらつきを吸収すること力 Sできる。

[0023] また、放熱部品 7と延長部 20との間に弾性を有する熱伝導性のよい熱伝達弾性部材 21を設けたものである。このように構成したことによって、放熱部品 7と延長部 20との間の熱の伝達を良好に行うことができ、ひいては放熱部材 5での放熱を良好に行うこと力 Sできる。また、放熱部品 7と延長部 20との間の間隔が、部品の精度によって異なったとしても、弾性を有する熱伝達弾性部材 21を設けたことによって、前記部品間の誤差を吸収することができる。

[0024] また、ケース 4、 34の開口 13、 43の開口面積を減らす遮蔽部 47を開口 13、 43に設けたものである。このように構成したことによって、放熱部材 5、 35に伝わった液晶表示装置 2、 32の熱が再び放熱部材 5、 35から放射されて表示装置 1、 31のケース 4、 34内の温度の上昇を抑えることができる。実施例 1

[0025] 図 1から図 4は本発明の第 1実施例を示すものである。

[0026] 本実施例の表示装置 1は、表示機器である液晶表示装置 2と、この液晶表示装置 2 を駆動する回路基板 3と、液晶表示装置 2と回路基板 3とを収納するケース 4と、ケース 4の背面側に露出する放熱部材 5とを備えている。

[0027] 液晶表示装置 2は液晶モジュールと呼ばれるものであり、その内部には、液晶表示セル、バックライト装置、制御基板などを備えている。なお、 2aはアルミニウム製のシ一ルド板であり、液晶表示装置 2内の回路を電磁波などから保護するものであるとともに、液晶表示装置 2に内蔵されたバックライト装置などの発熱部品の熱を放熱する放熱板でもある。

[0028] 回路基板 3は基材がガラスエポキシ樹脂からなる硬質の基板であり、その形状は長方形である。その表面あるいは裏面には、電子部品 6などが複数実装されて液晶表示装置 2を制御駆動する回路が設けられている。なお、電子部品 6としては、例えば、パワートランジスタ 6などの発熱部品があり、アルミニウム製の放熱部品 7とともに回路基板 3の背面（図 3中下側の面）に設けられている。また、回路基板 3には電子部品 6 などを電気的に接続する導体からなる図示しない配線が形成されている。また、この回路基板 3には円形の貫通孔からなる回避部 8を備えている。また、回路基板 3は液晶表示装置 2を保持する合成樹脂製のホルダ 9を介して、ケース 4に固定されている

[0029] ケース 4は合成樹脂製の上ケース 4aと下ケース 4bと力、らなる。上ケース 4aには、透明な合成樹脂からなるカバーレンズ 10が水や埃が進入しないように固定されている。このカバーレンズ 10をとおして液晶表示装置 2を視認することができる。

[0030] 下ケース 4bには通気孔 11が設けられており、この通気孔 11を介して、ケース 4内部と外部との空気の交換を行っている。なお、下ケース 4a内側の通気孔 11には、防水のために空気は通すが水は通さない多孔質膜 12が設けられている。また、下ケース 4bの背面には、放熱部材 5でふさがれる開口 13が設けられている。この開口 13には、ケース 4内側に段差 14を備えており、この段差 14には凹部 15が設けられており、この凹部 15内に防水部材である〇リング 16を備えている。この Oリング 16が放熱部材 5と開口 13とに接触しているので、放熱部材 5と開口 13との間から水や埃などが進入することを抑えている。

[0031] また、上ケース 4aと下ケース 4bとは、ネジ 17によって固定されており、ホルダ 9も一緒に上ケース 4aと下ケース 4bとの間に固定されてレ、る。

[0032] 放熱部材 5は熱伝導性の良好な部材であり、その材質としては金属が好ましぐ本実施例においては、コストや作りやすさや重量などの点からアルミニウムを採用している。放熱部材 5は板状のベース部 5aに、放熱部材 5の表面積を増やすために、複数、本実施例では、複数、本実施例では 6枚の放熱用のフィン 5bをケース 4外部に露出するように一体に形成してある。

[0033] また、放熱部材 5には、液晶表示装置 2のシールド板 2aに接触する延長形成部 19 を設けてある。延長形成部 19は回路基板 3に形成した回避部 8を貫通してシールド板 2aに接触している。また、表示装置 1を小型にするために、表示装置 1を正面から見た方向（図 3中矢印方向）で、液晶表示装置 2と放熱部材 5とが重なる部分に延長形成部 19を設けてある。このようにすることで、液晶表示装置 2 (特にシールド板 2a) と放熱部材 5とを最短距離で接続することができ、ケース 4内での放熱を抑制することができる。また、延長形成部 19は円柱形状である。このように延長形成部 19を円柱形状とすることで、例えば、同体積の角柱形状に場合に比べて、表面積を小さくすることができるので、ケース 4内での放熱を抑制し、熱伝導性を良好にすることができる。このように構成したことによって、液晶表示装置 2や他の機器などを制御する回路が実装された回路基板 3などが設けられていたとしても、回避部 8を設けたことによって、容易に放熱部材 5を設けることができ、ケース 4内部の熱を良好に放熱することができる。

[0034] また、放熱部材 5には、回路基板 3の電子部品 6の放熱部品 7に接触する延長部 2 0を設けてある。この延長部 20も延長形成部 19と同様に、熱伝導性を良好にするために円柱形状である。このように構成したことによって、回路基板 3に実装した発熱する電子部品 6の放熱も同時に行うことが可能である。

[0035] なお、シールド板 2aと延長形成部 19との間と、放熱部品 7と延長部 20との間には、弾性を有する熱伝導性のよいシリコンゴムなどの熱伝達弾性部材 21を設けてある。このように構成したことによって、シールド板 2aと延長形成部 19との間、あるいは、放熱部品 7と延長部 20との間の熱の伝達を良好に行うことができ、ひいては放熱部材 5での放熱を良好に行うことができる。また、シールド板 2aと延長形成部 19との間、あるレ、は、放熱部品 7と延長部 20との間の間隔力部品の精度によってばらついたとしても、弾性を有する熱伝達弾性部材 21を設けたことによって、前記各部品間のばらつきを吸収することができる。

[0036] なお、前記実施例では、回路基板 3に設けた回避部 8は貫通孔であつたが、前記実施例に限定されるものではなぐ延長形成部 19が液晶表示装置 2に接触できるものであればよいので、回路基板 3の外周の一部を切り欠いたものであってもよい。

[0037] なお、前記実施例では、防水部材 16として Oリングを用いたが、前記実施例に限定されるものではなぐ防水と埃の進入を防止するものであれば、どのようなものであつてもよい。

実施例 2

[0038] 図 5から図 8は本発明の第 2実施例を示すものである。

[0039] 本実施例の表示装置 31は、表示機器である液晶表示装置 32と、この液晶表示装置 32を駆動する回路基板 33と、液晶表示装置 32と回路基板 33とを収納するケース 34と、ケース 34の背面側に露出する放熱部材 35とを備えている。

[0040] 液晶表示装置 32は液晶モジュールと呼ばれるものであり、第 1実施例の液晶表示装置 2と同一である。この液晶表示装置 32は、ホノレダ 36とセノレ押さえ 37とによってケース 34に固定されている。なお、ホルダ 36はネジ 38でケース 34に固定されている。

[0041] ホルダ 36は合成樹脂製で、液晶表示装置 32を収納する四角形の枠体であり、その内面に液晶表示装置 32の位置を固定する段差部 36aを備えている。また、セル押さえ 37は金属製で、液晶表示装置 32の表示面が露出する窓部 37aを備えた枠体である。セル押さえ 37には孔 37bを備えた弾性片 37cを設け、ホルダ 36には係止爪 36 bを設け、この孔 37bを係止爪 36bに引っ掛けることで、セル押さえ 37をホルダ 36に固定している。

[0042] 回路基板 33は基材がガラスエポキシ樹脂からなる硬質の基板であり、その形状は長方形である。この回路基板 33は、液晶表示装置 32の液晶表示セルやバックライト装置を駆動するために、液晶駆動回路やインバータ回路を備えており、その表面あるいは裏面には、液晶駆動回路やインバータ回路を構成する電子部品 9などが複数実装されている。また、回路基板 33には電子部品 9などを電気的に接続する導体からなる図示しない配線が形成されている。また、回路基板 33は液晶表示装置 32と同様にホルダ 36に固定され、液晶表示装置 32の背後の上方に位置している。

[0043] ホルダ 36は回路基板 33を支持するために、ホルダ 36の上側部分を後方（図 8中右側）に延ばした延長部 36cを備えており、回路基板 33は延長部 36cに図示しないネジによって固定されている。なお、図 8中、延長部 36cはホルダ 36と分離しているように図示されている部分は、貫通した孔 36dであり、液晶表示装置 32と回路基板 33とを電気的に接続する図示しない配線が通っており、延長部 36cとホルダ 36は図示してレヽなレ、部分で一体に結合してレ、る。

[0044] ケース 34は合成樹脂製の上ケース 34aと下ケース 34bと力、らなり、上ケース 34aには、透明な合成樹脂からなるカバーレンズ 40が水や埃が進入しないように固定されている。このカバーレンズ 40をとおして液晶表示装置 32を視認することができる。

[0045] 下ケース 34bには通気孔 41が設けられており、この通気孔 41を介して、ケース 34 内部と外部との空気の交換を行っている。なお、下ケース 34a内側の通気孔 41には、防水のために空気は通すが水は通さない多孔質膜 42が設けられている。また、下ケース 34bの背面には、放熱部材 35でふさがれる開口 43が設けられている。この開口 43の周囲には、ケース 34内側に段差 44を備えており、この段差 44には凹部 45が設けられており、この凹部 45内に防水部材である〇リング 46を備えている。この〇リング 46が放熱部材 35と開口 43とに接触しているので、放熱部材 35と開口 43との間から水ゃ埃などが進入することを防止している。また、開口 43の下半分には遮蔽部 47 が形成されており、開口 43の開口面積を減らしている。

[0046] なお、上ケース 34aと下ケース 34bとは、図示しないネジによって固定されている。

[0047] 放熱部材 35は熱伝導性の良好な部材であり、その材質としては第 1実施例と同様にアルミニウムを採用している。放熱部材 35は板状のベース部 35aに、放熱部材 35 の表面積を増やすために、複数、本実施例では、複数、本実施例では 10枚の放熱用のフィン 35bをケース 34外部に露出するように一体に形成してある。 [0048] また、放熱部材 35には、液晶表示装置 32のシールド板 32aに接触する延長形成部 49を設けてある。なお、延長形成部 49は放熱部材 35の上側に形成してあるが、これは、発熱量の多い液晶表示装置 32のバックライト装置が設けられた部分に対応するためである。また、表示装置 31を正面から見た方向（図 8中矢印方向）で、液晶表示装置 32と放熱部材 35とが重なる部分に延長形成部 49を設けてある。このようにすることで、表示装置 31を小型にするとともに、液晶表示装置 32 (特にシールド板 2a) と放熱部材 35とを最短距離で接続することができ、ケース 34内での放熱を抑制すること力 Sできる。

[0049] また、延長形成部 49は円柱形状である。このようにしたことで、例えば、同体積の角柱形状に場合に比べて、表面積を小さくすることができるので、ケース 34内での放熱を抑制し、熱伝導性を良好にすることができる。また、延長形成部 49を回路基板 33 の下方に設けてあるので、回路基板 33が発する熱を延長形成部 49が吸収することを抑え、液晶表示装置 32の放熱を良好に行うことができる。また、回路基板 33の板面を液晶表示装置 32の表示面に対して、ほぼ垂直方向に設けたことによって、液晶表示装置 32の後方の間隔を広く確保することができ、放熱を良好に行うことができ、回路基板 33からの熱の影響を受けに《なる。

[0050] また、開口 43の開口面積を遮蔽部 47で少なくしたことによって、放熱部材 35に伝わった液晶表示装置 32の熱が再び放熱部材 35から表示装置 31内部に放射されて表示装置 31内の温度の上昇を抑えることができる。

[0051] なお、シールド板 32aと延長形成部 49との間には、弾性を有する熱伝導性のよいシリコンゴムなどの熱伝達部材 50を設けてある。このように構成したことによって、シ一ルド板 32aと延長形成部 49との間の熱の伝達を良好に行うことができ、ひいては放熱部材 35での放熱を良好に行うことができる。また、シールド板 32aと延長形成部 49との間の間隔が、部品の精度によってばらついたとしても、弾性を有する熱伝達部材 50を設けたことによって、前記各部品間のばらつきを吸収することができる。

[0052] なお、前記実施例では、防水部材 46として Oリングを用いた力前記実施例に限定されるものではなぐ水と埃の進入を防止するものであれば、どのようなものであってあよい。 [0053] また、前記実施例では、表示装置 31は液晶表示装置 32のみをケース 34内に収納していたが、前記実施例に限定されるものではなぐ例えば、指針式計器をケース 34 内に収納しても良い。

産業上の利用可能性

[0054] 本発明は、表示装置などの発熱部品を備えた表示装置であって、発熱部品が発する熱を良好に放熱する放熱構造を備えた表示装置に適用されるものである。

Claims

請求の範囲

[1] 表示機器と、この表示機器を駆動する回路基板と、前記表示機器と前記回路基板とを収納するケースとからなる表示装置において、前記ケースに設けた開口を覆う放熱部材を設け、この放熱部材に前記開口を介して前記表示機器に接触する延長形成部を設け、前記回路基板に前記延長形成部が貫通する回避部を設け、前記回路基板を前記表示機器の背後に位置させたことを特徴とする表示装置。

[2] 表示機器と、この表示機器を駆動する回路基板と、前記表示機器と前記回路基板とを収納するケースとからなる表示装置において、前記ケースに設けた開口を覆う放熱部材を設け、この放熱部材に前記開口を介して前記表示機器に接触する延長形成部を設け、前記延長形成部を前記回路基板の下方に設け、前記回路基板を前記表示機器の表示面に対してほぼ垂直方向に設けたことを特徴とする表示装置。

[3] 前記回路基板に発熱部品を設け、この発熱部品に放熱部品を設け、前記放熱部品に接触する延長部を前記放熱部材に設けたことを特徴とする請求項 1に記載の表示装置。

[4] 前記延長形成部が円柱形状であることを特徴とする請求項 1から請求項 3のいずれかに記載の表示装置。

[5] 前記放熱部材と前記ケースとの間に防水部材を設けたことを特徴とする請求項 1から請求項 3のレ、ずれかに記載の表示装置。

[6] 前記表示機器と前記延長形成部との間に弾性を有する熱伝導性のよい熱伝達弾性部材を設けたことを特徴とする請求項 1または請求項 2に記載の表示装置。

[7] 前記放熱部品と前記延長部との間に弾性を有する熱伝導性のよい熱伝達弾性部材を設けたことを特徴とする請求項 3に記載の表示装置。

[8] 前記開口の開口面積を減らす遮蔽部を前記開口に設けたことを特徴とする請求項

1から請求項 3のいずれかに記載の表示装置。