JP3765721B2 - タバコ臭気消臭剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タバコの臭いを効果的に除去するタバコ臭気消臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シガレット等のタバコ喫煙物品から放出される副流煙等のタバコ臭気は、特に非喫煙者にとって好ましいとはいえないものである。特に、喫煙中に周囲に放出される副流煙臭気の対策は大きな問題となっている。
【0003】
このような悪臭や異臭を消す方法としては、非常に強い芳香を有する物質を消臭剤として用い、その強い芳香を悪臭に混合させることにより、悪臭を隠蔽する方法が主として採られてきている(周知・慣用技術集(香料)第I部 香料一般
平成11年1月29日発行)。
【0004】
しかし、このような従来の消臭剤は、通常、悪臭の強度より強い芳香を使用するものであるため、悪臭との混合後の全体としての臭いの強さが、混合前の悪臭の強さよりもかなり強くなり、結果的に不快に感じられることが多い。また、混合前の隠蔽はできても、混合後の臭いが新たな別の不快な臭いを感じさせる場合も多い。このように、従来の消臭剤では臭いの不快さを根本的に改善するには至っていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明は、喫煙中に周囲に放出される副流煙の臭気との混合後、全体の臭いを不快なレベルまで強くすることなく、更には、混合後の臭いが新たな別の不快臭となることなくタバコ臭気を隠蔽(マスク)することができるタバコ臭気消臭剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者らは鋭意研究を行った結果、消臭成分としてマンダリンオレンジ精油またはテルペン炭化水素を実質的に除去したマンダリンオレンジ精油画分を含むタバコ臭気消臭組成物を担体に担持させることにより、上記目的を達成するタバコ臭気消臭剤が得られることを見いだした。本発明は、この知見に基づく。
【0007】
すなわち、本発明は、マンダリンオレンジ精油またはテルペン炭化水素を実質的に除去したマンダリンオレンジ精油画分を含むタバコ臭気消臭組成物と該組成物を担持する担体とからなることを特徴とするタバコ臭気消臭剤を提供する。
【0008】
本発明のタバコ臭気消臭剤は、液体状消臭剤、固体状消臭剤、粉末状消臭剤、ゲル状消臭剤、ミスト状消臭剤、またはエアゾール状消臭剤の形態にあり得る。
【0009】
好ましい態様において、本発明のタバコ臭気消臭剤は、タバコ臭気消臭組成物を0.005〜50質量%の割合で含有する。
【0010】
本発明は、本発明のタバコ臭気消臭剤を0.0005〜20質量%の割合で含有する香粧品類、飲食品類、皮膚外用剤、口腔用組成物、または衛生材料を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明について詳細に説明する。
【0012】
本発明のタバコ臭気消臭剤は、既述のように、マンダリンオレンジ精油またはテルペン炭化水素を実質的に除去したマンダリンオレンジ精油画分を含むタバコ臭気消臭組成物とこれを担持する担体を含む。
【0013】
本発明に用いられるマンダリンオレンジ精油(以下、MOOということがある)とは、ミカン科のマンダリン(Citrus reticulata Blancao)の果実を冷時あるいは常温下で圧搾し採取した精油(一般に,コールドプレスオイルと呼ばれる)をいう。MOOは、常法により製造することができ、市販もされている。
【0014】
MOOは、リモネン、テルピネン、テルピノレン、ミルセン、カリオフィレン、サビネン、シメン、ピネン、ファルネセン等のテルペン炭化水素;リナロール、テルピネオール、ヘプタノール、オクタノール、カルベオール、チモール、メンタンジエノール、ペリラアルコール等のアルコール;オクタナール、ノナナール、デカナール、シネンサール、ゲラニアール、シトロネラール等のアルデヒド;カルボン等のケトン、シトロネラ酸等の酸;その他アントラニル酸メチル、N−メチルアントラニル酸メチル、リモネンオキサイド等を含有する。
【0015】
テルペン炭化水素を実質的に除去したマンダリンオレンジ精油画分(以下、脱テルペンMOO画分ということがある)は、MOOをシリカゲルカラム分画に供することにより獲得することができる。具体的には、MOOをシリカゲルカラムに充填し、石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン等の炭化水素で展開し、溶出する画分を除去する。この炭化水素溶出画分はテルペン炭化水素を含む。ついで、このシリカゲルカラムを酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、アセトン等の極性溶媒で展開すると、含酸素成分を含む画分が溶出する。この含酸素画分は、アルコール、アルデヒド、ケトン、エステル、酸等を含有し、これを本発明の脱テルペンMOO画分として提供することができる。
【0016】
上記シリカゲル分画に先立ち、減圧蒸留を行って蒸留残渣としての高沸点成分を除去してもよい。
【0017】
また、テルペン炭化水素は、蒸留によっても実質的に除去することができる。例えば、MOOを300Pa程度の減圧下、43℃程度までに留去する留分を除去して得られる蒸留残渣を脱テルペンMOO画分として提供することができる。この蒸留残渣をさらに精密蒸留に供し、得られる留分を本発明の脱テルペンMOO画分として提供することもできる。
【0018】
本発明のタバコ臭気消臭組成物を構成するMOOまたは脱テルペンMOO画分は、酸成分を実質的に除去した形態で提供することもできる。例えば、上記シリカゲル画分または蒸留画分の前または後において、MOOまたは脱テルペンMOO画分に、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ性水溶液を混合し、十分に撹拌した後、静置して油層と水層に分離される。その水層を除去して油層を獲得する。この油層は酸成分を実質的に含有しない。
【0019】
また、本発明のタバコ臭気消臭組成物に、消臭効果を有するものとして通常使用されている香料成分をさらに添加することもできる。そのような消臭性香料としては、各種合成香料、天然香料、合成精油、天然精油、柑橘油を例示することができる。具体的には、例えば、周知慣用技術集(香料)第I部 香料一般 2・6・16 マスキング剤 230〜250頁(1999年)に記載されているような広範な消臭性香料を使用することができる。
【0020】
本発明のタバコ臭気消臭剤の剤形としては、液体状、固体状、粉末状、ゲル状、ミルト状、またはエアゾール状等を例示することができる。
【0021】
また、担体も、これに応じて、例えば、液体状基剤、固体状基剤、粉末状基剤、ゲル状基剤、ミルト状基剤、またはエアゾール状基剤を使用することができる。
【0022】
本発明において、消臭組成物を担体に担持する方法には、例えば、液体状基剤、ゲル状基剤、ミルト状基剤にあっては、界面活性剤、ゲル剤、水溶性高分子等を担体として用い、それらから形成されるミセルまたはゲルの内部に消臭組成物を保持することを、また固体状基剤、粉末状基剤、エアゾール状基剤にあっては、シリカゲル等の粉末または粒状成形物の表面に消臭組成物を保持することを含む。
【0023】
本発明において、液体状基剤としては、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活性剤;ポリオキシラウリルエーテルリン酸ナトリウム等の陰イオン性界面活性剤等を例示することができる。
【0024】
ゲル状基剤としては、カラギーナン、ジュランガム、トラガントガム、寒天、ゼラチン、ペクチン等の各種植物、動物、藻類、微生物等から抽出されるゲル剤;ステアリン酸ナトリウム、12−ヒドロキシステアリン酸ナトリウム等のゲル剤として使用される金属石鹸;ポリビニルアルコール、セルロース誘導体、澱粉、澱粉誘導体等の水溶性有機高分子から形成されたもの等を例示することができる。
【0025】
固体基剤としては、シリカゲル、アルミナ、ゼオライト、けい藻土、ケイ酸カルシウム、パルプ、セルロース等の粉末または粒状成型物等を例示することができる。
【0026】
ミスト状基剤としては、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活性剤;ポリオキシラウリルエーテルリン酸ナトリウム等の陰イオン性界面活性剤等を例示することができる。
【0027】
エアゾール状基剤としては、球状シリカゲル等の球状成形物を例示することができる。
【0028】
本発明の液体状消臭剤、固体状消臭剤、粉末状消臭剤、ゲル状消臭剤、ミスト状消臭剤、エアゾール状消臭剤等のタバコ臭気消臭剤は、それぞれ期待される効果・作用に応じて任意に加減されるが、タバコ臭気消臭組成物を一般的には約0.005〜50質量%の割合で含有することが望ましい。
【0029】
本発明のタバコ臭気消臭剤を実用に供するに当たっては香粧品類、飲食品類、皮膚外用剤、口腔用組成物または衛生材料に添加した形態とすることができる。
【0030】
香粧品類としては、柔軟化粧水、収れん化粧水、ふきとり用化粧水、乳液、全身用ローション、アフターシェービングローションおよびジェル、マッサージクリーム、クレンジングクリームおよびジェル、制汗剤、アイパック剤、シャンプー類、ヘヤークリーム類、ヘヤートニック類、ポマード類、リンス類、コンディショナー類、育毛ローションその他の毛髪用化粧品基剤;オシロイ、口紅、その他化粧料基材や化粧料洗剤等を挙げることができる。
【0031】
飲食品類としては、例えば、果汁飲料類、果実酒類、乳飲料類、炭酸飲料、ドリンク剤類の如き飲料類;アイスクリーム類、シャーベット類、アイスキャンディー類の如き冷菓;和・洋菓子類、ジャム類、キャンディー類、ゼリー類、ガム類、パン類、コーヒー類、ココア類、紅茶類、ウーロン茶類、緑茶類の如き嗜好飲料類;和風スープ、洋風スープ、中華スープの如きスープ類、風味調味料、各種インスタント飲料乃至食品類、各種スナック食品類等を挙げることができる。
【0032】
皮膚外用剤としては、例えば、エアゾール製剤、ハップ剤、軟膏剤、入浴剤等を挙げることができる。
【0033】
口腔用組成物としては、例えば、歯磨き、口腔洗浄料、マウスウォッシュ、チューインガム類等を挙げることができる。
【0034】
衛生材料としては、例えば、洗濯用洗剤類、消毒用洗剤類、防臭洗剤類、室内芳香剤、(室内消臭剤)、石鹸、皿洗い洗剤、ソフトナー類、ファーニチアケアー、その他保健衛生用洗剤類;ティッシュペーパー、トイレットペッパー等の各種保健衛生材料類;医薬品の服用を容易にするための矯味、賦香剤など保健・衛生・医薬品類等を挙げることができる。
【0035】
本発明のタバコ臭気消臭剤は、必須成分としてマンダリンオレンジオイルまたはテルペン炭化水素を除去したマンダリン精油画分とこれを担持する担体とを含有していればよいが、これらを香粧品、飲食品、皮膚外用剤、口腔用組成物、衛生材料等に使用する場合、そのままの状態、あるいはこれらを例えば、アルコール類、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類に溶解した液体形態;アラビアガム、トラガントガム等の天然ガム質類;グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の乳化剤で乳化した乳化形態;アラビアガム等の天然ガム質類、ゼラチン、デキストリン等の賦形剤を用いて被膜させた粉末形態;界面活性剤、例えば非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等を用いて可溶化または分散化した可溶化状または分散化形態;またはカプセル化剤で処理して得られるマイクロカプセル形態等その目的に応じてその形態を選択して用いることができる。
【0036】
さらに、シクロデキストリン等の包接剤に包接して、本発明のタバコ臭気消臭剤を安定化するとともに徐放性にして用いることもある。これらは、最終製品の形態、例えば液体状、固体状、粉末状、ゲル状、ミスト状、エアゾール状等の形態に適するように適宜選択して用いられる。
【0037】
また、本発明のタバコ臭気消臭剤は、他の防臭・消臭剤、例えば、香料、酸化剤、還元剤、中和剤、無機系消臭剤(無機塩基、無機酸、金属酸化物、塩素化合物、オゾン、多孔物質等)、界面活性剤(非イオン系、アニオン系、カチオン系、ノニオン系、両性系等)等としばしば併用される。
【0038】
なお、香粧品、飲食品、皮膚外用剤、口腔用組成物、衛生材料等の最終製品へのタバコ臭気消臭剤の添加量は、それぞれ場合によって期待される効果・作用に応じて任意に加減されるが、一般的には、最終製品の総質量に対し約0.0005〜20質量%程度である。
【0039】
【実施例】
以下に実施例を挙げ、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによってなんら限定されるものではなく、また本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0040】
なお、実施例中において物性の測定に用いた装置は次の通りである。
【0041】
ガスクロマトグラフ(GC);HP−6890(アジレントテクノロジー社製)
カラム;HP−20(0.25mm×25m)(アジレントテクノロジー社製)
カラム温度:55〜215℃(4℃/分)
調製例1:シリカゲル分画による脱テルペンMOO画分(MOO−1−1)の調製
MOO(500g)をシリカゲル(メルク社製:Silicagel 60 0.063-0.200 mm)(550g)を用いて作製したシリカゲルカラムクロマトグラフに掛けた。すなわち、シリカゲルをヘキサンで充填した後、MOOをシリカゲルカラムに充填し、ヘキサン2.2Lで展開し炭化水素画分(以下、HC画分と記す)を得た。続いて、シリカゲルカラムを酢酸エチル2.2Lで展開し、含酸素画分を脱テルペンMOO画分(MOO−1−1)として得た。最後に、シリカゲルカラムをエタノール2.2Lで展開し、エタノール画分を得た。
【0042】
HC画分の回収量は336g(68.0質量%)、含酸素画分(MOO−1−1)の回収量は16.8g(3.4質量%)、エタノール画分の回収量は0.5g(0.1質量%)であり、全体の回収率は71.5%であった。表1に得られたMOO−1−1の主要成分を示す。
【0043】
調製例2:蒸留とシリカゲルカラム分画による脱テルペンMOO画分(MOO−2−1)の調製
(1)MOO(4997g)をクライゼン蒸留装置に供し、400Pa(3mmHg)の減圧下で102℃までの留分を得た。蒸留残渣をさらに10.7Pa(0.08mmHg)の減圧下で97℃まで蒸留し、得られた留分を先の留分と併せた。併せた留分(蒸留オイル)は4769g(95.4質量%)であり、蒸留残渣は79g(1.6質量%)であり、回収率は97.0質量%であった。
【0044】
(2)上記(1)で得られた蒸留オイル(504g)をほぼ2倍質量(1kg)のシリカゲルを用いて作製したシリカゲルカラムクロマトグラフに掛けた。すなわち、シリカゲルをヘキサンで充填した後、MOOをシリカゲルカラムに充填し、ヘキサン8Lで展開しHC画分を得た。続いて、シリカゲルカラムを酢酸エチル8Lで展開し、含酸素画分を脱テルペンMOO画分(MOO−2−1)として得た。最後にエタノール4Lで展開し、エタノール画分を得た。
【0045】
HC画分の回収量は445g(88.1質量%)、含酸素画分(MOO−2−1)の回収量は9.6g(1.9質量%)、エタノール画分の回収量は0g(0質量%)であり、全体の回収率は90.0%であった。表1に得られたMOO−2−1の主要成分を示す。
【0046】
調製例3:蒸留、脱酸性部除去およびシリカゲルカラム分画による脱テルペンMOO画分(MOO−3−1)の調製
調製例2(1)で得られた蒸留オイル(4kg)に10%水酸化ナトリウム水溶液(1kg)を徐々に加えながら撹拌し、十分に撹拌した後、静置した。油層と水層が分離した後、水層を除去し、油層を得た。得られた油層を飽和食塩水(2L)で2回洗浄し、分液後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、酸成分除去MOOオイル(3.93kg)を得た。
【0047】
得られたオイル(503g)をそのほぼ2倍質量のシリカゲルを用いて作製したカラムクロマトグラフに掛けた。すなわち、シリカゲルをヘキサンで充填した後、オイルをカラムに充填し、ヘキサン8Lで展開し、HC画分を得た。続いて酢酸エチル8Lで展開し、含酸素画分を脱酸成分脱テルペンMOO画分(MOO−3−1)として得た。最後にエタノール4Lで展開し、エタノール画分を得た。
【0048】
HC画分の回収量は431g(84.2質量%)、含酸素含画分(MOO−3−1)の回収量は、8.7g(1.7質量%)、エタノール画分の回収量は0.02g(0.04質量%)であり、全体の回収率は85.94%であった。表1に、得られたMOO−3−1の主要成分を示す。
【0049】
【表1】
【0050】
調製例4:蒸留による脱テルペンMOO画分(MOO−1−2)の調製
MOO(5000g)を精留塔に供し、300Pa(2.2mmHg)の減圧下で43℃までの留分を除去し、蒸留残渣164g(3.3質量%)を脱テルペンMOO画分(MOO−1−2)として得た。MOO−1−2の主要成分を表2に示す。
【0051】
調製例5:蒸留による脱テルペンMOO画分(MOO−2−2)の調製
調製例4で得られた蒸留MOO−1−2(140g)をクライゼン蒸留装置に供し、24Pa(0.18mmHg)の減圧下で103℃まで蒸留し、留分を脱テルペンMOO画分(MOO−2−2)として得た。収量は67gであり、MOO−1−2に対し47.9質量%、MOOに対し1.6質量%であった。MOO−2−2の主要成分を表2に示す。
【0052】
調製例6:蒸留および脱酸性部除去による脱テルペンMOO画分(MOO−3−2)の調製
調製例5で得られた蒸留MOO−2−2(80g)に5%水酸化ナトリウム水溶液80gを徐々に加えながら撹拌し、十分に撹拌した後、静置した。油層と水層が分離した後、水層を除去し、油層を得た。得られた油層を飽和食塩水50mLで2回洗浄し、分液後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、酸成分除去脱テルペンMOO画分(MOO−3−2)を得た。収量は33.0gであり、蒸留MOO−2−2に対し41.3質量%、MOOに対し1.3質量%であった。MOO−3−2の主要成分を表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】
<消臭効果試験>
MOOおよび調製例1〜6で得られた脱テルペンMOO画分の消臭効果を以下の官能評価方法(臭い袋法)により評価した。なお、比較例として、通常のオレンジ精油についても評価した。
【0055】
(臭い袋法)
外部と連通する空気バッグ取り付けチューブを内側壁上部に、内部空気吸入ポート挿通用貫通孔を内側壁下部に有し、シガレット取り付け具を内側壁に備える容積405Lの直方体のチャンバ(以下、副流煙チャンバという)と市販の大気採取ボックスを準備する。大気採取ボックスは、内容積が10Lよりもやや大きく、内部空気吸入ポートを内側壁下部に有し、排気孔を対向する内側壁下部に有するものである。
【0056】
副流煙チャンバの空気バッグ取り付けチューブに内容積10Lの空気バッグを取り付け、大気採取ボックスの吸入ポートに内容積10L採取バッグを取り付けた後、副流煙チャンバの貫通孔に大気採取ボックスの吸入ポートを挿通する。ついで、大気採取ボックス内部の空気を吸引し、その吸引した空気をチャンバ内に取り付けた空気バッグ内に排出し得るように、大気採取ボックスの排気孔と副流煙チャンバの空気バッグ取り付けチューブとを真空ポンプを介してホースで接続して、閉鎖系とする。
【0057】
しかる後、シガレットをチャンバ内のシガレット取り付け具に取り付け、自然燃焼させ、副流煙を発生させる。
【0058】
シガレットの自然燃焼終了後、真空ポンプを駆動して、大気採取ボックス内を陰圧にすると同時に副流煙チャンバ内を空気バッグ内への排気により加圧することにより、副流煙チャンバ内の副流煙を含む空気を採取ボックス内の採取バッグ内に捕集する。
【0059】
副流煙を含む空気を捕集した採取バッグを内部に納めたまま採取ボックスを副流煙チャンバから取り外し、希釈ラインに接続する。希釈ラインは、ポンプにより脱臭空気を後流末端に接続された臭い袋(容量3L)に送給するラインと、このラインの途中で分岐し、採取ボックスの吸入ポートに接続される分岐ラインからなり、各ラインは、流量調節弁を備える。採取バッグ内の空気は加圧ポンプによる採取ボックスの加圧により分岐ラインを通って臭い袋に送給される。
【0060】
このようにして準備した臭い袋(17m3 当たりシガレット1本を燃焼させたときと同濃度になるように希釈)に評価対象の香料組成物を注射器により注入して揮発させ、香料を注入していない臭い袋と2つ一組にしてブラインドでパネルに提示し、一対比較法(強制2者択一法)により、以下の評価項目について結果を報告させる。
【0061】
1.臭い全体の強さが強いのはどちらの臭い袋か
2.臭いのよいのはどちらの臭い袋か
3.タバコ臭の強いのはどちらの臭い袋か。
【0062】
その結果、評価項目1〜3それぞれにおいて、評価対象の臭い袋と答えたパネルの数をパネルの総数で除した値を評価結果とする。従って、臭気全体の強さとタバコ臭については、数値が小さいほど優れており、臭いのよさについては、数値が大きいほど優れていることとなる。なお、パネルは、任意に抽出した成人であり、タバコ臭についての専門の訓練を受けていない普通人であった。
【0063】
評価結果を下記表3に示す。
【0064】
【表3】
【0065】
表3からわかるように、本発明の消臭組成物は、比較例のものと比べ、タバコ臭気と混合しても、全体の臭いの強さを有意に増加することなく、タバコ臭気をより一層効果的に消臭し得る。
【0066】
実施例1:粒状消臭剤
(I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−3−1)を用い、下記表4に示す組成の粒状消臭剤用消臭組成物を調製した。
【0067】
【表4】
【0068】
(II)下記表5に示す(C)のシリカゲルに(B)のプロピレングリコールを加えゆっくり撹拌し、プロピレングリコールがシリカゲルに吸収されてシリカゲル表面が乾いた後、(A)の消臭組成物を加え、ゆっくり撹拌しながらシリカゲルに吸収させて粒状消臭剤を得た。
【0069】
【表5】
【0070】
実施例2:粒状消臭剤
下記表6に示す(C)のシリカゲルに(B)のプロピレングリコールを加えゆっくり撹拌し、プロピレングリコールがシリカゲルに吸収されてシリカゲル表面が乾いた後、(A)の消臭組成物を加え、ゆっくり撹拌しながらシリカゲルに吸収させて粒状消臭剤を得た。
【0071】
【表6】
【0072】
実施例3:ミスト状消臭剤
(I)調製例2で得た脱テルペンMOO画分(MOO−2−1)を用い、下記表7に示す組成のミスト状消臭剤用消臭組成物を調製した。
【0073】
【表7】
【0074】
(II)下記表8に示す(A)の4成分を混合し、完全に溶解させた後、あらかじめ(B)のメチルパラベンを溶解した精製水に加え、撹拌溶解してミスト状消臭剤を得た。
【0075】
【表8】
【0076】
実施例4:ミスト状消臭剤
下記表9に示す(A)の4成分を混合し、完全に溶解させた後、あらかじめ(B)のメチルパラベンを溶解した精製水に加え、撹拌溶解してミスト状消臭剤を得た。
【0077】
【表9】
【0078】
実施例5:水ベース系消臭剤
(I)調製例1で得た脱テルペンMOO画分(MOO−1−1)を用い、下記表10に示す組成の水ベース状消臭剤用消臭組成物を調製した。
【0079】
【表10】
【0080】
(II)下記表11に示す精製水とプロピレングリコールと塩化カルシウムを均一になるまで撹拌した。その後、カラギーナンとローストビーンガムおよびメチルパラベンを少量づつ撹拌しながら加えた。ついで、撹拌しながら80℃まで加温し、混合液が懸濁液となった後、加温を停止し放冷した。約65℃まで冷却後、実施例5(I)の水ベース系消臭剤用消臭組成物とモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンを加え、撹拌した。その後、55℃で、この混合物が懸濁液になるまで撹拌し、下記表11に示す組成の水ベース系ゲル状消臭剤を得た。
【0081】
【表11】
【0082】
実施例6:水ベース系ゲル状消臭剤
下記表12に示す精製水とプロピレングリコールと塩化カルシウムを均一になるまで撹拌した。その後、カラギーナンとローストビーンガムおよびメチルパラベンを少量づつ撹拌しながら加えた。ついで、撹拌しながら80℃まで加温し、混合液が懸濁液となった後、加温を停止し放冷した。約65℃まで冷却後、調製例1で調製した脱テルペンMOO画分(MOO−1−1)とモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンを加え撹拌した。その後、55℃で、この混合物が懸濁液になるまで撹拌し、下記表12に示す組成の水ベース系ゲル状消臭剤を得た。
【0083】
【表12】
【0084】
実施例7:油性ゲル状消臭剤
(I)調製例4で得た脱テルペンMOO画分(MOO−1−2)を用い、下記表13に示す組成の油性ゲル状消臭剤用消臭組成物を調製した。
【0085】
【表13】
【0086】
(II)下記表14に示す成分を80〜85℃にて均一になるまで加熱撹拌し、その後冷却することにより油系ゲル状消臭剤を得た。
【0087】
【表14】
【0088】
実施例8:油性ゲル状消臭剤
下記表15に示す成分を80〜85℃で均一になるまで加熱撹拌し、その後冷却することにより油系ゲル状消臭剤を得た。
【0089】
【表15】
【0090】
実施例9:エアゾール状消臭剤
(I)調製例5で得た脱テルペンMOO画分(MOO−2−2)を用い、下記表16に示す組成のエアゾール状消臭剤用消臭組成物を調製した。
【0091】
【表16】
【0092】
(II)下記表17に示す(A)を撹拌溶解し、エアゾール缶に充填し、密封した後、(B)を注入してエアゾール状消臭剤を得た、噴射剤には一般的にエアゾール状消臭剤に使用されている液化プロパンガスを使用した。
【0093】
【表17】
【0094】
実施例10:エアゾール状消臭剤
下記表18に示す(A)を撹拌溶解し、エアゾール缶に充填し、密封した後、(B)を注入してエアゾール状消臭剤を得た、噴射剤には一般的にエアゾール状消臭剤に使用されている液化プロパンガスを使用した。
【0095】
【表18】
【0096】
実施例11:シャンプー
(I)調製例6で得た脱テルペンMOO画分(MOO−3−2)を用い、下記表19に示す組成のシャンプー用消臭組成物を調製した。
【0097】
【表19】
【0098】
(II)下記表20に示す成分を80℃で撹拌して懸濁液とし、その後35℃まで冷却してシャンプーを得た。
【0099】
【表20】
【0100】
実施例12:シャンプー
下記表21に示す成分を80℃で撹拌して懸濁液とし、その後35℃まで冷却してシャンプーを得た。
【0101】
【表21】
【0102】
実施例13:ボディシャンプー
(I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−3−1)を用い、下記表22に示す組成のボディシャンプー用消臭組成物を調製した。
【0103】
【表22】
【0104】
(II)下記表23に示す成分を80℃で撹拌して懸濁液とし、その後35℃まで冷却してシャンプーを得た。
【0105】
【表23】
【0106】
実施例14:ボディシャンプー
下記表24に示す成分を80℃で撹拌して懸濁液とし、その後35℃まで冷却してシャンプーを得た。
【0107】
【表24】
【0108】
実施例15:リンス
(I)調製例2で得た脱テルペンMOO画分(MOO−2−1)を用い、下記表25に示す組成のリンス用消臭組成物を調製した。
【0109】
【表25】
【0110】
(II)下記表26に示す成分を80℃で均一になるまで加熱撹拌し、その後35℃まで冷却してリンスを得た。
【0111】
【表26】
【0112】
実施例16:リンス
下記表27に示す成分を80℃で均一になるまで加熱撹拌し、その後35℃まで冷却してリンスを得た。
【0113】
【表27】
【0114】
実施例17:ヨーグルトキャンディー
(I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−3−1)を用い、下記表28に示す組成のヨーグルトフレーバーを調製した。
【0115】
【表28】
【0116】
(II)実施例17(I)で調製したヨーグルトフレーバーを用い、下記表29に示す組成のヨーグルトキャンディーを調製した。
【0117】
【表29】
【0118】
実施例18:洗口剤
(I)調製例1で得た脱テルペンMOO画分(MOO−1−1)を用い、下記表30に示す組成のマウスウォッシュフレーバーを調製した。
【0119】
【表30】
【0120】
(II)実施例18(I)で調製したマウスウォッシュフレーバーを用い、下記表31に示す組成の洗口剤を調製した。
【0121】
【表31】
【0122】
実施例19:歯磨剤
(I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−3−1)を用い、下記表32に示す組成のツースペーストフレーバーを調製した。
【0123】
【表32】
【0124】
(II)実施例19(I)で調製したツースペーストフレーバーを用い、下記表33に示す組成の歯磨剤を調製した。
【0125】
【表33】
【0126】
実施例20:口中剤
(I)調製例2で得た脱テルペンMOO画分(MOO−2−1)を用い、下記表34に示す組成のオーラルフレッシュフレーバーを調製した。
【0127】
【表34】
【0128】
(II)実施例20(I)で調製したオーラルフレッシュフレーバーを用い、下記表35に示す組成の口中剤を調製した。
【0129】
【表35】
【0130】
実施例21:チューインガム
(I)調製例6で得た脱テルペンMOO画分(MOO−3−3)を用い、下記表36に示す組成のチューインガム用フレーバーを調製した。
【0131】
【表36】
【0132】
(II)実施例21(I)で調製したチューインガム用フレーバーを用い、下記表37に示す組成のチューインガムを調製した。
【0133】
【表37】
【0134】
実施例22:錠菓
(I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−3−1)を用い、下記表38に示す組成の錠菓用フレーバーを調製した。
【0135】
【表38】
【0136】
(II)実施例22(I)で調製した錠菓用フレーバーを用い、下記表39に示す組成の錠菓を調製した。
【0137】
【表39】
【0138】
実施例23:ゼラチンカプセル用フレーバー
(I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−3−1)を用い、下記表40に示す組成のゼラチンカプセル用フレーバーを調製した。
【0139】
【表40】
【0140】
(II)実施例23(I)で調製したゼラチンカプセル用フレーバーを用い、下記表41に示す組成のゼラチンカプセル基剤を調製した。
【0141】
【表41】
【0142】
上記実施例で調製した粒状消臭剤(実施例1〜2)、ミスト状消臭剤(実施例3〜4)、水ベース系ゲル状消臭剤(実施例5〜6)、油性ゲル状消臭剤(実施例7〜8)、エアゾール状消臭剤(実施例9〜10)、シャンプー(実施例11〜12)、ボディシャンプー(実施例13〜14)、リンス(実施例15〜16)、ヨーグルトキャンディー(実施例17)、洗口剤(実施例18)、歯磨剤(実施例19)、口中剤(実施例20)、チューインガム(実施例21)、錠菓(実施例22)、およびゼラチンカプセル基剤(実施例23)は、それらのタバコ副流煙に対する消臭効果と使用感を評価したところ、いずれも、消臭効果に優れ、使用感も良好であった。
【0143】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、タバコ臭気と混合しても、全体の臭いの強さを有意に増加することなく、タバコ臭気を効果的に消臭し得るタバコ臭気消臭剤が提供される。
Claims (4)
- マンダリンオレンジ精油またはテルペン炭化水素を実質的に除去したマンダリンオレンジ精油画分を含むタバコ臭気消臭組成物と該組成物を担持する担体とからなることを特徴とするタバコ臭気消臭剤。
- 液体状消臭剤、固体状消臭剤、粉末状消臭剤、ゲル状消臭剤、ミスト状消臭剤、またはエアゾール状消臭剤の形態にある請求項1に記載のタバコ臭気消臭剤。
- タバコ臭気消臭組成物を0.005〜50質量%の割合で含有する請求項1または2に記載のタバコ臭気消臭剤。
- 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタバコ臭気消臭剤を0.0005〜20質量%の割合で含有する香粧品類、飲食品類、皮膚外用剤、口腔用組成物、または衛生材料。
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