JP2002143285A - タバコ臭気消臭剤 - Google Patents

タバコ臭気消臭剤

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JP2002143285A JP2000338130A JP2000338130A JP2002143285A JP 2002143285 A JP2002143285 A JP 2002143285A JP 2000338130 A JP2000338130 A JP 2000338130A JP 2000338130 A JP2000338130 A JP 2000338130A JP 2002143285 A JP2002143285 A JP 2002143285A
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Nobukazu Azuma
信和 東
Fumihiro Omori
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Tomoko Monobe
朋子 物部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】喫煙中に周囲に放出される副流煙の臭気との混
合後、全体の臭いを不快なレベルまで強くすることな
く、更には、混合後の臭いが新たな別の不快臭となるこ
となくタバコ臭気を隠蔽(マスク)することができるタ
バコ臭気消臭剤を提供する。 【解決手段】マンダリンオレンジ精油またはテルペン炭
化水素を実質的に除去したマンダリンオレンジ精油画分
を含むタバコ臭気消臭組成物と該組成物を担持する担体
とからなることを特徴とするタバコ臭気消臭剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タバコの臭いを効
果的に除去するタバコ臭気消臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シガレット等のタバコ喫煙物品
から放出される副流煙等のタバコ臭気は、特に非喫煙者
にとって好ましいとはいえないものである。特に、喫煙
中に周囲に放出される副流煙臭気の対策は大きな問題と
なっている。
【0003】このような悪臭や異臭を消す方法として
は、非常に強い芳香を有する物質を消臭剤として用い、
その強い芳香を悪臭に混合させることにより、悪臭を隠
蔽する方法が主として採られてきている(周知・慣用技
術集(香料)第I部 香料一般平成11年1月29日発
行)。
【0004】しかし、このような従来の消臭剤は、通
常、悪臭の強度より強い芳香を使用するものであるた
め、悪臭との混合後の全体としての臭いの強さが、混合
前の悪臭の強さよりもかなり強くなり、結果的に不快に
感じられることが多い。また、混合前の隠蔽はできて
も、混合後の臭いが新たな別の不快な臭いを感じさせる
場合も多い。このように、従来の消臭剤では臭いの不快
さを根本的に改善するには至っていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、喫煙
中に周囲に放出される副流煙の臭気との混合後、全体の
臭いを不快なレベルまで強くすることなく、更には、混
合後の臭いが新たな別の不快臭となることなくタバコ臭
気を隠蔽(マスク)することができるタバコ臭気消臭剤
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは鋭
意研究を行った結果、消臭成分としてマンダリンオレン
ジ精油またはテルペン炭化水素を実質的に除去したマン
ダリンオレンジ精油画分を含むタバコ臭気消臭組成物を
担体に担持させることにより、上記目的を達成するタバ
コ臭気消臭剤が得られることを見いだした。本発明は、
この知見に基づく。
【0007】すなわち、本発明は、マンダリンオレンジ
精油またはテルペン炭化水素を実質的に除去したマンダ
リンオレンジ精油画分を含むタバコ臭気消臭組成物と該
組成物を担持する担体とからなることを特徴とするタバ
コ臭気消臭剤を提供する。
【0008】本発明のタバコ臭気消臭剤は、液体状消臭
剤、固体状消臭剤、粉末状消臭剤、ゲル状消臭剤、ミス
ト状消臭剤、またはエアゾール状消臭剤の形態にあり得
る。
【0009】好ましい態様において、本発明のタバコ臭
気消臭剤は、タバコ臭気消臭組成物を0.005〜50
質量%の割合で含有する。
【0010】本発明は、本発明のタバコ臭気消臭剤を
0.0005〜20質量%の割合で含有する香粧品類、
飲食品類、皮膚外用剤、口腔用組成物、または衛生材料
を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳細に説
明する。
【0012】本発明のタバコ臭気消臭剤は、既述のよう
に、マンダリンオレンジ精油またはテルペン炭化水素を
実質的に除去したマンダリンオレンジ精油画分を含むタ
バコ臭気消臭組成物とこれを担持する担体を含む。
【0013】本発明に用いられるマンダリンオレンジ精
油(以下、MOOということがある)とは、ミカン科の
マンダリン(Citrus reticulata Blancao)の果実を冷
時あるいは常温下で圧搾し採取した精油(一般に,コー
ルドプレスオイルと呼ばれる)をいう。MOOは、常法
により製造することができ、市販もされている。
【0014】MOOは、リモネン、テルピネン、テルピ
ノレン、ミルセン、カリオフィレン、サビネン、シメ
ン、ピネン、ファルネセン等のテルペン炭化水素;リナ
ロール、テルピネオール、ヘプタノール、オクタノー
ル、カルベオール、チモール、メンタンジエノール、ペ
リラアルコール等のアルコール;オクタナール、ノナナ
ール、デカナール、シネンサール、ゲラニアール、シト
ロネラール等のアルデヒド;カルボン等のケトン、シト
ロネラ酸等の酸;その他アントラニル酸メチル、N−メ
チルアントラニル酸メチル、リモネンオキサイド等を含
有する。
【0015】テルペン炭化水素を実質的に除去したマン
ダリンオレンジ精油画分(以下、脱テルペンMOO画分
ということがある)は、MOOをシリカゲルカラム分画
に供することにより獲得することができる。具体的に
は、MOOをシリカゲルカラムに充填し、石油エーテ
ル、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、シクロ
ヘキサン等の炭化水素で展開し、溶出する画分を除去す
る。この炭化水素溶出画分はテルペン炭化水素を含む。
ついで、このシリカゲルカラムを酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、アセトン等の極性溶媒
で展開すると、含酸素成分を含む画分が溶出する。この
含酸素画分は、アルコール、アルデヒド、ケトン、エス
テル、酸等を含有し、これを本発明の脱テルペンMOO
画分として提供することができる。
【0016】上記シリカゲル分画に先立ち、減圧蒸留を
行って蒸留残渣としての高沸点成分を除去してもよい。
【0017】また、テルペン炭化水素は、蒸留によって
も実質的に除去することができる。例えば、MOOを3
00Pa程度の減圧下、43℃程度までに留去する留分
を除去して得られる蒸留残渣を脱テルペンMOO画分と
して提供することができる。この蒸留残渣をさらに精密
蒸留に供し、得られる留分を本発明の脱テルペンMOO
画分として提供することもできる。
【0018】本発明のタバコ臭気消臭組成物を構成する
MOOまたは脱テルペンMOO画分は、酸成分を実質的
に除去した形態で提供することもできる。例えば、上記
シリカゲル画分または蒸留画分の前または後において、
MOOまたは脱テルペンMOO画分に、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ性水溶液を混合し、十
分に撹拌した後、静置して油層と水層に分離される。そ
の水層を除去して油層を獲得する。この油層は酸成分を
実質的に含有しない。
【0019】また、本発明のタバコ臭気消臭組成物に、
消臭効果を有するものとして通常使用されている香料成
分をさらに添加することもできる。そのような消臭性香
料としては、各種合成香料、天然香料、合成精油、天然
精油、柑橘油を例示することができる。具体的には、例
えば、周知慣用技術集(香料)第I部 香料一般 2・
6・16 マスキング剤 230〜250頁(1999
年)に記載されているような広範な消臭性香料を使用す
ることができる。
【0020】本発明のタバコ臭気消臭剤の剤形として
は、液体状、固体状、粉末状、ゲル状、ミルト状、また
はエアゾール状等を例示することができる。
【0021】また、担体も、これに応じて、例えば、液
体状基剤、固体状基剤、粉末状基剤、ゲル状基剤、ミル
ト状基剤、またはエアゾール状基剤を使用することがで
きる。
【0022】本発明において、消臭組成物を担体に担持
する方法には、例えば、液体状基剤、ゲル状基剤、ミル
ト状基剤にあっては、界面活性剤、ゲル剤、水溶性高分
子等を担体として用い、それらから形成されるミセルま
たはゲルの内部に消臭組成物を保持することを、また固
体状基剤、粉末状基剤、エアゾール状基剤にあっては、
シリカゲル等の粉末または粒状成形物の表面に消臭組成
物を保持することを含む。
【0023】本発明において、液体状基剤としては、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活性剤;ポリオ
キシラウリルエーテルリン酸ナトリウム等の陰イオン性
界面活性剤等を例示することができる。
【0024】ゲル状基剤としては、カラギーナン、ジュ
ランガム、トラガントガム、寒天、ゼラチン、ペクチン
等の各種植物、動物、藻類、微生物等から抽出されるゲ
ル剤;ステアリン酸ナトリウム、12−ヒドロキシステ
アリン酸ナトリウム等のゲル剤として使用される金属石
鹸;ポリビニルアルコール、セルロース誘導体、澱粉、
澱粉誘導体等の水溶性有機高分子から形成されたもの等
を例示することができる。
【0025】固体基剤としては、シリカゲル、アルミ
ナ、ゼオライト、けい藻土、ケイ酸カルシウム、パル
プ、セルロース等の粉末または粒状成型物等を例示する
ことができる。
【0026】ミスト状基剤としては、ポリオキシエチレ
ンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油等の非イオン性界面活性剤;ポリオキシラウリルエ
ーテルリン酸ナトリウム等の陰イオン性界面活性剤等を
例示することができる。
【0027】エアゾール状基剤としては、球状シリカゲ
ル等の球状成形物を例示することができる。
【0028】本発明の液体状消臭剤、固体状消臭剤、粉
末状消臭剤、ゲル状消臭剤、ミスト状消臭剤、エアゾー
ル状消臭剤等のタバコ臭気消臭剤は、それぞれ期待され
る効果・作用に応じて任意に加減されるが、タバコ臭気
消臭組成物を一般的には約0.005〜50質量%の割
合で含有することが望ましい。
【0029】本発明のタバコ臭気消臭剤を実用に供する
に当たっては香粧品類、飲食品類、皮膚外用剤、口腔用
組成物または衛生材料に添加した形態とすることができ
る。
【0030】香粧品類としては、柔軟化粧水、収れん化
粧水、ふきとり用化粧水、乳液、全身用ローション、ア
フターシェービングローションおよびジェル、マッサー
ジクリーム、クレンジングクリームおよびジェル、制汗
剤、アイパック剤、シャンプー類、ヘヤークリーム類、
ヘヤートニック類、ポマード類、リンス類、コンディシ
ョナー類、育毛ローションその他の毛髪用化粧品基剤;
オシロイ、口紅、その他化粧料基材や化粧料洗剤等を挙
げることができる。
【0031】飲食品類としては、例えば、果汁飲料類、
果実酒類、乳飲料類、炭酸飲料、ドリンク剤類の如き飲
料類;アイスクリーム類、シャーベット類、アイスキャ
ンディー類の如き冷菓;和・洋菓子類、ジャム類、キャ
ンディー類、ゼリー類、ガム類、パン類、コーヒー類、
ココア類、紅茶類、ウーロン茶類、緑茶類の如き嗜好飲
料類;和風スープ、洋風スープ、中華スープの如きスー
プ類、風味調味料、各種インスタント飲料乃至食品類、
各種スナック食品類等を挙げることができる。
【0032】皮膚外用剤としては、例えば、エアゾール
製剤、ハップ剤、軟膏剤、入浴剤等を挙げることができ
る。
【0033】口腔用組成物としては、例えば、歯磨き、
口腔洗浄料、マウスウォッシュ、チューインガム類等を
挙げることができる。
【0034】衛生材料としては、例えば、洗濯用洗剤
類、消毒用洗剤類、防臭洗剤類、室内芳香剤、(室内消
臭剤)、石鹸、皿洗い洗剤、ソフトナー類、ファーニチ
アケアー、その他保健衛生用洗剤類;ティッシュペーパ
ー、トイレットペッパー等の各種保健衛生材料類;医薬
品の服用を容易にするための矯味、賦香剤など保健・衛
生・医薬品類等を挙げることができる。
【0035】本発明のタバコ臭気消臭剤は、必須成分と
してマンダリンオレンジオイルまたはテルペン炭化水素
を除去したマンダリン精油画分とこれを担持する担体と
を含有していればよいが、これらを香粧品、飲食品、皮
膚外用剤、口腔用組成物、衛生材料等に使用する場合、
そのままの状態、あるいはこれらを例えば、アルコール
類、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコ
ール類に溶解した液体形態;アラビアガム、トラガント
ガム等の天然ガム質類;グリセリン脂肪酸エステル、シ
ョ糖脂肪酸エステル等の乳化剤で乳化した乳化形態;ア
ラビアガム等の天然ガム質類、ゼラチン、デキストリン
等の賦形剤を用いて被膜させた粉末形態;界面活性剤、
例えば非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、ノニ
オン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤
等を用いて可溶化または分散化した可溶化状または分散
化形態;またはカプセル化剤で処理して得られるマイク
ロカプセル形態等その目的に応じてその形態を選択して
用いることができる。
【0036】さらに、シクロデキストリン等の包接剤に
包接して、本発明のタバコ臭気消臭剤を安定化するとと
もに徐放性にして用いることもある。これらは、最終製
品の形態、例えば液体状、固体状、粉末状、ゲル状、ミ
スト状、エアゾール状等の形態に適するように適宜選択
して用いられる。
【0037】また、本発明のタバコ臭気消臭剤は、他の
防臭・消臭剤、例えば、香料、酸化剤、還元剤、中和
剤、無機系消臭剤(無機塩基、無機酸、金属酸化物、塩
素化合物、オゾン、多孔物質等)、界面活性剤(非イオ
ン系、アニオン系、カチオン系、ノニオン系、両性系
等)等としばしば併用される。
【0038】なお、香粧品、飲食品、皮膚外用剤、口腔
用組成物、衛生材料等の最終製品へのタバコ臭気消臭剤
の添加量は、それぞれ場合によって期待される効果・作
用に応じて任意に加減されるが、一般的には、最終製品
の総質量に対し約0.0005〜20質量%程度であ
る。
【0039】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらによってなんら限定されるもので
はなく、また本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0040】なお、実施例中において物性の測定に用い
た装置は次の通りである。
【0041】ガスクロマトグラフ(GC);HP−68
90(アジレントテクノロジー社製) カラム;HP−20(0.25mm×25m)(アジレ
ントテクノロジー社製) カラム温度:55〜215℃(4℃/分) 調製例1:シリカゲル分画による脱テルペンMOO画分
(MOO−1−1)の調製 MOO(500g)をシリカゲル(メルク社製:Silica
gel 60 0.063-0.200 mm)(550g)を用いて作製し
たシリカゲルカラムクロマトグラフに掛けた。すなわ
ち、シリカゲルをヘキサンで充填した後、MOOをシリ
カゲルカラムに充填し、ヘキサン2.2Lで展開し炭化
水素画分(以下、HC画分と記す)を得た。続いて、シ
リカゲルカラムを酢酸エチル2.2Lで展開し、含酸素
画分を脱テルペンMOO画分(MOO−1−1)として
得た。最後に、シリカゲルカラムをエタノール2.2L
で展開し、エタノール画分を得た。
【0042】HC画分の回収量は336g(68.0質
量%)、含酸素画分(MOO−1−1)の回収量は1
6.8g(3.4質量%)、エタノール画分の回収量は
0.5g(0.1質量%)であり、全体の回収率は7
1.5%であった。表1に得られたMOO−1−1の主
要成分を示す。
【0043】調製例2:蒸留とシリカゲルカラム分画に
よる脱テルペンMOO画分(MOO−2−1)の調製 (1)MOO(4997g)をクライゼン蒸留装置に供
し、400Pa(3mmHg)の減圧下で102℃まで
の留分を得た。蒸留残渣をさらに10.7Pa(0.0
8mmHg)の減圧下で97℃まで蒸留し、得られた留
分を先の留分と併せた。併せた留分(蒸留オイル)は4
769g(95.4質量%)であり、蒸留残渣は79g
(1.6質量%)であり、回収率は97.0質量%であ
った。
【0044】(2)上記(1)で得られた蒸留オイル
(504g)をほぼ2倍質量(1kg)のシリカゲルを
用いて作製したシリカゲルカラムクロマトグラフに掛け
た。すなわち、シリカゲルをヘキサンで充填した後、M
OOをシリカゲルカラムに充填し、ヘキサン8Lで展開
しHC画分を得た。続いて、シリカゲルカラムを酢酸エ
チル8Lで展開し、含酸素画分を脱テルペンMOO画分
(MOO−2−1)として得た。最後にエタノール4L
で展開し、エタノール画分を得た。
【0045】HC画分の回収量は445g(88.1質
量%)、含酸素画分(MOO−2−1)の回収量は9.
6g(1.9質量%)、エタノール画分の回収量は0g
(0質量%)であり、全体の回収率は90.0%であっ
た。表1に得られたMOO−2−1の主要成分を示す。
【0046】調製例3:蒸留、脱酸性部除去およびシリ
カゲルカラム分画による脱テルペンMOO画分(MOO
−3−1)の調製 調製例2(1)で得られた蒸留オイル(4kg)に10
%水酸化ナトリウム水溶液(1kg)を徐々に加えなが
ら撹拌し、十分に撹拌した後、静置した。油層と水層が
分離した後、水層を除去し、油層を得た。得られた油層
を飽和食塩水(2L)で2回洗浄し、分液後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、酸成分除去MOOオイル(3.
93kg)を得た。
【0047】得られたオイル(503g)をそのほぼ2
倍質量のシリカゲルを用いて作製したカラムクロマトグ
ラフに掛けた。すなわち、シリカゲルをヘキサンで充填
した後、オイルをカラムに充填し、ヘキサン8Lで展開
し、HC画分を得た。続いて酢酸エチル8Lで展開し、
含酸素画分を脱酸成分脱テルペンMOO画分(MOO−
3−1)として得た。最後にエタノール4Lで展開し、
エタノール画分を得た。
【0048】HC画分の回収量は431g(84.2質
量%)、含酸素含画分(MOO−3−1)の回収量は、
8.7g(1.7質量%)、エタノール画分の回収量は
0.02g(0.04質量%)であり、全体の回収率は
85.94%であった。表1に、得られたMOO−3−
1の主要成分を示す。
【0049】
【表1】
【0050】調製例4:蒸留による脱テルペンMOO画
分(MOO−1−2)の調製 MOO(5000g)を精留塔に供し、300Pa
(2.2mmHg)の減圧下で43℃までの留分を除去
し、蒸留残渣164g(3.3質量%)を脱テルペンM
OO画分(MOO−1−2)として得た。MOO−1−
2の主要成分を表2に示す。
【0051】調製例5:蒸留による脱テルペンMOO画
分(MOO−2−2)の調製 調製例4で得られた蒸留MOO−1−2(140g)を
クライゼン蒸留装置に供し、24Pa(0.18mmH
g)の減圧下で103℃まで蒸留し、留分を脱テルペン
MOO画分(MOO−2−2)として得た。収量は67
gであり、MOO−1−2に対し47.9質量%、MO
Oに対し1.6質量%であった。MOO−2−2の主要
成分を表2に示す。
【0052】調製例6:蒸留および脱酸性部除去による
脱テルペンMOO画分(MOO−3−2)の調製 調製例5で得られた蒸留MOO−2−2(80g)に5
%水酸化ナトリウム水溶液80gを徐々に加えながら撹
拌し、十分に撹拌した後、静置した。油層と水層が分離
した後、水層を除去し、油層を得た。得られた油層を飽
和食塩水50mLで2回洗浄し、分液後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、酸成分除去脱テルペンMOO画分
(MOO−3−2)を得た。収量は33.0gであり、
蒸留MOO−2−2に対し41.3質量%、MOOに対
し1.3質量%であった。MOO−3−2の主要成分を
表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】<消臭効果試験>MOOおよび調製例1〜
6で得られた脱テルペンMOO画分の消臭効果を以下の
官能評価方法(臭い袋法)により評価した。なお、比較
例として、通常のオレンジ精油についても評価した。
【0055】(臭い袋法)外部と連通する空気バッグ取
り付けチューブを内側壁上部に、内部空気吸入ポート挿
通用貫通孔を内側壁下部に有し、シガレット取り付け具
を内側壁に備える容積405Lの直方体のチャンバ(以
下、副流煙チャンバという)と市販の大気採取ボックス
を準備する。大気採取ボックスは、内容積が10Lより
もやや大きく、内部空気吸入ポートを内側壁下部に有
し、排気孔を対向する内側壁下部に有するものである。
【0056】副流煙チャンバの空気バッグ取り付けチュ
ーブに内容積10Lの空気バッグを取り付け、大気採取
ボックスの吸入ポートに内容積10L採取バッグを取り
付けた後、副流煙チャンバの貫通孔に大気採取ボックス
の吸入ポートを挿通する。ついで、大気採取ボックス内
部の空気を吸引し、その吸引した空気をチャンバ内に取
り付けた空気バッグ内に排出し得るように、大気採取ボ
ックスの排気孔と副流煙チャンバの空気バッグ取り付け
チューブとを真空ポンプを介してホースで接続して、閉
鎖系とする。
【0057】しかる後、シガレットをチャンバ内のシガ
レット取り付け具に取り付け、自然燃焼させ、副流煙を
発生させる。
【0058】シガレットの自然燃焼終了後、真空ポンプ
を駆動して、大気採取ボックス内を陰圧にすると同時に
副流煙チャンバ内を空気バッグ内への排気により加圧す
ることにより、副流煙チャンバ内の副流煙を含む空気を
採取ボックス内の採取バッグ内に捕集する。
【0059】副流煙を含む空気を捕集した採取バッグを
内部に納めたまま採取ボックスを副流煙チャンバから取
り外し、希釈ラインに接続する。希釈ラインは、ポンプ
により脱臭空気を後流末端に接続された臭い袋(容量3
L)に送給するラインと、このラインの途中で分岐し、
採取ボックスの吸入ポートに接続される分岐ラインから
なり、各ラインは、流量調節弁を備える。採取バッグ内
の空気は加圧ポンプによる採取ボックスの加圧により分
岐ラインを通って臭い袋に送給される。
【0060】このようにして準備した臭い袋(17m3
当たりシガレット1本を燃焼させたときと同濃度になる
ように希釈)に評価対象の香料組成物を注射器により注
入して揮発させ、香料を注入していない臭い袋と2つ一
組にしてブラインドでパネルに提示し、一対比較法(強
制2者択一法)により、以下の評価項目について結果を
報告させる。
【0061】 1.臭い全体の強さが強いのはどちらの臭い袋か 2.臭いのよいのはどちらの臭い袋か 3.タバコ臭の強いのはどちらの臭い袋か。
【0062】その結果、評価項目1〜3それぞれにおい
て、評価対象の臭い袋と答えたパネルの数をパネルの総
数で除した値を評価結果とする。従って、臭気全体の強
さとタバコ臭については、数値が小さいほど優れてお
り、臭いのよさについては、数値が大きいほど優れてい
ることとなる。なお、パネルは、任意に抽出した成人で
あり、タバコ臭についての専門の訓練を受けていない普
通人であった。
【0063】評価結果を下記表3に示す。
【0064】
【表3】
【0065】表3からわかるように、本発明の消臭組成
物は、比較例のものと比べ、タバコ臭気と混合しても、
全体の臭いの強さを有意に増加することなく、タバコ臭
気をより一層効果的に消臭し得る。
【0066】実施例1:粒状消臭剤 (I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
3−1)を用い、下記表4に示す組成の粒状消臭剤用消
臭組成物を調製した。
【0067】
【表4】
【0068】(II)下記表5に示す(C)のシリカゲル
に(B)のプロピレングリコールを加えゆっくり撹拌
し、プロピレングリコールがシリカゲルに吸収されてシ
リカゲル表面が乾いた後、(A)の消臭組成物を加え、
ゆっくり撹拌しながらシリカゲルに吸収させて粒状消臭
剤を得た。
【0069】
【表5】
【0070】実施例2:粒状消臭剤 下記表6に示す(C)のシリカゲルに(B)のプロピレ
ングリコールを加えゆっくり撹拌し、プロピレングリコ
ールがシリカゲルに吸収されてシリカゲル表面が乾いた
後、(A)の消臭組成物を加え、ゆっくり撹拌しながら
シリカゲルに吸収させて粒状消臭剤を得た。
【0071】
【表6】
【0072】実施例3:ミスト状消臭剤 (I)調製例2で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
2−1)を用い、下記表7に示す組成のミスト状消臭剤
用消臭組成物を調製した。
【0073】
【表7】
【0074】(II)下記表8に示す(A)の4成分を混
合し、完全に溶解させた後、あらかじめ(B)のメチル
パラベンを溶解した精製水に加え、撹拌溶解してミスト
状消臭剤を得た。
【0075】
【表8】
【0076】実施例4:ミスト状消臭剤 下記表9に示す(A)の4成分を混合し、完全に溶解さ
せた後、あらかじめ(B)のメチルパラベンを溶解した
精製水に加え、撹拌溶解してミスト状消臭剤を得た。
【0077】
【表9】
【0078】実施例5:水ベース系消臭剤 (I)調製例1で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
1−1)を用い、下記表10に示す組成の水ベース状消
臭剤用消臭組成物を調製した。
【0079】
【表10】
【0080】(II)下記表11に示す精製水とプロピレ
ングリコールと塩化カルシウムを均一になるまで撹拌し
た。その後、カラギーナンとローストビーンガムおよび
メチルパラベンを少量づつ撹拌しながら加えた。つい
で、撹拌しながら80℃まで加温し、混合液が懸濁液と
なった後、加温を停止し放冷した。約65℃まで冷却
後、実施例5(I)の水ベース系消臭剤用消臭組成物と
モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンを加え、
撹拌した。その後、55℃で、この混合物が懸濁液にな
るまで撹拌し、下記表11に示す組成の水ベース系ゲル
状消臭剤を得た。
【0081】
【表11】
【0082】実施例6:水ベース系ゲル状消臭剤 下記表12に示す精製水とプロピレングリコールと塩化
カルシウムを均一になるまで撹拌した。その後、カラギ
ーナンとローストビーンガムおよびメチルパラベンを少
量づつ撹拌しながら加えた。ついで、撹拌しながら80
℃まで加温し、混合液が懸濁液となった後、加温を停止
し放冷した。約65℃まで冷却後、調製例1で調製した
脱テルペンMOO画分(MOO−1−1)とモノオレイ
ン酸ポリオキシエチレンソルビタンを加え撹拌した。そ
の後、55℃で、この混合物が懸濁液になるまで撹拌
し、下記表12に示す組成の水ベース系ゲル状消臭剤を
得た。
【0083】
【表12】
【0084】実施例7:油性ゲル状消臭剤 (I)調製例4で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
1−2)を用い、下記表13に示す組成の油性ゲル状消
臭剤用消臭組成物を調製した。
【0085】
【表13】
【0086】(II)下記表14に示す成分を80〜85
℃にて均一になるまで加熱撹拌し、その後冷却すること
により油系ゲル状消臭剤を得た。
【0087】
【表14】
【0088】実施例8:油性ゲル状消臭剤 下記表15に示す成分を80〜85℃で均一になるまで
加熱撹拌し、その後冷却することにより油系ゲル状消臭
剤を得た。
【0089】
【表15】
【0090】実施例9:エアゾール状消臭剤 (I)調製例5で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
2−2)を用い、下記表16に示す組成のエアゾール状
消臭剤用消臭組成物を調製した。
【0091】
【表16】
【0092】(II)下記表17に示す(A)を撹拌溶解
し、エアゾール缶に充填し、密封した後、(B)を注入
してエアゾール状消臭剤を得た、噴射剤には一般的にエ
アゾール状消臭剤に使用されている液化プロパンガスを
使用した。
【0093】
【表17】
【0094】実施例10:エアゾール状消臭剤 下記表18に示す(A)を撹拌溶解し、エアゾール缶に
充填し、密封した後、(B)を注入してエアゾール状消
臭剤を得た、噴射剤には一般的にエアゾール状消臭剤に
使用されている液化プロパンガスを使用した。
【0095】
【表18】
【0096】実施例11:シャンプー (I)調製例6で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
3−2)を用い、下記表19に示す組成のシャンプー用
消臭組成物を調製した。
【0097】
【表19】
【0098】(II)下記表20に示す成分を80℃で撹
拌して懸濁液とし、その後35℃まで冷却してシャンプ
ーを得た。
【0099】
【表20】
【0100】実施例12:シャンプー 下記表21に示す成分を80℃で撹拌して懸濁液とし、
その後35℃まで冷却してシャンプーを得た。
【0101】
【表21】
【0102】実施例13:ボディシャンプー (I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
3−1)を用い、下記表22に示す組成のボディシャン
プー用消臭組成物を調製した。
【0103】
【表22】
【0104】(II)下記表23に示す成分を80℃で撹
拌して懸濁液とし、その後35℃まで冷却してシャンプ
ーを得た。
【0105】
【表23】
【0106】実施例14:ボディシャンプー 下記表24に示す成分を80℃で撹拌して懸濁液とし、
その後35℃まで冷却してシャンプーを得た。
【0107】
【表24】
【0108】実施例15:リンス (I)調製例2で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
2−1)を用い、下記表25に示す組成のリンス用消臭
組成物を調製した。
【0109】
【表25】
【0110】(II)下記表26に示す成分を80℃で均
一になるまで加熱撹拌し、その後35℃まで冷却してリ
ンスを得た。
【0111】
【表26】
【0112】実施例16:リンス 下記表27に示す成分を80℃で均一になるまで加熱撹
拌し、その後35℃まで冷却してリンスを得た。
【0113】
【表27】
【0114】実施例17:ヨーグルトキャンディー (I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
3−1)を用い、下記表28に示す組成のヨーグルトフ
レーバーを調製した。
【0115】
【表28】
【0116】(II)実施例17(I)で調製したヨーグ
ルトフレーバーを用い、下記表29に示す組成のヨーグ
ルトキャンディーを調製した。
【0117】
【表29】
【0118】実施例18:洗口剤 (I)調製例1で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
1−1)を用い、下記表30に示す組成のマウスウォッ
シュフレーバーを調製した。
【0119】
【表30】
【0120】(II)実施例18(I)で調製したマウス
ウォッシュフレーバーを用い、下記表31に示す組成の
洗口剤を調製した。
【0121】
【表31】
【0122】実施例19:歯磨剤 (I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
3−1)を用い、下記表32に示す組成のツースペース
トフレーバーを調製した。
【0123】
【表32】
【0124】(II)実施例19(I)で調製したツース
ペーストフレーバーを用い、下記表33に示す組成の歯
磨剤を調製した。
【0125】
【表33】
【0126】実施例20:口中剤 (I)調製例2で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
2−1)を用い、下記表34に示す組成のオーラルフレ
ッシュフレーバーを調製した。
【0127】
【表34】
【0128】(II)実施例20(I)で調製したオーラ
ルフレッシュフレーバーを用い、下記表35に示す組成
の口中剤を調製した。
【0129】
【表35】
【0130】実施例21:チューインガム (I)調製例6で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
3−3)を用い、下記表36に示す組成のチューインガ
ム用フレーバーを調製した。
【0131】
【表36】
【0132】(II)実施例21(I)で調製したチュー
インガム用フレーバーを用い、下記表37に示す組成の
チューインガムを調製した。
【0133】
【表37】
【0134】実施例22:錠菓 (I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
3−1)を用い、下記表38に示す組成の錠菓用フレー
バーを調製した。
【0135】
【表38】
【0136】(II)実施例22(I)で調製した錠菓用
フレーバーを用い、下記表39に示す組成の錠菓を調製
した。
【0137】
【表39】
【0138】実施例23:ゼラチンカプセル用フレーバ
ー (I)調製例3で得た脱テルペンMOO画分(MOO−
3−1)を用い、下記表40に示す組成のゼラチンカプ
セル用フレーバーを調製した。
【0139】
【表40】
【0140】(II)実施例23(I)で調製したゼラチ
ンカプセル用フレーバーを用い、下記表41に示す組成
のゼラチンカプセル基剤を調製した。
【0141】
【表41】
【0142】上記実施例で調製した粒状消臭剤(実施例
1〜2)、ミスト状消臭剤(実施例3〜4)、水ベース
系ゲル状消臭剤(実施例5〜6)、油性ゲル状消臭剤
(実施例7〜8)、エアゾール状消臭剤(実施例9〜1
0)、シャンプー(実施例11〜12)、ボディシャン
プー(実施例13〜14)、リンス(実施例15〜1
6)、ヨーグルトキャンディー(実施例17)、洗口剤
(実施例18)、歯磨剤(実施例19)、口中剤(実施
例20)、チューインガム(実施例21)、錠菓(実施
例22)、およびゼラチンカプセル基剤(実施例23)
は、それらのタバコ副流煙に対する消臭効果と使用感を
評価したところ、いずれも、消臭効果に優れ、使用感も
良好であった。
【0143】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
タバコ臭気と混合しても、全体の臭いの強さを有意に増
加することなく、タバコ臭気を効果的に消臭し得るタバ
コ臭気消臭剤が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 S W 7/075 7/075 7/08 7/08 7/26 7/26 7/50 7/50 35/78 35/78 K A61L 9/04 A61L 9/04 9/14 9/14 A61P 17/00 A61P 17/00 (72)発明者 國枝 里美 神奈川県平塚市西八幡一丁目4番11号 高 砂香料工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 江村 誠 神奈川県平塚市西八幡一丁目4番11号 高 砂香料工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 西澤 陽一郎 神奈川県平塚市西八幡一丁目4番11号 高 砂香料工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 石塚 健 神奈川県平塚市西八幡一丁目4番11号 高 砂香料工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 東 信和 神奈川県横浜市青葉区梅が丘6番地2 日 本たばこ産業株式会社たばこ中央研究所内 (72)発明者 大森 史裕 神奈川県横浜市青葉区梅が丘6番地2 日 本たばこ産業株式会社たばこ中央研究所内 (72)発明者 物部 朋子 神奈川県横浜市青葉区梅が丘6番地2 日 本たばこ産業株式会社たばこ中央研究所内 Fターム(参考) 4B035 LC02 LE05 LE06 LG32 LK02 LP21 LP22 4C080 AA04 BB02 CC12 HH03 JJ01 KK03 KK06 LL03 MM31 4C083 AA111 AA112 AB292 AB332 AC072 AC102 AC122 AC132 AC152 AC172 AC182 AC212 AC242 AC302 AC312 AC352 AC432 AC472 AC482 AC532 AC542 AC642 AC692 AC712 AC782 AC842 AC862 AD132 AD152 AD272 AD532 BB41 CC02 CC23 CC38 CC39 CC41 DD08 DD17 DD21 DD22 DD23 DD41 EE18 EE34 FF05 4C088 AB62 AC04 BA08 CA02 CA14 CA15 MA13 MA16 MA28 MA34 MA43 MA63 ZA89

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンダリンオレンジ精油またはテルペン
    炭化水素を実質的に除去したマンダリンオレンジ精油画
    分を含むタバコ臭気消臭組成物と該組成物を担持する担
    体とからなることを特徴とするタバコ臭気消臭剤。
  2. 【請求項2】 液体状消臭剤、固体状消臭剤、粉末状消
    臭剤、ゲル状消臭剤、ミスト状消臭剤、またはエアゾー
    ル状消臭剤の形態にある請求項1に記載のタバコ臭気消
    臭剤。
  3. 【請求項3】 タバコ臭気消臭組成物を0.005〜5
    0質量%の割合で含有する請求項1または2に記載のタ
    バコ臭気消臭剤。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のタバコ臭気消臭剤を0.0005〜20質量%の割合
    で含有する香粧品類、飲食品類、皮膚外用剤、口腔用組
    成物、または衛生材料。
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