WO2000071801A1 - Vetement avec motif de broderie et procede de formation de motifs de broderie et fil de bobine pour metier a broder - Google Patents

Description

明 細 書 刺繍模様の施された布地及び刺繍模様の形成方法並びに刺繍用下糸 技術分野

この発明は、 刺繍模様の施された布地及びその刺繍模様の形成方法並びにこの 刺繍に用いられる刺繍用下糸に関する。 背景技術

第 6 図は従来のミ シン刺繍の要領を示したものであ り、 布地 1 の表面から裏面 に通した上糸 2 を （ B ) 図のよ う に下糸 3 に引っかけて再び表面に出すとい う手 順が繰り返される。 これによつて、 （A ) 図のよ う に表面では上糸 2によって文 字、 記号、 図形などの刺繍 （この出顔では、 これらを総称して 「刺繍模様」 とい う） が形成される。 しかしこ う して形成される刺繍模様は、 平坦で立体性に欠け たものとなる。

また、 刺繍模様の施された布地 1 を直接肌に接する被服に用いる と、 布地 1 の 裏面の下糸 3 とそれに絡んだ上糸 2の折り返し部が肌に直接当たるため、 肌を刺 激して不快感を与え、 また肌に炎症を生じさせる こ と もある。 これを避けるため に、 第 7図に示すよ う に刺繍を施した布地 1 を刺繍模様の輪郭で切り取り、 これ を被服地等の布地 4 の上に接着するこ とが行われている。 しかし、 この方法では 刺繍模様の輪郭に添って切り取るために時間と手数がかかり 、 しかも刺繍模様が 簡単で単純な形状のものでないと切り取り が困難となる。 また、 刺繍模様の部分 が厚く なって柔軟性がなく なる という 問題が生じていた。

この発明はこれらの点に着目 してなされたものであ り、 第 1 の目的は立体的で 重厚な刺繍模様を提供するこ と、 第 2の 目的は複雑な形状の刺繍模様でも布地を 切断するこ となく 形成するこ と、 第 3 の 目的はこのよ う な刺繍に適した下糸を提 供する こ と、 にある。 発明の開示

上記の目的を達成するために の発明の刺繍棋様の施された布地は、 布地の 表面に現れた刺繍模様の各上糸をその中間で切断し、 または中間都分を切除する こ とによ り 、 上糸を毛羽立たせている。

このよ う に上糸を毛羽立たせた刺繍模様は、 例えば次のよ う にして形成される。 すなわち、 上糸と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸と しては刺繍用下糸 と して通 常用いられる普通糸 （以下、 単に 「普通糸」 とい う） と熱融着材料で形成した糸 と を撚り合わせた糸、 または普通糸を熱融着材料で覆った糸をそれぞれ用いて刺 繍用の布地に刺繍した後、 加熱して上記下糸の熱融着材料を溶融させて下糸の普 通糸及び上記布地の裏面に現れた上糸を上記布地の裏面に接着し、 布地の表面に 現れた各上糸をその中間で切断し、 または中間部分を切除する こ と によ り 、 上糸 を毛羽立たせるのである。

また、 上糸と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸と しては熱融着材料で形成した 糸をそれぞれ用いて刺繍用の布地に刺練した後、 加熱して上 IB下糸を溶融させて 上記布地の裏面に現れた上糸を上記布地の裏面に接着し、 布地の表面に現れた各 上糸をその中間で切断し、 または中間都分を切除するこ とによ り 、 上糸を毛羽立 たせる こ と もできる。

また、 上糸と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸と しては普通糸と熱 ¾着材料で 形成した糸と を燃り合わせた糸、 または普通糸を熱融着材料で覆った糸をそれぞ れ用いて、 少なく と も裏面には糸が付着しないよ う にされた刺繍用のシー トに刺 繍し、 表面を上にしてこのシー ト を布地の上に重ねた後、 加熱して上記下糸の熱 融着材料を溶 ffiさせて下糸の普通糸及び上記シー トの襄面に現れた上糸を上記布 地に接着し、 上記シー トの表面に現れた各上糸をその中間で切断し、 または中間 部分を切除して上記シー トを布地から剥離するこ とによ り 、 所望の布地に刺繍模 様を形成し ^いる。

更に、 上糸と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸と しては普通糸と熱融着材料で 形成した糸とを撚り合わせた糸、 または普通糸を熱融着材料で覆った糸、 または 熱融着材料で形成した糸をそれぞれ用いて、 熱溶融材料よ り なる刺繍用のシー ト に刺繍し、 表面を上にしてこのシー トを布地の上に重ねた後、 加熱してシー トを 構成している熱溶融材料及び下糸の熱 »着材料を溶融させ、 少なく と も上記シー トの裏面に現れていた上糸を布地の表面に接着するこ とによ り 、 所望の布地の表 面に刺繍模様を形成している。 これらの刺繍に用いる刺繍用下糸と しては、 上述のよ う に、 刺繍用下糸と して 通常用いられている普通糸と、 熱融着材料で形成した糸と を撚り合わせるこ とに よ り 、 または刺繍用下糸と して通常用いられている普通糸を熱 ¾着材料で覆う こ と によ り 、 熱融着材料を含む構成と したものが適している。 図面の簡単な説明

第 1 図の （A ) はこの発明によ り刺繍を施された布地の表面における上糸の状 態を示す説明図、 （ B ) は同じく裏面における下糸の状態を示す説明図である。 第 2図は刺繍を施された布地の裏面において熱融着材料よ り なる下糸が溶融し てなく なった状慷を示す説明図である。

第 3 図は刺繍を施された刺繍用シー ト を布地に重ねた状態を示す説明図である。 第 4 図は刺繍を施された刺繍用シー トの表面の各上糸の中間都分を切除した状 態を示す説明図である。

第 5 図は刺繍用シー トを布地から剥離した状態を示す説明図である。

第 6 図の （A ) は従来の布地の表面における上糸の状態を示す説明図、 （ B ) は同じく裏面における下糸の状飽を示す説明図である。

第 7 図は従来の刺繍を施したシー トを布地に重ねた状態を示す説明図である。 発明を実施するための最良の形態

次に、 この発明の実施の形態を説明する。

第 1 の形態では、 上糸 2 と しては一般的な通常の刺繍用の糸を用いる。 また下 糸 5 と しては、 普通糸と熱で溶融して接着剤となる熱融着材料で形成した糸 とを 撚り合わせるこ と によ り熱融着材料を含む構成と したもの、 あるいは溶 ¾した熱 融着材料の液の中を普通糸を通してその表面を熱融着材料で覆う こ とによ り熱融 着材料を含む構成と したものを用いる。 熱 ¾着材料は無色、 有色のいずれであつ てもよい。

このよ う な上糸 2 と下糸 5 を用いて、 第 1 図のよ う に布地 1 に刺繍した後、 形 成された刺繍模様の上から、 または布地 1 の裏面からアイ 口 ン等の加熱機器で加 熱プレス し、 下糸 5の熱融着材料を溶融させる。 これによ り 、 熱融着材料が接着 剤となって下糸 5 を構成している普通糸 と上糸 2の布地 1 の裏面に現れた都分と を布地 1 の裏面に接着する。 なお、 加熱プレスの手段と してはアイ ロンに限られ るものではなく 、 適宜の手段を用いるこ とができ る。

次いで、 第 1 図 （A ) に点線で示すよ う に布地 1 の表面に現れた各上糸 2の中 間で切断するカ または中間部分を切除する。 これによつて、 上糸 2は毛羽立つ て立体的で重厚な刺繍模様が得られるのであ り 、 しかも複雑な形状の刺繍模様で あっても布地 1 を切断したり、 他の布地に重ねた りする必要はなく 、 容易に形成 できる。

第 2の形態では、 上糸 2 と しては上記第 1 の形態と同様に通常の刺繍用の糸を 用いるが、 下糸 5は、 熱で溶融して接着剤と なる熱融着材料のみで形成した糸を 用いる。 このよ う な上糸 2 と下糸 5 を用いて、 第 1 の形態と同様に布地 1 に刺繍 した後、 形成された刺繍模様の上から、 または布地 1 の裏面からアイ ロ ン等の加 熱機器で加熱プレス し、 下糸 5 を溶融させる。 これによ り 、 下糸 5 を構成してい た熱融着材料が接着剤と なり、 第 2図に示すよ う に上糸 2 の布地 1 の裏面に現れ た部分が布地 1 の裏面に接着される。 従ってこの場合には、 第 1 図の （ B ) のよ う に下糸 5が布地 1 の裏面に残る第 1 の形態とは異な り 、 下糸 5は残らない。 次いで、 第 1 図 （ A ) に点線で示すよ う に布地 1 の表面に現れた各上糸 2の中 間を切断するか、 または中間部分を切除する。 これによつて、 上糸 2は毛羽立つ て立体的で重厚な刺繍模様が得られるのである。

上記第 1及び第 2 の形態において、 切断または切除して毛羽立たせた上糸 2 を 長くするためには、 布地 1 の上に更に 1 乃至複数枚の布地またはシー トを重ねた 状糠にして刺繍し、 上記の通り加熱し、 上糸 2の中間を切断または切除した後に. 余分に重ねた布地またはシー トを取り 除けばよい。

第 3 の形態では、 上糸 2 と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸 5 と しては第 1 の 形態と 同様に、 普通糸と熱融着材料で形成した糸と を燃り合わせる こ と によ り、 あるいはその表面を熱融着材料で覆う こ とによって、 熱融着材料を含む構成と し たものを用い、 まず刺繍用シー ト 6 に刺繍する。

この刺繍用シー ト 6 は刺繍模様を仮に形成する ものであって、 少なく と も裏面 には糸が付着しないよ う に構成されている。 具体的には、 例えば、 紙、 布、 ブラ スチック等の裏面を珪素樹脂ゃフッ素榭脂等の離型剤で覆って溶融した熱融着材 料が接着しないよ う にしたもの、 あるいは離型剤に用いられる樹脂そのものから なるブラスチックシー トなどが用いられる。 この刺繍用シー ト 6 は 1 枚でもよ く 、 褸数枚を重ねて用いてもよ く 、 複数枚を重ねた場合には後の上糸の切断が容易で あ り 、 また枚数などを加減して全体の厚さを適切に選ぶこ とによって、 切断後の 上糸の長さを調節するこ とができる。

次いで、 第 3 図に示すよ う に刺繍模様を形成すべき布地 4の上にこの刺繍用シ ー ト 6 を表面を上にして重ねた後、 上述の形態と 同様に刺繍模様の上から、 また は布地 4の裏面からアイ ロン等の加熱機器で加熱プレス して下糸 5 の熱融着材料 を溶融させ、 下糸 5 の普通糸及びシー ト 6 の裏面に現れた上糸 2を布地 4 に接着 する。 ここで布地 4 と しては、 この加熱で焦げた り変質したり しないものが用い られる。

次に、 シー ト 6の表面に現れた各上糸 2 をその中間で切断し、 または中閒都分 を切除し（図 4参照）、 布地 4を押さえながらシー ト 6 を持ち上げる と、 切断した 上糸 2がシ一 ト 6のミシン孔から抜けてシー ト 6 が布地 4から剥離され、 シ一 ト 6 から移転された刺繍模様が布地 4上に形成されるのである。 なお、 上記の上糸 2の切断作業は、 刺繍用シー ト 6 を布地 4 に重ねる前に行ってもよい。

このよ う な手順によって布地 4 に移された刺繍模様においては、 第 5図に示す よ う に下糸 5が上糸 2を押さえて布地 4 に接着されているので、 切断後に残った 上糸 2が抜けるこ と はない。 また、 この上糸 2 は上述の形態と 同様に毛羽立った 状態となるので、 そのままの状態で残しても よ く 、 更に短く切断してもよい。 更に、 この形態においては、 切断後に残った上糸 2 と共に下糸 5 の普通糸も布 地 4の表面に現れて刺繍模様を構成する。 従って、 上糸 2 と下糸 5の普通糸の色 を適切に選定するこ とによ り 、 2色の刺練模様を形成するこ とができ、 あるいは 刺繍模様の部分ごと に白色も含む複数の色を使用 してカラフルな刺繍模様を形成 するこ とができる。

第 4の形態では、 上糸 2 と して通常の刺繍用の糸を用い、 下糸 5 と して第 1 の 形態と 同様に、 普通糸と熱融着材料で形成した糸 と を燃り合わせ、 または普通糸 の表面を熱融着材料で覆って熱 »着材料を含む構成と したものや、 第 2の形態と 同様に熱融着材料のみで形成したものを用いて、 刺繍用シー ト 6 に刺繍する。 こ の第 4の形態における刺繍用シ一 ト 6 と しては、 溶融しても接着剤にはならない 材料、 すなわち熱溶融材料で構成されたものが用いられる。 次いで、 第 3図に示すよ う に刺繍模様を形成すべき布地 4の上にこの刺繍用シ — ト 6 を表面を上にして重ねた後、 上記と 同様に刺繍模様の上から、 または布地 4の裏面からアイ ロ ン等の加熱機器で加熱プレス し、 熱溶融材料製のシ一 ト 6 と 下糸 5 の熱融着材料を溶融させ、 下糸 5 の普通糸及びシー ト 6 の裏面に現れてい た上糸 2 を布地 4に接着する。 下糸 5が熱融着材料のみで形成されている場合に は、 布地 4上には下糸 5 は現れない。

こ う して、 刺繍模様が刺繍用シー ト 6 から布地 4に移転されて刺繍模様の施さ れた布地 4が得られるのであり 、 シー ト 6は溶融するので上糸 2は切断しないで そのまま残すこ とができ る。 また、 一部あるいは全都の上糸 2 をその中間で切断 し、 または中間部分を切除して毛羽立たせるこ と もできる。 この場合も、 第 3の 形態と 同様に切断後に残った上糸 2 と共に下糸 5の普通糸も布地 4 の表面に現れ て刺繍模様を構成するので、 上糸 2 と下糸 5 の普通糸の色を適切に選定する こ と によ り 、 2色の刺繍模様あるいは多色のカラフルな刺繍模様を形成するこ とがで きる。

なお、 加熟によって溶融したシー ト 6 の熱溶融材料は、 例えばアイ ロ ン等の加 熱機器に付着させるなどの適宜の処理によって取り 除かれる。

以上述べたよ う に、 この発明によれば上糸が毛羽立って立体的で重厚な刺繍模 様を得るこ とができる。 また、 布地の裏面に現れる下糸や上糸は熱 ¾着材料で覆 われた状態となって直接露出しない。 このため、 肌を刺激して不快感を与えたり 肌に炎症を生じさせたりするこ とがないので、 刺繍模様の輪郭で切り取って別の 布地の上に接着する必要がなく 、 複雑な形状の刺繍模様を容易に形成する こ とが できる。 更に、 カラフルな刺繍模様の形成も容易であり、 刺繍模様の部分が厚く なって柔軟性がなく なる という 問題も生じない。 産業上の利用可能性

以上のよ う に、 この発明は、 立体的で重厚な刺繍模様、 複雑な形状の刺繍模様 カラフルな刺繍模様などを容易に得られるのであ り 、 刺繍模様の施された布地を 得る方法と して悠揚である。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 布地 （ 1 ) の表面に現れた刺繍模様の各上糸 （ 2 ) をその中間で切断し、 ま たは中間部分を切除するこ とによ り 、 上糸 （ 2 ) を毛羽立たせたこ と を特徴と する刺繍模様の施された布地。

2. 上糸 （ 2 ) と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸 （ 5 ) と しては刺繍用下糸と して通常用いられる普通糸と熱融着材料で形成した糸と を撚り合わせた糸、 ま たは普通糸を熱融着材料で覆った糸を、 それぞれ用いて刺繍用の布地 （ 1 ) に 刺繍した後、 加熱して上記下糸 （ 5 ) の熱融着材料を溶敲させて下糸の普通糸 及び上記布地 （ 1 ) の裏面に現れた上糸 （ 2 ) を上記布地 （ 1 ) の裏面に接着 し、 布地 （ 1 ) の表面に現れた各上糸 （ 2 ) をその中間で切断し、 または中間 都分を切除するこ とによ り 、 上糸 （ 2 ) を毛羽立たせる こ と を特徴とする刺繍 模様の形成方法。

3. 上糸 （ 2 ) と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸 （ 5 ) と しては刺繍用下糸と して通常用いられる普通糸と熱融着材料で形成した糸と を撚り合わせた糸、 ま たは普通糸を熱融着材料で覆った糸を、 それぞれ用いて刺繍用の布地 （ 1 ) に 刺繍した後、 加熱して上記下糸 （ 5 ) の熱融着材料を溶融させて下糸の普通糸 及び上記布地 （ 1 ) の裏面に現れた上糸 （ 2 ) を上記布地 （ 1 ) の裏面に接着 し、 布地 （ 1 ) の表面に現れた各上糸 （ 2 ) をその中間で切断し、 または中間 部分を切除するこ と によ り 、 上糸 （ 2 ) を毛羽立たせたこ と を特徴とする刺繍 模様の施された布地。

4. 上糸 （ 2 ) と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸 （ 5 ) と しては熱融着材料で 形成した糸を、 それぞれ用いて刺繍用の布地 （ 1 ) に刺繍した後、 加熱して上 記下糸 （ 5 ) を溶融させて上記布地 （ 1 ) の裏面に現れた上糸 （ 2 ) を上記布 地 （ 1 ) の裏面に接着し、 布地 （ 1 ) の表面に現れた各上糸 （ 2 ) をその中間 で切断し、 または中間部分を切除する こ と によ り 、 上糸 （ 2 ) を毛羽立たせる こ と を特徴とする刺繍模様の形成方法。

5. 上糸 （ 2 ) と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸 （ 5 ) と しては熱融着材料で 形成した糸を、 それぞれ用いて刺繍用の布地 （ 1 ) に刺繍した後、 加熱して上 記下糸 （ 5 ) を溶融させて上記布地 （ 1 ) の裏面に現れた上糸 （ 2 ) を上記布 地 （ 1 ) の裏面に接着し、 布地 （ 1 ) の表面に現れた各上糸 （ 2 ) をその中間 で切断し、 または中間部分を切除する こ とによ り 、 上糸 （ 2 ) を毛羽立たせた こ と を特徴とする刺繍模様の施された布地。

. 上糸 （ 2 ) と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸 （ 5 ) と しては刺繍用下糸と して通常用いられる普通糸と熱融着材料で形成した糸と を撚り合わせた糸、 ま たは普通糸を熱融着材料で覆った糸をそれぞれ用いて、 少なく と も裏面には糸 が付着しないよ う にされた刺繍用のシー ト （ 6 ) に刺繍し、 表面を上にしてこ のシー ト （ 6 ) を布地 （ 4 ) の上に重ねた後、 加熱して上記下糸 （ 5 ) の熱融 着材料を溶融させて下糸 （ 5 ) の普通糸及ぴ上記シー ト （ 6 ) の裏面に現れた 上糸 （ 2 ) を上記布地 （ 4 ) に接着し、 上 Kシー ト （ 6 ) の表面に現れた各上 糸 （ 2 ) をその中間で切断し、 または中間部分を切除して上記シー ト （ 6 ) を 布地 （ 4 ) から剥離するこ と によ り 、 上記布地 （ 4 ) 上に刺繍模様を形成する こ と を特徴とする刺繍模様の形成方法。

7. 上糸 （ 2 ) と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸 （ 5 ) と しては刺繍用下糸と して通常用いられる普通糸と熱激着材料で形成した糸と を撚り合わせた糸、 ま たは普通糸を熱融着材料で覆った糸をそれぞれ用いて、 少なく と も裏面には糸 が付着しないよ う にされた刺繍用のシー ト （ 6 ) に刺繍し、 表面を上にしてこ のシー ト （ 6 ) を布地 （ 4 ) の上に重ねた後、 加熱して上記下糸 （ 5 ) の熱融 着材料を溶顢させて下糸 （ 5 ) の普通糸及び上記シー ト （ 6 ) の裏面に現れた 上糸 （ 2 ) を上記布地 （ 4 ) に接着し、 上記シー ト （ 6 ) の表面に現れた各上 糸 （ 2 ) をその中間で切断し、 または中間部分を切除して上記シー ト （ 6 ) を 布地 （ 4 ) から剥離するこ と によ り、 上記布地 （ 4 ) 上に刺繍模様を形成した こ とを特徴とする刺繍模様の施された布地。

8 . 上糸 （ 2 ) と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸 （ 5 ) と しては刺繍用下糸と して通常用いられる普通糸と熱融着材料で形成した糸と を撚り合わせた糸、 ま たは普通糸を熱融着材料で覆った糸、 または熱融着材料で形成した糸、 をそれ ぞれ用いて熱溶融材料よ り なる刺繍用のシー ト （ 6 ) に刺繍し、 表面を上にし てこのシー ト （ 6 ) を布地 （ 4 ) の上に重ねた後、 加熱して上記シー ト （ 6 ) を構成している熱溶融材料及び下糸 （ 5 ) の熱融着材料を溶融させ、 少なく と も上記シー ト （ 6 ) の裏面に現れていた上糸 （ 2 ) を布地 （ 4 ) の表面に接着 する こ と によ り 、 上記布地 （ 4 ) の表面に刺繍模様を形成するこ と を特徴とす る刺繍模様の形成方法。

9. 上糸 （ 2 ) と しては通常の刺繍用の糸を、 下糸 （ 5 ) と しては刺繍用下糸と して通常用いられる普通糸と熱融着材料で形成した糸と を撚り合わせた糸、 ま たは普通糸を熱融着材料で覆った糸、 または熱融着材料で形成した糸、 をそれ ぞれ用いて熱溶融材料よ り なる刺繍用のシー ト （ 6 ) に刺繍し、 表面を上にし てこのシー ト （ 6 ) を布地 （ 4 ) の上に重ねた後、 加熱して上記シー ト （ 6 ) を構成している熱溶融材料及び下糸 （ 5 ) の熱融着材料を溶融させ、 少なく と も上記シー ト （ 6 ) の裏面に現れていた上糸 （ 2 ) を布地 （ 4 ) の表面に接着 するこ と によ り 、 上記布地 （ 4 ) の表面に刺繍模様を形成したこ とを特徴とす る刺繍模様の施された布地。

1 0. 刺繍用下糸と して通常用いられている普通糸と、 熱融着材料で形成した糸 と を撚り合わせるこ と によ り 、 または刺繍用下糸と して通常用いられている普 通糸を熱融着材料で覆う こ と によ り 、 熱融着材料を含む構成と したこ と を特徴 とする刺繍用下糸。