JP3809999B2 - 小型アンテナ及びそれを用いた電子部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型アンテナ及びそれを用いた電子部品に関し、特に、移動体たる電子機器に装荷された電子部品内の無線通信回路に付属し、他の移動体、又は固定された無線通信装置との間での電波伝播に用いられる小型アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ、特に、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、以下、PCと呼ぶ)の低価格化と共にその普及率が高まり、一人に一台の時代に入りつつある。かかるPC等のコンピュータを用いて処理される情報は、職場や家庭で通信ネットワークを介して共有されることが多い。また、その通信ネットワークは、職場や家庭等の中のみではなく、駅や空港等の公共の場所においても繋がる必要がある。しかしながら、従来、通信ネットワークと端末であるPC等とは、ケーブルを介して有線接続されていたため、上記の通信ネットワークに接続できる場所は、電話回線の引出口のある所等に限定されていた。そこで、上記の必要性を満足する手段として無線通信が利用されるようになりつつある。
【0003】
このような状況下、持ち運び容易なコンピュータ端末として、ラップトップ型或いはノート型PCが多く普及するようになった。かかるコンパクトな構成のコンピュータ端末に無線通信機能を付加するためには、製造当初より無線通信機能を内臓させるか、或いは、PCカードスロット等の拡張スロットに無線通信のモジュール(例えば、無線LANカード)を挿入するか、のいずれかの方法によらなければならない。特に、既存のコンピュータに後から無線通信機能を追加するには、拡張スロットを使用する方法によるしかない。
【0004】
ラップトップ型或いはノート型PCにおいて、かかる拡張スロットは、PCカード等の拡張カードを挿入するように、通常、キーボードと平行に設けられている。
【0005】
一方、かかるPCカード等の拡張カードにアンテナを内臓させる場合、無線通信に一般的に用いられている垂直偏波を発生するためには、アンテナは、例えば1/4波長程度と、上述したキーボードとは垂直方向に十分大きくなければならない。ところが、例えば、PCカードは、通常、約4mmと非常に薄い形状であり、例えば、この厚さで1/4波長とする場合には、約19GHzと比較的高い周波数帯域で用いられるアンテナにならざるを得ない。
【0006】
このような問題を解決するため、従来より、PCカードをPCカードスロットに完全に挿入した状態でPCカードの一部がスロットからはみ出るような設計とし、そのはみ出る部分のみがより厚い形状とし、そのより厚い部分にアンテナを設置している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したPCカード等に組み込まれる小型アンテナとして、逆Fアンテナが知られている。この逆Fアンテナは、λ/4モノポールアンテナの先端を折り曲げたL型アンテナを低姿勢化し、給電点位置付近に短絡部を設けて給電点でのインピーダンス整合を取り易くしたものである。この線状逆Fアンテナを更に低姿勢化し、帯域幅を拡げ、またインピーダンス整合を取り易くするためには、地板に対する水平部分を板状にすればよく、この形状のアンテナを板状逆Fアンテナと呼んでいる。
【0008】
この板状逆Fアンテナ100は、例えば、図1(A)に示すように、接地導体102上に平行に板状導体104を設置し、その片端104aを短絡板106により接地導体102と接続し、更に、板状導体104の当該接地した片端104aと開放端104bとの間の適当な位置に給電線108を介して給電することにより動作する。板状導体104を接地導体102に近づける程、低背形状となるが、上述したように、所望される垂直偏波成分が減少する一方、水平偏波成分が増加してしまう。また、アンテナの放射抵抗が小さくなり、電圧/定在波比(Voltage/Standing Wave Ratio、以下、VSWRと呼ぶ)の周波数帯域が狭くなる。尚、接地導体102と板状導体104との間は、誘電体であれば良い。従って、図1(A)に示すように、空間(空気)でも良いが、通常は、製造工程において、実装基板101上にマウンタを用いて実装する際の便宜等の理由から、図1(B)に示すように、接地導体102と板状導体104との間に樹脂を充填したチップ部品103を実装基板101上に実装する構成が採用されている。
【0009】
従来例のように、拡張スロットからのはみ出し部分のみを厚くした形状のPCカードでは、例えば、ラップトップ型或いはノート型PCにおいて、拡張スロットがPCカードの厚み方向に隣接して設置されている場合、上下一方のスロットにしか挿入できない。即ち、もう一枚、同様にはみ出し部分のみを厚くした形状のPCカードを使いたい場合であっても、両方のPCカードを同時には挿入できない虞れがある。この点からは、PCカードを、はみ出し部分のみを厚くしないで均一な厚みの構造とするのが望ましいが、上述したように、所望される垂直偏波成分が減少してしまう。
【0010】
そこで、本発明は、均一な厚みのPCカード等に内臓しても、所望の垂直偏波成分を得ることができる上に、VSWRの周波数帯域を広くすることができる逆Fアンテナ等の小型アンテナ及びその小型アンテナを内蔵するPCカード等の電子部品を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の如きPCカード等に内臓される逆Fアンテナでは、PCカード等の内部の実装基板上に配置されるため、その実装基板の分だけ更にアンテナとしての厚みが減るという点に着目し、実装される基板の厚み分をアンテナとして利用できる小型アンテナを案出し、垂直偏波放射成分の増加とVSWRの広帯域化を実現するようにした。
【0012】
しかして、本発明の小型アンテナは、基板と、該基板の主面上に実装されるチップ部品とで構成される小型アンテナにおいて、前記基板は、前記主面の背面に形成された接地導体と、前記主面上に形成された第1の短絡用導体配線と、それら接地導体と第1の短絡用導体配線とを接続するスルーホールとを含み、前記チップ部品は、該チップ部品の前記被実装面と反対側の表面に形成された放射用導体と、該チップ部品の端面に形成され、前記第1の短絡用導体配線と前記放射用導体とを接続する短絡用導体と、該チップ部品の少なくとも側面に形成され、前記放射用導体と接続された給電用導体配線とを含み、前記放射用導体と前記接地導体とは前記チップ部品の厚みおよび前記基板の厚みだけ離間して配置されて共振器を構成し、当該共振器の励振により電波が放射されることを特徴とする。
【0013】
かかる構成によれば、チップ部品のみならずチップ部品が実装される基板の厚みを含めた全体をアンテナの高さとして利用できるので、垂直偏波放射成分の増加とVSWRの広帯域化を図れる。
【0014】
前記小型アンテナは逆Fアンテナであるのが好適であり、また、前記チップ部品は、誘電体のブロックに、前記第2の短絡用導体配線、放射用導体、短絡用導体、給電用導体配線が形成されて成ることを特徴とし、該誘電体のブロックは、樹脂又はセラミックのいずれかにより構成することができる。
【0015】
例えば、樹脂から成り、前記第2の短絡用導体配線、放射用導体、短絡用導体、給電用導体配線が形成された誘電体ブロックを基板上に実装することで逆Fアンテナを形成し得るので、放射用導体と基板(或いは基板上の接地導体)との間が空間(空気)である逆Fアンテナに比べ、マウンタ等の圧力により放射用導体の高さにバラツキが生じることがないので、実装面で有利であり製造工程において利点がある。
【0016】
ここで、前記基板は、更に、前記主面上に配置された給電線を含み、前記チップ部品の前記給電用導体配線は、前記チップ部品の前記短絡用導体が形成された端面とは異なる面に配置された線状電極により構成され、該線状電極を介して前記給電線と前記放射用導体とを接続しても良い(直接給電)。
【0017】
また、前記基板は、更に、前記主面上に配置された給電線を含み、前記チップ部品の給電用導体配線は、前記チップ部品の前記短絡用導体が形成された端面とは異なる面に配置された線状電極と、該線状電極と一体的に形成され、前記チップ部品の前記表面に前記放射用導体と所定の間隔をおいて隣接して配置された容量結合電極とにより構成され、前記給電線と前記線状電極とが接続されることにより、該容量結合電極が前記放射用導体と容量結合するようにしても良い(容量結合給電)。尚、前記線状電極が半スルーホールにより構成されていても良い。
【0018】
一方、電子機器に装着されることにより該電子機器に無線通信機能を付与するカード状の電子部品に前記小型アンテナを用いるのが望ましい。これにより、当該電子部品を均一な厚みのカード状に構成しても、所望の垂直偏波成分を得ることができる上に、VSWRの周波数帯域を広くすることができる。
【0019】
そして、電子機器に挿入されることにより該電子機器に無線通信機能を付与するカード状の電子部品であって、上記容量結合電極が設けられた構成の小型アンテナが2個用いられ、該2個の小型アンテナのうち、第1の小型アンテナは、その線状電極が前記チップ部品の前記短絡用導体が形成された端面と隣り合う第1の側面に配置されると共にその容量結合電極が前記チップ部品の表面上に前記第1の側面側に偏寄しつつ前記放射用導体と所定の間隔をおいて隣り合うものであり、第2の小型アンテナは、その線状電極が前記第1の小型アンテナの前記第1の側面とは反対側の第2の側面に配置されると共にその容量結合電極が前記チップ部品の表面上に前記第2の側面側に偏寄しつつ前記放射用導体と所定の間隔をおいて隣り合うものであり、これら第1及び第2の小型アンテナを前記カード状の電子部品の非挿入側の両端部に配置したことを特徴とする。
【0020】
かかる構成によれば、カード状の電子部品の非挿入側の両端部からそれぞれ外側により指向性を有する電波が放射されるので、空間ダイバーシティ効果がより高められる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。
【0022】
図2は、本発明の第1の実施形態に係る小型アンテナの基本構成を示す組図(断面図)である。図3(A)、(B)は、図2に示す小型アンテナの基本構成を示す分解図(断面図)であり、(A)は被実装部(チップ部品)の断面図、(B)は基板の断面図である。上記図面及び以下の説明から明らかなように、本実施形態では、本発明の小型アンテナを逆Fアンテナにより構成した。
【0023】
図2及び図3(A)、(B)に示すように、本実施形態の逆Fアンテナ200は、基板202と、基板202の主面(上面)202a上に実装される樹脂のブロック体から成るチップ部品204とで構成される。基板202は、主面202aの背面202bに形成された接地導体206と、主面202a上に形成された第1の短絡用導体配線208と、それら接地導体206と第1の短絡用導体配線208とを接続するスルーホール210とを含む。チップ部品204は、その被実装面(下面)204b上に形成され、基板202上の第1の短絡用導体配線208と対向する第2の短絡用導体配線212と、被実装面(下面)204bと反対側の表面(上面)204aに形成された放射用導体214と、チップ部品の端面204cに形成され、第2の短絡用導体配線212と放射用導体214とを接続する短絡用導体216と、チップ部品の側面204dに形成され、放射用導体214と接続された給電用導体配線218とを含む。尚、チップ部品204は、誘電体のブロックに、前記第2の短絡用導体配線、放射用導体、短絡用導体、給電用導体配線が形成されて成るものであれば良く、樹脂以外にも、例えば、セラミックにより構成することもできる。
【0024】
さて、本実施形態の逆Fアンテナ200では、チップ部品204の表面(上面)204aに形成された放射用導体214、短絡用導体216及び第2の短絡用導体配線212、基板202の上面202a上に形成された第1の短絡用導体配線208、スルーホール210及び基板202の背面202bに形成された接地導体206が電気的に接続されており、共振器を構成している。従って、その使用状態において、例えば、給電用導体配線218を経由して信号を給電すると、この共振器が励振され、一部の電磁界が外部に向かって放射されることで、アンテナ(送信アンテナ)として機能する。
【0025】
このように、本実施形態の逆Fアンテナ200では、電流は、給電用導体配線218から放射用導体214、短絡用導体216、第2の短絡用導体配線212、第1の短絡用導体配線208、スルーホール210を介して接地導体206まで流れる。従って、スルーホール210も含めてアンテナとして作用し、チップ部品204のみならず基板202の厚みを含めた全体をアンテナの高さとして利用できる。
【0026】
従って、図1(B)に示した、実装基板101を含まないチップ部品103の厚みだけをアンテナの高さとして用いる従来の逆Fアンテナに比べ、垂直偏波放射成分を増加させると共に、VSWRを広帯域化させることも可能である。
【0027】
【実施例】
[実施例1]
図4は、本発明の実施例1の小型(逆F)アンテナの基本構成を示す斜視図である。 本実施例の逆Fアンテナ300の基本的な構成は、上述した第1の実施形態の逆Fアンテナ200と略同様であり、同様の部分には、同様の参照符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0028】
本実施例の逆Fアンテナ300では、基板202は、更に、主面202a上に配置された給電線303を含み、チップ部品204の給電用導体配線218は、短絡用導体216が形成された端面204cとは異なる側面204dに配置された線状電極218´により構成され、線状電極218´を介して給電線303と放射用導体214とを接続した。従って、本実施例は、給電線303から線状電極218´を介して放射用導体214に直接給電する構成と言える。尚、本実施例では、放射用導体214をチップ部品204の表面(上面)204a上で、図示の如きパターン形状に形成した。また、スルーホール210は、基板202の主面202a上に形成された第1の短絡用導体配線208の幅方向に沿って6個形成されている。尚、線状電極218´は、短絡用導体216等他の電極に比べて幅が狭いことを意味するだけであり、厳密な意味で「線状」である必要はない。従って、線状電極218´を側面204dに半スルーホールにより構成しても良い。
【0029】
本実施例の逆Fアンテナ300においても、チップ部品204のみならず基板202の厚みを含めた全体をアンテナの高さとして利用できる。従って、従来の逆Fアンテナに比べ、垂直偏波放射成分を増加させると共に、VSWRを広帯域化させることも可能である。
【0030】
この点を確認するため、基板202の厚さ0.8mm、チップ部品204の厚さ2mm、接地導体206を無限接地板とし、放射用導体214の長さが8mm、幅が6mmになるように、本実施例の逆Fアンテナ300を製作した。そして、従来例と本実施例の逆Fアンテナ300のそれぞれにつき、水平面内放射パターンを測定した。尚、導体は理想的には完全導体として測定した。
[垂直偏波放射成分の増加]
図5、図6は、それぞれ従来例と実施例1の水平面内放射パターンを示す図である。即ち、図1(A)及び(B)の接地導体(102)面の延長線上、図4の接地導体(206)面の延長線上で、それぞれ垂直偏波放射成分のみを観察した結果を示している。図6から明らかなように、図6における実施例1の水平面内放射パターンを示す略楕円の方が、図5における従来例の水平面内放射パターンを示す略楕円より20%ほど大きめになっている。これにより、実施例1では、従来例に比べて垂直偏波放射成分が増加していることが分かった。
[VSWRの広帯域化]
図7、図8は、それぞれ従来例と実施例1の反射特性を表すグラフであり、図9は、両者の反射特性を比較して示す表である。即ち、図7及び図9に示すように、従来例において、縦軸の値が−10dBとなる周波数は低域側は、4.78GHzであり、高域側は、4.975GHzである。一方、図8及び図9に示すように、実施例1において、縦軸の値が−10dBとなる周波数は低域側は、4.6GHzであり、高域側は、4.855GHzである。また、図9に示すように、中心周波数は、従来例が4.877GHzであり、実施例1は4.726GHzである。これらより帯域幅の割合(%)を求めると、従来例では3.999%に過ぎないのが、実施例1では5.396%に増加している。これにより、実施例1では従来例に比べVSWRの広帯域化が図られていることが分かる。
[実施例2]
図10は、本発明の実施例2の小型(逆F)アンテナの基本構成を示す斜視図である。
【0031】
本実施例の逆Fアンテナ400の基本的な構成は、上述した第1の実施形態の逆Fアンテナ200と略同様であり、同様の部分には、同様の参照符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0032】
本実施例の逆Fアンテナ400では、基板202は、更に、主面202a上に配置された給電線403を含み、チップ部品204の給電用導体配線218は、短絡用導体216が形成された端面204cとは異なる、該端面204cと反対側の端面204eに配置された線状電極218Aと、線状電極218Aと一体的に形成され、チップ部品204の表面204aに放射用導体214と所定の間隔をおいて隣接して配置された容量結合電極218Bとにより構成され、給電線403と線状電極218Aとが接続されることにより、容量結合電極218Bが放射用導体214と容量結合されている。従って、本実施例は、給電線403及び線状電極218Aから容量結合電極218Bと放射用導体214との容量結合を介して放射用導体214に給電する構成(容量結合給電)と言える。尚、本実施例でも、線状電極218Aは、短絡用導体216等他の電極に比べて幅が狭いことを意味するだけであり、厳密な意味で「線状」である必要はない。従って、線状電極218Aを端面204eに半スルーホールにより構成しても良い。
【0033】
本実施例の逆Fアンテナ400においても、チップ部品204のみならず基板202の厚みを含めた全体をアンテナの高さとして利用できる。従って、従来の逆Fアンテナに比べ、垂直偏波放射成分を増加させると共に、VSWRを広帯域化させることも可能である。
【0034】
また、本実施例の逆Fアンテナ400では、容量結合(電極)がある方向(図10中に矢印で示す)に電波がより強く放射されるという指向性を確認した。
【0035】
この点を確認するため、実施例1の逆Fアンテナ300と同様に、本実施例2の逆Fアンテナ400を製作した。そして、実施例1の逆Fアンテナ300と実施例2の逆Fアンテナ400のそれぞれにつき、垂直面内(アンテナを実装面202aと側面GND216のそれぞれと垂直に中心で切断した面)放射パターンを測定した。尚、導体は理想的には完全導体として測定した。
【0036】
図11、図12は、それぞれ実施例1と実施例2の垂直面内放射パターンを示す図である。図11から明らかなように、図11における実施例1の垂直面内放射パターンでは、図12の実施例2に比べて放射指向性がGND側を向いていることが分かる。換言すれば、図12からも明らかなように、実施例2の垂直面内放射パターンでは、放射指向性をGND側面から見て容量結合側に指向性が寄っている。
[実施例3]
図13は、本発明の実施例3の小型(逆F)アンテナの基本構成を示す斜視図である。
【0037】
本実施例の逆Fアンテナ500の基本的な構成は、上述した実施例2の逆Fアンテナ400と略同様であり、同様の部分には、同様の参照符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0038】
本実施例の逆Fアンテナ500では、給電線503が基板202の主面202a上で基板202の側面側から延び、給電用導体配線218は、チップ部品204の短絡用導体216が形成された端面204cと隣り合う側面204dに配置された線状電極218A1と、線状電極218A1と一体的に形成され、チップ部品204の表面204a上に側面204d側に偏寄しつつ放射用導体214と所定の間隔をおいて隣接して配置された容量結合電極218B1とにより構成され、給電線503と線状電極218A1とが接続されることにより、容量結合電極218B1が放射用導体214と容量結合されている。従って、本実施例は、給電線503及び線状電極218A1から容量結合電極218B1と放射用導体214との容量結合を介して放射用導体214に給電する構成(容量結合給電)と言える。尚、本実施例でも、線状電極218A1は、短絡用導体216等他の電極に比べて幅が狭いことを意味するだけであり、厳密な意味で「線状」である必要はない。従って、線状電極218A1を側面204dに半スルーホールにより構成しても良い。
【0039】
本実施例の逆Fアンテナ500においても、チップ部品204のみならず基板202の厚みを含めた全体をアンテナの高さとして利用できる。従って、従来の逆Fアンテナに比べ、垂直偏波放射成分を増加させると共に、VSWRを広帯域化させることも可能である。
【0040】
また、本実施例の逆Fアンテナ500では、容量結合(電極)がある方向(図13中に矢印で示す)に電波がより強く放射されるという指向性が得られる。
【0041】
この点を確認するため、実施例2の逆Fアンテナ400と同様に、本実施例3の逆Fアンテナ500を製作した。そして、実施例2の逆Fアンテナ400と実施例3の逆Fアンテナ500のそれぞれにつき、水平面内放射パターンを測定した。尚、導体は理想的には完全導体として測定した。
【0042】
図14、図15は、それぞれ実施例2と実施例3の水平面内放射パターンを示す図である。図14から明らかなように、図14における実施例2の水平面内放射パターンは、最大放射方向が90度の方向を示しているのに対し、図15から明らかなように、図15における実施例3の水平面内放射パターンは、最大放射方向が90度の方向からおよそ75度方向までずれている。このように、実施例3の逆Fアンテナ500でも、容量結合(電極)がある方向(図13中に矢印で示す)に電波がより強く放射されるという指向性を確認できた。尚、図16に、本実施例3の垂直面内放射パターンを測定した結果を示す。
【0043】
図16から明らかなように、本実施例3の垂直面内放射パターンでも、図12に示した実施例2と同様に、放射指向性をGND側面から見て容量結合側に指向性が寄っている。
【0044】
さて、図17及び図18を参照して、本発明の第2の実施形態に係る電子部品について説明しておく。本実施形態の電子部品は、PC等の電子機器に挿着されることによりPC等の電子機器に無線通信機能を付与するカード状の電子部品(PCカード)としての無線LANカードである。
【0045】
図17は、本実施形態の電子部品(無線LANカード)がそのPCカードスロットに挿着された状態を示すPCの側面図、図18は、その挿着された状態を示すPCの斜視図である。
【0046】
本実施形態の電子部品(無線LANカード)170は、上述した本発明の第1の実施形態の逆Fアンテナを内臓している。これにより、当該電子部品(無線LANカード)を均一な厚み(図18に示すように、完全にPCカードスロットに挿着された状態でのはみ出し部分の厚みが他の部分と均一)のカード状に構成しても、所望の垂直偏波成分を得ることができる上に、VSWRの周波数帯域を広くすることができる。 尚、図17及び図18に示すように、本実施形態の電子部品(無線LANカード)170には、上述した第1の実施形態の逆Fアンテナを電子部品(無線LANカード)170の非挿入側(はみ出し部分)の両端部にそれぞれ配置する(尚、図示の便宜上これら逆Fアンテナを黒く塗りつぶした矩形で示す)ことにより、空間ダイバーシティアンテナを構成している。
【0047】
そして、本実施形態では、特に、これら2個のアンテナに、上述した実施例3の逆Fアンテナが用いられ、該2個の逆Fアンテナのうち、第1の逆Fアンテナは、図13に示すように、その線状電極218A1がチップ部品204の短絡用導体216が形成された端面204cと隣り合う第1の側面204dに配置されると共にその容量結合電極218B1がチップ部品204の表面204a上に第1の側面204d側に偏寄しつつ放射用導体214と所定の間隔をおいて隣接して配置されたものである。一方、第2の逆Fアンテナは、その線状電極(図示せず)が第1の小型アンテナの第1の側面204dとは反対側の第2の側面204f(図13参照)に配置されると共にその容量結合電極(図示せず)がチップ部品204の表面204a上に第2の側面204f側に偏寄しつつ放射用導体214と所定の間隔をおいて隣接して配置されたものである。これら第1及び第2の逆Fアンテナは、それぞれ容量結合電極をPCの外部に向けた状態で電子部品(無線LANカード)170内に配置されている。かかる構成によれば、電子部品(無線LANカード)170の非挿入側の両端部からそれぞれ外側により指向性を有する電波が放射されるので、空間ダイバーシティ効果がより高められる。
【0048】
尚、本実施形態では、電子部品(無線LANカード)170に、容量結合給電方式の上記実施例3の逆Fアンテナを容量結合電極をPCの外部に向けた状態で用いているので、放射される電磁界がPC外部に指向性を持つことになる。従って、かかる電磁界が電子部品(無線LANカード)170の挿入側等PC内部側に配置されているRF回路等に影響を及ぼしてしまうのを防止することもできる。尚、実施例2の逆Fアンテナを容量結合電極をPCの外部に向けた状態で用いれば同様の効果が得られる。
【0049】
次に、本発明の第3の実施形態に係る小型アンテナにつき、図面を参照して説明する。
【0050】
図19は、本発明の第3の実施形態に係る小型アンテナの基本構成を示す斜視図である。上記図面及び以下の説明から明らかなように、本実施形態では、本発明の小型アンテナを逆Lアンテナにより構成した。
【0051】
図19に示すように、本実施形態の逆Lアンテナ600は、基板202と、基板202の主面(上面)202a上に実装される樹脂のブロック体から成るチップ部品204とで構成される。基板202は、主面202aの背面202bに形成された接地導体206と、主面202a上にチップ部品204に隣接してそれぞれ形成された第1及び第2の短絡用導体配線208A及び208Bと、それら接地導体206と第1及び第2の短絡用導体配線208A及び208Bとを接続するスルーホール210A及び210Bとを含む。第1の短絡用導体配線208Aと第2の短絡用導体配線208Bとは、間隔をおいて平行に配置されている。そして、これら第1の短絡用導体配線208Aと第2の短絡用導体配線208B間には、信号線606が配置され、この信号線606は、チップ部品204の端面204cに延設されてチップ部品204の表面204a上に形成された放射用導体214と接続されている。また、基板202の背面には、接地導体206が形成されている。
【0052】
さて、本実施形態の逆Lアンテナ600においても、チップ部品204のみならず基板202の厚みを含めた全体をアンテナの高さとして利用できる。従って、基板202の主面(上面)202a上に接地導体を形成する逆Lアンテナ(図示せず)に比べ、垂直偏波放射成分を増加させると共に、放射抵抗が増大し、VSWRを広帯域化させることも可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、基板の厚み分をアンテナとして利用できるので、垂直偏波成分が増加すると同時に放射抵抗が増大し、VSWRの広帯域化を実現し得る。従って、均一な厚みのPCカード等に内臓しても、所望の垂直偏波成分を得ることができる上に、VSWRの周波数帯域を広くすることができる逆Fアンテナ等の小型アンテナ及びその小型アンテナを内蔵するPCカード等の電子部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の逆Fアンテナの基本構成を示す図であり、(A)は、その概略構造を示す側面図、(B)は、実装基板に樹脂を充填したチップ部品が実装される構成の逆Fアンテナを示す断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係る小型アンテナの基本構成を示す組図(断面図)である。
【図3】 図2に示す小型アンテナの基本構成を示す分解図(断面図)であり、(A)は被実装部(チップ部品)の断面図、(B)は基板の断面図である。
【図4】 本発明の実施例1の小型(逆F)アンテナの基本構成を示す斜視図である。
【図5】 従来例の水平面内放射パターンを示す図である。
【図6】 実施例1の水平面内放射パターンを示す図である。
【図7】 従来例の反射特性を表すグラフである。
【図8】 実施例1の反射特性を表すグラフである。
【図9】 従来例と実施例1の反射特性を比較して示す表である。
【図10】 本発明の実施例2の小型(逆F)アンテナの基本構成を示す斜視図である。
【図11】 実施例1の垂直面内放射パターンを示す図である。
【図12】 実施例2の垂直面内放射パターンを示す図である。
【図13】 本発明の実施例3の小型(逆F)アンテナの基本構成を示す斜視図である。
【図14】 実施例2の水平面内放射パターンを示す図である。
【図15】 実施例3の水平面内放射パターンを示す図である。
【図16】 実施例3の垂直面内放射パターンを示す図である。
【図17】 本発明の第2の実施形態に係る電子部品(無線LANカード)がそのPCカードスロットに挿着された状態を示すPCの側面図である。
【図18】 本発明の第2の実施形態に係る電子部品(無線LANカード)がそのPCカードスロットに挿着された状態を示すPCの斜視図である。
【図19】 本発明の第3の実施形態に係る小型アンテナの基本構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
200 逆Fアンテナ
202 基板
202a 主面(上面)
204 チップ部品
202b 背面
206 接地導体
208 第1の短絡用導体配線
210 スルーホール
204b 被実装面(下面)
212 第2の短絡用導体配線
204a 表面(上面)
204c 端面
214 放射用導体
216 短絡用導体
204d 側面
218 給電用導体配線
218´ 線状電極
303 給電線
403 給電線
204e 端面
218A 線状電極
218B 容量結合電極
218A1 線状電極
218B1 容量結合電極
403 給電線
503 給電線

Claims (10)

  1. 基板と、該基板の主面上に実装されるチップ部品とで構成される小型アンテナにおいて、
    前記基板は、前記主面の背面に形成された接地導体と、前記主面上に形成された第1の短絡用導体配線と、それら接地導体と第1の短絡用導体配線とを接続するスルーホールとを含み、
    前記チップ部品は、該チップ部品の前記被実装面と反対側の表面に形成された放射用導体と、該チップ部品の端面に形成され、前記第1の短絡用導体配線と前記放射用導体とを接続する短絡用導体と、該チップ部品の少なくとも側面に形成され、前記放射用導体と接続された給電用導体配線とを含み、
    前記放射用導体と前記接地導体とは前記チップ部品の厚みおよび前記基板の厚みだけ離間して配置されて共振器を構成し、当該共振器の励振により電波が放射されることを特徴とする小型アンテナ。
  2. 前記第1の短絡用導体配線と前記短絡用導体とは、前記チップ部品の被実装面上に形成された第2の短絡用導体配線を介して接続されていることを特徴とする請求項1記載の小型アンテナ。
  3. 前記小型アンテナは逆Fアンテナであることを特徴とする請求項1または2に記載の小型アンテナ。
  4. 前記チップ部品は、誘電体のブロックに、前記第2の短絡用導体配線、放射用導体、短絡用導体、給電用導体配線が形成されて成ることを特徴とする請求項2または3に記載の小型アンテナ。
  5. 前記誘電体のブロックは、樹脂又はセラミックのいずれかにより構成されていることを特徴とする請求項に記載の小型アンテナ。
  6. 前記基板は、更に、前記主面上に配置された給電線を含み、前記チップ部品の前記給電用導体配線は、前記チップ部品の前記短絡用導体が形成された端面とは異なる面に配置された線状電極により構成され、該線状電極を介して前記給電線と前記放射用導体とを接続したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の小型アンテナ。
  7. 前記基板は、更に、前記主面上に配置された給電線を含み、前記チップ部品の給電用導体配線は、前記チップ部品の前記短絡用導体が形成された端面とは異なる面に配置された線状電極と、該線状電極と一体的に形成され、前記チップ部品の前記表面に前記放射用導体と所定の間隔をおいて隣接して配置された容量結合電極とにより構成され、前記給電線と前記線状電極とが接続されることにより、該容量結合電極が前記放射用導体と容量結合することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の小型アンテナ。
  8. 前記線状電極が半スルーホールにより構成されていることを特徴とする請求項6又は7の何れか一項に記載の小型アンテナ。
  9. 電子機器に挿入されることにより該電子機器に無線通信機能を付与するカード状の電子部品であって、請求項1乃至8の何れか一項に記載の小型アンテナが用いられていることを特徴とする電子部品。
  10. 電子機器に挿入されることにより該電子機器に無線通信機能を付与するカード状の電子部品であって、請求項に記載の小型アンテナが2個用いられ、該2個の小型アンテナのうち、第1の小型アンテナは、その線状電極が前記チップ部品の前記短絡用導体が形成された端面と隣り合う第1の側面に配置されると共にその容量結合電極が前記チップ部品の表面上に前記第1の側面側に偏寄しつつ前記放射用導体と所定の間隔をおいて隣り合うものであり、第2の小型アンテナは、その線状電極が前記第1の小型アンテナの前記第1の側面とは反対側の第2の側面に配置されると共にその容量結合電極が前記チップ部品の表面上に前記第2の側面側に偏寄しつつ前記放射用導体と所定の間隔をおいて隣り合うものであり、これら第1及び第2の小型アンテナを前記カード状の電子部品の非挿入側の両端部に配置したことを特徴とする電子部品。
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