WO2004024417A1 - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

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WO2004024417A1
WO2004024417A1 PCT/JP2003/011539 JP0311539W WO2004024417A1 WO 2004024417 A1 WO2004024417 A1 WO 2004024417A1 JP 0311539 W JP0311539 W JP 0311539W WO 2004024417 A1 WO2004024417 A1 WO 2004024417A1
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mold clamping
mold
platen
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cylinder
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PCT/JP2003/011539
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Inventor
Misao Fujikawa
Shigeki Maeno
Original Assignee
Sodick Co., Ltd.
Sodick Plustech Co., Ltd.
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/68Mould opening, closing or clamping devices hydro-mechanical

Definitions

  • the mold clamping device described in Patent Literature 1 is not always sufficient for saving space and increasing speed. This is because the drive cylinder is a double-ended piston and the mold clamping mechanism becomes longer. It is also necessary to separately lubricate and seal the mold opening / closing screw and the nut screwed to it.
  • the mold clamping device described in Patent Document 2 does not include a mold clamping mechanism that does not load the mold opening / closing screw with a strong mold clamp, and the mold clamping force is directly applied between the nut and the screw rod. In order to avoid this, a large diameter screw must be prepared. Also, the lubrication and sealing between the nut and the threaded rod required separate measures like the mold clamping device described in Patent Document 1.
  • the auxiliary storage tank is arranged in the immediate vicinity of the mold clamping cylinder, and the mold clamping chamber and the auxiliary storage tank are connected via the pre-fill valve at the shortest distance. Prefill operation and recirculation operation can be performed efficiently and at high speed.
  • the mold clamping cylinder 11 is configured as a single-acting cylinder adapted to the shape of the single rod piston of the mold clamping shaft 21 described above, and a mold oil chamber 23 to which hydraulic oil is supplied and a hydraulic oil
  • a mold-clamping chamber 23 provided with an empty chamber 28 that is not supplied before and after the piston portion 21 a is an oil chamber formed by closing the rear end of the mold-clamping cylinder 11 with the first flange 24. is there.
  • the oil chamber 23 is formed with a supply / discharge hole 11a communicating with a tank device of a hydraulic device described later, and the hydraulic oil is supplied from the supply / discharge hole 11a during opening / closing operation of the mold. Is discharged.
  • the high-pressure hydraulic oil from the hydraulic pressure source 51 is supplied to the mold clamping chamber 23 of the mold clamping cylinder 11 to perform mold clamping (S05).
  • the operation of closing the mold oil chamber 23 with respect to the auxiliary storage tank 40 before the mold clamping and the operation of increasing the pressure of the mold oil chamber 23 for mold clamping are performed by one directional switching valve. 53 It is performed sequentially only by the operation of 3.
  • the fixed platen 7 has a connection frame 7a on the lower surface thereof, and the mold clamping cylinder 11 is hung on a flat plate portion 7b at the lower end of the connection frame 7a.
  • the flat plate portion 7b also serves as the upper flange member of the mold clamping cylinder 11, but they may be individual members.
  • the servo motor 12 is fixed to the side surface of the flat plate portion 7b, that is, the side surface of the mold clamping cylinder 11, and the screw shaft 14 penetrates the flat plate portion 7b, that is, the upper flange member of the mold clamping cylinder 11 1. It is rotatably supported at a position corresponding to the axis.
  • connection frame 7a may have any configuration as long as it secures a mounting space for the ejector device 70 and the ejector drive motor 71 in addition to the timing belt 17 and the like. In any case, the connection frame 7 a directly fixes the mold clamping cylinder 11 to the lower surface of the fixed platen 7.
  • the mold clamping cylinder 11 fits the single-rod piston-shaped mold clamping shaft 21
  • a mold oil chamber 23 and another oil chamber 28 are provided above and below the stone portion 21a.
  • the mold-clamping oil chamber 23 is an oil chamber in contact with the upper side of the piston 21 a, that is, the nut 22, and communicates with the tank device of the hydraulic system or the auxiliary storage tank 40 described above when the movable platen 20 is opened and closed.
  • the supply / drain hole 11 a is formed.
  • the auxiliary storage tank 40 communicates with the supply / discharge hole 11a via the prefill valve 41 described above.
  • Such a configuration is also the same as the configuration of the horizontal mold clamping device described above.

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Description

明細 射出成形機の型締装置 技術分野
本発明は、 モ一夕によって可動プラテンの型開閉が行われ油圧シリンダに よって可動プラテンの型締めが行われる型締装置の改良に関する。 背景技術
モータによって型開閉が行われ油圧によって型締めが行われる型締装置は
、 可動プラテンの型開閉速度と型開き位置の精密な制御を可能にすると共に 強大な型締力の正確な制御を可能にする。 このような型締装置において、 型 開閉及び型締め動作の高速化ゃ型締装置の省スペース化が常に要求されるが 、 中型小型の射出成形機においてそれらがより強く要求される。 特に精密な 小物成形品の生産では、 多数個取りの金型によって一度に多数の成形品を射 出成形するために、 成形品の高生産性と高品質性が要求される。
このような要求を満たすためには、 型締軸あるいはタイバ一に係合するハ ーフナツト装置等の係合装置を型締装置から省くことが効果的である。 ハー フナツト装置等の省略は、 中型小型の型締装置の省スペース化と型開閉動作 の簡略化と高速化に多いに寄与するからである。
ハーフナット装置等が省略されたこの種の型締装置は、 例えば、 後にその 公報番号が示されるつぎのような特許文献 1に開示されている。 この型締装 置は、 固定型板 (固定プラテンに相当する。 ) と、 支持型枠 (支持プラテン を含む部材に相当する。 ) と、 それらの間で移動する可動型板 (可動プラテ ンに相当する。 ) とを備え、 その支持型枠に、 型開閉用のサ一ポモー夕と、 そのサーポモー夕によって回転制御される型開閉スクリュウと、 型締め用の 型締シリンダとを備え、 可動型板がその型締シリンダに貫通して収容される 駆動筒体 (型締軸に相当する。 ) を一体に備える。 そして、 その駆動筒体が その中心に型開閉スクリュウの出没する穴を備えると共にその後端に型開閉 スクリュウに螺合するナツトを内蔵し、 更にその駆動筒体の外周の中程の位 置に型締シリンダ中で移動するビストン部を一体に備える。 特に駆動筒体が 両ロッドピストンの形状に形成されることから、 型締シリンダは前室と後室 とを備える。 そして、 それらの前室と後室とが等しい断面積の油室に形成さ れると共にそれらの油室を連通する油路が型締シリンダの側方に備えられ、 油路の開閉を行う開閉装置と型締のための油圧作動油の増圧を行う増圧機構 とがその油路中に併せて備えられている。
このような構成によって、 型締装置は、 サーポモー夕を回転制御して型開 閉スクリュウに螺合するナットを移動させることによつて駆動筒体を移動さ せて型開閉を行う一方で、 型締シリンダによって駆動筒体を直接押圧して型 締め動作を行う。 型締制御は増圧機構によって行われる。 この型締装置は、 駆動筒体を直接押圧するのでハーフナツト装置を備えなくても良い。 また、 この型締装置は、 型閉じ動作中に型締めシリンダの後室に作動油を吸い込ん で充満する、 所謂プレフィルするための作動油を貯留するタンクを備えなく ても良い。 駆動筒体が両ロッド形状のピストンであることから、 前室の作動 油が油路を通って後室へ無理なく移動するからである。
この種の他の型締装置として、 例えば、 特許文献 2に開示されたものもあ る。 この型締装置は、 固定プレート (固定プラテンに相当する。 ) と、 リタ ーンプレート (支持プラテンを含む部材に相当する。 ) と、 それらの間で移 動する移動プレート (可動プラテンに相当する。 ) とを備え、 そのリターン プレートが型開閉用の回転装置と、 型締め用のシリンダと、 前記回転装置に よって回転制御されるとともに前記シリンダに回転自在に軸支されるナツト とを備え、 その移動プレートが前記ナットに螺合するネジ棒を備える。 そし て、 前記ネジ棒は、 その端部に前記シリンダ中で移動するピストンを一体に 固定する。
このような構成によって、 型締装置は、 回転装置を回転制御してナットに 螺合するネジ棒を移動させることによって型開閉を行う一方で、 シリンダに よってネジ棒を油圧的に直接押圧して型締め動作を行う。
以上に記載された特許文献 1の型締装置は実開昭 6 2— 0 4 8 5 1 9号公 報の第 1図に、 また、 特許文献 2の型締装置は特開平 7— 1 3 2 5 1 7号公 報の第 6図において開示されている。
しかしながら、 特許文献 1に記載された型締装置は省スペース化と高速化 において必ずしも充分ではない。 駆動筒体が両口ッド形状のピストンである ために型締機構が長くなるからである。 また、 型開閉スクリュウ及びこれに 螺合するナットを別途に潤滑しシールする必要がある。 一方、 特許文献 2に 記載された型締装置には型開閉スクリュウに強大な型締カを負荷させない型 締機構が含まれず、 型締力がナツトとネジ棒との間に直接負荷されることを 回避するために大径のネジを用意しなければならない。 また、 ナットとネジ 棒との間の潤滑とシールについて特許文献 1記載の型締装置と同じく別途の 対応が必要であった。 そこで、 本発明の型締装置は、 型締カをナットとネジ棒との間に直接負荷 させないことはもちろん、 上記型締装置の省スペース化と高速化を図ると共 に、 更に、 ナットとネジ棒との間の潤滑とシールに関して別途に潤滑ゃシー ルを必要としない構成を提案する。 また、 本発明は、 この型締装置に最適な 油圧機器であって、 型開閉時及び型締め時の型締シリンダに対する作動油の 供給の切り換え、 作動油の増圧、 及び圧抜きの切り換え制御を簡略化して高 速化する油圧機器を提案する。 更に、 本発明は、 その技術思想を竪型の射出 成形機に採用した竪型型締装置を提案する。 発明の開示
上記目的を達成するため、 本発明の射出成形機の型締装置は、 可動プラテ ンの固定プラテンに対する型締めが型締シリンダに挿嵌されて進退する型締 軸によって行われ、 前記可動プラテンの前記固定プラテンに対する型開閉が サーポモータによって回転制御されるねじ軸に螺合するナツトの移動によつ て行われる射出成形機の型締装置において、 前記型締シリンダが前記固定プ ラテンに直接的にあるいは第 1部材を介して結合され、 前記ねじ軸が前記型 締シリンダに回転自在に設けられ、 前記可動プラテンに直接的にあるいは第
2部材を介して結合される前記型締軸が片口ッドピストンに形成され、 その ピストンへッド側の端部に前記ねじ軸と螺合するナツトを内蔵すると共にそ の大部分の中心に前記ねじ軸のねじ部が出没するねじ軸穴を備えて、 前記ね じ軸及びナッ卜が前記型締シリンダの中に配置されるように構成される。 このような構成によれば、 型締軸が片口ッドピストンに形成され型締シリ ンダが単動シリンダに構成されるので型締装置の全長が短縮される。 加えて 、 ねじ軸のねじ部とナツトが型締シリンダに内蔵されて作動油に浸潰される ので、 高速に型開閉動作を行うことができると共にねじ部の潤滑や汚染防止 のために別途に潤滑やシールをする必要がなレ ^。
また、 本発明の射出成形機の型締装置は、 前記第 1部材が前記固定プラテ ンにタイバ一を介して結合された支持プラテンであり、 前記型締シリンダが 前記支持プラテンの前記可動プラテンに対向する面の反対側の面に設けられ 、 前記型締軸が前記可動プラテンの前記支持プラテンに対向する面に直接的 に固定されて、 前記可動プラテンが前記固定プラテンと前記支持プラテンと の間で移動するように構成されても良い。
このような構成によって、 本発明の射出成形機の型締装置は、 横型の型締 装置において好適に実施される。 そして、 単動シリンダである型締シリンダ の型締油室の反対側の空室に作動油が出入りしないことが、 型開閉動作の高 速化を妨げず、 型開閉制御の油圧回路の簡略化に寄与する。
また、 本発明の射出成形機の型締装置は、 前記第 2部材が前記型締シリン ダの下方に配置されて前記可動プラテンに夕イロッドを介して一体に連結さ れたバックアッププレートであり、 前記型締シリンダが前記固定プラテンの 下面に直接的に固定され、 前記型締軸が前記バックアツププレ一トの上面に 固定されて、 前記可動プラテンが前記バックアッププレートを介して前記固 定プラテンの上方にて昇降するように構成されても良い。
このような構成によって本発明の型締装置が竪型の射出成形機においても 好適に実施され、 既述の本発明の型締装置と同様な作用効果が奏される。 また、 本発明の竪型の射出成形機の型締装置は、 前記型締シリンダの近傍 に補助油圧発生源を備えると共に前記型締シリンダ中の前記型締油室の反対 側にカウンタ推力油室を備えて、 前記補助油圧発生源から前記カウンタ推力 油室に供給される油圧作動油の圧力と前記型締軸の前記ピストン部の前記力 ゥンタ推力油室側の受圧面積の積が可動プラテンを含む可動部の重量に略一 致するカウン夕推力に等しくなるように調整されても良い。
このような構成によって、 可動プラテンを含む可動部の自重に相当する力 ゥン夕推力が型締軸を介して可動部に付与されるので、 可動プラテンの型開 閉動作の際にサーポモータの消費電力が少なくて済むと共に型開閉制御及び その停止制御の制御性が向上する。
また、 本発明の射出成形機の型締装置は、 前記型締油室に供給される油圧 作動油が、 前記型締シリンダの近傍に位置する補助貯留槽に貯留されると共 に前記補助貯留槽と前記型締油室との間に設けられたプレフィル弁を介して 移動するように構成されても良い。
このような構成によつて補助貯留槽を型締シリンダの直近に配置して、 型 締油室と補助貯留槽とをプレフィル弁を介して最短距離で接続するので、 型 開閉時の作動油のプレフィル動作や環流動作を効率的に、 かつ高速に行うこ とができる。 図面の簡単な説明
第 1図は本発明が横型の射出成形機の型締装置に採用された場合の実施形 態の要部を示す側面図であり、 第 2図は第 1図の型締装置の A— A矢視正面 図であり、 第 3図は第 1図の型締装置を一部断面にてより詳細に示す側面図 面である。 また、 第 4図は本発明の型締装置の全体を示す側面図である。 第 5 ( a ) 図及び第 5 ( b ) 図は本発明の型締装置に組み合わされるプレ フィル弁を断面で示す側面図であり、 特に、 前者はそのプレフィル弁の中で スプールが後退位置にある状態を示し、 後者はそのプレフィル弁の中でスプ
—ルが前進位置にある状態を示す。 また、 第 6図は第 5図のプレフィル弁を 含む油圧制御回路図である。
第 7図は本発明の型締装置の型開閉及び型締め動作を概略的に示すフロー チャートである。
第 8図は本発明の型締装置が竪型の射出成形機に採用された場合の実施形 態を一部断面で示す側面図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明に係る射出成形機の型締装置の 1実施形態が、 横型の型締装 置を例にして第 1図ないし第 4図と共に説明される。 特に、 竪型の射出成形 機に採用される型締装置の実施例は後に説明される。
第 4図が示すように、 1は横型射出成形機の型締装置であり、 機台 2に固 定された固定プラテン 7と、 その固定プラテンにタイバ一 3によって結合さ れ機台 2に対して僅かにスライド可能に支持された支持プラテン 1 0と、 そ れらのプラテンの間で移動する可動プラテン 2 0とを備える。 支持プラテン 1 0は、 固定プラテン 7に夕ィバ一 3を介して結合された第 1部材と言える 部材である。 そして、 図示省略された従来公知の固定側金型 4 aと可動側金 型 4 bが固定プラテン 7と可動プラテン 2 0に取り付けられて、 可動側金型 4 bが固定側金型 4 aに対して開閉され型締めされる。
第 1図から第 3図が示すように、 支持プラテン 1 0は、 可動プラテン 2 0 に対して反対側の面に型締シリンダ 1 1を一体に備える。 そして、 サ一ポモ 一夕 1 2が型締シリンダ 1 1にブラケット 1 3を介して固定され、 ねじ軸 1 4が型締シリンダ 1 1の後端に回転自在に軸支される。 特に、 ねじ軸 1 4の 大部分はポールねじ等のねじ部 1 4 aに形成されて、 そのねじ部 1 4 aが型 締シリンダ 1 1内に全て収容される。 サーポモータ 1 2とねじ軸 1 4はプ一 リ 1 5、 1 6とタイミングベルト 1 7によって連結されて、 サ一ポモータ 1 2の回転がねじ軸 1 4に伝達される。
可動プラテン 2 0は、 支持プラテン 1 0側に面する背面に型締軸 2 1を直 接的に一体に備える。 この型締軸 2 1は、 特にその端部に型締シリンダ 1 1 内で移動するビストン部 2 1 aを含んで、 その全体の形状が片口ッドピスト ンとなるように形成される。 そして、 型締軸 2 1の中心でねじ軸 1 4が出没 するためのねじ軸穴 2 1 bが型締軸 2 1の軸芯に形成され、 その端部にねじ 軸 1 4に螺合する、 ポールねじナット等のナット 2 2が固定される。 なお、 公知のェジェクタ装置やその駆動装置は省略されている。
特に、 型締シリンダ 1 1は、 上記の型締軸 2 1の片ロッドピストン形状に 合わせた単動シリンダに構成され、 油圧作動油が供給される型締油室 2 3と 、 油圧作動油が供給されない空室 2 8とをピストン部 2 1 aの前後に備える 型締油室 2 3は、 第 1のフランジ 2 4によって型締シリンダ 1 1の後端が 封鎖されて形成された油室である。 この油室 2 3には、 後に説明される油圧 装置のタンク装置に連通する給排孔 1 1 aが形成されて、 型開閉動作の際に この給排孔 1 1 aから油圧作動油が供給され排出される。 特に、 第 1のフラ ンジ 2 4は、 ねじ軸 1 4を回転自在に軸支するベアリング 2 5を収容し、 ね じ軸 1 4のストレート部分 1 4 bをシールするシール部材 2 6を内蔵すると 共にシール部材 2 6から漏れた作動油を排出するドレーン 2 7を有する。 空室 2 8は、 ビストン部 2 1 aを挟んで型締油室 2 3の反対側に第 2のフ ランジ 2 9によって閉鎖された空室であり、 容積的に小さい空室である。 こ の空室 2 8には、 作動油が供給されることはないがピストン 2 1 aのシール の隙間から微量の作動油が漏れ出ることはある。 それで、 漏れ出た作動油は 、 第 2のフランジ 2 9に形成されたドレ一ン孔 3 0から回収される。
型締軸 2 1には、 ねじ軸穴 2 1 bから型締油室 2 3に連通するバイパス通 路 2 1 cが複数本形成される。 このバイパス通路 2 1 cは、 型開閉の際にね じ軸 1 4がねじ軸穴 2 1 bに出没してねじ軸穴 2 1 bの容積を変化させると きにねじ軸穴 2 1 b中の作動油を型締油室 2 3に円滑に移動させて、 ねじ軸 穴 2 1 b中の作動油が高圧あるいは負圧になることを防ぐ。
以上のように構成された型締装置 1において、 サ一ポモータ 1 2がねじ軸 1 4を回転することによってナツト 2 2が移動して、 これと一体の型締軸 2 1が移動することによって可動プラテン 2 0の型開閉が行われる。 このとき 、 型締油室 2 3中の作動油は、 油圧装置のタンク装置と型締油室 2 3との間 で給排孔 1 1 aから高速に多量に移動する。 そして、 型締油室 2 3中の作動 油が型締軸 2 1のピストン部 2 1 aに油圧的に型締カを負荷して可動プラテ ン 2 0の型締めが行われる。 このとき、 高圧の作動油が型締油室 2 3に供給 される。 また、 サーポモー夕 1 2がフリーに制御されることによって、 その 型締力がねじ軸 1 4やサーポモー夕 1 2に負担されることはない。
特に、 本発明の型締装置 1においては、 型締軸 2 1が片口ッドピストンに 形成されて型締シリンダ 1 1が単動シリンダに構成されるので、 型締装置 1 の全長が短縮される。 また、 ねじ軸 1 4のねじ部 1 4 aとナット 2 2が型締 油室 2 3に内蔵されて作動油に浸漬されるので、 高速に型開閉動作を行うこ とができると共にねじ部 1 4 aの摩耗や汚染による損傷が最小限に抑えられ る。 また、 空室 2 8に作動油が出入りしないことは型締装置の油圧回路の空 室 2 8に連通する管路の省略を可能にして、 油圧回路の簡略化と、 型開閉及 び型締めの動作の高速化、 並びに油圧装置の切り換え制御の簡略化を可能に する。 特に、 後に説明されるプレフィル弁が採用される場合には、 上記の作 用効果がより顕著になる。 このための油圧装置とそれを含む油圧回路は以下 に説明される。
型開閉動作の際に型締油室 2 3に出入りする作動油は、 一般的に従来公知 の大形のチェック弁であるプレフィル弁を介して従来公知の油圧装置のタン ク装置からプレフィルされ環流される。 そして、 型締カを型締油室 2 3に発 生するための高圧作動油を供給する型締め管路がそのプレフィル弁を含むプ レフィル管路に接続している。 それで、 この場合の油圧回路には従来公知の 油圧回路が採用され、 プレフィル弁にパイロット操作される大容量のチエツ ク弁が使用される。
特に、 本発明の型締装置 1は、 小型ないしは中型の射出成形機に最適な型 締装置を提供するものであるところから、 型締油室 2 3に出入りする作動油 の油量が多くない。 それで、 従来公知の油圧装置のタンク装置とは別に、 第 1図ないし第 2図に示されるような、 小容量の補助貯留槽 4 0が型締シリン ダ 1 1の直近に配置されても良い。 このような補助貯留槽 4 0は、 従来公知 の補助槽と同じであり、 プレフィル弁に接続する接続口 4 0 aに加えてドレ —ンロ 4 0 b、 作動油の補充口 4 0 c、 そしてエア一ブリーザ 4 0 d等を備 える。 そして、 型締油室 2 3と補助貯留槽 4 0とが最短距離で連通されるよ 39
11 うに、 補助貯留槽 4 0が型締シリンダ 1 1に第 2図のようにプレフィル弁 4 1を介して最短距離で接続されるとなお良い。
この場合、 型締油室 2 3に供給されるべき作動油が型締油室 2 3直近の補 助貯留槽 4 0に貯留されるので、 型開閉時の作動油のプレフィル動作や環流 動作が、 型締油室 2 3と補助貯留槽 4 0との間で効率的に高速に行われる。 そして、 空室 2 8に作動油が出入りしないので型開閉時にその動作を妨げよ うとする背圧が空室 2 8に発生することが全くなく、 そのことは型開閉動作 の高速化と油圧配管の簡略化を図る上で都合がよい。
型締油室 2 3と補助貯留槽 4 0とを最短距離で連通するプレフィル弁は、 第 5 ( a ) 図及び第 5 ( b ) 図に断面で示されるように構成されるとなお良 い。 4 1がそのプレフィル弁であり 4 3はそのプレフィル弁の中で進退移動 するスプールである。 特に、 第 5 ( a ) 図はスプール 4 3が後退位置にある 状態を示し、 図 5 ( b ) 図はそのスプールが前進位置にある状態を示す。
より詳細には、 プレフィル弁 4 1は、 略直方体のハウジング 4 2と、 その スプール孔 4 2 aの中でその軸芯方向に移動するスプール 4 3と、 スプール 孔 4 2 aを塞ぐプラグ 4 4及び管継手 4 5とを含む。 スプール 4 3は、 両端 部にランド 4 3 a、 4 3 bを有し、 中程にくびれ部 4 3 cを有する。 ハウジ ング 4 2の中には、 つぎのような油室、 ポート、 及び通路が形成される。 即 ち、 スプール 4 3の左側に位置したパイロット環状溝 4 2 bを含むパイロッ ト油室 4 2 cと、 パイロット油室 4 2 cに連通するパイロットポート Pと、 既述した補助貯留槽 4 0に連通するタンクポート Tと、 そのタンクポート T に直接に連通する第 1の環状溝 4 2 dと、 既述した型締油室 2 3に連通する 1個の主ポート Aと、 その主ポート Aに直接に連通する第 2の環状溝 4 2 e と、 パイロット環状溝 4 2 bと主ポート Aとを連通するパイロッ卜通路 4 2 f とが形成される。 そして、 タンクポート Tと主ポート Aとを連通する通路 は、 そこで多量の作動油が高速で移動する際に大きな配管抵抗を発生しない ように、 充分に大きい断面積 (口径) を有する形状に形成される。 また、 ス プール 4 3の右側に圧縮コイルばね等のばね 4 7が収容され、 そのばね 4 7 を収容するばね室 4 2 gが絞りを含む通路 4 3 dによってタンクポート に 常時連通している。 このようなプレフィル弁 4 1は、 第 2図のように型締シ リンダ 1 1の側面に直接ポル卜止めされ、 補助貯留槽 4 0がこのプレフィル 弁 4 1に配管接続される。
このようなプレフィル弁 4 1において、 スプール 4 3は、 パイロット油室 4 2 cにパイロット圧力に達した作動油が供給されたときに図 5 ( b ) のよ うに前進し、 パイロット圧力がその圧力より低下したときに反対側のばね 4 7によって図 5 ( a ) のように後退する。 そして、 スプール 4 3が後退位置 にあるときに、 第 1の環状溝 4 2 dと前記第 2の環状溝 4 2 eとがくびれ部 4 3 cの周りの空間によって連通してタンクポート Tと主ポート Aとが連通 し、 ランド 4 3 aによってパイロット環状溝 4 2 bが閉鎖されてパイロット ポート Pと主ポート Aとの連通が閉鎖される。 一方、 スプール 4 3が前進位 置にあるときには、 第 1の環状溝 4 2 dと前記第 2の環状溝 4 2 eとがラン ド 4 3 aによって閉鎖されてタンクポート Tと主ポート Aとの連通が閉鎖さ れ、 パイ口ット環状溝 4 2 bがランド 4 3 aによる閉鎖から開放されてパイ ロットポート Pと主ポー卜 Aとが連通する。
更に、 プレフィル弁 4 1は、 上記の 3ポートを順次に切り換えるシ一ケン ス弁となるように、 つぎのように構成される。 即ち、 図 5 ( a ) が示すよう に、 スプール 4 3が後退位置にあるとき、 スプール 4 3の左端からパイロッ ト環状溝 4 2 bの角部までのォ一バラップ寸法 Lが、 ランド 4 3 aのくびれ 部 4 3 cが始まる角部から第 2の環状溝 4 2 eの内側角部までのアンダーラ ップ寸法 Mより大きく形成される。 このような構成のため、 パイロット圧力 の上昇によってスプール 4 3が前進するときに、 先ず第 1の環状溝 4 2 と 第 2の環状溝 4 2 eの連通がランド 4 3 aによって閉鎖されてからパイロッ ト環状溝 4 2 bがランド 4 3 aによる閉鎖から開放される。 それで、 タンク ポート Tと主ポート Aとの連通が閉鎖されてからパイロットポート Pと主ポ —ト Aとが連通する。 また、 パイロット圧力の低下によってスプール 4 3が 後退するときには、 先ずパイロット環状溝 4 2 bがランド 4 3 aによって閉 鎖されてから第 1の環状溝 4 2 dと第 2の環状溝 4 2 eとが連通される。 そ れで、 パイロットポート Pと主ポ一ト Aとが閉鎖されてからタンクポート T と主ポート Aとが連通する。
上記のプレフィル弁 4 1の切換制御は、 第 6図に示される油圧回路 5 0に よって行われる。 この油圧回路 5 0は、 既述の補助貯留槽 4 0及び型締シリ ンダ 1 1を含む模式的な油圧回路であり、 更に油圧ポンプ等の油圧発生源 5 1と、 油圧装置のタンク装置 5 2と、 方向切換弁 5 3とを含む。 2 3は型締 油室である。 プレフィル弁 4 1は第 5図の構成を機能的に模式的に示し、 そ の点線配管はパイロット配管ラインを示す。 方向切換弁 5 3とプレフィル弁 4 1の間の配管管路 B— P中の圧力がパイロット圧力に達したときに、 プレ フィル弁 4 1内の作動油の流れ (弁内の管路形式) が最終的に左側の四角内 のように変化することを示す。
このような油圧回路 5 0において、 型締シリンダ 1 1が単純な単動シリン ダであることとプレフィル弁 4 1が上記のようにシーケンス的に切り換わる ことから、 型閉じ動作から型締め動作に移行する際あるいは型締め動作から 型開き動作に移行する際の配管管路の切り換え制御は、 以下に説明されるよ うに方向切換弁 5 3の切り換えのみによって単純に行われる。 しかも、 この ための方向切換弁 5 3には、 少なくとも 3ポート 2ポジションの電磁切換弁 が用意されるだけでよい。
型締装置 1の型締め、 型締圧抜き、 そして型開きの基本的な動作は、 第 7 図のフローチヤ一卜のように行われる。 それらの動作は油圧回路 5 0の切り 換え動作と共に以下説明される。
先ず、 型閉じ指令が図示省略された制御装置から出力されて制御フローが 開始されるが、 このフローの開始直前に方向切換弁 5 3は励磁されておらず 、 方向切換弁 5 3の Bポートと Tポートとが連通してプレフィル弁 4 1のパ ィロットポート Pが油圧装置のタンク装置 5 2に連通している。 それで、 プ レフィル弁 4 1のパイロット油室 4 2 cに圧力が発生せず、 スプール 4 3が ばね 4 7によって後退した位置にあってタンクポート Tと主ポート Aとが連 通し、 補助貯留槽 4 0と射出シリンダの型締油室 2 3とが連通している。 パ イロットポート Pと主ポート Aの連通は閉鎖されている。
この状態で、 型閉じ動作が開始されると (S 0 1 ) 、 サ一ポモータ 1 2が 回転して可動プラテン 2 0の型閉じ動作が制御されると共に補助貯留槽 4 0 から型締シリンダ 1 1に作動油がプレフィルされる。 このとき、 補助貯留槽 4 0が型締油室 2 3の直近に位置しているので、 作動油のプレフィル動作が 円滑に行われて型開閉動作の高速化が阻害されることはない。 また、 空室 2 8に作動油が出入りしないので、 同様に型開閉動作の高速化が阻害されるこ とはない。 また、 型締軸 2 1の前進に伴うねじ部 1 4 aの後退によってねじ 軸穴 2 1 b中の容積が増加しても、 作動油がバイパス通路 2 1 cを通ってね じ軸穴 2 1 b中に円滑に吸引されるので、 型開閉動作の高速化が阻害される ことはない。 そして、 ナット 2 2内に作動油が流れて潤滑が促進される作用 効果が奏される。
こうして型閉じ動作が完了し (S O 2 ) 、 次に、 方向切換弁 5 3が励磁さ れると (S O 3 ) 、 油圧発生源 5 1からの高圧の作動油が Pポートから Bポ —卜に流れてプレフィル弁 4 1のパイロットポート Pに供給される。 すると 、 パイロットポ一ト Pのパイロット圧力が高まってスプール 4 3が前進し、 先ずタンクポー卜 Tと主ポート Aとの連通が閉じられて補助貯留槽 4 0と型 締油室 2 3との連通が閉鎖された後にパイロットポート Pと主ポート Aとが 連通して、 プレフィル弁 4 1内の作動油の流れ (管路形式) が型締めのため の流れに変化する (S O 4 ) 。 そして、 油圧発生源 5 1からの高圧の作動油 が型締シリンダ 1 1の型締油室 2 3に供給されて型締が行われる (S 0 5 ) 。 こうして、 型締め前に型締油室 2 3を補助貯留槽 4 0に対して閉鎖する動 作と、 型締めのために型締油室 2 3を増圧する動作とが、 1つの方向切換弁 5 3の操作のみによって順次に行われる。
次に、 従来公知の射出が行われ、 保圧 ·冷却が行われてから (S O 6 ) 、 型締め圧力の圧抜きが行われる。 先ず、 方向切換弁 5 3の励磁が停止して B ポートが Tポートに連通する (S 0 7 ) 。 すると、 プレフィル弁 4 1のパイ ロット油室 4 2 cの圧力が抜けて型締油室 2 3の圧抜きが行われる (S 0 8 ) 。 そして、 スプール 4 3が直ぐに後退し始めて、 まずパイロットポート P と主ポート Aとの連通が閉鎖されてからつぎにタンクポート Tと主ポート A とが連通する。 こうして、 プレフィル弁 4 1内の管路形式が、 補助貯留槽 4 0と型締油室 2 3とが連通した型開閉のための管路に変化する (S 0 9 ) 。 この場合でも、 型締め後に型締油室 2 3を減圧する動作と型締油室 2 3を補 助貯留槽 4 0に連通するする動作とが、 1つの方向切換弁 5 3の操作のみに よって順次に行われる。 この後サ一ポモータ 1 2が逆回転して可動プラテン 2 0の型開き動作が制御され (S 1 0 ) 、 作動油が型締め油室 2 3から補助 貯留槽 4 0に環流して型開きが完了する (S 1 1 ) 。
本発明の型締装置は竪型の射出成形機にも,採用され得る。 その実施形態の 1例は第 8図に示される。 この図において、 既述した横型成形機の型締装置 の構成要素と機能的に同等の構成要素には同一の符号が付されてその説明が 簡略化されている。
竪型の型締装置 5は、 機台 6に固定された固定プラテン 7と、 固定プラテ ン 7の上方に位置する可動プラテン 2 0と、 固定プラテン 7を貫通するタイ ロッド 8を介して可動プラテン 2 0に一体的に接続するバックアッププレー ト 9とを備える。 バックアッププレート 9は、 可動プラテン 2 0に一体に連 結する第 2部材と言える部材である。 このバックアッププレート 9は、 型締 装置 5が竪型であるところから、 固定プラテン 7の上方で移動する可動ブラ テン 2 0を固定プラテン 7の下方から支持すると共に後に説明されるように 昇降して、 可動プラテン 2 0の型開閉と型締めを行う部材である。 タイロッ ド 8は、 これらのプラテン 9と 2 0の隅角に 3本又は 4本配設されて、 実質 的にタイバーとして機能する。
固定プラテン 7は、 その下面に接続フレーム 7 aを備え、 この接続フレー ム 7 aの下端の平板部分 7 bに型締シリンダ 1 1を下垂する。 この実施形態 では、 この平板部分 7 bが型締シリンダ 1 1の上側フランジ部材を兼ねてい るが、 それらはそれぞれ個別の部材であっても良い。 そして、 サーポモータ 1 2が平板部分 7 bの側面、 すなわち型締シリンダ 1 1の側面に固定され、 ねじ軸 1 4がその平板部分 7 b、 すなわち型締シリンダ 1 1の上側フランジ 部材に貫通してその軸芯に一致する位置に回転自在に軸支される。 特に、 ね じ軸 1 4の大部分を占めるねじ部 1 4 aは型締シリンダ 1 1内に全て収容さ れる。 サ一ポモータ 1 2とねじ軸 1 4とはプーリ 1 5、 1 6とタイミングべ ルト 1 7によって連結される。 接続フレーム 7 aの側面には、 タイミングべ ルト 1 7が張られるための開口 7 cが形成されている。 このような接続フレ —ム 7 aは、 タイミングベルト 1 7等に加えてェジェクタ装置 7 0やェジェ クタ駆動モータ 7 1の取り付けスペースを確保するものであればどのように 構成されても良い。 いずれにしても、 この接続フレーム 7 aは、 型締シリン ダ 1 1を固定プラテン 7の下面に直接的に固定している。
バックアッププレート 9は、 型締シリンダ 1 1側に面する上面に型締軸 2 1を一体に備える。 そして、 型締軸 2 1がその上端部に型締シリンダ 1 1内 で移動するピストン部 2 1 aを含んで、 その全体形状が片口ッドピストンと なるように形成される。 また、 型締軸 2 1がピストン側の端部からねじ軸 1 4を出没させるねじ軸穴 2 1 bを軸芯に有して、 その端部にねじ軸 1 4に螺 合するポールねじナット等のナット 2 2を内蔵する。 したがって、 ねじ軸 1 4のねじ部 1 4 aと共にナット 2 2が型締シリンダ 1 1に内蔵されて作動油 の中に浸漬される。 このような構成は既述した横型の型締装置のそれと同じ であり、 既述した作用効果と同じ作用効果が奏される。
型締シリンダ 1 1は、 片ロッドピストン形状の型締軸 2 1に合わせて、 ピ ストン部 2 1 aの上下に型締油室 2 3ともう 1つの油室 2 8を備える。 型締 油室 2 3は、 ピストン部 2 1 aの上側、 すなわちナツト 2 2に接する油室で あり、 可動プラテン 2 0の開閉時に油圧装置のタンク装置あるいは既述した 補助貯留槽 4 0に連通する給排孔 1 1 aが形成されている。 補助貯留槽 4 0 は既述されたプレフィル弁 4 1を介して給排孔 1 1 aに連通する。 このよう な構成も、 既述した横型型締装置の構成と同じである。 また、 油室 2 8がピ ストン部 2 1 aを挟んで型締油室 2 3の反対側に形成された小容積の空間に 形成されることも、 既述の横型型締装置の構成と同じである。 ただし、 竪型 型締装置 5では、 好ましくは油室 2 8に高圧の作動油が供給されるほうが良 いことは既述の横型型締装置の構成と異なる。 後に説明されるように可動プ ラテン 2 0及びその上に設置された図示省略された射出装置等の重量に相当 するカウンタ推力を油室 2 8に作用させるためである。
以上のように竪型型締装置 5が構成されることによって、 サ一ポモータ 1 2がねじ軸 1 4を回転させてナット 2 2を移動させる。 それで、 これと一体 の型締軸 2 1が移動してバックアッププレート 9を移動させることによって 可動プラテン 2 0の型開閉が行われる。 このとき、 補助貯留槽 4 0中の作動 油が型締油室 2 3に給排孔 1 1 aから高速に多量に移動することは横型の場 合と同じである。 一方、 型締シリンダ 1 1が型締軸 2 1のピストン部 2 1 a に油圧的に型締カを負荷してバックアッププレート 9を下方に押し下げるこ とによって可動プラテン 2 0の型締めが行われる。 このとき、 高圧の作動油 が型締油室 2 3に給排孔 1 1 aから供給されることは横型の場合と同じであ る。 また、 このときサーポモータ 1 2がフリーに制御されることも同じであ る。 特に、 竪型の型締装置 5では、 型締シリンダ 1 1の空室 2 8に作動油が供 給されて可動プラテン 2 0を含む可動部の重量に等しいカウンタ推力が発生 するように構成された方が良い。 このような実施形態では、 空室 2 8はカウ ンタ推力油室 6 3と呼称されるものとして、 それに連通する給油口 6 0が型 締シリンダ 1 1の下部に形成される。 そして、 例えば、 アキュムレータ等の 所定の高圧作動油を供給する補助油圧発生源 6 1がその近傍に備えられて、 給油口 6 0と補助油圧発生源 6 1とが配管 6 2によって接続される。
このような構成によれば、 カウンタ推力油室 6 3に略一定の所定の高圧の 作動油を供給することができるので、 型締軸 2 1を上方に押し上げる一定の 推力が付与されて可動プラテン 2 0が所定の推力で押し上げられる。 それで 、 この推力が可動プラテン 2 0を含む可動部の重量に等しく調整されること によって可動部の重量が相殺される。 より具体的には、 補助油圧発生源 6 1 からカウン夕推力油室 6 3に供給される油圧作動油の圧力と型締軸 2 1側の 前記ピストン部 2 1 aの受圧面積の積が可動プラテン 2 0を含む可動部の重 量に略一致するように調整される。 それで、 サーポモータ 1 2は、 可動ブラ テン 2 0の開閉動作を行うときに可動部の重量を相殺する推力を発生する必 要がなく、 可動部の慣性質量とその加速度の積に相当する推力を発生するだ けでよい。 その結果、 サーポモータ 1 2の消費電力が少なくて済む。 また、 サ一ポモー夕 1 2が可動プラテン 2 0を所定の型開位置に位置決めするとき 、 その速度の制御性や停止位置の精度が向上する。
以上説明した発明は、 上記実施の形態に限定されるものではなく、 この発 明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、 それらをこの発明の 範囲から排除するものではない。 特に具体的な装置については、 本発明の趣 旨に添った基本的な機能を有するものは、 本発明に含まれる。 産業上の利用可能性
以上のように、 本発明の型締装置は、 射出成形機の型締装置として有用な もので、 横型の型締装置及び竪型の型締装置のいずれにも採用される有用な ものである。 そして、 本発明の型締装置が特に竪型の型締装置として実施さ れる場合には、 カウンタ推力を発生するように構成されると良い。

Claims

請求の範囲
1. 可動プラテンの固定プラテンに対する型締めが型締シリンダに揷嵌され て進退する型締軸によって行われ、 前記可動プラテンの前記固定プラテンに 対する型開閉がサーポモータによって回転制御されるねじ軸に螺合するナツ 卜の移動によって行われる射出成形機の型締装置において、 前記型締シリン ダ (1 1) が前記固定プラテン (7) に直接的にあるいは第 1部材を介して 結合され、 前記ねじ軸 (14) が前記型締シリンダに回転自在に設けられ、 前記可動プラテン (20) に直接的にあるいは第 2部材を介して結合される 前記型締軸 (21) が片ロッドピストンに形成され、 そのピストンヘッド ( 21 a) 側の端部に前記ねじ軸と螺合するナツト (22) を内蔵すると共に その大部分の中心に前記ねじ軸のねじ部 (14 a) が出没するねじ軸穴 (2 l b) を備えて、 前記ねじ軸及びナットが前記型締シリンダの中に配置され ることを特徴とする射出成形機の型締装置。
2。 前記第 1部材が前記固定プラテン (7) にタイバー (3) を介して結合 された支持プラテン (10) であり、 前記型締シリンダ (1 1) が前記支持 プラテンの前記可動プラテン (20) に対向する面の反対側の面に設けられ 、 前記型締軸 (21) が前記可動プラテンの前記支持プラテンに対向する面 に直接的に固定されて、 前記可動プラテンが前記固定プラテンと前記支持プ ラテンとの間で移動することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の射出成形 機の型締装置。
3. 前記第 2部材が前記型締シリンダの下方に配置されて前記可動プラテン (20) にタイロッド (8) を介して一体に連結されたパックアッププレー ト (9) であり、 前記型締シリンダ (11) が前記固定プラテン (7) の下 面に直接的に固定され、 前記型締軸 (2 1 ) が前記バックアッププレートの 上面に固定されて、 前記可動プラテンが前記バックアッププレートを介して 前記固定プラテンの上方にて昇降することを特徴とする請求の範囲第 1項記 載の射出成形機の型締装置。
4 . 前記型締シリンダ (1 1 ) の近傍に補助油圧発生源 (6 1 ) を備えると 共に前記型締シリンダ中の前記型締油室の反対側にカウンタ推力油室 (6 3 ) を備えて、 前記補助油圧発生源から前記カウンタ推力油室に供給される油 圧作動油の圧力と前記型締軸の前記ピストン部の前記力ゥン夕推力油室側の の受圧面積の積が可動プラテンを含む可動部の重量に略一致するカウン夕推 力に調整されることを特徴とする請求の範囲第 3項記載の射出成形機の型締
5 . 前記型締油室 (2 3 ) に供給される油圧作動油が、 前記型締シリンダ ( 1 1 ) の近傍に位置する補助貯留槽 (4 0 ) に貯留されると共に前記補助貯 留槽と前記型締油室との間に設けられたプレフィル弁 (4 1 ) を介して移動 することを特徴とする請求の範囲第 1項又は第 2項若しくは第 3項記載の射 出成形機の型締装置。
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