WO2002016753A1 - Systeme d'alimentation en carburant - Google Patents

Description

明 細 書 燃料供給装置 技術分野 ·

この発明は、 燃料夕 ンク 内に設け られた燃料ポンプに よ り燃料をェン ジ ンに供給する燃料供給装置に関する ものである。 背景技術

従来、 エンジ ンに燃料を供給する燃料供給装置と して、 国際公開番号 W 0 9 6 / 2 3 9 6 6 号公報の装置が知 られている。 この装置は、 燃料 ポンプをゴム部材を介 してポンプケース に収納 し、 燃料ポンプの吸入管 に吸入フ ィ ル夕 を接続 し、 燃料ポンプか ら吐出された燃料を濾過する フ ィ ル夕 を フ ィ ル夕ケース に収納 し、 これらポンプケース と フ ィ ルタ ケ一 ス をスナ ヅ プフ ィ ッ ト係合させる こ とによ り ュニ ッ ト化する構成と して いる。

と こ ろが、 国際公開番号 W O 9 6 / 2 3 9 6 6 号公報の構成では、 燃 料ポンプの吸入管側がポンプケースから露出 してお り 、 燃料ポンプの吸 入側で発生 した音が直接燃料タ ンク 内に伝搬する こ と とな り、 燃料タ ン ク外に騒音が発生する こ とがあっ た。 また、 燃料ポンプの吸入管は略 L 字形状であるので、 燃料の吸入時に騒音が発生 しや く なつていた。 また 、 燃料ポンプとポンプケース とは、 ゴム部材と吸入管夫々 において位置 決めが必要であ り 組み立て作業性が悪かっ た。 発明の開示

この発明は、 上述の問題を解決する ためになされた もので、 燃料ポン プの燃料吸入時に発生する騒音を減少させる と と も に構造の簡単な改良 された燃料供給装置を得る こ と を 目的 とする。

こ の発明に係る燃料供給装置は、 燃料をエンジンに供給する燃料供給 装置において、 燃料タ ンク と、 上記燃料タ ンク 内に設け られ、 その吸入 口 よ り 吸入 した燃料を昇圧 しその吐出口 よ り 吐出する 円柱状の燃料ポン プと、 上記燃料タ ンク 内の燃料を濾過 して上記燃料ポン プの吸入口に供 給する吸入フ ィ ルタ と、 上記燃料ポンプの吐出口 よ り 吐出された燃料を 所定の圧力に調整する圧力調整器と、 上記燃料ポンプの少な く と も吸入 口側を密閉 して覆う と と も に上記燃料ポンプを収納保持する保持ケース と を備えたので、 燃料ポンプの燃料吸入時に発生する騒音を減少させる と と も に構造が簡単となる。

ま た、 保持ケースは、 濾過フ ィ ルタ に接続する第 1 の接続部 と、 燃料 ポン プの吸入口に接続する第 2 の接続部 と を備えたので、 さ ら に燃料ポ ンプの燃料吸入時に発生する騒音を減少させる こ とがで きる。

ま た、 ゴム状部材は、 燃料ポンプと保持ケース との間に介在 し、 この 燃料ポンプに対する ク ヅ シ ョ ン機能を有する ので、 小型かつ組み立てが 容易である。

ま た、 迂回路はゴム状部材に設けた溝と保持ケースの内周壁によ り 形 成さ れる と と も に、 上記溝は上記保持ケースの第 2 の接続部と燃料ポン プの吸入口に連通する よ う に形成されたので、 組み立てが容易である。 ま た、 ゴム状部材は、 燃料ポ ンプの外周 と保持ケース内周 との間に介 在 し、 迂回路を区画する 区画部を有する ので、 迂回路に吸入フ ィ ル夕 を 通過 した燃料のみが供給され、 燃料供給動作が安定する。

ま た、 保持ケースは、 プレ ヅ シャ レ ギユ レ一夕 を密閉 して収納する と と も に、 プレ ツ シャ レギユ レ一夕 か ら吐出された燃料を保持する燃料保 持部 と、 上記燃料保持部の燃料が所定量を超えた と き燃料タ ンク に流出 させる流出部とを有するので、 プレ ツ シャ レギユ レ一タ を通過する際に 発生する騒音を減少させる こ とがで きる。

ま た、 流出部は複数の孔である ので、 燃料がこれらの孔から流出する 際に発生する騒音を減少させる こ とがで きる。 図面の簡単な説明

第 1 図はこの発明の実施の形態 1 に係る燃料供給装置の概略図である 第 2 図は第 1 図の燃料供給装置の燃料ポンプュニ ッ ト を拡大 して一部 断面に よ り 示す断面図である。

第 3 図は第 2 図の燃料ポンプュニ ッ ト 部の上面図である。

第 4 図は第 2 図の I V— I V線断面図である。

第 5 図は第 2 図の V— V線断面図である。

第 6 図は第 2 図の燃料ポンプ吸入側を拡大 して して示す断面図である 。

第 7 図は第 6 図の V I I - V I I 線断面図である。

第 8 図は第 6 図の V I I I — V I I I 線断面図である。

第 9 図は実施の形態 1 に係る吸入フ ィ ル夕 の組み立てを説明する 図で ある。

第 1 0 図はこ の発明の実施の形態 2 に係る燃料供給装置のク ッ シ ョ ン ラバー部分を拡大 して示す断面図である。

第 1 1 図は第 1 0 図の X I — X I 線断面図である。 発明を実施する ための最良の形態

以下この発明の実施の形態について詳細に説明する。

(実施の形態 1 ) 第 1 図はこ の発明の実施の形態 1 に係る燃料供給装置の概略図である 。 第 1 図において、 1 0 0 は燃料 1 0 2 を収納する金属製の燃料タ ンク であ り 、 燃料ポンプュニ ッ ト 2 0 0 を揷入する ための開口 1 0 8が設け られている。 2 0 0 は燃料ポンプユニ ッ トであ り 、 燃料 1 0 2 を昇圧 し て吐出する燃料ポンプ （ F / P ) 2 1 0 と、 燃料ポンプ 2 1 0 の吐出圧 力を所定値に保つプレ ヅ シャ レギユ レ一夕 （ P /R ) 2 2 0 と、 燃料ポ ン プ 2 1 0の吐出燃料を濾過する燃料フ ィ ル夕 （ F / F ) 2 3 0 を有 し ている。 2 7 0 は燃料ポンプユニ ッ ト 2 0 0 の設置後、 開口部 1 0 8 を 液密に閉 じる金属製のフ ラ ンジ、 2 7 2 は燃料ポンプュニ ッ ト 2 0 0 か ら送 られた燃料を図示 しないエ ン ジ ン に伝送するデ リ ノ リ パイ プである 第 2 図は第 1 図の燃料供給装置の燃料ポンプュニ ッ ト を拡大して一部 断面に よ り 示す断面図である。 第 3 図は第 2図の燃料ポ ンプュニ ッ ド部 の上面図である。 第 4図は第 2 図の I V— I V線断面図である。 第 5図 は第 2図の V— V線断面図である。 但 し、 第 5 図において、 燃料ポ ンプ の断面に よる図示は省略 してある。

第 2図において、 2 0 2は燃料ポンプ 2 1 0 が駆動 した と き、 燃料夕 ンク 1 0 0か ら燃料 1 0 2 を吸入 し濾過する吸入フ ィ ルタであ り 、 ナイ ロ ン材料等に よ り形成されたメ ッ シュ部 2 0 4 と、 こ のメ ッ シュ部 2 0 4 をポンプ保持ケース 2 5 0 の接続部 （第 1 の接続部） 2 5 0 aに圧入 して接続するボッ シュ部 2 0 6 から構成されている。

2 1 0 は例えば特公昭 6 3 - 6 3 7 5 6号公報に示される ウェスコ 夕 イ ブの燃料ポン プであって、 コ ネ ク タ 2 7 4 (第 3 図参照） を介 して駆 動電源が供給される と吸入口 2 1 2 よ り 吸入 した燃料を昇圧 し、 吐出口 2 1 4 よ り 吐出する。 なお、 図面中、 コ ネク タ 2 7 4 と燃料ポンプ 2 1 0 を接続する電源線及び制御線は省略している。 燃料ポンプ 2 1 0 は、 その吸入口 2 1 2側 （第 2図下側） の例えばアル ミ ダイ キャス ト に よ り 成形されたポンプカバー 2 1 3 に装着されたク ッ シ ョ ンラバー （ゴム状 部材） 2 1 6 を介 してポンプ保持ケース 2 5 0 の内側底壁 2 5 0 c (第 2図下側） に よ り 固定 し、 かつ、 その吐出口 2 1 4側 （第 2図上側） を 燃料が通過する貫通孔を有する ゴムブッ シュ 2 1 8 を介 して係止部 2 6 2 aに固定する。

ク ヅ シ ヨ ンラバ一 2 1 6 は燃料ポンプ 2 1 0 の位置決め及び固定の他 に、 吸入フ ィ ル夕 2 0 2 か ら接続部 2 5 0 a、 2 5 O bを介して吸入さ れた燃料を吸入口 2 1 2 に導 く 流路を兼ねている。 また、 ク ッ シ ョ ンラ バ一 2 1 6 は、 例えば、 二 ト リ ルブチルゴム、 フ ッ素ゴムの弾性体に よ り 形成される。

こ こで、 ク ッ シ ョ ンラノ 一 2 1 6 の構成について図を用いて説明する 。 第 6図は第 2図の燃料ポン プ吸入側を拡大 して して示す断面図である 。 第 7図は第 6 図の V I I — V I I線断面図、 第 8図は第 6図の V I I I 一 V I I I 線断面図である 。

2 1 6 aは入口部 2 1 6 a 1 と、 ケース側連通溝 2 1 6 a 2 と、 折返 し部 2 1 6 a 3 と、 ポンプ側連通溝 2 1 6 a 4 とか ら なる流路 （迂回路 ) である。 入口部 2 1 6 a l は、 テーパ部 2 1 6 e と内側底壁 2 5 0 c と ク ヅ シ ヨ ンラノ 一 2 1 6 の側壁 2 1 6 f (第 8図参照） とに よ り 区画 して形成され、 ポンプ保持ケース 2 5 0 の内側の開口である接続部 （第 2 の接続部） 2 5 O b に連通する。 そ して、 テーパ部 2 1 6 eを有する ので、 燃料をスムースに矢印 B 1 の方向に導 く こ とができる。 また、 テ ーパ部 2 1 6 eのテーパ面に対 して、 接続部 2 5 0 bを高さ方向 （第 6 図上下方向） に長 く したので、 流れの圧力損失を低減する との効果があ る。

ケース側連通溝 2 1 6 a 2 は、 ク ッ シ ョ ンラバー 2 1 6 の底部 2 1 6 d l 、 2 1 6 d 2、 2 1 6 , d 3 (第 8図参照） 、 内側底壁 2 5 0 c及び 板状部 2 1 6 d 4 に よ り 直方体形状の溝に区画され形成されている。 燃 料は矢印 B 2 の方向に通過 し、 その端部に連通する折返 し部 2 1 6 a 3 に至 り 矢印 B 3 の方向に燃料を伝達する。 折返 し部 2 1 6 a 3 は板状部 2 1 6 d 4に設け られた開口 となっている。

ポンプ側連通溝 2 1 6 a 4は、 板状部 2 1 6 d 4 とポ ンプカバー 2 1 0 に よ り 高さの低い円注状に形成され、 矢印 B 4 に示すよ う に、 一端に 設け られた吸入口 2 1 2 を介して燃料ポンプ 2 1 0 に燃料が吸入される 2 1 5 はポンプカバー 2 1 3 に設けた気体抜き孔、 2 1 6 c はク ッ シ ヨ ンラバ一 2 1 6 の板状部 2 1 6 d 4 に設け られ、 気体抜き孔 2 1 5 に 連通する気体抜き孔、 2 5 5 はポンプ保持ケース 2 5 0 に設はられ、 気 体抜き孔 2 1 6 c に連通する気体抜き孔である。 燃料ポンプ 2 1 0 内の 昇圧過程で発生 した気体は、 矢印 J に示すよ う に、 気体抜き孔 2 1 5、 2 1 6 c , 2 5 5 を通って、 燃料ポンプユニ ッ ト 2 0 0外に排出される 第 2 図に戻って、 2 2 0 は燃料ポンプ 2 1 0か ら吐出された燃料の圧 力を所定値に保持する プレ ツ シャ レギユ レ一夕であ り 、 0 リ ング 2 2 2 を介 して フ ィ ル夕保持ケース 2 6 0 の係止部 2 6 4 に圧入する と と も に 、 反対側はポンプ保持ケース 2 5 0 の リ ブ 2 5 0 d l 、 2 5 0 d 2、 2 5 0 d 3 (第 2 図及び第 5 図参照） によ り 固定される。

2 3 0 は燃料ポンプ 2 1 0 か ら吐出された燃料を濾過する中空の円柱 状の燃料フ ィ ル夕であって、 例えば濾紙等によ り 構成された濾過エレメ ン ト 2 3 2 と、 こ の濾過エ レ メ ン ト 2 3 2 を フ ィ ルタ保持ケース 2 6 0 に保持させる保持部材 2 3 2 に よ り 形成されている。 フ ィ ルタ 2 3 0 を フ ィ ル夕保持ケース 2 6 0 に揷入 し、 保持部材 2 3 2 に よ り保持 した後 、 カバー部材 2 6 2 を フ ィ ル夕保持ケ一ス 2 6 0 に接合、 或は溶着に よ り 一体化する。

2 4 0 は燃料フ ィ ルタ 2 3 0 の開口 2 3 8 (第 4 図参照） 側の流路に 設けたチェ ッ クバルブであ り 、 エンジ ンが停止 した と きにデリ ノ リ ノ、'ィ プ 2 7 2 内の圧力を保持する ものである。 チヱ ヅ クバルブ 2 4 0 は貫通 孔を有する ゴム ブッ シュ 2 4 2 を介 して、 フ ィ ルタ保持ケース 2 6 0 ( カバー部材 2 6 2 ) の保持部 2 6 2 b と フ ラ ンジ 2 7 0 に位置決めされ ている。

2 5 0 は燃料ポンプ 2 1 0 の吸入口側を密閉 して覆う と とも に こ の燃 料ポンプ 2 1 0 を収納保持するポンプ保持ケースであ り 、 例えばポ リ ア セタール等の熱可塑性樹脂の成形によ り 形成されている。 ポンプ保持ケ —ス 2 5 0 は、 その係合穴 2 5 4 と フ ィ ルタ保持ケース の係合爪 2 6 6 のスナッ プフ ィ ヅ ト係合に よ り 、 フ ィ ル夕保持ケース 2 6 0 に固定され る。 また、 ポンプ保持ケース 2 5 0 の外周には、 燃料タ ンク 1 0 0 内の 燃料レベルを検出するセ ン夕ゲージ 2 8 4 (第 5 図参照） が設け られて いる。 また。 セ ンタ ゲージ 2 8 4 を支持するセ ンタ ゲージハーネス 2 8

6 (第 4図参照） はフ ィ ル夕保持ケース 2 6 0 に設け られている。 また 、 ポンプ保持ケース 2 5 0 には、 接続部 2 5 0 a、 2 5 O bが樹脂に よ り 一体に成形されている。

2 6 0 はフ ィ ルタ保持ケースであ り 、 図示 しない係合爪と係合穴の係 合に よるスナ ッ プフ ィ ヅ ト に よ り フ ラ ンジ 2 7 0 に固定される。

2 7 0 はフ ラ ンジであ り 、 そのつば部 2 7 6 に組み付けた図示 しない シールパ ッキンに よ り 燃料タ ンク 1 0 0 に液密に固定する。 フ ラ ンジ 2

7 0 にはプリ 一ザパイ プ 2 8 0 (第 3 図参照） 、 カ ッ ト オフバルブ 2 '8 2 が設け られている。

2 7 8 はフ ラ ンジ 2 7 0 に設けた燃料流出孔 （流出部） であ り 、 プレ ッ シャ レギユ レ一夕 2 2 0 か ら吐出された燃料が、 燃料保持部 2 9 0 に 所定量以上流入する と燃料を燃料ポンプュニ ッ ト 2 0 0 から燃料タ ンク 1 0 0 に流出させる ための孔である。 そ して、 燃料タ ンク 1 0 0 への燃 料の流出時に発生する音を少な く する ため、 複数個の燃料流出孔 2 7 8 を設ける こ とが好ま しい。

燃料保持部 2 9 0 は、 ポンプ保持ケース 2 5 0 内壁と燃料ポンプ 2 1 0 と プレ ツ シャ レ ギユ レ一夕 2 2 0 との間に形成されるすき間 2 9 0 a と、 フ ィ ルタ保持ケース 2 6 0 内で燃料ポンプ 2 1 0 と燃料フ ィ ルタ 2 3 0 との間の三日 月型のすき間 2 9 O b (第 4 図参照） と、 フ ラ ンジ 2 7 0 内壁とその内部構成部品 （具体的には、 力パー部材 2 6 2 他ブ リ ー ザパイ プ 2 8 0 、 カ ッ ト オフバルブ 2 8 2 ) との間のすき間 2 9 0 c と によ り 構成される。

なお、 請求の範囲に係る保持ケースは、 本実施の形態では、 ポンプ保 持ケース 2 5 0 と フ ィ ルタ保持ケース 2 6 0 と フ ラ ンジ 2 7 0 の 3 部材 によ り 構成される も のであるが、 これら の 3 部材を 1 部材、 2 部材、 或 は 3 部材以上で構成 して も よ く 、 これら の 3 部材のみに限定される も の ではない。

<組み立て >

ついで、 燃料供給装置の組み立てについて説明する。

まず、 フ ィ ルタ保持ケース 2 6 0 に、 燃料フ ィ ルタ 2 3 0 を保持させ 、 カバー部材 2 6 2 を フ ィ ルタ保持ケース 2 6 0 に接合、 或は溶着に よ り 一体化 した後、 燃料ポンプ 2 1 0 の吐出口 にゴム ブッ シュ 2 1 8 を装 着 し、 この燃料ポンプ 2 1 0 をカバ一部材 2 6 2 に圧入する。

ついで、 プレ ヅ シャ レ ギユ レ一夕 2 2 0 に 0 リ ング 2 2 2 を嵌めた状 態で、 フ ィ ルタ保持ケース 2 6 0 に圧入する。 一方、 燃料ポン プ 2 1 0 の吸入口 2 1 2 側にク ッ シ ョ ンラバー 2 1 6 を装着する。 こ 'の と き、 第 6 図を参照 し、 ポンプカバー 2 1 3 の環状突起 2 1 3 aの外周面 と ク ヅ シ ヨ ンラノ ー 2 1 6 の勘合部 2 1 6 と、 及び区画部 2 1 6 b と燃料ポ ンプ 2 1 0 の外周 とが勘合 し固定される。 ついで、 フ ィ ルタ保持ケース 2 6 0 にポ ンプ保持ケース 2 5 0 をスナ ッ プフ ィ ヅ ト係合によ り 取 り 付 ける。 こ の と き、 ク ッ シ ョ ンラバ一 2 5 0 の区画部 2 1 6 bが燃料ポン プ 2 1 0 とポンプ保持ケース 2 5 0 の内壁の間に液密に介在する こ と と なる。 さ ら に、 第 6 図を参照 し、 ポンプ保持ケース 2 5 0 に設けた環状 溝部 2 5 3 に区画部 2 1 6 に設けた環状突起部 2 1 6 b 1 が嵌ま り 込み 、 かつ、 燃料ポンプ 2 1 0 に設けた環状溝部 2 1 3 b に区画部 2 1 6 に 設けた環状突起部 2 1 6 b 1 が嵌ま り 込むので、 液密かつ位置決めの精 度よ く 固定で き る。

次に吸入フ ィ ル夕 2 0 2 について、 第 9 図を参照 して詳説する。 第 6 図は吸入フ ィ ル夕の組み立て を説明する図である。 ポンプ保持ケース 2 5 0 は、 貫通孔 2 5 O a l を有する接続部 2 5 0 aが樹脂成形に よ り一 体に設け られている。 ブッ シュ部 2 0 6 は、 接続部 2 5 0 aの貫通孔 2 5 0 a 1 に圧入される揷入部 2 0 6 a と、 揷入部 2 0 6 a よ り も外形が 大き く 貫通孔 2 5 0 a 1 への揷入を停止する環状部 2 0 6 と、 揷入部 2 0 6 a及び環状部 2 0 6 b の中心を貫通する貫通孔 2 0 6 c か ら構成 されている。 吸入フ ィ ルタ 2 0 2 をポンプ保持ケース 2 5 0 に取付ける と きには、 ブッ シュ部 2 0 6 の圧入部 2 0 6 a を フ ィ ルタ部 2 0 4 の取 付孔を通 した状態で、 接続部 2 5 0 aの貫通孔 2 5 0 a 1 に圧入 して揷 入する。 こ の際、 密閉性を高める ために、 圧入部 2 0 6 a と貫通孔 2 5 0 a 1 との間に図示 しないシール部材を介在させる こ とが好ま しい。 ついで、 フ ィ ル夕保持ケース 2 6 0 (カバー部材 2 6 2 ) に、 チエ ツ クノ ルブ 2 4 0 を装着 し、 こ のチェ ッ クノ、 レブ 2 4 0 にゴムブッ シュ 2 4 2 を嵌めた状態で、 フ ラ ンジ 2 7 0 にフ ィ ルタ保持ケース 2 6 0 を取 り 付けた後、 この燃料ポンプュニ ヅ ト 2 0 0 を燃料タ ンク 1 0 0 の開口 1 0 8 よ り挿入し、 つば部 2 7 6 を図示 しないプラ ンケ ッ ト と シ一ルパ ツ キ ンを介 して燃料タ ンク 1 0 0 にね じ止 し固定する。

<燃料供給動作 >

ついで、 燃料の供給動作について説明する。 第 2 図において、 矢印 A 〜矢印 Hは燃料の流れを示 している。

コ ネ ク タ 2 7 4 よ り 駆動電源が供給され、 図示 しない制御装置よ り 、 図示 しないエ ンジ ンへの燃料供給指令を受ける と、 燃料ポンプ 2 1 0 が 作動する。

燃料ポンプ 2 1 0 の作動に よ り 、 燃料タ ンク 1 0 0 内の燃料 1 0 2 が 吸入フ ィ ル夕 2 0 2 を通過 し、 矢印 Aに示すよ う にポンプ保持ケース 2 5 0 の接続部 2 5 0 a、 接続部 2 5 O b を通過し、 矢印 B に示すよ う に ク ッ シ ョ ンラ ノ 一 2 1 6 内の流路 2 1 6 a を通過 し、 燃料ポンプ 2 1 0 の吸入口 2 1 2 から吸入される。

燃料ポンプ 2 1 0 に吸 λされた燃料は、 図示 しないイ ンペラ の回転に よ り 昇圧され、 矢印 C に示すよ う に、 吐出口 2 1 4 よ り 吐出された後、 フ ィ ルタ保持ケース 2 6 0 に設け られた流路 2 6 3 を通過する。

流路 2 3 6 を通って、 燃料フ ィ ルタ 2 3 0 の手前まで達 した燃料は、 その圧力が所定値よ り も高い と き には、 矢印 D に示すよ う にプレ ッ シャ レギユ レ一夕 2 2 0 に分岐する こ とで所定の圧力に保たれ、 その他の燃 料は矢印 Ε及び矢印 F に示すよ う に燃料フ ィ ルタ 2 3 0 の開口 2 3 6 か ら濾過エ レメ ン ト 2 3 2 を通過 し、 開口 2 3 8 よ り 吐出される。 なお、 プレ ツ シャ レ ギユ レ一夕 2 2 0 を燃料フ ィ ル夕 2 3 0 の上流側 （燃料夕 ンク 1 0 0 側） に設けた例について説明 したが燃料フ ィ ルタ 2 3 0 の下 流側であって も よい。 '

開口 2 3 7 か ら吐出された燃料はチェ ッ クバルブ 2 4 0 を通過 し矢印 G及び矢印 H に示すよ う にデ リ ノ、' リ パイ プ 2 7 2 を通っ て、 図示 しない ィ ンジ ェク タ を介 してエンジ ンに供給される。

以上のよ う に、 燃料ポンプ 2 1 0 の吸入口 2 1 2 側をポンプ保持ケー ス 2 5 0 によ り 密閉 して覆っ たので、 燃料の吸入時に吸入口 2 1 2 近傍 で発生する騒音が遮蔽され、 燃料ポンプュニ ッ ト 2 0 0 外部即ち燃料タ ンク 1 0 0 内に伝搬 しに く い。

また、 接続部 2 5 0 a をポ ンプ保持ケース 2 5 0 a か ら突出させたの で、 燃料の吸入時に吸入口 2 1 2 近傍で発生する騒音が燃料タ ンク 1 0 0 内に伝搬 しに く い。

また、 接続部 2 5 0 a がポ ンプ保持ケース 2 5 0 に一体に設け られて いるので、 直接管状部材に よ り 燃料ポンプ 2 1 0 か ら吸入フ ィ ルタ 2 0 2 に接続する場合に比較 し、 吸入フ ィ ル夕 2 0 2 を容易に組み付ける こ とがで き、 また接続部 2 5 0 aの剛性を高 く で きる。

また、 接続部 2 5 0 a、 2 5 O b をポンプ保持ケース 2 5 0 に設け、 ク ッ シ ョ ンラバー 2 1 6 に接続部 2 5 O b と吸入口 2 1 2 とを連通する 流路 2 1 6 a を設けたので、 吸入フ ィ ル夕 と吸入口を接続管で接続 し燃 料ポンプをゴム部材を介 してポンプホルダに支持する従来の構成に比較 し、 部品点数が少な く 組み立てが容易である。

また、 ク ッ シ ョ ンラバー 2 1 6 の流路 2 1 6 a を U字形状と したので 、 燃料の吸入時に吸入口 2 1 2 近傍で発生する騒音が燃料タ ンク 1 0 0 内'に伝搬しに く い。

また、 ク ッ シ ョ ンラバー 2 1 6 の流路 2 1 6 a を燃料ポンプ 2 1 0 の 軸方向 （第 6 図に示す断面において 「 U」 が反時計方向 9 0度回転 した 方向） に U字形状と したので、 燃料ポンプ 2 1 0 の吸入口 2 1 2 を接続 部 2 5 0 a'、 2 5 O b に近接させる こ とがで き、 騒音の低減効果に優れ る。 こ の と き、 燃料ポンプ 2 1 0 の吸入口 2 1 2 をポンプカバー 2 1 3 内に設けたので、 即ち吸入管の接続 しないので、 燃料ポンプ 2 1 0 の軸 方向寸法を短 く でき、 燃料ポンプュニ ッ ト 2 0 0 を小型化する こ とがで ぎる。

また、 燃料ポンプ 2 1 0 の吸入口 2 1 2 側 とポンプ保持ホルダ 2 5 0 の内側底壁 2 5 0 c の間には、 ク ッ シ ョ ンラバー 2 1 6 を介在させる空 間があればよいので、 ポンプ保持ホルダ 2 5 0 の長手方向 （燃料ポンプ 2 1 0 の軸方向） を短 く で き、 燃料ポンプュニ ヅ ト 2 0 0 を小型化する こ とができる。

また、 燃料ポンプ 2 1 0 は弾性体のク ッ シ ョ ンラバ一 2 1 6 を介 して ポンプ保持ホルダ 2 5 0 に組み立てるので、 多少のガ夕があって も よ く 組み立てが容易である。

また、 ク ッ シ ョ ンラノ 一 2 1 6 の区画部 2 1 6 によ り 、 吸入フ ィ ル 夕 2 0 2 を通過 した燃料と、 プレ ヅ シャ レギユ レ一夕 2 2 0 を通過 した 燃料を区画する ので、 構成及びその組み立てが容易である。

また、 プレ ヅ シャ レ ギユ レ一夕 2 2 0 をポンプ保持ケース 2 5 0 で密 閉 して覆っ たので、 プレ ヅ シ ャ レギユ レ一タ 2 2 0 を通過する際に発生 する騒音を遮蔽する こ とがで きる。

また、 プレ ツ シャ レ ギユ レ一夕 2 2 0 か ら吐出された燃料を直接燃料 タ ンク 1 0 0 に吐出する こ とな く 、 一旦、 ポンプ保持ケース 2 5 0 、 フ ィ ル夕保持ケース 2 6 0 及びフ ラ ンジ 2 7 0 か ら なる保持ケース に保持 し、 所定量を超えた燃料を燃料流出孔 2 7 8 か ら流出させるので、 流出 した燃料は保持ケース に沿って燃料タ ンク 1 0 0 内に流れる こ と とな り 、 発生する騒音が少な く でき る。

なお、 プレ ヅ シャ レギユ レ一夕 2 2 0 か ら発生する騒音のみを低減す る こ とを 目的 とする場合には、 必ず しも燃料ポンプ 2 1 0 の吸入側を密 閉 して覆う必要はない。 (実施の形態 2 )

第 1 0 図は この発明の実施の形態 2 に係る燃料供給装置のク ッ シ ョ ン ラバー部分を拡大 して示す断面図である。 第 1 1 図は第 1 0 図の X I — X I 線断面図であ る。 図において、 3 1 6 はク ッ シ ョ ンラバ一であって 、 渦卷状の流路 3 1 6 a と、 燃料ポンプ 2 1 0 とポンプ保持ケース 2 5 0 の内壁の間に液密に介在する区画部 .3 1 6 b と有する。 流路 3 1 6 a は、 ポンプ保持ケース 2 5 0 の接続部 2 5 0 b に連通する開口部 3 1 6 a 1 と、 ポ ンプ保持ケース 2 5 0 の内壁 と に よ り 渦巻状の流路を形成す る流路部 3 1 6 a 2 と、 流路部 3 1 6 a 2 の端部に設け られ、 燃料ポン プ 2 1 0 の吸入管 2 1 2 Bが圧入される連結部 3 1 6 c とから構成され る。 なお、 開口部 3 1 6 a 1 の高さ （第 1 0 図の上下方向寸法） を接続 部 2 5 O b の連通孔 （第 6 図の符号 2 0 6 に相当する） よ り も低 く形成 し、 開口部 3 1 6 a l の周方向長さ （第 1 1 図における時計の回転方向 の長さ） を連通孔よ り も長く 形成する。 なお、 実施の形態 2 では、 燃料 ポンプ 2 1 0 の昇圧時に発生する気体を抜 く 孔の説明は省略する。 その 他の構成は上述 した実施の形態 1 と同様であ る のでその説明を省略する 以上のよ う に、 流路 3 1 6 a を渦巻き状に形成 したので、 燃料の吸入 時に吸入管 2 1 2 B近傍で発生する騒音が燃料タ ンク 1 0 0 内に伝搬 し に く く 、 かつ、 ク ッ シ ョ ンラノ 一 3 1 6 の高さ （第 1 1 図の上下方向寸 法） を低 く 構成で き、 燃料ポンプユニ ッ ト 2 0 0 を小型化する こ とがで ぎる o

また、 開口部 3 1 6 a 1 ,の高さは連通孔よ り も低いので、 燃料ポンプ 2 1 0 とポ ンプ保持ケース 2 5 0 の底壁を近接させる こ とがで き、 燃料 ポンプュニ ヅ ト 2 0 0 を小型化する こ とがで き る。

また、 開口部 3 1. 6 a 1 の周方向長さは連通孔よ り も長いので、 流れ の圧力損失を低減で きる。 ·

また、 吸入管 2 1 2 B をク ッ シ ョ ンラバ一 3 1 6 の連結部 3 1 6 c に 圧入する ので、 位置決めが容易である。 なお、 吸入管 2 1 2 B を上述の 実施の形態 1 と 同様にポンプカバー 2 1 3 に凹部形状に設ける よ う に し て も よ く 、 こ の場合には燃料ポンプユニ ッ ト 2 0 0 を高さ方向 （燃料ポ ンプ 2 1 0 の軸方向） に小さ く で きる。

産業上の利用可能性

以上の よ う に述べた本発明は、 自動車はも と よ り 二輪車、 ス ノ ーモー ビル等のエンジンを有する装置に適用する こ とができる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 燃料をエンジ ンに供給する燃料供給装置において、

燃料夕 ンク と、

上記燃料タ ンク 内に設け られ、 その吸入口 よ り 吸入 した燃料を昇圧 し その吐出口 よ り 吐出する 円柱状の燃料ポンプと、

上記燃料タ ンク内の燃料を濾過 して上記燃料ポンプの吸入口 に供給す る吸入フ ィ ル夕 と、

上記燃料ポンプの吐出口 よ り 吐出された燃料を所定の圧力に調整する 圧力調整器と、

上記燃料ポンプの少な く と も吸入口側を密閉 して覆う と と も に上記燃 料ポンプを収納保持する保持ケース と

を備えたこ と を特徴とする燃料供給装置。

2 . 保持ケースは、

濾過フ ィ ルタ に接続する第 1 の接続部と、

燃料ポンプの吸入口に接続する第 2 の接続部と

を備えたこ と を特徴とする請求の範囲第 1 項記載の燃料供給装置。

3 . 燃料ポンプの吸入口 と保持ケースの第 2 の接続部は、 上記保持ケ一 ス内に設け られたゴム状部材の迂回路を介 して接続された こ と を特徴と する請求の範囲第 2 項記載の燃料供給装置。

4 . ゴム状部材は、 燃料ポンプと保持ケース との間に介在 し、 この燃料 ポンプに対する ク ッ シ ョ ン機能を有する こ とを特徴とする請求の範囲第 3 項記載の燃料供給装置。

5 . ゴム状部材は、 燃料ポン プの外周 と保持ケース内周 との間に介在 し 、 迂回路を区画する 区画部を有する こ と を特徴とする請求の範囲第 3 項 記載の燃料供給装置。

6 . 保持ケースは、

プレ ツ シャ レギユ レ一タ を密閉 して収納する と と も に、

プレ ッ シャ レギュ レー夕か ら吐出された燃料を保持する燃料保持部と 上記燃料保持部の燃料が所定量を超えた と き燃料タ ンク に流出させる 流出部 と

を有する こ と を特徴とする請求の範囲第 1 項記載の燃料供給装置。

7 . 流出部は複数の孔である こ とを特徴とする請求の範囲第 6 項記載の 燃料供給装置。