JP7024467B2 - 成形金型 - Google Patents

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本発明は、成形金型に関する。
この種の成形金型の1つとして、アルミダイカスト製品の成形に使用される成形金型が知られている。この成形金型は、製品形状が複雑で且つ薄肉であっても短いサイクルタイムでアルミダイカスト製品を寸法精度良く成形することができる。一方で、高温のアルミ溶湯が高速・高圧でキャビティに充填されるために金型への負荷が高く、キャビティに突出した鋳抜きピンは、アルミ溶湯が凝固しながら収縮するときに径方向の荷重を受ける場合がある。このとき、鋳抜きピンに生じる応力が高いと、この鋳抜きピンを繰り返し使用するときに長寿命化の妨げになるという問題がある。
また、このような問題は、アルミダイカスト用の成形金型においてのみならず、アルミニウム以外の金属や合金をダイカストするための成形金型や、樹脂部品を成形するための成形金型などおいても同様に生じ得る。
そこで、下記の特許文献1,2には、このような問題に対処するための鋳抜きピンが開示されている。特許文献1には、心材と被覆層であるNi基サーメット層とが金属結合された鋳抜きピンにおいて、Ni基サーメット層の組成及び厚さを工夫することによって、鋳抜きピンの耐久性を向上させようとしている。また、特許文献2には、鋳抜きピンの表面に窒素化合物層または窒素拡散層を形成することによって、或いは窒素拡散層の表面に硫化物層を形成することによって、鋳抜きピンの耐久性を向上させようとしている。
特開2002-69561号公報 特開2001-113342号公報
しかしながら、上記の特許文献1,2の開示の技術はいずれも、鋳抜きピンの被覆層の組成などを変更することによって鋳抜きピン自体の耐久性を向上させるものである。このため、鋳抜きピンの長寿命化に有効である一方で、鋳抜きピンの製作に要するコストが高くなるという問題がある。
そこで、鋳抜きピンを備えた各種の成形金型の設計に際しては、本来の目的である鋳抜きピンの長寿命化を前提として、更に成形金型を低コストで提供するのに有効な技術を実現することが求められている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、低コストで鋳抜きピンの長寿命化を図ることができる成形金型を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
固定型(10)と、
上記固定型との間で型締め及び型開きが可能な可動型(20)と、
上記固定型及び上記可動型にそれぞれが設けられ、型締め時にキャビティ(23)を形成する2つの入子(12,22)と、
成形品に凹部を形成するために上記2つの入子の少なくとも一方の入子に取付けられ、当該入子の挿入穴(24,124)に挿入された軸部(31)と、上記軸部から上記キャビティに突出する突出部(32)と、を有する鋳抜きピン(30)と、
を備え、
上記鋳抜きピンの上記軸部と上記挿入穴との間には、上記軸部の径方向への移動を許容し且つ上記軸部の挿入のための取付隙間(Ga)を上回る寸法を有する変形許容隙間(Gb)が設けられている、成形金型(1,101)、
にある。
上記の成形金型において、鋳抜きピンの突出部は、キャビティに射出された溶融状態の成形材料が凝固しながら収縮するときにこの成形材料から径方向への荷重を受ける場合がある。ここで、鋳抜きピンの軸部と入子の挿入穴との間には、軸部の挿入のための取付隙間を上回る寸法の変形許容隙間が設けられている。このため、鋳抜きピンにおいて、突出部が成形材料から径方向への荷重を受けた場合でも、軸部は変形許容隙間の範囲内で径方向に自由に変形することができる。
この成形金型によれば、成形時に鋳抜きピンの突出部が径方向に荷重を受けて変形したときに軸部も突出部の変形方向と同方向である径方向に沿って変形することができ、鋳抜きピンに生じる応力が分散され易い。このため、鋳抜きピンに生じる応力は、変形許容隙間を設けない場合よりも低くなり、この応力を低く抑えることによって鋳抜きピンの寿命を延ばすことができる。
また、この成形金型によれば、鋳抜きピンの長寿命化を図るために、鋳抜きピンの軸部と入子の挿入穴との間に変形許容隙間を設ける構造のみで対応できる。このため、例えば鋳抜きピンの被覆層の組成などを変更して鋳抜きピン自体の耐久性を向上させる場合に比べて、成形金型に要するコストを低く抑えることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、低コストで鋳抜きピンの長寿命化を図ることができる成形金型を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1の成形金型の部分断面図。 図1において鋳抜きピンの突出部が径方向への荷重を受けたときの様子を示す成形金型の部分断面図。 実施形態2の成形金型の部分断面図。 図3において鋳抜きピンの突出部が径方向への荷重を受けたときの様子を示す成形金型の部分断面図。
以下、ダイカスト用の成形金型の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、本明細書の図面では、特に断わらない限り、鋳抜きピンの軸部の軸方向を矢印Xで示し、且つこの鋳抜きピンの軸部の径方向を矢印Yの両方で示すものとする。
(実施形態1)
図1に示されるように、実施形態1の成形金型1は、いずれも金属材料からなる固定型10と可動型20を備えている。可動型20は、特に図示しないものの、ダイベースを介してダイカストマシンに接続されており、ダイカストマシンによって駆動されることで、固定型10との間で型締め及び型開きが可能になっている。
固定型10は、主型11と、主型11に着脱可能に設けられた入子12と、を有する。可動型20は、主型21と、主型21に着脱可能に設けられた入子22と、を有する。固定型10に設けられた入子12と可動型20に設けられた入子22は、合わせ面13で互いに当接することによって、型締め時に成形のためのキャビティ23を形成する。このキャビティ23は、溶融状態の成形材料(例えば、アルミ溶湯)が射出される中空部分である。
成形金型1は、鋳抜きピン30を備えている。この鋳抜きピン30は、鋳造による成形品に穴などの凹部を形成するためものである。この鋳抜きピン30は、「入子ピン」とも称呼される。本実施形態では、この鋳抜きピン30は、金属材料からなり、可動型20の入子22に止めネジ(図示省略)を使用して取付けられている。
鋳抜きピン30は、軸部31及び突出部32を有し、軸線Mに沿って軸方向Xに延在する長軸部材である。この鋳抜きピン30は、軸部31の外径d1が一定であるストレートピンとして構成されている。軸部31は、断面円形の円柱形状を有する部位であり、入子22の挿入穴24に挿入されている。突出部32は、軸部31から先端に向けて外径を漸減させながらキャビティ23に突出する部位である。従って、この突出部32を軸部31の一部分としてもよい。
入子22の挿入穴24は、入子22に対して厚み方向に貫通形成された貫通穴であり、第1穴部25と、第2穴部26と、第3穴部27と、を有する段付き穴として構成されている。
第1穴部25は、鋳抜きピン30の軸部31との間に取付隙間Gaを形成するように構成されている。この取付隙間Gaは、軸部31を挿入するための微小隙間であり、挿入穴24に挿入された軸部31の所望の保持精度を確保するために、数ミクロン単位の値に設定されるのが好ましい。この場合、第1穴部25の内径d2が軸部31の外径d1を僅かに上回るため、第1穴部25に軸部31が挿入された挿入状態では、この軸部31の径方向Yの動きが規制される。
第2穴部26は、軸方向Xについて第1穴部25に隣接しており、鋳抜きピン30の軸方向Xについて第1穴部25よりもキャビティ23側に設けられている。この第2穴部26は、第1穴部25の内径d2を上回る内径d3を有する。この第2穴部26において、鋳抜きピン30の軸部31との間に、軸部31の径方向Yへの移動を許容し且つ取付隙間Gaを上回る寸法を有する変形許容隙間Gbが設けられている。即ち、挿入穴24は、径方向Yについて変形許容隙間Gbの寸法が取付隙間Gaの寸法を上回るように構成されている。
また、この第2穴部26は、軸方向Xの寸法Laが鋳抜きピン30の軸部31の外径d1を上回るように構成されているのが好ましい。
第3穴部27は、軸方向Xについて第2穴部26に隣接しており、鋳抜きピン30の軸方向Xについて第2穴部26よりもキャビティ23側に設けられ且つキャビティ23に臨む。この第3穴部27は、その内径d4が第2穴部26の内径d3を下回り且つ第1穴部25の内径d2以上になるように構成されている。この第3穴部27において、鋳抜きピン30の軸部31との間に、変形許容隙間Gbを下回る寸法の隙間Gcが形成される。
なお、この第3穴部27における鋳抜きピン30の軸部31の保持精度を高め且つキャビティ23から挿入穴24に成形材料が入り込みにくくするためには、隙間Gcを第1穴部25における取付隙間Gaと同一寸法に設定するのが好ましい。或いは、鋳抜きピン30の軸部31が径方向Yに変形し易くなるようにするためには、隙間Gcを第1穴部25における取付隙間Gaよりも若干広くするのが好ましい。
また、この第3穴部27は、軸方向Xの寸法Lbが鋳抜きピン30の軸部31の外径d1以下となるように構成されているのが好ましい。
次に、実施形態1の作用効果について図2を参照しながら説明する。
図2に示されるように、固定型10及び可動型20による型締め時に2つの入子12,22の間に形成されたキャビティ23に溶融状態の成形材料が射出され、その後に凝固することによって成形品Wが形成される。このとき、鋳抜きピン30の突出部32は、溶融状態の成形材料が凝固しながら収縮するときにこの成形材料から径方向Yへの荷重Fを受けて径方向Yに沿って引っ張られる。
ここで、鋳抜きピン30の軸部31と挿入穴24との間に取付隙間Gaと同程度のクリアランスしかないときには、鋳抜きピン30の径方向Yの動きが挿入穴24の開口縁部によって規制され、突出部32が径方向Yに動きにくくなる。このため、鋳抜きピン30のうち軸部31と突出部32との境界部分(突出部32の根元部分)に応力集中が生じ易い。
そこで、本実施形態では、成形金型1において、鋳抜きピン30の軸部31と入子22の挿入穴24との間に上記の変形許容隙間Gbを設けるようにしている。このため、鋳抜きピン30において、突出部32が成形材料から径方向Yへの荷重Fを受けた場合でも、軸部31は変形許容隙間Gbの範囲内で径方向Yに自由に変形することができる。
この成形金型1によれば、成形時に鋳抜きピン30の突出部32が径方向Yに荷重Fを受けて変形したときに軸部31も突出部32の変形方向と同方向である径方向Yに沿って変形することができ、鋳抜きピン30に生じる応力が分散され易い。このとき、鋳抜きピン30の形状は、例えば図2中の二点鎖線で示される初期状態C1から実線で示される変形状態C2へと変化する。特に、変形状態C2では、鋳抜きピン30の軸部31が変形許容隙間Gbの範囲内で曲がり変形する。
このため、鋳抜きピン30に生じる応力は、変形許容隙間Gbを設けない場合よりも、例えば変形許容隙間Gbが取付隙間Gaと同寸法である場合よりも低くなり、この応力を低く抑えることによって鋳抜きピン30の寿命を延ばすことができる。
なお、本発明者は、この変形許容隙間Gbを設ける場合(以下「実施例」という。)と設けない場合(「比較例」という。)について比較するために、この成形金型1を模した応力分散モデルにしたがって解析を実施した。その結果、実施例によれば、鋳抜きピン30に生じる応力を、比較例よりも軸方向Xの広範囲に分散させることが可能になることが確認された。
また、本発明者は、実際の成形金型1を繰り返し使用し、実施例及び比較例のそれぞれにおける鋳抜きピン30の使用可能回数をカウントした。その結果、実施例によれば、鋳抜きピン30の使用可能回数を比較例よりも増やすことが可能になることが確認された。
また、この成形金型1によれば、鋳抜きピン30の長寿命化を図るために、鋳抜きピン30の軸部31と入子22の挿入穴24との間に変形許容隙間Gbを設ける構造のみで対応できる。このため、例えば鋳抜きピン30の被覆層の組成などを変更して鋳抜きピン30自体の耐久性を向上させる場合に比べて、成形金型1に要するコストを低く抑えることができる。
その結果、低コストで鋳抜きピン30の長寿命化を図ることができる成形金型1を提供することができる。
上記の成形金型1によれば、入子22の挿入穴24の第2穴部26を利用して変形許容隙間Gbを形成することによって、鋳抜きピン30として簡単な構造のストレートピンを使用できる。このため、鋳抜きピン30を安価に製作できる。
また、この第2穴部26の軸方向Xの寸法Laを鋳抜きピン30の軸部31の外径d1を上回るように寸法設定することによって、鋳抜きピン30の軸部31が軸方向Xの広範囲にわたって変形可能になり、鋳抜きピン30に生じる応力をより低く抑えることができる。
上記の成形金型1によれば、入子22の挿入穴24のうちキャビティ23に臨む第3穴部27の内径d4が第2穴部26の内径d3を下回るように寸法設定することによって、キャビティ23の成形材料が挿入穴24に入り込むのを防ぐのに有効である。
また、この第3穴部27の軸方向Xの寸法Lbを鋳抜きピン30の軸部31の外径d1以下に抑えることによって、キャビティ23の成形材料が挿入穴24に入り込むのを防ぐ効果が高まる。特に、この第3穴部27の寸法Lbを小さくすることによって、第2穴部26の位置を挿入穴24の入口部分に近づけることができる。
以下、上記の実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明を省略する。
(実施形態2)
図3に示されるように、実施形態2の成形金型101は、可動型20の入子22に設けられた挿入穴124の形状が実施形態1にかかる挿入穴24の形状と相違している。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
ここで、入子22の挿入穴124は、第1穴部125及び第2穴部126を有する。
第1穴部125は、実施形態1にかかる挿入穴24の第1穴部25と同一形状であり、鋳抜きピン30の軸部31との間に取付隙間Gaを形成するように構成されている。
一方で、第2穴部126は、軸方向Xについて第2穴部126に隣接しており、鋳抜きピン30の軸方向Xについて第2穴部126よりもキャビティ23側に設けられ且つキャビティ23に臨む。この第2穴部126は、その内径d3が第1穴部125の内径d2以上になるように構成されている。この第2穴部126において、鋳抜きピン30の軸部31との間に変形許容隙間Gbが形成される。
実施形態2の成形金型101によれば、実施形態1の成形金型1に比べて入子22の挿入穴124の形状を簡素化できる。このため、入子22の製作に要するコストを低く抑えることができる。また、挿入穴124の入口部分の内径を拡張することによって、鋳抜きピン30の軸部31が径方向Yへ動き易くなる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記の実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上述の実施形態では、可動型20の入子22に取付けられた鋳抜きピン30について例示したが、これに代えて或いは加えて、固定型10の入子12に鋳抜きピン30に相当する部材を取付けた構造を採用することもできる。即ち、固定型10の入子12と可動型20の入子22との少なくとも一方に、鋳抜きピン30に相当する部材を取付けることができる。
上述の実施形態では、鋳抜きピン30としてストレートピンを用いる場合について例示したが、鋳抜きピン30の軸部31と挿入穴24,124との間に変形許容隙間Gbを設けることができれば、ストレートピン以外の形状の鋳抜きピン30を使用することもできる。
上述の実施形態では、ダイカスト用の成形金型1,101について例示したが、樹脂部品を成形するための成形金型などに対して、この成形金型1,101の本質的な構造を適用できることは勿論である。
1,101 成形金型
10 固定型
12,22 入子
20 可動型
23 キャビティ
24,124 挿入穴
25,125 第1穴部
26,126 第2穴部
27 第3穴部
30 鋳抜きピン
31 軸部
32 突出部
d1 外径
d2,d3,d4 内径
F 荷重
Ga 取付隙間
Gb 変形許容隙間
La,Lb 寸法
X 軸部の軸方向
Y 軸部の径方向

Claims (5)

  1. 固定型(10)と、
    上記固定型との間で型締め及び型開きが可能な可動型(20)と、
    上記固定型及び上記可動型にそれぞれが設けられ、型締め時にキャビティ(23)を形成する2つの入子(12,22)と、
    成形品に凹部を形成するために上記2つの入子の少なくとも一方の入子に取付けられ、当該入子の挿入穴(24,124)に挿入された軸部(31)と、上記軸部から上記キャビティに突出する突出部(32)と、を有する鋳抜きピン(30)と、
    を備え、
    上記鋳抜きピンの上記軸部と上記挿入穴との間には、上記軸部の径方向への移動を許容し且つ上記軸部の挿入のための取付隙間(Ga)を上回る寸法を有する変形許容隙間(Gb)が設けられている、成形金型(1,101)。
  2. 上記鋳抜きピンは、上記軸部の外径(d1)が一定であるストレートピンとして構成されており、
    上記挿入穴は、上記鋳抜きピンの上記軸部との間に上記取付隙間を形成する第1穴部(25,125)と、上記鋳抜きピンの軸方向(X)について上記第1穴部よりも上記キャビティ側に設けられ且つ上記第1穴部の内径(d2)を上回る内径(d3)を有する第2穴部(26,126)と、を有し、上記第2穴部において上記鋳抜きピンの上記軸部との間に上記変形許容隙間が形成されるように構成されている、請求項1に記載の成形金型。
  3. 上記挿入穴は、上記軸方向について上記第2穴部よりも上記キャビティ側に設けられ且つ上記キャビティに臨む第3穴部(27)を有し、上記第3穴部の内径(d4)が上記第2穴部の内径(d3)を下回るように構成されている、請求項2に記載の成形金型。
  4. 上記挿入穴の上記第3穴部は、上記軸方向の寸法(Lb)が上記鋳抜きピンの上記軸部の外径(d1)以下となるように構成されている、請求項3に記載の成形金型。
  5. 上記挿入穴の上記第2穴部は、上記軸方向の寸法(La)が上記鋳抜きピンの上記軸部の外径(d1)を上回るように構成されている、請求項2~4のいずれか一項に記載の成形金型。
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