JP4356612B2 - ラックピニオン式舵取装置におけるラックガイド基体の製造方法及びラックガイド - Google Patents

ラックピニオン式舵取装置におけるラックガイド基体の製造方法及びラックガイド Download PDF

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Description

本発明は、ラックピニオン式舵取装置に関する。
ラックピニオン式舵取装置は、通常、ハウジングと、このハウジングに回転自在に支持されたピニオンと、このピニオンに噛合うラック歯が形成されたラックバーと、ハウジング内に配されて、ラックバーを摺動自在に支持するラックガイドと、このラックガイドをラックバーに向かって押圧するスプリングとを具備している。
斯かるラックピニオン式舵取装置において、ラックバーを摺動支持するラックガイドとしては、鉄系焼結金属あるいは合成樹脂が使用されている。しかしながら、鉄系焼結金属からなるラックガイドは、ラックバーからの衝撃荷重に対して充分な機械的強度を有する反面、摺動摩擦抵抗が大きいためステアリング系の効率が低下し、操縦性に問題を残している。また、合成樹脂単体からなるラックガイドは反対に摺動摩擦抵抗を低減させることができる反面、衝撃荷重に対する機械的強度に劣ること、成形収縮などによる寸法のバラツキを生じ寸法精度よく成形し、かつ成形後の寸法精度を保持し難いこと、さらにはハウジング内に組込まれた後、舵取装置の温度上昇の影響を受けて熱膨張、収縮を来たし、熱変形、クリープを生じてラックバーを円滑に摺動支持し難いこと、などの問題がある。
これらの問題を有する合成樹脂単体からなるラックガイドにおいては、特に衝撃荷重に対する機械的強度の向上を目的として芯金からなる補強材を合成樹脂からなる本体にインサート成形又は埋設する技術が提案されている(実公昭59−8932号公報及び実開昭58−139275号公報所載)。しかしながら、これらの技術においても、合成樹脂の成形収縮に起因する寸法精度の問題、舵取装置の温度上昇に起因する合成樹脂の熱膨張、収縮、熱変形、クリープ(塑性流動)などの問題は依然解決されていない。
上述した問題を解決するものとして、ラックバーを摺動支持する摺動面側に自己潤滑性、耐摩耗性を有する合成樹脂からなる摺動片、あるいは薄鋼板と薄鋼板上に一体に被着された金属焼結層とこの焼結層に含浸被覆された合成樹脂層との三層構造の複層材料からなる摺動片を、焼結金属等の金属製あるいは補強充填材入り合成樹脂からなるラックガイド基体に組合わせたラックガイドが提案されている(特開昭50−102027号公報、実公平1−27495号公報及び実公平2−46452号公報所載)。
上述した摺動片とラックガイド基体との組合わせからなるラックガイドは、前記したラックガイドに比較して、機械的強度が高められており、摺動摩擦抵抗も低減されるという利点を有するものである。
上記利点を有する摺動片とラックガイド基体との組合わせからなるラックガイドにおいて、特にラックガイド基体にアルミニウム又はアルミニウム合金を使用する場合、その製造上の問題が提起された。すなわち、アルミニウム又はアルミニウム合金からラックガイド基体を製作する場合、通常、ダイカスト鋳造法が採用される。このダイカスト鋳造法によれば、アルミニウム又はアルミニウム合金の溶湯は湯口から湯道を通ってラックガイド基体の形状に形成されたキャビティに圧入されるが、その際、湯道とキャビティとの接合部位及びキャビティと湯だまり(オーバーフロー)との接合部位にランナーの形成が余儀なくされる。そして、これらのランナーを切断することによりラックガイド基体が形成される。
ところで、横断面円形のラックガイドと該ラックガイドが配置されるラックピニオン式舵取装置の円筒状ハウジングとの間の隙間は、1ないし20μmと設定されているため、上記ランナーを切断した後においても、該ラックガイド基体の外周面にはゲートの切断残として突出部の存在が余儀なくされる。したがって、外周面に突出部が残存したラックガイド基体にあっては、該基体の外周面を全面機械加工しなければ、円筒状ハウジング内に配置することができないという問題があり、全面機械加工によるコスト高を惹起させる要因となる。溶湯に亜鉛又は亜鉛合金も用いた場合も同様である。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ラックガイド基体と摺動片との組合わせからなるラックガイドであって、外周面に何らの機械加工を施す必要のないアルミニウム若しくは亜鉛又はアルミニウム合金若しくは亜鉛合金製のラックガイド基体の製造方法及び該方法で得られ得るラックガイド基体を使用したラックガイドを提供することにある。
ラックピニオン式舵取装置に用いられるラックガイド基体とこのラックガイド基体に固着された摺動片とからなるラックガイドにおけるラックガイド基体の本発明の第一の態様の製造方法は、金型内に、一対の半円筒凸面とこの一対の半円筒凸面間に位置した一対の平面とを備えると共に、軸方向の一方の端部側に、一対の半円筒凸面及び平面に対して内側に位置した凹面を備える一方、軸方向の他方の端部側に、一対の半円筒凸面及び平面に対して内側に位置した円筒面を備えたキャビティを形成すると共に、一方の平面において湯口に、他方の平面において湯だまりに該キャビティを夫々連通させる湯道を形成し、該湯口からキャビティにアルミニウム若しくは亜鉛又はアルミニウム合金若しくは亜鉛合金の溶湯を圧入してラックガイド基体をダイカスト鋳造したのち、それぞれの平面によって形成されたラックガイド基体の平面に一体に接合したランナーを切断することからなる。
第一の態様のラックガイド基体の製造方法によれば、ダイカスト鋳造されたラックガイド基体の外周面において、一対の平面が形成される一方、これら平面を除く外周面は円筒面に形成されるので、それぞれの平面に一体に連結したランナーを円筒面で規定される仮想円より突出しない位置で切断することにより、ランナーの切断残は円筒面で規定される仮想円から突出しない。したがって、ラックガイドの外周面と該ラックガイドが配置される円筒状ハウジングの内周面との間に設定された隙間が1ないし20μm程度のきわめて微小であっても、ラックガイド基体の外周面の全面に機械加工を施す必要がなく、ダイカスト鋳造したままの状態で配置することができるので、ラックガイド基体の外周面の全面機械加工に要する費用を大幅に削減することができ、結果としてラックガイドの製造コスト低減を可能とする。
本発明の第二の態様のラックガイド基体の製造方法は、第一の態様の製造方法において、円弧状の凹面を備えたキャビティを形成することからなる。
第二の態様の製造方法によれば、円弧状の凹面を備えているラックガイド基体を製造できる結果、該円弧状の凹面に斯かる凹面に対応する円弧状の摺動片を固着することにより、横断面形状が円形のラックバーを該摺動片を介して摺動支持することができる。
本発明の第三の態様のラックガイド基体の製造方法は、第一の態様の製造方法において、互いに対向する一対の平坦面と、この一対の平坦面の夫々から一体的に伸びる傾斜面とを有した凹面を備えたキャビティを形成することからなる。
第三の態様の製造方法によれば、互いに対向する一対の平坦面と、この一対の平坦面の夫々から一体的に伸びる傾斜面とを有した凹面を備えているラックガイド基体を製造できる結果、該一対の平坦面及び傾斜面に斯かる平坦面及び傾斜面に対応する摺動片を固着することにより、傾斜面を有するラックバーを該摺動片を介して摺動支持することができる。
本発明の第四の態様のラックガイド基体の製造方法は、第一から第三の態様の製造方法において、凹面の底部中央に一端で接続されていると共に一対の半円筒凸面及び平面に対して内側に位置しており、しかも、円筒面よりも小径の円筒面を更に備えたキャビティを形成することからなり、本発明の第五の態様のラックガイド基体の製造方法は、第四の態様の製造方法において、内周端で小径の円筒面の他端に、外周端で円筒面の一端に夫々接続された環状面を更に備えたキャビティを形成することからなる。
これら第四及び第五の態様の製造方法によれば、凹面の底部中央に孔を有したラックガイド基体を製造できる結果、斯かる孔に嵌合する突部を有した摺動片を用いることにより、該摺動片を凹面に確実に固定させることができる。形成する孔としては貫通孔であってもよくこれに代えて有底孔であってもよい。
本発明の第六の態様のラックガイド基体の製造方法は、第一から第五の態様の製造方法において、凹面の底部の各端に接続されていると共に互いに対向して位置している一対の平面を備えたキャビティを形成することからなる。
第六の態様の製造方法によれば、一方の平面側から圧入したアルミニウム若しくは亜鉛又はアルミニウム合金若しくは亜鉛合金(以下、「アルミニウム等」という)の溶湯の余分を一方の平面に対向した他方の平面側から排出できるため、キャビティに満遍なく溶湯を充填できる結果、巣、表面不良等を発生させないようにでき、しかも、一対の平面が凹面の底部の各端に接続されていると共に互いに対向して位置しているラックガイド基体を製造できる結果、一対の平面が凹面の頂部に接続されている場合と比較して、ラックピニオン式舵取装置の円筒状ハウジングにより円滑に移動が案内されるラックガイドを提供できることになる。
本発明の第七の態様のラックガイド基体の製造方法は、互いに連通する少なくとも一つの半環状の凹所を一対の半円筒凸面及び一対の平面の夫々に備えたキャビティを形成することからなり、本発明の第八の態様のラックガイド基体の製造方法は、互いに連通する少なくとも二列の半環状の凹所を一対の半円筒凸面及び一対の平面の夫々に備えたキャビティを形成することからなる。
本発明の第九の態様のラックガイド基体の製造方法は、半環状の凹所を凹面から軸方向において円筒面側に外れた位置における一対の半円筒凸面及び一対の平面の夫々に備えたキャビティを形成することからなる。
第七、第八又は第九の態様の製造方法によれば、一対の半円筒面及び平面からなる外周面に環状溝を有したラックガイド基体を製造できる結果、斯かる環状溝に弾性リングを装着することにより、ラックガイド基体とラックガイド基体が装着される円筒状ハウジングとの間に弾性リングで維持された隙間を生じさせることができ、而して、ラックガイド基体と円筒状ハウジングとの両者間に同種金属が摺接することによって生じ易い所謂「ともがね」を防止でき、斯かる「ともがね」に伴う摩擦抵抗の増大、凝着摩耗の生起によるラックガイドのラックバー方向への移動を妨げるという問題を解消でき、ラックバーに対するラックガイドの移動を円滑に行わせることができるようになる。好ましくは、第八の態様の製造方法のように少なくとも二列の半環状の凹所を備えたキャビティを形成して外周面に二列の環状溝を有したラックガイド基体を製造し、この二列の環状溝の夫々に弾性リングを装着することにより、上記効果に加えて円筒状ハウジング内でのラックガイド基体の揺動を防止できる。
本発明の第十の態様のラックガイド基体の製造方法は、一方の平面において半環状の凹所により軸方向に関して分断された複数の部位で湯口に、他方の平面において半環状の凹所により軸方向に関して分断された複数の部位で湯だまりに該キャビティを夫々連通させる湯道を形成することからなる。
第十の態様の製造方法によれば、キャビティに満遍なくアルミニウム等の溶湯を充填できる結果、巣、表面不良等を発生させないようにできる。
本発明の第十二の態様のラックガイド基体の製造方法は、凹面の両側の縁部に沿って凹面の底部近傍から凹面の頂面まで伸びた狭幅の凸部を備えたキャビティを形成することからなる。
第十一の態様の製造方法によれば、凹面の両側の縁部に沿って凹面の底部近傍から凹面の頂面まで伸びた狭幅の凸部を有したラックガイド基体を製造できる結果、凹面に摺動片を設ける場合に該摺動片の変位を防止できて該摺動片を凹面に確実に保持できる。
本発明の第一の態様のラックガイドは、外周面に一対の半円筒面とこの一対の半円筒面間に位置した一対の平面とを備えると共に、軸方向の一方の端部側に、一対の半円筒面及び平面に対して内側に位置した凹面を備える一方、軸方向の他方の端部側に、一対の半円筒面及び平面に対して内側に位置した円筒面を備えたラックガイド基体と、このラックガイド基体に固着された摺動片とを具備している。
第一の態様のラックガイドによれば、外周面に一対の平面と一対の半円筒面とを備えている結果、一対の平面におけるゲートの切断残等に拘わらず、ラックピニオン式舵取装置の円筒状ハウジングにより円滑に移動が案内されるラックガイドを提供することができる。
本発明の第二の態様のラックガイドでは、第一の態様のラックガイドにおいて、ラックガイド基体は、円弧状の凹面を備えており、本発明の第三の態様のラックガイドでは、第一の態様のラックガイドにおいて、ラックガイド基体は、互いに対向する一対の平坦面と、この一対の平坦面の夫々から一体的に伸びる傾斜面とを有した凹面を備えており、本発明の第四の態様のラックガイドでは、第一から第三のいずれかの態様のラックガイドにおいて、ラックガイド基体は、凹面の底部中央に孔を有しており、摺動片は、ラックガイド基体の孔に嵌合される突部を有しており、本発明の第五の態様のラックガイドでは、第四の態様のラックガイドにおいて、孔は、貫通孔又は有底孔からなり、本発明の第六の態様のラックガイドでは、第一から第五のいずれかの態様のラックガイドにおいて、一対の平面は、凹面の底部の各端に接続されていると共に互いに対向して位置している。
好ましくは、ラックガイド基体は、本発明の第七の態様のラックガイドのように、一対の半円筒面と一対の平面とからなる外周面に少なくとも一つの環状溝を備えており、より好ましくは、ラックガイド基体は、本発明の第八の態様のラックガイドのように、一対の半円筒面と一対の平面とからなる外周面に少なくとも二列の環状溝を備えており、第七又は第八の態様のラックガイドは、好ましくは、本発明の第九の態様のラックガイドのように、外周面から部分的に外部に突出するように環状溝に嵌装された弾性リングを更に具備している。
ラックガイド基体に備えられた環状溝に弾性リングを嵌装することにより、ラックガイド基体と円筒状ハウジングとの間に弾性リングで維持された隙間を生じさせることができる結果、上述の通り「ともがね」に伴う摩擦抵抗の増大、凝着摩耗の生起によるラックガイドのラックバー方向への移動を妨げるという問題を解消でき、ラックバーに対するラックガイドの移動を円滑に行わせることができるようになり、しかも、ラックガイドに車輪振動が伝達されてもラックガイドが円筒状ハウジングに対してガタツクことがなく、したがって、円筒状ハウジングの内周面へのラックガイド基体の叩き音の発生を防止できる上に、ハンドルの操作時にラック歯にその移動方向と垂直な方向の力が作用しても、ラックガイドの上下動、すなわちおどりの発生を防止することができる。
本発明の第十の態様のラックガイドでは、ラックガイド基体は、凹面の両側の縁部に沿って凹面の底部近傍から凹面の頂面まで伸びた狭幅の凸部を備えている。
第十の態様のラックガイドによれば、凹面に摺動片を設ける場合に該摺動片の変位を狭幅の凸部により防止できて該摺動片を凹面に確実に保持できて好ましい。
本発明によれば、ダイカスト鋳造されたラックガイド基体の外周面において、一対の平面が形成される一方、これら平面を除く外周面は円筒面に形成されるので、それぞれの平面に一体に連結したランナーを円筒面で規定される仮想円より突出しない位置で切断することにより、ランナーの切断残は円筒面で規定される仮想円から突出しない。したがって、ラックガイドの外周面と該ラックガイドが配置される円筒状ハウジングの内周面との間に設定された隙間が1ないし20μm程度のきわめて微小であっても、ラックガイド基体の外周面の全面に機械加工を施す必要がなく、ダイカスト鋳造したままの状態で配置することができるので、ラックガイド基体の外周面の全面機械加工に要する費用を大幅に削減することができ、結果としてラックガイドの製造コスト低減を可能とする。
次に本発明の実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれらの例に何等限定されないのである。
図1は、本発明の製造方法における下金型の平面図、
図2は、本発明の製造方法における上金型の平面図、
図3は、本発明の製造方法における金型の断面図、
図4は、図3に示すIV−IV線矢視断面図、
図5は、金型内に形成される中空部を示す断面図、
図6は、金型内に形成される中空部を示す断面図、
図7は、ダイカスト鋳造後のラックガイド基体を示す斜視図、
図8は、ラックガイドの図9に示すVIII−VIII線矢視断面図、
図9は、図8に示すラックガイドの平面図、
図10、ラックピニオン式舵取装置を示す断面図、
図11は、金型内に形成される中空部を示す断面図、
図12は、金型内に形成される中空部を示す断面図、
図13は、ラックガイドの図14に示すXIII−XIII線矢視断面図、
図14は、図13に示すラックガイドの平面図、
図15は、本発明の製造方法における他の下金型の平面図、
図16は、本発明の製造方法における他の上金型の平面図、
図17は、本発明の製造方法における他の金型の断面図、
図18は、図17に示すXVIII−XVIII線矢視断面図、
図19は、図17に示す金型内に形成される中空部を示す断面図、
図20は、図17に示す金型内に形成される中空部を示す断面図、
図21は、ダイカスト鋳造後の他のラックガイド基体を示す斜視図、
図22は、他のラックガイドの断面図、そして、
図23は、更に他のラックガイドの断面図である。
図1から図6において、金型1は、二分割された下金型1aと上金型1bとから形成されている。該下金型1aは、図1に示すように、一方の面2aに該下金型1aの一方の端面15aで開口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面3aと、該半円筒凹面3aに対して環状段部4aを介して縮径すると共に中間部の半円筒凹部を形成する半円筒凹面5aと、該半円筒凹面5aの両端縁に相対向して形成された平面6a及び7aと、一端が該平面6aに連なり、他端が湯だまり(オーバーフロー)となる凹所8aに連なる横断面方形状の凹溝9aと、一端が該平面7aに連なり、他端が湯口となる凹所10aに連なる横断面方形状の凹溝11aと、該半円筒凹面5aと環状段部12aを介して拡径すると共に該下金型1aの他方の端面16aで開口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面13aとを具備している。
上金型1bは、図2に示すように、一方の面2bに該上金型1bの一方の端面15bで開口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面3bと、該半円筒凹面3bに対して環状段部4bを介して縮径すると共に中間部の半円筒凹部を形成する半円筒凹面5bと、該半円筒凹面5bの両端縁に相対向して形成された平面6b及び7bと、一端が該平面6bに連なり、他端が湯だまり(オーバーフロー)となる凹所8bに連なる横断面方形状の凹溝9bと、一端が該平面7bに連なり、他端が湯口となる凹所10bに連なる横断面方形状の凹溝11bと、該半円筒凹面5bと環状段部12bを介して拡径すると共に該上金型1bの他方の端面16bで開口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面13bとを具備している。
該下金型1aの一方の面2aに上金型1bの一方の面2bを重ね合わせることにより、該金型1内には、特に図3及び図4に示すように、端面15a及び15bからなる一方の端面15cで開口すると共に半円筒凹面3a及び3bで囲まれた円筒中空部3cと、環状段部4a及び4bからなる環状段部4cを介して縮径すると共に該円筒中空部3cに連なり、半円筒凹面5a及び5bと平面6a、7a及び6b、7bとで囲まれた略円筒中空部5cと、環状段部12a及び12bからなる環状段部12cを介して拡径すると共に略円筒中空部5cに連なり、端面16a及び16bからなる他方の端面16cで開口すると共に半円筒凹面13a及び13bで囲まれた円筒中空部13cと、一端が該略円筒中空部5cに一方の平面6a及び6bで連なり、他端が湯だまり(オーバーフロー)となると共に凹所8a及び8bからなる中空部8cに連なり、しかも、凹溝9a及び9bからなる横断面方形状の中空部9cと、一端が該略円筒中空部5cに他方の平面7a及び7bで連なり、他端が湯口となると共に凹所10a及び10bからなる中空部10cに連なり、しかも、凹溝11a及び11bからなる横断面方形状の中空部11cとが形成される。
金型1の円筒中空部3cには、特に図5及び図6に示すように、円筒中空部3cに相補的な形状の円柱部21と該円柱部21の一方の端面に周縁に平面部22を残して一体的に形成され、外面が該円柱部21の軸線Lと直交する軸線1回りの円弧状の凸面23に形成され、かつ両端面が金型1の略円筒中空部5cを規定する半円筒凹面5a及び5b並びに平面6a、6b及び7a、7bと相補的な形状の円筒面24及び平面25を有した円弧状突出部26と該円弧状突出部26の中央部に一体的に形成された円柱状凸部27とを具備した可動型20が、平面部22を該金型1の環状段部4cに当接させ、円弧状突出部26を該略円筒中空部5cに位置させて挿入される。
該円筒中空部13cには、特に図5及び図6に示すように、円筒中空部13cに相補的な形状の円柱部31と該円柱部31の一方の端面に周縁に円環状の平面部32を残して一体的に形成された円柱状凸部33と該円柱状凸部33の端面中央部に円環状の平面部35を残して一体的に形成された円柱状凸部34とを具備した可動型30が、平面部32を該金型1の環状段部12cに当接させ、円柱状凸部34を前記円柱状凸部27の端面に当接させ、円柱状凸部33を該略円筒中空部5cに位置させて挿入される。
下金型1a及び上金型1bからなる金型1と可動型20及び可動型30とにより、金型1内には、一対の半円筒凸面44(半円筒凹面5a及び5bの一部に対応)と一対の半円筒凸面44間に且つ互いに対向して位置した一対の平面45(平面6a、7a及び6b、7bの一部に対応)とを備え、軸方向の一方の端部側に一対の半円筒凸面44及び平面45に対して内側に位置した円弧状の凹面41(凸面23に対応)を備える一方、軸方向の他方の端部側に一対の半円筒凸面44及び平面45に対して内側に位置した円筒面42(円柱状凸部33の外周円筒面に対応)を備え、更に、軸方向の他方の端部側に凹面41の底部中央に一端で接続されていると共に一対の半円筒凸面44及び平面45に対して内側に位置しており、しかも、円筒面42よりも小径の円筒面43(円柱状凸部27及び34の外周円筒面に対応)と、内周端で小径の円筒面43の他端に、外周端で円筒面42の一端に夫々接続された環状面46(平面部35に対応)とを備え、互いに対向する一対の平面45が凹面41の底部の各端に接続されてなるキャビティ40と、一端がキャビティ40に連なると共に他端が湯口となる中空部10cに連なり、一方の平面45においてキャビティ40に中空部10cを連通させる湯道となる横断面方形状の中空部11cと、一端がキャビティ40に連なると共に他端が湯だまりとなる中空部8cに連なり、他方の平面45においてキャビティ40に中空部8cを連通させる湯道となる横断面方形状の中空部9cとが形成される。
そして、湯口となる中空部10cからキャビティ40にアルミニウム等の溶湯を圧入し、ダイカスト鋳造する。
図7は、ダイカスト鋳造後に金型1から取出したラックガイド基体50を示すものであり、該ラックガイド基体50は、外周面に一対の半円筒面54と一対の半円筒面54間に位置した一対の平面55とを備えると共に、軸方向の一方の端部側に、一対の半円筒面54及び平面55に対して内側に位置した円弧状の凹面51を備える一方、軸方向の他方の端部側に、一対の半円筒面54及び平面55に対して内側に位置した円筒面52(図8参照)を備えると共に該凹面51の底部中央に位置した円形の孔53を備えており、凹面51の底部の各端に接続されていると共に互いに対向して位置している該平面55の夫々にランナー56が一体的に接合されている。
平面6a、7a及び6b、7bによって形成された平面55に一体的に接合された一対のランナー56を該平面55に沿って、かつ外周面の半円筒面54で規定される仮想円57(図9参照)より突出しない位置で切断して、ラックピニオン式舵取装置に用いられるラックガイド基体50が形成される。
ラックガイド基体50の平面55におけるランナー56の切断残は外周面の該半円筒面54により規定される仮想円57から突出していないので、ラックガイド基体50の外周面の半円筒面54と該ラックガイド基体50が配置されるラックピニオン式舵取装置の円筒状ハウジングの内周面との間に設定された1ないし20μmの微小隙間であっても、ランナー56の切断残を別途取除くことなく、かつラックガイド基体50の外周面の全面に機械加工を施す必要がなく、ダイカスト鋳造したままの状態で配置することができるので、ラックガイド基体50の外周面の全面機械加工に要する費用を大幅に削減することができ、結果としてラックガイドの製造コスト低減を可能とする。
このように形成されたアルミニウム等からなるラックガイド基体50の凹面51には、図8及び図9に示すように、該凹面51と相補的な形状の円弧状の凹面61と該凹面61の裏面に突部としての係合凸部62とを具備した摺動片60が該係合凸部62をラックガイド基体50の凹面51の中央に形成された孔53に嵌合させて凹面51に着座せしめられてラックガイド基体50に摺動片60が固着されてなるラックガイドGが形成される。
摺動片60としては、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂などの合成樹脂、あるいは薄鋼板と、この薄鋼板上に一体に被着形成された多孔質金属焼結層と、この多孔質金属焼結層に含浸被覆された合成樹脂層からなる複層材料から形成されたものが好適である。
このラックガイドGは、図10に示すラックピニオン式舵取装置70において、円筒状ハウジング71に回転自在に支持されたピニオン72と噛合うラック歯73が形成されたラックバー74を摺動自在に支持するべく該円筒状ハウジング71内に収容される。このとき、ラックガイドGにおいては、ラックガイド基体50の外周面の半円筒面54と円筒状ハウジング71の内周面75との間に設定された隙間が1ないし20μm程度の微小であっても、ラックガイド基体50の平面55におけるランナー56の切断残は該半円筒面54により規定される仮想円57から突出していないので、ランナー56の切断残を別途取除くことなく円筒状ハウジング71内において該ラックガイドGの円筒面52内に配されたスプリング76による該ラックガイドGのラックバー74側への押圧による移動を円滑に行わせることができる。
図11から図14は、他の実施形態のラックガイド基体の製造方法を示すものである。この実施形態のラックガイド基体の製造方法においても、前記のラックガイド基体50の製造方法で使用した下金型1aと上金型1bとからなる金型1をそのまま使用できるので、金型1は同一符号をもって説明する。
該下金型1aの一方の面2aに上金型1bの一方の面2bを重ね合わせることにより、該金型1内には、前記と同様に、円筒中空部3c、略円筒中空部5c、円筒中空部13c、中空部9c及び中空部11cが形成される(図3参照)。
該円筒中空部3cには、図11及び図12に示すように、円筒中空部3cに相補的な形状の円柱部81と該円柱部81の一方の端面に周縁に平面部82を残して一体的に形成され、該平面部82から円柱部81の軸線L方向に沿って収束する相対向する一対の傾斜面83を備えた傾斜凸部84と該傾斜凸部84に一体的に形成された横断面方形状の凸部85と該凸部85の中央部に一体的に形成された円柱状凸部88とを備えており、該傾斜凸部84及び凸部85の両端面が前記金型1の略円筒中空部5cを規定する半円筒凹面5a及び5b並びに平面6a、6b及び7a、7bと相補的な形状の円筒面86及び平面87に形成されている可動型80が、平面部82を該金型1の環状段部4cに当接させ、傾斜凸部84及び凸部85を該略円筒中空部5cに位置させて挿入される。
該円筒中空部13cには、図11及び図12に示すように、円筒中空部13cに相補的な形状の円柱部91と該円柱部91の一方の端面に周縁に円環状の平面部92を残して一体的に形成された円柱状凸部93と該円柱状凸部93の端面中央部に円環状の平面部95を残して一体的に形成された円柱状凸部94とを具備した可動型90が、平面部92を該金型1の環状段部12cに当接させ、円柱状凸部94を前記円柱状凸部88の端面に当接させ、円柱状凸部93を該略円筒中空部5cに位置させて挿入される。
下金型1a及び上金型1bからなる金型1と可動型80及び可動型90とにより、金型1内には、一対の半円筒凸面107(半円筒凹面5a及び5bの一部に対応)と一対の半円筒凸面107間に且つ互いに対向して位置した一対の平面108(平面6a、7a及び6b、7bの一部に対応)とを備え、軸方向の一方の端部側に一対の半円筒凸面107及び平面108に対して内側に位置していると共に互いに対向する一対の平坦面102(凸部85の側面に対応)と一対の平坦面102の夫々から一体的に伸びる一対の傾斜面101(傾斜面83に対応)と一対の平坦面102に連続する水平面103(凸部85の下面に対応)とを有した凹面111を備える一方、軸方向の他方の端部側に一対の半円筒凸面107及び平面108に対して内側に位置した円筒面104(円柱状凸部93の外周円筒面に対応)を備え、更に、軸方向の他方の端部側に凹面111の底部中央に一端で接続されていると共に一対の半円筒凸面107及び平面108に対して内側に位置しており、しかも、円筒面104よりも小径の円筒面106(円柱状凸部88及び94の外周円筒面に対応)と、内周端で小径の円筒面106の他端に、外周端で円筒面104の一端に夫々接続された環状面105(平面部95に対応)とを備え、互いに対向する一対の平面108が凹面111の底部の各端に接続されてなるキャビティ100と、一端がキャビティ100に連なると共に他端が湯口となる中空部10cに連なり、一方の平面108においてキャビティ100に中空部10cを連通させる湯道となる横断面方形状の中空部11cと、一端がキャビティ100に連なると共に他端が湯だまりとなる中空部8cに連なり、他方の平面108においてキャビティ100に中空部8cを連通させる湯道となる横断面方形状の中空部9cとが形成される。
そして、湯口となる中空部10cからキャビティ100にアルミニウム等の溶湯を圧入し、ダイカスト鋳造する。
ダイカスト鋳造後に金型1から取出したラックガイド基体200は、前記した態様のラックガイド基体50と同様、外周面の相対向する一対の平面207にランナー56が一体的に接合されるが、このランナー56を該平面207に沿って、かつ外周面の一対の半円筒面206で規定される仮想円109より突出しない位置で切断してラックガイド基体200が形成される。
このように形成されたアルミニウム等からなるラックガイド基体200は、図13及び図14に示すように、外周面に一対の半円筒面206と一対の半円筒面206間に位置した一対の平面207とを備えると共に、軸方向の一方の端部側に、一対の半円筒面206及び平面207に対して内側に位置し、しかも、互いに対向する一対の平坦面202と一対の平坦面202の夫々から相対向して一体的に伸びる一対の傾斜面201と一対の平坦面202から一体的に伸びる水平面203とを有した凹面204を備える一方、軸方向の他方の端部側に、一対の半円筒面206及び平面207に対して内側に位置した円筒面205を備えると共に該凹面204の底部中央に位置した円形の孔208を備えており、一対の平面207は、凹面204の底部の各端に接続されていると共に互いに対向して位置している。
ラックガイド基体200の凹面204には、相対向する一対の傾斜面部301と該傾斜面部301の夫々に連続する一対の垂直面部302と該垂直面部302の夫々に連続する水平面部303と該水平面部303の裏面に一体的に形成された突部としての係合凸部304とを具備した摺動片300が、該水平面部303の裏面の係合凸部304をラックガイド基体200の水平面203の中央に形成された孔208に嵌合させて凹面204に着座せしめられ、該ラックガイド基体200と摺動片300とからラックガイドGが形成される。
摺動片300としては、前記の実施の形態と同様、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂などの合成樹脂、あるいは薄鋼板と、この薄鋼板上に一体に被着形成された多孔質金属焼結層と、この多孔質金属焼結層に含浸被覆された合成樹脂層からなる複層材料から形成されたものが好適である。
図13及び図14に示すラックガイドGにおいても、ラックガイドGの外周面の半円筒面206と円筒状ハウジング71の内周面75との間に設定された微小隙間が1ないし20μmであっても、ラックガイド基体200の一対の平面207におけるランナーの切断残は該半円筒面206で規定される仮想円109から突出していないので、ランナーの切断残を別途取除くことなく円筒状ハウジング71内において該ラックガイドGの円筒面205内に配されたスプリング76による該ラックガイドGのラックバー74側への押圧による移動を円滑に行わせることができる。
また、ラックガイドGにおいても、一対の平面207と円筒状ハウジング71との間の隙間により通路を形成できる結果、この通路を必要に応じて空気通路又はグリース等の潤滑剤通路として利用し得る。
図15から図20は、更に他の実施形態のラックガイド基体の製造方法を示すものであって、図15から図20において、金型401は、二分割された下金型401aと上金型401bとから形成されている。下金型401aは、図15に示すように、一方の面402aに一方の端面415aで開口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面403aと、半円筒凹面403aに対して環状段部404aを介して縮径すると共に中間部の半円筒凹部を形成する半円筒凹面405aと、半円筒凹面405aの両端縁に相対向して形成された平面406a及び407aと、一端が平面406aに連なり、他端が湯だまり(オーバーフロー)となる凹所408aに連なる3個の横断面方形状の凹溝409aと、3個の分岐溝414aを有すると共に当該3個の分岐溝414aを介して一端が平面407aに連なり、他端が湯口となる凹所410aに連なる横断面方形状の凹溝411aと、半円筒凹面405aと環状段部412aを介して拡径すると共に他方の端面416aで開口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面413aとを具備しており、半円筒凹面405aと平面406a及び407aとには、二列の互いに平行な半環状の突起501a及び502aが設けられており、各凹溝409aは、突起501a及び502aにより軸方向に関して分断された平面406aの各部位で開口しており、凹溝411aの各分岐溝414aは、突起501a及び502aにより軸方向に関して分断された平面407aの各部位で開口している。
上金型401bは、図16に示すように、一方の面402bに一方の端面415bで開口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面403bと、半円筒凹面403bに対して環状段部404bを介して縮径すると共に中間部の半円筒凹部を形成する半円筒凹面405bと、半円筒凹面405bの両端縁に相対向して形成された平面406b及び407bと、一端が平面406bに連なり、他端が湯だまり(オーバーフロー)となる凹所408bに連なる3個の横断面方形状の凹溝409bと、3個の分岐溝414bを有すると共に当該3個の分岐溝414bを介して一端が平面407bに連なり、他端が湯口となる凹所410bに連なる横断面方形状の凹溝411bと、半円筒凹面405bと環状段部412bを介して拡径すると共に他方の端面416bで開口する半円筒凹部を形成する半円筒凹面413bとを具備しており、半円筒凹面405bと平面406b及び407bとには、二列の互いに平行な半環状の突起501b及び502bが設けられており、各凹溝409bは、突起501b及び502bにより軸方向に関して分断された平面406bの各部位で開口しており、凹溝411bの各分岐溝414bは、突起501b及び502bにより軸方向に関して分断された平面407bの各部位で開口している。
下金型401aの一方の面402aに上金型401bの一方の面402bを重ね合わせることにより、金型401内には、特に図17及び図18に示すように、端面415a及び415bからなる一方の端面415cで開口すると共に半円筒凹面403a及び403bで囲まれた円筒中空部403cと、環状段部404a及び404bからなる環状段部404cを介して縮径すると共に円筒中空部403cに連なり、半円筒凹面405a及び405bと平面406a、407a及び406b、407bとで囲まれた略円筒中空部405cと、環状段部412a及び412bからなる環状段部412cを介して拡径すると共に略円筒中空部405cに連なり、端面416a及び416bからなる他方の端面416cで開口すると共に半円筒凹面413a及び413bで囲まれた円筒中空部413cと、一端が略円筒中空部405cに一方の平面406a及び406bで連なり、他端が湯だまり(オーバーフロー)となると共に凹所408a及び408bからなる中空部408cに連なり、しかも、各3個の凹溝409a及び409bからなる3個の横断面方形状の中空部409cと、各3個の分岐溝414a及び414bからなる3個の分岐中空部417cを有すると共に当該3個の分岐中空部417cを介して一端が略円筒中空部405cに他方の平面407a及び407bで連なり、他端が湯口となると共に凹所410a及び410bからなる中空部410cに連なり、しかも、凹溝411a及び411bからなる横断面方形状の中空部411cとが形成されると共に、突起501a及び突起501bにより縮径円筒中空部503cと突起502a及び突起502bにより縮径円筒中空部504cとが略円筒中空部405cにおいて夫々形成される。
金型401の円筒中空部403cには、特に図19及び図20に示すように、円筒中空部403cに相補的な形状の円柱部421と円柱部421の一方の端面に周縁に平面部422を残して一体的に形成され、外面が円柱部421の軸線Lと直交する軸線1回りの円弧状の凸面423に形成され、かつ両端面が金型401の略円筒中空部405cを規定する半円筒凹面405a及び405b並びに平面406a、406b及び407a、407bと相補的な形状の円筒面424及び平面425を有した円弧状突出部426と円弧状突出部426の中央部に一体的に形成された円柱状凸部427と、円弧状突出部426の凸面423の軸線1方向の両側の縁部に沿って凸面423の底部近傍から凸面423の頂面まで伸びた一対(両側で二対)の狭幅の凹部428及び429とを具備した可動型420が、平面部422を金型1の環状段部404cに当接させ、円弧状突出部426を略円筒中空部405cに位置させて挿入される。
円筒中空部413cには、特に図19及び図20に示すように、円筒中空部413cに相補的な形状の円柱部431と円柱部431の一方の端面に周縁に円環状の平面部432を残して一体的に形成された円柱状凸部433と円柱状凸部433の端面中央部に円環状の平面部435を残して一体的に形成された円柱状凸部434とを具備した可動型430が、平面部432を金型401の環状段部412cに当接させ、円柱状凸部434を円柱状凸部427の端面に当接させ、円柱状凸部433を略円筒中空部405cに位置させて挿入される。
下金型401a及び上金型401bからなる金型401と可動型420及び可動型430とにより、金型401内には、一対の半円筒凸面444(半円筒凹面405a及び405bの一部に対応)と一対の半円筒凸面444間に且つ互いに対向して位置した一対の平面445(平面406a、407a及び406b、407bの一部に対応)とを備え、軸方向の一方の端部側に一対の半円筒凸面444及び平面445に対して内側に位置した円弧状の凹面441(凸面423に対応)を備える一方、軸方向の他方の端部側に一対の半円筒凸面444及び平面445に対して内側に位置した円筒面442(円柱状凸部433の外周円筒面に対応)を備え、更に、軸方向の他方の端部側に凹面441の底部中央に一端で接続されていると共に一対の半円筒凸面444及び平面445に対して内側に位置しており、しかも、円筒面442よりも小径の円筒面443(円柱状凸部427及び434の外周円筒面に対応)と、内周端で小径の円筒面443の他端に、外周端で円筒面442の一端に夫々接続された環状面446(平面部435に対応)と、凹面441から軸方向において円筒面442側に外れた位置で一対の半円筒凸面444及び一対の平面445の夫々に設けられていると共に互いに連通する二列の半環状の凹所511及び512(突起501a及び突起501b並びに突起502a及び突起502bに対応)と、凹面441の両側の縁部に沿って凹面441の底部近傍から凹面441の頂面まで伸びた狭幅の凸部513及び514(凹部428及び429に対応)とを備え、互いに対向する一対の平面445が凹面441の底部の各端に接続されてなるキャビティ440と、キャビティ440に連通させる湯道となる3個の分岐中空部417cを介して一端がキャビティ440に連なると共に他端が湯口となる中空部410cに連なり、一方の平面445においてキャビティ440に中空部410cを連通させる湯道となる横断面方形状の中空部411cと、一端がキャビティ440に連なると共に他端が湯だまりとなる中空部408cに連なり、他方の平面445においてキャビティ440に中空部408cを連通させる湯道となる3個の横断面方形状の中空部409cとが形成されており、湯道となる中空部411cの3個の分岐中空部417cは、一方の平面445において半環状の凹所511及び512により軸方向に関して分断された複数、本例では3個の部位でキャビティ440を中空部410cに連通させており、湯道となる3個の横断面方形状の中空部409cは、他方の平面445において凹所511及び512により軸方向に関して分断された複数、本例では3個の部位でキャビティ440を中空部408cに連通させている。
そして、湯口となる中空部410cからキャビティ440にアルミニウム等の溶湯を圧入し、ダイカスト鋳造する。
図21は、ダイカスト鋳造後に金型401から取出したラックガイド基体450を示すものであり、本例のラックガイド基体450は、外周面に一対の半円筒面454と一対の半円筒面454間に位置した一対の平面455とを備えると共に、軸方向の一方の端部側に、一対の半円筒面454及び平面455に対して内側に位置した円弧状の凹面451を備える一方、軸方向の他方の端部側に、一対の半円筒面454及び平面455に対して内側に位置した円筒面452(図22参照)を備えると共に凹面451の底部中央に位置した円形の孔453(本例では貫通孔)を備えており、更に、一対の半円筒面454と一対の平面455とからなる外周面520に二列の互いに平行な環状溝521及び522を備えていると共に、凹面451の両側の縁部に沿って凹面451の底部近傍から凹面451の頂面まで伸びた狭幅の凸部523及び524を備えており、凹面451の底部の各端に接続されていると共に互いに対向して位置している平面455の夫々に三叉部458を有したランナー456が一体的に接合されている。
平面455に一体的に接合された一対のランナー456の各三叉部458を平面455に沿って、かつ外周面520の半円筒面454で規定される仮想円より突出しない位置で切断して、ラックピニオン式舵取装置に用いられるラックガイド基体450が形成される。
ラックガイド基体450の平面455におけるランナー456の各三叉部458の切断残は外周面520の半円筒面454により規定される仮想円から突出していないので、ラックガイド基体450の外周面520の半円筒面454とラックガイド基体450が配置されるラックピニオン式舵取装置の円筒状ハウジング71の内周面75との間に設定された1ないし20μmの微小隙間であっても、ランナー456の各三叉部458の切断残を別途取除くことなく、かつラックガイド基体450の外周面520の全面に機械加工を施す必要がなく、ダイカスト鋳造したままの状態で配置することができるので、ラックガイド基体450の外周面520の全面機械加工に要する費用を大幅に削減することができ、結果としてラックガイドの製造コスト低減を可能とする。
このように形成されたアルミニウム等からなるラックガイド基体450の凹面451には、前記と同様にして図22に示すように摺動片60が係合凸部62をラックガイド基体450の凹面451の中央に形成された孔453に嵌合させて凹面451に着座せしめられ且つ凸部523及び524により位置決めされてラックガイド基体450に摺動片60が固着されてなると共に外周面520から部分的に外部に突出するように環状溝521及び522の夫々に弾性リング525及び526を嵌装してなるラックガイドGが形成される。
図22に示すラックガイドGは、前記と同様に図10に示すラックピニオン式舵取装置70において円筒状ハウジング71内に収容される。弾性リング525及び526を嵌装してなるラックガイドGでは、外周面520に代えて弾性リング525及び526が円筒状ハウジング71の内周面75に摺動自在に接触してラックガイドGに揺動を生じさせない程度の外周面520と内周面75との間に必要十分な隙間を生じさせることができ、而して、ラックガイド基体450と円筒状ハウジング71との両者間に生じ易い所謂「ともがね」を防止でき、斯かる「ともがね」に伴う摩擦抵抗の増大、凝着摩耗の生起によるラックガイドGのラックバー方向への移動を妨げるという問題を解消でき、ラックバー74に対するラックガイドGの移動を円滑に行わせることができるようになり、しかも、ラックガイドGに車輪振動が伝達されてもラックガイドGが円筒状ハウジング71に対してガタツクことがなく、したがって、円筒状ハウジング71の内周面75へのラックガイド基体450の叩き音の発生を防止できる上に、ハンドルの操作時にラック歯73にその移動方向と垂直な方向の力が作用しても、ラックガイドGの上下動、すなわちおどりの発生を防止することができる。
上記では、互いに当接する円柱状凸部27又は427と円柱状凸部33又は433とでもって貫通孔として孔53又は453を形成したが、これに代えて例えば互いに当接しない円柱状凸部427と円柱状凸部433とでもって図23に示すように底壁部531により閉鎖された有底孔として孔453を形成してもよい。

Claims (21)

  1. ラックピニオン式舵取装置に用いられるラックガイド基体とこのラックガイド基体に固着された摺動片とからなるラックガイドにおけるラックガイド基体の製造方法であって、金型内に、一対の半円筒凸面とこの一対の半円筒凸面間に位置した一対の平面とを備えると共に、軸方向の一方の端部側に、一対の半円筒凸面及び平面に対して内側に位置した凹面を備える一方、軸方向の他方の端部側に、一対の半円筒凸面及び平面に対して内側に位置した円筒面を備えたキャビティを形成すると共に、一方の平面において湯口に、他方の平面において湯だまりに該キャビティを夫々連通させる湯道を形成し、該湯口からキャビティにアルミニウム若しくは亜鉛又はアルミニウム合金若しくは亜鉛合金の溶湯を圧入してラックガイド基体をダイカスト鋳造したのち、それぞれの平面によって形成されたラックガイド基体の平面に一体に接合したランナーを切断するラックガイド基体の製造方法。
  2. 円弧状の凹面を備えたキャビティを形成する請求の範囲1に記載のラックガイド基体の製造方法。
  3. 互いに対向する一対の平坦面と、この一対の平坦面の夫々から一体的に伸びる傾斜面とを有した凹面を備えたキャビティを形成する請求の範囲1に記載のラックガイド基体の製造方法。
  4. 凹面の底部中央に一端で接続されていると共に一対の半円筒凸面及び平面に対して内側に位置しており、しかも、円筒面よりも小径の円筒面を更に備えたキャビティを形成する請求の範囲1から3のいずれか一つに記載のラックガイド基体の製造方法。
  5. 内周端で小径の円筒面の他端に、外周端で円筒面の一端に夫々接続された環状面を更に備えたキャビティを形成する請求の範囲4に記載のラックガイド基体の製造方法。
  6. 凹面の底部の各端に接続されていると共に互いに対向して位置している一対の平面を備えたキャビティを形成する請求の範囲1から5のいずれか一つに記載のラックガイド基体の製造方法。
  7. 互いに連通する少なくとも一つの半環状の凹所を一対の半円筒凸面及び一対の平面の夫々に備えたキャビティを形成する請求の範囲1から6のいずれか一つに記載のラックガイド基体の製造方法。
  8. 互いに連通する少なくとも二列の半環状の凹所を一対の半円筒凸面及び一対の平面の夫々に備えたキャビティを形成する請求の範囲1から6のいずれか一つに記載のラックガイド基体の製造方法。
  9. 半環状の凹所を凹面から軸方向において円筒面側に外れた位置における一対の半円筒凸面及び一対の平面の夫々に備えたキャビティを形成する請求の範囲7又は8に記載のラックガイド基体の製造方法。
  10. 一方の平面において半環状の凹所により軸方向に関して分断された複数の部位で湯口に、他方の平面において半環状の凹所により軸方向に関して分断された複数の部位で湯だまりにキャビティを夫々連通させる湯道を形成する請求の範囲7から9のいずれか一つに記載のラックガイド基体の製造方法。
  11. 凹面の両側の縁部に沿って凹面の底部近傍から凹面の頂面まで伸びた狭幅の凸部を備えたキャビティを形成する請求の範囲1から10のいずれか一つに記載のラックガイド基体の製造方法。
  12. 外周面に一対の半円筒面とこの一対の半円筒面間に位置した一対の平面とを備えると共に、軸方向の一方の端部側に、一対の半円筒面及び平面に対して内側に位置した凹面を備える一方、軸方向の他方の端部側に、一対の半円筒面及び平面に対して内側に位置した円筒面を備えたラックガイド基体と、このラックガイド基体に固着された摺動片とを具備したラックガイド。
  13. ラックガイド基体は、円弧状の凹面を備えている請求の範囲12に記載のラックガイド。
  14. ラックガイド基体は、互いに対向する一対の平坦面と、この一対の平坦面の夫々から一体的に伸びる傾斜面とを有した凹面を備えている請求の範囲12に記載のラックガイド。
  15. ラックガイド基体は、凹面の底部中央に孔を有しており、摺動片は、ラックガイド基体の孔に嵌合される突部を有している請求の範囲12から14のいずれか一つに記載のラックガイド。
  16. 孔は、貫通孔又は有底孔からなる請求の範囲15に記載のラックガイド。
  17. 一対の平面は、凹面の底部の各端に接続されていると共に互いに対向して位置している請求の範囲12から16のいずれか一つに記載のラックガイド。
  18. ラックガイド基体は、一対の半円筒面と一対の平面とからなる外周面に少なくとも一つの環状溝を備えている請求の範囲12から17のいずれか一つに記載のラックガイド。
  19. ラックガイド基体は、一対の半円筒面と一対の平面とからなる外周面に少なくとも二列の環状溝を備えている請求の範囲12から17のいずれか一つに記載のラックガイド。
  20. 外周面から部分的に外部に突出するように環状溝に嵌装された弾性リングを更に具備している請求の範囲18又は19に記載のラックガイド。
  21. ラックガイド基体は、凹面の両側の縁部に沿って凹面の底部近傍から凹面の頂面まで伸びた狭幅の凸部を備えている請求の範囲12から20のいずれか一つに記載のラックガイド。
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