JPH09114403A - 情報処理装置およびケーブルの収納構造 - Google Patents

情報処理装置およびケーブルの収納構造

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JPH09114403A
JPH09114403A JP7292231A JP29223195A JPH09114403A JP H09114403 A JPH09114403 A JP H09114403A JP 7292231 A JP7292231 A JP 7292231A JP 29223195 A JP29223195 A JP 29223195A JP H09114403 A JPH09114403 A JP H09114403A
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processing apparatus
liquid crystal
display panel
cable
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JP7292231A
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Akira Momose
明 百瀬
Hiroyoshi Hayashi
大喜 林
Shinichiro Yoshikawa
真一朗 吉川
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の情報処理装置を使用する際、電源投入
前に必要な情報を表示することはできない。また、装置
の小型化に取って、カードの離脱機構、液晶表示パネル
とのケーブルの取り回しが課題となっていた。 【解決手段】 電圧を印可しない状態で透光性を有する
液晶パネル70を用いて液晶表示装置22を構成し、こ
の液晶パネル越しに所定の情報を表示する。電源投入前
には、液晶パネル70は透光性を示すので、背面の情報
を視認することができる。また、カードスロットに挿入
されたカードは、シート部材により離脱可能とする。シ
ート部材を使用しているので、離脱機構を簡略・小型に
構成することができる。更に、表示装置22との間のケ
ーブルは、回動軸の周りに周回して本体21に収納する
ことで、小型化を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
びケーブルの収納構造に関し、小型な通信端末などの種
々の情報処理装置の実装技術の改善に関し、詳しくは高
分子分散型液晶表示装置,外部記憶装置および接続ケー
ブルを備えた情報処理装置およびこの情報処理装置にお
ける表示パネルと本体とを接続するケーブルの収納構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報処理装置では、液晶
パネルなどを用いた表示装置が用いられている。最近で
は、オペレーティングシステムやアプリケーションプロ
グラムを使用する場合には、オンラインで詳細なヘルプ
情報を参照することが可能となりつつある。こうした情
報は、表示パネルに表示される。
【0003】また、近年では、外部記憶装置、例えばハ
ードディスクや半導体メモリを内蔵したRAMカードな
どは、極めて小型化されており、予め標準化されたスロ
ットに着脱するだけで直ちに使用できるものが知られて
いる。また、表示パネルと本体の小型化が進み、表示パ
ネルを回転して開くとキーボードが現われ、表示パネル
を見ながらデータの入力が可能な携帯可能な小型の情報
処理装置も数多く提案されている。こうした情報処理装
置では、本体と表示パネルとの間はフレキシブルケーブ
ルなどで接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
情報処理装置では、電源を投入しなければ、これらのオ
ンラインヘルプを参照することはできないから、電源投
入前に使用者が必要とする情報を、使用者に提供するこ
とは困難であった。電源投入前に読む必要がある情報
は、別途マニュアルに記載され、使用者は、情報処理装
置や通信端末を前にして、従来通りの小冊子形式で情報
を得ていた。
【0005】また、情報処理装置の小型化が進むにつれ
て、外部記憶装置を着脱する機構や表示パネルと本体と
を接続するケーブルの取り回しなとが次第に困難になっ
ていた。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、電源を投入することなく所定の情報を使用者が情
報処理措置から取得可能とすることや、機器の小型化に
伴う外部記憶装置や表示パネル用の接続ケーブルの取り
回しを改善することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる目的を達成するためになされた本発明の第1の情報
処理装置は、液晶表示装置を備えた情報処理装置であっ
て、前記液晶表示装置は、高分子分散型液晶表示素子を
用い、電圧を印可しない状態では透光性を有する表示パ
ネルと、該表示パネルの背面に設けられ、所定の情報を
認識可能に表示した認識部とを備えることを要旨とす
る。
【0008】この情報処理装置は、電源投入以前には、
その液晶表示装置は、透明状態に保たれるので、その背
面に設けられた認識部に表示された所定の情報を、使用
者は容易に取得することができる。
【0009】ここで、この認識部には、情報処理装置に
関する所望の情報を表示するものとすることも有用であ
る。また、認識部は、情報処理装置の動作状態を反映し
て点灯されるインジケータを設けても良い。インジケー
タにより表示する情報は、いかなるものでも差し支えな
いが、例えば情報処理装置のバッテリの状態を電源投入
前からインジケータに表示しておき、電源投入前には透
光性を有する液晶表示装置の表示パネルを介してこれら
のインジケータを視認できるものとするのである。この
場合、表示パネルに電圧を印可したとき、インジケータ
が表示していた情報の少なくとも一部を液晶表示装置に
より表示するものとしてもよい。液晶表示装置は、使用
時には透光性を有しないから、表示パネルの背面のイン
ジケータの状態を読み取ることができないが、同様の情
報を、液晶表示装置を用いて表示すれば良いのである。
【0010】更に、認識部の少なくとも一部を透明とす
れば、電源が投入されていない状態では、液晶表示装置
を介して外の景色などを視認することも可能である。ま
た、液晶表示装置を本体側に折り畳んだ状態で、本体側
の対応する位置に設けられたインジケータなどがあれ
ば、これを折り畳んだ状態で視認することも可能とな
る。
【0011】認識部には、所定の情報を記載した用紙を
着脱自在に保持する保持部を設け、提供しようとする情
報を入れ替え可能とすることも望ましい。
【0012】なお、これらの情報処理装置としては、通
信端末や、少なくとも文字を入力する入力手段を備えた
装置などを考えることができる。
【0013】本発明の第2の情報処理装置は、外部記憶
装置等の機器を収納したカードを着脱可能なコネクタを
備えた情報処理装置であって、一端が情報処理装置の筐
体に固定されたシート部材を備え、該シート部材を、そ
の他端が前記筐体の外方に移動されたとき、前記コネク
タに装着された前記カードに対して前記コネクタから離
脱する方向に外力を加える位置に配設したことを要旨と
する。
【0014】この情報処理装置は、シート部材を外方に
移動することにより、カードをコネクタから容易に離脱
させることができ、カードの着脱機構を大幅に簡易化す
ることができる。
【0015】また、本発明の第3の情報処理装置は、本
体に対して回動自在に保持される表示パネルを備えた情
報処理装置であって、前記本体内の回路と前記表示パネ
ルの回路とを接続するケーブルを備え、該ケーブルを、
前記表示パネルが前記本体に対して回動する軸に沿って
設けられた軸部材の周りに、少なくとも前記表示パネル
の開閉角度の2倍以上の角度に亘って巻き取ってから、
前記軸部材が勘合する受け部材側に延長したことを要旨
としている。
【0016】この情報処理装置は、ケーブルを軸部材の
外周に少なくとも表示パネルの開閉角度の2倍以上の角
度に亘って巻き取っているから、表示パネルを開閉して
もケーブルに大きな歪みが加わることがなく、小型な構
造により、本体と表示パネルとの接続を可能としてい
る。
【0017】本発明のケーブルの収納構造は、上記情報
処理装置に適用可能な構造を特定するものであり、本体
に対して回動自在に保持される表示パネルと、該本体に
内蔵された回路との間を接続するケーブルの収納構造で
あって、前記表示パネルと本体とは、回動可能な軸によ
り結合されており、該回動可能な軸にそって設けられた
軸部材の周りに、少なくとも前記表示パネルの開閉角度
の2倍以上の角度に亘って前記ケーブルを巻き取ってか
ら、前記軸部材が勘合する受け部材側に延長したことを
要旨としている。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る情報処理装置
およびケーブルの収納構造の好適な実施例について、図
面に基づき説明する。図1は実施例としての情報処理装
置の外観を示す斜視図である。この情報処理装置20
は、本体21と液晶表示装置22とを開閉自在に組み合
わせた構造を有し、不使用時には、液晶表示装置22を
本体21に重ねるように折り畳んでおき、使用時には液
晶表示装置22を開く。本体21上には、フルキーボー
ド25が設けられており、このキーボード25の中央下
側には、ポインティングデバイス26とボタン27とが
設けられている。また、キーボード25の右上にはスピ
ーカ28が、右下にはマイク29が、各々設けられてい
る。
【0019】本体21の左手前側下部には、PCMCI
A準拠のカードスロット30が設けられており、TYP
E3仕様のカード型の外部記憶装置などが本体21手前
側から収納可能となっている。本実施例では、ここにカ
ード型のハードディスクを装着している。また、その右
側には、同様のカードスロット32が設けられている
が、このスロットはTYPE2仕様のカードが、本体2
1右側から装着可能となっている。本体21の手前側側
面には、このスロットに装着されたカード型の装置を取
り外すためのボタン34が設けられている。
【0020】本体21の右側面には、このカードスロッ
ト32の後側に、内蔵モデムの電話回線用コネクタ35
と、電源アダプタ用のジャック37とが設けられてい
る。また、本体21右端には、内蔵するバッテリの充電
状態を示すインジケータ41が設けられており、本体2
1上部に設けられたその他のインジケータ40と共に、
この情報処理装置20の動作状態を表示する。
【0021】本体21の内部に収納された電子回路につ
いて説明する。図2は、この情報処理装置20の内部構
成を示すブロック図である。同図に示すように、本体2
1の内部には、周知のCPU51,ROM52,RAM
54の他、液晶表示装置22との信号のやり取りを司る
表示用インタフェース56、キーボード25やポインテ
ィングデバイス26などからの入力を司るキーボードイ
ンタフェース(I/F)58、カードスロット30,3
2との間での信号のやり取りを司るカードインタフェー
ス60、インジケータ40および41を点灯する出力回
路62、更にはスピーカ28などとのデータのやり取り
を行なう入出力回路64が収納されている。なお、図示
を省略したが、本体21内には、バッテリとバッテリの
電力を各回路に供給する電源回路も組み込まれている。
【0022】他方、液晶表示装置22の内部には、高分
子分散型の液晶パネル70と、これをドライブする第
1,第2のドライバ71,72と、本体側の表示用イン
タフェース56からのデータを受け取るパネル側インタ
フェース75とが組み込まれている。この液晶パネル7
0は、図3に示すように、2枚の透明基板81,82の
内側に、それぞれ透明電極85,86と、液晶の方向を
整える配向膜91,92が形成されており、2枚のこれ
ら基板の間に、高分子94と液晶95とが挟み込まれた
構造をしている。このタイプの液晶パネルの構造につい
ては、特開平5−119302号公報に詳しいが、この
液晶パネル70は、配向膜91,92により、液晶およ
び液晶相の高分子を基板と垂直方向に配向させており、
電圧を印可していない状態で、この液晶パネル70は、
高い透光性を有する。図4に、液晶パネル70における
印可電圧と可視光の透過率の一例を示す。図示するよう
に、この液晶パネル70は、電圧を印可しない状態で、
極めて高い透過率を示し、ほとんど向こう側が透けて見
える状態となっている。他方、所定以上の電圧を加える
と、透過率はほとんど0となる。
【0023】この液晶表示装置22は、液晶パネル70
とパネルを収納している表示用ケース96との間に僅か
に隙間98が設けられており、ここにやや厚手の用紙が
収納可能となっている。液晶パネル70は、電圧を印可
していない状態では高い透光性を示すから、所定の文字
などが記載された用紙を、この隙間98に挿入し、液晶
パネル70の背面に位置させれば、この用紙の文字は液
晶パネル70を介して視認することができる。この様子
を、図5に示した。この例では、用紙100にかかれた
文字「Hello!」は、液晶パネル70を介して容易
に読み取ることができる。
【0024】なお、用紙は、液晶表示装置22の上方か
ら差し込む形態に限られるものではなく、例えば図6に
示すように、横方向に設けた間隙102から差し込むも
のとしても差し支えない。また、用紙を直接挿入するの
ではなく、所定のホルダ110に固定用のクリップ11
2などにより固定した上で、差し込むことも好適であ
る。ホルダ110を用いることで、種々の用紙の使用が
容易となる。例えば、電源が投入されていない状態から
使用者が行なうべき操作、即ち起動方法や使用上の注意
などを記載した用紙120や、カレンダ122や、写真
124などを、用いることができる。また、雑誌の切り
抜きやメモなど雑多のものを貼り付け可能なシール12
6などの使用も考えられる。なお、液晶パネル70の背
後に位置したホルダ110を取り出すためのスライド機
構130を、液晶表示装置22に設けることも好適であ
る。
【0025】本実施例の変形例について説明する。図7
は、第1実施例の情報処理装置20の液晶表示装置22
を本体21側に折り畳んだ状態を示す斜視図である。こ
の変形例では、液晶表示装置22の外ケース96の一部
に開口140が設けられている。この開口140は、液
晶表示装置22を折り畳んだ時、丁度本体21に設けら
れたインジケータ40が真下に来る位置になっている。
液晶パネル70に電圧が印可されていない状態では、液
晶パネル70は高い透過率を示すので、液晶表示装置2
2を折り畳んだ状態で、インジケータ40が点灯すれ
ば、液晶パネル70を介してこれを視認することができ
る。
【0026】また、図8に示すように、インジケータ1
50は、液晶パネル70の背面に設けることも可能であ
る。この場合には、液晶パネル70に電圧が印可されて
いない状態ではインジケータ150の状態を液晶パネル
70越しに容易に視認することができる。なお、液晶パ
ネル70に電圧が印可されると、インジケータ150は
見えなくなるが、この場合には、インジケータ150に
表示させている情報を、液晶パネル70の隅などに、C
PU51の制御の下で表示すればよい。
【0027】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。第2実施例は、情報処理装置20のカードスロット
30に装着されたカードの取り外し機構に関するもので
ある。カードスロット30に装着されるカードとして
は、ハードディスクなどがある。従来のカードスロット
では、コネクタはスロットの最奥部に設けられており、
コネクタに接続する場合には、単にカードを押し込めば
足りるが、カードを取り外すためには、何らかのイジェ
クト機構が必要となる。本実施例の情報処理装置20で
も、Type2使用のカードが装着されるカードスロッ
ト32については、イジェクト機構が設けられており、
ボタン34を右方向にスライドさせることにより、カー
ドがコネクタから取り外される構成となっている。
【0028】他方、カードスロット30については、本
体21にType3仕様のカードを装着可能とした関係
上、カードスロット32のようなイジェクト機構を設け
ることができない。本体21の小型化、軽量化を図るた
め、イジェクト機構まで収納することができない程度の
厚みとしたからである。そこで、本実施例では、図9な
いし図15に示したイジェクト機構を採用した。以下、
このイジェクト機構について説明する。
【0029】まず、本体21内には、電子回路基板20
0と合成樹脂製のフレーム205が上下に所定の間隔を
持って設けられている。上側のフレーム205には、キ
ーボード25が固定されている基板等が取りつけられて
おり、下側の電子回路基板200は、CPU51などが
実装されている。カードスロット30は、この基板20
0とフレーム205との間の空間を利用して構成されて
いる。カードスロット30の概略構成を図9および図1
0に示す。カードスロット30に収納されるカード用の
コネクタCN1は、下側の基板200に半田付けにより
固定されている。他方、上側のフレーム205には、お
おむねコネクタCN1に対応した位置にスリット状の貫
通孔208が設けられている。イジェクト機構を構成す
るシート部材210は、この貫通孔208を通り抜けて
上部に引き出され後、その一端が両面テープ215によ
り固定されている。ここで、シート部材210は、コネ
クタCN1に装着されるカードが通過可能な大きさの開
口部218を備えており、この開口部218が、丁度コ
ネクタCN1の接続部(接続用ピンの配設されている部
位)に臨む位置となるよう配設されている。
【0030】上下のフレーム205および基板200、
コネクタCN1、シート部材210の位置関係を図11
の断面図に示す。上側のフレーム205下面からは、カ
ードスロット32を構成するレール220,222が、
下方向に向かって延出されており、ここに、カード側の
ガイドが勘合する溝が形成されている。また、レール2
20,222の更に下面には、各2箇所、計4箇所に、
足232が設けられている。シート部材210の左右に
張り出したエラ部210aが、これらの足232の間に
位置しており、図11に示すように、組上がった状態で
は、シート部材210をレール220,222の下部に
位置決めし、所望の位置からの逸脱を防いでいる。図1
1に示すように、全体が組上がった状態では、シート部
材210の固定されていない側の端部は、カードスロッ
ト30から僅かにはみ出した状態となる。なお、カード
スロット30には、蓋30aが設けられており、この蓋
30aをはずした時、シート部材210の端部210b
を、外から指で摘むことができる。この端部210bに
は、指で摘んだ時の滑り止めのために、2個の穴が設け
られているが、滑り止めの目的であれば、この蓋30a
をシート部材210の端部に結合することも好適であ
る。この場合はに、シート部材210の端部を指で摘み
易いだけでなく、蓋30aを紛失することがないという
利点も得られる。
【0031】カードスロット30に適合する仕様のカー
ド230を装着した様子を図13に示す。この図では、
上側のフレーム205は図示を省略してある。また、カ
ード230をコネクタCN1に装着した状態の側面図を
図14として示す。図示するように、カード230を装
着した状態では、カード230は、シート部材210の
上に位置し、シート部材210の開口部218をくぐる
ようにしてコネクタCN1に接続されている。このと
き、開口部218の左右に結果的に形成されている帯部
210cは、コネクタCN1とカード230の空隙を通
っている。
【0032】この状態で、使用者が端部210bを、本
体21の外側に向かって(図14では右方向)に引く
と、その力は、シート部材210により、カード230
のコネクタCN1側の端部に作用し、カード230をコ
ネクタCN1から離脱させようとする。図14から理解
されるように、このときのシート部材210は、カード
230のコネクタCN1側の端部を作用点とする動滑車
と同様にカード230に対して作用するから、図15に
示すように、シート部材210を距離Lだけ移動する
と、カード230は、距離L/2だけ移動する。このと
き、カード230をコネクタCN1から離脱させる方向
に作用する力は、シート部材210を引く力の2倍とな
る。従って、カード230を引き抜こうとする使用者か
ら見れぱ、半分の力でカード230を離脱させることが
でき、使用上のフィーリングは、直接カード230を引
き抜く場合と比べて改善される。
【0033】以上説明した本実施例によれば、カード2
30をコネクタCN1から離脱させる構造を極めて簡略
化することができる。従来の離脱構造と比べると、体積
で数分の1の大きさで実現することが可能となってい
る。従って、本体21の厚みを極めて薄くすることがで
き、情報処理装置の薄型化、小型化に寄与すること大で
ある。
【0034】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。第3実施例は、情報処理装置20におけるケーブ
ルの取り回し方法に関するものである。実施例の情報処
理装置20は、図1に示したように、本体21側に折り
畳み可能な液晶表示装置22を備える。この液晶表示装
置22の液晶パネル70に所望の文字等を表示するため
に、本体21側の電子回路から信号を出力する必要があ
る。従って、複数の信号がやりとりされるケーブルFP
を、本体21側と液晶表示装置22との間に用意しなけ
ればならない。可撓性、収納性を考え、こうした用途に
は、フレキシブル配線板が用いられることが多い。本実
施例では、図16および図17に示すように、液晶表示
装置22の回転中心の部材を利用してフレキシブル配線
板のケーブルFPを収納している。ケーブルの取り回し
の実際について、詳しく説明する。
【0035】液晶表示装置22の外ケース96は、図1
6に示すように、第1のケース96aと第2のケース9
6bとを接続することにより構成されている。第1のケ
ース96aと第2のケース96bとには、ケーブルFP
を固定する突出部302および固定部305が設けられ
ている。固定部305は、突出部302に対応するベー
ス部から延出された第1のアーム306,第2のアーム
308,および第3のアーム310を有する。第1のア
ーム306および第2のアーム308の中心を通る平面
を想定すると、第3のアーム310は、この平面から、
図16下方向にはずれた位置に設けられている。第1の
ケース96aと第2のケース96bとを張り合わせて外
ケース96を組み立てると、突出部302の外側に、第
1のアーム306ないし第3のアーム310が、突出し
た形状となる。ケーブルFPは、この突出部302と固
定部305との間に配置される。
【0036】図17(A)に示すように、ケーブルFP
は、「L」字形に折れ曲がった形状をしており、この折
れ曲がりの角部が、固定部305のアーム306ないし
310上となるように、両面テープ320により固定部
305に固定される。ケーブルFPは、第1のアーム3
06を中心としてこれを巻き取るように屈曲され、図1
7(B)に示すように、第1のアーム306と第3のア
ーム310との間を通される。更にケーブルFPは、図
17(C)に示すように、第2のアーム308を中心と
してこれを巻き取るように屈曲され、図17(D)に示
すように、そのまま固定部305を2重に巻回する。な
お、図17は、図示の都合上、固定部305の軸方向の
長さを強調して描いてある。
【0037】ケーブルFPは、以上説明したように、固
定部305に固定された後、これを巻回してから、本体
21側に収容される。従って、液晶表示装置22が、本
体21に対して開閉されると、この固定部305がおよ
そ180度回転することになるが、ケーブルFPを捻る
力は働かず、固定部305を巻回している部分が緩んだ
り締まったりする力が作用するだけである。この違い
を、従来の構成を示す図18および図19と比較して説
明する。従来の情報処理装置では、図18に模式的に示
すように、本体CSに対して開閉可能に設けられた表示
装置LCPと本体CSとの間に設けられたケーブルFP
Tは、表示装置LCPの脚内から本体CS側に、表示装
置LCPの開閉の回転軸方向に沿って延出されている。
このとき、図19に示すように、表示装置LCPを全閉
から全開の状態まで開くとこれに伴い、ケーブルFPT
には、長手方向を回転軸として、これを約180度捻る
ような力が作用する。従って、ケーブルFPTの耐久性
を確保するためには、ケーブルFPTを回転軸方向に沿
って、所定の長さだけ延長しておく必要がある。ケーブ
ルFPTの長さが短いと、ケーブルの可撓性を越えた歪
みが加わり、ケーブルの耐久性は著しく低下してしま
う。
【0038】これに対して、本実施例の構造によれば、
外ケース96が突出した固定部305上で略直角に曲が
ったケーブルFPを、固定部305の回りに巻回し、そ
のまま本体21側に収容しているから、ケーブルFPを
長さ方向の軸の回りに捻る力は働くことがない。従っ
て、本実施例のケーブルの収納構造によれば、ケーブル
FPを収納する軸方向の長さを、従来のものより格段に
短くすることができる。また、ケーブルFPに過大な捻
れが作用しないので、液晶表示装置22の開閉の回転角
度を大きくすることができる。なお、固定部305の周
りの巻回の範囲は、少なくとも液晶表示装置22の回転
角度の2倍程度確保すれば良い。ケーブルFPの収納ス
ペースが十分にあれば、数回程度巻回すれば、ケーブル
FPに加わる歪みは極めて小さくなる。
【0039】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの様な実施例になんら限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。例えば、第3実
施例において、ケーブルFPは、フラットケーブルを用
いても差し支えない。また、両面テープ320に替え
て、接着剤で固定しても良い。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である情報処理装置20の外観
を示す斜視図である。
【図2】実施例の情報処理装置20の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】第1実施例で採用した液晶パネル70の内部構
造を模式的に示す説明図である。
【図4】同じくその液晶パネル70との透過率を示すグ
ラフである。
【図5】第1実施例における液晶表示装置22の使用例
を示す説明図である。
【図6】第1実施例の他の使用例を示す説明図である。
【図7】第1実施例の変形例を示す情報処理装置20の
外観図である。
【図8】第1実施例の他の変形例を示す説明図である。
【図9】第2実施例におけるカードスロット30の構成
をフレーム205側を中心に示す斜視図である。
【図10】同じく基板200側を中心示す斜視図であ
る。
【図11】カードスロット30の構成を示す側面図であ
る。
【図12】カードスロット30の構成を示す背面斜視図
である。
【図13】カードスロット30にカード230を装着し
た様子を示す斜視図である。
【図14】同じくその側面図である。
【図15】カード230を離脱させる様子を示す説明図
である。
【図16】第3実施例としてのケーブルFPを液晶表示
装置22側から取り出す構造を示す分解斜視図である。
【図17】固定部305に対してケーブルFPを取り回
す構造を示す説明図である。
【図18】従来のケーブルの取り回しの構成を例示する
説明図である。
【図19】同じく従来のケーブルの変形の様子を説明す
る説明図である。
【符号の説明】
20…情報処理装置 21…本体 22…液晶表示装置 25…フルキーボード 26…ポインティングデバイス 27…ボタン 28…スピーカ 29…マイク 30,32…カードスロット 30a…蓋 34…ボタン 35…電話回線用コネクタ 37…ジャック 40,41…インジケータ 51…CPU 52…ROM 54…RAM 56…表示用インタフェース 60…カードインタフェース 62…出力回路 64…入出力回路 70…液晶パネル 70…液晶表示パネル 71,72…第2のドライバ 75…パネル側インタフェース 81,82…透明基板 85,86…透明電極 91,92…配向膜 94…高分子 95…液晶 96…外ケース 96…表示用ケース 96a…第1のケース 96b…第2のケース 98…隙間 100…用紙 102…間隙 110…ホルダ 112…クリップ 120…用紙 122…カレンダ 124…写真 126…シール 130…スライド機構 140…開口 150…インジケータ 200…電子回路基板 205…フレーム 208…貫通孔 210…シート部材 210a…エラ部 210b…端部 210c…帯部 215…両面テープ 218…開口部 220,222…レール 230…カード 232…足 302…突出部 305…固定部 306…第1のアーム 308…第2のアーム 310…第3のアーム 320…両面テープ CN1…コネクタ CS…本体 FP…ケーブル FPT…ケーブル LCP…表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 9/00 350 G06F 1/00 320E

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示装置を備えた情報処理装置であ
    って、 前記液晶表示装置は、 高分子分散型液晶表示素子を用い、電圧を印可しない状
    態では透光性を有する表示パネルと、 該表示パネルの背面に設けられ、所定の情報を認識可能
    に表示した認識部とを備える情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記認識部は、該情報処理装置に関する
    所望の情報である請求項1記載の情報処理装置
  3. 【請求項3】 前記認識部は、該情報処理装置の動作状
    態を反映して点灯されるインジケータである請求項1記
    載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の情報処理装置であって、 前記表示パネルに電圧を印可したとき、前記インジケー
    タが表示していた情報の少なくとも一部を前記液晶表示
    装置により表示する代替情報表示手段を備えた情報処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記認識部の少なくとも一部が透明であ
    る請求項1記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記認識部は、前記所定の情報を記載し
    た用紙を着脱自在に保持する保持部を備えた請求項2記
    載の情報処理装置
  7. 【請求項7】 前記情報処理装置は、通信端末である請
    求項1ないし6いずれか記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも文字を入力する入力手段を備
    えた請求項1ないし7いずれか記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 外部記憶装置等の機器を収納したカード
    型の周辺装置を着脱可能なコネクタを備えた情報処理装
    置であって、 一端が情報処理装置の筐体に固定されたシート部材を備
    え、 該シート部材を、その他端が前記筐体の外方に移動され
    たとき、前記コネクタに装着された前記カードに対して
    前記コネクタから離脱する方向に外力を加える位置に配
    設した情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記シート部材の他端は、滑り止め用
    の部材を備える請求項9記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記カードは、ハードディスクまたは
    メモリである請求項9記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記情報処理装置は、通信端末である
    請求項9ないし11いずれか記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも文字を入力する入力手段を
    備えた請求項9ないし12いずれか記載の情報処理装
    置。
  14. 【請求項14】 本体に対して回動自在に保持される表
    示パネルを備えた情報処理装置であって、 前記本体内の回路と前記表示パネルの回路とを接続する
    ケーブルを備え、 該ケーブルを、前記表示パネルが前記本体に対して回動
    する軸に沿って設けられた軸部材の周りに、少なくとも
    前記表示パネルの開閉角度の2倍以上の角度に亘って巻
    き取ってから、前記軸部材が勘合する受け部材側に延長
    した情報処理装置。
  15. 【請求項15】 表示パネルは、液晶表示パネルである
    請求項14記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 表示パネルは、電圧を印可していない
    状態では、透明な状態となる高分子分散型液晶表示パネ
    ルである請求項15記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】 前記情報処理装置は、通信端末である
    請求項14ないし16いずれか記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】 少なくとも文字を入力する入力手段を
    備えた請求項14ないし17いずれか記載の情報処理装
    置。
  19. 【請求項19】 本体に対して回動自在に保持される表
    示パネルと、該本体に内蔵された回路との間を接続する
    ケーブルの収納構造であって、 前記表示パネルと本体とは、回動可能な軸により結合さ
    れており、 該回動可能な軸にそって設けられた軸部材の周りに、少
    なくとも前記表示パネルの開閉角度の2倍以上の角度に
    亘って前記ケーブルを巻き取ってから、前記軸部材が勘
    合する受け部材側に延長したケーブルの収納構造。
  20. 【請求項20】 前記軸部材は、軸方向に少なくとも2
    体に分割されており、前記ケーブルを挟持する機構を備
    えた請求項19記載のケーブルの収納構造。
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Cited By (6)

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US6250378B1 (en) 1998-05-29 2001-06-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and its heat spreading method
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