WO2003090460A1

WO2003090460A1 - Multiplexeur de signal autorec, procede de multiplexage de signal autorec, programme et support d'enregistrement

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Publication number: WO2003090460A1
Application number: PCT/JP2003/004674
Authority: WO
Inventors: Hiroshi Saito; Hideaki Mita
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2002-04-19
Filing date: 2003-04-14
Publication date: 2003-10-30
Also published as: JP4158402B2; EP2264711A3; US7639922B2; EP1499122B1; EP2264711A2; US20050226592A1; EP2264711B1; JP2003319320A; EP1499122A1; EP1499122A4

Description

明細書

Au t o RE C信号多重装置、 Au t o RE C信号多重方法、プログラム、および記録媒体技術分野

本発明は、複数のカツトが連続する映像信号をカツトごとの映像ファィルとして記録したり再生したりするための Au t oREC信号多重装置、 Au t o RE C信号多重方法、プログラム、および記録媒体に関するものである。

背景技術

ビデオカメラを用いて VTRに映像を記録する場合、記録開始操作および停止操作にしたがって、テープ上には複数のカツトが連続に記録される。 . .

このようにして収録された映像素材から所望の力ットを探し出して並び替える編集作業の現場では、従来の VTRとスィツチャを使ったリュァ編集からコンピュータベースのノンリニア編集へと、急速にワークフローが変貌してきている。

ノンリニア編集を行う場合、テープ上の映像素材は一旦映像ファイルとしてコンピュータ上に取り込まれ、映像ファイルが編集ソフトウエアによって並ぺ替えられる。この際、テープ上には、複数のカットが連続して並んでいるため、単純に映像信号をコンピュータに取り込むと、複数の力ットカ 1つの映像ファイルとして取り込まれてしまう。

したがって、編集作業は、 1つの映像ファイルをカットごとに区切つて別々の映像ファイルに分割することから開始する必要がある。

このため、作業の効率が大幅に低下しまうことが多い。

そこで、複数のカツトを含む映像ファイルからシーンの変わり目を自動検出してカツトごとの映像ファイルへ自動分割する手法（たとえば、特開平 0 5— 2 9 0 5 4 9号公報参照）や、映像信号のタイムコード値が不連続になる点を自動検出して映像ファイルを別々に記録していく手法（たとえば、特開平 0 9— 4 6 6 4 8号公報参照）が考えられているなお、特開平 0 5— 2 9 0 5 4 9号公報および特開平 0 9— 4 6 6 4 8号公報の全ての開示は、そっくりそのままここに引用（参照）することにより、一体化される。

しかしながら、上述のシーンの変わり目を自動検出する手法では、自動分割する処理に時間を要するばかりでなく、動きが極端に少ないシーンの変わり目を検出することが上手くできないために、カツト分割を誤る場合がある。また、映像信号のタイムコード値が不連続になる点を自動検出する手法では、撮影時にビデオカメラのタイムコードジヱネレータが R E C R U Nであるときにはカツトが異なってもタイムコードが連続であるために、タイムコード値の不連続性を上手く検出することができない場合がある。

本発明者は、コンピュータ技術の急速な進展にともなって主流となりつつあるノンリニア編集に対応し、自動的にカツトごとの映像ファイルがより正確に生成できるシステムの開発が強く求められていることに気付いた。発明の開示

本発明は、上記従来のこのような課題を考慮し、複数のカットが連続する映像信号をより確実にカツトごとの映像ファイルとして記録したり再生したりすることができる Au t o RE C信号多重装置、 Au t o R EC信号多重方法、プログラム、および記録媒体を提供することを目的とするものである。

第 1の本発明は、映像の記録を行って映像信号を生成する映像信号生成手段と、

前記記録の開始ぉよひブまたは前記記録の停止を指示する指示手段と前記指示に基づいて前記記録の開始おょぴノまたは前記記録の停止に連動した A u t o RE C信号を生成する A u t o RE C信号生成手段と前記生成された映像信号に前記生成された Au t o RE C信号を多重する Au t o REC信号多重手段とを備えた Au t o RE C信号多重装置である。

第 2の本発明は、前記 Au t o RE C信号多重手段は、前記指示のタイミングで、前記生成された映像信号に前記生成された Au t o RE C 信号を多重する第 1の本発明の A u t o RE C信号多重装置である。第 3の本発明は、前記 Au t o RE C信号は、前記映像信号のフレームの LTC (L o n g i t u d i n a l T i me C o d e) ユーザーズビットまたは V I TC (V e r t i c a l I n t e r v a l T i me C o d e) ユーザーズビットに対して多重される第 1の本発明の Au t o RE C信号多重装置である。

第 4の本発明は、前記 Au t o REC信号は、前記記録が開始されるフレームに対して多重されるべきスタートマークと、前記記録が停止されるフレームに対して多重されるべきストップマークとを有する第 1の本発明の Au t o RE C信号多重装置である。第 5の本発明は、前記 Au t o RE C信号多重手段は、前記記録が開始されるフレームの後にある所定数のフレームにわたって前記スタートマークを多重する第 4の本発明の Au t o RE C信号多重装置である。第 6の本発明は、前記 Au t o RE C信号多重手段は、前記記録が停止されるフレームの前にある所定数のフレームにわたって前記ストップマークを多重する第 4の本発明の Au t o REC信号多重装置である。第 7の本発明は、前記 Au t o RE C信号は、前記記録が継続されるフレームに対して多重されるべきレコーディングマークを有する第 1の本発明の A u t o RE C信号多重装置である。

第 8の本発明は、映像の記録を行って映像信号を生成する映像信号生成ステップと、

前記記録の開始および Zまたは前記記録の停止を指示する指示ステップと、

前記指示に基づいて前記記録の開始および/または前記記録の停止に連動した Au t o REC信号を生成する Au t o RE C信号生成ステツプと、

前記生成された映像信号に前記生成された A u t o REC信号を多重する Au t o RE C信号多重ステップとを備えた Au t o RE C信号多重方法である。

第 9の本発明は、第 8の本発明の A u t o RE C信号多重多重方法の、映像の記録を行って映像信号を生成する映像信号生成ステップと、前記指示に基づいて前記記録の開始および Zまたは前記記録の停止に連動した Au t o RE C信号を生成する An t o RE C信号生成ステップと、前記生成された映像信号に前記生成された Au t o RE C信号を多重する A II t o R E C信号多重ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。第 1 0の本発明は、第 9の本発明のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。

第 1 1の本発明は、（1) 映像の記録の開始および/または前記記録の停止の指示に基づいて、前記記録の開始および/または前記記録の停止に連動して生成され、（2) 前記記録を行って生成された映像信号に多重された A u t o REC信号を検出する Au t o REC信号検出手段と、

前記検出の結果に基づいて前記映像信号を分割する映像信号分割手段とを備えた映像信号分割装置である。

第 1 2の本発明は、前記 Au t o REC信号は、前記記録が開始されるフレームに対して多重されるべきスタートマークと、前記記録が停止されるフレームに対して多重されるべきストップマークとを有する第 1 1の本発明の映像信号分割装置である。

第 1 3の本発明は、前記映像信号分割手段は、前記 Au t o RE C信号検出手段が前記ストップマークを検出することなく連続して前記スタートマークを検出した場合には、前記生成された映像信号を一旦分割する第 1 2の本発明の映像信号分割装置である。

第 14の本発明は、前記 Au t o RE C信号は、前記記録が継続されるフレームに対して多重されるべきレコーディングマークを有する第 1 1の本発明の映像信号分割装置である。

第 1 5の本発明は、前記映像信号分割手段は、前記 Au t o RE C信号検出手段が前記レコーディングマークを検出しなくなった場合には、前記生成された映像信号を一旦分割する第 1 4の本発明の映像信号分割装置である。

第 1 6の本発明は、前記レコーディングマークは、フレームごとに変化する値をもつ第 14の本発明の映像信号分割装置である。第 1 7の本発明は、前記映像信号分割手段は、前記 Au t o RE C信号検出手段が連続して同じ値をもつ前記レコーディングマークを検出した場合には、前記生成された映像信号をー且分割する第 1 6の本発明の映像信号分割装置である。

第 1 8の本発明は、前記分割された映像信号には、前記生成された A u t o RE C信号が再び多重される第 1 1の本発明の映像信号分割装置である。

第 1 9の本発明は、前記分割された映像信号の直前には、所定のプリロール映像信号が揷入される第 1 1の本発明の映像信号分割装置である c 第 20の本発明は、（1) 映像の記録の開始および/または前記記録の停止の指示に基づいて、前記記録の開始および Zまたは前記記録の停止に連動して生成され、（2) 前記記録を行って生成された映像信号に多重された Au t o RE C信号を検出する Au t o REC信号検出ステップと、

前記検出の結果に基づいて前記映像信号を分割する映像信号分割ステップとを備えた映像信号分割方法である。

第 2 1の本発明は、第 20の本発明の映像信号分割方法の、（1) 映像の記録の開始および Zまたは前記記録の停止の指示に基づいて、前記記録の開始および Zまたは前記記録の停止に連動して生成され、（2) 前記記録を行って生成された映像信号に多重された Au t o REC信号を検出する Au t o RE C信号検出ステップと、前記検出の結果に基づいて前記映像信号を分割する映像信号分割ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。

第 2 2の本発明は、第 2 1の本発明のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。

第 2 3の本発明は、映像の記録を行って映像信号を生成する映像信号生成手段と、前記記録の開始および/または前記記録の停止を指示する指示手段と、前記指示に基づいて前記記録の開始おょぴ Zまたは前記記録の停止に連動した Au t o RE C信号を生成する Au t o REC信号生成手段と、前記生成された映像信号に前記生成された A u t o RE C 信号を多重する A u t o RE C信号多重手段とを有する A u t o REC 信号多重装置と、

前記映像信号に多重された Au t o RE C信号を検出する Au t o R EC信号検出手段と、前記検出の結果に基づいて前記映像信号を分割する映像信号分割手段とを有する映像信号分割装置とを備えた映像システムである。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の実施の形態 1の録画システムのブロック図図 2は、本発明の実施の形態 1のストップマークがある場合の映像信号と Au t o REC信号を示す図

図 3は、本発明の実施の形態 2の録画システムのブロック図図 4は、本発明の実施の形態のストップマークが無い場合の映像信号と Au t o RE C信号を示す図

図 5は、本発明の実施の形態の 2ビットで表現された Au t o R E C 信号の例を示す図

図 6は、本発明の実施の形態のプリロール画像挿入の例を示す図図 7は、本発明の実施の形態のプリロール画像を挿入した場合の A u t o RE C信号を示す図

(符号の説明） 1 1 撮像手段

1 2 Au t o R E C信号生成手段

1 3 Au t o RE C信号多重手段

1 4 Au t o REC信号検出手段

1 5 映像記録手段発明を実施するための最良の形態

以下に、本発明にかかる実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。

(実施の形態 1)

はじめに、本発明の実施の形態 1の録画システムのプロック図である図 1を主として参照しながら、本実施の形態の録画システムの構成について説明する。

本実施の形態の録画システムは、撮像装置おょぴ録画装置からなる。撮像装置は、撮影者からの記録開始操作や停止操作の指示を入力するための撮影者指示手段 1 0、映像信号を生成する撮像手段 1 1、撮像装置の記録開始操作および停止操作に連動した A TI t o RE C信号を生成する Au t o RE C信号生成手段 1 2、 Au t o RE C信号を映像信号に多重する A u t o REC信号多重手段 1 3を備えている

録画装置は、映像信号に多重された An t o RE C信号を検出する A u t o RE C信号検出手段 1 4、検出された Au t o RE C信号に連動して録画開始および停止を行うことでカツトごとに別々の映像ファイルとして映像信号を記録する映像記録手段 1 5を備えている。

Au t o REC信号を映像信号に多重する際、映像信号の LTC (L o n g i t u d i n a 1 T i me C o d e) ユーサーズビットあるいは、映像信号の V I T C (V e r t i c a l I n t e r v a l T i me C o d e) ユーザーズビットに多重する。すると、特殊なシステムを用いなくても、 Au t o RE C信号を映像信号に多重した状態のまま現行の録画装置 ·再生装置で通常の記録 ·再生を行うことが可能となる。

なお、撮像手段 1 1は本発明の映像信号生成手段に対応し、撮影者指示手段 1 0は本発明の指示手段に対応し、 Au t o RE C信号生成手段

1 2は本発明の A u t o R E C信号生成手段に対応し、 Au t o E C 信号多重手段 1 3は本発明の A u t o R E C信号多重手段に対応し、本実施の形態の撮像装置は本発明の A u t o R C信号多重装置に対応する。

また、 Au t o RE C信号検出手段 1 4は本発明の A u t o RE C信号検出手段に対応し、映像記録手段 1 5は本発明の映像信号分割手段に対応し、本実施の形態の録画装置は本発明の映像信号分割装置に対応する。

つぎに、本実施の形態の録画システムの動作について説明する。なお、本実施の形態の録画システムの動作について説明しながら、本発明の Au t o RE C信号多重方法、および映像信号分割方法の一実施の形態についても説明する（その他の実施の形態についても、同様である。）

Au t o RE C信号多重手段 1 3は、撮像手段 1 1で撮影された映像信号に、撮影者指示手段 1 0から入力される撮影者の記録開始操作およぴ停止操作に連動して A u t o R EC信号生成手段 1 2が生成した A u t o REC信号を多重して、撮像装置の出力信号とする。

このようにして、映像信号自身にカツトの始点および終点の情報が多重され、自動カット分割記録が可能な信号となる。

次に、 Au t o RE C信号が多重された映像信号は、録画装置へ入力される。

録画装置は、 Au t o RE C信号検出手段 1 4によって映像信号に多重された Au t o RE C信号を分離する。そして、録画装置は、撮像装置の記録開始操作および停止操作に連動して生成された力ットの始点および終点'の情報を検出して、カツトの始点で記録を開始しカツトの終点で記録を停止するように映像記録手段 1 5を制御する。

このようにして、複数のカツトが連続する映像信号を自動的にカツトごとの映像ファイルとして別々に記録 ·再生することができる。

つぎに、本実施の形態の録画システムの動作についてより詳細に.説明する。

図 2は、ストップマークがある場合の典型的な Au t o RE C信号について模式的に示している。

2 1〜 2 3は連続する 3つの力ット 1〜 3を含む映像信号、 24は A u t o R E C信号のスタートマーク、 2 5は Au t o RE C信号のレコ一ディングマーク、 26は A u t o R E C信号のストップマークを示している。

通常、ビデオテープや伝送路などで記録 ·伝送される映像信号は、複数の力ットが並んでいる。

本実施の形態においても、各カット 1〜 3の始点および終点では、撮影者が記録の開始操作および停止操作を行っている。

Au t o RE C信号生成手段 1 2は、記録の開始操作によって各カツト 1〜 3の先頭 Nフレームにスタートマーク 24を生成し、記録中はレコーディングマーク 2 5を生成し、停止操作によって各力ット 1〜 3の末尾 Mフレームにストップマーク 2 6を生成する。

スタートマーク 24およぴストップマーク 26を複数のフレームに多重するため、ダビングや編集過程などで各カツトの先頭や末尾にある数フレームが欠落しても、 Au t oREC信号としての機能は失われないことが重要である。

また、レコーディングマーク 25を記録中のフレームに多重することで、記録の最中であるフレームの確実な識別が可能になる。

要するに、映像信号を生成する撮像手段と、撮像装置の記録開始操作および停止操作に連動した A u t o RE C信号を生成する A u t o RE C信号生成手段と、 Au t o RE C信号を映像信号に多重する A u t o RE C信号多重手段とを撮像装置が備える。また、映像信号に多重された Au t o RE C信号を検出する A u t'o RE C信号検出手段と、検出された Au t o RE C信号に連動して録画開始おょぴ停止を行うことでカツトごとに別々の映像ファイルとして記録する映像記録手段とを録画装置が備える。このような録画システムを利用して、映像素材を収録する段階で映像素材そのものに力ットの始点および終点の情報を多重しておく。すると、確実にカツトの変わり目を検出して別々の映像ファイルとして記録することが可能となる。

また、スタートマークは、カメラの記録開始フレームから少なくとも Nフレームの期間（N≥ l) 継続される。また、ストップマークは、力メラの記録終了フレームの前の少なくとも Mフレームの期間（M 1 ) 継続される。すると、スタートマーク、ストップマークが複数のフレームに多重されるため、編集作業などでカツトの先頭や末尾のフレームが欠落した場合でも、 Au t oREC信号が欠落することが少なくなる。

(実施の形態 2)

はじめに、本発明の実施の形態 2の録画システムのブロック図である図 3を主として参照しながら、本実施の形態の録画システムの構成について説明する。

本実施の形態の録画システムは、再生装置 31および録画装置からなる。

図 3では、再生装置 3 1によって再生された Au t o RE C信号が多重された映像信号を入力し、自動カツト分割記録を実現する録画装置の構成を示している。

本実施の形態の録画装置は、 An t o RE C信号検出手段 3 2、映像記録手段 3 3を備えている。

なお、 Au t o RE C信号検出手段 3 2は本発明の A u t o RE C信号検出手段に対応し、映像記録手段 3 3は本発明の映像信号分割手段に対応し、本実施の形態の録画装置は本発明の映像信号分割装置に対応する。

つぎに、本実施の形態の録画システムの動作について説明する。

Au t o RE C信号が映像信号に多重して同時に記録、再生されるとき、再生装置からの再生映像信号も、 Au t o RE C信号が多重された状態で出力される。

本実施の形態の録画装置では、 Au t o RE C信号検出手段 3 2が、 A u t o R E C信号のスタートマーク、レコーディングマーク、ストツプマークに基づいて、力ットの始点および終点を検出することが可能である。そして、 Au t oREC信号検出手段 3 2が、カットの始点で |5 録を開始し、カットの終点で記録を停止するように、映像記録手段 3 3 を制御する。

このようにして、複数のカツトが連続する再生映像信号を自動的に力ットごとの映像ファイルとして別々に記録することができる。

要するに、撮像装置と録画装置とが直接伝送路によつて接続されているのではなく、'映像素材が一旦テープなどに記録されているときでも、テープの再生映像を確実に自動カツト分割することができる。具体的には、前述したように、 Au t o REC信号生成手段は、カメラによる記録開始時のスタートマーク、記録中のレコーディングマーク、記録停止時のストップマークの少なくとも 3つの状態を表すコードをフレームごとに生成して、 Au t o REC信号とする。そのため、レコーディングマークによってカツトの始点 ·終点だけでなく有効な力ットの内部であることをも検出することができるのである。

また、映像記録手段は、映像信号と映像信号に多重された A u t o R E C信号との両方を同時に記録する。すると、記録した映像信号を再生する際に映像信号に多重された Au t o RE C信号も同時に再生され、再生される映像信号は再び自動カット分割記録可能となる。

また、複数の映像ファイルを途切れなく連続して再生する再生装置において、個々の映像ファイルの先頭から Nフレーム期間（N≥ l) にはスタートマークを多重して出力し、個々の映像ファイルの末尾から Mフレーム期間（M≥ l) にはストップマークを多重して出力し、それ以外の期間にはレコーディングマークを多重して出力する。すると、映像フアイルを並べ替えて編集した後の映像信号に対してもカツトごとの A u t o RE C信号を多重することができ、再生される映像信号は再び自動力ット分割記録可能となる。

以上においては、実施の形態 1〜 2について詳細に説明を行った。

①なお、図 4は、ストップマークが後述のような理由により無くなつてしまった場合の典型的な Au t o RE C信号について模式的に示している。

4 1〜4 3は連続する 3つの力ット 1〜 3を含む映像信号であり、 4 4、 46は Au t o RE C信号のスタートマークであり、 4 5は 11 セ o REC信号のレコーディングマークである。

通常は、上述の実施の形態で説明した通り、スタートマーク、レコーディングマーク、ス 1、ップマークが力ットごとに多重される。しかし、たとえばビデオテープを部分的に上書きして映像を収録した場合、前後の区間には先に記録していた A u t o R E C信号が残っている場合があり得る。また、ストップマークが上書きによつで消されてしまう場合があり得る。

このような場合には、理想的にストップマークを検出することができない。

ストップマークの検出ができないと、映像記録手段 1 5 (図 1参照）は、永久に記録動作を停止することができず、カットごとに別々の映像ファイルとして記録を行うことも不可能になってしまう恐れがある。そこで、ストップマークを検出する前に次のスタートマークが検出された場合には、ー且記録を停止し、その後すぐに別のカットとして映像ファイルの記録を開始するように、映像記録手段 1 5 (図 1参照）を制御してもよい。

要するに、 A u t o R E C信号検出手段において、ストップマークを検出することなく連続してスタートマークを検出した場合は、一旦記録を停止してから記録を開始することで、ストップマークが欠落した映像信号についても、スタートマークの検出だけで自動カツト分割が可能になる。

なお、ストップマークの検出ができない場合にも記録動作を停止するための別の実施例としては、つぎのようなものもある。

図 5は、 A u t o R E C信号を 2ビットで表現した場合の例を示している。

5 1〜5 3は連続する 3つのカツト 1〜3を含む映像信号であり、 5 4は A u t o R C信号のスタートマークを 2ビットのコ一ド「1 1」で表現したものであり、 5 5は A u t o R E C信号のレコーディングマークを 2ビットの「 1 0」および「0 1」の交互に反転するコードで表現したものであり、 5 6は A u t o R E C信号のストップマークを 2ビットのコード「0 0」で表現したものである。

レコーディングマーク ₅ 5がフレームごとに変化するコドで表現された映像信号を記録したテープ等の再生信号の場合には、テープ再生を停止すると同時に、レコーディングマークの変化（すなわち、「1 0」および「0 1」の交互の反転）が停止する。

レコーディングマークの変化が停止することで、自動カツト分割記録を自動停止することが可能になる。

もちろん、 A u t o R E C信号が 2ビットで表現される例を説明した A u t o R E C信号は、 2ビットで表現される必要はなく、スター I、マーク、レコーディングマーク、ストップマークを適切に表現できるものであれば他のコードでもよい。

要するに、レコーディングマークは、フレームごとに値が変化するコードを用いるとよい。すると、ー且テープなどに記録された映像素材を自動力ット分割記録している最中にユーザの操作によってテープの再生が停止した場合にも、ストップマークが永久に検出できずに自動記録が停止できなくなってしまう危険性は低減される。つまり、レコーディングマークの変化が停止することで、記録を自動停止することが可能になる。

②また、図 6は、プリロール映像を挿入しない場合と挿入した場合の再生映像信号を模式的に示している。

6 1〜 6 3は連続する 3つの力ット 1〜 3を含む映像信号であり、 6 4はプリロール映像である。

'プリロール映像を揷入しない場合の再生映像信号は、 3つのカツト 6 1〜6 3が途切れなく連続に再生される。

これに対して、プリロール映像を挿入する場合には、各カット 6 1〜 6 3の直前に所定のプリロール映像 6 4が揷入された状態で連続に再生される'。

プリロール映像は、あらかじめ準備しておいたブラックバースト信号 (全画面黒）やカラーバー信号、カウントダウン信号など、通常のカメラ撮影のカツトと区別がつく映像であれば何でもよい。

各カツトの直前にプリロール映像を挿入して再生することで、各カツトの再生が開始される前にプリロール映像の時間だけ助走区間を設けることができる。

このため、 V T Rを使ったリニア編集時にテープの巻き戻しや相の調整などが有効に機能する余裕を与えるこどができ、正確な編集作業が可能になる。

要するに、複数の映像ファイルを途切れなく連続して再生する再生装置において、個々の映像ファイルの直前に所定のプリロール映像フアイルを挿入して連続再生することで、複数連続する各カツトの前にプリ口ール映像を挿入するとよい。プリロール映像を挿入することで、各カツトの前に連続した無効映像を付けることができ、カツトの先頭を視覚的に見つけやすくできる。また、再生装置の出力映像を V T Rを用いたリユア編集システムに入力した場合でも、 V T Rの機械的立ち上がり時間を考慮したプリロール時間を確保することができる。

③また、図 7は、プリロール画像が無い場合とある場合の A u t o R E C信号について模式的に示したものである。

7 1〜 7 3は連続する 3つの力ット 1〜 3を含む映像信号であり、 7 4は揷入されたプリロール映像であり、 7 5は A u t o R E C信号のスタートマークであり、 7 6は 11 1； 0 1 £ C信号のレコーディングマークであり、 7 7は A u t o R E C信号のストップマークである。

プリロール映像を揷入しない場合、再生映像信号は、 3つのカット 7 1〜 7 3が途切れなく連続に再生される。各カット単位ごとに、再生開始フレームから後ろ Νフレーム期間（N≥l ) にはスタートマーク 7 5 が多重されて出力され、再生中のフレームにはレコーディングマーク 7 6が多重されて出力され、再生終了フレームより前の Μフレーム期間（ Μ≥ 1 ) にはストップマーク 7 7が多重されて出力される。

一方、プリロール映像を挿入して再生する場合には、各カット 7 1〜 7 3の直前に所定のプリロール映像 7 4が揷入された状態で連続に再生を行う。プリロール映像以外の有効なカット 1〜 3に対してのみ、各力ット単位ごとに、再生開始フレームから後ろ Νフレーム期間（N≥ l ) にはスタートマーク 7 5が多重されて出力され、再生中のフレームにはレコーディングマーク 7 6が多重されて出力され、再生終了フレームより前の Μフレーム期間（M≥ l ) にはストップマーク 7 7が多重されて出力される。

したがって、プリロール映像を揷入した再生映像信号を再ぴ自動カツト分割記録する際には、プリロール映像を飛ばして、有効なカット 1〜 3のみを自動的に別々の映像ファイルに記録することが可能になる。要するに、プリロール映像ファイル以外の映像ファイルに対してのみ A u t o R E C信号を多重することで、プリロール映像には A u t o R E C信号を付けず、有効なカツトのみに A u t o R E C信号を多重する _c すると、プリロール映像を挿入した再生出力を再び自動力ット分割記録した際には、有効なカツトのみが記録されるようにできる。

このようにして、複数のカツトが連続する映像信号を自動的にカツトごとの映像ファイルとして別々に記録，再生することができ、映像編集作業が効率化される。

そして、つぎのような効果が期待できる。

(A) A u t o R E C信号を映像信号に多重して同時に記録 ·再生するため、映像信号そのものがカツトの始点および終点の情報を保持するようになる。

(B) Au t o REC信号が多重された映像信号を記録したテープ等の再生信号を自動カツト分割記録している場合については、テープ再生を停止すると同時に自動力ット分割記録を自動停止することが可能になる。，

(C) プリロール映像を揷入して再生することにより、各カツトの前に VTRの助走区間を設けることができ、正確なリニア編集を行うことが可能になる。

(D) プリロール映像を挿入した場合においても、 Au t o REC信号は有効なカットの始点および終点のみに多重される。このため、プリ口ール映像を揷入した再生映像を入力して再度自動カット分割記録を行う場合には、有効なカットのみが記録される。

なお、本発明のプログラムは、上述した本発明の A u t o RE C信号多重方法、および映像信号分割方法の全部または一部のステップ（または、工程、動作、作用等）の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。

また、本発明の記録媒体は、上述した本発明の Au t o REC信号多重方法、および映像信号分割方法の全部または一部のステップ（または、工程、動作、作用等）の全部または一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能かつ、読み取られた前記プログラムが前記コンビュ一タと協動して前記動作を実行する記録媒体である。

なお、本発明の上記「一部のステップ（または、工程、動作、作用等 ) 」とは、それらの複数のステップの内の、一つまたは幾つかのステツプを意味する。 ·

また、本発明の上記「ステップ（または、工程、動作、作用等）の動作」とは、前記ステップの全部または一部の動作を意味する。

また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。

また、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。

また、記録媒体としては、 R OM等が含まれ、伝送媒体としては、ィンターネット等の伝送媒体、光 ·電波 ·音波等が含まれる。

また、上述した本発明のコンピュータは、 C P U等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、 o s、更に周辺機器を含むものであっても良い。

なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。産業上の利用可能性

本発明は、複数のカツトが連続する映像信号をより確実にカツトごとの映像ファイルとして記録したり再生したりすることができるという長所を有する。

Claims

請求の範囲

1. 映像の記録を行って映像信号を生成する映像信号生成手段と、前記記録の開始およびノまたは前記記録の停止を指示する指示手段と前記指示に基づいて前記記録の開始および Zまたは前記記録の停止に連動した A u t o RE C信号を生成する A u t o RE C信号生成手段と前記生成された映像信号に前記生成された Au t o REC信号を多重する Au t o RE C信号多重手段とを備えた A u t o RE C信号多重装

2. 前記 Au t o REC信号多重手段は、前記指示のタイミングで、前記生成された映像信号に前記生成された Au t o RE C信号を多重する請求項 1記載の A u t o REC信号多重装置。

3. 前記 Au t o REC信号は、前記映像信号のフレームの LTC l o n g i t u d i n a l T i me C o d e) ユーザーズビットまたは V I TC (V e r t i c a l I n t e r v a l T i me C o d e) ユーザーズビットに対して多重される請求項 1記載の Au t o RE C信号多重装置。

4. 前記 Au t o REC信号は、前記記録が開始されるフレームに対して多重されるべきスタートマークと、前記記録が停止されるフレームに対して多重されるべきストップマークとを有する請求項 1記載の A u t o RE C信号多重装置。

5. 前記 Au t o REC信号多重手段は、前記記録が開始されるフレームの後にある所定数のフレームにわたって前記スタートマークを多重する請求項 4記載の Au t o RE C信号多重装置。

6. 前記 Au t o RE C信号多重手段は、前記記録が停止されるフレームの前にある所定数のフレームにわたって前記ストップマークを多重する請求項 4記載の A u t o R EC信号多重装置。

7. 前記 Au t o REC信号は、前記記録が継続されるフレームに対して多重されるべきレコーディングマークを有する請求項 1記載の A u t o RE C信号多重装置。

8. 映像の記録を行って映像信号を生成する映像信号生成ステップと、

前記記録の開始および/または前記記録の停止を指示する指示ステツプと、

前記指示に基づいて前記記録の開始および Zまたは前記記録の停止に連動した A u t o REC信号を生成する Au t o RE C信号生成ステツプと、

前記生成された映像信号に前記生成された A u t o RE C信号を多重する Au t o RE C信号多重ステップとを備えた A u t o RE C信号多重方法。 '

9. 請求項 8記載の A u t o REC信号多重多重方法の、映像の記録を行って映像信号を生成する映像信号生成ステップと、前記指示に基づいて前記記録の開始および Zまたは前記記録の停止に連動した A u t o REC信号を生成する Au t o REC信号生成ステップと、前記生成された映像信号に前記生成された A u t o RE C信号を多重する A u t o RE C信号多重ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。

1 0. 請求項 9記載のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。