JP2008069712A - 鞍型燃料タンクの燃料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タンク容器内の構造と電気系統の配線を簡素化できるようにして、製造コストの低減を図ることが可能な鞍型燃料タンクの燃料供給装置を提供する。
【解決手段】メインタンク2内の燃料をエンジンに送給する電動式の燃料供給ポンプ7のポンプ本体7aと、サブタンク3内の燃料をメインタンク2に移送する電動式の燃料移送ポンプ8の駆動ポンプ8aを、一つのポンプモジュール6に組み込む。ポンプモジュール6をメインタンク2内に設置する。
【選択図】図1
【解決手段】メインタンク2内の燃料をエンジンに送給する電動式の燃料供給ポンプ7のポンプ本体7aと、サブタンク3内の燃料をメインタンク2に移送する電動式の燃料移送ポンプ8の駆動ポンプ8aを、一つのポンプモジュール6に組み込む。ポンプモジュール6をメインタンク2内に設置する。
【選択図】図1
Description
この発明は、タンク容器の下部が鞍型状に分離した鞍型燃料タンクの燃料供給装置に関するものである。
鞍型燃料タンクの燃料供給装置として、メインタンク内の燃料をエンジンに送給する電動式の燃料供給ポンプと、サブタンク内の燃料をメインタンクに移送する電動式の燃料移送ポンプを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この燃料供給装置においては、燃料供給ポンプはメインタンクに配置され、燃料移送ポンプはサブタンクに配置されている。そして、この燃料供給装置においては、燃料供給用と移送用の電動ポンプが夫々別に設けられているために、エンジンからの要求流量に対して常に余裕をもって対応することができる。
実開昭63−168263号公報
しかし、この従来の燃料供給装置においては、燃料供給用と移送用の電動ポンプがタンク容器の分離した二つのタンクに夫々配置されているため、タンク容器内の構造が複雑になるうえ、電気系統の配線も複雑になり、これらによって製造コストが高騰することが懸念される。
そこでこの発明は、タンク容器内の構造と電気配線を簡素化できるようにして、製造コストの低減を図ることが可能な鞍型燃料タンクの燃料供給装置を提供しようとするものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、タンク容器の下部がメインタンク(例えば、後述の実施形態におけるメインタンク2)とサブタンク(例えば、後述の実施形態におけるサブタンク3)とに分離した鞍型燃料タンク(例えば、後述の実施形態における鞍型燃料タンク1)に用いられ、メインタンク内の燃料をエンジンに送給する電動式の燃料供給ポンプ(例えば、後述の実施形態における燃料供給ポンプ7)と、サブタンク内の燃料を前記メインタンクに移送する電動式の燃料移送ポンプ(例えば、後述の実施形態における燃料移送ポンプ8)と、を備えた鞍型燃料タンクの燃料供給装置において、前記燃料供給ポンプと燃料移送ポンプの電動駆動部(例えば、後述の実施形態におけるポンプ本体7a,駆動ポンプ8a)を一つのポンプモジュール(例えば、後述の実施形態におけるポンプモジュール6)に組み込むようにした。
これにより、燃料供給ポンプと燃料移送ポンプの電動駆動部が一モジュールとしてタンク容器内にまとまって配置され、両ポンプの電気配線が近接した位置から引き出されることになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞍型燃料タンクの燃料供給装置において、前記燃料移送ポンプを、前記ポンプモジュールに組み込まれる電動駆動部(例えば、後述の実施形態における駆動ポンプ8a)と、この電動駆動部の動力で圧送された燃料の流れを利用してポンプ作用を得るジェットポンプ機構部(例えば、後述の実施形態における第1ジェットポンプ15)とを備え、燃料移送は前記ジェットポンプ機構部で行うようにした。
これにより、サブタンク内の燃料はジェットポンプの作用によって効率に良くメインタンクに移送される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の鞍型燃料タンクの燃料供給装置において、前記ジェットポンプ機構部を、前記燃料移送ポンプの電動駆動部とともに前記ポンプモジュールに組み込むようにした。
これにより、燃料移送ポンプの電動駆動部とジェットポンプ機構部が燃料供給ポンプと一モジュールとして一体化され、タンク容器内にまとまって配置される。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の鞍型燃料タンクの燃料供給装置において、前記ジェットポンプ機構部を、前記サブタンク内に配置するようにした。
これにより、ジェットポンプ機構部のジェット流発生部とサブタンクからの吸い込み口が近接して配置されるようになる。
請求項1に記載の発明によれば、燃料供給ポンプと燃料移送ポンプの電動駆動部がポンプモジュールとして一体化されてタンク容器内に組み込まれるため、タンク容器内の構造が簡素化されるとともに、電気配線も一箇所から引き出されるようになる。したがって、この発明によれば、製造コストの低減を図ることが可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、サブタンク内の燃料をジェットポンプの作用によって効率良くメインタンクに移送することができるため、燃料移送ポンプの電動駆動部を小型化してポンプモジュール全体の小型化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、燃料移送ポンプの電動駆動部とジェットポンプ機構部が燃料供給ポンプと一モジュールとして一体化されるため、タンク内の構造をより簡素化することができるとともに、タンク内への各ポンプの組付けが容易になることから、さらなる製造コストの低減が可能になる。
請求項4に記載の発明によれば、ジェットポンプ機構部とサブタンクからの吸い込み口を近接して配置することが可能になるため、サブタンク内の燃料液面が一時的に吸い込み口よりも低下した場合にあっても、燃料移送ポンプの移送機能を液面復帰時に迅速に回復させることができる。
以下、この発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下で説明する各実施形態においては、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略するものとする。
最初に、図1に示す第1の実施形態について説明する。
図面において、1は、タンク容器の下部がメインタンク2とサブタンク3とに分離した鞍型燃料タンクであり、メインタンク2とサブタンク3の内部にはチャンバ4,5が設置されている。このチャンバ4,5は、メインタンク2とサブタンク3の各内部の燃料吸い上げ部に設置され、車両の傾斜等による吸い上げ部の液面低下を防止するように機能する。
最初に、図1に示す第1の実施形態について説明する。
図面において、1は、タンク容器の下部がメインタンク2とサブタンク3とに分離した鞍型燃料タンクであり、メインタンク2とサブタンク3の内部にはチャンバ4,5が設置されている。このチャンバ4,5は、メインタンク2とサブタンク3の各内部の燃料吸い上げ部に設置され、車両の傾斜等による吸い上げ部の液面低下を防止するように機能する。
メインタンク2は、その上壁にポンプモジュール6が吊り下げ支持されている。ポンプモジュール6は、メインタンク2からエンジン(図示せず)に燃料を送給するための電動式の燃料供給ポンプ7と、サブタンク3からメインタンク2に燃料を移送するための電動式の燃料移送ポンプ8の駆動ポンプ8a(電動駆動部)と、燃料移送ポンプ8の後述する第1ジェットポンプ15が一体に組み込まれている。
燃料供給ポンプ7は、ポンプ本体7a(電動駆動部)がモータ(図示せず)によって駆動され、サクションフィルター9を通してチャンバ4内の燃料を吸い上げ、プレッシャレギュレータ10によって圧力を調整して燃料供給配管11に吐出するようになっている。燃料供給配管11は図示しないエンジンの燃料噴射装置に接続され、燃料供給ポンプ7から吐出された燃料をエンジンの各気筒に供給するようになっている。なお、図中12は、燃料供給ポンプ7の吐出部に介装されたフィルターである。
プレッシャレギュレータ10は、燃料供給ポンプ7から吐出された燃料の圧力を設定圧に制御し、余剰燃料を戻し通路13を介してメインタンク2内のチャンバ4に戻すようになっている。この実施形態の場合、戻り配管13のチャンバ4との接続部にはジェットポンプ14が設けられている。このジェットポンプ14は、プレッシャレギュレータ10からチャンバ4内に戻される燃料の通路を絞り、チャンバ4の外側の燃料を、戻り燃料の流速を利用してチャンバ4内に吸い入れるようになっている。
一方、燃料移送ポンプ8は、モータ駆動される駆動ポンプ8aと、この駆動ポンプ8aから吐出された燃料を通路内の絞りで流速を高めてチャンバ4内に戻し、かつその際の流速を利用してサブタンク3のチャンバ5内の燃料をメインタンク2のチャンバ4内に吸い入れる第1ジェットポンプ15(ジェットポンプ機構部)と、駆動ポンプ8aから吐出された燃料をサブタンク3側のチャンバ5に圧送し、通路内の絞りで流速を高めその流速を利用してサブタンク3のチャンバ5の外側の燃料をチャンバ5内に吸い入れる第2ジェットポンプ16と、を備えている。
具体的には、駆動ポンプ8aの吸入側にはサクションフィルター17が設けられ、駆動ポンプ8aの吐出側には、第1ジェットポンプ15に接続される主通路18と、この主通路18から分岐して第2ジェットポンプ16に接続される分岐通路19が設けられている。第1ジェットポンプ15には、主通路18から供給された燃料をメインタンク2のチャンバ4に戻す戻し通路20と、サブタンク3のチャンバ5内の燃料を吸い上げる吸い上げ通路21が接続されており、主通路18と戻し通路20の間のジェット流発生部の絞りで燃料の流速を高め、その燃料の流速を利用して吸い上げ通路21からサブタンク3側のチャンバ5内の燃料をメインタンク2側のチャンバ4に移送するようになっている。第2ジェットポンプ16は、サブタンク3側のチャンバ5の外壁下端に設けられたジェット流発生部の絞りで、分岐通路19を通して駆動ポンプ8aからサブタンク3側のチャンバ5に圧送される燃料の流速を高め、その圧送燃料の流速を利用してチャンバ5の外側の燃料をチャンバ5内に吸い入れるようになっている。なお、図中22は、吸い上げ通路21のチャンバ5側の端部に設けられたサクションフィルターである。
この実施形態の場合、ポンプモジュール6は、燃料供給ポンプ7のポンプ本体7aとフィルター12、プレッシャレギュレータ10等と、燃料移送ポンプ8の駆動ポンプ8aと第1ジェットポンプ15が一体モジュールとして組み付けられている。
以上の構成において、車両のイグニッションスイッチがオンにされると、燃料供給ポンプ7のポンプ本体7aと燃料移送ポンプ8の駆動ポンプ8aが駆動され、エンジンにはメインタンク2のチャンバ4内の燃料が燃料供給ポンプ7によって汲み上げらて供給される。そして、このとき燃料供給配管11内の燃料圧がプレッシャレギュレータ10によって調圧され、余剰分の燃料がチャンバ4内に戻されると同時にジェットポンプ14を機能させてチャンバ4外の燃料がチャンバ4内に吸い入れられる。このため、チャンバ4内の燃料の液面は、メインタンク2の一般部の液面よりも常に高く維持される。
また、燃料移送ポンプ8の駆動ポンプ8aが駆動されると、第1,第2ジェットポンプ15,16が機能し、サブタンク3側のチャンバ5内の燃料が吸い上げ通路21と戻し通路20を介してメインタンク2側のチャンバ4に送給されるとともに、サブタンク3側のチャンバ5の外側の燃料がチャンバ5内に吸い入れられる。これにより、チャンバ5内の燃料の液面がサブタンク3の一般部の液面よりも常に高く維持されるとともに、サブタンク3内の燃料が長期に亙って停滞することがなくなり、燃料の劣化が防止される。
そして、この燃料供給装置においては、燃料移送ポンプ8の駆動ポンプ8aがポンプモジュール6として燃料供給ポンプ7と一体化されているため、サブタンク3側の内部構造が簡素化されるとともに、駆動用モータの電気配線をメインタンク2側の一箇所から引き出すことが可能になる。したがって、この燃料供給装置を採用した場合には、タンク容器内の構造と電気配線が簡素化されることから、製造コストを低減することが可能になる。
また、この実施形態においては、サブタンク3からメインタンク2に燃料を移送する燃料移送ポンプ8として第1ジェットポンプ15を用いるようにしているため、サブタンク3内の燃料を効率良くメインタンク2に送給することができる。このため、この実施形態の燃料供給装置の場合、駆動ポンプ8aとして大吐出容量のものを用いる必要がなく、ポンプモジュール6の小型化と低電力化を図ることができる。
さらに、この実施形態の場合、燃料移送ポンプ8の駆動ポンプ8aだけでなく第1ジェットポンプ15もポンプモジュール6に一体に組み込まれているため、鞍型燃料タンク1の構造、特に、サブタンク3側の構造をさらに簡素化することができるうえ、タンク内への各ポンプ7,8の組付けが容易になることから、製造コストのさらなる低減が可能になる。
図2は、この発明にかかる燃料供給装置を採用する第2の実施形態の鞍型燃料タンク101を示すものである。
この実施形態の燃料供給装置は、サブタンク3からメインタンク2に燃料を移送する燃料移送ポンプ108としてジェットポンプを用いず、駆動ポンプ108aによって直接サブタンク3のチャンバ5からメインタンク2のチャンバ4に燃料を送給するようになっている。つまり、駆動ポンプ108aの吸入通路30はサブタンク3に連通し、吐出側の主通路18はオリフィス31を介して戻し通路20に連通し、主通路18のオリフィス31よりも上流側に分岐通路19が接続されている。この分岐通路19は第1の実施形態と同様にジェットポンプ16を介してサブタンク3のチャンバ5に接続されている。したがって、この実施形態の場合、ポンプモジュール106には、第1の実施形態のようなジェットポンプは存在しない。
この実施形態の燃料供給装置は、サブタンク3からメインタンク2に燃料を移送する燃料移送ポンプ108としてジェットポンプを用いず、駆動ポンプ108aによって直接サブタンク3のチャンバ5からメインタンク2のチャンバ4に燃料を送給するようになっている。つまり、駆動ポンプ108aの吸入通路30はサブタンク3に連通し、吐出側の主通路18はオリフィス31を介して戻し通路20に連通し、主通路18のオリフィス31よりも上流側に分岐通路19が接続されている。この分岐通路19は第1の実施形態と同様にジェットポンプ16を介してサブタンク3のチャンバ5に接続されている。したがって、この実施形態の場合、ポンプモジュール106には、第1の実施形態のようなジェットポンプは存在しない。
この実施形態の燃料供給装置においては、基本的に第1の実施形態とほぼ同様の作用や効果を得ることができるが、駆動ポンプ108aによって直接サブタンク3のチャンバ5からメインタンク2のチャンバ4に燃料を送給する構造を採用しているため、ジェットポンプ機構部を持たない分ポンプモジュール106を小型化できるという利点がある。
また、図3は、この発明にかかる燃料供給装置を採用する第3の実施形態の鞍型燃料タンク201を示すものである。
この実施形態の燃料供給装置は、サブタンク3の容積が小さく、サブタンク3内にチャンバが配置されていない鞍型燃料タンク201に適用されるものであり、第2の実施形態と同様に駆動ポンプ208aでサブタンク3からメインタンク2に直接燃料を移送する燃料移送ポンプ208が採用されている。この実施形態の鞍型燃料タンク201の場合、サブタンク側にチャンバが存在しないため、燃料移送ポンプ208の吐出側には分岐通路やジェットポンプが存在せず、メインタンク2のチャンバ4に連なる戻し通路20のみが接続されている。
この実施形態の燃料供給装置は、サブタンク3の容積が小さく、サブタンク3内にチャンバが配置されていない鞍型燃料タンク201に適用されるものであり、第2の実施形態と同様に駆動ポンプ208aでサブタンク3からメインタンク2に直接燃料を移送する燃料移送ポンプ208が採用されている。この実施形態の鞍型燃料タンク201の場合、サブタンク側にチャンバが存在しないため、燃料移送ポンプ208の吐出側には分岐通路やジェットポンプが存在せず、メインタンク2のチャンバ4に連なる戻し通路20のみが接続されている。
この実施形態の燃料供給装置の場合、分岐通路やジェットポンプが不要であるため、ポンプモジュール206の構造をさらに簡素化できるとともに、サブタンク3の内部の構造をさらに簡素化することができる。したがって、この実施形態の場合、より低コストでの製造が可能になる。
また、この実施形態の燃料供給装置の場合、第1の実施形態のものに対しサブタンク3側のチャンバやジェットポンプが省略されているため、チャンバ等の大型部品をタンク内に配置するための開口を、メインタンク2の上壁だけに形成すれば良くなり、サブタンク3の上壁に形成する必要が無くなる。したがって、この実施形態の装置によれば、鞍型燃料タンク201の上壁に設置する開口の数が減ることから、開口の隙間を通した燃料の透過の可能性が少なくなり、大気汚染の防止上有利となる。
図4は、この発明にかかる燃料供給装置を採用する第4の実施形態の鞍型燃料タンク301を示すものである。
この実施形態の燃料供給装置は、第1の実施形態と同様にサブタンク3内にチャンバ5が配置されるとともに、燃料移送ポンプ308に第1,第2ジェットポンプ315,316が用いられているが、第1,第2ジェットポンプ315,316の配置と、これらの配管が第1の実施形態のものと異なっている。
この実施形態の燃料供給装置は、第1の実施形態と同様にサブタンク3内にチャンバ5が配置されるとともに、燃料移送ポンプ308に第1,第2ジェットポンプ315,316が用いられているが、第1,第2ジェットポンプ315,316の配置と、これらの配管が第1の実施形態のものと異なっている。
この燃料供給装置の場合、第1,第2ジェットポンプ315,316がいずれもサブタンク3側のチャンバ5内に配置され、駆動ポンプ308と第1ジェットポンプ315を接続する主通路318がサブタンク3側のチャンバ5内まで延びており、第1ジェットポンプ315から燃料をメインタンク2側のチャンバ4に供給する戻し通路320は、サブタンク3側のチャンバ5からメインタンク2側のチャンバ4に向かって延びている。分岐通路319は、サブタンク3側のチャンバ5内において主通路318から分岐し、チャンバ5内に配置された第2ジェットポンプ316に接続されている。そして、第1ジェットポンプ315のジェット流発生部に接続される吸い上げ通路321はサブタンク3側のチャンバ5内に開口し、第2ジェットポンプ316のジェット流発生部に接続される吸い上げ通路325はチャンバ5を貫通してサブタンク3内のチャンバ5の外部の空間に開口している。
この実施形態の場合、ポンプモジュール306は、燃料供給ポンプ7と、燃料移送ポンプ8の駆動ポンプ8a(電動駆動部)が一体化されて構成されている。
この実施形態の場合、ポンプモジュール306は、燃料供給ポンプ7と、燃料移送ポンプ8の駆動ポンプ8a(電動駆動部)が一体化されて構成されている。
この実施形態の燃料供給装置は、第1,第2ジェットポンプ315,316の配置こそ第1の実施形態と異なるものの、各ジェットポンプ315,316は、第1の実施形態と同様にサブタンク3側のチャンバ5からメインタンク2側のチャンバ4への燃料送給と、サブタンク3のチャンバ5の外部から内部への燃料送給を行うことができる。
ただし、この実施形態の場合、第1ジェットポンプ315と吸い込み口(サクションフィルター22)が近く、吸い上げ通路321が短く設定されているため、サブタンク3側のチャンバ5内の液面が一時的に吸い込み口(サクションフィルター22)よりも低下した場合においても、第1ジェットポンプ315の燃料移送機能を迅速に回復させることができる。
ただし、この実施形態の場合、第1ジェットポンプ315と吸い込み口(サクションフィルター22)が近く、吸い上げ通路321が短く設定されているため、サブタンク3側のチャンバ5内の液面が一時的に吸い込み口(サクションフィルター22)よりも低下した場合においても、第1ジェットポンプ315の燃料移送機能を迅速に回復させることができる。
なお、この発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
1,101,201,301…鞍型燃料タンク
2…メインタンク
3…サブタンク
6,106,206…ポンプモジュール
7…燃料供給ポンプ
7a…ポンプ本体(電動駆動部)
8,108,208…燃料移送ポンプ
8a,108a,208a…駆動ポンプ(電動駆動部)
15,315…第1ジェットポンプ(ジェットポンプ機構部)
2…メインタンク
3…サブタンク
6,106,206…ポンプモジュール
7…燃料供給ポンプ
7a…ポンプ本体(電動駆動部)
8,108,208…燃料移送ポンプ
8a,108a,208a…駆動ポンプ(電動駆動部)
15,315…第1ジェットポンプ(ジェットポンプ機構部)
Claims (4)
- タンク容器の下部がメインタンクとサブタンクとに分離した鞍型燃料タンクに用いられ、メインタンク内の燃料をエンジンに送給する電動式の燃料供給ポンプと、サブタンク内の燃料を前記メインタンクに移送する電動式の燃料移送ポンプと、を備えた鞍型燃料タンクの燃料供給装置において、
前記燃料供給ポンプと燃料移送ポンプの電動駆動部を一つのポンプモジュールに組み込んだことを特徴とする鞍型燃料タンクの燃料供給装置。 - 前記燃料移送ポンプは、前記ポンプモジュールに組み込まれる電動駆動部と、この電動駆動部の動力で圧送された燃料の流れを利用してポンプ作用を得るジェットポンプ機構部とを備え、燃料移送は前記ジェットポンプ機構部で行うことを特徴とする請求項1に記載の鞍型燃料タンクの燃料供給装置。
- 前記ジェットポンプ機構部を、前記燃料移送ポンプの電動駆動部とともに前記ポンプモジュールに組み込んだことを特徴とする請求項2に記載の鞍型燃料タンクの燃料供給装置。
- 前記ジェットポンプ機構部を、前記サブタンク内に配置したことを特徴とする請求項2に記載の鞍型燃料タンクの燃料供給装置。
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DE102018124095A1 (de) | 2017-10-26 | 2019-05-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Kraftstofftank |
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2006
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DE102018124095A1 (de) | 2017-10-26 | 2019-05-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Kraftstofftank |
US11078873B2 (en) | 2017-10-26 | 2021-08-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel tank |
DE102018124095B4 (de) | 2017-10-26 | 2022-09-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Kraftstofftank |
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