JPH1174722A - 板状逆fアンテナ - Google Patents

板状逆fアンテナ

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JPH1174722A
JPH1174722A JP23434997A JP23434997A JPH1174722A JP H1174722 A JPH1174722 A JP H1174722A JP 23434997 A JP23434997 A JP 23434997A JP 23434997 A JP23434997 A JP 23434997A JP H1174722 A JPH1174722 A JP H1174722A
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JP
Japan
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antenna
plate
circuit board
printed circuit
pattern
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JP23434997A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ban
泰浩 伴
Yoshiyuki Yokoajiro
義幸 横網代
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状逆Fアンテナにおいて放射導体板と回路
が実装されたプリント基板が垂直に配された場合に、製
造性を良好にするともにインピーダンスズレを小さくす
る。 【解決手段】 放射導体板1と一面が対向する接地導体
ケース2と、接地導体ケース2に内蔵され無線回路等を
実装した回路プリント基板3とが設けられている。回路
プリント基板3は放射導体板1と垂直になるように配さ
れ、また板状逆Fアンテナにおいて回路プリント基板3
の一部に給電線パターン6及びショート線パターン7を
形成し、それぞれを放射導体板1または接地導体ケース
2に接続することで放射導体板1への給電または放射導
体板1の接地導体ケース2への接地を実現している。こ
れによって給電線及びショート線の部品点数を削減し、
製造時におけるインピーダンス整合のズレを小さくし、
また板状逆Fアンテナの製造性を良好にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は設備機器のデータ通
信に使用する無線装置に実装する板状逆Fアンテナのシ
ョート線及び給電線の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯無線機用板状逆Fアンテナに
おける給電線及びショート線の接続構成について図6を
用いて説明する。図6において51は無線回路および制
御回路などの部品を実装する回路用プリント基板、52
は前記回路用プリント基板51の片面の導体箔層で形成
された接地導体、53はアンテナの放射素子である放射
導体、54は放射導体53と回路用プリント基板51の
接地導体52間に挟み込み、放射導体を固定し放射導体
53と接地導体52の所定間隔を保持する為に設けた樹
脂スペーサ、55は回路用プリント基板上に実装された
無線回路からの高周波信号を放射導体53に給電する為
の給電線、56は放射導体53を接地導体52に接地す
るためのショート線である。
【0003】また放射導体53と接地導体52は対向さ
せて配置され樹脂スペーサ54を介した構成において放
射導体を固定するとともに空間を設けた形状で構成さ
れ、さらに放射導体53は給電線55及びショート線5
6と同一の金属板において一体構成され、ショート線5
6は接地導体56にハンダ付けして放射導体53の一部
を接地し、そして給電線55は回路用プリント基板51
上に形成されている無線回路のアンテナ接続端子にハン
ダ付けにより接続され高周波信号を放射導体53に供給
し板状逆Fアンテナを構成している。
【0004】また特開平6−276014号公報や特開
平7−46027号公報に示されているように、放射導
体をプリント基板の片面の導体箔層によって形成し、放
射導体を回路用プリント基板上の接地導体及びアンテナ
接続端子にアンテナ用プリント基板の誘電体層に形成し
たサイドカットスルーホールのショート線及び給電線を
それぞれハンダ付けし板状逆Fアンテナを構成したもの
もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、放射導体53と回路用プリント基板51が
垂直に配される場合、回路用プリント基板51には放射
導体53に対向する面の接地導体52を設けることがで
きない。この場合放射導体53に対向する面を有する接
地導体52を形成させるとともに回路用プリント基板5
1も内蔵する金属板製の接地導体ケースなどを設けて板
状逆Fアンテナを形成するが、この構成において給電線
及びショート線の接続は回路用プリント基板51が接地
導体ケースなどに覆われているとともに給電線がプリン
ト基板51に対して水平になる為ハンダ付け作業がやり
にくいという課題がある。
【0006】またショート線は前記対向する接地導体ケ
ースの一面にハンダ付けすることになる為、金属板同士
のハンダ付け作業の為熱容量が大きくハンダ付け作業が
しにくいという課題もある。また給電線及びショート線
を放射導体板53とは別に設けて構成する場合には部品
点数が多くなるとともにハンダ付け作業が多くなり、作
業工数が増加し製造性が悪くなるという課題もある。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、放射
導体53と回路用プリント基板51が垂直に配されてか
つ板状逆Fアンテナの接地導体を前記プリント基板51
が覆われている接地導体ケースにした場合においても、
給電線及びショート線の接続を容易にするとともに部品
点数を少なくし、製造性の良好な板状逆Fアンテナを提
供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため放射導体板と垂直に配された回路プリント基板
上のプリントパターン上に給電線パターン及びショート
線パターンを形成し、給電線パターンにより放射導体板
と無線回路のアンテナ接続端子とを接続して給電を行
い、またショート線パターンによって放射導体板と、回
路プリント基板上のGNDパターンと接続された接地導
体とを接続して板状逆Fアンテナを構成したものであ
る。
【0009】この発明によれば、プリントパターンによ
って給電線及びショート線が形成されているので加工精
度が良くなり板状逆Fアンテナを形成したときのインピ
ーダンス整合のバラツキが小さくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、放射導体板と、前記放
射導体板と対向している対向面を有した接地導体と、ア
ンテナ接続部を有する無線回路と、前記無線回路を搭載
すると共に前記放射導体板と垂直に配されたプリント基
板と、前記プリント基板上に形成され接地導体と接続し
ているGNDパターンを有し、前記無線回路のアンテナ
接続部に接続し放射導体板に高周波電流を供給する給電
線パターンと、GNDパターンに接続するとともに放射
導体板を接地導体の対向面に接地するショート線パター
ンをプリント基板上に設けたことで、プリント基板と放
射導体板が垂直に配されて構成された場合においても給
電線及びショート線の部品を別に設けなくてもよくなる
為部品点数が少なくなる。
【0011】またプリント基板上パターンと放射導体板
及び接地導体の接続のみの構成になるので金属板同士ま
たは金属部品同士のハンダ付け作業がなくなり、ハンダ
付け作業性が良好になるので製造性が向上する。さらに
プリントパターンによって給電線及びショート線が形成
されているので加工精度が良くなるため板状逆Fアンテ
ナを形成した時のインピーダンス整合のバラツキが小さ
くなる。
【0012】また放射導体板と、前記放射導体板と対向
している対向面を有した接地導体と、アンテナ接続部を
有する無線回路と、前記無線回路を搭載すると共に前記
放射導体板と垂直に配されたプリント基板と、前記プリ
ント基板上に形成され接地導体と接続しているGNDパ
ターンと、前記プリント基板上に形成され無線回路のア
ンテナ接続部に接続するとともに放射導体板に高周波電
流を供給する給電線パターンと、前記プリント基板上に
形成されGNDパターンに接続するとともに放射導体板
を接地導体の対向面に接地するショート線パターンを有
し、給電線パターンをショート線パターンの一部につな
いだパターンを形成して板状逆Fアンテナを構成しイン
ピーダンス整合をとるようにしたことで、ハンダ付け作
業を削減できるとともにプリント基板パターンで形成す
る部分が多くなり加工精度が良好になりインピーダンス
整合のバラツキが小さくなる。またハンダ付け作業が一
つ削減できるために製造性が向上する。
【0013】また放射導体板の一部に切り欠き部を設
け、前記切り欠き部に給電線パターン及びショート線パ
ターンが形成されたプリント基板の一部を差込むように
して板状逆Fアンテナを構成することで、放射導体板と
プリント基板上給電線パターン及びショート線パターン
の接続点の位置合わせが容易になり製造性が向上すると
ともに位置合わせ精度が向上する為にインピーダンス整
合のズレが小さくなる。
【0014】また放射導体板と接地導体の対向面との空
間に樹脂スペーサを設け、前記樹脂スペーサによって放
射導体板と接地導体は固定されると共に所定の対向間隔
を保持させた逆Fアンテナユニットを形成し、プリント
基板に逆Fアンテナユニットを実装した板状逆Fアンテ
ナを構成することで、前記逆Fアンテナユニットを一つ
の部品として扱うことができ、プリント基板への実装時
は前記一体化された逆Fアンテナユニットとプリント基
板の接続に伴うハンダ付け作業のみになり、アンテナの
組立て工程においてはめ込み作業とハンダ付け作業を分
離することができるようになり製造効率が向上するとも
に、逆Fアンテナユニットにプリント基板をはめ込み実
装するようにできる為、プリント基板へのハンダ付け接
続時の位置ズレによるインピーダンス整合のバラツキが
小さくなる。
【0015】そしてまたアンテナ用プリント基板を設
け、放射導体は前記アンテナ用プリント基板のプリント
パターンにより形成することで、放射導体を自由な形状
に加工できるようになる為、プリント基板上に給電線パ
ターンまたはショート線パターンを接続するランドを設
けることができるようになり組立てによる接続時の位置
ズレが小さくなる。そしてインピーダンス整合のズレが
小さく抑えられるようになるとともにハンダ付けの作業
性が向上するようになる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の実施例1について図1を用い
て説明する。図1は放射導体板とプリント基板を垂直に
配した場合の板状逆Fアンテナの構成図である。図1
(a)は板状逆Fアンテナの側面断面図であり、図1
(b)は局部上面断面図である。図1(a)、(b)に
おいて1は板状逆Fアンテナの放射素子を形成する放射
導体板、2は前記放射導体板1に対向する面を有した接
地導体ケース、2aは接地導体ケース2の放射導体板1
と対向する接地導体ケース対向面、3は制御回路等の回
路部品が実装された回路プリント基板、4は無線送受信
回路を実装している無線回路ユニット、5は前記回路プ
リント基板3上に形成されているGNDパターン、6は
無線回路ユニット4のアンテナ接続端子に接続されると
ともに放射導体板1に高周波電流を給電する為に回路プ
リント基板上に設けられた給電線パターン、7は前記G
NDパターン5につながっており放射導体板1を接地導
体ケース2にショートするために回路プリント基板3上
に形成したショート線パターン、8は無線回路ユニット
のアンテナ接続端子、9は無線回路ユニットのGND接
続端子、10は回路プリント基板上の一部に設けられ給
電線パターン6及びショート線パターン7が形成された
接地導体ケース2より突出すように構成された基板突出
部、11は基板突出部10上の給電線パターン6と放射
導体板1が接続されている給電点、12は基板突出部1
0上のショート線パターン7と放射導体板1とが接続さ
れているショート点、13は接地導体ケース2が回路プ
リント基板3のGNDパターン5と接続している接地導
体ケース接続点、14は基板突出部10が接地導体ケー
ス2を貫通するように設けた基板貫通用開口部である。
【0017】次に詳細な構成について説明すると、図1
(a)において接地導体ケース2には無線回路ユニット
4が実装された回路プリント基板3が内蔵されておりケ
ースが回路プリント基板3を覆っている状態である。ま
た接地導体ケース対向面2aには回路プリント基板3の
一部の給電線パターン6及びショート線パターン7が形
成された基板突出部10が貫通するように設けた基板貫
通用開口部14があり、そこを通して突き出して構成に
している。
【0018】そして前記接地導体ケース対向面2aと1
0mm程度の間隔で対向させるように放射導体板1が配置
されている。そして図1(b)に示すように放射導体板
1の所定の給電点11及びショート点12に前記回路プ
リント基板3の基板突出部10に形成されている給電線
パターン6及びショート線パターン7をそれぞれハンダ
付けにより接続されている。また無線回路ユニット4か
ら板状逆Fアンテナへの給電はアンテナ接続端子8を回
路プリント基板3の給電線パターン6に接続して行って
いる。また接地導体ケース2は回路プリント基板3のG
NDパターン5と接地導体ケース接続点13においてハ
ンダ付けにより接続している。
【0019】そしてショート線パターン7をショート点
12で放射導体板1と、接地導体ケース接続点13で接
地導体ケース2とハンダ付け接続して、放射導体板1を
接地導体ケース2に接地している構成である。なお図1
の回路プリント基板3上には無線回路ユニット4しか図
示していないが、制御回路部や電池または表示装置など
も実装されている構成である。また本説明においてはG
NDパターン5とショート線パターン7を分けた名称で
呼んでいるがそれは板状逆Fアンテナの構成要素として
説明する為であり、どちらも回路プリント基板3上で一
続きのGNDパターンとして形成されているものであ
る。
【0020】次に作用について説明すると、本実施例の
図1に示す板状逆Fアンテナは給湯器やエアコンなどの
設備機器の制御に使用する無線装置に内蔵するアンテナ
であり、使用する周波数は特定小電力無線テレメータ・
テレコントロール用429MHz帯である。給湯機やエア
コン室外機などの金属筐体を有する設備機器に取り付け
る無線装置のアンテナは前記金属筐体の影響を受け利得
が低下するので、無線装置自身にアンテナとしての接地
導体ケース2を有し、取り付ける設備機器の金属筐体と
高周波的に一体と見なせる状態にすることで影響を小さ
くするように構成させている。また無線装置の構成及び
利得特性向上の為などの理由において回路プリント基板
3と放射導体板1を垂直に配置するようになっている。
【0021】なお、無線装置を取り付ける設備機器は給
湯機またはエアコン室外機以外でもよく金属筐体を有さ
ない機器などでもよい。また設備機器以外の機器でも構
わない。また無線回路ユニット4は回路プリント基板上
に直接実装された回路部品で構成されていても構わな
い。さらに給電線パターン6、ショート線パターン7及
びGNDパターン5の接続はハンダ付けでなくてもよく
圧着、はめ込み接触などの別の手法で接続しても同様の
効果がある。また周波数帯は本実施例の無線装置は42
9MHz帯を使用して構成したが他の周波数帯の無線装置
に適用しても同様の効果がある。
【0022】このように本実施例の板状逆Fアンテナの
構成によれば、放射導体板1とプリント基板3が垂直に
配される場合においても給電線及びショート線の部品を
別に設けることがなくなる為部品点数が少なくすること
ができる。またプリント基板上パターンと放射導体板1
及び接地導体ケース2に接続のみの構成になるので金属
板同士または金属部品同士のハンダ付け作業がなくなり
プリント基板とのハンダ付け作業になるので作業性が良
好になるので製造性が向上する。さらにプリントパター
ンによって給電線及びショート線が形成されているので
加工精度が良くなるため板状逆Fアンテナを形成した時
のインピーダンス整合のバラツキが小さくなる。
【0023】(実施例2)本発明の実施例2について図
2を用いて説明する。図2は本実施例2における板状逆
Fアンテナの局部上面断面図である。実施例2で前記実
施例1と異なる点は給電線パターン6が放射導体板1に
は直接接続せずにショート線パターン7の一部に接続す
る構成にしている点である。また図2において前記実施
例と同一の構成要素については同一番号を付し説明は省
略する。
【0024】なお給電線パターン6及びショート線パタ
ーン7はともに回路プリント基板3上のプリントパター
ンにより形成されているいるのでパターン的は一続きで
ある。
【0025】次に詳細な構成と作用を説明すると、図2
においてアンテナ接続端子8とGND接続端子9はそれ
ぞれ給電線パターン6及びショート線パターン7に接続
されている。またショート線パターン7は接地導体ケー
ス2の一面に対向するように設けられた放射導体板1と
ショート点12においてハンダ付け接続されている。ま
た接地導体ケース2はGNDパターン5に接地導体ケー
ス接続点13において接続されている。
【0026】このように板状逆Fアンテナのオフセット
給電の給電点を極端に接地導体ケース2側に近づけて回
路プリント基板上パターンのみで給電部を構成してお
り、この様な構成をとる為にショート線パターン7の
幅、長さとショート線パターン7が放射導体板1と接続
されるショート点及び放射導体板1と接地導体ケース2
との間隔などを適当な値に選び、ショート線パターン7
の途中の給電点11に給電線パターン6をつないで構成
することで逆Fアンテナが50Ω整合するようにしてい
る。
【0027】またこのインピーダンス整合の状態を調整
する場合に回路プリント基板3上の集中定数素子による
整合回路などを使用して構成しても同様の効果がある。
なお本実施例の構成は以下のどの実施例においても適用
できると共に同様の効果がある。
【0028】このように本実施例2の板状逆Fアンテナ
の構成によれば、ショート線パターン7の一端を放射導
体板に接続するのみでしインピーダンス整合(50Ω整
合)をとるように構成できるようになるので、給電線パ
ターン6を放射導体板に接続するハンダ付け作業を削減
できるとともに、給電・ショートの部分をプリント基板
パターンで形成できるようになる為加工精度が良好にな
り、製造時の組立によるインピーダンス整合のバラツキ
が小さくなる。また板状逆Fアンテナを組み立てる工数
を少なくできる為に製造性が向上するという効果があ
る。
【0029】(実施例3)図3を用いて本発明の実施例
3について説明する。図3において(a)は本実施例3
における板状逆Fアンテナの正面図、(b)は側面断面
図である。本実施例において前記実施例と異なる点は放
射導体板1に回路プリント基板3をはめ込みする為の切
り欠き部を設けた点である。また図3において前記実施
例と同一の構成要素に関しては同一番号を付し説明は省
略する。図3において、15は放射導体板1に設けられ
回路プリント基板3がはめ込みできるようにする為に設
けた略コの字形の放射導体板切り欠き部である。
【0030】次に詳細な構成及び作用について説明する
と、接地導体ケース2には無線回路ユニット4が実装さ
れた回路プリント基板3が内蔵されており、また給電線
パターン及びショート線パターンが配された基板突出部
10を接地導体ケース2に設けた基板貫通用開口部14
に通して突き出すように構成している。そして基板突出
部14は回路プリント基板3に垂直に配された放射導体
板1の放射導体板切り欠き部15にはめ込まれ、給電線
パターン及びショート線パターンを接続している構成で
ある。また接地導体ケース2は回路プリント基板3上の
GNDパターンに接続している。このように基板突出部
10を放射導体板1にはめ込む構成にすることで給電線
パターンまたはショート線パターンと放射導体板との接
続点の位置合わせが容易にできるようになる。なお本実
施例の構成は他のどの実施例3においても適用できると
共に同様の効果がある。
【0031】このように本実施例3の板状逆Fアンテナ
の構成によれば、放射導体板1と回路プリント基板3上
給電線パターン及びショート線パターンの接続点の位置
合わせが容易になり製造性が向上するとともに、位置合
わせ精度が向上する為に製造時の板状逆Fアンテナのイ
ンピーダンス整合ズレを小さくすることができる。
【0032】(実施例4)図4を用いて本発明の実施例
4を説明する。図4において(a)は本実施例4の板状
逆Fアンテナを一体化した時の側面断面図、(b)は板
状逆Fアンテナ一体化した部品と回路プリント基板とを
接続した時の側面断面図である。実施例4において前記
実施例と異なる点は放射導体板1と接地導体ケース2の
間に前記2つの部品を固定する樹脂スペーサを設け、前
記放射導体板1、接地導体ケース2及び樹脂スペーサを
一体構成にしユニット化している点である。また図4に
おいて前記実施例と同一の構成要素について同一番号を
付し説明は省略する。図4において16は放射導体板1
と接地導体ケース2との空間に挟み込み両部品を固定す
るとともに所定間隔を保持する為の樹脂スペーサ、17
は放射導体1と、接地導体ケース2及び樹脂スペーサ1
6を一体化してユニット化している逆Fアンテナユニッ
トである。
【0033】次に詳細な構成と作用について説明する
と、図4(a)において後方が開口している接地導体ケ
ース2の前面(図左側)にはめ込みなどによって樹脂ス
ペーサ16を固定し、また樹脂スペーサ16にはめ込み
構成によって放射導体板1を固定している。この放射導
体1と、接地導体ケース2及び樹脂スペーサ16が一体
となって固定されている状態の部品を本実施例では逆F
アンテナユニット17と呼ぶことにする。図4(b)の
ように逆Fアンテナユニット16の開口している後方よ
り無線回路ユニット4などの回路部品が実装された回路
プリント基板3を挿入し、基板突出部10を接地導体ケ
ース2の基板貫通用開口部14に通し、そして放射導体
板切り欠き部15にはめ込み固定される。そして回路プ
リント基板突出部14上に形成された給電線パターン及
びショート線パターンを放射導体板1にそれぞれ給電点
11、ショート点12において接続している。また接地
導体ケース2においても回路プリント基板3上のGND
パターンと接地導体ケース接続点13において接続して
いる構成である。なお本実施例の構成は他のどの実施例
において適用できるとともに同様の効果がある。
【0034】このように本実施例4の板状逆Fアンテナ
の構成によれば、放射導体板1と樹脂スペーサ16及び
接地導体ケース2を一体化した逆Fアンテナユニット1
7をはめ込みのみで構成しあらかじめアンテナを構成す
る部品を組立てて一つの部品として扱うことができる。
そして回路プリント基板3への板状逆Fアンテナの取り
付けは前記一体化された逆Fアンテナユニット17と回
路プリント基板3の接続に伴うハンダ付け作業のみにな
るので無線装置のアンテナ組立てにおける製造工程をは
め込み作業とハンダ付け作業の2つの作業を分離するこ
とができ製造効率が向上するという効果がある。
【0035】なお本実施例において放射導体板1と樹脂
スペーサ16及び接地導体ケース2の固定方法をはめ込
みとしているが接着などのその他の固定方法でも同様の
効果がある。また接地導体ケース2は後方が開放してい
る形状のものでなくてもよくまた、2つ以上に分割でき
るように構成することで後方を開口せずに回路用プリン
ト基板3を逆Fアンテナユニット17にはめ込むように
することもできる。さらに放射導体板1と給電線パター
ンやショート線パターンとの接続はハンダ付けで接続し
ているが、接触またははめ込みなどの他の接続方法でも
良い。
【0036】(実施例5)図5を用いて本発明の実施例
5を説明する。図5は本実施例5の板状逆Fアンテナの
外観斜視図である。実施例5において前記実施例と異な
るのはアンテナ用プリント基板を設け、アンテナ用プリ
ント基板のプリントパターンにより放射導体板1を形成
している点である。図5において前記実施例で説明した
構成要素と同一のものは同一番号を付し説明は省略す
る。図5において18はプリントパターンにより放射素
子を形成するアンテナプリント基板、19はアンテナプ
リント基板18上で放射素子を形成する放射導体パター
ン、20はアンテナプリント基板に設けたアンテナ基板
切り欠き部、21はアンテナプリント基板17上に設け
られたショート線パターンまたは給電線パターンを接続
するための接地ランド、22は給電ランドである。
【0037】次に構成及び作用について説明すると、図
5において接地導体ケース2に内蔵された回路プリント
基板3の給電線パターン及びショート線パターンが形成
された基板突出部10が接地導体ケース2より突き出
し、基板突出部10に垂直にアンテナプリント基板18
を配し前記アンテナプリント基板切り欠き部20にはめ
込んでいる構成である。また放射素子はアンテナプリン
ト基板18上にプリントパターンによって放射導体パタ
ーン19を形成している。そして放射導体パターン19
の接地ランド20にショート線パターンをハンダ付け
し、また給電ランド21に給電線パターンをハンダ付け
して接続している構成である。このようなプリントパタ
ーンによって放射導体を形成すると板状逆Fアンテナの
周波数を調整する為の調整スリットを形成したり、集中
定数による整合回路をアンテナプリント基板上に実装す
るランドを形成することも容易となる。なお本実施例の
構成は他のどの実施例において適用できるとともに同様
の効果がある。
【0038】このように本実施例5の板状逆Fアンテナ
の構成によれば、放射導体を自由な形状に加工できるよ
うになる為、プリント基板上に給電線パターンまたはシ
ョート線パターンを接続するハンダ付け用のランドを設
けることができ、組立てによる接続の位置ズレを小さく
することができ、さらにインピーダンス整合ズレが小さ
くなるとともにプリント基板に形成されたランド同士の
ハンダ付けになるためハンダ付けの作業性が向上する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の板状逆Fア
ンテナは放射導体板とプリント基板が垂直に配される場
合においても給電線及びショート線の部品を別に設ける
ことがなくなる為部品点数を少なくすることが可能であ
る。またプリント基板上パターンと放射導体板及び接地
導体ケースに接続のみの構成になるので金属板同士また
は金属部品同士のハンダ付け作業がなくなり、ハンダ付
けの作業性が良好になるので製造性が向上する。さらに
プリントパターンによって給電線及びショート線が形成
されているので加工精度が良くなるため板状逆Fアンテ
ナを形成した時のインピーダンス整合のバラツキを小さ
くすることができる。
【0040】またショート線パターンの一部に給電線パ
ターンをつないだパターン構成にすることで、ショート
線パターンの一端を放射導体板に接続するのみでインピ
ーダンス整合をとるように構成できるようになるので、
給電線パターンを放射導体板に接続するハンダ付け作業
を削減できるとともにプリント基板パターンで形成する
部分が多くなり加工精度が良好になり、製造時のインピ
ーダンス整合ズレのバラツキを小さくすることができ
る。また板状逆Fアンテナを組み立てる工数を少なくで
きる為に製造性が向上するという効果がある。
【0041】また放射導体板の一部に切り欠き部を設
け、ショート線パターン及び給電線パターンが形成され
たプリント基板が前記切り欠き部にはめ込まれるともに
放射導体板に接続して構成することで、放射導体板とプ
リント基板上給電線パターン及びショート線パターンの
接続点の位置合わせが容易になり製造性が向上するとと
もに位置合わせ精度が向上する為にインピーダンス整合
のズレを小さくすることができる。
【0042】また放射導体板と接地導体ケースとを対向
させた空間に挟み込むとともに固定を行う樹脂スペーサ
を設けて放射導体板、接地導体ケース及び樹脂スペーサ
を一体にした逆Fアンテナユニットを構成することで一
つの部品として扱うことができ、プリント基板への板状
逆Fアンテナの実装作業は前記一体化された逆Fアンテ
ナユニットと回路プリント基板の接続に伴うハンダ付け
作業のみになるので製造性が向上する。
【0043】また放射導体板をアンテナ用に設けたプリ
ント基板のプリントパターンにより形成することで、放
射導体を自由な形状に加工できるようになる為、プリン
ト基板上に給電線パターンまたはショート線パターンを
ハンダ付け接続するランドを設けることができ、組立て
による接続時の位置ズレを小さくすることができ、また
インピーダンス整合のズレが小さくなるとともにプリン
ト基板に形成されたランド同士のハンダ付けになるため
ハンダ付けの作業性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1における板状逆Fアン
テナの側面断面図 (b)同アンテナの局部上面断面図
【図2】本発明の実施例2における板状逆Fアンテナの
局部上面断面図
【図3】(a)本発明の実施例3における板状逆Fアン
テナの正面図 (b)同アンテナの側面断面図
【図4】(a)本発明の実施例4における板状逆Fアン
テナユニットの側面断面図 (b)同アンテナユニットに回路プリント基板を接続し
た場合の側面断面図
【図5】本発明の実施例5における板状逆Fアンテナの
外観斜視図
【図6】従来の携帯無線機用板状逆Fアンテナの給電線
及びショート線の接続状態を示す側面図
【符号の説明】
1 放射導体板 2 接地導体ケース 2a 接地導体ケース対向面 3 回路プリント基板 4 無線回路ユニット 5 GNDパターン 6 給電線パターン 7 ショート線パターン 8 アンテナ接続端子 15 放射導体板切り欠き部 16 樹脂スペーサ 17 逆Fアンテナユニット 18 アンテナプリント基板 19 放射導体パターン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射導体板と、前記放射導体板と対向する
    対向面を有した接地導体と、アンテナ接続部を有する無
    線回路と、前記無線回路を搭載すると共に前記放射導体
    板と垂直に配設されたプリント基板と、前記プリント基
    板上に形成され接地導体と接続しているGNDパターン
    を備え、前記アンテナ接続部に接続し前記放射導体板に
    高周波電流を供給する給電線パターンと、前記GNDパ
    ターンに接続するとともに前記放射導体板を前記対向面
    に接地するショート線パターンを前記プリント基板上に
    設けた板状逆Fアンテナ。
  2. 【請求項2】放射導体板と、前記放射導体板と対向して
    いる対向面を有した接地導体と、アンテナ接続部を有す
    る無線回路と、前記無線回路を搭載すると共に前記放射
    導体板と垂直に配設されたプリント基板と、前記プリン
    ト基板上に形成され接地導体と接続しているGNDパタ
    ーンと、前記プリント基板上に形成され前記アンテナ接
    続部に接続するとともに前記放射導体板に高周波電流を
    供給する給電線パターンと、前記GNDパターンに接続
    するとともに前記放射導体板を前記対向面に接地するシ
    ョート線パターンを備え、給電線パターンを前記ショー
    ト線パターンの一部につないだパターンを形成した板状
    逆Fアンテナ。
  3. 【請求項3】放射導体板の一部に切り欠き部を設け、前
    記切り欠き部に給電線パターン及びショート線パターン
    が形成されたプリント基板の一部を差し込むようにした
    請求項1または2に記載の板状逆Fアンテナ。
  4. 【請求項4】放射導体板と接地導体の対向面との空間に
    樹脂スペーサを設け、前記樹脂スペーサによって放射導
    体板と接地導体は固定されると共に所定の対向間隔を保
    持させた逆Fアンテナユニットを形成し、プリント基板
    に逆Fアンテナユニットを実装した請求項1、2または
    3に記載の板状逆Fアンテナ。
  5. 【請求項5】アンテナ用プリント基板を設け、放射導体
    板は前記アンテナ用プリント基板のプリントパターンに
    より形成した請求項1、2、3、または4に記載の板状
    逆Fアンテナ。
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