WO2004045790A1 - ラックピニオン式舵取装置におけるラックガイド基体の製造方法及びラックガイド - Google Patents

Abstract

ラックガイド（Ｇ）は、外周面に一対の半円筒面（５４）とこの一対の半円筒面（５４）間に位置した一対の平面（５５）とを備えると共に、軸方向の一方の端部側に、一対の半円筒面（５４）及び平面（５５）に対して内側に位置した凹面（５１）を備える一方、軸方向の他方の端部側に、一対の半円筒面（５４）及び平面（５５）に対して内側に位置した円筒面（５２）を備えたラックガイド基体（５０）と、このラックガイド基体（５０）に固着された摺動片（６０）とを具備している。

Description

明細書 ラ ッ ク ピニオン式舵取装置における ラ ッ ク ガイ ド基体の 製造方法及びラ ッ ク ガイ ドヽ 技術分野

本発明は、 ラ ッ ク ピニオン式舵取装置に関する。 背景技術

ラ ッ ク ピ二オン式舵取装置は、 通常、 八ゥジングと、 こ の八ク 、

ンングに回転自在に支持されたピ一ォン と、 この ピ 二オンに嚙合う ラ ッ ク歯が形成されたラ ッ クバ一 と 、 ハゥ ジング内に配されて、 ラ ッ クバ一を摺動自在に支持する ラ ッ ク ガィ ド と 、 このラ ッ クガイ ド をラ ッ クパ一に向かっ て 押圧するスプリ ングと を具備している。

斯かる ラ ッ ク ビニオン式舵取装 iiにあいて 、 ラ ッ クバ一 を摺動支持する ラ ッ クガイ ド と しては、 鉄系焼結金属ある いは合成樹脂が使用 されている。 しかしながら、 鉄系焼結 金属か らなる ラ ッ ク ガイ ドは、 ラ ッ クパ一か ら の衝撃荷重 に対して充分な機械的強度を有する反面 、 摺動摩擦抵抗が 大きいためステア リ ング系の効率が低下し 、 操縦性に問題 を残している * /し、 [U成樹脂単体力、 らなる ラ ッ クガイ ド は反対に摺動摩擦抵抗を低減させる こ とができる反面、 衝 撃荷重に対する機械的強度に劣る こ と、 成形収縮な どによ る寸法のバラッキを生じ寸法精度よ く 成形し、 かつ成形後 の寸法精度を保持し難い こ と、 さ ら には八ゥジング内に組 込まれた後、 舵取装置の温度上昇の影響を受けて熱膨張 、 収縮を来た し 、 熱変形 、 ク リ ープを生じてラ ッ クバ一を円 滑に摺動支持し難い こ と 、 などの問題がめる。

これら の問題を有する合成樹脂単体か らなる ラ V ク ガィ ド においては 、 特に衝撃荷重に対する機械的強度の向上を 目的 と して芯金か らなる補強材を合成樹脂か らなる本体に イ ンサー ト成形又は埋設する技術が提案されている (実公 昭 5 9 — 8 9 3 2 号公報及び実開昭 5 8 - 1 3 9 2 7 5 号 公報所載） 。 しか しながら、 これ ら の技術においても、 合成 樹脂の成形収縮に起因する寸法精度の問題 、 舵取装置の温 度上昇に起因する合成樹脂の熱膨張 、 収縮 、 熱変形 、 ク U 一プ (塑性流動） などの問題は依然解決されていない

上述した問題を解決する もの と して 、 ラ V クバ一を摺動 支持する摺動面側に自己潤滑性、 耐摩耗性を有する 成樹 脂か らなる摺動片、 ある いは薄鋼板と薄鋼板上に一体に被 着された金属焼結層 と こ の焼結層に含浸被覆された合成樹 脂層 との三層構造の複層材料か らなる摺動片を、 焼結金属 等の金属製ある いは補強充填材入 り 合成樹脂か ら なる ラ ッ ク ガィ ド基体に組合わせたラ ッ ク ガィ ドが但案されている

(特開昭 5 0 - 1 0 2 0 2 7 号公報 、 実公平 1 ― 2 7 4 9 5 号公報及び実公平 2 ― 4 6 4 5 2 号公報所載） 。

上述した摺動片と ラ ッ クガィ ドヽ基体との組合わせか ら な る ラ ッ ク ガイ ド は 刖記したラ V ク ガィ ド に比較して、 機 械的強度が高め られてお り 摺動摩擦抵抗も低減される と レ Ό 利点を有する のである

上記利点を有する摺動片と ラ ッ ク ガィ ド基体との組合わ せか ら なる ラ ッ クガィ に いて 特に ラ ッ クガィ ド基体 にァルミ 二ゥム又はァル 一ヴム合金を使用する場 口 ゝ そ の製造上の問題が提起された すなわち、 アルミ 一ゥム又 はァルミ 二ゥム合金か ら ラ ッ クガィ ド基体を製作する場合、 涌常 、 ダイ カス ト铸造法が採用 される のダイ 力ス 卜铸 造法によれば、 ァル 一ゥム又は'ァル ； 一ゥム合金の溶湯 は湯口か ら湯道を通 てラ ッ ク ガィ ドヽ基体の形状に形成さ れたキヤ ビティ に圧入されるが その際、 湯道とキャ ビテ ィ との接合部位及びキャ ビティ と湯だま り (ォーパ一 フ Π 一 ） との接合部位にラ ンナ一の形成が余儀な く される。 そ して 、 これら のラ ンナ一を切断する と によ り ラ ッ ク ガィ ド基体が形成される

と こ ろで、 横断面円形のラ ッ ク ガィ ド と該ラ ッ ク ガィ ド が配置される ラ ッ ク ピ一ォン式舵取装置の円筒状八ゥジン グと の間の隙間は 1 ない し 2 0 m こ 口又定されているた め、 上記ラ ンナーを切断した後にあいても 、 該ラ V ク ガィ ド基体の外周面にはゲ一 の切断残と して突出部の存在が 余儀な く される。 したがつて、 外周面に突出部が残存した ラ ッ ク ガイ ド基体にあ ては、 該基体の外周面を全面機械 加工しなければ、 円筒状八ゥジング内に配置する こ とがで きない と い う 問題があ り 、 全面機械加ェによ る コ ス 卜高を 惹起させる要因 となる 溶湯に亜鉛又は亜鉛合金も用いた 場合も 同様であ る 発明の開示

本発明は上記問題に鑑みてなされたものであ り 、 その 百 的とする と こ ろは、 ラ ッ クガイ ド基体と摺動片との組合わ せ力 らなる ラ ッ クガイ ドであっ て 、 外周面に何 ら の機械加 ェを施す必要のないァル ニゥム若し く は亜鉛又はアル ニゥム O 金若し く は亜鉛 口金製の ラ ッ ク ガイ ド基体の製造 方法及び該方法で得られ得る ラ ッ ク ガイ ド基体を使用 した ラ ッ ク ガィ ド を提供する と にあ る

ラ ッ ク ピ二ォン式舵取装置に用い られる ラ ッ クガイ ド基 体と こ の ラ ッ ク ガイ ド基体に固着された摺動片とか らなる ラ ッ ク ガィ ド における ラ V ク ガイ ド基体の本発明の第一の 態様の製造方法は、 金型内に 一対の半円筒凸面と こ の一 対の半円筒凸面間に位置した一対の平面とを備える と共に 軸方向の一方の端部側に 一対の半円筒凸面及び平面に対 して内側に ML した凹面を備える一方、 軸方向の他方の 部側に 一対の半円筒凸面及び平面に対して内側に位置し た円筒面を備えたキヤ ビティ を形成する と ±hに、 一方の平 面において湯口 に、 他方の平面において湯だま り に該キャ ビティ を夫々連通させる湯道を形成し、 該湯 Pか らキヤ ビ ティ にアルミ ニウム若し く は亜鉛又はアル 一ゥム合金若 し く は亜鉛合金の溶湯を圧入してラ ッ ク ガィ 基体をダィ カス 卜铸造したのち、 それぞれの平面によつ て形成された ラ ッ クガイ ド基体の平面に一体に接合したラ ンナーを切断 する こ と力 らなる。

第一の態様の ラ ッ クガイ ド基体の製造方法によれば、 ダ イ カス ト铸造されたラ ッ ク ガイ 基体の外周面において 、 ケ

一対の平面が形成される一方、 れら平面を除く 外周面は 円筒面に形成されるので、 それぞれの平面に一体に連結し たラ ンナーを円筒面で規定される仮想円よ り 突出しない位 置で切断する こ と によ り 、 ラ ンナ一の切断残は円筒面で規 定される仮想円か ら突出しない したがつ て 、 ラ ッ ク ガィ ド の外周面と該ラ ッ ク ガイ ドが酉己置される 円筒状ハゥジン グの内周面との間に設定された隙間が 1 ,ない し 2 0 m程 度のきわめて微小であっ ても、 ラ ッ ク ガイ 基体の外周面 の全面に機械加工を施す必要がな く 、 ダイ 力ス ト铸造した ま まの状態で配置する こ とができるので、 ラ ッ ク ガイ ド基 体の外周面の.全面機械加工に要する費用 を大幅に削減する こ とができ、 結果と してラ ッ ク ガィ ドの製造コス ト低減を 可能とする。 本発明の第二の態様のラ ッ クガィ ド基体の製造方法は、 第一の態様の製造方法において 、 円弧状の凹面を備えたキ ャ ピティ を形成する こ とか らなる

第二の態様の製造方法によれば 、 円弧状の凹面を備えて いる ラ ッ ク ガイ ド基体を製造でさる結果、 該円弧状の凹面 に斯かる凹面に対応する 円弧状の摺動片を固着する こ と に よ り 、 横断面形状が円形のラ ッ クパーを該 動片を介して 摺動支持する こ とができる。

本発明の第三の態様のラ ッ クガィ ド基体の製造方法は 、 第一の態様の製造方法において 、 互いに対向する一対の平 坦面と、 こ の一対の平坦面の夫々 か ら一体的に伸びる傾斜 面と を有した凹面を備えたキャ ビティ を形成する こ とか ら なる。

第三の態様の製造方法によれば 、 互い に対向する一対の 平坦面と、 この一対の平坦面の夫々か ら一体的に伸びる傾 斜面とを有した凹面を備えている ラ ッ ク ガィ ド基体を製造 できる結果、 該一対の平坦面及び傾斜面に斯かる平坦面及 び傾斜面に対応する摺動片を固着する こ と によ り 、 傾斜面 を有する ラ ッ クバーを該摺動片を介して摺 支持する こ と ができる。

本発明の第四の態様のラ ッ クガィ ド基体の製造方法は 、 第一か ら第三の態様の製造方法において、 凹面の底部中央 に一端で接続されている と共に一対の半円筒凸面及び平面 に対して内側に位置してお り 、 しかも、 円筒 ©よ り も小径 の円筒面を更に備えたキャ ビティ を形成する こ と力 らな り 、 本発明の第五の態様のラ ッ クガイ ド基体の製造方法は、 第 四の態様の製造方法において 、 内周端で小径の円筒面の他 mに、 外周端で円筒面の に夫々接続された環状面を更 に備えたキャ ビティ を形成する こ とか らなる

これら第四及び第五の Is様の製造方法によれば 、 凹面の 底部中央に孔を有したラ クガイ ド基体を製造でさ Q H果、 斯かる孔に嵌合する突部を有した摺動片を用いる こ と によ り 、 該摺動片を凹面に確実に固定させる とができる。 形 成する孔 と しては貫通孔でめつ てもよ く れに代えて有底 孔であつ て よい。

本発明の第六の態様のラ ッ クガイ ド基体の製造方法は、 第一か ら第五の態様の製造方法において 凹面の底部の各 端に接 されている と共に互いに対向して位置している 対の平面を備えたキャ ビテ を形成する ヒ か ら る。

第六の 様の製造方法によれば、 一方の平面側か ら圧入 したァル ゥム若し < は亜鉛又はァル ニゥム合金若し く は亜鉛 P金 (以下 「アル .ミ ニゥム等」 とい う ） ' の溶湯の 余分を 方の平面に対向した他方の平面側か ら排出できる ため、 キヤ ビティ に満遍な く 溶湯を充填できる結果、 巣、 表面不良等.を発生させないよ う にでき、 しかも、 一対の平 面が凹面の底部の各端に接続されている と共に互いに対向 鹏

して てい ^ ラ ッ ク ガイ ド 体を製造でさる結果 対の平面が凹面の頂部に接 されている場合と比較して、 ラ ッ ク ビニォン式舵取装置の円筒状ハウジングによ 円滑 に移動が案内される ラ ッ ク ガィ ド、 を提供できる と になる。

本発明の第七の態様のラ ッ クガィ ド基.体の製造方法は、 互いに連通する少な く と も つの半環状の凹所を 対の半 円筒凸面及び一対の平面の夫 に備えたキヤ ビティ を形成 する こ とか らな り 、 本発明の第八の態様のラ ッ ク ガィ ド、基 体の製造方法は、 互いに連通する少なく と も 列の半環状 の凹所を 対の半円筒凸面及び 対の平面の夫々 に備えた キャ ビティ を形成する こ とか らな

本発明の第九の態様のラ ッ クガィ ド基体の製 方法は、 状の凹所を凹面か ら軸方向において円筒面側に外れた 位置にお ける一対の半円筒凸面及び一対の平面の夫々 に備 えたキヤ ビティ を形成する こ とか らなる。

第 Ί-ι'、 第八又は第九の態様の製造方法によれば 対の 半円筒面及び平面か らなる外周面に環状溝を有したラ ッ ク ガィ ド基体を製造できる結果 斯かる環状溝に弾性 ング を装着する とによ り 、 ラ ッ クガィ ド基体と ラ ヅ ク ガィ ド 基体が装着される 円筒状ハウンングとの間に弾性 u ングで 維持された隙間を生じさせる とができ、 而して ラ ッ ク ガイ ド基体と円筒状八ゥジングとの両者間に同種金属が摺 する こ と によっ て生じ易い所 Β 「と もがね J を防止でき、 斯かる 「 と もがね J に伴う摩擦抵抗の増大、 摩耗の生 起による ラ ッ ク ガィ ド のラ ッ クバ一方向への移動を妨げる とい う 問題を解消でき、 ラ ッ クバ一に対する ラ V クガイ ドヽ の移動を 円滑に行わせる こ とができるよ う になる 。 好ま し く は、 第八の態様の製造方法のよ う に少なく と も二列の半 環状の凹所を備えたキヤ ビティ を形成して外周面に二列の 環状溝を有したラ ッ クガイ ド基体を製造し、 の二列の環 状溝の夫々 に弾性 ングを装着する こ と によ Ό 上記効果 に加えて円筒状 Λゥジング内での ラ ッ ク ガイ 体の揺 を防止できる。

本発明の第十の態様のラ ッ ク ガイ ド基体の製造方法は 一方の平面において半環状の凹所によ り 軸方向に関 して分 断された複数の部位で湯口 に 、 他方の平面において半環状 の凹所によ り 軸方向に関して分断された複数の部位で湯だ ま り に該キヤ ビティ ¾夫々 通させる湯道を形成する こ と 力 らなる。

第十の態様の製造方法によれば、 キヤ ビティ に満遍な < アルミ ニウム等の溶湯を充填できる結果、 巣 面不良 等 を発生させないよ う にできる

本発明の第十一の態様のラ ッ ク ガイ ド基体の製造方法は 凹面の両側の縁部に沿つ て凹面の底部近傍か ら凹面の頂面 まで伸びた狭幅の凸部を備えたキヤ ビティ を形成する こ と か らなる。 第十一の能 の製造方法によれば 凹面の両側の縁部に 沿つ て凹面の底部近傍か ら凹面の頂面まで伸びた狭幅の凸 部を有したラ ッ クガイ ド基体を製造できる結果、 凹面に摺 動片を設ける場合に該摺動片の変位を防止できて該摺動片 を凹面に確実に保持でさる

本発明の第 の態様のラ V ク ガィ Fは、 外周面に一対の 半円筒面と の一対の半円 面間に位置した一対の平面と を備える と共に 、 軸方向の 方の 部側に 、 一対の半円筒 面及び平面に対して内側に位 した凹面を備える一方、 軸 方向の他方の m部側に 対の半円筒面及び平面に対して 内側に位置した円筒面を備えたラ V クガィ ド基体と、 こ の ラ ッ ク ガイ 基体に固着された摺動片と を具備している。

第一の態様のラ ッ クガイ ド、によれば 、 外周面に一対の平 面と一対の半円筒面とを備えている結果、 一対の平面にお けるゲー ト の切断残等に拘わ らず ラ ッ ク ピニオン式舵取 装置の円筒状八ゥジングによ り 円滑に移動が案内される ラ ッ ク ガイ ド を提供する こ とがでさる

本発明の第 の態様のラ V ク ガィ ド、では 、 第一の態様の ラ ッ ク ガイ ド、 において 、 ラ ヅ ク ガィ ド、基体は、 円弧状の凹 面を備えてお り 、 発明の第二の態様のラ ッ クガイ ドでは、 第一の態様のラ ッ クガィ ド において ラ ッ クガイ ド基体は、 互いに対向する一対の平坦面と の一対の平坦面の夫々 か ら一体的に伸びる傾斜面と を有した凹面を備えてお り 、 本発明の第四の態様のラ ッ クガイ ドでは 第 か ら 三の いずれかの態様のラ ッ ク ガィ ド において ラ ッ ク ガィ ド基 体は、 凹面の底部中央に孔を有してお り 摺動片は ラ ッ ク ガイ ド基体の孔に 合される突部を有してお り 本発明 の第五の態様のラ ッ クガィ ドでは 、 第四の 様のラ ッ ク ガ ィ ド において、 孔は、 貫通孔又は有底孔か らな り 本発明 の第六の態様のラ ッ クガイ ドでは 、 第 か ら第五のいずれ かの態様の ラ ッ クガィ ド において 対の平面は 凹面の 底部の谷顺に接 ¾mされている と共に互いに対向して位置し ている

好ま し く は、 ラ ッ クガイ ド基体は、 本発明の第七の態様 のラ ッ ク ガイ ド のよ う に 、 一対の半円筒面と一対の平面と か ら なる外周面に少な < とも一つ の環状溝を備えてお り 、 よ り 好ま し く は、 ラ ッ クガイ ド基体は 本発明の第八の態 様の ラ ッ ク ガイ ドのよ に、 一対の半円筒面と 対の平面 とカゝ らなる外周面に少なく と も二列の環状溝 ^備えてお り 、 第七又は第八の態様のラ ッ ク ガイ ドは 好ま し く は 本発 明の第九の態様のラ ッ クガイ ドのよ に 外周面か ら部分 的に外部に突出する Ό に環状溝に嵌装された弾性 ング を更に具備している

ラ ッ ク ガイ ド基体に備えられた環状溝に弹性リ ングを嵌 装する こ と によ り 、 ラ ッ クガイ ド基体と 円筒状ハウジング との間に弾性リ ングで維持された隙間を生じさせる とが できる結果、 上述の通 り Γと もがね」 に伴つ 抵抗の増 大、 凝着摩耗の生起による ラ ッ クガイ ドヽ のラ ッ クパ一方向 への移動を妨げる とい う 問題を解消でぎ 、 ラ ッ クパ一に対 する ラ ッ ク ガィ ドの移動を円滑に行わせる し とができる よ う にな り 、 しか ¾ 、 ラ ッ ク ガィ ド に車車而振動が伝達されて ち ラ ッ ク ガィ が円筒状八ウジングに対してガ夕ック し と がな く 、 したがつ て 、 円 1口 J状ハウジングの内周面へのラ ッ ク ガイ ド基体の叩き音の発生を防止できる上に、 八 ン ドル の操作時にラ ッ ク歯にその移動方向と垂直な方向の力が作 用 しても 、 ラ V ク ガィ ドの上下動、 すなわちお ど の発生 を防止する し とがでさる

本発明の第十の態様のラ ッ クガイ ドでは 、 ラ ッ クガィ ド 基体は、 凹面の両側の縁部に沿つ て凹面の底部近傍か ら 凹 面の頂面まで伸びた狭幅の凸部を備えている。

第十の t,i、様の ラ ッ ク ガィ ド によれば 、 凹面に摺動片を設 ける場合に該摺動片の変位を狭幅の凸部によ り 防止できて 該摺動片を凹面に iife実に保持できて好ま しい。

本発明によれば、 ダイ 力ス ト錡造されたラ ッ ク ガイ ド基 体の外周面において 、 対の平面が形成される一方、 これ ら平面を除く 外周面は円筒面に形成されるので、 それぞれ の平面に 体に連結したラ ンナーを円筒面で規定される仮 想円よ り 突出 しない位置で切断する こ と によ り 、 ラ ンナー の切断残は円筒面で規定される仮想円か ら突出しない。 し たがつ て、 ラ ッ ク ガィ ドの外周面と該ラ V クガィ ドが配置 される 円筒状八ゥジングの内周面との間に設定された隙間 が 1 ない し 2 0 m程度のきわめて微小であつ て ラ V クガィ 基体の外周面の全面に機械加ェを施す必要がな ダィ 力 ス ト铸造したままの状態で配置する とができる の で ラ ッ クガイ 基体の外周面の全面機械加ェに要する費 用 を大幅に削減する こ とができ、 果と してラ V クガィ の製造 ス ト低減を可能 とする。

次に本発明の実施の形態を、 図に示す好ま しい例に づ いて更に詳細に 明する ノょ ^-J 本発明は れら の例に何 限定されないのである 図面の簡単な 1¾明

図 1 は、 本発明の製造方法における下金型の平面図、 図 2 は、 本発明の製造方法に ける上金型の平面図、 図 3 は、 本発明の製造方法における金型の断面図 図 4 は、 図 3 に示す I V 一 I V線矢視断面図、

図 5 は、 金型内に形成される 中空部を示す断面図 図 6 は、 金型内に形成される 中空部を示す断面図 図 7 は、 ダィ 力ス ト铸造後のラ ッ クガィ ド基体を示す斜 図

図 8 は、 ラ ッ ク ガイ ドの図 9 に示す V I I I 一 V I I I 線矢視断面図、 図 9 は、 図 8 に示すフ V クガイ ドの平面図、 図 1 0 、 ラ ッ ク ピ ォン式舵取装置を示す断面図 、 図 1 1 は、 金型内に形成される 中空部を示す断面図、 図 1 2 は、 金型内に形成される 中空部を示す断面図、 図 1 3 は、 ラ V クガィ の図 1 4 に示す X I I I 一 X I

I I 線矢視断面図 、

図 1 4 は、 図 1 3 に示すラ ッ ク ガイ ドの平面図、 図 1 5 は、 本発明の製造方法における他の下金型の平面 図、

図 1 6 は、 本発明の製 方法における他の上金型の平面 図、

図 1 7 は、 本発明の製造方法における他の金型の断面図 図 1 8 は、 図 1 7 に示す X V I I I 一 X V I I I 線矢視 断面図 、

図 1 9 は、 図 1 7 に示す金型内に形成される 中空部を示 す断面図 、

図 2 0 は、 図 1 7 に示す金型内に形成される 中空部を示 す断面図

図 2 1 は、 ダィ 力ス 卜铸造後の他のラ ッ ク ガ ,ィ ド基体を 示す斜視図、

図 2 2 は、 他の ラ ッ ク ガイ ド の断面図、 そして、 図 2 3 は、 に他のラ ヅ クガイ ドの断面図であ る 発明を実施するための最良の形態

図 1 か ら図 6 において

型 1 は 分割された下金型

1 a と上金型 1 b とか ら形成されている 該下金型 1 a は、 図 1 に示すよ Ό に、 一方の面 2 a に該下金型 1 a の 方の

¾面 1 5 a で開 口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面 3 a と 該半円筒凹面 3 a に対して環状段部 4 a を介して縮 径する と丑に中間部の半円筒凹部を形成する半円筒凹面 5 a と 該半円筒凹面 5 a の両 m縁に相対向して形成された 平面 6 a及び 7 a と、 端が該平面 6 a に連な り 、 他端が 湯だま り (ォ パーフ ロ ― ) となる凹所 8 a に連なる横断 面方形状の凹溝 9 a と、 顺が該平面 7 a に連な り 、 他端 が湯口 となる凹所 1 0 a に連なる横断面方形状の凹溝 1 1 a と 該半円筒凹面 5 a と環状段部 1 2 a を介して拡 ί圣す る とせに該下金型 1 a の他方の端面 1 6 a で開 口する半円 筒凹部を形成する半円筒凹面 1 3 a とを 備している

上金型 1 b は 、 図 2 に示すよ う に 一方の面 2 b に該上 金型 1 b の 方の端面 1 5 b で開 口する半円筒凹部を形成 する半円筒凹面 3 b と、 該半円筒凹面 3 b に対して環 部 4 b を介して縮径する と共に中間部の半円筒凹部を形成 する半円筒凹面 5 b と、 該半円筒凹面 5 b の両端縁に相対 向して形成された平面 6 b 及び 7 b と m力、該平面 6 b に連な 他顺が湯だま り （ォ パ フ D ) となる凹所

8 b に連なる横断面方形状の凹溝 9 b と mが該平面 7 b に連な り 、 他端が湯□ となる凹所 1 0 b に連なる横断面 方形状の凹溝 1 1 b と 、 該半円筒凹面 5 b と環状段部 1 2 b を介して拡径する と共に該上金型 1 b の他方の端面 1 6 b で開 口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面 1 3 b と を 具備 している。

該下金型 1 a の 方の面 2 a に上金型 1 b の 方の面 2 b を重ね合わせる と によ り 該金型 1 内には 特に図 3 及び図 4 に示すよ Ό に 、 端面 1 5 a 及び 1 5 b か らなる 力 の端面 1 5 c で開 口する と共に半円筒凹面 3 a 及び 3 b で囲まれた円筒中空部 3 c と 状段部 4 a及び 4 b カゝ ら なる環状段部 4 c を介して縮径する と共に該円 1 J 中空部 3 c に連な り 、 半円筒凹面 5 a及び 5 b と平面 6 a 7 a 及 び 6 b 7 b とで囲まれた略円筒中空部 5 c と 環状段部

1 2 a及び 1 2 b か らなる環状段部 1 2 c を介して拡径す る と共に略円筒中空部 5 c に な り 、 端面 1 6 a 及び 1 6 b か らなる他方の m面 1 6 c で開 口する と共に半円筒凹面

1 3 a 及び 1 3 bで囲まれた円 1 J 中空部 1 3 c と 一端が 該略円筒中空部 5 c に一方の平面 6 a 及び 6 b で な り 、 他端が湯だま り (ォ バ フ D ) となる と itに凹所 8 a 及び 8 b 力、 らなる中空部 8 C に な り 、 しか 凹溝 9 a 及び 9 b カゝ らなる横断面方形状の中空部 9 c と 端が該 略円筒中空部 5 c に他方の平面 7 a及び 7 b で連な り 、 他 端が湯口 となる と itに凹所 1 0 a 及び 1 O b か ら なる 中空 部 1 0 c に連な り 、 しか ¾、 凹溝 1 1 a 及び 1 1 b か ら な る横断面方形状の中空部 1 1 c とが形成される

金型 1 の円筒中空部 3 c には、 特に図 5 及び図 6 に示す よ う に、 円筒中空部 3 c に相補的な形状の円柱部 2 1 と該 円柱部 2 1 の一方の 面に周縁に平面部 2 2 を残して一体 的に形成され 、 外面が該円柱部 2 1 の軸線 L と直交する軸 線 1 回 り の円弧状の凸面 2 3 に形成され 、 かつ両端面が金 型 1 の略円筒中空咅 15 5 c を規定する半円筒凹面 5 a及び 5 b 並びに平面 6 a 、 6 b 及び 7 a 、 7 b と相ネ雨的な形状の 円筒面 2 4 及び平面 2 5 を有した円弧状突出部 2 6 と該円 弧状突出部 2 6 の中央部に一体的に形成された円柱状凸部

2 7 と を具備した可動型 2 0 が、 平面部 2 2 を該金型 1 の 環状段部 4 c に当接させ 、 円弧状突出部 2 6 を該略円筒中 空部 5 c に位置させて揷入される

該円筒中空部 1 3 c には 、 特に図 5 及び図 6 に示すよ う に、 円筒中空部 1 3 c に相補的な形状の円柱部 3 1 と該円 柱部 3 1 の一方の端面に周縁に円環状の平面部 3 2 を残し て一体的に形成された円柱状凸部 3 3 と該円柱状凸部 3 3 の端面中央部に円環状の平面部 3 5 を残して一体的に形成 された円柱状凸部 3 4 と を具備した可動型 3 0 が、 平面部

3 2 を該金型 1 の環状段部 1 2 c に当接させ 円柱状凸部

3 4 を前記円柱状凸部 2 7 の端面に当接させ 、 円柱状凸部

3 3 を該略円筒中空部 5 c に位置させて揷入される。 下金型 1 a 及び上金型 1 b か ら なる金型 1 と可動型 2 0 及び可動型 3 0 と によ Ό 、 金型 1 内には、 一対の半円筒凸 面 4 4 (半円 1 ί凹面 5 a 及び 5 b の一部に対応） と一対の 半円筒凸面 4 4 間に且つ互いに対向して位置した一対の平 面 4 5 (平面 6 a 、 7 a 及び 6 b 、 7 b の一部に対応） と を備え、 軸方向の 方の端部側に一対の半円筒凸面 4 4 及 び平面 4 5 に対して内側に位置した円弧状の凹面 4 1 (凸 面 2 3 に対応 ) を備える一方、 軸方向の他方の端部側に一 対の半円筒凸面 4 4 及び平面 4 5 に対して内側に位置した 円筒面 4 2 (円柱状凸部 3 3 の外周円筒面に対応 ) を備え、 更に、 軸方向の他方の m部側に凹面 4 1 の底部中央に一端 で接続されている と共に一対の半円 凸面 4 4及び平面 4

5 に対して内側に位置してお り 、 しかも、 円筒面 4 2 よ り' も小径の 円筒面 4 3 (円柱状凸部 2 7 及び 3 4 の外周円筒 面に対応 ) と 、 内周顺で小径の円筒面 4 3 の他端に、 外周 端で円筒面 4 2 の一端に夫々接続された環状面 4 6 (平面 部 3 5 に対応 ) と を備え 、 互いに対向する一対の平面 4 5 が凹面 4 1 の底部の各 mに接 されてなるキヤ ビティ 4 0 と、 一端がキャ ビティ 4 0 に連なる と共に他端が湯口 とな る中空部 1 0 c に連な り 、 一方の平面 4 5 においてキヤ ビ ティ 4 0 に中空部 1 0 c を： i 通させる湯道となる横断面方 形状の中空部 1 1 c と 、' 一端がキャ ビティ 4 0 に連なる と. 共に他端が湯だま り となる中空部 8 c に連な り 、 他方の平 面 4 5 においてキャ ビティ 4 0 に中空部 8 c を連通させる 湯 となる横断面方形状の中空部 9 c とが形成される

そして 、 l P となる 中空部 1 0 c か らキャ ビティ 4 0 に ァル 一ゥム等の溶湯を圧入し 、 ダィ 力ス 卜铸造する

図 7 は 、 ダィ 力ス 卜铸 後に金型 1 か ら取出したラ ッ ク ガィ ド、基体 5 0 を示すものであ り 、 該ラ ッ クガィ 基体 5

0 は 、 外周面に一対の半円筒面 5 4 と一対の半円筒面 5 4 間に位置した一対の平面 5 5 とを備える と に、 軸方向の 一方の 部側に 、 一対の半円筒面 5 4 及び平面 5 5 に対し て内側に ML mした円弧状の凹面 5 1 を備える一方 、 軸方向 の他方の端部側に 、 一対の半円筒面 5 4 及び平面 5 5 に対 して内側に位置した円筒面 5 2 (図 8 参照 ) を備える と 、 に該凹面 5 1 の底部中央に位置した円形の孔 5 3 を備えて お り 、 凹面 5 1 の底部の各端に接続されている と itヽに互い に対向して位置している該平面 5 5 の夫 にラ ンナ 5 6 が一体的に接 □ されている

平面 6 a、 7 a 及び 6 b 、 7 b によつ て形成された平面

5 5 に一体的に接合された一対の ラ ンナ 5 6 を該平面 5

5 に沿 て、 かつ外周面の半円筒面 5 4 で規定される仮想 円 5 7 (図 9 参照 ) よ り 突出しない 置で切断して 、 ラ ッ ク ピ ォン式舵取装置に用い られる ラ ッ クガィ ド、 体 5 0 が形成される

ラ V ク ガイ ド ¾体 5 0 の平面 5 5 における ラ ンナー 5 6 の切断残は外周面の該半円筒面 5 4 によ り 規定される仮想 円 5 7 か ら突出 していないので 、 ラ ッ ク ガィ ド基体 5 0 の 外周面の半円筒面 5 4 と該ラ V ク ガィ ド基体 5 0 が配置さ れる ラ ッ ク ピニオン式舵取装置の円筒状八ゥンングの内周 面との間に設定された 1 ない し 2 0 n mの微小隙間であ つ ても、 ラ ンナー 5 6 の切断残を別途取除 < こ とな く 、 かつ ラ ッ ク ガィ ド基体 5 0 の外周面の全面に機械加ェを施す必 要がな < 、 ダイ カス ト铸造したま まの状態で配置する こ と ができ る ので、 ラ ッ ク ガイ ド基体 5 0 の外周面の全面機械 加ェに要する費用 を大幅に削減する こ とがで 、 ロ果 し てラ ッ ク ガィ ド の製造コ ス ト低減を可能とする

この う に形成されたアル 一クム等か らなる ラ ッ ク ガ イ ド基体 5 0 の凹面 5 1 には 、 図 8 及び図 9 に示すよ う に 該凹面 5 1 と相補的な形状の円弧状の凹面 6 1 と該凹面 6

1 の裏面に突部と しての係合 部 6 2 と を具備した摺動片

6 0 が該係合凸部 6 2 を ラ ッ ク ガィ ド、基体 5 0 の凹面 5 1 の中央に形成された孔 5 3 に嵌合させて凹面 5 1 に着座せ しめ られてラ ッ ク ガイ ド基体 5 0 に摺動片 6 0 が固着され てなる ラ ッ ク ガイ ド Gが形成される □

摺動片 6 0 と しては、 ポ リ ァセ夕一ル樹脂 、 ポ リ アミ ド 樹脂な どの合成樹脂、 ある いは薄鋼板と 、 し の薄鋼板上に 一体に被着形成された多孔質金属焼結層 と、 し の多孔質金 属焼結 μに含浸被覆された合成樹脂層か らなる複層材料か ら形成されたも のが好 である。

のラ ッ クガイ ド Gは 図 1 0 に示すラ V ク ピ二才ン式 舵取装.置 Ί 0 において 円 状八ゥジング 7 1 に回転自在 に支持されたピ二ォン 7 2 と嚙 □ ラ ッ ク歯 7 3 が形成さ れた ラ ッ ク n 7 4 を摺動白在に支持するベ < 該円筒状八 ゥジング 7 1 内に収容される の とさ ラ ッ ク ガイ ド G においては ラ ッ ク ガィ ド基体 5 0 の外周面の半円筒面 5

4 と 円筒状八ゥジング 7 1 の内周面 7 5 との間に設定され た隙间が 1 ない し 2 0 m程度の微小であ て 、 ラ ッ ク ガィ 基体 5 0 の平面 5 5 における ラ ンナ 5 6 の切断残

'は該半円筒面 5 4 によ り 規定される仮想円 5 7 か ら突出 し ていないので 、 ラ ンナ 5 6 の切断残を別途取除 < こ とな

< 円筒状ハクジング Ί 1 内において該ラ ッ クガィ ド Gの円 筒面 5 2 内に配されたス プ U ング 7 6 による該ラ ッ クガイ

G の ラ ッ クバ 7 4側への押圧による移 を円滑に行わ せる とができる

図 1 1 か ら 図 1 4 は 他の実施形態のラ ッ ク ガィ ド基体 の製造方法を示すものでめる の実施形能のラ ッ クガイ ド、基体の製造方法 おいても 刖記のラ V クガィ ド基体 5

0 の製造方法で使用 した下金型 1 a と上金型 1 b とか ら な る金型 1 をそのまま使用でさるので、 金型 1 は ー符号を つ て説明する。

該下金型 1 a の一方の面 2 a に上金型 1 b の 方の面 2 b を重ね合わせる こ とによ り 、 該金型 1 内には、 刖 と 同 様に、 円筒中空部 3 c 、 略円筒中空部 5 c 、 円筒中空部 1

3 c 、 中空部 9 c 及び中空部 1 1 c が形成される （図 3 参 照） 。

該円筒中空部 3 c には 、 図 1 1 及び図 1 2 に示すよ う に 円筒中空部 3 c に相補的な形状の円柱部 8 1 と該円柱部 8

1 の一方の端面に周縁に平面部 8 2 を残して一体的に形成 され、 該平面部 8 2 か ら 円柱部 8 1 の軸線 L方向に沿つ て 収束する相対向する一対の傾斜面 8 3 を備えた傾斜凸部 8

4 と該傾斜凸部 8 4 に一体的に形成された横断面方形状の 凸部 8 5 と該凸部 8 5 の中央部に一体的に形成された円柱 状凸部 8 8 と を備えてお り 、 該傾斜凸部 8 4 及び凸部 8 5 の両 面が目 U BCl金型 1 の略円筒中空部 5 c を規定する半円 筒凹面 5 a及び 5 b並びに平面 6 a、 6 b 及び 7 a、 7 b と相補的な形状の円筒面 8 6 及び平面 8 7 に形成されてい る可動型 8 0 が、 平面部 8 2 を該金型 1 の環状段部 4 c に 当接させ、 傾斜凸部 8 4 及び凸部 8 5 を該略円筒中空部 5 c に位置させて揷入される

該円筒中空部 1 3 c には、 図 1 1 及び図 1 2 に示すよ う に、 円筒中空部 1 3 c に相補的な形状の円柱部 9 1 と該円 柱部 9 1 の一方の端面に周縁に円環状の平面部 9 2 を残し て一体的に形成された円柱状凸部 9 3 と該円柱状凸部 9 3 の端面中央部に円環状の平面部 9 5 を残して一体的に形成 された円柱状凸部 9 4 と を具備した可動型 9 0 が、 平面部 9 2 を該金型 1 の環状段部 1 2 c に当接させ、 円柱状凸部 9 4 を前記円柱状凸部 8 8 の端面に当接させ、 円柱状凸部

9 3 を該略円筒中空部 5 c に位置させて揷入される。

下金型 1 a 及び上金型 1 b か らなる金型 1 と可動型 8 0 及び可動型 9 0 と によ り 、 金型 1 内には、 一対の半円筒凸 面 1 0 7 (半円筒凹面 5 a及び 5 b の一部に対応） と一対 の半円筒凸面 1 0 7 間に且つ互いに対向して位置した一対 の平面 1 0 8 (平面 6 a 、 7 a 及び 6 b 、 7 b の一部に対 応） と を備え、 軸方向の一方の端部側に一対の半円筒凸面

1 0 7 及び平面 1 0 8 に対して内側に位置している と共に 互い に対向する一対の平坦面 1 0 2 (凸部 8 5 の側面に対 応） と一対の平坦面 1 0 2 の夫々 か ら一体的に伸びる一対 の傾斜面 1 0 1 (傾斜面 8 3 に対応） と一対の平坦面 1 0 2 に連続する水平面 1 0 3 (凸部 8 5 の下面に対応） と を 有した凹面 1 1 1 を備える一方、 軸方向の他方の端部側に 一対の半円筒凸面 1 0 7 及び平面 1 0 8 に対して内側に位 置した円筒面 1 0 4 (円柱状凸部 9 3 の外周円筒面に対 応） を備え、 更に、 軸方向の他方の端部側に凹面 1 1 1 の 底部中央に一端で接続されている と共に一対の半円筒凸面 1 0 7 及び平面 1 0 8 に対して内側に位置してお り 、 しか も、 円筒面 1 0 4 よ り も小径の円筒面 1 0 6 (円柱状凸部 8 8 及び 9 4 の外周円筒面に対応） と、 内周端で小径の円 筒面 1 0 6 の他端に、 外周端で円筒面 1 0 4 の一端に夫々 接続された環状面 1 0 5 (平面部 9 5 に対応） と を備え、 互いに対向する一対の平面 1 0 8 が凹面 1 1 1 の底部の各 端に接続されてなるキヤ ビティ 1 0 0 と、 一端がキヤ ビテ ィ 1 0 0 に連なる と共に他端が湯口 となる 中空部 1 0 じ に 連な り 、 一方の平面 1 0 8 においてキヤ ビティ 1 0 0 に中 空部 1 0 c を連通させる湯道となる横断面方形状の中空部 1 1 c と、 一端がキヤ ビティ 1 0 0 に連なる と共に他端が 湯だま り となる 中空部 8 c に連な り 、 他方の平面 1 0 8 に おいてキヤ ビティ 1 0 0 に中空部 8 c を連通させる湯道と なる横断面方形状の中空部 9 c とが形成される。

そ して、 湯口 となる 中空部 1 0 c か らキヤ ビティ 1 0 0 にアルミ ニウム等の溶湯を圧入し、 ダイ カス ト铸造する。

ダイ カ ス ト铸造後に金型 1 か ら取出したラ ッ ク ガイ ド基 体 2 0 0 は、 前記した態様のラ ッ ク ガイ ド基体 5 0 と同様、 外周面の相対向する一対の平面 2 0 7 にラ ンナー 5 6 がー 体的に接合されるが、 このラ ンナ一 5 6 を該平面 2 0 7 に 沿っ て、 かつ外周面の一対の半円筒面 2 0 6 で規定される 仮想円 1 0 9 よ り突出 しない位置で切断してラ ッ クガイ ド 基体 2 0 0 が形成される。

こ のよ う に形成されたアルミ ニウム等か らなる ラ ッ ク ガ イ ド基体 2 0 0 は、 図 1 3 及び図 1 4 に示すよ う に、 外周 面に一対の半円筒面 2 0 6 と一対の半円筒面 2 0 6 間に位 置した一対の平面 2 0 7 と を備 .る と共に、 軸方向の一方 の端部'側に 、 一対の半円筒面 2 0 6 及び平面 2 0 7 に対し て内側に位置し、 しかも 、 互いに対向する一対の平坦面 2

0 2 と一対の平坦面 2 0 2 の夫々 か ら相対向して一体的に 伸びる一対の傾斜面 2 0 1 と一対の平坦面 2 0 2 か ら一体 的に伸びる水平面 2 0 3 と を ¾ した凹面 2 0 4 を備える一 方、 軸方向の他方の端部側に、 一対の半円筒面 2 0 6 及び 平面 2 0 7 に対して内側に位置した円筒面 2 0 5 を備える と共に該凹面 2 0 4 の底部中央に位置した円形の孔 2 0 8 を備えて り 、 一対の平面 2 0 7 は 、 凹面 2 0 4 の底部の 各端に接 されている と d zttヽに互いに対向して位置している。

ラ ッ ク ガィ ド基体 2 0 0 の凹面 2 0 4 には 、 相対向する 一対の傾斜面部 3 0 1 と該傾斜面部 3 0 1 の夫々 に連続す る一対の垂直面部 3 0 2 と該垂直面部 3 0 2 の夫々 に連；¾ する水平面部 3 0 3 と該水平面部 3 0 3 の裏面に一体的に 形成された突部と しての係合凸部 3 0 4 とを具備した摺動 片 3 0 0 が 、 該水平面部 3 0 3 の裏面の係合凸部 3 0 4 を ラ ッ クガィ ド基体 2 0 0 の水平面 2 0 3 の中央に形成され た孔 2 0 8 に嵌合させて凹面 2 0 4 に着座せしめ られ、 該 ラ ッ ク ガィ ド基体 2 0 0 と摺動片 3 0 0 とか ら ラ ッ クガイ ド Gが形成される。

摺動片 3 0 0 と しては 、 前記の実施の形態と同様、 ポ リ ァセタール樹脂、 ポ リ ァ — » ド樹脂な どの合成樹脂、 ある い は薄鋼板と、 こ の薄鋼板上に一体に被着形成された多孔質 金属焼結層 と、 この多孔質金属焼結層に含浸被覆された合 成樹脂層か らなる複層材料か ら形成されたものが好適であ る。

図 1 3 及び図 1 4 に示すラ ッ クガィ ド Gにおいても 、 ラ ッ ク ガィ ド Gの外周面の半円筒面 2 0 6 と 円筒状ハウジン グ 7 1 の内周面 7 5 との間に設定された微小隙間が 1 ない し 2 0 mであ つ て 、 ラ ッ ク ガィ H基体 2 0 0 の一対の 平面 2 0 7 における ラ ンナ一の切断残は該半円筒面 2 0 6 で規定される仮想円 1 0 9 力 ら突出していないので、 ラ ン ナーの切断残を別途取除 < こ とな < 円筒状八ゥジング 7 1 内において該ラ ッ ク ガィ ド Gの円筒面 2 0 5 内に配された スプ U ング 7 6 によ る該ラ ッ クガィ ド、 Gの ラ ッ クパ一 7 4 側への押圧によ る移動を円滑に

わせる こ とができる

また、 ラ ッ ク ガイ Gにおいてち 、 一対の平面 2 0 7 と 円筒状八ゥジング 7 1 との間の隙間によ り .通路を形成でさ る結果、 この通路を必要に応じて空気通路又はダリ ース 等 の潤滑剤通路と して利用 し得る

図 1 5 か ら 図 2 0 は 、 更に他の実施形態のラ ッ クガイ 基体の製造方法を示すものであ て 、 図 1 5 か ら 図 2 0 に おいて、 金型 4 0 1 は 、 二分割された下金型 4 0 1 a と上 金型 4 0 1 b とか ら形成されている 下金型 4 0 1 a は 、 図 1 5 に示すよ う に 、 方の面 4 0 2 a に一方の端面 4 1 5 a で 口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面 4 0 3 a と、 半円筒凹面 4 0 3 a に対して環状段部 4 0 4 a を介し て縮径する と共に中間部の半円筒凹部を形成する半円筒凹 面 4 0 5 a と 、 半円筒凹面 4 0 5 a の両 縁に相対向して 形成された平面 4 0 6 a 及び 4 0 7 a と 、 mが平面 4 0

6 a に連な り 、 他端が {^ に oi. り （ォーパ フ π ) となる 凹所 4 0 8 a に連なる 3 個の横断面方形状の凹溝 4 0 9 a と、 3 個の分岐溝 4 1 4 a を有する と ±hに当該 3 個の分岐 溝 4 1 4 a ¾介して 端が平面 4 0 7 a に な り 、 他端が 湯口 となる凹所 4 1 0 a に連なる横断面方形状の凹溝 4 1

1 a と 、 半円筒凹面 4 0 5 a と環状段部 4 1 2 a を介して 拡径する と共に他方の端面 4 1 6 a で開 Pする半円筒凹部 を形成する半円筒凹面 4 1 3 a と を具備してお Ό 、 半円筒 凹面 4 0 5 a と平面 4 0 6 a 及び 4 0 7 a とには 、 二列の 互いに平行な半 状の突起 5 0 1 a 及び 5 0 2 a が設け ら れてお 、 各凹溝 4 0 9 a は 、 突起 5 0 1 a 及び 5 0 2 a によ り 軸方向に関 して分断された平面 4 0 6 a の各部位で 開 口 してお り 、 凹溝 4 1 1 a の各分岐溝 4 1 4 a は 、 突起

5 0 1 a 及び 5 0 2 a によ り 軸方向に関 して分断された平 面 4 0 7 a の各部位で開 口 している。

上金型 4 0 1 b は、 図 1 6 に示すよ に 、 方の面 4 0

2 b に 方の端面 4 1 5 bで開 口する半円筒凹部を形成す る半円筒凹面 4 0 3 b と、 半円筒凹面 4 0 3 b に対し一し i¾ 状段部 4 0 4 b を介して縮径する と共に中間部の半円筒凹 部を形成する半円筒凹面 4 0 5 b と、 半円筒凹面 4 0 5 b の両端縁に相対向して形成された平面 4 0 6 b 及び 4 0 7 b と、 顺が平面 4 0 6 b に連な り 、 他端が湯だま り （ォ パーフ P ―) となる凹所 4 0 8 b に連なる 3 個の横断面 方形状の凹溝 4 0 9 b と 3 個の分岐溝 4 1 4 b を'有する と共に当該 3 個の分岐溝 4 1 4 b を介して mが平面 4 0

7 b に連な り 、 他 mが湯 □となる凹所 4 1 0 b に連なる横 断面方形状の凹溝 4 1 1 b と、 半円筒凹面 4 0 5 b と環状

tu

段部 4 1 2 b を介して拡径する と共に他方の m面 4 1 6 b で開 口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面 4 1 3 b と を 具備してお り 、 半円筒凹面 4 0 5 b と平面 4 0 6 b 及び 4

0 7 b と には、 二列の互いに平行な半環状の突起 5 0 1 b 及び 5 0 2 bが設け られてお り 、 各凹溝 4 0 9 b は 、 突起

5 0 1 b 及び 5 0 2 b によ り軸方向に関して分断された平 面 4 0 6 b の各部位で開 P してお り 、 凹溝 4 1 1 b の各分 岐溝 4 1 4 b は、 突起 5 0 1 b 及び 5 0 2 b によ り 軸方向 に関して分断された平面 4 0 7 b の各部位で P している。

下金型 4 O l a の一方の面 4 0 2 a に上金型 4 0 1 b の 一方の面 4 0 2 b を重ね合わせる こ とによ り 金型 4 0 1 内には、 特に図 1 7 及び図 1 8 に示すよ う に 端面 4 1 5 a 及び 4 1 5 b か らなる 方の端面 4 1 5 c で開 口する と 共に半円筒凹面 4 0 3 a 及び 4 0 3 bで囲まれた円筒中空 部 4 0 3 c と、 環状段部 4 0 4 a及び 4 0 4 b か らなる環 状段部 4 0 4 c を介して縮径する と共に円筒中空部 4 0 3 c に連な Ό 半円筒凹面 4 0 5 a及び 4 0 5 b と平面 4 0

6 a 4 0 7 a 及び 4 0 6 b 4 0 7 b とで囲まれた略円 筒中空部 4 0 5 c と 状段部 4 1 2 a 及び 4 1 2 b か ら なる環状段部 4 1 2 c を介して拡径する と共に略円筒中空 部 4 0 5 c に連な り 面 4 1 6 a及び 4 1 6 b か らなる 他方の m面 4 1 6. c で開 □する と共に半円筒凹面 4 1 3 a 及び 4 1 3 b で囲まれた円筒中空部 4 1 3 c と 端が略 円筒中空部 4 0 5 c に 方の平面 4 0 6 a及び 4 0 6 b で 連な り 他顺が湯だま り (ォ パ フ Π ) となる と共に 凹所 4 0 8 a 及び 4 0 8 b か らなる中空部 4 0 8 c に連な り 、 しかち 各 3 個の凹溝 4 0 9 a及び 4 0 9 b か らなる

3 個の横断面方形状の中空部 4 0 9 c と 各 3 個の分岐溝

4 1 4 a 及び 4 1 4 b か らなる 3 個の分岐中 部 4 1 7 c を有する と共に当該 3 個の分岐中空部 4 1 7 c を介して 端が略円筒中空部 4 0 5 c に他方の平面 4 0 7 a 及び 4 0

7 b で連な 、 他端が湯 □となる と共に凹所 4 1 0 a及び

4 1 0 b か らなる中空部 4 1 0 c に連な り しか も 、 凹溝

4 1 1 a 及び 4 1 1 b か らなる横断面方形状の中空部 4 1

1 c とが形成される と共に 突起 5 0 1 a及び突起 5 0 1 b によ り 縮径円筒中空部 5 0 3 c と突起 5 0 2 a 及び突起

5 0 2 b によ り 縮径円筒中空部 5 0 4 c とが略円筒中空部 4 0 5 c に いて夫々形成される。

金型 4 0 1 の円筒中空部 4 0 3 c には、 特に図 1 9 及び 図 2 0 に示す う に、 円筒中空部 4 0 3 c に相補的な形状 の円柱部 4 2 1 と 円柱部 4 2 1 の一方の端面に周縁に平面 部 4 2 2 を残して一体的に形成され、 外面が円柱部 4 2 1 の軸線 L と直交する軸線 1 回 り の円弧状の凸面 4 2 3 に形 成され、 かつ両端面が金型 4 0 1 の略円筒中空部 4 0 5 c を規定する半円筒凹面 4 0 5 a 及び 4 0 5 b並びに平面 4

0 6 a、 4 0 6 b 及び 4 0 7 a、 4 0 7 b と相補的な形状 の円筒面 4 2 4 及び平面 4 2 5 を有した円弧状突出部 4 2

6 と 円弧状突出部 4 2 6 の中央部に一体的に形成された円 柱状凸部 4 2 7 と、 円弧状突出部 4 2 6 の凸面 4 2 3 の軸 線 1 方向の両側の縁部に沿 て凸面 4 2 3 の底部近傍か ら 凸面 4 2 3 の頂面まで伸びた一対 （両側で二対） の狭幅の 凹部 4 2 8 及び 4 2 9 と を具備した可動型 4 2 0 が、 平面 部 4 2 2 を金型 1 の環状段部 4 0 4 c に当接させ、 円弧状 突出部 4 2 6 を略円筒中空部 4 0 5 c に位置させて揷入さ れる。

円筒中 •is部 4 1 3 c には 、 特に図 1 9 及び図 2 0 に示す よ う に、 円筒中空部 4 1 3 c に相補的な形状の円柱部 4 3

1 と 円柱部 4 3 1 の一方の端面に周縁に円環状の平面部 4

3 2 を残して一体的に形成された円柱状凸部 4 3 3 と円柱 状凸部 4 3 3 の端面中央部に円環状の平面部 4 3 5 を残し て一体的に形成された円柱状凸部 4 3 4 と を具備した可動 型 4 3 0 が、 平面部 4 3 2 を金型 4 0 1 の環 4 1 2 c に当接させ、 円柱状凸部 4 3 4 を円柱状凸部 4 2 7 の端 面に当接させ、 円柱状凸部 4 3 3 を略円筒中空部 4 0 5 c に位置させて挿入される。

下金型 4 0 1 a 及び上金型 4 0 1 b か らなる金型 4 0 1 と可動型 4 2 0 及び可動型 4 3 0 と によ り 、 金型 4 0 1 内 には、 一対の半円筒凸面 4 4 4 i (半円筒凹面 4 0 5 a 及び 4 0 5 b の一部に対応） と一対の半円筒凸面 4 4 4 間に且 つ互いに対向して位置した一対の平面 4 4 5 (平面 4 0 6 a、 4 0 7 a 及び 4 0 6 b、 4 0 7 b の一部に対応 ) と を 備え、 軸方向の一方の端部側に一対の半円筒凸面 4 4 4 及 び平面 4 4 5 に対して内側に位置した円弧状の凹面 4 4 1 (凸面 4 2 3 に対応） を備える一方、 軸方向の他方の端部 側に一対の半円筒凸面 4 4 4及び平面 4 4 5 に対して内側 に位置した円筒面 4 4 2 (円柱状凸部 4 3 3 の外周円筒面 に対応） を備え、 更に、 軸方向の他方の端部側に凹面 4 4 1 の底部中央に一端で接続されている と共に一対の半円筒 ώ面 4 4 4 及び平面 4 4 5 に対して内側に位置してお り 、 しかも、 円筒面 4 4 2 よ り も小 の円筒面 4 4 3 (円柱状 凸部 4 2 7 及び 4 3 4 の外周円筒面に対応） と、 内周端で 小径の円筒面 4 4 3 の他端に 、 外周端で円筒面 4 4 2 の一 端に夫々 接続された環状面 4 4 6 (平面部 4 3 5 に対応） と、 凹面 4 4 1 か ら軸方向において円 面 4 4 2 側に外れ た位置で 対の半円筒凸面 4 4 4 及び 対の平面 4 4 5 の 夫々 xけ られている と共に互い に連通する二列の半環状 の凹所 5 1 1 及び 5 1 2 (突起 5 0 1 a 及び突起 5 0 1 b 並びに突起 5 0 2 a 及び突起 5 0 2 b に対応） と 、 凹面 4

4 1 の両側の縁部に沿つて凹面 4 4 1 の底部近傍か ら凹面

4 4 1 の頂面まで伸びた狭幅の凸部 5 1 3 及び 5 1 4 (凹 部 4 2 8 及び 4 2 9 に対応 ) と を備え 互いに対向する 対の平面 4 4 5 が凹面 4 4 1 の底部の各 に接続されてな るキャ ビティ 4 4 0 と キャ ビティ 4 4 0 に連通させる湯 道となる 3 個の分岐中 部 4 1 7 c を介して一端がキャ ビ ティ 4 4 0 に なる と共に他 mが湯口 となる 中空部 4 1 0 c に連な Ό 方の平面 4 4 5 においてキャ ビティ 4 4 0 に中空部 4 1 0 c を ¾通させる湯道となる横断面方形状の 中空部 4 1 1 c と mがキャ ビティ 4 4 0 に連なる と共 に他端が湯だま り となる中空部 4 0 8 c に連な り 、 他方の 平面 4 4 5 においてキャ ピティ 4 4 0 に中空部 4 0 8 c を 通させる湯 となる 3 個の横断面方形状の中空部 4 0 9

C とが形成されてお り 湯道となる 中空部 4 1 1 c の 3 個 の分岐中 部 4 1 7 c は 一方の平面 4 4 5 において半環 状の凹所 5 1 1 及び 5 1 2 によ り 軸方向に関 して分断され た複数、 本例では 3 個の部位でキャ ビティ 4 4 0 を中空部

4 1 0 c に連通させて り 道となる 3 個の横断面方形 状の中空部 4 0 9 c は 他方の平面 4 4 5 に -Joいて凹所 5

1 1 及び 5 1 2 によ り 軸方向に関 して分断された複数 本 例では 3 個の部位でキャ ビティ 4 4 0 を中空部 4 0 8 c に 連通させている。

そして 湯口 となる 中空部 4 1 0 c か らキャ ビティ 4 4

0 にアル ニゥム等の溶湯を圧入し ダィ 力ス ト铸造する。

図 2 1 は 、 ダイ 力ス 铸造後に金型 4 0 1 か ら取出 した ラ ッ ク ガィ ド基体 4 5 0 を示すものであ Ό 本例の ラ ヅ ク ガイ ド基体 4 5 0 は 外周面に一対の半円筒面 4 5 4 と 対の半円筒面 4 5 4 間に位置した 対の平面 4 5 5 と を備 える と共に 、 軸方向の 方の端部側に 対の半円筒面 4

5 4 及び平面 4 5 5 に対して内側に位置した円弧状の凹面

4 5 1 を備える 方 軸方向の他方の m部側に 対の半 円筒面 4 5 4 及び平面 4 5 5 に対して内側に位置した円筒 面 4 5 2 (図 2 2 参照 ) を備える と dthに凹面 4 5 1 の底部 中央に位置した円形の孔 4 5 3 (本例では貫通孔） を備え てお り 、 更に 対の半円筒面 4 5 4 と 対の平面 4 5 5 とか らなる外周面 5 2 0 に二列の互いに平行な環状溝 5 2

1 及び 5 2 2 を備えている と共に、 凹面 4 ' 5 1 の両側の縁 部に沿つ て凹面 4 5 1 の底部近傍か ら凹面 4 5 1 の頂面ま で伸びた狭幅の凸部 5 2 3 及び 5 2 4 を備えてお り 凹面

4 5 1 の底部の各 に接続されている と共に互いに対向し て位置している平面 4 5 5 の夫々 に二

叉部 4 5 8 を有した ラ ンナ 4 5 6 が 体的に接合されている

平面 4 5 5 に 体的に接合された 対のラ ンナ 4 5 6 の各三叉部 4 5 8 を平面 4 5 5 に沿つ て かつ外周面 5 2

0 の半円筒面 4 5 4 で規定される仮想円よ り 突出しない位 置で切断して ラ ッ ク ピ オン式舵取装置に用い られる ラ ッ クガィ ド、基体 4 5 0 が形成される。

ラ ッ ク ガィ 基体 4 5 0 の平面 4 5 5 における ラ ンナー

4 5 6 の各二叉部 4 5 8 の切断残は外周面 5 2 0 の半円筒 面 4 5 4 によ り 規定される仮想円か ら突出 していないので ラ ッ ク ガィ 基体 4 5 0 の外周面 5 2 0 の半円筒面 4 5 4 と ラ ッ ク ガィ 基体 4 5 0 が配置される ラ ヅ ク ピ オ ノ式 舵取装置の円筒状八クンング 7 1 の内周面 7 5 との間に設 定された 1 ない し 2 0 H mの微小隙間であ て ラ ンナ

— 4 5 6 の各 ―叉部 4 5 8 の切断残を別途取除 < とな く かつ ラ V ク ガ ド、基体 4 5 0 の外周面 5 2 0 の全面に機械 加工を施す必要がな < ダイ カス ト铸造したままの状態で 配置する とができるので 、 ラ ッ ク ガィ 基体 4 5 0 の外 周面 5 2 0 の全面機械加ェに要する費用 を大幅に削減する こ とがでさ 結果と してラ ッ クガイ ドの 造コス ト低減を 可能とする

このよ Ό に形成されたァルミ ゥム等か らなる ラ ッ ク 刀 イ ド基体 4 5 0 の凹面 4 5 1 には 目 U記と同 %に して図 2

2 に示すよう に摺 片 6 0 が係合凸部 6 2 ラ ッ クガイ ド 基体 4 5 0 の凹面 4 5 1 の中央に形成された孔 4 5 3 に嵌 合させて凹面 4 5 1 に着座せしめ られ且つ凸部 5 2 3 及び 5 2 4 によ り 位置決めされてラ ッ クガイ ド基体 4 5 0 に摺 動片 6 0 が固着されてなる と共に外周面 5 2 0 か ら部分的 に外部に突出するよ う に環状溝 5 2 1 及び 5 2 2 の夫々 に 弾性 リ ング 5 2 5 及び 5 2 6 を嵌装してなる ラ ッ クガイ ド Gが形成される。

図 2 2 に示すラ ッ クガイ ド Gは、 前記と同様に図 1 0 に 示すラ ッ ク ピニオン式舵取装置 7 0 において円筒状ハウジ ング 7 1 内に収容される。 弾性リ ング 5 2 5 及び 5 2 6 を 嵌装してなる ラ ッ ク ガイ ド Gでは、 外周面 5 2 0 に代えて 弾性リ ング 5 2 5 及び 5 2 6 が円筒状ハウジング 7 1 の内 周面 7 5 に摺動自在に接触してラ ッ クガイ ド Gに揺動を生 じさせない程度の外周面 5 2 0 と内周面 7 5 との間に必要 十分な隙間を生じさせる こ とができ、 而して、 ラ ッ ク ガイ ド基体 4 5 0 と 円筒状ハウジング 7 1 との両者間に生じ易 い所謂 「と もがね」 を防止でき、 斯かる 「と もがね」 に伴 う摩擦抵抗の増大、 凝着摩耗の生起によ る ラ ッ ク ガイ ド G の ラ ッ クバー方向への移動を妨げる とい う 問題を解消でき、 ラ ッ クバー 7 4 に対する ラ ッ ク ガイ ド G の移動を円滑に行 わせる こ とができる よ う にな り 、 しかも、 ラ ッ ク ガイ ド G に車輪振動が伝達されても ラ ッ クガイ ド Gが円筒状八ウジ ング 7 1 に対してガタ ック こ とがなく 、 したがっ て、 円筒 、ゝ、

状八ゥンング 7 1 の内周面 7 5 へのラ V クガィ 基体 4 5

0 の叩き立

曰 の発生を防止でさる上に 、 八ン ルの操作時に ラ ッ ク歯 7 3 にその移動方向と垂直な方向の力が作用 して

¾ 、 ラ ッ ク ガィ Gの上下動 、 すなわちお ど り の発生を防 止する し とができる

上記では 、 互いに当接する 円柱状凸部 2 7 又は 4 2 7 と 円柱状凸部 3 3 又は 4 3 3 とで ¾ つ て貫 M孔 と して孔 5 3 又は 4 5 3 を形成したが れに代えて例 ば互いに当接 しない円柱状凸部 4 2 7 と円柱状凸部 4 3 3 とでも っ て図

2 3 に示すよ に底后 部 5 3 1 によ Ό 閉鎖された有底孔と して孔 4 5 3 を形成してもよい

Claims

請求の範囲

1 . ラ ッ ク ピ二オン式舵取装置に用い られる ラ ッ ク ガィ ド基体と こ のラ ッ クガイ ド、 S体に固着された摺動片とか ら なる ラ ッ クガイ ド、 における ラ ッ ク ガィ 基体の製造方法で あっ て、 金型内 に 、 一対の半円筒凸面と こ の一対の半円筒 凸面間に位置した一対の平面と を備える と共に、 軸方向の 一方の端部側に 、 一対の半円筒凸面及び平面に対して内側 に位置した凹面を備える一方 、 軸方向の他方の端部側に 、 一対の半円筒凸面及び平面に対して内側に位置した円筒面 を備えたキヤ ピティ を形成する と共に 、 一方の平面におい て湯口 に、 他方の平面におレ て湯だま り に該キヤ ビティ を 夫々連通させる湯道を形成し 、 該湯口か らキヤ ビティ にァ ルミ ニゥム若し < は亜鉛又はアルミ一ゥム合金若し く は亜 鉛合金の溶湯を圧入してラ ッ ク ガイ 基体をダイ カス 卜铸 造したのち、 それぞれの平面によつて形成されたラ ッ ク ガ ィ ド基体の平面に一体に 八口 した ラ ンナ一を切断する ラ ッ ク ガイ ド基体の製造方法

2 . 円弧状の凹面 備えたキヤ ビティ を形成する請求の 範囲 1 に記載の ラ ッ クガィ ド基体の製造方法。

3 . 互いに対向する一対の平坦面と 、 こ の一対の平坦面 の夫々か ら一体的に伸びる傾斜面とを有した凹面を備えた キヤ ビティ を形成する請求の範囲 1 に記載の ラ ッ クガイ ドヽ 基体の 造方法

4 凹面の底部中央に一端で接続されている と共に一対 の半円 1 Ϊ凸面及び平面に対して内側に位置して しか

、 円筒面 Ό あ小径の円筒面を更に備えたキャ ビテ を 形成する n求の簟 B囲 1 か ら 3 のいずれか一つに記載のラ ッ ク ガィ ドヽ基体の製造方法。

5 - 内周 で小径の円筒面の他端に、 外周 で円 面の 一端に夫々接続された環状面を更に備えたキャ ビティ を形 成する m求の範囲 4 に記載のラ ッ クガイ ド基体の製造方法。

6 - 凹面の底部の各端に接続されている と共に互いに対 向 して位置している一対の平面を備えたキャ ビティ を形成 する 冃求の範囲 1 か ら 5 のいずれか一つに記載の ラ ッ クガ ィ ド基体の製造方法。

7 互いに連 Mする少な く と も一つの半環状の凹所を一 対の半円筒凸面及び一対の平面の夫々 に備えたキャ ビティ を形成する n求の範囲 1 力、 ら 6 のいずれか一つに記載のラ ッ ク ガィ ド、基体の製造方法。

8 互いに連通する少なく と も二列の半環状の凹所を一 対の半円筒凸面及び一対の平面の夫々 に備えたキャ ピティ を形成する 冃求の範囲 1 か ら 6 のいずれか一つに記載のラ ッ ク ガィ ド、基体の製造方法。

9 半 状の凹所を凹面か ら軸方向において円筒面側に 外れた位置における一対の半円筒凸面及び一対の平面の夫 々 に備えたキャ ビティ を形成する請求の範囲 7 又は 8 V 載の ラ ッ ク ガィ ドヽ基体の製造方法。

1 0 . 一方の平面において半環状の凹所によ り軸方向に関 して分断された複数の部位で湯口 に 他方の平面において 半環状の凹所に り 軸方向に関して分断された複数の部位 で湯だま り にキャ ビティ を夫々連通させる湯 を形成する 請求の範囲 7 か ら 9 のいずれか一つに記載の ラ ッ ク ガィ ド 基体の製造方法

1 1 . 凹面の両側の縁部に沿つ て凹面の底部近傍か ら凹面 の頂面まで伸びた狭幅の凸部を備えたキャ ビティ を形成す 冃求の範囲 1 か ら 1 0のいずれか つ 0D載のラ ッ ク ガイ ド基体の製造方法

1 2 . 外周面に 対の半円筒面と こ の一対の半円筒面間に ilL置した 対の平面とを備える と共に 、 軸方向の 方の端 部側に 対の半円筒面及び平面に対して内側に位置した 凹面を備える 方 軸方向の他方の m部側に 一対の半円 筒面及び平面に対して内側に位置した円筒面を備えたラ ッ クガィ ド、 体と のラ ッ クガイ ド基体に固着された摺動 片と を具備したラ V クガイ ド。

1 3 . ラ ッ ク ガィ H基体は、 円弧状の凹面を備えてい 求の範囲 1 2に記載の ラ ッ クガイ ド。

1 4 . ラ ッ ク ガィ 基体は、 互いに対向する一対の平坦面 と、 の 対の平坦面の夫々か ら 体的に伸びる傾斜面と を有した凹面を備えている請求の範囲 12に記 のラ ッ ク ガ ィ ド。

15. ラ ッ ク ガィ ド基体は、 凹面の底部中央に孔を有して お り 、 摺動片は ラ ッ クガイ ド、基体の孔に嵌 α される突部 を有してい m求の範囲 12か ら 14のいずれか に記載の ラ ッ クガィ ド。

16. 孔は 、 貫通孔又は有底孔か らなる請求の範囲 15に記 載の ラ V ク ガイ ド、

17. 対の平面は、 凹面の底部の各 «に 続されている と共に互い に対向して位置している請求の範囲 12か ら 16の いずれか つに記載のラ ック ガィ

18. ラ V クガィ ド基体は、 対の半円筒面と 対の平面 とカゝ らなる外周面に少な く と も一 の環状溝を備えている 請求の範囲 12か ら 17のいずれか つ 載のラ ッ クガィ ド。

19. ラ V クガィ ド基体は、 対の半円筒面と 対の平面 とカゝ らなる外周面に少なく と ち 列の環状溝を備えている 請求の範囲 12か ら 17のいずれか つ V BD載のラ ヅ クガィ ド。

20. 外周面か ら部分的に外部に突出するよ Ό に環状溝に 嵌装された弾性 U ングを更に具備している 求の範囲 18又 は 19に記載の ラ ッ クガイ ド。

21. ラ ッ ク ガィ ド基体は、 凹面の両側の縁部に沿つ て凹 面の底部近傍か ら凹面の頂面まで伸びた狭幅の凸部を備え ている請求の範囲 12か ら 20のいずれか一つに記載のラ ッ ク

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