WO2004078095A1

WO2004078095A1 - 錠剤ケース

Info

Publication number: WO2004078095A1
Application number: PCT/JP2004/002555
Authority: WO
Inventors: Shoji Yuyama; Akitoshi Honryo
Original assignee: Yuyama Mfg. Co., Ltd.
Priority date: 2003-03-05
Filing date: 2004-03-02
Publication date: 2004-09-16
Also published as: TW200423921A; CA2487855A1; US6971522B2; NO20045671L; JP4409510B2; KR101089778B1; EP1600140A1; US20050173290A1; KR20050108319A; JPWO2004078095A1

Abstract

　左右側壁４ａ，４ｂと、該左右側壁４ａ，４ｂの後端に連続する後壁５と、左右側壁４ａ，４ｂの下端より上方の位置において左右側壁４ａ，４ｂの間に設けられ、後壁５から前側に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面９を有する底板６とからなり、底板６の傾斜面９に錠剤ブリスターパック３０を載置して収納する錠剤ケース１において、底板６より下方に位置する側壁４ａ，４ｂと底板６とで形成される空間に、前側に引き出し可能な引出し３を設ける。また、左右側壁４ａ，４ｂの内側に少なくとも１対の対向する縦溝２２を設け、縦溝２２に係合し底板６の傾斜面９上のスペースを前後に区分する可動壁２１を設ける。

Description

明細書錠剤ケース技術分野

本発明は、錠剤ブリスターパックを載置して収納するための錠剤ケースに関する o 背景技術

従来、病院や薬局では、図 1 5に示すように、複数段の棚 3 1に多数の錠剤ケ

—ス 3 2を載置した錠剤台 3 3が設置されている。錠剤を購入すると、包装箱から錠剤ブリスターパックを取り出して、錠剤ケース 3 2に種類別に収納している錠剤ケース 3 2は、図 1 6に示すように、左右側壁 3 4 a , 3 4 bと、該左右側壁 3 4 a， 3 4 bの後端に連続する後壁 3 5と、前記左右側壁 3 4 a， 3 4わの下端より上方の位置において左右側壁 3 4 a， 3 4 bの間に設けられた底板 3 6 とからなっている。底板 3 6は、後壁 3 5から前側に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面 3 7を有し、該傾斜面 3 7に錠剤ブリスターパックを載置して収納するとともに、傾斜面 3 7の前側に設けた 1段低い小さな収納部 3 8に端数の錠剤ブリスターパックを収納するようになっている（例えば、特開平 1 1一 9 6 6 3号公報参照。 ) しかし、従来の錠剤ケース 3 2は、包装箱に錠剤ブリス夕一パックとともに収容されている説明書等を保管するスペースがなかった。そこで、端数の錠剤プリス夕—パヅクの収納部 3 8の下方に説明書を差し込むスペースを設けたものが提案されている（例えば、特開 2 0 0 1 - 1 0 4 0 6 3号公報参照。 ) が、このスベースは十分でなかった。また、従来の錠剤ケース 3 2の下に引出しを設けたものも実用化されているが、引出しを設けた分だけ、高さ寸法が大きくなり、錠剤台が大型化していた。また、従来の錠剤ケース 3 2は、底板 3 6の傾斜面 3 7上に載置する錠剤プリス夕一パック 3 0の全長が底板 3 6の全長に比べてかなり短かい場合には、錠剤プリスターパヅク 3 0の前端が底板 3 6の前縁から離れた後方に位置するように載置され、錠剤プリスターパヅク 3 0を取り出すためには狭いスペースに手を差し入れなければならず、錠剤ブリスターパック 3 0を取り出しにくいという問題があった。さらに、傾斜面 3 7上に載置する錠剤プリス夕一パック 3 0の幅が底板 3 6の幅に近い幅広のものである場合、錠剤プリス夕一パヅク 3 0の横側に指を揷し入れることができないために、前側から摘み上げるしかなく、やはり、錠剤プリス夕一パック 3 0を取り出しにくいという問題があった。発明の開示

本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、従来の鍵剤ケースの全体形状を変えることなく、錠剤の説明書等を保存するスペースを有する錠剤ケースを提供することを目的とする。また、収納する錠剤を取り出しやすい鍵剤ケ —スを提供することをも目的とする。前記課題を解決するために、本発明は、左右側壁と、該左右側壁の後端に連続する後壁と、前記左右側壁の下端より上方の位置において前記左右側壁の間に設けられ、前記後壁から前側に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面を有する底板とからなり、前記底板の傾斜面に錠剤ブリス夕一パックを載置して収納する錠剤ケ —スにおいて、前記底板より下方に位置する側壁と前記底板とで形成される空間に、前側に引き出し可能な引出しを設ける。本発明では、底板より下方に位置する側壁と底板とで形成される空間に前側に引き出し可能な引出しを設けているので、従来の錠剤ケースの全体形状と変わらない。また、この引出しに錠剤の説明書等を入れておく十分なスペースをとることができる。前記左右の側壁の下端に、前記引出しを下方から支持するガイドを設ける。これにより、引出しを円滑に引き出すことができ、かつ、錠剤ケースを持ち上げたときの引出しの落下を防止することができる。前記引出しを前記錠剤ケースに収納したときに、前記引出しの内部を前記底板の前端より前側に位置する第 1収納部と、前記底板の下方に位置する第 2収納部とに仕切る仕切板を設ける。この第 1収納部は、底板より前側に位置していて上方に開放されているので、端数のプリス夕一パックを容易に収容し、取り出すことができる。第 2収納部には、錠剤の説明書等を保管することができる。前記引出しの両側壁に突起を設け、前記底板より下方に位置する側壁に前記引出しが係合する長孔を前記引出しの引き出し方向に沿って設ける。これにより、 · 弓 I出しが錠剤ケースから外れるのを防止することができる。前記長孔は、前記底板と平行に傾斜した後孔部と、該後孔部の前端から前方に水平に延びる前孔部とからなる、屈折した長孔とする。これにより、前記引出しを引き出した状態での該引出しの後壁と前記底板との隙間が小さくなり、該隙間への収納物の挟み込みや、引き出し後部への落下を防止できる。前記左右側壁または前記底板に係止部を設け、前記弓 I出しに該引出しを閉めた状態で前記係止部に係止される被係止部を設ける。これにより、錠剤ケースを持ち上げたり、錠剤台に載置するときに、引出しが無用に引き出されるのを防止することができる。前記左右側壁は、後半部と、該後半部のおよそ半分以下の高さの前半部と、該前半部と前記後半部の間の段差部とからなり、前記段差部は、前記底板の前端から当該底板の全長の 1 / 3から 1 /2の間に位置するものとする。前記左右側壁の前半部の上部が大きく切り取られた形状により、前記底板の傾斜面上に載置された錠剤プリスターパヅクが幅広のものであっても、前記錠剤ブリス夕一パックを左右に指を入れて摘み上げることができる。前記左右側壁の内側に少なくとも 1対の対向する縦溝を設け、該縦溝に係合し前記底板の傾斜面上のスペースを前後に区分する可動壁を備えるものとする。これにより、前記底板の傾斜面上に載置される錠剤プリス夕一パックの長さに合わせて前記可動壁を縦溝に係合し、傾斜面上のスペースの奥行きを選択することで、前記プリス夕一パックの前端を前記底板の前縁付近に合わせた取り出しやすい位置に載置することができる。本発明によれば、底板より下方に位置する側壁と底板とで形成される空間に、前側に引き出し可能な引出しを設けたので、従来の錠剤ケースの全体形状を変えることなく、弓 ί出しに錠剤の説明書等を入れておく十分なスペースをとることができる。さらに、前記右側壁の前半部の上部が大きく切り取られた形状とすることで、直近に側壁がない錠剤プリス夕一パヅク前部の横側に指を入れ、前記錠剤ブリス夕一パックを摘み上げる事ができる。また、可動壁を縦溝に係合し、載置した前記錠剤ブリス夕一パックの前端が前記底板の前縁付近に合うように、前記傾斜面上のスペースの奥行きを選択することで、錠剤ブリス夕一パックを取り出しやすくすることができる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明による第 1実施形態である錠剤ケースの引出しを閉じた状態を示す斜視図である。

図 2は、図 1の錠剤ケースの引出しを引き出した状態を示す斜視図である。図 3は、図 1の錠剤ケースのケース本体の平面図である。

図 4は、図 3のケース本体の断面図である。

図 5は、図 1の錠剤ケースの引出しの平面図である。

図 6は、図 5の引出しの断面図である。

図 7は、図 1の錠剤ケースの引出しを閉じた状態を示す断面図である。図 8は、本発明による第 2実施形態である錠剤ケースの引出しを引き出した状態を示す斜視図である。

図 9は、図 8の餘剤ケースの本体の平面図である。

図 1 0は、図 9のケース本の断面図である。

図 1 1は、図 8の錠剤ケースの引出しの平面図である。

図 1 2は、図 1 1の引出しの断面図である。

図 1 3は、図 8の錠剤ケースの引出しを閉じた状態を示す断面図である。

図 1 4は、本発明による第 3実施形態である錠剤ケース引出しを閉じた状態を示す断面図である。

図 1 5は、従来の錠剤ケースを載置する錠剤台の斜視図である。

図 1 6は、従来の鍵剤ケースの斜視図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。図 1は、本発明による第 1実施形態である錠剤ケ一ス 1を示す。この錠剤ケ一ス 1は、透明または遮光性の合成樹脂からなり、従来と同様に、図 1 5に示すような錠剤台 3 3に載置され、各種の錠剤ブリス夕一パヅク 3 0を収納するものである。鍵剤ケース 1は、図 2に示すように、ケース本体 2と、引出し 3とからなつている。ケース本体 2は、図 3 , 図 4に示すように、左右側壁 4 a , 4 bと、該左右側壁 4 a， 4 bの後端に連続する後壁 5と、左右側壁 4 a， 4 bの下端より上方の位置において左右側壁 4 a , 4 bの間に設けられた底板 6とからなっている。左右側壁 4 a， 4 bの下端には、内方に突出し、かつ、前後方向に延びるガイド 7 が形成され、該ガイド 7の上方には、前後方向に延びる長孔 8が形成されている。底板 6は、後壁 5から前側に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面 9を有している。底板 6の前端縁部は、左右側壁 4 a , 4 bの前端までは至らず、途中までになつている。また、底板 6の前端縁部の中央にはスロット状の係止孔 1 0が形成されている。引出し 3は、前記ケース本体 2の底板 6と該底板 6より下方の左右側壁 4 a , 4 bとで形成される空間に引き出し可能に収容されるものである。この引出し 3 は、図 5，図 6に示すように、上端が前側に向かって上方に傾斜する左右の側壁 1 1 a , 1 1 bと、該左右の側壁 1 1 a ₃ 1 1 bの後端に連続する後壁 1 2と、左右側壁 1 l a , 1 1 bと後壁 1 2の間に広がる底板 1 3とからなっている。底板 1 3の前端部分は、左右側壁 1 1 a , 1 1 bの上端まで斜め上方に延びる傾斜面 1 4となっている。傾斜面 1 4の上端から下方には、錠剤名等を記載するラベルが貼り付けられる前板 1 5が延設されている。この前板 1 5と傾斜面 1 4の間は、引出し 3を引き出すときの取手となっている。左右側壁 1 l a， 1 l b、後壁 1 2および底板 1 3で形成される空間は、底板 1 3に設けた仕切板 1 6で仕切られて、仕切板 1 6の前側でかつケース本体 2の底板 6の前端より前側に位置する第 1収納部 1 7と、仕切板 1 6の後側でかつケース本体 2の底板の下方に位置する第 2収納部 1 8とが形成されている。仕切板 1 6の上端中央には、前記ケ一ス本体 2の底板 6の係止孔 1 0に係合する突片 1 9が形成されている。前述したように、底板 6の前端縁部が左右側壁 4 a , 4 bの途中で終わっており、この前端縁部の係止孔 1 0と仕切板 1 6の突片 1 9が係合することで、第 1収納部 1 7 が開き、かつ、第 2収納部 1 8が閉じた状態になる。左右側壁 1 l a , 1 1わの後端近傍には、突起 2 0が外方に突出するように設けられ、該突起 2 0は、前記ケース本体 2の長孔 8に係合するようになつている。前記構成からなる錠剤ケース 1は、図 1 5に示すような錠剤台 3 3に多数載置され、それぞれに異なる種類の錠剤ブリスターパック 3 0が収納される。すなわち、図 1に示すように、ケース本体 2の底板 6の傾斜面 9に新しい錠剤プリス夕 —パック 3 0が載置して収納され、引出し 3の第 1収納部 1 7には、切り離された端数の錠剤プリス夕一パック 3 0 aが収納される。引出し 3を引き出すと、図 2に示すように、第 2収納部 1 8が現れる。この第 2収納部 1 8には、錠剤の説明書が保管され、必要に応じて、期限管理情報や禁忌情報を記載した紙片等が保管される。引出し 3を閉じる.と、図 7に示すように、弓 I出し 3の仕切板 1 6の突片 1 9がケース本体 2の底板 6の係止孔 1 0に係合するので、錠剤ケース 1を錠剤台 3 3から出し入れする際に、弓 I出し 3がケース本体 2から脱藩するのを防止することができる。また、引出し 3を完全に引き出すと、引出し 3の突起 2 0がケース本体 2の長孔 8の前端に当接するので、引出し 3が離脱することはない。ケース本体 2の底板 6の下方の空間は、傾斜面 9を有する底板 βを設けるために必然的に形成される空間であり、図 1 6に示す従来の錠剤ケース 3 2にも存在している。本発明の引出し 3は、このケース本体 2の底板 6の下方の空間に設けられているので、従来の錠剤ケース 3 2の全体形状と変わらない。特に、錠剤ケ —ス 1の高さを同じにしたまま、引出し 3を設けることができる。したがって、従来と同様の錠剤台 3 3に、従来と同数の錠剤ケース 1を設置することができる。底板 6に錠剤プリス夕一パヅク 3 0を収納し、引出し 3の第 1収納部 1 7に端数の錠剤ブリスターパック 3 0 aを収納できるという機能に加え、引出し 3の第 2 収納部 1 8に錠剤の説明書等を保管できるという新たな機能を、全体形状を変えずに付加することができる。図 8は、本発明による第 2実施形態である錠剤ケース 1，を示す。この錠剤ケース 1 ⁵ については、前述の錠剤ケース 1と同じ機能を有する部品に同じ番号を符して、その説明を省略し、異なる部分についてのみその機能を説明する。錠剤ケース 1 ' は、ケース本体 2と、引出し 3とからなり、さらに可動壁 2 1 を備えている。図 9，図 1 0に示すように、ケース本体 2の左右側壁 4 a， 4 bには、 3対の対向する縦溝 2 2が設けられており、この縦溝 2 2に可動壁 2 1が上方から差し込まれるようになつている。左右側壁 4 a ₃ 4 bに設けられた長孔 8は、図 1 0 に示すように、底板 6と平行に傾斜した後孔部 8 Aと該後孔部 8 Aの前端から前方に水平に延びる前孔部 8 Bとからなる、屈折した長孔である。また、ガイド 7 は、第 1実施形態よりも短い爪状になっている。左右側壁 4 a , 4 bは、後半部 4 Aと、後半部 4 Aのおよそ半分以下の高さを有する前半部 4 Bと、前半部 4 B と後半部 4 Aの間の段差部 4 Cとからなっており、段差部 4 Cは、底板 6の前端から底板 6の全長の約 1 / 3から約 1 /2の間に位置している。底板 6は、収納したプリス夕一ヅパック 3 0が取り出し易いように前縁部がさらに上方に傾斜している。図 1 1 , 図 1 2に示すように、また、引出し 3の底面の両側、側壁 1 l a， 1 1 bの前縁付近の下端に係止爪 2 3が設けられている。また、前板 1 5は、錠剤名等を記載するラベルが上部から挿入できるように U字型の断面を有し、さらに、前板 1 5の中央裏側にはラベルを取り出すときにラベルを下側から指で押し出すための切欠き 2 4が設けられている。図 1 3に示すように、引出し 3の係止爪 2 3は、錠剤ケース 1，の引出し 3を閉じた状態で、ケース本体 2のガイド 7の奥に位置しており、ガイド 7は、弓 I出し 3の係止爪 2 3を係止している。これによつて引出し 3が望外に引き出されることを防止している。前記構成からなる錠剤ケース 1，は、前述の錠剤ケース 1と同様に、図 1 4に示すような錠剤台 3 3に多数載置され、それぞれに異なる種類の錠剤プリスターパック 3 0が収納される。錠剤台 3 3から錠剤ケースを取り出す際は、傾斜面 1 4に指をかけて手前に引き出す。そして、前板 1 5の裏側で傾斜面 1 4の下のスペースに指を入れて少し持ち上げるようにして手前に引くと、係止爪 2 3がガイド 7から外れて引出し 3を開けることができる。底板 6の傾斜面 9上に載置するプリス夕一パック 3 0の全長が底板 6の全長に比べて短い場合でも、傾斜面 9の有効な奥行きがプリス夕一パック 3 0の長さと同じ程度になるように、収納スペースを区分する可動壁 2 1を挿入する縦溝 2 2を選択することで、プリス夕 —パヅク 3 0の前端を底板 6の前縁近くに揃えた取り出しゃすい位置に載置できる。錠剤ケース 1，では、引出し 3が、ケース本体 2から長孔 8の傾斜した後孑し部

8 Aに沿って底板 6と平行に斜め上方に引き出されるため、引出し 3を引き出した状態でも、底板 6と引出し 3の後壁 1 2の間の隙間が大きくならずに済む。また、長孔 8の水平な前孔部 8 Bは、弓 I出し 3を後孔部 8 Aの方向に傾けないで、水平に保ったままで引き出させ、底板 6と後壁 1 2の間の隙間を小さく保つ効果がある。このために、底板 6と後壁 1 2の間に第 2収納部 1 8に収納すべき説明書等を、誤って挾み込むことや引出し 3の後側に転落させてしまうことを防止できる。また、引出し 3を押し込んで閉める際に、引出し 3の係止爪 2 3は、左右側壁 2 a， 2 bの爪状のガイド 7を乗り越え、引出し 3が閉められた状態で、ガイド 7の後端に係止される。これによつて、引出し 3を引き出すためには、引出し 3 の前部を持ち上げつつ手前に引き出す必要があり、錠剤ケース 1，を錠剤台 3 3 から出し入れする際に、弓 I出し 3がケース本体 2から脱落するのを防止することができる。左右側壁 4 a , 4 bの前半部 4 Bの上部が大きく切り取られた形状であるため、底板 6の傾斜面 9上に載置する錠剤プリスターパヅク 3 0の幅が傾斜面 9一杯であっても、錠剤プリスターパック 3 0の前部の両側直近には左右側壁 4 a , 4 b がなく、この部分に指を入れ、錠剤ブリス夕一パック 3 0を摘み上げる事が可能である。もちろん錠剤ブリス夕一パック 3 0の前端部の上下に指を入れて摘み上げることもでき、錠剤ケース Γ が載置された位置や、作業者の姿勢などによつて楽な方法で取り出すことが可能である。図 1 4は、本発明による第 3実施形態である錠剤ケース Γ' を示す。第 2実施形態との相違点は仕切板 1 6の形状のみである。本実施形態の仕切板 1 6は、第 2収納部 1 8の底板から仕切板 1 6の中央に傾斜して延び、両者を滑らかな曲面で繋ぐ傾斜部 1 6 aを有している。本実施形態の錠剤ケース 1 "は、傾斜部 1 6 aがあるために、第 2収納室部 1 8に収納した錠剤の説明書などが取り出しやすくなつている。以上の説明から明らかなように、本発明による錠剤ケース I ³ は、引出し 3の第 2収納部 1 8に錠剤の説明書等を保管できるという新たな機能を、全体形状を変えずに付加できるとともに、錠剤プリス夕一パック 3 0の形状にかかわらず取り出しやすく載置することができるようになった。

Claims

請求の範囲

1 . 左右側壁と、該左右側壁の後端に連読する後壁と、前記左右側壁の下端より上方の位置において前記左右側壁の間に設けられ、前記後壁から前側に向かつて斜め上方に傾斜する傾斜面を有する底板とからなり、前記底板の傾斜面に錠剤ブリス夕一パックを載置して収納する錠剤ケースにおいて、前記底板より下方に位置する側壁と前記底板とで形成される空間に、前側に引き出し可能な引出しを設けたことを特徴とする錠剤ケース。

2 . 前記左右の側壁の下端に、前記引出しを下方から支持するガイドを設けたことを特徴とする請求項 1に記載の錠剤ケース。

3 . 前記引出しを前記錠剤ケースに収納したときに、前記引出しの内部を前記底板の前端より前側に位置する第 1収納部と、前記底板の下方に位置する第 2収納部とに仕切る仕切板を設けたことを特徴とする請求項 1または 2に記載の錠剤ケース。

4 . 前記引出しの両側壁に突起を設け、前記底板より下方に位置する側壁に前記引出しの突起が係合する長孔を前記引出しの引き出し方向に沿って設けたことを特徴とする請求項 1から 3のいずれかに記載の錠剤ケース。

5 . 前記長孔は、前記底板と平行に傾斜した後孔部と、該後孔部の前端から前方に水平に延びる前孔部とからなる、屈折した長孔であることを特徴とする請求項 4に記載の錠剤ケース。

6 . 前記左右側壁または前記底板に係止部を設け、前記引出しに該引出しを閉めた状態で前記係止部が係止する被係止部を設けたことを特徴とする請求項 1から 5のいずれかに記載の錠剤ケース。

7 . 前記左右側壁は、後半部と、該後半部のおよそ半分以下の高さの前半部と、該前半部と前記後半部の間の段差部とからなり、前記段差部は、前記底板の前端から当該底板の全長の 1 / 3から 1 Z 2の間に位置することを特徴とする請求項 1から 6のいずれかに記載の錠剤ケース。

8 . 前記左右側壁の内側に少なくとも 1対の対向する縦溝を設け、該縦溝に係合し前記底板の傾斜面上のスペースを前後に区分する可動壁を備えることを特徴とする請求項 1から 7のいずれかに記載の錠剤ケース。