WO2004086130A1

WO2004086130A1 - 表示装置

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Publication number: WO2004086130A1
Application number: PCT/JP2004/003892
Authority: WO
Inventors: Toshio Ikeuchi; Keiji Horibe; Kenji Fukumasa; Hiroshi Maeta
Original assignee: Sanyo Electric Co., Ltd.; Tottori Sanyo Electric Co., Ltd.
Priority date: 2003-03-27
Filing date: 2004-03-22
Publication date: 2004-10-07
Also published as: US20060192927A1

Abstract

表示装置において、内蔵電源の信頼性を向上させるとともに、温度上昇値を抑えるために、第1下部通気孔(36)及び第1上部通気孔(38)が形成されたケーシング(40)と、前記ケーシング内の前面側に配置された液晶表示部(12)と、前記ケーシング内の後面側に配置され、前記液晶表示部のバックライトに電源を供給する第1電源部(15)と、前記第1上部通気孔の近傍に位置する様に、前記ケーシング内の後面側に配置された第1冷却ファン(23)とを備え、前記第1電源部を構成する第1回路基板(25)を、前記ケーシングの第1側面(42)に対して、傾けて配置する。

Description

明細書表示装置技術分野

本発明は液晶パネル等を備えた表示装置に闋し、特に内蔵電源の放熱機構を備えた表示装置に関する。また特にハードディスクドライブを備えた表示装置に関する。また特に電源プラグ等からなるケープルセットを仕向地に応じて取替え可能な表示装置に関する。

また、特に液晶パネル等の負荷や C P U (Central Processing Unit) 等の制御部の異常から装置を保護する保護回路を備えた表示装置に関する。背景技術

従来、表示装置としては例えば、特開 2 0 0 2— 2 8 7 1 0 9号公報（以下、「特許文献 1」という）に開示されたものがある。この特許文献 1によると、電源手段と、画像駆動部と、信号処理部等を有する表示装置が示されている。しかし、特許文献 1に記載の表示装置では、画像駆動部の表示パネルが大型化すると、電源手段が出力する電力も大きくなる。その結果、電源手段の信頼性 (所定の電圧を正確に出力する事）が低下するという問題があるとともに、各電源部を構成する各電気部品の温度上昇値が大きくなるという問題がある（この信頼性と温度上昇に関する問題を総称して、以下「第 1の問題」という）。

また、特許文献 1に記載の表示装置は、記憶手段を持っていないので、大量のデータを読み書きできない問題がある。仮に記憶手段としてのハードディスクドライプを取り付けたとしても、単純に取り付けただけではハードディスクドライプを取り外すために、本体の後板を固定しているボルトを、約 3 0個、外さなければならず、作業が煩わしいという問題が生じる。更に、専用の取り付け台を設けた場合は、コストが高くなるという問題ある（この大量のデータを読み書きできないこと、作業が煩わしいこと、及ぴコスト高に関する問題を総称して、以下「第 2の問題」という）。

また、従来、ケーブルセットを取替え可能な表示装置としては、例えば特開平 6 - 1 5 1 0 2 3号公報（以下、「特許文献 2」という）に開示されているものがある。この特許文献 2によると、仕向地の商用電源電圧を示す銘板がケーシングの表面の取り付けられている。そして、ケーブルセット（電源プラグとケープルと雄コネクタからなる）の雄コネクタを、本体に取り付けられた雌コネクタに揷入した後、本体にケーシングをかぶせ、 1 0数個の小ネジにて締結している。

しかし、特許文献 2に記載の表示装置では、仕向地により、電源プラグのピンの形状や、ピン同士のピッチは異なる。そのため、仕向地が変更された場合は、 1 0数個の小ネジを外し、仕向地に合ったケープルセットを交換し、再び 1 0数個の小ネジを締結する、という煩雑な交換作業が必要となるという第 3の問題が

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また、従来、保護回路を備えた装置としては、例えば特開平 1 0— 2 3 4 1 3 0号公報（以下、「特許文献 3 j という）に開示されているものがある。この特許文献 3によると、負荷の電圧と、回転数を検出する保護回路が示されている。そして、該保護回路は、上記電圧と回転数が異常である事を検出すると、負荷への電源を停止させている。

しかし、上記特許文献 3に載の装置では、負荷又は制御部の温度が異常に高くなつた時.の保護回路が無く、また、 C P U (Central Processing Unit) 等から成る制御部が異常動作（暴走など）した時の保護手段が無いという問題がある更に上記特許文献 3に記載の装置では、異常時に負荷の電源を停止させると、自動復帰しないので、手動にて、装置を運転開始させなければならないという問題ある（これらの特許文献 3の有する問題を総称して、以下「第 4の問題」という）。発明の開示

そこで、本発明は、信頼性の向上等を実現できる表示装置を提供することを目的とする。

まず、本発明（第 1の本発明）は、上記第 1の問題を解決するべく、信頼性が高く、温度上昇値を抑えた電源部を有する表示装置を提供することを第 1の目的とする。

上記第 1の目的を達成するために、第 1の本発明に係る表示装置では、第 1下部通気孔及び第 1上部通気孔が形成されたケーシングと、前記ケーシング内の前面側に配置された液晶表示部と、前記ケーシング内の後面側に配置され、前記液晶表示部のパックライトに電源を供給する第 1電源部と、前記第 1上部通気孔の近傍に位置する様に、前記ケーシング内の後面側に配置された第 1冷却ファンとを備え、前記第 1電源部を構成する第 1回路基板は、前記ケーシングの第 1側面に対して、傾けて配置された。

この様に、ケ一シングの第 1側面に対し、第 1回路基板を傾けて配置させる。その結果、傾けないで配置した場合に比べ、第 1冷却ファンによる吸込空気が第 1回路基板を通過する距離は小さい。それ故に、第 1回路基板上の電気部品の温度上昇値は小さくなる。

また、上記第 1の本発明の構成において、前記第 1冷却ファン及び前記第 1電源部に隣接する第 1仕切板を設け、前記第 1仕切板に第 1開口部を設け、前記第 1冷却ファンによる吸込空気は、前記第 1下部通気孔から入り、前記第 1開口部と前記第 1電源部の近傍と前記第 1冷却ファンを通り、前記第 1上部通気孔から排出される様に構成した。

この様に、第 1仕切板を設ける事により、第 1仕切板とケーシングとにより、閉じられた第 1空間が構成される。そして、第 1冷却ファンによる吸込空気は、第 1下部通気孔から入り、第 1開口部と第 1電源部の近傍を通る。その結果、第 1電源部に対する上記吸込空気による冷却効果は高まる。

また、上記第 1の本発明の構成において、前記ケーシングに第 2上部通気孔を設け、前記ケーシング内の後面側に配置され、前記液晶表示部の駆動部に電源を供給する第 2電源部を設け、前記第 2上部通気孔の近傍に位置する様に、前記ケ一シング内の後面側に第 2冷却ファンを設け、前記第 2電源部を構成する第 2回路基板は、前記第 1側面に対向する前記ケーシングの第 2側面に対し、傾けて配置された。

この様に、電源部を第 1電源部と第 2電源部に分割する事により、各電源部の負担が軽くなる。その結果、各電源部の信頼性は高くなる。

また、上記第 1の本発明の構成において、前記第 2冷却ファン及び前記第 2電源部に隣接する第 2仕切板を設け、前記第 2仕切板に第 2開口部を設け、前記第 2冷却ファンによる第 1吸込空気は、前記第 1下部通気孔から入り、前記第 2開口部と前記第 2電源部の近傍と前記第 2冷却ファンを通り、前記第 2上部通気孔から排出される様に構成した。

この様に、第 2仕切板を設ける事により、第 2仕切板とケーシングとにより、閉じられた第 2空間が構成される。そして、第 2冷却ファンによる吸込空気は、第 2下部通気孔から入り、第 2開口部と第 2電源部の近傍を通る。その結果、第 2電源部に対する上記吸込空気による冷却効果は高まる。

また、上記第 1の本発明の構成において、前記第 2電源部の下部に位置する様に、前記ケーシングに第 2下部通気孔を設け、前記第 2冷却ファンによる第 2吸込空気は、前記第 2下部通気孔から入り、前記第 2電源部の近傍と前記第 2冷却ファンを通り、前記第 2上部通気孔から排出される様に構成した。

上記構成により、第 2電源部は第 1吸込空気と、第 2吸込空気の両方にて冷却されるので、冷却効果は大きい。その結果、第 2電源部を構成する電気部品の温度上昇値は小さくなる。

また、本発明（第 2の本発明）は上記第 2の問題を解決するべく、大量のデータを読み書きでき、記憶装置を着脱し易く、かつ、コストが安い表示装置を提供することを第 2の目的とする。

上記第 2の目的を達成するために、第 2の本発明に係る表示装置では、後面側に第 1開口部が形成された略箱状の本体と、前記本体の前面側に配置された液晶表示部と、前記本体内に配置され、前記液晶表示部に画像信号を出力する基板組み立て品と、前記基板組み立て品を覆うシールド板と前記シールド板に固定され、データを読み書きするハードディスクド.ライプとを備え、前記ハードディスクドライブは前記第 1開口部を介して、着脱自在に設けられた。

この様に、本体内にハードディスクドライブを設ける事により、大量のデータを読み書きすることができ、大量の画像情報を例えば、インターネットを介して取り込むことができ、大量の画像情報を表示できる。また、ハードディスクドライブを取外す場合には、本体に形成された部分的な小窓（第 1開口部）を介して行えば良く、着脱作業が容易である。更に、ハードディスクドライブはシールド板上に固定されるので、新たに取り付け台を設ける必要がなく、コストが安くて済む。

また、上記第 2の本発明の構成において、前記第 1開口部を覆うカバーを設け、前記カバーは前記本体に対し、着脱自在に設けられた。

この様に、カバーを設ける事により、部分的な小窓（第 1開口部）を介して作業すれば良く、ハードディスクドライブの着脱作業は更に容易となる。

また、上記第 2の本発明の構成において、前記本体の相対する内面に当接する補強板を設け、前記補強板に支持された取り付け板.を設け、前記基板組み立て品を構成する回路基板は、前記取り付け板により支持された。

これにより、捕強板は本体の強度を向上させると共に、取り付け板を介して回路基板を支持するので、回路基板は確実に固定される。その結果、回路基板上の電気部品はガタつくことなく、品質の信頼性が向上する。

また、上記第 2の本発明の構成において、前記ハードディスクドライブの下方に位置する様に、前記シールド板に第 2開口部を設け、前記第 2開口部の下方に位置する様に、前記回路基板にメモリを固定し、前記メモリは着脱自在に設けられた。

上記構成により、メモリの着脱作業が容易となる。また、シールド板に形成された第 2開口部は、ハードディスクドライブにて塞がれるのでシールド性を維持できる。

また、本発明（第 3の本発明）は、上記第 3の問題を解決するべく、仕向地が変更された場合、交換作業が容易な表示装置を提供することを第 3の目的とする上記第 3の目的を達成するために、第 3の本発明に係る表示装置では、第 1開口部が形成された箱状の本体と、前記本体内に配置された液晶パネルと、前面側に、所定形状の導電ピン又は導電筒が形成され、前記液晶パネル用の電源を供給するための第 1コネクタと、前記第 1コネクタの後面側が前記第 1開口部を介して、前記本体の内部へ突出する様に、前記第 1コネクタを固定する第 1固定板とを備え、前記第 1コネクタの前面側が露出する様に、前記第 1固定板は前記本体に対し、着脱自在に固定された。

これにより、仕向地に適合した第 1コネクタを固定する第 1固定板は着脱自在に固定されるので、仕向地が変更された場合も、第 1コネクタの交換作業は容易となる。

また、上記第 3の本発明の構成において、前記第 1コネクタに電気的接続された電源スィツチを設け、前記電源スィツチの後面側が前記第 1開口部を介して前記本体の内部へ突出する様に、前記第 1固定板は前記電源スィッチを固定し、前記電源スィッチの前面側が露出する様に、前記第 1固定板は前記本体に対し、着脱自在に固定された。

これにより、仕向地が変更された場合も、当該仕向地に適合した電源スィッチの交換作業は容易となる。

また、上記第 3の本発明の構成において、前記本体に第 1立壁部が形成され、前記第 1開口部は前記第 1立壁部に形成され、前記第 1固定板は、第 1水平部と第 1垂直部と爪と第 2開口部と第 3開口部が形成され、前記第 1コネクタは前記第 2開口部に挿入され固定され、前記電源スィツチは前記第 3開口部に挿入され固定され、前記第 1水平部は第 1締結部品により前記本体の後部に固定され、前記爪は、前記第 1開口部近傍に位置する前記第 1立壁部に挟まれ固定された。このように構成すれば、爪をスライドさせる事により、爪と第 1立壁部との係合又は解除を容易に行う事ができる。 .

また、上記第 3の本発明の構成において、前記本体に第 4開口部が形成され、前面側に、所定形状の第 2導電筒が形成され、前記第 1コネクタに電気的接続された第 2コネクタと、前記第 2コネクタの後面側が前記第 4開口部を介して前記本体の内部へ突出する様に、前記第 2コネクタを固定する第 2固定板とを備え、前記第 2コネクタの前面側が露出する様に、前記第 2固定板は前記本体に対し、着脱自在に固定された。

これにより、仕向地が変更された場合も、当該仕向地に適合した第 2コネクタの交換作業が容易となる。

また、上記第 3の本発明の構成において、前記本体に第 2立壁部が形成され、前記第 4開口部は前記第 2立壁部に形成され、前記第 2固定板は第 2水平部と第 2垂直部と折曲部と第 5開口部が形成され、前記第 2コネクタは前記第 5開口部に挿入され固定され、前記第 2水平部は前記第 2締結部品により前記本体の後部に固定され、前記折曲部は、前記第 4開口部近傍に位置する前記第 2立壁部の内面に当接して固定された。

これにより、折曲部を移動させる事により、折曲部と第 2立壁部との係合又は解除を容易に行う事ができる。

また、本発明（第 4の本発明）は、上記第 4の問題を解決する装置として、負荷の電圧、負荷又は制御部の温度、制御部の動作が異常である事を検出して電源を停止し、その後に自動復帰させる表示装置を提供する事を第 4の目的とする。上記第 4の目的を達成するために、第 4の本発明に係る表示装置では、少なくとも表示部を有する負荷部と、前記負荷部に電源を供給する第 1電源部と、前記第 1電源部により電源を供給され、前記負荷部を制御する制御部と、前記負荷部および前記制御部を監視する監視部と、前記第 1電源部を制御する復帰部とを備え、前記監視部が前記負荷部及び Z又は前記制御部の異常を検出すると、前記復帰部は前記第 1電源部による前記負荷部及び前記制御部への電源供給を停止させる。

これにより、負荷や制御部が異常であると検出した場合、第 1電源部による電源供給を停止するので、負荷部のみならず制御部を保護できる。

また、上記第 4の本発明の構成において、前記監視部が、前記負荷部又は前記制御部の温度と、前記負荷部の電圧と、前記制御部の動作との中で、少なくとも一つが異常であると検出すると、前記復帰部は前記第 1電源部による前記負荷部及び前記制御部への電源供給を停止させる。

これにより、負荷部や制御部の温度が異常に高くなつた場合や、制御部が暴走等をした場合にも、負荷部を保護できるとともに、暴走を停止させることができる。

また、上記第 4の本発明の構成において、前記復帰部は、前記電源供給の停止後、所定時間が経過すると、前記第 1電源部による前記負荷部及び前記制御部への電源供給を再開させる。

これにより、復帰部は自動的に電源供給を再開するので、従来の様に、手動で再起動させる煩わしさが解消される。また、制御部等に異常が発生した場合、電源停止し、所定時間後に再起動させるので、その後に、制御部等が正常に動作し易レヽ

また、上記第 4の本発明の構成において、入力側が電源プラグに接続された第 2電源部を設け、前記第 1電源部の入力側は前記電源プラグに接続され、前記第 2電源部の出力側は、前記復帰部に接続すると良い。

これにより、第 2電源部は復帰部に対し、常時、電源を供給しているので、第 1 電源部が電源供給を停止している時でも、復帰部は自動復帰の制御動作を行う事ができる。図面の簡単な説明

図 1 本発明の第 1実施形態に係る表示装置の電気的構成を示すプロック図である。

図 2 図 1における表示装置を裏から見た図面である。

図 3 図 2の A 1 _ A 1断面図である。

図 4 本発明の第 2実施形態に係る表示装置の電気的構成を示すプロック図である。

図 5 図 4における表示装置の分解斜視図である。

図 6 図 4における表示装置の後板を外したときの斜視図である。

図 7 図 5の A 2— A 2断面図である。図 8 本発明の第 3実施形態に係る表示装置の電気的構成を示すプロック図である。

図 9 図 8における表示装置を裏から見た図面である。

図 10 図 9の A 3— A 3断面図である。

図 1 1 A 図 9における第 1固定板の平面図である。

図 1 1 B 図 9における第 1固定板の正面図である。

図 1 1 C 図 9における第 1固定板の側面図である。

図 1 2 図 9の A4— A4断面図である。

図 1 3 A 図 9における第 2固定板の側面図である。

図 1 3 B 図 9における第 2固定板の平面図である。

図 1 3 C 図 9における第 2固定板の正面図である。

図 14 本発明の第 4実施形態に係る表示装置の電気的構成を示すプロック図である。

図 1 5 図 1 4における監視部の電気回路図である。

図 1 6 図 1 4における復帰部の電気回路図である。

図 1 7 図 1 4における表示装置の各部の電圧波形を示す図である。発明を実施するための最良の形態

<<第 1実施形態 >>

以下、第 1実施形態として、上記第 1の目的を実現する本発明（第 1の本発明）に係る表示装置の実施形態を説明する。図 1は、第 1実施形態に係る表示装置 1の電気的構成を示したプロック図である。

図 1において、端子 2は外部からの信号を受け付ける部品であり、例えば、 U

S Bコネクタや、 R J 4 5コネクタや、 R S 2 3 2 Cコネクタ等からなる。端子 2は例えば、 LAN (Local Area Network) 回線（図示せず）の 1端に接続され.

LAN回線の他端は、サーバ（図示せず）を介してインターネットに接続されている。

信号処理部 3は例えば、 C P U (Central Processing Unit) と、通信インタ一フェースと、入力部と、信号変換部と、 RAM (Random Access Memory) と、記憶部（いずれも図示せず）等からなる。入力部に所定の入力がなされると、 C PUはインターネットに接続されたプロバイダーサーバ（図示せず）に対し、所定の画像情報（例えば、広告情報）を要求する。

上記画像情報は、インターネットとサーバと LAN回線と端子 2を介し、信号処理部 3へ入力される。信号処理部 3は、入力された画像情報を、液晶パネル 4 (後述）の画像サイズ（例えば 2 9インチ）に従う画像データ（R， G, Bのデイジタル値）に変換し、伝送器 5に対し、上記データを出力する。

伝送器 5は、入力された画像データを、低レベル差動伝送信号 L VD S (Low Voltage Differential Signal) に変換し、駆動部 6に対し、上記信号 L V D S を出力する。

DC— D Cコンバータ 7は、直流電圧（例えば、 1 4 V) が入力されると、所定の各直流電圧（例えば、 1 2 と 5 ¥と 3. 3 V) を出力する部品である。この様にして、 DC— DCコンバータ 7は、信号処理部 3と、伝送器 5と、駆動部 6に対し、各々、所定電圧を出力する。

上記端子 2と、信号処理部 3と、伝送器 5と、 DC— D Cコンバータ 7は、メィン回路基板 8に設けられた各配線パターン上に、半田等を介して固着されている。これらの端子 2と、信号処理部 3と、伝送器 5と、 DC— DCコンバータ 7 と、メイン回路基板 8等により、メイン基板 9は構成されている。

液晶パネル 4は例えば、 2枚のガラス板の中に液晶を封入したものから成る。下ガラス板の表面上に、複数のソース電極と、複数のゲート電極が行列状に形成され、各画素毎に、各 TFT (Thin Film Transistor) が形成されている。

駆動部 6は、例えば、ソースドライバと、ゲートドライバ等からなる。ソースドライバは、上記複数のソース電極に接続されている。ゲートドライバは、上記複数のゲート電極に接続されている。この様に、駆動部 6は、液晶パネル 4に設けられた各ソース電極及び各ゲート電極を駆動するものである。

バックライト 1 0は液晶パネル 4を照光するものである。インバータ 1 1はバックライト 1 0を駆動するものである。これらの液晶パネル 4と、駆動部 6と、バックライト 1 0と、インバータ 1 1等により、液晶表示部 1 2は構成されている。

プラグ 1 3の入力側には商用電源（不図示）が与えられ、プラグ 1 3の出力側は、コネクタ基板 1 4を介して、第 1電源部 1 5と、第 2電源部 1 6に接続されている。第 1電源部 1 5および第 2電源部 1 6は共に、トランスや整流回路などからなり、所定の電圧を持つ直流電圧を供給するものである。

即ち、第 1電源部 1 5は液晶表示部 1 2のパックライト 1 0に対し、インバータ 1 1を介して所定の電源を供給する。第 2電源部 1 6は、 D C— D Cコンパタ 7を介して、液晶表示部 1 2の駆動部 6に対し、所定の電源を供給する。以上の部品により、この表示装置 1の電気的構成はなされている。

次に、図 2およぴ図 3に従い、この表示装置 1の機械的構成を説明する。図 2 は、後板（後述する後板 3 5 ) を部分的に外した時の、表示装置 1を裏から見た図面、図 3は図 2の A 1— A 1の断面図である。図 2、図 3のそれぞれにおいて、図中の上側、下側、右側、左側を、それぞれ上側、下側、右側、左側として説明する。また、図 1と同一のものは同一の符号を付して説明を省略する場合がある c 図 2及び図 3において、フレ一ム 1 7は例えばステンレス板からなり、略四角の枠状に形成され、後面側 B 1の所定個所に、折り曲げ部が形成されている。

第 1仕切板 1 8の上部は、フレーム 1 7を構成する上板 2 0の内面に当接し、第 1仕切板 1 8の下部は、フレーム 1 7を構成する下板 2 1の内面に当接する様に、第 1仕切板 1 8は配置され、固定されている。

第 2仕切板 1 9の上部は、上板 2 0の内面に当接し、第 2仕切板 1 9の下部は下板 2 1の内面に当接する様に、第 2仕切板 1 9は配置され、固定されている。第 1仕切板 1 8は後面側 B 1の適所に、第 1開口部 2 2が形成されている（図 3参照）。第 1仕切板 1 8は例えば、アルミニュームの押出材からなり、断面形状が略凸状に形成されている。

第 2仕切板 1 9は後面側 B 1の適所に、第 2開口部（図示せず）が形成されている。第 2仕切板 1 9は例えばアルミニュームの押出材からなり、断面形状が略凸状に形成されている。第 1冷却ファン 2 3は例えば、ファンと、ファンケーシングと、モータ等により構成されている。第 1冷却ファン 2 3を構成するファンケーシングの左側は第 1仕切板 1 8の右側に載置され、小ネジで固定されている。上記ファンケーシングの右側は、フレーム 1 7の折り曲げ部の上に載置され、小ネジで固定されている。

取付板 2 4は例えば、断面形状が略 U字状に形成され、その左端と右端に各々折り曲げ部が形成されている。取付板 2 4に形成された左の折り曲げ部は、第 1 仕切板 1 8の右側に載置され、小ネジで固定されている。取付板 2 4に形成された右の折り曲げ部は、フレーム 1 7の折り曲げ部の上に載置され、小ネジで固定されている。

第 1電源部 1 5は例えば、第 1回路基板 2 5と、その上に固定された電気部品 2 6 a , 2 6 b , 2 6 c , 2 6 d , 2 6 e (トランスや抵抗やコンデンサやトランジスタ等からなる）等により、構成されている。第 1回路基板 2 5は、スぺーサ 2 7 a , 2 7 bを介して、取付板 2 4に固定されている。

取付板 2 8は例えば、断面形状が略 U字状に形成され、その左側と右側に各々折り曲げ部が形成されている.取付板 2 8の左の折り曲げ部は、第 2仕切板 1 9 の右側に載置され、小ネジで固定されている。取付板 2 8の右の折り曲げ部は、第 1仕切板 1 8の左側に載置され、小ネジで固定されている。メイン基板 9はスぺーサ（図示せず）を介して、取付板 2 8に固定されている。

第 2冷却ファン 2 9は例えば、ファンと、ファンケーシングと、モータ等により構成されている。第 2冷却ファン 2 9のファンケーシングの左側は、フレーム 1 7の折り曲げ部の上に載置され、小ネジで固定されている。上記ファンケ一シングの右側は、第 2仕切板 1 9の左側に載置され、小ネジで固定されている。取付板 3 0は例えば、断面形状が略 U字状に形成され、その左側と右側に各々折り曲げ部が形成されている。取付板 3 0の左の折り曲げ部は、フレーム 1 7の折り曲げ部の上に載置され、小ネジで固定されている。取付板 3 0の右の折り曲げ部は、第 2仕切板 1 9の左側に載置され、小ネジで固定されている。

第 2電源部 1 6は例えば、第 2回路基板 3 1と、その上に固定された電気部品 3 2 a , 3 2 b , 3 2 c , 3 2 d , 3 2 e (トランスや抵抗やコンデンサやトランジスタ等からなる）等により、構成されている。第 2回路基板 3 1は、スぺーサ（図示せず）を介して、取付板 3 0に固定されている。

前板 3 3は例えば金属板等からなり、箱状に形成されている。前板 3 3の前面側 C 1には、開口部 3 4が形成されている。前板 3 3の側面の適所に、凹部が形成され、その凹部がフレーム 1 7に当接し、小ネジにより、前板 3 3はフレーム 1 7に固定されている。

後板 3 5は例えば金属板等からなり、前面側 C 1に折り曲げ部が形成され、この折り曲げ部は、前板 3 3に内接している。後板 3 5は、フレーム 1 7の折り曲げ部の上と、第 1仕切板 1 8の上と、第 2仕切板 1 9の上に载置され、各々、小ネジにて固定されている。

後板 3 5の下部の略中央には、第 1下部通気孔 3 6が形成され、下部の左側には、第 2下部通気孔 3 7が形成されている。後板 3 5の上部の右側には、第 1上部通気孔 3 8が形成され、上部の左側には、第 2上部通気孔 3 9が形成されている。これらのフレーム 1 7と、前板 3 3と、後板 3 5とにより、ケーシング 4 0 が構成されている。

液晶表示部 1 2は例えば、 2 9インチの液晶パネル 4と、駆動部 6と、バックライト 1 0と、インバータ 1 1等により構成され、外形は略直方体である。液晶表示部 1 2は例えば、ボルト（図示せず）等により、フレーム 1 7の内辺に固定されている。液晶表示部 1 2の前面側 C 1は、パッキン 4 1を介して、前板 3 3 の内面に当接している。

また、必要に応じて、インバータ 1 1は液晶表示部 1 2から離れた位置に配置しても良い。以上の部品により、この表示装置 1の機械的構成はなされている。上述した表示装置 1の特徴的な構成を以下に述べる。ケーシング 4 0には、第 1下部通気孔 3 6および第 1上部通気孔 3 8が形成されている。

液晶表示部 1 2は、ケーシング 4 0内の前面側 C 1に配置されている。第 1電源部 1 5はケーシング 4 0内の後面側 B 1に配置され、液晶表示部 1 2のバックライト 1 0に対し、インパータ 1 1を介して、電源を供給するものである。第 1冷却ファン 2 3は第 1上部通気孔 3 8の近傍に位置する様に、ケーシング 4 0の後面側 B 1に配置されている。第 1電源部 1 5を構成する第 1回路基板 2 5は、ケーシング 4 0の第 1側面 4 2に対し、傾けて（即ち、平行ではなく、斜交する様に）配置されている。

第 1仕切板 1 8は、第 1冷却ファン 2 3および第 1電源部 1 5に隣接して配置されている。第 1仕切板 1 8には、第 1開口部 2 2が形成されている。

第 1冷却ファン 2 3による吸込空気 Dは、第 1下部通気孔 3 6から入り、第 1 開口部 2 2と、第 1電源部 1 5の近傍と、第 1冷却ファン 2 3を通った後に、第 1上部通気孔 3 8から排出される様に、構成されている。

更に、ケーシング 4 0には、第 2上部通気孔 3 9が形成されている。第 2電源部 1 6は、ケーシング 4 0内の後面側 B 1に配置され、液晶表示部 1 2の駆動部 6に電源を供給するものである。

第 2冷却ファン 2 9は、ケーシング 4 0内の後面側 B 1に配置され、第 2上部通気孔 3 9の近傍に配置されている。第 2電源部 1 6を構成する第 2回路基板 3 1は、第 1側面 4 2に対向するケーシング 4 0の第 2側面 4 3に対し、傾けて (即ち、平行ではなく、斜交する様に）配置されている。

また、第 2仕切板 1 9は、第 2冷却ファン 2 9および第 2電源部 1 6に隣接して配置されている。第 2仕切板 1 9には、第 2開口部が形成されている。

第 2冷却ファン 2 9による第 1吸込空気 Eは、第 1下部通気孔 3 6から入り、第 2開口部と、第 2電源部 1 6の近傍と、第 2冷却ファン 2 9を通った後に、第 2上部通気孔 3 9から排出される様に、構成されている。

更に、ケーシング 4 0において、第 2電源部 1 6の下部に位置する様に、第 2 下部通気孔 3 7が形成されている。

第 2冷却ファン 2 9による第 2吸込空気 Fは、第 2下部通気孔 3 7カゝら入り、第 2電源部 1 6の近傍と、第 2冷却ファン 2 9を通った後に、第 2上部通気孔 3 9から排出される様に、構成されている。以上の部品により、この表示装置 1は構成されている。

次に、図 1ないし図 3に従い、この表示装置 1の動作を説明する。最初に、使用者はプラグ 1 3を電源コンセント（図示せず）に揷入し、電源スィッチ（図示せず）を押し、信号処理部 3を構成する入力部（キーボードやマウス等）に、所定の入力を行ったものとする。

この時、例えば、プロバイダーサーバから、インターネットとサーバと L A N 回線と端子 2を介して、画像情報が信号処理部 3へ入力される。画像情報は信号処理部 3により、画像データに変換され、伝送器 5に入力される。

画像データは伝送器 5により、 L V D S信号に変換され、駆動部 6に入力される。そして、液晶パネル 4は、この L V D S信号に従い、表示を行う。また、第 1電源部 1 5と、第 2電源部 1 6と、第 1冷却ファン 2 3と、第 2冷却ファン 2 9にも、電圧が供給される。

その結果、第 1回路基板 2 5上の電気部品 2 6 a〜2 6 eと、第.2回路基板 3 1上の電気部品 3 2 a ~ 3 2 eは、温度上昇を開始する。

この時、第 1冷却ファン 2 3による吸込空気 Dは、第 1下部通気孔 3 6から入り、第 1開口部 2 2と、第 1電源部 1 5の近傍と、第 1冷却ファン 2 3を通る。その後、吸込空気 Dは、第 1上部通気孔 3 8から排出される。尚、図 2において、第 1下部通気孔 3 6から第 1開口部 2 2介して第 1電源部 1 5へ向かう実線の矢印、および第 1電源部 1 5の近傍を通って第 1冷却ファン 2 3へ向かう実線の矢印は、吸込空気 Dの流れを示している。

そして、ケーシング 4 0の第 1側面 4 2に対し、第 1回路基板 2 5を傾けているため、第 1回路基板 2 5上の電気部品 2 6 a ~ 2 6 eの温度上昇値は、傾けていない場合と比べ、より抑制される。

ケーシング 4 0と第 1仕切板 1 8とにより閉じられた第 1空間 4 4は、平面から見て（図 2の記載された紙面鉛直方向から見て）、略長方形である（図 2を参照）。また、第 1回路基板 2 5も平面から見て略長方形である。尚、第 1回路基板 2 5は、電子部品 2 6 a、 2 6 b、 2 6 c、 2 6 dが並ぶ方向の辺の長さが、自身の他の辺の長さより長くなつている。

仮に、ケーシング 4 0の第 1側面 4 2に対し、第 1回路基板 2 5を傾けていないもの（即ち、第 1側面 4 2に対し、第 1回路基板 2 5が平行である）を、第 1 例とする。換言すれば、第 1例は、第 1側面 4 2の長手方向（図 2における上下方向）と第 1回路基板 2 5の長手方向が平行であるものに相当する。この時、吸込空気 Dは、第 1回路基板 2 5上の電気部品 2 6 a , 2 6 b , 2 6 c , 2 6 eにより、上部に進むにつれ、徐々に温度が高くなる。その結果、第 1回路基板 2 5 上の固定され、電子部品 2 6 a等より上部に位置する電気部品 2 6 dの温度上昇値は高くなる。

仮に、第 1側面 4 2に対し、第 1回路基板 2 5が 9 0度だけ傾いている（即ち第 1回路基板 2 5が横に配置されている）ものを、第 2例とする。換言すれば、第 2例は、第 1側面 4 2の長手方向（図 2における上下方向）と第 1回路基板 2 5の長手方向が垂直であるものに相当する。この時、吸込空気 Dは、第 1回路基板 2 5を通過する距離が最も短い（図 2の構成及び第 1例におけるものよりも短い）。

従って、この時、例えば、電気部品 2 6 aを通る吸込空気 Dは、電気部品 2 6 aのみに加熱されるので、温度上昇値は小さい。また、電気部品 2 6 aの上部に位置する電気部品 2 6 eは、上記吸込空気 Dと接触するので、この電気部品 2 6 eの温度上昇は小さい。

この様に、本発明者は、第 1側面 4 2に対し、第 1回路基板 2 5が傾く程、電気部品 2 6 a〜2 6 eの温度上昇値は小さくなる事を究明した。しかし、第 1空間 4 4の大きさの制限があるので、実際は、第 2例の様に、第 1回路基板 2 5を横置きにする事ができない。

その結果、第 1空間 4 4の大きさの制限内に、第 1回路基板 2 5は、できるだけ、大きく傾けて（即ち、第 1側面 4 2に対し、斜交する様に）配置されるのが良い。

また、この時、第 2回路基板 3 1上の電気部品 3 2 a〜 3 2 eも温度上昇を開始する。そして、第 2冷却ファン 2 9による第 1吸込空気 Eは、第 1下部通気孔 3 6から入り、第 2開口部と、第 2電源部 1 6の近傍と、第 2冷却ファン 2 9を通る。その後に、第 1吸込空気 Eは、第 2上部通気孔 3 9から排出される。

更に、第 2冷却ファン 2 9による第 2吸込空気 Fは、第 2下部通気孔 3 7から入り、第 2電源部 1 6の近傍と、第 2冷却ファン 2 9を通る。その後に、第 2吸込空気 Fは、第 2上部通気孔 3 9から排出される。

尚、図 2において、第 1下部通気孔 3 6から第 2開口部介して第 2電源部 1 6 へ向かう実線の矢印は、第 1吸込空気 Eの流れを示しており、第 2下部通気孔 3 7から第 2電源部 1 6へ向かう実線の矢印は、第 2吸込空気 Fの流れを示している。また、第 2電源部 1 6の近傍を通って第 2冷却ファン 2 9へ向かう実線の矢印は、第 1吸込空気 E及び第 2吸込空気 Fの流れを示している。

この様に、第 2電源部 1 6は、第 2電源部 1 6は、第 1吸込空気 Eと、第 2吸込空気 Fの両方にて冷却されるので、冷却効果は大きい。その結果、第 2電源部 1 6を構成する電気部品 3 2 a ~ 3 2 eの温度上昇値は小さい。

また、第 1回路基板 2 5と同様に、第 2回路基板 3 1もケーシング 4 0の第 2 側面 4 3に对し、傾けて配置されている。第 2回路基板 3 1は、電子部品 3 2 a、 3 2 b , 3 2 c , 3 2 dが並ぶ方向の辺の長さが、自身の他の辺の長さより長くなっている。その結果、第 2回路基板 3 1を傾けないで配置した場合に比べ、第 1吸込空気 Eおよび第 2吸込空気 Fが第 2回路基板 3 1を通過する距離は小さい _c 故に、傾けずに配置した場合に比べ、第 2回路基板 3 1上の電気部品 3 2 a〜 3 2 eの温度上昇値は、更に小さくなる。

< <第 2実施形態 >〉

次に、第 2実施形態として、上記第 2の目的を実現する本発明（第 2の本発明）に係る表示装置の実施形態を説明する。図 4は、第 2実施形態に係る表示装置 1 0 1の電気的構成を示したプロック図である。

図 4において、端子 1 0 2は外部からの信号を受け付ける部品であり、例えば U S Bコネクタや、 R J 4 5コネクタや、 R S 2 3 2 Cコネクタ等からなる。端子 1 0 2は例えば、 L A N (Local Area Network) 回線（図示せず）の 1端に接続され、 L A N回線の他端は、サーバ（図示せず）を介して、インターネットに接続されている。

信号処理部 1 0 3は例えば、 C P U (Central Process ing Uni t) と、通信ィンターフェースと、入力部と、信号変換部等からなる。入力部に所定の入力がなされると、 C PUは、インターネットに接続されたプロバイダーサーバ（図示せず）に対し、所定の画像情報（例えば、広告情報）を要求する。

上記画像情報は、ィンターネットとサーバと LAN回線と端子 1 0 2を介し、信号処理部 1 0 3へ入力される。信号処理部 1 0 3は、入力された画像情報を、液晶パネル（後述）の画像サイズ（例えば 2 9インチ）に従う画像データ（R, G, Bのディジタル値）に変換し、伝送器 1 0 5に対し、上記データを出力する。伝送器 1 0 5は、入力された画像デタを、画像信号、即ち、低レベル差動伝送信号 LVD S ( (Low Voltage Differential Signal) に変換し、駆動部 1 0 6に対し、上記画像信号を出力する。

DC— DCコンバータ 1 0 7は、直流電圧（例えば、 1 4V) が入力されると、所定の各直流電圧（例えば、 1 2Vと 5 Vと 3. 3 V) を出力する部品である。この様にして、 D C— D Cコンバータ 1 0 7は、信号処理部 1 0 3と、伝送器 1 0 5と、駆動部 1 0 6に対し、各々、所定電圧を出力する。 RAM (Random Ac c ess Memory) 1 0 3 aは、信号処理部 1 0 3に接続されている。

上記端子 1 0 2と、信号処理部 1 0 3と、伝送器 1 0 5と、 D C— D Cコンパータ 1 0 7と、 RAM 1 0 3 aは、回路基板 1 0 8に設けられた各配線パターン上に、半田等を介して固着されている。これらの端子 1 0 2と、信号処理部 1 0 3と、伝送器 1 0 5と、 D C— DCコンバータ 1 0 7と、 RAM 1 0 3 aと、回路基板 1 0 8等により、基板組み立て品 1 0 9は構成されている。

液晶パネル 1 04は例えば、 2枚のガラス板の中に液晶を封入したものからなる。下ガラス板の表面上に、複数のソース電極と、複数のゲ一ト電極が行列状に形成され、各画素毎に、各 TFT (Thin Film Transistor) が形成されている。駆動部 1 0 6は、例えば、ソードライパと、ゲートドライバ等からなる。ソースドライバは、上記複数のソース電極に接続されている。ゲートドライバは、上記複数のゲート電極に接続されている。この様に、駆動部 1 0 6は、液晶パネル 1 04に設けられた各ソース電極およぴ各ゲ一ト電極を駆動するものである。

バックライト 1 1 0は液晶パネル 1 0 4を照光するものである。インバータ 1 1 1はパックライト 1 1 0を駆動するものである。これらの液晶パネル 1 04と、駆動部 1 0 6と、ノックライト 1 1 0と、インバータ 1 1 1等により、液晶表示部 1 1 2は構成されている。

この様に、基板組み立て品 1 0 9は液晶表示部 1 1 2に対し、画像信号 L V D Sを出力する。

プラグ 1 1 3の入力側には商用電源（不図示）が与えられ、プラグ 1 1 3の出力側は、コネクタ基板 1 1 4を介して、第 1電源部 1 1 5と、第 2電源部 1 1 6 に接続されている。第 1電源部 1 1 5および第 2電源部 1 1 6は共に、トランスや整流回路などからなり、所定の電圧を持つ直流電圧を供給するものである。即ち、第 1電源部 1 1 5は液晶表示部 1 1 2のバックライト 1 1 0に対し、ィンバータ 1 1 1を介して所定の電源を供給する。第 2電源部 1 1 6は、 D C— D Cコンバータ 1 0 7を介して、液晶表示部 1 1 2の駆動部 1 0 6に対し、所定の電源を供給する。

ハードディスクドライブ（H D D ) 1 1 7は、データを読み書きできるものであり、 R A M 1 0 3 aに比べて大きな記憶容量を持っている。ハードディスクドライプ 1 1 7は信号処理部 1 0 3に接続され、信号処理部 1 0 3との間でデータ等の送受信がなされる。

メモリ 1 1 8は（例えばフラッシュメモリ）、信号処理部 1 0 3に接続され、信号処理部 1 0 3との間でデータ等の送受信がなされる。メモリ 1 1 8は、必要に応じて回路基板 1 0 8上に固定される。以上の部品により、この表示装置 1 0 1の電気的構成はなされている。

次に、図 5ないし図 7に従い、この表示装置 1 0 1の機械的構成を説明する。図 5は、表示装置 1 0 1の分解斜視図、図 6は後板（後述する後板 1 3 3 ) を外した時の、表示装置 1 0 1の斜視図、図 7は図 5の A 2— A 2断面図である。図 5、図 6及び図 7において、図 4と同一のものは同一の符号を付して説明を省略する。

これらの図において、フレーム 1 1 9は例えばステンレス板からなり、平面から見れば、略枠状に形成され、表面側おょぴ裏面側が開放された形状に形成されている。フレーム 1 1 9の後面側 C 2の適所に、複数の折り曲げ部が形成されている。

補強板 1 2 0, 1 2 1 , 1 2 2は、全て例えばアルミニュームの押し出し材からなり、平面から見れば、略直方体状に形成されている。

捕強板 1 2 0, 1 2 1 , 1 2 2の各々の 1端面は、フレーム 1 1 9の内面に当接している。捕強板 1 2 0, 1 2 1 , 1 2 2の各々の他の端面も、フレーム 1 1 9の内面に当接している。この様にして、捕強板 1 2 0, 1 2 1 , 1 2 2は、フレーム 1 1 9の相対する内面に当接し、ボルト等により固定されている。

冷却ファン 1 2 3は例えば、ファンと、ファンケーシングと、モータ等により構成されている。冷却ファン 1 23の左端はボルトにより、捕強板 1 2 0に固定されている。

冷却ファン 1 24は例えば、ファンと、ファンケーシングと、モータ等により構成されている。冷却ファン 1 24の右端はボルトにより、捕強板 1 2 1に固定されている。

取り付け板 1 2 5は例えば金属板等からなり、左端は固定板 1 2 6を介して、捕強板 1 2 0に固定され、右端は固定板 1 2 7を介して、補強板 1 2 1に固定されている。この様にして、取り付け板 1 2 5は、捕強板 1 2 0, 1 2 1に支持されている。

第 2電源部 1 1 6は固定板 1 28に取り付けられている。第 1電源部 1 1 5は、固定板 1 2 9に取り付けられている。

液晶表示部 1 1 2は例えば、 2 9インチの液晶パネル 1 04と、複数のバックライト 1 1 0等から構成され、外形は略直方体である。液晶表示部 1 1 2は、ボルト等により、フレーム 1 1 9の内面に固定されている。液晶表示部 1 1 2の前面側 B 2に、パッキンを介して、透明板 1 3 0が配置されている。

ケーシング 1 3 1は例えば金属板等からなり、有底の箱状に形成されている。ケーシング 1 3 1の前面側 B 2には、開口部 1 3 2が形成されている。上記開口部 1 3 2を介して、透明板 1 3 0および液晶表示部 1 1 2が、使用者に対し、正面から見える様に構成されている。

ケーシング 1 3 1の側面には、孔が形成され、ボルトはこの孔を貫通し、フレーム 1 1 9に設けられ、ネジ切された孔に固定されている。ケーシング 1 3 1は、フレーム 1 1 9および液晶表示部 1 1 2を覆うように設けられている。

後板 1 3 3は例えば金属板等からなり、フレーム 1 1 9の後面側 C 2を覆うように形成されている。ボルト（図示せず）は、後板 1 3 3に形成された孔を貫通し、フレーム 1 1 9の折り曲げ部に位置する孔に固定されている。

この様に、後板 1 3 3は、ケーシング 1 3 1の開放された後面側 C 2に固定されている。これらのフレーム 1 1 9と、後板 1 3 3と、ケーシング 1 3 1などにより、本体 1 34は構成されている。

上述した様に、液晶表示部 1 12は、本体 134の前面側 B 2に配置され、基板組み立て品 109は本体 1 34内に配置されている。

次に、図 4ないし図 7に従い、この表示装置 101の特徴を説明する。これらの図において、後板 1 33の適所には、第 1開口部 1 3 5が形成されている。

本体 1 34は、フレーム 1 1 9と、ケーシング 1 3 1と、後板 1 33とにより構成されている。そして、ケーシング 1 31の前面側 B 2には、開口部 1 32が形成されている。即ち、本体 1 34は、後面側 C 2に第 1開口部 1 35が形成され、略箱状のものである。

後板 1 3 3の第 1開口部 1 3 5の周辺には、フランジ 1 3 6， 1 3 7, 1 38 が形成されている。カバー 1 3 9は例えば金属板からなり、段付きの形状をしている。カバー 1 3 9の段付き部（先端近傍のこと）は、後板 1 33の内面に当接し、カバー 1 39はフランジ 1 36， 1 37, 1 38の上に載置される。 2個のボルト（図示せず）は、カバー 1 3 9に形成された孔を貫通し、フランジ 1 38 に形成された孔に固定されている。

すなわち、後板 1 3 3の第 1開口部 1 35を覆うカバー 1 3 9が設けられている。カバー 1 39は本体 1 34に対し、着脱自在に設けられている。

本体 1 34の相対する内面（詳細には、フレーム 1 1 9の相対する内面）に当接する様に、捕強板 1 20、 1 21が設けられている。取り付け板 1 25は、捕強板 1 20, 121に支持されている。

基板組み立て品 10 9を構成する回路基板 1 08は、スぺーサ 140, 141 などを介して取り付け板 1 2 5により、支持（固定）されている（図 7参照）。シールド板 1 4 2は例えば、電磁波をシールドする板材からなり、略箱状に形成されている。この様に、シールド板 1 4 2は、基板組み立て品 1 0 9を覆う様に、回路基板 1 0 8に、又は、取り付け板 1 2 5に取り付けられている。

ハードディスクドライブ 1 1 7は例えば、外側に、金属板からなるケーシングが形成されている。ハードディスクドライブ 1 1 7の上記ケーシングには、 3個のフランジが形成され、各フランジには孔が形成されている（図 6参照）。

ハードディスクドライブ 1 1 7は、シールド板 1 4 2の指定された位置に載置される。そして、 3個のボルトは、ハードディスクドライブ 1 1 7に形成された各孔を貫通し、シールド板 1 4 2に形成された孔に固定されている（図 6参照） _c ハードディスクドライブ 1 1 7を取外すときは、カバー 1 3 9を固定している 2個のボルトを外し、力パー 1 3 9を外す。そして、ハードディスクドライブ 1 1 7を固定している 3個のボルトを外すことにより、ハードディスクドライブ 1 1 7を取り外す事ができる。

この様に、表示装置 1 0 1では、後板 1 3 3を全部外さないで、カバー 1 3 9 を外すことにより、ハードディスクドライブ 1 1 7を取外すことができる。すなわち、ハードディスクドライブ 1 1 7は、本体 1 3 4に形成された第 1開口部 1 3 5を介して、着脱自在に設けられている。

シールド板 1 4 2において、ハードディスクドライブ 1 1 7の下方（第 2電源部 1 1 6からは遠く、捕強板 1 2 0には近い方）に位置する部分において、第 2 開口部 1 4 3が形成されている（図 5参照）。メモリ 1 1 8は、この第 2開口部 1 4 3の下方に位置する様に、回路基板 1 0 8上に固定されている。

メモリ 1 1 8を取外したい場合は、まずカバー 1 3 9を外してから、ハードデイスクドライブ 1 1 7を外す。そうすると、回路基板 1 0 8から、メモリ 1 1 8 を取外すことができる。また、メモリ 1 1 8を取り付けたい場合は、最初に、回路基板 1 0 8上にメモリ 1 1 8を取り付ける。次に、シールド板 1 4 2上に、ノヽ一ドディスクドライブ 1 1 7を取り付け、本体 1 3 4上にカバー 1 3 9を取り付ければ良い。この様に、シールド板 1 4 2の第 2開口部 1 4 3の下方に位置する様に、回路基板 1 0 8上にメモリ 1 1 8を固定することにより、メモリ 1 1 8は着脱自在となっている。

<<第 3実施形態 >>

以下、第 3実施形態として、上記第 3の目的を実現する本発明（第 3の本発明）に係る表示装置の実施形態を説明する。図 8は、第 3実施形態に係る表示装置 20 1の電気的構成を示したプロック図である。

図 8において、入力部 2 0 2はコネクタ等からなり、例えば、 DVDプレイヤ (図示せず）に接続され、映像信号が入力される。入力部 2 0 2は、この映像信号から画像信号 R, G、 Bと、同期信号 HD/C S YNC、 VDを出力する。

D端子 20 3は、 DVDプレイヤに接銃され、高品質映像信号 Y P b P rを出力する。端子 204は、コンポジットビデオ信号 CVB Sを出力し、端子 20 5 は色信号 Y/C等を出力する。

セレクタ 20 6は、コントロール回路 2 0 7からの制御信号により、上記映像信号 R, G, B又は高品質映像信号 Y P b P rを選択し、その選択した映像信号を、ビデオデコーダ 20 8へ出力する。このセレクタ 20 6と、コントロール回路 20 7等により、コンポーネント基板 20 9は構成されている。

ビデオデコーダ 20 8には、コンポジット信号 C VB Sと、色信号 Y/Cと、セレクタ 2 0 6により選択された映像信号と、同期信号 HD/C SYNC等が入力される。ビデオデコーダ 2 0 8は、符号化されたデータを、元のデータに戻す。また、 AD変換器を内蔵している。

ディンタレーサ 2 1 0は、ビデオデコーダ 2 0 8が出力する ODD信号と、 E VEN信号を合成するもので、その合成信号をスケーラ 2 1 1へ出力する。これらのビデオデコーダ 20 8と、ディンタレーサ 2 1 0等により、ビデオ基板 2 1 2は構成されている。

入力部 2 1 3は、コネクタ等からなり、パソコンに接続され、映像信号が入力されると、入力部 2 1 3は、この映像信号から、画像信号 R, G, Bと、同期信号 HD, VDをセレクタ 2 1 4へ出力する。データ変換器 2 1 5は、 AZDコンバータから成り、セレクタ ²14からの入力をディジタル信号に変換し、スケーラ 2 1 1へ出力する。即ち、データ変換器 21 5は、画像信号 R， G, B及び同期信号 HD, VD等の入力をうけて、それらをディジタル変換した上でディジタル信号を出力する。また、データ変換器 2 1 5はスケーラ 21 1に対し、ドットクロック信号も出力する。

スケーラ 21 1は例えば、マイク口コンピュータ等を内蔵する I C (集積回路素子）である。スケーラ 2 1 1は、画像信号 R, G, Bから変換されたディジタル信号を、液晶パネル 21 7の画像サイズ（例えば、 WXGA) に従い、画像データに変換するものである。この様にして、スケーラ 2 1 1は伝送器 216に対し、上記画像データを出力する。

伝送器 2 1 6は、入力された画像データを、低レベル差動伝送信号 L VD S (L o V o l t a g e D i f f e r e n t i a l S i g a n a 1 ) に変換し液晶パネル 21 7に対し、上記信号 L VD Sを出力する。即ち、伝送器 21 6は、画像データの入力を受けて、液晶パネル 21 7に対し伝送信号 LVD Sを出力するものである。

データ変換器 21 5、スケーラ 21 1、伝送器 21 6、 DC— DCコンパータ 21 8、及ぴ後述する冷却ファン 23 7等を制御する冷却ファン制御部 21 9等が実装された基板と、データ変換器 2 1 5と、スケーラ 2 1 1と、伝送器 21 6 と、 DC— DCコンバータ 21 8と、冷却ファン制御部 2 1 9等により、基板組み立て品 220が構成されている。また、基板 220 aには、セレクタ 2 14が配置されている。液晶パネル 2 1 7は、液晶表示器と、複数のバックライト（共に、図示せず）から構成されている。

ケープルセット 227には、電源プラグ 228と、ケ一プル 229と、コネクタ 230等からなる。電源プラグ 228は、仕向地の仕様に合わせて、例えば、所定のピッチ（間隔）を置いて、 2個の第 1導電ピン（丸棒状）を有している。ケーブル 229は、被覆された 2本のリード線からなる。ケープル 229の各リード線の 1端は、電源プラグ 228の各第 1導電ピンに接続されている。ケーブル 229の各リード線の他端は、コネクタ 230の各第 1導電筒に接続されている。これにより、電源プラグの第 1導通ピンのぞれぞれは、コネクタ 2 3 0の第 1導通筒のそれぞれに対し電気的に接続されることとなる。

第 1コネクタ 2 3 1は、所定形状（例えば、円柱形）をした 2個の導電ピン 2 4 5を有している。第 1コネクタ 2 3 1において、 2個の導電ピン 2 4 5の周囲には、各々中空部 2 4 5 aが形成されている（図 1 0参照）。

また、第 1コネクタ 2 3 1は、所定形状（例えば、円筒形）をした複数個の導電筒を有しても良い。また、上述の説明と異なり、必要に応じて、第 1コネクタ 2 3 1は 3個の導電ピン（円柱状）を有しても良い。

コネクタ 2 3 0の第 1導電筒は、前面から突出する様に形成されている。コネクタ 2 3 0に設けられ、突出した第 1導電筒は、第 1コネクタ 2 3 1の中空部 2 4 5 aに挿入される事により、上記第 1導電筒のぞれそれと、第 1コネクタ 2 3 1の導電ピン 2 4 5のぞれぞれは電気的接続される様に構成されている。

第 1コネクタ 2 3 1と、コネクタ回路 2 2 2との間には、 2本のリード線（図 8では、 1本のみを図示）が配線されている。

第 2コネクタ 2 3 2は例えば雌コネクタからなり、所定形状（例えば円筒形）をした 2個の第 2導電筒 2 3 2 aを有している。第 2コネクタ 2 3 2の各第 2導電筒 2 3 2 aのピッチは例えば、電源プラグ 2 2 8の各第 1導電ピンのピッチと同一になる様に、設けられている。第 2コネクタ 2 3 2は、ケーブル等を介して、他の機器（共に図示せず）に電源を供給するものである

第 2コネクタ 2 3 2と、コネクタ回路 2 2 2との間には、 2本のリード線（図 8では、 1本のみを図示）が配線されている。電源スィッチ 2 3 3と、コネクタ回路 2 2 2との間には、 2本のリ一ド線が配線されている。

コネクタ回路 2 2 2において、第 2コネクタ 2 3 2に接続された 1側のリード線（第 2コネクタ 2 3 2の第 2導電筒 2 3 2 aの 1側に接続されている）は、第 1コネクタ 2 3 1に接続された 1側のリード線（第 1コネクタ 2 3 1の導電ピン 2 4 5の 1側に接続されている）に接続されている。また、第 2コネクタ 2 3 2 に接続された他側のリード線（第 2コネクタ 2 3 2の第 2導電筒 2 3 2 aの他側に接続されている）は、第 1コネクタ 2 3 1に接続された他側のリード線（第 1 コネクタ 2 3 1の導電ピン 2 4 5の他側に接続されている）に接続されている。この様にして、第 2コネクタ 2 3 2の第 2導通筒 2 3 2 aのそれぞれは、第 1コネクタ 2 3 1の導電ピン 2 4 5のそれぞれに電気的接続されている。

コネクタ回路 2 2 2において、電源スィッチ 2 3 3に接続された 1側のリード線は第 1コネクタ 2 3 1に接続された 1側のリード線に接続されている。

コネクタ回路 2 2 2と、電源基板 2 2 3との間には、 2本のリード線が配線されている（図 8では、 1本のみを図示）。上記コネクタ回路 2 2 2と電源基板 2 2 3間のリ一ド線の中で、 1側のリ一ド線は第 1コネクタ 2 3 1に接続された他側のリ一ド線に接続されており、他側のリ一ド線は電源スィツチ 2 3 3に接続された他側のリード線に接続されている。

同様に、コネクタ回路 2 2 2と、電源基板 2 2 4との間には、 2本のリード線が配線されている（図 8では、 1本のみを図示）。上記コネクタ回路 2 2 2と電源基板 2 2 4間のリ一ド線の中で、 1側のリ一ド線は第 1コネクタ 2 3 1に接続された他側のリ一ド線に接続されており、他側のリ一ド線は電源スィツチ 2 3 3 に接続された他側のリ一ド線に接続されている。

この様に、電源プラグ 2 2 8の出力側は、ケーブルセット 2 2 7と、第 1コネクタ 2 3 1と、コネクタ回路 2 2 2を介して、電源基板 2 2 3， 2 2 4に接続されており、電源プラグ 2 2 8の入力側である 2個の第 1導通ピン間に与えられる商用電源からの電圧は、電源基板 2 2 3、 2 2 4へ与えられる。電源基板 2 2 3 - 2 2 4はトランスや整流回路などからなり、所定の電圧に設定された直流電圧を供給するものである。

電源基板 2 2 3はィンバータ 2 2 5に対して、電源基板 2 2 4はィンバータ 2 2 6に対して、各々直流電圧を供給する。インバータ 2 2 5、 2 2 6は、液晶パネル 2 1 7の各バックライト（不図示）を駆動するものである。

また、電源基板 2 2 3は、 D C— D Cコンバータ 2 1 8に対し、所定の直流電圧を供給する。

D C— D Cコンバータ 2 1 8は、液晶パネル 2 1 7と、スケーラ 2 1 1と、セレクタ 2 0 6と、コント口ール回路 2 0 7と、ビデオデコーダ 2 0 8と、ディンタレーサ 2 1 0と、セレクタ 2 1 4と、データ変換器 2 1 5と、伝送器 2 1 6と、冷却ファン制御部 2 1 9等に対し、各々、電源電圧を供給する。

次に、主に図 9に従い、この表示装置 2 0 1にっき、主に機械的構成を説明する。図 9は、後板（不図示）を外した時の、表示装置 2 0 1を裏から見た図面である。また、図 9において、図中の上側、下側、右側、左側を、それぞれ上側、下側、右側、左側として説明する。図 1 0、図 1 1 A、図 1 1 B、図 1 1 C、図 1 2、図 1 3 A、図 1 3 B、及び図 1 3 Cのぞれぞれにおいても同様とする。また、図 8と同一のものは同一の符号を付して説明を省略する場合がある。

図 9において、フレーム 2 3 4は例えばステンレス板からなり、平面から見れば略枠状に形成され、表面側および裏面側が開放された形状に形成されている。フレーム 2 3 4の裏面側の適所には、複数の折り曲げ部が形成されている。

第 1捕強板 2 3 5と第 2捕強板 2 3 6は共に例えば、アルミ二ユウムの押し出し材等からなり、断面形状が略凸状に、平面から見れば、略直方体状に形成されている。

第 1捕強板 2 3 5およぴ第 2捕強板 2 3 6の各々の 1端面はフレーム 2 3 4の内面に当接している。第 1補強板 2 3 5および第 2捕強板 2 3 6の各々の他の端面も、フレーム 2 3 4の内面に当接している。この様にして、第 1捕強板 2 3 5 および第 2捕強板 2 3 6は、ボルト（図示せず）等により、フレーム 2 3 4に固定されている。

冷却ファン 2 3 7は例えば、ファンと、ファンケーシングと、モータ等により構成されている。冷却ファン 2 3 7の左端はボルトにより、第 1捕強板 2 3 5に固定されている。

冷却ファン 2 3 8は例えば、ファンと、ファンケーシングと、モータ等により構成されている。冷却ファン 2 3 8の右端はボルトにより、第 2捕強板 2 3 6に固定されている。

取付板 2 3 9は例えば金属板等からなり、左端はボルトにより第 1捕強板 2 3 5に固定され、右端はボルトによりフレーム 2 3 4に固定されている。電源基板 2 2 4はスぺーサ（図示せず）を介して、取付板 2 3 9上に固定されている。取付板 2 4 0は例えば金属板等からなり、左端はボルトによりフレーム 2 3 4 に固定されている。電源基板 2 2 3は、スぺーサ（図示せず）を介して、取付板 2 4 0上に固定されている。

本体の後部 2 4 1は例えば金属板等からなり、左端はボルトにより第 2捕強板 2 3 6に固定され、右端はボルトにより第 1捕強板 2 3 5に固定されている。

液晶パネル 2 1 7 (図 9においては図示せず）は例えば、 4 0インチの液晶表示器と、複数のバックライト等から構成され、外形は略直方体である。液晶パネル 2 1 7は、ボルト等により、フレーム 2 3 4の内辺に固定されている。液晶パネル 2 1 7の表面側に、パッキンを介して透明板（共に図示せず）が配置されている。

ケーシング 2 4 2は例えば金属板等からなり、有底の箱状に形成されている。ケーシング 2 4 2の表面側には、開口部（図示せず）が形成されている。上記開口部を介して、透明板および液晶パネル 2 1 7が、使用者に対して、正面から見える様に構成されている。

ケーシング 2 4 2の側面には、孔が形成され、ボルトはこの孔を貫通し、フレーム 2 3 4に設けられ、ネジ切りされた孔に固定されている。ケーシング 2 4 2 は、フレーム 2 3 4および液晶パネル 2 1 7を覆う様に設けられている。

後板（図示せず）は例えば金属板等からなり、本体の後部 2 4 1を除き、フレーム 2 3 4の裏面を覆う様に形成されている。ボルト（図示せず）は、後板に形成された孔を貫通し、フレーム 2 3 4の折り曲げ部に位置する孔に固定されている。この様に、後板（図示せず）は、ケーシング 2 4 2の開放された裏面側に固定される。上述した様に、これらのフレーム 2 3 4と、本体の後部 2 4 1と、後板と、ケーシング 2 4 2等により、本体 2 4 3は構成されている。

また、第 1固定板 2 4 4及び第 2固定板 2 6 2の説明については、後述する。次に、主に図 1 0、図 1 1 A、図 1 1 B及ぴ図 1 1 Cに従い、この表示装置 2 0 1に用いられる第 1固定板 2 4 4およびその周辺の構成を説明する。図 1 0、図 1 1 A、図 1 1 B及ぴ図 1 1 Cにおいて、図 9と同一のものは同一の符号を付して説明を省略する。図 1 0は図 9の A 3— A 3断面図、図 1 1 Aは第 1固定板 2 4 4の平面図、図 1 1 Bは第 1固定板 2 4 4の正面図、図 1 1 Cは第 1固定板 2 4 4の側面図である。

これらの図において、第 1コネクタ 2 3 1は前面側 B 3にて、 2個の導電ピン 2 4 5が形成されている。 2個の導電ピン 2 4 5は所定の間隔を置いて、所定の形状（例えば、円柱状）に形成されている。必要に応じて、第 1コネクタ 2 3 1 は、 3個の導電ピンを有しても良い（その内、 1本は接地用）。

また、上述した様に、第 1コネクタ 2 3 1は、液晶パネル 2 1 7用の電源を供給するためのものである。取付板 2 3 9の左端はボルトにより、第 1捕強板 2 3 5の右側に固定されている。

ケーシング 2 4 2の表面側には、開口部 2 4 6が形成されている。液晶パネル 2 1 7の表面側には、パッキン（図示せず）を介して、透明板 2 4 7が配置されている。この様に、液晶パネル 2 1 7は、本体 2 4 3内に配置されている。

本体の後部 2 4 1は、クランク状（段付き状）に形成されている。本体の後部 2 4 1の上部は、ボルトにより、第 1補強板 2 3 5の左側に固定されている。本体の後部 2 4 1において、第 1立壁部 2 4 8は、上部と下部をつなぐ垂直の部分である。第 1開口部 2 4 9は、第 1立壁部 2 4 8に形成され、略四角状の窓である。

本体 2 4 3は、第 1開口部 2 4 9が形成された箱状のものである。本体 2 4 3 (具体的には、本体の後部 2 4 1 ) に第 1立壁部 2 4 8が形成され、第 1開口部 2 4 9は第 1立壁部 2 4 8に形成されている。

第 1固定板 2 4 4は、例えば金属板等からなる。図 1 1 A、図 1 1 B及び図 1 1 Cに示す通り、第 1固定板 2 4 4は例えば、第 1水平部 2 5 0と、第 1垂直部 2 5 1と、爪 2 5 2、 2 5 3と、第 2開口部 2 5 4と、第 3開口部 2 5 5等が形成されている。

第 1垂直部 2 5 1は第 1水平部 2 5 0に対し、垂直に折り曲げられている。爪 2 5 2と 2 5 3は第 1垂直部 2 5 1に対し、垂直に折り曲げられている。第 2開口部 2 5 4は第 1垂直部 2 5 1において、略四角形の窓に形成されている。第 3 開口部 2 5 5は第 1垂直部 2 5 1において、略四角形の窓に形成されている。爪 2 5 2と第 1垂直部 2 5 1 との間には、所定の距離を持つ隙間 2 5 6が形成されている。爪 2 5 3と第 1垂直部 2 5 1との間には、所定の距離を持つ隙間 2 5 7が形成されている。

第 1垂直部 2 5 1の所定の位置には、ネジ切りされた孔 2 5 8、 2 5 9が形成されている。以上の部分により、第 1固定板 2 4 4は形成されている。

図 1 0に示す様に、第 1コネクタ 2 3 1は、第 1固定板 2 4 4に形成された第 2開口部 2 5 4に挿入されている。第 1コネクタ 2 3 1のフランジ 2 6 0に孔 (図示せず）が形成されている。ボルト（図示せず）は、上記フランジ 2 6 0の孔を貫通し、第 1固定板 2 4 4に形成された孔 2 5 9にネジ止めされている。この様にして、第 1コネクタ 2 3 1は第 1固定板 2 4 4に固定されている。

電源スイッチ 2 3 3は、第 1固定板 2 4 4に形成された第 3開口部 2 5 5に挿入されている。電源スィッチ 2 3 3のフランジに孔（共に図示せず）が形成されている。ポルト（図示せず）は、電源スィッチ 2 3 3の上記フランジの孔を貫通し、第 1固定板 2 4 4に形成された孔 2 5 8にネジ止めされている。この様にして、電源スィッチ 2 3 3は第 1固定板 2 4 4に固定されている。

第 1コネクタ 2 3 1および電源スィツチ 2 3 3を固定した第 1固定板 2 4 4の爪 2 5 2と爪 2 5 3は、作業者により、本体の後部の第 1立壁部 2 4 8に形成された第 1開口部 2 4 9内に挿入される。

そして、作業者が上記第 1固定板 2 4 4を E方向にスライドさせる（図 9参照）事により、爪 2 5 2、 2 5 3は、第 1開口部 2 4 9近傍に位置する第 1立壁部 2 4 8に挟まれ固定される。即ち、この時、爪 2 5 2、 2 5 3と第 1垂直部 2 5 1 との隙間 2 5 6、 2 5 7の中に、第 1立壁部 2 4 8の肉部が挾まれる。

次に作業者は、第 1締結部品（例えば、ボルトなど） 2 6 1を、第 1固定板 2 4 4の第 1水平部 2 5 0に形成された孔に貫通させ、本体の後部 2 4 1の下部に形成された孔に締結させる。即ち、第 1水平部 2 5 0は、第 1締結部品 2 6 1により、本体の後部 2 4 1に固定されている。

図 1 0に示す様に、第 1コネクタ 2 3 1の後面側 C 3が第 1開口部 2 4 9を介して、本体 2 4 3の内部へ突出する様に、第 1コネクタ 2 3 1を固定する第 1固定板 244が設けられている。

そして、第 1コネクタ 2 3 1の前面側 B 3が露出する様に、第 1固定板 244 は本体 24 3に対し、着脱自在に固定されている。即ち、第 1固定板 244を取り付ける場合は、上述した様に、作業者は爪 2 5 2、 2 5 3を第 1開口部 2 4 9 内に挿入し、爪 2 5 2、 2 5 3を E方向（図 9参照）にスライドさせ、第 1締結部品 2 6 1を締結するだけで良い。

また、第 1固定板 244を取り外す場合は、作業者は第 1締結部品 2 6 1を外し、爪 2 5 2、 2 5 3を F方向（図 9参照）にスライドさせ、第 1固定板 2 44 を前面側 B 3へ移動させるだけで良い。

更に、上述した様に、第 1コネクタ 2 3 1に電気的接続された電源スィッチ 2 3 3が設けられている。電源スィツチ 2 3 3の後面側 C 3が第 1開口部 24 9を介して、本体 24 3の内部へ突出する様に、第 1固定板 244は電源スィツチ 2 3 3を固定している。電源スィッチ 2 3 3の前面側 B 3が露出する様に、第 1固定板 244は本体 24 3に対し着脱自在に固定されている。

次に、主に図 1 2、図 1 3 A、図 1 3 B及び図 1 3 Cに従い、表示装置 2 0 1 に用いられる第 2固定板 2 6 2およびその周辺の構成を説明する。図 1 2、図 1

3 A, 図 1 3 B、及び図 1 3 Cにおいて、図 9、図 1 0、図 1 1 A、図 1 1 B、図 1 1 Cと同一のものは同一の符号を付して説明を省略する。図 1 2は図 9の A

4一 A4断面図、図 1 3 Aは第 2固定板 2 6 2の側面図、図 1 3 Bは第 2固定板 2 6 2の平面図、図 1 3 Cは第 2固定板 2 6 2の正面図である。

これら図において、第 2コネクタ 2 3 2は前面側 B 4にて、 2個の第 2導電筒 2 3 2 aが形成されている。 2個の第 2導電筒 2 3 2 aは所定の間隔を置いて、所定の形状（例えば、円筒形）に形成されている。必要に応じて、第 2コネクタ 2 3 2は 3個の導電筒を有しても良い（その内、 1本は接地用）。

また第 2コネクタ 2 3 2は、ケーブル等を介して、他の機器（共に図示せず）に電源を供給するものである。この様に、第 2コネクタ 2 3 2は、前面側 B 4に、所定形状の（例えば、円筒状の）第 2導電筒 2 3 2 aが形成され、第 1コネクタ 2 3 1に電気的接続されたものである。取付板 2 4 0の右端はボルトにより、第 2捕強板 2 3 6の左側に固定されている。本体の後部 2 4 1は、クランク状（段付き状）に形成されている（図 1 2参照）。本体後部 2 4 1の上部は、ボルトにより、第 2捕強板 2 3 6の右側に固定されている。

本体の後部 2 4 1において、第 2立壁部 2 6 3は、上部と下部をつなぐ垂直の部分である。第 4開口部 2 6 4は、第 2立壁部 2 6 3に形成され、略四角状の窓である。

第 2固定板 2 6 2は例えば金属板等からなる。図 1 2、図 1 3 A、図 1 3 B、図 1 3 Cに示す通り、第 2固定板 2 6 2は例えば、第 2水平部 2 6 5と、第 2垂直部 2 6 6と、折曲部 2 6 7と、第 5開口部 2 6 8等が形成されている。

第 2垂直部 2 6 6は第 2水平部 2 6 5に対し、垂直に折り曲げられている。第 5開口部 2 6 8は第 2垂直部 2 6 6において、所定の形状の窓である（図 1 3 A 参照）。

本体の後部 2 4 1の適所において、第 6開口部 2 6 9が形成されている。第 2 固定板 2 6 2の曲げ部 2 7 1と、第 6開口部 2 6 9の右辺との間に、隙間 2 7 0 が設けられている。

第 2コネクタ 2 3 2は、本体の後部 2 4 1に形成された（より具体的には、第 2固定板 2 6 2に形成された）第 5開口部 2 6 8に揷入されることにより、第 2 固定板 2 6 2に固定されている。

作業者は、第 2コネクタ 2 3 2を固定した第 2固定板 2 6 5を前面側 B 4に移動させ第 2固定板 2 6 2の第 2水平部 2 6 5、第 2垂直部 2 6 6及び曲げ部 2 7 1等により形成された凹部 2 7 2を、第 6開口部 2 6 9の中に入れる。

そして作業者は、凹部 2 7 2が右上がりになる様に、第 2固定板 2 6 2を傾ける。その結果、折曲部 2 6 7の位置は下がり（液晶パネル 2 1 7の方向に近づき）、作業者が第 2固定板 2 6 2を傾けた状態で後面側 C 4に、第 2固定板 2 6 2を移動させる。

それ故に、折曲部 2 6 7の上端は、第 2立壁部 2 6 3の下端を通過し、折曲部 2 6 7は第 2立壁部 2 6 3の内面に当接する。次に、作業者は、第 2締結部品（例えば、ボルト等） 2 7 3を、第 2固定板 2 6 2の第 2水平部 2 6 5に形成された孔に貫通させ、本体 2 4 3の後部 2 4 1に形成された孔に締結させる。この様に、第 2固定板 2 6 2は本体 2 4 3に対し、容易に取り付けられる。

即ち、第 2水平部 2 6 5は第 2締結部品 2 7 3により、本体の後部 2 4 1に固定されている。そして、折曲部 2 6 7は、第 4開口部 2 6 4の近傍に位置する第 2立壁部 2 6 3の内面に当接して固定されている。

この様にして、第 2コネクタ 2 3 2の後面側 C 4が第 4開口部 2 6 4を介して本体 2 4 3の内部へ突出する様に、第 2コネクタ 2 3 2を固定する第 2固定板 2 6 2が設けられている。そして、第 2コネクタ 2 3 2前面側 B 4が露出する様に、第 2固定板 2 6 2は本体 2 4 3に対し、着脱自在に固定されている。

即ち、第 2固定板 2 4 4を取り外す場合は、作業者は第 2締結部品 2 7 3を外し、 ED部 2 7 2が右上がりになる様に傾けて、折曲部 2 6 7を第 2立壁部 2 6 3 の内面から外す。そして、作業者は第 2固定板 2 4 4を前面側 B 4へ移動させる事により、本体 2 4 3から第 2固定板 2 4 4を容易に取外すことができる。また、第 2固定板 2 6 2を本体 2 4 3に対し、取り付ける作業は、既に、述べた通りである。以上の部品により、この表示装置 2 0 1は構成されている。

< <第 4実施形態 > >

以下、図 1 4ないし図 1 6に従い、第 4実施形態として、上記第 4の目的を実現する本発明（第 4の本発明）に係る表示装置の実施形態を説明する。

図 1 4は、第 4実施形態に係る表示装置 3 0 1 (以下、単に「装置 3 0 1 J と記すことがある）の電気的構成を示したプロック図である。尚、第 4実施形態では、本発明を適用した装置の例として表示装置を説明する。しかしながら、本発明が適用できる装置は、表示装置のみではないため、第 4実施形態における表示装置を保護回路付き装置と読み換える（置換する）ことも可能である。即ち、以下の説明において、「表示装置 3 0 1または装置 3 0 1」を全てそのまま「保護回路付き装置 3 0 1」と読み換える（置換する）ことが可能である。

図 1 5は、上記装置 3 0 1に用いられる監視部 3 0 2の電気回路図である。図 1 6は、上記装置 3 0 1に用いられる復帰部 3 0 3の電気回路図である。

これらの図において、この装置 3 0 1は表示装置であるため、負荷部 3 0 4は少なくとも表示部（不図示）を有する。この表示部は、例えば、 D C Z D Cコンバータと、インバータと、バックライトと、駆動部と，液晶パネルと、伝送器と、信号処理部等とから成る。

第 1電源部 3 0 5は例えば、トランスゃ整流回路ゃスィツチング回路などからなり、その入力側は電源プラグ 3 0 6の出力側に接続されている。電源プラグ 3 0 6の入力側は、電源コンセント（図示せず）に挿入されて商用電源の供給を受ける。第 1電源部 3 0 5の出力側は、負荷部 3 0 4に接続され、制御部 3 0 8に ^続されている。

この様に、第 1電源部 3 0 5には、商用電源電圧 V I (例えば、交流 1 0 0ボルト）が入力される。第 1電源部 3 0 5は、負荷部 3 0 4に対し電圧 V T (例えば、直流 1 4ボルト等）を供給し（電源を供給し）、制御部 3 0 8に対し電圧 V P (例えば、直流 5ボルト等）を供給する（電源を供給する）。

第 2電源部 3 0 7は例えば、トランスや整流回路などからなり、入力側は電源プラグ 3 0 6の出力側に接続されている。第 2電源部 3 0 7の出力側は、復帰部 3 0 3の電源端子 (図示せず）及び監視部 3 0 2の電源端子（図示せず）に、接練されている。

この様にして、第 2電源部 3 0 7には、商用電源電圧 V Iが入力される。そして、第 2電源部 3 0 7は、復帰部 3 0 3及び監視部 3 0 2に対し、各々の電圧 V C (例えば、直流 5ボルト等）を供給する（電源を供給する）。

制御部 3 0 8は例えば C P U等からなり、 R O M ( Rea d Onl y Memory) など (図示せず）に接続されている。制御部 3 0 8は、第 1電源部 3 0 5から電圧 V Pの供給を受け、 R O Mに記憶された制御プログラムに従って負荷部 3 0 4等を制御する。

監視部 3 0 2の入力側は、負荷部 3 0 4の電圧を監視するために負荷部 3 0 4 に接続されているとともに、制御部 3 0 8の動作状態及び制御部 3 0 8の温度状態を監視するために制御部 3 0 8に接続されている。この様に監視部 3 0 2は、負荷部 3 0 4および制御部 3 0 8を監視するものである。監視部 3 0 2の出力側は復帰部 3 0 3の入力側に接続され、監視部 3 0 2は復帰部 3 0 3に対し、ァラ一ト信号 A Lを出力する。

復帰部 3 0 3の入力側は、監視部 3 0 2に接続されている。復帰部 3 0 3の出力側は、第 1電源部 3 0 5の制御端子（図示せず）に接続され、復帰部 3 0 3は第 1電源部 3 0 5に対し、制御信号 Pを出力する。

即ち、復帰部 3 0 3は第 1電源部 3 0 5を制御するものである。上記各部品 (監視部 3 0 2、復帰部 3 0 3、負荷部 3 0 4、第 1電源部 3 0 5、電源ブラグ 3 0 6、第 2電源部 3 0 7、制御部 3 0 8 ) 等により、装置 3 0 1は構成されている。

次に、図 1 4と図 1 5に従って、監視部 3 0 2を説明する。図 1 5において、電圧監視部 3 0 9は例えば、比較器と論理回路等からなり、その入力側は負荷部 3 0 4の入力側に接続されている。電圧監視部 3 0 9の出力側は、負論理のオア回路 3 1 0の一つの入力側に接続されている。 ' 電圧監視部 3 0 9は、負荷部 3 0 4の電圧が正常（例えば、 1 3〜1 5ボルトの範囲にある）な場合は、ハイ（高電位）信号を出力する。負荷部 3 0 4の電圧が異常（例えば、 1 3ボルト未満又は 1 5ボルトを越える）場合は、ロウ（低電位）信号を出力する。この様に、電圧監視部 3 0 9は、負荷部 3 0 4の電圧が正常か異常かを検出するものである。

温度監視部 3 1 1は例えば、サーミスタと論理回路等からなり、そのサーミスタは、例えば制御部 3 0 8の上に配置されている。又は、制御部 3 0 8の中に、温度感知部を内蔵させ、その温度感知部が導電部（図示せず）を介して、上記論理回路に接続されるようにしても良い。この様に、温度監視部 3 1 1は、制御部 3 0 8の温度が正常か異常かを検出する。

また、温度監視部 3 1 1を構成する上記サーミスタは、負荷部 3 0 4内に設けられても良い。即ち、上記サーミスタは、負荷部 3 0 4を構成する回路基板（図示せず）上に配置されても良い。また、該回路基板の雰囲気温度を検出するように、配置されても良い。即ち、図 1 4では制御部 3 0 8の温度状態のみを監視するように電気的構成が示されているが、温度監視部 3 1 1は、制御部 3 0 8に代えて負荷部 3 0 4の温度が正常か異常かを検出するようにしてもよく、サーミスタを複数設ける等することにより、制御部 3 0 8と負荷部 3 0 4双方の温度の正常、異常を検出するようにしてもよい。

負荷部 3 0 4の温度又は制御部 3 0 8の温度が正常（例えば、各許容値以内である）な場合は、温度監視部 3 1 1は、ハイ信号を出力する。負荷部 3 0 4の温度又は制御部 3 0 8の温度が異常（例えば、各許容温度を越える）な場合は、温度監視部 3 1 1は、ロウ信号を出力する。

また、温度監視部 3 1 1が、制御部 3 0 8と負荷部 3 0 4双方の温度の正常、異常を同時に監視する場合にあっては、温度監視部 3 1 1は、制御部 3 0 8と負荷部 3 0 4の少なくとも一方が異常なときに口ゥ信号を出力し、双方が正常の場合にハイ信号を出力する。

温度監視部 3 1 1の出力側は、負論理のオア回路 3 1 0に設けられた他の入力側に接続されている。 '

制御部監視部 3 1 2は例えば、ウォッチドッグタイマ等からなり、その入力側は制御部 3 0 8に接続されている。制御部監視部 3 1 2の出力側は、負論理のォァ回路 3 1 3に設けられた一つの入力側に接続されている。

制御部 3 0 8は、定期的に、制御部監視部 3 1 2にアクセスする。制御部監視部 3 1 2は、上記アクセスがあった事を検出した場合、制御部 3 0 8の動作は正常であると判断し、ハイ信号を出力する。

一方、制御部監視部 3 1 2が上記アクセスがあった事を検出しない場合、制御部監視部 3 1 2は制御部 3 0 8の動作は異常である（例えば、暴走している）と判断して、ロウ信号を出力する。

負論理のオア回路 3 1 0の出力側は、負論理のオア回路 3 1 3に設けられた他の入力側に接続されている。負論理のオア回路 3 1 3に設けられた出力側は、出力端子 3 1 4に接続されている。

上記構成により、電圧監視部 3 0 9と、温度監視部 3 1 1と、制御部監視部 3 1 2の中で、少なくとも一つが夫々の監視対象の異常（ロウ信号を出力）を検出すると、出力端子 3 1 4には、ロウ信号が印加される。

一方、電圧監視部 3 0 9、温度監視部 3 1 1、制御部監視部 3 1 2の全てにおいて、夫々の監視対象が正常（ハイ信号を出力）である事を検出すると、出力端子 3 1 4には、ハイ信号が印加される。

そして、出力端子 3 1 4は復帰部 3 0 3の入力側に接銃され、出力端子 3 1 4 に印加されるアラート信号 A Lが復帰部 3 0 3に対し伝えられるように構成されている。

次に、主に図 1 6に従って、復帰部 3 0 3を説明する。図 1 6において、並列回路 3 1 5は F E T (電界効果トランジスタ）と、ダイオードとが並列接続されたものである。上記 F E Tのゲートは出力端子 3 1 4に接続され、上記 F E Tのソースおよびダイォードのァノードは接地されている。

並列回路 3 1 5における上記 F E丁のドレインおよびダイォードのカソードは共通化され、抵抗 3 1 6とコンデンサ 3 1 7からなる直列回路の中間点に接続されている。抵抗 3 1 6の一端には電圧 V Cが印加され、コンデンサ 3 1 7の一端は接地されている。

抵抗 3 1 6とコンデンサ 3 1 7からなる直列回路の中間点は、ノット回路 U 1 の入力側に接続され、ノット回路 U 1の出力側は、ナンド回路 U 3に設けられた一つの入力側に接続されている。ナンド回路 U 3の出力側は導電線 3 1 8に接続されている。

ナンド回路 U 3の出力側は、ナンド回路 U 4に設けられた一つの入力側に接続されている。

抵抗 3 1 9とコンデンサ 3 2 0からなる直列回路の中間点は、増幅器 U 8の入力側に接続されている。抵抗 3 1 9の一端には電圧 V Cが印加され、コンデンサ 3 2 0の一端は接地されている。増幅器 U 8の出力側は、アンド回路 U 2に設けられた一つの入力側に接続されている。

アンド回路 U 2に設けられた他の入力側は、ナンド回路 U 6の出力側に接続されている。アンド回路 U 2の出力側は、ナンド回路 U 4に設けられた他の入力側に接続されている。

ナンド回路 U 4の出力側は、ナンド回路 U 3に設けられた他の入力側に接続されている。これらのナンド回路 U 3 , U 4等により、 R Sフリップフロップ回路 3 1 8 aが構成されている。

ノット回路 U 7の入力側は導電線 3 1 8に接続され、ノット回路 U 7の出力側は出力端子 3 2 1に接続されている。

抵抗 3 2 2とコンデンサ 3 2 3からなる直列回路の中間点は、集積回路素子 U 5の R E X T Z C E X T端子に接続されている。抵抗 3 2 2の一端には、電圧 V Cが印加され、コンデンサ 3 1 7の一端は接地されている。

集積回路素子 U 5の電源端子は、電圧 V Cが印加される。集積回路素子 U 5に設けられたクリア（C L R ) 端子は導電線 3 1 8に接続されている。これらの集積'回路素子 U 5と、抵抗 3 2 2と、コンデンサ 3 2 3等により、単安定マルチバイブレータ回路 3 2 4が構成されている。

導電線 3 1 8は、抵抗 3 2 5および導電線 3 2 6を介して、ナンド回路 U 6に設けられた一つの入力側に接続されている。抵抗 3 2 5と導電線 3 2 6 との中間点は、コンデンサ 3 2 7を介して接地されている。

集積回路素子 U 5に設けられた出力端子は、ナンド回路 U 6に設けられた他の入力側に接続されている。以上の部品により、この復帰部 3 0 3は構成されている。

図 1 6において、負荷部 3 0 4の温度又は制御部 3 0 8の温度と、負荷部 3 0 4の電圧と、制御部 3 0 8の動作とが全て正常の場合、出力端子 3 1 4はハイ信号を出力する。上記温度と、上記電圧と、上記動作の中で、少なくとも一つが異常の場合、出力端子 3 1 4はロウ信号を出力する。

抵抗 3 1 9と、コンデンサ 3 2 0と、増幅器 U 8とで構成される初期化回路 3 2 0 aは、復帰部 3 0 3を初期化する回路である。この初期化回路 3 2 0 aに電圧 V Cが印加された場合、クリア信号 C L (増幅器 U 8が出力する信号）をロウ状態にする事により、初期化が行われる。

並列回路 3 1 5と、抵抗 3 1 6と、コンデンサ 3 1 7と、ノット回路 U 1とで構成される回路は、ァラート信号 A Lがー定時間以上、ロウ信号とならなければ、ノット回路 U 1がロウ信号を出力しない様に、働く。

ナンド回路 U 3、 U 4等により構成される回路は、状態を保持する R Sフリツプフロップ回路 3 1 8 aである。ノット回路 U 1の出力がハイ信号から口ゥ信号に変化した後に、ハイ信号に戻っても、アンド回路 U 2の出力を受けるナンド回路 U 4に設けられた入力端子への信号がロウ信号になるまで、 R Sフリップフロップ回路 3 1 8 aは、ナンド回路 U 3、 U 4の出力側からハイ信号を出力させる様に、ナンド回路 U 3、 U 4の出力状態を保持する。

抵抗 3 2 2と、コンデンサ 3 2 3と、集積回路素子 U 5とにより構成される回路は、単安定マルチバイブレータ回路 3 2 4である。集積回路素子 U 5のクリア ( C L R ) 端子の入力が、ロウ信号からハイ信号に変化すると、上記単安定マルチバイプレ一タ回路 3 2 4は、抵抗 3 2 2とコンデンサ 3 2 3の時定数で決定される時間の幅のパルスを発生させる。このパルスは、出力端子 3 2 1に印加される制御信号 Pをロウ信号に維持する時間を与える。

次に、主に図 1 7の波形図に従い、この装置 3 0 1の動作を説明する。図 1 7 は、上からそれぞれ、増幅器 U 8の出力するクリア信号 C L、出力端子 3 1 4に印加されるァラート信号 A L、ノット回路 U 1への入力信号（U 1入力）、ノット回路 U 1からの出力信号（U 1出力）、ナンド回路 U 3からの出力信号（U 3 出力）、ナンド回路 U 4からの出力信号（U 4出力）、集積回路素子 U 5からの出力信号（ナンド回路 U 6の一方の入力端子に加わる信号； U 5出力）、ナンド回路 U 6からの出力信号（U 6出力）、出力端子 3 2 1に印加される制御信号 P の電圧波形を、時間を横軸にして示したものである。

最初に使用者は、タイミング T Oにて、電源プラグ 3 0 6を電源コンセント (図示せず）に挿入する。第 1電源部 3 0 5に商用電源電圧 V Iが印加され、そして第 2電源部 3 0 7に商用電源電圧 V Iが印加される。第 2電源部 3 0 7は監視部 3 0 2及び復帰部 3 0 3に対し、電圧 V Cを供給し始める。

この時、初期化回路 3 2 0 aは、抵抗 3 1 9とコンデンサ 3 2 0とによる時定数で定まる時間の間、ロウ信号のクリア信号 C Lを出力して、復帰部 3 0 3の初期化を行ったのち、ハイ信号を出力する。

上記電圧 V Cの投入時に、第 1電源部 3 0 5を構成するスイッチング回路（図示せず）は閉成されている。今、上記投入時に、制御部 3 0 8の温度と、負荷部 3 0 4の電圧と、制御部 3 0 8の動作とが全て正常であるとする。すると、ァラート信号 A Lはハイ信号となる（図 1 7のタイミング T 0— T 1間を参照）。従つて、ノット回路 U 1の入力（U 1入力）、出力（U 1出力）は、電圧 V C供給の当初において、それぞれロウ信号、ハイ信号となる。

また、タイミング T Oの直後、ロウ信号のクリア信号 C Lを受けてアンド回路 U 2の出力はロウ信号となるため、ナンド回路 U 4の出力（U 4出力）は不定状態からハイ信号に変わる。続いて、ナンド回路 U 4からの該ハイ信号を受けてナンド回路 U 3の出力（U 3出力）は不定状態からロウ信号に変わる。続いて、ナンド回路 U 3からの該ロウ信号を、自身のクリア（C L R ) 端子に受け、集積回路素子 U 5の出力（U 5出力）は不定状態からハイ信号に変わる。続いて、集積回路素子 U 5からの該ハイ信号とナンド回路 U 3からの口ゥ信号を受けて、ナンド回路 U 6の出力（U 6出力）は不定状態からハイ信号に変わる。

また、出力端子 3 2 1にプルアップ抵抗を接続（不図示）等することにより、出力端子 3 2 1に印加される制御信号 Pは、電圧 V Cが供給されると同時にハイ信号になるようになっており、ナンド回路 U 3の出力が不定状態から口ゥ状態に確定した後も、ハイ信号を維持する。

そして、クリア信号 C Lがハイ状態に変わった後のタイミング T 1において、例えば、制御部 3 0 8が暴走し始めたとする。このタイミング T 1において、監視部 3 0 2は負荷部 3 0 4及び/又は制御部 3 0 8が異常である事を検出する。即ち、監視部 3 0 2は、負荷部 3 0 4又は制御部 3 0 8の温度と、負荷部 3 0 4 の電圧と、制御部 3 0 8の動作の中で、少なくとも一つが異常である事を検出する。この時、ァラート信号 A Lはハイ信号からロウ信号に変わる（図 1 7のァラート信号 A Lを参照）。

アラート信号 A Lがー定時間以上の口ゥ信号を維持すると、並列回路 3 1 5と、抵抗 3 1 6と、コンデンサ 3 1 7と、ノット回路 U 1とで構成される回路は、ノヽィ信号を切り替えて、ロウ信号を出力する（図 1 7の U 1出力を参照）。

この様に、ノット回路 U 1の出力（U 1出力） 1 ハイ信号からロウ信号に変わると、ナンド回路 U 3の出力（U 3出力）は、ロウ信号からハイ信号に変わる _c 次いで、ナンド回路 U 4の出力（U4出力）は、ハイ信号からロウ信号に変わる _c また、この時、ノット回路 U 7を介してナンド回路 U 3の出力側に接続された出力端子 3 2 1に印加される制御信号 Pは、ハイ信号から口ゥ信号に切り替わり、その制御信号 Pは第 1電滅部 305に与えられる。

このロウ信号に切り替わった制御信号 Pを受けると、第 1電源部 305は、負荷部 304への電圧 VTの供給と、制御部 308への電圧 V Pの供給を停止する。これらの供給停止が行われると、ァラート信号 ALがロウ信号からハイ信号に戻るように（タイミング T 2) 、監視部 302は構成されている。そして、アラート信号 ALがハイ信号に戻ると、ノット回路 U 1の入力（U 1入力）はロウ信号に切り替わり、次いでノット回路 U 1の出力（U 1出力）はハイ信号に切り替わる。

また、ナンド回路 U 3の出力（U 3出力）がロウ信号からハイ信号に変わると、集積回路素子 U 5のクリア（CLR) 端子に与えられる信号はロウ信号からハイ信号に切り替えられる。

この時、単安定マルチバイブレータ回路 3 24は、抵抗 3 22とコンデンサ 3 2 3の時定数で決定される時間幅を持つ、ロウ状態のパルスを発生する。

即ち、ナンド回路 U 3の出力（U 3出力）がロウ信号からハイ信号に変わると、集積回路素子 U 5の出力（U 5出力）は、ハイ信号からロウ信号に変わり、一定時間、ロウ信号を出力する。この時、ナンド回路 U 6は、ハイ信号を出力し続ける（図 1 7の U 6出力を参照）。

そして、抵抗 3 22とコンデンサ 323の時定数で決定される時間幅が経過すると集積回路素子 U 5の出力（U 5出力）は、ロウ信号からハイ信号に変わる。すると、ナンド回路 U 6の出力（U 6出力）はロウ信号に切り替わり、次いでナンド回路 U4の出力（U4出力）のハイ信号への切り替わり、ナンド回路 U 3の出力（U 3出力）のロウ信号への切り替わる。更にその後に続く、ナンド回路 U 6の出力（U 6出力）のハイ信号への切り替わり、及び制御信号 Pのハイ信号への切り替わりにより、回路全体は、元の状態（タイミング T 1の直前の状態）に戻る。

この際、ナンド回路 U 3の出力（U 3出力）がハイ信号である時間と、制御信号 Pがロウ信号である時間が同じとなる。この様にして、制御信号 Pがロウ信号になった後に、所定時間 T Pが経過すると、制御信号 Pはハイ信号に復帰する。この所定時間 T Pは、抵抗 3 2 2とコンデンサ 3 2 3による時定数に従うものである。

復帰部 3 0 3が生成した制御信号 Pは、第 1電源部 3 0 5を構成する制御端子を介して、第 1電源部 3 0 5を構成するスイッチング回路に入力される。

制御信号 Pがハイ信号の時に、第 1電源部 3 0 5を構成するスィツチング回路は閉成され、第 1電源部 3 0 5は、負荷部 3 0 4、制御部 3 0 8に対して、それぞれ電圧 V T、電圧 V Pを電源電圧として供給する。一方、制御信号 Pがロウ信号の時に、第 1電源部 3 0 5を構成するスイッチング回路は開成され、第 1電源部 3 0 5は、負荷部 3 0 4、制御部 3 0 8の双方に対して電圧の供給を停止する。その結果、監視部 3 0 2は負荷部 3 0 4及び/又は制御部 3 0 8が異常である事を検出すると、復帰部 3 0 3は、第 1電源部 3 0 5による電源供給を停止させる。

具体的には、監視部 3 0 2は、負荷部 3 0 4又は制御部 3 0 8の温度と、負荷部 3 0 4の電圧と制御部 3 0 8の動作との中で、少なくとも一つが異常である事を検出すると、復帰部 3 0 3に対し、ハイ信号からロウ信号に変化したァラート信号 A Lを出力する。

すると、復帰部 3 0 3は第 1電源部 3 0 5に対し、ハイ信号からロウ信号に変化した制御信号 Pを出力する。これにより、第 1電源部 3 0 5のスイッチング回路は開成する。即ち、第 1電源部 3 0 5は負荷部 3 0 4に対し、電圧 V Tの供給を停止し、制御部 3 0 8に対し、電圧 V Pを停止する。

復帰部 3 0 3は、電圧 V T , V Pの供給停止後、所定時間 T P (例えば、約 1 0秒）が経過すると、第 1電源部 3 0 5に対し、ロウ信号からハイ信号に変化した制御信号 Pを出力する。その結果、第 1電源部 3 0 5のスイッチング回路は閉成し、第 1電源部 3 0 5による、負荷部 3 0 4への電圧 V Tの供給および、制御部 3 0 8への電圧 V Pの供給は再開する。

< <実施形態の変形 > >

上述してきた第 1実施形態〜第 4実施形態は、矛盾しない限り相互に組み合わせ可能である。例えば、第 4実施形態における装置 3 0 1の特徴とする電気的構成を、第 1実施形態における表示装置 1や第 2実施形態における表示装置 1 0 1 や第 3実施形態における表示装置 2 0 1に適用してもよい。産業上の利用可能性

本発明（第 1の本発明）は、信頼性が高く、温度上昇値を抑えた電源部を有する表示装置として好適であり、液晶パネルやブラウン管等を備えた表示装置、プラズマディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の表示装置として利用可能である。

また、本発明（第 2の本発明）は、大量のデータを読み書きでき、記憶装置を着脱し易く、かつ、コストが安い表示装置として好適であり、液晶パネルやブラゥン管等を備えた表示装置、プラズマディスプレイ、有機エレクト口ルミネッセンスディスプレイ等の表示装置として利用可能である。

また、本発明（第 3の本発明）は、仕向地が変更された場合、コネクタ等の交換作業が容易な表示装置として好適であり、液晶パネルやブラウン管等を備えた表示装置、プラズマディスプレイ、有機エレクト口ルミネッセンスディスプレイ等の表示装置として利用可能である。

また、本発明（第 4の本発明）は、負荷の電圧、負荷又は制御部の温度、制御部の動作が異常である事を検出して電源を停止し、その後に自動復帰させる表示装置または保護回路付き装置として好適であり、液晶パネルやブラウン管等を備えた表示装置、プラズマディスプレイ、有機エレクト口ルミネッセンスディスプレイ等の表示装置として利用可能である。

Claims

請求の範囲

1. 表示装置において、

第 1下部通気孔及び第 1上部通気孔が形成されたケーシングと、前記ケーシング内の前面側に配置された液晶表示部と、前記ケーシング内の後面側に配置され、前記液晶表示部のバックライトに電源を供給する第 1電源部と、前記第 1上部通気孔の近傍に位置する様に、前記ケーシング内の後面側に配置された第 1冷却ファンとを備え、

前記第 1電源部を構成する第 1回路基板は、前記ケーシングの第 1側面に対して、傾けて配置された。

2. 請求項 1に記載の表示装置であって、

前記第 1冷却ファン及ぴ前記第 1電源部に隣接する第 1仕切板を設け、前記第 1仕切板に第 1開口部を設け、前記第 1冷却ファンによる吸込空気は、前記第 1 下部通気孔から入り、前記第 1開口部と前記第 1電源部の近傍と前記第 1冷却ファンを通り、前記第 1上部通気孔から排出される様に構成した。

3. 請求項 1に記載の表示装置であって、

前記ケーシングに第 2上部通気孔を設け、前記ケーシング内の後面側に配置され、前記液晶表示部の駆動部に電源を供給する第 2電源部を設け、前記第 2上部通気孔の近傍に位置する様に、前記ケーシング内の後面側に第 2冷却ファンを設け、前記第 2電源部を構成する第 2回路基板は、前記第 1側面に対向する前記ケ一シングの第 2側面に対し、傾けて配置された。

4. 請求項 3に記載の表示装置であって、

前記第 2冷却ファン及ぴ前記第 2電源部に隣接する第 2仕切板を設け、前記第 2仕切板に第 2開口部を設け、前記第 2冷却ファンによる第 1吸込空気は、前記第 1下部通気孔から入り、前記第 2開口部と前記第 2電源部の近傍と前記第 2冷却ファンを通り、前記第 2上部通気孔から排出される様に構成した。

5. 請求項 4に記載の表示装置であって、

前記第 2電源部の下部に位置する様に、前記ケーシングに第 2下部通気孔を設け, 前記第 2冷却ファンによる第 2吸込空気は、前記第 2下部通気孔から入り、前記第 2電源部の近傍と前記第 2冷却ファンを通り、前記第 2上部通気孔から排出される様に構成した。

6. 表示装置において、

後面側に第 1開口部が形成された略箱状の本体と、前記本体の前面側に配置された液晶表示部と、前記本体内に配置され、前記液晶表示部に画像信号を出力する基板組み立て品と、前記基板組み立て品を覆うシールド板と、前記シールド板に固定され、データを読み書きするハードディスクドライブとを備え、

前記ハードディスクドライブは前記第 1開口部を介して、着脱自在に設けられた。

7. 請求項 6に記載の表示装置であって、

前記第 1開口部を覆うカバーを設け、前記カバーは前記本体に対し、着脱自在に設けられた。

8. 請求項 6に記載の表示装置であって、

前記本体の相対する内面に当接する捕強板を設け、前記捕強板に支持された取り付け板を設け、前記基板組み立て品を構成する回路基板は、前記取り付け板により支持された。

9. 請求項 8に記載の表示装置であって、

前記ハードディスクドライブの下方に位置する様に、前記シールド板に第 2開口部を設け、前記第 2開口部の下方に位置する様に、前記回路基板にメモリを固定し、前記メモリは着脱自在に設けられた。

10. 表示装置において、

第 1開口部が形成された箱状の本体と、前記本体内に配置された液晶パネルと、前面側に、所定形状の導電ピン又は導電筒が形成され、前記液晶パネル用の電源を供給するための第 1コネクタと、前記第 1コネクタの後面側が前記第 1開口部を介して、前記本体の内部へ突出する様に、前記第 1コネクタを固定する第 1 固定板とを備え、

前記第 1コネクタの前面側が露出する様に、前記第 1固定板は前記本体に対し. 着脱自在に固定された。

11. 請求項 1 0に記載の表示装置であって、

前記第 1コネクタに電気的接続された電源スィツチを設け、前記電源スィツチの後面側が前記第 1開口部を介して前記本体の内部へ突出する様に、前記第 1固定板は前記電源スィツを固定し、前記電源スィツチの前面側が露出する様に、前記第 1固定板は前記本体に対し、着脱自在に固定された。

12. 請求項 1 1に記載の表示装置であって、

前記本体に第 1立壁部が形成され、前記第 1開口部は前記第 1立壁部に形成され、前記第 1固定板は、第 1水平部と第 1垂直部と爪と第 2開口部と第 3開口部が形成され、前記第 1コネクタは前記第 2開口部に挿入され固定され、前記電源スィツチは前記第 3開口部に挿入され固定され、前記第 1水平部は第 1締結部品により前記本体の後部に固定され、前記爪は、前記第 1開口部近傍に位置する前記第 1立壁部に挟まれ固定された。

13. 請求項 1 0に記載の表示装置であって、

前記本体に第 4開口部が形成され、前面側に、所定形状の第 2導電筒が形成され、前記第 1コネクタに電気的接続された第 2コネクタと、前記第 2コネクタの後面側が前記第 4開口部を介して前記本体の内部へ突出する様に、前記第 2コネクタを固定する第 2固定板とを備え、

前記第 2コネクタの前面側が露出する様に、前記第 2固定板は前記本体に対し、着脱自在に固定された。

14. 請求項 1 3に記載の表示装置であって、

前記本体に第 2立壁部が形成され、前記第 4開口部は前記第 2立壁部に形成され、前記第 2固定板は第 2水平部と第 2垂直部と折曲部と第 5開口部が形成され, 前記第 2コネクタは前記第 5開口部に挿入され固定され、前記第 2水平部は前記第 2締結部品により前記本体の後部に固定され、前記折曲部は、前記第 4開口部近傍に位置する前記第 2立壁部の内面に当接して固定された。

15. 表示装置において、 ·

少なくとも表示部を有する負荷部と、前記負荷部に電源を供給する第 1電源部と、前記第 1電源部により電源を供給され、前記負荷部を制御する制御部と、前記負荷部および前記制御部を監視する監視部と、前記第 1電源部を制御する復帰部とを備え、

前記監視部が前記負荷部及び/又は前記制御部の異常を検出すると、前記復帰部は前記第 1電源部による前記負荷部及び前記制御部への電源供給を停止させる

16. 請求項 1 5に記載の表示装置であって、

前記監視部が、前記負荷部又は前記制御部の温度と、前記負荷部の電圧と、前記制御部の動作との中で、少なくとも一つが異常であると検出すると、前記復帰部は前記第 1電源部による前記負荷部及び前記制御部への電源供給を停止させる

17. 請求項 1 5に記載の表示装置であって、前記復帰部は、前記電源供給の停止後、所定時間が経過すると、前記第 1電源部による前記負荷部及び前記制御部への電源供給を再開させる。

18. 請求項 1 5に記載の表示装置であって、

入力側が電源ブラグに接続された第 2電源部を設け、前記第 1電源部の入力側は前記電源プラグに接続され、前記第 2電源部の出力側は、前記復帰部に接続された。