WO2001073889A1 - Antenne pour radio haute frequence, dispositif radio haute frequence, et dispositif radio haute frequence de type montre - Google Patents

Description

明 細 書 高周波無線機用ァンテナ装置、 高周波無線機器およびゥォッチ型高周波無線機器 背景技術

本発明は、 高周波無線機器に用いられる高周波無線機用ァンテナ装置及びそれ を用いた高周波無線機器およびウォッチ型高周波無線機器に関する。 特にゥォッ チタイプのごとききわめて小型の無線機器に用いられるアンテナ装置に関する。 従来、 携帯電話などの高周波無線機器である携帯機器用のアンテナとして、 へ リカルダイポールアンテナが一般的に用いられている。

このヘリカルダイポールアンテナは、 携帯機器のケースから引き出して使用し たり、 ケースに収めたまま用いるように構成されていた。

また、 特開平 3— 1 7 5 8 2 6号公報に開示されているように、 携帯機器のケ ース内にさらに他のアンテナを設けて、 ヘリカルダイポールアンテナとダイバー シチを構成するものもある。 このようなケース内に設けられる高周波無線機用ァ ンテナとしては、 逆 Fアンテナが用いられていた。

また、 2 . 4 [ G H z ] 帯カードタイプの薄形携帯機器には、 セラミックを用 いたチップアンテナが用いられていた。

しかしながら、 ヘリカルダイポールアンテナはウォッチサイズの携帯機器など 更に小型化の求められる機器に対してはサイズが大きい。 したがって、 単純に小 型の携帯機器のケース内に収めることが困難であった。

また、 逆 Fアンテナは、 アンテナエレメントとグランド板 （地板） とが一体と なって形成されており配置上の自由度に乏しかった。 この結果、 逆 Fアンテナと して小型化を困難にしていた。

一方、 セラミックのチップアンテナは、 チップアンテナ自身は面実装可能であ る。 しかしながら、 周辺回路を含むアンテナ部品としては大きい。 またチップァ ンテナは高価である。

さらに携蒂電話などの小型無線機器をさらに小型にする場合、 あるいは、 外形 デザィンを曲線を多用してデザイン性を高める場合には、 アンテナ形状の自由度 が高いことが望まれる。

そこで、 本発明の目的は、 小型化が可能な高周波無線機用アンテナ装置および それを用いた高周波無線機器およびウォッチ型無線機器を提供することにある。 発明の開示

高周波無線用アンテナ装置は、 外周形状が曲線部分を有する回路基板の外周形 状に沿った平面視曲線形状部分を有するように回路基板面上に配置されたアンテ ナエレメントと、 アンテナエレメントが接地されるグランドパターンと、 を備え たことを特徴としている。

この場合において、 グランドパターンは、 アンテナエレメントに対し基板面方 向に一定の間隔をおいて配置されているようにしてもよい。 さらにグランドパタ —ンは、 アンテナエレメント形成部分を除く回路基板面のほぼ全域にわたって形 成されているようにしてもよい。

また、 回路基板は、 多層回路基板であり、 グランドパターンは、 多層回路基板 のいずれか一つの内層において、 アンテナエレメントの形成部分に相当する領域 を除くほぼ全域にわたって形成されているようにしてもよい。

さらにエレメン卜がグランドパターン接地される接地点において、 エレメン卜 の接地点近傍における延在方向と、 グランドパターンの接地点における接線方向 とを略直交状態とす ようにしてもよい。

さらにまた、 平面視曲線形状部分を略円弧であると見なした場合に、 円弧に対 点を通る直線と、 円の中点において、 アンテナエレメントの先端部分を通る直線 とのなす角度が 1 8 0 [° ] 以下になるようにしてもよい。

また、 高周波無線機用アンテナ装置は、 多層回路基板と、 多層回路基板面上に

.、 多層回路基板のいずれか一つの内層において ントの形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形成さ れ、 アンテナエレメントが接地されるグランドパターンと、 を備えたことを特徴 としている。

また、 高周波無線機用アンテナ部は、 多層回路基板と、 多層回路基板面上に配 置されたアンテナエレメントと、 多層回路基板面上にアンテナエレメントと基板 面方向に一定の間隔をおいて配置され、 アンテナエレメントが接地されている第 1グランドパターンと、 多層回路基板のいずれか一つの内層において、 アンテナ エレメントの形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形成され、 第 1 グランドパターンと電気的に接続された第 2グランドパターンと、 を備えたこと を特徴としている。

この場合において、 アンテナエレメントは、 逆 F型アンテナであり、 エレメン ト長は所定の無線周波数の略 4分の 1波長相当であるようにしても良い。

また、 高周波無線機器は、 外周形状が曲線部分を有する回路基板の外周形状に 沿った平面視曲線形状部分を有するように回路基板面上に配置されたアンテナェ レメントおよびアンテナエレメントが接地されるグランドパターンを有する高周 波無線機用アンテナ部と、 高周波無線機用アンテナ部を介して無線通信を行う無 線通信部と、 を備えたことを特徴としている。

この場合において、 グランドパターンは、 アンテナエレメントに対し基板面方 向に一定の間隔をおいて配置されているようにしてもよい。

また、 グランドパターンは、 アンテナエレメント形成部分を除く回路基板面の ほぼ全域にわたって形成されているようにしてもよい。

さらに回路基板は、 多層回路基板であり、 グランドパターンは、 多層回路基板 のいずれか一つの内層において、 アンテナエレメントの形成部分に相当する領域 を除くほぼ全域にわたって形成されているようにしてもよい。

また、 高周波無線機器は、 多層構成の回路基板、 多層構成の回路基板面上に配 置されたアンテナエレメントおよび多層回路基板のいずれか一つの内層において アンテナエレメントの形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形成さ れ、 アンテナエレメントが接地されるグランドパターンを有する高周波無線機用 アンテナ部と、高周波無線機用アンテナ部を介して無線通信を行う無線通信部と、 を備えたことを特徴としている。

この場合において、 無線通信部は、 電源を含む複数の素子を備え、 複数の素子 のうち高周波無線機用ァンテナ部に近接して配置することにより高周波無線機用

'部の特性に影響を与える素子について、グランドパターンを射影面とし、 素子を射影面に垂直な方向から平面視した場合の素子の外周形状の正射影が射影 面に含まれるように特性に影響を与える素子を回路基板上で配置するようにして もよい。

また、 高周波無線機器は、 多層回路基板、 多層回路基板面上に配置されたアン テナエレメント、 多層回路基板面上にァンテナエレメントと基板面方向に一定の 間隔をおいて配置され、 アンテナエレメントが接地されている第 1グランドパ夕 ーンおよび多層回路基板のいずれか一つの内層において、 アンテナエレメントの 形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形成され、 第 1グランドパ夕 ーンと電気的に接続された第 2グランドパターンを有する高周波無線機用アンテ ナ部と、 高周波無線機用アンテナ部を介して無線通信を行う無線通信部と、 を備 えたことを特徴としている。

この場合において、 無線通信部は、 電源を含む複数の素子を備え、 複数の素子 のうち高周波無線機用ァンテナ部に近接して配置することにより高周波無線機用 アンテナ部の特性に影響を与える素子について、 第 2グランドパターンを射影面 とし、 素子を射影面に垂直な方向から平面視した場合の素子の外周形状の正射影 が射影面に含まれるように特性に影響を与える素子を回路基板上で配置するよう にしてもよい。

また、 ウォッチ型高周波無線機器は、 外周形状が曲線部分を有する回路基板の 外周形状に沿った平面視曲線形状部分を有するように回路基板面上に配置された アンテナエレメントおよびアンテナエレメントが接地されるグランドパターンを 有する高周波無線機用アンテナ部と、 高周波無線機用アンテナ部を介して無線通 信を行う無線通信部と、 高周波無線機用アンテナ部および無線通信部とを収納す るウォッチ型ケースと、 を備えたことを特徵としている。

この場合において、 グランドパターンは、 アンテナエレメントに対し基板面方 向に一定の間隔をおいて配置されているようにしてもよい。

また、 グランドパターンは、 アンテナエレメント形成部分を除く回路基板面の ほぼ全域にわたって形成されているようにしてもよい。

さらに回路基板は、 多層回路基板であり、 グランドパターンは、 多層回路基板 のいずれか一つの内層において、 アンテナエレメントの形成部分に相当する領域 を除くほぼ全域にわたって形成されているようにしてもよい。

また、 ウォッチ型高周波無線機器は、 多層構成の回路基板、 多層構成の回路基 板面上に配置されたアンテナエレメントおよび多層回路基板のいずれか一つの内 層においてアンテナエレメントの形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわた つて形成され、 アンテナエレメントが接地されるグランドパターンを有する高周 波無線機用アンテナ部と、 高周波無線機用アンテナ部を介して無線通信を行う無 線通信部と、 高周波無線機用アンテナ部および無線通信部とを収納するゥォッチ 型ケースと、 を備えたことを特徴としている。

この場合において、 無線通信部は、 電源を含む複数の素子を備え、 複数の素子 のうち高周波無線機用アンテナ部に近接して配置することにより高周波無線機用 アンテナ部の特性に影響を与える素子について、グランドパターンを射影面とし、 素子を射影面に垂直な方向から平面視した場合の素子の外周形状の正射影が射影 面に含まれるように特性に影響を与える素子を回路基板上で配置するようにして もよい。

また、 ウォッチ型高周波無線機器は、 多層回路基板、 多層回路基板面上に配置 されたアンテナエレメント、 多層回路基板面上にアンテナエレメントと基板面方 向に一定の間隔をおいて配置され、 アンテナエレメントが接地されている第 1グ ランドパターンおよび多層回路基板のいずれか一つの内層において、 アンテナェ レメン卜の形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形成され、 第 1グ ランドパターンと電気的に接続された第 2グランドパターンを有する高周波無線 機用アンテナ部と、 高周波無線機用アンテナ部を介して無線通信を行う無線通信 部と、 高周波無線機用アンテナ部および無線通信部とを収納するウォッチ型ケー スと、 を備えたことを特徴としている。

この場合において、 無線通信部は、 電源を含む複数の素子を備え、 複数の素子 のうち高周波無線機用アンテナ部に近接して配置することにより高周波無線機用 アンテナ部の特性に影響を与える素子について、 第 2グランドパターンを射影面 とし、 素子を射影面に垂直な方向から平面視した場合の素子の外周形状の正射影 が射影面に含まれるように特性に影響を与える素子を回路基板上で配置するよう にしてもよい。 図面の簡単な説明 図 1 Aは、 第 1実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板の上面図である。 図 1 Bは、 第 1実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板の正面図である。 図 1 Cは、 第 1実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板の側面図である。 図 2 Aは、 従来の腕時計型無線機器用の回路基板の上面図である。

図 2 Bは、 従来の腕時計型無線機器用の回路基板の正面図である。

図 3 Aは、 第 1実施形態の逆 F型アンテナの水平面内の水平偏波方向における 放射指向特性例の説明図である。

図 3 Bは、 図 3 Aにおける放射指向特性測定時における腕時計型無線機器用の 回路基板の配置状態説明図である。

図 3 Cは、 第 1実施形態の逆 F型アンテナの垂直平面内の垂直偏波方向におけ る放射指向特性例の説明図である。

図 3 Dは、 図 3 Cにおける放射指向特性測定時における腕時計型無線機器用の 回路基板の配置状態説明図である。

図 4 Aは、 従来の逆 F型アンテナの水平面内の水平偏波方向における放射指向 特性例の説明図である。

図 4 Bは、 図 4 Aにおける放射指向特性測定時における腕時計型無線機器用の 回路基板の配置状態説明図である。

図 4 Cは、 従来の逆 F型アンテナの垂直平面内の垂直偏波方向における放射指 向特性例の説明図である。

図 4 Dは、 図 4 Cにおける放射指向特性測定時における腕時計型無線機器用の 回路基板の配置状態説明図である。

図 5 Aは、 第 2実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板の上面図である。 図 5 Bは、 第 2実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板の正面図である。 図 5 Cは、 第 2実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板の側面図である。 図 6 Aは、 第 3実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板の上面図である。 図 6 Bは、 第 3実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板の正面図である。 図 6 Cは、 第 3実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板の側面図である。 図 7は、 第 4実施形態の腕時計型無線機器用のモジュールの平面図である。 図 8は、 第 4実施形態の腕時計型無線機器用のモジュールの略断面図である。 図 9は、第 4実施形態の腕時計型無線機器用のモジュールの正面透視図である。 図 1 0は、 第 4実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板をケースに収納した 場合の透視図である。

図 1 1は、 第 4実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板をケースに収納した 場合の部分断面図である。

図 1 2は、 第 4実施形態の逆 Fアンテナの放射指向特性例の説明図である。 図 1 3 Aは、 第 5実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板の上面図である。 図 1 3 Bは、 第 5実施形態の腕時計型無線機器用の回路基板の斜視図である。 図 1 3 Cは、 第 5実施形態のフレキシブル基板の説明図である。

図 1 4は、 実施形態の第 1変形例の説明図である。

図 1 5は、 実施形態の第 2変形例の説明図である。

図 1 6は、 実施形態の第 3変形例の説明図である。 発明の好適な実施の態様

以下、 図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。

[ 1 ] 第 1実施形態

[ 1 . 1 ] 第 1実施形態のアンテナ装置の構成

図 1 Aは、 第 1実施形態のゥォッチ型無線機器用の回路基板の平面図である。 また、図 1 Bは第 1実施形態のゥォッチ型無線機器用の回路基板の正面図である。 さらに、 図 1 Cは、 第 1実施形態のウォッチ型無線機器用の回路基板の側面図で ある。

回路基板 1は、 多層基板として形成されている。 回路基板 1の外形は曲線部分 を有している。

回路基板 1を構成する複数の層のうち最上位層上 （表面層上） には、 アンテナ エレメント 2が緩やかな曲線を描いたパターンとして形成されている。

回路基板 1のアンテナエレメント 2が形成された層と同一層には、 アンテナェ レメント 2に沿ってグランドパターン 3が形成されている。

また、 回路基板 1のアンテナエレメント 2が形成された層と異なる他の層 （内 層） には、 グランドパターン 3とスルーホール 6を介して導通接続された第 2の グランドパターン 4が形成されている。

さらに回路基板 1のアンテナエレメント 2が形成されている面（以下、便宜上、 上面という。 ） の裏面 （以下、 便宜上、 下面という。 ） 側には、 無線回路 5が形 成されている。 囪 1 A、 図 1 Bおよび図 1 Cにおいては、 図示の簡略化のため、 無線回路 5をモジュールとして配置しているが、 回路基板 1の下面に配線パター ンを形成して部品を実装するように構成することも可能である。

この場合において、 回路基板 1の上面側にはアンテナエレメント 2およびダラ ンドパターン 3のみを図示している。 しかしながら、 実際には、 各種情報を表示 する液晶ディスプレイ装置、 液晶ディスプレイ装置を駆動するためのディスプレ ドライバ I C、 各部を制御するためのマイクロプロセッサユニット （M P U) お よびマイクロプロセッサ用の周辺部品が配置されている。 これらのウォッチ型無 線機器を構成する各部品は回路基板 1上の配線パターンによって接続されている。 ァンテナエレメント 2は、 図 1 Aに示すように回路基板 1の外形に沿って曲線 部分を有するように構成されている。 そしてアンテナエレメント 2の一端におい て直角に曲げられ、 グランドパターン 3に対して接続されている。

グランドパターン 3は、 アンテナエレメント 2の形状に沿って一定の間隔を保 つように設計されている。 アンテナエレメント 2とグランドパターン 3の間隔は アンテナ特性、 基板サイズを考慮して決められる。 具体的には、 約 2 [mm] 程 度とされる。

アンテナエレメント 2の長さは、 回路基板 1の誘電率およびアンテナエレメン ト 2の近傍に配置される誘電体 （プラスチック部材など） による波長短縮効果を 見込んで無線周波数の 4分の 1波長相当になるように設定される。 具体的には、 I S Mバンドなどの 2 . 4 [ G H z ] 帯の場合、 2 0数 [mm] 程度に設定され る。

給電点 7は、 アンテナエレメント 2に対する給電を行うものである。 この給電 点 7は、 アンテナエレメント 2と図示しない給電回路のインピーダンスマツチン グを考慮して接続点が決定される。 なお、 図 1 Aにおいては、 図示の簡略化のた め、 給電点 7と給電回路との接続線などは省略している。 また、 アンテナエレメ ント 2への給電は、 回路基板 1内部からスルーホールを介して行うように構成す ることも可能である。

この場合において、 アンテナエレメント 2、 グランドパターン 3、 グランドパ ターン 4および給電点 7は 4分の 1波長逆 Fアンテナを構成している。

ここで、 グランドパターン 3は前述の回路部品実装上の制約があるため、 大き さが制限されることとなる。 しかしながら、 グランドパターン 4については、 図 1 Aに示したように、 少なくとも回路基板 1のいずれか一層において、 最上位層 においてアンテナエレメント 2が形成されている部分に相当する部分を除く領域 の全域にわたって形成されるのが好ましい。

[ 1 . 2 ] 第 1実施形態の効果

図 2 Aに従来の腕時計型無線機器用の回路基板の上面図を示す。 また、 図 2 B に従来の腕時計型無線機器用の回路基板の正面図を示す。 . 図 2 Aに逆 Fアンテナのパターンの一例を示すように、 従来の逆 Fアンテナの アンテナエレメント 2 aは、 主要部分が直線的に形成されている。 また、 グラン ドパターン 4 aも矩形形状を有している。 このため、 基板サイズは 4分の 1波長 相当の長さよりも通常大きくなつてしまうという問題点があつた。

またグランドパターン 4 aをアンテナエレメント 2 aと同一の層である基板面 (最上位層） に形成しているため、 基板面に他の部品を実装したりすることはで きない。 したがって、 基板面の面積を有効に利用できなかった。

これに対し第 1実施形態の構成によれば、 アンテナエレメント 2を回路基板 1 の外周に沿って非直線的に形成している。 このため、 回路基板 1の基板サイズを 小さくすることができる。

また、 第 2グランドパターン 4をアンテナエレメント 2とは異なる回路基板 1 の内層に構成している。 このため、 基板表面に形成される第 1グランドパターン 3の面積を小さくできる。 また、 基板表面に部品を配置することも可能となる。 従って、基板面の面積の有効利用が図れ、より一層の小型化も図れることとなる。 図 3 Aに第 1実施形態の腕装着型無線機器における逆 Fアンテナを図 3 Bに示 した方向に配置して測定を行った場合の水平面内における水平偏波方向の放射指 向特性 （radiat ion pat tern) 例を示す。 また、 図 3 Cに第 1実施形態の腕装着型 無線機器における逆 Fアンテナを図 3 Dに示した方向に配置して測定を行った場 合の垂直面内における垂直偏波方向の放射指向特性（radiat ion pat tern)例を示 す。 また、 図 4 Aに従来の腕装着型無線機器における逆 Fアンテナを図 4 Bに示 した方向に配置して測定を行った場合の水平面内における水平偏波方向の放射指 向特性 （radiat ion pat tern) 例を示す。 また、 図 4 Cに従来の腕装着型無線機器 のにおける逆 Fアンテナを図 4 Dに示した方向に配置して測定を行った場合の垂 直平面内における垂直偏波方向の放射指向特性 （radiat ion pat tern) 例を示す。 なお、 図 3 A、 図 3 C、 図 4 A、 図 4 Cの各図においては比較のため、 同一周波 数における 2分の 1波長ダイポールァンテナの特性を併せて示してあり、 単位は ダイポール比ゲイン （d B d ) となっている。

図 3 Aを見ればわかるとおり、 第 1実施形態の逆 Fアンテナは、 同一周波数に おける 2分の 1波長ダイポールアンテナの最大ゲイン方向に対して、 最大ゲイン 方向をほぼ 9 0 [° ] 回転させた放射指向特性を有している。 また、 第 1実施形 態の逆 Fアンテナは、 2分の 1波長ダイポールアンテナにおいて最大ゲイン方向 から 9 0 [° ] 付近に現れているヌルポイント （ゲインが著しく小さくなる点） と比較して、 ゲイン低下が緩和されているのがわかる。

これに対し、 図 4 Aに示した従来の逆 Fアンテナでは、 放射指向特性図の形状 がややいびつに 2 7 0 [° ] 方向におけるゲインが小さい。

また、 図 3 Cと図 4 Cとを比較すればわかるとおり、 垂直面内垂直偏波の放射 指向特性がアンテナゲインが高く、 優れた特性を有している。

従って、 総合的にみて第 1実施形態の逆 Fアンテナの方が従来の逆 Fアンテナ と比較して、 2分の 1波長ダイポール.アンテナに近い特性を有しており、 アンテ ナとして极いやすいことがわかる。

[ 2 ] 第 2実施形態

本第 2実施形態が第 1実施形態と異なる点は、 回路基板が第 1実施形態と比較 してより矩形形状に近い点である。 また、 アンテナエレメント形成面には、 ダラ ンドパターンのみを形成している点も異なっている。 図 5 Aは、 第 2実施形態のウォッチ型無線機器用の回路基板の平面図である。 また、図 5 Bは第 2実施形態のウォッチ型無線機器用の回路基板の正面図である。 さらに、 図 5 Cは、 第 2実施形態のウォッチ型無線機器用の回路基板の側面図で ある。

回路基板 l bは、 多層基板として形成されている。 回路基板 l bの外形は曲線 部分を有している。

回路基板 l b上には、 アンテナエレメント 2 bがパターンとして形成され、 そ の先端側は、 緩やかな曲線を描いている。

回路基板 1 bの同一層には、 アンテナエレメント 2 bに沿ってグランドパ夕一 ン 3 bが形成されている。

さらに回路基板 1 bの下面側には、 無線回路 5 bが形成されている。

給電点 7 bは、 アンテナエレメント 2 bに対する給電を行うものである。 この 給電点 7 bは、 アンテナエレメント 2 bと図示しない給電回路のインピーダンス マッチングを考慮して接続点が決定されている。 なお、 図 5 Aにおいても、 図示 の簡略化のため、 給電点 7 bと給電回路との接続線などは省略している。 なお、 アンテナエレメント 2への給電は、 回路基板 1 b内部からスル一ホールを介して 行うように構成することも可能である。

[ 3 ] 第 3実施形態

本第 3実施形態が第 1実施形態と異なる点は、 回路基板が第 1実施形態と比較 してより小型となり、 かつ楕円形状に近くなつている点である。 また、 アンテナ エレメント形成面には、グランドパターンのみを形成している点が異なっている。 図 6 Aは、 第 3実施形態のウォッチ型無線機器用の回路基板の平面図である。 また、図 6 Bは第 3実施形態のウォッチ型無線機器用の回路基板の正面図である。 さらに、 図 6 Cは、 第 3実施形態のウォッチ型無線機器用の回路基板の側面図で ある。

回路基板 l cは、 多層基板として形成されている。 回路基板 l cの外形は赂楕 円形状を有している。

回路基板 l c上には、 アンテナエレメント 2 cが第 1実施形態と同様に、 緩や かな曲線を描いたパターンとして形成されている。 回路基板 1 cの同一層には、 アンテナエレメント 2 cに沿ってグランドパ夕一 ン 4 cが形成されている。

さらに回路基板 1 cの下面側には、 無線回路 5 cが形成されている。

給電点 7 cは、 アンテナエレメント 2 cに対する給電を行うものである。 この 給電点 7 cは、 アンテナエレメント 2 cと図示しない給電回路のインピーダンス マッチングを考慮して接続点が決定される。 なお、 図 6 Aにおいては、 図示の簡 略化のため、 給電点 7 cと給電回路との接続線などは省略している。

[ 4 ] 第 4実施形態

図 7に第 4実施形態のアンテナ装置を用いた腕装着型無線機モジュールの平面 図を示す。 また、 図 8に図 7の腕装着型無線機モジュールの略断面図を示す。 図 7および図 8において、 図 1の第 1実施形態と同様の部分には同一の符号を 付すものとする。

腕装着型無線機モジュール E 4を構成する回路基板 1上には、 アンテナエレメ ント 2が緩やかな曲線を描いたパターンとして形成されている。

回路基板 1の同一層には、 アンテナエレメント 2に沿ってグランドパターン 3 が形成されている.。

図 9に腕装着型無線機モジュール E 4の側面図を示す。

図 9に示すように、 回路基板 1の内層の他の層には、 グランドパターン 3とス ルーホール T Hを介して導通接続された第 2のグランドパターン 4が形成されて いる。

さらに回路基板 1の上面側には液晶表示装置駆動回路を含む制御 I C 1 0が実 装されている。 また、 制御 I C 1 0に駆動用信号を供給するための配線パターン も配置されている。

制御 I C 1 0の上方側には、 導電ゴム 9を介して制御 I C 1 0からの駆動用信 号が供給され、 駆動される液晶表示装置 （L C D ) 8が設けられている。

また、 腕装着型無線機モジュールの回路基板 1の下面側には、 回路モジュール 5および駆動電源を供給するためのポタン型電池 1 1が配置されている。 この場 合において、 ポタン型電池 1 1の回路基板 1への投影面積がグランドパターン 4 の面積よりも小さくするのが好ましい。 また、 ポタン型電池 1 1の回路基板 1へ の投影図がグランドパターン 4内に含まれるようにポ夕ン型電池 1 1のサイズぉ よび配置を考慮するのが好ましい。

より一般的には、 上述したポタン型電池 1 1、 回路モジュールなどの電源を含 む複数の素子のうちアンテナエレメントに近接して配置することにより高周波無 線機用アンテナの特性に影響を与える素子について、 以下の用に取り扱うのが好 ましい。 すなわち、 グランドパターン （上述の例の場合、 グランドパターン 4 ) を射影面とする。 そして、 素子を射影面に垂直な方向から平面視した場合の素子 の外周形状の正射影が射影面に含まれるようにアンテナ特性に影響を与える素子 を回路基板上で配置するようするのが好ましいのである。

これは、 ダイポールアンテナなどの線状アンテナにおいてアンテナエレメント に平行に近接して配置された導体面は感度を劣化させるからである。 従って、 金 属などの導電性の部材を配置する場合には、 アンテナエレメントからできる限り 遠ざける配置とするのが好ましいからである。

このようにポ夕ン型電池 1 1のサイズおよび配置を選択することによりアンテ ナエレメント 2に対応する位置には、 金属などの導電性の部材が配置されない構 造となる。 従ってアンテナ特性を向上させることができるのである。

図 1 0に本第 4実施形態の腕装着型無線機モジュールをケースに組み込んで腕 装着型無線機器を構成した場合の平面透視図を示す。 また、 図 1 1に本第 4実施 形態の腕装着型無線機モジュールをケースに組み込んだ場合の断面図を示す。 腕装着型無線機モジュール E 4は、 回路基板 1がプラスチック製の固定部材 1 4によって上下方向から挟み込まれた状態で、 プラスチック製あるいは無機ガラ ス製のカバーガラス 1 6を有するプラスチック製のケース本体 1 5内に微小ネジ 1 8および固定用ナツ卜 1 3により固定されている。 さらに腕装着型無線機モジ ュ一ル E 4の裏面 には、 裏蓋 1 2がケース本体 1 5に固定されることとなる。 この場合において、 図 1 0に示すように、 固定用ナット 1 3は、 アンテナエレ メント 2とグランドパターン 3との間の非パターン形成部分に設けられている。 このような位置に固定用ナツト 1 3を配置することにより、 アンテナエレメント 2およびグランドパターン 3の形状を変更する必要はない。 従って、 簡単に構造 部品である腕装着型無線機モジュール E 4の固定が可能となっている。 ところで、 固定用部材 1 4およびケース本体 1 5は、 回路基板 1上のアンテナ エレメント 2に近接して配置されるため、 誘電体としてアンテナエレメントの共 振周波数に影響を与える。

このため、 アンテナエレメントのエレメント長の設定にあたっては、 これらの 誘電体の影響を考慮した最適化が必要である。 実際、 これらの誘電体部材をアン テナエレメント近傍に配置することによりアンテナエレメント長は短縮され、 よ り小型のアンテナ装置を実現することができる。

また、 回路モジュール 5およびポタン型電池 1 1は、 回路基板 1のグランドパ ターン 4に対向する位置に配置、 すなわち、 グランドパターン 4に相当する投影 面の領域内に配置する。 これにより、 アンテナエレメント 2への影響を少なくす ることができる。

さらに裏蓋 1 2は、 上述した回路モジュール 5およびボタン型電池 1 1の配置 理由と同様の理由により金属ではない部材で構成するのが望ましい。 しかしなが ら機器の厚み、 防水性などを考慮して適当な部材を選択できる。 この場合におい ても、 アンテナエレメントのエレメント長の設定にあたっては、 必要に応じて裏 蓋 1 2の材質の影響を考慮した最適化が必要である。

図 1 2に第 4実施形態の腕装着型無線機器のにおける逆 Fアンテナの放射指向 特性 （radiat ion pat tern) 例を示す。 図 1 2においては比較のため、 同一周波数 における 2分の 1波長ダイポールアンテナの特性を併せて示しており、 単位はダ ィポール比ゲイン （d B d ) となっている。

図 1 2に示すように、 ダイポール比ゲインは、 ほぼ全方向において一 7 d B d 以上となっており、 本第 4実施形態のプリントアンテナが十分に良好な特性を有 していることがわかる。

[ 5 ] 第 5実施形態

上記各実施形態は、 回路基板上にプリン卜アンテナを形成する場合のものであ つた。 しかしながら、 本第 5実施形態は、 フレキシブル基板にプリントアンテナ を形成し、このフレキシブル基板を回路基板に垂直に載置する構成を採っている。 図 1 3 Aに第 5実施形態の腕装着型無線機モジュールの上面図を示す。 また、 図 1 3 Bに第 5実施形態の腕装着型無線機モジュールの斜視図を示す。 腕装着型無線機モジュール 5 Eを構成する回路基板 1上には、 フレキシプル基 板 2 0が垂直に載置固定されている。 このフレキシブル基板 2 0は、 回路基板 1 の外形形状に沿って回路基板 1上で緩やかな曲線 （弧） を描くように固定されて いる。

フレキシブル基板 2 0には、 図 1 3 Cに示すように、 アンテナエレメント 2 A およびグランドパターン 3 Aが形成されている。

また、 アンテナエレメントの配線パターンには、 回路基板 1上のグランドパタ ーン 3 Bに接続される第 1グランド端子 2 1 Aおよび回路基板 1上の図示しない 給電点に接続される給電端子 2 1 Bが設けられている。

さらにグランドパターン 3 Aには、 回路基板 1上のグランドパターン 3 Bに接 続される第 2グランド端子 2 1 Cが設けられている。

このように回路基板 1に対し、 垂直な方向へアンテナエレメント 2 Aを配置し ているため、 回路基板 1の基板面の面積を有効に利用することができる。'

[ 6 ] 実施形態の変形例

第 1変形例

図 2 Aに示した従来の腕時計型アンテナモジュールあるいはダイポールアンテ ナでは、 指向性の変更はできなかった。 しかしながら、 本変形例は、 これを解決 するものである。

図 1 4に実施形態の第 1変形例の説明図を示す。

以上の各実施形態においては、 図 1 4に示すように、 アンテナエレメント 2 X の接地点 P Eからアンテナエレメント 2 Xの先端位置までのグランドパターン 3 Xに沿った角度 0については、 詳細に述べていなかった。

アンテナエレメント 2 Xの平面視曲線形状部分を略円弧であると見なしたとす る。 このとき、 円弧に対応する円の中点 O Xおよびアンテナエレメント 2 Xがグ ランドパターン 3 Xに接地される接地点 P Eを通る直線 L 1と、円の中点 O Xおよ びアンテナエレメントの先端部分を通る直線 L 2とのなす角度 0を受信感度など の観点から、 1 8 0 [° ] 以下とするのが好ましい。 この理由は、 角度 0を 1 8 0 [° ]以上とした場合には、アンテナエレメント 2 X内で受信電力が相殺され、 損失が大きくなるからである。 なお、 受信電力の損失が無視できる場合であれば、 0を 1 8 0 [° ] 以上とする ことは可能である。 いずれの場合においても、 アンテナエレメント 2 Xのエレメ ン卜長は、 当該ァンテナエレメント 2 Xが対応する使用周波数に基づいて定めら れる。 より具体的には、 小型化の観点、 実用感度の観点から使用周波数に対応す る波長の 1 4波長相当となるのが好ましいが、これに限定されるものではない。 また、アンテナエレメント 2 Xの接地点 P Eにおけるグランドパターン 3 Xの接 線 Lの方向 D Lと接地点近傍のアンテナエレメントの延在方向 D Rとは略直交状 態となるのが好ましい。

この結果、 上記構成を採る本変形例によれば、 アンテナの指向性を任意の方向 に設定することができる。 例えば、 図 3 Aにおいて、 2 7 0 ] 〜 9 0 [° ] の放射指向特性グラフを回転させることが可能となる。

第 2変形例

以上の説明においては、 腕時計型アンテナモジュールを構成するアンテナエレ メントは、 回路基板の外周形状に沿って曲線部分を有するものとなっていた。 し かしながら、 アンテナエレメントが直線形状を有する場合であっても、 図 1 5に 示すように、 グランドパターン 3 Yを多層の回路基板 1 Yの内層に形成するよう に構成すればよい。 これにより、 アンテナエレメント 2 Yとグランドパターン 3 Yとの間に誘電体である基板材が介在することとなり、 回路基板 1 Yの誘電率が 大きい場合、 あるいは、 基板誘電率の影響により、 アンテナエレメント 2 Yとグ ランドパターン 3 Yとの距離を短くすることができる。 ひいては、 アンテナ自体 の小型化を図ることができる。

第 3変形例

図 1 6に示すように、 グランドパターン 3 Zを射影面とし、 アンテナ特性に影 響を及ぼす電池 1 1、 回路モジュール 5などの素子をグランドパターン 3 Zに垂 直な方向から平面視した場合の各素子の外周形状の正射影が射影面であるグラン ドパターン 3 Z内に含まれるように各素子を配置すればよい。 これによりアンテ ナエレメントが直線形状あるいは曲線部分を有する形状のいずれであっても、 ァ ンテナの特性劣化を防止することができる。

第 4変形例 以上の説明においては、 第 2グランドパターンが回路基板の一つの層に設けら れている場合について説明した。 しかしながら、 複数の層にグランドパターンを 設け、 それら複数のグランドパターンを第 2グランドパターンとみなすことが可 能である。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 外周形状が曲線部分を有する回路基板の外周形状に沿った平面視曲線形 状部分を有するように前記回路基板面上に配置されたアンテナエレメントと、 前記アンテナエレメントが接地されるグランドパターンと、

を備えたことを特徴とする高周波無線機用ァンテナ装置。

2 . 請求の範囲第 1項記載の高周波無線機用アンテナ装置において、 前記グランドパ夕一ンは、 前記アンテナエレメントに対し基板面方向に一定の 間隔をおいて配置されている、

ことを特徴とする高周波無線機用アンテナ装置。

3 . 請求の範囲第 2項記載の高周波無線機用アンテナ装置において、 前記グランドパターンは、 前記アンテナエレメント形成部分を除く前記回路基 板面のほぼ全域にわたって形成されていることを特徴とする高周波無線機用アン テナ装置。

4 . 請求の範囲第 1項記載の高周波無線機用ァンテナ装置において、 前記回路基板は、 多層回路基板であり、 '

前記グランドパターンは、 前記多層回路基板のいずれか一つの内層において、 前記アンテナエレメントの形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形 成されていることを特徴とする高周波無線機用ァンテナ装置。

5 . 請求の範囲第 1項記載の高周波無線機用アンテナ装置において、 前記エレメントが前記グランドパターン接地される接地点において、 前記エレ メントの接地点近傍における延在方向と、 前記グランドパターンの前記接地点に おける接線方向とを略直交状態とすることを特徴とする高周波無線機用アンテナ

6 . 請求の範囲第 1項記載の高周波無線機用アンテナ装置において、 前記平面視曲線形状部分を略円弧であると見なした場合に、 前記円弧に対応す る円の中点および前記アンテナエレメントが前記グランドパターンに接地される 接地点を通る直線と、 前記円の中点において、 前記アンテナエレメントの先端部 分を通る直線とのなす角度が 1 8 0 [° ] 以下になるようにすることを特徴とす る高周波無線機用ァンテナ装置。

7 . 多層回路基板と、

前記多層回路基板面上に配置されたアンテナエレメントと、

前記多層回路基板のいずれか一つの内層において前記アンテナエレメン卜の形 成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形成され、 前記アンテナエレメ ン卜が接地されるグランドパターンと、

を備えたことを特徴とする高周波無線機用ァンテナ装置。

8 . 多層回路基板と、

前記多層回路基板面上に配置されたアンテナエレメントと、

前記多層回路基板面上に前記アンテナエレメントと基板面方向に一定の間隔を おいて配置され、 前記アンテナエレメントが接地されている第 1グランドパ夕一 ンと、 前記多層回路基板のいずれか一つの内層において、 前記アンテナエレメ ントの形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形成され、 前記第 1グ ランドパターンと電気的に接続された第 2グランドパターンと、

を備えたことを特徴とする高周波無線機用アンテナ装置。

9 . 請求の範囲第 1項記載の高周波無線機用アンテナ装置において、 前記アンテナエレメントは、 逆 F型アンテナであり、 エレメント長は所定の無 線周波数の略 4分の 1波長相当であることを特徴とする高周波無線機用アンテナ

1 0 . 外周形状が曲線部分を有する回路基板の外周形状に沿った平面視曲線 形状部分を有するように前記回路基板面上に配置されたアンテナエレメン卜およ び前記アンテナエレメントが接地されるグランドパターンを有する高周波無線機 用アンテナ部と、 ―

前記高周波無線機用アンテナ部を介して無線通信を行う無線通信部と、 を備えたことを特徴とする高周波無線機器。

1 1 . 請求の範囲第 1 0項記載の高周波無線機器において、

前記グランドパターンは、 前記アンテナエレメントに対し基板面方向に一定の 間隔をおいて配置されている、 '

ことを特徴とする高周波無線機器。

1 2 . 請求の範囲第 1 1項記載の高周波無線機器において、

前記グランドパターンは、 前記アンテナエレメント形成部分を除く前記回路基 板面のほぼ全域にわたって形成されていることを特徴とする高周波無線機器。

1 3 . 請求の範囲第 1 0項記載の高周波無線機器において、

前記回路基板は、 多層回路基板であり、

前記グランドパ夕一'ンは、 前記多層回路基板のいずれか一: 3の内層において、 前記アンテナエレメントの形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形 成されていることを特徴とする高周波無線機器。

1 4 . 多層構成の回路基板、 前記多層構成の回路基板面上に配置されたアン テナエレメントおよび前記多層回路基板のいずれか一つの内層において前記アン テナエレメントの形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形成され、 前記アンテナエレメントが接地されるグランドパターンを有する高周波無線機用 アンテナ部と、

前記高周波無線機用アンテナ部を介して無線通信を行う無線通信部と、 を備えたことを特徴とする高周波無線機器。

1 5 . 請求の範囲第 1 0項または請求の範囲第 1 4記載の無線機器において、 前記無線通信部は、 電源を含む複数の素子を備え、

前記複数の素子のうち前記高周波無線機用ァンテナ部に近接して配置すること により前記高周波無線機用アンテナ部の特性に影響を与える素子について、 前記 グランドパターンを射影面とし、 前記素子を前記射影面に垂直な方向から平面視 した場合の素子の外周形状の正射影が前記射影面に含まれるように前記特性に影 響を与える素子を前記回路基板上で配置することを特徴とする無線機器。

1 6 . 多層回路基板、 前記多層回路基板面上に配置されたアンテナエレメン 卜、 前記多層回路基板面上に前記アンテナエレメントと基板面方向に一定の間隔 をおいて配置され、 前記アンテナエレメントが接地されている第 1グランドパタ ーンおよび前記多層回路基板のいずれか一つの内層において、 前記アンテナエレ メントの形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形成され、 前記第 1 グランドパターンと電気的に接続された第 2グランドパターンを有する高周波無 線機用アンテナ部と、 前記高周波無線機用アンテナ部を介して無線通信を行う無線通信部と、 を備えたことを特徴とする高周波無線機器。

1 7 . 請求の範囲第 1 6記載の高周波無線機器において、

前記無線通信部は、 電源を含む複数の素子を備え、

前記複数の素子のうち前記高周波無線機用アンテナ部に近接して配置すること により前記高周波無線機用アンテナ部の特性に影響を与える素子について、 前記 第 2グランドパターンを射影面とし、 前記素子を前記射影面に垂直な方向から平 面視した場合の素子の外周形状の正射影が前記射影面に含まれるように前記特性 に影響を与える素子を前記回路基板上で配置することを特徴とする高周波無線機 an

1 8 . 外周形状が曲線部分を有する回路基板の外周形状に沿った平面視曲線 形状部分を有するように前記回路基板面上に配置されたアンテナエレメントおよ び前記アンテナエレメントが接地されるグランドパターンを有する高周波無線機 用アンテナ部と、

前記高周波無線機用アンテナ部を介して無線通信を行う無線通信部と、 前記高周波無線機用アンテナ部および無線通信部とを収納するウォッチ型ケー スと、

を備えたことを特徴とするゥォッチ型高周波無線機器。

1 9 . 請求の範囲第 1 8項記載のウォッチ型高周波無線機器において、 前記グランドパターンは、 前記アンテナエレメントに対し基板面方向に一定の 間隔をおいて配置されている、

ことを特徴とするゥォッチ型高周波無線機器。

2 0 . 請求の範囲第 1 9項記載のウォッチ型高周波無線機器において、 前記グランドパターンは、 前記アンテナエレメント形成部分を除く前記回路 板面のほぼ全域にわたって形成されていることを特徴とするウォッチ型高周波無 線機器。

2 1 . 請求の範囲第 1 8項記載のウォッチ型高周波無線機器において、 前記回路基板は、 多層回路基板であり、 ， 前記グランドパターンは、 前記多層回路基板のいずれか一つの内層において、 前記アンテナエレメントの形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形 成されていることを特徴とするゥォッチ型高周波無線機器。

2 2 . 多層構成の回路基板、 前記多層構成の回路基板面上に配置されたアン ントおよび前記多層回路基板のいずれか一つの内層において前記アン ントの形成部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形成され、 前記アンテナエレメントが接地されるグランドパターンを有する高周波無線機用 アンテナ部と、

前記高周波無線機用アンテナ部を介して無線通信を行う無線通信部と、 前記高周波無線機用アンテナ部および無線通信部とを収納するウォッチ型ケー スと、

を備えたことを特徴とするウォッチ型高周波無線機器。

2 3 . 請求の範囲第 1 8項または請求の範囲第 2 2記載のウォッチ型高周波無 線機器において、

前記無線通信部は、 電源を含む複数の素子を備え、

前記複数の素子のうち前記高周波無線機用アンテナ部に近接して配置すること により前記高周波無線機用アンテナ部の特性に影響を与える素子について、 前記 グランドパターンを射影面とし、 前記素子を前記射影面に垂直な方向から平面視 した場合の素子の外周形状の正射影が前記射影面に含まれるように前記特性に影 響を与える素子を前記回路基板上で配置することを特徴とするウォッチ型高周波 無線機器。

2 4 . 多層回路基板、 前記多層回路基板面上に配置されたアンテナエレメン 卜、 前記多層回路基板面上に前記アンテナエレメントと基板面方向に一定の間隔

スと、

を備えたことを特徴とするウォッチ型高周波無線機器。

2 5 . 請求の範囲第 2 4記載のウォッチ型高周波無線機器において、 前記無線通信部は、 電源を含む複数の素子を備え、

前記複数の素子のうち前記高周波無線機用アンテナ部に近接して配置すること により前記高周波無線機用アンテナ部の特性に影響を与える素子について、 前記 第 2グランドパターンを射影面とし、 前記素子を前記射影面に垂直な方向から平 面視した場合の素子の外周形状の正射影が前記射影面に含まれるように前記特性 に影響を与える素子を前記回路基板上で配置することを特徴とするウォッチ型高 周波無線機器。

補正書の請求の範囲

[ 2 0 CM年 8月 2 9日 （2 9 . 0 8 . 0 1 ) 国際事務局受理：出願当初の請求の範囲 1 - 2 5は補正された請求の範囲 1—2 5に置き換えられた；他の請求の範囲は変更なし。 ( 2頁） ]

1 5 . (補正後） 請求の範囲第 1 1項記載の高周波無線機器において、 前記アンテナェレメン卜がグランドパターンに接統される点近傍での前記アン テナエレメントの延在方向と、 前記アンテナエレメントが前記グランドパターン に接銃される点でのグランドパターンの外縁の接線はほぼ直交している、

ことを特徴とする高周波無線機器。

1 6 , (補正後） 請求の範囲第 1 1項記載の髙周波無線機器において、 前記アンテナエレメン.トは、 逆 F型をしていて、 長きは使われる無線周波数の 約 4分の 1波長である、

ことを特徴とする髙周波無線機器。

1 7 , (捕正後） 請求の範囲第 1 1項記 ¾の髙周波無線機器において、 前記高周波無線機用ァンテナ部と無線通信部とを収納するゥォッチ型ケースを 更に傭えた、

ことを特徴とする髙周波無線機器。

1 8 . (補正後） 多層回路基板と、 前記多層回路甚板面上に配置されたアン テナエレメントと、 前記多層回路基板のいずれか一^ ^の内層において前記アンテ ナエレメントが占める部分に相当する領域を除くほぽ全域にわたって形成され、 前記アンテナエレメントが接統されるグランドパターンを有する高周波無線機用 アンテナ部と、

前記高周波無線機用アンテナ部を介して無線通信を行う無線通信部と、

を備えたことを特徴とする高周波無線機器。

1 9 . (捕正後） 請求の範囲第 1 8項記載の高周波無線機器において、 前記無線通信部は、 電源を含む複数の部品を備え、

前記複数の部品のうち前記高周波無線機用アンテナ部の近くに配笸すると前記 高周波無線機用アンテナ部の特性に影響を与える部品は、 前記グランドパターン に射影したその部品の正射影が前記グランドパターンに含まれるように配置され ている、

ことを特徴とする高周波無線機器。

2 0 . (補正後） 請求の範囲第 1 8項記載の高周波無線機器において、 前 13アンテナエレメントは、 逆 F型をしていて、 長さは使われる無線周波数の 補正された用紙 (条約第 19条） 約 4分の 1波長である、

ことを特徴とする髙周波無線機器。

2 1 . (補正後） 請求の範囲第 1 8項 12載の高周波無線機器において、 前 IE髙周波無線機用アンテナ部と無線通信部とを収納するゥォッチ型ケースを 更に備えた、

ことを特徽とする高周波無線機雖。

2 2 . (捕正後） 多層回路基板と、 前記多層回路基板面上に配笸されたアン テナエレメントと、 前記多層回路 S板面上に前記アンテナエレメントと一定の間 隔をおいて配 され、 前 IBアンテナエレメントが接銃されている第 1グランドパ ターンと、 離記多層回路基板のいずれか一つの内層において、 前.記アンテナエレ メントが占める部分に相当する領域を除くほぼ全域にわたって形成され、 前記第

1グランドパターンと鼋気的に接続された第 2グランドバタ ^"ンとを有する髙周 波無線機用アンテナ都と、

前記髙周波無線機用ァンテナ部を介して無線通信を行う無線通信部と、 を備えたことを特徴とする高周波無線機器。

2 3 . (捕正後） 請求の範囲第 2 2記載の髙周波無線機器において、 前記無線通信部は、 電漉を含む複数の部品を備え、

前記複数の部品のうち前記高周波無線機用アンテナ部の近くに配笸すると前記 高周波無線機用アンテナ部の特性に影饗を与える部品は、 前記第 2グランドパタ ーンに射影したその都品の正射影が前記第 2グランドパターンに含まれるように 配置されている、

ことを特徴とする高周波無線機器。

2 4 . (捕正後） -諧求の範囲第 2 2項記載の高周波無線機器において、 前記アンテナエレメントは、 逆 F型をしていて、.長さは使われる無線周波数の 約 4分の 1波長である、

ことを特徴とする高周波無線機器。

2 5 . (補正後〉 請求の範囲第 2 2項記載の髙周波無線機器において、 前記髙周波無線機用アンテナ部と無線通信部とを収納するクオツチ型ケースを 更に備えた、 補正された用紙 (条約第 19条）