JP2003163528A - プリント回路板、表面実装装置アンテナ及び通信装置 - Google Patents

プリント回路板、表面実装装置アンテナ及び通信装置

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JP2003163528A
JP2003163528A JP2002259006A JP2002259006A JP2003163528A JP 2003163528 A JP2003163528 A JP 2003163528A JP 2002259006 A JP2002259006 A JP 2002259006A JP 2002259006 A JP2002259006 A JP 2002259006A JP 2003163528 A JP2003163528 A JP 2003163528A
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antenna
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アヒム ヒルガース
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント回路板の寸法を更に減少させる。 【解決手段】 電気素子及び電子素子の双方又はいずれ
か一方、特にセラミック基板(1)及び少なくとも1つ
の共振細条構造体(20;30)を有する表面実装装置
(SMD)アンテナを表面実装するためのプリント回路
板(4)や、シングルバンド及びマルチバンド、特に高
周波及びマイクロ波レンジに用いる上述したアンテナを
提供するものであり、アンテナの共振細条構造体(2
0)の一端を接地金属化体(41)に接続し、小さい寸
法のアンテナで比較的大きな帯域幅を達成すると同時
に、回路板を小さな設計にしうるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気素子と電子素
子との双方又はいずれか一方、特にセラミック基板及び
少なくとも1つの共振導体細条構造体を有するSMD
(表面実装装置)を表面実装するためのプリント回路板
(PCB)に関するものである。本発明は更に、シング
ルバンド(単一の帯域)や、マルチバンド(複数の帯
域)、特に高周波レンジ及びマイクロ波レンジの分野の
このようなアンテナにも関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波レンジ及びマイクロ波レンジの電
磁波は移動体通信において情報を伝送するのに用いられ
ている。その例としては、約880及び960MHz間
(GSM900)、約1710及び1880MHz間(D
CS1800)、ヨーロッパでの約1850及び199
0MHz間(PCS1900)のレンジにある移動電話帯
域や、約1573MHzの周波数帯域で放出されるGPS
ナビゲーション信号や、個々の端末間でのデータ交換に
用いる約2400MHz及び2500MHz間の周波数レン
ジのブルートゥース帯域である。従って、第1に通信装
置が小型化に向けられる強い傾向があり、第2にこれら
の装置に一層多くの機能を設ける(装置の多機能化を行
う)ことに目的が注がれている。このことは、例えば、
GPSナビゲーション信号に対する受信機モジュール及
び他の端末とのデータ通信用のブルートゥースモジュー
ルと組み合わされた移動電話に関連している。
【0003】電子素子をプリント回路板(PCB)上に
表面実装する一般に受け入れられている方法(SMD
法)により、又個々のモジュールの一体化を高めること
により実際に小型化を良好に達成している。しかし、更
なる小型化に関連する本質的な問題は、構成素子特にア
ンテナに対する空間である。その理由は、アンテナは、
電磁共振を形成するために特定の最小寸法、一般に放出
される放射の波長の少なくとも4分の1の長さを有する
必要がある為である。この問題は、誘電率εをできるだ
け高くした誘電体キャリア材料(基板)を用いることに
より部分的に解決しうる。その理由は、この場合、基板
中の波長が
【数1】 倍に減少し、アンテナの寸法をこの倍率だけ対応して減
少させることができる為である。
【0004】欧州特許第 0790662号明細書には、例え
ば、基板と、L又はU字状の放射電極と、電源電極とを
有し、上述した観点で構成されたアンテナが開示されて
いる。放射電極はその一端が接地電位点に短絡されてお
り、この一端でギャップにより電源電極から離間されて
いる。この場合、放射電極の自由端は電源電極からある
距離だけ離間され、これらの2つの電極がギャップより
成るキャパシタンスにより電気的に結合されている。従
って、放射電極の形状や結合方法により、特に小さい寸
法のアンテナを得ることができる。
【0005】種々のモジュールを一体化する場合、使用
する周波数帯域の各々で動作することができるとともに
対応する帯域幅を有する必要があるマルチバンドアンテ
ナが必要となるという他の問題が生じる。しかし、基板
材料の誘電率が増大するにつれて、アンテナの帯域幅は
減少する為、アンテナの寸法は特に最小とされ、従っ
て、必要とする帯域幅を維持しなければならないと、ア
ンテナが装着される回路板の寸法を特に最小とする必要
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一般的な問題
は、上述した種類の通信装置に不可欠な電気素子及び電
子素子の双方又はいずれか一方を有するプリント回路板
の寸法を更に減少させる可能性を見いだすことにある。
【0007】特に、本発明は、プリント回路板を更に小
型化しうるシングルバンド又はマルチバンドアンテナを
提供するものである。更に、寸法をそれほど大きくする
必要なく、上述した周波数帯域の1つ以上に用いるのに
特に適した帯域幅を有するシングルバンド又はマルチバ
ンドアンテナを形成する必要がある。
【0008】更に、共振周波数を比較的容易に規定しう
るマルチバンドアンテナを形成する必要がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、特許請
求の範囲の請求項1に記載したように、セラミック基板
と少なくとも1つの共振導体細条構造体とを有する表面
実装装置アンテナのような電気素子及び電子素子の双方
又はいずれか一方を表面実装するためのプリント回路板
において、前記プリント回路板が、前記アンテナを殆ど
囲む接地金属化体を有し、このアンテナの前記共振導体
細条構造体の一端がこの接地金属化体に接続されている
ことを特徴とするプリント回路板により達成される。
【0010】本発明による第1の利点は、アンテナを囲
む接地金属化体のために、回路板の他の構成素子をアン
テナに近づけて配置しうるようになり、従って、構成素
子の個数が同じであるとすれば、回路板の寸法を減少さ
せることができるということである。接地金属化体によ
り通常生じる整合問題は、細条構造体を、放出さすべき
電磁波用の給電リードにではなく接地金属化体に接続す
ることにより、殆ど回避される。
【0011】細条構造体を接地金属化体に接続すること
により、誘電率の低い基板を用いる必要なく、実質的に
大きな帯域幅を有するアンテナを形成しうるという他の
利点が得られる。従って、アンテナの寸法は、比較的狭
い帯域のアンテナに比べて大きくする必要がなく、帯域
幅を同じとした通常のアンテナの場合よりも小さくな
る。
【0012】本発明の目的は、特許請求の範囲の請求項
2に記載したように、少なくとも1つの共振細条構造体
を有するセラミック基板を具える表面実装装置アンテナ
において、この表面実装装置アンテナは、その第1の共
振細条構造体の一端を接地電位点に接続する第1給電リ
ードと、放出させるべき電磁波を表面実装装置アンテナ
内に結合する第2給電リードとを具え、前記第1の共振
細条構造体は複数の導体区分を有し、この第1の共振細
条構造体の長さは、所望の第1共振周波数(基本モー
ド)を励起するような寸法となっており、前記導体区分
の通路及び相互間隔は、基本モードの第1高調波を励起
しうるように選択されていることを特徴とする表面実装
装置アンテナによっても達成される。
【0013】この場合、上述した利点に加え、デュアル
バンド(二重帯域)アンテナを比較的簡単に構成しうる
という他の利点が得られる。
【0014】他の請求項は本発明の他の有利な例に関す
るものである。
【0015】請求項3に記載した設計によれば、頭書に
記載した種類の一体化された通信装置に特に適した3バ
ンドアンテナを形成しうる。
【0016】請求項4に記載した設計によれば、励起さ
れるアンテナ共振が特に明瞭に規定されるという利点が
得られ、請求項5に記載した設計によれば、特にアンテ
ナの電気的な整合を最適化しうる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面につき本発明の実施例
を説明するも、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。本発明によるアンテナは、基本的に上下両
面が正方形の直方体のブロックより成るセラミック基板
を有し、この基板の高さはその長さ又は幅の3〜10分
の1である。従って、図1及び2に大きく示す基板1の
上面10及び下面11をそれぞれ第1又は上側面及び第
2又は下側面と称し、これらの面に対し垂直な面(厚
さ)12〜14を第1〜第4側面と称する。
【0018】しかし、基板としては、上下両面が正方形
の直方体のブロックの代りに、例えば、上下両面が長方
形、円形、三角形、その他の多角形で、空洞を有してい
る又は有していない柱状体のような他の幾何学的形状の
ものを用いることができ、その上に、例えば、らせん形
状の共振細条構造体を設ける。
【0019】基板は、εr >1の比誘電率とμr >1の
比透磁率との双方又はいずれか一方を有する。代表的な
材料は、高周波特性の温度依存性及び損失が低い耐高周
波基板(NP0又はSL材料)である。所望に応じ、ポ
リマー母材にセラミック粉末を入れることにより調節し
うる比誘電率及び比透磁率の双方又はいずれか一方を有
する基板を用いることもできる。
【0020】アンテナの細条構造体は本質的に、例え
ば、銀、銅、金、アルミニウム又は超電導体のような導
電性の高い材料から形成する。
【0021】本発明によるアンテナは、1つ以上の共振
細条構造体を基板上に被着した基本的な型の“プリント
配線アンテナ”である。これらのアンテナは、原則的
に、マイクロストリップ導体と相違して、基板の一方の
面上で基準電位を形成する金属面を有しないワイヤアン
テナである。
【0022】詳細には、図1のアンテナは直方体基板1
を有し、その第2側面13上に第1給電リード16が有
り、第1側面12上に第2給電リード17が有り、これ
らのリードは金属化の形態をしている。これらの給電リ
ードは部分的に下側面11上に延在し、回路板4と接触
している。
【0023】更に、第1給電リード16における第1端
部から開始し、基板上に第2開放端を有する第1プリン
ト金属細条構造体が基板1の表面上に存在する。細条構
造体は複数の個々の導体区分より成り、これら区分の幅
は互いに異ならせることができる。
【0024】図1の第1実施例では、第1区分21が第
1給電リード16から開始し、第3側面14のエッジで
下側面11に沿って第4側面15まで延在している。
【0025】次に、第2区分22が第4側面15に沿っ
て第3区分23まで垂直に延在し、この第3区分も垂直
方向で上方に延在する。この第3区分23が第4区分2
4として基板の上側面(第1面)10上に続き、この第
4区分24が第4側面15のエッジに沿って第3側面1
4まで延在し、ここでこの第4区分24が第5区分25
に融合し、この第5区分25が第3側面14のエッジに
沿って第1面10上に延在し、この第5区分25の長さ
は第3側面14の長さの約半分とする。
【0026】アンテナは表面装着技術により回路板4
(一部のみを示す)上にはんだ付けする。第1給電リー
ド16は、基板1を大部分囲んでいる回路板4の金属化
体41に接続され、第2給電リード17は電磁波を放出
させるように細条42にはんだ付けされている。
【0027】基本モードの周波数は導体細条構造体20
の全長に亙って変え、所望通りに設定することができ
る。このことは、ここに述べた状態のアンテナでは、例
えばレーザビームを用いて導体細条構造体の長さを対応
させて短くすることにより可能となる。
【0028】本例の重大な利点は、共振細条構造体を通
常のように回路板の信号導体42から延在させるプリン
トワイヤアンテナの場合に可能となるよりも高いインピ
ーダンス帯域幅を達成しうるということである。特に、
誘電率の低い基板を用いる必要がなく、従って、寸法を
大きくする必要がない。
【0029】第2給電リード17を介する電磁波の供給
は、結合力を導体細条構造体20からの第2給電リード
17の距離を介して所望通りにアンテナ共振に整合させ
うる散乱電界により容量的に行われる。このことは、こ
こで述べた状態では、第1側面12上の第2給電リード
17の長さを、例えばレーザビームにより適宜に短くす
ることにより達成することもできる。
【0030】更に、細条構造体を第1給電リード16に
所望通りに接続することにより、この種類の既知のアン
テナのように整合問題を生ぜしめることなく、アンテナ
の殆どをその近くでプリント回路板4上の接地金属化体
41により囲み得る。第1に接地金属化体41はある遮
蔽効果を有し、第2に回路板の他の素子をアンテナのよ
り近くに配置しうる為、回路板をより小さく形成でき、
回路板を同じ寸法にする場合には他の構成素子又はモジ
ュールに対するより多くの空間が得られる。
【0031】図2による本発明の他の実施例は、例え
ば、3つの全ての移動電話帯域と上述した他の周波数帯
域との双方又はいずれか一方で動作しうるマルチバンド
アンテナに適している。
【0032】この図2には回路板4を図示していない。
しかし、アンテナは図1につき説明したのと同様に回路
板にはんだ付けして接地金属化体41により囲むことが
できる。このアンテナに対しても最初の実施例と同じ利
点が得られる。
【0033】基板の特性及び形状の点でも、最初の実施
例につき説明したのと同じことが言える。基板は1つ以
上のはんだ点11aで回路板に取付けることもできる。
【0034】アンテナは、第3側面14のエッジの領域
で第2側面13上の接地金属化体に接続すべき第1給電
リード16と、第2側面13のエッジの領域で第1側面
12で放出すべき電磁波に対する給電ラインに接続すべ
き第2給電リード17とを有する。給電リード(金属化
体)はこの場合も、回路板と接触させるために、下側面
11上に部分的に延在している。
【0035】第1細条構造体20は第1給電リード16
における第1端部から開始し、基板上に第2開放端部を
有する。第2細条構造体30は第2給電リード17にお
ける第1端部から開始し、基板上に第2開放端部を有す
る。第1及び第2細条構造体20及び30の個々の区分
はこの場合も互いに異なる幅を有しうる。
【0036】第1細条構造体20は、基板1の下側面上
で第3側面14のエッジに沿って第4側面15まで延在
する第1区分21をもって第1給電リード16から開始
し、この第4側面において第2区分22として上側面1
0のエッジまで上昇する。第1細条構造体20は、第4
側面15において、第3区分23をもって連続し、この
第3区分は上側面10のエッジに沿って第1側面12ま
で延在する。次に、第1細条構造体20は上側面10上
の第4区分24に続き、この第4区分は第1側面12の
エッジに沿って延在し、その長さはこの第1側面の長さ
のほぼ3分の1とする。この第1細条構造体20は、最
終的に第5区分25で終了する。この第5区分は、上側
面10上で第4区分24に対し実質的に直角に連結され
ており、第1同調スタブ25a及び第2同調スタブ25
bを有する。
【0037】第2細条構造体30は、第1区分31をも
って、第2給電リード17から開始する。この第1区分
31は、下側面11のエッジに沿って第2側面13に、
その長さの約3分の1に亙って延在している。(この第
1区分31は、第2側面13のエッジに沿って下側面1
1上にも位置させることができる。)この第2細条構造
体30は、次に、第1区分31に対し垂直に上側面10
まで上昇する第2区分32に続き、この第2区分は第2
側面13に対し垂直な上側面10上の第3区分33に融
合する。第2細条構造体30は、第2側面13に対し平
行で、しかも第1区分31とは逆方向に第1側面12の
エッジまで上側面10上に延在する第4区分34で終了
する。
【0038】このような構成によれば、第2給電リード
17を介する容量性結合及び共振結合の組み合わせによ
り共振アンテナが励起される。
【0039】このアンテナで測定されるインピーダンス
スペクトルを図3に示す。この図3から明瞭に分るよう
に、3つの共振周波数がほぼ900、1850及び21
00MHzに存在する。
【0040】第1の共振周波数、この場合下側の共振周
波数の位置は、主として第1給電リード16から開始す
る第1細条構造体20の長さにより決定され、これにそ
の基本モードが与えられ、一方、第2の共振周波数、こ
の場合中央の共振周波数は、主として第2給電リード1
7から開始する第2細条構造体の長さにより決定され
る。
【0041】アンテナを第3の共振周波数、この場合上
側の共振周波数で動作させるには、第1細条構造体20
の第1高調波を励起し、その位置(周波数位置)を、第
1細条構造体20の第3区分23及び第5区分25間の
結合を変えることにより、従って、第1同調スタブ25
aの長さにより特定の値に設定する。
【0042】第2同調スタブ25bの長さを変えること
により、第1細条構造体20と第2細条構造体30との
間の結合、従って、上側の2つの共振周波数の整合を達
成する。ここに述べた状態のアンテナでは、例えば、レ
ーザビームにより同調スタブ25a、25bの長さと第
1細条構造体20及び第2細条構造体30の長さとを減
少させ、特定の装着及び動作状態に対して整合を行い得
るようにすることもできる。
【0043】例えば、下側移動電話帯域及び上側移動電
話帯域(GSM900及びDCS1800又はPCS1
900)で動作するデュアルバンドアンテナを必要とす
る場合、このアンテナは、第2細条構造体30を省略
し、放出さすべき電磁波を第2給電リード17を介して
再結合させることにより得ることができる。
【0044】上述したアンテナは受信用にも同様に用い
得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるアンテナの第1実施例を示す線
図的斜視図である。
【図2】 本発明によるアンテナの第2実施例を示す線
図的斜視図である。
【図3】 図2によるアンテナのインピーダンススペク
トルを示す線図である。
【符号の説明】
1 基板 4 プリント回路板 10 上側面 11 下側面 12 第1側面 13 第2側面 14 第3側面 15 第4側面 16 第1給電リード 17 第2給電リード 20 導体細条構造体 21 第1区分 22 第2区分 23 第3区分 24 第4区分 41 接地金属化体 42 信号導体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月10日(2002.9.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 プリント回路板、表面実装装置アン
テナ及び通信装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気素子と電子素
子との双方又はいずれか一方、特にセラミック基板及び
少なくとも1つの共振導体細条構造体を有するSMD
(表面実装装置)を表面実装したプリント回路板(PC
B)に関するものである。本発明は更に、シングルバン
ド(単一の帯域)や、マルチバンド(複数の帯域)、特
に高周波レンジ及びマイクロ波レンジの分野のこのよう
なアンテナにも関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波レンジ及びマイクロ波レンジの電
磁波は移動体通信において情報を伝送するのに用いられ
ている。その例としては、約880及び960MHz間
(GSM900)、約1710及び1880MHz間(D
CS1800)、ヨーロッパでの約1850及び199
0MHz間(PCS1900)のレンジにある移動電話帯
域や、約1573MHzの周波数帯域で放出されるGPS
ナビゲーション信号や、個々の端末間でのデータ交換に
用いる約2400MHz及び2500MHz間の周波数レン
ジのブルートゥース帯域である。従って、第1に通信装
置が小型化に向けられる強い傾向があり、第2にこれら
の装置に一層多くの機能を設ける(装置の多機能化を行
う)ことに目的が注がれている。このことは、例えば、
GPSナビゲーション信号に対する受信機モジュール及
び他の端末とのデータ通信用のブルートゥースモジュー
ルと組み合わされた移動電話に関連している。
【0003】電子素子をプリント回路板(PCB)上に
表面実装する一般に受け入れられている方法(SMD
法)により、又個々のモジュールの一体化を高めること
により実際に小型化を良好に達成している。しかし、更
なる小型化に関連する本質的な問題は、構成素子特にア
ンテナに対する空間である。その理由は、アンテナは、
電磁共振を形成するために特定の最小寸法、一般に放出
される放射の波長の少なくとも4分の1の長さを有する
必要がある為である。この問題は、誘電率εをできるだ
け高くした誘電体キャリア材料(基板)を用いることに
より部分的に解決しうる。その理由は、この場合、基板
中の波長が
【数1】 倍に減少し、アンテナの寸法をこの倍率だけ対応して減
少させることができる為である。
【0004】欧州特許第 0790662号明細書には、例え
ば、基板と、L又はU字状の放射電極と、電源電極とを
有し、上述した観点で構成されたアンテナが開示されて
いる。放射電極はその一端が接地電位点に短絡されてお
り、この一端でギャップにより電源電極から離間されて
いる。この場合、放射電極の自由端は電源電極からある
距離だけ離間され、これらの2つの電極がギャップより
成るキャパシタンスにより電気的に結合されている。従
って、放射電極の形状や結合方法により、特に小さい寸
法のアンテナを得ることができる。
【0005】種々のモジュールを一体化する場合、使用
する周波数帯域の各々で動作することができるとともに
対応する帯域幅を有する必要があるマルチバンドアンテ
ナが必要となるという他の問題が生じる。しかし、基板
材料の誘電率が増大するにつれて、アンテナの帯域幅は
減少する為、アンテナの寸法は特に最小とされ、従っ
て、必要とする帯域幅を維持しなければならないと、ア
ンテナが装着される回路板の寸法を特に最小とする必要
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一般的な問題
は、上述した種類の通信装置に不可欠な電気素子及び電
子素子の双方又はいずれか一方を有するプリント回路板
の寸法を更に減少させる可能性を見いだすことにある。
【0007】特に、本発明は、プリント回路板を更に小
型化しうるシングルバンド又はマルチバンドアンテナを
提供するものである。更に、寸法をそれほど大きくする
必要なく、上述した周波数帯域の1つ以上に用いるのに
特に適した帯域幅を有するシングルバンド又はマルチバ
ンドアンテナを形成する必要がある。
【0008】更に、共振周波数を比較的容易に規定しう
るマルチバンドアンテナを形成する必要がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、特許請
求の範囲の請求項1に記載したように、セラミック基板
と少なくとも1つの共振導体細条構造体とを有する表面
実装装置アンテナを含む電気素子及び電子素子の双方又
はいずれか一方を表面実装したプリント回路板におい
て、前記プリント回路板が、前記アンテナを殆ど囲む接
地金属化体を有し、このアンテナの前記共振導体細条構
造体の一端がこの接地金属化体に接続されていることを
特徴とするプリント回路板により達成される。
【0010】本発明による第1の利点は、アンテナを囲
む接地金属化体のために、回路板の他の構成素子をアン
テナに近づけて配置しうるようになり、従って、構成素
子の個数が同じであるとすれば、回路板の寸法を減少さ
せることができるということである。接地金属化体によ
り通常生じる整合問題は、細条構造体を、放出さすべき
電磁波用の給電リードにではなく接地金属化体に接続す
ることにより、殆ど回避される。
【0011】細条構造体を接地金属化体に接続すること
により、誘電率の低い基板を用いる必要なく、実質的に
大きな帯域幅を有するアンテナを形成しうるという他の
利点が得られる。従って、アンテナの寸法は、比較的狭
い帯域のアンテナに比べて大きくする必要がなく、帯域
幅を同じとした通常のアンテナの場合よりも小さくな
る。
【0012】本発明の目的は、特許請求の範囲の請求項
2に記載したように、少なくとも1つの共振細条構造体
を有するセラミック基板を具える表面実装装置アンテナ
において、この表面実装装置アンテナは、その第1の共
振細条構造体の一端を接地電位点に接続する第1給電リ
ードと、放出させるべき電磁波を表面実装装置アンテナ
内に結合する第2給電リードとを具え、前記第1の共振
細条構造体は複数の導体区分を有し、この第1の共振細
条構造体の長さは、所望の第1共振周波数(基本モー
ド)を励起するような寸法となっており、前記導体区分
の通路及び相互間隔は、基本モードの第1高調波を励起
しうるように選択されていることを特徴とする表面実装
装置アンテナによっても達成される。
【0013】この場合、上述した利点に加え、デュアル
バンド(二重帯域)アンテナを比較的簡単に構成しうる
という他の利点が得られる。
【0014】他の請求項は本発明の他の有利な例に関す
るものである。
【0015】請求項3に記載した設計によれば、頭書に
記載した種類の一体化された通信装置に特に適した3バ
ンドアンテナを形成しうる。
【0016】請求項4に記載した設計によれば、励起さ
れるアンテナ共振が特に明瞭に規定されるという利点が
得られ、請求項5に記載した設計によれば、特にアンテ
ナの電気的な整合を最適化しうる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面につき本発明の実施例
を説明するも、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。本発明によるアンテナは、基本的に上下両
面が正方形の直方体のブロックより成るセラミック基板
を有し、この基板の高さはその長さ又は幅の3〜10分
の1である。従って、図1及び2に大きく示す基板1の
上面10及び下面11をそれぞれ第1又は上側面及び第
2又は下側面と称し、これらの面に対し垂直な面(厚
さ)12〜14を第1〜第4側面と称する。
【0018】しかし、基板としては、上下両面が正方形
の直方体のブロックの代りに、例えば、上下両面が長方
形、円形、三角形、その他の多角形で、空洞を有してい
る又は有していない柱状体のような他の幾何学的形状の
ものを用いることができ、その上に、例えば、らせん形
状の共振細条構造体を設ける。
【0019】基板は、εr >1の比誘電率とμr >1の
比透磁率との双方又はいずれか一方を有する。代表的な
材料は、高周波特性の温度依存性及び損失が低い耐高周
波基板(NP0又はSL材料)である。所望に応じ、ポ
リマー母材にセラミック粉末を入れることにより調節し
うる比誘電率及び比透磁率の双方又はいずれか一方を有
する基板を用いることもできる。
【0020】アンテナの細条構造体は本質的に、例え
ば、銀、銅、金、アルミニウム又は超電導体のような導
電性の高い材料から形成する。
【0021】本発明によるアンテナは、1つ以上の共振
細条構造体を基板上に被着した基本的な型の“プリント
配線アンテナ”である。これらのアンテナは、原則的
に、マイクロストリップ導体と相違して、基板の一方の
面上で基準電位を形成する金属面を有しないワイヤアン
テナである。
【0022】詳細には、図1のアンテナは直方体基板1
を有し、その第2側面13上に第1給電リード16が有
り、第1側面12上に第2給電リード17が有り、これ
らのリードは金属化の形態をしている。これらの給電リ
ードは部分的に下側面11上に延在し、回路板4と接触
している。
【0023】更に、第1給電リード16における第1端
部から開始し、基板上に第2開放端を有する第1プリン
ト金属細条構造体20が基板1の表面上に存在する。こ
の細条構造体20は複数の個々の導体区分より成り、こ
れら区分の幅は互いに異ならせることができる。
【0024】図1の第1実施例では、第1区分21が第
1給電リード16から開始し、第3側面14のエッジで
下側面11に沿って第4側面15まで延在している。
【0025】次に、第2区分22が第4側面15に沿っ
て第3区分23まで垂直に延在し、この第3区分も垂直
方向で上方に延在する。この第3区分23が第4区分2
4として基板の上側面(第1面)10上に続き、この第
4区分24が第4側面15のエッジに沿って第3側面1
4まで延在し、ここでこの第4区分24が第5区分25
に融合し、この第5区分25が第3側面14のエッジに
沿って第1面10上に延在し、この第5区分25の長さ
は第3側面14の長さの約半分とする。
【0026】アンテナは表面装着技術により回路板4
(一部のみを示す)上にはんだ付けする。第1給電リー
ド16は、基板1を大部分囲んでいる回路板4の金属化
体41に接続され、第2給電リード17は電磁波を放出
させるように細条42にはんだ付けされている。
【0027】基本モードの周波数は導体細条構造体20
の全長に亙って変え、所望通りに設定することができ
る。このことは、ここに述べた状態のアンテナでは、例
えばレーザビームを用いて導体細条構造体の長さを対応
させて短くすることにより可能となる。
【0028】本例の重大な利点は、共振細条構造体を通
常のように回路板の信号導体42から延在させるプリン
トワイヤアンテナの場合に可能となるよりも高いインピ
ーダンス帯域幅を達成しうるということである。特に、
誘電率の低い基板を用いる必要がなく、従って、寸法を
大きくする必要がない。
【0029】第2給電リード17を介する電磁波の供給
は、結合力を導体細条構造体20からの第2給電リード
17の距離を介して所望通りにアンテナ共振に整合させ
うる散乱電界により容量的に行われる。このことは、こ
こで述べた状態では、第1側面12上の第2給電リード
17の長さを、例えばレーザビームにより適宜に短くす
ることにより達成することもできる。
【0030】更に、細条構造体を第1給電リード16に
所望通りに接続することにより、この種類の既知のアン
テナのように整合問題を生ぜしめることなく、アンテナ
の殆どをその近くでプリント回路板4上の接地金属化体
41により囲み得る。第1に接地金属化体41はある遮
蔽効果を有し、第2に回路板の他の素子をアンテナのよ
り近くに配置しうる為、回路板をより小さく形成でき、
回路板を同じ寸法にする場合には他の構成素子又はモジ
ュールに対するより多くの空間が得られる。
【0031】図2による本発明の他の実施例は、例え
ば、3つの全ての移動電話帯域と上述した他の周波数帯
域との双方又はいずれか一方で動作しうるマルチバンド
アンテナに適している。
【0032】この図2には回路板4を図示していない。
しかし、アンテナは図1につき説明したのと同様に回路
板にはんだ付けして接地金属化体41により囲むことが
できる。このアンテナに対しても最初の実施例と同じ利
点が得られる。
【0033】基板の特性及び形状の点でも、最初の実施
例につき説明したのと同じことが言える。基板は1つ以
上のはんだ点11aで回路板に取付けることもできる。
【0034】アンテナは、第3側面14のエッジの領域
で第2側面13上の接地金属化体に接続すべき第1給電
リード16と、第2側面13のエッジの領域で第1側面
12で放出すべき電磁波に対する給電ラインに接続すべ
き第2給電リード17とを有する。給電リード(金属化
体)はこの場合も、回路板と接触させるために、下側面
11上に部分的に延在している。
【0035】第1細条構造体20は第1給電リード16
における第1端部から開始し、基板上に第2開放端部を
有する。第2細条構造体30は第2給電リード17にお
ける第1端部から開始し、基板上に第2開放端部を有す
る。第1及び第2細条構造体20及び30の個々の区分
はこの場合も互いに異なる幅を有しうる。
【0036】第1細条構造体20は、基板1の下側面上
で第3側面14のエッジに沿って第4側面15まで延在
する第1区分21をもって第1給電リード16から開始
し、この第4側面において第2区分22として上側面1
0のエッジまで上昇する。第1細条構造体20は、第4
側面15において、第3区分23をもって連続し、この
第3区分は上側面10のエッジに沿って第1側面12ま
で延在する。次に、第1細条構造体20は上側面10上
の第4区分24に続き、この第4区分は第1側面12の
エッジに沿って延在し、その長さはこの第1側面の長さ
のほぼ3分の1とする。この第1細条構造体20は、最
終的に第5区分25で終了する。この第5区分は、上側
面10上で第4区分24に対し実質的に直角に連結され
ており、第1同調スタブ25a及び第2同調スタブ25
bを有する。
【0037】第2細条構造体30は、第1区分31をも
って、第2給電リード17から開始する。この第1区分
31は、下側面11のエッジに沿って第2側面13に、
その長さの約3分の1に亙って延在している。(この第
1区分31は、第2側面13のエッジに沿って下側面1
1上にも位置させることができる。)この第2細条構造
体30は、次に、第1区分31に対し垂直に上側面10
まで上昇する第2区分32に続き、この第2区分は第2
側面13に対し垂直な上側面10上の第3区分33に融
合する。第2細条構造体30は、第2側面13に対し平
行で、しかも第1区分31とは逆方向に第1側面12の
エッジまで上側面10上に延在する第4区分34で終了
する。
【0038】このような構成によれば、第2給電リード
17を介する容量性結合及び共振結合の組み合わせによ
り共振アンテナが励起される。
【0039】このアンテナで測定されるインピーダンス
スペクトルを図3に示す。この図3から明瞭に分るよう
に、3つの共振周波数がほぼ900、1850及び21
00MHzに存在する。
【0040】第1の共振周波数、この場合下側の共振周
波数の位置は、主として第1給電リード16から開始す
る第1細条構造体20の長さにより決定され、これにそ
の基本モードが与えられ、一方、第2の共振周波数、こ
の場合中央の共振周波数は、主として第2給電リード1
7から開始する第2細条構造体の長さにより決定され
る。
【0041】アンテナを第3の共振周波数、この場合上
側の共振周波数で動作させるには、第1細条構造体20
の第1高調波を励起し、その位置(周波数位置)を、第
1細条構造体20の第3区分23及び第5区分25間の
結合を変えることにより、従って、第1同調スタブ25
aの長さにより特定の値に設定する。
【0042】第2同調スタブ25bの長さを変えること
により、第1細条構造体20と第2細条構造体30との
間の結合、従って、上側の2つの共振周波数の整合を達
成する。ここに述べた状態のアンテナでは、例えば、レ
ーザビームにより同調スタブ25a、25bの長さと第
1細条構造体20及び第2細条構造体30の長さとを減
少させ、特定の装着及び動作状態に対して整合を行い得
るようにすることもできる。
【0043】例えば、下側移動電話帯域及び上側移動電
話帯域(GSM900及びDCS1800又はPCS1
900)で動作するデュアルバンドアンテナを必要とす
る場合、このアンテナは、第2細条構造体30を省略
し、放出さすべき電磁波を第2給電リード17を介して
再結合させることにより得ることができる。
【0044】上述したアンテナは受信用にも同様に用い
得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるアンテナの第1実施例を示す線
図的斜視図である。
【図2】 本発明によるアンテナの第2実施例を示す線
図的斜視図である。
【図3】 図2によるアンテナのインピーダンススペク
トルを示す線図である。
【符号の説明】 1 基板 4 プリント回路板 10 上側面 11 下側面 12 第1側面 13 第2側面 14 第3側面 15 第4側面 16 第1給電リード 17 第2給電リード 20 導体細条構造体 21 第1区分 22 第2区分 23 第3区分 24 第4区分 41 接地金属化体 42 信号導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヒルガース アヒム ドイツ国 52477 アルスドルフ シュー ルシュトラーセ 38 Fターム(参考) 5E336 AA04 BB18 BC34 CC32 CC42 CC60 EE01 GG30 5E338 AA18 CC01 CC06 CD12 CD23 EE22 5J046 AA03 AA07 AA09 AB06 AB13 PA04 PA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板と少なくとも1つの共振
    導体細条構造体とを有する表面実装装置アンテナのよう
    な電気素子及び電子素子の双方又はいずれか一方を表面
    実装するためのプリント回路板において、 前記プリント回路板が、前記アンテナを殆ど囲む接地金
    属化体を有し、このアンテナの前記共振導体細条構造体
    の一端がこの接地金属化体に接続されていることを特徴
    とするプリント回路板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリント回路板に装着
    するのに特に適し、少なくとも1つの共振細条構造体を
    有するセラミック基板を具える表面実装装置アンテナに
    おいて、 この表面実装装置アンテナは、その第1の共振細条構造
    体の一端を接地電位点に接続する第1給電リードと、放
    出させるべき電磁波を表面実装装置アンテナ内に結合す
    る第2給電リードとを具え、前記第1の共振細条構造体
    は複数の導体区分を有し、この第1の共振細条構造体の
    長さは、所望の第1共振周波数(基本モード)を励起す
    るような寸法となっており、前記導体区分の通路及び相
    互間隔は、基本モードの第1高調波を励起しうるように
    選択されていることを特徴とする表面実装装置アンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の表面実装装置アンテナ
    において、この表面実装装置アンテナが第2の共振細条
    構造体を有し、この第2の共振細条構造体の一端が第2
    給電リードに接続され、この第2の共振細条構造体の長
    さは、所望の第2共振周波数とその第1高調波との双方
    又はいずれか一方を励起するような寸法となっているこ
    とを特徴とする表面実装装置アンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の表面実装装置アンテナ
    において、前記第1の共振細条構造体と前記第2の共振
    細条構造体との間の間隔は、この表面実装装置アンテナ
    の共振周波数を、放出さすべき電磁波の容量性結合及び
    共振結合の組み合わせにより励起しうるように選択され
    ていることを特徴とする表面実装装置アンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3に記載の表面実装装置ア
    ンテナにおいて、前記第1の共振細条構造体と前記第2
    の共振細条構造体とが異なる幅の導体区分を有している
    ことを特徴とする表面実装装置アンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のプリント回路板を有す
    る通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜5のいずれか一項に記載の表
    面実装装置アンテナを有する通信装置。
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