JPH10113957A - 射出成形機 - Google Patents
射出成形機Info
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- JPH10113957A JPH10113957A JP27090096A JP27090096A JPH10113957A JP H10113957 A JPH10113957 A JP H10113957A JP 27090096 A JP27090096 A JP 27090096A JP 27090096 A JP27090096 A JP 27090096A JP H10113957 A JPH10113957 A JP H10113957A
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- Japan
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- mold
- ejector
- rod
- detecting means
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/77—Measuring, controlling or regulating of velocity or pressure of moulding material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】金型のコストを低くすることができ、金型の汎
(はん)用性を高くすることができ、検出誤差が生じる
ことがないようにする。 【解決手段】前端をキャビティ空間21に臨ませて進退
自在に配設されたエジェクタピン28と、エジェクタプ
レート31を介して該エジェクタピン28に固定された
エジェクタロッド36と、該エジェクタロッド36に配
設され、エジェクタロッド36に発生した歪(ひず)み
を検出する歪(ひずみ)検出手段と、該歪検出手段によ
って検出された歪みに基づいてフィードバック制御を行
う制御装置とを有する。歪検出手段は、キャビティ空間
21における樹脂の金型内圧に対応して前記エジェクタ
ロッド36に発生する歪みを検出するので、金型内に圧
力センサを埋め込む必要がない。
(はん)用性を高くすることができ、検出誤差が生じる
ことがないようにする。 【解決手段】前端をキャビティ空間21に臨ませて進退
自在に配設されたエジェクタピン28と、エジェクタプ
レート31を介して該エジェクタピン28に固定された
エジェクタロッド36と、該エジェクタロッド36に配
設され、エジェクタロッド36に発生した歪(ひず)み
を検出する歪(ひずみ)検出手段と、該歪検出手段によ
って検出された歪みに基づいてフィードバック制御を行
う制御装置とを有する。歪検出手段は、キャビティ空間
21における樹脂の金型内圧に対応して前記エジェクタ
ロッド36に発生する歪みを検出するので、金型内に圧
力センサを埋め込む必要がない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内にスクリューが配設され、計量工程において、前
記スクリューを回転させながら後退させることによっ
て、加熱シリンダ内に供給された樹脂を溶融させてスク
リューの前方に蓄えるようにしている。そして、射出工
程において、前記スクリューが前進させられ、前記スク
リューの前方に蓄えられた樹脂を射出ノズルから射出
し、金型のキャビティ空間に充填(てん)する。
ンダ内にスクリューが配設され、計量工程において、前
記スクリューを回転させながら後退させることによっ
て、加熱シリンダ内に供給された樹脂を溶融させてスク
リューの前方に蓄えるようにしている。そして、射出工
程において、前記スクリューが前進させられ、前記スク
リューの前方に蓄えられた樹脂を射出ノズルから射出
し、金型のキャビティ空間に充填(てん)する。
【0003】ところで、前記スクリューを前進させて樹
脂を射出するに当たり、キャビティ空間に充填された樹
脂の圧力、すなわち、金型内圧を検出し、検出された金
型内圧と基準値との差に基づいてフィードバック制御を
行うようにしている。この場合、成形品に最も近い箇所
の金型内圧が検出されるので、フィードバック制御を正
確に行うことができ、安定した成形が行われるようにな
る。
脂を射出するに当たり、キャビティ空間に充填された樹
脂の圧力、すなわち、金型内圧を検出し、検出された金
型内圧と基準値との差に基づいてフィードバック制御を
行うようにしている。この場合、成形品に最も近い箇所
の金型内圧が検出されるので、フィードバック制御を正
確に行うことができ、安定した成形が行われるようにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出成形機においては、金型内圧を検出するための
圧力センサを金型内に埋め込む必要が生じるので、金型
のコストが高くなるだけでなく、金型の汎(はん)用性
が低くなってしまう。そこで、前記スクリューを進退さ
せるための駆動部の適宜部材にロードセル又は圧力セン
サを取り付け、前記ロードセル又は圧力センサによって
間接的に金型内圧を検出することも考えられるが、金型
と駆動部とが多くの部材を介して連結されるので、ロー
ドセル又は圧力センサによって検出された金型圧力と実
際の金型内圧とが異なり、検出誤差が生じてしまう。
来の射出成形機においては、金型内圧を検出するための
圧力センサを金型内に埋め込む必要が生じるので、金型
のコストが高くなるだけでなく、金型の汎(はん)用性
が低くなってしまう。そこで、前記スクリューを進退さ
せるための駆動部の適宜部材にロードセル又は圧力セン
サを取り付け、前記ロードセル又は圧力センサによって
間接的に金型内圧を検出することも考えられるが、金型
と駆動部とが多くの部材を介して連結されるので、ロー
ドセル又は圧力センサによって検出された金型圧力と実
際の金型内圧とが異なり、検出誤差が生じてしまう。
【0005】したがって、射出成形機の条件出しを行う
のに熟練を要してしまう。本発明は、前記従来の射出成
形機の問題点を解決して、金型のコストを低くすること
ができ、金型の汎用性を高くすることができ、検出誤差
が生じることがない射出成形機を提供することを目的と
する。
のに熟練を要してしまう。本発明は、前記従来の射出成
形機の問題点を解決して、金型のコストを低くすること
ができ、金型の汎用性を高くすることができ、検出誤差
が生じることがない射出成形機を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出成形機においては、前端をキャビティ空間に臨ませて
進退自在に配設されたエジェクタピンと、エジェクタプ
レートを介して該エジェクタピンに固定されたエジェク
タロッドと、該エジェクタロッドに配設され、エジェク
タロッドに発生した歪(ひず)みを検出する歪(ひず
み)検出手段と、該歪検出手段によって検出された歪み
に基づいてフィードバック制御を行う制御装置とを有す
る。
出成形機においては、前端をキャビティ空間に臨ませて
進退自在に配設されたエジェクタピンと、エジェクタプ
レートを介して該エジェクタピンに固定されたエジェク
タロッドと、該エジェクタロッドに配設され、エジェク
タロッドに発生した歪(ひず)みを検出する歪(ひず
み)検出手段と、該歪検出手段によって検出された歪み
に基づいてフィードバック制御を行う制御装置とを有す
る。
【0007】本発明の他の射出成形機においては、前端
をキャビティ空間に臨ませて進退自在に配設されたエジ
ェクタピンと、該エジェクタピンを進退させる駆動手段
と、該駆動手段が前記エジェクタピンを所定の位置に保
持するために発生させる保持トルクを検出するトルク検
出手段と、該トルク検出手段によって検出された保持ト
ルクに基づいてフィードバック制御を行う制御装置とを
有する。
をキャビティ空間に臨ませて進退自在に配設されたエジ
ェクタピンと、該エジェクタピンを進退させる駆動手段
と、該駆動手段が前記エジェクタピンを所定の位置に保
持するために発生させる保持トルクを検出するトルク検
出手段と、該トルク検出手段によって検出された保持ト
ルクに基づいてフィードバック制御を行う制御装置とを
有する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における射出成形機の概念図、図2は
本発明の第1の実施の形態における歪検出器の側面図、
図3は本発明の第1の実施の形態における歪検出器の断
面図である。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における射出成形機の概念図、図2は
本発明の第1の実施の形態における歪検出器の側面図、
図3は本発明の第1の実施の形態における歪検出器の断
面図である。
【0009】図において、11は図示しない固定プラテ
ンに取り付けられた固定金型、12は可動プラテン13
に取り付けられた可動金型であり、前記固定金型11及
び可動金型12によって金型が構成される。前記可動プ
ラテン13は図示しない型締装置によって進退させら
れ、それに伴って固定金型11と可動金型12とが接離
させられて型閉じ、型締め及び型開きが行われる。そし
て、前記固定金型11と可動金型12とが接触させられ
たときに、両者間にキャビティ空間21が形成される。
ンに取り付けられた固定金型、12は可動プラテン13
に取り付けられた可動金型であり、前記固定金型11及
び可動金型12によって金型が構成される。前記可動プ
ラテン13は図示しない型締装置によって進退させら
れ、それに伴って固定金型11と可動金型12とが接離
させられて型閉じ、型締め及び型開きが行われる。そし
て、前記固定金型11と可動金型12とが接触させられ
たときに、両者間にキャビティ空間21が形成される。
【0010】また、14は前記可動金型12を可動プラ
テン13に取り付けるための取付板、16は可動金型1
2と取付板14との間に所定の間隔を保持するためのブ
ロック、23は図示しない射出装置の射出ノズルから射
出された樹脂を導入するためのスプルーブッシュ、24
は樹脂を案内するランナ、25は該ランナ24と前記キ
ャビティ空間21との間に形成されたゲートである。な
お、前記射出装置は、図示しない加熱シリンダ、及び該
加熱シリンダ内において進退自在に配設されたスクリュ
ーを有する。また、前端を前記キャビティ空間21に臨
ませて、エジェクタピン28が進退自在に配設される。
テン13に取り付けるための取付板、16は可動金型1
2と取付板14との間に所定の間隔を保持するためのブ
ロック、23は図示しない射出装置の射出ノズルから射
出された樹脂を導入するためのスプルーブッシュ、24
は樹脂を案内するランナ、25は該ランナ24と前記キ
ャビティ空間21との間に形成されたゲートである。な
お、前記射出装置は、図示しない加熱シリンダ、及び該
加熱シリンダ内において進退自在に配設されたスクリュ
ーを有する。また、前端を前記キャビティ空間21に臨
ませて、エジェクタピン28が進退自在に配設される。
【0011】そして、計量工程において、前記スクリュ
ーが回転させられながら後退させられ、加熱シリンダ内
に供給された樹脂が溶融させられてスクリューの前方に
蓄えられる。この間、型締装置においては、可動プラテ
ン13及び可動金型12が前進 (図1における右方に移
動) させられ、型閉じ及び型締めが行われる。次に、射
出工程において、前記スクリューが前進させられ、該ス
クリューの前方に蓄えられた樹脂が射出ノズルから射出
される。そして、該射出ノズルから射出された樹脂は、
スプルーブッシュ23及びランナ24を通り、ゲート2
5を抜けてキャビティ空間21に充填される。次に、保
圧工程において、キャビティ空間21に充填された樹脂
の収縮に伴って成形品にひけが発生させられることがな
いように、金型内圧が保持される。
ーが回転させられながら後退させられ、加熱シリンダ内
に供給された樹脂が溶融させられてスクリューの前方に
蓄えられる。この間、型締装置においては、可動プラテ
ン13及び可動金型12が前進 (図1における右方に移
動) させられ、型閉じ及び型締めが行われる。次に、射
出工程において、前記スクリューが前進させられ、該ス
クリューの前方に蓄えられた樹脂が射出ノズルから射出
される。そして、該射出ノズルから射出された樹脂は、
スプルーブッシュ23及びランナ24を通り、ゲート2
5を抜けてキャビティ空間21に充填される。次に、保
圧工程において、キャビティ空間21に充填された樹脂
の収縮に伴って成形品にひけが発生させられることがな
いように、金型内圧が保持される。
【0012】そして、冷却工程において、固定金型11
及び可動金型12が冷却されると、キャビティ空間21
内に充填された樹脂が固化させられ、図示しない成形品
になる。続いて、前記型締装置が作動させられ、可動プ
ラテン13及び可動金型12が後退 (図1における左方
に移動) させられ、型開きが行われる。この場合、前記
成形品は可動金型12に付着した状態で後退させられる
ので、前記エジェクタピン28を前進させることによっ
て成形品を突き落とすことができるようになっている。
及び可動金型12が冷却されると、キャビティ空間21
内に充填された樹脂が固化させられ、図示しない成形品
になる。続いて、前記型締装置が作動させられ、可動プ
ラテン13及び可動金型12が後退 (図1における左方
に移動) させられ、型開きが行われる。この場合、前記
成形品は可動金型12に付着した状態で後退させられる
ので、前記エジェクタピン28を前進させることによっ
て成形品を突き落とすことができるようになっている。
【0013】そのために、前記可動金型12と取付板1
4との間に、エジェクタプレート31が進退自在に配設
され、該エジェクタプレート31に前記エジェクタピン
28の後端 (図における左端) が固定される。また、前
記可動金型12とエジェクタプレート31との間におけ
るエジェクタピン28の周囲にはリターンスプリング3
3が配設され、該リターンスプリング33によって前記
エジェクタプレート31が後方 (図における左方) に向
けて付勢される。
4との間に、エジェクタプレート31が進退自在に配設
され、該エジェクタプレート31に前記エジェクタピン
28の後端 (図における左端) が固定される。また、前
記可動金型12とエジェクタプレート31との間におけ
るエジェクタピン28の周囲にはリターンスプリング3
3が配設され、該リターンスプリング33によって前記
エジェクタプレート31が後方 (図における左方) に向
けて付勢される。
【0014】そして、前記エジェクタプレート31の後
方には、エジェクタピン送り装置40が配設される。該
エジェクタピン送り装置40においては、前記可動プラ
テン13にガイドポスト41の前端が固定され、該ガイ
ドポスト41の後端に支持体43が固定される。該支持
体43は、図示しないベアリングを介してナット45を
回転自在に支持する。
方には、エジェクタピン送り装置40が配設される。該
エジェクタピン送り装置40においては、前記可動プラ
テン13にガイドポスト41の前端が固定され、該ガイ
ドポスト41の後端に支持体43が固定される。該支持
体43は、図示しないベアリングを介してナット45を
回転自在に支持する。
【0015】そして、該ナット45は内周においてボー
ルねじ軸46と螺(ら)合させられ、該ボールねじ軸4
6の前端にクロスヘッド48が連結される。さらに、該
クロスヘッド48の前端にエジェクタロッド36が、該
エジェクタロッド36の前端にエジェクタプレート31
がそれぞれ固定される。したがって、前記ナット45を
回転させることによって、前記ボールねじ軸46を進退
させ、エジェクタロッド36及びエジェクタプレート3
1を同様に進退させることができる。
ルねじ軸46と螺(ら)合させられ、該ボールねじ軸4
6の前端にクロスヘッド48が連結される。さらに、該
クロスヘッド48の前端にエジェクタロッド36が、該
エジェクタロッド36の前端にエジェクタプレート31
がそれぞれ固定される。したがって、前記ナット45を
回転させることによって、前記ボールねじ軸46を進退
させ、エジェクタロッド36及びエジェクタプレート3
1を同様に進退させることができる。
【0016】また、前記エジェクタピン送り装置40は
駆動手段としてのサーボモータ51によって作動させら
れるようになっている。なお、サーボモータ51の駆動
をベルト、プーリ等を使用してボールねじ軸49に伝達
することもできる。本実施の形態においては、エジェク
タピン送り装置40の駆動手段としてサーボモータ51
を使用しているが、サーボモータ51に代えて油圧シリ
ンダを使用することもできる。
駆動手段としてのサーボモータ51によって作動させら
れるようになっている。なお、サーボモータ51の駆動
をベルト、プーリ等を使用してボールねじ軸49に伝達
することもできる。本実施の形態においては、エジェク
タピン送り装置40の駆動手段としてサーボモータ51
を使用しているが、サーボモータ51に代えて油圧シリ
ンダを使用することもできる。
【0017】ところで、射出工程において、キャビティ
空間21内に樹脂が充満すると、金型内圧が急激に高く
なり、このときの充填ピーク圧によってオーバーパック
(バリ)等が発生しやすくなる。そこで、フィードバッ
ク制御を行い、充填工程から保圧工程に切り換わるとき
に金型内圧の上昇を抑制し、オーバーパック等が発生す
るのを防止するようにしている。
空間21内に樹脂が充満すると、金型内圧が急激に高く
なり、このときの充填ピーク圧によってオーバーパック
(バリ)等が発生しやすくなる。そこで、フィードバッ
ク制御を行い、充填工程から保圧工程に切り換わるとき
に金型内圧の上昇を抑制し、オーバーパック等が発生す
るのを防止するようにしている。
【0018】この場合、前記エジェクタロッド36は、
エジェクタプレート31を介して前記エジェクタピン2
8に固定されているので、前記キャビティ空間21に樹
脂が充填されると、金型内圧に比例する歪みがエジェク
タロッド36に生じる。そこで、本実施の形態において
は、射出工程において前記スクリューを前進させて樹脂
を射出するに当たり、金型内圧に対応して前記エジェク
タロッド36に発生する歪みを検出するようにしてい
る。そして、図示しない制御装置は、検出された歪みと
基準値との差に基づいてフィードバック制御を行う。
エジェクタプレート31を介して前記エジェクタピン2
8に固定されているので、前記キャビティ空間21に樹
脂が充填されると、金型内圧に比例する歪みがエジェク
タロッド36に生じる。そこで、本実施の形態において
は、射出工程において前記スクリューを前進させて樹脂
を射出するに当たり、金型内圧に対応して前記エジェク
タロッド36に発生する歪みを検出するようにしてい
る。そして、図示しない制御装置は、検出された歪みと
基準値との差に基づいてフィードバック制御を行う。
【0019】そのために、前記エジェクタロッド36の
所定箇所に図示しない段付部(くびれ部)が形成され、
該段付部に歪検出器54が配設され、該歪検出器54に
よって、キャビティ空間21に樹脂を充填したときの前
記エジェクタロッド36に発生した歪みが検出される。
前記歪検出器54は、エジェクタロッド36の外周の下
側半分を覆う下側受け55、エジェクタロッド36の外
周の上側半分を覆う上側受け56、前記下側受け55と
上側受け56との間に介在させられる弾性材58、前記
下側受け55と上側受け56とを連結して締め付けるボ
ルト57、並びに前記下側受け55とエジェクタロッド
36との間、及び上側受け56とエジェクタロッド36
との間に配設された歪検出手段としての歪ゲージ53か
ら成る。
所定箇所に図示しない段付部(くびれ部)が形成され、
該段付部に歪検出器54が配設され、該歪検出器54に
よって、キャビティ空間21に樹脂を充填したときの前
記エジェクタロッド36に発生した歪みが検出される。
前記歪検出器54は、エジェクタロッド36の外周の下
側半分を覆う下側受け55、エジェクタロッド36の外
周の上側半分を覆う上側受け56、前記下側受け55と
上側受け56との間に介在させられる弾性材58、前記
下側受け55と上側受け56とを連結して締め付けるボ
ルト57、並びに前記下側受け55とエジェクタロッド
36との間、及び上側受け56とエジェクタロッド36
との間に配設された歪検出手段としての歪ゲージ53か
ら成る。
【0020】このように、歪ゲージ53によって、キャ
ビティ空間21における樹脂の金型内圧に対応して前記
エジェクタロッド36に発生した歪みを検出し、検出さ
れた歪みと基準値との差に基づいてフィードバック制御
を行うようになっているので、金型内に圧力センサを埋
め込む必要がない。したがって、金型のコストを低くす
ることができるだけでなく、金型の汎用性を高くするこ
ともできる。
ビティ空間21における樹脂の金型内圧に対応して前記
エジェクタロッド36に発生した歪みを検出し、検出さ
れた歪みと基準値との差に基づいてフィードバック制御
を行うようになっているので、金型内に圧力センサを埋
め込む必要がない。したがって、金型のコストを低くす
ることができるだけでなく、金型の汎用性を高くするこ
ともできる。
【0021】また、エジェクタロッド36は、エジェク
タプレート31を介して前記エジェクタピン28に固定
されているので、前記エジェクタロッド36の歪みは実
際の金型内圧と対応する。したがって、検出誤差が生じ
ることがなく、射出成形機の条件出しを容易に行うこと
ができる。次に、本発明の第2の実施の形態について説
明する。
タプレート31を介して前記エジェクタピン28に固定
されているので、前記エジェクタロッド36の歪みは実
際の金型内圧と対応する。したがって、検出誤差が生じ
ることがなく、射出成形機の条件出しを容易に行うこと
ができる。次に、本発明の第2の実施の形態について説
明する。
【0022】図4は本発明の第2の実施の形態における
ロードセルの側面図である。図において、31はエジェ
クタプレート、36はエジェクタロッド、61は該エジ
ェクタロッド36の前端にボルト62によって固定され
た歪検出手段としてのロードセルである。次に、本発明
の第3の実施の形態について説明する。
ロードセルの側面図である。図において、31はエジェ
クタプレート、36はエジェクタロッド、61は該エジ
ェクタロッド36の前端にボルト62によって固定され
た歪検出手段としてのロードセルである。次に、本発明
の第3の実施の形態について説明する。
【0023】図5は本発明の第3の実施の形態における
歪ゲージ内蔵型センサの側面図である。図において、3
6はエジェクタロッド、64は歪検出手段としての歪ゲ
ージ内蔵型センサである。該歪ゲージ内蔵型センサ64
は前記エジェクタロッド36にボルト65によって固定
されるようになっている。
歪ゲージ内蔵型センサの側面図である。図において、3
6はエジェクタロッド、64は歪検出手段としての歪ゲ
ージ内蔵型センサである。該歪ゲージ内蔵型センサ64
は前記エジェクタロッド36にボルト65によって固定
されるようになっている。
【0024】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図6は本発明の第4の実施の形態における歪
ゲージの側面図である。図において、36はエジェクタ
ロッド、66は歪検出手段としての歪ゲージである。該
歪ゲージ66は前記エジェクタロッド36に直接貼
(は)り付けられるようになっている。
説明する。図6は本発明の第4の実施の形態における歪
ゲージの側面図である。図において、36はエジェクタ
ロッド、66は歪検出手段としての歪ゲージである。該
歪ゲージ66は前記エジェクタロッド36に直接貼
(は)り付けられるようになっている。
【0025】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。この場合、サーボモータ51(図1)にトル
ク検出手段としての図示しないトルクセンサが配設され
る。そして、キャビティ空間21に樹脂が充填されるの
に伴って発生させられる金型内圧がエジェクタピン28
に加わり、エジェクタロッド36を後退させようとす
る。このとき、前記サーボモータ51は、エジェクタピ
ン28を後退させず、所定の位置に保持するために保持
トルクを発生させる。
説明する。この場合、サーボモータ51(図1)にトル
ク検出手段としての図示しないトルクセンサが配設され
る。そして、キャビティ空間21に樹脂が充填されるの
に伴って発生させられる金型内圧がエジェクタピン28
に加わり、エジェクタロッド36を後退させようとす
る。このとき、前記サーボモータ51は、エジェクタピ
ン28を後退させず、所定の位置に保持するために保持
トルクを発生させる。
【0026】そこで、該保持トルクを前記トルクセンサ
によって検出するようにしている。そして、図示しない
制御装置は、前記トルクセンサによって検出された保持
トルクと基準値との差に基づいてフィードバック制御を
行う。したがって、金型内に圧力センサを埋め込む必要
がないので、金型のコストを低くすることができるだけ
でなく、金型の汎用性を高くすることができる。
によって検出するようにしている。そして、図示しない
制御装置は、前記トルクセンサによって検出された保持
トルクと基準値との差に基づいてフィードバック制御を
行う。したがって、金型内に圧力センサを埋め込む必要
がないので、金型のコストを低くすることができるだけ
でなく、金型の汎用性を高くすることができる。
【0027】また、エジェクタピン28は金型内圧が加
わることによって後退しようとするので、検出された保
持トルクは実際の金型内圧と対応する。したがって、検
出誤差が生じることがなく、射出成形機の条件出しを容
易に行うことができる。なお、本発明は前記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種
々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲
から排除するものではない。
わることによって後退しようとするので、検出された保
持トルクは実際の金型内圧と対応する。したがって、検
出誤差が生じることがなく、射出成形機の条件出しを容
易に行うことができる。なお、本発明は前記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種
々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲
から排除するものではない。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出成形機においては、前端をキャビティ空間に
臨ませて進退自在に配設されたエジェクタピンと、エジ
ェクタプレートを介して該エジェクタピンに固定された
エジェクタロッドと、該エジェクタロッドに配設され、
エジェクタロッドに発生した歪みを検出する歪検出手段
と、該歪検出手段によって検出された歪みに基づいてフ
ィードバック制御を行う制御装置とを有する。
れば、射出成形機においては、前端をキャビティ空間に
臨ませて進退自在に配設されたエジェクタピンと、エジ
ェクタプレートを介して該エジェクタピンに固定された
エジェクタロッドと、該エジェクタロッドに配設され、
エジェクタロッドに発生した歪みを検出する歪検出手段
と、該歪検出手段によって検出された歪みに基づいてフ
ィードバック制御を行う制御装置とを有する。
【0029】この場合、歪検出手段は、キャビティ空間
における樹脂の金型内圧に対応して前記エジェクタロッ
ドに発生する歪みを検出する。したがって、金型内に圧
力センサを埋め込む必要がないので、金型のコストを低
くすることができるだけでなく、金型の汎用性を高くす
ることができる。また、エジェクタプレートを介してエ
ジェクタピンに固定されたエジェクタロッドの歪みを検
出するようにしているので、検出された歪みは実際の金
型内圧と対応する。したがって、検出誤差が生じること
がなく、射出成形機の条件出しを容易に行うことができ
る。
における樹脂の金型内圧に対応して前記エジェクタロッ
ドに発生する歪みを検出する。したがって、金型内に圧
力センサを埋め込む必要がないので、金型のコストを低
くすることができるだけでなく、金型の汎用性を高くす
ることができる。また、エジェクタプレートを介してエ
ジェクタピンに固定されたエジェクタロッドの歪みを検
出するようにしているので、検出された歪みは実際の金
型内圧と対応する。したがって、検出誤差が生じること
がなく、射出成形機の条件出しを容易に行うことができ
る。
【0030】本発明の他の射出成形機の制御装置におい
ては、前端をキャビティ空間に臨ませて進退自在に配設
されたエジェクタピンと、該エジェクタピンを進退させ
る駆動手段と、該駆動手段が前記エジェクタピンを所定
の位置に保持するために発生させる保持トルクを検出す
るトルク検出手段と、該トルク検出手段によって検出さ
れた保持トルクに基づいてフィードバック制御を行う制
御装置とを有する。
ては、前端をキャビティ空間に臨ませて進退自在に配設
されたエジェクタピンと、該エジェクタピンを進退させ
る駆動手段と、該駆動手段が前記エジェクタピンを所定
の位置に保持するために発生させる保持トルクを検出す
るトルク検出手段と、該トルク検出手段によって検出さ
れた保持トルクに基づいてフィードバック制御を行う制
御装置とを有する。
【0031】この場合、トルク検出手段は、前記駆動手
段がキャビティ空間における樹脂の金型内圧に対応して
発生させる保持トルクを検出する。したがって、金型内
に圧力センサを埋め込む必要がないので、金型のコスト
を低くすることができるだけでなく、金型の汎用性を高
くすることができる。また、エジェクタピンは金型内圧
が加わることによって後退しようとするので、検出され
た保持トルクは実際の金型内圧と対応する。したがっ
て、検出誤差が生じることがなく、射出成形機の条件出
しを容易に行うことができる。
段がキャビティ空間における樹脂の金型内圧に対応して
発生させる保持トルクを検出する。したがって、金型内
に圧力センサを埋め込む必要がないので、金型のコスト
を低くすることができるだけでなく、金型の汎用性を高
くすることができる。また、エジェクタピンは金型内圧
が加わることによって後退しようとするので、検出され
た保持トルクは実際の金型内圧と対応する。したがっ
て、検出誤差が生じることがなく、射出成形機の条件出
しを容易に行うことができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における射出成形機
の概念図である。
の概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における歪検出器の
側面図である。
側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における歪検出器の
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるロードセル
の側面図である。
の側面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態における歪ゲージ内
蔵型センサの側面図である。
蔵型センサの側面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態における歪ゲージの
側面図である。
側面図である。
21 キャビティ空間 28 エジェクタピン 31 エジェクタプレート 36 エジェクタロッド 51 サーボモータ 53、66 歪ゲージ 61 ロードセル 64 歪ゲージ内蔵型センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)前端をキャビティ空間に臨ませて
進退自在に配設されたエジェクタピンと、(b)エジェ
クタプレートを介して該エジェクタピンに固定されたエ
ジェクタロッドと、(c)該エジェクタロッドに配設さ
れ、エジェクタロッドに発生した歪みを検出する歪検出
手段と、(d)該歪検出手段によって検出された歪みに
基づいてフィードバック制御を行う制御装置とを有する
ことを特徴とする射出成形機。 - 【請求項2】 (a)前端をキャビティ空間に臨ませて
進退自在に配設されたエジェクタピンと、(b)該エジ
ェクタピンを進退させる駆動手段と、(c)該駆動手段
が前記エジェクタピンを所定の位置に保持するために発
生させる保持トルクを検出するトルク検出手段と、
(d)該トルク検出手段によって検出された保持トルク
に基づいてフィードバック制御を行う制御装置とを有す
ることを特徴とする射出成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27090096A JPH10113957A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27090096A JPH10113957A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 射出成形機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10113957A true JPH10113957A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17492552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27090096A Withdrawn JPH10113957A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 射出成形機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10113957A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002038358A1 (fr) * | 1999-05-20 | 2002-05-16 | Kabushiki Kaisya Meiki Seisakusyo | Dispositif de fermeture de moule et procede de commande de fonctionnement dudit dispositif |
CN105881853A (zh) * | 2016-04-27 | 2016-08-24 | 芜湖市万华塑料制品有限公司 | 绝缘骨架注塑模具的模压控制装置 |
EP3381641A1 (en) | 2017-03-31 | 2018-10-03 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Injection molding machine |
-
1996
- 1996-10-14 JP JP27090096A patent/JPH10113957A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002038358A1 (fr) * | 1999-05-20 | 2002-05-16 | Kabushiki Kaisya Meiki Seisakusyo | Dispositif de fermeture de moule et procede de commande de fonctionnement dudit dispositif |
US6439875B1 (en) | 1999-05-20 | 2002-08-27 | Kabushiki Kaisya Meiki Seisakusyo | Mold clamping apparatus and method of controlling operation of the apparatus |
CN105881853A (zh) * | 2016-04-27 | 2016-08-24 | 芜湖市万华塑料制品有限公司 | 绝缘骨架注塑模具的模压控制装置 |
EP3381641A1 (en) | 2017-03-31 | 2018-10-03 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Injection molding machine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |