WO2000000734A1

WO2000000734A1 - Dispositif d'alimentation en carburant pour vehicule

Info

Publication number: WO2000000734A1
Application number: PCT/JP1998/002938
Authority: WO
Inventors: Koji Noda
Original assignee: Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
Priority date: 1998-06-30
Filing date: 1998-06-30
Publication date: 2000-01-06
Also published as: ES2182331T3; EP1008745B1; DE69809066D1; DE69809066T2; US6241883B1; EP1008745A1; EP1008745A4

Description

明細書車両用燃料供給装置技術分野この発明は、揺動等により燃料タンク内の燃料が一方に偏って燃料ポンプの吸込口に燃料がなくなることを防ぐため、燃料タンク内に設けられたサブタンクと、燃料タンク内の燃料をプレツシャレギユレ一夕を介してェンジン側へ圧送出する燃料ポンプと、上記プレツシャレギユレ一夕からの余剰燃料を燃料タンク内に戻すリターン配管とを備えた車両用ィンタンク式燃料供給装置に関する。景技図 1 1は、例えば日本特許庁が 1 9 8 9年 1 1月 9曰に発行した実公平 1—3 7 1 7 8号公報に示されたもので、燃料タンクの底面側からセットプレートを介して組み付けられた車両用燃料供給装置の断面図である。

図中の符号 1は燃料タンク、 1 aは燃料タンク 1の底面に設けられた開口部、 2は燃料、 3は上記開口部 1 aを密閉するように油密に取り付けられたセットプレート、 4は燃料タンク 1内の燃料 2をエンジンへ圧送出するよう予めセットプレート 3に設けられた燃料ポンプ、 5は揺動等によって燃料タンク 1内の燃料 2 がー方に偏って、燃料ポンプ 4の吸込口 4 aに燃料 2がなくなることを防く、ため、燃料タンク 1内の適所に位置するよう予めセットプレート 3に設けられたサブタンクであり、図示のサブタンク 5の形状は力ップ状でその側壁下部には燃料が流入するよう小径の流通孔（図示していない）が設けられている。

このサブタンク 5は燃料タンク 1内の適所に位置するよう予めセットプレート 3の内面側に取り付けられており、このサブタンク 5内にィンタンク形式の燃料ポンプ 4がその吸込口に装着された吸込側フィル夕 6とともに取り付けられている o 図中の符号 6は燃料ポンプ 4の吸込口 4 aを覆うよう取り付けられた吸込側フィルタ、 7はジョイントパイプ、 8は送油パイプであり、燃料ポンプ 4の吐出口 4 bからセットプレート 3を油密に貫通して燃料タンク 1外へと燃料 2を導出する。 1 0は給油配管、 1 1は給油配管 1 0の下流側に挿入されて給送される燃料 2の塵芥を濾過する燃料フィル夕一、 1 2はエンジン（図示せず）の各気筒へ燃料を噴射するインジェク夕、 1 3はインジェク夕 1 2へ供給される燃料 2の圧力を一定に調整するプレッシャレギユレ一夕である。

また、符号 1 4はリターン配管であり、プレツシャレギユレ一夕 1 3から圧力調整の際に余剰となった燃料 2を再び燃料夕ンク 1へ回収する管である。このリターン配管 1 4はプレツシャレギユレ一夕 1 3から延在し、セットプレート 3を油密に貫通して燃料タンク 1内にその出口が開口されている。

尚、符号 1 5はセットプレート 3に油密に設けられた給電コネクターであり、燃料ポンプ 4の給電端子 4 cに接続され、燃料ポンプ 4の駆動電力を供給する。以上のように、従来の車両用燃料供給装置では、燃料タンク 1内の燃料 2が少なくなった状態において、リターン配管 1 4を通じて燃料タンク 1内へ戻された燃料 2が、再びエンジンへ給送されるには、燃料タンク 1に回収された燃料 2が小径の流通孔（図示していない）を通ってサブタンク 5内へ流入した上で、燃料ポンプ 4の吸込口 4 aに達しなければならいという、迂遠な経路を経ていたため、揺動等により燃料タンク 1内の燃料が一方に偏ったりすると、燃料ポンプ 4の吸込口 4 a付近の燃料 2が不足してエンジンへ十分な供給ができないといった課題があった。

また、一般に、サブタンク 5は上面が開口したカップ状に形成されているため、車両が傾いたり、急加速したり、急制動したりする揺動時にサブタンク 5内の燃料 2がサブタンク 5の側壁を乗り越えて外に流出し、燃料ポンプ 4の吸込口 4 a付近の燃料 2が不足してェンジンへの十分な供給ができなくなることもあった特に、車両の加速時には燃料の消費量が増加するが、この時、燃料供給が不十分になると、車両の走行性に重大な悪影響を及ぼしてしまうという課題もあったこの発明は、このような課題を解決し、燃料タンク内の燃料が少なくなつた際に、車両が急加速したり急制動したりして揺動して燃料が偏在しても、リターン配管を介して回収されたプレツシャレギユレ一夕 1 3からの余剰燃料がエンジンへ安定的に供給される車両用燃料供給装置の提供を目的とする。発明の開示この発明の第 1の構成による車両用燃料供給装置は、揺動等によつて燃料夕ンク内の燃料が一方に偏り、燃料ポンプの吸込口付近に燃料がなくなることを防ぐため燃料タンク内に設けられたサブタンクと、燃料タンク内の燃料をプレツシャレギユレ一夕を介してエンジン側へ圧送出する燃料ポンプと、上記プレッシャレギュレー夕からの余剰燃料を燃料タンク内に戻すリターン配管とを備えた車両用インタンク式燃料供給装置において、上記リターン配管の出口と上記燃料ポンプの吸込口とを上記サブタンク内に配設するとともに、リターン配管の出口を燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向させた構成としたものである。この発明の第 2の構成による車両用燃料供給装置は、揺動等によつて燃 4夕ンク内の燃料が一方に偏り、燃料ポンプの吸込口付近に燃料がなくなることを防ぐため燃料タンク内に設けられたサブタンクと、燃料タンク内の燃料をプレツシャレギユレ一夕を介してエンジン側へ圧送出する燃料ポンプと、上記プレッシャレギュレー夕からの余剰燃料を燃料タンク内に戻すリターン配管と、上記サブタンクと燃料ポンプとが燃料タンク内の適所に位置するよう予め配設され上記燃料夕ンクの底面側から取り付けられるセットプレートとを備えた車両用ィンタンク式燃料供給装置において、上記リターン配管の出口を燃料タンクの底面側から燃料タンク内に臨むよう上記セットプレートに配設するとともに、当該リタ一ン配管の出口と上記燃料ポンプの吸込口とを上記サブタンク内に配設し、リ夕一ン配管の出口を燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向させた構成としたものである。

この発明の第 3の構成による車両用燃料供給装置は、上記第 1の構成の車両用燃料供給装置において、リターン配管の出口に燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内する流路案内手段を設けた構成としたものである。

この発明の第 4の構成による車両用燃料供給装置は、上記第 2の構成の車両用燃料供給装置において、リターン配管の出口に燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内する流路案内手段を設けた構成としたものである。

この発明の第 5の構成による車両用燃料供給装置は、上記第 1の構成の車両用燃料供給装置において、リターン配管の管壁側面部の一部を切除し当該側面部側に管を曲げて上記リターン配管の出口を燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向させた構成としたものである。

この発明の第 6の構成による車両用燃料供給装置は、上記第 2の構成の車両用燃料供給装置において、リターン配管の管壁側面部の一部を切除し当該側面部側に管を曲げて上記リターン配管の出口を燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向させた構成としたものである。

この発明の第 7の構成による車両用燃料供給装置は、上記第 1の構成の車両用燃料供給装置において、リターン配管の出口近傍の管壁側面部に燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向する横出口を設けて、リターン配管の出口を閉鎖した構成としたものである。

この発明の第 8の構成による車両用燃料供給装置は、上記第 2の構成の車両用燃料供給装置において、リターン配管の出口近傍の管壁側面部に燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向する横出口を設けて、リターン配管の出口を閉鎖した構成としたものである。

この発明の第 9の構成による車両用燃料供給装置は、上記第 3の構成の車両用燃料供給装置において、流路案内手段は、燃料ポンプの吸込口を覆うように形成された吸込側フィル夕の内部に設けた構成としたものである。

この発明の第 1 0の構成による車両用燃料供給装置は、上記第 4の構成の車両用燃料供給装置において、流路案内手段は、燃料ポンプの吸込口を覆うように形成された吸込側フィル夕の内部に設けた構成としたものである。図面の簡単な説明図 1は、実施の形態 1の車両用燃料供給装置の側面図である。

図 2は、実施の形態 1の車両用燃料供給装置の要部詳細断面図である。

図 3は、実施の形態 1の流路案内手段の斜視図である。

図 4は、図 3の A— A断面図である。

図 5は、実施の形態 2の流路案内手段の整形前を示す側面図である。

図 6は、実施の形態 2の流路案内手段の整形後を示す側面図である。

図 7は、実施の形態 3の流路案内手段の側面図である。

図 8は、実施の形態 3の他の流路案内手段の側面図である。

図 9は、実施の形態 4の流路案内手段の斜視図である。

図 1 0は、実施の形態 4の流路案内手段の側面図である。

図 1 1は、従来の車両用燃料供給装置を示す断面図である。発明を実施するための最良の形態以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳細に説明する。実施の形態 1 .

図 1乃至図 4に示すこの実施の形態 1は、揺動等によって燃料タンク 1内の燃料 2がー方に偏り、燃料ポンプ 4の吸込口 4 a付近に燃料 2がなくなることを防ぐため燃料タンク 1内に設けられたサブタンク 5と、燃料タンク 1内の燃料 2をプレヅシャレギユレ一夕 1 3を介して図示されていないエンジン側へ圧送出する燃料ポンプ 4と、プレツシャレギユレ一夕 1 3からの余剰燃料を燃料タンク 1内に戻すリターン配管 1 6と、サブタンク 5と燃料ポンプ 4とが燃料タンク 1内の適所に位置するよう予め配設され当該燃料タンク 1の底面側から取り付けられるセットプレート 3とを備えた車両用ィンタンク式燃料供給装置であり、リターン配管 1 6の出口 1 6 aを燃料タンク 1の底面側から燃料タンク 1内に臨むよう上記セットプレート 3に配設するとともに、リターン配管 1 6の出口 1 6 aと燃料ポンプ 4の吸込口 4 aとをサブタンク 5内に配設し、リタ一ン配管 1 6の出口 1

6 aを燃料ポンプ 4の吸込口 4 aへ余剰燃料を案内するよう指向させ、更に、このリターン配管 1 6の出口 1 6 aに燃料ポンプ 4の吸込口 4 aへ余剰燃料を案内する流路案内手段 1 8を設けた構成としたものである。

尚、図中の符号 1から 1 3及び 1 5は、上記した従来装置と同様であるから説明を省略する。符号 1 7はセットプレート 3に固着され燃料ポンプ 4等を固定する支柱である。

さて、図中の符号 1 6で示すリターン配管は、プレヅシャレギユレ一夕 1 3の圧力調整の際に余剰となった余剰燃料即ちリターン燃料を燃料タンク 1へ回収するために配設された管である。このリターン配管 1 6は、プレツシャレギユレ一夕 1 3から延在し、セットプレート 3を油密に貫通して、燃料タンク 1内のサブタンク 5内にその出口 1 6 a、ここではリターン管の軸方向末端に開口する末端出口が臨むよう、リターン管の末端部が燃料タンク 1の底面即ちセットプレート 3から若干突き出され、燃料ポンプ 4の吸込口 4 aに余剰燃料が案内されるよう指向させて配設されている。

流路案内手段 1 8はリターン配管 1 6の出口 1 6 aから流出する余剰燃料を燃料ポンプ 4の吸込口 4 aへと案内する手段である。この流路案内手段 1 8は、図 2乃至図 4に示すように、リターン配管 1 6の出口 1 6 aがセットプレート 3を貫通してサブタンク 5内へ上向きに突き出されているので、余剰燃料の流路を、流路案内手段 1 8内で下向きに一旦 U夕一ンさせてからサブタンク 5の底面に添わせ、燃料ポンプ 4の吸込口 4 aへ向き且つ吸込口 4 aに近い位置に、吐き出し口としての開口 1 8 aを設けてある。この開口 1 8 aから余剰燃料が燃料ポンプ 4の吸込口 4 aへ、即ちこの例では、吸込側フィル夕 6へ向けて流れるように配設されている。

上記のように構成された車両用燃料供給装置においては、燃料タンク 1内の燃料 2が少ないとき、車両の急加速、急制動時及び傾斜でのサブタンク 5内で燃料 2が偏在しても、プレツシャレギユレ一夕 1 3からの余剰燃料であるリターン燃料が、開口 1 8 aからサブタンク 5内の吸込側フィル夕 6、即ち燃料ポンプ 4の吸込口 4 aに向けて排出されているので、吸込口 4 aに常に余剰燃料が供給されるようになる。従って、燃料ポンプ 4によるエンジンへの燃料の給送を続けることができる。実施の形態 2 .

図 5、図 6に示す実施の形態 2は、上記実施の形態 1の流路案内手段が別部材として構成されているのに対し、リターン配管 1 6の出口 1 6 a近傍の管部分を加工して流路案内手段を構成した例を示したもので、リターン配管 1 6の管壁側面部の一部を切除し当該側面部側に管を曲げてリターン配管 1 6の出口 1 6 aを燃料ポンプ 4の吸込口 4 aへ指向させた構成としたものである。

以下、図 5、図 6に基づいてこの流路案内手段を説明する。図中の符号、 3、 5、 6、 1 6は上記実施の形態 1と同様であるので説明を省略する。

さて、図中の符号 1 6 bは、複数の V字型切り欠きであり、サブタンク 5内に突出しているリターン配管 1 6の出口 1 6 a側、即ち末端近傍の管壁側面部の一部を、数段にわたって横方向に V字状に削り加工したものである。この V字型切り欠き 1 6 bは燃料ポンプ 4の吸込口 4 a即ち吸込側フィル夕 6が存在する方向に溝が開くよう切り込んである。そして、図 6に示すように各 V字型切り欠き 1 6 bによって形成された開口を閉ざすようにリターン配管 1 6を折り曲げて、リ夕一ン配管 1 6の出口 1 6 aを吸込口 4 aに向けて近接させる。

このように流路案内手段を構成すると、別に流路案内手段としての特別な部材を必要としないので装置を安価に構成することができる。

かかる構成においても、余剰燃料が燃料ポンプ 4の吸込口 4 aに向けて排出される効果は上記構成 1と同様である。実施の形態 3 .

図 7、図 8に示す実施の形態 3も、上記実施の形態 2と同様に、リターン配管

1 6の出口 1 6 a近傍の管壁を加工して流路案内手段を構成した例を示すものである。この流路案内手段は、リターン配管 1 6の出口 1 6 a近傍の管壁側面部に燃料ポンプ 4の吸込口 4 aへ指向する横出口 1 6 cを設けて、リターン配管 1 6 の末端出口 1 6 aを閉鎖した構成のものである。尚、図中の符号 3、 5、 6、 1

6は上記実施の形態 1の説明と同様であるので説明を省略する。

先ず、図 7において、図中の符号 1 6 cはサブタンク 5内に突出しているリタ —ン配管 1 6の末端部の管壁を分削り加工した開口である。この開口 1 6 cは燃料ポンプ 4の吸込口 4 aに近接し、これに向けられている。尚、符号 1 9は閉塞栓であり、リターン配管 1 6の末端出口即ち管の軸方向に開口している本来の出口 1 6 aに圧入されて、その出口 1 6 aを閉じている。

次に、図 8は、図 7とは別の流路案内手段を示すもので、この例は、図 7に示す閉塞栓 1 9に代えてリ夕一ン配管 1 6の末端を押し潰して閉塞したものである。この例でも、リターン燃料が燃料ポンプ 4の吸込口 4 aに向けて排出される効果は上記実施の形態 1と同様である。実施の形態 4 .

図 9、図 1 0に示す実施の形態 4は、部材として形成された流路案内手段 2 0 bを、燃料ポンプ 4の吸込口 4 aに当該吸込口 4 aを覆うように形成された吸込側フィル夕 6の内部に設けた構成としたものである。

図 9は流路案内手段の構成を示す斜視図、図 1 0はその側面図である。図中の符号 4 a、 6、 1 6は上記実施の形態 1の説明のものと同様であるので説明を省略する。

図中の符号 2 0は部材としての流路案内手段である。この流路案内手段 2 0は、リターン配管 1 6の末端出口 1 6 aに接続されて、吸込側フィル夕 6の網部を貫通し、出口が吸込側フィル夕 6内に位置するように形成された連通パイプ 2 0 aと、この連通パイプ 2 0 aの出口から余剰燃料を燃料ポンプ 4の吸込口 4 aに向けるようコ字型にけいせいされた案内壁 2 0 bとを備えた構成とされている。そして、この例では、部材としての案内壁 2 O bが網状に形成された吸込側フィル夕 6の内に設置されているので、この流路案内手段 2 0が吸込側フィル夕 6 の潰れを防止する中桟としての機能も果たしている。尚、図中の符号 2 1は吸込側フィル夕 6の網部に連通パイプ 2 0 aを気密にして流路案内手段 2 0を吸込側フィル夕 6へ取り付けるカラ一である。

このように、流路案内手段 2 0もしくはその構成の一部を、吸込側フィル夕 6 内に設けることにより、余剰燃料の出口 1 6 aと燃料ポンプ 4の吸込口 4 aとをより近接することができるので、燃料ポンプ 4の吸込口 4 a付近の燃料不足を補うのに極めて有効である。

この実施の形態 4の構成においても、余剰燃料が燃料ポンプ 4の吸込口 4 aに向けて排出される効果は上記実施の形態 1と同様である。

また、この実施の形態 4では、吸込側フィル夕 6内に戻される余剰燃料は、吸込側フィル夕 6及び燃料フィル夕 1 1を通過して塵埃が除去されたものであるから、燃料ポンプ 4が吸込側フィル夕 6内の余剰燃料を再送することは、吸込側フィル夕 6及び燃料フィルタ 1 1の目詰まりを軽減して、フィル夕の寿命を長くするという効果を発揮する。産業上の利用の可能性この発明の第 1の構成の車両用燃料供給装置によれば、燃料タンク内の燃料が少ないとき、車両の急加速、急制動時及び傾斜でのサブタンク内で燃料が偏在しても、プレツシャレギユレ一夕からの余剰燃料であるリタ一ン燃料が、開口からサブタンク内の吸込側フィル夕、即ち燃料ポンプの吸込口に向けて効率良く案内されるので、吸込口に常にリターン燃料が供給されるようになる。従って、燃料ポンプによるエンジンへの燃料の給送を安定して継続することができる。

この発明の第 2の構成の車両用燃料供給装置によれば、上記第 1の構成の車両用燃料供給装置の作用効果に加え、セットプレートにサブタンクや燃料ポンプ及びその吸込口とともに、リターン配管及びその出口が集約されて設けられているので、装置の製造や保守点検作業が便利となる。

この発明の第 3、第 4の構成の車両用燃料供給装置によれば、流路案内手段によって余剰燃料を効率良く燃料ポンプの吸込口に集中させることができる。この発明の第 5乃至第 8の構成の車両用燃料供給装置によれば、流路案内手段としての特別な部材を必要としないので装置を安価に構成することができ、しかも、この流路案内手段によって余剰燃料を効率良く燃料ボンプの吸込口に集中させることができる。

この発明の第 9、第 1 0の構成の車両用燃料供給装置によれば、流路案内手段を吸込側フィル夕内に設けてあるので、余剰燃料の出口と燃料ボンプの吸込口とをより近接することができ、燃料ポンプの吸込口付近の燃料不足を補うのに極めて有効である。

また、余剰燃料が燃料ポンプの吸込口に向けて案内される効果は上記発明の第

1の構成と同様である。

更にまた、この構成では、吸込側フィル夕 6内に戻される余剰燃料は、吸込側フィル夕及び燃料フィル夕を通過して塵埃が除去されたものであるから、燃料ポンプが吸込側フィル夕内のリターン燃料を再送することは、吸込側フィル夕及び燃料フィル夕の目詰まりを軽減して、フィル夕の寿命を長くするという効果を発揮する。

Claims

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1 . 揺動等によって燃料タンク内の燃料が一方に偏り、燃料ポンプの吸込口付近に燃料がなくなることを防ぐため燃料タンク内に設けられたサブタンクと、燃料タンク内の燃料をプレツシャレギユレ一夕を介してエンジン側へ圧送出する燃料ポンプと、上記プレツシャレギユレ一夕からの余剰燃料を燃料タンク内に戻すリターン配管とを備えた車両用インタンク式燃料供給装置において、上記リタ一ン配管の出口と上記燃料ポンプの吸込口とを上記サブタンク内に配設するとともに、リターン配管の出口を燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向させたことを特徴とする車両用燃料供給装置。

2 . 揺動等によって燃料タンク内の燃料が一方に偏り、燃料ポンプの吸込口付近に燃料がなくなることを防く、ため燃料タンク内に設けられたサブタンクと、燃料タンク内の燃料をプレツシャレギユレ一夕を介してエンジン側へ圧送出する燃料ポンプと、上記プレツシャレギユレ一夕からの余剰燃料を燃料タンク内に戻すリターン配管と、上記サブタンクと燃料ポンプとが燃料タンク内の適所に位置するよう予め配設され上記燃料タンクの底面側から取り付けられるセットプレートとを備えた車両用ィンタンク式燃料供給装置において、

上記リターン配管の出口を燃料タンクの底面側から燃料タンク内に臨むよう上記セットプレートに配設するとともに、当該リターン配管の出口と上記燃料ボンプの吸込口とを上記サブタンク内に配設し、リターン配管の出口を燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向させたことを特徴とする車両用燃料供給装

3 . リターン配管の出口に燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内する流路案内手段を設けたことを特徴とする請求項 1に記載の車両用燃料供給装置。

4 . リ夕一ン配管の出口に燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内する流路案内手段を設けたことを特徴とする請求項 2に記載の車両用燃料供給装置。

5 . リターン配管の管壁側面部の一部を切除し当該側面部側に管を曲げて上記リターン配管の出口を燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向させたことを特徴とする請求項 1に記載の車両用燃料供給装置。

6 . リターン配管の管壁側面部の一部を切除し当該側面部側に管を曲げて上記リターン配管の出口を燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向させたことを特徴とする請求項 2に記載の車両用燃料供給装置。

7 . リターン配管の出口近傍の管壁側面部に燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向する横出口を設けて、リターン配管の出口を閉鎖したことを特徴とする請求項 1に記載の車両用燃料供給装置。

8 . リターン配管の出口近傍の管壁側面部に燃料ポンプの吸込口へ余剰燃料を案内するよう指向する横出口を設けて、リターン配管の出口を閉鎖したことを特徴とする請求項 2に記載の車両用燃料供給装置。

9 . 流路案内手段は、燃料ポンプの吸込口を覆うように形成された吸込側フィル夕の内部に設けたことを特徴とする請求項 3に記載の車両用燃料供給装置。

1 0 . 流路案内手段は、燃料ポンプの吸込口を覆うように形成された吸込側フィル夕の内部に設けたことを特徴とする請求項 4に記載の車両用燃料供給装置。