JPH1041741A - 送受信装置 - Google Patents

送受信装置

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JPH1041741A
JPH1041741A JP8208830A JP20883096A JPH1041741A JP H1041741 A JPH1041741 A JP H1041741A JP 8208830 A JP8208830 A JP 8208830A JP 20883096 A JP20883096 A JP 20883096A JP H1041741 A JPH1041741 A JP H1041741A
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誠司 嘉戸
Kazuhiko Sato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送受信装置に用いる、いわゆる逆F形アンテ
ナの小型化を図る。 【解決手段】 プリント基板22の表面にアンテナ用パ
ターン26が形成される。薄い金属板を折り曲げて形成
したアンテナ本体23を、アンテナ用パターン26の一
端に接続するようにしてプリント基板22の上に立て
る。アンテナ用パターン26の端は、接地導体24と接
続された接地端27となり、アンテナ本体23の端は開
放端31となっている。また、アンテナ用パターン26
の中間位置からは、送受信回路部25に接続される給電
線30が延出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナを内蔵した
送受信装置に関する。例えば、本発明は、車両に搭載さ
れる電波式キーレスエントリーシステムの受信装置など
に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】UHF帯用ビームアンテナ、特に300
〜400MHzの帯域で用いられる内蔵型のアンテナと
しては、主にヘリカルアンテナが用いられている。
【0003】図1はヘリカルアンテナを内蔵した従来の
小型送受信装置を示す概略斜視図であるが、送受信回路
部は図示を省略している。この送受信装置1では、プリ
ント基板2の下面に接地導体3が設けられ、上面に送受
信回路部が実装されている。2つのヘリカルアンテナ
(ローディングコイル)4,5は、螺旋軸がプリント基
板2と平行になるようにして、かつ互いに直角をなすよ
うに配置して並列接続されており、各ヘリカルアンテナ
4,5の端部は送受信回路部と接続した給電部6に接続
されている。しかして、この従来例では、アンテナ構造
は、ローディングコイルを装荷したL型アンテナとなっ
ている。
【0004】しかしながら、このようなヘリカルアンテ
ナ4,5は、その電気長を使用波長の1/4にする必要
があるため、給電部6から見た入力インピーダンスが低
く、インピーダンス整合を取りにくい、また、損失が大
きいといった欠点があった。
【0005】一方、インピーダンス整合が容易なアンテ
ナを備えた送受信装置としては、図2に示すようなもの
がある。この送受信装置7にあっては、ほぼ全体をプリ
ント基板8と平行に配設されたアンテナ本体9の後端部
をプリント基板8側へ折り曲げ、その端部に形成された
接地端10をプリント基板8に固定し、接地端10をプ
リント基板8の接地導体11に導通させている。アンテ
ナ本体9の前端は開放端12となっている。さらに、ア
ンテナ本体9のプリント基板8と平行な部分の中途から
は、アンテナ本体9を送受信回路部13に接続するため
の給電線14が延出されており、給電線14の先端部は
プリント基板8に固定されたうえ、プリント基板8上に
形成された送受信回路部13に接続されている。
【0006】こうしてアンテナ本体9と給電線14によ
ってF形をしたアンテナ15が形成されており、アンテ
ナ15は、給電線14を挟んで一端部を接地端10と
し、他端を開放端12とした所謂逆Fアンテナとなって
おり、接地端10から開放端12にいたるアンテナ本体
9上で給電位置を移動させることで入力インピーダンス
を容易に調整できる特徴を持つ。しかし、このようなア
ンテナ15を備えた送受信装置7にあっては、アンテナ
全長を電気的に所望周波数のλ/4にする必要があるた
め、アンテナ及び送受信装置を小型化するには適さなか
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、プリント基板と平行に配設されたアンテナ部分
を有する送受信装置において、アンテナないし送受信装
置の小型化を図ることにある。
【0008】
【発明の開示】本発明にかかる送受信装置は、接地導
体、アンテナ用パターン及び送受信回路部を形成された
回路基板と、前記回路基板上でアンテナ用パターンに電
気的に接続され、アンテナ用パターンとともにアンテナ
を構成するアンテナ本体とを備え、前記アンテナ本体
の、アンテナ用パターンとの接続側と反対の端を開放端
とし、前記アンテナ用パターンの、アンテナ本体との接
続側と反対の端を接地端とし、アンテナ用パターンの、
アンテナ本体との接続部分と接地端との中間に給電線を
電気的に接続したことを特徴としている。
【0009】ここで、送受信装置とは、送信装置、受信
装置および送受共用装置を含む。
【0010】本発明によれば、プリント基板のアンテナ
用パターンとプリント基板上に設けたアンテナ本体によ
ってアンテナを構成し、給電線の位置を挟んで両端に接
地端と開放端を設けたものであって、従来の逆Fアンテ
ナと同様な構成を有している。従って、給電位置を移動
させることによって入力インピーダンスを容易に調整す
ることができる。
【0011】しかも、アンテナはアンテナ本体とアンテ
ナ用パターンによって構成されているので、アンテナに
要する電気長の一部を回路基板のアンテナ用パターンで
稼ぐことができ、アンテナ及び送受信装置の小型化が可
能となる。
【0012】さらに、アンテナの一部を回路基板のパタ
ーンによって形成しているので、当該アンテナを備えた
送受信装置の生産性が向上し、コストも安価にできる。
【0013】また、本発明においては、前記アンテナ本
体は、回路基板表面と平行な面内で屈曲していてもよ
い。
【0014】このようにアンテナ本体を回路基板と平行
な面内で屈曲させながら延長すれば、アンテナ本体を長
大化させることなくアンテナの全長を長くすることがで
きる。従って、アンテナの送受信効率を向上させながら
送受信装置をよりコンパクトにすることができる。
【0015】また、本発明においては、アンテナ用パタ
ーン上にコイルを実装することができる。特に、前記ア
ンテナ本体との接続部分と給電線との中間において、ア
ンテナ用パターン上にコイルを実装し、さらに給電線と
接地端の中間においても、アンテナ用パターン上にコイ
ルを実装してよい。
【0016】アンテナの一部を回路基板のアンテナ用パ
ターンにすることにより、電気長を大きくとるためのコ
イルをアンテナ用パターンに1部品で実装できるので、
さらにアンテナや送受信装置の小型化が可能になる。
【0017】さらに、異なる周波数仕様のアンテナを生
産する必要が生じても、電気長を大きくとるためのコイ
ルを実装している場合には、アンテナ本体やアンテナ用
パターンは同一のままコイルの定数のみ変更すればよ
く、部品共用化の面でもコスト低減効果がある。
【0018】さらに、給電線の両側においてアンテナ用
パターン上にコイルを実装することにより、給電線の位
置を変化させることなく、入力インピーダンスを可変調
整することができる。
【0019】また、本発明においては、アンテナ用パタ
ーン上にコンデンサを実装することができる。特に、前
記アンテナ本体との接続部分と給電線との中間におい
て、アンテナ用パターン上にコンデンサを実装し、さら
に給電線と接地端の中間においても、アンテナ用パター
ン上にコンデンサを実装してよい。
【0020】アンテナ用パターン上のコンデンサでも電
気長を調整することができるが、その場合には電気長は
長くなる。しかし、アンテナ用パターン等によってアン
テナを小型化する効果が非常に高くなった場合には、コ
ンデンサを用いて周波数(波長)を調整することによ
り、全体としては小型で所望周波数のアンテナを得るこ
とができる。
【0021】従って、コンデンサを用いた場合も、異な
る周波数仕様のアンテナを生産する必要が生じたときに
は、アンテナ本体やアンテナ用パターンは同一のままコ
ンデンサの定数のみ変更すればよく、部品共用化の面で
もコスト低減効果がある。さらに、給電線の両側のコン
デンサの定数を調整することにより、給電線の位置を調
整することなく、入力インピーダンスを調整できる。さ
らに、コンデンサを用いれば、コイルを用いるよりもコ
ストを安価にできる。
【0022】また、本発明においては、アンテナ用パタ
ーンと給電線を間隔をおいて配置し、アンテナ用パター
ンと給電線を接続素子を介して接続してもよい。
【0023】アンテナ用パターンと給電線を接続素子に
よって接続するようにすれば、接続素子の位置を調整す
ることによってアンテナの給電位置を簡単に移動させる
ことができ、所望のインピーダンスとなるように容易に
調整できる。
【0024】また、本発明においては、アンテナ本体と
回路基板との間に、アンテナ本体を支持するためのアン
テナ支持体を設けてもよい。
【0025】アンテナ支持体でアンテナ本体を支持する
ことにより、アンテナ本体が振動等によって揺れ動くの
を防止することができ、アンテナの耐振動性を向上させ
ることができる。従って、振動等によって受信感度が不
安定になるのを防止できる。また、アンテナの振動等に
よる折損を防止できる。
【0026】また、本発明においては、送受信回路部を
納めた金属ケースを接地導体として用い、前記金属ケー
スの周囲にアンテナ本体を周回させるようにしてもよ
い。
【0027】このような構造にしても、受信感度や送信
パワーを低下させたり、送受信抵抗を大きくしたりする
ことなく、送受信装置を小型化することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図3は本発明の一実施形態による送
受信装置を示す斜視図である。この送受信装置21は、
プリント基板(回路基板)22とプリント基板22に立
てたアンテナ本体23とからなる。プリント基板22の
裏面全面には接地導体24が設けられており、表面には
送受信回路部25(図では送受信回路部の実装領域だけ
を破線で示す)とアンテナ用パターン26とが設けられ
ている。
【0029】このアンテナ用パターン26は、プリント
基板22の回路パターン(銅箔パターン)の一部をなす
ものであって、プリント基板22の端部において、その
縁に沿って直線状に形成されている。アンテナ用パター
ン26の一端はアンテナの接地端27となっており、他
端はアンテナ本体23との接続部29となっている。ア
ンテナ用パターン26の接地端27は、スルーホール2
8を介して基板裏面の接地導体24に接続されている。
また、アンテナ用パターン26の接地端27と接続部2
9との中間からは給電線30が一体に延出されており、
給電線30の端は送受信回路部25に接続されている。
【0030】アンテナ本体23はアルミニウム板等の薄
い金属板を折り曲げたものであり、プリント基板22に
垂直な部分(以下、垂直部分23bという)とプリント
基板22に平行な部分(以下、水平部分23aという)
とからなっている。アンテナ本体23は、例えば垂直部
分23bの端をプリント基板22の孔に挿入することに
よってプリント基板22に固定されており、水平部分2
3aとプリント基板22との間に適宜間隔をあけてプリ
ント基板22上にアンテナ本体23が立てられており、
アンテナ本体23の垂直部分23bとアンテナ用パター
ン26とは、ハンダ付けなどによって電気的に接続され
ている。こうしてアンテナ本体23とアンテナ用パター
ン26によってアンテナ32が構成されており、アンテ
ナ本体23の水平部分23aの先端はアンテナ32の開
放端31となっている。また、アンテナ本体23の大部
分はプリント基板22と平行になっており、しかも、ア
ンテナ本体23の水平部分23aはアンテナ用パターン
26と平行に対向している。
【0031】しかして、このような構造のアンテナ32
を備えた送受信装置にあっては、アンテナ32の一部
(アンテナ用パターン26)がプリント基板22のパタ
ーンを利用して形成されているので、アンテナ本体23
を小さくすることができる。従って、同じ電気長のアン
テナ32を形成する場合には、アンテナ32及び送受信
装置21の小型化と薄型化を図ることができる。
【0032】また、このアンテナ32は接地端27と開
放端31の間に給電線30を形成しているので、従来の
逆Fアンテナと同様、給電位置を移動させることによっ
て入力インピーダンスを容易に調整することができる。
【0033】また、アンテナ32の一部がプリント基板
22のパターンによって形成されているので、プリント
基板22のパターンを作製する工程で同時にアンテナ用
パターン26を形成することができ、送受信装置の生産
性を向上させ、コストも安価にできる。
【0034】(第2の実施形態)図4は本発明の別な実
施形態による送受信装置33を示す斜視図である。この
送受信装置33にあっては、アンテナ本体23の水平部
分23aをプリント基板22と平行な面内で屈曲させて
いる。特に、プリント基板22の縁に沿って屈曲させて
いる。さらに、アンテナ用パターン26もプリント基板
22の縁に沿って屈曲させ、屈曲したアンテナ本体23
と対向させている。
【0035】このようにアンテナ本体23やアンテナ用
パターン26を屈曲させると、限られた容積内でアンテ
ナ長をできるだけ長くすることができ、所定の電気長の
アンテナ32を構成する場合にも送受信装置33を非常
に小さくすることができる。
【0036】(第3の実施形態)図5は本発明のさらに
別な実施形態による送受信装置34を示す斜視図であ
る。この送受信装置34にあっては、アンテナ本体23
との接続部29と給電線30との中間においてアンテナ
用パターン26を切り離し、切り離された部分を跨がせ
るようにしてアンテナ用パターン26間をローディング
コイル35で接続したものである。
【0037】ローディングコイル35としては、プリン
ト基板22上の銅箔等によりコイル状の電極パターンを
形成したプリントコイル、磁性体層内にコイル状の電極
パターンを形成した積層型のチップコイル、アンテナ3
2に比較して小さなソレノイド型やトロイダル型などの
実装用の小型巻線コイル等のコイル部品であれば、どの
ようなものであっても差し支えないが、アンテナ32の
長さに応じて適当なインダクタンスのものを実装する。
【0038】図6(a)はこの実施形態のように、逆F
型のアンテナの一部にコイル(ローディングコイル3
5)を挿入した様子を示し、図6(b)はアンテナに沿
った信号の位相の変化を示している。図6(a)(b)
に示されているように、コイル挿入箇所では、位相の進
みが大きくなるので、コイル位置で電気長を稼ぐことが
できる。よって、コイルを挿入することによって物理的
に短いアンテナを使用して低い周波数で共振させること
ができ、アンテナの小型化を図ることができる。
【0039】さらに、この実施形態によれば、ローディ
ングコイル35のインダクタンス値を変化させることに
よってアンテナ32の電気長を変えることができるの
で、アンテナ本体長やアンテナ用パターン長を変えるこ
となく、ローディングコイル35をインダクタンスの異
なるものに交換するだけでアンテナの電気長を変化させ
ることができる。従って、異なる周波数仕様の送受信装
置間で部品の共用化を図ることができる。
【0040】(第4の実施形態)また、第3の実施形態
(図5)のローディングコイル35に代えてコンデンサ
を実装してもよい。コンデンサを実装した場合には、図
7(a)(b)に示すように、コイルの場合とは逆にア
ンテナ中の信号の位相を戻すことができるので、本来
は、物理的に大きなアンテナを高い周波数で共振させる
機能を有している。従って、アンテナにコンデンサを挿
入することによってアンテナは小型化でなく、大型化す
ることになる。しかしながら、本発明の送受信装置で用
いる場合には、アンテナの一部をプリント基板上のアン
テナ用パターンによって形成することにより、物理レイ
アウト的に省スペース化を図ることができると共に、ア
ンテナ用パターンが一種のマイクロストリップ線路とし
て働くために、プリント基板の誘電率に応じた短縮率で
アンテナ用パターン(マイクロストリップ線路)上の波
長を短縮することができる。従って、アンテナ用パター
ンを形成できるプリント基板上のエリアが広い、プリン
ト基板の誘電率が大きい等の事情がある場合には、あえ
て必要なアンテナ長(アンテナ本体長+アンテナ用パタ
ーン長)を所望の周波数より大きめにとり、コンデンサ
で周波数を調整するような構造としてもアンテナの小型
化を図ることができる。さらに、コンデンサを用いるこ
とによって、コイルを用いる場合よりもコストを安価に
することができる。
【0041】(第5の実施形態)図8は本発明のさらに
別な実施形態による送受信装置36を示す斜視図であ
る。この送受信装置36にあっては、接地端27と給電
線30との中間においてアンテナ用パターン26を切り
離し、切り離された部分を跨がせるようにしてアンテナ
用パターン26間をローディングコイル37で接続した
ものである。
【0042】ローディングコイル37はどのような種類
でも差し支えないが、小型のものが好ましく、アンテナ
32の長さに応じて適当なインダクタンスのものを実装
する。
【0043】しかして、この実施形態でも、ローディン
グコイル37のインダクタンス値を変化させることによ
ってアンテナ32の電気長を変えることができるので、
アンテナを小型化することができる。また、アンテナ本
体23やアンテナ用パターン26を変えることなく、ロ
ーディングコイル37をインダクタンスの異なるものに
交換するだけでアンテナの電気長を変化させることがで
きる。従って、異なる周波数仕様の送受信装置間で部品
の共用化を図ることができる。
【0044】なお、この実施形態においても、ローディ
ングコイル37に代えてコンデンサを用いてもよい。
【0045】(第6の実施形態)図9は本発明のさらに
別な実施形態による送受信装置38を示す斜視図であ
る。この送受信装置にあっては、アンテナ本体23との
接続部29と給電線30との中間においてアンテナ用パ
ターン26を切り離し、切り離された部分を跨がせるよ
うにしてアンテナ用パターン26間をローディングコイ
ル35で接続し、接地端27と給電線30との中間にお
いてアンテナ用パターン26を切り離し、切り離された
部分を跨がせるようにしてアンテナ用パターン26間を
ローディングコイル37で接続している。ここでも、ロ
ーディングコイル35及び37は、アンテナ32の長さ
に応じて適当なインダクタンスのものを実装する。
【0046】この実施形態によれば、ローディングコイ
ル35及び37の各インダクタンス値の組み合わせによ
り、給電線30による給電位置を変更しなくても、入力
インピーダンスを可変調整できる。
【0047】なお、この実施形態においても、ローディ
ングコイル35,37に代えて、アンテナ用パターン上
にそれぞれコンデンサを実装してもよい。
【0048】(第7の実施形態)図10は本発明のさら
に別な実施形態による送受信装置39を示す斜視図であ
る。この送受信装置39にあっては、給電線30は送受
信回路部25から直線状に延出されており、接地端27
から接続部29に至るアンテナ用パターン26は、給電
線30を囲むように、給電線30と一定の間隔を保っ
て、給電線30と平行に設けられている。従って、アン
テナ用パターン26と給電線30とはプリント基板22
のパターンによっては直接接続されておらず、ジャンパ
ーチップ40で接続されている。ただし、アンテナ用パ
ターン26と給電線30を接続する接続素子は、ジャン
パーチップ40に限らず、導電線や金属片などであって
も差し支えない。
【0049】この実施形態にあっては、給電線30とア
ンテナ用パターン26をジャンパーチップ40によって
接続されているから、ジャンパーチップ40で接続する
位置を変えるだけでアンテナ32の給電位置を変更で
き、所望の入力インピーダンスに容易に設定できる。
【0050】(第8の実施形態)図11は本発明のさら
に別な実施形態による送受信装置41を示す斜視図であ
る。この実施形態にあっては、アンテナ本体23からプ
リント基板22側へ向けてアンテナ支持体42を延出さ
せ、アンテナ支持体42の下端部をプリント基板22の
回路パターンの存在しない位置に立てたものである。ア
ンテナ支持体42はアンテナ本体23と同一材料によっ
てアンテナ本体23と一体に形成されていてもよく、ア
ンテナ本体23と別材料(例えば、プラスチック等)に
よって別体に形成されていてもよい。このような構造に
よれば、アンテナ本体23の剛性を増し、耐振動性を向
上させることができる。
【0051】(第9の実施形態)図12及び図13は本
発明のさらに別な実施形態による送受信装置43を示す
表面側からの斜視図及び裏面側からの斜視図である。こ
の送受信装置43にあっては、プリント基板22の表面
に設けられた送受信回路部(高周波回路部)は金属ケー
ス44によって覆われており、送受信回路部の周囲にも
接地導体24が設けられていて、金属ケース44は接地
導体24と導通している。従って、この金属ケース44
も接地導体24として用いられており、金属ケース44
の外周面には適宜間隔をおいて屈曲した薄い金属板状の
アンテナ本体23が対向している。
【0052】プリント基板22の裏面には、給電線30
が設けられており、給電線30の周囲にはアンテナ用パ
ターン26が形成されている。この給電線30の一端は
スルーホール45を介して表面の送受信回路部に接続さ
れている。また、アンテナ用パターン26の一端の接地
端27はスルーホール28を介して表面の接地導体24
に接続されている。さらに、給電線30とアンテナ用パ
ターン26との間には、ローディングコイルとしてチッ
プコイル46を跨がせるようにして実装し、チップコイ
ル46を介して給電線30とアンテナ用パターン26と
を接続している。
【0053】プリント基板22と垂直で平行に延びたア
ンテナ本体23の周回部分23cの一端は開放端31と
なっており、周回部分23cの他端から下方へ延出され
た垂直部分23bはプリント基板22を貫通し、裏面で
アンテナ用パターン26の接続部29に接続されてい
る。なお、47はアンテナ支持体である。
【0054】しかして、この実施形態においても、アン
テナ32の一部をアンテナ用パターン26によって形成
しているので、アンテナ32及び送受信装置43を小型
化できる。
【0055】なお、この実施形態においても、プリント
基板22の上面にアンテナ用パターン26を設けるスペ
ースがある場合には、プリント基板22の上面にアンテ
ナ用パターン26を設けるようにしてもよい。
【0056】(実施例)図1に示したような従来例の送
受信装置と図3に示したような本発明の送受信装置の相
対利得特性図を図14に示す。図14においては、本発
明による送受信装置の相対利得を曲線51で示し、従来
例による送受信装置の相対利得を曲線52で示す。な
お、図14の特性図の半径方向は送受信装置の相対利得
を示している。本発明の送受信装置に内蔵されているア
ンテナ32は、従来例に比較して、およそ1/3の容積
であるが、最大で7dB近い利得の向上が得られ、本発
明により送受信装置の小型化とともに感度を向上させる
ことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の送受信装置を示す概略斜視図である。
【図2】従来の別な送受信装置を示す概略斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態による送受信装置を示す概
略斜視図である。
【図4】本発明の別な実施形態による送受信装置を示す
概略斜視図である。
【図5】本発明のさらに別な実施形態による送受信装置
を示す概略斜視図である。
【図6】(a)は同上の実施形態に用いられているアン
テナの概略構造を示す図、(b)はそのアンテナ中の信
号の位相の変化を示す図である。
【図7】(a)は本発明のさらに別な実施形態による送
受信装置に用いられているアンテナの概略構造を示す
図、(b)はそのアンテナ中の信号の位相の変化を示す
図である。
【図8】本発明のさらに別な実施形態による送受信装置
を示す概略斜視図である。
【図9】本発明のさらに別な実施形態による送受信装置
を示す概略斜視図である。
【図10】本発明のさらに別な実施形態による送受信装
置を示す概略斜視図である。
【図11】本発明のさらに別な実施形態による送受信装
置を示す概略斜視図である。
【図12】本発明のさらに別な実施形態による送受信装
置を示す概略斜視図である。
【図13】同上の送受信装置を裏面から見た概略斜視図
である。
【図14】従来例と本発明の送受信装置における相対利
得特性図である。
【符号の説明】
22 プリント基板 23 アンテナ本体 24 接地導体 25 送受信回路部 26 アンテナ用パターン 27 接地端 30 給電線 31 開放端 32 アンテナ 35 ローディングコイル 37 コンデンサ 40 ジャンパーチップ 42 アンテナ支持体 44 金属ケース

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地導体、アンテナ用パターン及び送受
    信回路部を形成された回路基板と、 前記回路基板上でアンテナ用パターンに電気的に接続さ
    れ、アンテナ用パターンとともにアンテナを構成するア
    ンテナ本体とを備え、 前記アンテナ本体の、アンテナ用パターンとの接続側と
    反対の端を開放端とし、 前記アンテナ用パターンの、アンテナ本体との接続側と
    反対の端を接地端とし、 アンテナ用パターンの、アンテナ本体との接続部分と接
    地端との中間に給電線を電気的に接続したことを特徴と
    する送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナ本体は、回路基板表面と平
    行な面内で屈曲していることを特徴とする、請求項1に
    記載の送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ用パターン上にコイルを実
    装したことを特徴とする、請求項1に記載の送受信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記アンテナ本体との接続部分と給電線
    との中間において、前記アンテナ用パターン上にコイル
    を実装し、 給電線と接地端の中間においても、前記アンテナ用パタ
    ーン上にコイルを実装したことを特徴とする、請求項3
    に記載の送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記アンテナ用パターン上にコンデンサ
    を実装したことを特徴とする、請求項1に記載の送受信
    装置。
  6. 【請求項6】 前記アンテナ本体との接続部分と給電線
    との中間において、前記アンテナ用パターン上にコンデ
    ンサを実装し、 給電線と接地端の中間においても、前記アンテナ用パタ
    ーン上にコンデンサを実装したことを特徴とする、請求
    項5に記載の送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記アンテナ用パターンと給電線を間隔
    をおいて配置し、アンテナ用パターンと給電線を接続素
    子を介して接続したことを特徴とする、請求項1に記載
    の送受信装置。
  8. 【請求項8】 前記アンテナ本体を支持するためのアン
    テナ支持体を、アンテナ本体と回路基板との間に設けた
    ことを特徴とする、請求項1に記載の送受信装置。
  9. 【請求項9】 前記送受信回路部を納めた金属ケースを
    接地導体として用い、前記金属ケースの周囲をアンテナ
    本体が周回していることを特徴とする、請求項1に記載
    の送受信装置。
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