WO2002035949A1

WO2002035949A1 - Composition deodorante contre les odeurs de tabac, deodorant contre les odeurs de tabac et emballage de cigarettes et de tabac presentant une odeur de fumee secondaire reduite

Info

Publication number: WO2002035949A1
Application number: PCT/JP2001/009606
Authority: WO
Inventors: Nobukazu Higashi; Fumihiro Omori; Tomoko Monobe; Jun Komiya; Satomi Kunieda; Makoto Emura; Yoichiro Nishizawa; Takeshi Ishizuka; Takahiro Ariyoshi
Original assignee: Japan Tobacco Inc.
Priority date: 2000-11-06
Filing date: 2001-11-01
Publication date: 2002-05-10
Also published as: CN1271959C; EP1336346B1; CN1473011A; EP1336346A4; CA2427988C; AU2002210999A1; KR100572243B1; ES2310562T3; TWI233782B; KR20030045154A; ATE410082T1; US7434586B2; EP1336346A1; US20040221858A1; DE60136090D1; CA2427988A1

Description

明細書

タバコ臭気消臭組成物、タバコ臭気消臭剤、並びに副流煙臭気の少ないシガレツトおよびタバコノ、。ッケージ

技術分野

本発明は、タバコ臭気消臭組成物、タバコ臭気消臭剤、並びに副流煙臭気の少ないシガレツトおよびタバコノッケージに関する。

背景技術

一般に、シガレット等のタバコ喫煙物品から放出される副流煙等のタバコ臭気は、特に非喫煙者にとって好ましいとはいえないものである。特に、喫煙中に周囲環境に放出される副流煙臭気を低減することは大きな関心事となっている。

タバコ副流煙臭気を軽減するための方策の 1 つは、喫煙中にタバコ喫煙物品から室内等の周囲環境に放出されたタバコ副流煙の臭気を消臭することである。一般に、周囲環境に放出された悪臭を消臭するためには、非常に強い芳香を有する物質を消臭剤として用い、その強い芳香を悪臭に混合させることにより、悪臭を隠蔽する方法が主として採られてきている（周知 · 慣用技術集（香料）第 I 部香料一般平成 1 1 年 1 月 2 9 日発行）。

しかし、このような従来の消臭剤は、通常、悪臭の強度より強い芳香を使用するものであるため、悪臭との混合後の全体としての臭いの強さが、混合前の悪臭の強さよりもかなり強くなり、結果的に不快に感じられることが多い。また、混合前の隠蔽はできても、混合後の臭いが新たな別の不快な臭いを感じさせる場合も多い。このように、従来の消臭剤では臭いの不快さを根本的に改善するには至っていない。

タバコ副流煙臭気を軽減するための他の方策は、タバコ喫煙物品に副流煙臭気をマスクする香料を添加して、タバコ喫煙物品自体から副流煙臭気を放出させないようにすることである。例えば、シガレットの自然燃焼時に周囲に放出されるタバコ副流煙の臭気を改善するために、不快な臭いをマスクする香料をシガレツト卷紙に添加することが提案されているしかしながら、従来の副流煙臭気のマスキング香料は、確かにタバコ副流煙臭気を低減させるものの、タバコ主流煙として味わうタバコ香気をも低減させるばかりでなく、その香料自体の香りが比較的強く出て、シガレットの自然燃焼時に発生する臭気全体の強さを増加させてしまうことがわかった従って、本発明は、その香りが喫煙中に周囲に放出される副流煙の臭気との混合後、全体の臭いを不快なレベルまで強くすることなく、さらには、副流煙臭気との混合後の臭いが新たな別の不快臭となることなくタバコ臭気をマスクすることができる消臭組成物およびタバコ臭気消臭剤を提供することを 1 つの目的とする。

また、本発明は、シガレットの自然燃焼時に発生する臭気全体の強さが有意に増加せず、しかも副流煙臭気が低減されたシガレツトを提供することを目的とする。

発明の開示

本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、テルペン炭化水素を実質的に除去したマンダリンオレンジ精油画分がタバコ臭気の消臭に効果的であることを見いだし、その画分の構成成分のうちから選ばれた 5 つの成分群のうちの少なくとも 2 つの成分を含む混合物は、その香りが喫煙時に周囲に放出される副流煙の臭気との混合後、全体の臭いを不快なレベルまで強くすることなく、さらには、副流煙の臭気との混合後の臭いが新たな別の不快臭となることなくタバコ臭をマスクすることができることを見いだした。また、マンダリンオレンジ精油画分の画分の構成成分のうちから選ばれた 5 つの成分群のうちの少なくとも 2 つの成分を含む混合物はシガレツトの自然燃焼時に発生する臭気全体の強さを有意に増加させることなくシガレツト自体から発生する副流煙臭気を低減させることもわかった。本発明はこれらの知見に基づく。

すなわち、本発明の第 1 の側面によれば、次の 5 つの成分群（ I ) 〜（ V ) ：

( I ) ォクタナール、ノナナ一ルおよび/またはデカナ

― ノレ

(ェェ）リナロール

( I I I ) 力ノレボン

( I V ) アントラニル酸メチルおよび/または N—メチルアントラニル酸メチル

( V ) シネンサールおよびノまたはオレンジピール精油シネンサーノレ画分

のうち、少なくとも 2 つの成分群の成分を含有するタバコ臭気消臭組成物が提供される。本発明の第 2 の側面によれば、本発明のタバコ臭気消臭組成物とこの消臭組成物を担持する担体とからなるタバコ臭気消臭剤が提供される。

本発明の第 3 の側面によれば、本発明のタバコ臭気消臭剤を 0 . 0 0 0 5 〜 2 0 質量％の割合で含有する香粧品類、飲食品類、皮膚外用剤、口腔用組成物、または衛生材料が提供される。

また、本発明の第 4 の側面によれば、タバコ充填材と該タバコ充填材の周囲を卷装するシガレツト巻紙を含むタバコ口ッドを備え、かつ次の 5 つの成分群（ I ) 〜（ V ) ：

( I ) ォクタナール、ノナナールぉよび/またはデカナ

― ノレ

( I I ) リナロール

(ェェェ）カルボン

( I V ) アントラ -ル酸メチルおよびまたは N — メチルアントラエル酸メチル

( V ) シネンサールおよび/またはオレンジピール精油シネンサーノレ画分

のうち、少なくとも 2つの成分群の成分を含む副流煙臭気低減剤を担持するシガレツトが提供される。

本発明の第 5 の側面によれば、タバコ充填材と該タバコ充填材の周囲を卷装するシガレツト卷紙を含むタバコロッドを収容するタノコノ、。ッケージであって、該タノくコノッケージは、その中に、本発明の副流煙臭気低減剤を収容するタバコパッケージが提供される。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明について詳細に説明する。

本発明のタバコ臭気消臭組成物は、次の 5 つの成分群（ I ) 〜（ V ) ：

( I ) ( a ) ォクタナール、（ b ) ノナナ一ルぉよび/または（ c ) デカナ一ル、

( I I) リナローノレ、

( ill) 力ノレボン、

( IV) ( a ) アントラニル酸メチルおよびノまたは（ b ) N—メチルアントラニル酸メチル、

( V ) ( a ) シネンサールおょぴまたは（ b ) オレンジピール精油シネンサール画分

のうち、少なくとも 2つの群の成分を含む。

上記成分のうち、リナロールは、 . d 体、 1 体またはラセミ体のいずれでもよく、カルボンも、 1 体、 d 体またはラセミ体のいずれでもよく、またシネンサールは、ひ体、 ]3 体またはそれらの混合物のいずれでもよい。また、オレンジピール精油シネンサール画分とは、柑橘類の果皮油（ピールオイル）を冷時あるいは常温下で採取した精油（一般に、コールドプレスオイノレと呼ばれる）を分留することにより得られる

—シネンサール（特有成分）または a , —シネンサール成分リッチな留分をいう。例えば、 R . C . T r e a t 社のシネンサール 2 0 Z 1 0 A N a t i o n a l (商品名）等を用いることができる。成分群（ I ) 〜（ V ) を構成する成分を以下、特定成分ということがある。成分群（ I ) における成分（ a ) 〜（ c ) が、いずれか 2 種以上の混合物の形態で含まれる場合、その混合物を 1 成分とみなし、成分群（ IV) における成分（ a ) と（ b ) が混合物の形態で消臭組成物に含まれる場合、その混合物を 1 成分とみなし、また成分群（ V ) における成分（ a ) と（ b ) 混合物の形態で消臭組成物に含まれる場合、その混合物を 1 成分とみなすとき（本発明において、同じ）、本発明のタパコ臭気消臭香料組成物は、以下の 2 特定成分系〜 5 特定成分系を含む。

< 2 特定成分系 >

( I ) ( a ) 、 ( I ) ( b ) およびノもしくは（ I ) ( c ) と、（ II) 、（ III) 、（ IV) ( a ) および/もしくは（ IV) ( b ) または（ V ) ( a ) および/もしくは（ V ) ( b ) との組合せ；

( II) と、（ 111) 、（ IV) ( a ) および/もしくは（ IV) ( b ) または（ V ) ( a ) および Zもしくは（ V ) ( b ) との組合せ；

(ェェェ）と、（ IV) ( a ) および/もしくは（ IV) ( b ) または（ V ) ( a ) およびもしくは（ V ) ( b ) との組合せ；または

( IV) ( a ) およびノもしくは（ IV) ( b ) と、（ V ) ( a ) および/もしくは（ V ) ( b ) との組合せ。

2 特定成分系においては、（ I ) ( a ) 、 ( I ) ( b ) および Zまたは（ I ) ( c ) と（ェェ）との組合せ、（ I ) ( a ) 、 ( I ) ( b ) および Zまたは（ I ) ( c ) と（ェェェ）との組合せ、（ I ) ( a ) 、 ( I ) ( b ) および/または（ I ) ( c ) と（ I V) ( a ) およびまたは（ I V) ( b ) との組合せ、（ I ) ( a ) 、 ( I ) ( b ) および/または（ I ) ( c ) と（ V ) ( a ) およびノまたは（ V ) ( b ) との組合せ、（ II) と（ IV) ( a ) および/または（ IV) ( b ) との組合せ、（ II) と（ V ) ( a ) および/または（ V ) ( b ) との組合せ、（ III) と ( IV) ( a ) および/または（ IV) ( b ) との組合せ、（ III) と（ V ) ( a ) および/または（ V ) ( b ) との組合せ、および（ IV) と（ V ) ( a ) および Zまたは（ V ) ( b ) との組合せが特に好ましい。

< 3 特定成分系 >

( I ) " ) 、 ( I ) ( b ) および/もしくは（ I ) ( c ) と、（ェェ）と、（ 111) 、（ IV) ( a ) および/もしくは（ IV) ( b ) または（ V ) ( a ) および Zもしくは（ V ) ( b ) との組合せ；

( I ) ( a ) 、 ( I ) ( b ) および/もしくは（ I ) ( c ) と、（ III) と、（ IV) ( a ) および /もしくは（ IV) ( b ) または（ V ) ( a ) および Zもしくは（ V ) ( b ) との.組合せ；

(ェェ）と、（ III) と、（ IV) ( a ) および/もしくは ( IV) ( b ) または（ V ) ( a ) およびもしくは（ V ) ( b ) との組合せ；または

( I ) ( a ) 、 ( I ) ( b ) およびノもしくは（ I ) ( c ) 、 ( II) および Zまたは（ III) と、（ IV) ( a ) およびまたは（ I V) ( b ) と、（ V ) ( a ) および/または（ V ) . ( b ) との組合せ。

< 4 特定成分系〉

( I ) ( a ) 、（ I ) ( b ) およぴノもしくは（ I ) ( c ) と、（ II) と、（ェ1ェ）と、（ IV) ( a ) および Zもしくは

( IV) ( b ) または（ V ) ( a ) および/もしくは（ V ) ( b ) との組合せ；

( II) と、（ III) と、（ IV) ( a ) および Zもしくは ( IV) ( b ) と、（ V ) ( a ) および/もしくは（ V ) ( b ) との組合せ；または

( I ) ( a ) 、 ( I ) ( b ) および/もしくは（ I ) ( c ) と、（ II) およびまたは（ III) と、（ IV) ( a ) およびノまたは（ I V) ( b ) と、（ V ) ( a ) およびノまたは（ V ) ( b ) との組合せ。

< 5 特定成分系 >

( I ) ( a ) 、（ I ) ( b ) および/もしくは（ I ) ( c ) と（ II) と（ェ II) と、（ IV) ( a ) および/もしくは（ IV) ( b ) と、（ V ) ( a ) および/もしくは（ V ) ( b ) との組合せ。

しかしながら、好ましい実施の形態において、本発明の消臭組成物は、ォクタナール、リナローノレ、カルボン、アントラエル酸メチル、およびオレンジピール精油シネンサール画分もしくはシネンサールからなる群の中から選ばれる少なくとも 2種の成分、好ましくは少なくとも 3 種の成分を含む。本発明の消臭組成物は、その特定成分数が多くなるほど、所期の効果がより一層顕著なものとなる。すなわち、 2 特定成分系の消臭組成物よりも 3 特定成分系の消臭組成物の方が好ましく、 3 特定成分系の消臭組成物よりも 4 特定成分系の消臭組成物の方が好ましい。最も好ましい消臭組成物は、 5 特定成分系である。

本発明の消臭組成物を構成する 5 特定成分は、好ましくは、

( I ) ： ( II) ： ( III) ： ( IV) ： ( V ) = 2 〜 6 ： 3 〜 1 0 : 0 . 5 〜 2 . 5 : 0 . 5 〜 2 0 : 0 . 1 〜 3 の重量比で配合される。ここで、 2 特定成分系における 2 つの特定成分の重量比、 3 特定成分系における 3 つの特定成分の重量比、 4 特定成分系における 4 つの特定成分の重量比は、ここで述ベた重量比における数値がそのまま適用される（以下、特定成分の比について同じ）。すなわち、今、（ I ) ： ( II) ：

( III) ： ( IV) ： ( V ) の上記重量比を、簡便のために、 A ： B ： C ： D ： E で表すと、例えば、（ II) と（ェ Iェ）の 2 成分系における（ II) と（ III) の比は、 B ： C が好ましく、（ I ) と（ IV) との 2 成分系における（ I ) と（ IV) の比は、 A ： Dが好ましい。同様に、例えば、（ I ) と（ II) と（ III) の 3 成分系における（ I ) と（ェ1) と（ェ II) の比は、 A ： B ： Cが好ましく、（ェ I) と（ IV) と（ V ) の 3 成分系における ( II) と（ IV) と（ V ) の比は、 B : D : E が好ましい。また、例えば、（ I ) と（ II) と（ III) と（ IV) の 4 成分系における（ I ) と（ II) と（ III) と（ IV) の比は、 A ： B ： C ： Dが好ましく、（ェェ）と（ III) と（ IV) と（ V ) の 4 成分系における（ II) と（ III) と（ IV) と（ V ) の比は、 B ： C ： D ： Eが好ましい。本発明の消臭組成物において、特に好ましい成分配合比は、マンダリンオレンジ精油における上記各特定成分の存在比を実質的に維持する重量比である（特定成分（ V ) のうち、（ V ) ( b ) のオレンジピール精油シネンサール画分は、マンダリンオレンジ精油中にはそのまま含まれていないが、（ V )

( a ) のシネンサールと均等であるので、成分（ V ) は、マンダリンオレンジ精油におけるシネンサールの存在比と同じである。）。すなわち、特に好ましい消臭組成物における特定成分の重量比（ I ) ： ( II) ： ( III) ： ( IV) ： ( V ) は、 3 〜 5 : 7 〜 1 0 : 1 . 0 〜 2 . 0 : 1 . 0 〜 3 . 0 : 0 . 5 〜 1 . 5 である。

本発明の消臭組成物は、上記特定成分以外に他の成分を含むことができる。そのような他の成分としては、上記特定成分以外のマンダリンオレンジ精油成分を好ましく例示することができる。本発明の消臭組成物に含有され得る他のマンダリンオレンジ精油成分の例を挙げると、 4 —テルビネオール、 α—テノレピネォ一ノレ、ォクタノーノレ、チモーノレ、ヘプタノ一ノレ、 c i s —力ノレべォーノレ、ペリラァノレコーノレ、 p—メンタン 1 , 8 — ジオール等のァノレコール成分、ゲラニアール、シトロネラール、ドデカナール等のアルデヒド成分、その他リモネンォキサイド等である。本発明の消臭組成物は、特定成分を合計で、 0 . 1 質量％以上の割合で含有することが好ましく、 5 質量％以上の割合で含有することがより好ましく、 3 0質量％以上の割合で含有することがさらに好ましい。本発明の消臭組成物は、そのまま適切な容器に収容してタバコ消臭剤として室内に設置することができる。

しかしながら、本発明の消臭組成物は、これを適切な担体に担持させることにより、タバコ臭気消臭剤を提供することができる。

この場合、本発明の消臭組成物に、消臭効果を有するものとして通常使用されている香料成分をさらに添加することもできる。そのような消臭性香料としては、各種合成香料、天然香料、合成精油、天然精油、柑橘油を例示することができる。具体的には、例えば、周知慣用技術集（香料）第 I 部香料一般 2 · 6 · 1 6 マスキング剤 2 3 0 〜 2 5 0 頁（ 1 9 9 9 年）に記載されているような広範な消臭性香料を使用することができる。

本発明のタバコ臭気消臭剤の剤形としては、液体状、固体状、粉末状、ゲル状、ミルト状、またはエアゾール状等を例示することができる。

また、担体も、これに応じて、例えば、液体状基剤、固体状基剤、粉末状基剤、ゲル状基剤、ミルト状基剤、またはェァゾール状基剤を使用することができる。

本発明において、消臭靼成物を担体に担持する方法には、例えば、液体状基剤、ゲル状基剤、ミルト状基剤にあっては、界面活性剤、ゲル剤、水溶性高分子等を担体として用い、それらから形成されるミセルまたはゲルの内部に消臭組成物を保持することを、また固体状基剤、粉末状基剤、エアゾール状基剤にあっては、シリ力ゲル等の粉末または粒状成形物の表面に消臭組成物を保持することを含む。本発明において、液体状基剤としては、ポリオキシェチレンソノレビタンモノォレエート、ポリオキシエチレンソノレビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活性剤；ポリオキシラウリルエーテルリン酸ナトリゥム等の陰イオン性界面活性剤等を例示することができる。

ゲル状基剤としては、カラギーナン、ジュランガム、トラガントガム、寒天、ゼラチン、ぺクチン等の各種植物、動物、藻類、微生物等から抽出されるゲル剤；ステアリン酸ナトリゥム、 1 2 — ヒドロキシステアリン酸ナトリゥム等のゲル剤として使用される金属石鹼；ポリビュルアルコール、セル口ース誘導体、澱粉、澱粉誘導体等の水溶性有機高分子から形成されたもの等を例示することができる。

固体基剤としては、シリカゲル、アルミナ、ゼォライト、けい藻土、ケィ酸カルシウム、パルプ、セルロース等の粉末または粒状成型物等を例示することができる。

ミスト状基剤としては、ポリオキシエチレンソルビタンモノォレエ一ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレ一ト、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活性剤；ポリオキシラウリルエーテルリン酸ナトリゥム等の陰イオン性界面活性剤等を例示することができる。

エアゾール状基剤としては、球状シリカゲル等の球状成形物を例示することができる。

本発明の液体状消臭剤、固体状消臭剤、粉末状消臭剤、ゲル状消臭剤、ミスト状消臭剤、エアゾール状消臭剤等のタパコ臭気消臭剤は、それぞれ期待される効果 ' 作用に応じて任意に加減されるが、本発明の消臭組成物を一般的には約 0 . 0 0 5 〜 5 0 質量⁰ /₀の割合で含有することが望ましい。

本発明の消臭剤を実用に供するに当たっては香粧品類、飲食品類、皮膚外用剤、口腔用組成物または衛生材料に添加した形態とすることができる。

香粧品類としては、柔軟化粧水、収れん化粧水、ふきとり用化粧水、乳液、全身用ローション、アフターシェービングローションおよびジエル、マッサ一ジクリーム、クレンジングクリームおよびジエル、制汗剤、アイパック剤、シャンプ一類、へヤークリーム類、へヤートニック類、ポマード類、リンス類、コンディショナー類、育毛ローションその他の毛髪用化粧品基剤；オシロイ、口紅、その他化粧料基材ゃ化粧料洗剤等を挙げることができる。

飲食品類としては、例えば、果汁飲料類、果実酒類、乳飲料類、炭酸飲料、ドリンク剤類の如き飲料類；アイスクリーム類、シャーベット類、アイスキャンディー類の如き冷菓；和 . 洋菓子類、ジャム類、キャンディ一類、ゼリー類、ガム類、ノン類、コーヒー類、ココア類、紅茶類、ウーロン茶類、緑茶類の如き嗜好飲料類；和風スープ、洋風スープ、中華スープの如きスープ類、風味調味料、各種インスタント飲料乃至食品類、各種スナック食品類等を拳げることができる。

皮膚外用剤としては、例えば、エアゾール製剤、ハツプ剤、軟膏剤、入浴剤等を挙げることができる。

口腔用組成物としては、例えば、歯磨き、口腔洗浄料、マウスゥォッシュ、チューィンガム類等を挙げることができる。衛生材料としては、例えば、洗濯用洗剤類、消毒用洗剤類、防臭洗剤類、室内芳香剤、（室内消臭剤）、石鹼、皿洗い洗剤、ソフトナ一類、ファーュチアケア一、その他保健衛生用洗剤類；ティッシュペーパー、トイレツトペッパー等の各種保健衛生材料類；医薬品の服用を容易にするための矯味、賦香剤など保健，衛生，医薬品類等を挙げることができる。

本発明のタバコ臭気消臭剤は、必須成分として上記特定成分の 2種以上、好ましくは 3 種以上とこれを担持する担体とを含有していればよいが、これらを香粧品、飲食品、皮膚外用剤、口腔用組成物、衛生材料等に使用する場合、そのままの状態、あるいはこれらを例えば、アルコール類、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類に溶解した液体形態；ァラビアガム、トラガントガム等の天然ガム質類；グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の乳化剤で乳化した乳化形態；アラビアガム等の天然ガム質類、ゼラチン、デキストリン等の賦形剤を用いて被膜させた粉末形態；界面活性剤、例えば非イオン界面活性剤、ァニォン界面活性剤、ノユオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等を用いて可溶化または分散化した可溶化状または分散化形態；またはカプセル化剤で処理して得られるマイク口カプセル形態等その目的に応じてその形態を選択して用いることができる。

さらに、シクロデキストリン等の包接剤に包接して、本発明のタバコ臭気消臭剤を安定化するとともに徐放性にして用いることもある。これらは、最終製品の形態、例えば液体状、固体状、粉末状、ゲル状、ミスト状、エアゾール状等の形態に適するように適宜選択して用いられる。

また、本発明のタバコ臭気消臭剤は、他の防臭，消臭剤、例えば、香料、酸化剤、還元剤、中和剤、無機系消臭剤（無機塩基、無機酸、金属酸化物、塩素化合物、オゾン、多孔物質等）、界面活性剤（非イオン系、ァニオン系、カチオン系、ノニオン系、両性系等）等としばしば併用される。

なお、香粧品、飲食品、皮膚外用剤、口腔用組成物、衛生材料等の最終製品へのタバコ臭気消臭剤の添加量は、それぞれ場合によって期待される効果 · 作用に応じて任意に加減されるが、一般的には、最終製品の総質量に対し約 0 . 0 0 0 5 〜 2 0 質量％程度である。

さらに、本発明のタバコ臭気消臭組成物は、シガレット自体から発生するタバコ副流煙臭気を低減させるためのタバコ副流煙低減剤を提供することができる。

本発明の副流煙低減剤は、シガレットに担持される。シガレツトは、タバコ充填材とこのタバコ充填材の周囲を巻装するシガレツト卷紙を含むタノコロッドを備える。タノくコ充填材は、タノコ刻みを含み、このタノコ刻みは膨化されたものであってもよい。タバコ刻みの膨化方法としては、それ自体既知のものを採用することができる。シガレツト卷紙としては、タバコ充填材の周囲を卷装してシガレツトを提供するために好適ないずれの巻紙をも使用することができる。なお、本発明のシガレツトは、そのタノコロッドの一端にフィルタ一プラグを有することができる。

本発明の副流煙臭気低減剤は、種々の形態でシガレットに担持させることができる。例えば、本発明の副流煙低減剤は、タバコ充填材に添加することにより、シガレツト卷紙に塗布することにより、またシガレツト卷紙を接着するシーム糊に添加することによりシガレツトに担持させることができる。副流煙臭気低減効果は、本発明の副流煙臭気低減剤の適用部位（タバコ刻み、卷紙、シーム糊等）に特に依存しない。しかしながら、本発明の副流煙臭気低減剤は、通常のタバコ刻み賦香技術によりタバコ充填材に添加することができるので好都合である。いずれの場合にも、本発明の副流煙臭気低減剤が適用部位に均一に適用されることが好ましい。なお、本発明のシガレツトがタノコロッドの一端にフイノレターブラグを有するとき、一般にフィルタープラグはいわゆるチップぺ一パーによりタノコロッドに接続されるが、このチップべ一パーに本発明の副流煙臭気低減剤を塗布することもできるしフィルタ一巻取り紙に塗布することもできる。

本発明のシガレットは、 1 本当たり、本発明の特定成分の合計量が、好ましくは少なくとも 0 . 0 1 m g となるように、より好ましくは 0 . 0 2 m g〜 0 . 2 m g となるように本発明の副流煙臭気低減剤を担持する。

さらに、本発明の副流煙臭気低減剤は、タバコパッケージ内に収容させることもできる。このタノくコノッケージは、タバコ充填材とこのタバコ充填材の周囲を卷装するシガレツト巻紙を含むタバコロッドを備えるシガレツトを複数本、例えば 2 0 本収容するとともに、本発明の副流煙臭気低減剤を収容する。本発明の副流煙臭気低減剤のパッケージ内への収容は、例えば、例えばァノレミ箔に加香することにより行うことができる。パッケージ内に収容された本発明の副流煙臭気低減剤は、パッケージ開封までの間にシガレツトに移行し、喫煙時に副流煙臭気を低減することができる。

以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらによってなんら限定されるものではなく、また本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。

以下の例で使用される官能評価方法（臭い袋法および部屋法）は-、次の通りである。

A . 臭い袋法（消臭組成物）：

外部と連通する空気バッグ取り付けチューブを内側壁上部に、内部空気吸入ポート挿通用貫通孔を内側壁下部に有し、シガレツト取り付け具を内側壁に備える容積 4 0 5 Lの直方体のチャンバ（以下、副流煙チャンバという）と市販の大気採取ボックスを準備する。大気採取ボックスは、内容積が 1

0 L よりもやや大きく、内部空気吸入ポートを内側壁下部に有し、排気孔を対向する内側壁下部に有するものである。

a田l' Ul流煙 ,1 チャンバの空気バッグ取り付けチューブに内容積

0 L の空気バッグを取り付け、大気採取ボックスの吸入ポートに內容積 1 0 L採取バッグを取り付けた後、副流煙チャンバの貫通孔に大気採取ボックスの吸入ポートを揷通する。つレ、で、大気採取ボックス内部の空気を吸引し、その吸引した §気をチャンバ内に取り付けた空気バッグ内に排出し得るように、大気採取ボックスの排気孔と副流煙チャンパの空気パッグ取り付けチューブとを真空ポンプを介してホースで接続して、閉鎖系とする。

し力、る後、シガレツトをチャンバ内のシガレツト取り付け具に取り付け、自然燃焼させ、副流煙を発生させる。

シガレットの自然燃焼終了後、真空ポンプを駆動して、大気採取ボックス内を陰圧にすると同時に副流煙チャンバ内を空気バッグ内への排気により加圧することにより、副流煙チャンバ内の副流煙を含む空気を採取ボックス內の採取バッグ内に捕集する。

副流煙を含む空気を捕集した採取バッグを内部に納めたまま採取ボックスを副流煙チャンバから取り外し、希釈ラインに接続する。希釈ラインは、ポンプにより脱臭空気を後流末端に接続された臭い袋（容量 3 L ). に送給するラインと、このラインの途中で分岐し、採取ボックスの吸入ポートに接続される分岐ラインからなり、各ラインは、流量調節弁を備える。採取バッグ内の空気は加圧ポンプによる採取ボックスの加圧により分岐ラインを通って臭い袋に送給される。

このようにして準備した臭い袋（ 1 7 m ³ 当たりシガレツト 1 本を燃焼させたときと同濃度になるように希釈）に評価対象の消臭組成物を注射器により注入して揮発させ、消臭組成物を注入していない臭い袋と 2 つ一組にしてブラインドでパネルに提示し、一対比較法（強制 2者択一法）により、以下の評価項目について結果を報告させる。

1 . 臭い全体の強さが強いのはどちらの臭い袋か 2 . 臭いのよいのはどちらの臭い袋か

3 . タノくコ臭の強いのはどちらの臭い袋か。

その結果、評価項目 1 〜 3 それぞれにおいて、評価対象の臭い袋と答えたパネルの数をパネルの総数で除した値を評価結果とする。従って、臭気全体の強さとタバコ臭については、数値が小さいほど優れており、臭いのよさについては、数値が大きいほど優れていることとなる。なお、パネルは、任意に抽出した成人であり、タバコ臭についての専門の訓練を受けていない普通人であった。

B . 臭い袋法（シガレット）：

シガレツトの副流煙臭気は、上記臭い袋法（消臭組成物）と同様にして捕集し希釈する。对照のシガレツトについての臭い袋と評価対象のシガレツトについての臭い袋を 2つ一組にしてブラインドで 5 人の専門パネルに提示し、 0 点（無臭）から 4 点を最高とする 5 段階尺度で官能評価を行わせる。

C . 部屋法：

人の出入りのためのドアを 1 つ以外は密閉された部屋（床面積： 3 1 m 2 ；容量： 8 5 m 3 ) を 2 つ（ A室、 B室とする）準備する。ドアを閉めた状態で、 A室内で対照のシガレット 5 本を自然燃焼させる。他方、ドアを閉めた状態で、 B 室内で評価対象のシガレツト 5 本を自然燃焼させる。パネルを 2 グループに分け、一方のグループは全員が同時に A室力、ら入り、 A室を出た後、 B室に入り、 B 室を出て、以下の項目について結果を報告する。他方のグループは、全員が同時に B室から入り、 B室を出た後、 A室に入り、 A室を出て、以下の評価項目について結果を報告する。

1 . 臭い全体の強さが強い部屋はどちらの部屋力、

2 . 臭いのよい部屋はどちらの部屋か、

3 . タバコ臭の強い部屋はどちらの部屋か。

その結果、評価項目 1 〜 3 それぞれにおいて、 B 室（評価対象のシガレツトを自然燃焼させた部屋）と答えたパネルの数をパネルの総数で除した値を評価結果とする。従って、臭気全体の強さとタバコ臭については、数値が小さいほど優れており、臭いのよさについては、数値が大きいほど優れていることとなる。なお、パネルは、任意に抽出した成人であり、タノコ臭についての専門の訓練を受けていない普通人であつた。

調製例 1 〜 1 8

下記表 1 〜表 3 に示す成分を同各表に示す割合で配合して本発明のタバコ臭気消臭組成物を調製した。

表 1 ：

<表中の記号の説明 >

OCT： n—ォクタナール； L I N：リナロール； CAR 一力ルボン MAN：アントラニル酸メチル； S I N :シネンサール注 * ：臭い袋への添加量

表 2

<表中の記号の説明 >

OCT： n—ォクタナール； L I N：リナロール； CAR 'カルボン MAN：アントラニル酸メチル； S I N：シネンサール注） * ：臭い袋への添加量

表 3：

く表中の記号の説明〉

OCT ： n—ォクタナ一ル； L I N：リナロール；

CAR： I一力ルボン： MAN ：アントラニル酸メチル；

N— MAN： N—メチルアントラニル酸メチル；

S I N :シネンサール； 4一 TER： 4—テルビネオール；

a~T ER： Of—テルビネオ一ル； NON：ノナ) ^一ル；

GER：ゲラニアール；し MO： c ί s—リモネンォキサイド

Ο Ε Ο：オレンジピール精油シネンサール画分注） * ：臭い袋への添加量

<消臭効果試験 >

調製例 1〜 1 8で調製した消臭組成物のタバコ臭気消臭効果を上記臭い袋法（消臭組成物）により評価した。評価結果を下記表 4 に示す表 4

表 4 からわかるように、本発明の消臭組成物は、タバコ臭気と混合しても、全体の臭いの強さを有意に増加することなく、タバコ臭気を効果的に消臭し得る。

実施例 1 ：粒状消臭剤

( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 ⁵ に示す組成の粒状消臭剤用消臭組成物を調製した。計

表 5 く粒状消臭剤用消臭組成物 >

成分配合量（質量部)

2—メチルゥンデカナール 30

酢酸べンジル 200

ユーカリオイル 50

サリチル酸へキシル 40

酢酸イソポルニル 400

リナロール 30

酢酸リナリル 50

調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 50 才ークモスアブソリユート 30 イソカンフィルシク口へキサノール 20 ァセチルセドレン 100 計 1000

( II) 下記表 6 に示す（ C ) のシリカゲルに（ B ) のプロピレングリコールを加えゆつくり撹拌し、プロピレングリコ一ルがシリ力ゲルに吸収されてシリ力ゲル表面が乾いた後、

( A ) の消臭組成物を加え、ゆつくり撹拌しながらシリカゲルに吸収させて粒状消臭剤を得た。

表 6

<粒状消臭剤 >

分配合量（質量部)

(A) 実施例 1 (I)の消臭組成物 10

(B) プロピレングリコール 10

(C) シリカゲル B—タイプ 80

100 計

実施例 2 ：粒状消臭剤

下記表 7 に示す（ C ) のシリカゲルに（ B ) のプロピレングリコールを加えゆつくり撹拌し、プロピレングリコールがシリ力ゲルに吸収されてシリ力ゲル表面が乾いた後、（ A ) の消臭組成物を加え、ゆっくり撹拌しながらシリカゲルに吸収させて粒状消臭剤を得た。

<粒状消臭剤〉

成分配合量（質量部）

(A) 調製例"！ 3のタバコ臭気消臭組成物 1 0

( B) プロピレングリコール 1 0

( C) シリカゲル B—タイプ 8 0

0 0

実施例 3 ：ミスト状消臭剤

( I ) 調製例 1 8 で調製した消臭組成物を用い、下記表 8 に示す組成のミスト状消臭剤用消臭組成物を調製した。

表 8

<ミス卜状消臭剤用消臭組成物 >

成分配合量 (質量部）

1ーォクテン一 3—オール 5 シネオール 50 クマリン 20 ゲラニオール 50 ラバンジンオイル 250 レポサンドール（髙砂香料工業株式会社製、商品名） 1) 0 リナロール 150 酢酸リナリル 00 調製例 18のタバコ臭気消臭組成物 70 エチレンブラシレート 50 オレンジオイル 75 テルビネオール 50 酢酸テルピニル _ — ― 120 計 1000 注： 1) (E) ― (R) 一 2—ェチルー 4一 (2, 2, 3—卜リメチルー 3— シクロペンテン一 1一ィル）一 2—ブテン一 1一オール

( II) 下記表 9 に示す（ A ) の 4 成分を混合し、完全に溶解させた後、あらかじめ（ B ) のメチルパラベンを溶解した精製水に加え、撹拌溶解してミスト状消臭剤を得た。表 9

<ミスト状消臭剤 >

成分配合置（質量部）

(A) 実施例 3 (I)の消臭組成物 0. 5

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油（EO40) 1. 0 ホリオキシェチレン硬化ヒマシ油（EO60) 0. 5 95 <½ゲラニオール変成アルコール 2, 5

(B) メチルパラベン 0.

精製水 95. 4 計 100. 0

実施例 4 ：ミスト状消臭剤

下記表 1 0 に示す（ A ) の 4成分を混合し、完全に溶解させた後、あらかじめ（ B ) のメチルパラベンを溶解した精製水に加え、撹拌溶解してミスト状消臭剤を得た。

表 10：くミスト状消臭剤 >

成分配合量（質量部)

(A) 調製例 18のタバコ臭気消臭組成物 0. 5

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油（EO40) 1. 0 ホリオキシェチレン硬化ヒマシ油（E060) 0. 5 95%ゲラニオール変成アルコール 2. 5

(B) メチルパラベン 0. 1

― 精製水 ― 95. 4 計 100. 0

実施例 5 ：水ベース系消臭剤 ( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 1 1 に示す組成の水ベース系消臭剤用消臭組成物を調製した

表 1 1 ：

<水ベース系消臭剤用消臭組成物 >

成分配合量（質量部）ノニルアルデヒド

シ卜ロネロール 3 8 0 j8—ダマスコン · 3 オイゲノール 2 0 c Ί s— 3—へキセンー 1一オール 8 β—ィオノン 5 0 イソシクロシトラール 5 調製例 1 3のタバコ臭気消臭組成物 2 5 醉酸フエニルェチル 1 2 0 フエニルエチルアルコール 2 0 5 ローズォキサイド 1 亍ァスピラン 2 酢酸 ο— t e r t—プチルシクロへキシル 1 8 0 計 1 0 0 0

(ェェ）下記表 1 2 に示す精製水とプロピレングリコールと塩化カルシウムを均一になるまで撹拌した。その後、カラギ一ナンとローストビーンガムおよびメチルパラベンを少量づつ撹拌しながら加えた。ついで、撹拌しながら 8 0 °Cまで加温し、混合液が懸濁液となった後、加温を停止し放冷した。約 6 5 °Cまで冷却後、実施例 5 ( I ) の水ベース系消臭剤用消臭組成物とモノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンを加え、撹拌した。その後、 5 5 °Cで、この混合物が懸濁液になるまで撹拌し、下記表 1 2 に示す組成の水ベース系ゲル状消臭計剤を得た

表 1 2 ：ぐ水ベース系ゲル状消臭剤〉

成分配合量（質量部) カラギーナン 2. 0 ロース卜ビーンガム 0. 4 メチルパラベン 0. 1 精製水 8 8. 6 塩化カルシウム 0. 4 プロピレングリコール 3. 0 実施例 5 ( I ) の消臭組成物 5. 0 モノ才レイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0. 5

1 0 0. 0

実施例 6 ：水ベース系ゲル状消臭剤

下記表 1 3 に示す精製水とプロピレンダリコールと塩化力ルシゥムを均一になるまで撹拌した。その後、カラギーナンとローストビーンガムおよびメチルパラベンを少量づっ撹拌しながら加えた。ついで、撹拌しながら 8 0 °Cまで加温し、混合液が懸濁液となった後、加温を停止し放冷した。約 6 5 °C まで冷却後、調製例 1 3 で調製した消臭組成物とモノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンを加え撹拌した。その後、 5 5 °Cで、この混合物が懸濁液になるまで撹拌し、下記表 1 3 に示す組成の水ベース系ゲル状消臭剤を得た。 3 ：

<水ベース系ゲル状消臭剤 >

成分配合量（質量部）カラギーナン 2. 0 ローストビーンガム 0. 4 メチルパラベン 0. 1 精製水 8 8. 6 塩化カルシウム 0. 4 プロピレングリコール . 3. 0 調製例 1 3のタバコ臭気消臭組成物 5. 0 モノォレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0. 5

1 0 0. 0 実施例 7 ：油性ゲル状消臭剤

( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表に示す組成の油性ゲル状消臭剤用消臭組成物を調製した。

計

表 14 く油性ゲル状消臭剤用消臭組成物 >

成分 ― 配合量（質量部) 酢酸べンジル 400 ジヒドロミルセノール 20 ジヒドロジヤスモン酸メチル 1 50 ィンドール 10 酢酸リナリル 50 アントラニル酸メチル 100 調製例 1 3のタバコ臭気消臭組成物 30 エチレンブラシレート 10 安息香酸へキシル 100 オレンジオイル 50 フエニルエチルアルコール 30 酢酸 o— t β r t—プチルシクロへキシル 50

1000

( I I) 下記表 1 5 に示す成分を 8 0 〜 8 5 °Cにて均一になるまで加熱撹拌し、その後冷却することにより油系ゲル状消臭剤を得た。

表 1 5 ：く油性ゲル状消臭剤 >

成分配合量（質量部）ステアリン酸ナトリウム 7 . 5 精製水 2. 0 へキシレンダリコール 4. 0 ジブチルヒドロキシトルエン 0. 2 d—リモネン 7 6. 3 実施例 7 (I)の消臭組成物 1 0. 0 計 1 0 0. 0

実施例 8 ：油性ゲル状消臭剤

下記表 1 6 に示す成分を 8 0 〜 ⁸ 5 °Cで均一になるまで加熱撹拌し、その後冷却することにより油系ゲル状消臭剤を得た。

表 1 6 ：

<油性ゲル状消臭剤 >

成配合量（質量

ス亍ァリン酸ナトリウム 7. 5 精製水 2. 0 へキシレングリコール 4. 0 ジブチルヒドロキシトルエン 0. 2 d—リモネン 7 6. 3 調製例 1 3のタバコ臭気消臭組成物. 0. 0 計 1 0 0. 0

実施例 9 ：エアゾール状消臭剤

( I ) 調製例 1 7 で調製した消臭組成物を用い、下記表 1 7 に示計す組成のエアゾール状消臭剤用消臭組成物を調製した

表 17 くエアゾール状消臭剤用消臭組成物 >

成分配合暈（質量部）酢酸べンジル 50 サリチル酸べンジル 30 醉酸セドリル 50 シ卜ロネロール 65 コリアンダーオイル 30 ラベンダーオイル 250 調製例 17のタバコ臭気消臭組成物 100 パインニードルオイル（松葉油） 150 ローズマリーオイル 25 セージオイル 150 酢酸 o— t e r t—ジチルンクロへヤンル 100

1000

( II) 下記表 1 8 に示す（ A ) を撹拌溶解し、エアゾール缶に充填し、密封した後、（ B ) を注入してエアゾール状消臭剤を得た、噴射剤には一般的にエアゾ一ル'状消臭剤に使用されている液化プロパンガスを使用した。表 18 計

<エアゾール状消臭剤 >

成分配合量（質量部）

(A) 実施例 9 (I)の消臭組成物 1. 0

95%ゲラニオール変成アルコール 48. 5 球状シリカ 0. 5

(B) 噴射剤 (液化プロパンガス) 50. 0

1 00. 0

実施例 1 0 ：エアゾール状消臭剤

下記表 1 9 に示す（ A ) を撹拌溶解し、エアゾール缶に充填し、密封した後、（ B ) を注入して.ェァゾール状消臭剤を得た、噴射剤には一般的にエアゾール状消臭剤に使用されている液化プロパンガスを使用した。

表 19 ぐエアゾール状消臭剤 >

成分配合量（質量部）

( ）,調製例17のタバコ臭気消臭組成物 1. 0

95%ゲラニオール変成アルコール 48. 5 球状シリカ 0. 5

(B) 噴射剤（液化プロパンガス） 50. 0

100. 0

実施例 1 1 ：シャンプー

·( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 2 0 に示す組成のシャンプー用消臭組成物を調製した。 W

36 表 20 ：くシャンプー用消臭組成物 >

成分配合量（質量部）ドデカナール 4 酢酸べンジル 40 ーダマスコン 10 オイゲノール 30 ガラクソリド（I FF社製、商品名） ¹) 170 ジヒドロジヤスモン酸メチル 100 へリオブーケ（高砂香料工業株式会社製、商品名） ²⁾ 80 コバノール（高砂香料工業株式会社製、商品名） ³⁾ 70 レモンオイル 150 レポサンドール（高砂香料工業株式会社製、商品名） ⁴⁾ 50 p— t θ r t -ブチルー ά一

メチルヒドロシンナミックアルデヒド 80 調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 30 エチレンブレシレート 35 フエニルエチルアルコール 100 テルピネオール 50 バニリン 1 計 1000 注： 1) 1, 3, 4, 6, 7, 8—へキサヒドロ一 4， 6, 6, 7, 8, 8—

へキサメチルシクロペンター r一 2—べンゾピラン

2) 2—メチルー 3— (3, 4ーメチレンジォキシフエニル）一

プロパナール

3) 4 (3) — （4—ヒドロキシー 4ーメチルペンチル）一3—シクロへキセン一 1一力ルポキシアルデヒド

4) (E) 一 (R) 一 2—ェチルー 4一 (2, 2, 3—トリメチルー 3— シクロペンテン一 1一ィル）一 2—ブ亍ン一 1一オール計

( II) 下記表 2 1 に示す成分を 8 0 °Cで撹拌して懸濁液とし、その後 3 5 °Cまで冷却してシャンプーを得た。

表 21 ぐシャンプー >

成分配合量（質量部) ラウリル硫酸ナトリウム 40. 00 —ヤシ油脂肪酸ァシルー N—カルボキシメトキシェチルー N—

カルボキシメチルエチレンジァミンニナトリウム 10. 00 ヤシ油脂肪酸ジエタノールァミド（ 2 ) 2. 00 ブチレングリコール 2. 00 クェン酸 0. 35 塩化ナトリウム 0. 10 メチルパラペン 0. 20 プロピルパラベン 0. 10 ェデ卜酸四ナトリウム 0. 10 精製水、 44. 65 実施例 1 1 (I)の消臭組成物 ― 0. 50

100. 00

実施例 1 2 ：シャンプー

下記表 2 2 に示す成分を 8 0 °Cで撹拌して懸濁液とし、その後 3 5 °Cまで冷却してシャンプーを得た。計

2：ぐシャンプー >

^ 配合量（質量部) ラウリル硫酸ナトリウム 40. 00 N—ヤシ油脂肪酸ァシルー N—カルボキシメトキシェチル一 N—

カルポキシメチルエチレンジァミンニナトリウム 10. .00 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド（2) 2. 00 ブチレングリコール 2. 00 クェン酸 0. 35 塩化ナトリウム 0. 10 メチルパラベン 0. 20 プロピルパラベン 0. 10 ェデト酸四ナトリウム 0. 10 精製水 44. 65 調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 0.—50—

100. 00

実施例 1 3 ：ボディシャンプ一

( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 2 に示す組成のボディシャンプー用消臭組成物を調製した。

表 23 -o；くボディシャンプー用消臭組成物 >

成分配合量 (質量部）ドデカナール 50 カロン（フアイザ一商品名） "

カモミルオイル 2 ジヒドロジヤスモン酸メチル 100 ヘルォブーケ（高砂香料工業株式会社製、商品名） ²⁾ 80 リナロール 60 調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 100 エチレンブラシレート 95

10—才キサへキサデカノライド 50 イソカンフィルシクロへキサノール 50 テトラヒドロリナロール 58 トナリド（PFW社、商品名） ³) 120 トヮナール（高砂香料工業株式会社、商品名） ⁴⁾ 0 トリプラール（I FF社、商品名） ⁵) 20 酢酸 p— t e r t—プチルシク口へキシル _ 200

1000 注： 1) 7—メチルー 3, 5—ジヒドロー 2H—べンゾジォキセピン一 3—オン

2) 2—メチルー 3— (3, 4ーメチレンジォキシフエニル）一

プロパナール

3) 6—ァセチルー 1, 1, 2, 4, 4, 7—へキサメチル亍トラヒドロナフタレン

4) 4一（4一メチル一3—ペンテニル）一 3.—シクロへキセン一 1一カルバルデヒド

5) 2, 4一ジメチルー 3—シクロへキセニルカルボキシアルデヒド

( II) 下記表 2 4 に示す成分を 8 0 °Cで撹拌して懸濁液とし、その後 3 5 °Cまで冷却してシャンプーを得た。表 24 His くボディシャンプー >

成分配合量 (質量部) ジブチルヒドロキシトルエン 0. 05 メチルパラベン 0. 10 プロピルパラベン 0. 10 ェデト酸四ナトリウム 0. 10 塩化力リゥム 0, 20 グリセリン 5, 00 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド（2) 3 00 ポリオキシェチレンラウリルェ一亍ル酢酸ナ卜リゥム

(3 E. O. ) (30%) 10, 00 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルべタイン（34%) 25 00 ミルシチン酸カリウム（40%) 25 00 精製水 30. 95 実施例 13 (I)の消臭組成物 0. 50

00. 00

実施例 1 4 ：ボディシャンプー

下記表 2 5 に示す成分を 8 0 °Cで撹拌して懸濁液とし、その後 3 5 °Cまで冷却してシャンプーを得た。

計

5：くボディシャンプー >

成分配合量 (質量部) ジブチルヒドロキシトルエン 0. 05 メチルパラベン 0. 10 プロピルパラベン 0. 10 ェデ卜酸四ナトリウム 0. 10 塩化力リゥム 0. 20 グリセリン 5. 00 ヤシ油脂肪酸ジエタノールァミド（ 2 ) 3. 00 ポリォキシエチレンラウリルェ一亍ル酢酸ナトリゥム

(3 E. 0. ) (30%) 10. 00 ャシ油脂肪酸ァミドプロピルべタイン（34。） 25. 00 ミルシチン酸カリウム（40%) 25. 00 精製水 30. 95 調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 0. 50

100. 00

実施例 1 5 ：リンス

( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 2 に示す組成のリンス用消臭組成物を調製した。

表 26計くリンス用消臭組成物 >

成分配合量 (質量部) ゥンデカナール 5 酢酸べンジル 100 シ卜ロネ口一ル 100 クマリン 0 ジヒドロジヤスミン酸メチル 240 ヘリオト口ピン 80 イソ ·ィ一'スーパ一（ I F F社、商品名） ¹) 60 レモンオイル 55 レポサンドール（高砂香料工業株式会社、商品名） ²⁾ 30 調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 30 エチレンブラシレート 200 スザラール（高砂香料工業株式会社、商品名〉 ³⁾ 10 バニリン 0 酢酸ー t e r t—ブチルシクロへキシル ― 80

1000 注： 1) 7—ァセチル一 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8—ォクタヒドロー 1,

1, 6, 7—亍トラメチルナフタレン

2) (E) 一 (R) 一 2—ェチルー 4一 (2, 2, 3—トリメチルー 3— シクロペンテン一 1一ィル）一2—ブテン一 1—オール

3) p—イソブチルー α—メチルヒドロシンナミックアルデヒド

(II) 下記表 2 7 に示す成分を 8 0 °Cで均一になるまで加熱撹拌し、その後 3 5。Cまで冷却してリンスを得た。計

表 2

<リンス >

成分配合量 (質量部) 塩化 O— [2—ヒドロキシ一 3— （卜リメチルアン

モニォ）プロピル] ヒドロキシェチルセルロース 0. 10 水酸化ナトリウム 0. 03 クェン酸 0. 05 メチルパラベン 0. 20 プロピルパラベン 0. 10 ポリオキシエチレンセチルテル（10 E. 0. ) 0. 50 セタノール 1. 50 ベへニルアルコール 3. 00 塩化ジステアリルジメチルアンモニゥム（90%) 0. 20 塩化ステアリルトリメチルアンモニゥム（50%) 1 · 50

2—ェチルへキサン酸セチル 0. 50 メチルポリシロキサン 2, 00 実施例 15 (I)の消臭組成物 0. 50 精製水 ― ― ' 89. 82

00. 00

実施例 1 6 ：リンス

下記表 2 8 に示す成分を 8 0 °Cで均一になるまで加熱撹拌し、その後 3 5 °Cまで冷却してリンスを得た。 W

44 計

表 28

<リンス >

成分配合量 (質量部）塩化 O— [2—ヒドロキシー 3— （トリメチルアン

モニォ）プロピル] ヒドロキシェチルセルロース 0. 10 水酸化ナトリウム 0. 03 クェン酸 0. 05 メチルパラベン 0. 20 プロピルパラベン 0, 10 ポリオキシエチレンセチルエー亍ル（1 OE, 0. ) 0. 50 セタノール 1. 50 ベへニルアルコール 3. 00 塩化ジステアリルジメチルアンモニゥム（90%) 0. 20 塩化ス亍ァリルトリメチルアンモニゥム（50%) 1. 50

2ーェチルへキサン酸セチル 0, 50 メチルポリシロキサン 2. 00 調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 0. 50 精製水 ― 一 89. 82

100. 00

実施例 1 7 ：ヨーグルトキャンディー

( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 2 9 に示す組成のョーダルトフレーバーを調製した。 29計

表：

<ヨーグルトフレーノ一 >

成分配合量（質量部）ェチルバ二リン 2. 0 バニリン 4. 0 レモンオイル 15. 0 オレンジオイル 38. 0 レモンテルペンレスオイル 1. 0

調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 2. 0

ミルクベース（高砂香料工業株式会社製） 20. 0 エステルベース（高砂香料工業株式会社製) 16. 0

酸ベース（高砂香料工業株式会社製） 2. 0

100. 0

(II) 実施例 1 7 ( I ) で調製したヨーグルトフレーバーを用い、下記表 3 0 に示す/組成のヨーグルトキャンディーを調製した。

表 30：

<ヨーグルトキャンディー >

成分配合量（質量部) グラニュー糖 540. 0 水飴 480. 0 精製水 160. 0 植物性硬化油 20. 0 レシチン 0. 2 全脂練乳 50. 0 発酵乳ペース卜 25. 0 実施例 17 (I)のヨーグルトフレーバー 1. 0 実施計例 1 8 ：洗口剤

( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 3 に示す糸且成のマゥスゥォッシュフレーパーを調製した。

表 3 1 くマウスゥォッシュフレーバー >

成分配合量 (質量部）

1一メン! ^一ル 5 0. 0 ペパーミン卜オイルトップカツ卜 2 0. 0 ユーカリオイル 1 0. 0 調製例 1 3のタバコ臭気消臭組成物 1 0. 0 ァネトール 6. 0 セージオイル 2. 0 才ィゲノール 1 . 0 フェンネルオイル 0. 8 タイムオイル 0. 2

1 0 0. 0

( II ) 実施例 1 8 ( I ) で調製したマウスゥォッシュフレ一バーを用い、下記表 3 2 に示す組成の洗口剤を調製した。

計

表 32 ：計く洗口剤 >

成配合量 (質量部)

95%エチルアルコール 15. 00 70%ソルビット液 10. 00 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油（EO60) 2. 00 実施例 18 (I)のマウスゥォッシュフレーバー 0. 10 安息香酸ナトリウム 0. 05 サッカリンナトリウム 0. 02 精製水 ― — ― 72. 83

100. 00

実施例 1 9 ：歯磨剤

( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 ³ 3 に示十組成のツースペーストフレーパーを調製した。

表 33 くツースペーストフレーバー >

成分配合量 (質量部) ペパーミン卜オイル 35. 0

1一メン! ^一ル 25. 0 スペア一ミントオイル 10. 0 調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 10. 0 ァネ I ^一ル 8. 0 スウイ一卜オレンジオイル 5. 0 クローブオイル 5. 0 レモンオイル 2. 0

100. 0 (II計) 実施例 1 9 ( I ) で調製'したツースペーストフレバー ^用い、下記表 3 4 に示す組成の歯磨剤を調製した。

表 34

<歯磨剤>

成分配合量 (質量部）リン酸水素カルジゥム（第 2リン酸カルジゥム） 50. 00 グリセリン 25. 00 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1 , 50 ラウリル硫酸ナトリウム 1 , 40 実施例 19 (I)のツースペーストフレーバー 1. 00 サッカリンナ卜リウム 0. 20 安息香酸ナトリウム 0. 05 精製水 ― 20. 85

100. 00

実施例 2 0 ：口中剤

( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 3 5 に示す組成のオーラルフレッシュフレーバーを調製した。

W 0

49

計

表 35：くオーラルフレッシュフレーバー >

成分配合量（質量部）

1一メン) ^一ル 50. 0

レモンオイルコ一ルドプレス 15. 0

ペパーミントオイル 0. 0

1， 8—シネオール 5. 0

レモンオイル 5. 0

調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 5. 0

エチルアルコール 10. 0

100. 0

(II) 実施例 2 0 ( I ) で調製したオーラルフレッシュフレーバーを用い、下記表 3 6 に示す組成の口中剤を調製した。

表 36 く口中剤 >

成分配合量（質量部)

95%エチルアルコール 50. 0 グリセリン 10. 0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油（E060) 2. 0 実施例 20 (I)のオーラルフレッシュフレーバ- 1， 5 サッカリンナトリウム 0. 2 精製水 ― 36. 3

100. 0

実施例 2 1 ：チューインガム

( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 3 7 に示す組成のチューィンガム用フレーバーを調製した。計

表 37計

<チューィンガム用フレーバー >

成分配合量（質量部) 調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 5. 0

ペパーミントオイル 44. 5

スペア一ミントオイル 10. 0

1一メントール 5. 0

サリチル酸メチル 5. 0

ユー力リオイル 10. 0

クローブオイル 0. 5

100. 0

(II) 実施例 2 1 ( I ) で調製したチューインガム用フレ一バーを用い、下記表 3 8 に示す組成のチューインガムを調製した。

表 38 ：

<チューインガム >

成分配合量（質量部)

ガムベース 20

粉糖 66

水飴 13

実施例 21 (I)のチューインガム用フレーバ- 1

100

実施例 2 2 _: 錠菓

( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 3 9 に示す組成の錠菓用フレーバーを調製した。表 39 計

<錠菓用フレーバー >

成分配合量（質量部) 調製例 13のタバコ臭気消臭組成物

1一メントール 1

ペパーミントオイル

ュ一力リオイル

アラビアガム 80

計 00

(II) 実施例 2 2 ( I ) で調製した錠菓用フレーバーを用い、下記表 4 0 に示す組成の錠菓を調製した。

表 40：

<錠菓>

成分配合量（質暈

砂糖 98

滑沢剤、乳化剤 1

実施例 22 (I)の錠菓用フレーバ- 1

00

実施例 2 3 ：ゼラチンカプセル用フレーバー

( I ) 調製例 1 3 で調製した消臭組成物を用い、下記表 4 に示す組成のゼラチンカプセル用フレーパーを調製した。表 41計：

<ゼラチンカプセル用フレーバー >

成分配合量（質量部) ペパーミントオイル 55

調製例 13のタバコ臭気消臭組成物 5

中鎖脂肪酸卜リグリセリド（MCT) 40

100

(II) 実施例 2 3 ( I ) で調製したゼラチンカプセル用フレーバーを用い、下記表 ₄ 2 に示す組成のゼラチンカプセル基剤を調製した。

表 42：くゼラチンカプセル基剤 >

. 配合量（質量部）ゼラチン 5. 0

精製水 94. 9

実施例 23 (I)のゼラチンカプセル用フレーバー 0. 1

計 100. 0

上記実施例で調製した粒状消臭剤（実施例 1 〜 2 ) 、ミスト状消臭剤（実施例 3 〜 4 ) 、水ベース系ゲル状消臭剤（実施例 5 〜 6 ) 、油性ゲル状消臭剤（実施例 7 〜 8 ) 、エアゾール状消臭剤（実施例 9 〜 1 0 ) 、シャンプー（実施例 1 1 〜： 1 2 ) 、ボディシャンプー（実施例 1 3 〜： 1 4 ) 、リンス (実施例 1 5 〜 1 6 ) 、ヨーグルトキャンディー（実施例 1 7 ) 、洗口剤（実施例 1 8 ) 、歯磨剤（実施例 1 9 ) 、口中剤（実施例 2 0 ) 、チューインガム（実施例 2 1 ) 、錠菓（実施例 2 2 ) 、およびゼラチンカプセル基剤（実施例 2 3 ) は、それらのタバコ副流煙に対する消臭効果と使用感を評価したところ、いずれも、消臭効果に優れ、使用感も良好であった。実施例 2 4 〜 4 1 および比較例：！〜 6

下記表 4 3 に示す調合香料（副流煙臭気低減剤）を通常の賦香技術により同表に示す量でタバコ刻みに添加し、同種の卷紙で卷き上げてそれぞれの調合香料について所要本数のシガレットを作製した。また、上記調合香料を添加しなかったこと以外は全く同様にして所要数の対照シガレツトを作製した。

こうして作製したシガレツトについて、副流煙臭気を上記部屋法により評価した。結果を表 4 3 に併記する。

表 43

く表中の記^锐明〉

OCT： n—才クタナール； L I N：リナロール； CAR： -カルボン

MAN：アントラニメチノレ S I N :シネ ^ール

0Ε0：オレンジピール精油シネンサール画分

表 4 3 に示す結果から、本発明の副流煙臭気低減剤を担持するシガレットは、対照のシガレットに比べ、全体臭の強さを実質的に増加させることなく、臭いを改善し、タバコ臭の強さを低減させることがわかる。

実施例 4 2 〜 4 8

調製例 1 8 で調製した調合香料（副流煙臭気低減剤）をタバコ刻みではなく、表 4 4 に示す適用部位に同表に示す量で適用したシガレツトを所要本数作製した。シーム糊としては、エチレン /酢酸ビニル共重合体を使用した。調合香料の卷紙への適用は、直接巻紙に噴霧することにより行った。

また、上記調合香料を添加しなかったこと以外は全く同様にして所要数の対照シガレツトを作製した。

こうして作製したシガレツトについて、副流煙臭気を上記部屋法により評価した。結果を表 4 4 に併記する。

表 4 4：

注） *：シガレツト 1本当たりの添加量

表 4 4 に示す結果から、本発明の副流煙臭気低減剤は、タバコ刻みばカゝりでなく、シーム糊や巻紙に添加することによつても所期の効果を奏することがわかる。

実施例 4 9

実施例 4 1 で得られたシガレツトについて、タノコの臭いについて専門の訓練を受けた 5 人の専門パネルにより表 4 5 に示す項目について上記臭い袋法（シガレット）により官能評価を行った。結果を表 4 5 に併記する。表 4 5 中の結果は、 5 人の評価結果の平均値である。表 4 5：

注） *：シガレツ卜 1本当たりの添加量表 4 5 に示す結果から、本発明のシガレットは、対照のシガレツトに比べて、全体臭、タノくコ臭を低減させるばかりでなく、爽やかさを向上させ、焦げ臭さ、刺激臭、煙り臭さを低減させることがわかる。

Claims

求の範囲

1 . 次の 5 つの成分群（ I ) 〜（ V ) ：

( I ) ォクタナール、ノナナールおよびまたはデカナ一ノレ

( II) リナロール

(ェェ I ) カルボン

( IV) アントラニル酸メチルおよぴノまたは N —メチルアントラニル酸メチル

( V ) シネンサールおよび/またはオレンジピール精油シネンサール画分

のうち、少なくとも 2 つの成分群の成分を含有するタバコ臭気消臭組成物。

2 . 該成分群（ I ) ： (ェェ）： ( III) ： ( IV) ： ( V ) の成分を、質量比で、 2〜 6 ： 3 〜： L 0 ： 0 . 5 〜 2 . 5 ： 0 . 5〜 2 0 : 0 . 1〜 3 の割合で含有する請求項 1 に記載の組成物。

3 . 該成分群（ I ) 〜 ( V ) のうち、少なくとも 3 つの成分群の成分を含有する請求項 1 に記載の組成物。

4 . ォクタナール、リナローノレ、力ノレボン、アントラ -ル酸メチルおよびシネンサールもしくはオレンジピール精油シネンサール画分を含有することを特徴とする請求項 1 に記載の組成物。

5 . 次の 5 つの成分群（ I ) 〜（ V ) ：

( I ) オタタナール、ノナナ一ルおよび/またはデカナ一ノレ ( II) リナロール

( ェェェ）力ノレボン

( IV) アントラエル酸メチルおよびまたは N— メチルアントラニル酸メチル

のうち、少なくとも 2 つの成分群の成分を含有する消臭組成物と、該消臭組成物を担持する担体とからなることを特徴とするタバコ臭気消臭剤。

6 . 該消臭組成物が、該成分群（ I ) ： ( II) ： ( III) ： ( IV) ： ( V ) の成分を、質量比で、 2 〜 6 ： 3 〜 1 0 ： 0 .

5 〜 2 . 5 : 0 . 5 〜 2 0 : 0 . 1 〜 3 となる割合で含有する請求項 5 に記載の消臭剤。

7 . 該消臭組成物が、該成分群（ I ) 〜（ V ) のうち、少なくとも 3 つの成分群の成分を含有する請求項 5 に記載の消臭剤。

8 . 該消臭組成物が、ォクタナール、リナロール、カルボン、アントラニル酸メチル、およびシネンサールもしくはォレンジピール精油シネンサール画分からなる群の中から選ばれる少なくとも 2 種以上の成分を含有することを特徴とする請求項 5 に記載の消臭剤。

9 . 該消臭組成物が、ォクタナール、リナロール、カルボン、アントラ -ル酸メチル、およびシネンサールもしくはォレンジピール精油シネンサール画分を、質量比で、 3 〜 5 ： 5 〜： 1 0 : 0 . 5 〜 1 . 5 : 1 〜 1 0 : 0 . 5 〜 2 となる割合で含有することを特徴とする請求項 5 に記載の消臭剤。

1 0 . 液体状消臭剤、固体状消臭剤、粉末状消臭剤、ゲル状消臭剤、ミスト状消臭剤、またはエアゾール状消臭剤の形態にある請求項 5 に記載の消臭剤。

1 1 . 消臭組成物を 0 . 0 0 5 〜 5 0 質量％の割合で含有する請求項 1 0 に記載の消臭剤。

1 2 ，請求項 5 に記載のタバコ臭気消臭剤を 0 . 0 0 0 5 〜 2 0 質量。/。の割合で含有する香粧品類、飲食品類、皮膚外用剤、 .口腔用組成物、または衛生材料。

1 3 . タバコ充填材と該タバコ充填材の周囲を卷装するシガレツト卷紙を含むタノくコロッドを備え、次の 5 つの成分群 ( I ) 〜（ V ) ：

( I ) ォクタナール、ノナナールおよび/またはデカナ

―ル

( I I ) リナロール

( I I I ) 力ノレボン

( I V) アントラニル酸メチルおよび Zまたは N —メチルアントラニル酸メチル

のうち、少なくとも 2 つの成分群の成分を含む副流煙臭気低減剤を担持するシガレツト。

1 4 . 成分群（ I ) ： ( I I ) ： (ェェェ）：（ IV) ： ( V ) の質量比が、 2 〜 6 ： 3 〜： L 0 ： 0 . 5 〜 2 . 5 ： 0 . 5 〜 2 0 : 0 . ：! 〜 3 である請求項 1 3 に記載のシガレット。

1 5 . 該副流煙臭気低減剤が、該成分群（ I ) 〜（ V ) のうち、少なくとも 3 つの成分群の成分を含むことを特徴とする請求項 1 3 に記載のシガレツト。

1 6 . 前記副流煙臭気低減剤が、オタタナール、リナロール、力ノレボン、アントラエル酸メチルおよびオレンジピール精油シネンサール画分を含有することを特徴とする請求項 1 3 に記載のシガレツト。

1 7 . 1 本当たり前記成分が合計で少なくとも 0 . 0 1 m g となるように前記副流煙臭気低減剤を担持する請求項 1 3 に記載のシガレツト。

1 8 . 前記副流煙臭気低減剤を前記タバコ充填材に担持する請求項 1 3 に記載のシガレツト。

1 9 . 前記副流煙臭気低減剤を前記シガレツト卷紙に担持する請求項 1 3 に記載のシガレツト。

2 0 . 前記シガレツト卷紙がシーム糊により接着されている

5害冃求項 1 3 に記載のシガレツト

2 1 . 前記副流煙臭気低減剤を前記シーム糊に担持する請求項 2 0 に記載のシガレツト。

2 2 . 前記タノくコロッドの一方の端にフィルタープラグをさらに備える請求項 1 3 に記載のシガレツト。

2 3 . タバコ充填材と該タバコ充填材の周囲を卷装するシガレツト卷紙を含むタノくコロッドを収容するノッケージであつて、該パッケージはその中に、次の 5 つの成分群（ I )〜（ V ) ： ( I ) ォクタナール、ノナナ一ルおよび/またはデカナ一ノレ ( I I ) リナロール

( I I I ) 力ノレボン

( IV) アントラエル酸メチルおよび/または N —メチルアントラニル酸メチル

のうち、少なくとも 2 つの成分群の成分を含む副流煙臭気低減剤を収容したタバコノ、。ッケージ。