JP3201006B2 - ディスクカートリッジの収納ケース - Google Patents

ディスクカートリッジの収納ケース

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JP3201006B2
JP3201006B2 JP26052592A JP26052592A JP3201006B2 JP 3201006 B2 JP3201006 B2 JP 3201006B2 JP 26052592 A JP26052592 A JP 26052592A JP 26052592 A JP26052592 A JP 26052592A JP 3201006 B2 JP3201006 B2 JP 3201006B2
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    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B33/02—Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
    • G11B33/04—Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon modified to store record carriers
    • G11B33/0405—Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon modified to store record carriers for storing discs
    • G11B33/0433—Multiple disc containers
    • G11B33/0438—Multiple disc containers for disc cartridges
    • G—PHYSICS
    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means

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  • Packaging For Recording Disks (AREA)
  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク等のディス
ク状記録媒体を収納したディスクカートリッジを収納す
るディスクカートリッジの収納ケースに関し、特に複数
枚のディスクカートリッジを収納するディスクカートリ
ッジの収納ケースに関する。
【０００２】
【従来の技術】楽音信号や映像信号等の情報信号の記録
を可能とした種々のディスク状記録媒体が提供されてい
る。これらディスク状記録媒体は、持運び時や未使用時
には比較的強固に形成された収納ケース内に収納保管さ
れる。例えば、コンパクトディスクにあっては、比較的
厚みがあるとともに塵埃等の対策を特に必要としないた
め、ケース本体とこのケース本体に回動自在に組付けら
れた蓋体とからなる収納ケースに直接収納される。
【０００３】このコンパクトディスク用収納ケースは、
ケース本体の一方の主面の中央部にコンパクトディスク
の中心穴よりもやや大径とされかつ複数個の溝を放射状
に形成することによって中心方向に弾性変形自在とされ
た保持用突部が一体に形成されるとともに、この保持用
突部を囲むようにしてコンパクトディスクの外径とほぼ
等しい凹部が形成されている。全体角浅皿状の蓋体に
は、その内面に周壁面と対向する複数の保持片が一体に
形成されており、これら保持片と内面との間に歌詞カー
ドのような印刷物が挿入される。
【０００４】したがって、コンパクトディスクは、その
中心穴に保持用突部が嵌合されるとともに外周部が前記
凹部の内周壁に圧着保持されることによって収納ケース
内に収納保持される。
【０００５】情報機器或いは事務用機器等に使用される
小型の磁気ディスクは、フィルム状のシートに磁性材料
が塗布されているため、情報信号の記録面を保護する必
要があるのでディスクカートリッジ内に収納されてい
る。この磁気ディスクカートリッジは、図１４に示すよ
うに、ケース本体２及び蓋体３とからなる収納ケース１
に収納される。
【０００６】合成樹脂製のケース本体２は、全体が板状
であり、その一方の面側の一側部にポケット４を構成す
るチャンネル状の保持部５が一体に形成されるととも
に、この保持部５の両側面に互いに軸線を一致させて軸
穴６が穿設されている。
【０００７】透明な合成樹脂で成形された蓋体３は、周
壁の一辺が開放された開放部を有する矩形状に形成さ
れ、開放部７側の両側壁の内面にはケース本体２の軸穴
６に対応して互いに軸線を一致させて突起８が突設され
ている。
【０００８】収納ケース１は、開放部７側の両側壁を拡
げながら蓋体３をケース本体２に組合わせるとともに突
起８が軸穴６に嵌合することによって、ケース本体２に
蓋体３が開閉自在に取付けられる。磁気ディスクカート
リッジ９は、その一側部をポケット４に挿入することに
よって収納ケース１内に収納される。
【０００９】一方、光ディスクは、信号記録層にレーザ
光を照射して熱を加えるとともに磁気ヘッドを用いて外
部磁界を与えることにより、外部磁界の方向に応じた磁
化の方向に向けて所定の情報信号が記録される。光ディ
スクは、情報信号の記録や再生にレーザ光を用いるた
め、極めて高密度の情報信号の記録が可能であり、例え
ば直径が６４ｍｍの光ディスクにあっては約７０分のオ
ーディオ信号に相当する情報信号の記録が可能である。
【００１０】高密度の情報信号の記録、再生を可能とし
た光ディスクは、情報信号の記録面にわずかな傷や塵埃
が付着しても記録再生特性が劣化してしまうため、前述
した磁気ディスクと同様に、ディスクカートリッジに収
納されている。
【００１１】光ディスクには、ディスク駆動装置のディ
スクテーブルに確実に一体化され、ディスクテーブルの
回転中心を高精度に位置決めして装着されるように磁性
材からなる金属板が中心穴に取付けられている。
【００１２】したがって、光ディスクを収納したディス
クカートリッジは、その構成上、光ディスクの中心穴を
利用して収納するような収納ケースを用いることができ
ない。そこで、光ディスクを収納したディスクカートリ
ッジの収納ケースには、収納ポケットを有するケース本
体と、このケース本体に対し開閉自在に取り付けられた
蓋体とを備えたものが用いられている。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】光ディスクは、上述し
たように直径を６４ｍｍとしたもので約７０分のオーデ
ィオ信号に相当する情報信号の記録が可能であるが、こ
の光ディスクを用いても、長時間の演奏が行われるクラ
シック音楽の如き音楽の１曲分を１枚に収録することは
できない場合があり、複数枚の光ディスクが必要とな
る。また、複数枚の光ディスクによって曲のアルバム集
を構成する場合もある。
【００１４】このように複数枚のディスクカートリッジ
によって作品を構成する場合に、これらディスクカート
リッジは１個の収納ケースに収納されることが望まれ
る。
【００１５】上述したような従来の収納ケースによって
複数枚のディスクカートリッジを収納するためには、例
えば、ポケットの幅を収納する光ディスクカートリッジ
の枚数に応じて大きくすることが考えられる。
【００１６】このように構成したディスクカートリッジ
用の収納ケースは、その構成上、ポケット内に適宜の仕
切り部を形成することが困難である。そのため、ディス
クカートリッジはポケット内にバラバラで挿入されるこ
とになり、使用する都度、収納された光ディスクカート
リッジの順序を確認したうえでディスクカートリッジを
収納ケースより取り出す必要性が生じ、取り出しが面倒
となる。
【００１７】さらに、曲目解説や歌詞カード等の印刷物
も必要となるが、収納ケース内にこれら印刷物を蓋体側
に収納するスペースを確保することは困難である。これ
ら印刷物は、収納ケース内に対応するディスクカートリ
ッジ毎に収納配置する必要があるが、その対応も行うこ
とができない。
【００１８】そこで、本発明は、複数枚のディスクカー
トリッジを収納可能とした収納ケースを提供することを
目的とし、さらに、収納されたディスクカートリッジに
対応した歌詞カード等の印刷物を併せて収納可能とした
収納ケースを提供することを目的とする。
【００１９】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するために提案される本発明は、ディスクカートリッジ
が載置される矩形状の底面板とこの底面板の４辺を囲む
ように形成された周壁を有するとともに、上記底面板に
この底面板より突出するように形成されて上記底面板上
に載置されるディスクカートリッジを側方から弾性的に
押圧する保持片を有する第１及び第２のケース本体と、
一対の板状部と上記一対の板状部を互いに平行になるよ
うに連結する連結部を有するベース部材とを備えるディ
スクカートリッジの収納ケースである。この収納ケース
を構成する第１及び第２のケース本体は、上記ベース部
材の上記連結部を挟んで上記保持片を相対向させて上記
ベース部材の上記一対の板状部の間に回動可能に支持さ
れている。さらに、ベース部材には、印刷物を保持する
保持手段が一体に形成されている。
【００２０】また、本発明は、ディスクカートリッジが
載置される矩形状の底面板とこの底面板の４辺を囲むよ
うに形成された周壁を有するとともに、上記底面板にこ
の底面板より突出するように形成されて上記底面板上に
載置されるディスクカートリッジを側方から弾性的に押
圧する保持片を有する第１及び第２のケース本体と、一
対の板状部と上記一対の板状部を互いに平行になるよう
に連結する連結部を有するベース部材とを備えるディス
クカートリッジの収納ケースである。この収納ケースを
構成する第１及び第２のケース本体は、上記ベース部材
の上記連結部を挟んで上記保持片を相対向させて上記ベ
ース部材の上記一対の板状部の間に回動可能に支持され
るとともに、上記ベース部材に設けられた上記連結部の
上記第１及び第２のケース本体と対向する面に、上記連
結部より突出するように形成されて、上記連結部上に載
置されるディスクカートリッジを側方から弾性的に押圧
する保持片を設けたものである。
【００２１】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジの収納ケー
スは、ベース部材に回動可能に支持された第１及び第２
のケース本体に設けた保持片によってディスクカートリ
ッジが押圧保持される。また、ベース部材に設けた保持
手段を介してディスクカートリッジとともに印刷物も同
時に収納される。
【００２２】
【実施例】以下、本発明に係るディスクカートリッジの
収納ケースの具体的実施例を図面を参照しながら説明す
る。
【００２３】本発明に係るディスクカートリッジの収納
ケース１０は、図１及び図２に示すように、２つのディ
スクカートリッジ４０Ａ，４０Ｂを収納し得るように構
成されている。この収納ケース１０は、第１及び第２の
ケース本体２０Ａ，２０Ｂと、これらケース本体２０
Ａ，２０Ｂが表裏にそれぞれ回動自在に組付けられるベ
ース部材３０とを備える。第１及び第２のケース本体２
０Ａ，２０Ｂは、左右対称となされ、それぞれ透明な合
成樹脂材料によって矩形状に形成されている。
【００２４】第１及び第２のケース本体２０Ａ，２０Ｂ
は、図１に示すように、矩形状の底面板２４の４辺を囲
むように周壁２１ａ乃至２１ｄが形成され、これら周壁
２１ａ乃至２１ｄにより囲まれた領域をディスクカート
リッジ４０の収納保持部としている。なお、周壁２１ａ
乃至２１ｄは、収納するディスクカートリッジ４０の厚
さより高く形成されている。
【００２５】また、図１において、高さ方向の周壁とし
て図示されたケース本体２０の互いに対向する一組の周
壁２１ａ，２１ｃには、図１において高さ方向の周壁と
して図示された他の周壁２１ｂ側である基端部側に位置
して一対の軸穴２２ａ，２２ｂが形成されている。これ
ら軸穴２２ａ，２２ｂは、図１に示すように、軸線を一
致させ、周壁２１ａ乃至２１ｄにより囲まれた領域内に
形成された弾性保持部２５の外側に位置して形成されて
いる。さらに、他の周壁２１ｂと対向する周壁２１ｄの
外側面には、図１及び図３に示すように、指掛け用の突
部２３が一体に形成されている。
【００２６】第１及び第２のケース本体２０Ａ，２０Ｂ
を構成する底面板２４の周壁２１ａ乃至２１ｄにより囲
まれた領域側の各コーナ部には、図１に示すように、各
ケース本体２０Ａ，２０Ｂに収納されるディスクカート
リッジ４０を弾性的に保持する弾性保持部２５ａ乃至２
５ｄが一体に形成されている。これら弾性保持部２５
は、収納される光ディスクカートリッジ４０の各コーナ
部を支持し得るように、矩形状の底面板２４の各コーナ
部に形成されている。
【００２７】弾性保持部２５は、図１に示すように、直
交する２辺が互いに隣合う周壁とそれぞれ平行となるよ
うな略Ｌ字状に形成された複数の保持片２６と、この保
持片２６の外周に沿って底面板２４に略Ｌ字状に穿設さ
れた複数の開口部２７とからなる。底面板２４から突出
するように一体に形成された保持片２６は、この保持片
２６の外周に沿って底面板２４に開口部２７が形成され
ることにより、底面板２４への連結部側を中心にして弾
性変位可能とされている。
【００２８】略Ｌ字状に形成された各保持片２６によっ
て囲まれた底面板２４上の矩形の領域は、ディスクカー
トリッジ４０の収納領域Ｈとされる。この矩形状の収納
領域Ｈは、ディスクカートリッジ４０の外形形状よりも
わずかに小さく構成されている。ディスクカートリッジ
４０は、矩形状の収納領域Ｈ内に押し込まれることによ
って弾性変位可能とされた各保持片２６を外方側にやや
弾性変位させることにより、ディスクカートリッジ４０
を側方から弾性的に押圧してケース本体２０Ａ，２０Ｂ
に保持される。
【００２９】上述した収納ケース１０を構成する第１及
び第２のケース本体２０Ａ，２０Ｂは、ディスクカート
リッジ４０の各コーナ部をそれぞれ弾性的に押圧して保
持するようにＬ字状の保持片２６を四隅に形成するよう
にしたが、例えば周壁２１ａ乃至２１ｄとそれぞれ平行
に平板な保持片を形成してディスクカートリッジ４０の
周縁の四箇所を弾性的に押圧支持するようにしてもよ
い。
【００３０】第１及び第２のケース本体２０Ａ，２０Ｂ
が、ディスクカートリッジ４０の保持部を相対向させて
回動可能に支持されるベース部材３０を説明する。
【００３１】ベース部材３０は、図１に示すように、合
成樹脂によって、互いに相対向する一対の板状部として
の上板部３１と下板部３２及びこれら上下板部３１、３
２をその幅方向中央位置で連結する連結部である仕切板
部３３とを有する。ベース部材３０は、仕切板部３３に
よって上板部３１と下板部３２とを互いに平行となるよ
うに連結し、全体で縦長の略Ｈ字状をなすように形成さ
れている。仕切板部３３によって幅方向に対して第１の
領域Ｍ及び第２の領域Ｎに区割りされた上板部３１及び
下板部３２は、その幅がケース本体２０の厚みの２倍よ
りもやや大とされている。すなわち、第１の領域Ｍ及び
第２の領域Ｎの幅は、ケース本体２０の厚みとほぼ等し
い。また、上板部３１及び下板部３２は、その長手寸法
が、ケース本体２０の幅寸法、換言すれば、図１におい
て水平壁として図示されているケース本体２０の相対す
る一組の周壁２１ａ，２１ｃの長手寸法よりもやや大と
される。
【００３２】上板部３１及び下板部３２の互いに相対向
する内面には、図５に示すように、第１の領域Ｍ及び第
２の領域Ｎのそれぞれ側端部近傍で幅方向の略中央部に
位置して、互いに軸線が一致された上下１組の突起３４
ａ，３５ａ及び３４ｂ，３５ｂが上板部３１及び下板部
３２と一体に形成されている。第１の領域Ｍ及び第２の
領域Ｎにそれぞれ位置して、上板部３１及び下板部３２
の内面には、図６に示すように、仕切板部３３に対して
それぞれ間隔Ｌを隔て相対向して平行に突片３６ａ乃至
３６ｄが上板部３１及び下板部３２に各々一体に形成さ
れている。
【００３３】第１の領域Ｍ側の上板部３１及び下板部３
２の内面にそれぞれ形成された突片３６ａ，３６ｂと仕
切板部３３の一方の側の面とによって、図４及び図５に
示すように、第１の領域Ｍ側には第１の歌詞カード挿入
保持部３９Ａが構成される。また、第２の領域Ｎ側の上
板部３１及び下板部３２の内面にそれぞれ形成された突
片３６ｃ，３６ｄと仕切板部３３の他方の側の面とによ
って第２の領域Ｎ側には第２の歌詞カード挿入保持部３
９Ｂが構成される。
【００３４】以上のように構成された第１及び第２の歌
詞カード挿入保持部３９Ａ，３９Ｂには、図２に示すよ
うに、仕切板部３３の表裏の両面に沿って印刷物として
の歌詞カード４１Ａ，４１Ｂがそれぞれ差込まれる。
【００３５】さらに、上板部３１及び下板部３２の、突
起３４、３５が突出された側の内面には、図４に示すよ
うに、仕切板部３３の一側面と一体化されたストッパ壁
３７ａ，３７ｂが一体に突出して形成されている。これ
らストッパ壁３７ａ、３７ｂは、それぞれ水平断面が三
角形状に形成されることによって、その両側端が仕切板
部３３の側面よりそれぞれ第１の領域Ｍ及び第２の領域
Ｎ側へと張出しており、歌詞カード挿入保持部３９Ａ，
３９Ｂにそれぞれ挿入されてベース部材３０に収納され
た各歌詞カード４１Ａ，４１Ｂの側端を係止する。
【００３６】上述のように、ベース部材３０には、印刷
物を保持する保持手段としてのカード挿入保持部３９
Ａ，３９Ｂとストッパ壁３７ａ、３７ｂが形成されてい
る。
【００３７】なお、上板部３１及び下板部３２の略中央
部に設けた矩形の穴３８Ａ，３８Ｂは、その内面に突片
３６ａ乃至３６ｄを形成するための型抜き用の穴であ
る。
【００３８】ケース本体２０とベース部材３０とは、以
上のように構成されるものであるから、軸穴２２に突起
３４、３５を対応させるようにして、ケース本体２０が
ベース部材３０の側方から押込まれる。ベース部材３０
の上板部３１及び下板部３２は、その材料特性より上下
方向へとやや弾性変形し、その後、突起３４ａ，３５ａ
が軸穴２２ａ、２２ｂに相対係合することによって、図
３に示すように、ベース部材３０の第１の領域Ｍ側に第
１のケース本体２０Ａが回動可能に支持され、突起３４
ｂ，３５ｂが軸穴２２ａ，２２ｂに相対係合することに
よって、第２の領域Ｎ側に第２のケース本体２０Ｂが回
動可能に支持される自在に組付けられる。なお、ケース
本体２０とベース部材３０とは、組合わせた状態を保持
するためのクリック手段が適宜形成されている。
【００３９】以上のようにしてケース本体２０とベース
部材３０とを組立ててなる収納ケース１０は、ベース部
材３０の第１の領域Ｍに組付けられた第１のケース本体
２０Ａには、上述した方法によって、第１の光ディスク
カートリッジ４０Ａが収納保持され、また第２の領域Ｎ
に組付けられた第２のケース本体２０Ｂには第２の光デ
ィスクカートリッジ４０Ｂが収納保持される。
【００４０】また、ベース部材３０の第１の領域Ｍ側に
形成された第１の歌詞カードのための第１の保持部３９
Ａには、第１のディスク２０Ａに対応して第１の歌詞カ
ード４１Ａが収納され、また第２の領域Ｎ側に形成され
た第２の歌詞カードのための第２の保持部３９Ｂには、
第２の光ディスク２０Ｂに対応して第２の歌詞カード４
１Ｂが収納される。
【００４１】以上のようにして、収納ケース１０には、
図２及び図３に示すように、ベース部材３０の仕切板部
３０を挟んで、２組のディスクカートリッジ４０Ａ，４
０Ｂ及び歌詞カード４１Ａ，４１Ｂとが順序よく収納配
置される。
【００４２】したがって、例えば、第１のディスクカー
トリッジ４０Ａを使用する場合には、図３に示すよう
に、指掛け部２３を介してケース本体２０Ａを開くこと
によって第１の光ディスクカートリッジ４０Ａを取出す
ことができる。
【００４３】図７乃至図１２は、本発明に係る収納ケー
ス５０の他の例を示すものである。なお、図７乃至図１
２において、前述した実施例と共通する部材には共通の
符号を付して詳細な説明は省略する。
【００４４】この収納ケース５０は、４枚のディスクカ
ートリッジ４０Ａ乃至４０Ｄを収納可能とするもので、
第１及び第２のディスクカートリッジ４０Ａ，４０Ｂを
収納保持する第１及び第２のケース本体２０Ａ，２０Ｂ
は上述した実施例で説明した収納ケース１０がそのまま
転用される。ここでは、第３及び第４のディスクカート
リッジ４０Ｃ，４０Ｄをさらに収納するように構成され
たベース部材６０に特徴を有する。
【００４５】ベース部材６０は、合成樹脂によって、互
いに相対向する上板部６１と下板部６２及びこれら上下
板部６１，６２をその幅方向中央位置で連結する仕切板
部６３とを有する。ベース部材６０は、仕切板部６３に
よって上板部６１と下板部６２とを互いに平行となるよ
うに連結し、全体で縦長の略Ｈ字状をなすように形成さ
れている。仕切板部６３によって幅方向に対して第１の
領域Ｏ及び第２の領域Ｐに区割りされた上板部６１及び
下板部６２は、その幅がケース本体２０の厚みのほぼ２
倍とされている。すなわち、第１の領域Ｏ及び第２の領
域Ｐの幅は、ケース本体２０の厚みとほぼ等しい。上板
部６１及び下板部６２は、その長手寸法が、ケース本体
２０の幅寸法、換言すれば、図１において水平壁として
図示されているケース本体２０の相対する一組の周壁２
１ａ，２１ｃの長手寸法よりもやや大とされる。
【００４６】上板部６１及び下板部６２の互いに相対向
する内面には、第１の領域Ｏ及び第２の領域Ｐのそれぞ
れ側端部近傍かつ幅方向の略中央部に位置して、互いに
軸線が一致された上下１組の突起６４ａ，６５ａ及び６
４ｂ，６５ｂとが一体に突設されている。
【００４７】仕切板部６３の表裏の主面には、この主面
上に載置される第３及び第４の光ディスクカートリッジ
４０Ｃ，４０Ｄを保持する弾性保持部６８ａ乃至６８ｄ
及び弾性保持部６９ａ乃至６９ｄがそれぞれ一体に形成
されている。これら弾性保持部６８，６９は、収納され
る光ディスクカートリッジ４０Ｃ，４０Ｄのそれぞれの
四隅部に対応して、仕切板部６３の表裏の主面の四箇所
にそれぞれ位置して形成されている。
【００４８】弾性保持部６８は、図９に示すように、複
数の保持片７０と開口７１を含む。保持片７０は、仕切
板部６３の一方の主面よりそれぞれ上板部６１或いは下
板部６２と対向するようにして立上がるように形成さ
れ、自由端側は側面部近傍においてそれぞれ互いに向か
い合うようにして直角に折曲された略Ｌ字状に形成され
ている。開口７１は、保持片７０の立上り基部の周囲に
形成されている。仕切板部６３の主面から突出するよう
に形成された保持片７０は、この保持片７０の外周に沿
って仕切板部６３に開口７１が形成されることにより、
仕切板部６３への連結部側を中心にして弾性変位可能と
されている。なお、他方の主面６７側に形成された弾性
保持部６９も同様に構成されている。
【００４９】各保持片７０によって囲まれた仕切板部６
３の主面に構成される矩形の領域部Ｑ及びＲは、それぞ
れ仕切板部６３の各主面において第３及び第４のディス
クカートリッジ４０Ｃ，４０Ｄの収納部を構成する。こ
れら矩形領域Ｑ及びＲの外形寸法は、ディスクカートリ
ッジ４０の外形寸法よりもわずかに小とされている。
【００５０】第３及び第４の光ディスクカートリッジ４
０Ｃ，４０Ｄを、それぞれ矩形領域Ｑ、Ｒ内に押込むこ
とによって、各保持片７０が仕切板部６３への連結部側
を中心にして弾性変位することにより、ディスクカート
リッジ４０の四隅を弾性的に押圧保持する。ベース部材
６０の仕切板部６３の表裏の主面に構成される第１及び
第２の矩形領域Ｑ及びＲには、上下１組の突起６４，６
５を軸穴２２ａ，２２ｂに相対係合することによって、
第１及び第２のケース本体２０Ａ及び２０Ｂがそれぞれ
回動可能に支持される。
【００５１】以上のようにしてケース本体２０とベース
部材６０とを組立ててなる収納ケース５０は、ベース部
材６０の第１の矩形領域Ｑに支持された第１のケース本
体２０Ａには、上述した方法によって、ディスクカート
リッジ４０Ａが収納保持され、第２の矩形領域Ｒに支持
された第２のケース本体２０Ｂには他のディスクカート
リッジ４０Ｂが収納保持される。更に、ベース部材６０
の一方の主面に構成した第１の矩形領域Ｑには更に他の
ディスクカートリッジ４０Ｃが収納保持され、他方の主
面６７に構成した第２の矩形領域Ｒには更に他のディス
クカートリッジ４０Ｄが収納保持される。
【００５２】例えば、第１のディスクカートリッジ４０
Ａ又は第３のディスクカートリッジ４０Ｃを使用する場
合には、図３及び図８に示すように、指掛け部２３を介
してケース本体２０Ａを開くことによって第１のディス
クカートリッジ４０Ａを取出すことができる。
【００５３】なお、前述した収納ケース１０において
は、ベース部材３０は、その仕切板部３３の表裏に歌詞
カード４１Ａ，４１Ｂを収納するようにし、収納ケース
５０においては、ベース部材６０は、その仕切板部６３
の表裏主面にディスクカートリッジ４０Ｃ，４０Ｄを収
納保持するように構成したが、本発明は、かかる実施例
に限定されるものではない。
【００５４】例えば、ベース部材の仕切板部の一方の主
面側に収納ケース５０の構成を採用し、他方の主面に収
納ケース１０の構成を採用することによって歌詞カード
を収納して３枚組のディスクカートリッジを収納する収
納ケースを構成することができる。
【００５５】３枚組のディスクカートリッジ用の収納ケ
ース８０は、例えば図１３に示すように構成される。こ
の例にあっては、ケース本体２０Ｂに形成された弾性保
持部２５を利用して歌詞カード８１を収納保持するよう
にしたものである。
【００５６】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
カートリッジの収納ケースを用いることにより、複数枚
のディスクカートリッジを順序よく収納することがで
き、さらに、収納されたディスクカートリッジに対応す
る歌詞カード等の印刷物も併せて順序よく収納すること
ができる。さらに、ケース本体は２枚組、４枚組用であ
っても共通して使用することができ、金型費用等の製作
費の削減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る２枚組用のディスクカートリッジ
の収納ケースを示す分解斜視図である。
【図２】上記収納ケースの縦断面図である。
【図３】上記収納ケースの一方のケース本体を開いた状
態の側面図である。
【図４】上記収納ケースのベース部材の側面図である。
【図５】上記ベース部材の図４におけるＡ−Ａ線縦断面
図である。
【図６】上記ベース部材の図４におけるＢ−Ｂ線横断面
図である。
【図７】本発明に係る４枚組用のディスクカートリッジ
の収納ケースを示す縦断面図である。
【図８】上記収納ケースの一方のケース本体を開いた状
態の側面図である。
【図９】上記収納ケースのベース部材の側面図である。
【図１０】上記ベース部材の図９におけるＣ−Ｃ線縦断
面図である。
【図１１】上記ベース部材の図９におけるＤ−Ｄ線横断
面図である。
【図１２】上記ベース部材の図９におけるＥ−Ｅ線横断
面図である。
【図１３】本発明に係る３枚組用のディスクカートリッ
ジの収納ケースを示す縦断面図である。
【図１４】従来のディスクカートリッジの収納ケースの
分解斜視図である。
【符号の説明】
１０，５０ 収納ケース、 ２０ ケース本体、 ３０
ベース部材、 ３１上板部、 ３２ 下板部、 ３３
仕切板部、 ４０ ティスクカートリッジ、 ４１
歌詞カード

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ディスクカートリッジが載置される矩形
    状の底面板とこの底面板の４辺を囲むように形成された
    周壁を有するとともに、上記底面板にこの底面板より突
    出するように形成されて上記底面板上に載置されるディ
    スクカートリッジを側方から弾性的に押圧する保持片を
    有する第１及び第２のケース本体と、 一対の板状部と上記一対の板状部を互いに平行になるよ
    うに連結する連結部を有するベース部材とを備え、 上記第１及び第２のケース本体は、上記ベース部材の上
    記連結部を挟んで上記保持片を相対向させて上記ベース
    部材の上記一対の板状部の間に回動可能に支持されてな
    るディスクカートリッジの収納ケース。
  2. 【請求項２】 上記ベース部材に印刷物を保持する保持
    手段を一体に形成してなる請求項１記載のディスクカー
    トリッジの収納ケース。
  3. 【請求項３】 上記印刷物の保持手段は、スットパ壁と
    上記ベース部材の上記連結部に対し所定間隔を隔て平行
    に形成された突片とを備えることを特徴とする請求項２
    記載のディスクカートリッジの収納ケース。
  4. 【請求項４】 ディスクカートリッジが載置される矩形
    状の底面板とこの底面板の４辺を囲むように形成された
    周壁を有するとともに、上記底面板にこの底面板より突
    出するように形成されて上記底面板上に載置されるディ
    スクカートリッジを側方から弾性的に押圧する保持片を
    有する第１及び第２のケース本体と、 一対の板状部と上記一対の板状部を互いに平行になるよ
    うに連結する連結部を有するベース部材とを備え、 上記第１及び第２のケース本体は、上記ベース部材の上
    記連結部を挟んで上記保持片を相対向させて上記ベース
    部材の上記一対の板状部の間に回動可能に支持されると
    ともに、 上記ベース部材に設けられた上記連結部の上記第１及び
    第２のケース本体と対向する面に、上記連結部より突出
    するように形成され、上記連結部上に載置されるディス
    クカートリッジを側方から弾性的に押圧する保持片を有
    することを特徴 とするディスクカートリッジの収納ケー
    ス。
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