WO2002038358A1 - Dispositif de fermeture de moule et procede de commande de fonctionnement dudit dispositif - Google Patents

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Description

明 細 書 型締装置およびその作動制御方法 技術分野
本発明は、 型開閉機構として電動モータを用いたポールねじ機構によ •る可動盤の駆動機構を採用した射出成形機における型締装置に係り、 特 に、 油圧機構を利用することによって大きな型締カを得るようにした、 新規な構造の射出成形機における型締装置と、 その有利な作動制御方法 に関するものである。 背景技術
射出成形機に用いられる型締装置としては、 従来から、 型開閉ゃ型締 等の駆動力を、 油圧シリンダ機構によって可動盤に直接的に作用せしめ るようにした直圧式のものと、 リンク機構を介して間接的に作用せしめ るようにしたトグル式のものに加えて、 ポールねじ機構を利用して、 電 動モータの回転駆動力を往復駆動力に変換して型開閉や型締め等を行う ようにしたものが、 知られている。
ところで、 射出成形機の型締装置では、 型開閉作動時において、'優れ た成形サイクルを確保ずるために、 可動盤に対する大きな駆動速度が要 求される一方、 型締作動時において、 十分な型締力による成形精度を確 保するために、 可動盤に対する大きな駆動力が要求される。 ところが、 ポールねじ機構を用いた型締装置において、 それら両方の要求特性を両 立させることが極めて難しかったのである。
そこで、 本出願人は、 先に、 実公平 3— 3 3 8 9号公報において、 電 動モータとポールねじ機構を利用した型蹄装置において油圧シリンダ機 構を併用し、 ボールねじ機構による型開閉作動時に蓄圧手段に貯えた圧 液を、 型締作動時に利用して、 大きな型締カを得るようにした型締装置 を提案した。 このような型締装匱においては、 電動モ一夕と小型のポ一 ルねじ機構を用いて、 高速での型開閉作動が実現されると共に、 油圧シ リンダ機構を利用して、 大きな型締カを容易に確保することも可能とな るのである。
ところが、 かかる公報に開示された型締装置においては、 予め貯蔵し ておいた油圧力を利用して型締カを得るものであり、 油圧力が作用した 状態下でパルプを切り換える必要があるために、 大型のバルブが 要で、 大きなバルブ駆動力も必要となって、 バルブ切換操作にも時間がかかつ ていた。 また、 油圧力の貯蔵によるエネルギ損失等もあった。 そのため に、 型締装置によっては、 必ずしも要求特性を満足し得ないおそれがあ つたのである。
ここにおいて、 本発明は、 上述の如き事情を背景として為されたもの であって、 その解決課題とするところは、 可動盤の高速な開閉作動を実 現する型開閉駆動力を電動モータとポ一ルねじ機構によって簡易に得る ことが出来ると共に、 油圧機構を併用したことによる大きな型締カを容 易に得ることの出来る、 より改良された型締装置と、 その有利な作動制 御方法を提供することにある。 発明の開示
以下、 このような課題を解決するために為された本 ¾明の態様を記載 する。 なお、 以下に記載の各態様において採用される構成要素は、 可能 な限り任意の組み合わせで採角可能である。 また、 本発明の態様乃至は 技術的特徴は、 以下に記載のもの-に限 ¾されや、;となく、 明細書全体お よび図面に記載され、 或いはそれらの記載から当業者が把握することの 出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべき である。
先ず、 本発明の第一の態様は、 射出成形機における型締装置に関する ものであって、 その特徴とするところは、 (a ) 互いに離隔して固定的 に対向配置された固定盤および受圧盤と、 (b ) それら固定盤と受圧盤 の間に配設されて、 それら固定盤と受圧盤の対向方向に変位可能とされ た可動盤と、 (c ) 前記受圧盤と該可動盤の間に配設されて、 該可動盤 を該固定盤に対して接近ノ離隔方向に駆動変位せしめる電動モー夕式の 駆動機構と、 (d ) 前記受圧盤と前記可動盤の何れか一方の側に支持さ れた型用ポールねじ軸と、 他方の側に支持された型用ポールねじナット を、 型駆動用電動モ一夕で相対回転させて、 それら型用ポールねじ軸と 型用ポールねじナットのねじ送り作用により型開閉作動せしめる電動ね じ送り式型開閉機構と、 .(e ) 該電動ねじ送り式型開閉機構における前 記型用ポールねじ軸と前記型用ポールねじナツトのねじ送り作用によつ て作動せしめられる、 前記受圧盤側に設けられた増圧シリンダ機構と、 ( f ) 該増圧シリンダ機構で生ぜしめられた油圧が及ぼされる、 前記受 圧盤側に設けられた型締シリンダ機構と、 (g ) 該型締シリンダ機構の ピストンを前記可動盤に対して離脱可能に係止せしめて、 型閉状態下で 前記型用ポールねじ軸と前記型用ポールねじナツトのねじ送り作用で前 記増圧シリンダ機構を作動せしめることにより、 該型締シリンダ機構に 生ぜしめられる型締カを該可動盤に及ぼす係止手段とを、 設けてなる型 締装置にある。
本態様に従う構造とされた型締装置において、 型開き位置と型閉じ位 置の間での可動盤の前進/後退作動は、 電動ねじ送り式型開閉機構を利 用して行われる。 即ち、 型駆動用電動モータによって型用ポールねじ軸 と型用ポールねじナツトを相対回転駆動せしめて、 ポールねじのねじ送 り作用で可動盤を直接的に変位せしめることにより、 型開閉作動が行わ れる。 また、 可動盤の型締 Z圧抜作動は、 電動ねじ送り式型開閉機構と 増圧シリンダ機構および型締シリンダ機構を利用して行われる。 即ち、 型駆動用電動モータで型用ポールねじ軸と型用ポ一ルねじナツトを相対 回転駆動せしめて、 ポールねじのねじ送り作用により、 増圧シリンダ機 構を作動せしめて、 該増圧シリンダ機構に生ぜしめられる油圧で型締シ リンダ機構を作動させることにより、 増圧シリンダ機構から型締シリン ダ機構に増圧されて伝達される油圧を利用して可動盤を駆動せしめるこ とによって、 型締作動が行われる。
すなわち、 かかる型締装置においては、 駆動源として電動モータだけ を用いており、 その駆動力を型用ポールねじ軸と型用ポールねじナツ卜 からなるポールねじ機構で可動盤に伝達する直接的な動力伝達系によつ て型開閉の駆動力伝達系が構成されている一方、 かかる電動モータの駆 動力を増庄シリンダ機構と型締シリンダ機構からなる油圧機構を介して 可動盤に伝達する油圧伝達系によって型締の駆動力伝達系が構成されて いる。 特に、 型締時における圧締カは、 ポールねじ機構によって直接的 に得られるものではなく、 ポールねじ機構によって得られる駆動力を油 圧力に変換することによって、 発揮されるようになっている。
従って、 本態様に係る型締装置においては、 大きな型締力が要求され る場合にも、 ポ一ルねじ機構に対して大きな出力や大型のものが必要と されることがなく、 ポールねじ機構による型開閉作動の高速性を満足せ しめつつ、 コンパク卜なポールねじ機構によって十分な型締カを有利に 得ることが出来るのである。
また、 本態様に係る型締装置においては、 型締作動時に、 ポールねじ 機構による増圧シリンダ機構の駆動によって生ぜしめられた油圧力を、 直ちに型締シリンダ機橇に及ぼして、 可動盤を駆動することとなり、 油 圧機構によって増圧された型締カを得ることが出来ることから、 型締カ の作用が直接的で制御し易いことに加えて、 油圧力をアキュムレ一夕等 に貯蔵しておく場合に比して、 エネルギ損失も軽減され得る。
しかも、 型開閉作動と型締作動との切り換えに際して増圧シリンダ機 構や型締シリンダ機構の油圧回路を切り換える場合にも、 油圧回路に大 きな圧力が作用していない状況下で油圧回路の切り換えを行うことが可 能となり、 それによつて、 切換作動を容易に且つ速やかに行うことが出 来、 型開閉作動から型締作動へのスムーズな移行が実現可能となる。 加えて、 かかる型締装置においては、 増圧シリンダ機構や型締シリン ダ機構における油圧力を圧力センサで検出することによって、 型締カを 容易に且つ高精度に確認することが出来る等といつた利点もある。 また、 本発明の第二の態様は、 前記第一の態様に従う構造とされた型 締装置であって、 前記増圧シリンダ機構において、 シリンダ容積が大き くなる側のストローク端に向かってピストンを付勢する付勢手段を設け たことを、 特徴とする。 このような付勢手段を採用すれば、 増圧シリン ダ機構におけるシリンダの初期位置を容易に規定することが出来るので あり、 增圧シリンダ機構の作動を容易に且つ高精度に制御することが可 能となる。 また、 付勢手段による付勢力を、 型閉作動時に及ぼされる電 動ねじ送り式型開閉機構の駆動力に抗し得る大きさに設定することによ り、 かかる付勢手段の付勢力に基づいて、 型閉作動時に型駆動用電動モ 一夕の駆動力の增圧シリンダ機構への伝達を阻止せしめて増圧シリンダ 機構の作動を停止させると共に、 型閉完了後に、 電動ねじ送り式型開閉 機構によって大きな駆動力が伝達された際に、 付勢手段による付勢力に 杭して、 増圧シリンダ機構が速やかに作動せしめられるようにすること もできる。
また、 本発明の第三の態様は、 前記第一又は第二の態様に従う構造と された型締装置であって、 前記増庄シリンダ機構において、 ピストンを シリンダに対して移動不能に係止する解除可能なロック手段を設けたこ とを、 特徴とする。 本態様においては、 ロック手段によって増圧シリン ダ機構のビストン位置を予め設定された初期位置に固定的に保持せしめ ることが出来ることから、 型開閉位置等の制御が容易となる。 また、 型 閉作動時にロック手段で増圧シリンダ機構をロックすることにより、 電 動ねじ送り式型開閉機構による型閉作動を安定して行うことが出来、 特 に高速で型閉じするに際しての予期しない増圧シリンダ機構の作動を阻 止することも可能となる。 なお、 型締作動時には、 ロック手段による口 ックを解除することにより、 型閉作動から型締作動にスムーズに移行す ることが出来る。
また、 本発明の第四の態様は、 前記第一乃至第三の何れかの態様に従 う構造とされた型締装置において、 前記増圧シリンダ機構のシリンダ室 と、 前記型締シリンダ機構のシリンダ室とを接続する油圧回路を有する と共に、 かかる油圧回路上に、 それら両シリンダ室間を連通 Z遮断する バルブ手段を配設した油圧機構を設けたことを、 特徴とする。 本態様に おいては、 バルブ手段によって増圧シリンダ機構と型締シリンダ機構の 両シリンダ室間を連通/遮断制御することにより、 型閉作動ゃ型締作動 を制御することが可能となるのであり、 例えば、 両シリンダ室間を遮断 することによって、 型閉作動時における増圧シリンダ機構の作動を阻止 せしめて型閉作動を安定化させることが出来る。
また、 本発明の第五の態様は、 前記第一乃至第四の何れかの態様に従 う構造とされた型締装置において、 前記増圧シリンダ機構のピストンを 中空筒構造として、 該中空ピストンの外周面にシリンダ室を形成する一 方、 前記型用ポールねじ軸を該中空ピストンに挿通配置せしめると共に、 '前記型用ポールねじナツトを該中空ピストンに固定したことを、 特徴と する。 本態様においては、 増圧シリンダ機構のピストンを中空筒構造と したことにより、 型用ポールねじ軸と型用ポールねじナットからなるポ —ルねじ機構の組付スペースを効率的に確保することが可能となり、 そ れによって装置のコンパクト化が図られ得る。
また、 本発明の第六の態様は、 前記第一乃至第五の何れかの態様に従 う構造とされた型締装置において、 前記型締シリンダ機構を、 前記可動 盤の中心軸の延長線上に配設すると共に、 該型締シリンダ機構のピスト ンを中空筒構造として、 前記可動盤に固設したメカニカルラムを該型締 シリンダ機構の中空ピストンに内挿配置せしめる一方、 前記係止手段に よって、 '該型締シリンダ機構の中空ピストンを該メカニカルラムに対し て係止せしめるようにしたことを、 特徵とする。 本態様においては、 一 つの型締シリンダ機構によって生ぜしめられる型締カを、 可動盤の中央 部分に及ぼすことが出来ることから、 可動盤の中央部分の撓みが防止さ れると共に、 一つの型締シリンダ機構によって可動盤を駆動する際のこ じり力等も防止されて、 可動盤を安定して型締駆動せしめることが可能 となる。
また、 本発明の第七の態様は、 前記第六の態様に従う構造とされた型 締装置において、 前記係止手段を、 前記メカニカルラムにおいて軸方向 で一定間隔で形成された多数の係止歯と、 前記型締シリンダ機構のビス トンによって軸方向に移動不能に支持されて、 該メカニカルラムの係止 歯に対して接近ノ離間方向に変位せしめられることにより、 該メカ二力 ルラムの係止歯に対して係止/離脱せしめられる嚙合歯を備えた係止部 材とを、 含んで構成したことを、 特徴とする。 このような係止手段にお いては、 可動盤の移動方向となるメカニカルラムの軸方向で、 係止歯に 対する嚙合歯の係止位置を任意に変更することが出来るのであり、 それ 故、 例えば、 厚さ寸法が各種異なる金型にも容易に対応することが可能 となる。 なお、 メカニカルラムにおける係止歯は、 例えば、 メカニカル ラムの外周面に対して、 周方向に延びるように形成される。
また、 本発明の第八の態様は、 前記第七の態様に従う構造とされた型 締装置において、 前記メカニカルラムに対して、 前記係止部材を、 該メ 力二カルラムの軸方向で相対変位せしめて、 該メカニカルラムの係止歯 と、 該係止部材の嚙合歯の係止位置合わせをする位置調節用電動モータ を設けたことを、 特徴とする。 本態様においては、 可動盤の移動方向と なるメカニカルラムの軸方向で、 係止歯に対する嚙合歯の係止位置を容 易に調節することが出来るのであり、 特に、 位置調節用電動モータとし てサ一ポモータを採用することによって、 係止歯に対する嚙合歯の係止 位置を高精度に設定することが可能となる。
また、 本発明の第九の態様は、 前記第七又は第八の態様に従う構造と された型締装置において、 前記型締シリンダ機構における前記中空ビス トンの作動ストローク量を、 前記係止歯のピッチに対して、 前記受圧盤 と前記可動盤の間に及ぼされる型締力によってそれら受圧盤と可動盤が 相対的に離隔方向に変位せしめられる伸び量を加算した合計値よりも大 きく設定したことを、 特徴とする。 このような本位態様においては、 型 締カによる部材の伸びに起因する増大分も考慮して、 型締ストローク量 を確保しつつ、 係止歯と嚙合歯の係止位置を容易に設定することが出来 る。
また、 本発明の第十の態様は、 前記第六乃至第九の何れかの態様に従 う構造とされた型締装置において、 前記メカニカルラムを中空構造とし て、 該メカニカルラムにェジェクタ用ポールねじ軸を内揷配置せしめて、 該ェジェクタ用ポールねじ軸とそれに螺合されたェジェクタ用ボールね じナットの何れか一方を該メカニカルラムに固定すると共に、 他方を前 記可動盤に装着されたェジェクタに固定することにより、 それらェジェ クタ用ポールねじ軸とェジェクタ用ポールねじナツトをェジェク夕用電 動モータで相対回転させて、 ねじ送り作用により該ェジェクタを駆動せ しめる電動ねじ送り式ェジェクタ機構を設けたことを、 特徴とする。 本 態様においては、 ェジェクタ機構の電動化が実現され得るのであり、 特 に、 メカニカルラムを中空構造として、 その中空内部のスペースを巧く 利用したことにより電動駆動式のェジェクタ機構がコンパクトに実現さ れ得る。 また、 ェジェクタに駆動力を及ぼすポールねじの中心軸を、 可 動盤の略中心軸上に設定することが出来ることから、 ェジェクタに対す るこじり力の発生が抑えられて、 ェジェクタの作動も安定化され得る。 また、 本発明の第十一の態様は、 前記第十の態様に従う構造とされた 型締装置において、 前記ェジェクタ用電動モ一夕を、 前記メカ二カルラ ムの中空孔に揷入配置して固定すると共に、 該メカニカルラムの中空孔 内を軸方向に貫通して延びる冷却用換気通路を設けたことを、 特徴とす る。 本態様においては、 ェジェクタ用電動モ一夕をメカニカルラムの中 空孔内に収容配置したことにより、 スペースの効率利用が実現されると 共に、 メカニカルラムの中空孔の寸法内であればェジェクタ用電動モー タを長尺化することにより、 装置の大型化を伴うことなく高出力のモー タも採用可能である。 また、 メカニカルラムの軸方向の動きを利用して、 冷却用換気通路を通じての換気が行われることから、 ェジェクタ用電動 モー夕の発熱が大きな間題となることもない。
また、 本発明の第十二の態様は、 前記第一乃至第 H ^—の何れかの態様 に従う構造とされた型締装置において、 前記増圧シリンダ機構を、 前記 可動盤の中心軸の周りに複数個配設したことを、 特徴とする。 本態様に おいては、 複数個の増圧シリンダ機構を採用したことにより、 各一つの 増圧シリンダ機構が小形化されて、 型締装置全体の全長サイズを小さく することが可能となる。 また、 本発明の第十三の態様は、 前記第十二の態様に従う構造とされ た型締装置において、 前記複数個の増圧シリンダ機構のピストンを、 そ れぞれ中空筒構造として、 それら各中空ピストンの外周面にシリンダ室 を形成する一方、 それら各中空ビストンに前記型用ポールねじ軸を揷通 配置せしめて、 前記型用ポールねじナットを該中空ピストンに固定する と共に、 それら各型用ポールねじ軸を回転駆動せしめる型駆動用電動モ 一夕を、 それぞれ、 前記可動盤に支持せしめたことを、 特徴とする。 本 態様においては、 型駆動用電動モータを可動盤に支持せしめたことによ つて、 型締装置全体の全長サイズをより小さくすることが可能となる。 また、 可動盤に対して型開閉力を及ぼすポールねじ機構が可動盤の中心 軸の周りに複数配設されることから、 可動盤に対して安定した型開閉力 が及ぼされて、 型開閉作動の安定化が図られ得る。
また、 本発明の第十四の態様は、'前記第六乃至第九の何れかの態様に 従う構造とされた型締装置において、 前記メカニカルラムを中空筒構造 として、 前記型用ポールねじ軸を該メカニカルラムに内揷配置したこと を、 特徵とする。 本態様においては、 メカニカルラムの中空内部を巧く 利用して、 型用ポールねじ軸を優れたスペース効率をもって配設するこ とが出来る。 しかも、 型用ポールねじ軸を、 可動盤の中心軸の.略延長線 上に配設することが出来ることから、 一つの型駆動用電動モ一夕による 型開閉駆動力を、 一つの型用ポ一ルねじ軸を介して、 可動盤に対して安 定して及ぼすことが出来る。
また、 本発明の第十五の態様は、 前記第十四の態様に従う構造とされ た型締装置において、 前記固定盤を固定的に支持するベースによって前 記型用ポールねじ軸を軸方向に移動不能に支持せしめる一方、 前記メカ 二カルラム内にピストンを滑動可能に収容配置せしめて前記増圧シリン ダ機構を構成すると共に、 該ピストンに前記型用ポールねじナットを固 着したことを、 特徴とする。 本態様においては、 メカニカルラムの中空 内部を巧く利用して、 型用ポールねじナツトを組み付けることが出来る のであり、 それによつて、 型締装置全体の軸方向寸法をコンパクトにす ることも可能となる。
また、 本発明の第十六の態様は、 前記第一の態様に従う構造とされた 型締装置において、 (α ) ベースによって中心軸回りで回転可能に且つ 軸方向で移動不能に支持された前記型用ポールねじ軸と、 (/3 ) 該型用 ボールねじ軸を往復回転駆動せしめる前記型駆動用電動モータと、 (了) 前記型用ボールねじ軸に外揷配置せしめられ、 軸方向先端部に前記可動 盤が取り付けられて、 前記べ一スに対して中心軸回りで回転不能に且つ 中心軸方向に移動可能に支持された中空構造のメカニカルラムと、 (δ ) 該メカニカルラムに対して中心軸方向で滑動可能に且つ中心軸回りで回 転不能に内挿されて、 該メカニカルラムの軸方向先端側への滑動によつ て容積が小さくなる油圧シリンダ室を該メカニカルラムとの間に形成し て、 該メカニカルラムと協働して前記増圧シリンダ機構を構成するビス トンと、 (ε ) 該増圧シリンダ機構のピストンを、 前記メカニカルラム に対し Τ、 前記可動盤から離隔する軸方向後端側に向かって付勢する付 勢手段と、 (ζ ) 前記型用ポールねじ軸に螺合されると共に、 前記増圧 シリンダ機構のピストンに固着されることにより、 該型用ポールねじ軸 の回転に伴って、 該ピストンを滑動方向に変位せしめる前記型用ポール ねじナットと、 (7? ) 前記メカニカルラムの外周側に配設されて、 前記 ベースによって固定的に支持された前記型締シリンダ機構のシリンダと、
( Θ ) 該型締シリンダ機構のシリンダに対して中心軸方向で滑動可能に 嵌合されて、 前記メカニカルラムに外掙配置せしめられることにより、 該型締シリンダ機構のシリンダとの間に型締シリンダ室を形成する前記 型締シリンダ機構のピストンと、 ( ) 該型締シリンダ機構のピストン を該型締シリンダ機構のシリンダに対して滑動方向に相対変位せしめて、 該ピストンの該シリンダに対する軸方向の相対位置を調節, 設定する位 置調節用電動モータと、 (K ) 前記増圧シリンダ機構のシリンダ室を前 記型締シリンダ機構のシリンダ室に接続せしめて、 前記型用ポールねじ 軸の回転に伴うねじ送り作用によって該増圧シリンダ機構のシリンダ室 に生ぜしめられる油圧を該型締シリンダ機構のシリンダ室に伝達して該 型締シリンダ機構のピストンに駆動力を及ぼす油圧機構と、 (久) 前記 型締シリンダ機構のビストンと前記メカニカルラムの間に設けられて、 それら型締シリンダ機構のピストンとメカニカルラムを相互に係止する ことにより、 該型締シリンダ機構の駆動力を該メカニカルラムに対して 型締力として及ぼす前記係止手段とを、 設けたことを、 特徴とする。 こ のような本態様に従えば、 前記第十四又は第十五の態様の如く、 電動ね じ送り式型開閉機構と増圧シリンダ機構および型締シリンダ機構を、 そ れぞれ一つずつ採用した、 構造の簡単な型締装置が、 一層有利に実現可 能となる。
また、 本態様においては、 油圧シリンダ室を、 メカニカルラムの内周 面と、 ピストン部材の外周面との間に、 円筒形状をもって形成した態様 が、 好適に採用され得ることとなり、 それによつて、 油圧シリンダ室を 優れたスペース効率をもって形成することが出来ると共に、 例えば、 メ 力二カルラムとピストン部材の間に、 付勢手段の配設スペースを有利に 確保することも可能となる。
また、 本発明の第十七の態様は、 前記第一の態様に従う構造とされた 型締装置において、 (/ ) 前記可動盤の中心軸の延長線の周りで該中心 軸と平行に配設された複数個のシリンダを、 前記受圧盤に固設すると共 に、 それら各シリンダに対して中空筒構造のピストンを滑動可能に収容 配置せしめて、 該ピストンの外周面上に、 該ピストンの前記可動盤から 離隔方向への滑動によって容積が小さくなる油圧シリンダ室を、 それぞ れ形成することによって構成された、 複数の前記増圧シリンダ機構と、
( レ) 前記可動盤の中心軸の周りで該中心軸と平行に配されて、 前記各 増圧シリンダ機構におけるピストンにそれぞれ揷通配置されると共に、 該可動盤に対して軸方向に移動不能に取り付け れた複数本の前記型用 ポールねじ軸と、 (ξ ) 前記可動盤に装着されて、 前記各型用ポールね じ軸をそれぞれ中心軸回りに往復回転 動せしめる前記型駆動用電動モ 一夕と、 (0 ) 前記各増圧シ^ンダ機構のピストンに固着されて、 前記 各型用ポールねじ軸に螺合された前記 用ポールねじナットと、 (π ) 前記各増圧シリンダ機構においてピストンをシリンダに対して、 前記可 動盤に接近する軸方向に付勢する付勢手段と、 (Ρ ) 前記受圧盤に固設 されて、 前記可動盤の中心軸の延長線上に位置せしめられた単一のシリ ンダに対して、 中空筒構造のピストンを滑動可能に挿入配置せしめて、 該ピストンの外周面上に、 該ピストンの前記可動盤から離隔方向への滑 動によって容積が小さくなる油圧シリンダ室を形成することによって構 成された前記型締シリンダ機構と、 (σ ) 前記各増圧シリンダ機構のシ リンダ室への油の給排を停止して、 該増圧シリンダ機構のビストンをシ リンダに阖定的に位置決めすることより、 前記型用ポールねじ軸の回転 によって、 該増圧シリンダ機構のシリンダが固設された前記受圧盤に対 して前記可動盤を相対変位せしめて型開閉作動を行わしめる一方、 該増 圧シリンダ機構のシリンダ室を前記型締シリンダ機構のシリンダ室に接 続すると共に、 該増圧シリンダ機構のピストンを滑動可能とすることに より、 前記ポールねじ軸の回転によって、 該増圧シリンダ機構のシリン ダ室に生ぜしめられる油圧を該型締シリンダ機構のシリンダ室に伝達し て該型 シリンダ機構のピストンに駆動力を及ぼす油圧機構と、 ( て) 前記可動盤に固設されて、 該可動盤の中心軸上を前記受圧盤に向かって 突出せしめられて、'前記型締シリンダ機構のピストンに挿通配置された メカニカルラムと、 (υ ) 該メカニカルラムと前記型締シリンダ機構の ピストンの間に設けられて、 それらメカニカルラムとピストンを相互に 係止することにより、 該型締シリンダ機構の駆動力を該メカニカルラム に対して型締力として及ぼす前記係止手段と、 (Φ ) 前記メカ二カルラ ムに内挿配置されたェジェクタ用ポールねじ軸と、 該ェジェクタ用ポー ルねじ軸に螺合されたェジェクタ用ポールねじナツトを備え、 それらェ ジェク夕用ポールねじ軸とェジェクタ用ポールねじナツトの何れか一方 を前記メカニカルラムに取り付けると共に、 他方を前記可動盤に装着さ れたェジェクタに取り付けて、 それらェジェクタ用ボールねじ軸とェジ ェクタ用ポールねじナツトをェジェクタ用電動モ一夕で相対回転せしめ ることにより、 ねじ送り作用によって該ェジェク夕を駆動せしめる電動 ねじ送り式ェジェクタ機構とを、 設けたことを、 特徴とする。 このよう な本態様に従えば、 前記第十二又は第十三の態様の如く、 増圧シリンダ 機構が可動盤の中心軸の周りに複数個配設されることにより、 駆動カバ ランスを安定して得易い構造型締装置が、 一層有利に実現可能となる'。 さらに、 本発明の第十八の態様は、 射出成形機における型締装置の作 動制御方法に関するものであって、 その特徴とするところは、 前記第一 項乃至第十七の何れかの態様に記載の型締装置において、 前記型締シリ ンダ機構のピストンと前記可動盤の何れか一方の側に、 それらピストン と可動盤の相対移動方向に一定間隔を隔てて位置する多数の係止歯を設 けると共に、 該型締シリンダ機構のピストンと該可動盤の他方の側に、 該係止歯に対して係止可能な嚙合歯を備えた係止部材を設けて、 該係止 部材を駆動変位せしめて該嚙合歯を該係止歯に対して係止せしめるに際 して、 '(ィ) 少なくとも装着予定の金型よりも型厚が小さい基準最小型 厚のモデル金型を装着せしめた状態下での型閉完了位置となる、 前記可 動盤の前記固定盤に対する軸方向位置を求めて型位置基準原点とするェ 程と、 (口) 該可動盤を該型位置基準原点に位置せしめた状態下で、 前 記係止歯に前記嚙合歯が係止されるように、 前記型締シリンダ機構にお けるシリンダとピストンの軸方向相対位置を求めて、 かかる特定の係止 位置を該型締シリンダ機構におけるピストン位置基準点とする工程と、 (八) 前記型位置基準原点おょぴ該ピストン位置基準点のデータに基づ いて、 任意の型厚の金型を装着せしめた場合の型閉完了状態で、 該係止 歯に該嚙合歯が係止され得るように、 前記型締シリンダ機構におけるシ リンダのピストンに対する軸方向相対位置を調節する工程とを、 含むよ うにした型締装置の作動制御方法にある。 本態様に従えば、 金型の型厚 の大きさに係わらず、 電動ねじ送り式型開閉機構のねじ送り作用による 型閉作動の完了時点で、 速やかに且つ確実に、 係止手段によって型締シ リンダ機構のピストンと可動盤を相互に係止することが出来るのであり、 それによつて、 成形工程の安定化や成形サイクルの短縮等が有利に図ら れ得る。
なお、 本態様の発明方法において、 モデル金型を装着せしめた状態下 で型位置基準原点やピストン位置基準点を求めるに際しては、 何れも、 モデル金型を実装せしめて実測する他、 仮想的にモデル金型を ¾着せし めて演算処理で求めるようにしても良い。
また、 本発明の第十九の態様は、 前記第十八の態様に従う型締装置の 作動制御方法において、 前記型締シリンダ機構におけるピストンの型締 側への移動端までに、 少なくとも前記受圧盤と前記可動盤の間に及ぼさ れる型締力によってそれら受圧盤と可動盤が相対的に離隔方向に変位せ しめられる伸び量に相当するス卜ロークを残した位置で、 任意の型厚の 金型を装着せしめた場合の型閉完了位置から最も近い嚙合位置となるよ うに、 前記型締シリンダ機構におけるシリンダのピストンに対する軸方 向相対位置を調節するよ "5にしたことを、 特徴とする。 このような本態 様の作動制御方法に従えば、 型締力の作用に伴う型締ストロークの増大 が考慮されて、 有効な型締作動が安定して実現され得る。
また、 本発明の第二十の態様は、 前記第十八又は第十九の態様に従う 型締装置の作動制御方法において、 前記モデル金型と実際に装着した金 型との型厚寸法差を算出し、 該型厚寸法差と前記型位置基準原点の各値 から、 該金型を装着せしめた状態での型閉完了位置を求めた後、 得られ た型閉じ完了位置と前記ピストン位置基準点との離隔距離を求めて、 得 れらた離隔距離と前記係止歯のピッチの各値から、 該係止歯に前記嚙合 歯が係止され得る位置までの前記型締シリンダ機構におけるシリンダの ピストンに対する軸方向相対位置の調節量を求めるようにしたことを、 特徴とする。 このような本態様の作動制御方法に従えぱ、 型閉完了時点 における嚙合齊と係止歯の係止位置までの型締シリンダ機構の作動量を、 速やかに且つ効率的に算出することが可能となる。
また、 本発明の第二十一の態様は、 射出成形機における型締装置の作 動制御方法に関するものであって、 その特徴とするところは、 前記第 ^ 乃至第十七の何れかの態様に従う構造とされた型締装置において ¾締作 動を行うに際して、 前記型用ポールねじ軸を駆動する前記型駆動用電動 モータとして電動式のサ一ポモータを採用すると共に、 該サ一ポモータ の型締時における出力トルクを、 前記増圧シリンダ機構のシリンダ窒内 の油圧力の検出信号に基づいて制御するようにした型締装置の作動制御 方法にある。 本態様に従えば、 電動式のサーボモータを採用したことに より、 型位置 (可動盤位置) の制御精度が向上され得るのであり、 それ によって、 異物の挟み込み検出等による金型保護作動の高精度化等の効 果が達成され得る。 また、 例えば、 型締力として直接的に作用する油圧 シリンダ内の油圧力に基づいて、 サ一ポモータの出力トルクを制御する こととすれば、 型締カを高精度に且つ速やかに制御することが可能とな る。
また、 本発明の第二十二の態様は、 射出成形機における型締装置の作 動制御方法に関するものであって、 その特徴とするところは、 前記第一 乃至第十七の何れかの態様に従う構造とされた型締装置において型締圧 の圧抜作動を行うに際して、 型用ボールねじ軸を駆動する型駆動用電動 モータとして電動式のサーポモータを採用すると共に、 該サーポモータ の出力ト^^クを、 予め設定された型締圧の圧抜完了値 達するまで、 段 階的に下げることにより、 型締圧を圧抜きするようにした型締装置の作 動制御方法にある。 本態様に従えば、 電動式のサ一ポモータを採用し、 且つその出力トルクを段階的に減少せしめるように制御することによつ て、 型締圧の圧抜作動時に発生するショック (衝撃) を有利に且つ安定 して容易に軽減することが出来るのである。
また、 本発明の第二十三の態様は、 射出成形機における型締装置の作 動制御方法に関するものであって、 その特徴とするところは、 前記第一 乃至第十七の何れかの態様に従う構造とされた型締装置において型締圧 の圧抜作動を行うに際して、 型用ポールねじ軸を駆動する型駆動用電動 モータとして電動式のサ一ポモータを採用すると共に、 予め設定された 型締圧の圧抜時間の満了と、 予め設定された型締圧の圧抜完了値への到 達との、 何れかの条件が達成されるまでの間、 該サーポモ一夕における 型締圧力の圧抜方向への回転速度を段階的乃至は連続的に変化させるこ とにより、 型締圧を圧抜きするようにした型締装置の作動制御方法を、 特徴とする。 本態様に従えば、 電動式のサ一ポモータを採用し、 且つそ の出力速度を制御することによって、 型蹄圧の圧抜作動時に発生するシ ョック '(衝撃) を有利に且つ安定して容易に軽減することが出来るので あり、 特に、 速度制御を採用したことによって、 連続的乃至はそれに近 い態様で、 型締圧を減少させて圧抜作動させることが容易に可能となる £ また、 本発明の第二十四の態様は、 射出成形機における型締装置の作 動制御方法に関するものであって、 その特徴とするところは、 前記第二 i ^一乃至第二十三の何れかの態様に従う型締装置の作動制御方法であつ て、 前記第二, 第十六, 第十七の何れかの態様に従う構造とされた型締 装置において、 前記付勢手段によって増圧シリンダ機構のピストンに及 ぼされる付勢力に対する抗カ分を考慮して、 型駆動用電動モ一夕として のサーポモータを制御するようにしたことを、 特徴とする。 本態様に従 えば、 付勢手段による付勢力を考慮することによって、 付勢手段による 位置決め効果を確保しつつ、 型締カを高精度に制御することが可能とな る。 ' 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の一実施形態としての型締装置の要部を概略的に^す 縦断面図であり、 図 2は、 図 1に示された型締装置における油圧機構を 示すモデル図であり、 図 3は、 本発明方法に従う型締ラムと型開閉シ 'リ. ンダとの係止位置調節に関する作動制御を説明するためのフローチヤ一 トである。 図 4は、 本発明方法に従う型締ラムと型開閉シリンダとの係 止位置調節に関する作動制御の具体例を説明するための説明図であり、 図 5は、 本発明方法に従う型締庄力の制御を説明するためのグラフであ り、 図 6は、 本発明方法に従うトルク制御による型締圧抜きの作動を説 明するためのグラフであり、 図 7は、 図 6に示された型締圧抜作動を示 すタイムチャート図であり、 図 8は、 本発明方法に従う速度制御による 型締圧拔作動を示すタイムチャート図である。
また、'図 9は、 本発明の第二の実施形態としての型締装置の全体構造 を示す一部切欠き平面図であり、 図 1 0は、 図 9に示された型締装置の 要部を拡大して示す縦断面図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明を更に具体的に明らかにするために、 本発明の実施形態 について、 図面を参照しつつ、 詳細に説明する。
先ず、 図 1には、 本発明の第一の実施形態としての射出成形機におけ る型締装置の要部縦断面の概略説明図が示されている。 かかる型締装置 は、 ベース 1 0によって支持されて、 水平方向に延びる ^方向に移動可 能とされたメカニカルラムとしての型開閉シリンダ 1 2を備えており、 この型開閉シリンダ 1 2の軸方向先端部に可動盤 1 4が固設されている。 そして、 型開閉シリンダ 1 2が軸方向に往復駆動されることにより、 可 動盤 1 4が、 それに対向配置された図示しない固定盤に対して、 接近/ 離隔方向に往復移動せしめられるようになつている。 なお、 図面上に明 示はされていないが、 可動盤 1 4は、 良く知られているように、 固定盤 , から突設された複数本のガイドロヅド (タイパ一) 等によって、 移動方 向に案内されるようになっている。 なお、 以下の説明中では、 可動盤' 1 4の移動方向を參考にして、 図 1中の左側を後退側といい、 同図中の右 側の前進側という。 、 .
より詳細には、 本実施形態の型締装置は、 ベース 1 0上に立設された ブラケット 1 6により、 水平軸方向に延びる型用ポールねじ軸 1 8が、 その軸方向一方の端部 (図 1中、 左端部) において、 ベアリング 1 9を 介して支持されることによって、 中心軸回りで回転可能に且つ軸方向に 移動不能に配設されている。 この型用ポールねじ軸 1 8は、 ブラケット • 1 6から軸方向一方の側 (図 1中、 右側) に向かって十分な長さをもつ て突出 iしめられている一方、 該型用ポールねじ軸 1 8の支持側端部は、 ブラケット 1 6から僅かに突設されて、 そこに歯付プーリ 2 0が固定さ れている。 そして、 ブラケット 1 6に固設された型駆動用電動モータと しての第一のサーポモ一夕 2 2の出力軸に固着された歯付プーリ 2 4と、 型用ポールねじ軸 1 8に固着された歯付プーリ 2 0の間に掛け渡された 歯付ベルト 2 5を介して、 型用ポ一ルねじ軸 1 8が、 第一のサーポモー 夕 2 2によって回転駆動および回転制御されるようになっている。
また、 この型用ポールねじ軸 1 8のブラケット' 1 6からの突出部分に 外揷された状態で、 全体として略円筒形状を有する型開閉シリンダ 1 2 が配設されており、 該型開閉シリンダ 1 2が、 型用ポールねじ軸 1 8の 径方向外方に離間して該型用ボールねじ軸 1 8の外周面を覆うようにし て配設されている。 そして、 この型開閉シリンダ 1 2は、 型用ポールね じ軸 1 8と同一の中心軸上で、 型用ポールねじ軸 1 8に対して軸方向に 相対変位可能に配設されている。 また、 型開閉シリンダ 1 2には、 前進 側の軸方向開口部から、 円筒形状のフランジ金具 2 8が揷入されている。 このフランジ金具 2 8は、'型開閉シリンダ 1 2よりも小さい (本実施形 態では、 略 1 / 2 ) 軸方向長さを有レており、 軸方向先端部に突設され た円環状の径方向突部 3 0が、 型開閉シリンダ 1 2の軸方向先端面に,重 ね合わされてポルト固定されている。 このフランジ金具 2 8は、 型用ボ ールねじ軸 1 8より大径の内径寸法と、 型開閉シリンダ 1 2の内径寸法 より小径の外径寸法を有しており、 該フランジ金具 2 8の内孔に型用ボ —ルねじ軸 1 8が揷通されていると共に、 該フランジ金具 2 8と型開閉 シリンダ 1 2との間に、 円筒形状のシリンダ揷入空間 3 2が、 型開閉シ リンダ 1 2の軸方向後退側に開口して形成されている。 なお、 本実施形 態では、 型開閉シリンダ 1 2が、 型用ポールねじ軸 1 8におけるブラケ ット 1 6からの突出長さよりも僅かに大きな軸方向長さとされており、 型開閉シリンダ 1 2の前進側端面 2 6が、 型用ボールねじ軸 1 8の軸方 向端面から軸方向外方に突出位置せしめられて、 該前進側端面 2 6に対 して、 可動盤 1 4が固設されている。
さらに、 型開閉シリンダ 1 2の内部には、 筒形ピストン 3 4が収容配 置されている。 この筒形ピストン 3 4は、 全体として略円筒形状を有し ており、 型開閉シリンダ 1 2の内周面に対して略密接状態とされて、 型 開閉シリンダ 1 2の中心軸方向に往復移動可能に配設されている。 そし て、 型開閉シリンダ 1 2における軸方向後退側の内周面に形成された大 径のシリンダ内面 3 6に対して、 筒形ピストン 3 4の軸方向一端部 (図 中、 左端部) に形成された大径の滑動面 3 8が滑動可能に且つ流体密に 嵌合されることにより、 シリンダ内面 3 6と筒形ピストン 3 4の外周面 との間に、 周方向に連続した円筒形状の隙間状の油圧シリンダ室 4 0が 形成されている。 即ち、 この油圧シリンダ室 4 0は、 筒形ピストン 3 4 が型開閉シリンダ 1 2内を軸方向に滑動されることによって、 その容積 が拡縮されるようになっており、 筒形ピストン 3 4が前進側 (図中、 お 側) に滑動せしめられることによって油圧シリンダ室 4 0の容積が減少 し、 筒形ピストン 3 4が後退側 (図中、 左御 j) に滑動せしめられ,ること によって油圧シリンダ室 4 0の容積が増大するようになっている。 な'お、 型開閉シリンダ 1 2の内周面と筒形ビストン 3 4の外周面との滑動面間 には、 油圧シリンダ室 4 0を軸方向に挟んだ筒形ピストン 3 4の軸方向 両端部分において、 周方向に連続した環状のシ一ル部材 4 2が介装され ている。 また、 本実施形態では、 型閧閉シリンダ 1 2と筒型ピストン 3
4を含んで、 増圧シリンダ機構が構成されている。 ·
また、 筒形ピストン 3 4は、 何れの滑動位置においても、 前進側端部 が、 フランジ金具 2 8に外挿されており、 かかる外挿状態下、 フランジ 金具 2 8の外周面に刻設されて軸方向に延びるスプライン溝 4 4に対レ て、 筒形ピストン 3 4の内周面に突設された係合凸部 4 7が、 常時、 係 合せしめられている。 これにより、 筒形ピストン 3 4が、 型開閉シリン / ダ 1 2に対して、 中心軸回りに相対回転不能に且つ軸方向に相対変位可 能に組み付けられている。
更にまた、 筒形ピストン 3 4が外揷されるフランジ金具 2 8には、 付 '勢手段としてのコイルスプリング 4 6が外揷されており、 このコイルス プリング 4 6によって、 筒形ピストン 3 4が、 常時、 軸方向後退側、 即 ち油圧シリンダ室 4 0の容積が小さくなる方向に付勢されている。 なお、 筒形ピストン 3 4の後退側移動端は、 型開閉シリンダ 1 2の開口端部に おいて径方向内方に向かって突設された環状の当接突部 5 0への当接に よって、 規定されるようになっている。
さらに、 筒形ピストン 3 4の軸方向後退側端部には、 型用ポールねじ 軸 1 8に螺合された型用ポールねじナツト 4 8が、 ポルト等で固定され ている。 即ち、 型用ポールねじナット 4 8は、 筒形ピストン 3 4に固定 —されることにより、,型開閉シリンダ 1 2によって、 筒形ピストン 3 4と 共に軸方向に移動可能とされていると共に、 中心軸回りに回転不能に支 持されているのである。
そして、 これにより型用ポールねじ軸 1 8を第一のサーポモータ 2 2 で回転駆動することにより、 型用ポールねじ軸 1 8に螺合された型用ポ —ルねじナツト 4 8のねじ送り作用に基づいて、 筒形ピストン 3 4が軸 方向に駆動されるようになっている。 また、 そこにおいて、 筒形ピスト ン 3 4が、 コイルスプリング 4 6によって、 後退側移動端に押し付けら れて位置決めされた初期位置に保持せしめられた状態下、 型用ボールね じ軸 1 8が回転駆動されて型用ボールねじナツト 4 8に軸方向の前進駆 動力が及ぼされると、 型開閉シリンダ 1 2に対して、 コイルスプリング 4 6の付勢力と油圧シリンダ室 4 0の油圧力との合力に打ち勝つだけの 抵抗力が作用しない限り、 筒形ピストン 3 4と共に、 型開閉シリンダ 1 2が、 軸方向に前進移動せしめられるようになつている。 なお、 かかる 状態下で、 型用ボールねじ軸 1 8が逆回転駆動されて型用ボールねじナ ット 4 8に軸方向の後退駆動力が及ぼされた場合には、 筒形ピストン 3 4が型開閉シリンダ 1 2の当接突部 5 0への当接状態を保持したまま、 型開閉シリンダ 1 2が、 筒形ピストン 3 4と共に、 軸方向に後退移動せ しめられる。
すなわち、 このような型開閉シリンダ 1 2の軸方向移動によって、 型 開閉シリンダ 1 2に取り付けられた可動盤 1 4が移動せしめられること となり、 以て、 型開閉作動が行われるようになっているのである。 即ち、 本実施形態では、 型用ポ一ルねじ軸 1 8と型用ポールねじナット 4 8お よび第一のサーポ乇一夕 2 2を含んで電動ねじ送り式型開閉機構が構成 されている。
なお、' 本実施形態では、 図 2に示されているように、 油圧シリンダ室 4 0に接続された油圧回路を構成する油圧ュニッ卜 5 2において、 ノ ル ブ手段としての第一及び第二のソレノィドバルブ 5 4, 5 6の切換操作 に従い、 油圧シリンダ室 4 0が密閉状態と、 密閉解除状態とに切り換え られるようになっている。 , さらに、 型開閉シリンダ 1 2の外周側には、 該型開閉シリンダ 1 2を 怪方向外方に離間して取り囲むようにして、 型締シリンダ部材 5 8が配 設されており、 型開閉シリンダ 1 2に干渉しない状態で、 ベース 1 0に 突設されたブラケット 6 4によって固定的に支持されている。 この型締 シリンダ部材 5 8は、 全体として、 型開閉シリンダ 1 2の前進側 (可動 盤 1 4側) に向かって拡開するシリンダ壁部を有しており、 その軸方向 後端側と軸方向先端側には、 それぞれ円筒形状を有する小径シールフラ ンジ 6 0と大径シールフランジ 6 2が固設されている。
また、' この型締シリンダ部材 5 8には、 型締ラム 6 6が内揷状態で組 み付けられている。 かかる型締ラム 6 6は、 型開閉シリンダ 1 2よりも 大径とされて、 型開閉シリンダ 1 2に干渉することなく、 型開閉シリン ダ 1 2の外周側に離間して外揷配置されている。 更に、 この型締ラム 6 6は、 型締シリンダ部材 5 8に対して一回り小さな類似形状を有してお り、 型開閉シリンダ 1 2の前進側に向かって拡開するラム壁部 6 8の軸 方向両側に、 それぞれ円筒形状を有する小径筒部 7 0と大径筒部 7 2が 一体的に形成されている。
そして、 かかる型締ラム 6 6は、 型締シリンダ部材 5 8に対して内挿 状態で嵌め込まれており、 型締ラム 6 6の小径筒部 7 0と型締シリンダ 部材 5 8の小径シ一ルフランジ 6 0の間、 および型締ラム 6 6の大径筒 部 7 2と型締シリンダ部材 5 8の大径シールフランジ 6 0の間が、 それ ぞれ、 周方向に連続して延びるシール部材 7 4で流体密にシールされて、 摺動可能とされている。 これにより、 型締ラム 6 6と型締シリンダ部材 5 8の間には、 周方向に連続して延びる型締シリンダ室 7 6が形成され ており、 この型締シリンダ室 7 6に油圧を及ぼすことにより、 型締ラム , 6 6が、 型開閉シリンダ 1 2の外周側において、 該型開閉シリンダ 1 2 の中心軸上で、 前進方向に駆動せしめられるようになっているのである。 なお、 本実施形態では、 型締シリンダ部材 5 8と型締ラム 6 6を含んで、 型締シリンダ機構が構成されている。
また、 本実施形態では、 型締シリンダ部材 5 8によって、 位置調節用 鼋動モー夕としての第二のサーポ乇一夕 7 8が支持されており、 この第 二のサ一ポモータ 7 8によって、 型締ラム 6 6の型締シリンダ部材 5 8 に対する軸方向の相対位置が調節可能とされていると共に、 かかる相対 位置が制御可能とされている。 ,
さらに、 型締ラム 6 6の大径筒部 7 2の先端部分には、 係止手段とし ての係止機構 7 9が装着されている。 かかる係止機構 7 9は、 径方向で . 対向配置された係止部材としての一対の半円筒形状のハーフナツト 8 0 , 8 0を有しており、 それらのハーフナット 8 0 , 8 0が、 型締ラム 6 6 に固設されたガイドハウジング 8 2によって、 型締ラム 6 6の軸方向に 移動不能に案内されて、 径方向の対向方向に変位可能に支持されている c そして、 ガイドハウジング 8 2に固設された駆動シリンダ機構 8 4, 8 4によって、 これら一対のハーフナット 8 0 , 8 0.が駆動されて、 型開 閉シリンダ 1 2に対して接近ノ離間方向に往復変位せしめられるように ,なっている。
また、 これら一対の八一フナット 8 0 , 8. 0の内周面 (型開閉シリン ダ 1 2の外周面に対して対向位置する面) には、 鋸歯状断面をもって周 方向に連続して延びる嚙合歯 8 6が、 軸方向に等間隔で複数条形成され ている。 更にまた、 これら一対のハーフナット 8 0 , 8 0の内周面が対 向位置する型開閉シリンダ 1 2の外周面には、 ハーフナツト 8 0に形成 された嚙合歯に対応した断面形状をもって周方向に連続して延びる鋸歯 状断面をもって周方向に連続して延びる係止歯 8 8が、 軸方向に等間隔 で多数条形成されている.。 なお、 これら嚙合歯 8 6と係止歯 8 8の軸方 向ピッチ (形成間隔) は、 互いに同じに、 且つ何れも軸方向で一定間隔 で設定されている。
そして、 一対のハーフナット 8 0, 8 0が、 駆動シリンダ機構 8 4, 8 4によって、 いずれも後退位置 (型開閉シリンダ 1 2から径方向外方 に離間した位置) に保持せしめられた状態下では、 型総ラム 6 6が型開 閉シリンダ 1 2から離脱したフリーな状態とされて、 型開閉シリンダ 1 2が、 型締ラム 6 6によって制限されることなく、 自由に軸方向に移動 可能とされるようになつている。
また一方、 型開閉シリンダ 1 2を或る程度、 軸方向に前進移動せしめ て、 型開閉シリンダ 1 2の外周面に形成された係止歯 8 8をハーフナツ ト 8 0の径方向内方に位置せしめた状態下で、 一対のハーフナツト 8 0 , 8 0が、 駆動シリンダ機構 8 4, 8 4によって突出位置 (型開閉シリン ダ 1 2に接近した位置) に駆動されると、 各ハーフナット 8 0の内周面 に形成された嚙合歯 8 6が、 型開閉シリンダ 1 2の外周面に形成された 係止歯 8 8に対して嚙合されるようになつている。 これにより、 型締ラ ム 6 6が、 係止機構 7 9を介して、 型開閉シリンダ 1 2に対して軸方向 で相対移動不能に係止されて一体化されるようになっている。 なお、 本 実施形態では、 ハーフナツト 8 0の位置に基づいて、 ハーフナツト 8 0 が型開閉シリンダ 1 2に対する係止状態にあるのか、 非係止状態にある のか ¾検出するリミツトスィツチ等のセンサ 9 0が設けられている。 それ故、 かかる係止機構 7 9による係止状態下で、 型締シリンダ室 7
6に圧力を及ぼして型締ラム 6 6を前進駆動させることにより、 この型 締ラム 6 6の駆動力が型開閉シリンダ 1 2に伝達され、 以て、.型開閉シ リンダ 1 2に取り付けられた可動盤 1 4に対して型締力が及ぼされるよ うになつているのである。
ここにおいて、 型締シリンダ室 7 6に圧力を及ぼす油圧機構としての 油圧ュニット 5 2は、 型開閉シリンダ 1 2と筒形ビストン.3 4の間に形 成された増圧シリンダ機構の油圧シリンダ室 4 0に発生する油圧力を、 型締シリンダ機構の型締シリンダ室 7 6に及ぼすことによって、 型締シ リンダ室 7 6の圧力を得るようになつている。 即ち、 油圧シリンダ室 4 0は、 第一のソレノイドバルブ 5 4を介して、 型締シリンダ室 7 6に接 続されており、 第一のソレノイドバルブ 5 4の切換操作に従って、 油圧 シリンダ室 4 0が、 直接的に、 型締シリンダ室 7 6に接続されるように なっている。 そして、 第一のソレノイド 5 4をノーマル位置 (連通位置) とすると共に、 第二のソレノイド 5 6を作動位置 (遮断位置) とした状 態下では、 油圧閉回路が構成されて、 型用ポールねじ軸 1 8を回転せし めて筒形ピストン 3 4に軸方向駆動力を及ぼし、 該筒形ピストン 3 4を、 コイルスプリング 4 6の付勢力に抗して、 軸方向に変位させることによ つて、 筒型ピストン 3 4がコイルスプリング 4 6を圧縮変形せしめつつ 滑動せしめられて、 油圧シリンダ室 4 0に生ぜしめられる圧力が、 第一 のソレノィドバルブ 5 4を通じて、 型締シリンダ室 7 6に伝達されるよ うになつている。
なお、 これら第一及び第二のソレノイドバルブ 5 4, 5 6は、 増圧シ リンダ機構 3 0の作動に際して開閉制御されることにより、 上述の油圧 閉回路への作動油の充填や混入エア排出の作動を容易に行うことが出来 るようになっている。 また、 図 2中、 8 5は、 サ一ボ系の暴走等に起因 する油圧の異常上昇を回避するためのリリーフ弁であり、 8 7は、 エア 抜き用のェアブリ一ド弁である。
そこにおいて、 型締ラム 6 6における型締シリンダ室 7 6の軸方向受 圧面積が、 筒形ピストン 3 4における油圧シリンダ室 4 0の軸方向受圧 面積に比して、 十分に大きくされており、 特に本実施形態では、 油圧シ リンダ室 4 0が、 型開閉シリンダ 1 2と筒形ピストン 3 4との径方向間 ' の隙間に、 小さな径方向寸法をもって形成されていることから、 筒形ピ ストン 3 4における油圧シリンダ室 4 0の軸方向受圧面積が十分に小さ くされて、 発生油圧が、 大きな増幅作用をもって、 型締ラム 6 6の軸方 向駆動力、 即ち型締力として及ぼされるようになつている。
上述の如き構造とされた型締装置における型開閉および型締作動は、 例えば、 以下の如くして行われる。
すなわち、 先ず、 図 1に示されているように、 型開閉シリンダ 1 2を 後退位置に保持せしめた金型の型開き状態から、 型閉作動を行うに際し ては、 第一のサーポモータ 2 2を正回転させて型用ポールねじ軸 1 8を 回転駆勳することにより、 コイルスプリング 4 6の付勢力による部材間 の位置決め力を利用して、 筒型ピストン 3 4と型開閉シリンダ 1 2を一 体的に前進駆動せしめて、 可動盤 1 4を固定盤 (図示せず) に対して接 近変位させることによって型閉作動を行う。 なお、 かかる型閉作動に際 して、 第一及び第二のソレノイドパルプ 5 4 , 5 6は、 連通状態と遮断 状態の何れでも良い。
続いて、 型閉作動が完了したら、 駆動シリンダ機構 8 4 , 8 4を作動 せしめて一対のハーフナット 8 0 , 8 0を突出駆動し、 該ハーフナット 8 0 , 8 0を型開閉シリンダ 1 2に係止せしめる。 また、 第一のソレノ ィドバルブ 5 4を消磁して油圧シリンダ窒 4 0を型締シリンダ室 7 6に 接続せしめると共に、 第二のソレノィドバルブ 5 6を励磁して油圧シリ ンダ室 4 0および型締シリンダ室 7 6を油圧閉回路状態とする。 かかる 状態下で、 再ぴ、 第一のサーポモ一夕 2 2を正回転させて型用ポ一ルね じ軸 1 8を回転駆動することにより、 筒形ピストン 3 4を型開閉シリン ダ 1 2に対して前進方向に滑動変位せしめる。 これにより、 油圧シリン ダ室 4 0の発生圧力を型締シリンダ室 7 6に伝達し、 型締ラム 6 6に圧 力を増幅作用せしめることにより、 型締ラム 6 6と型開閉シリンダ 1 2 を一体的に前進駆動せしめて、 可動盤 1 4を固定盤に対して圧締せしめ ることにより型締作動を行う。
_ また、 型締状態下での射出成形の後、 圧抜作動を行う。 この圧抜作動 は、 第一のソレノィドバルブ 5 4を消磁すると共に第二のソレノィドパ ルブを励磁して油庄シリンダ室 4 0を型締シリンダ窒 7 6に接続せしめ た上述の如き油圧閉回路状態下で、 第一のサーポモ一夕 2 2を逆回転さ せることによって、 可動盤 1 4を、 前記型閉作動の完了位置またはその 近くにまで後退作動せしめることによって行う。
そして、 その後、 駆動シリンダ機構 8 4 , 8 4を作動せしめて一対の ハーフナット 8 0, 8 0を後退駆動し、 該ハーフナット 8 0 , 8 0を型 開閉シリンダ 1 2から離脱せしめる。 また、 上述の如き油圧閉回路状態 下で、 更に第一のサーポモータ 2 2を逆回転させて型用ポールねじ軸 1 8を回転駆動することにより、 筒形ピストン 3 4を型開閉シリンダ 1 2 と共に、 後退方向に滑動変位せしめることによって、 型開作動を行う。 ところで、 上述の如き作動に際しては、 型閉じ完了位置で、 型締作動 を開始する前に、 ハーフナット 8 0, 8 0を型開閉シリンダ 1 2に係止 する必要があるが、 その際、 ハーフナット 8 0の嚙合歯 8 6と型開閉シ リンダ 1 2の係止歯 8 8が相対応する位置にないと、 それらが係止され 得ない。 そこで、 型閉完了位置でハ一フナット 8 0 , 8 0を型開閉シリ ンダ 1 2に係止させるために、 例えば、 以下の如き、 第二のサーボモー 夕 7 8を用いた係止位置の調節に関する作動制御方法が好適に採用され る。
先ず、 始めに、 第一のサーポモータ 2 2の絶対位置検出 (原点出し) を行う。 この原点出しは、 具体的には、 例えば、 ①固定盤と可動盤に、 少なくとも装着予定の金型よりも型厚が小さい基準最小型厚のモデル金 型 (ブロック) を装着し、 型開閉シリンダ 1 2を手動乃至は微速 (ジョ グ運転) で前進移動させて、 モデル金型の当接で停止する型閉状態の位 置を、 型位置基準原点とし、 かかる位置を与える第一のサ一ボモータ 2 2の回動位置を原点 (0 . 0 0匪) として設定して記憶させ、 ②次いで、 第二のサ一ボモ一タ 7 8で駆動される型締ラム 6 6の後退端位置 (機械 限度の位置) を、 実測し、 その値 (Amra) を、 型締ラム 6 6の前進端位 置 (機械限度の位置) を基準原点として記憶させ、 ③更に、 第一のサー ポモ一夕 2 2が原点となる型開閉シリンダ 1 2の型閉位置で、 且つ型締 ラム 6 6が後退端位置とされた状態下において、 ハーフナツト 8 0の嚙 合歯 8 6と型開閉シリンダ 1 2の係止歯 8 8が相対応位置して相互に係 止され得るように、 機械的な微調整を行うことによって、 行われる。 な お、 機械的な微調整は、 例えば、 型締ラム 6 6に対するハーフナット 8 0, 8 0の相対的な取付位置を軸方向 (型締方向) で調節したり、 ブラ ケット 6 4に対する型締シリンダ部材 5 8の相対的な取付位置を軸方向
(型締方向) で調節したりすること等によって行うことが可能であり、 かかる微調整は、 ポルト等による部材の固定位置を変更調節すること等 によって為され得る。 '
続いて、 型閉位置においてハーフナツト 8 0の嚙合歯 8 6と型開閉シ リダ 1 2の係止歯 8 8が相互に係止され得るように、 第二のサーポモー タ 7 8による型締ラム 6 6の制御位置の算出を行う。 この算出は、 具体 的には、 ①型締ラム 6 6の軸方向移動量の目標範囲を、 下記 (式 1 ) , (式 2 ) に従って行い、 ②次いで、 図 3に示すフローチャートに従って、 ハーフナツト 8 0の嚙合歯 8 6と型開閉シリダ 1 2の係止歯 8 8が相互 に係止され得る型締ラム 6 6の位置 (Xmm) を与える第二のサ一ポモー 夕 7 8の回動位置を求めることによって、 行われる。
F == E + B · . · (式 1 )
E く D ≤ F · · · (式 2 )
但し、 D (匪) は、 型締ラム 6 6の軸方向移動量の目標範囲であり、 該型締ラム 6 6は型開閉シリンダ 1 2に対して機械的には前記型締ラム 6 6の前進端位置から後退端位置までのスト口一ク量: A賺だけ作動可 能であるが、 実際の係止作動のためには、 嚙合歯 8 6 (係止歯 8 8 ) の 軸方向ピッチ (B nrni) 分だけ相対移動されれば足りることから、 その範 囲を目標範囲とする。 また、 E (mm) は、 Dの下限値であり、 型締増圧 時のステ一の延び分を考慮した値である。 即ち、 型締力が及ぼされるこ とによって、 例えば受圧盤を構成するブラケット 6 4と固定盤 (図示せ ず) を連結するタイロッドが伸びること等に起因して、 ブラケット 6 4 と固定 ϋ (図示せず) 、 延いては型締シリンダ部材 5 8と.可動盤 1 4の 間の距離が、 嚙合歯 8 6の係止歯 8 8への嚙合作動時よりも増大するこ とから、 有効な型締カを発揮させるためには、 この増大分を型締ラム 6 6の前進側へのストローク可能量として残しておく必要があるからであ る。 更に、 Fは、 Dの上限値であり、 Fく Aを条件として、 上記 (式 1) に従って求められる。
このような操作をより明らかにするために、 一つの具体例として、 下 記表 1および図 4 (a) に示されている如き設定値を有する型締装置に ついて、 その計算例を下記に記載する。
〔 表 1 〕
Figure imgf000033_0001
F = E + B = 6.' 00 + 1 2. 0 0 = 1 8. 00 (mm)
H = G- C = 2 34. 56 - 20 0. 0 0 = 34. 56 (mm)
H/B= 34. 5 6/1 2. 0 0 = 2余り 1 0. 5 6
.·· J = 1 0. 5 6 (腿)
K = A-B= 2 0 - 1 2 = 8. 0 0
0く K故に、
K= 8. 0 0 - 1 2. 00 =— 4. 00 (ram) L- J +K= 10. 56 -4 = 6. 56 (mm)
E<L故に、
X = L = 6. 56 (mm)
従って、 図 4 (a) に示されているように、 第二のサーポモータ 78 によって、 型締ラム 66を、 前進端側の基準原点から後退側に X= 6.
56mmだけ移動せしめた位置に位置決めすることによって、 可動盤 14 の型閉位置において、 ハーフナツト 80の嚙合歯 86と型開閉シリンダ 12の係止歯 88を、 相互に係止され得る相対位置をとるように設定す ることが出来るのである。
さらに、 前述の如き型締装置の作動に際して、 型締作動時における型 締圧力は、 例えば、 図 2に示されているように、 油圧シリンダ室 40乃 至は型締シリンダ室 76の油圧力を検出する圧力センサ 92を利用し、 この圧力センサ 92の検出値に基づいて、 第一のサ一ボモータ 22の出 力トルクの値をフィードバック制御すること等によって、 より高精度に 制御することが可能となる。
なお、 その際、 図 5に示されているように、 第一のサーポモー夕 22 の出力トルク値には、 型締圧力として作用する油圧力の他、 コイルスプ リング 46の圧縮抵抗力に対応する初期トルクもオフセット的に含まれ ることから、 型締圧力の制御に際しては、 かかる初期トルクも考慮され るべきである。
また、 前述の如き型締装置の作動に際して、 成形後に型締圧の圧抜作 動を行うに際しては、 第一のサーポモータ 22のトルク制御を利用する ことによって、 圧抜き時におけるショックを有利に軽減乃至は回避する ことが可能となる。 具体的には、 例えば、 型締圧の作用時における第一 のサ一ポモ一タ 22のトルク値を Mとし、 圧抜完了時における第一のサ ーポモータ 22のトルク値 (初期トルク) を TOとすると、 圧抜作動を 行う際には、 この第一のサ一ポモ一夕 2 2の出力トルク値を、 任意時間 (圧抜時間) : tで、 複数段階: Nをもって、 Mから T Oまで下げるこ とにより、 有利に圧抜き作動を行うことが可能となるのである。 因みに、 4段階で庄抜作動を行う場合の圧抜工程における第一のサーポモータ 2 2のトルク制御グラフと、 圧抜工程のタイムチャートを、 図 6及び図 7 に示す。 なお、 図中、 メカラムアンロックとは、 ハーフナット 8 0, 8 0の型開閉シリンダ 1 2からの離脱作動をいう。
或いはまた、 かかる圧抜作動に際しては、 第一のサーポモータ 2 2の 速度制御を利用することも可能である。 具体的には、 圧抜開始信号の入 力によって第一のサーポモータ 2 2を逆回転させて圧抜作動を行うが、 その際、 第一のサーポモータ 2 2の回転速度: Vの値を、 所定の圧抜時 間: tの間に直って制御することによって、 有利に圧抜き作動を行うこ とが可能となるのである。 なお、 その際、 回転速^ : Vの値や、 速度制 御段階数、 各速度制御段階の時間等は、 変更設定可能とすることが望ま しい。 また、 予め設定された圧抜時間: tが満了する前であっても、 型 締圧力の実測値: Nが、 予め設定された型締完了圧力: nに達した場合 には、 圧抜作動を完了せしめるのが有効である。
因みに、 4段階で圧抜作動を速度制御によって行う場合の圧抜工程の タイムチゃ一トを、 図 8に示す。
次に、 図 9には、 本発明の第二の実施形態としての射出成形機におけ る射出装置の一部切欠き平面図が示されており、 図 1 0には、 その要部 の拡大縦断面図が示されている。 かかる型締装置は、 ベ一ス 1 0 0によ つて固定的に支持されて互いに離隔して対向配置された固定盤 1 0 2と 受圧盤 1 0 4を備えている。 そして、 これら固定盤 1 0 2と受圧盤 1 0 4の間に跨がって四本のガイドロッド 1 0 6が互いに平行に配設されて おり、 これらのガイドロッド 1 0 6で案内されることにより、 可動盤 1 08が、 受圧盤 104と固定盤 102の対向面間で移動可能に配設支持 されている。
また、 受圧盤 104と可動盤 108の間には、 電動モータ式の駆動機 構が配設されており、 かかる駆動機構によって、 可動盤 108が固定盤 102に対して接近 Z離隔方向に駆動されるようになっている。 なお、 図面には、 明示されていないが、 固定盤 102と可動盤 108には、 そ れぞれ固定金型と可動金型が装着されて型開閉および型締作動せしめら れるようになっている。
以下、 本実施形態の特徴的構成部分である電動モー夕式の駆動機構に ついて説明する。
すなわち、 かかる駆動機構は、 受圧盤 104および可動盤 108にお ける中心軸を挟んだ水平方向両側にそれぞれ配設された一対の電動ねじ 送り式型開閉機構 1 1 0, 1 10と、 一対の増圧シリンダ機構 1 12, 1 12と、 受圧盤 104及び可動盤 1 08の中心軸上に配設された型締 シリ ダ機構 1 14とによって、 構成されている。 そして、 電動ねじ送 り式型開閉機構 1 10, 1 10によって、 可動盤 108が固定盤 102 に対して高速で型開閉作動せしめられるようになっていると共に、 増圧 シリンダ機構 1 12, 1 12と型締シリンダ機構 1 14によって可動盤 108と固定盤 102の間に大きな型締力が作用せしめられるようにな つている。
より詳細には、 電動ねじ送り式型開閉機構 1 1 0, 1 10は、 可動盤 108の水平方向両側にそれぞれ固設された型駆動用電動モータとして のサ一ポモー夕 116, 1 1 6を備えている。 また、 受圧盤 104の水 平方向両側には、 型用ポールねじ軸 1 1 8, 1 18が、 可動盤 108の 移動方向 (中心軸方向) と平行に延びるように配設されており、 各型用 ポールねじ軸 1 1 8, 1 18の前方側先端部分が、 可動盤 108によつ て中心軸周りに回転可能に且つ軸方向に移動不能に支持されている。 そ して、 これら各型用ポールねじ軸 1 1 8, 1 18が、 各サーポモ一夕 1 1 6, 1 16の出力軸に対して、 それぞれ固定されている。 なお、 各サ —ポモータ 1 1 6, 1 1 6には、 各型用ポールねじ軸 1 1 8, 1 18の 回動量を検出するためのエンコーダ 1 20, 120が、 それぞれ装着さ れている。
さらに、 型用ポールねじ軸 1 1 8には、 型用ポールねじナツト 122 が螺着されており、 この型用ボールねじナット 1 22が、 受圧盤 104 側に取り付けられている。 ここにおいて、 かかる型用ポールねじナット 1 22, 122は、 受圧盤 104に設けられた増圧シリンダ機構 11 2, 1 1 2によって、 それぞれ支持されている。
これらの増圧シリンダ機構 112, 1 12は、 受圧盤 1 04の水平方 向両側にそれぞれ固設された円筒形状の増圧シリンダ 1 24, 124と、 それぞれの増圧シリンダ 1 24, 1 24に内挿されて軸方向に滑動可能 に装着されたピストンとしての増圧ラム 126, 126を備えている。 そして、 増圧ラム 1 26の外周面と型締シリンダ 124の内周面の間'に 増圧シリンダ室 128が形成されており、 増圧ラム 126が軸方向一方 の側、 換言すれば、 図 9において可動盤 108から離れる左方の側に変 位せしめられることによって、 容積が小さくなる増圧シリンダ室 128 が形成されている。
また、 増庄シリンダ機構 1 12において、 增圧シリンダ 124と増圧 ラム 1 26の間には、 コイルスプリング 130が配設されており、 この コイルスプリング 130によって、 増圧ラム 126が、 増圧シリンダ室 1 28の容積が最も大きくなる軸方向一方の側 (図 9中、 右側) に向か つて常時付勢されている。 更に、 增圧シリンダ 1 24には、 ロック手段 としてのロックシリンダ 1 32が装着されており、 このロックシリンダ 1 3 2のロックピン 1 3 4が、 増圧ラム 1 2 6に対して係合/ /離脱可能 とされている。 そして、 ロックピン 1 3 4が增圧ラム 1 2 6に係止され ることにより、 増圧ラム 1 2 6がコイルスプリング 1 3 0によって付勢 される側の軸方向端部に位置決め固定され得るようになつている。 なお、 かかるロックシリンダ 1 3 2は、 例えば、 エアシリンダによって有利に 構成される。
そして、 増圧ラム 1 2 6は中空の円筒形状とされており、 その中空孔 1 3 6内に型用ボールねじナツト 1 2 2が挿入されてボルト固定されて いる。 また、 型用ポールねじ軸 1 1 8が、 増圧ラム 1 2 6の中空孔 1 3 6と増圧シリンダ 1 2 4の内部を軸方向に貫通して遊揷配置されている。 これにより、 増圧ラム 1 2 6をロックシリンダ 1 3 2で固定せしめた 状態下で、 サーポモータ 1 1 6により、 型用ポールねじ軸 1 1 8を回転 駆動せしめると、 型用ポールねじ軸 1 1 8と型用ポールねじナツト 1 2 2のねじ送り作用に基づいて、 受圧盤 1 0 4と可動盤 1 0 8め間に対向 方向の駆動力が及ぼされ、 以て、 可動盤 1 0 8が固定盤 1 0 2に対して 接近/離隔方向に駆動されて、 型開閉作動せしめられるようになつてい るのである。
また一方、 型閉作動の完了後、 ロックシリンダ 1 3 2を解除せしめた 状態下で、 サーポモータ 1 1 6を回転駆動させると、 型用ポールねじ軸 1 1 8と型用ポールねじナツト 1 2 2のねじ送り作用に基づいて、 増庄 ラム 1 2 6が、 コイルスプリング 1 3 0の付勢力に抗して、 増圧シリン ダ室 1 2 8内で滑動せしめられることとなり、 それによつて、 増圧シリ ンダ室 1 2 8の容積が減少せしめられ、 そこに型締用の油圧が生ぜしめ られるようになっている。 そして、 この増圧シリンダ室 1 2' 8に生ぜし められた油圧が、 型締シリンダ機構 1 1 4に及ぼされて型締シリンダ機 構 1 1 4が作動せしめられることによって、 可動盤 1 0 8と固定盤 1 0 2の間に型締力が作用せしめられるようになっているのである。
かかる型締シリンダ機構 1 1 4は、 受圧盤 1 0 4に一体形成されて可 動盤 1 0 8の中心軸の延長線上に位置せしめられた型締シリンダ 1 3 8 と、 該型締シリンダ 1 3 8の中央孔 1 4 0内に滑動可能に内挿された型 締ラム 1 4 2を含んで構成されている。 そして、 前記第一の実施形態と 同様に、 型締シリンダ 1 3 8と型締ラム 1 4 2の間に型締シリンダ室 1 4 4が形成されている。
また、 型締ラム 1 4 2の軸方向前方端部には、 第一の実施形態と同様 に、 係止手段としての係止機構 1 4 6が装着されており、 内周面に嚙合 歯 1 4 7が形成された一対のハーフナット 1 4 8, 1 4 8が、 駆動シリ ンダ機構 1 .5 0, 1 5 0によって型締ラム 1 4 2の軸直角方向に往復駆 動されるようになっている。 また、 型締ラム 1 4 2の中心軸上には、 軸 方向に貫通した揷通孔 1 5 2が形成されて、 型締ラム 1 4 2が中空筒体 形状とされており、 その揷通孔 1 5 2に対して、 可動盤 1 0 8の背後に 固定的に立設されて軸方向外方に延びるメカニカルラム 1 5 4が揷通配 置されている。
このメカニカルラム 1 5 4は、 第一の実施形態におけるメカ二カルラ ムとしての型開閉シリンダ 1 2と同様に、 可動盤 1 0 8の中心軸上に延 びる中空の円筒体形状とされており、 その外周面上には、 周方向に延び る鋸歯状の係止歯 1 5 6が軸方向に等間隔 多数条形成されている。 そ して、 この係止歯 1 5 6に対して、 型締ラム 1 4 2に装着されたハーフ ナット 1 4 8, 1 4 8の嚙合歯 1 4 7が嚙合可能とされている。 これに より、 嚙合歯 1 4 7と係止歯 1 5 6の嚙合によってメカニカルラム 1 5 4と型締ラム 1 4 2を一体的に連結固定せしめた状態下において、 サー ボモータ 1 1 6を駆動させて型用ポールねじ軸 1 1 8と型用ボールねじ ナット 1 2 2のねじ送り作用で増圧シリンダ機構 1 1 2を作動せしめて, 増圧ラム 1 2 6を増圧シリンダ室 1 2 8内で駆動変位させることにより 発生した油圧を型締シリンダ機構 1 1 4における型締シリンダ室 1 4 4 に導いて型締ラム 1 4 2に油圧駆動力を及ぼすことによって、 型締ラム 1 4 2の駆動力がメカニカルラム 1 5 4から可動盤 1 0 8に伝達され、 以て、 可動盤 1 0 8と固定盤 1 0 2の間に型締力が及ぼされるようにな つている。
なお、 増圧シリンダ機構 1 1 2と型締シリンダ機構 1 1 4の間での作 動油の給排を制御する油圧回路は、 第一の実施形態と同様な構造とされ ていることから、 図 9中に、 第一の実施形態と同様な構造とされた部材 や部位に対して、 第一の実施形態と同一の符号を付することにより、 そ れらの詳細な説明を省略する。
さらに、 メカニカルラム 1 5 4は、 中空の円筒体形状とされており、 その中空孔 1 5 8内にェジェクタ用ポールねじ軸 1 6 0が貫通配置され ている。 このェジェクタ用ポールねじ軸 1 6 0は、 軸方向一方の端部 ( 図 1 0中の右端部) において、 ベアリング 1 6 4を介して、 メカニカル ラム 1 5 4に対して中心卿回りに回転可能に且つ軸方向に移動不能に支 持されており、 可動盤 1 0 8側に向かって突出せしめられていると共に、 この可動盤 1 0 8側への突出側先端部分 1 6 6がポールねじ軸部分とさ れている。 そして、 この突出側先端部分 1 6 6に対してェジェクタ用ポ —ルねじナット 1 6 8が螺合されており、 該ェジェク夕用ポールねじナ ット 1 6 8が、 可動盤 1 0 8に組み込まれたェジェクタプレ一ト 1 7 0 に対して固着されている。 なお、 ェジェクタプレー卜 1 7 0は、 適数本 のェジェクタピン 1 7 2を備えており、 周知の如く、 型開後に成形品を 可動金型から離型させるものである。
また、'ェジェクタ用ポールねじ軸 1 6 0の軸方向他方の端部 (図 1 0 中の左端部) には、 ェジェクタ用電動モータとしてのェジェクタ用サー ポモータ 1 6 2の出力軸が相対回転不能に連結されている。 更に、 かか るェジェクタ用サーポモータ 1 6 2は、 メカニカルラム 1 5 4の中空孔 1 5 8内に揷入配置されていると共に、 メカニカルラム 1 5 4の軸方向 開口端部に対してポルト固定されている。 なお、 メカニカルラム 1 5 4 の中空孔 1 5 8内は、 軸方向一端部において、 ベアリング 1 6 4の支持 部に貫設された通孔 1 7 4を通じて外部に連通されていると共に、 軸方 向他端部において、 ェジェクタ用サーポモ一タ 1 6 2の外周側に形成さ れた隙間 1 7 6とェジェクタ用サーポモ一夕 1 6 2の取付フランジ部に 形成された切欠孔 1 Ί 8を通じて外部に連通されており、 これら通孔 1 7 4と隙間 1 7 6および切欠孔 1 7 8によって、 メカニカルラム 1 5 4 の移動時等において、 中空孔 1 5 8内が積極的に換気されるようになつ ている。
そして、 ェジェクタ用サ一ボモータ 1 6 2によってェジェクタ用ポ一 ルねじ軸 1 6 0を回転駆動せしめることによって、 ェジェクタ用ポール ねじ軸 1 6 0とェジェクタ用ポールねじナツト 1 6 8のねじ送り作用に 基づいて、 ェジェクタプレート 1 Ί 0が可動盤 1 0 8に対して中心軸方 向に相対変位せしめられて、 ェジェクタピン 1 7 2が突出/引込作動せ しめられるようになっている。
従って、 上述の如き構造とされた型締装置においても、.第一の実施形 態の型締装置と同様な効果を、 何れも有効に発揮し得るのであり、 電動 ねじ送り式型開閉機構 1 1 0, 1 1 0による直接的なねじ送り作用に基 づいて、 可動盤 1 0 8を高速で型開閉作動せしめることが出来ると共に、 型締作動時においては、 増圧シリンダ機構 1 1 2と型締シリンダ機構 1 1 4による油圧機構を利用した倍力作用に基づいて、 大きな型締カを可 動盤 1 0 8に及ぼすことが出来るのである。
また、 特に本実施形態の型締装置では、 電動ねじ送り式型開閉機構 1 1 0 , 1 1 0において、 型用ボールねじ軸 1 1 8が、 サ一ポモータ 1 1 6によって直接に駆動されることから、 ベルト等の伝動手段を用いる場 合に比して、 静音化や位置制御精度の向上などが有利に達成されるとい つた利点がある。
しかも、 本実施形態の型締装置においては、 電動ねじ送り式型開閉機 構 1 1 0 , 1 1 0と増圧シリンダ機構 1 1 2, 1 1 2を、 複数に分割し て受圧盤 1 0 4および可動盤 1 0 8の両側に配設し、 更に、 サーポモー 夕 1 1 6, 1 1 6を可動盤 1 0 8に支持せしめたことにより、 第一の実 施形態の型締装置よりも、 軸方向寸法を小さくしてコンパクト化するこ とが可能となったのである。
また、 本実施形態の型締装置においては、 増圧シリンダ機構 1 1 2に おける増圧ラム 1 2 6が、 型開閉作動に際して、 コイルスプリング 1 3 0で位置決めされるだけでなく、 ロックピン 1 3 4によっても直接に位 置決め固定されることから、 型開閉作動の更なる安定化が図られ得る。 また、 電動ねじ送り式型開閉機構 1 1 0 , 1 1 0と増圧シリンダ機構
1 1 2, Γ 1 2を、 複数に分割して受圧盤 1 0 4および可動盤 1 0 8'の 両側に配設したことにより、 メカニカルラム 1 5 4の中空孔 1 5 8を利 用して、 中心軸上に電動ねじ送り式ェジェクタ機構を配設せしめ得たの であり、 それによつて、 ェジェクタ機構の電動化と配設スペースの効率 化が有利に実現可能とされる。
しかも、 メカニカルラム 1 5 4の軸方向両側で、 該メカニカルラム 1 5 4の中空孔 1 5 8内が、 通孔 1 7 4と隙間 1 7 6および切欠孔 1 7 8 によって外部空間に連通されて、 メカニカルラム 1 5 4内の通気性が向 上されていることから、 メカニカルラム 1 5 4内に配設されたェジェク 夕用サーポモータ 1 6 2の発熱も有利に軽減乃至は回避され得る。 なお、 本実施形態においても、 前記第一の実施形態の型締装置と同様 に、 受圧盤 1 0 4に対する型締シリンダ 1 3 8のメカニカルラム 1 5 4 の中心軸方向での相対位置を調節する位置調節用電動モータとしての第 二のサーポモータ (7 8 ) が、 好適に採用され得ることとなり、 かかる 位置調節用電動モータを採用することによって、 嚙合歯 1 4 7の係止歯 1 5 6に対する嚙合位置を調節してピストン位置基準点を容易に且つ明 確に設定することが可能となる。
さらに、 使用する金型を装着せしめた状態下で、 嚙合歯と係止歯の嚙 合位置を求めるための計算方法としては、 基準位置や考え方を異にする 手法が多く存在するが、 それらは単に計算上の相違に過ぎず、 本発明に おいては、 それら各種の計算方法が何れも採用可能であり、 特に、 初期 位置から最も少ないストローク量で嚙合歯と係止歯の嚙合位置を発現せ しめ得る状態を算出し得るものが好適に採用される。
また、 第一の実施开態の原点出しにおける前記③の機械的な微調整に 際しては、 ハーフナツト 8 0の嚙合歯 8 6と型開閉シリンダ 1 2の係止 歯 8 8の係止位置をサ一ポモ一夕 2 2の回動位置原点に対する具体的な 相対位置として特定出来れば良く、 必ずしも、 型締ラム 6 6の後退端位 置で嚙合歯 8 6と係止歯 8 8が係止されるよ.うにする必要はない。 以上、 本発明の実施形態について詳述してきたが、 これらはあくまで も例示であって、 本発明は、 これらの実施形態における具体的な記載に よって、 何等、 限定的に解釈されるものでなく、 本発明の当業者の知識 に基づいて種々なる変更, 修正, 改良等を加えた態様において実施され 得るものであり、 また、 そのような実施形態が、 本発明の趣旨を逸脱し ない限り、 何れも、 本発明の範囲内 含まれるものであることは、 言う までもないところである。 産業上の利用可能性 上述の説明から明らかなように、 本発明に従う構造とされた型締装置 は、 射出成形機用の型締装置として採用され得るのであり、 そこにおい て、 特に、 可動盤の開閉駆動力をポールねじ機構を利用して簡単な構造 で得ることが出来ると共に、 油圧機構を併用したことによる大きな型締 力を、 簡単な構造と優れたエネルギ効率をもって有効に得ることが出来、 電動機構と油圧機構を効率的に組み合わせて駆動源とした複合型の新規 ' な型締装置として、 産業上有利に採用され得る。
また、 本発明方法に従えば、 そのような本発明に従う構造とされた型 締装置を用いて成形操作を行うに際して、 産業上で採用され得て、 それ によって、 例えば、 型閉作動から型締作動へのスムーズな移行の実現や、 圧抜作動時におけるショックの軽減等が、 有利に達成可能となる。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . 互いに離隔して固定的に対向配置された固定盤および受圧盤と、 それら固定盤と受圧盤の間に配設されて、 それら固定盤と受圧盤の対 向方向に変位可能とされた可動盤と、
前記受圧盤と該可動盤の間に配設されて、 該可動盤を該固定盤に対し て接近 Z離隔方向に駆動変位せしめる電動モータ式の駆動機構と、 前記受圧盤と前記可動盤の何れか一方の側に支持された型用ポールね じ軸と、 他方の側に支持された型用ボールねじナットを、 型駆動用電動 モータで相対回転させて、 それら型用ポールねじ軸と型用ポールねじナ ットのねじ送り作用により型開閉作動せしめる電動ねじ送り式型開閉機 構と、 ―
1亥電動ねじ送り式型開閉機構における前記型用ポ一ルねじ軸と前記型 用ポールねじナツトのねじ送り作用によって作動せしめられる、 前記受 圧盤側に設けられた増圧シリンダ機構と、
該増圧シリンダ機構で生ぜしめられた油圧が及ぼされる、 前記受圧盤 側に設けられた型締シリンダ機構と、
該型締シリンダ機構のビストンを前記可動盤に対して離脱可能に係止 せしめて、 型閉状態下で前記型用ボールねじ軸と前記型用ポールねじナ ットのねじ送り作用で前記増圧シリンダ機構を作動せしめることにより、 該型締シリンダ機構に生ぜしめられる型締カを該可動盤に及ぼす係止手 段とを、
設けたことを特徴とする型締装置。
2 . 前記増圧シリンダ機構において、 シリンダ容積が大きくなる側のス トローク端に向かってピストンを付勢する付勢手段を設けた請求の範囲 第 1項に記載の型締装置。
3 . 前記増圧シリンダ機構において、 ピストンをシリンダに対して移動 不能に係止する解除可能な口ック手段を設けた請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の型締装置。
4 . 前記増圧シリンダ機構のシリンダ室と、 前記型締シリンダ機構のシ リンダ室とを接続する油圧回路を有すると共に、 かかる油圧回路上に、 それら両シリンダ室間を連通/遮断するパルプ手段を配設した油圧機構 を設けた請求の範囲第 1項乃至第 3項の何れかに記載の型締装置。
5 . 前記增圧シリンダ機構のピストンを中空筒構造として、 該中空ビス トンの外周面にシリンダ室を形成する一方、 前記型用ポールねじ軸を該 中空ピストンに挿通配置せしめると共に、 前記型用ポールねじナットを 該中空ビストンに固定した請求の範囲第 1項乃至第 4項の何 かに記載 の型締装置。
6 . 前記型締シリンダ機構を、 前記可動盤の中心軸の延長線上に配設す ると共に、 該型締シリンダ機構のピストンを中空筒構造として、 前記可 動盤に固設したメカニカルラムを該型締シリンダ機構の中空ピストンに 内挿配置せしめる一方、 前記係止手段によって、 該型締シリンダ機構の 中空ピストンを該メカニカルラムに対して係止せしめるようにした請求 の範囲第 1項乃至第 5項の何れかに記載の型締装置。
7 . 前記係止手段を、 前記メカニカルラムにおいて軸方向で一定間隔で 形成された多数の係止歯と、 前記型締シリンダ機構のピストンによって 軸方向に移動不能に支持されて、 該メカニカルラムの係止歯に対して接 近 Z離間方向に変位せしめられることにより、 該メカニカルラムの係止 ' 歯に対して係止/"離脱せしめられる嚙合歯を備えた係止部材とを、 含ん で構成した請求の範囲第 6項に記載の射出成形機における型締装置。
8 . 前記メカニカルラムに対して、 前記係止部材を、 該メカニカルラム の軸方向で相対変位せしめて、 該メカニカルラムの係止歯と、 該係止部 材の嚙合歯の係止位置合わせをする位置調節用電動モ一タを設けた請求 の範囲第 7項に記載の射出成形機における型締装置。
9 . 前記型締シリンダ機構における前記中空ピストンの作動ストローク 量を、 前記係止歯のピッチに対して、 前記受圧盤と前記可動盤の間に及 ぼされる型締力によってそれら受圧盤と可動盤が相対的に離隔方向に変 位せしめられる伸び量を加算した合計値よりも大きく設定した請求の範 囲第 7項又は第 8項に記載の射出成形機における型締装置。
1 0 . 前記メカニカルラムを中空構造として、 該メカニカルラムにェジ ェク夕用ボールねじ軸を内揷配置せしめて、 該ェジェクタ用ポールねじ 軸とそれに螺合されたェジェクタ用ポールねじナツトの何れか一方を該 メカニカルラムに固定すると共に、 他方を前記可動盤に装着されたェジ ェクタに固定することにより、 それらェジェクタ用ポールねじ軸とェジ ェク夕用ポ一ルねじナツトをェジェク夕用電動モータで相対回転させて、 ねじ送り作用により該ェジェクタを駆動せしめる電動ね 送り式ェジェ クタ機構を設けた請求の範囲第 6項乃至第 9項の何れかに記載の型締装
1 1 . 前記ェジェクタ用電動モ一夕を、 前記メカニカルラムの中空孔に 揷入配置して固定すると共に、 該メカニカルラムの中空孔内を軸方向に 貫通して延びる冷却用換気通路を設けた請求の範囲第 1 0項に記載の型
1 2 . 前記增圧シリンダ機構を、 前記可動盤の中心軸の周りに複数個配 設した請求の範囲第 1項乃至第 1 1項の何れかに記載の型締装置。
1 3 . 前記複数個の増圧シリンダ機構のピストンを、 それぞれ中空筒構 造として.、 それら各中空ピストンの外周面にシリンダ室を形成する一方, それら各中空ピストンに前記型用'ボールねじ軸を挿通配置せしめて、 前 記型用ポールねじナツトを該中空ビストンに固定すると共に、 それら各 型用ポールねじ軸を回転駆動せしめる型駆動用電動モータを、 それぞれ、 前記可動盤に支持せしめた請求の範囲第 1 2項に記載の型締装置。
1 4 . 前記メカニカルラムを中空筒構造として、 前記型用ポールねじ軸 を該メカニカルラムに内挿配置した請求の範囲第 6項乃至第 9項の何れ かに記載の型締装置。 '
1 5 . 前記固定盤を固定的に支持するベースによって前記型用ポールね じ軸を軸方向に移動不能に支持せしめる一方、 前記メカニカルラム内に ピストンを滑動可能に収容配置せしめて前記増圧シリンダ機構を構成す ると共に、 該ピストンに前記型用ポールねじナツトを固着した請求の範 囲第 1 4項に記載の型締装置。
1 6 . ベースによって中心軸回りで回転可能に且つ軸方向で移動不能に 支持された前記型用ポールねじ軸と、
該型用ポールねじ軸を往復回転駆動せしめる前記型駆動用電動モー夕 と、
前記型用ポールねじ軸に外挿配置せしめられ、 軸方向先端部に前記可 動盤が取り付けられて、 前記ベースに対して中心軸回りで回転不能に且 つ中心軸方向に移動可能に支持された中空構造のメカニカルラムと、 該メカニカルラムに対して中心軸方向で滑動可能に且つ中心軸回りで 回転不能に内挿されて、 該メカニカルラムの軸方向先端側への滑動によ つて容積が小さくなる油圧シリンダ室を該メカニカルラムとの問に形成 して、 該メカニカルラムと協働して前記増圧シリンダ機構を構成するピ ス卜ンと、
該増圧シリンダ機構のピストンを、 前記メカニカルラムに対して、 前 記可動盤から離隔する軸方向後端側に向かつて付勢する付勢手段と、 前記型用ポールねじ軸に螺合されると共に、 前記増圧シリンダ機構の ピストンに固着されることにより、 該型用 ールねじ軸の回転に伴って、 該ピストンを滑動方向に変位せしめる前記型用ポ一ルねじナツ卜と、 前記メカニカルラムの外周側に配設されて、 前記ベースによって固定 的に支持された前記型締シリンダ機構のシリンダと、
該型締シリンダ機構のシリンダに対して中心軸方向で滑動可能に嵌合 されて、 前記メカニカルラムに外挿配置せしめられることにより、 該型 締シリンダ機構のシリンダとの間に型締シリンダ室を形成する前記型締 シリンダ機構のピストンと、 ·
該型締シリンダ機構のビストンを該型締シリンダ機構のシリンダに対 して滑動方向に相対変位せしめて、 該ピストンの該シリンダに対する軸 方向の相対位置を調節, 設定する位置調節用電動モータと、
前記増圧シリンダ機構のシリンダ室を前記型締シリンダ機構のシリン ダ室に接続せしめて、 前記型用ボールねじ軸の回転に伴うねじ送り作用 によって該増圧シリンダ機構のシリンダ室に生ぜしめられる油圧を該型 締シリンダ機構のシリンダ窒に伝達して該型締シリンダ機構のビストン に駆動力を及ぼす油圧機構と、
前記型締シリンダ機構のピストンと前記メカニカルラムの間に設けち れて、 それら型締シリンダ機構のピストンとメカニカルラムを相互に係 止することにより、 該型締シリンダ機構の駆動力を該メカニカルラムに 対して型締力として及ぼす前記係止手段とを、
設けた請求項 1に記載の型締装置。
1 7 . 前記可動盤の中心軸の延長線の周りで該中心軸と平行に配設され た複数個のシリンダを、 前記受圧盤に固設すると共に、 それら各シリン ダに対して中空筒構造のピストンを滑動可能に収容配置せしめて、 該ピ ストンの外周面上に、 該ピストンの前記可動盤から離隔方向への滑動に よって容積が小さくなる油圧シリンダ室を、 それぞれ形成することによ つて構成された、 複数の前記増圧シリンダ機構と、 前記可動盤の中心軸の周りで該中心軸と平行に配されて、 前記各増圧 シリンダ機構におけるピストンにそれぞれ揷通配置されると共に、 該可 動盤に対して軸方向に移動不能に取り付けられた複数本の前記型用ポ一 ルねじ軸と、
前記可動盤に装着されて、 前記各型用ポールねじ軸をそれぞれ中心軸 回りに往復回転駆動せしめる前記型駆動用電動モー夕と、
前記各増圧シリンダ機構のピストンに固着されて、 前記各型用ポール ねじ軸に螺合された前記型用ポールねじナツトと、
前記各増圧シリンダ機構においてビストンをシリンダに対して、 前記 可動盤に接近する軸方向に付勢する付勢手段と、
前記受圧盤に固設されて、 前記可動盤の中心軸の延長線上に位置せし められた単一のシリンダに対して、 中空筒構造のピストンを滑動可能に 掙入配置せしめて、 該ピストンの外周面上に; 該ピストンの前記可動盤 から離隔方向への滑動によつて容積が小さくなる油圧シリンダ室を形成 することによって構成された前記型締シリンダ機構と、
前記各増圧シリンダ機構のシリンダ室への油の給排を停止して、 該増 圧シリンダ機構のピストンをシリンダに固定的に位置決めすることより、 前記型用ポールねじ軸の回転によって、 該増圧シリンダ機構のシリンダ が固設された前記受圧盤に対して前記可動盤を相対変位せしめて型開閉 作動を行わしめる一方、 該増圧シリンダ機構のシリンダ窒を前記型締シ リンダ機構のシリンダ室に接続すると共に、 該増圧シリンダ機構のビス トンを滑動可能とすることにより、 前記ボールねじ軸の回転によって、 該増庄シリンダ機構の'シリンダ室に生ぜしめられる油圧を該型締シリン ダ機構のシリンダ室に伝達して該型締シリンダ機構のピストンに駆動力 を及ぼす油圧機構と、
前記可動盤に固設されて、 該可動盤の中心軸上を前記受圧盤に向かつ て突出せしめられて、 前記型締シリンダ機構のピストンに揷通配置され たメカニカルラムと、
該メカニ ルラムと前記型締シリンダ機構のピストンの間に設けられ て、 それらメカニカルラムとピストンを相互に係止することにより、 該
' 5 型締シリンダ機構の駆動力を該メカニカルラムに対して型締力として及 ぼす前記係止手段と、
前記メカニカルラムに内揷配置されたェジェクタ用ポールねじ軸と、 該ェジェクタ用ポールねじ軸に螺合されたェジェクタ用ポールねじナツ トを備え、 それらェジェクタ用ポールねじ軸とェジェクタ.用ポールねじ
10 ナットの何れか一方を前記メカニカルラムに取り付けると共に、 他方を 前記可動盤に装着されたェジェクタに取り付けて、 それらェジェクタ用 ポ一ルねじ軸とェジェクタ用ポールねじナツトをェジェクタ用電動モー 夕で相対回転せしめることにより、 ねじ送り作用によって該ェジェクタ を駆動せしめる電動ねじ送り式ェジェクタ機構とを、
15 設けた請求の範囲第 1項に記載の型締装置。
1 8 . 請求の範囲第 1項乃至第 1 7項の何れかに記載の型締装置におい て、 前記型締シリンダ機構のビストンと前記可動盤の何れか一方の側に、 それらピストンと可動盤の相対移動方向に一定.間隔を隔てて位置する多 数の係止歯を設けると共に、 該型締シリンダ機構のピストンと該可動盤
20 の他方の側に、 該係止齒に対して係止可能な嚙合歯を備えた係止部材を
- 設けて、 該係止部材を駆動変位せしめて該嚙合歯を該係止歯に対して係 止せしめるに際して、
少なくとも装着予定の金型よりも型厚が小さい基準最小型厚のモデル 金型を装着せしめた状態下での型閉完了位置となる、 前記可動盤の前記
25 固定盤に対する軸方向位置を求めて型位置基準原点とする工程と、
該可動盤を該型位置基準原点に位置せしめた状態下で、 前記係止歯に 前記嚙合歯が係止されるように、 前記型締シリンダ機構におけるシリン ダとピストンの軸方向相対位置を求めて、 かかる特定の係止位置を該型 締シリンダ機構におけるピストン位置基準点とする工程と、
前記型位置基準原点および該ピストン位置基準点のデータに基づいて、 任意の型厚の金型を装着せしめた場合の型閉完了状態で、 該係止歯に該 嚙合歯が係止され得るように、 前記型締シリンダ機構におけるシリンダ のピストンに対する軸方向相対位置を調節する工程とを、
含むことを特徴とする型締装置の作動制御方法。
1 9 . 前記型締シリンダ機構におけるピストンの型締側への移動端まで に、 少なくとも前記受圧盤と前記可動盤の間に及ぼされる型締力によつ てそれら受圧盤と可動盤が相対的に離隔方向に変位せしめられる伸び量 に相当するストロークを残した位置で、 任意の型厚の金型を装着せしめ た場合の型閉完了位置から最も近い嚙合位置となるように、 前記型締シ リンダ機構におけるシリンダのピストンに対する軸方向相対位置を調節 する請求の範囲第 1 8項に記載の型締装置の作動制御方法。
2 0 . 前記モデル金型と実際に装着した金型との型厚寸法差を算出し'、 該型厚寸法差と前記型位置基準原点の各値から、 該金型を装着せしめた 状態での型閉完了位置を求めた後、 得られた型閉じ完了位置と前記ピス トン位置基準点との ¾隔距離を求めて、 得れらた離隔距離と前記係止歯 のピッチの各値から、 該係止歯に前記嚙合歯が係止され得る位置までの 前記型締シリンダ機構におけるシリンダのピストンに対する軸方向相対 位置の調節量を求める請求の範囲第 1 8項又は第 1 9項に記載の型締装 置の作動制御方法。
2 1 . 請求の範囲第 1項乃至第 1 7項の何れかに記載の型締装置におい て型締作動を行うに際して、
前記型用ボールねじ軸を駆動する前記型駆動用電動モ一夕として電動 式のサーポモ一夕を採用すると共に、 該サーポモ一夕の型締時における 出力トルクを、 前記増圧シリンダ機構のシリンダ室内の油圧力の検出信 号に基づいて制御することを特徴とする型締装置の作動制御方法。
2 2 . 請求の範囲第 1項乃至第 1 7項の何れかに記載の型締装置におい て型締圧の圧抜作動を行うに際して、
前記型用ポールねじ軸を駆動する前記型駆動用電動モータとして電動 式のサ一ポ乇一タを採用すると共に、 該サーポモ一夕の出力トルクを、 予め設定された型締圧の圧抜完了値に達するまで、 段階的に下げること により、 型締圧を圧抜きすることを特徴とする型締装置の作動制御方法。
2 3 . 請求の範囲第 1項乃至第 1 7項の何れかに記載の型締装置におい て型締圧の圧抜作動を行うに際して、
前記型用ポールねじ軸を駆動する前記型駆動用電動モータとして電動 式のサ一ポモー夕を採用すると共に、 予め設定された型締圧の圧抜時間 の満了と、 予め設定された型締圧の圧抜完了値への到達との、 何れかの 条件が達成されるまでの間、 該サーポモータにおける型締圧力の圧抜方 向への回転速度を段階的乃至は連続的に変化させることにより、 型締圧 を圧抜きすることを特徵とする型締装置の作動制御方法。
2 4 . 請求の範囲第 2項, 第 1 6項, 第 1 7項の何れかに記載の型締装 置において、 前記付勢手段によって前記増圧シリンダ機構のピストンに 及ぼされる付勢力に対する抗カ分を考慮して、 前記型駆動用電動乇一タ としてのサ一ボモータを制御する請求項 2 1乃至 2 3の何れかに記載の 型締装置の作動制御方法。 '
PCT/JP2000/007819 1999-05-20 2000-11-07 Dispositif de fermeture de moule et procede de commande de fonctionnement dudit dispositif WO2002038358A1 (fr)

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