WO2000075047A1

WO2000075047A1 - Boitier de cassette a bande magnetique

Info

Publication number: WO2000075047A1
Application number: PCT/JP2000/003673
Authority: WO
Inventors: Kazuo Hiraguchi; Shozo Onmori; Kiyoo Morita
Original assignee: Fuji Photo Film Co., Ltd.
Priority date: 1999-06-07
Filing date: 2000-06-06
Publication date: 2000-12-14
Also published as: KR100477618B1; JP2000344289A; CN1354726A; EP1201566A4; KR20020000817A; EP1201566B1; DE60033821D1; DE60033821T2; KR20050013650A; US6874631B1; KR100519563B1; EP1598826A2; EP1598826A3; EP1201566A1; CN1169694C

Description

明細書磁気テープカセット用収納ケース技術分野

本発明は、ディジ夕ルビデオカセット等の磁気テープカセットを内部に収納して保護するための磁気テープカセット用収納ケースに関する。背景技術

近年、拠えば放送局等で用いられる放送機材のうち、録画取材専用テレビカメラとしては、携帯性に優れる小型ディジタルビデオカメラが使用されるようになっている。小型ディジタルビデオカメラは、小型であっても- ディジタル信号処理により高画質を得られる。このため、放送局カメラマン、録画取材専門家等の業務用機材として多用されている。

このような小型ディジタルビデオカメラに装填して用い-られるディジ夕ルビデオカセット（以下、 D V Cという）には、収録時間の異なる 3 ¾のサイズがある。各サイズの D V Cはそれぞれ、専用の収納ケースに収納された状態で市販されている。

D V Cは、取材現場での録画撮りや、放送局に持ち帰って編集再録用の資料に用いるなど、業務上重要な内容の収録に使用されることが多い。このため、録画内容や現場での打合せ内容に関する記録情報も重要である。これらの記録情報は、情報用紙に記録して D V Cとともに収納ケース内に収納しておくと、便利である。

しかし、従来の収納ケースは、 D V Cの厚み分にわずかな余裕を加えた厚みしかないので、 D V Cとともに収納できる情報用紙の量はわずかである o

このため、情報用紙の重ね枚数が多いと、蓋部開けたときに情報用紙が収納ケースから飛び出したり、収納ケース内における位置が定まらず、紙端が折れ曲がったり、収納ケースからはみ出して蓋部を閉じることができない等の問題を生じる恐れがあうた。

本発明の目的は、簡易な構成からなるものでありながら、多量の情報用紙を所定の位置に所定の姿勢で、磁気テープカセットとともに良好な操作性を以て収納することができる磁気テープカセット用収納ケースを提供するしとにある o 発明の開示

上記目的は、第 1の発明である、磁気テープカセットの裏面又は表面に対向する底板、及び前記底板の縁部に立設され、磁気テープカセットの側面を囲う .(¾壁を有する収納部と、前記収納部に対してヒンジ部を介して開閉可能に連結され前記収納部の内壁を覆う外壁と、該外壁が立設された蓋板を有する蓋部とを備えた磁気テープカセット用収納ケースにおいて、前記収納部における前記底板及び前記内壁の接合部近傍、又は前記蓋部における前記蓋板及び前記外壁の接合部近傍の少なくとも一方に、前記収納部又は前記蓋部の内方側に向けて少なくとも一対突設された-リブを備え、前記各リブはそれぞれ、磁気テープカセットの裏面又は表面と前記収納の前記底板又は前記蓋部の前記蓋板との間に、情報用紙を収納可能な所要の隙間を画成することを特徴とする磁気テープカセット用収納ケースにより達成される。

収納部にリブが設けられる場合、リブは、収納部における底板と内壁との接合部の一方に 1つ、他方に 2つ、合計少なくとも 3個設けられればよい。これによると、所要の隙間に収納された情報用紙の位置及び姿勢を、 'より確実に保持することができる。更に、情報用紙は、収納された磁気テ —プカセットの重量によって押さえられるので、安定に保持される。

また、リブは収納部における底板と内壁との少なくとも 2つの接合部の略全域にわたって形成されてもよい。この場合、リブが形成される接合部は隣接した接合部であってもよく、対向した接合部であってもよい。

リブは、例えば収納部の底板及び内壁に跨がるように設けることができる。これによると、収納部全体の剛性を高めることができ、収納部の内壁の倒れ等の変形を防止することができる。

また、収納部に設けられるリブと同様のリブが蓋部に設けられてもよく、蓋部に情報用裤の収納部を画成することもできる。蓋部にリブが設けられる場合、リブは、蓋部における蓋板と外壁との接合部の一方に 1つ、他方に 2つ、合計少なくとも 3個設けられればよい。これによると、所要の隙間に収納された情報用紙の位置及び姿勢を、より確実に保持することができる。

また、リブは蓋部における蓋板と外壁との少なくとも 2つの接合部の略全域にわたって形成されてもよい。この場合、リブが形成される接合部は隣接した接合部であってもよく、対向した接合部であってもよい。

リブは、例えば蓋部の蓋板及び外壁に跨がるように設けることができる。これによると、蓋部全体の剛性を高めることができ、蓋部の外壁の倒れ等の変形を防止することができる。

磁気テープカセットは、収納部に対して裏面を対向させて収納されてもよく、また表面を対向させて収納されてもよい。 - また、磁気テープカセットは、蓋部に収納されてから収納部を閉じ T収納されてもよい。この場合、磁気テープカセットは、蓋部に対して表面を対向させて収納されてもよく、また裏面を対向させて収納されてもよい。

また、上記目的は、第 2の発明である、磁気テープカセットを収納可能な収納部と、前記収納部に収納された磁気テープカセットの表面又は裏面に対向する蓋板、及び前記蓋板の縁部に立設された側壁を有し、前記収納部に対してヒンジ部を介して開閉可能に連結された蓋部とを備えた磁気テープカセット用収納ケースにおいて、前記蓋部における前記蓋板及び前記側壁の接合部近傍に、前記蓋部の内方側に向けて突設されたリブと、端部を前記リブに固定された状態で、前記蓋部の前記蓋板と所定の間隔をあけて略平行に設けられ、前記蓋部の前記蓋板との間に情報用紙を収納可能な所要の隙間を画成するシート状部材とを備えたことを特徴とする磁気テ一プカセット用収納ケースにより達成される。

第 2の発明によれば、情報用紙は、紙端を蓋部の蓋板とシート状部材との間に画成された所要の隙間に挿入されることにより、蓋部内方の所定の位置に所定の姿勢で、良好な操作性を以て収納される。これにより情報用紙は、磁気テープカセット用収納ケース外へのはみ出し、飛び出し、落下等を確実に防止される。

リブは、例えば蓋部の蓋板及び側壁に跨がるように設けることができる。これによると、蓋部全体の剛性を高めることができ、蓋部の側壁の倒れ等の変形を防止することができる。

また、上記目的は、第 3の発明である、磁気テープカセットを収納する収納部と、前記収納部を囲繞する外壁を有する蓋部と、前記収納部及び前記蓋部を ||_閉可能に連結するヒンジ部とを一体形成してなる磁気テープ力セット用収納ケースにおいて、前記磁気テープカセットを収納した状態で前記蓋部を閉じた場合に、当該蓋部と当該磁気テープカセットとの間にシ一ト束を収納する隙間を画成可能なように、前記ヒンジ部が寸法決めされ、前記隙間の範囲内かつ前記ヒンジ部上に、対向面を有するリブが少なくとも 1つ備えられることを特徴とする磁気テープカセヅト用-収納ケースにより達成される。

第 3の発明のリブは、対向面を有するリブが挟持手段として機能する。すなわち、第 3の発明の収納ケースは、当該収納ケース内に情報記録用紙等のシ一ト束を収納したとき、前記リブの対向面によって当該シ一ト束を保持することができる。

したがって、前記収納ケース内の前記シート束のずれ、飛び出し等を防ぐことができる。

好ましくは、前記リブが、磁気テープ力セッドを前記収納ケース内に収納した場合においての、磁気テープカセットのがたつきを抑止する機能を有する。図面の簡単な説明

第 1図は第 1の発明の実施形態としての第 1実施形態である磁気テープカセット用収納ケースを示す分解斜視図である。第 2図は第 1図の磁気テープカセット用収納ケースの磁気テープカセット及び情報用紙を収納して蓋部を閉じた状態の A矢視断面図である。

第 3図は第 1の発明の実施形態としての第 2実施形態である磁気テープカセット用収納ケースを示す分解斜視図である。

第 4図は第 1の発明の実施形態としての第 3実施形態である磁気テープカセット用収納ケースを示す分解斜視図である。

第 5図は第 1の発明の実施形態としての第 4実施形態である磁気テープカセッ卜用収納ケースを示す分解斜視図である。

第 6図は第 1の発明の実施形態としての第 5実施形態である磁気テープカセット収納ケースを示す分解斜視図である。

第 7図は第 1の発明の実施形態としての第 6実施形態である磁気テープカセット用収納ケースを示す分解斜視図である。

第 8図は第 2の発明の実施形態としての第 7実施形態である磁気テープカセット用収納ケースを示す分解斜視図である。

第 9図は第 8図の磁気テープカセット用収納ケースの気テープカセット及び情報用紙を収納して蓋部を閉じた状態の A矢視断面図である。 ' 第 1 0図は第 9図の磁気テープカセット用収納ケースの要部拡大断面図 c、る。

第 1 1図は第 2の発明の実施形態としての第 8実施形態である磁気テーブカセット用収納ケースを示す分解斜視図である。

第 1 2図は第 3の発明の実施形態としての第 9実施形態である磁気テ一ブカセット用収納ケースの斜視図である。

第 1 3図は第 1 2図の A— A断面図である。

第 1 4図は第 3の発明の実施形態としての第 1 0実施形態である磁気テ —プカセット用収納ケースの斜視図である。

第 1 5図は第 3の発明の実施形態としての第 1 1実施形態である磁気テ —プカセット用収納ケースの斜視図である。

第 1 6図は第 3の発明の実施形態としての第 1 2実施形態である磁気テ —ブカセット用収納ケースの斜視図である。第 1 7図は第 3の発明の実施形態としての第 1 3実施形態である磁気テーブカセット用収納ケースの斜視図である。

第 1 8図は第 3の発明の実施形態としての第 1 4実施形態である磁気テ —プカセット用収納ケースの斜視図である。

第 1 9図は第 3の発明の実施形態としての第 1 5実施形態である磁気テーブカセット用収納ケースの斜視図である。発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。

第 1図 ^、-第 1の発明の実施形態としての第 1実施形態である磁気テ一プカセット用収納ケースを示す分解斜視図であり、第 2図は、第 1図の磁気テープカセット用収納ケースの磁気テープカセット及び情報用紙を収納して蓋部を閉じた状態の A矢視断面図である。

第 1図及び第 2図において、磁気テープカセット用収納ケース 1 1 0は、 D V C等の磁気テープカセット 1 1 1を収納可能な収納部- 1 2 0と、収納部 1 2 0に対してヒンジ部 1 1 2を介して開閉可能に連結された蓋部 i 3

0とを備える。

収納部 1 2 0は、底板 1 2 1及び内壁 1 2 2を有する。底板 1 2 1は、磁気テープカセット 1 1 1の表裏面 1 1 1 a , 1 1 1 bの外形に応じて長方形状に形成される。内壁 1 2 2は、底板 1 2 1の長手方向に沿う一縁部及び短手方向に沿う各縁部にそれぞれ、底板 1 2 1と略直交して立設され

0 ο

内壁 1 2 2は、枠体状に形成されており、磁気テープカセット 1 1 1を内方に遊嵌させ、磁気テープカセット 1 1 1の 3つの側面 1 1 1 cの一部を囲う。

内壁 1 2 2におけるヒンジ部 1 1 2と反対側の 2つの隅部外面にはそれぞれ、係止凹部 1 2 3が設けられる。各係止凹部 1 2 3はそれぞれ、蓋部 1 3 0の閉鎖状態において、後述する蓋部 1 3 0の係止突起 1 3 3を弾性的に係合されることにより、蓋部 1 3 0を収納部 1 2 0に対して閉鎖状態に保持する。

収納部 1 2 0における底板 1 2 1及び内壁 1 2 2の接合部近傍には、第 1図中左右それそれ一対ずつ、計二対のリブ 1 2 4がそれぞれ、底板 1 2 1及び内壁 1 2 2に跨がるように、収納部 1 2 0の内方側に向けて突設される。各リブ 1 2 4はそれぞれ、収納部 1 2 0に収納された磁気テープ力セット 1 1 1を、蓋部 1 3 0の閉鎖状態で蓋部 1 3 0側に押圧して蓋部 1 3 0との間に挟持するとともに、磁気テープカセヅト 1 1 1の裏面 1 1 1 b (第 1図中下面）と底板 1 2 1との間に、情報用紙 1 1 3を収納可能な所要の隙間 Sを画成する。

蓋部 1 .3_ 0は、蓋板 1 3 1及び外壁 1 3 2を有する。蓋板 1 3 1は、収納部 1 2 0に収納された磁気テープカセヅト 1 1 1の表面 1 1 1 aに対向する。外壁 1 3 2は、蓋板 1 3 1の長手方向に沿うヒンジ部 1 1 2と反対側の一縁部、及び蓋板 1 3 1の短手方向に沿う両縁部にそれぞれ立設されており、蓋部 1 3 0が閉鎖された状態において、磁気テープカセヅト 1 1 1の各側面 1 1 1 c及び収納部 1 2 0の内壁 1 2 2を外 i!Lから囲う。

蓋部 1 3 0は、蓋板 1 3 1の長手方向に沿う一縁部を、収納部 1 2 0の長手方向に沿う一縁部に、ヒンジ部 1 1 2を介して連結される。

蓋部 1 3 0の短手方向に沿う外壁 1 3 2内面におけるヒンジ部 1 1 2と反対側の端部近傍にはそれぞれ、係止突起 1 3 3が突設される。各係止突起 1 3 3はそれそれ、収納部 1 2 0の係止凹部 1 2 3に弾性的に係合可能 ίある ο

収納部 1 2 0の各リブ 1 2 4によって画成される隙間 Sに収納される情報用紙 1 1 3は、収納部 1 2 0の底板 1 2 1における各リブ 1 2 4で囲まれた部位の寸法に応じた外形寸法であり、例えば第 1図に示すように複数回折り畳まれるか、又は冊子状に束ねたものである。したがって情報用紙 1 1 3は、第 1図中下面を底板 1 2 1における各リブ 1 2 4で囲まれた部位に当接され、争リブ 1 2 4によって四隅の位置を規制されることにより、収納部 1 2 0内方の所定の位置に所定の姿勢で収納される。これにより情報用紙 1 1 3は、収納ケース 1 1 0外へのはみ出し、飛び出し、落下等を確実に防止され、それらに伴う弊害を除去'される。

第 3図は、第 1の発明の実施形態としての第 2実施形態である磁気テ一ブカセット用収納ケースを示す分解斜視図である。

本第 2実施形態では、収納部 1 2 0における底板 1 2 1及び内壁 1 2 2 の接合部近傍に、接合部の略全域にわたってリブ 1 2 5が形成されている。第 3図には 1つの内壁 2 2の内側にしかリブ 1 2 5が図示されていないが、他の 2つの内壁 1 2 2の内側にも、接合部の略全域にわたってリブ 1 2 5 が形成されている。

その他の構成及び作用は、上記第 1実施形態と同様である。 ^_ なお、本第 2実施形態において、リブ 1 2 5は収納部における底板 1 2 1と内壁 1 2 2との 3つの接合部の略全域に形成されているが、 3つの接合部のうちのいずれか 2つの接合部の略全域に形成されてもよい。この場合、リブ 1 2 5が形成される接合部は、隣接した接合部であってもよく、対向した接合部であってもよい。

第 4図は、第 1の発明の実施形態としての第 3実施形態である磁気テ一プカセット用収納ケースを示す分解斜視図である。 ' 本第 3実施形態では、蓋部 1 4 1が、蓋板 1 4 2の短手方向に沿うー緣部を、収納部 1 4 3の底板 1 4 5の短手方向に沿う一縁部に、ヒンジ部 1 4 4を介して連結されており、所謂縦開けタイプの磁気テープカセット用収納ケース 1 4 0を構成する。

その他の構成及び作用は、上記第 1実施形態と同様である。

なお、本第 3実施形態においても、図示のリブ 1 2 4に代えて、上記第 2実施形態と同様に、接合部の略全域にわたってリブ 1 2 5が形成されてもよい。

以上のように上記第 1〜第 3実施形態によれば、各リブ 1 2 4がそれぞれ、収納部 1 2 0 , 1 4 3における底板 1 2 1， 1 4 5及び内壁 1 2 2の接合部近傍に、底板 1 2 1 , 1 4 5及び内壁 1 2 2に跨がるように、収納部 1 2 0， 1 4 3の内方側に向けて突設されており、蓋部 1 3 0 , 1 4 1 との間に挟持した磁気テープカセット 1 1 1の裏面 1 1 1 bと、収納部 1 20, 143の底板 12 1 , 145との間に、情報用紙 1 1 3を収納可能な所要の隙間 Sを画成する。

したがって、簡易な構成からなるものでありながら、多量の情報用紙 1 3を所定の位置に所定の姿勢で、磁気テープカセット 1 1 1とともに良好な操作性を以て収納することができる。換言すれば、磁気テープカセット 1 1 1及び情報用紙 1 13の収納性を向上させることができるとともに、情報用紙 1 13の磁気テープカセット用収納ケース 1 10, 140内における位置精度を向上させることができる。

これにより、例えば位置ズレした情報用紙 1 13が、蓋部 130 14 1の外壁.： 32と収納部 120， 143の内壁 122との間に挟まれる等により、蓋部 130 , 141の閉鎖が不能となる不具合を防止することができる。

また各リブ 124はそれぞれ、収納部 120， 143の底板 12 1 , 1 45及び内壁 122に跨がるように設けられるので、収納部 120, 14 3全体の剛性を高めることができ、収納部 120， 143-の内壁 122の倒れ等の変形を防止することができる。 ' 上記第 1〜第 3実施形態は、収納部 120, 143にリブ 124 , 12 5が設けられた構成であるが、リブ 124, 125は蓋部 130， 141 に設けられてもよい。

第 5図は第 1の発明の実施形態としての第 4実施形態の斜視図である。本第 4実施形態は、第 1図に示す第 1実施形態のリブ 124が蓋部 130 に設けられた点で第 1実施形態と構成が異なり、他の構成は第 1実施形態と同じである。したがって、第 1実施形態と同じ部材には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。

第 6図は第 1の発明の実施形態としての第 5実施形態の斜視図である。本第 5実施形態は、第 3図に示す第 2実施形態のリブ 125が蓋部 130 に設けられた点で第 2実施形態と構成が異なり、他の構成は第 2実施形態と同じである。したがって、第 2実施形態と同じ部材には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。第 7図は第 1の発明の実施形態しての第 6実施形態の斜視図である。本第 6実施形態は、第 4図に示す第 3実施形態のリブ 124が蓋部 141 に設けられた点で第 3実施形態と構成が異なり、他の構成は第 3実施形態と同じである。したがって、第 3実施形態と同じ部材には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。

なお、上記第 1〜第 6実施形態は、収納部 120， 143に磁気テープカセット 1 10の裏面を対向させて磁気テープカセット 1 10を収納部 1 20， 143に収納することを示しているが、収納部 120 , 143に磁気テープカセット 1 10の表面を対向させて磁気テープカセット 1 ί 0を収納部 1. ^0， 143に収納してもよい。

また、上記第 1〜第 6実施形態は、収納部 120，— 143に磁気テープカセット 1 10を収納してから蓋部 130， 141を閉じるようにしているが、蓋部 130， 141に磁気テープカセヅト 1 10を収納してから収納部 120， 143を被せて閉じるようにしてもよい。この場合、蓋部 1 30， 141に磁気テープカセット 1 10の表面を対向さ-せて蓋部 1 30， 141に磁気テープカセット 1 10を収納してもよく、逆に蓋部 130， 141に磁気テープカセット 1 10の裏面を対向させて蓋部 130, 14 1に磁気テープカセット 1 10を収納してもよい。

次に、第 2の発明の実施形態を説明する。

第 8図は、第 2の発明の実施形態としての第 7実施形態である磁気テープカセット用収納ケースを示す分解斜視図であり、第 9図は、第 8図の磁気テープカセット用収納ケースの磁気テープカセット及び情報用紙を収納して蓋部を閉じた状態の Α矢視断面図である。また第 10図は、第 9図の磁気テープカセット用収納ケースの要部拡大断面図であり、（a) 〜 (c) はそれぞれ異なる形態を示す。

第 8図及び第 9図において、磁気テープカセット用収納ケース 2 10は、 DVC等の磁気テープカセット 2 1 1を収納可能な収納部 220と、収納部 220に対してヒンジ部 2 12を介して開閉可能に連結された蓋部 23 0とを備える。収納部 2 2 0は、底板 2 2 1及び内壁 2 2 2を有する。底板 2 2 1は、磁気テープ力セット 2 1 1の表裏面 2 1 1 a ， 2 1 1 bの外形に応じて長方形状に形成される。内壁 2 2 2は、底板 2 2 1の長手方向に沿う一縁部及び短手方向に沿う各縁部にそれぞれ、底板 2 2 1と略直交して立設される o

底板 2 2 1の内面（第 8図中上面）側には、複数のカセット係止用突起 2 2 3が、磁気テープカセット 2 1 1の裏面 2 1 1 b (第 8図中下面）の凹凸形状（図示しない）に応じて突設される。

内壁 2 2 2は、枠体状に形成されており、磁気テープカセット 2 1 1を内方に遊.嵌させ、磁気テープカセット 2 1 1の 3つの側面 2 1 1 cの一部を囲う。

内壁 2 2 2におけるヒンジ部 2 1 2と反対側の 2つの隅部外面にはそれぞれ、係止凹部 2 2 4が設けられる。各係止凹部 2 2 4はそれぞれ、蓋部 2 3 0の閉鎖状態において、後述する蓋部 2 3 0の係止突起 2 3 3を弾性的に係合されることにより、蓋部 2 3 0を収納部 2 2 0に対して閉鎖状態に保持する。 ' 蓋部 2 3 0は、蓋板 2 3 1及び側壁 2 3 2を有する。蓋板 2 3 1は、収納部 2 2 0に収納された磁気テープカセット 2 1 1の表面 2 1 1 aに対向する。側壁 2 3 2は、蓋板 2 3 1の長手方向に沿うヒンジ部 2 1 2と反対側の一縁部、及び蓋板 2 3 1の短手方向に沿う両縁部にそれぞれ立設されており、蓋部 2 3 0が閉鎖された状態において、磁気テープカセヅト 2 1 1の各側面 2 1 1 c及び収納部 2 2 0の内壁 2 2 2を外側から囲う。

蓋部 2 3 0は、蓋板 2 3 1の長手方向に沿うー緣部を、収納部 2 2 0の長手方向に沿う一縁部、ヒンジ部 2 1 2を介して連結される。

蓋部 2 3 0の短手方向に沿う側壁 2 3 2内面におけるヒンジ部 2 1 2と反対側の端部近傍にはそれぞれ、係止突起 2 3 3が突設される。各係止突起 2 3 3はそれぞれ、収納部 2 2 0の係止凹部 2 2 4に弾性的に係合可能し⁵め。

蓋部 2 3 0における蓋板 2 3 1及び側壁 2 3 2の接合部近傍には、一対のリブ 2 3 4がそれぞれ、蓋板 2 3 1及び側壁 2 3 2の短手方向に沿って、蓋板 2 3 1及び側壁 2 3 2に跨がるように、蓋部 2 3 0の内方側に向けて突設される。

各リブ 2 3 4間には、 P E Tフィルム等からなるシート状部材 2 3 5が、蓋部 2 3 0の蓋板 2 3 1と所定の間隔をあけて略平行に掛け渡される。すなわちシート状部材 2 3 5は、長手方向両縁部恐れぞれ各リブ 2 3 4に、熱溶着等により固定された状態で、蓋部 2 3 0の蓋板 2 3 1と略平行に張設される。シート状部材 2 3 5は、蓋部 2 3 0の蓋板 2 3 1との間に情報用紙 2 1 3を収納可能な所要の隙間 2 3 6を画成する。

各リブ .2_ 3 4はそれぞれ、例えば第 1 0図（a ) に示すように、収納部 2 2 0に収納された磁気テープカセット 2 1 1を、蓋部 2 3 0の閉鎖状態でシート状部材 2 3 5を介して収納部 2 2 0側に押圧し、収納部 2 2 0との間に挟持する。

また例えば第 1 0図（b ) に示すように、各リブ 2 3 4はそれぞれ、収納部 2 2 0に収納された磁気テープ力セット 2 1 1を、蓋部 2 3 0の閉鎖状態でシート状部材 2 3 5を介さずに収納部 2 2 0側に押圧し、収納 ¾ 2 2 0との間に挟持する。

更に例えば第 1 0図（ c ) に示すように、各リブ 2 3 4はそれぞれ、収納部 2 2 0に収納された磁気テープカセット 2 1 1を、蓋部 2 3 0の閉鎖状態で収納部 2 2 0側に押圧しない。

前記隙間 2 3 6に収納される情報用紙 2 1 3は、蓋部 2 3 0の蓋板 2 3 1寸法に応じた外形寸法であり、例えば第 8図に示すように複数回折り畳まれるか、又は冊子状に束ねたものである。したがって情報用紙 2 1 3は、長手方向に沿う一端部（第 8図中奥側端部）を、矢印 B方向に沿って前記隙間 2 3 6にヒンジ部 2 1 2側（第 8図中手前側）から挿入され、蓋板 2 3 1の内面及びシート状部材 2 3 5の内面に案内されつつ、蓋部 2 3 0内方の所定の位置に所定の姿勢で円滑かつ確実に収納される。これにより情報用紙 2 1 3は、収納ケース 2 1 0外へのはみ出し、飛び出し、落下等を確実に防止され、それらに伴う弊害を除去される。第 1 1図は、第 2の発明の実施形態としての第 8実施形態である磁気テ —プカセット用収納ケースを示す分解斜視図である。

本実施形態では、蓋部 2 4 1が、蓋板 2 4 2の短手方向に沿う一縁部を、収納部 2 4 3の底板 2 4 5の短手方向に沿う一縁部に、ヒンジ部 2 4 4を介して連結されており、所謂縦開けタイプの磁気テープカセット用収納ケ —ス 2 4 0を構成する。

磁気テープカセット用収納ケース 2 4 0において、情報用紙 2 1 3は、短手方向に沿う一端部（第 1 1図中奥側端部）を、矢印 C方向に沿って隙間 2 3 6にヒンジ部 2 4 4側（第 1 1図中手前側）から挿入され、蓋板 2 4 2の内.面及びシ一ト状部材 2 3 5の内面に案内されつつ、蓋部 2 4 1内方の所定の位置に円滑かつ確実に収納される。

その他の構成及び作用は、上記第 7実施形態と同様である。

以上のように上記第 7及び第 8実施形態によれば、一対のリブ 2 3 4がそれぞれ、蓋部 2 3 0， 2 4 1における蓋板 2 3 1 , 2 4 2及び側壁 2 3 2の接合部近傍に、蓋板 2 3 1， 2 4 2及び側壁 2 3 2の-短手方向に沿つて、蓋板 2 3 1 , 2 4 2及び側壁 2 3 2に跨がるように、蓋部 2 3 0 ,' 2 4 1の内方側に向けて突設される。また各リブ 2 3 4間には、 P E Tフィルム等からなるシート状部材 2 3 5が、蓋部 2 3 0 , 2 4 1の蓋板 2 3 1 , 2 4 2と所定の間隔をあけて略平行に掛け渡される。

したがって、簡易な構成からなるものでありながら、多量の情報用紙 2 1 3を所定の位置に所定の姿勢で、磁気テープカセット 2 1 1とともに良好な操作性を以て収納することができる。換言すれば、磁気テープカセット 2 1 1及び情報用紙 2 1 3の収納性を向上させることができるとともに、磁気テープカセット用収納ケース 2 1 0， 2 4 0内における情報用紙 2 1 3の位置精度を向上させることができる。

これにより、例えば位置ズレした情報用紙 2 1 3が、蓋部 2 3 0 , 2 4 1の側壁 2 3 2と収納部 2 2 0， 2 4 3の内壁 2 2 2との間に挟まれる等により、蓋部 2 3 0 , 2 4 1の閉鎖が不能となる不具合を防止することができる。また各リブ 2 3 4はそれぞれ、収納部 2 2 0 , 2 4 3の底板 2 2 1 , 2 4 5及び内壁 2 2 2に跨がるように設けられるので、蓋部 2 3 0， 2 4 1 全体の剛性を高めることができ、蓋部 2 3 0 , 2 4 1の側壁 2 3 2の倒れ等の変形を防止することができる。

また、上記第 7及び第 8実施形態の磁気テープカセット用収納ケース 2 1 0 , 2 4 0では、各リブ 2 3 4に対する情報用紙 2 1 3の位置合わせは不要である。したがって、情報用紙 2 1 3の収納を迅速かつ円滑に行うことができ、良好な操作性を得ることができる。

次に、第 3の発明の実施形態を説明する。

第 1 2.図には、第 3の発明の実施形態としての第 9実施形態である収納ケース 3 1 0の開放状態が示される。この収納ケース 3 1 0は主に、磁気テープカセットを収納する収納部 3 1 1と、この収納部 3 1 1を囲繞する外壁 3 1 3を有する蓋部 3 1 2と、収納部 3 1 1及び蓋部 3 1 2を開閉可能に連結するヒンジ部 3 1 4とを一体形成してなる。そして、磁気テープカセットが収納部 3 1 1に収納されながら蓋部 3 1 2を閉じた状態にしたときに、蓋部 3 1 2と磁気テープカセヅトとの間にシート束を収納す^)隙間 dを画成可能なようにヒンジ部 3 1 4が寸法決めされている。さらに、シート束を対向面によって挟持することが可能な 2つのコの字状のリブ 3 1 5 a， 3 1 5 bがそれぞれ、隙間 dの範囲内かつヒンジ部 3 1 4の端部寄りに備えられている。なお、カセットの裏面開口部分を係止する V字リブ 3 1 7及びカセヅトのリ一ルハブを係止するリ一ル係止リブ 3 1 8 a， 3 1 8 bはなくてもよいが、磁気テープカセットの高さ方向のがたつき防止や横方向のずれ防止という観点から考えると備えることが望ましい。 - 次に、本第 9実施形態の作用について説明する。

ユーザーがシート束を挟み込む際、ヒンジ部 3 1 4にシート束を挟持する部分すなわちリブ 3 1 5 a， 3 1 5 bを形成するので、当該シート束を挟み込むための操作が非常に簡単になる。すなわち、収納ケース 3 1 0を開いたときには、リブ 3 1 5 a , 3 1 5 bの開口部が上方を向くことになり、挟み込み作業が至って楽である。ここで第 1 3図を参照する。第 1 3図には、収納ケース 3 1 0内に磁気テープカセット 3 1 00を収納し、かつ蓋部 3 1 2を閉じた状態が示される。ただし第 1 3図は第 1 2図の収納ケース 3 1 0における A— A断面である。第 1 3図から明らかなように、リブ 3 1 5 a， 3 1 5 bがシート束 Sを挟持しており、隙間 dに収納されるシート束 Sを保持することを実現している。その結果、蓋部 3 1 2を開けたときに、シート束 Sが飛び出したり、収納時に位置が定まらず、シート端が折れ曲ったり、はみ出して完全な閉蓋状態に口ックできないなどということが回避される。

また、この収納ケース 3 1 0においては、リブ 3 1 5 a， 3 1 5 bが磁気テープ. ¾セヅト 3 1 00のがたつきを抑止する機能も有していてもよい。以下において、第 1 0〜第 1 5実施形態を説明するが、各実施形態のそれそれのリブも同様に、このがたつき抑止機能を有してもよい。

以上のような構成からなる収納ケースの成形方法は、次のような点で有利である。収納ケース 3 1 0は通常、成形金型を用いた射出成形法によつて、開いた状態で成形されるため、本願第 3の発明のよう-にヒンジ部 3 1 4に対向-面すなわちリブ 3 1 5 a, 3 1 5 bを形成するとすればアンダーカットを避けることができ、よって金型構造も簡単になる。

第 14図には、第 3の発明の実施形態としての第 1 0実施形態である収納ケース 320が示される。この収納ケース 3 2 0は主に、磁気テープ力セットを収納する収納部 3 2 1と、この収納部 3 2 1を囲繞する外壁 3 2 3を有する蓋部 3 22と、収納部 3 2 1および蓋部 322を開閉可能に連結するヒンジ部 3 24とを一体形成してなる。そして、磁気テープカセットが収納部 32 1に収納されながら蓋部 3 22を閉じた状態にしたときに、蓋部 322と磁気テープカセットとの間にシート束を収納する隙間を画成可能なようにヒンジ部 3 24が寸法決めされている。さらに、シート束を挟持することが可能な対向面を有する 2つのリブ 3 25 a， 3 2 5 bがそれそれ、前記隙間の範囲内かつヒンジ部 324の端部寄りに備えられてい ο

リブ 32 5 a， 3 2 5 bは、前述した収納ケース 3 1 0のリブ 3 1 5 a， 3 1 5 bのような型、すなわちヒンジ部 3 . 1 4の長手方向外側に位置する部分 3 1 6 a , 3 1 6 bが閉塞された形（第 1 2図参照）とは異なり、開放された形である。このような構成にすることで、シート束を挟入する際に、当該シート束をヒンジ部に対して垂直な方向からだけでなく、平行な方向からも挟入可能である。更に、この第 1 0実施形態は第 9実施形態とほぼ同様の作用効果をも有する。

第 1 5図には、第 3の発明の実施形態としての第 1 1実施形態である収納ケース 3 3 0が示される。この収納ケース 3 3 0は主に、磁気テープ力セットを収納する収納部 3 3 1と、この収納部 3 3 1を囲繞する外壁 3 3 3を有す. 蓋部 3 3 2と、収納部 3 3 1および蓋部 3 3 2を開閉可能に連結するヒンジ部 3 3 4とを一体形成してなる。そして、磁気テープカセットが収納部 3 3 1に収納されながら蓋部 3 3 2を閉じた状態にしたときに、蓋部 3 3 2と磁気テープカセットとの間にシ一卜束を収納する隙間を画成可能なようにヒンジ部 3 3 4が寸法決めされている。さらに、シート束を挟持することが可能な対向面を有する 2つのリブ 3 3 5 a-, 3 3 5 bがそれぞれ、前記隙間の範囲内かつヒンジ部 3 3 4の端部寄りに備えられそいる ο

リブ 3 3 5 a , 3 3 5 bは、前述した収納ケース 3 2 0のリブ 3 2 5 a， 3 2 5 bと同様に、長手方向外側に位置する部分が開放された型である。また、当該リブは、その中央の隙間が両方の閧放部の隙間に比べて狭くなつている。収納ケース 3 3 0は、リブ 3 3 5 a， 3 3 5 bが収納ケース 3 2 0のリブ 3 2 5 a , 3 2 5 bと同様の作用を有する他、例えば当該リブの中央部分の弾性力を利用して、所定量をたわませることでシート束の収納方法に幅を持たせることができる。更に、この第 1 1実施形態は第 9実施形態とほぼ同様の作用効果をも有する。

第 1 6図には、第 3の発明の実施形態としての第 1 2実施形態である収納ケース 3 4 0が示される。この収納ケース 3 4 0は主に、磁気テープ力セットを収納する収納部 3 4 1と、この収納部 3 4 1を囲繞する外壁 3 4 3を有する蓋部 3 4 2と、収納部 3 4 1および蓋部 3 4 2を開閉可能に連結するヒンジ部 3 4 4とを一体形成してなる。そして、磁気テープカセットが収納部 3 4 1に収納されながら蓋部 3 4 2を閉じた状態にしたときに、蓋部 3 4 2と磁気テープカセットとの間にシート束を収納する隙間を画成可能なようにヒンジ部 3 4 4が寸法決めされている。さらに、シート束を対向面によって挟持することが可能な 1つのリブ 3 4 5が、前記隙間の範囲内かつヒンジ部 3 4 4の中央に備えられている。このリブ 3 4 5は、ヒンジ部 3 4 4の中央に 1つのみ有するため、製造コスト的に有利であるとともに、シート束をユーザーが比較的容易に狭入できるという利点がある。更に、この第 1 2実施形態は第 9実施形態とほぼ同様の作用効果をも有する。なお.、-この第 1 2実施形態のリブ 3 4 5は、第 1 0実施形態のリブ 3 2 5 a , 3 2 5 bの形状であっても良い。

第 1 7図には、第 3の発明の実施形態としての第 1 3実施形態である収納ケース 3 5 0が示される。この収納ケース 3 5 0は主に、磁気テープ力セットを収納する収納部 3 5 1と、この収納部 3 5 1を囲繞する外壁 3 5 3を有する蓋部 3 5 2と、収納部 3 5 1および蓋部 3 5 2—を開閉可能に連結するヒンジ部 3 5 4とを一体形成してなる。そして、磁気テープカ乇ットが収納部 3 5 1に収納されながら蓋部 3 5 2を閉じた状態にしたときに、蓋部 3 5 2と磁気テープカセットとの間にシート束を収納する隙間を画成可能なようにヒンジ部 3 5 4が寸法決めされている。さらに、シート束を対向面によって挟持することが可能な口の字状の 1つのリブ 3 5 5が、前記隙間の範囲内かつヒンジ部 3 5 4の長手方向ほぼ全域にわたって備えられている。リブ 3 5 5は、シート束を挟持可能な面積がより広いため、保持力が比較的大きい。更に、この第 1 3実施形態は第 9実施形態とほぼ同様の作用効果をも有する。

第 1 8図には、第 3の発明の実施形態としての第 1 4実施形態である収納ケース 3 6 0が示される。この収納ケース 3 6 0は主に、磁気テープ力セットを収納する収納部 3 6 1と、この収納部 3 6 1を囲繞する外壁 3 6 3を有する蓋部 3 6 2と、収納部 3 6 1および蓋部 3 6 2を開閉可能に連結するヒンジ部 3 6 4とを一体形成してなる。そして、磁気テープカセヅ卜が収納部 3 6 1に収納されながら蓋部 3 6 2を閉じた状態にしたときに、蓋部 3 6 2と磁気テープカセッ卜との間にシート束を収納する隙間を画成可能なようにヒンジ部 3 6 4が寸法決めされている。さらに、シート束を平行な対向面によって挟持することが可能な 2つの板状体からなる 1つのリブ.3 6 5が、前記隙間の範囲内かつヒンジ部 3 6 4の長手方向ほぼ全域にわたつて備えられている。リブ 3 6 5は、収納ケース 3 2 0のリブ 3 2 5 a， 3 2 5 bおよび収納ケース 3 5 0のリブ 3 5 5の両方とほぽ同様の作用を有する。更に、この第 1 4実施形態は第 9実施形態とほぼ同様の作用効果をも有する。

第 1 9 J2Lには、第 3の発明の実施形態としての第 1 5実施形態である収納ケース 3 7 0が示される。この収納ケース 3 7 0は主に、磁気テープ力セットを収納する収納部 3 7 1と、この収納部 3 7 1を囲繞する外壁 3 7 3を有する蓋部 3 7 2と、収納部 3 7 1および蓋部 3 7 2を開閉可能に連結するヒンジ部 3 7 4とを一体形成してなる。そして、磁気テープカセットが収納部 3 7 1に収納されながら蓋部 3 7 2を閉じた仗態にしたときに、蓋部 3 7 2と磁気テープカセッ卜との間にシート束を収納する隙間を画成可能なようにヒンジ部 3 7 4が寸法決めされている。さらに、シート束を対向面によって挟持することが可能なコの字状の 2つのリブ 3 7 5 a， 3 7 5 bがそれぞれ、前記隙間の範囲内かつヒンジ部 3 7 4の端部寄りに備えられている。リブ 3 7 5 a , 3 7 5 bは、第 9実施形態のリブ 3 1 5 a , 3 1 5 bとほぼ同様の作用効果を有する。

第 1 5実施形態と第 9〜第 1 4実施形態とを比較して明らかなことは、磁気テープカセットを収納した場合に当該カセットの収納方法（収納する向き）が異なるということである。しかしながら、本願発明の実施にはどちらの収納方法を採用しても支障はない。また、リブの種類も上述した第 9〜第 1 4実施形態のものを利用してもよい。また、シート束を保持するリブの形状も上述した実施形態に限定されることなく、利用態様等に応じて変更可能である。

以上、本願発明の好適な実施形態を説明したが、本願発明はこれらの実施形態に限定されることな適宜な変更、改良等が可能である。例えば、、各実施形態の構成を適宜組み合わせてもよい。また、 D V C以外の磁気テ —ブカセット用の収納ケースにも適用可能である。産業上の利用可能性

第 1の発明によれば、収納部における底板及び内壁の接合部近傍、又は蓋部における蓋板及び外壁の接合部近傍に、収納部又は蓋部の内方側に向けて少なくとも一対突設されたリブがそれぞれ、磁気テープカセットの裏面又は表面と収納部の底板又は蓋部の蓋板との間に、情報用紙を収納可能な所要の.隙間を画成する。

したがって、簡易な構成からなるものでありながら、多量の情報用紙を所定の位置に所定の姿勢で、磁気テープカセットとともに良好な操作性を以て収納することができる。

上記のような、情報用紙を収納可能な空隙を画成するリブは単純な形状であり、アンダーカットとならないので、金型構造は簡単である。

第 2の発明によれば、シート状部材が、端部をリブに固定された状態で、蓋部の蓋板と所定の間隔をあけて略平行に設けられており、蓋部の蓋板との間に情報用紙を収納可能な所要の隙間を画成する。したがって、簡易な構成からなるものでありながら、多量の情報用紙を所定の位置に所定の姿勢で、磁気テープカセットとともに良好な操作性を以て収納することがでさる

第 3の発明によれば、磁気テープカセット用の収納ケースは、磁気テ一プカセットを収納した状態で蓋部を閉じた場合に、当該蓋部と当該磁気テ —プカセットとの間にシート束を収納する隙間を画成可能なように、前記ヒンジ部が寸法めされ、前記隙間の範囲内かつ前記ヒンジ部上に、対向面を有するリブが少なくとも 1つ備えられているので、当該リブによって多量のシートを収納して保持でき、シート束のずれ、飛び出し等を防ぐことができる。

Claims

請の範囲

1 . 磁気テープカセットの裏面又は表面に対向する底板、及び前記底板の縁部に立設され、磁気テープカセットの側面を囲う内壁を有する収納部と、前記収納部に対してヒンジ部を介して開閉可能に連結され前記収納部の内壁を覆う外壁と、該外壁が立設された蓋板を有する蓋部とを備えた磁気テープカセット用収納ケースにおいて、

前記収納部における前記底板及び前記内壁の接合部近傍、又は前記蓋部における.前記蓋板及び前記外壁の接合部近傍の少なくとも一方に、前記収納部又は前記蓋部の内方側に向けて少なくとも一対突設されたリブを備え、前記各リブはそれぞれ、磁気テープカセッ卜の裏面又は表面と前記収納部の前記底板又は前記蓋部の前記蓋板との間に、情報用紙を収納可能な所要の隙間を画成することを特徴とする磁気テープカセット用収納ケース。

2 . 前記リブが、前記接合部の略全域にわたって設けら-れていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の磁気テープカセット用収納ケース。'

3 . 前記収納部及び前記蓋部は、前記収納部の前記底板及び前記蓋部の前記蓋板の長辺が前記ヒンジ部に結合していることを特徴とする請求の範囲第 1項又は第 2項記載の磁気テープカセット用収納ケース。

4 . 前記収納部及び前記蓋部は、前記収納部の前記底板及び前記蓋部の前記蓋板の短辺が前記ヒンジ部に結合していることを特徴とする請求の範囲第 1項又は第 2項記載の磁気テープカセット用収納ケース。

5 . 磁気テープカセットを収納可能な収納部と、前記収納部に収納された磁気テープカセッ卜の表面又は裏面に対向する蓋板、及び前記蓋板の縁部に立設された側壁を有し、前記収納部に対してヒンジ部を介して開閉可能に連結された蓋部とを備えた磁気テープカセット用収納ケースにおいて、前記蓋部における前記蓋板及び前記側壁の接合部近傍に、前記蓋部の内方側に向けて突設されたリブと、

端部を前記リブに固定された状態で、前記蓋部の前記蓋板と所定の間隔をあけて略平行に設けられ、前記蓋部の前記蓋板との間に情報用紙を収納可能な所要の隙間を画成するシ一ト状部材とを備えたことを特徴とする磁気テープカセット用収納ケース。

6 . 前記リブが、前記磁気テープカセットの収納時に前記磁気テープ力セットを前記収納部側に押圧する形状に構成されたことを特徴とする請求の範囲第 5項記載の磁気テープカセット用収納ケース。

7 . 前記収納部及び前記蓋部は、前記収納部の前記底板及び前記蓋部の前記蓋板の長辺が前記ヒンジ部に結合していることを特徴とする請求の範囲第 5項又は第 6項記載の磁気テープ力セット用収納ケース。

8 . 前.記収納部及び前記蓋部は、前記収納部の前記底板及び前記蓋部の前記蓋板の短辺が前記ヒンジ部に結合していることを特徴とする請求の範囲第 5項又は第 6項記載の磁気テープカセット用収納ケース。

9 . 磁気テープカセットを収納する収納部と、前記収納部を囲繞する外壁を有する蓋部と、前記収納部及び前記蓋部を開閉可能に連結するヒンジ部とを一体形成してなる磁気テープカセット用収納ケースにおいて、前記磁気テープカセットを収納した状態で前記蓋部を閉じた場合に、' 当該蓋部と当該磁気テープカセットとの間にシート束を収納する隙間を画成可能なように、前記ヒンジ部が寸法決めされ、

前記隙間の範囲内かつ前記ヒンジ部上に、対向面を有するリブが少なくとも 1つ備えられることを特徴とする磁気テープカセット用収納ケース。

1 0 . 前記リブが断面コ字状であり、一対の前記リブのそれぞれが前記ヒンジ部の端部寄りにコ字状部の開口部を相互に対向させて設けられていることを特徴とする請求の範囲第 9項記載の磁気テープカセット用収納ケース。

1 1 . 前記リブが 2枚の平行な平板からなり、一対の前記リブが前記ヒンジ部の端部寄りにそれぞれ設けられていることを特徴とする請求の範囲第 9項記載の磁気テープカセット用収納ケース。

1 2 . 前記リブが凸曲面の対向面を有する 2枚の板からなり、一対の前記リブが前記ヒンジ部の端部寄りにそれぞれ設けられていることを特徴とする請求の範囲第 9項記載の磁気テープカセット用収納 'ケース。

1 3 . 前記リブが凸曲面の対向面を有する 2枚の板からなり、前記ヒンジ部の中央部に設けられていることを特徴とする請求の範囲第 9項記載の磁気テープカセット用収納ケース。

1 4 . 前記リブが断面口字状であり、前記ヒンジ部の略全域にわたって設けられていることを特徴とする請求の範囲第 9項記載の磁気テ一ブカセット用収納ケース。

1 5 . 前記リブが 2枚の平行な平板からなり、前記ヒンジ部の略全域にわたって設けられていることを特徴とする請求の範囲第 9項記載の磁気テ —プカセ.、ト用収納ケース。

1 6 . 前記収納部及び前記蓋部は、前記収納部の底板及び前記蓋部の蓋板の長辺が前記ヒンジ部に結合していることを特徴とする請求の範囲第 9 項〜第 1 5項のいずれか記載の磁気テープカセット用収納ケース。

1 7 . 前記収納部及び前記蓋部は、前記収納部の底板及び前記蓋部の蓋板の短辺が前記ヒンジ部に結合していることを特徴とする-請求の範囲第 9 項〜第 1 5項のいずれか記載の磁気テープカセット用収納ケース。