WO2005014301A1

WO2005014301A1 - バインド処理方法ならびにバインド処理装置ならびにバインダカートリッジ

Info

Publication number: WO2005014301A1
Application number: PCT/JP2004/011797
Authority: WO
Inventors: Toru Yoshie
Original assignee: Max Co., Ltd.
Priority date: 2003-08-12
Filing date: 2004-08-11
Publication date: 2005-02-17
Also published as: CN101264706A; TWI253405B; US7744326B2; JP2005059396A; TW200513394A; CN1835848B; JP4103725B2; US7901172B2; CN1835848A; EP1655146B1; EP1655146A4; CN101264706B; KR20060061352A; EP1655146A1; KR101067924B1; US20060263173A1; US20100150683A1

Abstract

バインド処理装置1のバインド機構部5は、上下で対称に昇降するプッシャと、バインダカートリッジ51内の最前列のバインダを横ヘスライドさせるバインダ横移動機構7を備えている。バインダカートリッジは、ピンと溝による嵌合機構で並列に連結された多数の分割リング型バインダを内部に収容でき、前端のゲート部54には直角クランク形ガイド溝55が形成されている。最前列のバインダは、バインダ横移動機構によりクランク形ガイド溝に沿って横へ移動されて他のバインダから分離され、バインド機構部の上下一対のプッシャがバインダの分割リング部を上下から挟み、用紙のパンチ穴内へ挿入して上下の分割リング部の先端部を嵌合させる。

Description

明細書バインド処理方法ならびにバインド処理装置ならびにバインダカートリッジ技術分野

この発明は、パンチ穴を形成した紙をバインダで綴じるバインド処理方法ならびにバインド処理装置ならぴにバインダカートリッジに関するものであり、特に、バインディング作業の自動化を図ったバインド処理方法ならびにバインド処理装置ならびにバインダカ一トリッジに関するものである。背景技術

従来、パンチ穴を形成した紙或いはブラスティックなどのシートを綴じるバインダとして、定形紙の縦寸法の長さの細長いストリップに一定間隔でほぼ円形のリングを並列に配列した樹脂一体成形のものが知られている。このバインダのリングは一端がストリップにつながっていて先端は自由端となっており、これら複数のリングを開いて先端を紙のパンチ穴に挿入し、リングから指を離せば弾性復元力によりリングが閉じて紙が綴じられる力紙への装着に手間がかかるものである。

この種のバインダの装着を簡便にできるようにした提案の一例としては、特開 2001- 018571記載の紙綴り装置がある。この提案における紙綴り装置は、逆 L状爪を配列した可動板を横及び後方へ L形にスライドする機構を備えていて、本体にバインダをセットして可動扳を L状にスライドさせることにより可動板の逆 L状爪が横から Vングへ係合し、さらに逆 L状爪が後退してバインダのリングが引っ張られて開くように構成し、この操作によってバインダを簡単にルーズリーフ用紙へ装着できるようにしている。

また、リング型バインダ自体の構造に関する提案としては、定形紙の縦寸法の長さの背骨部の両側に 1/2リング部を並列に配置し、背骨部を挟んで対向する一方の列の 1/2リング部の先端に凸部を設け、他方の列の 1/2リング部の先端に凹部を形成して嵌合手段を形成し、対を成す 1/2リング部を閉.じて嵌合させることによりリングが閉じられるようにして着脱性を改良したバインダ（特開 200 0-289376) がある。

従来のリング型バインダの装着作業は手間がかかるものであり、特開 20 00 - 289376記載の二分割形のバインダは、着脱性は改善されているものの、依然として手作業によって着脱しなければならない。特開 2001 - 018571記載の紙裰り装置などのようにバインダの装着作業を容易化する提案もなされているが、この紙綴り装置はバインダを一つずつ紙綴り装置へセットして綴じ処理するもので、バインダの供給や綴じ操作に人手を要して大量の書類を処理する場合は時間がか力る。このため、より処理能率を向上するために綴じ処理を連続的に実行できるバインド処理方法が要望されている。発明の開示

本発明は、バインダによる綴じ処理を連続的に行えるバインド処理方法ならびにバインド処理装置を提供することを目的とする。

'この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、紙の一辺に沿って複数のパンチ穴を形成したルーズリーフ用紙を自動的にバインダにて綴じるバインド処理方法であって、背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列したバインダを用い、上下一対のプッシャと前記一対のプッシャを上下対称に昇降させる昇降駆動機構により、前記一対のプッシャを閉鎖方向へ駆動して前記バインダの分割 Vング部を挟んで閉じ、バインダの背骨部を挟んで対を成す分割リング部をルーズリーフ用紙のパンチ穴内で嵌合させるバインド処理方法を提供するものである。これにより、多数のリング部を一つずつ手作業で嵌合させる方法に比較して簡単且つ短時間でバインダを装着することができる。

また、上記上下一対のプッシャを前後に二組配列し、一組の上下一対のプッシャにより上記バインダの分割リング部の背面側を挟圧して上下の分割リング部を閉鎖方向へ回動し、他の一組の上下一対のプッシャにより上記バインダの分割リング部の先端側を挟圧して、対向する分割リング部の先端を嵌合させるバィンド処理方法を提供するものである。

また、バインド処理する紙を支持する用紙テーブルをバインダに向けて前進及び後退させるテーブル移動機構を用ヽ、上記一対のプッシャによるバインド処理時に用紙テーブルをバインダに向けて前進させて、バインダの分割リング部が用紙のパンチ穴へ進入する際における分割リング部と前記パンチ穴の内壁面との摩擦を抑制するバインド処理方法を提供するものである。

また、背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列したバインダに用いるバインド処理装置であって、上下一対のプッシャと、前記一対のプッシャを上下対称に昇降させる昇降駆動機構及び駆動モータを備え、前記一対のプッシャを閉鎖方向へ駆動して前記バインダの分割リング部を閉じ、バインダの背骨部を挟んで対を成す分割リング部をルーズリーフ用紙のパンチ穴内で嵌合させる構成のバインド処理装置を提供するものである。

また、上記上下一対のプッシャを前後に二組配列し、一組の上下一対のプッシャにより上記バインダの分割リング部の背面側を挟圧して上下の分割リング部を閉鎖方向へ回動し、他の一組の上下一対のプッシャにより上記バインダの分割リング部の先端側を挟圧して、対向する分割リング部の先端を嵌合させる構成としたバインド処理装置を提供するものである。

また、上記バインド処理装置は、バインド処理する紙を支持する用紙テ一ブル及び用紙テーブルをバインダに向けて前進及び後退させるテーブル移動機構を備え、上記一対のプッシャによるバインド処理時に用紙テーブルをバインダに向けて前進させて、バインダの分割リング部が用紙のパンチ穴へ進入する際における分割リング部と前記パンチ穴の内壁面との摩擦を抑制したバインド処理装置を提供するものである。 .

また、上記用紙テーブルの上に昇降式ピンを設け、用紙テーブル上の用紙のパンチ穴へ前記昇降式ピンを揷入して各用紙のパンチ穴の位置ずれを矯正できるようにしたバインド処理装置を提供するものである。

また、背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列するとともに前記背骨部の表裏にピンと溝とによる連結手段を備え、並列に連結可能且つ相互に横方向ヘスライドさせることにより前記ピンと溝との係合が解除されるように形成したバインダを用いるバインド処理装置であって、バインダを横方向ヘスライドさせるスライダ及ぴスライダ駆動機構を備え、前記スライダにより最前列のバインダを横ヘスライドさせて後列のバインダから分離するように構成したバインド処理装置を提供するものである。

また、上記プッシャの昇降駆動機構は、軸の中央を境に両端側で相互に逆向きのォネジを切つた送りネジと、前記送りネジの両端側にそれぞれ係合する一対のスライダとからなる送りネジ機構であるバインド処理装置を提供するものである。

また、上記プッシャの昇降駆動機構は、ピン結合した一対のレバーとレバー開閉駆動機構からなるバインド処理装置を提供するものである。

また、背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列した複数のバインダを前後に積層して収容するバインダカートリッジであって、前面の壁の上下中間部に水平方向の前後貫通溝を形成するとともに、前面の壁に平面視直角のクランク形ガイド溝を並列配置し、バインダカートリツジ内の最前列のバインダをクランク形ガイド溝のクランク部に沿って横ヘスライドさせることにより最前列のバインダを前方へ取り出せるように形成したバインダカートリッジを提供するものである。この究明は、昇降駆動機構により一対のプッシャを上下対称に昇降させて、分割リング形のバインダの分割リング部を上下一対のプッシャによって挟み、上下で対を成す分割リング部をルーズリーフ用紙のパンチ穴内で嵌合させる手段により、パインダをルーズリーフ用紙へ極めて短時間で装着することができる。また、並列に装填された複数のバインダから一つずつバインダを分離してバインディング処理を行う方法により連続的な自動バインディング処理を可能として処理能率の向上という目的を達成した。図面の簡単な説明図 1は、バインド処理装置の側面図。

図 2は、バインダカ一トリッジを装着したバインド処理装置の側面図。図 3は、バインダカートリッジを装着したバインド処理装置の平面図。図 4は、バインダカートリツジの側面図。

図 5は、バインダカートリツジの平面図。

図 6は、バインダの背面図。

図 7は、バインダの正面図。

図 8 Aは、バインダの背面図、図 8Bは、バインダの側面図である。図 9 Aはバインダの正面図、図 9 Bは、バインダの側面断面図である。図 10は、積層したバインダの側面図である。

図 1 1 Aは、バインダのリング形成状態を示す側面断面図、図 1 1 Bはバインダの嵌合部分の側面図である。

図 12 Aおよび図 12Bは、バインダの背骨部の溝を示し、図 12Aは、中央の溝の正面図、図 12Bは、その他の溝の正面図である。

図 1 3 A 1〜図 13 D 2は、バインダカートリツジのゲ一ト部の作用角军説図であり、図 13A1、図 1 3Β 1、図 13C 1、図 13D 1は平面図、図 1 3A2、図 13B 2、図 13 C 2、図 13 D 2は正面図である。

図 14は、バインド横移動機構の平面図。

図 15は、バインド横移動機構の動作を表す平面図。

図 16は、バインド横移動機構の動作を表す平面図。

図 17は、バインド機構の側面断面図。

図 18は、バインド機構の動作を表す側面断面図。

図 19は、バインド機構の動作を表す側面断面図。

図 20は、バインド機構の動作を表す側面断面図。

図 21は、バインド機構の動作を表す側面断面図。

図 22 A、図 22 Bは、実施例 2に係るバインド機構の側面図である。なお、図中の符号、 1はバインド処理装置、 2はフレーム、 3は用紙テ一ブル、 5はバインド機構部、 7はバインダ横移動機構、 8は駆動モータ、 9はカム機構、 10はスライダ、 11は送りネジ、 12および 13はスライダ、 16は駆動軸、 17は駆動モータ、 18はフロントプッシャ、 19はリャプッシャ、 20はリンク、 24は紙揃えピン、 51はバインダカ一トリッジ、 54はゲート部、 55はクランク形ガイド溝、 61はバインダ、 62は背骨部、 63は中央 1/3リング部、 64は上 1/3リング部、 65は下 I/³リング部、 67はフック部、 68はキャッチ部、 69はピン、および、 70および 71は溝、である。発明を実施するための最良の形態

[実施例 1 ]

図 1はバインド処理装置 1を示し、図 2及び図 3はバインダカートリッジ 5 1を装着したバインド処理装置 1を示している。バインド処理装置 1のフレーム 2の前部（図 3において下）には用紙テーブル 3が配置され、後部（図 3において上）はバインダカ一トリッジ 51を装着するカートリッジベース部 4となっていて、用紙テーブル 3とカートリッジベース部 4の中間にバインド機構部 5が配置されている。図 4及び図 5に示すように、バインダカ一トリッジ 51は箱型のカートリッジであり、上蓋 52を後方（図 4において右）ヘスライドさせて、上からバインダを装填する構造となっている。

次に、ここで使用するバインダについて説明する。図 6はバインダ 61の外周面側を示す背面図、図 7はバインダ 61の内周面側を示す正面図である。バインダ 61は、定形紙の寸法に合わせた長さの背骨部 62に一定間隔でリング部を配列した樹脂射出成形品であり、図 8 A、図 8 B、図 9 A及び図 9 Bに示すように、リング部は背骨部へ結合されている中央 1/3リング部 63と、その上下に連結している 1/3リング部 64， 65とに三分割されていて、上下の I/³リング部 64， ⁶⁵を折り曲げて相互の先端を嵌合させることによりリングが形成される構造となっている。

中央 1/3リング部 63は外周面と内周面の曲率とが等しくなつており、また初期状態では三つの 1/3リング部 63， 64， 65のそれぞれの両端がほぼ一直線に揃つていて、これにより図 10に示すように複数のバインダ 61を重ねたときに前後の中央 1/3リング部 63が隙間なく面接触し、上下の 1/3リング部 64, 65は中央 1/3リング部 63よりも薄手であることからバインダ全体としてもほとんど間隙が生じないので、スペース効率よくバインダカートリッジへ収納することができる。図 9A および図 9 Bに示すように、三つの 1/3リング部 63， 64， 65の内周面には周方向の溝 66が形成されており、上側 1/3リング部 64の先端にフック部 67が設けられていて、下側 1/3リング部 65の先端にはフック部 67と嵌合するキャッチ部 68が形成されている。

図 1 1 Aおよび図 1 1 Bは上側 1/3リング部 64のフック部 67と下側 1/3リング部 65のキヤツチ部 68を嵌合させてリングを形成した状態を示し、フック部 67 とキヤッチ部 68が嵌合することによつて上側 1/3リング部 64と下側 1/3リング部 65 は周方向及び左右にずれることがなく、また、上側 1/3リング部 64と下側 1/3リング部 65の先端部の相欠き継ぎ構造より、相互に半径方向へずれないように固定される。尚、バインダ 61を書類から取り外す場合は、手で上側 1/3リング部 64と下側 1/3リング部 65とを周方向へ引っ張ればキヤツチ部 68が左右に開いてキヤツチ部 68とフック部 67の嵌合が解除され、取り外したバインダ ⁶1を再使用できることは言うまでもない。

図 7乃至図 1 1 Bに示すように、背骨部 62の内面側にはリングの中心方 • 向へ突出するピン 69が一定間隔で形成されており（この実施例においては五本）、図 6、図 8 Aおよび囪 8 Bに示すように背骨部 62の背面側にはピン 69と嵌合対偶をなす溝 70， 71が形成されている。したがって、図 1 0のように複数のバインダ 6 1を重ねたときにピン 69が前列のバインダ 61の溝 70， 71に嵌合して複数のバインダ 61が連結され、複数のバインダ 61がばらばらにならないのでパッケージ開梱時やバインド処理機への装填時における取り扱いが容易である。

図 1 2 Aおよび図 1 2 Bは、溝 70, 71の詳細を示し、図 1 2 Aは図 6における中央の溝 70であり、図 1 2 Bは中央以外の左右計四箇所の溝 71を示している。左右に長い溝 70， 71の左側はピン 69の直径と同一幅またはやや幅狭のピン嵌合部 70a, 71aであり、ピン嵌合部 70a, 71a以外の幅はピン 69の直径よりも幅広となつていて、複数のバインダ 61の両端を揃えて重ねたときに、前列のバインダ 61の溝 70, 71の左端部に後列のバインダ 61のピン 69が対向する位置関係となっている。したがって、複数のバインダ 61の両端を揃えて前後から押さえつければ、ピン 69 が溝 70， 71の左側のピン嵌合部 70a， 71aに嵌合して前後のバインダ 61が結合される。また、相互に嵌合している二つのバインダ 61の前側のものを図 3において右へスライドさせれば、溝 70， 71のピン嵌合部 70a， 71aとピン⁶⁹の嵌合が解除され、ノィンダ 61を分離することができる。

次に、バインダカートリッジ 51について説明する。図 2に示すように、バインダカートリッジ 51は、バインド処理装置 1のカートリッジベース部 4の後端と左端に設けたクリック爪 6に係合してフレーム 2へ固定され、右ヘスライドさせるか上へ持ち上げればバインド処理装置 1から取外すことができる。バインダカートリッジ 51には、バネ式のプッシャ 53が備えられていて、相互に連結された複数列のバインダ 61を装填して上蓋 52を閉めれば、プッシャ 53が最後列のバインダに接してバインダを前方へ押し、最前列のバインダは前面のゲート部 54へ弾接する。バインダ一力一トリッジ 51には、複数のバインダが前後に積層されたバインダ積相体が、収納される。

図 5に示すように、ゲート部 54はバインダ 61のリング部 63の配列ピッチに対応するピッチで複数の直角クランク形ガイド溝 5δが形成されており、図 4に示すように、上下中間に形成した水平方向の間隙がバインダ 61の背骨部 62の通路となっていて、リング部 63， 64, 65はクランク形ガイド溝 55に沿って進行する。

図 1 3 A 1〜図 1 3 D 2はクランク形ガイド溝 55の詳細を示し、 10は後述するバインダ横移動機構 7のスライダである。図 1 3 A 1および図 1 3 A 2に示すようにバインダカートリッジ 51内の先頭のバインダ 61aは、ゲート部 54の後方からクランク形ガイド溝 55に入って前部壁面に接し、図 1 3 B 1および図 1 3 B 2に示すように、バインダ横移動機構 7のスライダ 10によりクランク形ガイド溝 55の横溝部に沿って横（前面側から見て右方向）ヘスライドされることにより、後列のバインダ 61bから分離される。

クランク形ガイド溝 55の前面開口は、図 1 3 C 2に示すように、上下中心線から上下方向にバインダ 61のリングの直径とほぼ等しい範囲は、リング部 63 ， 64, 65の横幅よりも幅広に形成され、その上下では右壁面が左方向へ突出して開口幅がリング部 63, 64, 65の横幅とほぼ等しくなつている。左壁面の前端の上下中心近傍には右へ突出する爪状のストッパ一部 56が設けられていて、図 1 3 B 2に示すようにバインダ 61の中央 1/3リング部 63の前面（内周面）がストッパー部 56 に当接する。したがって、図 1 3 B 1および図 1 3 B 2に示すように先頭のバインダ 61aを後列のバインダ 61bから分離した時点では、先頭のバインダ 61aの右側面はクランク形ガイド溝 55の前面開口の右側面に当たり、中央 1/3リング部 63の前面がストッパー部 56に当接して前進を阻止される。よって、後述するバインド機構部 5による上下 1/3リング部 64， 65の閉じ動作中にバインダ 61aが前方へ移動することがなく、閉じ動作が安定して行われる。

そして、図 1 3〇 1ぉょび図1 3 C 2に示すように上下 1/3リング部 64, 65が閉じられて Vングが形成されたとき、上下 1/3リング部 64, 65がクランク形ガィド溝 55の前面開口の上下幅狭部分から上下中間の幅広部に移動することにより、バインダ 61aはさらに左へ移動可能となり、図 1 3 D 1および図 1 3 D 2に示すようにバインダ横移動機構 7のスライダ 10により幅広部の左壁面側へ移動される。これにより、中央 1/3リング部 63がクランク形ガイド溝 55のストッパ一部 56 から離れ、閉じられたバインダ 61aを前方へ引出すことが可能な状態となる。

図 3に示すように、バインダ横移動機構 7はバインド機構部 5の左端部に設けられていて、駆動モータ 8とカム機構 9によりスライダ 10を右及び左に往復駆動する構成としている。図 14乃至図 16はバインダ横移動機構 7の動作を示し、図 1 4に示す初期状態では最前列のバインダ 61aの左横（図 14において上方）にスライダ 10が位置しており、図 15に示すようにカム機構 9を介してスライダ 10が右（図 1 5において下方）へ駆動されて、最前列のバインダ 61aをクランク形ガイド溝 55の後部直進溝の前端から前部直進溝の後端へ移動させる。その後に図 16に示すように用紙テーブル 3が前進し、バインド機構部 5により上側 1/3リング部 64と下側 1/3 リング部 65が上下から挟圧されて用紙 Pのパンチ穴内で嵌合し、用紙テーブル 3が後退する際にバインダ 61aは、クランク形ガイド溝 55の前部直進溝を通じて前方へ引き抜かれる。なお、上記においては、最前列のバインダ 61aをスライダ 10によってスライドすることによって、最前列のバインダ 61aは、複数列のバインダ 61から分離される。しかしながら、最前列のバインダ 61aを固定し、バインダカートリツジ 51をスライドさせることによつても'、最前列のバインダ 61aを、複数列のバインダ 61から分離させることができる。すなわち、最前列のバインダ 61aとバインダカートリッジと力相対的に横にスライドすることによって、最前列のバインダ 61aは、複数列のバインダ 61から分離される。

次にパインド処理装置 1のバインド機構部 5を説明する。図 3及び図 17に示すように、パインド機構部 5の左右両端には送りネジ 11が縦方向に配置されている。図 17に示す送りネジ 11は上半部と下半部とが相互に逆ネジとなっており、上半部と下半部とにそれぞれメネジを形成したスライダ 12, 13が係合している。送りネジ 11の下部には平歯車 14が取付けられており、平歯車 14は傘歯車減速機構 15を介して駆動軸 16に連結していて、駆動モータ 17によって駆動軸 16を回転することにより、駆動軸 16の回転方向に応じて送りネジ 11上の一対のスライダ 12， 13 が接近或いは離反する送りねじ機構を構成している。

左右の送りネジ 11上の上側スラィダ 12と下側スラィダ 13にはそれぞれフロントプッシャ 18が架設されている。フロントプッシャ 18は、バインダ 61のリング数と同数の薄板を並列配置した部品であり、また、フロントプッシャ 18の背面側には、フロントプッシャ 18と同数のリャプッシャ 19が設けられている。リャプッシャ 19はフロントプッシャ 18に対して上下へ一定範囲スライド自在に ,袓付けられており、バネ（図示せず）により上下が接近する方向へ付勢されていて、図 17 に示す初期状態では、フロントプッシャ 18よりも上下間隔が狭くなつている。上下のフロントプッシャ 18の対向面は、バインダ 61のリング形状に対応した円弧面となっていて、上下のリャプッシャ 19の対向面も同様にバインダ 61のリング形状に対応した斜面となっている。

図 17に示すようにバインド機構部 5の下側のスライダ 13と、フレーム 2に対して前後にスライドできる用紙テーブル 3は、リンク 20を介して連結されている。リンク 20の中間部に形成されているガイド溝 21はフレーム 2に固定したピン 2 2に係合しており、リンク 20の先端部のピン 23は用紙テープノレ 3に設けたブラケット 3aのガイド溝 24に係合している。スライダ 12, 13の昇降と連動してリンク 20はフレーム 2のピン 22を支点として上下に揺動し、下側スライダ 13が上昇すると用紙テープノレ 3はリンク 20を介して前方へ引っ張られ、下側スライダ 13が下降して初期位置へ戻ると用紙テーブル 3も初期位置へ後退する。

バインド機構部 5の前面には昇降自在な紙揃えピン 25が設けられていて、用紙 Pをパンチ穴の側を先頭にして用紙テーブル 3に載せ、紙揃えピン 25を下げてパンチ穴へ揷入することにより、一組の用紙のパンチ穴の位置ずれが矯正される。紙揃えピン 25は手動操作によって昇降する構成でもよいが、バインド処理の自動化にあたってはモータや電動ァクチユエータなどにより用紙セット時に紙揃えピン 25が自動的に下降及び上昇して紙揃えを行うように構成することが望ましい。尚、紙揃えピン 25を用紙 Pの下方に配置し、紙揃えピン 25を上昇させてパンチ穴へ挿入することで用紙 Pのパンチ穴の位置ずれを矯正するものでもよい。

また、用紙テーブル 3には紙押さえアーム 26が取付けられていて、紙押さえアーム 26の先端へ紙押さえアーム 26に対して回動可能に取付けた板金または樹脂製の押さえ板 27を、用紙テーブル 3上の用紙 Pの表面に接触させて紙 Pの浮上がりを防いでいる。

次に、バインド処理装置 1の動作を説明する。図 17は初期状態を示し、先ず紙揃えピン 25により紙 Pのパンチ穴の位置ずれ矯正が行われるとともに、図 3 のバインダ横移動機構 7のスライダ 10がバインダカートリッジ 51内の最前列のバインダ 61aを右ヘスライドして後列のバインダ 61から分離する。先頭のバインダは、クランク形ガイド溝 55の横溝部分を横移動することにより、図 1 3 B 1および図 1 3 B 2に示すように上側 1/3リング部 64と下側 1/3リング部 65の嵌合操作が可能な状態となる。

続いて、バインド機構部 5の駆動モータ 17が起動し、バインド機構部 5の上下のリャプッシャ 19及びフロントプッシャ 18が間隔を狭めていくとともに、下側スライダ 13の上昇に伴い用紙テーブル 3とともに用紙 Pがバインド処理位置へ向かって前進する。そして、図 18に示すように、先 - 上側 1/3リング部 64と下側 1/3リング部 65の背面に接して、上側 1/3リング部 64と下側 1/3リング部 65を前方へ折り曲げる。これにより上側 1/3リング部 64と下側 1/ 3リング部 65の先端部は上下のフロントプッシャ 14の間に入り、図 19に示すように上下のリャプッシャ 15は可動範囲の最接近端に達して停止するが、上下のフロントプッシャ 18はさらに間隔を狭めて上側 1/3リング部 64と下側 1/3リング部 65を挟み込み、図 20に示すように上側 1/3リング部 64と下側 1/3リング部 65を嵌合させる。また、上側 1/3リング部 64と下側 1/3リング部 65のそれぞれの先端が用紙 Pのパンチ穴に入ってから嵌合するまで用紙テーブル 3が微速前進することにより、円弧形の上下 1/3リング部 64， 65が円柱空洞形のパンチ穴内へ進入する際に、 1/3 リング部 64， 65がパンチ穴の縁や内面に引っ掛かることがなく、円滑に嵌合させることができる。

そして、綴じ処理完了後にバインダ横移動機構 7のスライダ 10によりさらに右へ移動（図 1 3 D 1および図 1 3 D 2 ) されて前方へ取出し可能な状態となると同時に駆動モータ 17が逆転駆動されて、図 21に示すように上下のフロントプッシャ 18とリャプッシャ 19並びに用紙テープル 3は初期位置へ向かって移動し、用紙 Pへ結合された先頭のバインダ 61はバインダカート Vッジ 51のクランク形ガイド溝 55から前方へ引き抜かれる。 [実施例 2 ]

図 2 2 Aおよび図 2 2 Bは、バインド機構部の他の実施形態を示し、フレームの左右両端に鉄の如くピン結合した二枚のレバー 31， 32を配置し、左右二枚のレバー 31, 32のそれぞれの先端に櫛型のプッシャプレート 33を架設している。二枚のレバー 31, 32の後部にはガイド溝 34が形成されていて、ガイド溝 34に駆動レバー 35のピン 36が係合している。駆動レバー 35の先端を後方へ回動させれば二枚のレバー 31, 32の先端部が閉じ、先端部間に位置しているバインダ 61を上下力ら挟圧して上側 1/3リング部 64と下側 1/3リング部 65を嵌合させる。また、図示は省略するがピン 36と図 17に示したリンク 20とを連携させて、レバー 31， 32の移動に応じて用紙テーブル 3を移動させるように構成することが望ましい。上記各実施例に記載されたバインド処理方法、バインド処理装置、及び、バインダーカートリッジは、コピー機、プリンターなどに備えられたフィニッシヤー装置に内蔵させることができる。フィエッシャー装置とは、複写後、または、ブリントアウト後の用紙束を加工する装置である。このフイエッシヤー装置力パンチ処理装置と、上記各実施例のバインド処理装置とを有している場合は、複写後、または、プリントアウト後の用紙束に、穴あけ処理を行い、その後バインド処理を行うことにより、複写された、または、プリントアウトされた用紙の製本が可能になる。また、はじめからパンチ穴が形成されたルーズリーフ用紙を、複写またはプリントアウトする場合は、複写後、または、プリントアウト後の用紙束に、バインド処理を行うことができる。この場合は、フィニッシヤー装置がパンチ処理装置を具備しなくてもよく、または、パンチ処理装置を具備するフィニッシャ一装置であってもパンチ処理を行わなくても良い。

更に、上記各実施例に記載されたバインド処理方法、バインド処理装置

、及び、バインダーカートリッジは、製本装置に内蔵させることができる。製本装置は、例えば、コピー機やプリンターを備えており、コピー機の場合は原稿をセットすることにより、プリンターの場合は原稿データを入力することにより、製本対象の複写またはプリントァゥトを行い、複写またはプリントァゥトされた用紙の束を製本処理する。このフィニッシヤー装置が、パンチ処理装置と、上記各実施例のバインド処理装置とを有している場合は、複写後、または、プリントアウト後の用紙束に、穴あけ処理を行い、その後バインド処理を行うことにより、複写された、または、プリントアウトされた用紙の製本が可能になる。また、はじめからパンチ穴が形成されたルーズリーフ用紙を、複写またはプリントァゥトする場合は、複写後、または、プリントアウト後の用紙束に、バインド処理を行うことができる。この場合は、フィ -ッシヤー装置がパンチ処理装置を具備しなくてもよく、または、パンチ処理装置を具備するフィニッシヤー装置であってもパンチ処理を行わなくても良い。尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。産業上の利用可能性

この発明のバインド処理方法ならびにバインド処理装置は、分割リング部の先端を嵌合させる動作を機械的に実行するので、従来手作業で行っていたバィンダ装着処理の手間が解消されて著しく処理能率が向上する。また、送りねじ或ヽはレバーにより一対のプッシャを対称的に開閉駆動する構成とすることにより、分割リング部嵌合動作の安定性が良く、嵌合不良が発生する虞が殆どない。また、並列連結型のバインダから先頭のバインダを分離するバインダ横移動機構を設けることにより、多数のパインダをカートリッジに装填して連続的な処理を行うことができ、複写機などと組み合わせた複合処理機を実現することも可能となる。

4

Claims

請求の範囲紙の一辺に沿って複数のパンチ穴を形成したルーズリーフ用紙を、背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列したバインダを用いて綴じる、バインド処理方法であって、

上下一対のプッシャと前記一対のプッシャを上下対称に昇降させる昇降駆動機構により、前記一対のプッシャを閉鎖方向へ駆動して前記バインダの分割リング部を挟んで閉じ、

バインダの背骨部を挟んで対を成す分割リング部の先端をルーズリーフ用紙のパンチ穴内で嵌合させる、バインド処理方法。

2. 上記上下一対のプッシャを前後にニ糸且配列し、一組の上下一対のプッシャにより上記バインダの分割リング部の背面側を挟圧して上下の分割リング部を閉鎖方向へ回動し、

他の一組の上下一対のプッシャにより上記バインダの分割リング部の先端側を挟圧して、対向する分割リング部の先端を嵌合させる、

請求項 1のバインド処理方法。

3. バインド処理する紙を支持する用紙テーブルをバインダに向けて前進及び後退させるテーブル移動機構により、上記一対のプッシャによるバインド処理時に、用紙テーブルをバインダに向けて前進させて、バインダの分割リング部が用紙のパンチ穴へ進入する際における分割リング部と前記パンチ穴の内壁面との摩擦を抑制する、請求項 1記載のバインド処理方法。

4. 背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列したバインダを用いるバインド処理装置であって、

上側およぴ下側プッシャと、

前記上側および下側プッシャを上下対称に昇降させる昇降駆動機構と、駆動モータと、を備え、

前記上側および下側プッシャを閉鎖方向へ駆動して前記バインダの分割リング部を閉じ、バインダの背骨部を挟んで対を成す分割リング部の先端をルーズリーフ用紙のパンチ穴内で嵌合させる、バインド処理装置。

5. 前記上側および下側プッシャは、前後に配列された、第 1の上側および下側プッシャと、第 2の上側および下側プッシャと、を備え、

第 1の上側および下側プッシャは、上記バインダの分割リング部の背面側を挟圧して、上下の分割リング部を閉鎖方向へ回動し、

第 2の上側および下側プッシャは、上記バインダの分割リング部の先端側を挟圧して、対向する分割リング部の先端を嵌合させる、

請求項 4記載のバインド処理装置。

6. 更に、バインド処理する紙を支持する用紙テーブルと、

前記用紙テーブルをバインダに向けて前進及び後退させるテーブル移動機構と、を備え、前記上側および下側プッシャによるバインド処理時に、用紙テーブルをパインダに向けて前進させて、バインダの分割リング部が用紙のパンチ穴へ進入する際における分割リンダ部と前記パンチ穴の内壁面との摩擦を抑制する、請求項 4のバインド処理装置。

7. 更に、上記用紙テーブルの上に設けられた昇降式ピンを具備し、用紙テーブル上の用紙のパンチ穴へ前記昇降式ピンを揷入して各用紙のパンチ穴の位置ずれを矯正する、請求項 4のバインド処理装置。

8. 上記プッシャの昇降駆動機構は、

縦方向に配置され、ネジが形成された上半部と、上半部とは逆の逆ネジが形成された下半部とを有する、送りネジと、

それぞれ雌ネジを形成し、前記上半部および下半部に係合する、上側および下側スライダと、

を具備する、請求項 4のバインド処理装置。

9. 上記プッシャの昇降駆動機構は、ピン結合した一対のレバーとレバー開閉駆動機構からなる、請求項 4のバインド処理装置。

10. 背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列するとともに前記背骨部の表裏にピンと溝とによる連結手段を備え、並列に連結可能且つ相互に横方向へスライドさせることにより前記ピンと溝との係合が解除されるように形成したバインダを用いるバインド処理装置であって、

バインダを横方向ヘスライドさせるスライダと、スライダ駆動機構と、を備え、前記スライダにより最前列のバインダを横ヘスライドさせて後列のバインダから分離する、

バインド処理装置。

11. 紙の一辺に沿って複数のパンチ穴を形成したルーズリーフ用紙を、背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列したバインダを用いて綴じる、バインド処理装置であって、

ルーズリーフ用紙を支持する用紙テーブルと、

上記用紙テーブルの上に設けられ、前記用紙のパンチ穴へ進入して各用紙のパンチ穴の位置ずれを矯正する、昇降式ピンと、

を具備する、バインド処理装置。

12. 背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列した複数のバィンダを前後に積層して収容するバインダカートリッジであって、

前面の壁の上下中間部に水平方向に形成された前後貫通溝と、前記前後貫通溝と並列に配置され、前面の壁に形成された、平面視直角のクランク形ガイド溝と、を具備し、

バインダカートリッジ内の最前列のバインダとクランク形ガイド溝のクランク部が形成されたゲート部とを相対的に横ヘスライドさせることにより、最前列のバインダが前方へ取り出し可能である、

バインダカートリッジ。

13. 前面の壁の上下中間部に水平方向に形成された前後貫通溝と、前記前後貫通溝と並列に配置され前面の壁に形成された平面視直角のクランク形ガイド溝と、を具備するバインダーカートリッジに収納される、

積相体。

14. 背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列したバインダを用い、上側および下側プッシャと、前記上側および下側プッシャを上下対称に昇降させる昇降駆動機構と、駆動モータと、を有し、前記上側および下側プッシャを閉鎖方向へ駆動してバインダの分割リング部を閉じ、バインダの背骨部を挟んで対を成す分割リング部の先端をルーズリーフ用紙のパンチ穴内で嵌合させる、バインド処理装置、

を具備するフィニッシヤー装置。

15. 背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列したバインダを用い、上側おょぴ下側プッシャと、前記上側および下側プッシャを上下対称に昇降させる昇降駆動機構と、駆動モータと、を有し、前記上側および下側プッシャを閉鎖方向へ駆動してバインダの分割リング部を閉じ、バインダの背骨部を挟んで対を成す分割リング部の先端をルーズリーフ用紙のパンチ穴内で嵌合させる、バインド処理装置、

を具備する製本装置。

16. 背骨部の両側長辺に沿つて分割リング部を一定間隔で配列するとともに前記背骨部の表裏にピンと溝とによる連結手段を備え、並列に連結可能且つ相互に横方向ヘスライドさせることにより前記ピンと溝との係合が解除されるように形成したバインダを用い、バインダを横方向ヘスライドさせるスライダと、スライダ駆動機構と、を有し、前記スライダにより最前列のバインダを横へスライドさせて後列のバインダから分離する、バインド処理装置、

を具備するフィニッシヤー装置。

17. 背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列するとともに前記背骨部の表裏にピンと溝とによる連結手段を備え、並列に連結可能且つ相互に横方向ヘスライドさせることにより前記ピンと溝との係合が解除されるように形成したバインダを用い、バインダを横方向ヘスライドさせるスライダと、スラィダ駆動機構と、を有し、前記スラィダにより最前列のバインダを横ヘスライドさせて後列のバインダから分離する、バインド処理装置、

を具備する製本装置。

18. 紙の一辺に沿って複数のパンチ穴を形成したルーズリーフ用紙を、背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列したバインダを用い、ルーズリーフ用紙を支持する用紙テーブルと、上記用紙テーブルの上に設けられ、前記用紙のパンチ穴へ進入して各用紙のパンチ穴の位置ずれを矯正する、昇降式ピンと、を有する、バインド処理装置、

を具備するフイエッシャ一装置。

19. 紙の一辺に沿って複数のパンチ穴を形成したルーズリーフ用紙を、背骨部の両側長辺に沿って分割リング部を一定間隔で配列したバインダを用い、ルーズリーフ用紙を支持する用紙テーブルと、上記用紙テーブルの上に設けられ、前記用紙のパンチ穴へ進入して各用紙のパンチ穴の位置ずれを矯正する、昇降式ピンと、を有する、バインド処理装置、

を具備する製本装置。