JPH07137105A - 成形機の型締方法および型締装置 - Google Patents

成形機の型締方法および型締装置

Info

Publication number
JPH07137105A
JPH07137105A JP30601493A JP30601493A JPH07137105A JP H07137105 A JPH07137105 A JP H07137105A JP 30601493 A JP30601493 A JP 30601493A JP 30601493 A JP30601493 A JP 30601493A JP H07137105 A JPH07137105 A JP H07137105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold clamping
mold
movable plate
movable
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30601493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Fukushima
健次 福島
Kuniaki Mitsuhira
国昭 光平
Takashi Otani
孝 大谷
Koji Oshitani
孝治 忍谷
Toshiyuki Ninomiya
俊幸 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP30601493A priority Critical patent/JPH07137105A/ja
Publication of JPH07137105A publication Critical patent/JPH07137105A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/68Mould opening, closing or clamping devices hydro-mechanical

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で安価であるにも拘らず、高速で
可動盤を駆動することができ、駆動後は直ちに型締め作
用が得られる、直圧式の成形機の型締方法を提供する。 【構成】 可動盤(53)を固定盤(50)に対して型
締め方向あるいは型開き方向に駆動する可動盤の駆動
は、可動盤のナット部(13)に噛み合っているボール
スクリュ(12)の回転駆動により行う。可動盤(5
3)を固定盤(50)に対して型締めする型締は、可動
盤(53)を固定盤(50)に対して案内するタイバー
(1、1、…)をピストン部(3、3、…)として設け
られている型締シリンダ(4、4、、…)の一方の油圧
室(5、5、…)に圧油を供給して行う。そして可動盤
(53)の駆動時には、型締シリンダ(4、4、、…)
の油圧室(5、5、…)と油室(6、6、…)とを連通
状態する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可動金型が取り付けら
れる可動盤が、固定金型が取り付けられる固定盤に対し
て、型締シリンダ機構によって型締めされるようになっ
ている直圧式の成形機の型締方法および型締装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の型締装置には、トグル式型
締装置と、直圧式の型締装置とが知られている。直圧式
の型締装置は、周知のように基台に固定された型締ハウ
ジングを備えている。そしてこの型締ハウジングに型締
シリンダが取り付けられている。型締シリンダのピスト
ンロッドは、可動盤に直接接続されている。したがっ
て、型締シリンダの例えばシリンダヘッド側に圧油を供
給すると、可動盤はピストンロッドにより固定盤の方へ
駆動され型締めされる。またロッド側に供給すると、可
動盤が固定盤から離間し、型開きされる。このように、
直圧式の型締装置は、型締シリンダによって可動盤が直
接駆動されるようになっているので、トグル式型締装置
に比較して構造が簡単であり、また型厚調整が不要とい
う特徴も有する。しかしながら、可動盤を駆動する時間
が長くかかる欠点がある。すなわち型締装置には、金型
のキャビテイに射出された樹脂圧により金型が開かない
ような大きな型締力が求められるが、このような大きな
型締力を得るためにシリンダの径は比較的大きく選定さ
れている。したがって、一定量の圧油を供給してもピス
トンの動きは遅く、可動盤を型締め方向あるいは型開き
方向に駆動する時間が長くかかることになる。
【0003】そこで、射出成形サイクルを短縮するため
に、金型タッチ位置まで可動盤を高速で駆動するように
したブースタラム式の型締装置が知られている。そして
このブースタラム式の型締装置を改良した型締装置が、
例えば特公平4ー68130号で提案されている。この
型締装置は、型締シリンダを備えている。そしてこの型
締シリンダ内に型締ラムが設けられ、その先端部は可動
盤に固定されている。型締ラムの内部には、さらに高速
ピストンが設けられている。型締シリンダと平行に補助
シリンダも設けられている。そして型締シリンダのロッ
ドに相当する側すなわち型締ラム側の受圧面積と、補助
シリンダのロッド側の受圧面積との和は、型締シリンダ
のヘッド側の受圧面積に等しくなるように選定されてい
る。したがって、高速ピストンが設けられている型締ラ
ムに圧油を供給すると、可動盤は高速で駆動される。こ
のとき、型締シリンダの型締ラム側の油室の作動油と、
補助シリンダのロッド側の作動油は、型締シリンダのヘ
ッド側に移動する。高速駆動後、型締シリンダのヘッド
側に高圧油を供給すると、型締めされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、特公平
4ー68130号で提案されている型締装置によると、
可動盤を高速で駆動することができる。また、型締シリ
ンダの型締ラム側の油室の作動油と、補助シリンダのロ
ッド側の作動油は、型締シリンダのヘッド側に移動し、
型締シリンダのヘッド側は作動油で満たされているの
で、高速駆動後、型締シリンダのヘッド側に高圧油を供
給すると、直ちに型締作用が得られる利点も認められ
る。さらには型締シリンダのヘッド側に作動油で満たさ
れていない空間があると、高圧油を供給すると圧力変化
により衝撃が生じるが、シリンダのヘッド側は作動油で
満たされているので、このような衝撃が生じる恐れもな
い。
【0005】しかしながら、改良すべき点も認められ
る。例えば型締シリンダのロッドに相当する側すなわち
型締ラム側の受圧面積と、補助シリンダのロッド側の受
圧面積との和を、型締シリンダのヘッド側の受圧面積に
等しくする必要があり、構造が複雑になり、高価になっ
ている。またこれらの間に作動油を給排するために開閉
弁、連通路、通孔、油路等を設けなければならず、回路
構成も複雑になっている。したがって、本発明は、構造
が簡単で安価であるにも拘らず、高速で可動盤を駆動す
ることができ、駆動後は直ちに型締め作用が得られる、
直圧式の成形機の型締方法および型締装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、可動盤を固定盤に対して型締め方向ある
いは型開き方向に駆動する可動盤の駆動は、可動盤のナ
ット部に噛み合っているボールスクリュの回転駆動によ
り行い、可動盤を固定盤に対して型締めする型締は、可
動盤を固定盤に対して案内するタイバーをピストン部と
して設けられている型締シリンダの一方の油圧室に圧油
を供給して行い、前記可動盤の駆動時には、前記型締シ
リンダの油圧室と油室とを連通状態にして行うように構
成される。請求項2記載の発明は、固定金型が取り付け
られる固定盤と、可動金型が取り付けられる可動盤とを
備え、前記可動盤には複数本のタイバーが固定され、こ
れらのタイバーに案内されて可動盤が可動盤駆動装置に
より型締め方向あるいは型開き方向に駆動されると共
に、前記可動盤が型締シリンダ機構によって前記固定盤
に対して型締めされるようになっている型締装置であっ
て、前記可動盤駆動装置は、モータで回転駆動されるボ
ールスクリュと、前記可動盤に設けられ、前記ボールス
クリュと噛み合っているナット部とから構成され、前記
型締シリンダ機構は、前記タイバーの端部に設けられて
いるピストン部と、前記固定盤に端部が固定され前記ピ
ストン部を取り囲むようにして配置されている型締シリ
ンダとから構成され、前記ピストン部により前記型締シ
リンダの両側に画成されている両油圧室は、開閉可能な
弁機構を介して連通するように構成される。
【0007】
【作用】可動盤駆動装置のモータでボールスクリュを例
えば正方向に回転駆動する。そうすると、ナット部が設
けられている可動盤が固定盤に対して型締め方向に高速
で駆動される。このとき、油圧シリンダ機構のピストン
部により両側に画成されている油圧室を連通状態にして
おく。可動盤が駆動されるとき、すなわちピストン部が
移動するとき、油圧シリンダの一方の油室中の作動油は
他方の油圧室に移動する。余分の作動油は、排出あるい
は1時的に例えば高所に配置されている貯留タンクに貯
えられる。可動盤の金型が固定盤の金型にタッチする
と、モータを停止する。開閉可能な弁機構を閉鎖状態に
する。そうして型締シリンダの油圧室に圧油を供給して
型締め動作に入る。以下周知のようにして、型締めされ
た金型のキャビテイに溶融樹脂を射出する。 射出され
た溶融樹脂が冷却固化すると、モータ11を逆方向に回
転させる。ボールスクリュは、逆方向に回転駆動されて
可動盤53は高速で開かれる。このときも油圧シリンダ
機構の両油圧室を連通状態にしておく。可動盤が開かれ
るとき、型締シリンダの一方の油圧室中の作動油は他方
の油室に移動する。不足分はタンクから自吸される、あ
るいは貯留タンクから重力で補給される。可動金型が開
かれるので、周知のようにしてエジェクタピンにより成
形品が突き出される。取り出し機等により成形品を取り
出す。以下同様にして成形する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本実施例
に係わる型締装置は、図1に示されているように、複数
本例えば4本のタイバー1、1、…、4本の型締シリン
ダ4、4、…、可動盤駆動装置10、油圧回路20等か
ら構成されている。そしてこの型締装置で型締めされる
型装置は、基台K上に固定されている固定盤50と、こ
の固定盤50と所定の間隔をおいて同様に基台K上に固
定されている固定プレート51と、固定盤50と固定プ
レート51との間において左右方向に移動自在に設けら
れている可動盤53とから概略構成されている。可動盤
53は台車52上に載せられ、固定盤50には固定金型
55が、そして可動盤53には可動金型56がそれぞれ
取り付けられている。
【0009】可動盤53の4角には貫通孔が明けられて
いる。そしてこれらの貫通孔にタイバー1、1、…の一
方の端部2、2、…が挿入されて固着されている。固定
盤50の4角にも同様に貫通孔が明けられ、これらの貫
通孔にタイバー1、1、…がシール7、7、…を介して
摺動自在に貫通している。したがって、タイバー1、
1、…が図において左右方向に移動すると、可動盤53
は固定盤50に対して型締め方向あるいは型開き方向に
駆動される。タイバー1、1、…は、油圧シリンダ・ピ
ストン機構のピストンロッドの作用も奏し、タイバー
1、1、…の他方の端部すなわち図1において固定盤5
0の左側においてピストン3、3、…が形成されてい
る。そしてピストン3、3…を取り囲むようにして型締
シリンダ4、4、…が設けられている。これらの型締シ
リンダ4、4、…の開放端部は、固定盤50に密着固定
されている。型締シリンダ4、4、…内は、ピストン
3、3…によりタイバー1、1、…側に位置する油圧室
5、5、…と、ヘッド側に位置する油室6、6、…とに
分けられている。なお、油圧室5、5、…の受圧面積
は、油室6、6、…のそれよりも、タイバー1、1、…
の断面積分だけ小さい。
【0010】油圧室5、5、…と、油室6、6、…とに
圧油あるいは作動油を給排するための油圧回路20の1
例が図2に示されている。以下便宜上、1個の油圧回路
20から1個の型締シリンダ4に作動油を給排する例を
説明するが、1個の油圧回路20から4個の型締シリン
ダ4、4、…に作動油を給排することもできるし、また
4個の油圧回路20から4個の型締シリンダ4、4、…
のそれぞれに作動油を同期して給排できることは明らか
である。油圧室5と油室6は、連絡管21で接続されて
いる。そしてこの連絡管21には、第1の電磁開閉弁2
2が介装されている。また、この第1の電磁開閉弁22
よりも油室6側に寄った位置に、比較的低圧で作動する
リリーフバルブ23が設けられている。
【0011】ポンプ24の吐出管路25には、第2の電
磁開閉弁26が介装されている。そして第2の電磁開閉
弁26の出口ポートは、第1の電磁開閉弁22と油圧室
5との間において連絡管21に接続されている。これら
の電磁開閉弁22、26は、図1に示されている制御装
置30とライン31で接続され、その信号によりa、b
あるいはA、Bポジションにそれぞれ切り換えられるよ
うになっている。なお、図2中の他の符号27はリリー
フバルブを、また28はオイルタンクを示している。
【0012】可動盤53を固定盤50の方へ高速で駆動
する、あるいは離間する方向へ高速で駆動する可動盤駆
動装置10は、図1に示されているように、モータ1
1、ボールスクリュウ12、ナット部13等から構成さ
れている。ボールスクリュウ12は、固定盤50に設け
られている例えばスラスト軸受14と、同様に固定プレ
ート51上の軸受15とにより軸方向の移動が規制され
て、回転自在に軸受けされている。そして可動盤53に
はナット部13が固定され、このナット部13がボール
スクリュウ12に噛み合っている。したがって、ボール
スクリュウ12がカップリング16を介してモータ11
で回転駆動されると、ナット部13と一体の可動盤53
が左右方向に移動することになる。モータ11と制御装
置30はライン17で接続されている。
【0013】次に、上記実施例の作用について説明す
る。図1に示されているように、固定盤50には固定金
型55が、そして可動盤53には可動金型56が取り付
けられ、型締めするときから説明する。制御装置30か
らライン17によってモータ11に信号あるいは電力が
印可され、モータ11は型締め方向に回転し、ボールス
クリュウ12を回転駆動する。ボールスクリュウ12
は、軸方向に移動できないので、これと噛み合っている
ナット部13と一体の可動盤53が固定盤50の方へ高
速で駆動される。このとき、制御装置30からの信号に
より第2の電磁開閉弁26は、Bポジションに切り替わ
っており、連絡管21に圧油は供給されていない。ま
た、第1の電磁開閉弁22は、aポジションに切り替わ
っており、連絡管21は連通状態になっている。可動盤
53が固定盤50の方へ駆動されるので、ピストン3は
図において右方向に移動する。したがって、型締シリン
ダ4の油室6中の作動油は、連絡管21を通って油圧室
5に送られる。このとき、油室6の受圧面積は、油圧室
5のそれよりタイバー1がない分だけ大きいので、油圧
室5に収容できない余分の作動油は、リリーフバルブ2
3からオイルタンク28へ戻る。
【0014】可動盤53に取付られている可動金型56
が、固定金型55に接すると、その信号が制御装置30
に入力され、制御装置30からの信号によりモータ11
は停止する。それと同時に制御装置30からの信号によ
り、第1の電磁開閉弁22は、bポジションに、そして
第2の電磁開閉弁26は、Aポジションに切り替わる。
したがって、ポンプ24から吐出される圧油は、吐出管
25から連絡管21に圧送され、そして型締シリンダ4
の油圧室5に供給される。ピストン3は図において右行
し、可動金型56が固定金型55に対して所定圧で型締
めされる。従来周知のようにして、固定金型55と可動
金型56とに形成されていれているキャビテイに溶融樹
脂を射出して成形する。
【0015】射出された溶融樹脂が冷却固化すると、制
御装置30からの信号により第1の電磁開閉弁22はa
ポジションに、そして第2の電磁開閉弁26はBポジシ
ョンにそれぞれ切り替わる。そしてモータ11には、逆
方向に回転する信号が印可される。モータ11は逆転し
前述した理由により、今度は可動盤53が高速で開かれ
る。エジェクタピンにより成形品が突き出され、取り出
し機等により成形品が取り出される。
【0016】可動盤53が開かれるとき、ピストン3は
図において左行する。したがって、油圧室5中の作動油
は連絡管21および第1の電磁開閉弁22を通って油室
6に戻される。ところで、油圧室5の受圧面積は、油室
6のそれより小さいので、油室6は負圧になる。そこで
オイルタンク28中の作動油が逆止弁29を介して格別
に制御されることなく自動的に供給される。以下、前述
したようにして可動盤53を駆動し、そして型締し次い
で射出成形する。
【0017】本実施例によると、色々な効果が得られ
る。例えばボールスクリュウ12を回転駆動して、可動
盤53を高速で型締め方向あるいは型開き方向に駆動す
るとき、油圧室5と油室6とを結んでいる連絡管21中
の第1の電磁開閉弁22をオンするだけでよく、回路構
成が簡単で制御も容易である。しかも可動盤53を型締
め方向に駆動し終わると、油圧室6は既に作動油で満た
されているので、型締めするために圧油を油圧室6に供
給すると、直ちに型締め作用が生じる。また、作動油で
満たされているので、高圧油を急激に供給しても圧力変
動が小さく、型締シリンダ4に衝撃を与えるようなこと
もない。なお、油室6には不足分の作動油が負圧により
吸引されるので、作動油で満たされない空間が存在する
ことがあり得る。しかしながら、作動油で満たされない
空間は一般に小さく、型締シリンダ4内におけるタイバ
ー1の容積より小さいので、可動盤53を固定盤50の
方へ駆動するときは、油圧室5は作動油で満たされるの
で、格別に問題はない。また油室6に作動油で満たされ
ない空間が存在しても、油室6は単なるオイルタンクあ
るいはアキュムレータ的な作用をし、可動盤53を駆動
するときも、また型締めするときも高圧油は供給されな
いので、圧力の急変等による衝撃の問題もない。
【0018】上記油圧回路の実施例は、1例に過ぎず色
々な形に変形できる。例えば上記実施例では、ポンプ2
4の吐出管路25は、連絡管21に接続されているが、
連絡管21に接続する代わりに油圧室5に直接接続する
こともできる。また、連絡管21にはリリーフバルブ2
3が設けられているが、リリーフバルブ23の代わり
に、型締シリンダ4よりも高い位置にリザーブオイルタ
ンクを設置し、ピストン3が右行するときに生じる余分
の作動油をこのリザーブオイルタンクに一時的に貯える
ように実施することもできる。そうすると、可動盤53
が駆動されているときは、型締シリンダ4内に圧は立た
ないので、不足するときは重力で補給される。さらには
上記実施例では、同じタイプの第1、2の電磁開閉弁2
2、26が適用されているが、第2の電磁開閉弁26に
代えてタンデムセンタ型の弁を使用し、型締めしないと
きはポンプ24の吐出油を、このタンデムセンタ型の弁
からオイルタンク28に直接戻すこともできる。そして
前述した変形例を組み合わせても同様に実施できること
は明らかである。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、可動盤
を固定盤に対して型締め方向あるいは型開き方向に駆動
する可動盤の駆動は、可動盤のナット部に噛み合ってい
るボールスクリュの回転駆動により行われるので、可動
盤を高速で駆動することができるという、本発明特有の
効果が得られる。また可動盤を固定盤に対して型締めす
る型締は、可動盤を固定盤に対して案内するタイバーを
ピストン部として設けられている型締シリンダの一方の
油圧室に圧油を供給して行われるので、大きな力で型締
めできる。しかも可動盤の駆動時には、型締シリンダの
両油圧室を連通状態にして行われるので、油圧室は常に
作動油で満たされ、圧油を油圧室に供給すると直ちに型
締め作用が得られるという、効果も得られる。また油圧
室は常に作動油で満たされているので、高圧油を供給し
ても型締シリンダに衝撃が生じるようなこともない。さ
らには、ピストン部により型締シリンダの両側に画成さ
れている両油圧室を、開閉可能な弁機構を介して連通す
るだけで、油圧室は常に作動油で満たされ、従来のよう
に型締シリンダの容積を考慮する必要がなく、また作動
油を給排するための開閉弁、連通路、通孔、油路等を設
ける必要がなく、構造が簡単で安価に提供できる効果も
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる型締装置の1実施例を一部断面
にして示す模式的側面図である。
【図2】本発明に係わる型締装置の油圧回路の例を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 タイバー 3
ピストン 4 型締シリンダ 5
油圧室 6 油室 10
可動盤駆動装置 11 モータ 12
ボールスクリュ 13 ナット 20
油圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 忍谷 孝治 広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式 会社日本製鋼所内 (72)発明者 二宮 俊幸 広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式 会社日本製鋼所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動盤(53)を固定盤(50)に対し
    て型締め方向あるいは型開き方向に駆動する可動盤の駆
    動は、可動盤のナット部(13)に噛み合っているボー
    ルスクリュ(12)の回転駆動により行い、 可動盤(53)を固定盤(50)に対して型締めする型
    締は、可動盤(53)を固定盤(50)に対して案内す
    るタイバー(1、1、…)をピストン部(3、3、…)
    として設けられている型締シリンダ(4、4、、…)の
    一方の油圧室(5、5、…)に圧油を供給して行い、 前記可動盤(53)の駆動時には、前記型締シリンダ
    (4、4、、…)の油圧室(5、5、…)と油室(6、
    6、…)とを連通状態にして行うことを特徴とする成形
    機の型締方法。
  2. 【請求項2】 固定金型(55)が取り付けられる固定
    盤(50)と、可動金型(56)が取り付けられる可動
    盤(53)とを備え、前記可動盤(53)には複数本の
    タイバー(1、1、…)が固定され、これらのタイバー
    に案内されて前記可動盤(53)が可動盤駆動装置(1
    0)により型締め方向あるいは型開き方向に駆動される
    と共に、前記可動盤(53)が型締シリンダ機構によっ
    て前記固定盤(50)に対して型締めされるようになっ
    ている型締装置であって、 前記可動盤駆動装置(10)は、モータ(11)で回転
    駆動されるボールスクリュ(12)と、前記可動盤(5
    3)に設けられ、前記ボールスクリュ(12)と噛み合
    っているナット部(13)とから構成され、 前記型締シリンダ機構は、前記タイバー(1、1、…)
    の端部に設けられているピストン部(3、3、…)と、
    前記固定盤(50)に端部が固定され前記ピストン部
    (1、1、…)を取り囲むようにして配置されている型
    締シリンダ(4、4、…)とから構成され、 前記ピストン部(3、3、…)により前記型締シリンダ
    (4、4、…)の両側に画成されている両油圧室(5、
    5、…、6、6、…)は、開閉可能な弁機構(22)を
    介して連通していることを特徴とする射出成形機の型締
    装置。
JP30601493A 1993-11-12 1993-11-12 成形機の型締方法および型締装置 Pending JPH07137105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30601493A JPH07137105A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 成形機の型締方法および型締装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30601493A JPH07137105A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 成形機の型締方法および型締装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07137105A true JPH07137105A (ja) 1995-05-30

Family

ID=17952047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30601493A Pending JPH07137105A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 成形機の型締方法および型締装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07137105A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247951A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Toyo Mach & Metal Co Ltd 成形機
JP2009125946A (ja) * 2007-11-19 2009-06-11 Jih Huang Machinery Industrial Co Ltd 成形装置
CN106182657A (zh) * 2016-08-30 2016-12-07 苏州立注机械有限公司 一种电液混合油缸锁模机构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247951A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Toyo Mach & Metal Co Ltd 成形機
JP2009125946A (ja) * 2007-11-19 2009-06-11 Jih Huang Machinery Industrial Co Ltd 成形装置
CN106182657A (zh) * 2016-08-30 2016-12-07 苏州立注机械有限公司 一种电液混合油缸锁模机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4669733B2 (ja) ダイカストマシン
US7686067B2 (en) Die casting machine
US9266269B2 (en) Injection apparatus
JP3847524B2 (ja) ダイカスト装置
JP2001246658A (ja) 成形機の中子制御方法および装置
JP3878540B2 (ja) ダイカストマシン
CN113795343A (zh) 注射装置以及成型机
JPH05177643A (ja) 成形機の型締装置
JP3401446B2 (ja) 射出成形機等の型締装置
US20060090637A1 (en) Die drive unit of molding machine
US7159639B2 (en) Diecasting machine
CN103889681A (zh) 注射装置
JPH07137105A (ja) 成形機の型締方法および型締装置
JP3007539B2 (ja) 増圧装置
JP3234693B2 (ja) 射出成形機の型締装置
JPWO2004024417A1 (ja) 射出成形機の型締装置
JP2006192573A (ja) 電動射出成形機の液圧駆動装置
WO2023074851A1 (ja) 局部加圧装置、成形機及び成形方法
JPS63212524A (ja) 射出成形機における型締装置
JP3273855B2 (ja) 油圧式型締装置
JP3333083B2 (ja) ブースタラム式型締装置およびブースタラム式型締装置を用いた射出圧縮成形方法
JP2002103383A (ja) 射出成形機用金型の中子駆動装置
JP2009061458A (ja) ダイカストマシン及びダイカスト鋳造方法
JPH0418815Y2 (ja)
JP2006315071A (ja) ダイカストマシン