JP2010151030A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成部品点数の低減と共に、装置信頼性の向上を図る、
【解決手段】車両の燃料供給装置を構成する燃料タンク1は、その一面に開口部3が形成されると共に、開口部3を閉鎖するフランジ4が取り付けられており、かかるフランジ4には、ジェットポンプ11が一体形成されており、その主流入口14aと副流入口14cが燃料タンク1の外部に、流出口14bが燃料タンク1内部に、それぞれ位置するよう形成されてなり、主流入口14aから戻り燃料を注入することにより生ずるベンチュリー作用によって副流入口14cから、外部からの燃料等の吸入を可能としたものとなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関へ供給される燃料の供給装置に係り、特に、構成の簡素化、信頼性の向上等を図ったものに関する。
ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等による内燃機関においては、それぞれの使用形態等を考慮して、種々の構成の燃料供給装置が提案、開発され、また、現実の使用に供されている。
図8には、ガソリンエンジンを用いた車両装置等において用いられる燃料供給装置の一構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ、この従来装置の構成ついて説明する。
この図8に示された燃料供給装置は、燃料が貯蔵される燃料タンク51を有し、この燃料タンク51内には、インジェクタ52へ燃料を送出するための供給ポンプ53と、供給ポンプ53から送出される燃料の濾過のためのフィルタ54が設けられている。
そして、フィルタ54とインジェクタ52が配管55によって接続されると共に、この配管55は、燃料タンク51内で適宜な部位から分岐され、その分岐部分には、プレッシャーレギュレータ56が接続されており、一定圧での供給ポンプ53によるインジェクタ52への燃料供給を可能とする一方、この一定圧を超える場合には、プレッシャーレギュレータ56を介して燃料タンク51へ燃料が戻されるようになっている。
このプレッシャーレギュレータ56の出口側には、ジェットポンプ57が設けられており、上述の戻し燃料によって生ずる負圧によって、インテークマニホールド58におけるインジェクタ52の上流側の大気が吸入されるように構成されたものとなっている。なお、大気の吸入が行われるジェットポンプ57の吸入口とインテークマニホールド58との間は、吸気配管59が設けられており、その途中には、ジェットポンプ57側からチェックバルブ60及び制御弁61が順に設けられたものとなっている。
このような構成は、例えば、特許文献1等に既に開示されているものである。
特開2004−293296号公報(第4−9頁、図1−図9)
しかしながら、上述の従来装置にあっては、燃料タンク51内にジェットポンプ57と共に、プレッシャーレギュレータ56やチェックバルブ60が収納される構成であるため、燃料タンク51内におけるこれらの取り付け作業を必要とするために、装置の組み立て作業に手間を要するだけでなく、ジェットポンプ57とプレッシャーレギュレータ56との間や、ジェットポンプ57とチェックバルブ60との間は、ホースで接続する構成が採られるため、構成部品点数の増加を招き、装置の高価格化、信頼性の低下を招くという問題があった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、構成部品点数の低減による装置価格の低価格化、信頼性の向上を図ることのできる燃料供給装置を提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る燃料供給装置は、
車両装置の内燃機関に対して燃料タンクに貯留された燃料を供給可能に構成されてなる燃料供給装置であって、
前記燃料タンクは、その一面に開口部が形成され、当該開口部を閉鎖する蓋体部材を具備してなり、前記蓋体部材には、ジェットポンプが一体形成されてなるものである。
かかる構成においては、例えば、ジェットポンプは、主流入口と副流入口が前記燃料タンクの外部に、流出口が燃料タンク内部に、それぞれ位置するよう形成されてなるものが好適である。
本発明によれば、ジェットポンプを燃料タンクのフランジに一体に設けたので、燃料タンク内に設ける従来装置に比して、フランジとジェットポンプの間を接続するホースやその留め具等が必要となくなるので、構成部品点数の低減と共に装置の低価格化、信頼性及び耐久性の向上を図ることができるという効果を奏するものである。
また、従来と異なり、燃料タンク内へのジェットポンプの配設作業が不要となるので、製造工程における作業時間の短縮が図れ、ひいては装置の低価格化に寄与することができる。
また、構成部品点数の低減により装置の小型化が可能となり、特に、燃料タンク内にジェットポンプを収納する必要がないので、燃料タンクの高さを低くでき、装置設計における自由度を増すため、装置設計が従来に比して容易となり、設計コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図7を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における燃料供給装置の第1の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
本発明は、燃料供給装置における燃料タンクへのジェットポンプの取り付け構造に関するものであり、そのため、図1においては、燃料供給装置を構成する主要部としての燃料タンク1の部分が示されたものとなっている。
以下、具体的に説明すれば、まず、図1に示された燃料供給装置は、例えば、図8に示されたような構成を有するガソリンエンジンの燃料供給装置に適用するのに適するものである。
すなわち、燃料タンク1は、図示されない内燃機関、具体的には、例えば、ガソリンエンジンに用いられる燃料2が貯留されるもので、その頂部側となる面には、適宜な大きさの開口部3が形成れている。
この開口部3には、蓋体部材としてのフランジ4が開口部3を閉鎖するように取着されたものとなっている。なお、フランジ4の取着は、その周縁を燃料タンク1の開口部3周縁にねじ止めする方法が一般的であるが、勿論、これに限定される必要はなく、圧入やかしめ等の他の方法であっても勿論良いものである。
本発明の実施の形態におけるフランジ4は、ジェットポンプ11が一体に形成されており、開口部3を閉鎖するためだけのものではなく、ジェットポンプ11を燃料タンク1の開口部3に支持、保持する機能を果たすものとなっている。
一体形成の方法としては、例えば、樹脂成形などが好適である。
ジェットポンプ11自体は、本発明特有のものではなく、公知・周知の構成を有してなるものである。
すなわち、ジェットポンプ11は、中空円柱状に形成された主管12aと、この主管12aに後述するように連通せしめられて設けられた枝管12bとに大別されてなるものである。
主管12aには、その軸方向において適宜な位置にオリフィス13が設けられ、このオリフィス13の開口断面積が大きい側に位置する主管12aの開口端が主流入口14aとされ、他端側が流出口14bとされると共に、流出口14b側のオリフィス13の近傍において枝管12bが主管12aに連通せしめられて設けられ、枝管12bの外部への開口端が副流入口14cとなっているものである。
そして、主流入口14aから流入した液体、すなわち、本発明の実施の形態においては、戻り燃料がオリフィス13を通過して流出口14bから吐出することによりオリフィス13の出口側近傍で生ずるベンチュリー作用によって、枝管12bにおける外部からの液体等の吸入が生ずるものとなっている。
しかして、本発明の実施の形態におけるジェットポンプ11は、主流入口14aと副流入口14cが、燃料タンク1の外部に位置する一方、流出口14bが燃料タンク1内部に位置するように、フランジ4に一体形成されたものとなっている。
図1に示された構成例においては、図示されないインジェクタへ燃料タンク1内の燃料を吸い上げて供給する供給ポンプ(図1においては「F.P.」と表記)5が燃料タンク1内に配設されたものとなっている。
そして、供給ポンプ5には、フランジ4を貫通する供給配管6が接続されており、かかる供給配管6の他端は、図示されないインジェクタへ接続されるものとなっている。
この供給配管6は、フランジ4付近で分岐されて分岐部6aが形成されており、かかる分岐部6aとジェットポンプ11の主流入口14aとの間には、プレッシャーレギュレータ7が設けられており、供給ポンプ5からインジェクタ(図示せず)への燃料供給を一定圧で可能とする一方、一定圧を超える場合には、プレッシャーレギュレータ7の出口側からジェットポンプ11の主流入口14aへ燃料が戻されるようになっている。
そして、本発明の実施の形態において、副流入口14cは、図示されない配管を介して、例えば、インテークマニホールド(図示せず)におけるインジェクタ(図示せず)の上流側と連通せしめられたものとすると好適である。
すなわち、かかる構成においては、プレッシャーレギュレータ7により燃料がジェットポンプ11の主流入口14aへ戻されると、燃料はジェットポンプ11の流出口14bから排出されて燃料タンク1へ還流されることとなるが、この際、枝管12bを介して、インテークマニホールド(図示せず)におけるインジェクタ(図示せず)の上流側の大気が吸入されることとなる。
なお、枝管12bは、上述のように大気吸入に用いる場合に限られず、例えば、燃料タンク1の他に、燃料を貯留する二次燃料タンク(図示せず)が設けられる車両構成にあっては、その二次燃料タンクから燃料タンク1への燃料の移送に用いたり、ベントチューブ(図示せず)に接続して、外部からの燃料タンク1への燃料の移送に用いるようにしても好適である。
次に、第2の構成例について、図2を参照しつつ説明する。
なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第2の構成例は、ジェットポンプ11の主流入口14aと副流入口14cが燃料タンク1の外部に、流出口14bが燃料タンク1内に、それぞれ位置するように設けられた点は、図1に示された構成と同一であるが、フランジ4にプレッシャーレギュレータ7が取り付けられていない点、及び、燃料タンク1内に供給ポンプ5(図1参照)が設けられていない点が、図1に示された構成と異なるものである。
かかる構成は、例えば、ディーゼル燃料を用いるコモンレール式燃料噴射装置などに適するものである。
すなわち、供給配管6は、燃料タンク1内の適宜な位置、好ましくは、底部付近に一方の開口端6bが位置するように設けられたものとなっている。
一方、燃料タンク1の外部に位置する供給配管6の他端側は、図示されない低圧ポンプに接続される。
ここで、供給配管6が接続される低圧ポンプ(図示せず)は、ディーゼルエンジンのコモンレール式燃料噴射装置において、燃料を加圧してコモンレール(図示せず)へ圧送するための高圧ポンプへ、燃料タンク1の燃料を吸い上げて供給する機能を果たすものである。なお、このようなコモンレール式燃料噴射装置の構成は、例えば、特開2002−13453号公報等に既に開示されているものである。
そして、この場合、ジェットポンプ11の主流入口14aには、図示されない燃料戻し配管を接続するのが好適である。ここで、燃料戻し配管(図示せず)は、コモンレール式燃料噴射装置において、コモンレール(図示せず)及び各インジェクタ(図示せず)から戻される燃料を燃料タンク1へ戻すために設けられる配管である。
一方、副流入口14cは、この場合、燃料タンク1とは別個に設けられた二次燃料タンクが設けられる場合には、その二次燃料タンクへ接続するか、又は、ベントチューブ(図示せず)に接続して、外部から燃料タンク1への燃料の移送に用いるようにすると好適である。
次に、第3の構成例について、図3及び図4を参照しつつ説明する。
なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第3の構成例においては、ジェットポンプ11の主流入口14aは、供給配管6の分岐部6aに接続されたものとなっている。なお、この主流入口14aと分岐部6aとの接続部分は、フランジ4に一体に形成しても、別体に形成しても、いずれでも良い。
そして、供給配管6は、燃料タンク1の外で、図示されないプレッシャーレギュレータ7に接続されるものとなっている。
かかる構成において、枝管12bは、例えば、フィラーチューブ(図示せず)に残留する燃料の吸い出しに用いられるものとなっている。
ここで、図4を参照すつつフィラーチューブに残留する燃料の吸い出しについて説明する。
例えば、乗用車21などにおいて、車体サイズ等の関係でドライブシャフト(図示せず)と燃料タンク1との配置上の衝突を回避する等の観点から、前輪22aと後輪22bとの間の適宜な位置に燃料タンク1が配設される場合がある(図4参照)。
一方、燃料注入口23は、燃料タンク1の配置に関わらず、一般的に後輪付近に設けられることが多い(図4参照)。
このように燃料タンク1が前輪22aと後輪22bの間に配設される場合、燃料注入口23と燃料タンク1を接続するフィラーチューブ24は、燃料タンク1が後輪22bよりも車体後部側に配される場合に比して、比較的長目となるが、車内の部品配設スペースの制限等のために、フィラーチューブ24を燃料注入口23と燃料タンク1との間で燃料が燃料タンク1へ流れ込み易いように適度な勾配を以て直線的に配置することは殆ど実現困難な状況にある。
図4に示されたフィラーチューブ24の配設は、あくまでも概念的なものを示すだけであり、実際の配設状態を示すものではないが、上述のような理由から、フィラーチューブ24の一部は、配置の際の勾配などのため、通過する燃料の量が少ない場合などに若干の燃料が内部に留まってしまうような配置状態となることがある。
このようなフィラーチューブ24の一部分に停滞する燃料を吸い出して燃料タンク1へ戻すため、フィラーチューブ24の燃料が停滞しやすい部位に副フィラーチューブ25が接続される構成とされる場合がある(図4参照)。
なお、図4に示された副フィラーチューブ25のフィラーチューブ24への接続位置は、実際の具体的な位置を示すものではなく、あくまでも概念を示したものである。
そして、かかる副フィラーチューブ25が設けられる場合、フィラーチューブ24に接続された端部と反対側の端部は、ジェットポンプ11の枝管12bに接続され、ジェットポンプ11のベンチュリー作用によって、フィラーチューブ24内に停滞した燃料を、副フィラーチューブ25及び枝管12bを介して燃料タンク1へ回収することが可能となる。
次に、第4の構成例について、図5を参照しつつ説明する。
なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この第4の構成例は、燃料タンク1内にサブタンク31が設けられた構成における例である。
まず、車両の燃料供給装置にあっては、燃料タンク1内の燃料の量によっては、車両の傾きにより燃料タンク1内の燃料2が一部分に偏り、供給配管6の燃料タンク1内に位置する部位が燃料に浸されなくなり、供給配管6を介しての燃料2の外部への供給ができなくなる可能性がある。
サブタンク31は、上述のような事態を回避する観点から設けられるもので、後述するようにサブタンク31内が常に燃料で満たされるようにして、供給配管6の端部をサブタンク31内において燃料2中に位置せしめて燃料供給が枯渇することがないようにしたものである。
すなわち、まず、以下の説明においては、説明の便宜上、フランジ4に設けられたジェットポンプを「第1のジェットポンプ11」と称し、後述するようにサブタンク31に設けられたジェットポンプを「第2のジェットポンプ32」と称することとする。
フランジ4に設けられた第1のジェットポンプ11は、主流入口14aと副流入口14cが燃料タンク1の外部に、流出口14bが燃料タンク1内に、それぞれ位置するようフランジ4に一体形成されて設けられている点は、例えば、図2に示された構成例と同一であるが、第2のジェットポンプ32の主流入口35aが、第1のジェットポンプ11の主流入口14aとオリフィス13との間の適宜な位置に接続された構成となっている点が異なるものである。
第2のジェットポンプ32は、サブタンク31の底部に次述するように設けられたものとなっている。
すなわち、まず、第2のジェットポンプ32の主流入口35aは、上述したように第1のジェットポンプ11まで延設されると共に、第1のジェットポンプ11の主流入口14aとオリフィス13との間に連通するように接続されたものとなっている。
そして、第2のジェットポンプ32は、副流入口35cがサブタンク31の底部に開口する一方、流出口35bはサブタンク31内に位置するようにように、サブタンク31の底部に取り付けられたものとなっている。
なお、サブタンク31は、その底部と燃料タンク1の底部との間に、適宜な間隔が生じて燃料2が流通可能となるよう燃料タンク1内に配設されている。
かかる構成においては、第1のジェットポンプ11の主流入口14aに外部から例えば戻し燃料が流入すると、その一部は第1のジェットポンプ11のオリフィス13を通過して流出口14bから吐出する一方、残りの戻し燃料は、第2のジェットポンプ32の主流入口35aへ流入して、第2のジェットポンプ32のオリフィス34を通過して流出口35bから吐出することとなる。
かかる第2のジェットポンプ32の流出口35bからの燃料の吐出によって、副流入口35cからは、サブタンク31の底部と燃料タンク1の底部の間の燃料が吸い込まれて、サブタンク31内に貯留されることとなる。
このようにして、燃料タンク1よりも小さいサブタンク31には、第2のジェットポンプ32によって燃料が適宜補充されて、サブタンク31内に位置する供給配管6の開口端6bが燃料に浸されるようにして、従来と異なり、車両が傾いたことで供給配管6の端部近傍の燃料が他の部位へ移動して無くなるようなことが回避できるようになっている。
図6には、図5に示された構成例を具体化した例が示されており、以下、同図について説明する。なお、図5に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
燃料タンク1の開口部3の周縁部分は、外側へ折り返されるようにして開口フランジ41が形成されたものとなっている。
一方、フランジ4には、燃料タンク1の内部に臨む面に、開口部3の周縁部分の形状、例えば、矩形状等の形状に沿うように隔壁42が立設されたものとなっている。
そして、フランジ4は、隔壁42が燃料タンク1内に位置するようにして開口部3を覆うように取り付けられるものとなっている。
すなわち、フランジ4と開口フランジ41との間には、Oリング43が設けられる一方、フランジ4に載置されるように設けられた押さえ板44が開口フランジ41にねじ止めされることにより、フランジ4は、押さえ板44と開口フランジ41との間に挟持されるようにして、開口部3を閉鎖するものとなっている。
また、第1のジェットポンプ11は、主流入口14aからオリフィス13の直前に至るまでの部位イが、フランジ4とほぼ平行となるように形成される一方、オリフィス13部分から流出口14bへ至る部位ロが、先の部位イに直交するようにしてフランジ4へ向かうように形成されており、流出口14bの手前の適宜な部位がフランジ4と一体となっている。
また、第1のジェットポンプ11の主流入口14aとオリフィス13との間の部位イの適宜な位置においては、第2のジェットポンプ主流入口用分岐管45が部位イに対して直交するようにしてフランジ4方向へ突出形成され、適宜な位置でフランジ4と一体とされており、第2のジェットポンプ主流入口用分岐管45が部位イに連通する部分は、第2のジェットポンプ32の主流入口35aとなっている。
また、第2のジェットポンプ主流入口用分岐管45の他端側の開口端45aは、部位イと反対側、換言すれば、燃料タンク1内に位置するように設けられたものとなっている。
さらに、第1のジェットポンプ11においては、オリフィス13の出口近傍から部位ロに対して直交するように枝管12bが突出形成されている。
この図6に示された例においては、第2のジェットポンプ32は、主流入口35aとオリフィス34との間の一部が、例えば、樹脂製のホースなど可撓性の中空接続部材46を用いて構成されたものとなっている。
すなわち、サブタンク31の底部31aには、第2のジェットポンプ32の副流入口35cが開口されて設けられると共に、オリフィス34がサブタンク31と一体形成されて設けられている。そして、オリフィス34の入口側には、サブタンク31の底部31aにへ平行するようにして接続部34aが延設されており、この接続部34aと先の第2のジェットポンプ主流入口用分岐管45の開口端45aとの間は、中空接続歩合46を用いて接続されたものとなっている。なお、図6においては、中空接続部材46の接続部分については、図を簡潔として理解を容易とする観点から、模式的に表したものとなっており、具体的な接続状態については図示を省略してある。
かかる構成において、第1のジェットポンプ11のオリフィス13は、他の部位と一体形成されたものとして説明したが、必ずしも一体形成されたものである必要はない。すなわち、オリフィス13部分のみ別体に製造し、それを圧入等の方法によって第1のジェットポンプ11内に設けるようにしても良い。
オリフィス13は、他の部位に比して高い仕上がり寸法精度が要求されるため、上述のようにオリフィス13を別体で製造する場合には、製造過程における仕上がり寸法精度の管理が容易となり、所望する高い仕上がり精度のオリフィス13を得ることができるという利点がある。
次に、第5の構成例について、図7を参照しつつ説明する。
なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この構成例は、車体内の部品配置における制約等から燃料タンク1の底部に、燃料タンク1内に突出するように丘状部47が形成されたものとなっており、かかる丘状部47によって、燃料タンク1の底部が2分されたものに適するものである。なお、説明の便宜上、丘状部47によって2分された燃料タンク1内の一方の空間を符号48aで、他方を符号48bで、それぞれ区別するものとする。
すなわち、このような場合、例えば、図示を省略しているが図2に示された供給配管6の開口端6bが、丘状部47で2分された燃料タンク1内の一方の側48aに位置する場合、燃料タンク1内の燃料の量が丘状部47の頂部よりも低下した位置となると、他方の側48bの燃料は供給配管6を介して外部へ供給することができなくなる。
このような不都合を回避するため、この構成例においては、第1のジェットポンプ11の副流入口14cが燃料タンク1内の他方の側48bの底部近傍に位置せしめられたものとなっている。
したがって、燃料タンク1内の他方の側48bの燃料は、第1のジェットポンプ11の作用によって副流入口14cから吸い込まれて、流出口14bから燃料タンク1内の一方の側48aへ移送され、外部への燃料供給に供されることとなる。
本発明の実施の形態における燃料供給装置を構成する燃料タンクにおけるジェットポンプの取り付け構造の第1の構成例を模式的に示す模式図である。 本発明の実施の形態における燃料供給装置を構成する燃料タンクにおけるジェットポンプの取り付け構造の第2の構成例を模式的に示す模式図である。 本発明の実施の形態における燃料供給装置を構成する燃料タンクにおけるジェットポンプの取り付け構造の第3の構成例を模式的に示す模式図である。 図3に示された第3の構成例が適用される車両における燃料タンクの配置例を模式的に示す模式図である。 本発明の実施の形態における燃料供給装置を構成する燃料タンクにおけるジェットポンプの取り付け構造の第4の構成例を模式的に示す模式図である。 図5に示された第4の構成例のより具体的な構成例を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態における燃料供給装置を構成する燃料タンクにおけるジェットポンプの取り付け構造の第5の構成例を模式的に示す模式図である。 従来のガソリンエンジンを用いた車両における燃料供給装置の一構成例を示す構成図である。
符号の説明
4…フランジ
11…ジェットポンプ
12a…主管
12b…副管
13…オリフィス
14a…主流入口
14b…流出口
14c…副流入口

Claims (5)

  1. 車両装置の内燃機関に対して燃料タンクに貯留された燃料を供給可能に構成されてなる燃料供給装置であって、
    前記燃料タンクは、その一面に開口部が形成され、当該開口部を閉鎖する蓋体部材を具備してなり、前記蓋体部材には、ジェットポンプが一体形成されてなることを特徴とする燃料供給装置。
  2. ジェットポンプは、主流入口と副流入口が前記燃料タンクの外部に、流出口が燃料タンク内部に、それぞれ位置するよう形成されてなることを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
  3. ジェットポンプは、主流入口が前記燃料タンクの外部に、副流入口と流出口が燃料タンク内部に、それぞれ位置するよう形成されてなることを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
  4. ジェットポンプの主流入口には、戻り燃料が流入せしめられることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の燃料供給装置。
  5. ジェットポンプのオリフィスは、ジェットポンプと別体に形成されてなるものであることを特徴とする請求項4記載の燃料供給装置。
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